JP7635640B2 - 交通状態検出装置、交通状態検出方法およびプログラム - Google Patents
交通状態検出装置、交通状態検出方法およびプログラム Download PDFInfo
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Description
このときの基準パラメータは、学習データと教師ラベルとの組み合わせに基づく学習処理によって生成される学習モデルのパラメータであり得る。
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
まず、本発明の実施形態の詳細について説明する。
まず、本発明の実施形態に係る交通状態検出装置1の構成例について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る交通状態検出装置1の機能構成例を示す図である。
フリーフローアンテナ114は、道路上の所定位置を走行する車両の検出を行う車両検出部の一例として機能する。すなわち、本発明の実施形態では、車両検出部が、フリーフローアンテナ114を含む場合を主に想定する。これによって、既に構築されているETC(Electronic Toll Collection)システムのETCフリーフローアンテナが車両検出部として用いられ得るため、新たに車両検出部を設ける必要がない。しかし、フリーフローアンテナ114の代わりに、他の車両検出部(例えば、赤外線センサまたは超音波センサなど)が用いられてもよい。
プローブアンテナ112は、車両速度を取得する車両速度取得部の一例として機能する。すなわち、本発明の実施形態では、車両速度取得部が、プローブアンテナ112を含む場合を主に想定する。これによって、既に構築されているETCシステムのETCプローブアンテナが車両速度取得部として用いられ得るため、新たに車両速度取得部を設ける必要がない。しかし、プローブアンテナ112の代わりに、他の車両速度取得部が用いられてもよい。
図5に戻って説明を続ける。交通量算出部140は、フリーフローアンテナ前を走行する車両の検出結果(フリーフローデータ)をフリーフローデータ記憶部122(図6)から取得する。そして、交通量算出部140は、フリーフローデータ(車両IDおよび通過時刻)に基づいて、フリーフローアンテナ前を、あらかじめ設定された単位時間あたりに通過した車両の数(フリーフローアンテナ114によって単位時間あたりに検出された車両IDの数)を、フリーフローアンテナ前の交通量として算出する。交通量算出部140による交通量の算出は、単位時間ごとに繰り返し行われればよい。
QVデータ作成部130は、交通量算出部140から出力されたフリーフローアンテナ前の所定期間分の交通量と単位時間とを取得すると、プローブデータ記憶部121から当該所定期間に対応するフリーフローアンテナ前の車両速度(すなわち、フリーフローアンテナ位置の「キロポスト」に対応する車両速度)と通過時刻とを取得する。QVデータ作成部130は、フリーフローアンテナ前の所定期間分の交通量と単位時間と、当該所定期間に対応するフリーフローアンテナ前の車両速度と通過時刻とに基づいて、機械学習により交通量と車両速度との対応関係(以下の例では、近似式)を作成する対応関係作成部の一例として機能する。
続いて、交通状態検出装置1は、学習段階の実行によって、交通流状態が渋滞流であるか自由流であるかを判定するための基準となる判定基準パラメータを生成する。かかる判定基準パラメータの生成は、あらかじめ設定された日時に実行され得る。
交通量時系列変化判定部151は、所定期間分のフリーフローデータに基づいて、あらかじめ設定された時間間隔(例えば、10分など)の開始時刻および終了時刻それぞれの交通量を抽出する。さらに、交通量時系列変化判定部151は、所定期間分のQVデータに基づいて、開始時刻および終了時刻それぞれの交通流状態が(車両速度が境界速度よりも低い)渋滞流であるか(車両速度が境界速度よりも高い)自由流であるかを判定する。
車両検知間隔判定部152は、所定期間分のフリーフローデータに基づいて、車両が検知される間隔(車両検知間隔)を算出する。なお、交通状態が自由流である場合における車両検知間隔と確率密度との関係は、図1に示した通りである。また、交通状態が渋滞流である位置における車両検知間隔と確率密度との関係は、図2に示した通りである。
交通量分布判定部153は、所定期間分のフリーフローデータに基づいて、交通量のあらかじめ設定された所定時間ごとの頻度分布を算出する。そして、交通量分布判定部153は、算出した頻度分布を所定の統計分布(例えば、ポアソン分布など)で近似してパラメータλを算出する。また、交通量分布判定部153は、頻度分布のばらつきに関するデータを算出する。
プローブ遅延時間判定部154は、プローブデータ記憶部121から所定期間分のプローブデータを取得する。ここで、上記したように、車載器に車両速度が記録されてからプローブアンテナ112によって車両速度が取得されるまでに時間(プローブ遅延時間)が生じ得る。そのため、プローブアンテナ112によっては、数分から数十分前にフリーフローアンテナ前を通過した車両速度しか取得されない場合がある。
続いて、交通状態検出装置1は、推論段階の実行によって、対象データを生成し、生成した対象データと、あらかじめ生成された判定基準パラメータとに基づいて、車両速度を算出する。かかる車両速度の算出は、リアルタイムに実行され得る。
交通量時系列変化判定部151は、直近の所定期間分のフリーフローデータに基づいて、あらかじめ設定された時間間隔(例えば、10分など)の開始時刻および終了時刻それぞれの交通量を抽出する。さらに、交通量時系列変化判定部151は、開始時刻の交通量と終了時刻の交通量との差分を交通量差分として算出する。
車両検知間隔判定部152は、直近の所定期間分のフリーフローデータに基づいて、車両が検知される間隔(車両検知間隔)を算出する。そして、車両検知間隔判定部152は、車両検知間隔の所定時間ごとの頻度分布を算出する。車両検知間隔判定部152は、車両検知間隔の所定時間ごとの頻度分布を1変数統計分布(例えば、指数分布など)で近似して、パラメータλおよび近似誤差を算出する。
交通量分布判定部153は、直近の所定期間分のフリーフローデータに基づいて、交通量のあらかじめ設定された所定時間ごとの頻度分布を算出する。そして、交通量分布判定部153は、算出した頻度分布を所定の統計分布(例えば、ポアソン分布など)で近似してパラメータλを算出する。また、交通量分布判定部153は、頻度分布のばらつきに関するデータを算出する。
プローブ遅延時間判定部154は、プローブデータ記憶部121から所定期間分のプローブデータを取得する。プローブ遅延時間判定部154は、取得したプローブデータに基づいて、通過時刻と収集時刻との差分をプローブ遅延時間として算出する。そして、プローブ遅延時間判定部154は、算出したプローブ遅延時間に基づいて、プローブ遅延時間のあらかじめ設定された所定時間ごとの頻度分布を算出する。
交通流判定部155は、交通量時系列変化による判定S43、車両検知間隔による判定S44、交通量分布による判定S45、および、プローブ遅延時間による判定S46の各判定結果に基づいて、交通流状態が自由流であるか渋滞流であるかを総合的に判定する(S47)。例えば、交通流判定部155は、交通流状態が自由流である総合的な確率を算出するとともに、交通流状態が渋滞流である総合的な確率を算出し、総合的な確率がより大きい交通流状態を総合的な判定結果としてよい。
速度判定部156は、交通流判定部155によって得られた交通流状態の判定結果と、交通量算出部140によって算出されたフリーフローアンテナ前の交通量と、あらかじめ用意されたQVパラメータとに基づいて、フリーフローアンテナ前の車両速度を判定する(S48)。より詳細に、QVパラメータは、上記した渋滞流に対応する近似式のパラメータa、b、または、自由流に対応する近似式のパラメータc、dに該当し得る。
交通状態検知部170は、交通量算出部140によって算出された交通量と、速度判定部156によって判定され車両速度とに基づいて、フリーフローアンテナ設置地点の交通状態を検出する。また、交通状態検知部170は、フリーフローアンテナ設置地点の交通量と車両速度とに基づいて、特許文献3に開示される方法により、プローブデータの遅延部分を推定し、フリーフローアンテナ設置地点、プローブアンテナ設置地点だけでなく、道路上のすべての地点の交通状態を推定することが可能である。
以上に説明したように、本発明の実施形態に係る技術は、学習段階において、蓄積されているフリーフローデータから得られる、交通量の所定時間ごとの頻度分布の平均およびばらつきに基づいて、機械学習により判定基準パラメータを生成する。そして、本発明の実施形態に係る技術は、推論段階において、生成した判定基準パラメータと取得したフリーフローデータに基づく判定パラメータとに基づいて、交通状態が自由流であるか渋滞流であるかを判定する。
続いて、本発明の実施形態に係る交通状態検出装置1のハードウェア構成例について説明する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
112 プローブアンテナ
114 フリーフローアンテナ
121 プローブデータ記憶部
122 フリーフローデータ記憶部
123 QVデータ記憶部
124 パラメータ記憶部
130 QVデータ作成部
140 交通量算出部
150 速度算出部
151 交通量時系列変化判定部
152 車両検知間隔判定部
153 交通量分布判定部
154 プローブ遅延時間判定部
155 交通流判定部
156 速度判定部
160 統計情報解析部
170 交通状態検知部
Claims (16)
- 道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出する交通量算出部と、
前記所定位置に対応する第1の交通量の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布を第1の統計分布で近似して第1のパラメータを算出し、前記第1のパラメータと前記第1の頻度分布のばらつきに関するデータと、あらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出する交通量分布判定部と、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得る交通流判定部と、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定する速度判定部と、
を備える、交通状態検出装置。 - 前記交通量分布判定部は、自由流における前記所定位置に対応する第2の交通量の第2の頻度分布を算出し、前記第2の頻度分布を前記第1の統計分布で近似して第2のパラメータを算出し、前記第2のパラメータに基づいて自由流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項1に記載の交通状態検出装置。 - 前記交通量分布判定部は、前記第2のパラメータと前記第2の頻度分布のばらつきに関するデータとの対応関係の頻度分布を第2の統計分布で近似して前記自由流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項2に記載の交通状態検出装置。 - 前記交通量分布判定部は、渋滞流における前記所定位置に対応する第3の交通量の第3の頻度分布を算出し、前記第3の頻度分布を前記第1の統計分布で近似して第3のパラメータを算出し、前記第3のパラメータに基づいて渋滞流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の交通状態検出装置。 - 前記交通量分布判定部は、前記第3のパラメータと前記第3の頻度分布のばらつきに関するデータとの対応関係の頻度分布を第3の統計分布で近似して前記渋滞流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項4に記載の交通状態検出装置。 - 前記交通量分布判定部は、
自由流における前記所定位置に対応する第2の交通量の第2の頻度分布を算出し、前記第2の頻度分布を前記第1の統計分布で近似して第2のパラメータを算出し、
渋滞流における前記所定位置に対応する第3の交通量の第3の頻度分布を算出し、前記第3の頻度分布を前記第1の統計分布で近似して第3のパラメータを算出し、
前記第2のパラメータと前記第2の頻度分布のばらつきに関するデータとを含んだ学習データと自由流を示す教師ラベルとの組み合わせと、前記第3のパラメータと前記第3の頻度分布のばらつきに関するデータとを含んだ学習データと渋滞流を示す教師ラベルとの組み合わせとに基づいて、前記基準パラメータを算出する、
請求項1に記載の交通状態検出装置。 - 道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出する交通量算出部と、
車両速度が車載器に記録されてから車両速度取得部によって取得されるまでの第1の遅延時間の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布とあらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出する遅延時間判定部と、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得る交通流判定部と、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定する速度判定部と、
を備える、交通状態検出装置。 - 前記遅延時間判定部は、自由流における第2の遅延時間の所定時間ごとの第2の頻度分布を算出し、前記第2の頻度分布を第1の統計分布で近似して自由流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項7に記載の交通状態検出装置。 - 前記遅延時間判定部は、渋滞流における第3の遅延時間の所定時間ごとの第3の頻度分布を算出し、前記第3の頻度分布を第1の統計分布で近似して渋滞流に対応する基準パラメータを算出する、
請求項7または8に記載の交通状態検出装置。 - 前記車両速度取得部は、プローブアンテナを含む、
請求項7~9のいずれか一項に記載の交通状態検出装置。 - 前記車両検出部は、前記車両をリアルタイムに検出する、
請求項1~10のいずれか一項に記載の交通状態検出装置。 - 前記車両検出部は、フリーフローアンテナを含む、
請求項11に記載の交通状態検出装置。 - コンピュータが、
道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出することと、
前記所定位置に対応する第1の交通量の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布を第1の統計分布で近似して第1のパラメータを算出し、前記第1のパラメータと前記第1の頻度分布のばらつきに関するデータと、あらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出することと、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得ることと、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定することと、
を備える、交通状態検出方法。 - コンピュータが、
道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出することと、
車両速度が車載器に記録されてから車両速度取得部によって取得されるまでの第1の遅延時間の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布とあらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出することと、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得ることと、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定することと、
を備える、交通状態検出方法。 - コンピュータを、
道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出する交通量算出部と、
前記所定位置に対応する第1の交通量の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布を第1の統計分布で近似して第1のパラメータを算出し、前記第1のパラメータと前記第1の頻度分布のばらつきに関するデータと、あらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出する交通量分布判定部と、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得る交通流判定部と、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定する速度判定部と、
を備える交通状態検出装置として機能させるプログラム。 - コンピュータを、
道路上の所定位置を走行する車両の検出結果を車両検出部から取得し、前記車両の検出結果に基づいて、前記所定位置に対応する交通量を算出する交通量算出部と、
車両速度が車載器に記録されてから車両速度取得部によって取得されるまでの第1の遅延時間の所定時間ごとの第1の頻度分布を算出し、前記第1の頻度分布とあらかじめ機械学習によって算出された基準パラメータとに基づいて、前記道路上の交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とを算出する遅延時間判定部と、
前記交通流状態が渋滞流である確率と、前記交通流状態が自由流である確率とに基づいて、前記交通流状態の判定結果を得る交通流判定部と、
前記交通流状態の判定結果と、前記所定位置に対応する交通量と、あらかじめ用意された交通量と車両速度との対応関係とに基づいて、前記所定位置に対応する車両速度を判定する速度判定部と、
を備える交通状態検出装置として機能させるプログラム。
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