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JP7635520B2 - スリーブタイプパッケージ - Google Patents
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本発明は、スリーブタイプパッケージに関し、詳しくは開口部の周縁にフランジを備えたフランジ付き容器にデザート類が充填され密封包装されたフランジ付き容器が、抜け落ちることなく保持できるスリーブタイプパッケージに関する。
従来、スリーブタイプパッケージは、ヨーグルト、プリン、各種ゼリーなどデザート類が充填、密封されたフランジ付き容器、例えば、カップ型容器等の包装に使用されている。スリーブタイプパッケージは、商品の落下等により受ける外圧から保護でき、また、包装するスリーブタイプパッケージに情報やデザイン等を表示することで販売促進効果を高めることができ、さらにスリーブであるためにフランジ付き容器の側面が露出するので消費者に安心感を与えるパッケージである。
このようなスリーブタイプパッケージには、例えば天板と側板の接する角部に切込線が設けられ、側板を折り曲げることにより形成されるフランジ差込溝にカップ容器のフランジを差し込み、保持されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、商品を横にしたとき、ときどき、スリーブタイプパッケージのフランジ差込溝からカップ容器のフランジが外れ、カップ容器が抜け落ちることがある。
実開昭57-80455号公報
本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、フランジ付き容器を包装し、包装されたフランジ付き容器が、抜け落ちることなく保持できるスリーブタイプパッケージを提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1に記載の本発明は、フランジ付き容器を包装する一枚の板紙からなるスリーブタイプパッケージであって、前記フランジ付き容器の天面を被覆する天面パネルと、側面を被覆する側面パネルと、底面を被覆する底面パネルと、を有し、一方の前記側面パネルを折り曲げることで前記フランジ付き容器のフランジを差し込むための差し込み用切込が設けられ、他方の前記側面パネルの下端には、前記底面パネルの前記天面パネルの側に重合される固定部と、当該固定部に連接する可動部とを備えた保持パネルが設けられ、前記保持パネルの前記可動部は、前記可動部を折り曲げることで前記フランジ付き容器の下部を保持する切り欠き部が設けられていることを特徴とするスリーブタイプパッケージである。
本発明のスリーブタイプパッケージは、フランジ付き容器を包装し、包装されたフランジ付き容器が、抜け落ちることなく保持できる。
本発明に係るスリーブタイプパッケージの一例を示すブランクの展開図である。 本発明に係るスリーブタイプパッケージの斜視図と側面図である。 本発明に係るスリーブタイプパッケージでフランジ付き容器を包装する方法を示す説明図である。 本発明に係るスリーブタイプパッケージでフランジ付き容器を保持した状態を示す平面図と断面図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明に係るスリーブタイプパッケージの一例を示すブランクの展開図、図2は本発明に係るスリーブタイプパッケージの斜視図と側面図、図3は本発明に係るスリーブタイプパッケージでフランジ付き容器を包装する方法を示す説明図、図4は本発明に係るスリーブタイプパッケージでフランジ付き容器を保持した状態を示す平面図と断面図であり、図中のVはフランジ付き容器、Pはスリーブタイプパッケージ、Vtはフランジ付き容器の天面、Vsはフランジ付き容器の側面、Vbはフランジ付き容器の底面、Vfはフランジ付き容器のフランジ、1はブランク、11は底面パネル、12、14は側面パネル、12aは差し込み口、13は天面パネル、15は保持パネル、16は固定部、17は可動部、17aは切り欠き部、18は差し込み用切込、a、b、c、d、eは折線をそれぞれ示す。
図1は本発明に係るスリーブタイプパッケージの一例を示すブランクの展開図であり、図4は本発明に係るスリーブタイプパッケージでフランジ付き容器を保持した状態を示す平面図と断面図である。本発明のスリーブタイプパッケージが対象とするフランジ付き容器は、プラスチック製または紙製の容器本体と蓋とからなり、容器本体は、底面と、底面の周縁から立ち上がる側面と、上部開口と、上部開口の周縁から外向きのフランジを有しており、容器本体内に例えば食品等の内容物を充填し、シール性を備えた積層体フィルムからなる蓋で被覆し、容器本体のフランジに積層体フィルムをシールした形態である。
図1に示すブランク1は組み立てることによりスリーブタイプパッケージPとなし、図4に示すように、フランジ付き容器Vを保持するために用いられるものである。ブランク1は、商品の説明やデザイン等の印刷を施した板紙を、所定の形状、大きさに打ち抜いて形成される一枚の板紙からなるものである。
図1に示すブランク1は、上から順に底面パネル11、側面パネル12、天面パネル13、側面パネル14、保持パネル15が、折線a、b、c、dを介して連設されている。保持パネル15は、固定部16と可動部17が折線eを介して連設され、固定部16は折線dを介して側面パネル14に連設されている。
保持パネル15の固定部16はスリーブタイプパッケージPを組み立てたとき、底面パネル11に重合され接着剤で固定されるものである。可動部17には弓形の切り欠き部17aが左右の中央部に弦の部分が折線eの上に位置するように設けられている。切り欠き部17aは、フランジ付き容器Vの容器本体の下部が挿入可能に形成される。後述するが、可動部17の固定部16に連設された以外の部分は自由端となっており、折線eを回転軸として可動とされている。
側面パネル12と天面パネル13が連設される折線bの中央部にフランジ付き容器Vを包装したとき、フランジVfの一部を差し込むための略コの字状の差し込み用切込18が設けられている。差し込み用切込18はコの字状の閉じた部分は側面パネル12側に少し食み出しており、左右の脚の部分は天面パネル13に少し食み出している。折線eは差し込み用切込18で分断されており、差し込み用切込18のコの字状切込で囲まれた領域には折線eは存在しない。
つぎにスリーブタイプパッケージPの組み立てについて説明する。スリーブタイプパッケージPの組み立ては図1に示すブランク1を折線a、b、c、d、eに沿って折り曲げること等により作製される。まず、折線eに沿って可動部17を折り曲げ、固定部16に重ねる。さらに側面パネル14と固定部16を一体として折線cで折り曲げ、可動部17と側面パネル14を天面パネル13に重ねる。つぎに底面パネル11を折線aで折り曲げ、固定部16と天面パネル13に重ね、底面パネル11の内面と固定部16の外面とを接着剤等で貼合し、折り畳まれた状態のスリーブタイプパッケージ(図示しない)が完成する。
折り畳まれた状態のスリーブタイプパッケージの折線a、折線cを相互に近づくように内側に押し込むと側面パネル12と天面パネル13が折線bに沿って折り曲がると共に、側面パネル14と底面パネル11が折線dに沿って折り曲がり、折り畳まれた状態から起函され、スリーブタイプパッケージPが完成する。図2はその状態を示し、(イ)は斜視図、(ロ)は側面図であり、図2(ロ)において紙面の表面及び裏面が開口された角筒状のスリーブタイプパッケージPとなっている。
起函の際、差し込み用切込18に囲まれた領域は天面パネル13と同一平面内に位置し、コの字状部分は少し外側に突き出した状態になる。そして、差し込み用切込18が側面パネル12に食み出した部分は、側面パネル12に帯状の差し込み口12aが形成される。
図2に示すように起函されると、保持パネル15の可動部17は、折り畳まれていた状態から紙の剛性により折線eを軸として自由端側が起き上がり傾斜面を形成する。
つぎに図3を参照しながら本発明に係るスリーブタイプパッケージPでフランジ付き容器Vを包装する方法を説明する。図3は側面図で示している。まず、図3(イ)に示すように起函させたスリーブタイプパッケージPと、フランジ付き容器Vを準備する。フランジ付き容器Vは、プラスチック製または紙製の容器本体と蓋とからなり、容器本体は、底面Vbと、底面Vbの周縁から立ち上がる側面Vsと、上部開口と、上部開口の周縁から外向きのフランジVfを有しており、容器本体内に例えば食品等の内容物を充填し、シール性を備えた積層体フィルムからなる蓋で被覆し、容器本体のフランジVfに蓋を構成する積層体フィルムをシールすることにより天面Vtが形成されている。
起函により立ち上がり傾斜面となった可動部17を固定部16に重なるように加圧しながらフランジ付き容器VをスライドさせスリーブタイプパッケージPの中へ挿入を開始する。スライド挿入を開始すると、可動部17はフランジ付き容器Vの重みだけで加圧される。さらにスライド挿入が進み、フランジ付き容器Vが切り欠き部17a(図2参照)の位置に達すると、可動部17への加圧が解放され、フランジ付き容器Vの容器本体は切り欠き部17aに嵌合されると共に可動部17は傾斜する。また、フランジVfの一部が差し込み口12a(図2参照)に挿入される。可動部17は、板紙の剛性で反発力が働き折線eを軸として天面パネル13側にスイングし、その結果、可動部17は図3(ハ)に示すようにフランジ付き容器Vを矢印で示す方向に押す力が働き、フランジ付き容器Vは側面パネル12に押し付けられる(ロック効果)。そのためフランジ付き容器VはスリーブタイプパッケージPから抜け落ちることなく保持することが可能になる。
スリーブタイプパッケージPの板紙にはコートボール、ノーコートボール、クラフトボール等の厚紙が使用でき、坪量としては200g/m2 以上、400g/m2 以下である。また、スリーブタイプパッケージPの美粧性を向上させるために板紙にアルミニウム蒸着した蒸着紙を用いることもできる。坪量が200g/m2 未満では可動部17の反発力が低下するのでロック効果が不十分なものになる。さらに、高意匠性を付与させたいとき、板紙にポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムやこれらのフィルムにアルミニウム蒸着したものを貼合してもよい。
図4は本発明に係るスリーブタイプパッケージPでフランジ付き容器Vを保持した状態を示し、(イ)は平面図、(ロ)はA-A線における断面図である。フランジ付き容器VをスリーブタイプパッケージPで包装した包装体は、フランジ付き容器Vの天面Vtは天面パネル13で被覆され、側面Vsは対向する側面パネル12、14で被覆され、底面Vbは底面パネル11で被覆されている。そして、被覆された側面Vsの対向する方向と直交する方向の対向する側面Vsは露出されている。なお、フランジ付き容器Vは、円形のカップ容器を例示したが、円形に限らず、楕円形であってもよい。
フランジ付き容器Vの天面Vtは略円形で一部に外方に膨出する摘み部を備えた蓋で被覆されており、フランジ付き容器Vは摘み部がスリーブタイプパッケージPの開口する方向に位置するように収納されている。フランジ付き容器Vの側面パネル12、14側について、側面パネル14側はフランジ付き容器Vの容器本体は可動部17に設けられた切り欠き部17aに嵌合されている。側面パネル12側はフランジVfが差し込み口12aに挿入されており、可動部17の起き上がろうとする反発力によりフランジ付き容器Vは矢印で示す方向に押され、切り欠き部17aと差し込み口12aと可動部17によりフランジ付き容器Vは固定状態が保持されるので、商品を横にされることがあってもスリーブタイプパッケージPからフランジ付き容器Vが抜け落ちることを防ぐことができる。
なお、今まで説明してきた実施形態は、本発明に係るスリーブタイプパッケージの代表的な実施形態を挙げたものであって、本発明に係るスリーブタイプパッケージはこれに限るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものも含まれる。フランジ付き容器Vはフランジを備えておれば、容器本体と蓋は別部材であってもよい。また、例えばヒンジを介して容器本体と蓋とを一体とした成形品であってもよい。フランジ付き容器に収納される内容物は、ヨーグルト、プリン、各種ゼリーなどデザート食品はもちろんのこと、使い捨てコンタクトレンズ、生活雑貨等であってもよい。
V フランジ付き容器
P スリーブタイプパッケージ
Vt 天面
Vs 側面
Vb 底面
Vf フランジ
1 ブランク
11 底面パネル
12、14 側面パネル
12a 差し込み口
13 天面パネル
15 保持パネル
16 固定部
17 可動部
17a 切り欠き部
18 差し込み用切込
a、b、c、d、e 折線

Claims (1)

  1. フランジ付き容器を包装する一枚の板紙からなるスリーブタイプパッケージであって、
    前記フランジ付き容器の天面を被覆する天面パネルと、
    側面を被覆する側面パネルと、
    底面を被覆する底面パネルと、を有し、
    一方の前記側面パネルを折り曲げることで前記フランジ付き容器のフランジを差し込むための差し込み用切込が設けられ、
    他方の前記側面パネルの下端には、前記底面パネルの前記天面パネルの側に重合される固定部と、当該固定部に連接する可動部とを備えた保持パネルが設けられ、
    前記固定部と前記可動部は折線を介して連設され、
    前記可動部の前記固定部に連設されていない部分は自由端となっており、
    前記保持パネルの前記可動部は、前記折線を回転軸として前記可動部を折り曲げることで前記フランジ付き容器の下部を保持する切り欠き部が設けられていることを特徴とするスリーブタイプパッケージ。
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