以下に、本実施形態に係る旅行プラン提案装置、旅行プラン提案システム及び旅行プラン提案方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本実施形態に係る旅行プラン提案装置、旅行プラン提案システム及び旅行プラン提案方法が限定されるものではない。
実施例1では、旅行プラン提案装置の利用者Uと同類と推定される履歴情報を分析し、利用者Uの嗜好傾向を示す特徴情報と、旅行プランの訪問先(以下、スポットSと称する)の特徴情報の類似度を基に関連性を判定し、利用者Uの特徴情報に相応しい旅行プランを提案する旅行プラン提案システム1000の例を説明する。
図1は、実施例1における旅行プラン提案システム1000のブロック図である。旅行プラン提案システム1000は、複数の利用者端末1300、事業者サイト1200、1210、1220、1230が、それぞれネットワーク1400、1500を介して旅行プラン提案装置1100と接続するブロック図を示している。
旅行プラン提案装置1100は、利用者端末1300からのアクセスにより多数の利用者Uの特徴情報と、事業者サイト1200、1210、1220、1230から提供されるスポットSの特徴情報と移動手段に関する特徴情報のマッチングを検索し、検索結果から利用者Uの嗜好傾向に基づいて適切な旅行プランを提案表示する。この提案により、旅行プランに含まれるスポットSのチケットの購入を促し、利用者Uは、飲食店サイト、宿泊サイト、観光先サイト、移動手段サイト等別個に旅行プランに関する情報を収集しなくともストレスなく効率的に旅行プランを計画し、スムーズに進行させることができる。
一方、事業者サイトを運営する事業者側は、旅行プラン提案装置内のデータベースの特徴情報を参照することにより、自社に対する利用者の嗜好傾向を把握することが可能となり、利用者の利用傾向によりマッチしたスポット情報を提供可能となるように、提供するスポット情報をよりカスタマイズ可能となる。
利用者端末1300は、利用者Uが旅行プラン提案装置1100による提供サービスを受けるための端末であり、利用者Uが年齢、性別、嗜好といった特徴情報や、今回の旅行の目的、重視したい項目等を利用者の登録情報として予め初期設定、もしくは入力設定することによって、旅行中その時々でのスポット候補や寄り道情報を得られ、またその情報を得てスポットSの予約を行える。
なお、利用者端末1300は、主にパーソナルコンピュータ、または携帯端末が想定されるが、コンビニエンスストア、公共施設等に設置されたチケット購入機、チケット発券機でもよい。また、コンビニエンスストア、公共施設等に設置された複合機でチケットや予約情報を印刷することとしてもよい。また、旅行プラン提案装置1100が操作部(不図示)を有し、利用者Uが直接、旅行プラン提案装置1100上で操作可能としてもよい。
事業者サイト1200~1230は、観光スポット、飲食店、宿泊所やモビリティ等を運営および管理する事業者が維持管理するサイトであり、各事業者が提供するサービス情報を利用者Uに提供し、利用者Uにより選択されたサービス情報に従い、チケットの予約情報、購入情報を発行する。例えば、実施例1では、事業者サイト1200は和食店、洋食店、喫茶店の飲食店サイトを示す。事業者サイト1210はホテル、旅館、ログハウスの宿泊施設サイトを示す。事業者サイト1220は遊園地、博物館、美術館の観光サイトを示す。事業者サイト1230は鉄道会社、バス会社、レンタカー会社の移動手段サイトを示す。このように、さまざまな業種のサイトと情報通信を行う。事業者サイトは、上述の事業者に限定されず、更に多種多様な事業者を対象としてもよい。
以下に、旅行プラン提案装置1100の各機能部を説明する。図1において、旅行プラン提案装置1100は、タグ生成エンジン部1110と、利用者端末I/F1130と、事業者管理I/F1140と、権利情報記憶部1120を有している。
また、タグ生成エンジン部1110の内部は、利用者特徴DB1111と、スポット特徴DB1112と、移動手段特徴DB1113と、タグ辞書DB1114と、DB管理部1119と、タグ共有処理部1116と、提案情報処理部1115と、タグ設定管理部1117と、類似度演算部1118を備えている。なお、利用者特徴DB1111と、スポット特徴DB1112と、移動手段特徴DB1113と、タグ辞書DB1114は、それぞれ設定部分と、特徴タグを蓄積、格納するデータベースであり、各部の機能および動作の詳細を後述する。
利用者特徴DB1111は、各利用者Uの年代、性別、旅行目的といった利用者設定情報と、利用者設定情報と類似項目が多いスポット情報を記述する利用者特徴タグを対応付けて格納するデータベースであり、随時、データベース内部のデータを更新、管理される。後述する利用者設定画面で予め初期設定、もしくは入力設定された設定値と、タグ共有処理部1116、提案情報処理部1115によって付与された利用者特徴タグを対応付けて保持する。
スポット特徴DB1112は、各スポットSの来訪目的、ロケーションといったスポット設定情報と、スポット設定情報と類似項目の多い利用者情報を記述するスポット特徴タグを対応付けて格納するデータベースであり、随時、データベース内部のデータを更新、管理される。後述するスポット設定画面で予め初期設定、もしくは入力設定された設定値と、タグ共有処理部1116、提案情報処理部1115によって付与されたスポット特徴タグを対応付けて保持する。各スポットSの混雑状況を各事業者サイト1200~1220から取得し、リアルタイムで更新する。
移動手段特徴DB1113は、公共交通機関、レンタカー等移動手段の特徴情報を対応付けて記憶すると共に、随時更新するデータベースである。後述する提案情報処理部1115による利用者側提案画面で提案される旅行プラン内に提示される。移動手段の移動時間、混雑状況を移動手段サイト1230から取得し、リアルタイムで更新する。
タグ辞書DB1114は、事業者サイト1200、1210、1220から提供されるスポットSのスポット設定情報で定義された言葉の派生語、類義語を定義するデータベースであり、類似した概念で微妙に表現の差異があり、旅行プラン検索の際に検索の抜け漏れを防ぐ。利用者UとスポットSの特徴情報の対応づけを表面的な言葉の一致、もしくは類似だけでなく、本質的な意味も含めて検索するための類義語辞書である。以上、各データベースの構成は、詳細を後述する。
タグ設定管理部1117は、旅行プラン提案装置1100上で事業者サイト1200、1210、1220、1230において事業者が管理するスポットSの特徴情報を編集可能とする構成としているが、タグ設定管理部1117を事業者サイト1200、1210、1220、1230側に設け、事業者サイト内部で設定可能としてもよい。この場合、事業者サイト内部で設定された特徴情報が旅行プラン提案装置1100に送信され、スポット特徴DB1112の該当スポット情報を更新する。また、事業者による初期特徴情報の設定だけでなく、後述する旅行プラン提案装置のタグ共有処理によって追加付与された特徴情報に基づいて自動編集されてもよい。
更に、タグ設定管理部1117は、データベース内の利用者特徴タグ3080およびスポット特徴タグ4080の嗜好傾向を分析する機能を有することにより、事業者が利用者の嗜好傾向を把握し、自社サイトの記述や構成に反映することが可能となる。分析方法としては、分析項目を指定することで、ヒストグラム作成、時系列データ分析、統計解析等を実行可能とすれば、利用者の嗜好分析を行う上でより有効である。
タグ共有処理部1116は、利用者特徴DB1111と、スポット特徴DB1112間で、データベース内部のデータの共有を図ることによって、よりそれぞれの特徴にマッチングした特徴情報を検索可能とする。タグ共有処理部1116が実行するタグ共有処理フローについては、詳細を後述する。
類似度演算部1118は、利用者特徴DB1111の該当利用者Uのレコードと、スポット特徴DBの各レコードの類似度を算出する機能を有する。類似度の演算方法に関しては、レコード内に合致する項目が存在するか否かの存否を判定し、各存否の総合判定値として算出する手法が考えられる。例えば、各判定項目の二乗和平方根により算出されるユークリッド距離算出法、統計的な距離を算出するマハラノビス距離算出法、ピアソンの積率相関係数、コサイン類似度等種々の手法により算出可能である。これらの算出法は、公知技術であるため、ここでは説明を省略する。一例として、ユークリッド距離算出法により類似度を算出する場合、n項目の判定項目に関して項目有を0、項目無を1と判定すると仮定した場合、全項目同一で類似度0、全項目不一致で類似度√nとなり、数値が低いほど類似度が高い指標となる。
提案情報処理部1115は、上述の類似度演算部1118で演算された類似度に基づき、旅行プランの候補を抽出し、利用者に提案する提案画面を生成し、利用者Uに提示する。更に、提案された旅行プランが選択された場合、より利用者Uの嗜好傾向に一致したプランとして特徴情報の優先度を上げるタグ恒常化処理を実行する。タグ恒常化処理フローについては、詳細を後述する。なお、提案画面の表示は、利用者端末1300に提案画面データを送信して表示させる、もしくは旅行プラン提案装置1100の表示部(不図示)で表示させてもよい。DB管理部1119は、上述した各データベースのデータを新規追加すると共に、特徴タグの重みを算出して、更新管理する。
権利情報記憶部1120は、実施例1により提案された旅行プランから選択され、購入、もしくは予約したチケット情報に関する権利情報を格納する。また、各事業者サイトに直接アクセスして取得された購入、もしくは予約したチケット情報に関する権利情報も格納する。また、これらの購入、もしくは予約したチケット情報に関する権利情報は、利用者Uの利用者端末1300の一例である携帯端末に送信され、スポットSを利用時に事業者に提示されることにより、スポットSを利用可能としてもよい。
また、スポットSを利用時に提示される場合、利用者端末1300において、購入、もしくは予約したチケット情報に関する権利情報の使用前、使用後の管理を行う。使用後には、権利情報を消去し、二重利用不可となるように権利情報管理を行う。更に、スポットSへの来訪を旅行プラン提案装置1100に通知し、提示された旅行プランに追加される二次的サービスを受けるといった使い方も利用可能である。
利用者端末I/F1130は、旅行プラン提案装置1100と利用者端末1300の情報交換を司るインターフェースである。利用者端末1300からの利用者情報を旅行プラン提案装置1100に送信すると共に、旅行プラン提案装置1100からの利用者向け提案情報を利用者端末1300に提供する。利用者端末I/F1130が、旅行プラン提案装置1100に対して遠隔地にある場合、ネットワーク1500は公衆回線を使用され、旅行プラン提案装置1100と同一施設内にある場合、ローカルエリアネットワーク(LAN)を活用される。また、無線LANや近距離通信(NFC)を活用してもよい。
事業者管理I/F1140は、旅行プラン提案装置1100と各事業者サイト1200~1230の情報交換を司るインターフェースである。事業者管理I/F1140は、旅行プラン提案装置1100と多数の事業者サイトを接続するため、ネットワーク1400は公衆回線を使用する形態が想定されるが、上述する他の通信手段でもよい。
図2は、実施例1における旅行プラン提案システム1000のハードウェア構成を示すブロック図である。図2における旅行プラン提案装置1100は、中央処理装置2002と、主記憶装置2003と、内部バス2004と、バスI/F2005と、外部バス2006と、画面出力装置I/F2007と、ユーザ入力装置I/F2008と、大容量記憶装置I/F2009と、通信装置I/F2010と、入出力装置I/F2011から構成される。
中央処理装置2002は、後述するタグ共有処理、提案情報処理、類似度演算等のプログラムを実行し、演算を行うと共に、旅行プラン提案装置1100全体の動作を制御する装置である。
主記憶装置2003は、後述するタグ共有処理、提案情報処理、類似度演算等のプログラムを実行する際の処理領域および、例えばOS(Operating system)などの基本プログラムの一時格納領域として使用される。
中央処理装置2002と、主記憶装置2003は、内部バス2004により接続されており、内部バス2004はバスI/F2005を介して外部バス2006に接続されている。
外部バス2006は、画面出力装置I/F2007、ユーザ入力装置I/F2008、大容量記憶装置I/F2009、通信装置I/F2010、入出力装置I/F2011と接続されており、これらのI/Fと中央処理装置2002や主記憶装置2003とのデータ入出力をバスI/F2005、内部バス2004を用いて実行する。
画面出力装置I/F2007は、ディスプレイ2100と接続するためのI/Fであり、外部バス2006を通じて得た情報をディスプレイ2100に出力する。ディスプレイ2100は例えば、実施例1における旅行プラン提案装置1100の設定画面や提案画面等を表示可能な装置であり、そのほかにも基本プログラムを操作するための情報等が表示できる。
ユーザ入力装置I/F2008は、ユーザ入力装置2200と接続するためのI/Fであり、外部バス2006にユーザ入力装置から入力された情報を出力する。ユーザ入力装置はキーボード、マウスなど、ユーザからの入力を受け取るための装置であり、ユーザ入力装置から入力された情報はユーザ入力装置I/F2008を介して、主記憶装置2003や大容量記憶装置2300に格納され、中央処理装置2002で上記プログラムが実行される際に活用される。
大容量記憶装置I/F2009は、大容量記憶装置2300と接続するためのI/Fであり、大容量記憶装置2300からのデータ入出力を外部バス2006に仲介する。大容量記憶装置2300は、例えばHDD(Hard Disk Drive)といった装置であり、上記プログラム実行時の一時保管情報、権利情報等のデータを保持すると共に、利用者特徴DB1111、スポット特徴DB1112、移動手段特徴DB1113、タグ辞書DB1114のデータベースを構築してデータを保持する。
通信装置I/F2010は、通信装置2400と接続するためのI/Fであり、通信装置からのデータ入出力を外部バス2006に仲介する。通信装置は例えばEthernet(登録商標)を介して各事業者サイト1200、1210、1220、利用者端末1300等と接続するための装置であり、接続することにより通信を行い、データ交換を行う。
入出力装置I/F2011は、入出力装置2500と接続するためのI/Fであり、入出力装置2500からのデータ入出力を外部バス2006に仲介する。入出力装置2500は、可搬性記憶媒体に読み書き可能なドライブ装置やユーザ認証を行うためのICカードリーダ、指紋認証装置等である。
実施例1における旅行プラン提案装置1100の一連の処理を実行する際には、大容量記憶装置2300に格納された旅行プラン提案装置1100の各データベース内のデータと一連の処理プログラムを主記憶装置2003に呼び出し、中央処理装置2002が処理演算を実行することにより、主記憶装置2003上に仮想的に図1に示す各機能部を構築することで各機能を実行する。
以下に、設定画面とデータベースの構成に関して詳細を後述する。図3は、実施例1における旅行プラン提案装置1100の利用者設定画面3000を示す図である。利用者Uが、利用者設定画面3000を用いて予め初期設定、もしくは入力設定を行う。利用者設定画面3000は、ペルソナ設定欄3010と、旅行目的欄3020と、履歴呼出ボタン3030と、設定完了ボタン3040を有している。
ペルソナ設定欄3010は、利用者Uの年齢や性別等基本的な情報を入力する設定である。また、「好み(フリーワード)」として、個別の嗜好情報を入力可能とする。実施例1においては、年齢、性別のみを特徴情報として扱う制御例を説明する。上記年齢と性別の入力は、年齢と性別に基づく複数の選択肢をプルダウンメニューで表示し、プルダウンメニューの中から選択可能としてもよく、利用者にとってより操作性が向上する。
旅行目的欄3020は、主目的と、重視したい項目等旅行目的について入力する設定である。また、「重視したい項目(フリーワード)」として、追加情報を入力可能とする。実施例1においては、主目的のみを特徴情報として扱う制御例を説明する。上記主目的の入力は、主目的に基づく複数の選択肢をプルダウンメニューで表示し、プルダウンメニューの中から選択可能としてもよく、利用者にとってより操作性が向上する。
履歴呼出ボタン3030は、過去に設定した履歴情報を呼び出すボタンであり、自身で設定した項目の他に、旅行プラン提案装置1100によって自動で設定された特徴情報を呼び出してもよい。設定完了ボタン3040は、利用者設定画面3000の入力情報を確定し、利用者特徴DB1111への格納、または更新処理を行うためのボタンである。
なお、利用者設定画面3000で設定される各項目は、利用者端末1300に予め初期設定、もしくは入力設定された情報が、旅行プラン提案装置1100にアクセスすると同時に、利用者特徴DB1111、スポット特徴DB1112、タグ辞書DB1114内の情報を参照する動作でもよく、アクセス時に設定する動作でもよい。
図4は、実施例1における利用者特徴DB1111内の構造記憶形態を示す図である。利用者特徴DB1111は、利用者ID3050、ペルソナ設定3060、旅行目的3070からなる利用者設定情報1111aと、利用者特徴タグ3080と、重み3090の各項目から構成される。
利用者特徴DB1111は、利用者Uの年代、性別、旅行目的、嗜好傾向といった特徴情報を対応付けて格納するデータベースであり、随時、データベース内部のデータを更新、管理される。利用者特徴DB1111は、上述した利用者設定画面3000で予め初期設定、もしくは入力設定された設定値を格納する利用者設定情報1111aと、該当利用者に関する嗜好の特徴を集約した利用者特徴タグ3080と、利用者特徴タグ3080を集約した重み3090を、利用者ID3050に対応付けて利用者レコード単位URとして記憶する利用者構造記憶部である。
利用者ID3050は、個々の利用者Uを識別するための識別情報であり、旅行プラン提案装置1100内の認証部(不図示)で認証されることによって、利用者Uを特定する。利用者ID3050は単一の利用者だけでなく、家族や社員といったグループ単位でも設定できる。認証しようとする利用者ID3050が利用者特徴DB1111内に存在しない場合、利用者ID3050を新規作成する。利用者ID3050の新規作成に関しては、詳細を後述する。
利用者設定情報1111aは、ペルソナ設定3060と、旅行目的3070から構成される。ペルソナ設定3060は、図3の利用者設定画面3000のペルソナ設定欄3010において設定された利用者Uの年齢や性別等基本的な情報を記憶する項目である。旅行目的3070は、図3の利用者設定画面3000の旅行目的欄3020において設定された情報を記憶する項目である。旅行目的3070は、旅行毎の目的について記載される項目であり、プライベートでの家族旅行やビジネストリップなど利用者個人であっても状況によって変化する目的について記す。この情報によって、個人性質が目的や状況によって変化する場合に対応する。
利用者特徴タグ3080は、後述するタグ共有処理により転記されたスポット特徴情報を記憶する項目である。利用者特徴タグ3080、訪問先のスポット特徴や移動手段の特徴を共有した特徴情報であり、この情報を参照することで、訪問先に訪れた嗜好傾向の類似した他の利用者の情報についても情報共有がなされる。
重み3090は、利用者特徴タグ3080でタグ共有された情報を集約して記憶する項目である。重み3090は、図1に示すDB管理部1119で算出される数値である。重みの算出方法については、タグ共有処理を実行した後、利用者特徴タグ3080に記憶される同一スポットIDをカウントする。更に、カウントされた数値を全スポット数で正規化される。図4に示すデータでは、スポットS03:0.1、S01:0.1、スポットS02:0.3と算出され、算出された重みを考慮して類似度を演算する。
図5は、実施例1における旅行プラン提案装置1100のスポット設定画面4000である。図5に示すように、スポット設定画面4000を用いて事業者が設定を入力することで、スポット特徴DB1112における該当スポットの初期設定や更新を実行する。また、旅行プラン提案装置1100によって後述するタグ共有処理でつけられた特徴タグを事業者側で編集可能としてもよい。スポット設定画面4000は、来訪目的欄4010、タグ辞書利用設定4020、設定完了ボタン4030を有している。また、オプション設定として、フリー入力設定メニューを設けてもよい。
来訪目的欄4010は、カテゴリ1とカテゴリ2に分類されており、業種や業態などスポットSの基本的な情報を入力することでスポットの特徴をスポット特徴DB1112に登録する。タグ辞書利用設定4020は、後述するタグ辞書DB1114内に定義されるどのカテゴリを使用するかを指定する項目である。タグ辞書利用設定4020は、事業者サイト1200、1210、1220、1230から提供されるスポットSの業種、業態等、スポットSの特徴を拡張する定義を示し、タグ辞書DB1114のカテゴリ3、4への拡張を指定する。上記来訪目的欄4010とタグ辞書利用設定4020の入力は、来訪目的とタグ辞書利用設定に基づく複数の選択肢をプルダウンメニューで表示し、プルダウンメニューの中から選択可能としてもよく、事業者にとってより操作性が向上する。
オプション設定は、フリーにタグを追加できる項目である。オプション設定は、タグ辞書DB1114で定義される登録項目以外の内容を入力できるようにするものであり、スポットSに関するインターネット等で得られる電子情報があった場合には、これを用いたタグ情報の自動入力機能を備えても良い。
設定完了ボタン4030は、スポット設定画面4000の入力情報を確定し、スポット特徴DB1112への格納、または更新処理を行うためのボタンである。
図6は、実施例1におけるスポット特徴DB1112内の構造記憶形態を示す図である。スポット特徴DB1112は、スポットID4040、来訪目的4050、ロケーション4060、スポットリアルタイムタグ4070、スポット特徴タグ4080、重み4090の各項目から構成される。
スポット特徴DB1112は、各スポットSの特徴情報を対応付けて格納するデータベースであり、随時、データベース内部のデータを更新、管理される。スポット特徴DB1112は、図5で示したスポット設定画面4000で予め初期設定、もしくは入力設定された設定値を格納するスポット設定情報1112aと、該当スポットのリアルタイム情報を取得するスポットリアルタイムタグ4070と、該当スポットに関する嗜好の特徴を集約したスポット特徴タグ4080と、スポット特徴タグ4080を集約した重み4090を、スポットID4040に対応付けてスポットレコード単位SRとして記憶するスポット構造記憶部である。
スポット設定情報1112aは、スポットID4040、来訪目的4050、ロケーション4060から構成される。スポットID4040は、個々のスポットSを識別するための識別情報であり、スポット設定画面4000で予め初期設定、もしくは入力設定される際に付与され、スポットSを特定する。該当するスポットID4040がスポット特徴DB1112内に存在しない場合、スポットID4040を新規作成する場合もある。スポットID4040の新規作成に関しては、詳細を後述する。
来訪目的4050は、スポットSの特徴を表すものであり、主に後述するタグ辞書DB1114内のカテゴリを参照してスポットSの管理者によって予め定められる。更に、訪問した利用者の特徴のうち、特に利用者の選択によってスポットの特徴をよく表す可能性が高いものが、旅行プラン提案装置1100によって追加される場合もある。
ロケーション4060は、スポットSの所在地情報であり、各事業者が各事業者サイト上で入力設定された情報を予め取得しておく。スポットリアルタイムタグ4070は、スポットSの混雑状況や待ち時間等の情報を予め各事業者サイトから取得し、リアルタイムに更新する。利用者Uは、スポットリアルタイムタグ4070の表示情報を見て、スポットSの選択を行う場合も想定している。例えば、人の多い人気スポットが好き、静かな場所が好きといった嗜好の情報にも読み替えられる。
スポット特徴タグ4080は、後述するタグ共有処理、もしくはタグ恒常化処理によって、利用者の嗜好傾向が共有された結果得られる項目である。スポット特徴タグ4080は、スポットの特徴として今まで見えていなかった嗜好傾向が含まれる可能性がある。
重み4090は、スポット特徴タグ4080でタグ共有された特徴情報を集約して記憶する項目である。重み4090は、図1に示すDB管理部1119で算出される数値である。重みの算出方法については、タグ共有処理を実行した後、スポット特徴タグ4080に記憶される同一利用者IDをカウントする。更に、カウントされた数値を全利用者数で正規化される。図6に示すデータでは、利用者U03:0.1、利用者U03:0.1、利用者U03:0.3と算出され、算出された重みを考慮して類似度を演算する。
図7は、実施例1におけるタグ辞書DB1114内の構造記憶形態を示す図である。タグ辞書DB1114は、カテゴリ1~4のデータ構造を有しており、カテゴリ1~4はそれぞれ7001、7002、7003、7004の符号で示す。タグ辞書DB1114は、カテゴリ1が大分類に相当し、カテゴリ1から右列に行くに従い、小分類に移行していくデータ構造となっている。従って、小分類のカテゴリ4の記載内容は、神社、キャンプ場、自然公園、D店、E店等の実在する固有名称となる。
図7は、タグ辞書DB1114の例であり、上述の利用者設定画面3000やスポット設定画面4000における初期設定値の入力設定値を保持する。タグ辞書DB1114を用いることにより、様々な利用者、事業者が特徴情報を設定する場合に、類似した概念を異なる語句で表してしまい、旅行プラン提案の提案範囲が狭くなる状況を回避する。タグ辞書DB1114にはカテゴリ毎に特徴情報が記されており、カテゴリに従って特徴情報を設定できる。また、旅行プラン提案装置1100の管理者が、タグ辞書DB1114を編集可能としてもよい。
実際の操作例としては、図5における示したスポット設定画面4000のタグ辞書利用設定4020において、カテゴリ3、4を指定することにより、カテゴリ1、2よりも更に特定した情報を指定して旅行プランを検索可能となる。
更に、図8は、実施例1におけるスポット特徴タグ編集画面6000を示す図である。スポット特徴タグ編集画面6000は、タグ設定状況6010、来訪タグ分析6020から構成される。
タグ設定状況6010は、スポット特徴DB1112や移動手段特徴DB1113に記載された特徴情報を編集するためのものであり、スポットや移動手段に対応して、後述する恒常タグとして設定されている特徴情報が表示され、各事業者サイトの管理者によって編集可能である。スポットや移動手段を管理する事業者は、この画面を用いて必要に応じてタグの編集が可能である。事業者サイトが提供するスポット特徴タグを編集することにより、事業者サイトの管理者がより利用者の嗜好傾向を把握しつつ、利用者にスポットの特徴情報を提供可能となる。
来訪タグ分析6020は、利用者の予約、または購入によるタグの共通度を分析し表示するものであり、利用者の旅程において共通するスポット、移動手段や共通タグの項目が示される。各事業者サイトの管理者は、来訪タグ分析6020の分析情報を参照して、タグ設定状況6010を編集可能である。
図5に示すスポット設定画面4000、図8に示すスポット特徴タグ編集画面6000は、図1に示すタグ設定管理部1117によって表示機能、編集機能を実行される。事業者サイトの管理者が旅行プラン提案装置1100にアクセスし、編集を実行する形態を想定しているが、事業者サイトの管理者が設定ファイルを送信し、受信すると自動的に設定される形態でもよい。
図9は、実施例1における移動手段特徴DB1113内の構造記憶形態を示す図である。移動手段特徴DB1113は、交通機関、レンタカー等移動手段の特徴情報を移動手段サイト1230から取得し、関連付けて記憶すると共に、随時更新するデータベースである。移動手段特徴DB1113は、機関名7020と、ルートリアルタイムタグ7030と、関連スポット7040を、ルートID7010に対応付けて移動手段レコード単位として記憶する移動手段構造記憶部である。
ルートID7010は、目的地となるスポットSへのルートを示す識別情報である。機関名7020は、鉄道、バス等交通機関を示す情報であり、レンタカーの予約情報、もしくは道路情報等を収集してもよい。
ルートリアルタイムタグ7030は、機関名7020の移動時間、混雑状況等を示す情報であり、移動手段サイト1230から移動時間、混雑状況等の情報をリアルタイムに取得し、リアルタイムに更新する。関連スポット7040は、ルートID7010の到着地におけるスポットIDと、名称等が取得された情報である。
例えば、スポットID02の「飲食:洋食」は、B市のロケーションであるため、図9における移動手段特徴DB1113内のB市へのルートID:M01のルートリアルタイムタグ7030の混雑:80%を取得し、図6におけるスポットID02のスポットリアルタイムタグ4070に入力され、スポットID02のスポットレコードに記憶される情報は、後述する提案情報処理部1115による利用者側提案画面8000で提案される旅行プラン内に提示される。また、関連スポット7040に記憶される情報は、後述する寄り道提案画面8080で提案される旅行プラン内に提示される。
図10は、実施例1における旅行プラン提案システム1000全体の処理フローを示す図である。利用者端末1300は、利用者設定画面3000で設定した旅行プラン提案装置1100にIDおよび設定情報はシステム構成図の旅行プラン提案装置1100の動作を示す。また、図11Aは、実施例1における利用者側提案画面8000の一例を示す図である。図11Aの利用者側提案画面8000は、条件選択欄8010、旅行目的欄8020、目的別抑制ONボタン8025、設定完了ボタン8030、提案候補欄8040、待ち時間表示欄8045、予約ボタン8050、寄り道ボタン8060、抽出条件変更ボタン8070を有している。
以下、図10において、旅行プラン提案システム1000の動作について説明する。利用者端末1300から利用者UのIDと年齢、性別といったペルソナ設定3060、旅行目的3070、追加設定情報も含めて旅行プラン提案装置1100に送信する(ステップ100)。
旅行プラン提案装置1100内部の認証部(不図示)で認証が実行された後、旅行プラン提案装置1100にアクセスし利用可能となる。利用者端末1300によって送信された利用者ID3050、ペルソナ設定3060、旅行目的3070の利用者設定情報1111aが利用者特徴DB1111に存在するか否かを判断し、その可否判断によって利用者特徴DB1111を更新する(ステップ101)。
更に、図11Aの条件選択欄8010の旅行目的欄8020、目的別抑制ONボタン8025で選択される条件選択情報を選択し、設定完了ボタン8030を押下することにより、上記条件選択情報を旅行プラン提案装置1100に送信する(ステップ102)。
旅行プラン提案装置1100は、選択されたスポット設定情報が自装置のスポット特徴DB1112内に有していないと判断すれば、タグ辞書DB1114を参照する(ステップ103)。図7に示すタグ辞書DB1114の各カテゴリを参照してスポット特徴DB1112を更新する(ステップ104)。利用者特徴DB1111と、スポット特徴DB1112のデータベース更新に関しては、図12を用いて詳細を後述する。
次に、更新された利用者特徴DB1111の利用者特徴タグ3080と、スポット特徴DB1112のスポット特徴タグ4080のタグ共有処理を実行する(ステップ105)。更に、利用者特徴DB1111の利用者特徴タグ3080の内容から各スポットの重みを算出する。また、スポット特徴DB1112のスポット特徴タグ4080の内容から各利用者の重みを算出する。タグ共有処理と重みの算出に関しては、図13を用いて詳細を後述する。
次に、利用者特徴DB1111の該当利用者のレコードと、スポット特徴DB1112の各レコードの類似度を算出し、類似度の高いスポット情報から2か所を提案候補として選出する(ステップ106)。類似度の算出を含む提案処理については、図14を用いて詳細を後述する。
選出された提案候補のスポット情報を利用者端末1300に送信する(ステップ107)。上記ステップ107において送信されたスポット情報を、図11Aのように利用者側提案画面8000を利用者端末1300に表示する。
利用者Uが、表示された利用者側提案画面8000の提案候補欄8040の内容を採用すると判断すれば、予約ボタン8050を押下することにより、旅行プラン提案装置1100に予約指示情報が送信される(ステップ108)。予約指示情報に基づき、旅行プラン提案装置1100が提案候補となるスポットの各事業者サイトと交信し、予約処理、または購入処理を実行することとなる。なお、予約処理、または購入処理の詳細および手順は、本実施例においては説明を省略する。
更に、送信された予約指示情報が利用中の利用者Uとの関連性が高いと判断し、タグ恒常化処理を実行する(ステップ109)。タグ恒常化処理については、詳細を後述する。
また、提案候補欄8040は、後述する提案処理により抽出された旅行プランの候補を表示する。提案候補欄8040の中には、待ち時間表示欄8045、予約ボタン8050、寄り道ボタン8060を含んでいる。待ち時間表示欄8045は、スポット特徴DB1112のスポットリアルタイムタグ4070、または移動手段特徴DB1113のルートリアルタイムタグ7030の情報を取得して表示する。
予約ボタン8050は、利用者Uによって提案候補を選択して押下されることにより、予約処理を実行する指示ボタンである。予約処理は、予約対象の事業者サイト1200~1230と情報通信することにより、実行される。予約処理された利用者の権利情報は、図1に示す権利情報記憶部1120に記憶する。権利情報記憶部1120に記憶された後、予約処理を実行した利用者端末1300に送信され、利用者Uに通知し利用を促すこととしてもよい。
また、寄り道候補の提案を表示したい場合、図11Aの寄り道ボタン8060を押下することにより、図11Bのように寄り道提案画面8080に移行する。図11Bは、実施例1における寄り道提案画面8080の一例を示す図である。図11Bにおいて、寄り道を含めて予約したい場合、図11Bの寄り道込み予約ボタン8090を押下することにより、寄り道を含めて一括予約することが可能となる。
なお、利用者側提案画面8000に印刷指示ボタン(不図示)を設け、提案内容、予約情報、もしくは購入情報を、ネットワークを介して印刷実行可能としてもよい。その際、バーコートを印刷し、印刷物を当該スポットに持参し、バーコードを読み込まれることでチケットの代用物として活用されるようにしてもよい。
更に、図11Aにおいて、表示された提案候補欄8040以外の提案候補を望む場合、抽出条件変更ボタン8070を押下することにより、「混雑回避」「広い」「自然の景観」といった観点で抽出条件を変更して提案候補の再抽出を指示することが可能となる。抽出条件変更については、図14のフローチャートにて動作を後述する。
次に、図10のステップ101~104に示されるDB管理部1119によるデータベース更新フローに関して詳細に説明する。図12は、実施例1におけるDB管理部1119による利用者特徴DB/スポット特徴DBの更新フローチャートである。
利用者端末1300から旅行プラン提案装置1100にアクセスされた際、アクセスされた利用者IDが利用者特徴DB1111内に存在するか否かを判定する(ステップ200)。利用者IDが存在する場合、利用者端末1300から取得された図11Aの旅行目的欄8020と、目的別抑制ON8025の設定を参照する(ステップ201)。目的別抑制ON8025がチェックされていない場合、利用者特徴DB1111に格納される利用者Uのレコードから対象スポットを検索する(ステップ202)。また、目的別抑制ON8025がチェックされている場合、旅行目的欄8020に合致するレコードに限定する(ステップ203)。利用者特徴DB1111に格納される限定された利用者Uのレコードから対象スポットを検索する(ステップ202)。
なお、ステップ202において、利用者Uの事前に予約された情報、もしくは滞在情報がある場合、スポット特徴DB1112のロケーション4060を基に、利用者Uの所在情報を取得し、検索対象を限定することでより利用者Uの利用目的に合致した対象スポットを抽出可能となる。
ステップ200において、利用者IDが存在しない場合、利用者IDを新規作成する(ステップ204)。利用者端末1300から入力されるペルソナ設定欄3010と、旅行目的欄3020を基に、スポット特徴DB1112内のレコードを検索する(ステップ205)。上記ステップ202、またはステップ205の実行により、対象スポットを予備検索する。
上記ステップ202、またはステップ205の処理の結果、対象スポットIDの有無を判定する(ステップ206)。対象スポットIDが存在する場合、ステップ209に進む。一方、対象スポットIDが存在しない場合、ステップ207に進む。タグ辞書DB1114を参照してスポット特徴DB1112内のレコードを再検索する(ステップ207)。検索結果を基にスポットIDを新規作成する(ステップ208)。
上記ステップ200~208の処理の結果、利用者特徴DB1111の利用者設定情報1111aおよびスポット特徴DB1112のスポット設定情報1112aを更新し、対象スポットIDを取得する(ステップ209)。なお、この時点では、多数の(例えば、3以上の)対象スポットIDを取得していてもよい。
次に、タグ共有処理について詳細を説明する。図12で説明したデータベース更新フローで取得された対象スポットIDを基にタグ共有処理を実行し、データベースの特徴タグと重みを更新する。図13は、実施例1におけるタグ共有処理部1116によるタグ共有処理フローチャートである。
最初に、データベース更新フローで取得された対象スポットIDを取得する(ステップ300)。次に、利用者特徴DB1111の利用者レコード単位URをスポット特徴DB1112の対象スポットIDに対応するスポット特徴タグ4080に転記する(ステップ301)。同時に、スポット特徴DB1112の対象スポットIDに対応するスポットレコード単位SRを利用者特徴DB1111の利用者特徴タグ3080に転記する(ステップ302)。
次に、利用者特徴DB1111の利用者特徴タグ3080のデータを基に、各スポットIDの重みを算出する(ステップ303)。DB管理部1119は、利用者特徴タグ3080に記憶される同一スポットIDをカウントする。更に、カウントされた数値を全スポット数で正規化する。
次に、スポット特徴DB1112のスポット特徴タグ4080のデータを基に、各利用者IDの重みを算出する(ステップ304)。DB管理部1119は、スポット特徴タグ4080に記憶される同一利用者IDをカウントする。更に、カウントされた数値を全利用者数で正規化する。ステップ303で算出されたスポット重みと、ステップ304で算出された利用者重みを含めて利用者特徴DB1111およびスポット特徴DB1112を更新する(ステップ305)。
次に、旅行プラン提案処理について詳細を説明する。図14は、実施例1における提案情報処理部1115による提案処理フローチャートである。
利用者特徴DB1111における利用者IDに対応する利用者レコード単位URと、スポット特徴DB1112の各スポットレコード単位SRの類似度演算を実行する(ステップ400)。図1に示す類似度演算部1118が、レコードの類似度を算出する。
利用者特徴DB1111と、スポット特徴DB1112のレコード内に合致する項目が存在するか否かの存否を判定し、各存否の総合判定値として算出する手法が考えられる。更に、項目の存否を全て等分ではなく、重みを考慮する算出方法も算出可能である。図13に示すタグ共有処理フローのステップ303、304で算出されたスポット重み、利用者重みを用いることにより、過去の情報量の多いレコードを集約して類似度を算出可能となる。
なお、ステップ400における類似度の算出は、スポット特徴DB1112の全レコードに対して算出することが好ましいが、図12のステップ209で予備検索を行った対象スポットのみに対して算出した場合、検索範囲が限定されるが処理時間の短縮という利点を得られる。
類似度の算出結果から、類似度の高いスポットIDを2レコード抽出する(ステップ401)。抽出された2レコードのスポット情報を提案候補として、図11Aに示す利用者側提案画面8000を生成し表示する(ステップ402)。この際、待ち時間表示欄8045は、スポット特徴DB1112のスポットリアルタイムタグ4070、および移動手段特徴DB1113のルートリアルタイムタグ7030の情報を取得して表示する。
更に、抽出条件変更ボタン8070が押下されたか否かを判定する(ステップ403)。抽出条件変更ボタン8070が押下された場合、ステップ404に移行し、利用者レコード単位URに抽出条件変更ボタン8070に入力された条件を追加して、ステップ400の類似度演算に戻る。抽出条件変更ボタン8070が押下されていない場合、利用者側提案画面8000の寄り道ボタン8060を押下されたか否かを判定する(ステップ405)。寄り道ボタン8060を押下された場合、寄り道要求ありと判定し、ステップ406に移行し、寄り道候補を検索し、抽出された寄り道候補を図11Bの寄り道提案画面8080を生成し表示する(ステップ406)。寄り道候補の検索は、移動手段特徴DB1113の該当ルートIDの関連スポット7040を参照し、参照された内容を寄り道提案画面8080に表示する。
その後、ステップ407に移行し、利用者側提案画面8000の予約ボタン8050、または寄り道提案画面8080の寄り道込み予約ボタン8090が押下されたか否かを判定する(ステップ407)。
予約ボタン8050、または寄り道込み予約ボタン8090のいずれかが押下された場合、ステップ408に移行し、各事業者サイト1200~1230と情報交換することで予約処理を実行すると共に、予約処理を実行されたスポット特徴DB1112のレコードを利用者IDに対応するレコードに転記することにより、タグ恒常化処理を実行する(ステップ408)。タグ恒常化処理とは、次回以降、旅行プラン提案装置1100にアクセスする際に、当該利用者Uの嗜好傾向として定常的に検索可能なように、利用者設定情報1111aに転記する。一例としては、図4の恒常化タグ3100のように、利用者特徴DB1111のペルソナ設定3060に自動入力される。従って、利用者U04が次回、旅行プランの提案を受ける際に、恒常化タグ3100を利用者レコード単位URの一部として類似度演算時に加えられる。このようなタグ恒常化処理は、スポットSについて適用しても良い。つまり、スポットSの嗜好傾向として定常的に検索可能なように、来訪目的4050に転記する。一例としては、図6の恒常化タグ3200のように、スポット特徴DB1112の来訪目的4050に自動入力される。従って、スポットS03について次回、旅行プランの提案対象となる際に、恒常化タグ3200をスポットレコードSRの一部として類似度演算時に加えられても良い。
最後に、利用者特徴タグ3080およびスポット特徴タグ4080のデータをリセットする(ステップ409)。このリセットの処理のタイミングは、事業者が任意に設定しても良い。また、上記タグ情報は、旅行プラン提案装置1100にアクセスする機会毎にリセットするのではなく、利用者が終了時にリセットを選択可能としてもよい。また、次の予約処理を実行するまでは、上記タグ情報を転記した状態でもよい。
図12のデータベース更新フローと、図13のタグ共有処理フローを繰り返すことにより、初めて利用する利用者、または利用回数の少ない利用者は、利用者特徴DB1111、およびスポット特徴DB1112に蓄積された他の利用者の情報を基に、自身の嗜好傾向によりマッチングした旅行プラン提案情報を入手可能となる。
他方、事業者は、旅行プラン提案装置1100の利用者特徴DB1111およびスポット特徴DB1112内の嗜好傾向の強いスポットや移動手段の情報を把握し、図5におけるスポット設定画面4000、および図8におけるスポット特徴タグ編集画面6000を用いて自社サイトの提供情報をより利用者の嗜好傾向に合わせてマッチングさせることが可能となり、より高い顧客誘引効果を有することが可能となる。
実施例1によれば、利用者の嗜好傾向をデータベースとして格納する利用者特徴DB1111と、スポットの特徴情報をデータベースとして格納するスポット特徴DB1112を構築し、それぞれのデータベースの関連付けられたレコードを特徴タグとして共有し、それぞれのデータベース間の類似度の高いレコードを旅行プランとして提案することにより、多種多様な事業者サイトにアクセスし、予約、購入動作を行う煩雑な操作を容易に実施可能であり、少ない利用者の情報を効率的に活用し、利用者の嗜好に適した旅行プランを提示すると共に、事業者が利用者の嗜好傾向の効率的な分析作業を可能とする。