JP7615618B2 - 自律走行経路計画方法 - Google Patents
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Description
一例として、自律走行式床洗浄機は、ユーザの操作により教示された走行経路及び清掃条件を再現することにより、教示された走行経路を自律的に走行しつつ、教示された清掃条件に従った清掃を自律的に実行する。
また、自律走行体の機体が逸脱しない範囲で塗り潰し計画を行うと(例えば単に塗り潰しの対象領域を縮めると)、外周付近に塗り残しが出てしまう。
◎環境地図において塗り潰し走行を行う走行領域を取得するステップ。
◎自律走行体の車体サイズと回転半径と回転移動距離及びグリッドのサイズに基づいて、自律走行体が方向転換を行う際に走行領域から自律走行体の車体が逸脱する逸脱幅を算出するステップ。
◎少なくとも逸脱幅の一部に相当する一又は複数の内周周回経路を作成するステップ。
◎最内周の内周周回経路に対応する位置を境界とするグリッド領域を作成するステップ。
◎グリッド領域内を塗り潰すように塗り潰し走行経路を作成するステップ。
なお、回転移動距離とは、車体が旋回したときの車輪中点の移動軌跡である。
この方法では、少なくとも逸脱幅の一部に相当する一又は複数の内周周回経路が作成され、さらにグリッド領域内に塗り潰し走行経路が作成される。その結果、グリッドベースによる自律走行経路において、走行領域の外周境界から逸脱しないように自律走行体が走行できる走行経路が計画される。
なお、内周周回経路は、複数の場合に互いに独立していてもよいし、一部同士が重複していてもよい。
この方法では、逸脱幅は内周周回経路によって全体にわたって確実に覆われる。つまり、逸脱幅の大きさは場所によって変わる可能性があるが、逸脱幅を覆うために必要な最大本数の内周周回経路を作成することで、塗り残しが生じなくなる。
◎外周教示経路に基づいて作成される外周周回経路、塗り潰し走行経路、及び内周周回経路を連続的に繋いで自律走行経路として決定するステップ。
この方法では、外周周回経路を含んだ自律走行経路が計画される。
◎塗り潰し走行経路の開始位置を外周周回経路上に設定するステップ
◎塗り潰し走行経路の終了位置を外周周回経路より内側の開始位置付近に設定するステップ。
これにより、塗り潰し走行経路の終了位置が明確になる。さらに、終了位置が開始位置付近に設定されるので、連続走行をスムーズに行うことができる。
さらに、開始位置から内側にずらした位置を終了位置にすることで、外周周回経路上の終了位置(=開始位置)に戻る経路を計画するときに、教示範囲から経路が逸脱することが防止される。
◎環境変動検出用のテスト走行経路を作成するステップ。
◎自律走行体にテスト走行経路を走行させるステップ。
従来、塗り潰し走行において環境変動が発生した場合、途中で自己位置を見失い、計画された走行経路に自律走行体が追従できないことを防止するために走行を停止させていた。この場合、停止地点の周辺を含む以降の塗り残し箇所について、走行範囲の再度教示や経路作成が必要となる。
この方法では、自律走行体にテスト走行経路を走行させることで、塗り潰し走行の事前に環境変動を検出できる。したがって、従来とは異なり、実際の自律走行時に環境変動による影響を受けにくい。
◎自律走行体がテスト走行経路を走行中に検出した環境変動を通知するステップ。
この方法では、ユーザが環境変動に直ちに気付くことができる。
この方法は、下記のステップをさらに備えていてもよい。
◎自律走行体がテスト走行経路を走行中に環境変動を検出した後に、テスト走行を中止するステップ。
この方法では、ユーザが走行範囲の再教示を直ちに開始できる。
◎テスト走行を中止した後に、自律走行体をテスト走行経路上の地点に戻すステップ。
この方法では、ユーザが走行範囲の再教示を直ちに開始できる。
この方法は、下記のステップをさらに備えていてもよい。
◎テスト走行を中止した後に、自律走行体を走行領域内の地点に移動するステップ。
この方法では、例えば、テスト走行スタート位置と塗り潰しスタート位置が異なる場合に、自律走行体を塗り潰しスタート位置に移動させることができる。
(1)自律走行装置の全体構成
図1を用いて、第1実施形態に係る自律走行装置100(自律走行体の一例)の全体構成を説明する。図1は、自律走行装置の一例の全体構成を示す図である。自律走行装置100は、設定された清掃条件と走行経路とを自律的に再現する清掃機である。
自律走行装置100は、走行部1を備える。走行部1は、自律走行装置100を走行させる装置である。走行部1は、自律走行装置100の本体を構成する本体Bを有する。走行部1は、本体Bの底部の左右端にそれぞれ、走行モータ11と、走行モータ11の出力回転軸に取り付けられ、走行モータ11の回転に従って回転する主輪13と、を有する。
洗浄液吐出口31は、洗浄液供給タンク311から洗浄液供給ポンプ313により供給された洗浄液(例えば、水)を、本体Bの前方側の床面Fに吐出する。スキージ33は、本体Bの底面後方に設けられ、床面F上に残留する洗浄液を収集する。洗浄用部材35は、本体Bの底面の前方側に設けられ、洗浄用部材回転モータ351の回転にて洗浄液が存在する床面F上にて回転することにより、床面Fを洗浄する。
上記の清掃部3を備えることにより、自律走行装置100は、洗浄液を用いて床面Fを洗浄用部材35にて磨く清掃作業を実行できる。
他の実施形態において、スキージ33には吸引口33aが設けられていてもよい。吸引口33aは、吸引モータ331により回収部材333を負圧状態にすることにより、スキージ33により収集された洗浄液やゴミなどを吸引して、回収部材333へと搬送できる。
自律走行装置100は、走行経路教示部7を備える。走行経路教示部7は、操作者による走行部1の移動操作を受け付ける装置である。走行経路教示部7は、取付部材8を介して、本体Bの上部後側に取り付けられている。これにより、操作者は、走行経路教示部7を操作して走行部1を移動操作できる(後述)。
他の実施形態として、設定部9は、本体Bに取り付けられていなくてもよい。この場合、設定部9は、例えば、ポータブル端末などの無線通信可能なコンソールとできる。これにより、操作者は、自律走行装置100を遠隔にて設定できる。
図2を用いて、走行経路教示部7の構成の一例を説明する。図2は、走行経路教示部の構成の一例を示す図である。
走行経路教示部7は、ハンドル71a、71bを有する。ハンドル71a、71bは、それぞれ、筐体73の左右側面に取り付けられている。ハンドル71a、71bは、操作者が自律走行装置100を操作するときに使用される。
例えば、ハンドル71a、71bの回動方向を調整することにより、操作者は、自律走行装置100の前進と後進とを切り替え可能となっていてもよい。また、ハンドル71a、71bの回動量を調節することにより、自律走行装置100の走行速度を調整可能となっていてもよい。さらに、ハンドル71aの回動量と、ハンドル71bの回動量とを異ならせて、自律走行装置100の進行方向を変更してもよい。
図3を用いて、設定部9の構成を説明する。図3は、設定部の構成を示す図である。
設定部9は、切替部91を有する。切替部91は、自律走行装置100の動作モードを選択し、制御部5に出力する。自律走行装置100の動作モードとしては、自律走行モードと手動操作モードとがある。自律走行モードは、自律走行装置100が、自律的に走行し床面Fを洗浄する動作モードである。手動操作モードは、自律走行装置100が操作者により手動操作可能な状態にある動作モードである。
切替部91は、例えば、図3に示すような切り替えスイッチにて構成できる。
手動操作記憶スイッチ92としては、例えば、図3に示すような押ボタンスイッチとすることができる。この場合、手動操作記憶スイッチ92の切り替えは、当該押ボタンスイッチを押すことにより切り替わる。
設定変換部94は、設定操作部93にて受け付けた入力を、制御部5が解読可能な信号に変換する信号変換回路、又は、コンピュータシステムである。
他の実施形態において、ディスプレイ95は、現在の動作モード(自律走行モード/手動操作モード/手動操作教示モード)、運転時間、自律走行装置100を駆動するバッテリー残量などをさらに表示してもよい。
さらなる他の実施形態において、ディスプレイ95は、設定操作部93により自律走行装置100の各種設定を行う際に、各種設定手順を表示してもよい。これにより、自律走行装置100に関する情報を視覚的にユーザに提供し、ユーザは表示された情報に基づいて、設定部9を操作できる。
設定部9は、清掃条件教示部96を有してもよい。清掃条件教示部96は、操作者による清掃条件の入力を受け付けて、清掃制御指令算出部97へ出力する。清掃制御指令算出部97は、清掃条件教示部96にて受け付けた清掃条件を、制御部5が解読可能な信号に変換して制御部5に出力する信号変換回路、又は、コンピュータシステムである。
(4-1)制御部の全体構成
図4を用いて、制御部5の全体構成を説明する。図4は、制御部の全体構成を示す図である。以下に説明する制御部5の各機能ブロックの全部又は一部は、制御部5を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムにより実現されてもよい。この場合、当該プログラムは、メモリ部及び/又は記憶装置に記憶されていてもよい。制御部5の各機能ブロックの全部又は一部は、SoC(System on Chip)などのカスタムICとして実現されていてもよい。
制御部5は、1つのコンピュータシステムにより構成されていてもよいし、複数のコンピュータシステムにより構成されていてもよい。複数のコンピュータシステムにより制御部5を構成する場合、例えば、制御部5の複数の機能ブロックにて実現される機能を複数のコンピュータシステムに任意の割合で振り分けて実行させることができる。
設定部9が清掃条件教示部96を有する実施例では、清掃制御部51は、清掃制御指令算出部97を介して清掃条件教示部96から教示清掃条件を入力し、当該教示清掃条件に基づいて、洗浄用部材回転モータ351と、洗浄液供給ポンプ313と、吸引モータ331と、を制御してもよい。
他の実施形態において、清掃制御部51は、自律走行モードの実行時に、制御統括部55から、自律走行モードにおける清掃条件の設定値を示す再現清掃条件を入力し、当該再現清掃条件に基づいて、清掃部3を制御してもよい。
また、走行制御部53は、走行モータ11の出力回転軸に取り付けられたエンコーダ111から出力されるパルス信号に基づいて、走行モータ11の回転速度を算出する。
制御部5は、制御統括部55を有する。制御統括部55は、自律走行装置100による走行を統括する。具体的には、制御統括部55は、前方検出器5551a、後方検出器5551b、及び/又はエンコーダ111にて取得された情報に基づいて、自律走行装置100が床面Fのどの位置を移動しているかを示す位置情報を算出する。
制御統括部55は、手動操作教示モードの実行時における上記の位置情報を用いて、走行スケジュール500を作成する。他の実施形態において、制御統括部55は、自律走行モードにおける清掃条件を算出し、走行スケジュール500と関連付けてもよい。
走行スケジュール500に清掃条件が関連付けられている実施形態では、制御統括部55は、自律走行モードの実行時において、走行スケジュール500に記憶された清掃条件に基づいて、清掃制御部51を制御してもよい。これにより、自律走行装置100は、走行スケジュール500に従って自律的に走行中に、当該清掃条件に従って自律的に清掃作業を実行できる。
走行制御部53、及び制御統括部55は、記憶部57に記憶された自律走行装置100に関する各種設定、及び/又は、走行スケジュール500を必要に応じて読み出して、これらに基づいて各種の調整及び制御を実行できる。
図5を用いて、走行制御部53の構成を詳細に説明する。図5は、走行制御部の詳細構成を示す図である。
走行制御部53は、走行切替部531を有する。走行切替部531は、3つの端子d、e、及びfを有している。端子dは走行経路教示部7に接続され、端子eはモータ制御部533に接続され、端子fは制御統括部55に接続されている。
具体的には、切替部91において手動操作モードが選択されていれば、走行切替部531は、端子eと端子dとを接続することで、走行経路教示部7をモータ制御部533に接続する。これにより、走行切替部531は、手動操作モード又は手動操作教示モードの実行時には、走行経路教示部7のハンドル71a、71bの回動量及び/又は回転方向を示す信号を、モータ制御部533に送信できる。
一方、切替部91において自律走行モードが選択されていれば、走行切替部531は、端子eと端子fとを接続することで、制御統括部55をモータ制御部533に接続する。これにより、走行切替部531は、自律走行モードの実行時には、制御統括部55から出力される再現走行制御指令を、モータ制御部533に送信できる。
モータ制御部533は、エンコーダ111からのパルス信号に基づいて実際の走行モータ11の回転速度を算出しフィードバックして、走行モータ11に出力すべき駆動電力を算出する。従って、モータ制御部533は、例えば、PI(Proportional Integral)制御理論や、PID(Proportional Integral Differential)制御理論などを用いて走行モータ11を制御する。
本実施形態においては、本体Bの底部の左右端のそれぞれに、走行モータ11及び主輪13が設けられている。このような場合、モータ制御部533は、左右2つの走行モータ11のそれぞれの回転速度及び回転方向を独立に制御して、自律走行装置100の進行方向を決定する。
他の実施形態において、制御部5が複数のコンピュータシステムにて構成される場合、モータ制御部533は、当該複数のコンピュータシステムのうちの1つであってもよい。すなわち、モータ制御部533の機能のみを1つのコンピュータシステムにて実現してもよい。この場合、モータ制御部533は、例えば、PI制御理論又はPID制御理論を用いたモータ制御装置である。
図6を用いて、制御統括部55の構成を詳細に説明する。図6は、制御統括部の詳細構成を示す図である。
制御統括部55は、走行領域取得部551を有する。走行領域取得部551は、手動操作教示モードの実行時に、所定時間毎(例えば、制御部5における制御周期毎)に、SLAM部555(後述)から、SLAM部555にて推定された位置情報(後述)を入力する。
走行領域取得部551は、走行環境において自律走行装置100が走行する領域を表す走行領域TAを、取得した複数の位置情報の点列として取得する。走行領域取得部551は、取得した複数の位置情報の点列を、走行領域TAの外周境界を表す点列として、走行領域内経路作成部553に出力する。
他の実施形態において、走行領域取得部551は、予め作成したグローバルマップGM(走行環境を表す地図情報)をディスプレイ95に表示させてもよい。このとき、走行領域取得部551は、操作者に対して、ディスプレイ95に表示されたグローバルマップGM上に、走行領域TAを表す閉じられた領域を描画するように指示をしてもよい。
図7に示すように、走行領域内経路作成部553は、グリッド作成部5531、走行順番決定部5532、逸脱幅算出部5533、逸脱判定部5534、及び走行経路計画部5535を有している。
制御統括部55は、SLAM部555を有する。SLAM部555は、本体Bの前方に設けられた前方検出器5551a(図1)にて取得した自律走行装置100の前方に存在する障害物に関する情報と、本体Bの後方に設けられた後方検出器5551b(図1)にて取得した自律走行装置100の後方に存在する障害物に関する情報と、エンコーダ111にて取得した走行モータ11の回転量に基づいて、自律走行装置100の所定の座標上の位置に関する情報(位置情報)を推定する。
前方検出器5551a及び後方検出器5551bにて取得される情報は、所定の平面上における障害物の存在位置を表す二次元的な情報であってもよいし、さらに高さ方向における障害物の存在位置を表す情報を含めて三次元的な情報であってもよい。
他の実施形態において、走行再現部557は、走行スケジュール500に関連付けられた清掃条件を、清掃制御部51に出力してもよい。
図6を用いて、SLAM部555の構成の詳細を説明する。本実施形態に係るSLAM部555は、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)法にて、走行部1(自律走行装置100)の位置(位置情報)推定と地図情報の作成とを実行する。
SLAM部555は、地図作成部5553を有する。地図作成部5553は、前方検出器5551aにて取得された前方の障害物(例えば、壁など)に関する情報、後方検出器5551bにて取得された後方の障害物に関する情報と、を用いて地図情報を作成する。地図情報は、位置推定部5555において位置情報を推定する際に用いられる。地図情報としては、ローカルマップとグローバルマップGM(環境地図の一例)とが存在する。
グローバルマップGMは、走行部1が走行する環境(走行環境)に存在する障害物(の存在位置)に関する地図情報である。本実施形態において、グローバルマップGMは、操作者の操作によって走行する手動操作教示モードの実行時に走行領域TAを表す位置情報の点列を取得したときに取得したローカルマップに基づいて生成される。つまり、グローバルマップGMは、自律走行装置100が教示走行を行うことで作成され、塗り潰し走行を行う対象領域は教示走行時の走行軌跡で画定される。
走行領域TAを表す位置情報の点列を取得する際に、手動操作教示モードの初期に取得した位置情報と、手動操作教示モードの終盤に取得した位置情報との間には、誤差が生じる場合がある。具体的には、例えば、閉じられた領域である走行領域TAを位置情報の点列として取得する際に、手動操作教示モードの開始時の走行部1の位置と終了時の走行部1の位置とが同一であるに関わらず、推定された位置情報が一致しないことがある(いわゆる、環状経路問題)。
最初に、地図作成部5553は、手動操作教示モードの開始時と終了時に、前方検出器5551aにて取得された障害物に関する情報、及び/又は、後方検出器5551bにて取得された障害物に関する情報を取得する。
その後、地図作成部5553は、算出した実際の位置のずれに基づいて、例えばGraphSLAMなどのアルゴリズムを用いて、ローカルマップの配置位置を修正し、修正した新たな配置位置にローカルマップを配置して、新たなグローバルマップGMを作成する。
上記のようにしてグローバルマップGMを修正することにより、走行環境をより適切に表したグローバルマップGMを作成できる。また、グローバルマップGMの修正時に、走行領域TAを表す位置情報を修正することにより、閉じられた領域である走行領域TAをより適切に表した位置情報の点列を取得できる。
他の実施形態において、グローバルマップGMは、専用のソフトウェア又はCADなどを用いて作成されて記憶部57に記憶されてもよい。この場合、当該ソフトウェアなどで作成したグローバルマップは、走行部1の制御部5が解釈できるようなデータに変換される。
具体的には、以下のようにして位置情報が推定される。ここでは、走行部1がある所定の時刻(時刻tkとする)における(推定)位置から移動して、次の時刻(時刻tk+1とする)にて走行部1が到達する位置を推定する場合を例として考える。
最初に、位置推定部5555は、時刻tkから時刻tk+1までの間にエンコーダ111から出力されたパルス数から、時刻tkから時刻tk+1までの間の主輪13の回転量を算出し、当該回転量に基づいて、主輪13の回転による走行部1の移動距離と姿勢変化とを推定する(デッドレコニング)。
他の実施形態において、位置推定部5555は、主輪13の回転による移動距離分及び姿勢変化分だけ移動後の事後確率の確率分布の幅(標準偏差)を拡大して、時刻tk+1における事前確率としてもよい。これにより、主輪13と床面Fとの滑りを考慮した事前確率を算出できる。
具体的には、例えば、グローバルマップGM上において、主輪13の回転量に基づいて算出された推定位置の近傍のいくつかの位置に、時刻tk+1におけるローカルマップを配置し、当該ローカルマップをその中心回りに取りうる姿勢変化に対応する角度だけ回転させて、マップマッチングを行う。
位置推定部5555は、当該マップマッチングの結果に基づいて、尤度(ローカルマップ情報を配置した位置と、当該位置におけるグローバルマップGMとローカルマップ情報との一致度と、の関係を表すものに対応)を算出する。
時刻tk+1における事後確率は、次の位置推定において事前確率として使用される。
上記のように、位置推定部5555が、主輪13の回転量に基づいた移動距離と、前方検出器5551a及び後方検出器5551bとを用いて得られた地図情報と、を用いて位置推定を実行することにより、主輪13の回転量に基づいた移動距離に含まれる誤差(主に、主輪13と床面Fとの間の滑りに起因)と、地図情報に含まれる誤差(主に、前方検出器5551a及び後方検出器5551bにて取得した情報に含まれるノイズ成分に起因)とを相補的に減少させて、精度のよい位置推定を実行できる。
より具体的には、例えば、走行スケジュール500に記憶されている位置情報のうち、位置推定部5555にて推定された走行部1の位置情報に最も近い位置情報に関連付けられている時間を、自律走行モードの実行開始からの経過時間とする。
(5-1)基本動作
図8を用いて、自律走行装置100の基本的な動作を説明する。図8は、自律走行装置の基本的な動作を示すフローチャートである。
ステップS1では、自律走行装置100が動作を開始すると、制御部5は、切替部91の状態を確認する。切替部91が「自動」を選択している場合(「自律走行モード」の場合)、プロセスはステップS2に移行して自律走行モードが実行される。具体的には、記憶部57に記憶された走行スケジュール500に従って、自律走行装置100は自律的に清掃作業を実行する。
ステップS3では、手動操作モードを実行中に手動操作記憶スイッチ92が押されたことを検知したか否かが判断される。検知した場合、プロセスはステップS4に移行し動作モードを手動操作教示モードに移行させられる。その結果、手動操作記憶スイッチ92が押されたタイミング以降の操作者による走行部1の操作が記憶される。
一方、手動操作記憶スイッチ92が押されたことが検知されない場合には、プロセスはステップS5に移行して操作者の操作を記憶しない手動操作モードの実行を維持する。
上記のように、本実施形態に係る自律走行装置100は、切替部91における動作モードの選択、及び、手動操作記憶スイッチ92が押されたか否かに応じて、自律走行モード、手動操作モード、及び手動操作教示モードを実行できる。
図9~図13を用いて上記のステップS4において実行される手動操作教示モードの動作を説明する。図9は、手動操作教示モードの動作を示すフローチャートである。図10は、走行環境の一例である。図11は、グローバルマップにグリッドレイヤーを投影しさらに走行領域を重ねた状態を示す図である。図12は、グローバルマップ上に走行領域を画定する様子の一例を示す図である。図13は、走行領域内経路の一例を示す図である。
以下の説明では、図10に示すような走行環境において設定された走行領域TA内をまんべんなく「塗り潰す」走行領域内経路を計画し、走行スケジュール500として作成する。
最初に、手動操作記憶スイッチ92が押された後に自律走行装置100の手動操作を開始するか、又は、手動操作中に手動操作記憶スイッチ92が押されて、手動操作教示モードが開始されると、操作者は、走行経路教示部7を用いて自律走行装置100を操作する。操作者は、走行領域TAとしたい領域の外周境界に沿って、自律走行装置100を走行させる。
このようにして、走行領域内経路作成部553は、走行領域TAには含まれないグリッドGRを新たに無効グリッドとすることにより、走行領域TAを多数の有効グリッド(図12においては、白色のグリッドGR)にて構成される領域として、グローバルマップGM上に画定できる。
ステップS14では、走行領域TAを矩形領域RA1~RA3に分割後、走行領域内経路作成部553は、各矩形領域RA1~RA3に対して、当該各矩形領域RA1~RA3内おける矩形領域内経路(後述)の始点グリッドを決定する。他の矩形領域RA2、RA3の始点グリッドは、後述するステップS17において決定される。
ステップS15では、走行領域内経路作成部553は、当該始点グリッドから開始し、対象の各矩形領域RA1~RA3に含まれる全ての有効グリッドを通過する走行経路である矩形領域内経路を作成する。
矩形領域内経路を作成していない矩形領域RA1~RA3が存在していない場合には、手動操作教示モードを終了する。
その一方、矩形領域内経路を作成していない矩形領域RA1~RA3が存在する場合、ステップS17では、次にどの矩形領域RA2、RA3内を自律走行装置100に走行させるかを決定する。
ステップS18では、走行領域内経路作成部553は、矩形領域RA1の終点グリッドと、当該次に走行すべきと決定した矩形領域RA3の始点グリッドとを接続する走行経路(接続走行経路)を作成する。
図14を用いて、図8のステップS2において実行される、手動操作教示モードにおいて作成された走行領域内経路を再現する自律走行モードの実行時における自律走行装置100の動作を説明する。図14は、自律走行モードの実行時の自律走行装置の動作を示すフローチャートである。
ステップS21では、SLAM部555が、前方検出器5551a及び後方検出器5551bから、前方の障害物に関する情報及び後方の障害物に関する情報を取得する。
ステップS24では、走行再現部557が、経過時間tmにおける再現走行制御指令を、以下のように算出する。
具体的には、走行再現部557は、時間TLに関連付けられた清掃条件(SL,WL,PL)を走行スケジュール500から読み出し、当該清掃条件(SL,WL,PL)を経過時間tmにおける再現清掃条件として決定する。その後、走行再現部557は、再現清掃条件を清掃制御部51に出力する。これにより、再現清掃条件に従って、清掃部3を制御できる。
走行スケジュール500に記憶された走行動作が全て終了したか否かは、例えば、走行スケジュール500の末尾にある識別子(例えば、「エンド・オブ・ファイル」を示す識別子など)を検出することにより確認できる。
一方、走行スケジュール500に記憶された全ての走行動作が実行されたと判定されたとき、すなわち、自律走行装置100が走行領域内経路を全て走行したと判定されたとき(ステップS26において「Yes」の場合)に、自律走行モードの実行を終了する。
これにより、自律走行装置100は、走行スケジュール500に記憶された走行動作を忠実に再現して、設定された走行領域内を自律的にまんべんなく走行できる。
他の実施形態において、走行スケジュール500に記憶された走行動作を全て実行した場合のみでなく、例えば、自律走行装置100にて異常が発生した場合、ユーザにより自律走行モードの実行停止が指令された場合などにおいても、自律走行モードの実行が停止されてもよい。
図9~図13を用いて説明した手動操作教示モードの変形例として、図15~図18を用いて、矩形領域内経路作成の制御動作を説明する。なお、以下の説明は、図9のステップS15に概ね対応している。
図15は、矩形領域内経路作成制御動作を示すフローチャートである。図16~図18は、外周教示経路、第1グリッド領域、第2グリッド領域、内周周回経路、塗り潰し経路の関係を示す模式的平面図である。
変形例では、外周教示経路から外周周回経路が作成される。例えば、GUI上で走行領域を指定し(つまり、外周教示経路を作成し)、次に、教示された外周を基に外周周回経路が作成される。これにより、自律走行装置100が滑らかに走行できる。
ステップS31では、走行領域TAに対応して第1グリッド領域GA1が作成される。このときに前述のグリッドレイヤーGLが用いられる。具体的には、走行領域内経路作成部553のグリッド作成部5531(グリッド作成部の一例)が、例えば、外周教示経路を含む第1矩形を求め、次に第1矩形よりマージン分大きな第2矩形を求め、次に第2矩形とグリッド中心が一致する位置に最初のグリッドGRを配置し、最後に複数のグリッドGRを第2矩形を含む位置まで敷き詰める。これにより、第1グリッド領域GA1が生成される。例えば、図17では、第1グリッド領域GA1が示されている。ここで、第1グリッド領域GA1は、最外側のグリッドGRが外周周回経路21をカバーしている。
なお、第1グリッド領域GA1は、走行領域TAとは独立して形成されている。実際は、第1グリッド領域GA1は走行領域TAをはみ出して形成される。
また、第1グリッド領域GA1は、グリッドレイヤーGLのグリッドの一部を無効として、残りを有効とすることで形成されてもよい。
ステップS34では、内周周回経路23が作成される。具体的には、走行経路計画部5535(内周周回経路作成部の一例)が内周周回経路23を作成する。内周周回経路23は、外周周回経路21からグリッド幅ずつ内側に位置する経路(外周周回経路21を縮小した経路)であり、互いに平行になっている。内周周回経路23は、外周周回経路21を基にした自由経路計画によって作成される。例えば、図18では、2本の内周周回経路23が平行に延びている。ただし、2本の内周周回経路23同士の距離はグリッド幅ずつでなくてもよいし、途中で変化してもよいし、部分的に一致してもよい。なお、内周周回経路23は、外周教示経路を元にした自由経路計画によって作成されてもよい。また、内周周回経路23は、外周周回経路21を縮めつつ滑らかになるように加工されてもよい。
なお、このステップでは、塗り残しが生じないようにするために必要な内周周回経路23の最大本数が算出されるつまり、逸脱幅DWの大きさは場所によって変わる可能性があるが、逸脱幅DWを覆うために必要な最大本数の内周周回経路23を作成することで、塗り残しが生じない走行経路を計画することができる。
なお、変形例として、第1グリッド領域GA1のグリッドGRのうち最も内側の内周周回経路23より中心Cが内側に入っているもの及びそれらより内側ものを第2グリッド領域GA2のグリッドGRと判定してもよい。
例えば、図18では、塗り潰し走行経路25の一部が示されている。この場合、自律走行装置100が第2グリッド領域GA2において方向転換をすれば、自律走行装置100は図に示すように第2グリッド領域GA2を逸脱するが、逸脱部分は最外周の内周周回経路23の内側に位置している。
なお、ステップS36において、塗り潰し走行経路25は、第2グリッド領域GA2に加えて逸脱幅DWも塗り潰すように形成されてもよい。この場合、グリッドが外周教示経路の境界に跨って配置される条件において、境界のグリッド配置、すなわち実際の第2グリッド領域GA2の境界形状が直線になるため、効率の高い直線の塗り潰し走行経路が計画されやすくなる。
上記において、塗り潰し走行経路25の開始位置は、外周周回経路21上に設定される。これにより、塗り潰し走行経路25の終了位置が明確になり、自律走行装置100の回収が容易になる。また、塗潰しの終了位置がユーザにとって明示的になるので、例えば次に実現したい教示の開始位置が決まることで、自律走行装置100がスムーズに連続走行できる。
さらに具体的には、その場合、塗り潰し走行経路25の終了位置は、外周周回経路21より内側の開始位置付近(数十cm程度)に設定される。開始位置から内側にずらした位置を終了位置にすることで、外周周回経路21上の終了位置(=開始位置)に戻る塗り潰し走行経路25を計画するときに教示範囲から逸脱することが防止される。それに比べて、開始位置=終了位置とすると、外周周回経路21上の終了位置(=開始位置)に移動で戻る経路を計画する場合、自律走行装置100の走行部1の形状により、上記の逸脱が生じることが想定される。
なお、内周周回経路23は、単数又は複数でよいし、複数の場合に互いに独立していてもよいし、一部同士が重複していてもよい。複数の内周周回経路23は互いに平行でもよいし、一部又は全部が非平行でもよい。また、内周周回経路23の本数はあらかじめ定まった固定値でもよい。
図19には、本実施形態において、外周境界BO、外周周回経路21、2本の内周周回経路23、塗り潰し走行経路25が示されている。
図20には、従来技術において、外周周回経路21、及び塗り潰し走行経路25が示されている。図20において二点鎖線で示す領域Aが塗り潰し走行経路25の方向転換によって自律走行装置100が走行する領域であり、外周周回経路21の外側に逸脱している。
第1実施形態では内周走行経路作成及び第2グリッド領域作成の前に第1グリッド領域が作成されていたが、第1グリッド領域の作成(第1実施形態の段落0089の第2段落、図15のステップS31、図17)は省略されてもよい。つまり、第1実施形態における第1グリッドは作成されなくても、下記のステップが実行されて第2グリッド領域GA2(グリッド領域の一例、第1実施形態の第2グリッド領域GA2に対応)が形成されればよい。
ステップS32では、自律走行装置100の車体サイズと回転半径と回転移動距離及びグリッドのサイズに基づいて、自律走行装置100が方向転換を行う際に外周周回経路21から自律走行装置100の本体Bが逸脱する逸脱幅DWを算出する。具体的には、逸脱幅算出部5533が上記計算を行う。
ステップS33では、逸脱があったか否かが判断される。具体的には、逸脱判定部5534が上記判断を行う。逸脱があればプロセスはステップS34に移行し、逸脱がなければプロセスはステップS34をスキップしてステップS35に移行する。
さらに具体的には、第2グリッド領域GA2は、最も内側の内周周回経路を用いて作成される。つまり、最も外側のグリッドGR内に最も内側の内周周回経路23が入るように、第2グリッド領域GA2が形成される。なお、変形例として、最も外側のグリッドGRの中心Cよりも内側に最も内側の内周周回経路23が入るように、第2グリッド領域GA2が形成されてもよい。
ステップS36及びステップS37の説明は、第1実施形態と同じであるので、省略される。
従来、塗り潰し走行において環境変動が発生した場合、途中で自律走行装置が自己位置を見失い、計画された走行経路に自律走行装置が追従できないことを防止するために走行を停止させていた。なお、環境変動とは、教示時に環境地図に記録された障害物と、自律走行時にセンサで検出された障害物の位置移動(追加、削除を含む)である。
この場合、停止地点の周辺を含む以降の塗り残し箇所について走行範囲の再度教示や経路作成が必要となる。上記技術の問題点として、停止地点以降が塗り残し(例えば、未清掃エリア)になり、自律走行装置にその範囲を塗り潰し走行させたい場合には、再教示が必要になり、環境変動を検出するまでにかかった塗り潰し走行時間(清掃時間)が無駄になる。そこで、なるべく早い時点で環境変動を検出して、ユーザに通知することが望ましい。
以下、図21を用いて、環境変動検出制御動作をさらに詳細に説明する。図21は、第3実施形態のテスト走行経路作成及びテスト走行制御動作を示すフローチャートである。
環境変動検出動作は、自律走行経路を計画した後に、例えば、ユーザが明示的にテスト走行を選択できる指定方法(UIなど)で開始される。なお、外周直接教示方式の場合、教示の開始時から終了時の間の任意の時刻と塗り潰し走行の開始時刻との間が所定時間より長い場合に自動的にテスト走行を行うようにしてもよい。
ステップS41では、環境変動検出用のテスト走行経路41が作成される。具体的には、走行領域内経路作成部553がテスト走行経路41を作成する。
テスト走行経路41は、図22に示すように、全体エリア43において、外周周回経路45と一致している。この場合、後述するテスト走行時間が短くなる。図22は、テスト走行経路の模式的平面図である。
テスト走行では、下記のステップが実行される。
ステップS42では、自律走行装置100にテスト走行経路を開始させる。具体的には、走行制御部53が上記動作を実行する。
ステップS43では、自律走行装置100がゴールGに到達したか否かが判断される。具体的には、制御統括部55がセンサからの検出情報(例えば、前方検出器5551aにて取得した自律走行装置100の前方に存在する障害物に関する情報と、後方検出器5551bにて取得した自律走行装置100の後方に存在する障害物に関する情報)に基づいて状況判断を行う。ゴールGに到達していなければプロセスはステップS44に移行し、ゴールGに到達していればプロセスはステップS48に移行する。
ステップS46では、テスト走行が中止される。具体的には、走行制御部53が上記動作を実行する。
なお、スタート地点Sに戻るルートは、今まで通ってきた経路を逆転してスタート地点S(付近)に戻るルートでもよいし、最短経路でスタート地点Sに戻るルートでもよい。前者は、環境変動していない経路なので、安全にスタート地点Sに戻れる。後者は、戻る時間が短くなる。
なお、自律走行装置100が戻されるのは、テスト走行のスタート地点に限られず、テスト走行経路上のいずれかの地点でもよい。
その後、プロセスはステップS48に移行する。
ステップS48では、テスト走行が終了する。その後、塗り潰し走行が実施される。
別の変形例としては、環境変動があった場合は、塗り潰し走行を開始しなくてもよい。
さらに別の変形例としては、テスト走行時にも清掃を行ってもよい。
また、環境変動が検出されなかったエリアは塗り潰し清掃を行ってもよい。
なお、環境変動が検知された場合には、テスト走行を完了させた後、テスト走行を中止した後、あるいは、テスト走行のスタート位置に戻した後で、あるいは、それらの動作の代りに、自律走行装置100を塗り潰し自律走行の開始位置や終了位置などの走行領域内の地点に移動させてもよい。
また、ユーザが明示的にテスト走行を選択する形態ではなく、塗り潰し自律走行の実施前にテスト走行を自動的に行う形態の場合、環境変動が検出されなかった場合は自動的に塗り潰し走行を開始することが望ましいが、ユーザが念のため塗り潰し走行の開始を判断する形態でもよい。
第1の変形例では、図23に示すように、エリアが2つに分割されている場合に、テスト走行経路41Aは、全体エリア43の外周を一回りする外周周回経路45Aと一致している。
第2の変形例では、図24に示すように、エリアが2つに分割されている場合に、テスト走行経路41Bは、第1エリア43A及び第2エリア43Bにおいて、外周周回経路45Aの一部と一致しておりかつ少なくとも各エリアの外周経路の一部になっている。
また、エリアが分割されていない場合に、テスト走行経路は、外周周回経路を内側にシフトした単数又は複数の内周周回経路であってもよい。
第5の変形例では、テスト走行経路41Eは、図27に示すように、全体エリア43内の中心部を走行する経路である。具体的には、テスト走行経路41Eは、全体エリア43の長手方向に沿って直線状に延びている。この場合、内部の状況をより正確に認識できる。
第7の変形例では、図29に示すように、エリアが2つに分割されている場合に、テスト走行経路41Gは第1エリア43A及び第2エリア43B内に別々に形成されている。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
自律走行装置は、自律的に清掃作業を実行する清掃機以外の走行装置であってもよい。例えば、自律走行装置は、宣伝用ロボッ卜であってもよい。
本実施形態は、自律走行体の機体が「真円であって超信地旋回するもの」以外には適用できる。
3 :清掃部
5 :制御部
7 :走行経路教示部
8 :取付部材
9 :設定部
11 :走行モータ
13 :主輪
15 :補助輪
21 :外周周回経路
23 :内周周回経路
25 :塗り潰し走行経路
31 :洗浄液吐出口
33 :スキージ
33a :吸引口
35 :洗浄用部材
41 :テスト走行経路
51 :清掃制御部
53 :走行制御部
55 :制御統括部
57 :記憶部
71a :ハンドル
71b :ハンドル
73 :筐体
75 :走行制御指令算出部
91 :切替部
92 :手動操作記憶スイッチ
93 :設定操作部
94 :設定変換部
95 :ディスプレイ
96 :清掃条件教示部
97 :清掃制御指令算出部
100 :自律走行装置
111 :エンコーダ
311 :洗浄液供給タンク
313 :洗浄液供給ポンプ
331 :吸引モータ
333 :回収部材
351 :洗浄用部材回転モータ
500 :走行スケジュール
531 :走行切替部
533 :モータ制御部
551 :走行領域取得部
553 :走行領域内経路作成部
555 :SLAM部
557 :走行再現部
5531 :グリッド作成部
5532 :走行順番決定部
5535 :走行経路計画部
5551a :前方検出器
5551b :後方検出器
5553 :地図作成部
5555 :位置推定部
5557 :経過時間決定部
B :本体
C :中心
DW :逸脱幅
F :床面
GR :グリッド
GA1 :第1グリッド領域
GA2 :第2グリッド領域
GL :グリッドレイヤー
GM :グローバルマップ
RA :矩形領域
RA1 :矩形領域
RA2 :矩形領域
RA3 :矩形領域
ST :開始点
TA :走行領域
Claims (8)
- 自律走行体が自律走行する経路を計画する自律走行経路計画方法であって、
前記自律走行体によって、環境地図において塗り潰し走行を行う走行領域の境界を教示して外周教示経路を作成することで、前記走行領域を取得するステップと、
前記走行領域に対応する領域を、それぞれが前記自律走行体を包含できないサイズの複数のグリッドで敷き詰めた第1グリッド領域を作成するステップと、
前記自律走行体の車体サイズと回転半径と回転移動距離及び前記グリッドのサイズに基づいて、前記自律走行体が方向転換を行う際に前記走行領域から前記自律走行体の車体が逸脱する逸脱幅を算出するステップと、
前記外周教示経路に基づいて作成される外周周回経路を縮小して、前記逸脱幅を覆うために必要な最大本数の内周周回経路を作成するステップと、
前記第1グリッド領域に含まれる複数のグリッドのうち、最内周の内周周回経路が入っているグリッドと、最内周の内周周回経路が入っているグリッドよりも内側のグリッドと、を有効とし、前記第1グリッド領域の他のグリッドを無効とすることで、最内周の内周周回経路に対応する位置を境界とする第2グリッド領域を作成するステップと、
前記第2グリッド領域内を塗りつぶすように塗り潰し走行経路を作成するステップと、
前記塗り潰し走行経路の開始位置を前記外周周回経路上に設定するステップと、
前記塗り潰し走行経路の終了位置を前記外周周回経路より内側の前記開始位置付近に設定するステップと、
を備えた自律走行経路計画方法。 - 前記内周周回経路を作成するステップでは、前記最大本数を算出する、請求項1に記載の自律走行経路計画方法。
- 前記外周周回経路、前記塗り潰し走行経路、及び前記内周周回経路を連続的に繋いで自律走行経路として決定するステップをさらに備える、請求項1又は2に記載の自律走行経路計画方法。
- 環境変動検出用のテスト走行経路を作成するステップと、
前記自律走行体に前記テスト走行経路を走行させるステップと、をさらに備えている、請求項1~3のいずれかに記載の自律走行経路計画方法。 - 前記自律走行体が前記テスト走行経路を走行中に検出した環境変動を通知するステップをさらに備えている、請求項4に記載の自律走行経路計画方法。
- 前記自律走行体が前記テスト走行経路を走行中に環境変動を検出した後に、テスト走行を中止するステップをさらに備えている、請求項4又は5に記載の自律走行経路計画方法。
- 前記テスト走行を中止した後に、前記自律走行体を前記テスト走行経路上の地点に戻すステップをさらに備えている、請求項6に記載の自律走行経路計画方法。
- 前記テスト走行を中止した後に、前記自律走行体を前記走行領域内の地点に移動するステップをさらに備えている、請求項6に記載の自律走行経路計画方法。
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