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JP7656474B2 - 撚線及びその撚線を備えた体内回収機構 - Google Patents
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JP7656474B2 - 撚線及びその撚線を備えた体内回収機構 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の素線を撚って形成された撚線、及びその撚線を備え体内から物質を除去する体内回収機構に関する。
従来、患者の体内から物質を除去する為に種々の装置が開発されてきた。例えば、特許文献1には、先端チップ70と、その先端チップ70の基端側に接続され、太い線材54aと細い線材54bとを組み合わせて、これら複数の線材を巻回して形成されたコイルスプリング体54と、を備え、先端チップ70及びコイルスプリング体54を回転させることにより、患者の体内から物質を除去する医療用処置具が記載されている(図16等参照)。
特開2007-98120号公報
しかしながら、特許文献1に記載の医療用処置具に備えられたコイルスプリング体54は、縦断面視上、太い線材54a及び細い線材54bのそれぞれの中心が1直線上になるように巻回されていることから、太い線材54aが細い線材54bの外周から突出する量が少なく、コイルスプリング54の1回転当たりの物質の除去量が少ないという問題があった。
一方、コイルスプリング54の1回転当たりの物質の除去量を増大させるために、太い線材54aを細い線材54bの外側に若干移動させるように配置して、太い線材54aの細い線材54bからの突出量を増大させることも考えられるが、その場合には、太い線材54aが細い線材54bから外側にズレ易くなるという問題があった。
本発明は、従来技術が有する上述した問題に対応してなされたものであり、回転させた場合に太い線材が細い線材からズレることなく、患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができるコイルスプリング(以下、「撚線」と記す)及びその撚線を備えた体内回収機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の第1の態様の撚線は、複数の断面略円形の1の素線と、その第1の素線よりも外径の大きな断面略円形の素線であって、隣接する前記第1の素線との当接面にすくなくとも1つの凹部を有するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を中空管状に撚って形成したことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の撚線において、少なくとも1つの前記第2の素線は、横断面視において隣接する前記第1の素線が当接する2つの凹部を有していることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様の撚線において、前記少なくとも1つの前記第2の素線は、横断面視において前記凹部が前記中空管状の中心側で前記第1の素線に沿って拡径していることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様の撚線は、複数の1の素線と、その第1の素線よりも外径方向に突出し、かつ横断面視において中空管状の中心線に対して略平行な少なくとも1つの線分を有する素線であって、その少なくとも1つの線分上において隣接する前記第1の素線に当接するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を前記中空管状に撚って形成したことを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第4の態様の撚線において、少なくとも1つの前記第2の素線は、横断面視において前記中空管状の中心線に対して略平行な2つの線分を有し、その2つの線分上において隣接する前記第1の素線に当接していることを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第4の態様または第5の態様の撚線において、前記少なくとも1つの前記第2の素線は、断面略正方形または断面略長方形であることを特徴とする。
さらに、本発明の第7の態様の体内回収機構は、長尺状の筐体と、その筐体の先端に回転可能に接続されたカッターと、前記筐体内に回転可能に配置され、先端が前記カッターに接続された第1の態様1乃至第6の態様の何れかの撚線と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の態様の撚線によれば、複数の断面略円形の1の素線と、その第1の素線よりも外径の大きな断面略円形の素線であって、隣接する前記第1の素線との当接面にすくなくとも1つの凹部を有するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を中空管状に撚って形成したので、撚線を回転させた場合においても、第2の素線がズレることなく、撚線を回転させることによって患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができる。
また、本発明の第2の態様によれば、第1の態様の撚線において、少なくとも1つの第2の素線は、横断面視において隣接する第1の素線が当接する2つの凹部を有しているので、撚線を回転させた場合において、第2の素線がさらにズレることなく、撚線を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本発明の第3の態様によれば、第1の態様または第2の態様の撚線において、少なくとも1つの第2の素線は、横断面視において凹部が中空管状の中心側で第1の素線に沿って拡径しているので、撚線を回転させた場合において、第2の素線がさらにズレることなく、撚線を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本発明の第4の態様の撚線によれば、複数の1の素線と、その第1の素線よりも外径方向に突出し、かつ横断面視において中空管状の中心線に対して略平行な少なくとも1つの線分を有する素線であって、その少なくとも1つの線分上において隣接する前記第1の素線に当接するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を前記中空管状に撚って形成したので、撚線を回転させた場合においても、第2の素線がズレることなく、撚線を回転させることによって患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができる。
また、本発明の第5の態様によれば、第4の態様の撚線において、少なくとも1つの第2の素線は、横断面視において中空管状の中心線に対して略平行な2つの線分を有し、その2つの線分上において隣接する第1の素線に当接しているので、撚線を回転させた場合において、第2の素線がさらにズレることなく、撚線を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本発明の第6の態様によれば、第4の態様または第5の態様の撚線において、少なくとも1つの第2の素線は、断面略正方形または断面略長方形であるので、第4の態様または第5の態様の撚線の発明の効果に加え、第2の撚線がズレない撚線を簡単に製造することができる。
さらに、本発明の第7の態様の体内回収機構によれば、長尺状の筐体と、その筐体の先端に回転可能に接続されたカッターと、筐体内に回転可能に配置され、先端がカッターに接続された第1の態様乃至第6の態様の何れかの撚線と、を備えているので、患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができる。
本発明の体内回収機構の外観図である。 図1のA部内部の説明図である。 本発明の体内回収機構に使用される第1実施形態の撚線の拡大図である。 図3のB-B断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第2実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第3実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第4実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第5実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第6実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第7実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第8実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第9実施形態の撚線の横断面図である。 本発明の体内回収機構に使用される第10実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の体内回収機構の外観図であり、図2は、図1のA部内部の説明図であり、図3は、本発明の体内回収機構に使用される第1実施形態の撚線の拡大図であり、図4は、図3のB-B断面図である。
なお、本実施形態及び後述する実施形態において記載する撚線については、撚線の軸方向に対して直角に切断した実際の素線の断面は、断面円形の素線においては、撚線の撚り角に応じて若干楕円形状となり、横断面視環状扇形の素線においては、撚線の撚り角に応じて若干変形した環状扇形状となり、横断面視略矩形状の素線においては、撚線の撚り角に応じて若干変形した矩形形状となるが、説明の都合上、図4乃至図13における撚線を構成する素線の断面形状は、実際の素線の断面形状とは異なり、模式的に示されている。
すなわち、図4乃至図8に記載の撚線を構成する素線については、撚線の撚り角に対して直角に切断した円形断面の素線として記載され、図9、図12及び図13に記載の撚線を構成する素線については、撚線の撚り角に対して直角に切断した環状扇形断面の素線として記載され、図10及び図11に記載の撚線を構成する素線については、撚線の撚り角に対して直角に切断した略矩形断面の素線として記載されている。
図1に示すように、体内からプラーク等の体内物質を除去するための本実施形態の体内回収機構100は、長尺状の中空管状体からなるカテーテル3(本発明の「筐体」に相当)と、そのカテーテル3の先端に接続されたカッターアセンブリ4と、カテーテル3の基端に接続された把持部6と、その把持部6の基端に接続されたモーター8とから構成されている。
カッターアセンブリ4は、カテーテル3の先端に接続され複数の開口部4aを備えたカバー体4bと、そのカバー体4bの内部に配置されたカッター4cとを備える。カッター4cは、後述する撚線1(図2参照)の先端に接続され、モーター8の回転に伴って回転可能となっている。
したがって、カッターアセンブリ4は、カバー体4bの開口部4aから侵入したプラーク等の体内物質D(図2参照)を、回転するカッター4cによって切断し、カッターアセンブリ4の内部に取り込む。
把持部6は、カテーテル3の基端に接続され、把持部本体6aと、その把持部本体6aに接続されたコの字状の把持部側体6bとから構成されている。また、把持部6には、把持部本体6aと把持部側体6bとによって、手技者が把持可能なように空隙Sが形成されている。
また、モーター8は、その本体が把持部6の基端に接続され、モーター8の回転軸は、後述する撚線1(図2参照)の基端に接続されている。
なお、図1及び図2において、カッターアセンブリ4は、カテーテル3に対して直線状に接続されているが、その機構を図示していないものの、実際には、カッターアセンブリ4は、把持部6における操作によって、カテーテル3の長軸に対して360度全方向に湾曲可能となっている。
カテーテル3は、カテーテル本体3b(図2参照)と、カテーテル本体3bの先端内部に接続された軸受け3a(図2参照)と、カテーテル本体3bの基端内部に接続された軸受け(図示せず)とから構成されている。また、カテーテル3は、先端がカッターアセンブリ4に接続され、基端が把持部6に接続され、内部に回転可能な撚線1を備える。
図2に示すように、本実施形態の撚線1の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線1の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線1との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線1の回転によってX方向に運搬される。
図2乃至図4に示すように、本実施形態の撚線1は、その中心に空隙部9を形成するように、複数の断面略円形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、10本の第1の素線7(7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h,7j,7k)と、それらの第1の素線7よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線5とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
なお、図2及び図3においては、第2の素線5が第1の素線7よりも径方向への高さが高いことを明示するために、ハッチングで示している。
第2の素線5は、上述のように、その径方向への高さが第1の素線7よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線7とは異なっている。具体的には、第2の素線5の横断面形状は、第2の素線5の両側に隣接する2本の第1の素線7a及び7kの横断面形状に沿うように、側面に2つの凹部5b及び5aと、凹部5bと凹部5aとを繋ぐ領域にノーズ部5xと、を有する形状となっている。
第2の素線5の形状をこのように異形にすることにより、撚線1を回転させた場合においても、第2の素線5が第1の素線7a及び7kからズレることがない。そして、体内回収機構100としては、撚線1を回転させることによって患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができるのである。
なお、第1の素線7及び第2の素線5の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線7の本数を10本として説明したが、10本はあくまでも例示であり、10本に限られるものではなく、第2の素線5を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、2つの凹部5b及び5aは、第2の素線5の両側に隣接する2本の第1の素線7a及び7kの横断面形状に沿うように形成したが、2つの凹部5b及び5aは、必ずしも第1の素線7a及び7kの横断面形状に沿うように形成する必要はなく、少なくとも隣接する2本の第1の素線7a及び7kの表面の一部が収まるように凹部5b及び5aを形成すれば良い。
しかしながら、2つの凹部5b及び5aの形状を、第2の素線5の両側に隣接する2本の第1の素線7a及び7kの横断面形状に沿うように形成した方が、撚線1を回転させた場合に、第2の素線5を第1の素線7a及び7kからよりズレないようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、2つの凹部5b及び5aは同じ形状になるように説明したが、必ずしも2つの凹部5b及び5aは同じ形状とする必要はなく、第1の素線7a及び7kの表面の一部が収まるのであれば、凹部5bの形状と凹部5aの形状とは異なっていても良い。
しかしながら、2つの凹部5aの形状と凹部5aの形状は同じである方が偏らず、撚線1を回転させた場合に、第2の素線5を第1の素線7a及び7kからよりズレないようにすることができる。
本実施形態の撚線1によれば、複数の断面円形の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線7(7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h,7j,7k)と、それらの第1の素線7よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線5と、を備え、第2の素線5は、横断面視において隣接する第1の素線7a及び7kが当接する2つの凹部5bおよび5aを有しているので、撚線1を回転させた場合においても、第1の素線7から第2の素線5がズレることなく、撚線1を回転させることによって患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の体内回収機構に使用される第2実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第2実施形態を説明するが、本実施形態の撚線10は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線10の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線10の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線10との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線10の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図5に示すように、本実施形態の撚線10は、その中心に空隙部19を形成するように、複数の断面略円形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、14本の第1の素線17(17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17j,17k,17m,17n,17p,17q)と、それらの第1の素線17よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線15とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線15は、上述のように、その径方向への高さが第1の素線17よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線17とは異なっている。具体的には、第2の素線15の横断面形状は、第2の素線15の両側に隣接する2本の第1の素線17a及び17qの横断面形状に沿うように、側面に2つの凹部15b及び15aと、凹部15bと凹部15aとを繋ぐ領域にノーズ部15xとを有する形状となっている。
第2の素線15と第1実施形態の第2の素線5との相違点は、以下の通りである。すなわち、第2の素線15は、凹部15b及び凹部15aが断面略円形の素線の側面に形成されているのに対し、第1実施形態の第2の素線5は、ノーズ部5xの長さが略円形の直径よりも若干長く形成されており、両側に隣接する第1の素線7a及び第1の素線7kからさらにズレないように構成されている点である。
したがって、第2の素線15は、第1実施形態の第2の素線5に比べ、第1の素線からズレない性能については若干劣るものの、第2の素線15に形成された凹部15b及び凹部15aは、断面略円形の素線の側面に簡単に形成することができるため、第1実施形態の第2の素線5よりも凹部の形成が簡単となる。
なお、第1の素線17及び第2の素線15の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線17の本数を14本として説明したが、14本はあくまでも例示であり、14本に限られるものではなく、第2の素線15を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、2つの凹部15b及び15aは、第2の素線15の両側に隣接する2本の第1の素線17a及び17qの横断面形状に沿うように形成したが、2つの凹部15b及び15aは、必ずしも第1の素線17a及び17qの横断面形状に沿うように形成する必要はなく、少なくとも隣接する2本の第1の素線17a及び17qの表面の一部が収まるように凹部15b及び15aを形成すれば良い。
しかしながら、2つの凹部15b及び15aの形状を、第2の素線15の両側に隣接する2本の第1の素線17a及び17qの横断面形状に沿うように形成した方が、撚線10を回転させた場合に、第2の素線15を第1の素線17a及び17qからよりズレないようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、2つの凹部15b及び15aは同じ形状になるように説明したが、必ずしも2つの凹部15b及び15aは同じ形状とする必要はなく、第1の素線17a及び17qの表面の一部が収まるのであれば、凹部15bの形状と凹部15aの形状とは異なっていても良い。
しかしながら、2つの凹部15aの形状と凹部15aの形状は同じである方が偏らず、撚線10を回転させた場合に、第2の素線15を第1の素線17a及び17qからよりズレないようにすることができる。
本実施形態の撚線10によれば、複数の断面円形の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線17(17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17j,17k,17m,17n,17p,17q)と、それらの第1の素線7よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線15と、を備え、第2の素線15は、横断面視において隣接する第1の素線17a及び17qが当接する2つの凹部15bおよび15aを有しているので、撚線10を回転させた場合においても、第1の素線17から第2の素線15がズレることなく、撚線10を回転させることによって患者の体内から適量の物質を安定して回収・運搬することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図6は、本発明の体内回収機構に使用される第3実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第3実施形態を説明するが、本実施形態の撚線20は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線20の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線20の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線20との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線20の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図6に示すように、本実施形態の撚線20は、その中心に空隙部29を形成するように、複数の断面略円形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、14本の第1の素線27(27a,27b,27c,27d,27e,27f,27g,27h,27j,27k,27m,27n,27p,27q)と、それらの第1の素線27よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線25とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線25は、上述のように、その径方向への高さが第1の素線27よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線27とは異なっている。
具体的には、第2の素線25の横断面形状は、第2の素線25の両側に隣接する2本の第1の素線27a及び27qの横断面形状に沿うように、側面に2つの凹部25b及び25aと、凹部25b及び25aに連続して形成され、空隙部29の中心に向かって第1の素線27a及び27qに沿って拡径されて形成された拡径部25q及び25pと、拡径部25qと拡径部25pとを繋ぐ領域にノーズ部25xと、を有する形状となっている。
なお、第1の素線27及び第2の素線25の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線27の本数を14本として説明したが、14本はあくまでも例示であり、14本に限られるものではなく、第2の素線25を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、2つの凹部25b及び25aは、第2の素線25の両側に隣接する2本の第1の素線27a及び27qの横断面形状に沿うように形成したが、2つの凹部25b及び25aは、必ずしも第1の素線27a及び27qの横断面形状に沿うように形成する必要はなく、少なくとも隣接する2本の第1の素線27a及び27qの表面の一部が収まるように凹部25b及び25aを形成すれば良い。
しかしながら、2つの凹部25b及び25aの形状を、第2の素線25の両側に隣接する2本の第1の素線27a及び27qの横断面形状に沿うように形成した方が、撚線20を回転させた場合に、第2の素線25を第1の素線27a及び27qからよりズレないようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、2つの凹部25b及び25aは同じ形状になるように説明したが、必ずしも2つの凹部25b及び25aは同じ形状とする必要はなく、第1の素線27a及び27qの表面の一部が収まるのであれば、凹部25bの形状と凹部25aの形状とは異なっていても良い。
しかしながら、2つの凹部25aの形状と凹部25aの形状は同じである方が偏らず、撚線20を回転させた場合に、第2の素線25を第1の素線27a及び27qからよりズレないようにすることができる。
本実施形態の撚線20によれば、複数の断面円形の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線27(27a,27b,27c,27d,27e,27f,27g,27h,27j,27k,27m,27n,27p,27q)と、それらの第1の素線27よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線25と、を備え、第2の素線25は、横断面視において隣接する第1の素線27a及び27qが当接する2つの凹部25bおよび25aと、横断面視において凹部25bおよび25aが管状の中心側で第1の素線27a及び27kに沿って拡径した拡径部25q及び拡径部25pと、を有しているので、撚線20を回転させた場合において、第2の素線25がさらにズレることなく、撚線20を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図7は、本発明の体内回収機構に使用される第4実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第4実施形態を説明するが、本実施形態の撚線30は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線30の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線30の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線30との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線30の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図7に示すように、本実施形態の撚線30は、その中心に空隙部39を形成するように、複数の断面略円形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、13本の第1の素線37(37a,37b,37c,37d,37e,37f,37g,37h,37j,37k,37m,37n,37p)と、それらの第1の素線37よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線35aと、その第2の素線35aから断面視180°回転した位置に位置する、第1の素線37よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線35bと、から構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線35a及び35bは、上述のように、その径方向への高さが第1の素線37よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線37とは異なっている。
具体的には、第2の素線35aの横断面形状は、第2の素線35aの両側に隣接する2本の第1の素線37a及び37pの横断面形状に沿うように、側面に2つの凹部35ab及び35aaと、凹部35ab及び35aaに連続して形成され、空隙部39の中心に向かって第1の素線37a及び37pに沿って拡径されて形成された拡径部35aq及び35apと、拡径部35aqと拡径部35apとを繋ぐ領域にノーズ部35axと、を有する形状となっている。
また、第2の素線35bの横断面形状は、第2の素線35bの両側に隣接する2本の第1の素線37g及び37fの横断面形状に沿うように、側面に2つの凹部35bb及び35baと、凹部35bb及び35baに連続して形成され、空隙部39の中心に向かって第1の素線37g及び37fに沿って拡径されて形成された拡径部35bq及び35bpと、拡径部35bqと拡径部35bpとを繋ぐ領域にノーズ部35bxと、を有する形状となっている。
なお、第1の素線37及び第2の素線35a及び35bの材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線37の本数を13本として説明したが、13本はあくまでも例示であり、13本に限られるものではなく、第2の素線35a及び35bを維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線35の本数を2本として説明したが、2本はあくまでも例示であり、2本に限られるものではなく、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線35aと第2の素線35bの2本の第2の素線の位置関係を回転角180°の位置関係として説明したが、第2の素線が3本の場合は回転角120°の位置関係、第2の素線が4本の場合は回転角90°の位置関係等、均等な位置関係で配置しても良く、それぞれの第2の素線を不均等な位置関係で配置しても良く、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる位置関係であればどのような配置であっても良い。
さらに、本実施形態においては、第2の素線を、第3実施形態の第2の素線25と同様の構成の素線を使用して説明したが、第1実施形態の第2の素線5または第2実施形態の第2の素線15を本実施形態の第2の素線として使用しても良い。
また、本実施形態においては、2つの凹部35ab及び35aaは、第2の素線35a両側に隣接する2本の第1の素線37a及び37pの横断面形状に沿うように形成したが、2つの凹部35ab及び35aaは、必ずしも第1の素線37a及び37pの横断面形状に沿うように形成する必要はなく、少なくとも隣接する2本の第1の素線37a及び37pの表面の一部が収まるように凹部35ab及び35aaを形成すれば良い。
しかしながら、2つの凹部35ab及び35aaの形状を、第2の素線35aの両側に隣接する2本の第1の素線37a及び37pの横断面形状に沿うように形成した方が、撚線30を回転させた場合に、第2の素線35aを第1の素線37a及び37pからよりズレないようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、2つの凹部35ab及び35aaは同じ形状になるように説明したが、必ずしも2つの凹部35ab及び35aaは同じ形状とする必要はなく、第1の素線37a及び37pの表面の一部が収まるのであれば、凹部35abの形状と凹部35aaの形状とは異なっていても良い。
しかしながら、2つの凹部35abの形状と凹部35aaの形状は同じである方が偏らず、撚線30を回転させた場合に、第2の素線35aを第1の素線37a及び37pからよりズレないようにすることができる。
なお、第2の素線35aに関する上述の点は、第2の素線35bについても同様である。
本実施形態の撚線30によれば、複数の断面円形の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線37(37a,37b,37c,37d,37e,37f,37g,37h,37j,37k,37m,37n,37p)と、それらの第1の素線37よりも径方向への高さが高い2本の第2の素線35a及び35bと、を備え、第2の素線35aは、横断面視において隣接する第1の素線37a及び37pが当接する2つの凹部35ab及び35aaと、横断面視において凹部35ab及び35aaが管状の中心側で第1の素線37a及び37pに沿って拡径した拡径部35aq及び拡径部35apと、を有し、もう1つの第2の素線35bは、横断面視において隣接する第1の素線37g及び37fが当接する2つの凹部35bbおよび35baと、横断面視において凹部35bbおよび35baが管状の中心側で第1の素線37g及び37fに沿って拡径した拡径部35bqと拡径部35bpと、を有しているので、撚線30を回転させた場合においても、第2の素線35a及び35bがズレることなく、撚線30を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図8は、本発明の体内回収機構に使用される第5実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第5実施形態を説明するが、本実施形態の撚線40は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線40の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線40の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線40との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線40の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図8に示すように、本実施形態の撚線40は、その中心に空隙部49を形成するように、複数の断面略円形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、12本の第1の素線47(47a,47b,47c,47d,47e,47f,47g,47h,47j,47k,47m,47n)と、それらの第1の素線47よりも径方向への高さが高い隣接する2本の第2の素線45a及び45bとから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線45a及び45bは、上述のように、その径方向への高さが第1の素線47よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線47とは異なっている。
具体的には、第2の素線45aの横断面形状は、第2の素線45aの一方側に隣接する1本の第1の素線47nの横断面形状に沿うように、側面に1つの凹部45aaを有する形状となっており、第2の素線45bの横断面形状は、第2の素線45bの一方側に隣接する1本の第1の素線47aの横断面形状に沿うように、側面に1つの凹部45baを有する形状となっている。
なお、第1の素線47、第2の素線45a及び45bの材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線47の本数を12本として説明したが、12本はあくまでも例示であり、12本に限られるものではなく、第2の素線45a及び45bを維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線45の本数を2本として説明したが、2本はあくまでも例示であり、2本に限られるものではなく、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる本数であれば何本連続して隣接しても良い。
また、本実施形態においては、2つの凹部45ba及び45aaは、第2の素線45a及び第2の素線45bの一方側に隣接する1本の第1の素線47n及び47aの横断面形状に沿うように形成したが、2つの凹部45ba及び45aaは、必ずしも第1の素線47n及び47aの横断面形状に沿うように形成する必要はなく、少なくとも隣接する2本の第1の素線47n及び47aの表面の一部が収まるように凹部45ba及び45aaを形成すれば良い。
しかしながら、2つの凹部45ba及び45aaの形状を、第2の素線45a及び第2の素線45bの一方側に隣接する1本の第1の素線47n及び47aの横断面形状に沿うように形成した方が、撚線40を回転させた場合に、第2の素線45a及び第2の素線45bを第1の素線47n及び47aからよりズレないようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、2つの凹部45ba及び45aaは同じ形状になるように説明したが、必ずしも2つの凹部45ba及び45aaは同じ形状とする必要はなく、第1の素線47n及び47aの表面の一部が収まるのであれば、凹部45baの形状と凹部45aaの形状とは異なっていても良い。
しかしながら、2つの凹部45baの形状と凹部45aaの形状は同じである方が偏らず、撚線40を回転させた場合に、第2の素線45a及び第2の素線45bを第1の素線47n及び47aからよりズレないようにすることができる。
本実施形態の撚線40によれば、複数の断面円形の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線47(47a,47b,47c,47d,47e,47f,47g,47h,47j,47k,47m,47n)と、それらの第1の素線47よりも径方向への高さが高い2本の第2の素線45a及び45bと、を備え、第2の素線45a及び第2の素線45bは、横断面視において隣接する第1の素線47nが当接する1つの凹部45aaと、第1の素線47aが当接する1つの凹部45baとを有しているので、撚線40を回転させた場合において、第2の素線45a及び45bがズレることなく、撚線40を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図9は、本発明の体内回収機構に使用される第6実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第6実施形態を説明するが、本実施形態の撚線50は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線50の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線50の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線50との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線50の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図9に示すように、本実施形態の撚線50は、その中心に空隙部59を形成するように、複数の横断面視環状扇形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、15本の第1の素線57(57a,57b,57c,57d,57e,57f,57g,57h,57j,57k,57m,57n,57p,57q,57r)と、それらの第1の素線57よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線55とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線55は、上述のように、その径方向への高さが第1の素線57よりも高いことに加え、横断面形状が第1の素線57とは異なっている。具体的には、第2の素線55の横断面形状は、管状の中心C5からの中心線CL5に対して略平行な2つの線分55a及び55bと、線分55aと線分55bとを繋ぐ領域に形成されたノーズ部55xと、線分55a及び55bに連続する円形部55cとから構成されている。
なお、第1の素線57及び第2の素線55の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線57の本数を15本として説明したが、15本はあくまでも例示であり、15本に限られるものではなく、第2の素線55を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態では、第1の素線57の横断面形状を環状扇形としたが、環状扇形に限られるものではなく、後述するいわゆる平線と言われる横断面視略矩形状であっても良く、横断面視円形状、または横断面視楕円形状であっても良い。
本実施形態の撚線50によれば、複数の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線57(57a,57b,57c,57d,57e,57f,57g,57h,57j,57k,57m,57n,57p,57q,57r)と、それらの第1の素線57よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線55と、を備え、第2の素線55は、横断面視において管状の中心線CL5に対して略平行な2つの線分55a及び55bを有し、その2つの線分55a及び55b上において隣接する第1の素線57a及び57rに当接しているので、撚線50を回転させた場合において、第2の素線55がズレることがなく、撚線50を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
図10は、本発明の体内回収機構に使用される第7実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第7実施形態を説明するが、本実施形態の撚線60は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線60の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線60の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線60との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線60の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図10に示すように、本実施形態の撚線60は、その中心に空隙部69を形成するように、複数の横断面視略矩形状の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、15本の第1の素線67(67a,67b,67c,67d,67e,67f,67g,67h,67j,67k,67m,67n,67p,67q,67r)と、それらの第1の素線67よりも径方向への高さが高い1本の横断面視略長方形の第2の素線65とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線65の横断面形状は、具体的には、管状の中心C6からの中心線CL6に対して略平行な2つの線分65a及び65bと、線分65aと線分65bとを結ぶ内側線分65c及び外側線分65dとから構成されている。
なお、第1の素線67及び第2の素線65の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線67の本数を15本として説明したが、15本はあくまでも例示であり、15本に限られるものではなく、第2の素線65を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態では、第1の素線67を横断面視略矩形状としたが、略矩形状に限られるものではなく、上述のような横断面視環状扇形状であっても良く、横断面視円形状、または横断面視楕円形状であっても良い。
本実施形態の撚線60によれば、複数の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線67(67a,67b,67c,67d,67e,67f,67g,67h,67j,67k,67m,67n,67p,67q,67r)と、それらの第1の素線67よりも径方向への高さが高い1本の横断面視略長方形の第2の素線65と、を備え、第2の素線65は、横断面視において管状の中心線CL6に対して略平行な2つの線分65a及び65bを有し、その2つの線分65a及び65b上において隣接する第1の素線67a及び67rに当接しているので、撚線60を回転させた場合において、第2の素線65がズレることがなく、撚線60を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本実施形態の撚線60によれば、第2の素線65は、横断面視略長方形であるので、第2の素線65がズレない撚線を簡単に製造することもできる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
図11は、本発明の体内回収機構に使用される第8実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第8実施形態を説明するが、本実施形態の撚線70は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線70の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線70の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線70との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線70の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図11に示すように、本実施形態の撚線70は、その中心に空隙部79を形成するように、複数の横断面視略矩形状の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、15本の第1の素線77(77a,77b,77c,77d,77e,77f,77g,77h,77j,77k,77m,77n,77p,77q,77r)と、それらの第1の素線77よりも径方向への高さが高い1本の横断面視略正方形の第2の素線75とから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線75の横断面形状は、具体的には、管状の中心C7からの中心線CL7に対して略平行な2つの線分75a及び75bと、線分75aと線分75bとを結ぶ内側線分75c及び外側線分75dとから構成されている。
なお、第1の素線77及び第2の素線75の材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線77の本数を15本として説明したが、15本はあくまでも例示であり、15本に限られるものではなく、第2の素線75を維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態では、第1の素線77を横断面視略矩形状としたが、略矩形状に限られるものではなく、上述のような横断面視環状扇形状であっても良く、横断面視円形状、または横断面視楕円形状であっても良い。
本実施形態の撚線70によれば、複数の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線77(77a,77b,77c,77d,77e,77f,77g,77h,77j,77k,77m,77n,77p,77q,77r)と、それらの第1の素線77よりも径方向への高さが高い1本の横断面視略正方形の第2の素線75と、を備え、第2の素線75は、横断面視において管状の中心線CL7に対して略平行な2つの線分75a及び75bを有し、その2つの線分75a及び75b上において隣接する第1の素線77a及び77rに当接しているので、撚線70を回転させた場合において、第2の素線75がズレることがなく、撚線70を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本実施形態の撚線70によれば、第2の素線75は、横断面視略正方形であるので、第2の素線75がズレない撚線を簡単に製造することもできる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
図12は、本発明の体内回収機構に使用される第9実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第9実施形態を説明するが、本実施形態の撚線80は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線80の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線80の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線80との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線80の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図12に示すように、本実施形態の撚線80は、その中心に空隙部89を形成するように、複数の横断面視環状扇形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、14本の第1の素線87(87a,87b,87c,87d,87e,87f,87g,87h,87j,87k,87m,87n,87p,87q)と、それらの第1の素線87よりも径方向への高さが高い1本の横断面視略正方形の第2の素線85aと、その第2の素線85aから断面視180°回転した位置に位置する、第1の素線87よりも径方向への高さが高い1本の第2の素線85bと、から構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線85aの横断面形状は、具体的には、管状の中心C8からの中心線CL8に対して略平行な2つの線分85ab及び85aaと、線分85abと線分85aaとを結ぶ内側線分85ac及び外側線分85adとから構成されている。
また、第2の素線85bの横断面形状は、具体的には、管状の中心C8からの中心線CL8に対して略平行な2つの線分85bb及び85baと、線分85bbと線分85baとを結ぶ内側線分85bc及び外側線分85bdとから構成されている。
なお、第1の素線87及び第2の素線85a及び85bの材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線87の本数を14本として説明したが、14本はあくまでも例示であり、14本に限られるものではなく、第2の素線85a及び85bを維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線85の本数を2本として説明したが、2本はあくまでも例示であり、2本に限られるものではなく、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線85aと第2の素線85bの2本の第2の素線の位置関係を回転角180°の位置関係として説明したが、第2の素線が3本の場合は回転角120°の位置関係、第2の素線が4本の場合は回転角90°の位置関係等、均等な位置関係で配置しても良く、それぞれの第2の素線を不均等な位置関係で配置しても良く、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる位置関係であればどのような配置であっても良い。
また、本実施形態では、第1の素線87の横断面形状を環状扇形としたが、環状扇形に限られるものではなく、横断面視略矩形状であっても良く、横断面視円形状、または横断面視楕円形状であっても良い。
本実施形態の撚線80によれば、複数の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線87(87a,87b,87c,87d,87e,87f,87g,87h,87j,87k,87m,87n,87p,87q)と、それらの第1の素線87よりも径方向への高さが高い2本の横断面視略正方形の第2の素線85a及び85bと、を備え、第2の素線85aは、横断面視において管状の中心線CL8に対して略平行な2つの線分85ab及び85aaを有し、その2つの線分85ab及び85aa上において隣接する第1の素線87a及び87qに当接しているので、撚線80を回転させた場合において、第2の素線85aがズレることがなく、撚線80を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、第2の素線85bは、横断面視において管状の中心線CL8に対して略平行な2つの線分85ba及び85bbを有し、その2つの線分85ba及び85bb上において隣接する第1の素線87h及び87gに当接しているので、撚線80を回転させた場合において、第2の素線85bがズレることがなく、撚線80を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、本実施形態の撚線80によれば、第2の素線85a及び85bは、横断面視略正方形であるので、第2の素線85a及び85bがズレない撚線を簡単に製造することもできる。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について説明する。
図13は、本発明の体内回収機構に使用される第10実施形態の撚線の横断面図である。
以下、本発明の第10実施形態を説明するが、本実施形態の撚線90は、第1実施形態の撚線1が使用される体内回収機構100に使用されるものであり、共通する部分については、同じ符号を付し説明を省略する。
図2と同様に、本実施形態の撚線90の先端は、カテーテル3の先端内部に接続された軸受け3aを通ってカッター4cの基端に接続されており、撚線90の基端は、モーター8の回転軸に接続されている。
したがって、カッター4cによって切断され、カッターアセンブリ4の内部に取り込まれたプラーク等の体内物質Dは、カテーテル3と撚線90との間に形成された空隙G内に保持されて、撚線90の回転によってX方向(図2参照)に運搬される。
図13に示すように、本実施形態の撚線90は、その中心に空隙部99を形成するように、複数の横断面視環状扇形の素線を中空管状に撚って形成されたものであって、13本の第1の素線97(97a,97b,97c,97d,97e,97f,97g,97h,97j,97k,97m,97n,97p)と、それらの第1の素線97よりも径方向への高さが高い隣接する2本の第2の素線95a及び95bとから構成され、モーター8の回転に伴ってカテーテル3内部において回転可能となるように構成されている。
第2の素線95aの横断面形状は、具体的には、管状の中心C9からの中心線CL9aに対して略平行な1つの線分95aaと、線分95aaに連続する円形部95acと、線分95aaと円形部95acとを繋ぐ領域に形成されたノーズ部95axとから構成されている。
また、第2の素線95bの横断面形状は、具体的には、管状の中心C9からの中心線CL9bに対して略平行な1つの線分95baと、線分95baに連続する円形部95bcと、線分95baと円形部95bcとを繋ぐ領域に形成されたノーズ部95bxとから構成されている。
なお、第1の素線97及び第2の素線95a及び95bの材料は、ステンレス鋼、Ni-Ti系合金、コバルト系合金等、生体適合性を有する材料であれば特に限定されないが、本実施形態ではステンレス鋼が使用されている。
また、本実施形態においては、第1の素線97の本数を13本として説明したが、13本はあくまでも例示であり、13本に限られるものではなく、第2の素線95a及び95bを維持できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態においては、第2の素線95の本数を2本として説明したが、2本はあくまでも例示であり、2本に限られるものではなく、プラーク等の体内物質Dを回収・運搬可能な空隙Gが確保できる本数であれば何本であっても良い。
また、本実施形態では、第1の素線97の横断面形状を環状扇形としたが、環状扇形に限られるものではなく、横断面視略矩形状であっても良く、横断面視円形状、または横断面視楕円形状であっても良い。
本実施形態の撚線90によれば、複数の素線を管状に撚って形成された撚線であって、素線は、第1の素線97(97a,97b,97c,97d,97e,97f,97g,97h,97j,97k,97m,97n,97p)と、それらの第1の素線97よりも径方向への高さが高い隣接する2本の第2の素線95a及び95bと、を備え、第2の素線95aは、横断面視において管状の中心線CL9aに対して略平行な1つの線分95aaを有し、その1つの線分95aa上において隣接する第1の素線97pに当接しているので、撚線90を回転させた場合において、第2の素線95aがズレることがなく、撚線90を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
また、第2の素線95bは、横断面視において管状の中心線CL9bに対して略平行な1つの線分95baを有し、その1つの線分95ba上において隣接する第1の素線97aに当接しているので、撚線90を回転させた場合において、第2の素線95bがズレることがなく、撚線90を回転させることによって患者の体内から適量の物質をさらに安定して回収・運搬することができる。
1,10,20,30,40,50,60,70,80,90・・・撚線
3・・・カテーテル(筐体)
4・・・カッターアセンブリ
4c・・・カッター
5,15,25,35a,35b,45a、45b,55,65,75,85a,85b,95a,95b・・・第2の素線
5a,5b,15a,15b,25a,25b,35aa,35ab,35ba,35bb,45aa,45ba・・・凹部
6・・・把持部
7,17,27,37,47,57,67,77,87,97・・・第1の素線
8・・・モーター
25p,25q,35ap,35aq,35bp,35bq・・・拡径部
55a,55b,65a,65b,75a,75b,85aa,85ab,85ba,85bb,95aa,95ba・・・線分
100・・・体内回収機構
CL5,CL6,CL7,CL8,CL9a,CL9b・・・中心線
D・・・体内物質
G・・・空隙

Claims (7)

  1. 複数の断面略円形の1の素線と、その第1の素線よりも外径の大きな断面略円形の素線であって、隣接する前記第1の素線との当接面にすくなくとも1つの凹部を有するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を中空管状に撚って形成したことを特徴とする撚線。
  2. 少なくとも1つの前記第2の素線は、隣接する前記第1の素線との当接面に2つの凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の撚線。
  3. 前記少なくとも1つの前記第2の素線は、横断面視において前記凹部が前記中空管状の中心側で前記第1の素線に沿って拡径していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撚線。
  4. 複数の第1の素線と、その第1の素線よりも外径方向に突出し、かつ横断面視において中空管状の中心線に対して略平行な少なくとも1つの線分を有する素線であって、その少なくとも1つの線分上において隣接する前記第1の素線に当接するように構成された少なくとも1つの第2の素線と、を前記中空管状に撚って形成したことを特徴とする撚線。
  5. 少なくとも1つの前記第2の素線は、横断面視において前記中空管状の中心線に対して略平行な2つの線分を有し、その2つの線分上において隣接する前記第1の素線に当接していることを特徴とする請求項4に記載の撚線。
  6. 前記少なくとも1つの前記第2の素線は、断面略正方形または略長方形であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の撚線。
  7. 長尺状の筐体と、
    その筐体の先端に回転可能に接続されたカッターと、
    前記筐体内に回転可能に配置され、先端が前記カッターに接続された請求項1乃至請求項6の何れかに記載の撚線と、
    を備えたことを特徴とする体内回収機構。
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