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JP7650729B2 - プロテクタ - Google Patents
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Description

本発明は、電線、電線束、金属棒等の配索材を保護するプロテクタに関する。
車両等に搭載されるワイヤーハーネス(電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材を束にした集合部品)のプロテクタ10として、図6(a)に示すように、ケース本体20と、カバー部30とを備えたものが用いられている(例えば、特許文献1参照)。ケース本体20は、ワイヤーハーネスを収納する収容部Aを有する。カバー部30は、ケース本体20の上面開口部を閉塞する蓋部材である。プロテクタ10は、ケース本体20とカバー部30とが相互に組み付けられることで、全体として略筒形状に形成される。
ケース本体20は、一対の側壁部201a、201bと、底部202とを備える。ケース本体20は、一対の側壁部201a、201bと底部202とが一体となって断面U字状の略樋形状に形成されている。
カバー部30は、ケース本体20に組み付けられ、収容部Aを閉鎖する。カバー部30は、閉鎖部301と、一対の内壁部302a、302bと、額部303a、303bとを備える。カバー部30は、閉鎖部301と、一対の内壁部302a、302bと、一対の額部303a、303bとが一体となって略矩形板形状に形成されている。
カバー部30とケース本体20とが組み付けられた状態では、一対の内壁部302a、302bが、一対の側壁部201a、201bの内面にそれぞれ当接し、一対の額部303a、303bが一対の側壁部201a、201bの上面にそれぞれ当接する。換言すると、一対の内壁部302a、302bが、一対の側壁部201a、201bの内面にそれぞれ当接することで、カバー部30とケース本体20とが幅方向で位置決めされて組み付けられる。また、一対の額部303a、303bが一対の側壁部201a、201bの上面にそれぞれ当接することで、カバー部30とケース本体20とが高さ方向で位置決めされて組み付けられる。
特開2011-113694号公報
しかしながら、従来技術では、図6(b)に示すように、一方の内壁部302aを側壁部201aの外面側に逸らしてカバー部30をケース本体20への組み付けてしまうことがある。この場合、図6(c)に示すように、カバー部30とケース本体20とが幅方向にずれた状態で組み付けられてしまい、簡単には誤組み付けを識別できなくなってしまう。また、誤組み付けによって、例えば、ケース本体20の変形や、図示しないロック部が変に嵌合してしまい、カバー部30やケース本体20が損傷・破損してしまう虞がある。
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、カバー部とケース本体とが幅方向にずれた状態での誤組み付けを防止することができるプロテクタを提供することを目的とする。
本発明は、底部によって配索材が収容される収容部の下端を画定すると共に、前記底部の左右端にそれぞれ立設された一対の側壁部によって前記収容部の左右端を画定するケース本体と、前記ケース本体に組み付けられた状態で、前記収容部の上端を画定するカバー部とを有するプロテクタであって、前記カバー部は、前記収容部の上側を閉鎖する閉鎖部と、前記閉鎖部を挟んで左右両側にそれぞれ立設され、前記カバー部が前記ケース本体に組み付けられた状態で、前記収容部に入り込む一対の内壁部とを備え、前記一対の側壁部における上面の外側の端部には、上方に突出する突起部がそれぞれ形成され、前記一対の内壁部の内面にそれぞれ形成された下向きの当接面には、前記突起部が係合される被係合溝部が形成されていることを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、カバー部とケース本体とが幅方向にずれた状態で組み付けようとした場合、内壁部の被係合溝部に側壁部の突起部が係合し、カバー部は、ケース本体に対して完全に組み付いていない斜めに傾いた状態で止まる。従って、作業者は、位置がずれた状態での組み付けに途中で気づくことができ、誤組み付けが防止される。
本発明に係るプロテクタの構成を示す模式的な斜視図である。 図1に示すプロテクタを組み付けた状態を示す斜視図である。 図1及び図2に示す領域T1~T3の拡大図である。 図1に示すプロテクタをズレて組み付けた状態を示す斜視図である。 図4に示す被係合溝部の変形例を図である。 従来のプロテクタの構成を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態のプロテクタ1は、図1及び図2を参照すると、両等に搭載されるワイヤーハーネス(電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材を束にして集合部品)に外装され、ワイヤーハーネスを保護する。プロテクタ1は、ケース本体2と、カバー部3とを備えている。図1は、ケース本体2とカバー部3とを分離させた状態を示す斜視図であり、図2は、ケース本体2にカバー部3を組み付けた状態を示す斜視図である。
ケース本体2は、ワイヤーハーネスを収納する収容部Aを有する。カバー部3は、ケース本体2の上面開口部を閉塞して収容部Aを閉鎖する蓋部材である。ケース本体2とカバー部3とが相互に組み付けられることで、プロテクタ1は、全体として収容部Aが奥行き方向Xに延びる略筒形状に形成される。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、プロテクタ1の各部が組み付けられた状態での方向として説明する。
ケース本体2は、一対の側壁部21a、21bと、底部22とを備える。ケース本体2は、一対の側壁部21a、21bと底部22とが一体となって、収容部Aが奥行き方向Xに延びる断面U字状の略樋形状に形成されている。
一対の側壁部21a、21bは、底部22から奥行き方向Xに直交する高さ方向Yに沿って上側に突出するようにそれぞれ立設された略矩形板状の部材である。一対の側壁部21a、21bは、奥行き方向X及び高さ方向Yと直交する幅方向Zが板厚方向となり、底部22を挟んで両側に設けられる。これにより、一対の側壁部21a、21bは、幅方向Zにおける収容部Aの左右端を画定する。
底部22は、高さ方向Yが板厚方向となる略矩形板状に形成され、高さ方向Yにおける収容部Aの下端を画定する。
カバー部3は、閉鎖部31と、一対の内壁部32a、32bと、額部33a、33bとを備える。カバー部3は、閉鎖部31と、一対の内壁部32a、32bと、一対の額部33a、33bとが一体となって略矩形板形状に形成されている。
閉鎖部31は、幅方向Zが板厚方向となる略矩形板状の部材である。閉鎖部31は、カバー部3がケース本体2に組み付けられた状態で、収容部Aの上側を閉鎖し、高さ方向Yにおける収容部Aの上端を画定する。
一対の内壁部32a、32bは、プロテクタ1の剛性を高めると共に、ワイヤーハーネスのはみ出し防止、かみ込み防止を目的として形成されている。一対の内壁部32a、32bは、閉鎖部31から高さ方向Yに沿って下側に突出するようにそれぞれ立設された略矩形板状の部材である。一対の内壁部32a、32bは、幅方向Zが板厚方向となり、閉鎖部31を挟んで左右両側に設けられる。一対の内壁部32a、32bの幅方向Zの外寸は、ケース本体2における一対の側壁部21a、21bの幅方向Zの内寸と略同一に設定されている。これにより、カバー部3とケース本体2とが組み付けられた状態では、一対の内壁部32a、32bが収容部Aに入り込み、一対の側壁部21a、21bの内面(収容部A側の面)にそれぞれ当接し、カバー部3とケース本体2とが幅方向で位置決めされる。
一対の額部33a、33bは、一対の内壁部32a、32bからそれぞれ外側(内壁部32aは右側、内壁部32bは左側)に張り出した略矩形板状の部材である。一対の額部33a、33bは、高さ方向Yが板厚方向となり、閉鎖部31を挟んで両側に設けられる。これにより、カバー部3とケース本体2とが組み付けられた状態では、一対の額部33a、33bは、一対の側壁部21a、21bの上面にそれぞれ当接し、カバー部3とケース本体2とが高さ方向で位置決めされる。
一対の側壁部21a、21bの上面には、高さ方向Yの上方に突出する突起部23が外側の端部にそれぞれ形成されている。突起部23は、幅方向Zの長さが側壁部21a、21bの層厚よりも短く設定され、奥行き方向Xに延びるように形成されている。そして、一対の額部33a、33bの下面には、一対の側壁部21a、21bに形成された突起部23がそれぞれ嵌合可能な嵌合溝部34が奥行き方向Xに延びるように形成されている。嵌合溝部34は、カバー部3をケース本体2に組み付ける際に、突起部23と対向する位置に形成されている。これにより、図2及び図3に示すように、カバー部3をケース本体2に組み付けた状態で、突起部23が嵌合溝部34に嵌合される。
図3を参照すると、一対の側壁部21a、21bの内面(組み付け時に収容部Aに対向する面)には、切り欠き部35の形成によって下側に向けた当接面を設け、この当接面に側壁部21a、21bの突起部23と係合する被係合溝部36が形成されている。被係合溝部36は、突起部23の少なくともその先端部が係合する凹形状を有し、奥行き方向Xに延びて形成されている。なお、本実施の形態では、一対の側壁部21a、21bの内面のそれぞれに、2つの当接面が形成され、各当接面に3つの被係合溝部36が形成されているが、当接面が及び被係合溝部36の個数には制限はない。
一方の内壁部32aを側壁部21aの外面側に逸らしてカバー部3をケース本体2への組み付けてしまった場合、図4に示すように、内壁部32aの被係合溝部36に側壁部21aの突起部23が係合する。この係合により、カバー部3は、ケース本体2に対して完全に組み付いていない斜めに傾いた状態で止まる。従って、作業者は、位置がずれた状態での組み付けに途中で気づくことができ、誤組み付けが防止される。
なお、本実施の形態では、カバー部3の一対の内壁部32a、32bと、額部33a、33bとは、奥行き方向Xにおいて連続して連なる構成としたが、間隔をおいて非連続で形成しても良い。この場合、被係合溝部36も間隔をおいて非連続で形成されることになり、被係合溝部36に合わせて、一対の側壁部21a、21bの突起部23も間隔をおいて非連続で形成しても良い。
また、図5に示すように、被係合溝部36は、一対の側壁部21a、21bに内面から突出するリブ部37の形成によって下側に向けた当接面を設け、この当接面に形成しても良い。この場合、カバー部3をケース本体2に正常に組み付けた場合に、リブ部37が収容部Aに張り出してしまう。しかし、位置がずれた状態での組み付けに際しては、被係合溝部36に突起部23が係合しやすくなり、より確実に誤組み付けを防止できる。
以上説明したように、本実施形態は、底部22によって配索材が収容される収容部Aの下端を画定すると共に、底部22の左右端にそれぞれ立設された一対の側壁部21a、21bによって収容部Aの左右端を画定するケース本体2と、ケース本体2に組み付けられた状態で、収容部Aの上端を画定するカバー部3とを有するプロテクタであって、カバー部3は、収容部Aの上側を閉鎖する閉鎖部31と、閉鎖部31を挟んで左右両側にそれぞれ立設され、カバー部3がケース本体2に組み付けられた状態で、収容部Aに入り込む一対の内壁部32a、32bとを備え、一対の側壁部21a、21bにおける上面の外側の端部には、上方に突出する突起部23がそれぞれ形成され、一対の内壁部32a、32bの内面にそれぞれ形成された下向きの当接面には、突起部23が係合される被係合溝部36が形成されている。
この構成により、カバー部3とケース本体2とが幅方向Zにずれた状態で組み付けようとした場合、内壁部32a、32bのいずれかの被係合溝部36に側壁部21a、21bのいずれかの突起部23が係合し、カバー部3は、ケース本体2に対して完全に組み付いていない斜めに傾いた状態で止まる。従って、作業者は、位置がずれた状態での組み付けに途中で気づくことができ、誤組み付けが防止される。
さらに、本実施形態において、カバー部3は、一対の内壁部32a、32bからそれぞれ外側に張り出し、カバー部3とケース本体2とが組み付けられた状態で一対の側壁部21a、21bの上面にそれぞれ当接する一対の額部33a、33bを備え、一対の額部33a、33bの下面には、突起部23がそれぞれ嵌合可能な嵌合溝部24が形成されている。
この構成により、突起部23と嵌合溝部24との嵌合によって、幅方向Zにおいてカバー部3とケース本体2とをより正確に位置決めして組み付けることができる。
さらに、本実施形態において、被係合溝部36が形成されている当接面は、一対の内壁部32a、32bの内面にそれぞれ形成された切り欠き部35に設けられている。
この構成により、被係合溝部36を収容部Aに張り出すことなく形成することができる。
さらに、本実施形態において、被係合溝部36が形成されている当接面は、一対の内壁部32a、32bの内面にそれぞれ形成されたリブ部37に設けられている。
この構成により、リブ部37が収容部Aに張り出してしまうが、被係合溝部36に突起部23が係合しやすくなり、より確実に誤組み付けを防止できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1、10 プロテクタ
2、20 ケース本体
3、30 カバー部
21a、21b、201a、201b 側壁部
22、202 底部
23 突起部
24 嵌合溝部
31、301 閉鎖部
32a、32b、302a、302b 内壁部
33a、33b、303a、303b 額部
34 嵌合溝部
35 切り欠き部
36 被係合溝部
37 リブ部

Claims (4)

  1. 底部によって配索材が収容される収容部の下端を画定すると共に、前記底部の左右端にそれぞれ立設された一対の側壁部によって前記収容部の左右端を画定するケース本体と、前記ケース本体に組み付けられた状態で、前記収容部の上端を画定するカバー部とを有するプロテクタであって、
    前記カバー部は、
    前記収容部の上側を閉鎖する閉鎖部と、
    前記閉鎖部を挟んで左右両側にそれぞれ立設され、前記カバー部が前記ケース本体に組み付けられた状態で、前記収容部に入り込む一対の内壁部とを備え、
    前記一対の側壁部における上面の外側の端部には、上方に突出する突起部がそれぞれ形成され、
    前記一対の内壁部の内面にそれぞれ形成された下向きの当接面には、前記突起部が係合される被係合溝部が形成されていることを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記カバー部は、
    前記一対の内壁部からそれぞれ外側に張り出し、前記カバー部と前記ケース本体とが組み付けられた状態で前記一対の側壁部の上面にそれぞれ当接する一対の額部を備え、
    前記一対の額部の下面には、前記突起部がそれぞれ嵌合可能な嵌合溝部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のプロテクタ。
  3. 前記被係合溝部が形成されている前記当接面は、前記一対の内壁部の内面にそれぞれ形成された切り欠き部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロテクタ。
  4. 前記被係合溝部が形成されている前記当接面は、前記一対の内壁部の内面にそれぞれ形成されたリブ部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロテクタ。
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