以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、以下の各実施形態において、構成要素等に付された「第1」、「第2」との語句は、類似した構成要素を単に区別するためのものであり、構成要素間の優劣や時間的要素を意味するものではない。各実施形態は、図1に示す横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機、及び図示しない縦軸型の洗濯機のいずれにも適用することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図11を参照して説明する。洗濯機10は、図1から図3に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、制御装置14、回転槽モータ15、排水機構16、給水機構17、及び操作パネル18、及び自動投入装置20を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。
洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒータ式の乾燥機能を有していても良いし、備えていなくても良い。水槽12は、外箱11内に配置されて図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されている。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収容する洗濯槽として機能する。
制御装置14は、図3に示すように、例えばCPU141や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記憶領域142を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、洗濯機10全体の制御を行う。制御装置14は、例えば回転槽モータ15、排水機構16、給水機構17、及び操作パネル18の動作の制御を行う。
回転槽モータ15は、水槽12の外側に設けられており、回転槽13に接続されている。また、回転槽モータ15は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき駆動して回転槽13を回転させる。
図2に示す排水機構16は、水槽12内に貯留されている水を洗濯機10の機外に排出するための機能を有する。排水機構16は、排水経路161と、排水弁162と、を有している。排水経路161は、例えば可撓性を有する排水ホースで構成されており、一方の端部が排水弁162に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外に引き出されている。排水弁162は、例えば電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁で構成されている。排水弁162は、水槽12の底部に設けられた排水口121と、排水経路161との間に設けられている。排水弁162は、図3に示すように、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14らの制御信号に基づき、排水経路161を開閉する。
給水機構17は、図1に示すように、例えば外箱11内の水槽12の上方左奥部に設けられている。給水機構17は、例えば水道等の外部の給水源からの水を受けて水槽12内への給水を行う。給水機構17は、例えば図2に示すように、取水口171、給水経路172、供給部173、及び給水弁174を有している。取水口171は、外箱11の上面部において左奥部に露出するように設けられている。取水口171は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の水源に接続される。
給水経路172は、取水口171から水槽12及び回転槽13までを接続する経路である。供給部173は、給水経路172の途中部分に設けられており、自動投入装置20により処理剤が供給される部分である。給水弁174は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁である。給水弁174は、取水口171と給水経路172との間に設けられている。そして、給水弁174は、図3に示すように、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき給水経路172を開閉する。
操作パネル18は、図1に示すように、外箱11の上面部の前側部分に設けられている。また、操作パネル18は、図3に示すように、制御装置14に電気的に接続されている。操作パネル18には、詳細は図示しないが、電源スイッチや、スタートキー、ユーザが洗濯運転コースの設定等を行うための各種操作キー等が設けられている。ユーザは、洗濯運転を実行させるにあたって、例えば自動投入装置20により自動で処理剤を投入するか、又は図示しない手動用投入ケースを用いて手動で1回分の処理剤を投入するかを、操作パネル18を用いて選択操作できる。
自動投入装置20は、例えば洗剤や柔軟剤等の異なる種類の処理剤をそれぞれ予め複数回分洗濯機10内に貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って所定量の所定の種類の処理剤を自動で水槽12内に供給する機能を有している。ここで複数回分とは、複数回の洗濯運転に用いる処理剤の量を指す。なお、本実施形態において、処理剤とは、洗剤、おしゃれ着用洗剤、や柔軟剤、漂白剤、香り付け剤等を含むがこれらに限られない。自動投入装置20は、収容部21、収容部カバー22、投入ポンプ23、複数の接続管24、複数のタンク30、及び一又は複数この場合一の切替弁40を有している。
収容部21は、図1、図4、図5等に示すように、外箱11の内部に設けられて、複数のタンク30を内部に収容する。収容部21は、外箱11の外部に向けて開口した開口部211を有し、ユーザがタンク30にアクセス可能に構成されている。収容部カバー22は、収容部21の開口部211を開閉する。投入ポンプ23は、複数のタンク30のうち少なくともいずれかから所定量の所定の種類の処理剤を吸い出して、吸い出した処理剤を供給部173に投入する。投入ポンプ23は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき処理剤を自動的に投入する。処理剤が供給部173に投入された後に給水弁174が開放されて、給水経路172を水が流れることにより、供給部173に投入された処理剤が水に溶解又は混合して、水と共に水槽12に供給される。
接続管24は、図2等に示すように内部に処理剤を通す管状に形成されて投入ポンプ23と複数のタンク30の各々とを接続する。接続管24は、投入ポンプ23がタンク30から処理剤を吸い出す接続経路を形成する。複数のタンク30は、それぞれ内部に液状の処理剤を貯留することができる。切替弁40は、複数のタンク30のうち少なくとも2つと投入ポンプ23とを繋ぐ接続管24の途中に設けられて、投入ポンプ23が当該少なくとも2つのタンク30から処理剤を吸い出す接続経路を択一的に切り替える。切替弁40は電磁弁であり、制御装置14に電気的に接続され、制御装置14の制御を受けて駆動する。切替弁40の駆動により、投入ポンプ23は少なくとも2つのタンク30のいずれかから択一的に処理剤を吸い出すことが可能となる。
続いて、自動投入装置20の各構成を詳細に説明する。収容部21は、少なくとも一面が外箱11の外部に向けて開口した容器状に構成されて外箱11の内部に設けられている。本実施形態の場合、収容部21は外箱11の上部左寄りに設けられ、上面が開口した箱状に構成されている。収容部21は、上部の開口部211と、前壁部212と、右壁部213と、左壁部214と、背壁部215と、底部216とを含んで構成される。前壁部212と、右壁部213と、左壁部214と、背壁部215とは、収容部21の側壁部を構成する。
収容部21は、複数のタンク30を左右又は前後に並べて収容可能に構成されている。本実施形態では、収容部21は複数のタンク30を左右に並べて収容可能に構成されている。また、各タンク30は、収容部21に着脱可能に収容される。収容部カバー22は、外箱11に取り付けられており、収容部21の上面の開口を開閉することができる。ユーザは、収容部カバー22を開放した状態で各タンク30に処理剤を注入したり、各タンク30を洗濯機10の上方に引き出して洗濯機10から取り外したりすることができる。
タンク30は、例えば樹脂製であって、前後方向又は左右方向に長い矩形状で中空の容器で構成されており、液状の処理剤を内部に貯留することができる。この場合、タンク30は、複数回の運転で使用する処理剤を貯留するために十分な容量を有している。この場合、タンク30の容量は特に限定されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL~2L程度に設定することが好ましい。
タンク30は、注入口31と、蓋部32と、吸い出し口33と、を有する。注入口31は、タンク30の上部に設けられている開口である。蓋部32は、注入口31を開閉する。ユーザはタンク30を収容部21から取り出して又は取り出さずに蓋部32を開放して、注入口31から処理剤をタンク30に注入することができる。吸い出し口33は、タンク30の周面の下部に設けられている。本実施形態では、吸い出し口33はタンク30の背面の下部に設けられており、接続管24が挿入される。詳細は図示しないが、吸い出し口33の内部側先端には逆止弁が設けられており、投入ポンプ23が駆動していない場合にタンク30内部に液体が逆流することや接続管24が抜き取られた状態でタンク30から処理剤が液漏れすることが抑制されている。
投入ポンプ23は、外箱11の内部であって収容部21の外側に設けられている。投入ポンプ23は、例えば収容部21の側壁部212、213、214、215の収容部21に関する外側つまり収容部21の中心から離れる側に設けられている。本実施形態では、投入ポンプ23は、背壁部215の外側に設けられている。
本実施形態の場合、自動投入装置20は、図2及び図4~図7等に示すように、タンク30として複数この場合4つのタンク30つまり第1タンク301と、第2タンク302と、第3タンク303と、第4タンク304と、を有している。以降、第1タンク301と第2タンク302と第3タンク303と第4タンク304とを区別する必要がない場合は、タンク30と総称する。
複数のタンク30のうち少なくとも2つのタンク30、この場合第1タンク301と第2タンク302とは、第1接続管241によって投入ポンプ23と接続されている。第1接続管241は、途中に切替弁40が設けられている。第1タンク301と第2タンク302とは、切替弁40を切り替えることによって、第1接続管241を通して択一的に投入ポンプ23と接続される。切替弁40は、少なくとも2つの入口と1つの出口とを有する多ポート弁である。切替弁40は、第1タンク301又は第2タンク302と、投入ポンプ23側の側壁部つまりこの場合背壁部215との間の空間に設けられている。
第1接続管241は上流部241aと、下流部241bとを含んで構成されている。上流部241aは、第1タンク301又は第2タンク302と投入ポンプ23とを接続する複数の接続経路のうち、切替弁40よりも上流側の部分である。上流部241aは、各タンク301、302それぞれと切替弁40とを接続する。下流部241bは、第1タンク301又は第2タンク302と投入ポンプ23とを接続する複数の接続経路のうち、切替弁40よりも下流側の部分である。下流部241bは、切替弁40と投入ポンプ23とを接続する。本実施形態では、第1タンク301又は第2タンク302と投入ポンプ23とを接続する複数の接続経路は、切替弁40の上流側つまり上流部241aにおいて分岐しており、切替弁40の下流側つまり下流部241bにおいて合流している。
なお、本実施形態では切替弁40は第1タンク301又は第2タンク302と投入ポンプ23とを繋ぐ経路を切り替える多ポート弁であるが、これに限らない。つまり、切替弁40として入口側及び出口側の2つの口を持つ2方向電磁弁を採用し、第1タンク301又は第2タンク302と投入ポンプ23とを繋ぐ経路それぞれに切替弁40を配置することによって、タンク301、302と投入ポンプ23とを繋ぐ経路を切り替える構成であっても良い。
複数のタンク30のうち少なくとも1つのタンク30、この場合第3タンク303は、第2接続管242によって投入ポンプ23と接続されている。第2接続管242は、途中に切替弁40が設けられていない。つまり、第3タンク303は、収容部21に収容されると、第2接続管242によって常時投入ポンプ23に接続される。
投入ポンプ23は、少なくとも2つのポート231、232を有しており、制御装置14による制御を受けて、ポート231、232のいずれかから択一的に処理剤を吸い出すことができる。ポート231には、第1接続管241が接続されており、ポート232には第2接続管242が接続されている。例えば、投入ポンプ23は、詳細は図示しないモータを内部に有しており、モータの回転方向を制御することによってポート231、232のいずれかから択一的に処理剤を吸い出すことができる。なお、以下の説明において、第1接続管241と第2接続管242とを区別する必要がない場合には、接続管24と総称することがある。
切替弁40は、収容部21から着脱可能に構成されている。つまり、洗濯運転の前後又はメンテナンス時にユーザ又は作業者は必要に応じて切替弁40を収容部21から取り外したり収容部21に装着したりすることができる。つまり、外箱11の一部を取り外すなどの大幅な分解作業の必要なしに切替弁40は収容部21から着脱することができる。
また、切替弁40は、第1タンク301及び第2タンク302に対して着脱可能に構成されていても良いし、ユーザによる通常の使用状況では第1タンク301及び第2タンク302から取り外せないように第1タンク301及び第2タンク302と一体に構成されていても良い。本実施形態では、切替弁40は、第1タンク301及び第2タンク302に対して着脱可能に構成されている。そのため、例えば切替弁40の清掃、メンテナンス又は交換が必要な場合には、ユーザ又は作業者は、切替弁40のみを取り外すことができる。また、切替弁40は、第1接続管241の上流部241aと一体の構成であっても良いし、別々の構成として取り外し可能であっても良い。本実施形態では、切替弁40は、第1接続管241の上流部241aと一体の構成である。
切替弁40の取付けは、例えばねじ部材等によって締め付ける方法であっても良いが、ねじ部材や工具などが不要なワンタッチ方式で着脱可能であることが好ましい。
第4タンク304は、少なくとも2つのタンク30この場合第1タンク301及び第2タンク302に替えて収容部21に収容することができる。つまり本実施形態では、収容部21は、第1タンク301、第2タンク302、及び第3タンク303を収容するか、又は第4タンク304及び第3タンク303を収容することができる。第4タンク304は、第1接続管241の下流部241bによって投入ポンプ23と接続されている。
複数のタンク30は、同一種類の処理剤を貯留する構成としても良いし、それぞれ異なる種類の処理剤を貯留する構成としても良い。各タンク30の容量は同一であっても良いし異なっていても良い。しかし、ユーザは毎回の洗濯運転で複数の処理剤を同量使用するとは限らない。そのため、各タンク30に異なる種類の処理剤を貯留する場合、使用頻度に応じて各タンク301~304にユーザが貯留したい処理剤の量も異なることがある。例えば、一般的な洗濯運転においては、柔軟剤よりも洗剤の方がより多く消費される。また、洗剤はほぼ毎回使用するが、柔軟剤、漂白剤、おしゃれ着用洗剤等は必要に応じて使用するため洗剤よりも使用頻度が低いことが多いことがある。したがって、例えばこれら各タンク30のうち洗剤を貯留するタンク30の方が、柔軟剤、漂白剤、及びおしゃれ着用洗剤等を貯留するタンク30よりも容量が大きいことが好ましい。
第3タンク303は、第1タンク301及び第2タンク302よりも容量が大きく設定されている。つまり、容量の大きい第3タンク303は、常時投入ポンプ23に接続されている。容量の少ない第1タンク301及び第2タンク302は、切替弁40によって択一的に投入ポンプ23に接続可能である。第4タンク304の容量は、概ね第1タンク301の容量と第2タンク302の容量とを合わせた程度である。
第3タンク303には、使用頻度が高く1回の洗濯運転での使用量も比較的多い処理剤、例えば洗剤を貯留することができる。第3タンク303よりも容量が少ない第1タンク301及び第2タンク302には、使用頻度が比較的低く1回の洗濯運転での使用量も比較的少ない処理剤、例えば柔軟剤や漂白剤、又はおしゃれ着用洗剤等を貯留することができる。第1タンク301及び第2タンク302の容量は同一でも良いし、異なっていても良い。本実施形態では、第1タンク301及び第2タンク302の容量は同一に設定されている。
これに限られないが、第3タンク303の容量は、第1タンク301又は第2タンク302の容量の例えば1.5倍から4倍の範囲内に設定することができる。本実施形態では、第3タンク303の容量は、第1タンク301又は第2タンク302の容量の3倍に設定されている。第4タンク304の容量は、例えば第3タンク303の容量の約4/3倍から約2倍の範囲内に設定することができる。本実施形態では、第4タンク304の容量は第3タンク303の容量の約2/3倍に設定されている。
横軸又は斜め横軸のドラム式洗濯機の場合、外箱11と水槽12との間のクリアランスは左右方向に関して外側程大きくなる。そのため、タンク30の容量を確保するためには、収容部21をできるだけ左右方向に関する外側この場合左端寄りに設けることが好ましい。なお、タンク30の容量を確保するために、収容部21の底部216に段差を設けることも考えられる。つまり、外箱11と水槽12との間のクリアランスが大きくなる左右方向に関する外側この場合左側ほど、底部216の位置を低く設定することで、収容部21の内部の空間をできるだけ大きくすることができる。本実施形態では、底部216が低くなっている収容部21の左右方向に関する外側この場合左側に容量の大きい第3タンク303を収容し、底部216が高くなっている左右方向に関する洗濯機10の中心側この場合右側に容量が小さい第1タンク301及び第2タンク302を収容する。
自動投入装置20は、図3~図5等に示すように電源部41を更に含んで構成される。電源部41は、切替弁40に電力を供給する機能を有する。電源部41は、外箱11の内部であって、収容部21の外側に設けられている。つまり、電源部41は、収容部カバー22を開放してもユーザ側に露出しない位置に設けられている。これにより、ユーザが誤って濡れた手で電源部41を触ってしまうことや、電源部41に水や処理剤などの液体が侵入することを抑制することができる。
電源部41は、収容部21の側壁部212、213、214、215の収容部21に関する外側つまり収容部21の中心から離れる側に設けられている。本実施形態では、電源部41は、収容部21の左右の側壁部213、214のうち、洗濯機10の左右方向の中心寄りである右壁部213の外側に設けられている。上述のように、タンク30の容量を確保するためには収容部21をできるだけ左右方向に関する外側この場合左端寄りに設けることが好ましい。この場合、電源部41を収容部21の左右方向に関する外側に配置した場合、少なくとも電源部41の幅だけ収容部21を洗濯機10の中心寄りに移動させなければならない。つまり、収容部21の空間が狭くなり、ひいてはタンク30の容量が小さくなってしまう。これに対して、第1タンク301及び第2タンク302を収容部21の左右方向に関する洗濯機10の中心寄りこの場合右側に収容することにより、電源部41を収容部21の左右方向に関する外側に配置する必要がなくなる。そのため、収容部21の内部空間、ひいてはタンク30の容量をできる限り確保することができる。
切替弁40と電源部41とは、図示しない配線によって接続されている。電源部41から延びる配線は、側壁部212、213、214、215この場合右壁部213に設けられた図示しない孔部から引き出されて、切替弁40に接続されている。なお、他の実施形態では、切替弁40と電源部41とは、電磁誘導などにより非接触で作動する方式であっても良い。
図5に示すように、電源部41の床面からの高さ位置は、接続管24の床面からの高さ位置よりも高く設定されている。つまり、電源部41の下端部は、接続管24の上端部よりも上方に位置している。そのため、万が一水や処理剤などの液体が配線を通す孔部から外箱11の内部に侵入してしまっても、電源部41に侵入することを抑制することができる。本実施形態では、電源部41は、側面視において少なくとも一部が切替弁40と重なる位置であって、接続管241の上端部よりも上方に位置するがこれに限らない。電源部41は、接続管241よりも上方であって、開口部211よりも下方であればいずれの位置に設けても良い。他の実施形態では、電源部41は、切替弁40よりも上方つまり側面視において切替弁40と重ならない位置例えば収容部21の上部に対面して設けられていても良い。
洗濯機10は、更に設置検知部42を備える。設置検知部42は、切替弁40が収容部21に設置されているか否かを検知する。設置検知部42は、接触式又は非接触式により切替弁40の設置の有無を検知する。接触式としては、例えば切替弁40から突出した突起部を収容部21の側壁部212、213、214、215、又は底部216に押し込むことで物理的に検知するスイッチでも良い。また、非接触式としては、例えば切替弁40への通電の有無を検知する構成や、切替弁40の内部に永久磁石や金属片を入れ込み収容部21の側壁部212、213、214、215、又は底部216にリードスイッチを設けて磁束密度の変化を検知する構成とすることができるがこれに限らない。本実施形態では、設置検知部42は電源部41に併設されており、切替弁40への通電の有無を検知する。制御装置14は、洗濯運転の開始前又は開始時に、設置検知部42の検知結果に従って、切替弁40の設置の有無を判定する判定処理を実行する。
判定処理の結果、切替弁40の設置有りと判定された場合、制御装置14は、いずれの工程で各タンク301、302、303のうちいずれから処理剤を投入するかをユーザが設定できるようにする。洗濯運転には、少なくとも洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程のうちいずれか1つの工程が含まれ、ユーザは、処理剤をいずれの工程において自動投入するかを設定することができる。
本実施形態では、制御装置14は、操作パネル18の表示部181に図8に示す設定画面50aを表示する。表示部181は、ユーザが自動投入の設定を入力する操作部として機能する。設定画面50aには、例えば複数のタンク選択キー51と、複数の処理剤選択キー52と、設定キー53とが表示される。複数のタンク選択キー51は、それぞれ第1タンク301、第2タンク302、及び第3タンク303に対応している。複数の処理剤選択キー52は、それぞれ各種処理剤例えば洗剤、柔軟剤、おしゃれ着用洗剤、漂白剤等を表示している。
ユーザは、表示部181に設定画面50aが表示されると、タンク選択キー51を操作して、洗濯運転で使用したいタンク30を選択する。ユーザがタンク選択キー51のうちいずれか1つを操作すると、当該タンク選択キー51がアクティブな状態となる。例えばユーザが第1タンク301を選択した場合の設定画面50bを図9に示す。続いて、ユーザは複数の処理剤選択キー52のうちいずれか1つを操作して処理剤の種類を選択する。ユーザが処理剤の種類を選択すると、アクティブなタンク選択キー51に対応した領域54に選択された処理剤が表示される。領域54は各タンク選択キー51の近傍であって、画面上において各タンク選択キー51の下方に位置する。例えばユーザが洗剤を選択した場合の設定画面50cを図10に示す。
ユーザは、今回の洗濯運転で使用するタンク30の数だけこれらの操作を繰り返す。つまり、ユーザは、使用する全てのタンク30に対応するタンク選択キー51に対応した位置に選択した処理剤が表示されるまで、上記操作を行う。使用する全てのタンク30に関して処理剤の種類の選択が完了すると、ユーザは設定キー53を操作して、タンク30と対応する処理剤の選択を終了する。なお、ユーザが設定する前に、複数のタンク選択キー51のそれぞれに対応した領域54に処理剤の種類が予め表示されていても良い。例えば、デフォルトで設定された処理剤の種類が予め表示される構成であっても良いし、記憶領域142に前回設定した処理剤の種類を記憶しておきそれらを表示する構成であっても良い。
制御装置14は、各タンク30に対して設定された処理剤の種類に応じて、各タンク30から処理剤を自動投入する工程つまり自動投入するタイミングを間接的に設定し、自動投入装置20の動作を制御する。例えば、制御装置14は、設定された処理剤が洗剤、おしゃれ着用洗剤、又は漂白剤であれば、洗い工程において自動導入するように設定する。また、制御装置14は、例えば設定された処理剤が柔軟剤や香り付け剤であれば、濯ぎ工程において自動投入するように設定する。
判定処理の結果、切替弁40の設置無しと判定された場合つまり収容部21に第3タンク303及び第4タンク304が収容されている場合、制御装置14は、各工程で自動投入する処理剤の貯留されていてるタンク30を自動的に設定する。例えば、制御装置14は、洗い工程において第3タンク303から自動投入する構成とすることができる。また、制御装置14は、濯ぎ工程において第4タンク304から自動投入する構成とすることができる。
図11は、洗濯運転開始前の制御装置14による自動投入の設定処理に関するフローチャートの一例を示している。自動投入の設定処理が開始すると(スタート)、制御装置14は、ステップS11において自動投入が指定されているか否かを判定する。つまり、制御装置14は、自動投入装置20によって処理剤を投入する必要があるのか、それとも自動投入装置20を使用しないでユーザの手動により処理剤が投入されるのかを判定する。自動投入の指定がなかった場合(ステップS11でNo)、制御装置14は自動投入の設定処理を終了する(エンド)。
自動投入が指定されている場合(ステップS11でYes)、制御装置14は処理をステップS12に進める。ステップS12において、制御装置14は切替弁40が設置検知部42によって検知されるか否かを判定する。つまり、制御装置14は切替弁40の設置の有無を判定する判定処理を実行する。判定処理の結果切替弁40が検知されなかった場合(ステップS12でNo)、制御装置14は処理をステップS13に進める。ステップS13において、制御装置14は自動投入の設定をデフォルト設定にする。デフォルト設定とは、工場出荷時に記憶領域142に記憶されている設定であり、例えば洗い工程において第2接続管242を介して第3タンク303から処理剤を自動投入し、濯ぎ工程において第1接続管241を介して第4タンク304から処理剤を自動投入する設定である。ステップS13を実行した後、制御装置14は自動投入の設定処理を終了する(エンド)。
判定処理の結果切替弁40が検知された場合(ステップS12でYes)、制御装置14は処理をステップS14に進める。ステップS14において、制御装置14はいずれの工程においていずれのタンク30から処理剤を自動投入すべきかをユーザが設定可能にする。例えば、制御装置14は表示部181に設定画面50aを表示する。これにより、ユーザは各種キーを操作して、自動投入の設定を実行することができる。
ステップS15において、制御装置14は、自動投入の設定が完了したか否かを判定する。例えば、制御装置14は、ユーザが設定キー53を操作したことによって自動投入の設定が完了したと判定する。設定完了していないと判定した場合(ステップS15でNo)、制御装置14はステップS15の処理を繰り返す。設定完了したと判定した場合(ステップS15でYes)、制御装置14は自動投入の設定処理を終了する(エンド)。このようにして、制御装置14は、自動投入の設定処理を実行する。
続いて、制御装置14による自動投入の制御について説明する。この場合、自動投入の設定処理は完了した状態であるとする。洗い工程において第1タンク301又は第2タンク302に貯留された処理剤を自動投入する場合、制御装置14は、洗い工程の開始前又は開始時に切替弁40を設定に応じて切り替える。切替弁40を切り替えることには、設定と異なる側のポートに開かれた状態から設定された側のポートを開くことと、設定された側のポートに開かれた状態をそのままに維持することの双方を含む。
制御装置14は、続いて投入ポンプ23を駆動して、設定に応じて第1接続管241側のポート231又は第2接続管242側のポート232から、設定されたタンク301、302、303、又は304のいずれかから処理剤を吸い出して供給部173に供給する。その後、制御装置14は給水弁174を開放して、外部の給水源から水を供給部173に供給する。供給部173に供給された処理剤は外部の給水源から供給された水に溶解又は混合して、共に水槽12に注水される。このようにして、洗い工程において洗濯処理剤が自動投入される。その後、制御装置14は、水槽12に所定量まで注水されたら給水弁174を閉じ、回転槽モータ15を駆動して洗い動作を実行する。
濯ぎ工程において自動投入を実行する場合も、制御装置14の制御は洗い工程における制御と概ね同様である。濯ぎ工程において第1タンク301又は第2タンク302に貯留された処理剤を自動投入する場合、制御装置14は、濯ぎ工程の開始前又は開始時に切替弁40を設定に応じて切り替える。濯ぎ工程において洗濯処理剤が自動投入された後、制御装置14は、水槽12に所定量まで注水されたら給水弁174を閉じ、回転槽モータ15を駆動して濯ぎ動作を実行する。なお、注水濯ぎを実行する場合には、制御装置14は給水弁174を開いた状態で回転槽モータ15を駆動して濯ぎ動作を実行する。
脱水工程は、従来技術に従って実行することができる。以上のようにして、洗濯運転が実行される。なお、洗濯運転に引き続いて、除菌運転や乾燥運転が実行されても良い。
ここで、切替弁40を収容部21の外部つまり外箱11の外部から直接アクセスできない位置に例えば投入ポンプ23と一体に設けることが考えられる。しかし、切替弁40は、多数回の使用によって経年劣化することもある。そのため、切替弁40を投入ポンプ23と一体に設けた場合、切替弁40に動作不良等が発生したとき等に、切替弁40のメンテナンスや交換が大掛かりな作業となってしまう。
これに対し、本実施形態の洗濯機10は、外箱11と、水槽12と、複数のタンク301,302,303,304と、投入ポンプ23と、収容部21と、複数の接続管241,242と、切替弁40と、を備える。水槽12は、外箱11内部に設けられている。複数のタンク301,302,303,304は、それぞれ複数回の洗濯運転に使用する量の処理剤を貯留可能である。投入ポンプ23は、洗濯運転中に複数のタンク301,302,303,304の少なくともいずれか一つから所定量の処理剤を抜き出して水槽12に投入する。収容部21は、外箱11に設けられ容器状に形成されて複数のタンク301,302,303,304を着脱可能に収容する。複数の接続管241,242によって形成される接続経路は、複数のタンク301,302,303,304のそれぞれと投入ポンプ23とを接続する。切替弁40は、収容部21内部に設けられ、複数の接続管241によって形成される複数の接続経路を開閉する。
これによれば、洗濯機10は複数種類の処理剤を水槽12に自動投入することができる。また、作業者は収容部21内部の空間に外箱11外部から簡便にアクセス可能である。したがって、作業者は、収容部21内部に設けられた切替弁40のメンテナンスや交換を簡便に行うことができる。したがって、複数種類の処理剤を自動投入でき、メンテナンスのコストや手間を抑えたユーザの利便性が向上される洗濯機10が提供される。
ここで、二個のタンクを備える洗濯機が知られているが、洗濯運転で使用する処理剤は上述のように二種類に限らず、ユーザによっては衣類の種類や、汚れの程度等に応じて、洗濯運転毎に三種類以上の処理剤を使い分けていることがある。この場合、自動投入用にタンクを三個以上設けるとタンク一個当たりの容量が小さくなってしまい、ユーザがタンクに処理剤を注入する回数が増加せざるを得ない。そして、自動投入によるメリットが低下してしまう虞がある。
これに対して、洗濯機10は、複数のタンク30この場合第1タンク301及び第2タンク302と、第1タンク301及び第2タンク302よりも大容量である少なくとも1つのタンク30この場合第3タンク303とを備える。第1タンク301及び第2タンク302は、切替弁40を経由する接続経路を形成する第1接続管241に接続されている。第3タンク303は、切替弁40を経由しない接続経路である第2接続管242に接続されている。
これによれば、使用頻度が高い又は1回あたりの使用量の多い処理剤を大容量の第3タンク303に貯留し、使用頻度が中程度又は1回あたりの使用量が少ない複数種類の処理剤を切替弁40によって切替可能な中容量の第1タンク301及び第2タンク302にそれぞれ貯留することができる。これにより、処理剤の使用頻度及び使用量に応じて、3種類以上の処理剤を適切にタンク30に自動投入することが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
切替弁40は、ユーザの操作によって収容部21から着脱可能である。つまり、切替弁40は、ユーザ又は作業者の必要に応じて、簡単な操作で取り外し及び再度取付けることが可能である。
これによれば、ユーザが複数例えば3種以上の処理剤を使い分けて自動投入する必要がない場合には、切替弁40と第1タンク301と第2タンク302とを取り外して、より大容量の第4タンク304を収容部21に収容して使用することが可能である。したがって、ユーザの利便性が向上される洗濯機10が提供される。
ここで、収容部21内部には、タンク30内の処理剤が液漏れする虞がある。また、収容部21内部の清掃時に水などの液体を使用する可能性もある。この場合、切替弁40の電源部41が外部に露出していると、漏電や感電などのリスクがある。
これに対して、本実施形態によれば、洗濯機10は切替弁40の電源部41を更に備える。電源部41は、外箱11内部であって収容部21の外部に設けられている。
これによれば、電源部41が液体と接触することを抑制することができ、漏電や感電のリスクを抑制することができる。
更に、電源部41の高さ位置は、接続経路を形成する第1接続管241及び第2接続管242の高さ位置よりも高く設定されている。
これによれば、仮にタンク30や第1接続管241又は第2接続管242からの液漏れがあったとしても、電源部41に浸水する可能性を抑制することができる。
洗濯機10は、切替弁40の設置の有無を検知する設置検知部42と、投入ポンプ23と切替弁40との動作を制御する制御装置14と、を備える。制御装置14は、設置検知部42の検知結果に従って投入ポンプ23と切替弁40とを制御する。
これによれば、切替弁40の有無を洗濯機10が自動で検知して動作を制御するので、ユーザは切替弁40の有無を自ら設定する必要がない。したがって、ユーザの利便性が向上する。
洗濯機10は、ユーザの操作によって複数のタンク301,302,303,304内に貯留された処理剤の投入タイミングを設定可能な操作部としての表示部181を備える。制御装置14は、設置検知部42の検知結果が「切替弁有り」である場合、表示部181に処理剤の投入タイミングを設定可能な設定画面50a~50cを表示する。
これによれば、切替弁40がある場合つまり三個以上のタンク30が収容部21に収容されている場合、ユーザはいずれのタンク30に貯留されている処理剤をどの工程で投入するかを設定することができる。その設定内容に応じて制御装置14は切替弁40と投入ポンプ23とを動作させる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
なお、制御装置14は、切替弁40の設置無しと判定された場合であっても表示部181に図12に一例を示す確認画面50dを示して、ユーザが自動投入される工程と自動投入される処理剤とを確認できるようにしても良い。この場合、各タンク選択キー55には、第3タンク303と第4タンク304とが表示されている。また、各タンク選択キー55に対応する領域56には、デフォルト設定の処理剤の種類がそれぞれ表示されている。ユーザは、設定を変更したい場合には複数のタンク選択キー55と複数の処理剤選択キー52とを操作することができる。これにより、ユーザが第3タンク303と第4タンク304とに貯留されている処理剤の種類を設定することによって、第3タンク303と第4タンク304とから自動投入するタイミングを設定できる構成であっても良い。
更になお、本実施形態では、各タンク30から処理剤を自動投入する工程つまり自動投入するタイミングを直接設定するのではなく、処理剤の種類を設定することによって間接的に設定する構成としたが、これに限らない。例えば、図13に示すように制御装置14は画面50eに処理剤選択キー52の代わりに投入工程選択キー57を表示させて、ユーザが各タンク30から自動投入する工程を直接設定することができる構成としても良い。
(第2実施形態)
続いて図14を参照して第2実施形態を説明する。第2実施形態では、洗濯機10はタンクユニット60を備える。タンクユニット60は、第1タンク301と、第2タンク302と、切替弁40とを一体の構成として含む。すなわち、ユーザ又は作業者は、タンクユニット60を収容部21に着脱する1回の動作で、第1タンク301と、第2タンク302と、切替弁40とを収容部21に着脱することができる。
本実施形態では、タンクユニット60は、筐体61を有する。筐体61は、例えば上部が開口した箱形に形成されて、内部に第1タンク301と、第2タンク302と、切替弁40と、内部接続管243とを収容する。内部接続管243は、第1タンク301及び第2タンク302のそれぞれと、切替弁40とを接続して、切替弁40を介して第1接続管241の下流部241bに繋がり、第1接続管241の下流部241bと共に第1タンク301又は第2タンク302と、投入ポンプ23との間の接続経路を形成する。
第1タンク301と、第2タンク302と、切替弁40と、内部接続管243とは、それぞれ筐体61から取り外し可能に構成されていても良いし、取り外し不可能に構成されていても良い。本実施形態では、第1タンク301と、第2タンク302と、切替弁40と、内部接続管243とは、それぞれ筐体61から取り外し不可能に構成されている。とりわけ、第1タンク301と第2タンク302とは、筐体61と樹脂等により一体成型されている。
ここで、切替弁40が不要である場合つまりユーザが処理剤を三種類以上使用しない場合には、ユーザは収容部21から切替弁40と、第1タンク301と、第2タンク302とを取り外す。この場合、それぞれを別々に取り外したり、再度使用する際に別々に取り付けたりする作業はユーザにとって煩わしい。
これに対し、本実施形態によれば、切替弁40は、切替弁40を経由する内部接続管243及び第1接続管241の下流部241bが形成する接続経路に接続された複数のタンク301及び302と一体の構成として収容部21に着脱可能に構成されている。
これによれば、切替弁40と、第1タンク301と、第2タンク302とを一度に収容部21から取り外したり、再度取付けたりすることができる。したがって、ユーザの利便性が向上される。
更に、本実施形態によれば、第1タンク301、第2タンク302、切替弁40、及び内部接続管243は、全て筐体61内に設けられている。これによれば、仮に切替弁40と第1タンク301若しくは第2タンク302との間又は切替弁40において液漏れが発生したとしても、筐体61内部である。そのため、液漏れによる周辺の構成への影響を抑制することができる。
(第3実施形態)
続いて図15~図17を参照して第3実施形態を説明する。本実施形態では、自動投入装置20は、更に残量検知部70を有している。残量検知部70は、複数のタンク301,302、303、304のうち、少なくとも第1タンク301及び第2タンク302の内部に貯留された処理剤の残量を検出する機能を有する。本実施形態では、残量検知部70は、第1タンク301及び第2タンク302に加えて第3タンク303の内部に貯留された処理剤の残量を検出する機能を有する。残量検知部70は、収容部21から着脱可能に構成されている。
残量検知部70は、収容部21内部であって、複数のタンク301,302、303、304の外部に設けられている。この場合、残量検知部70は、第1タンク301又は第2タンク302と、背壁部215との間の空間つまり切替弁40の近傍に設けられてる。なお、本実施形態では、残量検知部70は、切替弁40の下方に設けられているがこれに限らない。他の実施形態では、残量検知部70は、切替弁40と同程度の高さ位置又は切替弁40の上方に設けられていても良い。
残量検知部70は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14の制御を受けて動作し、また検出結果を制御装置14に伝達する。残量検知部70の検出方法としては、非接触型又は接触型が挙げられるが非接触型が好ましい。非接触型としては、例えば静電容量の変化から液面高さの変化を検出する静電容量型液面レベルセンサが挙げられる。
ここで、切替弁40を収容部21内部に設ける構成とした場合、収容部21内部に処理剤を貯留するために利用できないいわばデッドスペースが生じやすくなる。
これに対して、本実施形態によれば、洗濯機10は、複数のタンク301,302,303、303内部に貯留された処理剤の貯留量を検知する残量検知部70を備える。残量検知部70は、複数のタンク301,302と収容部21の投入ポンプ23側の側壁部つまりこの場合背壁部215との間に配置されている。
したがって、残量検知部70を当該スペースに設けることによって収容部21内部の空間の有効活用が可能となり、ひいては洗濯機10の小型化に貢献する。
なお、本実施形態では、複数のタンク301,302と切替弁40とは一体の構成ではないが、第2実施形態のように複数のタンク301,302と切替弁40とを一体の構成とした場合にも、残量検知部70を設けることができる。その場合、残量検知部70も複数のタンク301,302と一体に構成することができる。例えば、第2実施形態のように複数のタンク301,302と切替弁40とを内部に収容する筐体61を設け、残量検知部70を筐体61内部に設ける構成としても良い。
(第4実施形態)
続いて図18を参照して第4実施形態を説明する。本実施形態では、洗濯機10は、上記各実施形態の収容部21の代わりに第1収容部81と第2収容部82とを備える。第1収容部81は、内部に第1タンク301、第2タンク302、及び切替弁40又は第4タンク304を着脱可能に収容する。第2収容部82は、内部に第3タンク303を着脱可能に収容する。第1収容部81内部には第1接続管241が延びており、第2収容部82内部には第2接続管242が延びている。
第1収容部81と第2収容部82とは、少なくとも一面が外箱11の外部に向けて開口した容器状に構成されて外箱11の内部に設けられている。本実施形態の場合、第1収容部81と第2収容部82とは外箱11の上部左寄りに右側からこの順に並んで設けられ、上面が開口した箱状に構成されている。
第1収容部81と第2収容部82とは、例えば左右又は上下方向に並んで隣接して設けられていても良いし、所定の距離を開けて隔離して設けられていても良い。本実施形態では、第1収容部81と第2収容部82とは、左右方向に並んで隣接して設けられている。第1収容部81と第2収容部82とは、互いに独立して設けられている。ここで独立して設けられているとは、少なくとも部分的に、互いの内部空間の間を仕切る隔壁83が設けられていることを意味する。隔壁83は、各収容部81,82の底部から上部の開口部811,821まで延びていても良いし、底部から所定の高さ位置まで、例えば少なくとも第1接続管241の通る高さ位置まで設けられていても良い。本実施形態では、隔壁83は、各収容部81,82の底部から上部の開口部811,821まで延びており、第1収容部81の内部と第2収容部82との内部とは連通していない。
収容部81は、上部の開口部811と、前壁部812と、右壁部813と、背壁部814と、詳細は図示しない底部とを含んで構成される。前壁部812と、右壁部813と、背壁部814と、隔壁83とは、収容部81の側壁部を構成する。
電源部41は、収容部81の前壁部812と、右壁部813と、背壁部814の収容部21に関する外側つまり収容部81の中心から離れる側に設けられている。本実施形態では、電源部41は、収容部81の洗濯機10の左右方向の中心寄りである右壁部813の外側に設けられている。電源部41の床面からの高さ位置は、第1接続管241の床面からの高さ位置よりも高く設定されている。本実施形態では、隔壁83があるため、電源部41の高さ位置は、第2接続管242の高さ位置と無関係に設定することができる。
本実施形態によれば、洗濯機10は、第1収容部81と第2収容部82とを備える。第1収容部81は、内部に切替弁40が設けられている。第2収容部82は、第1収容部81とは独立して設けられ、内部に切替弁40が設けられていない。
これによれば、第1タンク301及び第2タンク302を収容する空間と、第3タンク303を収容する空間とを、同一の空間内とする必要がないため、洗濯機10の設計の自由度が広がる。更に、第2収容部82は切替弁40を内部に設けないので、電源部41と第2接続管242の位置関係を気にせず設計することができる。
なお、上記各実施形態は、相互に組み合わせることができる。また、2以上の実施形態の特徴部分のみを抽出して組み合わせることもできる。上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。