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JP7614539B2 - エリア設計補助方法、エリア設計補助装置及びプログラム - Google Patents
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JP7614539B2 - エリア設計補助方法、エリア設計補助装置及びプログラム - Google Patents

エリア設計補助方法、エリア設計補助装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、エリア設計補助方法、エリア設計補助装置及びプログラムに関する。
無線通信の分野において、これまでの通信容量を超える大容量化が求められている。大容量の無線通信として、ミリ波帯などの高い周波数の電波が利用される無線通信が想定されている。
ミリ波帯の無線通信のエリア設計において、点群データを活用して無線局間に見通しがあるか否かを判定する手法を利用することができる(例えば、特許文献1及び非特許文献1)。特許文献1に記載の発明において、基地局装置と端末局装置間での第1フレネルゾーンを想定し、想定される第1フレネルゾーン内の複数の領域にある点群データを走査し検出する。その後、点群データが検出された領域を総和した面積と第1フレネルゾーン自体が構築する領域の面積の比率を算出し、算出された値を遮蔽率とする。これらの点群データを活用して無線局間の遮蔽率を求める手法は、ミリ波帯の無線基地局を設置する位置を決定するためにも使用することができる。
無線通信のエリア設計において、例えば、移動体である端末局が固定局である基地局と無線通信できる判定範囲をメッシュで区切ることが考えられる。例えば図8に示すように判定範囲を格子状のメッシュで区切ることが考えられる。例えば、基地局と各メッシュにあると想定される端末局間の遮蔽率が算出され、算出される遮蔽率を所定の閾値と比較することで、各メッシュと基地局との間に見通しがあるか否かが判定される。例えば図9において色付きで示されたメッシュが、見通しがあると判定されたメッシュである。
他方、特許文献1に示す方法は、点群データを収集する必要がある。点群データの収集には例えば、MMS(Mobile Mapping System)が使用される。図10は、MMSの走行軌跡と点群データを収集できる範囲を示す図である。図10には、点群データを収集することができる範囲が灰色で示されている。MMSは一般的に走行方向に対し直交する方向に測定用のレーダを照射し、同じ方向からの反射信号を受信することで点群データを収集する。MMSは走行方向に対し直角ではない角度方向に測定用のレーダを照射することで、直角となる左右方向に測定用のレーダを照射する場合と異なる範囲の点群データを収集することができる(例えば、特許文献2及び非特許文献2)。しかしながら、建物の壁面などに遮られる地点など、点群データを収集することができない地点は存在する。
特開2020-107955号公報 特開2017-156179号公報
NTTアクセスサービスシステム研究所,TsuKuBa年史,"ミリ波帯置局設計支援ツール",2019.https://www.rd.ntt/as/history/pdf/wireless/wi0212.pdf 和氣正樹,後藤隆,片山和典,"解説論文:MMS(モービルマッピングシステム)を用いた3D設備管理技術",電子情報通信学会,通信ソサイエティマガジン,No.45,夏号2018,p.39-45.https://www.jstage.jst.go.jp/article/bplus/12/1/12_39/_pdf
図11は、点群データが収集されていない範囲に基地局を設置した場合のエリア設計を示す図である。端末局があると想定されているメッシュと基地局の間に点群データが収集されていない範囲が含まれる場合、基地局とメッシュ間の遮蔽率を算出する際に、点群データが含まれていない部分があることから、算出される結果の信頼性が劣ることがある。
図12は、基地局と端末局とがともに点群データが収集された範囲に含まれていない場合のエリア設計を示す図である。この場合、基地局とメッシュ間には収集した点群データがほとんど又は全く存在しないため、算出される遮蔽率の意味がほとんどないことがある。そのため、点群データが収集できない場合に、適切に見通し判定が行えない場合がある。
本発明は、点群データが収集されていない範囲がある場合にも、見通し判定を行うことができるエリア設計補助方法、エリア設計補助装置及びプログラムを提供する。
本発明の一態様は、地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定ステップと、前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成ステップと、前記地図情報又は屋外設備情報に基づいて、基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成ステップと、前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを、前記地図情報を用いて判定する第1見通し判定ステップと、前記第1見通し判定ステップにより判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置から点群データを使用して見通しを判定する基地局の候補位置を抽出する基地局抽出ステップと、前記基地局抽出ステップにより抽出された基地局の候補位置と、前記第1見通し判定ステップにより見通しありと判定されたメッシュとの間の見通しを、前記地図情報に対応する地域における点群データを用いて判定する第2見通し判定ステップと、をコンピュータが実行するエリア設計補助方法である。
本発明の一態様は、地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定部と、前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成部と、基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成部と、前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを判定する第1見通し判定部と、前記第1見通し判定部により判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置を抽出する基地局抽出部と、前記基地局抽出部により抽出された基地局の候補位置を、前記地図情報に対応する地域における点群データにより判定する第2見通し判定部と、を備えるエリア設計補助装置である。
本発明の一態様は、コンピュータに、地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定ステップと、前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成ステップと、前記地図情報又は屋外設備情報に基づいて、基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成ステップと、前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを、前記地図情報を用いて判定する第1見通し判定ステップと、前記第1見通し判定ステップにより判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置から点群データを使用して見通しを判定する基地局の候補位置を抽出する基地局抽出ステップと、前記基地局抽出ステップにより抽出された基地局の候補位置と、前記第1見通し判定ステップにより見通しありと判定されたメッシュとの間の見通しを、前記地図情報に対応する地域における点群データを用いて判定する第2見通し判定ステップと、実行させるためのプログラムである。
本発明により、点群データが収集されていない範囲がある場合にも、見通し判定を行うことができる。
第1の実施形態に係るエリア設計補助装置1の構成を示す図である。 基地局の候補位置と当該候補位置における「見通しあり」と判定されたメッシュに付された番号を示す表の一例である。 地図判定装置2の動作を示すフローチャートである。 点群データ見通し判定部40により判定された結果の一例である。 点群判定装置3の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る地図判定装置2を示す図である。 第3の実施形態に係る点群判定装置3を示す図である。 格子状のメッシュで区切った判定範囲である。 通信可能であると判定されたメッシュを示す図である。 MMSの走行軌跡と点群データを収集できる範囲を示す図である。 点群データが収集されていない範囲に基地局を設置した場合のエリア設計を示す図である。 基地局と端末局とがともに点群データが収集された範囲に含まれていない場合のエリア設計を示す図である。
図1は第1の実施形態に係るエリア設計補助装置1の構成を示す図である。エリア設計補助装置1は、入力される地図情報などに基づいて通信エリアを設計することを補助する情報を提供する。
エリア設計補助装置1は、地図判定装置2及び点群判定装置3を備える。地図判定装置2は、入力される地図情報などに基づいて、所与の範囲の見通しを判定する。点群判定装置3は、地図判定装置2による判定結果に基づいて点群データを用いて所与の範囲の見通しを判定する。なお、地図判定装置2及び点群判定装置3は以下の説明の便宜上分けた装置であり、地図判定装置2及び点群判定装置3が1つの装置により実現されてもよい。
〈地図判定装置の処理〉
地図判定装置2は、地図情報取得部10、屋外設備情報取得部12、判定範囲決定部14、メッシュ作成部16、代表点決定部18、番号付与部20、基地局候補位置生成部22、見通し判定部24、判定結果出力部26を備える。
地図情報取得部10は、地図情報を取得する。地図情報は、例えば、地図上の建物の外郭に関する情報を含む。地図上の建物の外郭は、例えば地図上にある事務所、工場、住居などの壁面の形状である。地図情報は、2次元の地図に関する情報であってもよいし、3次元の地図に関する情報であってもよい。地図情報が3次元の地図に関する情報である場合、地図上の建物の高さに関する情報を含んでもよい。地図情報取得部10は、例えば利用者により入力された地図情報を取得する。
屋外設備情報取得部12は、屋外設備情報を取得する。屋外設備情報は、電柱や通信ケーブルなど屋外にある通信設備の場所に関する情報を含む。屋外設備情報取得部12は、例えば利用者により入力された屋外設備情報を取得する。
判定範囲決定部14は、地図情報により生成される地図上の判定範囲を決定する。判定範囲はエリア設計を行う範囲である。判定範囲は例えば、地図情報取得部10により取得された地図が表示された画面に利用者が見通しを判定したい場所を囲むことで指定され、指定された範囲に基づいて判定範囲決定部14により決定される。
メッシュ作成部16は、判定範囲決定部14により決定された判定範囲を区切るメッシュを作成する。メッシュ作成部16は、例えば予め定められた大きさのメッシュを使用して判定範囲を敷き詰めることで、判定範囲を区切るメッシュ群を作成する。なお、メッシュ作成部16は、例えば予め定められた数のメッシュの大きさを調整し、判定範囲を区切るメッシュ群を作成してもよい。
代表点決定部18は、メッシュごとに代表点を決定する。例えばメッシュが正方形である場合、代表点決定部18は、メッシュの中心を代表点と決定する。また、例えば地図が2次元のXY座標で表される場合、代表点決定部18は、メッシュに含まれる最も小さいX座標及びY座標を代表点と決定してもよい。
番号付与部20は、メッシュに番号を付与する。メッシュの番号は他のメッシュと区別するためのものであるため、番号ではなく例えば記号又は当該メッシュの代表点などであってもよい。
基地局候補位置生成部22は、基地局の候補位置を生成する。基地局の候補位置は、例えば屋外設備情報に基づく電柱の位置である。また、基地局の候補位置は例えば地図情報に基づく建物の高さのうち、一定値以上の高さを有する建物の位置であってもよい。
見通し判定部24は、基地局の候補位置とメッシュとの間の見通しを判定する。見通し判定部24は、例えば基地局の候補位置とメッシュの代表点とを線分で結び、線分が建物の外郭と交差する場合に当該基地局の候補位置と当該メッシュとの間を「見通しなし」と判定し、線分が建物の外郭と交差しない場合に「見通しあり」と判定する。地図情報取得部10が取得する地図情報が3次元の地図に関する情報である場合、見通し判定部24は、基地局の候補位置とメッシュの代表点の高さを考慮して、基地局の候補位置からメッシュへの見通しを判定してもよい。見通し判定部24は、第1見通し判定部の一例である。
判定結果出力部26は、見通し判定部24による判定結果を出力する。判定結果は例えば、基地局の候補位置により異なる地図であって、「見通しあり」と判定されたメッシュを着色した地図である。判定結果は例えば、基地局の候補位置と当該候補位置における「見通しあり」と判定されたメッシュに付された番号を示す表である(図2に表の例を示す)。個々の基地局の候補位置は番号にCをつけて、C1などと表す。個々の「見通しあり」と判定されたメッシュは、番号にMをつけてM1などと表す。
図3は、地図判定装置2の動作を示すフローチャートである。
地図情報取得部10は、地図情報を取得する(ステップS101)。屋外設備情報取得部12は、屋外設備情報を取得する(ステップS102)。判定範囲決定部14は判定範囲を決定する(ステップS103)。メッシュ作成部16は、メッシュを作成する(ステップS104)。代表点決定部18は、メッシュごとに代表点を決定する(ステップS105)。番号付与部20は、メッシュに番号を付与する(ステップS106)。基地局候補位置生成部22は、基地局の候補位置を生成する(ステップS107)。
見通し判定部24は、各基地局の候補位置に対してステップS109からステップS113を繰り返す(ステップS108)。見通し判定部24は、各メッシュに対してステップS110からステップS113を繰り返す(ステップS109)。見通し判定部24は、ステップS108及びステップS109により全ての基地局の候補位置から全てのメッシュに対する見通しを判定する。
見通し判定部24は、基地局の候補位置とメッシュとの間に線分を引く(ステップS110)。見通し判定部24は、線分と建物の外郭とが交差するか否かを判定する(ステップS111)。線分と建物の外郭とが交差する場合(ステップS111:YES)、見通し判定部24は、基地局の候補位置とメッシュ間を「見通しなし」と判定する(ステップS112)。線分と建物の外郭とが交差しない場合(ステップS111:NO)、見通し判定部24は、基地局の候補位置とメッシュ間を「見通しあり」と判定する(ステップS113)。その後、判定結果出力部26が判定結果を出力する(ステップS114)。
〈点群判定装置の処理〉
点群判定装置3は、点群データ取得部30、判定候補位置決定部32、基地局抽出方法決定部34、第1基地局抽出部36、第2基地局抽出部38、点群データ見通し判定部40、点群データ判定結果出力部42を備える。
点群データ取得部30は、MMSによる走行軌跡とMMSにより、地図情報取得部10により取得される地図情報に対応する地域において収集された点群データを取得する。地図情報に対応する地域とは、地図情報により作成される地図が示す現実の地域である。
判定候補位置決定部32は、判定を行う基地局の候補位置を決定する。判定候補位置決定部32は、例えば利用者による選択に基づいて判定を行う基地局の候補位置を決定する。
基地局抽出方法決定部34は、基地局の候補位置を抽出する方法を決定する。基地局抽出方法決定部34は、例えば利用者による選択に基づいて基地局の候補位置を抽出する方法を決定する。利用者が第1基地局抽出方法を選択した場合には、第1基地局抽出部36が基地局の候補位置を抽出する。利用者が第2基地局抽出方法を選択した場合には、第2基地局抽出部38が基地局の候補位置を抽出する。
第1基地局抽出部36は、見通し判定部24による判定結果に基づいて、基地局によるエリアカバー率が最大になるように基地局の候補位置を抽出する。具体的には、第1基地局抽出部36は、例えば判定候補位置決定部32により判定を行うと決定された基地局の候補位置と対応する見通しありのメッシュの番号を確認する。その後、第1基地局抽出部36は、基地局の候補位置のうち、その対応する見通しありのメッシュの番号が全て他の基地局の候補位置に対応する見通しありのメッシュの番号に含まれている基地局の候補位置を削除する。
図2の表を使用して、第1基地局抽出部36の動作を説明する。例えば、基地局の候補位置C1は、対応する見通しありのメッシュのうち、メッシュM8は他の基地局の候補位置である基地局の候補位置C2-5に対応する見通しありのメッシュの番号に含まれない。そのため、基地局の候補位置C1は削除されない。基地局の候補位置C2は、対応する見通しありのメッシュ全てが他の基地局の候補位置である基地局の候補位置C1及びC3-5に対応する見通しありのメッシュに含まれる。そのため、基地局の候補位置C2は削除される。
第2基地局抽出部38は、見通し判定部24による判定結果に基づいて、基地局によるエリアカバーが効率的に行われるように基地局の候補位置を抽出する。ここで「エリアカバーが効率的」とは、基地局がカバーする領域の重複が少ないことである。第2基地局抽出部38は、例えば判定候補位置決定部32により判定を行うと決定された基地局の候補位置と対応する見通しありのメッシュの番号を確認する。その後、第2基地局抽出部38は、対応する見通しありのメッシュが重複する基地局の候補位置がある場合に、対応する見通しありのメッシュの数が少ない基地局の候補位置を削除する。
図2の表を使用して、第2基地局抽出部38の動作を説明する。例えば、基地局の候補位置C1と基地局の候補位置C2とに対応する見通しありのメッシュは、メッシュM2、3、4、6、10、12が重複する。そのため、対応する見通しありのメッシュの数が少ない基地局の候補位置C2が削除される。また、基地局の候補位置C1と基地局の候補位置C4とに対応する見通しありのメッシュは、メッシュM1、2、4、5、6、10が重複する。そのため、対応する見通しありのメッシュの数が少ない基地局の候補位置C4が削除される。基地局の候補位置C3及びC5に対応する見通しありのメッシュは、他の基地局の候補位置に対応する見通しありのメッシュと重複しないため削除されない。
点群データ見通し判定部40は、第1基地局抽出部36又は第2基地局抽出部38により抽出された基地局の候補位置と当該基地局の候補位置に対応し、見通し判定部24により「見通しあり」と判定されたメッシュとの間の見通しを、点群データを使用して判定する。点群データを使用して見通しを判定する方法は、例えば特許文献1及び非特許文献1に記載されている方法である。点群データ見通し判定部40は、第2見通し判定部の一例である。
図4は、点群データ見通し判定部40により判定された結果の一例である。見通しありのメッシュ(点群データ)は、見通し判定部24により見通しありと判定されたメッシュのうち、点群データにより見通しありと判定されたメッシュである。見通しありのメッシュ(地図)のうち、「点群判定結果がNG」であるメッシュは、見通し判定部24により見通しありと判定されたメッシュのうち、点群データにより見通しなしと判定されたメッシュである。「点群判定不可」であるメッシュは、見通し判定部24により見通しありと判定されたメッシュのうち、基地局の候補位置とメッシュの間のメッシュに点群データが収集されていない範囲が含まれ、点群データにより判定することができないメッシュである。「点群判定を未実施」であるメッシュは、他の基地局の候補位置において同じメッシュが点群データにより見通しありと判定されているため、判定されないメッシュである。
点群データ判定結果出力部42は、点群データ見通し判定部40により判定された結果を出力する。点群データ判定結果は例えば、基地局の候補位置により異なる地図であって、「見通しあり(点群データ)」、「点群判定結果がNG」、「点群判定不可」、「点群判定を未実施」と判定されたメッシュがそれぞれ異なる色で着色された地図である。判定結果は例えば、図4に示す基地局の候補位置と当該候補位置における「見通しあり」と判定されたメッシュに付された番号を示す表である。
図5は、点群判定装置3の動作を示すフローチャートである。
初めに点群データ取得部30が点群データを取得する(ステップS201)。その後、判定候補位置決定部32が判定する候補位置を決定する(ステップS202)。基地局抽出方法決定部34が基地局抽出方法を取得する(ステップS203)。基地局抽出方法決定部34は、取得した基地局抽出方法に基づいて基地局抽出方法を決定する(ステップS204)。基地局抽出方法決定部34が取得した基地局抽出方法が第1基地局抽出方法であるとき(ステップS204:YES)、第1基地局抽出部36は、基地局の候補位置を抽出する(ステップS205)。基地局抽出方法決定部34が取得した基地局抽出方法が第1基地局抽出方法でないとき(ステップS204:NO)、第2基地局抽出部38は、基地局の候補位置を抽出する(ステップS206)。
その後、点群データ見通し判定部40が点群データを使用して、抽出された基地局の候補位置とメッシュを判定する(ステップS207)。点群データ判定結果出力部42が点群データ判定結果を出力する(ステップS208)。
以上説明したように、第1の実施形態に係るエリア設計補助装置1は、判定範囲決定部14が地図上の判定範囲を決定し、メッシュ作成部16が判定範囲を区切るメッシュ群を作成し、基地局候補位置生成部22が基地局の候補位置を生成する。見通し判定部24が基地局の候補位置とメッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを判定し、第1基地局抽出部36又は第2基地局抽出部38が判定された見通しに基づいて、基地局の候補位置から点群データを使用して見通しを判定する基地局の候補位置を抽出する。点群データ見通し判定部40が抽出された基地局の候補位置と見通し判定部24により見通しありと判定されたメッシュとの間の見通しを、点群データにより判定する。見通し判定部24による見通しの判定には点群データが使用されないことから、見通し判定部24により点群データが収集されていない範囲も含めて見通し判定が行われ、点群データが収集される範囲は点群データ見通し判定部40により点群データに基づいて見通し判定が行われる。これにより、点群データが収集されていない範囲がある場合にも、見通し判定を行うことができる。
図11に示すように、メッシュと基地局の候補位置の間に点群データが収集されていない範囲が含まれる場合、第1の実施形態に係るエリア設計補助装置1が、点群データが収集されている範囲に対しては点群データを使用した見通し判定を行い、点群データが収集されていない範囲に対しては地図情報を用いた見通し判定を行うことで、より信頼性の高い判定結果を得ることができる。
図12に示すように、メッシュと基地局の候補位置の間で点群データが全く収集されていない場合、第1の実施形態に係るエリア設計補助装置1が、地図情報を用いた見通し判定を行うことで、より信頼性の高い判定結果を得ることができる。
また、点群データを用いた判定結果は、「点群判定結果がNG」や「点群判定不可」などの情報を含み、当該判定結果が点群データに基づくものであるのか、地図情報に基づくものであるのか、または部分的に点群データに基づくものであるのかを示す。基地局のエリア設計を行う者はこの情報に基づいて、新たに点群データを収集するエリアを決定することができる。例えば、基地局のエリア設計を行う者は、点群データが不足している範囲に対しては、MMSに搭載されているレーダの角度を変えて新たに収集作業をすることで信頼性がより高い結果を得るように対処することができる。基地局のエリア設計を行う者はこの情報に基づいて基地局の候補位置から基地局を設置する位置を選択することができる。基地局のエリア設計を行う者は、例えば点群データにより判定され信頼性がある程度高い結果が得られている基地局の候補位置を優先して採用し、基地局を設置することができる。
エリア設計補助装置1は、判定範囲を区切るメッシュのいずれにおいても点群データが収集されていない場合には、点群判定装置3は動作せず、地図判定装置2のみが動作してもよい。
〈第2の実施形態〉
図6は、第2の実施形態に係る地図判定装置2を示す図である。
第2の実施形態に係る地図判定装置2は、第1の実施形態に係る地図判定装置2に加えてメッシュ削除部28を備える。
メッシュ削除部28は、建物の内部にあるメッシュを削除する。メッシュが建物の内部にあることは、例えばメッシュの代表点が建物の内部にあることである。
代表点が建物の内部にあるか否かは、例えば次に示す方法により判定される。
地図に二次元座標をとり、建物の外郭の4つの隅を、時計回りに点A、B、C、Dとする。また、同じくメッシュの代表点を点Pとする。このとき、次に示す4式が全て成立するときに、点Pは当該建物の内部にあると判定される。
Figure 0007614539000001
つまり、建物の外郭の4つの隅にとった点において、当該点から時計周りの次の点へのベクトルと、当該点から代表点へのベクトルの外積が4つ算出され、4つの外積が全て0より小さいとき、点Pは当該建物の内部にあると判定される。
建物の内部のメッシュは見通し判定をする必要がないため、メッシュ削除部28により建物の内部のメッシュが削除されることで建物の内部のメッシュの見通し判定を行わなくてよくなり、効率化につながる。
〈第3の実施形態〉
図7は、第3の実施形態に係る点群判定装置3を示す図である。第3の実施形態に係る点群判定装置3は、第1の実施形態に係る点群判定装置3に加え判定候補メッシュ削除部44を備える。
判定候補メッシュ削除部44は、見通し判定部24により見通しありと判定されたメッシュを建物の外郭及びMMSの走行軌跡に基づいて削除する。例えば、判定候補メッシュ削除部44は初めに建物の外郭及びMMSの走行軌跡に基づいて点群データを収集することができる範囲を決定する。その後、基地局の候補位置と対応するメッシュ間において点群データを収集することができるか否かを判定し、点群データを収集することができない場合、当該メッシュを見通しありと判定されたメッシュから削除し、「点群判定不可」と判定する。なお、第3の実施形態においては、点群データ見通し判定部40はメッシュを「点群判定不可」と判定しなくてもよい。
第3の実施形態において、事前にメッシュを「点群判定不可」と判定することで、第1基地局抽出部36又は第2基地局抽出部38による動作の際に考慮するメッシュの数を削減することができ、効率化につながる。
以上、第1の実施形態から第3の実施形態について説明した。これらの実施形態に係るエリア設計補助装置1が取得する点群データと判定範囲との関係は大きく3つに分けることができる。1つは判定範囲全てにおいて点群データが収集されている場合、もう1つは、判定範囲の一部において点群データが収集されている場合、もう1つは、判定範囲において点群データが収集されていない場合である。判定範囲全てにおいて点群データが収集されている場合、エリア設計補助装置1は判定範囲全てにおいて点群データによる見通し判定をすることができる。判定範囲の一部において点群データが収集されている場合、エリア設計補助装置1は点群データが収集されている範囲において点群データによる見通し判定を行うことができ、点群データが収集されていない範囲においては地図情報による見通し判定を行うことができる。判定範囲において点群データが収集されていない場合、エリア設計補助装置1は地図情報による見通し判定を行うことができる。このように、上述した実施形態によれば、エリア設計補助装置1は、3つの何れの場合にも適切に見通し判定をすることができる。
以上、この発明の一実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上述した実施形態におけるエリア設計補助装置1の一部または全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
1 エリア設計補助装置、2 地図判定装置、3 点群判定装置、10 地図情報取得部、12 屋外設備情報取得部、14 判定範囲決定部、16 メッシュ作成部、18 代表点決定部、20 番号付与部、22 基地局候補位置生成部、24 見通し判定部、26 判定結果出力部、28 メッシュ削除部、30 点群データ取得部、32 判定候補位置決定部、34 基地局抽出方法決定部、36 第1基地局抽出部、38 第2基地局抽出部、40 点群データ見通し判定部、42 点群データ判定結果出力部、44 判定候補メッシュ削除部

Claims (7)

  1. 地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定ステップと、
    前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成ステップと、
    前記地図情報又は屋外設備情報に基づいて、基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成ステップと、
    前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを、前記地図情報を用いて判定する第1見通し判定ステップと、
    前記第1見通し判定ステップにより判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置から点群データを使用して見通しを判定する基地局の候補位置を抽出する基地局抽出ステップと、
    前記基地局抽出ステップにより抽出された基地局の候補位置と、前記第1見通し判定ステップにより見通しありと判定されたメッシュとの間の見通しを、前記地図情報に対応する地域における点群データを用いて判定する第2見通し判定ステップと、
    コンピュータが実行するエリア設計補助方法。
  2. 前記第1見通し判定ステップは、前記判定範囲に含まれる建物の外郭に基づいて前記基地局の候補位置と前記メッシュとの間の見通しを判定する、
    請求項1に記載のエリア設計補助方法。
  3. 前記基地局抽出ステップは、
    基地局によるエリアカバー率が最大になるように、又は基地局によるエリアカバーが効率的に行われるように基地局の候補位置を抽出するステップである、
    請求項1又は2に記載のエリア設計補助方法。
  4. 建物の内部にあるメッシュを削除するメッシュ削除ステップを前記コンピュータが実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載のエリア設計補助方法。
  5. 前記第1見通し判定ステップにより見通しありと判定されたメッシュを、建物の外郭及び前記点群データを収集したMMSの走行軌跡に基づいて削除する判定候補メッシュ削除ステップを前記コンピュータが実行する請求項1から4のいずれか一項に記載のエリア設計補助方法。
  6. 地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定部と、
    前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成部と、
    基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成部と、
    前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを判定する第1見通し判定部と、
    前記第1見通し判定部により判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置を抽出する基地局抽出部と、
    前記基地局抽出部により抽出された基地局の候補位置を、前記地図情報に対応する地域における点群データにより判定する第2見通し判定部と、
    を備えるエリア設計補助装置。
  7. コンピュータに、
    地図情報から生成される地図上の判定範囲を決定する判定範囲決定ステップと、
    前記判定範囲を区切るメッシュ群を作成するメッシュ作成ステップと、
    前記地図情報又は屋外設備情報に基づいて、基地局の候補位置を生成する基地局候補位置生成ステップと、
    前記基地局の候補位置と前記メッシュ群を構成するメッシュとの間の見通しを、前記地図情報を用いて判定する第1見通し判定ステップと、
    前記第1見通し判定ステップにより判定された見通しに基づいて、前記基地局の候補位置から点群データを使用して見通しを判定する基地局の候補位置を抽出する基地局抽出ステップと、
    前記基地局抽出ステップにより抽出された基地局の候補位置と、前記第1見通し判定ステップにより見通しありと判定されたメッシュとの間の見通しを、前記地図情報に対応する地域における点群データを用いて判定する第2見通し判定ステップと、
    実行させるためのプログラム。
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