以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る紙葉類搬送装置10を含む遊技機島2の概略を示す平面図、図2は遊技機島2に設けられた紙葉類搬送装置10の概略構成を示す正面図である。本実施の形態では、遊技機島2は、紙幣の投入を受けて遊技者に遊技球(パチンコ球)等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機3とパチンコ機などの遊技機4とを一組にしたものを、互いが背中合わせになるようにして表裏面に複数組併設収容する。紙葉類搬送装置10は、遊技機島2に設けられ、各遊技媒体貸出機3の背面から排出された紙幣6を取り込んで遊技機島2の一端に設けられた分離回収送出装置40内の金庫(収納部)まで搬送して収納する機能を果たす。
紙葉類搬送装置10は、紙幣(紙葉類)の搬送路となる搬送管12の中に空気流を発生させ、該空気流を受けて搬送管12内を移動する搬送補助体16を、搬送対象の紙幣6より上流で搬送管12内へ挿入し、該搬送補助体16で搬送管12内の紙幣6を後方から押し動かして下流へ搬送する。本実施の形態では、搬送管12内において紙幣6は図3に示すように紙面を立てた横長の姿勢で搬送される。
紙葉類搬送装置10は、搬送管12と、遊技機島2の一端部に設けられた分離回収送出装置40を有する。搬送管12は、遊技機島2の一端部に設けられた分離回収送出装置40から遊技機島2の他端部まで延設された往路12aと、該他端部でU字状に折り返すターン部12bと、ターン部12bで折り返した後、往路12aの上方を該往路12aに沿って分離回収送出装置40まで戻るように延設された復路12cで構成される。
搬送管12の往路12aおよび復路12cは、所定の長さ、たとえば、遊技機島2に併設収容された遊技機4と遊技媒体貸出機3の1セット分の横幅に対応した長さを単位に分割されており、これらを連結ユニットで必要本数連結することで、遊技機島2の長手方向の長さに応じて経路長を調整できるようになっている。また、施工現場では、搬送管12を必要な長さにその場でカットして使用するようになっている。
紙葉類搬送装置10はさらに、搬送管12の復路12cの途中に介挿されて遊技媒体貸出機3から排出された紙幣6を搬送管12内に取り込む取込装置13を有する。取込装置13は、遊技機島2の表面側に配置された遊技媒体貸出機3からの紙幣6を取り込むものと、遊技機島2の裏面側に配置された遊技媒体貸出機3からの紙幣6を取り込むものとが対となるように設けられている。取込装置13は、復路12cを構成する搬送管12と搬送管12の間に介在してこれらを連結すると共に、復路12cの一部を成す搬送管としての機能を果たす。
また、搬送管12の途中には、補助ブロアからの空気流を合流させて搬送管内の空気流を増強する空気流増強ユニット14が適所に介挿される。ここでは、復路12cの途中であって取込装置13の下流に空気流増強ユニット14を設けてある。空気流増強ユニット14は往路12aにあってもよい。
分離回収送出装置40は、搬送管12内に空気流を送り込む機能、搬送補助体16を搬送管12の始端から搬送管12の中に送り出す機能、搬送管12の終端において搬送補助体16によって搬送されてきた紙幣6と搬送補助体16とを分離する機能、分離した搬送補助体16を搬送管12の始端側へ移動させて次の送出に再利用させる機能、分離した紙幣6を金庫(収納部)に入れて保管する機能などを果たす。分離回収送出装置40の詳細は後述する。
紙葉類搬送装置10では、取込装置13から搬送管12の復路12c内に取り込まれた紙幣6は、図3に示すように紙面を立てた横長の姿勢で取り込み完了位置に滞在する。分離回収送出装置40は、この紙幣6を島端の分離回収送出装置40まで搬送して回収するために搬送管12内に空気流を発生させる。
この空気流の作用で分離回収送出装置40から搬送補助体16が搬送管12内へ送り出され、送り出された搬送補助体16は往路12a内をターン部12bまで移動し、ターン部12bでUターンした後、復路12c内を終端部に向けてさらに移動する。このとき、図3に示すように、搬送管12内の紙幣6を、該紙幣6の後端側から搬送補助体16が押し動かすことで、搬送管12の終端部へ向けて(図中の搬送方向Fへ)紙幣6が搬送される。
このように、空気流の作用を受けて搬送補助体16が移動し、この搬送補助体16によって紙幣6を後端側から押し動かして搬送するので、紙幣6自体は空気流を受けて推進力を得る必要がない。したがって、空気流を受けるために紙幣6を折り曲げる等の措置を施すことなく、紙幣6を空気流によって搬送することができる。また、搬送補助体16は紙幣6に比べて効率よく空気流から推進力を得ることができるので、紙幣6を効率よく搬送することができる。
次に、搬送管12および搬送補助体16の形状について詳細に説明する。
図4は、直線部分(往路12aおよび復路12cの部分)における搬送管12の斜視図を、図5は、同部分の搬送管12の延設方向F(=紙幣の搬送方向F=空気流の流れる方向)に垂直な断面形状を示す断面図である。搬送管12は、厚さ1.5ミリほどの樹脂で形成されている。搬送管12は、たとえば、押し出し成型によって形成される。
搬送管12の直線部分の延設方向Fに垂直な断面の断面形状は、縦長の長方形の左右の側壁の中央部分が外側へ矩形に拡張した形状を成している。詳細には、搬送管12は、上下の壁部31と、左右の側壁部32と、左右の側壁部32の上下方向の中央部分において外側へ矩形に張り出した拡張部33とを備えている。なお、搬送管12の延設方向(搬送方向F)に垂直な略長方形の断面における短辺方向をX方向(もしくは幅方向、左右方向)、長辺方向をY方向(もしくは高さ方向、上下方向)とする。X方向、Y方向それぞれにおいて搬送管12の中心に向かう方向を内側、中心から内壁へ向かう方向を外側と呼ぶものとする。なお、本実施の形態では、搬送管12をその断面における長辺が上下方向となる向きで使用するが、短辺が上下方向となる向きで使用されてもかまわない。この場合、紙幣6は、紙面を上下に向けた横長の姿勢で搬送される。
拡張部33は、搬送管12の内側方向へ立設された分離壁34によって上下2つに区切られている。分離壁34を含めて搬送管12は全体が一体構造となっている。拡張部33には、分離壁34で2つに区切られた各エリアの中央に搬送管12の内側方向へ突出する位置規制リブ36が設けてある。位置規制リブ36は、搬送補助体16の搬送管12内でのX方向の位置を規制する機能を果たす。
側壁部32には、搬送管12の内側方向へ突起した複数本のリブ35が搬送方向に沿って延設形成されている。本例では、側壁部32と拡張部33の境界部に搬送管12の内側へ突出するリブ35が搬送方向に沿って形成されている。分離壁34はリブ35と同じ高さになっており、分離壁34の頂部はリブとしての作用を果たす。以後、分離壁34をリブとして扱う場合にはリブ34とも記す。
側壁部32は、搬送される紙幣6の紙面に対向する一対の内壁となっている。紙幣6は長方形をなしており、搬送管12内を、長辺が搬送方向Fとなる向きで搬送される。言い換えると、紙面が搬送管12の側壁部32に対向しかつ紙幣6の一方の短辺が搬送方向の先端側となり他方の短辺が後端側となる向きで搬送される。
搬送管12の上下の壁部31の間隔Dyは紙幣6の短辺より僅かに長くされている。また、左右の側壁部32(リブ35や拡張部33、分離壁34が形成されていない部分(基準平面部とする))の間隔Dxは21ミリほどに設定されている。左右の側壁部32に設けられた拡張部33はそれぞれ側壁部32(基準平面部)よりも外側へ7.5ミリほど拡張している。リブ35および分離壁34の頂は、側壁部32(基準平面部)から内側へ約2ミリの高さになっている。リブ35の高さは適宜に設定すればよい。
図6は、搬送補助体16の平面および正面を示している。搬送補助体16は、各部で径が異なる断面円形の柱状を成している。搬送補助体16は、軸が搬送方向と直交する向きにされて搬送管内を移動する。ここでは、円柱の中心軸が搬送管12のY方向(高さ方向)となるように搬送管12内に挿入されて使用される。搬送補助体16は、上下対象な形状であり、上から順に、頭部16a、頭部よりやや径の小さい首部16b、頭部16aより径が大きい大径部16c、首部16bと同径であって上下の中央に位置する括れ部16d、大径部16c、首部16b、頭部16aを有して構成される。
搬送管12や搬送補助体16の形状はこれに限定されない。搬送補助体16の外形は、搬送管12の内側形状に対応した形状になっており、側壁部32から内側へ突出したリブ34、35に対応して凹凸を有する。
搬送補助体16は、軽量、丈夫であり、たとえば、プラスティックなどにより内部が空洞に形成される。なお、軽量、丈夫であれば、発泡スチロールや押出発泡ポリスチレンなどにより形成されてもよい。
図7は、搬送管12内に搬送補助体16を挿入した状態における、延設方向Fに垂直であって搬送補助体16の中心軸を通る断面を示している。搬送補助体16の各部の径は、搬送管12の内縁形状に対応している。すなわち、搬送補助体16の中心軸を通る断面形状は、延設方向Fと垂直な断面における搬送管12の内縁形状に対応した形状となっており、搬送管12の内側を、内壁との間に所定のクリアランスをあけてほぼ塞ぐ形状になっている。
搬送管12内での搬送補助体16のY方向の位置は、大径部16cの上面あるいは下面がリブ35や分離壁34に当接することで規制される。これらはさらに搬送補助体16の軸の傾斜も規制する。また、搬送管12内での搬送補助体16のX方向の位置は、頭部16aの外周が側壁部32に接触すること、あるいは大径部16cの外周が拡張部33の内側に接触することで規制される。
このように、搬送補助体16は、搬送管12の内縁形状に対応する形状(若干のクリアランスをもってほぼ同一の形状)をなして搬送管12の断面のほぼ全体を塞ぐので、空気流の作用を効率よく受けて移動することができる。さらに搬送補助体16は上流からの空気流が搬送補助体16の下流側へ至るのを防ぎ、下流側での空気流の乱れを抑制する役割を果たす。
紙幣6は、搬送管12内の空気流から作用を受けると側壁部32に張り付く傾向にある。すなわち、紙幣6の一方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔と、他方の紙面とこれに対向する側壁部32との間隔とが均等になることはほとんどなく、いずれかの間隔が他方より狭くなると、空気流の流速は狭い間隔側で広い間隔側より速くなるため、狭い間隔側の気圧が広い間隔側の気圧より低くなり、この気圧差によって紙幣6が狭い間隔側の側壁部32へ吸着・押圧される。そうなると、狭い間隔側の間隔がさらに狭くなり、紙幣6が側壁部32へ張り付き吸着する現象が生じる。
紙幣6が強く側壁部32に張り付くと、搬送補助体16で紙幣6を押し動かして搬送することが難しくなるが、上記のように搬送補助体16はその下流側への空気の流れを遮る(少なくする)作用を果たすので、紙幣6が張り付き吸着する力は小さくなり、円滑な搬送が実現される。
搬送補助体16が有する2つの大径部16cは、搬送管12の分離壁34に区切られた2つの拡張部33のそれぞれに係合する。本例では、拡張部33を分離壁34によって2つに区切ると共に、これらの拡張部33を搬送管12のY方向の中央寄りに設けてあるので、搬送補助体16を安定した姿勢に維持して移動させることができる。また、搬送補助体16の姿勢が安定するので、紙幣6の後端に搬送補助体16の大径部16cが適切に当接して安定した搬送力を与えることができる。また、搬送管12と搬送補助体16との間に紙幣6が巻き込まれ難くなる。
また、搬送補助体16は、大径部16cを設けることで、空気流の作用を受ける部分の面積が拡大し、移動するための力を効率よく受けることができる。また、大径部16cを設けて空気流の作用を効率的に受けるので、その分、頭部16aの径を小さくすることができる。頭部の径を小さくすることで、搬送管12内の対向する一対の側壁部32の間隔(幅(Dx))を狭くすることができ、紙幣6の倒れを防ぐことができる。
さらに、側壁部32に設けた複数本のリブ35の存在により、紙幣6が側壁部32にぴったりと張り付くことが防止される。すなわち、紙幣6と側壁部32との接触面積が少なくなって摩擦が軽減され、静電気の発生等を抑えることができる。また、紙幣6が側壁部32に張り付いた場合でも、その紙幣6はリブ35の先端部分で支持されるため、リブ35の周辺では側壁部32と紙幣6との間に隙間が確保され、張り付き力が小さく抑えられる。また分離壁34によって紙幣6が支えられるので、紙幣6が拡張部33の窪みに落ち込むことが防止される。
また、側壁部32から内側に突出する複数のリブ35や分離壁34の頂部は、搬送管12の幅方向(X方向)における実質的な紙幣6の通路幅Wを、基準平面部間距離Dxより狭くする役割を果たす。これにより、紙幣6が搬送管12内で横倒れし難くなり、紙幣6の姿勢がY方向に沿うように保持される。特に、リブ35を複数設けることで、紙幣6の倒れを適切に防ぐと共に、紙幣6の側壁部32への張り付きも効果的に防止される。なお、リブ35を設けた分だけDxを大きくすることができ、これによって搬送管12の断面積を大きくして搬送補助体16が空気流の作用を受けやすくなっている。
本実施の形態に係る搬送補助体16の場合、大径部16cの径が最も大きいので、図3に示すように、この大径部16cが紙幣6の後端に当接して押し動かすようになる。
図8はターン部12bの断面図であり、図9はターン部12bの斜視図である。ターン部12bは、搬送管12を、Y方向を半径方向として90度の円弧を描くように延設された円弧部12bbと、直線部12bcと、90度の円弧状の円弧部12bbとを繋げた形状を有し、搬送補助体16の進路を180度変更する。ターン部12bにおいてもリブ35や拡張部33は形成されるが、搬送補助体16が円弧部12bbに沿って円弧状に移動する際に引っかかることがないように、分離壁34は設けないと共に、搬送補助体16がターン部12b内を通る際の軌跡と重なる部分においてはリブ35や拡張部33を逃がすように(直線部分よりクリアランスを大きく)してある。これにより、ターン部12bの円弧部12bbでの回転半径を小さくすることができる。なお、直線部12bcの長さは、分離回収送出装置40や取込装置13の大きさなどにより往路12aと復路12cとの間に必要とされる距離に応じて適宜に定めればよい。なお、ターン部12bの拡張部33には、搬送補助体16の大径部16cに対応させて2本のリブ12baを設けてあり、搬送補助体16をX方向の中央寄りに位置規制する。
次に、分離回収送出装置40について説明する。
図10は、格納ボックス41の扉46を開いた状態の分離回収送出装置40を示す正面図、図11は、格納ボックス41の扉46を開いた状態の分離回収送出装置40を示す斜視図である。図12は、格納ボックス41を取り外した分離回収送出装置40の本体ユニット42を示す斜視図、図13は、分離回収送出装置40の本体ユニット42の右側面図、図14は、分離回収送出装置40の本体ユニット42の正面図、図15は、分離回収送出装置40の本体ユニット42の左側面図、図16は、本体ユニット42の図14におけるA-A断面を一部簡略化して示す断面図である。
図10、図11に示すように、分離回収送出装置40の本体ユニット42は格納ボックス41の中に格納されている。また、格納ボックス41の内側上部には、分離回収送出装置40を含めて紙葉類搬送装置10全体の動作を制御する制御部43が取り付けてある。制御部43は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを主要部として構成される。
図12に示すように、分離回収送出装置40の本体ユニット42は、格納ボックス41とは別個に遊技機島2の妻板18にネジで固定されている。格納ボックス41は、背面が開放されており、本体ユニット42に覆い被さるようにして、本体ユニット42とは別個に妻板18にネジで取り付けられる。これにより、設置場所に応じて、本体ユニット42と格納ボックス41との相対位置を任意に調整することが可能となっている。この点の詳細は後述する。
分離回収送出装置40の本体ユニット42は、図13~図16に示すように、搬送管12の往路12aの始端に設けられて、搬送管12の中へ搬送補助体16を送り出す送出部70と、搬送管12の復路12cの終端に設けられて、搬送補助体16によって搬送されてきた紙幣6は通過させ、これを押し動かしてきた搬送補助体16は受け止めてこれらを分離する分離部50と、多数の紙幣を収納する金庫となる収納部90と、分離部50の下流で分離部50を通過してきた紙幣6を回収通路111に受け入れて停止させ、その停止させた紙幣6を収納部90内へ移動させて格納する回収部110と、送出部70に空気流を送り込む空気流発生装置130と、搬送管12の終端から分離部50および回収部110の回収通路111を経て排出される空気流を吸引し、空気流発生装置130の給気口へ戻して循環させる接続ダクト140とを備えて構成される。なお、空気流発生装置130の発生させた空気流は送出部70を通じて搬送管12の始端内へ送り込まれる。
本体ユニット42は、図15、図18等に示すように、送出部70や分離部50など各部を支持フレーム45に取り付けて一体にされている。
図17は、分離回収送出装置40の本体ユニット42であって紙幣6を収納する収納部90の扉91を開いた状態を示している。
分離回収送出装置40では、分離部50は送出部70の真上に配置されており、分離部50で補足した搬送補助体16を落下通路71(図16、断面図参照)を通じて送出部70の中へ落下させ、その落下した搬送補助体16を次の送出に使用することで、搬送補助体16を循環使用するようになっている。
送出部70の搬送管接続口72には、搬送管12の往路12aの始端が接続され、分離部50の搬送管接続口51には、搬送管12の復路12cの終端が接続される(図16参照)。
次に、分離部50の構成について説明する。
図18は、後述する開閉リブ52が閉じた状態の分離部50とその下方の送出部70を示す斜視図であり、図19は開閉リブ52が開いた状態の分離部50とその下方の送出部70を示す斜視図である。図20は開閉リブ52が閉じた状態の分離部50とその下方の送出部70を示す正面図であり、図21は開閉リブ52が閉じた状態であって搬送補助体16を捕捉した状態の分離部50とその下方の送出部70を示す正面図である。図22は、分離部50および送出部70の断面(図20のB-B断面)図である。図23は分離部50の分解斜視図である。
分離部50は、図23の分解斜視図に示すように、左右一対の通路壁56と、左右一対の開閉リブ52と、左右一対の当接部64とを備える。
左右一対の通路壁56は左右対称の形状であって、縦姿勢の平板状の側壁57と、側壁57の上端から水平に延設された天井壁58と、側壁57の下端から天井壁58と同方向の水平に延設された底壁59とを備えており、天井壁58および底壁59を突き合わせるようにして左右を組み合わせることで、搬送管12に対応する外形が縦長矩形の通路(分離部通路56a)となる。分離部通路56aの上流側の約半分の領域(上流域)の側壁57には、通路の内側へ水平に突出して通路の長さ方向に延設された5本のリブ61(61a~61e)が縦方向に間隔を空けて配列されている。
最上および最下のリブ61a、61eは、搬送管12の側壁部32(図7参照)に対応する機能を果たし、水平方向への突出高さは、左右の通路壁56を組み合わせて分離部通路56aとした際に、対向するリブ同士の間に図7のDxに相当する間隔が生じる高さとなっている。上下を除く3つのリブ61b~61dは、搬送管12のリブ34(リブ35および分離壁34、図7参照)に対応したリブである。これらは、搬送補助体16の首部16bおよび括れ部16dに対応する縦位置に設けられている。水平方向への突出高さは、左右の通路壁56を組み合わせて分離部通路56aとした際に対向するリブ同士の間に図7の通路幅Wに相当する間隔が生じる高さにされている。
左右一対の通路壁56のうちの下流側の領域(下流域)では、上流域にあったリブ61は無く、これらに代えて、各リブ61a~61eと同じ縦位置にあって通路長方向に長いスリット62(62a~62e)が設けてある。また、下流域には、上流域にあった底壁59は無く、左右一対の通路壁56を組み合わせて分離部通路56aとなった際に底部が開放されている。
開閉リブ52は、縦姿勢の平板状の側壁53と、側壁53から通路の内側へ水平に突出するように立設された5個のリブ54(54a~54e)および底板55を備える。5個のリブ54(54a~54e)の配置は、スリット62(62a~62e)に対応している。開閉リブ52の各リブ54は、通路壁56の外側から通路壁56の各スリット62に挿入される。底板55は、通路壁56の各スリット62に開閉リブ52の各リブ54を挿入した際に、通路壁56の底壁59と平らに繋がる高さにあり、各リブ54をスリット62の奥まで(側壁57の外面に側壁53が当接する位置)まで挿入すると、左右の底板55が当接して繋がるようになっている。
開閉リブ52のリブ54(54a~54e)を通路壁56のスリット62(62a~62e)に奥まで挿入した閉位置とした状態を開閉リブ52の閉状態とし(図18、図20、図21参照)、開閉リブ52のリブ54(54a~54e)がスリット62(62a~62e)から抜き出るまで(底板55が分離部通路56a内に無い位置まで)左右一対の開閉リブ52を外側へ退避した(互いの間隔を広げた)開位置とした状態を開閉リブ52の開状態(図19参照)とする。分離部50は、左右の開閉リブ52を開状態と閉状態とに変位させる開閉駆動部68を備える(図18、図20等参照)。分離部50は開閉リブ52を開状態と閉状態とに変位させる開閉駆動部68を有する。開閉駆動部68は、モータあるいはソレノイドを駆動源として構成される。
左右一対の当接部64は、空気流によって搬送管12の終端から到来する紙幣6は通過させ、その紙幣6を押し動かしてきた搬送補助体16は下流側から当接して受け止め、停止させる機能を果たす。当接部64は、搬送補助体16の大径部16cに当接される複数の当接爪66(66a~66f)と、これら複数の当接爪66を縦に所定の間隔を空けて整列して支持する支持板65を備える。左右の当接部64は、左右対称な形状であり、左右の当接部64は、それらの間に紙幣が通過可能な所定の隙間を空けて配置される。
左右一対のうちの下流から見て右の当接部64の当接爪66は、搬送補助体16の大径部16cの下流側の右半部の外周に下流側から当接する凹弧状の内側形状を備える。左右一対のうちの下流から見て左の当接部64の当接爪66は、搬送補助体16の大径部16cの下流側の左半部の外周に下流側から当接する凹弧状の内側形状を備える。
各当接爪66は、開閉リブ52側のリブ54とリブ54との間に挿入される。詳細には、最上に位置する当接爪66aは通路壁56の天井壁58とその下隣のリブ54aとの間に挿入され、当接爪66bはリブ54aと上から2番目のリブ54bの間に挿入される。当接爪66cはリブ54bと上から3番目のリブ54cの間に挿入され、当接爪66dはリブ54cと上から4番目のリブ54dの間に挿入される。当接爪66eはリブ54dと上から5番目のリブ54eの間に挿入され、当接爪66fはリブ54eと開閉リブ52の底板55との間に挿入される。各当接爪66は、当接部64の支持板65が通路壁56の端面に当接する位置まで挿入される。
図24は、回収通路111の入口を分離部50から見た様子を示すための斜視図である。図24に示すように、収納部90と回収部110は一体の金庫ユニット150となる。分離部50の当接部64は、回収部110の回収通路111の入口に取り付けられており、分離部50と金庫ユニット150を支持フレーム45に取り付けて、本体ユニット42として組み立てた際に、当接部64の各当接爪66が前述の位置に挿入されて分離部50の各リブ54と嵌合するようになっている。
図25~図27は、分離部50とその下流に配置された回収部110の回収通路111の水平断面を一部省略して示している。図25は開閉リブ52の開状態を、図26は開閉リブ52の閉状態を、図27は、図26に、分離部50に補足された搬送補助体16および回収通路111で停止した紙幣6を付記した図である。
分離部50の搬送管接続口51に接続された搬送管12内のリブから、分離部50の上流域のリブ61、閉状態にされた開閉リブ52の各リブ54、当接部64の当接爪66までの各リブは、上流から下流への順段差(上流側のリブより下流側のリブの頂が低い位置(通路外側))で繋がるようになっている(図26参照)。
開閉リブ52の各リブ54は、その下流端の近くで、通路内側への突出高さが少し高くされている。具体的には、補足した搬送補助体16の頭部16a(あるいは首部16bや括れ部16d)の外周に沿うようにして(図27参照)、少し高くされている。これにより、補足した搬送補助体16の姿勢を適正に保つ共に、閉状態における左右のリブ54の間隔が下流端に近づくほど狭くなり、分離部50に到来した紙幣6が左右の当接部64の間へと案内され、紙幣6が回収通路111の中へ円滑に進むことができる(図26、図27参照)。
図27に示すように、分離部50は開閉リブ52を閉じた状態で搬送補助体16を当接部64の当接爪66で受け止めて補足する。開閉リブ52のリブ54と分離部通路56aの上流域のリブ61との繋ぎ目は、リブ61からリブ54方向へ順段差となっているので、補足された搬送補助体16が分離部通路56aの上流域側へ戻る方向に見れば逆段差となっている。そのため、当接部64に補足された搬送補助体16を、その補足された位置に安定した姿勢で維持することができる。
補足された搬送補助体16の真下には、図19、図22、図25等に示すように、落下通路71が位置している。開閉リブ52を開状態にすると、分離部通路56aの下流域の底部が開放され、搬送補助体16は落下通路71の中へと落下する。
このように、通常は開閉リブ52を閉状態とし、補足した搬送補助体16を落下させる際に開閉リブ52を開状態に変位させるので、紙幣6が分離部50を通過する際は、開閉リブ52は閉状態である。よって、紙幣6の通過時は、搬送管12の終端から分離部50の分離部通路56aを経て回収部110の回収通路111へ至るまで経路全体を、搬送管12の中と同等に、リブの繋がった状態となり、紙幣6の姿勢をリブで維持して紙幣6の詰まりを回避することができる。
仮に、たとえば、開閉リブ52のリブ54を設けずに、底板55のみを開閉する構成とした場合でも、上流から到来する搬送補助体16を当接部64で受け止めて補足し、適時に底板55を開いて搬送補助体16を落下通路71を通じて送出部70へ落下させることは可能となる。しかし、底板55を閉じているときも分離部通路56aの下流域にはリブが無いので、ここを通る際の紙幣6の姿勢が不安定となり、紙幣6の詰まりが生じやすくなる。また、補足した搬送補助体16を適正な姿勢に維持することも難しくなり、底板55を開いた際に、搬送補助体16が落下通路71に上手く入らない等で落下しなかったり、落下の姿勢が崩れたりして、送出部70に搬送補助体16を移動させることに支障が生じてしまう。
本実施の形態に係る分離部50は、開閉リブ52を閉じた状態では、搬送管12の終端から回収部110の回収通路111へ至るまでの経路全体で、搬送管12の中と同等のリブがある状態となるので、リブで紙幣6の姿勢を維持して、紙幣6の詰まりを回避することができる。また、開閉リブ52を閉じた状態では、搬送補助体16を適正な姿勢に保持できるので、開閉リブ52を開いた際に、搬送補助体16を適切に落下させて送出部70へ移動させることができる。
分離部50は、搬送補助体16が当接部64に補足された位置に存在するか否かを検知するセンサ68aを、分離部通路56aの上面であって落下通路71の真上となる位置に有する(図18、図19参照)。また、分離部通路56aの上流域の側面には、紙幣6の通過を検出するセンサ68bが設けてある(図13参照)。制御部43は、センサ68bが紙幣6を検知してから、通過に要する所定時間の経過後に不検知に変化すると、紙幣6が正常に通過したと判断し、検知状態が一定時間以上継続した場合は紙幣6がセンサ68bの箇所で詰まっていると判断する。分離部50は、開閉リブ52の開閉を検出する開閉センサ68cを有する(図13参照)。
次に、図18~図22および図28~図35に基づいて送出部70について説明する。送出部70は、断面が縦長矩形で筒状の送出通路73を有する。送出通路73の下流端は搬送管接続口72となっており搬送管12の始端が接続される。送出通路73の上流端は空気流発生装置130からの空気流の取込口73aとなっており、空気流発生装置130からの送風ダクトが接続される。送出通路73の上流端寄りの上面には落下通路71が設けてある。落下通路71は送出通路73内と連通している。落下通路71の真下の位置は、落下通路71を通じて落下してきた搬送補助体16が、次の送出に備えて待機する待機位置となっている。
送出部70は、落下通路71の下端の開口を開閉する蓋部材としての逆流防止弁75と、搬送補助体16の姿勢を補正するための左右一対のガイドローラ76と、待機位置での搬送補助体16の姿勢を安定に保持するための姿勢ガイド部材77(a~c)と、リブ78(a~c)を備えている。
図28、図29は、送出通路73の一方の側壁と逆流防止弁75とを示す斜視図であり、図28は逆流防止弁75が垂下位置にある状態を、図29は逆流防止弁75が封鎖位置にある状態を示している。
図30は、搬送補助体16が分離部50から落下通路71を通じて送出部70内へ落下中の状態を示し、図32は搬送補助体16が送出部70の待機位置にある状態を示している。図33~図35は、搬送補助体16が待機位置から搬送管12の始端内に向けて送り出される様子を時系列に示している。
逆流防止弁75は、落下通路71の下端の開口の上流側(送出時の空気流の流れで上流側)に隣接する位置で、送出通路73の通路幅方向の軸75c(図28、図29参照)によって上端が軸支されて揺動可能な板状の部材であって、垂下時は、空気流発生装置130からの空気流の取込口を塞ぐ位置(垂下位置)にあり、空気流発生装置130が空気流を発生させると、該空気流の作用で下流方向へ回動して落下通路71の下端の開口を塞ぐ。逆流防止弁75の回動域は、取込口に当接した垂下位置(図28参照)から落下通路71の下端の開口を塞ぐ封鎖位置(図29参照)までの範囲となっている。
逆流防止弁75に重りを付けて、空気流発生装置130が停止したときに速やかに垂下位置に戻って、搬送補助体16の落下を妨げないようにしてもよい。重りは逆流防止弁75の先端部に付けると良い。
垂下位置にある逆流防止弁75は、落下通路71を通じて落下してきた搬送補助体16が待機位置に適切な姿勢で安定に保持されるように搬送補助体16の位置を規制する側壁の1つ(上流側の側壁)として機能する(図30、図32参照)。この機能において、前述の重りは、空気流の停止中に逆流防止弁75を垂下位置(位置規制の壁となる位置)により安定させる役割を果たす。
図28、図29に示すように、逆流防止弁75は、落下通路71の下端の開口を塞ぐ蓋部75aと、蓋部75aから延長された延長部75bを有する。本実施の形態では、逆流防止弁75の延長部75bは、逆流防止弁75が空気流の取込口の前に垂下した垂下位置にあるときに、延長部75bの先端が、待機位置に待機している搬送補助体16の下側の大径部16cの中央あたりに至る長さにされている(図32参照)。
延長部75bは、逆流防止弁75が垂下の位置から空気流の作用で落下通路71の下端の開口を塞ぐ封鎖位置へ回動する際に、待機位置にある搬送補助体16を延長部75bの先端で送出方向へ押し出すのに適した長さ・形状にされている。図33は、送出開始時に逆流防止弁75の先端で搬送補助体16が押し出される様子を示している。搬送補助体16を押し出す際に延長部75bの先端が最初に搬送補助体16に当接する位置は、少なくとも搬送補助体16の軸方向の中央より下が好ましい。
ガイドローラ76は、搬送補助体16の送り出し方向および落下方向を含む面に垂直な軸に軸支されて回転する円形の回転体であり、落下通路の出口の送り出す方向の下流側であって出口から落下中の搬送補助体16に側方から接し、かつ、搬送管内へ送り出し中の搬送補助体16に上から接する位置に軸支されており、落下中および送り出し中の搬送補助体16の姿勢を規制する。
具体的には、ガイドローラ76は、図28に示すように、厚さ数mmの円形板状の部材であり、送出通路73の側壁に垂直に立設された回転軸76aに回転自在に支持されている。左右一対のガイドローラ76は、図31に示すように、落下通路71を通じて落下してくる搬送補助体16の大径部16cの外周面の側方に、送り出し方向の下流側から当接する位置、かつ、図33に示すように、待機位置から搬送管12に向けて送出される搬送補助体16の上側の大径部16cの上面に、ガイドローラ76の最下点が、上から接触する位置、に軸支される。これにより、ガイドローラ76は、落下通路71を通じて落下してくる搬送補助体16の姿勢および落下位置を規制する機能と、待機位置から送出される際の搬送補助体16の姿勢を補正する機能を果たす。
送出通路73の側壁には、待機位置の搬送補助体16の姿勢を安定に保持するための姿勢ガイド部材77が取り付けてある(図29参照)。姿勢ガイド部材77aは、待機位置の搬送補助体16の大径部16cの外周に当接して姿勢を規制する。姿勢ガイド部材77bは、搬送補助体16の下側の大径部16cの下面に下から当接して姿勢を規制する。姿勢ガイド部材77cは、搬送補助体16の下側の頭部16aの外周に当接して姿勢を規制する。
リブ78は、搬送管12のリブ34、35(図5、図7参照)に対応したリブである。図32に示すように、最下のリブ78cは、待機位置の搬送補助体16の近く(姿勢ガイド部材77bに繋がる位置)を始端として送出通路73の下流端まで延設されている。リブ78cの始端では先端に向けて上面が下り傾斜しており、姿勢ガイド部材77bとの繋ぎ目において、リブ78cの始端の上面が姿勢ガイド部材77bの上面より下になる順段差が形成されている。
リブ78bの始端はガイドローラ76の回転軸の真下あたりに設定されている。リブ78aの始端は、リブ78bより少し下流側に設定されており、ガイドローラ76の周面に上流側から接触する直前の位置にされている。
送出通路73の壁面には、待機位置に搬送補助体16が存在するか否かを検出するセンサ79が設けてある(図18参照)。
紙葉類搬送装置10は、開閉リブ52を閉じた分離部50が搬送補助体16を補足している、図21に示す状態を初期状態としており、取込装置13から搬送管12内に排出された紙幣6を回収する際に、次のように動作する。
初期状態では、空気流発生装置130は停止しており、搬送補助体16は分離部50に補足された状態で待機している。まず、取込装置13は遊技媒体貸出機3の背面から排出された紙幣6を検知すると、その紙幣6を取り込んで搬送管12内に挿入する。制御部43は、ポーリングにより各取込装置13の状態を定期的に監視し、紙幣6の取り込みが行われたことを認識したら、分離部50の開閉リブ52を閉状態から開状態にして、搬送補助体16を、落下通路71を通じて送出部70へ落下させる。
図30、図31に示すように、落下の際に、落下通路71の下端から出てきた搬送補助体16は、送出通路73の左右の側壁(および側壁に設けた姿勢ガイド部材77)と垂下位置の逆流防止弁75とにより三方向から位置規制を受けると共に、ガイドローラ76から四方のうちの残る一方向の位置規制を受けることで、適正な姿勢(一定以上に傾斜すること無くほぼ垂直な姿勢)を保って送出部70へと落下する。ガイドローラ76は回転体なので、落下中の搬送補助体16が当接しても、搬送補助体16と共に回転して搬送補助体16を下方へ逃がすので、搬送補助体16がガイドローラ76に引っ掛かってしまうことが防止される。
制御部43は、搬送補助体16が正常に送出部70へ移動したことをセンサ79の検出によって認識すると、開閉リブ52を閉じてから空気流発生装置130を作動させて空気流を発生させる。すると、取込口から送り込まれる空気流を受けて送出部70の逆流防止弁75は封鎖位置に向けての回動を始める。待機位置にある搬送補助体16は取込口から流れ込む空気流からの作用と、回動し始めた逆流防止弁75の延長部75bの先端に押されることで、搬送管12の始端に向けて移動を開始する(図33参照)。
このとき、搬送補助体16は、送出通路73の側壁に設けられたリブ78cとガイドローラ76とによって姿勢が規制され、前後に一定以上傾斜せずに、移動し始める。たとえば、搬送補助体16が下流へ進行しつつ浮き上がろうとすると、ガイドローラ76に搬送補助体16の上側の大径部16cの上面が接触して位置規制される。ガイドローラ76は、搬送補助体16が接触した際に回転しながら搬送補助体16を前方へ逃がすので、引っ掛かることなく円滑に搬送補助体16を送り出しながら姿勢を補正することができる。
搬送補助体16は、図34に示す位置まで移動すると、その後は、リブ78a~リブ78cに案内され、適正な姿勢で搬送管12内へ進入して行く。逆流防止弁75は、空気流の作用を受けて、落下通路71の下端の開口を封鎖する封鎖位置となり(図35)、空気流が継続される間は封鎖位置に留まり、空気流が落下通路71を通じて分離部50へ逆流することを防止する。
送出部70から送り出された搬送補助体16は、途中にあった紙幣6を後方から押し動かしながら搬送して分離部50へ到達する。分離部50の開閉リブ52は閉じた状態なので、搬送されてきた紙幣6は、分離部通路56a内のリブ61および開閉リブ52のリブ54、当接爪66にガイドされて、適正な姿勢で分離部通路56aを通過し、さらに左右の当接部64の間を通過して回収部110の回収通路111内へと進入し、回収通路111の終端に突き当たって停止する(図27参照)。搬送補助体16が分離部50の当接部64の当接爪66に当接して停止したことがセンサ68aに検出されると、制御部43は空気流発生装置130を停止させる。その後、回収通路111内の紙幣6を収納部90に収納する動作を行って、初期状態に戻る。
以上の動作を、紙幣6を回収する毎に行うことで、1つの搬送補助体16が循環的に使用される。なお、取込装置13に紙幣6が取り込まれていない(搬送管12の中に紙幣6が取り込まれていない)ことを条件に、分離部50で待機している搬送補助体16を送出部70に移動させ、その後、空気流発生装置130を動作させて、搬送補助体16が分離部50に戻ってくることを確認する空気流発生装置動作確認モードを実行するようにしてもよい。空気流発生装置動作確認モードは、紙葉類搬送装置10の起動時に実行してもよいし、一定時間毎(たとえば30分毎)に実行するようにしてもよいし、詰まりなどのエラーの解除後の確認動作として実行してもよい。
さらに分離部50に搬送補助体16が待機している状態で空気流発生装置130を作動させ、空気流発生装置130が正常に作動したことを示す信号が出力されたか否かを確認するようにしてもよい。このようにすることで、取込装置13に紙幣が取り込まれ搬送補助体16が分離部50から落下したにも関わらず、空気流発生装置130が作動せず、搬送補助体16により紙幣を回収できなくなることを防止することができる。
分離部50では、搬送補助体16が分離部通路56aに進入する方向で順段差となっているので、補足された搬送補助体16が搬送路の終端側に傾斜したり移動したりする方向には逆段差となり、補足した位置に搬送補助体16を安定した姿勢で保持することができる。一方、落下通路71から落下してきた搬送補助体16を搬送管12の始端へ送り出す送出部70においては、引っ掛かり無く円滑に搬送補助体16を送り出せるように、送り出し方向に順段差となっている。またガイドローラ76なども設けてある。したがって、搬送補助体16を長く安定した姿勢に維持するには、送出部70より分離部50が好適である。
本実施の形態に係る紙葉類搬送装置10では、搬送補助体16を分離部50で待機させておき、次に紙葉類の搬送を行う際に、分離部50に待機している搬送補助体16を送出部70に移動させた後、空気流を発生させるので、次の送出直前まで分離部50内に安定した姿勢で搬送補助体16を保持することができる。また、搬送補助体16を分離部50から送出部70へ落下通路71を通じて落下させた後に、空気流を発生させるので、落下を妨げることもない。
さらに、搬送補助体16を分離部50に補足した状態のまま、空気流のみを搬送管12内に送り込むといった事も可能になり、これを何らかの障害の解消等に役立てることができる。たとえば、分離部50に保持しておけば、保持中に搬送補助体16の姿勢が乱れたとしても、落下の前に空気流を短時間発生させることで、搬送補助体16を捕捉の位置に正しく戻してから落下させることができる。
また、搬送補助体16を分離部50内に最初にセットしたとき、空気流発生装置130から空気流を短時間(たとえば10秒ほど)送風すれば、搬送補助体16の姿勢を正規の姿勢に正すことができる。
次に、収納部90および回収部110について説明する。
図24、図36に示すように、回収部110と収納部90は一体の金庫ユニット150にされている。図36は、回収通路111の入口を分離部50側から見た様子を示すための斜視図である。回収部110は、分離部50を通過した紙幣6を受け入れて停止させる回収通路111を備えている(図27参照)。回収通路111は、断面が縦長矩形で中空の通路である。回収通路111は紙面を立てた横長姿勢で紙幣6を受け入れる。通路長は紙幣6の長辺より少し長くされ、終端は分離部50から流入する空気流の排出口112となっている。排出口112には、分離部50から到来する紙幣6に当接して回収通路111内に停止させるための突き当て部材113が設けてある。
図16に示すように、回収通路111の終端の排出口112には、接続ダクト140の一端が接続され、接続ダクト140の他端は空気流発生装置130の給気口に接続されている。本例では、突き当て部材113は排出口112に接続される接続ダクト140側に設けてある(図41参照)。詳細には、接続ダクト140の回収通路111の終端に接続される側の端部は、空気流の吸引口141を備えた終端板142となっている。接続ダクト140は、吸引口141と排出口112の位置を合わせて、終端板142を回収通路111の終端に接するようにして回収通路111に接続される。終端板142には、吸引口141を横切るようにして突き当て部材113が設けてある。
終端板142に設けた突き当て部材113は、接続ダクト140を回収通路111に接続したとき、回収通路111の高さ方向の中央あたり位置において回収通路111の終端の排出口112を通路幅方向に横断するように設けてある。ここでは、突き当て部材113は回収通路111の高さ方向に所定の間隔を空けて2本設けてある。
図27、図41に示すように、突き当て部材113の紙幣6が突き当たる面(当接面)には、複数の突起を紙葉類の紙面を横切る方向(垂直にもしくは斜めに紙面を横切る方向)に間隔を空けて設けてある。具体的には、通路幅方向を波長方向として波打つように凹凸が設けてある。この凹凸(突起は凸部、突起と突起の間を凹部)は、分離部50から回収通路111に進入してきた紙幣6が突き当て部材113に突き当たった際に紙幣6の先端がいずれかの凹部に嵌り込むことで、衝突時に紙幣6の先端が通路幅方向に滑っていってしまうことを防止して、紙幣6の停止位置を安定させる役割を果たす。
突起の高さは、紙幣の先端が引っ掛かる程度にあればよく、0.5mm~1mm、好ましくは1mmである。突起と突起の間隔は3mm~5mm、好ましくは4mm、突起の幅は強度を確保できる範囲で少ない方がよい。なお、突起の高さや間隔、幅はこれに限定されるものではない。また、複数の突起が回収通路111の終端の排出口112を横切る方向は、真横に横切るに限らず、斜めやジグザグなどでもよく、通路幅方向に間隔を空けて配列されればよい。
回収通路111の一方の側壁(第1側壁115は、収納部90との境界を成しており、上下に分かれた上部第1側壁115aと下部第1側壁115bで構成され、これらの間は回収通路111内の紙幣6を収納部90の中へ押し込むための開口部115cとなっている(図37、図40、図44参照)。図37は、収納部90と回収通路111の第1側壁115を一体にした収納アセンブリ152を示す斜視図である。
図38は、押圧アセンブリ151を示す斜視図、図39は押圧アセンブリ151の一部を分解した斜視図である。回収通路111の他方の側壁(第2側壁117)は、開口部115cを通じて収納部90の中へ進出可能に変位する可動壁117aと、可動壁117aより上側の第2側壁117を構成する固定された断面矩形で棒状の上部第2側壁117bと、可動壁117aより下側の第2側壁117を構成する固定された断面矩形で棒状の下部第2側壁117cを備えている(図38、図39、図44参照)。
図59は、可動壁117aの正面およびD-D断面を示す図である。可動壁117aは、第1側壁115と平行なベース板118aに複数のリブ118bを立設して構成される。リブ118bは、ベース板118aから回収通路111の内側に向けて垂直に立設され、回収通路111の通路長方向に長く(第2側壁117の全長に渡って)延設されている。複数のリブ118bは通路高さ方向に間隔を空けて平行に設けてあり、互いの間に溝を形成する。リブ118bは、回収通路111の入口側の始端ではベース板118aからの高さがゼロであり、始端から終端方向へ所定の範囲(回収通路111の入口近傍、たとえば入口から5cm程の範囲)において高さが次第に高くなり、その後は、一定の高さで終端まで延びている。高さが次第に高くなる部分を増高領域とする。
リブ118bの高さ(一定の高さで終端まで延びる部分のる高さ)は10mm程度、厚みは2mm程、溝の幅は10mm程にされている。リブ118bの高さは9mm~10mmが好ましく、リブ118bの厚みは1.5mm~2mmが好ましく、溝の幅は5mm~6mmが好ましい。
回収通路111の入口近傍のリブ118bとリブ118bの間の溝には、分離部50側から流入する空気流の進行方向を通路内の紙幣の紙面に向かうように曲げる斜面部119が設けてある。分離部50側から流入する空気流は斜面部119に当たることで、紙面に沿って下流へ流れる方向から、紙面に向かって斜め下流へ流れる方向に進路を曲げる。図59の断面図には空気流の流れと紙幣を追記してある。ここでは、斜面部119は、増高領域のリブ118bとリブ118bの間に設けてあり、リブ118bの頂より通路内側へ出ないようにされている。実施の形態では、斜面部119は、リブ118bの増高領域の終わり側の約1/4の範囲に設けてあり、高さゼロから始まり、増高領域の終り近くでリブ118bの頂と同じ高さとなるような角度で傾斜する斜面となっている。
斜面部119の設けられる数や位置、範囲、傾斜角度は、上記に限定されず、回収通路111に流入した空気流が回収通路内の紙幣の紙面に向かうように空気流の進路を曲げる効果を得られれば、適宜としてよい。たとえば、斜面部119は、増高領域内の任意の範囲に設けてよい。斜面部119の始まりは、リブ118bと同じように回収通路111の始端としてもよいし、それより下流としてもよい。また、斜面部119の終わりは増高領域の終端に限定されず、より始端側で終わるようにしてもよい。さらに斜面部119は湾曲した斜面であっても平坦な斜面であってもよい。図60(a)は、図59に比べて傾斜を緩やかにした斜面部119を例示する。
斜面部119は、増高領域より下流に設けてもよいし、あるいは増高領域からその下流にかけて設けてもよい。斜面部119は回収通路111の入口近傍に設けるに限定されず、これより回収通路111の下流側に設けても良いし、図60(b)に示すように、回収通路111の入口近傍に設けた斜面部119の下流側に別の斜面部119bを追加して設けてもよい。
また、図60(c)に示すように、リブ118bと斜面部119とを一体化して、たとえば、増高領域の全体を斜面部119としてもよい。斜面部119は、回収通路111の入口近傍の第1側壁115側に設けて設けても良いし、両側の側壁に設けても良い。
斜面部119は、紙幣6を回収通路111の終端まで誘導する効果を与える。斜面部119を設けない場合には、分離部50から回収通路111に進入してきた紙幣6が回収通路111の終端に到達しない場合があり、その状態で可動壁117aを進出させて紙幣6を収納部90へ収納すると、紙幣6の後端が開口部115cに上手く入らず折れてしまう、といった障害が生じる。
すなわち、分離部50で搬送補助体16が補足されると、紙幣6は搬送補助体16に押されなくなるので、下流へ進む力を空気流から直接受けなければならない。しかし、空気流は紙幣6の紙面に平行に流れているので、空気流からの力を受け難い。
特に、分離部50に搬送補助体16が補足されると、その搬送補助体16が空気流の流れを妨げるので、分離部50より下流の回収通路111では空気流が弱くなって上記の障害が生じやすい。
斜面部119を設けると、分離部50側から流入する空気流の進路が、紙幣の紙面に平行に流れる向きから紙面に向かう方向(斜め下流方向)に曲げられるので、斜め下流方向の空気流が紙幣6の紙面に当たって紙幣6を下流へ移動させることができる。この移動は、紙幣6の先端が回収通路111の終端の突き当て部材113に達するまでの数cmの移動であり、紙幣6を少しずつ前に進めることができる程度で足りる。斜面部119は、紙幣の先端が突き当て部材113に到達するまで紙幣6を下流へ進めることができる位置に設ける。具体的には、先端が突き当て部材113に到達した紙幣の後端が、斜面部119の終端(突き当て部材113側の端部)より上流になるように設けると良い。
紙幣6の先端が回収通路111の終端の突き当て部材113まで達したことを、センサを設けて直接確認してもよいが、搬送補助体16が分離部50に到達したことをセンサで検知してから所定時間の経過を待つことで、紙幣6の先端が回収通路111の終端の突き当て部材113まで達したと推定してもよい。実施の形態では、搬送補助体16が分離部50に到達したことをセンサ68cで検知してから2~3秒の時間の経過後に、紙幣を回収通路111から収納部90へ収納する動作を開始するように制御する。
また、図59のように、増高領域のリブ118bとリブ118bの間の溝に、リブ118bの傾斜より大きい傾斜の斜面部119を設けると、紙幣6がリブ118bの頂に張り付いても、リブ118bとリブ118bの間の溝に空気流が流れ、その空気流が斜面部119で向きを変えて紙幣6の紙面に当たるようになる。そのため、上記構成の斜面部は、リブ118bと斜面部119とを一体化する図60(c)に示すような構成の斜面部(溝のない構成)に比べて、空気流による搬送力をより適切に確保することができる。
また、増高領域より下流域においても複数のリブ118bとリブ118bの間に形成される溝は、回収通路111内の紙幣6の紙面より可動壁117a側における空気流の通り道を確保する(紙幣がリブ118bに張り付いても空気の通り道を確保する)ので。、紙幣6の紙面の両側に空気流が流れて紙幣6を回収通路111の終端まで円滑に誘導することができる。また、リブ118bを設けることで可動壁117aと紙幣6との接触面積が減って抵抗が少なくなり、回収通路111の終端まで紙幣6を至らせることが容易になる。
リブ118bや斜面部119は、回収通路111の紙葉類の紙面と対向する壁面に設けられればよく、可動壁117aに限定されるものではない。たとえば、可動壁117aのように移動する壁面ではなく、固定された壁面に形成されてもよい。
さらに回収部110は、可動壁117aを変位させる変位機構部120を有する。変位機構部120は、モータとその回転を可動壁117aを進退させる直線往復運動に変換するリンクなどで構成される。可動壁117aは、回収通路111の通路幅方向に進退することで、図38、図43に示す格納位置と、開口部115cを通じて収納部90の中まで進出した押し込み位置(図44(c)参照)との間で変位する。
可動壁117aの回収通路111の高さ方向の長さは、開口部115cの回収通路111の高さ方向の長さよりやや短くされており、可動壁117aの回収通路高さ方向の中心位置と開口部115cの回収通路高さ方向の中心位置とは一致している。
図38に示す押圧アセンブリ151は、回収部110のうちの回収通路111の第2側壁117と変位機構部120とを一体化したアセンブリであり、図39は、図38に対して、可動壁117aを、第2側壁117の上部第2側壁117bと下部第2側壁117cとから分離して示す斜視図である。図40は、回収通路111のうち収納部90側に取り付けられる部分(ガイド部材157)を示している。ガイド部材157は、回収通路111の第1側壁115a、115bおよび上下の壁部126、127を成す部材である。
第2側壁117のうち、断面矩形棒状の上部第2側壁117bおよび下部第2側壁117cは、図16、図27、図41に示すように突き当て部材113を越えて、接続ダクト140の終端板142に設けられた吸引口141の中まで延設されている。これにより、紙幣6の先端が回収通路111の終端と、接続ダクト140の終端板142との間に入り込むことが防止される。図41は、接続ダクト140を示す斜視図であって上部第2側壁117bと下部第2側壁117cを付記してある。
回収通路111の終端と、接続ダクト140側の終端板142との間には、製作精度を高めたとして、どうしても隙間が生じてしまう。そのため、仮に、図42に示すように、突き当て部材113に凹凸を設けず、上部第2側壁117bおよび下部第2側壁117cを回収通路111の終端若しくはその手前で終端させた場合、紙幣6が突き当て部材113に衝突したとき、紙幣6の先端が凹凸のない突き当て部材113の当接面を滑って、回収通路111の終端と接続ダクト140の終端板142との隙間に進入して挟み込まれる恐れがある。
本実施の形態に係る分離回収送出装置40では、突き当て部材113の凹凸で紙幣6の先端が当接面で横滑りすることを防止すると共に、上部第2側壁117bおよび下部第2側壁117cを、突き当て部材113を越えて接続ダクト140の吸引口141の中まで延設してあるので、突き当て部材113の当接面に当接した紙幣6の先端は上部第2側壁117bや下部第2側壁117cに遮られて、回収通路111の終端と接続ダクト140の終端板142との隙間に進入して挟み込まれることはない。
図27に示すように、回収通路111の第2側壁117(117a~117c)の始端(分離部50側の端部)は、分離部50の左右一対の当接爪66の間に形成された紙幣6の通過領域より通路幅方向の外側にあり、上流側に隣接する当接爪66との繋がりは通路幅方向において順段差となっている。第2側壁117は、始端部の所定範囲において第1側壁115に近づく方向に傾斜し、壁面が通路幅の中心(左右一対の当接爪66の間の通過領域の通路幅方向中心位置)辺りまで近づくと、その後は通路長方向に平行となって終端まで延びている。すなわち、第2側壁117は、回収通路111の実質の通路幅を第1側壁115側の略半分となるように狭くして、紙幣6の縦姿勢の傾斜を抑制する。
第1側壁115を構成する上部第1側壁115aおよび下部第1側壁115bの始端(分離部50側の端部)は、左右一対の当接爪66の間に形成された紙幣6の通過領域より通路幅方向の外側にあり、上流側に隣接する当接爪66との繋がりが通路幅方向において順段差となっている。第1側壁115は、始端部の僅かの範囲において第2側壁117側に近づくように傾斜し、壁面が通過領域の僅か外側となるまで中央寄りの位置に近づくと、その後は通路長方向に平行となって終端まで延びている。通路長方向に平行な部分における第1側壁115の通路幅方向の壁面位置は、分離部通路56aの第1側壁115と同じ側の側壁57に形成されたリブ61の先端と同一となっている。第1側壁115は、第2側壁117と同様に、回収通路111の実質的な通路幅を狭くして紙幣6の縦姿勢の傾斜を抑制する。
図17、図37等に示すように、
収納部90は紙幣6を収納する中空直方体の形状を成しており、正面は開閉する扉91である。収納部90と回収通路111は、回収通路111の第1側壁115(停止した紙葉類の一方の紙面に対面する回収通路の一方の側壁)を介して隣接し一体となっている。収納部90は回収通路111側の側面が開放されており、収納部90と回収通路111との境界は回収通路111側の第1側壁115となっており、第1側壁115の開口部115cを介して収納部90と回収通路111は連通している。
図43は、図13のC-C線に対応する位置での回収通路111と収納部90の断面を示す概略図である。収納部90の内部には、収納する紙幣6の側面を回収通路111の第1側壁115に向けて押圧するための押圧板92と、押圧板92を回収通路111の第1側壁115に向けて付勢するバネ94が設けてある。
回収通路111の第1側壁115(上部第1側壁115a、下部第1側壁115b)の収納部90側を臨む面には、ゴム板96が貼り付けてある。押圧板92は、バネ94に押圧される基部92aと、基部92aの上部から斜め上前方(前方:回収通路111側)に延設されて上部第1側壁115aのゴム板96に先端部が面で当接される上部押圧部92bと、基部92aの下部から斜め下前方に延設されて下部第1側壁115bのゴム板96に先端部が面で当接される下部押圧部92cとを有する。バネ94の他端は収納部90の側壁に取り付けられている。図37に示すように、押圧板92の基部92aの回収通路の通路長方向の両端には、U字型の切欠き92dが設けてある。
図44、図45は、回収部110の回収通路111に停止した紙幣6を収納部90の中に格納する際の動作の概略を示す説明図である。図44、図45は、図43と同様に、図13のC-C線に対応する位置での回収通路111と収納部90の断面の概略を示している。
図44(a)は、収納部90に数枚の紙幣6が収納された状態で、次に収納すべき紙幣6が回収通路111に到着した状態を示している。回収通路111内の紙幣6を収納部90に格納するとき、可動壁117aは、収納部90の中へと進出し、図44(c)に示す押し込み位置まで達すると、後退を開始し、図45(a)に示す格納位置に戻って、一連の動作を終了する。
紙幣6は、図44(b)に示すように、可動壁117aに押されて第1側壁115の開口部115cを通過する際に、上部第1側壁115aおよび下部第1側壁115bに上下の端部が当接して湾曲し、通過し終えると湾曲が元に戻って平らになる(図44(c))。その後、可動壁117aが押し込み位置から格納位置に向けて後退すると、バネ94に押圧された押圧板92は可動壁117aとの間に紙幣6を挟持ながら可動壁117aと一体となって回収通路111側へと移動する。
図45(a)に示すように、可動壁117aは開口部115cを通過して格納位置に戻り、湾曲の戻った平らな状態の紙幣6は、その上下両端部が上部第1側壁115aのゴム板96および下部第1側壁115bのゴム板96に当接し、第1側壁115(115a、115b)と押圧板92との間に挟持される。
このようにして収納された紙幣6を作業者が収納部90から取り出す際は、収納部90の扉91を開き、押圧板92に設けられている切欠き92dの部分を利用して、紙幣6を指で摘まんで取り出せばよい。なお、紙幣6が1枚以上収納されれば、図44(a)や図45(a)に示すように、回収通路111の第1側壁115の開口部115cは、押圧板92とゴム板96との間に挟持された紙幣6によって塞がれるので、押圧板92に切欠き92dが設けてあっても、回収通路111と収納部90との境界の気密性は確保される。よって、空気流発生装置130が回収通路111の終端から空気流を吸引する際の吸引力を高く維持でき、搬送補助体16および紙幣6を高速かつ安定に搬送することができる。
なお、図45(a)に示す格納位置となった後、もう一度、可動壁117aを図45(b)に示す位置まで進出させた状態を収納動作の終了位置としてもよい。図45(a)に示す状態を収納動作の終了とする場合、収納部90の扉91を開いて紙幣6を取り出そうとしたとき、指(切欠き92dと反対側の指)が回収通路111と収納部90との境界にある壁部材に当たって、取り出し難い。図45(b)に示す位置で収納動作を終了していれば、紙幣6を取り出す指を邪魔するものがなく、紙幣6が取り出し易い。
以上のように、回収通路111の終端の排出口112から空気流を排出する状態において回収通路111に進入してきた紙幣6を突き当て部材113に当接させて停止させ、その後、空気流を止めることで、紙幣6の回収と、紙幣6と空気流の分離を行うので、簡単な構成で紙幣6を空気流から分離して回収することができる。
また、回収通路111に停止した紙幣6の紙面を可動壁117aで通路幅方向に押し動かすことで、停止位置からそのまま収納部90へ収納するので、ベルト搬送などを用いて金庫まで紙幣を搬送する場合に比べて、収納に係る機構を簡素化でき、故障や紙幣詰まりの要因を低減することができる。
なお、図43に示すように、回収通路111の通路内の高さは、クリアランスを考慮して、紙幣6の高さより大きくしてあり、回収通路111内で停止した紙幣6は自重により下縁が回収通路111の底面に接した下方に片寄った位置にあるので、回収通路111の高さ方向の中心と、通路内の紙幣6の高さ方向の中心とは位置ズレする。
しかし、第1側壁115の開口部115cを通じて紙幣6が回収通路111から収納部90内へ押し込むには、紙幣6の高さ方向の中心位置と第1側壁115の開口部115cの高さ方向の中心位置とは一致することが望ましい。そのため、上部第1側壁115aの通路高さ方向の長さを、下部第1側壁115bの通路高さ方向の長さより、長くしてある。
また、押圧板92の上部押圧部92bおよび下部押圧部92cはそれぞれ、当接するゴム板96の設けられている上部第1側壁115a、下部第1側壁115bに対応したサイズ、形状となっている。
次に、分離回収送出装置40の設置の柔軟性について説明する。
図46に示すように、分離回収送出装置40の格納ボックス41の扉46は、格納ボックス41の本体に対して上下を反転させることで、右開きとしても、左開きとしても使用可能となっており、いずれの場合にも制御部43の表示部を確認できるように、窓46aを、扉の上下の中心かつ左右の中心となる点に対して点対象の位置に設けてある。使用しない方の窓46aは目隠し部材で塞がれる。
また、図47に示すように、分離回収送出装置40を2つ並べて使用されて、2つの格納ボックス41が隣接配置されることがある。その場合にも、扉46を90度まで開くことができるように、扉46の周縁を面取りし、45度に傾斜する斜面としてある。
また、分離回収送出装置40の本体ユニット42は、いくつかの部品の向きや組み立て方を変更することで、収納部90が回収部110の右側に配置される右仕様(図48(a)(b)と、収納部90が回収部110の左側に配置される左仕様(図48(c)参照)の双方で使用することが可能となっている。
分離回収送出装置40は、格納ボックス41と本体ユニット42が別体であって、それぞれを個別に妻板18に取り付けると共に、本体ユニット42も右仕様、左仕様に変更できるので、図48に示すように多様な取り付け方が可能となっている。
図48(a)は扉46を右開きとした格納ボックス41の中の左側に寄せて右仕様の本体ユニット42を取り付けた状態を示している。図48(b)は扉46を左開きとした格納ボックス41の中の右側に寄せて右仕様の本体ユニット42を取り付けた状態を示している。図48(c)は扉46を左開きとした格納ボックス41の中の右側に寄せて左仕様の本体ユニット42を取り付けた状態を示している。
たとえば、図48(a)に示す分離回収送出装置40の左側に隣接するように図48(c)に示す分離回収送出装置40を設置する場合、これら2つの分離回収送出装置40に接続される2つの搬送管12を最も左右に近づけて設置することができ、2つの紙幣搬送路を併設させる構成の遊技機島2においてその島幅を小さくすることが可能になる。
右仕様、左仕様の組み換えは、次のように行われる。
接続ダクト140は、図49に示すように、下ダクト144と、上ダクト145と、上下接続板146と、終端板142とを組み合わせて構成される。下ダクト144は上方を臨む矩形の第1開口144aを一端として下方に延びた後、90度曲がって、空気流発生装置130の給気口に接続される他端側の第2開口144bに至るダクトである。上ダクト145は、一端が閉じ他端が開放された断面長方形のダクトの一方の側面が開放された形状をなし、その開放された側面に終端板142が嵌め込まれて組み合わされる。
上下接続板146は、下ダクト144の第1開口144aに被せられる板状部材であって、終端板142の組み合わされた上ダクト145の下端の開口に対応する矩形の切欠き部146aを一の角に有し、組み合わされた終端板142と上ダクト145の下端が、該下端の開口と切欠き部146aとを位置合わせしてネジ止めされる。
終端板142は、矩形の板状部材に、回収通路111の終端に連通する吸引口141となる矩形の切欠き部142aを一の角に有し、切欠き部142aの中に突出するように突き当て部材113を備えている。突き当て部材113は表裏両面に凹凸(突起)が形成されている。
右仕様の接続ダクト140に対して、上下接続板146を裏返して切欠き部146aの位置を左右反対として下ダクト144に組み合わせ、かつ、終端板142を裏返して切欠き部142aの位置を左右反対として上ダクト145に組み合わせて、上ダクト145側と下ダクト144側とを繋げることで、左仕様の接続ダクト140となる。
図50は、金庫ユニット150を右仕様から左仕様へ組み換える工程の概要を示している。図50(a)は右仕様の金庫ユニット150の組みあがり状態を、同図(b)は右仕様の金庫ユニット150の分解状態を、同図(c)は左仕様の金庫ユニット150の分解状態を、同図(d)は左仕様の金庫ユニット150の組みあがり状態を示している。
<第1工程>
金庫ユニット150を、回収部110の第2側壁117と変位機構部120が一体となった押圧アセンブリ151と、回収部110の第1側壁115側と収納部90とが一体となった収納アセンブリ152とに分解する。また収納アセンブリ152から、収納部90内の紙幣6の満杯を検知するセンサとその支持部材からなる満杯検知アセンブリ153と、収納部90の扉91を施錠するためのロック機構アセンブリ154を取り外す(図50(b)参照)。
<第2工程>
(1)押圧アセンブリ151の右仕様から左仕様への組み換え
図51に示すように、押圧アセンブリ151から第2側壁117(可動壁117aおよび上部第2側壁117b、下部第2側壁117c)を取り外し(同図(b))、前後を逆にして押圧アセンブリ151に組み付ける(同図(c))。また、右仕様用の取り付け位置に取り付けられていたクランプ155を取り外して、左仕様用の取り付け位置に組み付ける。
(2)収納アセンブリ152の右仕様から左仕様への組み換え
図52に示すように、回収通路111のうち収納部90側に取り付けられていた第1側壁115等のガイド部材157を取り外し、上下反転させて組み戻す。
図53に示すように、収納部90の押圧板92を一旦取り外し、右仕様から左仕様に組み換えて、収納部90内に組み戻す。具体的には、押圧板92から、右仕様の位置に取り付けられていた満杯検知センサの検知対象となる検知板158と手動で押圧板92を移動させる際の取っ手159とを一旦取り外し、これらを左仕様の位置に取り付けた後、押圧板92を収納部90内に組み戻す。
図54に示すように、満杯検知アセンブリ153を右仕様(同図(a))から左仕様(同図(b))に組み換える。具体的には、支持部材153aに取り付けられているセンサ153bを一旦取り外し、該センサ153bを左仕様の位置にして支持部材153aに組み戻す。
<第3工程>
図50(c)に示すように、右仕様の向きに対して収納アセンブリ152の上下左右を反転させ、これに左仕様に変更した満杯検知アセンブリ153とロック機構アセンブリ154とを取り付け、さらに右仕様の向きに対して左右反転させた押圧アセンブリ151を取り付ける。
以上により、図50(d)に示す左仕様に変更される。
次に、空気流増強ユニット14について説明する。
図55は、空気流増強ユニット14を示す斜視図、図56は、空気流増強ユニット14の上面図、図57は、図56におけるA-A断面図、図58は、図56におけるB-B断面図を示している。
空気流増強ユニット14は、直線部の搬送管12の途中に設けられる。空気流増強ユニット14は、搬送管12と搬送管12の間に接続されて搬送路の一部となる通路部171と、通路部171の上面から上斜め上流方向(搬送方向の上流方向)に傾斜して立設されて、補助ブロアからの空気流を通路部171内に導入する合流部172を有する。合流部172は通路部171の内部と連通しており、通路部171の途中から上方へ斜め上流方向に傾斜して延びる断面矩形筒状の合流基部172aと、合流基部172aの上端からさらに上斜め上流方向に傾斜して立設された円筒状のホース接続部172bを有する。ホース接続部172bには補助ブロアからの送風ホースが接続される。
図57に示すように、合流基部172aの中には、内部の空気通路をホース接続部172bの下方で封鎖するために開閉するシャッタ板173が設けてある。シャッタ板173は、内部の空気通路の、通路部171内の紙幣6の搬送方向で上流側に設けられた軸174に一端が回動可能に軸支され、かつ、空気通路を封鎖する方向にバネで付勢されている。シャッタ板173は、補助ブロアの発生させた空気流がホース接続部172bから吹き込まれると、その作用で開く。
シャッタ板173は、下端が回動の軸174の真下となる角度までは開かず、軸174よりシャッタ板173の下端が搬送方向下流側となるように傾斜した角度が開放の限界となるように回動範囲が規制されている。ホース接続部172bから流入する空気流を受けたとき、シャッタ板173は、図57にて破線で示すように、限界位置まで開いたときに傾斜した姿勢となるので、流入する空気流を、搬送方向下流へ向かうように案内する。
通路部171の側壁には、搬送補助体16の通過を検出するための通過センサ175が設けてある。
遊技場内のスペースを有効利用するために、遊技機島2の厚みを小さくすることが望まれており、遊技機島内部の厚み方向の余裕が少ない。空気流増強ユニット14は、通路部171の上から空気流を吹き込むので、ホース接続部172bに接続される送風ホースも上から接続することとなり、横から送風ホースを接続する場合に比べて、遊技機島2の厚み方向の設置スペースを抑えることができる。
また、空気流増強ユニット14では、空気流を通路部171内へ、上から斜め下流方向(搬送方向で下流)に吹き込むので、搬送管12の下流方向に向けて効率よく空気流を増強することができる。なお、空気流増強ユニット14は、たとえば、空気流を通路部171内へ下から斜め下流方向に向けて吹き込むように構成されてもよい。
なお、空気流増強ユニット14による搬送管内への空気流の合流は、搬送路の上面(または下面)から斜め下流方向に合流させる場合に限定されるものではない。空気流の導入口を搬送管12の左右の側面に設けて補助ブロアからの空気流を搬送管の側面から導入して合流してもよい。さらには、空気流の導入口を搬送管12の上面と側面に跨るように形成してもよく、導入口を設ける箇所は搬送管の外周の任意の箇所としてかまわない。
図58に示すように、空気流増強ユニット14は通路部171内に全長にわたって、搬送管12のリブ34、35と同様のリブ176を備えている。空気流増強ユニット14は通路部171の全長の中央あたりに合流部172を有し、その前後の部分の通路部171は搬送管12と同じ形状を成している。合流部172の合流基部172aは、搬送管12の拡張部33に相当する部分およびその下の部分は搬送管12と同じ内側形状を備えており、拡張部33に対応する部分より上は、搬送管12の拡張部33と同じ空気通路幅を有すると共に、空気通路の内側に、搬送管12の左右の側壁部32に対応する一対の仕切り壁177を有している。
一対の仕切り壁177は、シャッタ板173の閉位置の高さまで延設されている。シャッタ板173は、一対の仕切り壁177に対応する箇所に、これを避けるための切込み173aを有する。シャッタ板173が閉位置にあるとき、切込み173aは仕切り壁177に塞がれ、空気が漏れないようになっている。
シャッタ板173は、開いた際に一対の切込み173aの外側の部分が合流基部172aの内壁に当接して開放の限界角度が規制される。
空気流増強ユニット14は、合流部172の合流基部172a内に一対の仕切り壁177を設けることで、紙幣通路内が全長に渡って搬送管12の内側と同じ内側形状となり、紙幣6や搬送補助体16の姿勢を適正に維持して通過させることができる。
搬送管12の途中に接続された取込装置13には、紙幣6を取り込むための開口があるので、紙幣を取り込むときだけ開く蓋を設けたとしても、取込装置13から搬送管内の空気流が漏れ出し易い。よって、空気流増強ユニット14は、取込装置13の下流に、好ましくは取込装置13の下流に隣接して、設けることが好ましい。また、空気流増強ユニット14は、搬送管12の途中に複数台(たとえば最大5台)設置することが可能となっている。
空気流増強ユニット14の動作の制御について説明する。
補助ブロアは、通過センサ175によって搬送補助体16の通過が検出されたときに起動される。より詳細には、搬送補助体16が送出部70から送出されてから該当の空気流増強ユニット14に到達するまで所要時間を測定等し、所要時間+αの時間をマスク時間として予め設定しておく。詰まり等の障害がなければ、送出してからマスク時間の経過前に搬送補助体16は該当の空気流増強ユニット14を通過する。
空気流増強ユニット14は、搬送補助体16の送出後、通過センサ175が搬送補助体16の通過を検出し、かつ、搬送補助体16の送出からマスク時間が経過していることを条件に、補助ブロアを作動させて、空気流を合流させる。すなわち、
・マスク時間経過後、通過検知
・通過検知後、マスク時間経過
のいずれかで補助ブロアを起動する。
マスク時間は、取込装置13に取り込まれた紙幣6が空気流の作用で搬送方向へ移動することがあり、空気流増強ユニット14の通過センサ175が搬送補助体16の通過前に該紙幣6を検出した時点で補助ブロアが起動されるのを防ぐ役割を果たす。
空気流増強ユニット14は、分離回収送出装置40の制御部43から停止コマンドを受信すると補助ブロアを停止させる。たとえば、分離回収送出装置40が搬送補助体16の到達を検知したとき、制御部43から各空気流増強ユニット14に対して停止コマンドが送信される。
補助ブロアの停止タイミングは、これに限らず、たとえば、搬送路の途中に複数の空気流増強ユニット14が設けてある場合には、第1の空気流増強ユニット14より下流(1または2以上下流)の第2の空気流増強ユニット14が補助ブロアを起動したことを条件に、第1の空気流増強ユニット14の補助ブロアを停止させる等でもよい。
また、搬送エラーが生じた後の搬送リトライでは、通過検知の有無にかかわらず、マスク時間経過で補助ブロアを動作させる。これは、空気流増強ユニット14の通過センサ175が通過を検知できない(搬送補助体16が高速に搬送される)事象が生じた場合でも、補助ブロアからの送風を行うことで、搬送管の終端まで紙幣6や搬送補助体16を移動させることを目的としている。
空気流増強ユニット14は、搬送補助体16の通過後に補助ブロアを作動させて空気流を吹き込むので、紙幣6や搬送補助体16が通過するときには、シャッタ板173は吹き込み口を封鎖する位置にあり、紙幣6や搬送補助体16の通過を邪魔しない。また補助ブロアから空気流を吹き込まないときは、シャッタ板173が合流部172の空気通路を封鎖しているので、搬送管12内の空気流が合流部172から漏れ出ることが防止される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
搬送補助体16の形状は実施の形態に例示したものに限定されるものではない。搬送管12の形状も実施の形態に例示したものに限定されない。内側形状は搬送補助体16の形状に対応したものであればよい。
実施の形態では、紙葉類搬送装置10は、遊技機島2内で紙幣6を島端の分離回収送出装置40まで回収するものであったが、これに限定されるものではなく、より広い範囲から紙葉類を回収する装置として仕様されもよい。たとえば、遊技場内の各遊技機島2の金庫から紙幣6を、事務所の主金庫に回収するための搬送装置として構成されてもよい。また、使用場所は遊技場に限定されず任意の施設に適用可能である。
分離回収送出装置40は、一部の機能を取り出して別途の装置として構成されてもよい。たとえば、搬送補助体16を使用せずに、空気流の作用で紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置においては、分離部50は不要となり、回収部110と収納部90とを用いて、空気流と紙葉類を分離して紙葉類を金庫に収容する装置を構成してもよい。
遊技機島2は、実施の形態で例示した遊技機4と遊技媒体貸出機3を収容する構成に限定されず、メダル貸機とスロットマシン等を収容する遊技機島でもかまわない。搬送対象の紙葉類は紙幣に限定されない。