JP7647317B2 - 車両の前部車体構造 - Google Patents
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Description
たとえば、歩行者の頭部や大腿部等が、フードパネル側から衝突した際の抗力を抑制できるとともに、バンパ側からの軽衝突に対しては十分な抗力を確保するために、ヘッドランプからの入力荷重を伝達する荷重伝達部を設けた車両の前部車体構造が提案されている(たとえば、特許文献1)。
以上のような問題に対し、本発明者らは、車格に応じた衝突形態を考慮した上で、デザイン要求を満足すると共に歩行者保護性能を両立するための車両前部構造を検討した。
このように構成された本発明によれば、ヘッドランプユニットが、光を照射するレンズ部およびこのレンズ部の下方位置に設けられたユニット本体部を備え、バンパーフェイシアが、ヘッドランプユニットのレンズ部の下部から車両前方に突出する突出面を備えるので、車両前部の所定のデザイン要求を満たすことができる。また、本発明によれば、衝撃吸収部材が、側面視においてバンパーフェイシアの内側でヘッドランプユニットのレンズ部及びユニット本体部に対して車両前方に位置し、前方衝突時、衝撃吸収部材がヘッドランプユニットのユニット本体部と当接することにより衝突エネルギを吸収する。したがって、本発明によれば、前方衝突時(歩行者衝突時)、たとえば歩行者の大腿部は、ヘッドランプユニットに直接的に衝突せず、ヘッドランプユニットより車両前方の衝撃吸収部材で荷重を受け止めると共に衝突エネルギを吸収することができ、これにより、歩行者へ与える衝突荷重が過度に大きくなることを抑制することができる。これらの結果、本発明によれば、デザイン要求を満足すると共に歩行者保護性能を両立することができる。
また、このように構成された本発明によれば、衝突荷重を、ビード部を介して衝撃吸収部材の角部に伝達させて衝突初期の反力を高めることができ、これにより、より効果的に、衝撃吸収部材自体で衝撃エネルギを吸収することができる。
このように構成された本発明によれば、より効果的に、デザイン要求を満足すると共に歩行者保護性能を両立することができる。
このように構成された本発明によれば、より効果的に、衝撃吸収部材自体で衝撃エネルギを吸収することができる。
また、車両1の前部には、エンジンルーム2の上方側かつ左右両側で車両前後方向に延びる左右一対のエプロンメンバ22が設けられ、これらのエプロンメンバ22とフロントサイドフレーム16には、サスペンションタワー23が接続されている。
ここで、図1に示すように、バンパーフェイシア8には、その車幅方向の左右両端側において、それぞれの突出面8aの前縁部から車両下方に延びると共に、フロントグリル10と同程度の前面位置まで膨出した膨出部分8bと、それぞれの突出面8aの側縁部から車両下方に延びる側方部分8cが形成されている。これらの突出面8a、膨出部分8bおよび側方部分8cで形成された膨出部をバンパーフェイシア8の左右膨出部8dという。
まず、図1乃至図3に示すように、バンパーフェイシア8の左右膨出部8dの内側には、上述したグリルレインフォースメント28の衝撃吸収部30が収容されている。
次に、図2乃至図5に示すように、衝撃吸収部30は、ヘッドランプユニット12のレンズ部32より下方、かつ、ユニット本体部34の車両前方に位置するよう配置されている。この衝撃吸収部30は、特に図2および図4に示すように、側面視で、ヘッドランプユニット12のユニット本体部34の車両前方に位置している。
まず、図3乃至図7に示すように、衝撃吸収部30は、車幅方向内側の内側面30aと、車幅方向外側の外側面30bと、車両上方側の上側面30cと、車両下方側の下側面30dとを有し、さらに、これらの内側面30a、外側面30b、上側面30cおよび下側面30dと連続的に形成された矩形形状の前面部30eとを有している。衝撃吸収部30は、主に、これらの各面部30a~30eにより、ボックス状に形成されるようにしている。
衝撃吸収部30の前面部30eには、その対角線上にそれぞれ延びると共に交わる2本のビード部30fが形成されている。本実施形態では、このビード部30fは、前面部30eの残りの面に対して車両後方側に突出するような後方突出部(溝部)として構成されている。
図2および図4に示すように、この後方突出部30gは、ヘッドランプユニット12のユニット本体部34に車両前後方向で相対する位置に形成されている。このような位置関係により、後方突出部30gは、車両の前面衝突時に衝撃吸収部30が車両後方に変位したとき、ユニット本体部34に当接する。そして、前面衝突時、後方突出部30gを介して伝達される衝突荷重をユニット本体部34が受け止めることにより、衝撃吸収部30による衝撃の吸収を促進するようにしている。すなわち、ヘッドランプユニット12は、上述したように車体のフレーム部材に取り付けられているので、有効に荷重を受け止めることができるのである。
まず、本発明の実施形態によれば、ヘッドランプユニット12が、光を照射するレンズ部32およびこのレンズ部32の下方位置に設けられたユニット本体部34を備え、バンパーフェイシア8が、ヘッドランプユニット12のレンズ部32の下部から車両前方に突出する突出面8aを備えるので、ヘッドランプユニット12を車両の最前面に対して車両後方側に配置しても、車両前部の所定のデザイン要求を満たすことができる。
また、本実施形態によれば、衝撃吸収部(衝撃吸収部材)30が、側面視においてバンパーフェイシア8の内側でヘッドランプユニット12のレンズ部32及びユニット本体部34に対して車両前方に位置し、前方衝突時、ヘッドランプユニット12のユニット本体部34と当接することにより衝突エネルギを吸収するので、前方衝突時(歩行者衝突時)、たとえば歩行者の大腿部は、ヘッドランプユニット12に直接的に衝突せず、ヘッドランプユニット12より車両前方の衝撃吸収部30により、その衝突エネルギを吸収することができ、これにより、歩行者へ与える衝突荷重が過度に大きくなることを抑制することができる。
これらの結果、本実施形態によれば、デザイン要求を満足すると共に歩行者保護性能を両立することができる。
8 バンパーフェイシア
8a バンパーフェイシアの突出面
8d バンパーフェイシアの左右膨出部
10 フロントグリル
12 ヘッドランプユニット
24 シュラウドアッパメンバ
28 グリルレインフォースメント(補強部材)
30 衝撃吸収部(衝撃吸収部材)
30a 内側面
30e 前面部
30f ビード部/後方突出部
30g 後方突出部(突出部)
30h 支持部(支持部材)
32 レンズ部
34 ユニット本体部
Claims (4)
- 光を照射するレンズ部およびこのレンズ部の下方位置に設けられたユニット本体部を備える車両のヘッドランプユニットと、
上記ヘッドランプユニットのレンズ部の下部から車両前方に突出する突出面を備えるバンパーフェイシアと、
側面視において、上記バンパーフェイシアの内側で上記ヘッドランプユニットのレンズ部及びユニット本体部に対して車両前方に位置する衝撃吸収部材と、を備え、
上記衝撃吸収部材は、前方衝突時、上記ヘッドランプユニットのユニット本体部と当接することにより衝突エネルギを吸収し、
上記衝撃吸収部材の車幅方向両側部の少なくとも一方には、前方衝突時における上記衝撃吸収部材の車幅方向への倒れ込みを抑制する支持部材が設けられる、ことを特徴とする車両の前部車体構造。 - 光を照射するレンズ部およびこのレンズ部の下方位置に設けられたユニット本体部を備える車両のヘッドランプユニットと、
上記ヘッドランプユニットのレンズ部の下部から車両前方に突出する突出面を備えるバンパーフェイシアと、
側面視において、上記バンパーフェイシアの内側で上記ヘッドランプユニットのレンズ部及びユニット本体部に対して車両前方に位置する衝撃吸収部材と、を備え、
上記衝撃吸収部材は、前方衝突時、上記ヘッドランプユニットのユニット本体部と当接することにより衝突エネルギを吸収し、
上記衝撃吸収部材は矩形形状の前面部を有し、この前面部には、その対角線上に沿って延びるビード部が形成されている、ことを特徴とする車両の前部車体構造。 - 上記衝撃吸収部材は、上記バンパーフェイシアの内側で、上記バンパーフェイシアの補強部材と一体的に形成されている、請求項1または請求項2に記載の車両の前部車体構造。
- 上記衝撃吸収部材には車両後方に延びる突出部が形成され、前方衝突時、上記突出部が上記ヘッドランプユニットのユニット本体部に当接する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両の前部車体構造。
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|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP2012071818A (ja) | 2010-09-01 | 2012-04-12 | Mazda Motor Corp | 車両の前部構造 |
| JP2021066264A (ja) | 2019-10-18 | 2021-04-30 | マツダ株式会社 | 車両の前部構造 |
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2021
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