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JP7638486B2 - 注入内管およびそれを備えた注入装置並びに浄化工法 - Google Patents
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Description

本願発明は、汚染された土壌(汚染土壌)の浄化技術に関するものである。
薬液注入工法の一種である「ダブルパッカ工法」を応用した浄化工法はすでに開発・実施されている(特許文献1など)。
特開平8-80484号公報
しかし、ダブルパッカー工法は、一般的に1度に1種類の浄化材しか注入することができない。もし、一度に二種類の浄化材を注入できれば、フェントン浄化材(過酸化水素水+第一硫酸鉄)の注入が一工程で可能になる。また、二種類の浄化材を同時に注入できれば、他の浄化材への応用が可能になる。
そこで、本願発明者は、鋭意試験・研究を進め、ダブルパッカ工法を応用した新たな浄化技術を完成するに至った。
第1の発明は、汚染された土壌を浄化するための注入装置を構成し、汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管の中へ挿入される注入内管であって、ダブル管を内蔵し二液注入可能な内管本体と、その上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と、注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルと、を備え、上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにしたことを特徴とするものである。
ここで、「二液注入可能」の二液は、異なる液体でも同一の液体でもどちらでもよい。
第2の発明は、汚染された土壌を浄化するための注入装置を構成し、汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管の中へ挿入される注入内管であって、シングル管を内蔵し一液注入可能な内管本体と、その上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と、注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルと、を備え、上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにしたことを特徴とするものである。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明に係る注入内管を備えたことを特徴とする注入装置である。
第4の発明は、汚染された土壌を浄化するための浄化工法であって、汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管と、ダブル管を内蔵し二液注入可能な内管本体とその上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルとを備えて注入外管の中へ挿入される注入内管と、を使用し、注入内管の上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにして注入外管内をステップアップしながら注入作業を繰り返し、汚染土壌を浄化することを特徴とするものである。
第5の発明は、汚染された土壌を浄化するための浄化工法であって、汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管と、シングル管を内蔵し一液注入可能な内管本体とその上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルとを備えて注入外管の中へ挿入される注入内管と、を使用し、注入内管の上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにして注入外管内をステップアップしながら注入作業を繰り返し、汚染土壌を浄化することを特徴とするものである。
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)現状あるパッカー付き注入内管を単純に二液注入可能な構造にしても、浄化工法には不向きである。汚染土壌の浄化にむらができて、実用的な浄化を実現できない。
(2)しかし、本願発明のように注入内管の上下パッカ部の間隔を「25cm±2cm」にすることにより汚染土壌を細かく浄化できて、実用化に耐え得る均一な浄化を実現できる。
(3)また、これまで二種類の薬剤を用いた浄化工法では、それぞれの薬剤を別々に注入する必要があるため、浄化工程が長大となった。
(4)しかし、本願発明のように二液を同時に且つ、別々に注入できる構造であれば二つの工程を一つにまとめることが可能であり、浄化工程の短縮が実現できる。
本願発明に係る注入内管を示す説明図。
本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本願発明に係る注入内管を示す説明図である。
図1に図示するように、本願発明に係る注入内管10は、ダブル管を内蔵して二液注入可能な内管本体20を備える。符号21,22は注入用ホース接続部であって、浄化材を貯蔵する液槽(図示省略)からポンプ装置(図示省略)を介して浄化材を供給する配管と接続するものである。この注入用ホース接続部から浄化に必要な浄化材二液が供給されて、内管本体20内で混ざり合う。
また、注入内管10は、内管本体20の上下に配置されたパッカ部30,40を備える。符号31は、パッカ用ホース接続部であって、パッカ部30,40への流体の出入りが可能にように接続し、パッカ30,40を膨出・収縮させるパッカ機構を構成する。
さらに、内管本体20内で混ざり合った注入液を噴出させるために上下パッカ部30,40の間にノズル50が形成されている。
そして、注入内管10は、上下パッカ部30,40の間隔Xを「23cm~27cm」の範囲としたことを特徴とする。
この間隔Xは、短ければ短いほど緻密な浄化を行えるが、作業効率は低下する。この間隔Xで削孔内をステップアップしながら注入作業を繰り返すからである。このため、本願発明者は最適な間隔Xを求めるべく鋭意試験・研究を行い、浄化効率と作業効率の最適な間隔Xとして、「25cm±2cm」であることを導き出した。
以上は、ダブル管を内蔵して二液注入可能な内管本体20で説明したが、シングル管を内蔵し一液注入可能な内管本体であっても、基本的に同じである。
本願発明は、ダブルパッカ工法を使用した汚染土壌の浄化技術として、広く利用できるものである。
10:注入内管
20:内管本体
21:注入用ホース接続部
22:注入用ホース接続部
23:ヘッド
24:調節管
25:プラグ
30:パッカ部(上部)
31:パッカ用ホース接続部
40:パッカ部(下部)
50:ノズル
X:パッカ部の間隔

Claims (3)

  1. 汚染された土壌を浄化するための注入装置を構成し、汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管の中へ挿入される注入内管であって、
    浄化材を貯蔵する液槽からポンプ装置を介して浄化材二液を供給するダブル管を内蔵しその内部で浄化材二液を混ざり合わせることで二液注入可能な内管本体と、その上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と、内管本体内で混ざり合った注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルと、を備え、
    上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにしたことを特徴とする注入内管。
  2. 請求項1記載の注入内管を備えたことを特徴とする注入装置。
  3. 汚染された土壌を浄化するための浄化工法であって、
    汚染土壌に形成された削孔に挿入される注入外管と、浄化材を貯蔵する液槽からポンプ装置を介して浄化材二液を供給するダブル管を内蔵しその内部で浄化材二液を混ざり合わせることで二液注入可能な内管本体とその上下に配置されたパッカ部を膨出・収縮させるパッカ機構と内管本体内で混ざり合った注入液を噴出させるために上下パッカ部の間に形成されたノズルとを備えて注入外管の中へ挿入される注入内管と、を使用し、注入内管の上下パッカ部の間隔を23cm~27cmにして注入外管内をステップアップしながら注入作業を繰り返し、汚染土壌を浄化することを特徴とする浄化工法。
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JP2018012987A (ja) 2016-07-21 2018-01-25 強化土株式会社 地盤注入装置および地盤注入工法

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