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JP7616519B2 - ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法ならびに鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口 - Google Patents
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JP7616519B2 - ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法ならびに鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口 - Google Patents

ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法ならびに鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口 Download PDF

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本発明は、寸法が異なる鋼管を通しダイアフラムを介して接合する際のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法ならびに鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口に関する。
従来、上下柱で寸法の異なる角形鋼管の柱梁接合部においては、図3に示すように、截頭角錐状のテーパー管8で接合部パネルを構成することが多い。図3に示すようなテーパー管を用いる柱梁接合部は、柱-ダイアフラム仕口の耐力および剛性を確保しやすいという特徴がある。
このテーパー管8については、接合部の剛性を確保することが容易である一方、高価かつ少量生産で流通に難がある。また、これを利用した接合部の溶接施工の自動化が困難である。近年、施工の省力化が求められるようになり、テーパー管8の使用が問題になりつつある。
テーパー管8を用いずに上下で寸法の異なる柱を接合する方法として、図2のように、下柱4と同寸法の角形鋼管を接合パネル3に用い、上下で寸法の異なる柱1、4を、ダイアフラム2、5を介して接合する工法がある。上ダイアフラム2の板厚が薄いと、上柱1が曲げを受けることにより上ダイアフラム2に大きな面外変形が生じる場合がある。その場合、上ダイアフラム2の剛性および耐力が落ちるため、ダイアフラム面外曲げ剛性および耐力の評価が必要である。
特許文献1では、径の異なる上下柱を増厚ダイアフラムで接合する仕口のダイアフラム面外曲げ剛性を予測するにあたり、ダイアフラムを複数の多角形要素で分割し、各多角形要素は各境界となる辺で弾性的に折れ曲がり可能に回転バネで連結されているとし他解析モデルを用いて、与えた荷重に対する回転バネにおける曲げ変形とせん断変形を加算し、釣り合い条件からダイアフラムの剛性を求める方法を開示している。
特許文献2では、径の異なる上下柱を増厚ダイアフラムで接合する仕口のダイアフラム面外曲げ耐力を予測するにあたり、上柱に軸力Nが作用する場合の、上部通しダイアフラム5の面外曲げ降伏曲げ耐力fMyを、降伏線理論を用い、上柱の軸力Nを反映させて求める方法を開示している。
特開2015-45211号公報 特開2013-28997号公報
川井忠彦、近藤一夫:新しい離散化モデルによる板の曲げ崩壊解析、日本造船学会秋季講演会、1977.11
しかしながら、従来技術では、以下のような課題があった。
寸法の異なる上下柱を増厚ダイアフラムで接合する仕口について、特許文献1に記載の方法は、1方向偏心および2方向偏心配置に限定されており、偏心なしの場合は記載されていない。また、複数種類の応力と変形について剛性を算出しており、やや計算が煩雑である。その他、角形鋼管の角部寸法(半径)を考慮せず、角部を正角として仮定しているため、角部寸法の値によっては計算が適用できない可能性がある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであって、寸法の異なる鋼管を通しダイアフラムを介して接合する際に簡易にかつ精度よく予測できるダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法を提供することを目的とする。加えて、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法ならびに鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口を提供することを目的とする。
上記課題を有利に解決する本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]角形鋼管または円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺または径の長さが短い角形鋼管または円形鋼管からなる上側部材とを用い、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上に複数の節点を設け、該節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の第一多角形要素に区分された前記接合部の解析モデルを作成する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[2]角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材の径より対角線の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、または、角形鋼管からなる下側部材と該下側部材の辺より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせを用い、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、前記下側部材のすべての外周が前記上側部材のすべての外周より外側になるように配置し、前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の平板部の板厚中央線上、前記下側部材の角部の板厚中央線上、前記上側部材の平板部の板厚中央線上、前記上側部材の角部の板厚中央線上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分する、上記1に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[3]前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I01~I28)に分割し、前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記ダイアフラムの縁の一辺上の点をA、前記下側部材の角部であってAに近い2つのうちの一の角部の板厚中央線上の点をB、Aに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をC、Bに最も近い前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をD、Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、Bに最も近い一のダイアフラム縁上の点をE、Aを含むダイアフラム縁に直交する前記下側部材の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をF、Aを含むダイアフラム縁に直交する前記上側部材の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をG、前記上側部材の内部の点をH、Eに近い前記上側部材の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、Eに近い前記下側部材の角部であってBを含まない角部の板厚中心線上の点をJ、Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラムの縁上の点をK、Cを含む前記下側部材の平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をL、Aに近い前記下側部材の他の角部の板厚中央線上の点をM、Mに最も近い前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をN、Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、他のダイアフラム縁上の点をO、Aを含むダイアフラム縁に直交する前記下側部材の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をP、Aを含むダイアフラム縁に直交する前記上側部材の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をQ、Dを含む角部の対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をR、Bを含む角部の対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をSとしたとき、AB、BC、CAにより形成される多角形要素I01、CD、DH、HCにより形成される多角形要素I02、BC、CD、DBにより形成される多角形要素I03、BE、EF、FBにより形成される多角形要素I04、DF、FG、GDにより形成される多角形要素I05、BD、DF、FBにより形成される多角形要素I06、DG、GH、HDにより形成される多角形要素I07、GH、HI、IGにより形成される多角形要素I08、HI、IL、LHにより形成される多角形要素I09、FG、GI、IFにより形成される多角形要素I10、IJ、JL、LIにより形成される多角形要素I11、FI、IJ、JFにより形成される多角形要素I12、EF、FJ、JEにより形成される多角形要素I13、JK、KL、LJにより形成される多角形要素I14、CH、HN、NCにより形成される多角形要素I15、HN、NQ、QHにより形成される多角形要素I16、CM、MN、NCにより形成される多角形要素I17、NP、PQ、QNにより形成される多角形要素I18、MN、NP、PMにより形成される多角形要素I19、AC、CM、MAにより形成される多角形要素I20、MO、OP、PMにより形成される多角形要素I21、HQ、QR、RHにより形成される多角形要素I22、HL、LR、RHにより形成される多角形要素I23、PQ、QR、RPにより形成される多角形要素I24、LR、RS、SLにより形成される多角形要素I25、PR、RS、SPにより形成される多角形要素I26、OP、PS、SOにより形成される多角形要素I27、LK、KS、SLにより形成される多角形要素I28の計28の多角形要素とし、前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、上記2に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[4]角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材の径より対角線の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、または、角形鋼管からなる下側部材と該下側部材の辺より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせを用い、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、前記下側部材の外面の一部と前記上側部材の外面の一部とが共通に外接する一平面を有するように配置し、前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の板厚中央線上、前記上側部材の板厚中央線上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分する、上記1に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[5]前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I29~I42)に分割した解析モデルを設定し、前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、外面を一平面上に揃えた前記平板部に直交するダイアフラム縁の一辺上の点をA、Aに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をB、前記下側部材の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた前記平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をC、前記上側部材の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた前記平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をD、前記上側部材の内部の点をE、外面を一平面上に揃えた前記平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をF、外面を一平面上に揃えた前記平板部に対向する前記上側部材の平板部の板厚中央線上の点をG、Gに最も近いダイアフラム縁上の点をH、Hに近い前記上側部材の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、Hに近い前記下側部材の角部であってBを含まない角部の板厚中央線上の点をJ、Bを含む前記下側部材の平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をK、Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をLとしたとき、AB、BC、CAにより形成される多角形要素I29、BC、CD、DBにより形成される多角形要素I30、BD、DE、EBにより形成される多角形要素I31、DE、EF、FDにより形成される多角形要素I32、DF、FG、GDにより形成される多角形要素I33、CD、DG、GCにより形成される多角形要素I34、CG、GH、HCにより形成される多角形要素I35、EF、FI、IEにより形成される多角形要素I36、FG、GI、IFにより形成される多角形要素I37、EI、IK、KEにより形成される多角形要素I38、IJ、JK、KIにより形成される多角形要素I39、GI、IJ、JGにより形成される多角形要素I40、GH、HJ、JGにより形成される多角形要素I41、JK、KL、LJにより形成される多角形要素I42、の計14の多角形要素とし、前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、上記4に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[6]角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材とを用い、前記下側部材の隣り合う平板部の外面と対応する前記上側部材の隣り合う平板部の外面とをそれぞれ同一の平面上に揃えて、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の平板部の板厚中央線上、前記下側部材の角部の板厚中央線上、前記上側部材の平板部の板厚中央線上、前記上側部材の角部の板厚中央線上、前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分する、上記1に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[7]前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I43~I60)に分割した解析モデルを設定し、前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部の一方に最も近いダイアフラム縁上の点をA、Aに近い前記下側部材の角部であって、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をB、Aに近い前記上側部材の角部であって、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をC、Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部から遠い方のダイアフラム縁上の点をD、Dに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をE、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれた前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をF、前記下側部材のFを含む角部と対角位置にある、前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心点をG、前記下側部材のFを含む角部と対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をH、前記上側部材のCを含む角部と対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線線上の点をI、前記上側部材の平板部の外面と同一平面上にない外面を有する下側部材の平板部のうちEを含まない平板部の板厚中央線上の点をJ、前記上側部材の内部の点をK、Dを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をL、前記下側部材のBを含む角部と対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をM、Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をNとしたとき、AB、BC、CAにより形成される多角形要素I43、AC、CF、FAにより形成される多角形要素I44、CF、FK、KCにより形成される多角形要素I45、CG、GK、KCにより形成される多角形要素I46、BC、CG、GBにより形成される多角形要素I47、BE、EG、GBにより形成される多角形要素I48、BD、DE、EBにより形成される多角形要素I49、DE、EH、HDにより形成される多角形要素I50、EG、GH、HEにより形成される多角形要素I51、FI、IK、KFにより形成される多角形要素I52、FI、IL、LFにより形成される多角形要素I53、GI、IK、KGにより形成される多角形要素I54、GI、IM、MGにより形成される多角形要素I55、IL、LM、MIにより形成される多角形要素I56、GJ、JM、MGにより形成される多角形要素I57、JM、MN、NJにより形成される多角形要素I58、GH、HJ、JGにより形成される多角形要素I59、HJ、JN、NHにより形成される多角形要素I60、の計18の多角形要素とし、前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、上記6に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
[8]上記1に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、前記上側部材の対向する一対の箇所のうち一方の箇所に対して下向き荷重を付加し、他方の箇所に対して同等の上向き荷重を付加し、その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき算出したダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[9]上記2に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、a)前記上側部材が前記角形鋼管の場合は前記上側部材の対向する一対の平板部のうち一方の平板部に対して下向き荷重を付加し、他方の平板部に対して同等の上向き荷重を付加した場合、または、b)前記上側部材が前記円形鋼管の場合は前記上側部材の円周の直径の一端に下向き荷重を付加し、他端に同等の上向き荷重を付加した場合について、その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、上記8に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[10]上記3に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、前記解析モデルに対して作用する荷重としてD-G-Iに含まれる平板部に下向きに作用する荷重を、N-Q-Rに含まれる平板部に上向きに作用する同等の荷重を与え、この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられる歪エネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、上記9に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[11]上記4に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、a)前記上側部材が前記角形鋼管では前記一平面に対向する前記上側部材の一の平板部に対して下向き荷重を付加し、前記上側部材の他の平板部に対して同等の上向き荷重を付加した場合、または、b)前記上側部材が前記円形鋼管では前記一平面に接する前記上側部材の円周上の点を一端とする直径の他端に下向き荷重を付加し、前記一端に同等の上向き荷重を付加した場合について、その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、上記8に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[12]上記5に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、前記解析モデルに対して作用する荷重としてD-F-Iに含まれる平板部に下向きに作用する荷重を、外面を一平面上に揃えた上側部材の平板部に上向きに作用する同等の荷重を与え、この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられる歪エネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、上記11に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[13]上記6に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれた前記上側部材の角部と対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心点に対して下向き荷重を付加し、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれた前記下側部材の角部に対して同等の上向き荷重を付加した場合について、その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、上記8に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[14]上記7に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、前記解析モデルに対して作用する荷重としてGに下向きに作用する荷重を、Fを含む角部に上向きに作用する荷重を与え、この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられるエネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、上記13に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
[15]上記8~14のいずれか1項に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法を用いて、前記ダイアフラム面外曲げ剛性を求め、上側部材に設計荷重を与えた際に必要とされるダイアフラム面外曲げ剛性に対して、規格化された複数種類の板厚の鋼板から、必要とされる前記剛性を満たすのに十分な板厚の鋼板を前記ダイアフラム材料として選定する、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法。
[16]上記15に記載のダイアフラム板厚設計方法で設計したダイアフラムを用いて、角形鋼管または円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺または径の長さが短い角形鋼管または円形鋼管からなる上側部材とを接合した、鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口。
本発明にかかるダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法および予測方法によれば、通しダイアフラムで寸法の異なる角形鋼管や円形鋼管からなる上下部材を接合するにあたり、接合した仕口のダイアフラムの面外曲げ剛性を、上下部材の角部寸法などを考慮して簡便に精度良く評価することができる。特に、下側部材の外周を上側部材の外側に配置した場合、上下の部材の外面を一平面上に揃えた場合、および、上下の部材の隣り合う平板部の外面をそれぞれ同一の平面上に揃えた場合に、それぞれ適した解析モデルを設定することで簡便に精度よくダイアフラムの面外曲げ剛性を予測することができる。また、その予測方法により、必要な剛性を満たすのに十分な板厚の鋼板を選定することができる。また、その板厚のダイアフラムを用いて、鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる、寸法の異なる角形鋼管を同軸配置で通しダイアフラムに接合した接合構造のダイアフラム面外曲げ剛性評価のための解析モデルの構成を示す模式図であり、(a)は平面図を表し、(b)はX-X視断面図を表す。 上記実施形態にかかるダイアフラムを上ダイアフラムとした柱梁接合構造を模式的に表す斜視図である。 テーパー管を接合パネルに用いた従来の柱梁接合構造を模式的に示す斜視図である。 本発明の他の実施形態にかかる、寸法の異なる角形鋼管を一方向偏心配置で通しダイアフラムに接合した接合構造のダイアフラム面外曲げ剛性評価のための解析モデルの構成を示す模式図であり、(a)は平面図を表し、(b)はX-X視断面図を表す。 本発明の別の実施形態にかかる、寸法の異なる角形鋼管を二方向偏心配置で通しダイアフラムに接合した接合構造のダイアフラム面外曲げ剛性評価のための解析モデルの構成を示す模式図であり、(a)は平面図を表し、(b)はY-Y視断面図を表す。 回転ばね理論を説明する模式図であって、(a)は平面図を表し、(b)は正面図を表す。 有限要素法(FEM)解析モデルの接合要素を表す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための設備や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本実施形態では、非特許文献1に記載の回転ばね理論に基づいて、通しダイアフラムで寸法の異なる角形鋼管からなる上下部材を接合するにあたり、接合した仕口のダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する。通しダイアフラムは下側部材の板厚より大きい板厚の鋼板からなり、通しダイアフラムの縁の辺長は下側部材の辺長と同じか、または、より長いものを用いる。図6には、節点o、a、bおよび節点o、b、cでそれぞれ構成された多角形要素I1とI2とを示す。I1とI2とは節点o-b間に挿入された回転ばね9で接続されている。この回転ばね9の剛性Kは、回転ばね9と節点a、cとのそれぞれの距離x、yおよび回転ばね9の長さlを用いて、下記数式1の(1)式のように表せる。
Figure 0007616519000001
ここで、Dは板定数であり、ヤング係数E、多角形要素板厚t、ポアソン比νを用いて下記数式2の(2)式のように求められる。
Figure 0007616519000002
多角形要素I1およびI2のなす角すなわち回転ばねの回転角θは、各節点の直交座標をo(x、y、z)と、a(x、y、z)、b(x、y、z)およびc(x、y、z)として以下のように求められる。
多角形要素I1およびI2の法線をnおよびnとすると、その方向余弦n(l、m、n)およびn(l、m、n)は、下記数式3および4の(3)式および(4)式で表される。
Figure 0007616519000003
Figure 0007616519000004
ここで、上記式中の記号は下記数式5および6の(5)および(6)式で表される。
Figure 0007616519000005
Figure 0007616519000006
回転ばねのベクトルの変形後の方向余弦C(l、m、n)は、下記数式7の(7)式で表される。
Figure 0007616519000007
回転ばねの回転角θについては下記数式8の(8)式の関係が成り立つ。
Figure 0007616519000008
したがって、回転ばねの回転角θは下記数式9の(9)式で求められる。
Figure 0007616519000009
右辺を展開すると、下記数式10の(10)式となる。
Figure 0007616519000010
ここで、lは下記数式11の(11)式で表される。
Figure 0007616519000011
回転ばね9に蓄えられる歪エネルギーUは下記数式12の(12)式のように求められる。
Figure 0007616519000012
<第一実施形態>
第一の実施形態として、図1に示す、角形鋼管からなる下側部材3と下側部材3より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材1とを用い、下側部材3のすべての平板部の外面が上側部材1のすべての平板部の外面より外側になるように配置(無偏心配置)し、通しダイアフラム2を介して下側部材3の上端全周および上側部材1の下端全周を接合した接合部につき、通しダイアフラム2の曲げ剛性を予測することを検討する。ここで、「辺の長さが短い」とは、角形鋼管の断面が略正方形であれば一辺の長さで比較し、略長方形であれば長辺どうしおよび短辺どうしの長さで比較する。以下におなじ。
図1の例では、下側部材3と上側部材1との軸心を相互に一致させて、いわゆる同軸配置とした。
解析モデルを設定するにあたり、平面視で、通しダイアフラム2の板厚中央面上に、多角形要素10の節点A~Sを以下のように定める。
ダイアフラム2の縁の一辺上の点をA、
下側部材3の角部であってAに近い2つのうちの一の角部の板厚中央線上の点をB、
Aに最も近い下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をC、
Bに最も近い上側部材1の角部の板厚中央線上の点をD、
Aを含むダイアフラム2縁に直交するダイアフラム2縁のうち、Bに最も近い一のダイアフラ2ム縁上の点をE、
Aを含むダイアフラム2縁に直交する下側部材3の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をF、
Aを含むダイアフラム2縁に直交する上側部材1の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をG、
上側部材1の内部の点をH、
Eに近い上側部材1の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、
Eに近い下側部材3の角部であってBを含まない角部の板厚中心線上の点をJ、
Aを含むダイアフラム2縁に対向するダイアフラム2の縁上の点をK、
Cを含む下側部材3の平板部に対向する下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をL、
Aに近い下側部材3の他の角部の板厚中央線上の点をM、
Mに最も近い上側部材1の角部の板厚中央線上の点をN、
Aを含むダイアフラム2縁に直交するダイアフラム2縁のうち、他のダイアフラム2縁上の点をO、
Aを含むダイアフラム2縁に直交する下側部材3の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をP、
Aを含むダイアフラム2縁に直交する上側部材1の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をQ、
Dを含む角部の対角位置にある上側部材1の角部の板厚中央線上の点をR、
Bを含む角部の対角位置にある下側部材3の角部の板厚中央線上の点をS
とする。
節点A、C、E、F、G、K、L、O、PおよびQは、各辺の中点であることが好ましい。節点B、D、I、J、M、N、RおよびSは、各角部の板厚中央線をなす円弧の中点であることが好ましい。節点Hは、上側部材1の軸心であることが好ましい。
回転ばね9を配置した辺BC、BD、BF、CD、DG、FG、GH、DF、DH、JF、JI、JL、IF、IG、IL、IH、MC、MN、MP、NC、NP、NQ、NH、PQ、QH、SL、SP、RL、RP、RH、RQおよびRSに蓄えられる歪エネルギーを求める。得られた回転ばねの歪エネルギーをもちいて全ダイアフラムにおける全回転ばねに蓄えられる歪エネルギーUを計算すると、下記数式13の(13)式が得られる。
Figure 0007616519000013
したがって、カスティリアーノの定理からこれを変位δで偏微分することで上側部材1がダイアフラム2に作用する力P’と変位δの関係が下記数式14の(14)式のように求められる。Kmは剛体-バネモデルによる曲げ剛性を表す。
Figure 0007616519000014
ここで、ダイアフラム2の面外変形角θは下記数式15の(15)式で表される。
Figure 0007616519000015
上側部材1に作用する曲げモーメントMcuは上側部材1の対向する平板部の板厚中央間距離の半分をBとすると、下記数式16の(16)式で求められる。
Figure 0007616519000016
(14)式と(15)式とを用いて、下記数式17の(17)式が導かれる。
Figure 0007616519000017
すなわち、本実施形態のダイアフラム2の面外曲げ剛性Kdは下記数式18の(18)式で与えられる。
Figure 0007616519000018
<第二実施形態>
第二の実施形態として、図4に示す、角形鋼管からなる下側部材3と下側部材3より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材1とを用い、下側部材3の一の平板部の外面と上側部材1の一の平板部の外面とを一平面上に揃えて、いわゆる一方向偏心配置とし、通しダイアフラム2を介して下側部材3の上端全周および上側部材1の下端全周を接合した接合部につき、通しダイアフラム2の曲げ剛性を予測することを検討する。
解析モデルを設定するにあたり、平面視で、通しダイアフラム2の板厚中央面上に、多角形要素10の節点A~Lを以下のように定める。
外面を一平面上に揃えた平板部に直交するダイアフラム2縁の一辺上の点をA、
Aに最も近い下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をB、
下側部材3の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をC、
上側部材1の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をD、
上側部材1の内部の点をE、
外面を一平面上に揃えた平板部に対向する下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をF、
外面を一平面上に揃えた平板部に対向する上側部材1の平板部の板厚中央線上の点をG、
Gに最も近いダイアフラム2縁上の点をH、
Hに近い上側部材1の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、
Hに近い下側部材3の角部であってBを含まない角部の板厚中央線上の点をJ、
Bを含む下側部材3の平板部に対向する下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をK、
Aを含むダイアフラム2縁に対向するダイアフラム2縁上の点をL
とする。
節点AおよびLは、Fを含む上側部材1の平板部の板厚中央線の延長線とダイアフラム2縁との交点であることが好ましい。節点BおよびKは、上側部材1の軸心をとおり、上下部材の外面をそろえた平面に平行な線と、下側部材3の平板部の板厚中央線との交点であることが好ましい。節点C、D、IおよびJは、各角部の板厚中央線をなす円弧の中点であることが好ましい。節点Eは、上側部材1の軸心であることが好ましい。節点F、GおよびHは、各辺の中点であることが好ましい。
回転ばね9を配置した辺BC、BD、CD、CG、DF、EF、DE、FG、DG、KJ、KI、IJ、IG、IE、IF、JGに蓄えられる歪エネルギーを求める。得られた回転ばねの歪エネルギーを用いて全ダイアフラムにおける全回転ばねに蓄えられる歪エネルギーUを計算すると、下記数式19の(19)式が得られる。
Figure 0007616519000019
カスティリアーノの定理からこれを変位δで偏微分することで上側部材1がダイアフラム2に作用する力P’と変位δの関係が下記数式20の(20)式で求められる。Kmは剛体-バネモデルによる曲げ剛性を表す。
Figure 0007616519000020
ここで、ダイアフラム2の面外変形角θは下記数式21の(21)式で表される。
Figure 0007616519000021
上側部材1に作用する曲げモーメントMcuは上側部材1の対向する平板部の板厚中央間距離の半分をBとすると、下記数式22の(22)式で求められる。
Figure 0007616519000022
(20)式と(21)式とを用いて、下記数式23の(23)式が導かれる。
Figure 0007616519000023
すなわち、本実施形態のダイアフラム2の面外曲げ剛性Kdは下記数式24の(24)式で与えられる。
Figure 0007616519000024
<第三実施形態>
第三の実施形態として、図5に示す、角形鋼管からなる下側部材3と下側部材3より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材1とを用い、下側部材3の隣り合う平板部の外面と対応する上側部材1の隣り合う平板部の外面とをそれぞれ同一の平面上に揃えて、いわゆる二方向偏心配置とし、通しダイアフラム2を介して下側部材3の上端全周および上側部材1の下端全周を接合した接合部につき、通しダイアフラム2の曲げ剛性を予測することを検討する。
解析モデルを設定するにあたり、平面視で、通しダイアフラム2の板厚中央面上に、多角形要素10の節点A~Nを以下のように定める。
上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部の一方に最も近いダイアフラム2縁上の点をA、
Aに近い下側部材3の角部であって、上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をB、
Aに近い上側部材1の角部であって、上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をC、
Aを含むダイアフラム2縁に直交するダイアフラム2縁のうち、上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部から遠い方のダイアフラム2縁上の点をD、
Dに最も近い下側部材3の平板部の板厚中央線上の点をE、
上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれた下側部材3の角部の板厚中央線上の点をF、
下側部材3のFを含む角部と対角位置にある、上側部材1の角部の板厚中央線をなす円弧の中心点をG、
下側部材3のFを含む角部と対角位置にある下側部材3の角部の板厚中央線上の点をH、
上側部材1のCを含む角部と対角位置にある上側部材1の角部の板厚中央線線上の点をI、
上側部材1の平板部の外面と同一平面上にない外面を有する下側部材3の平板部のうちEを含まない平板部の板厚中央線上の点をJ、
上側部材1の内部の点をK、
Dを含むダイアフラム2縁に対向するダイアフラム2縁上の点をL、
下側部材3のBを含む角部と対角位置にある下側部材3の角部の板厚中央線上の点をM、
Aを含むダイアフラム2縁に対向するダイアフラム2縁上の点をN
とする。
節点AおよびLは、上下部材1、3の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれた角部をとおる対角線に直交する上側部材1の対角線とダイアフラム2縁との交点であることが好ましい。節点B、C、F、H、IおよびMは、各角部の板厚中央線をなす円弧の中点であることが好ましい。節点D、E、JおよびNは、各辺の中点であることが好ましい。節点Kは、上側部材1の軸心であることが好ましい。
回転ばね9を配置した辺BC、BE、BG、CF、CG、CK、EG、EH、FK、GH、GK、MI、MN、MG、IF、IG、IK、JG、JHおよびJMに蓄えられる歪エネルギーを求める。得られた回転ばねの歪エネルギーを用いて全ダイアフラムにおける全回転ばねに蓄えられる歪エネルギーUを計算すると、対称性から、下記数式25の(25)式が得られる。
Figure 0007616519000025
カスティリアーノの定理からこれを変位δで偏微分することで上側部材1がダイアフラム2に作用する力P’と変位δの関係が下記数式26の(26)式で求められる。Kmは剛体-バネモデルによる曲げ剛性を表す。
Figure 0007616519000026
ここで、GK=a、FK=b、FH=2cとすると、ダイアフラム2の面外変形角θは下記数式27の(27)式で表される。
Figure 0007616519000027
上側部材1に作用する曲げモーメントMcuは、下記数式28の(28)式で求められる。
Figure 0007616519000028
(26)式と(27)式とを用いて、下記数式29の(29)式が導かれる。
Figure 0007616519000029
すなわち、本実施形態のダイアフラム2の面外曲げ剛性Kdは下記数式30の(30)式で与えられる。
Figure 0007616519000030
上記実施例では、角形鋼管を上下部材とする例を示したが、円形鋼管を上下部材として、または角形鋼管と円形鋼管を上下部材として組み合わせて用いることもできる。上下部材に円形鋼管を用いる場合は,円形鋼管板厚中央面上の節点を例えば円周方向中心角で45°ごとに取る等の対応により適用できる。
図7に示すように、寸法の異なる上下部材1、3を通しダイアフラム2を介して接合した接合部を対象として、上側部材1頂部に強制変位を与えることで単調載荷する有限要素法(FEM)を用いた解析を実施した。解析モデルリストを表1に示す。同軸配置、一方向偏心配置および二方向偏心配置のそれぞれについて、上側部材1は□-350×350×12(BCR295)および□-850×850×40(BCP325)の角形鋼管を用い、下側部材3は□-500×500×19(BCR295)および□-1000×1000×40(BCP325)の角形鋼管を用いた。ここで、角形鋼管の規格値は、□-辺長×辺長×板厚を表し、BCRは冷間ロール成形角形鋼管を表し、BCPは冷間プレス成形角形鋼管を表し、括弧内の続く数値は、降伏点の下限値をMPaで表す。上側部材1と下側部材3の辺長差は150mmとした。ダイアフラム2の板厚はそれぞれ100mm、60mmおよび45mmとした。ダイアフラム2の鋼材規格はTMCP325Cを用い、ダイアフラムは、下側部材の辺長に60mm加算した辺長の正方形とした。
Figure 0007616519000031
表2に、表1の条件での上記各実施形態の評価式による計算結果と有限要素法(FEM)による構造解析結果を示す。いずれの場合でも上記実施形態のダイアフラム面外曲げ剛性評価式を使用することで、FEM解析結果から求められたダイアフラム面外曲げ剛性を精度良く評価できていることが分かる。
Figure 0007616519000032
本発明のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法によれば、通しダイアフラムを介して寸法の異なる鋼管からなる上下部材を接合するにあたり、接合した仕口のダイアフラムの面外曲げ剛性を、上下部材の角部寸法を考慮して簡便に精度良く評価することができる。また、その予測方法により得られた剛性を満たすのに十分な板厚の鋼板を選定することができる。また、その板厚のダイアフラムを用いて、鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口を得ることができるので産業上有用である。
1 上側部材(上柱)
2 ダイアフラム(通しダイアフラム、上ダイアフラム)
3 下側部材(接合パネル)
4 下柱
5 下ダイアフラム
6 梁フランジ
7 梁ウェブ
8 テーパー管
9 回転ばね
10 多角形要素

Claims (14)

  1. 角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材の径より対角線の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、または、角形鋼管からなる下側部材と該下側部材の辺より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせを用い、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、
    前記下側部材のすべての外周が前記上側部材のすべての外周より外側になるように配置し、
    前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の板厚中央線上、前記上側部材の板厚中央線上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分された前記接合部の解析モデルを作成する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  2. 前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I01~I28)に分割し、
    前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、
    前記ダイアフラムの縁の一辺上の点をA、
    前記下側部材の角部であってAに近い2つのうちの一の角部の板厚中央線上の点をB、
    Aに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をC、
    Bに最も近い前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をD、
    Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、Bに最も近い一のダイアフラム縁上の点をE、
    Aを含むダイアフラム縁に直交する前記下側部材の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をF、
    Aを含むダイアフラム縁に直交する前記上側部材の平板部のうち、Bに最も近い一の平板部の板厚中央線上の点をG、
    前記上側部材の内部の点をH、
    Eに近い前記上側部材の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、
    Eに近い前記下側部材の角部であってBを含まない角部の板厚中心線上の点をJ、
    Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラムの縁上の点をK、
    Cを含む前記下側部材の平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をL、
    Aに近い前記下側部材の他の角部の板厚中央線上の点をM、
    Mに最も近い前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をN、
    Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、他のダイアフラム縁上の点をO、
    Aを含むダイアフラム縁に直交する前記下側部材の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をP、
    Aを含むダイアフラム縁に直交する前記上側部材の平板部のうち、他の平板部の板厚中央線上の点をQ、
    Dを含む角部の対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線上の点をR、
    Bを含む角部の対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をS
    としたとき、
    AB、BC、CAにより形成される多角形要素I01、
    CD、DH、HCにより形成される多角形要素I02、
    BC、CD、DBにより形成される多角形要素I03、
    BE、EF、FBにより形成される多角形要素I04、
    DF、FG、GDにより形成される多角形要素I05、
    BD、DF、FBにより形成される多角形要素I06、
    DG、GH、HDにより形成される多角形要素I07、
    GH、HI、IGにより形成される多角形要素I08、
    HI、IL、LHにより形成される多角形要素I09、
    FG、GI、IFにより形成される多角形要素I10、
    IJ、JL、LIにより形成される多角形要素I11、
    FI、IJ、JFにより形成される多角形要素I12、
    EF、FJ、JEにより形成される多角形要素I13、
    JK、KL、LJにより形成される多角形要素I14、
    CH、HN、NCにより形成される多角形要素I15、
    HN、NQ、QHにより形成される多角形要素I16、
    CM、MN、NCにより形成される多角形要素I17、
    NP、PQ、QNにより形成される多角形要素I18、
    MN、NP、PMにより形成される多角形要素I19、
    AC、CM、MAにより形成される多角形要素I20、
    MO、OP、PMにより形成される多角形要素I21、
    HQ、QR、RHにより形成される多角形要素I22、
    HL、LR、RHにより形成される多角形要素I23、
    PQ、QR、RPにより形成される多角形要素I24、
    LR、RS、SLにより形成される多角形要素I25、
    PR、RS、SPにより形成される多角形要素I26、
    OP、PS、SOにより形成される多角形要素I27、
    LK、KS、SLにより形成される多角形要素I28
    の計28の多角形要素とし、
    前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、請求項に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  3. 角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、円形鋼管からなる下側部材と該下側部材の径より対角線の長さが短い角形鋼管からなる上側部材との組み合わせ、または、角形鋼管からなる下側部材と該下側部材の辺より径の長さが短い円形鋼管からなる上側部材との組み合わせを用い、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、
    前記下側部材の外面の一部と前記上側部材の外面の一部とが共通に外接する一平面を有するように配置し、
    前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の板厚中央線上、前記上側部材の板厚中央線上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分された前記接合部の解析モデルを作成する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  4. 前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I29~I42)に分割した解析モデルを設定し、
    前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、
    外面を一平面上に揃えた平板部に直交するダイアフラム縁の一辺上の点をA、
    Aに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をB、
    前記下側部材の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた前記平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をC、
    前記上側部材の角部であってAに近い2つのうち、外面を一平面上に揃えた前記平板部から遠い方の角部の板厚中央線上の点をD、
    前記上側部材の内部の点をE、
    外面を一平面上に揃えた前記平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をF、
    外面を一平面上に揃えた前記平板部に対向する前記上側部材の平板部の板厚中央線上の点をG、
    Gに最も近いダイアフラム縁上の点をH、
    Hに近い前記上側部材の角部であってDを含まない角部の板厚中央線上の点をI、
    Hに近い前記下側部材の角部であってBを含まない角部の板厚中央線上の点をJ、
    Bを含む前記下側部材の平板部に対向する前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をK、
    Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をL
    としたとき、
    AB、BC、CAにより形成される多角形要素I29、
    BC、CD、DBにより形成される多角形要素I30、
    BD、DE、EBにより形成される多角形要素I31、
    DE、EF、FDにより形成される多角形要素I32、
    DF、FG、GDにより形成される多角形要素I33、
    CD、DG、GCにより形成される多角形要素I34、
    CG、GH、HCにより形成される多角形要素I35、
    EF、FI、IEにより形成される多角形要素I36、
    FG、GI、IFにより形成される多角形要素I37、
    EI、IK、KEにより形成される多角形要素I38、
    IJ、JK、KIにより形成される多角形要素I39、
    GI、IJ、JGにより形成される多角形要素I40、
    GH、HJ、JGにより形成される多角形要素I41、
    JK、KL、LJにより形成される多角形要素I42、
    の計14の多角形要素とし、
    前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、請求項に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  5. 角形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺の長さが短い角形鋼管からなる上側部材とを用い、前記下側部材の隣り合う平板部の外面と対応する前記上側部材の隣り合う平板部の外面とをそれぞれ同一の平面上に揃えて、通しダイアフラムを介して前記下側部材の上端全周および前記上側部材の下端全周を接合した接合部につき、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するために解析モデルを作成する方法であって、
    前記接合部の解析モデルとして、あらかじめ、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、前記通しダイアフラムの縁部を通る線上、前記下側部材の平板部の板厚中央線上、前記下側部材の角部の板厚中央線上、前記上側部材の平板部の板厚中央線上、前記上側部材の角部の板厚中央線上、前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心上、および、前記上側部材の内部にそれぞれ節点を設け、設けられた節点の4点以上を選択し、
    選択した節点と該節点を結ぶ複数の直辺からなり、該辺の一を境に相互に回転ばねにて折れ曲がり可能に連結され、かつ、曲げ力に対して剛体とみなされる複数の多角形要素に区分された前記接合部の解析モデルを作成する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  6. 前記接合部の解析モデルとして、前記通しダイアフラムを複数の多角形要素(I43~I60)に分割した解析モデルを設定し、
    前記各多角形要素は、平面視で、前記通しダイアフラムの板厚中央面上であって、
    上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部の一方に最も近いダイアフラム縁上の点をA、
    Aに近い前記下側部材の角部であって、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をB、
    Aに近い前記上側部材の角部であって、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれていない角部の板厚中央線上の点をC、
    Aを含むダイアフラム縁に直交するダイアフラム縁のうち、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部から遠い方のダイアフラム縁上の点をD、
    Dに最も近い前記下側部材の平板部の板厚中央線上の点をE、
    上下部材の外面が同一平面上に揃えられた前記2つの平板部に挟まれた前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をF、
    前記下側部材のFを含む角部と対角位置にある、前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心点をG、
    前記下側部材のFを含む角部と対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をH、
    前記上側部材のCを含む角部と対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線線上の点をI、
    前記上側部材の平板部の外面と同一平面上にない外面を有する下側部材の平板部のうちEを含まない平板部の板厚中央線上の点をJ、
    前記上側部材の内部の点をK、
    Dを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をL、
    前記下側部材のBを含む角部と対角位置にある前記下側部材の角部の板厚中央線上の点をM、
    Aを含むダイアフラム縁に対向するダイアフラム縁上の点をN
    としたとき、
    AB、BC、CAにより形成される多角形要素I43、
    AC、CF、FAにより形成される多角形要素I44、
    CF、FK、KCにより形成される多角形要素I45、
    CG、GK、KCにより形成される多角形要素I46、
    BC、CG、GBにより形成される多角形要素I47、
    BE、EG、GBにより形成される多角形要素I48、
    BD、DE、EBにより形成される多角形要素I49、
    DE、EH、HDにより形成される多角形要素I50、
    EG、GH、HEにより形成される多角形要素I51、
    FI、IK、KFにより形成される多角形要素I52、
    FI、IL、LFにより形成される多角形要素I53、
    GI、IK、KGにより形成される多角形要素I54、
    GI、IM、MGにより形成される多角形要素I55、
    IL、LM、MIにより形成される多角形要素I56、
    GJ、JM、MGにより形成される多角形要素I57、
    JM、MN、NJにより形成される多角形要素I58、
    GH、HJ、JGにより形成される多角形要素I59、
    HJ、JN、NHにより形成される多角形要素I60、
    の計18の多角形要素とし、
    前記各多角形要素は曲げ力に対して剛体であって、かつ各境界となる辺で折れ曲がり可能に回転ばねで連結されているとする、請求項に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の解析モデル化方法。
  7. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    a)前記上側部材が前記角形鋼管の場合は前記上側部材の対向する一対の平板部のうち一方の平板部に対して下向き荷重を付加し、他方の平板部に対して同等の上向き荷重を付加した場合、または、
    b)前記上側部材が前記円形鋼管の場合は前記上側部材の円周の直径の一端に下向き荷重を付加し、他端に同等の上向き荷重を付加した場合について、
    その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギー
    の総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  8. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    前記解析モデルに対して作用する荷重としてD-G-Iに含まれる平板部に下向きに作用する荷重を、N-Q-Rに含まれる平板部に上向きに作用する同等の荷重を与え、この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられる歪エネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  9. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    a)前記上側部材が前記角形鋼管では前記一平面に対向する前記上側部材の一の平板部に対して下向き荷重を付加し、前記上側部材の他の平板部に対して同等の上向き荷重を付加した場合、または、
    b)前記上側部材が前記円形鋼管では前記一平面に接する前記上側部材の円周上の点を一端とする直径の他端に下向き荷重を付加し、前記一端に同等の上向き荷重を付加した場合について、
    その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  10. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    前記解析モデルに対して作用する荷重としてD-F-Iに含まれる平板部に下向きに作用する荷重を、
    外面を一平面上に揃えた上側部材の平板部に上向きに作用する同等の荷重を与え、この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられる歪エネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  11. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    上下部材の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれた前記上側部材の角部と対角位置にある前記上側部材の角部の板厚中央線をなす円弧の中心点に対して下向き荷重を付加し、上下部材の外面が同一平面上に揃えられた2つの平板部に挟まれた前記下側部材の角部に対して同等の上向き荷重を付加した場合について、
    その際に生じる変位に伴う前記回転ばねの歪エネルギーの総和を求め、前記歪エネルギーの総和と前記荷重と前記荷重の付加に伴う変位とに基づき前記通しダイアフラムの面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  12. 請求項に記載の解析モデル化方法で設定した解析モデルを用い、前記通しダイアフラムの曲げ剛性を予測するにあたり、
    前記解析モデルに対して作用する荷重としてGに下向きに作用する荷重を、
    Fを含む角部に上向きに作用する荷重を与え、
    この荷重によって変位δが生じたとし、この時前記各回転ばねに蓄えられるエネルギーの和を求め、これを用いて前記荷重と前記変位δとの関係からダイアフラム面外曲げ剛性を予測する、ダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法。
  13. 請求項7~12のいずれか1項に記載のダイアフラムの面外曲げ剛性の予測方法を用いて、前記ダイアフラム面外曲げ剛性を求め、上側部材に設計荷重を与えた際に必要とされるダイアフラム面外曲げ剛性に対して、規格化された複数種類の板厚の鋼板から、必要とされる前記剛性を満たすのに十分な板厚の鋼板を前記ダイアフラム材料として選定する、鋼管接合部のダイアフラム板厚設計方法。
  14. 請求項13に記載のダイアフラム板厚設計方法で設計したダイアフラムを用いて、角形鋼管または円形鋼管からなる下側部材と該下側部材より辺または径の長さが短い角形鋼管または円形鋼管からなる上側部材とを接合した、鋼管-ダイアフラム弾性ばね仕口。
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