JP7629105B2 - 止血弁の開閉機構 - Google Patents
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Description
A-1.医療用コネクタの構成:
図1および図2は、第1実施形態における医療用コネクタの構成を示す説明図である。図1には、医療用コネクタ10の外観構成を概略的に示し、図2には、その縦断面(YZ断面)を示している。医療用コネクタ10は、ローテータ20を介してガイディングカテーテルGCに接続されて使用されるYコネクタである。本明細書では、医療用コネクタ10において、ガイディングカテーテルGCが接続される側(Z軸正方向側)を先端側といい、その反対側(Z軸負方向側)を基端側という。また、医療用コネクタ10およびその各構成部材について、先端側の端を「先端」といい、先端およびその近傍を「先端部」といい、基端側の端を「基端」といい、基端およびその近傍を「基端部」という。また、説明の便宜上、Z軸方向を前後方向ともいい、Y軸方向を上下方向ともいい、Y軸正方向を上方向ともいい、Y軸負方向を下方向ともいい、X軸方向を左右方向ともいう。ただし、医療用コネクタ10の姿勢はこれに限られない。また、以降の断面図において、一部の部材については側面の構成を省略している場合がある。
次に、止血弁120の開閉機構100の構成について説明する。図3から図5は、第1実施形態における開閉機構100の構成を示す説明図である。図3には、その縦断面(YZ断面)、図4および図5には、その斜視図を示してある。図3および図4には、止血弁120が閉鎖された状態の開閉機構100(以下「閉状態開閉機構100c」という)を示しており、図5には、止血弁120が開放された状態の開閉機構100(以下「開状態開閉機構100o」という)を示している。
次に、止血弁120の開閉機構100の動作について説明する。初期状態では、図3および図4に示すように、保持機構160は回転子後退状態にある。この状態では、力伝達部材140は後退位置P3に位置し、貫通部材130は力伝達部材140から押圧されず非押圧位置P1に位置する。そのため、止血弁120は閉鎖されており、開閉機構100は閉状態開閉機構100cとなっている。
以上説明したように、開閉機構100は、操作部材180が操作方向D2に沿って摺動する毎に、保持機構160が、力伝達部材140を後退位置P3に保持した状態、あるいは、力伝達部材140を前進位置P4に保持した状態、に切り替わる。保持機構160が力伝達部材140を前進位置P4に保持した状態に切り替わると、貫通部材130が非押圧位置P1から押圧位置P2に移動し、止血弁120が閉状態から開状態に切り替わる。このとき、保持機構160が力伝達部材140を前進位置P4に保持することにより、止血弁120の開状態が維持される。また、再度の操作部材180の摺動に伴い保持機構160が力伝達部材140を後退位置P3に保持した状態に切り替わると、貫通部材130が押圧位置P2から非押圧位置P1に移動し、止血弁120が開状態から閉状態に切り替わる。このとき、保持機構160が力伝達部材140を後退位置P3に保持することにより、止血弁120の閉状態が維持される。開閉機構100では、操作部材180が、ハウジング110の管腔113の延伸方向(Z軸方向)とは非平行な操作方向D2に沿って摺動可能であるため、止血弁120の開閉操作が、操作部材180を管腔113の延伸方向とは非平行な操作方向D2に押圧する操作となる。そのため、開閉機構100によれば、手技者が医療用コネクタ10を把持した状態で、親指により止血弁120の開閉操作を容易に行うことができ、開閉機構100の操作性を向上させることができる。
図10は、第1実施形態の開閉機構100の変形例(開閉機構100X)の構成を示す説明図である。開閉機構100Xは、操作部材180と力伝達部材140とが一体部材となっている点が、開閉機構100と異なる。具体的には、力伝達部材140の下方基端側の面から下方基端側に連結軸147が伸びており、該連結軸147が、回転子170に形成された貫通孔179を通って操作部材180まで至り、操作部材180と接続されている。そのため、開閉機構100Xでは、操作部材180と力伝達部材140とが一体となって、操作方向D2に沿って摺動する。また、開閉機構100Xでは、付勢部材162が、貫通部材130のフランジ部133の下部の先端側表面とハウジング110との間に、前後方向に略平行に配置されている。付勢部材162は、貫通部材130を基端側に付勢することにより、間接的に、力伝達部材140を操作方向D2に沿ってハウジング110の外部側に向けて付勢している。このような変形例の開閉機構100Xにおいても、操作部材180が操作方向D2に沿って摺動する毎に、保持機構160が、力伝達部材140を後退位置P3に保持した状態、あるいは、力伝達部材140を前進位置P4に保持した状態、に切り替わる。そのため、開閉機構100Xによっても同様に、開閉機構100Xの操作性を向上させることができる。
次に、長尺状医療機器の固定機構200の構成について説明する。図11および図12は、その構成を示す説明図である。図11および図12には、その縦断面(YZ断面)の構成を示している。なお、図11には、ガイドワイヤGW等の長尺状医療機器の固定が解除された状態の固定機構200(以下「解除状態固定機構200n」という)を示しており、図12には、長尺状医療機器が固定された状態の固定機構200(以下「固定状態固定機構200f」という)を示している。
次に、長尺状医療機器の固定機構200の動作について説明する。初期状態では、図11に示すように、保持機構260は回転子後退状態にある。この状態では、力伝達部材230は後退位置P7に位置し、押圧部材240は力伝達部材230から押圧されず非押圧位置P5に位置する。また、円管状体290は弾性変形していないため、ハウジング210の管腔213(主管部11の管腔13)に挿通されたガイドワイヤGW等の長尺状医療機器は固定されていない。すなわち、固定機構200は解除状態固定機構200nとなっている。
以上説明したように、本実施形態の固定機構200では、操作部材280が、円管状体290の軸線に平行な方向(Z軸方向)とは非平行な操作方向D7に沿って摺動可能であるため、長尺状医療機器の固定操作および固定解除操作が、操作部材280を円管状体290の軸線に平行な方向とは非平行な操作方向D7に押圧する操作となる。そのため、本実施形態の固定機構200によれば、手技者が医療用コネクタ10を把持した状態で、親指により操作部材280を押圧するという操作しやすい操作で、長尺状医療機器の固定および固定解除を実現することができると共に、長尺状医療機器の固定具合を触感や視覚により把握することができるため、固定機構200の操作性を向上させることができる。
B-1.医療用コネクタの構成:
図14は、第2実施形態における医療用コネクタ10Aの外観構成を示す説明図である。以下では、第2実施形態の医療用コネクタ10Aの構成の内、上述した第1実施形態の医療用コネクタ10と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図15から図17は、開閉機構300の構成を示す説明図である。図15には、開閉機構300の縦断面(YZ断面)の構成を示しており、図16および図17には、開閉機構300の断面斜視図を示している。なお、図15および図16には、止血弁320が閉鎖された状態の開閉機構300(以下「閉状態開閉機構300c」という)を示しており、図17には、止血弁320が開放された状態の開閉機構300(以下「開状態開閉機構300o」という)を示している。
次に、止血弁320の開閉機構300の動作について説明する。初期状態では、図15および図16に示すように、保持機構360は回転子後退状態にある。この状態では、力伝達部材340は後退位置P3に位置し、貫通部材330は力伝達部材340から先端側に向けて押圧されず非押圧位置P1に位置する。そのため、止血弁320は閉鎖されており、開閉機構300は閉状態開閉機構300cとなっている。
第2実施形態の開閉機構300は、第1実施形態と同様の上記構成を有しているため、第1実施形態と同様に、手技者が医療用コネクタ10Aを把持した状態で、止血弁320の開閉操作を容易に行うことができ、開閉機構300の操作性を向上させることができる。
図20は、第2実施形態の開閉機構300の変形例(開閉機構300X)構成を示す説明図である。図20に示す変形例の開閉機構300Xは、操作部材380と力伝達部材340とが一体部材となっている点が、上述した第2実施形態の開閉機構300と異なる。具体的には、力伝達部材340の上面から上方に連結軸347が伸びており、該連結軸347が、回転子370に形成された貫通孔379を通って操作部材380まで至り、操作部材380と接続されている。そのため、変形例の開閉機構300Xでは、操作部材380と力伝達部材340とが一体となって、操作方向D2に沿って摺動する。このような変形例の開閉機構300Xにおいても、操作部材380が操作方向D2に沿って摺動する毎に、保持機構360が、力伝達部材340を、後退位置P3に保持した状態あるいは前進位置P4に保持した状態、に切り替わる。そのため、変形例の開閉機構300Xによっても同様に、開閉機構300の操作性を向上させることができる。
C-1.医療用コネクタの構成:
図21は、第3実施形態における医療用コネクタ10Bの縦断面(YZ断面)の構成を示す説明図である。以下では、第3実施形態の医療用コネクタ10Bの構成の内、上述した第1実施形態の医療用コネクタ10と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図22および図23は、固定機構200Bの構成を示す説明図であり、その縦断面(YZ断面)の構成を示している。図22には、ガイドワイヤGW等の長尺状医療機器の固定が解除された状態の固定機構200B(解除状態固定機構200n)を示しており、図23には、長尺状医療機器が固定された状態の固定機構200B(固定状態固定機構200f)を示している。なお、一部の部材については側面図を示してある。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
11:主管部 12:分岐管部 13:管腔
14:管腔
20:ローテータ
100:開閉機構
110:ハウジング
110D:先端側ハウジング部分 110P:基端側ハウジング部分
111:基端側開口 112:先端側開口 113:管腔
114:隔壁
114A:貫通孔
115:ガイド溝 116:部材収容空間 119:凸部
120:止血弁
121:スリット 122:貫通孔
130:貫通部材
131:本体部 132:貫通孔 133:フランジ部
134:ガイド凸部 135:ガイド凸部
140:力伝達部材
142:凸部 143:先端面 144:ガイド溝
145:凹部 147:連結軸
150:外筒
153:外筒端面カム 154:浅溝部 155:深溝部
160:保持機構
162:付勢部材
170:回転子
173:凸部 174:凹部 179:貫通孔
180:操作部材
181:摺動接触子 182:操作部材端面カム
200:固定機構
210:ハウジング
211:基端側開口 212:先端側開口 213:管腔
214:退避空間 215:円管状体収容空間 216:部材収容空間
220:ストッパー
221:本体部 222:第2小径部 223:第1小径部
224:凹部
230: 力伝達部材
232:凸部 233:面 234:上面
235:ガイド溝
240:押圧部材
241:貫通孔 244:下面 245:ガイド凸部
250:外筒
260:保持機構
262:付勢部材
270:回転子
280:操作部材
290:円管状体
291:貫通孔
300:開閉機構
310:ハウジング 311:基端側開口 312:先端側開口
313:管腔
314:隔壁
314A:貫通孔
316:部材収容空間
320: 止血弁
321:スリット 322:貫通孔 328:ボス
330:貫通部材
332:貫通孔 335:凸部
340:力伝達部材
342:凸部 343:凸部 344:貫通孔
345:連通溝
345A:閉位置部 345B:開位置部
347:連結軸
350:外筒
360:保持機構
362:付勢部材
370:回転子
379:貫通孔
380:操作部材
10B:医療用コネクタ(第3実施形態)
200B:固定機構
420:ストッパー
421:本体部 422:第2小径部 423:第1小径部
424:凹部 425:貫通孔
440:押圧部材
490:円管状体
490a:中央部 490b:先端部 490c:基端部
491:貫通孔
CP1:接触箇所
CP2:接触箇所
CP3:接触箇所
GC:ガイディングカテーテル
GW:ガイドワイヤ
Claims (7)
- 止血弁の開閉機構であって、
先端側開口と基端側開口とに連通する管腔が形成された管状のハウジングと、
前記ハウジング内に取り付けられた止血弁であって、通常時は閉状態にあり、基端側から押圧されると前記ハウジングの前記先端側開口に連通する貫通孔が形成された開状態となる止血弁と、
前記止血弁より基端側において前記管腔の延伸方向である第1の方向に沿って摺動可能に前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングの前記基端側開口に連通する貫通孔が形成された貫通部材であって、前記止血弁を前記閉状態とする第1の位置と、前記第1の位置よりも前記第1の方向に沿って先端側の位置で且つ、前記止血弁を押圧することによって前記止血弁を前記開状態にして前記止血弁の前記貫通孔と前記貫通部材の前記貫通孔とを連通させる第2の位置と、に位置し得る貫通部材と、
前記第1の方向とは非平行な第2の方向に沿って摺動可能な操作部材と、
前記貫通部材と前記操作部材との間に前記第2の方向に摺動可能に配置され、前記第2の方向に沿って前記操作部材が前記貫通部材に近づくように移動する力を前記貫通部材に伝達する力伝達部材であって、前記貫通部材を前記第1の位置に位置させる第3の位置と、前記貫通部材を押圧して前記第2の位置に位置させる第4の位置と、に位置し得る力伝達部材と、
前記操作部材が前記第2の方向に沿って摺動する毎に、前記力伝達部材を前記第3の位置に保持した状態、あるいは、前記力伝達部材を前記第4の位置に保持した状態、に切り替わる保持機構と、
を備える、
止血弁の開閉機構。 - 請求項1に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記操作部材と前記力伝達部材とは一体部材である、
止血弁の開閉機構。 - 請求項1または請求項2に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記保持機構は、直接または他の部材を介して、前記力伝達部材を前記第2の方向に沿って前記ハウジングの外部側に向けて付勢する筒状の付勢部材を有し、
前記力伝達部材または前記他の部材における前記付勢部材に対向する表面には、前記付勢部材の中空部に挿入される凸部が形成されている、
止血弁の開閉機構。 - 請求項1または請求項2に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記第1の方向と前記第2の方向とのなす角は、35度以上、55度以下である、
止血弁の開閉機構。 - 請求項4に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記貫通部材は、前記貫通孔が形成された本体部と、前記本体部から前記第1の方向に直交する第3の方向に突出するフランジ部と、を有し、
前記力伝達部材は、前記フランジ部における基端側の表面に当接しつつ、前記第3の方向に沿って前記貫通部材に対して相対的にスライド移動可能に構成されている、
止血弁の開閉機構。 - 請求項1または請求項2に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記第1の方向と前記第2の方向とのなす角は、略90度である、
止血弁の開閉機構。 - 請求項6に記載の止血弁の開閉機構であって、
前記力伝達部材は、前記第2の方向に摺動可能であり、
前記貫通部材は、前記第1の方向と前記第2の方向との両方に直交する第4の方向に突出する凸部を有し、
前記力伝達部材には、前記凸部が挿入される溝であって、前記第4の方向に直交し、かつ、前記第1の方向と前記第2の方向との両方に非平行な方向に伸びる溝が形成されている、
止血弁の開閉機構。
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