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JP7615908B2 - 建物 - Google Patents
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JP7615908B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の入居者が生活を行う建物に関する。
下記の特許文献1において、建物は、平面視でほぼ長方形の外形である。建物において梁間方向の一方側に、入居者用の居室が桁行方向に並んで配置されている。建物の1階において梁間方向の他方側に、玄関、トイレおよび浴室が桁行方向に並んで配置されている。食堂は、建物において梁間方向の中央部、即ち、玄関、トイレおよび浴室と、複数の居室との間の位置にある。
下記の特許文献2では、建物の一例であるシェアハウスが開示されている。シェアハウスは、全居住者が使用可能なパブリック空間(食堂や通路等)と、パブリック空間に隣接する複数のセミパブリック空間と、を有する。各セミパブリック空間において、パブリック空間との境界部分には出入口が設けられている。各セミパブリック空間には、複数の個室と、複数の個室の各居住者が共用するグループ共用部(浴室やトイレ等)とが設けられている。
特開2002-266513号公報
特開2017-266513号公報
建物には、例えば、浴室、食堂や洗濯室等のような共用部がある。これら共用部は、できるだけ多くの入居者で共用されることが望ましい。しかし、複数の入居者の中には、他の入居者と相性が良くない場合がある。例えば、建物が発達障がい者向けグループホームである場合に、ある入居者が他の入居者と共用部分や通路で遭遇することでパニック等の行動障害を起こすことも考えられる。従って、入居者が他の特定の入居者と共用部や通路において遭遇し難いように、建物内の部屋や通路を配置することが求められる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、共用部が多くの入居者により利用可能でありながらも、入居者が他の特定の入居者と建物内で遭遇することを抑制可能な建物を提供することにある。
(1) 本発明の一形態は、建物であって、複数の第1居室と、第1共用部と、上記複数の第1居室および上記第1共用部の各々の出入り口が面する第1通路と、複数の第2居室と、第2共用部と、上記複数の第2居室および上記第2共用部の各々の出入り口が面する第2通路と、第3共用部と、上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第3共用部の出入口が面する第3通路と、第4共用部と、上記第3通路から離れた位置で上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第4共用部の出入口が面する第4通路と、上記第1通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第3共用部に至る第1動線を連通する開状態と、上記第1動線を遮断する閉状態とに切り替わる第1扉と、上記第2通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第3共用部に至る第2動線を連通する開状態と、上記第2動線を遮断する閉状態とに切り替わる第2扉と、上記第1通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第4共用部に至る第3動線を連通する開状態と、上記第3動線を遮断する閉状態とに切り替わる第3扉と、上記第2通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第4共用部に至る第4動線を連通する開状態と、上記第4動線を遮断する閉状態とに切り替わる第4扉と、を備える。
上記構成によれば、第1扉乃至第4扉の状態にかかわらず、複数の第1居室の各入居者は、第1通路を通って第1共用部に自由にアクセスでき、複数の第2居室の各入居者は、第2通路を通って第2共用部に自由にアクセスできる。また、上記のように第1扉乃至第4扉の状態を切り替えることで、複数の第1居室の各入居者も、複数の第2居室の各入居者も、第3共用部および第4共用部を利用できる。
(2)上記建物は、上記第4通路と繋がる玄関を備える。
上記構成によれば、入居者が各第1居室および玄関の間を行き来する際、第3扉を開状態にし且つ第4扉を閉状態にすることで、複数の第1居室の各入居者と、複数の第2居室の各入居者とが互いに遭遇することが抑制される。また、入居者が各第2居室および玄関の間を行き来する際、第4扉を開けて第3扉を閉じることで、複数の第2居室の各入居者と、複数の第1居室の各入居者とが互いに遭遇することが抑制される。
(3)上記第4通路に面する出入口を有する世話人室を備える。
上記構成によれば、世話人が複数の第1居室および複数の第2居室の各々にアクセスし易い。
(4)上記第1通路乃至上記第4通路は回廊をなしている。上記複数の第1居室、上記複数の第2居室、上記第3共用部および上記第4共用部は、上記回廊の外側にレイアウトされる。上記第1共用部および上記第2共用部は、上記回廊の内側に互いに隣り合うようにレイアウトされる。
上記構成によれば、建物の敷地を効率的に利用できる。
(5)上記第1共用部および上記第2共用部の各々は、便所および洗面所の少なくとも一方であり、上記第3共用部は、洗濯室および脱衣室の少なくとも一方であり、上記第4共用部は、食堂である。
上記構成によれば、複数の第1居室の各入居者は、第1共用部である便所や洗面所に自由にアクセスでき、複数の第2居室の各入居者は、第2共用部である便所や洗面所に自由にアクセスできる。また、洗濯室や脱衣室と、食堂とを時間別で利用できるため、入居者は建物で生活を送りやすい。
(6)本発明の他の形態は、建物であって、玄関と、上記玄関を基準として互いに異なる方向にレイアウトされる複数のユニットと、を備える。上記ユニットの各々は、複数の第1居室と、第1共用部と、上記複数の第1居室および上記第1共用部の各々の出入り口が面する第1通路と、複数の第2居室と、第2共用部と、上記複数の第2居室および上記第2共用部の各々の出入り口が面する第2通路と、第3共用部と、上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第3共用部の出入口が面する第3通路と、第4共用部と、上記第3通路から離れた位置で上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第4共用部の出入口が面する第4通路と、上記第1通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第3共用部に至る第1動線を連通する開状態と、上記第1動線を遮断する閉状態とに切り替わる第1扉と、上記第2通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第3共用部に至る第2動線を連通する開状態と、上記第2動線を遮断する閉状態とに切り替わる第2扉と、上記第1通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第4共用部に至る第3動線を連通する開状態と、上記第3動線を遮断する閉状態とに切り替わる第3扉と、上記第2通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第4共用部に至る第4動線を連通する開状態と、上記第4動線を遮断する閉状態とに切り替わる第4扉と、を備える。
上記構成によれば、多くの入居者が建物に入居できる。
本発明によれば、第3共用部および第4共用部を多くの入居者が共用しつつ、入居者が他の特定の入居者と建物内で遭遇することを抑制可能な建物を提供することができる。
建物100の間取りを示す平面図。 建物100内の動線430、動線460、動線470および動線500を示す模式図。 建物100内の動線440、動線450、動線480および動線490を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[桁行方向X,梁間方向Y,鉛直方向Z]
図1から図3には、互いに直交する矢印X,Y,Zが示される。矢印X,Yは、建物100の桁行方向および梁間方向をそれぞれ示す。矢印Zは、鉛直方向を示す。以下、桁行方向、梁間方向および鉛直方向を、桁行方向X、梁間方向Yおよび鉛直方向Zとも称する。桁行方向Xおよび梁間方向Yは、紙面の左右方向および前後方向である。桁行方向Xの+側および-側は、図1等の紙面の右側および左側である。梁間方向Yの+側および-側は、同紙面の奥側および手前側である。
[建物100の構成]
図1において、建物100は、本実施形態では、発達障がい者向けグループホームである。建物100は、出入口110、玄関120A、ホール120B、世話人室130、およびキッチン140を備える。
[玄関120A,世話人室130,キッチン140等]
出入口110、玄関120A、ホール120B、世話人室130およびキッチン140は、この記載順で、梁間方向Yの+側から-側に並ぶようにレイアウトされる。出入口110は、基準面510に対して桁行方向Xにおいて概ね対称となるようにレイアウトされる。玄関120A、ホール120B、世話人室130およびキッチン140の各々もまた、基準面510に対して桁行方向Xにおいて概ね対称となるようにレイアウトされる。基準面510は、出入口110、玄関120A、ホール120B、世話人室130、およびキッチン140の桁行方向Xにおける中心も通過する。なお、基準面510は、建物100の桁行方向Xにおける中心を通過し、梁間方向Yおよび鉛直方向Zの双方に平行な仮想面である。
ホール120Bは、玄関120Aと梁間方向Yの-側に隣り合うようにレイアウトされる。
世話人室130は、グループホームにおいて入居者の生活をサポートする世話人や支援員が駐在する部屋である。以下、世話人および支援員を包括して「世話人等」とも称する。世話人室130は、ホール120Bと梁間方向Yの-側で壁を介して隣り合うようにレイアウトされる。この壁には、入居者や来訪者等の出入り確認等の業務を世話人等が行うための窓口やカウンターが設けられている。
キッチン140は、世話人室130と梁間方向Yの-側で壁を介して隣り合うようにレイアウトされる。
ホール120B、世話人室130およびキッチン140において、桁行方向Xの-側には、出入口121、131、141がそれぞれ設けられる。出入口121,131,141の各々は、通路240に面している。
ホール120B、世話人室130およびキッチン140において、桁行方向Xの+側には、出入口122、132、142がそれぞれ設けられる。出入口122,132,142の各々は、通路380に面している。
[ユニット100A,100B]
建物100は、複数のユニットの一例として、2つのユニット100A,100Bを備える。
ユニット100A,100Bは、玄関120Aを基準として互いに異なる方向にレイアウトされている。詳細には、ユニット100A,100Bは、基準面510を基準として桁行方向Xの-側および+側にレイアウトされる。
ユニット100Aは、居室150A,150B、居室160A,160B、便所170A,180A、洗面所170B,180B、洗濯室190A、脱衣室190B、浴室190C、食堂200、通路210,220,230,240、および扉250,260,270,扉280を備える。
ユニット100Bは、居室290A,290B、居室300A,300B、便所310A,320A、洗面所310B,320B、洗濯室330A、脱衣室330B、浴室330C、食堂340、通路350,360,370,380および扉390,400,410,420を備える。
[ユニット100A]
以下、ユニット100Aの各構成について詳細に説明する。
[通路210,220,230,240]
通路210,220,230,240は、第1通路、第2通路、第3通路および第4通路の一例であり、回廊をなしている。
具体的には、通路240は、ホール120B、世話人室130およびキッチン140を基準として桁行方向Xの-側の位置で、これらに沿って梁間方向Yに延びる。詳細には、通路240は、梁間方向Yにおいて、ホール120Bの+側の端部付近から、キッチン140の-側の端部まで延びる。
通路210,220は、通路240において梁間方向Yの両端部に繋がっており、桁行方向Xの-側へと延びる。通路210は、洗濯室190Aの壁まで及び、通路220は、浴室190Cの壁まで及ぶ。通路210,220は、梁間方向Yにおいて互いに離れている。
通路230は、通路210において桁行方向Xの-側の端部に繋がっており、梁間方向Yの-側へと延びて、通路220における桁行方向Xの-側の端部に至る。通路230は、通路240から桁行方向Xに離れている。
[居室150A,150B,160A,160B]
居室150A,150B,160A,160Bの各々は、入居者が普段いる個室である。居室150A,150Bは、複数の第1居室の一例である。居室160A,160Bは、複数の第2居室の一例である。居室150A,150Bの入居者を入居者A,Bとも称し、居室160A,160Bの入居者を入居者C,Dとも称する。
居室150Aは、通路210,240を基準として梁間方向Yの+側にこれらに沿ってレイアウトされる。居室150Aは、玄関120Aと桁行方向Xの-側で隣り合う。居室150Bは、通路210を基準として梁間方向Yの+側に、通路210に沿ってレイアウトされ、洗濯室190Aと梁間方向Yの+側で隣り合う。居室150Bはさらに、桁行方向Xの-側で居室150Aと隣り合う。居室150Aの出入口151Aと、居室150Bの出入口151Bとは、通路210に面している。出入口151A,151Bの各々には引き戸が設けられている。
居室160A,160Bは、通路220を基準として梁間方向Yの-側に、通路220に沿ってレイアウトされる。居室160Aはさらに、桁行方向Xの-側で食堂200と隣り合う。居室160Bは、桁行方向Xの-側で居室160Aと隣り合い、梁間方向Yの-側で浴室190Cと隣り合う。居室160Aの出入口161Aと、居室160Bの出入口161Bとは、通路220に面している。出入口161A,161Bの各々には引き戸が設けられている。
[便所170A,180A,洗面所170B,180B]
便所170Aは、梁間方向Yの-側で通路210に沿い、且つ桁行方向Xの+側で通路230に沿ってレイアウトされる。便所170Aは、通路220,240の各々から離れている。洗面所170Bは、桁行方向Xにおいて通路240および便所170Aの間の位置に、梁間方向Yの-側で通路210に沿ってレイアウトされる。便所170Aの出入口171Aと、洗面所170Bの出入口171Bとは、通路210に面している。出入口171Aには、便所170Aの内部から施錠可能な引き戸が設けられている。
便所180Aは、梁間方向Yの+側で通路220に沿い、且つ桁行方向Xの+側で通路230に沿ってレイアウトされる。便所180Aは、通路210,240から離れてレイアウトされる。洗面所180Bは、桁行方向Xにおいて通路240および便所180Aの間の位置に、梁間方向Yにおいて通路220および洗面所170Bの間の位置にレイアウトされる。便所180Aの出入口181Aと、洗面所180Bの出入口181Bとは、通路220に面している。出入口181Aには、便所180Aの内部から施錠可能な引き戸が設けられている。
便所170Aおよび洗面所170Bの各々は、第1共用部の一例であり、入居者A,Bにより共用される。便所180Aおよび洗面所180Bの各々は、第2共用部の一例であり、入居者C,Dにより共用される。
[洗濯室190A,脱衣室190B,浴室190C]
洗濯室190Aは、桁行方向Xの-側で通路210,230に沿ってレイアウトされ、梁間方向Yの-側で居室150Bと隣り合う。脱衣室190Bは、桁行方向Xの-側で通路230に沿ってレイアウトされ、梁間方向Yの-側で洗濯室190Aと隣り合う。浴室190Cは、桁行方向Xの-側で通路220に沿ってレイアウトされ、梁間方向Yの-側で脱衣室190Bと隣り合う。洗濯室190Aの出入口191Aと、脱衣室190Bの出入口191Bとは、通路230に面している。浴室190Cの出入口191Cは、脱衣室190Bに面している。
洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cの各々は、第3共用部の一例であり、入居者A乃至入居者Dにより共用される。
[食堂200]
食堂200は、通路240の梁間方向Yの-側の端部よりも同方向の-側にレイアウトされる。食堂200はさらに、キッチン140と梁間方向Yの-側で隣り合い、居室160Aと桁行方向Xの+側で隣り合う。食堂200は、第4共用部の一例であり、入居者A乃至入居者Dにより共用される。
[扉250,260,270,280]
扉250は、通路210,230の接続部分に設けられる。扉250は、世話人等による開閉操作により開状態と閉状態とに切り替わる。開状態および閉状態は、図2中一点鎖線で示す動線430を連通および遮断する状態である。図2において、動線430は、通路210,230で構成され、居室150A,150Bの各々から洗濯室190Aおよび脱衣室190Bの各々に至る動線である。扉250は、通路210側および通路230側から世話人等による施錠が可能な引き戸である。
扉260は、通路220,230の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図3中一点鎖線で示す動線440を連通する開状態と、動線440を遮断する閉状態とに切り替わる。図3において、動線440は、通路220,230で構成され、居室160A,160Bの各々から洗濯室190Aおよび脱衣室190Bの各々に至る動線である。扉260は、通路220側および通路230側から施錠可能な引き戸である。
扉270は、通路210,240の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図3中一点鎖線で示す動線450を連通する開状態と、動線450を遮断する閉状態とに切り替わる。図3において、動線450は、通路210,240で構成され、居室150A,150Bの各々から食堂200に至る動線である。扉270は、通路210側および通路240側から施錠可能な引き戸である。
扉280は、通路220,240の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図2中一点鎖線で示す動線460を連通する開状態と、動線460を遮断する閉状態とに切り替わる。図2において、動線460は、通路220,240で構成され、居室160A,160Bの各々から食堂200に至る動線である。扉280は、通路220側および通路240側から施錠可能な引き戸である。
なお、動線430,440,450,460は、第1動線、第2動線、第3動線および第4動線の一例である。
[ユニット100B]
以下、ユニット100Bの各構成について詳細に説明する。
[通路350,360,370,380]
図1において、通路350乃至通路380は、基準面510を基準として、通路210乃至通路240と桁行方向Xにおいて対称な位置にそれぞれレイアウトされる。通路350乃至通路380は、第1通路乃至通路240の他の一例である。
[居室290A,290B,300A,300B]
居室290A,290B,300A,300Bの各々は、入居者用の個室である。以下、居室290A,290B,300A,300Bの入居者を入居者E,F,G,Hとも称する。居室290A,290Bは、複数の第1居室の一例である。居室300A,300Bは、複数の第2居室の一例である。居室290A,290B,300A,300Bは、基準面510を基準として、居室150A,150B,160A,160Bと桁行方向Xにおいて対称な位置にレイアウトされる。居室290Aの出入口291Aと、居室290Bの出入口291Bとは、通路350に面している。居室300Aの出入口301Aと、居室300Bの出入口301Bとは、通路360に面している。出入口291A,291B,301A,301Bの各々には引き戸が設けられている。
[便所310A,320A,洗面所310B,320B]
便所310A,320Aは、基準面510を基準として、便所170A,180Aと桁行方向Xにおいて対称な位置にそれぞれレイアウトされる。洗面所310B,320Bは、基準面510を基準として、洗面所170B,180Bと桁行方向Xにおいて対称な位置にそれぞれレイアウトされる。便所310Aの出入口311Aと、洗面所310Bの出入口311Bとは、通路350に面している。便所320Aの出入口321Aと、洗面所320Bの出入口321Bとは、通路360に面している。出入口311A,321Aには、便所310A,320Aの内部から施錠可能な引き戸がそれぞれ設けられる。
便所310Aおよび洗面所310Bの各々は、第1共用部の他の一例であり、入居者E,Fにより共用される。便所320Aおよび洗面所320Bの各々は、第2共用部の他の一例であり、入居者G,Hにより共用される。
[洗濯室330A,脱衣室330B,浴室330C]
洗濯室330A、脱衣室330Bおよび浴室330Cは、基準面510を基準として、洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cと桁行方向Xにおいて対称な位置にそれぞれレイアウトされる。洗濯室330Aの出入口331Aと、脱衣室330Bの出入口331Bとは、通路370に面している。浴室330Cの出入口331Cは、脱衣室330Bに面している。洗濯室330A、脱衣室330Bおよび浴室330Cの各々は、第3共用部の他の一例であり、入居者E乃至入居者Hにより共用される。
[食堂340]
食堂340は、第4共用部の他の一例であり、基準面510を基準として、食堂200と対称な位置にレイアウトされる。食堂340は、入居者E乃至入居者Hにより共用される。
[扉390,400,410,420]
扉390は、通路350,370の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図2中一点鎖線で示す動線470を連通する開状態と、動線470を遮断する閉状態とに切り替わる。図2において、動線470は、通路350,370で構成され、居室290A,290Bの各々から洗濯室330Aおよび脱衣室330Bの各々に至る動線である。扉390は、通路350側および通路370側から施錠可能な引き戸である。
扉400は、通路360,370の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図3中一点鎖線で示す動線480を連通する開状態と、動線480を遮断する閉状態とに切り替わる。図3において、動線480は、通路360,370で構成され、居室300A,300Bの各々から洗濯室330Aおよび脱衣室330Bの各々に至る動線である。扉400は、通路360側および通路370側から施錠可能な引き戸である。
扉410は、通路350,380の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図3中一点鎖線で示す動線490を連通する開状態と、動線490を遮断する閉状態とに切り替わる。図3において、動線490は、通路350,380で構成され、居室290A,290Bの各々から食堂340に至る動線である。扉410は、通路350側および通路380側から施錠可能な引き戸である。
扉420は、通路360,380の接続部分に設けられ、上記開閉操作により、図2中一点鎖線で示す動線500を連通する開状態と、動線500を遮断する閉状態とに切り替わる。図2において、動線500は、通路360,380からなり、居室300A,300Bの各々から食堂340に至る動線である。扉420は、通路360側および通路380側から施錠可能な引き戸である。
なお、動線470,480,490,500は、第1動線、第2動線、第3動線および第4動線の一例である。
[建物100の用途および作用効果]
上記構成の建物100によれば、扉250乃至扉280の状態にかかわらず、入居者A,Bは、通路210を通って便所170Aや洗面所170B(即ち、第1共用部)に自由にアクセスできる。入居者C,Dは、扉250乃至扉280の状態にかかわらず、通路220を通って便所180Aや洗面所180B(即ち、第2共用部)に自由にアクセスできる。
また、建物100によれば、扉250乃至扉280の状態を切り替えることで、入居者A,Bの組みおよび入居者C,Dの組みは、組ごとで、洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190C(即ち、第3共用部)および食堂200(即ち、第4共用部)を利用できる。具体的には、入居者A,Bが通路210,230を通って洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cを利用する際、世話人等により、扉250が開状態にされ、扉260および扉270の各々が閉状態にされる。この時、扉280が開状態にされることで、入居者C,Dは、通路220を通って食堂200を利用できる。これにより、入居者A,Bの組みと、入居者C,Dの組みとが互いに遭遇することが抑制される。
同様に、入居者C,Dが通路220,230を通って洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cを利用する際、世話人等により、扉260が開状態にされ、扉250および扉280が閉状態にされる。この時、扉270が開状態にされることで、入居者A,Bは、通路210,240を通って食堂200を利用できる。これにより、入居者C,Dの組みと、入居者A,Bの組みとが互いに遭遇することが抑制される。
一般に、発達障がい者向けグループホームには、ある入居者は、他の入居者と相性が良くなく、他の入居者と建物100内で遭遇することでパニック等の行動障害を起こすことも考えられる。しかし、建物100によれば、入居者A,Bは、通路210を通って便所170Aや洗面所170Bを利用し、入居者C,Dは、通路220を通って便所180Aや洗面所180Bを利用する。また、入居者A,Bの組みおよび入居者C,Dの組みは、洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cと、食堂200とを、組ごとで異なる時間帯に利用できる。よって、建物100によれば、発達障がい者向けグループホームにおける課題を解決できる。
建物100によれば、入居者A,Bが居室150A,150Bおよび玄関120Aの間を通路210,240を通って行き来する際、世話人等が扉270を開状態にし且つ扉280を閉状態にすることで、入居者A,Bと、入居者C,Dとが互いに遭遇することが抑制される。同様に、入居者C,Dが、居室160A,160Bのおよび玄関120Aの間を通路220,240を通って行き来する際、入居者A,Bと遭遇することも抑制される。これによっても、発達障がい者向けグループホームにおける上記課題を解決できる。
建物100によれば、世話人室130の出入口131が通路240に面しているため、居室150A,150Bにも、居室160A,160Bにもアクセスし易い。
建物100によれば、通路210乃至上記通路240は、回廊をなしている。居室150A,150B、居室160A,160B、洗濯室190A、脱衣室190B、浴室190Cおよび食堂200は、上記回廊の外側にレイアウトされる。便所170Aや洗面所170Bおよび便所180Aや洗面所180Bは、上記回廊の内側に互いに隣り合うようにレイアウトされる。これにより、建物100の敷地を効率的に利用できる。
建物100によれば、入居者A,Bは、第1共用部である便所170Aや洗面所170Bに通路210を通って自由にアクセスでき、入居者C,Dは、第2共用部である便所180Aや洗面所180Bに通路220を通って自由にアクセスできる。また、便所170Aや洗面所170Bが居室150A,150Bの外部にあり、便所180Aや洗面所180Bが居室160A,160Bの外部にあるため、世話人等は、便所や洗面所を管理し易い。また、洗濯室190A、脱衣室190Bおよび浴室190Cと、食堂200とを、入居者A,Bの組みと、入居者C,Dの組みとが組ごとで異なる時間帯に利用できる。そのため、各入居者は同一の建物100内で生活を送りやすい。
なお、上記作用効果は、ユニット100Bについても同様である。
また、建物100が、ユニット100A,100Bを備えるため、入居者数を増やすことができる。また、ユニット100A,100Bは互いに対称であるため、ユニット100A,100Bの間で部材を共通化できる。
また、ユニット100A,100Bは、世話人室130、キッチン140および食堂200,340で分け隔てられており、玄関120Aおよびホール120Bでのみ相互に行き来可能に繋がっている。この構成によれば、ユニット100A,100Bの一方の入居者は、他方の入居者と、建物100において玄関120Aおよびホール120B以外で場所で遭遇することが抑制される。
[変形例]
実施形態では、建物100は、発達障がい者向けグループホームであった。しかし、これに限らず、建物100は、老人向け等、他の種類のグループホームであってもよいし、病棟であってもよい。
実施形態では、建物100は、平屋であった。しかし、これに限らず、建物100は、階層構造を有していてもよい。この場合、少なくとも一階層がユニット100Aまたはユニット100Bを備えていればよい。他にも、少なくとも一階層にユニット100Aを備え、他の一階層にユニット100Bを備えていてもよい。
建物100には、各扉として、引き戸に代えて、開き戸や折り畳み式の扉、ロールカーテンのように巻き取り可能なものなどが設けられていてもよいし、複数種類の扉が混在していてもよい。すなわち、各扉が動線を遮断するとは、各通路を完全に閉じなくてもよく、通路にいる入居者が、通常の歩行によって、閉じた状態の扉の向こう側へ行けない程度であって、閉じた状態の扉の向こう側にいる入居者と目が合わない程度に通路を閉じていればよい。
100…建物
120A…玄関
130…世話人室
100A,100B…ユニット
210,220,230,240,350,360,370,380…通路
150A,150B,160A,160B,290A,290B,300A,300B…居室
170A,180A,310A,320A…便所
170B,180B,310B,320B…洗面所
190A,330A…洗濯室
190B,330B…脱衣室
190C,330C…浴室
200,340…食堂
250,260,270,280,390,400,410,420…扉

Claims (6)

  1. 複数の第1居室と、
    第1共用部と、
    上記複数の第1居室および上記第1共用部の各々の出入り口が面する第1通路と、
    複数の第2居室と、
    第2共用部と、
    上記複数の第2居室および上記第2共用部の各々の出入り口が面する第2通路と、
    第3共用部と、
    上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第3共用部の出入口が面する第3通路と、
    第4共用部と、
    上記第3通路から離れた位置で上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第4共用部の出入口が面する第4通路と、
    上記第1通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第3共用部に至る第1動線を連通する開状態と、上記第1動線を遮断する閉状態とに切り替わる第1扉と、
    上記第2通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第3共用部に至る第2動線を連通する開状態と、上記第2動線を遮断する閉状態とに切り替わる第2扉と、
    上記第1通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第4共用部に至る第3動線を連通する開状態と、上記第3動線を遮断する閉状態とに切り替わる第3扉と、
    上記第2通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第4共用部に至る第4動線を連通する開状態と、上記第4動線を遮断する閉状態とに切り替わる第4扉と、を備える建物。
  2. 上記第4通路と繋がる玄関を備える、請求項1に記載の建物。
  3. 上記第4通路に面する出入口を有する世話人室を備える、請求項2に記載の建物。
  4. 上記第1通路乃至上記第4通路は回廊をなしており、
    上記複数の第1居室、上記複数の第2居室、上記第3共用部および上記第4共用部は、上記回廊の外側にレイアウトされ、
    上記第1共用部および上記第2共用部は、上記回廊の内側に互いに隣り合うようにレイアウトされる、請求項1から3のいずれかに記載の建物。
  5. 上記第1共用部および上記第2共用部の各々は、便所および洗面所の少なくとも一方であり、
    上記第3共用部は、洗濯室および脱衣室の少なくとも一方であり、
    上記第4共用部は、食堂である、請求項1から4のいずれかに記載の建物。
  6. 玄関と、
    上記玄関を基準として互いに異なる方向にレイアウトされる複数のユニットと、を備え、
    上記ユニットの各々は、
    複数の第1居室と、
    第1共用部と、
    上記複数の第1居室および上記第1共用部の各々の出入り口が面する第1通路と、
    複数の第2居室と、
    第2共用部と、
    上記複数の第2居室および上記第2共用部の各々の出入り口が面する第2通路と、
    第3共用部と、
    上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第3共用部の出入口が面する第3通路と、
    第4共用部と、
    上記第3通路から離れた位置で上記第1通路および上記第2通路と繋がり、上記第4共用部の出入口が面する第4通路と、
    上記第1通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第3共用部に至る第1動線を連通する開状態と、上記第1動線を遮断する閉状態とに切り替わる第1扉と、
    上記第2通路および上記第3通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第3共用部に至る第2動線を連通する開状態と、上記第2動線を遮断する閉状態とに切り替わる第2扉と、
    上記第1通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第1居室から上記第4共用部に至る第3動線を連通する開状態と、上記第3動線を遮断する閉状態とに切り替わる第3扉と、
    上記第2通路および上記第4通路の少なくとも一方に設けられ、上記複数の第2居室から上記第4共用部に至る第4動線を連通する開状態と、上記第4動線を遮断する閉状態とに切り替わる第4扉と、を備える建物。
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