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JP7658240B2 - ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の制御方法 - Google Patents
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ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の制御方法 Download PDF

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Description

この開示は、ハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の制御方法に関し、特に、燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両、そのハイブリッド車両の制御装置、および、そのハイブリッド車両の制御方法に関する。
従来、車両のエネルギ残量に応じたエネルギの補給場所を、その補給場所に関する情報とともに案内する装置があった(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003-021522号公報
プラグインハイブリッド車(以下「PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)」という)は、タンクに蓄えられた燃料を燃焼させることによりエンジンが発生する動力による走行とバッテリに蓄えられた電力によりモータが発生する動力による走行との両方を行うことができる。PHEVにおいて、特許文献1の技術を用いる場合、走行コストの安い経路をユーザが選択できない。このため、コストを抑えた走行ができない。
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、コストを抑えた走行が可能なハイブリッド車両、ハイブリッド車両の制御装置、および、ハイブリッド車両の制御方法を提供することである。
この開示に係るハイブリッド車両は、燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両であって、燃料を燃焼させることでハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、電力によりハイブリッド車両の走行動力を発生するモータと、エンジンおよびモータを制御する制御装置とを備える。制御装置は、目的地までの複数の経路を検索し、検索された複数の経路においてそれぞれエンジンおよびモータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し、算出したコストのうち安いコストの経路を案内する。
このような構成によれば、目的地までの複数の経路が検索され、検索された複数の経路においてそれぞれエンジンおよびモータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストが算出され、算出されたコストのうち安いコストの経路が案内される。その結果、コストを抑えた走行が可能なハイブリッド車両を提供することができる。
ハイブリッド車両は、エンジンに供給する燃料を蓄えるタンクと、タンクに燃料を供給するための供給口と、モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、バッテリに給電するための給電口とをさらに備えるようにしてもよい。制御装置は、コストを算出するときに、供給口からタンクに供給された燃料の単価および給電口からバッテリに供給された電力の単価を用いて算出するようにしてもよい。
このような構成によれば、供給口からタンクに供給された燃料の単価および給電口からバッテリに供給された電力の単価が用いられて走行のためのコストが算出される。その結果、走行のためのコストを正確に算出することができる。
制御装置は、検索された複数の経路のそれぞれにおいて、タンクの燃料またはバッテリの電力の残量が所定の下限に到達する見込みである場合、当該経路の途中の燃料または電力の補給設備を検索し、検索の結果、補給設備が当該経路の途中に無い場合、当該経路は、コストの算出対象から除外し、検索の結果、補給設備が当該経路の途中に有る場合、コストを算出するときに、当該補給設備で補給する燃料または電力の単価をさらに用いて算出するようにしてもよい。
このような構成によれば、燃料または電力の残量が下限に到達する見込みである場合、経路の途中の補給設備で補給する燃料または電力の単価がさらに用いられて走行のためのコストが算出される。その結果、補給設備で燃料または電力を補給する場合であっても、走行のためのコストを正確に算出することができる。
この開示の他の局面によれば、ハイブリッド車両の制御装置は、燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両の制御装置である。ハイブリッド車両は、燃料を燃焼させることでハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、電力によりハイブリッド車両の走行動力を発生するモータとを備える。制御装置は、エンジンおよびモータを制御し、目的地までの複数の経路を検索し、検索された複数の経路においてそれぞれエンジンおよびモータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し、算出したコストのうち安いコストの経路を案内する。
このような構成によれば、コストを抑えた走行が可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することができる。
この開示のさらに他の局面によれば、ハイブリッド車両の制御方法は、燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両の制御方法である。ハイブリッド車両は、燃料を燃焼させることでハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、電力によりハイブリッド車両の走行動力を発生するモータと、エンジンおよびモータを制御する制御装置とを備える。制御方法は、制御装置が、目的地までの複数の経路を検索し、制御装置が、検索された複数の経路においてそれぞれエンジンおよびモータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出するステップと、制御装置が、算出したコストのうち安いコストの経路を案内するステップとを含む。
このような構成によれば、コストを抑えた走行が可能なハイブリッド車両の制御方法を提供することができる。
この開示によれば、コストを抑えた走行が可能なハイブリッド車両、そのハイブリッド車両の制御装置、および、そのハイブリッド車両の制御方法を提供することができる。
本実施の形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 サーバの典型的なハードウェア構成を示すブロック図である。 車両の典型的なハードウェア構成を示すブロック図である。 この実施の形態におけるコストの安い経路を案内するための処理の流れを示すフローチャートである。 この実施の形態における現在地から目的地までの複数の経路の例を示す図である。 この実施の形態における車両のバッテリの電力の残量および燃料タンクの燃料の残量の例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。図1を参照して、情報処理システム1000は、複数の車両1A,1B,1Cと、サーバ2とを備える。図1には3台の車両1A,1B,1Cを示すが、車両の台数はこれに限定されるものではない。以下では説明の便宜上、複数の車両1A,1B,1Cのうちの任意の1つの車両を「車両1」と記載する。
サーバ2は、ネットワーク9を介して各車両1と互いに通信可能に接続されている。サーバ2は、車両1に各種情報を提供する事業者(たとえば車両1の製造業者)の自社サーバである。サーバ2は、当該事業者を含む複数の業者で共有されるシェアードサーバであってもよい。サーバ2は、クラウドサーバ管理会社が提供するクラウドサーバであってもよい。
図2は、サーバ2の典型的なハードウェア構成を示すブロック図である。図2を参照して、サーバ2は、プロセッサ21と、メモリ22と、入力装置23と、ディスプレイ24と、通信インターフェース(IF)25とを備える。メモリ22は、ROM(Read Only Memory)221と、RAM(Random Access Memory)222と、HDD(Hard Disk Drive)223とを含む。
プロセッサ21は、ROM221と、RAM222と、HDD223と、入力装置23と、ディスプレイ24と、通信IF25と、バス等によって通信可能に接続されている。プロセッサ21は、サーバ2の全体的な動作を制御する。メモリ22は、プロセッサ21により実行される、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する。入力装置23は、ユーザの入力を受け付ける。入力装置23は、典型的にはキーボードおよびマウスである。ディスプレイ24は、各種情報を表示する。通信IF25は、各車両1との通信を行うためのインターフェースである。
図3は、車両1の典型的なハードウェア構成を示すブロック図である。車両1は、PHEVである。図3を参照して、車両1は、バッテリ11と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)12と、PCU(Power Control Unit)13と、給油口141と、燃料タンク142と、エンジン143と、モータジェネレータ151,152と、動力分割機構153と、駆動輪154と、電力変換器16と、インレット171と、リレー172と、通信モジュール191と、GPS(Global Pointing System)受信器192と、HMI(Human Machine Interface)193と、ECU10とを備える。
バッテリ11は、車両1の駆動力を発生させるための電力をモータジェネレータ151,152に供給する。また、バッテリ11は、外部から供給された充電電力を蓄えるとともに、モータジェネレータ151,152で発電された回生電力を蓄える。バッテリ11は、複数のセル(図示せず)を含む組電池である。各セルは、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の二次電池である。
バッテリ11には監視ユニット110が設けられる。監視ユニット110は、図示しないが、電圧センサと、電流センサと、温度センサとを含む。電圧センサは、バッテリ11の電圧を検出する。電流センサは、バッテリ11に入出力される電流を検出する。温度センサは、バッテリ11の温度を検出する。各センサは、その検出結果をECU10に出力する。
SMR12は、バッテリ11とPCU13との間に電気的に接続されている。SMR12は、ECU10からの制御指令に応じて閉成/開放される。
PCU13は、SMR12とモータジェネレータ151,152との間に電気的に接続されている。PCU13は、コンバータ131と、インバータ132,133とを含む。PCU13は、SMR12の閉成時にバッテリ11とモータジェネレータ151,152との間で双方向の電力変換を実行する。
給油口141は、給油施設80に設置される給油設備81の給油ノズル8が、給油時に挿入されるように構成されている。燃料タンク142は、フューエルパイプを経由して給油口141に接続されている。燃料タンク142は、燃料(この実施の形態ではガソリン)を蓄える。しかし、燃料は、ガソリンに限定されず、軽油であってもよいし、バイオエタノール等のアルコールであってもよいし、メタンを主成分としたLNG(Liquefied Natural Gas)であってもよいし、水素であってもよい。燃料タンク142には、燃料残量計144が設けられる。燃料残量計144は、フロートによって燃料の液面の高さを計り、液面の高さで示される燃料の残量を示す信号をECU10に出力する。
エンジン143は、内燃機関(この実施の形態ではガソリンエンジン)である。エンジン143は、ガソリンエンジンに限定されず、軽油、アルコール、LNGまたは水素などの他の燃料を用いる内燃機関であってもよい。エンジン143は、ECU10からの制御指令に従って、車両1が走行するための駆動力を発生する。
モータジェネレータ151は、動力分割機構153を介してエンジン143のクランク軸に連結されている。モータジェネレータ151は、エンジン143を始動させる際にはバッテリ11の電力を用いてエンジン143のクランク軸を回転させる。また、モータジェネレータ151はエンジン143の動力を用いて発電することも可能である。モータジェネレータ151によって発電された交流電力は、PCU13により直流電力に変換されてバッテリ11に充電される。また、モータジェネレータ151によって発電された交流電力は、モータジェネレータ152に供給される場合もある。
モータジェネレータ152は、バッテリ11からの電力およびモータジェネレータ151により発電された電力のうちの少なくとも一方を用いて駆動軸を回転させる。また、モータジェネレータ152は回生制動によって発電することも可能である。モータジェネレータ152によって発電された交流電力は、PCU13により直流電力に変換されてバッテリ11に充電される。
動力分割機構153は、たとえば遊星歯車機構であり、エンジン143のクランク軸、モータジェネレータ151の回転軸、および、駆動軸の三要素を機械的に連結し、相互に動力を伝達する。
電力変換器16は、SMR12とリレー172との間に接続されている。電力変換器16は、たとえばAC/DCコンバータを含む。電力変換器16は、ECU10からの制御指令に従って、外部からインレット171を介して供給された交流電力を、バッテリ11を充電するための直流電力に変換する。
インレット171は、充電施設70に設置される充電設備71の充電コネクタ7が、プラグイン充電時に電気的に接続されるように構成されている。リレー172は、インレット171と電力変換器16との間に電気的に接続されている。リレー172は、ECU10からの制御指令に応じて閉成/開放される。リレー172が閉成され、かつSMR12が閉成されると、インレット171とバッテリ11との間での電力伝送が可能な状態となる。
DCM(Digital Communication Module)191は、サーバ2との双方向通信が可能に構成された通信モジュールである。GPS受信器192は、人工衛星(図示せず)から送信される電波に基づいて、車両1の現在位置を特定する。
HMI193は、たとえば、タッチパネルディスプレイおよびスピーカを含み、ECU10から入力された車両1に関する情報をディスプレイおよびスピーカでユーザに報知したり、タッチパネルでユーザからの入力操作を受付け、受付けた入力操作を示す情報をECU10に出力したりする。
ECU10は、サーバ2と同様に、プロセッサ101と、メモリ102と、入出力ポート(図示せず)とを含む。ECU10は、各センサおよびHMI193等からの信号に応じて、車両1が所望の状態となるように機器類を制御する。ECU10により実行される主要な制御として、車両1の走行に関する制御に加えて、外部の充電設備から充電コネクタ7を介して伝送される電力により車載のバッテリ11を充電するプラグイン充電が挙げられる。なお、ECU10は、機能毎に複数のECUに分割して構成されていてもよい。
上述したPHEVである車両1において、目的地までの経路のうち、走行コストの安い経路をユーザが選択できるようにすることが考えられる。
そこで、この実施の形態においては、ECU10は、目的地までの複数の経路を検索し、検索された複数の経路においてそれぞれエンジン143およびモータジェネレータ151,152で消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し、算出したコストのうち安いコストの経路を案内する。
これにより、目的地までの複数の経路が検索され、検索された複数の経路においてそれぞれエンジン143およびモータジェネレータ151,152で消費される見込みの燃料および電力の合計のコストが算出され、算出されたコストのうち安いコストの経路が案内される。その結果、コストを抑えた走行を可能とすることができる。
図4は、この実施の形態におけるコストの安い経路を案内するための処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、車両側処理は、車両1のECU10のプロセッサ101によって、上位の処理から所定周期ごとに呼出されて実行される。サーバ側処理は、サーバ2のプロセッサ21によって、上位の処理から所定周期ごとに呼出されて実行される。
車両側処理において、車両1のECU10のプロセッサ101は、ユーザによってHMI193で目的地が設定されたか否かを判断する(ステップS511)。目的地が設定された(ステップS511でYES)と判断した場合、プロセッサ101は、GPS受信機192からの信号で示される現在地を特定可能な情報、および、HMI193で設定された目的地を特定可能な情報をサーバ2に送信する(ステップS512)。
サーバ側処理において、サーバ2のプロセッサ21は、車両1から現在地および目的地を特定可能な情報を受信したか否かを判断する(ステップS311)。現在地および目的地の情報を受信した(ステップS311でYES)と判断した場合、プロセッサ21は、現在地および目的地の情報を送信してきた車両1と同型式の車両1の現在地および目的地の間の各経路の燃料/電力走行比率の代表値(この実施の形態においては、平均値)のデータ、ならびに、同型式の車両1の現在地および目的地の間の燃費および電費のデータ、ならびに、受信した情報で特定される現在地および目的地の間の各経路沿いのスタンド(給油施設80または充電施設70)における燃料または電力の単価のデータを、現在地および目的地の情報を送信してきた車両1に送信する(ステップS312)。
なお、経路における燃料/電力走行比率とは、その経路において燃料を用いて走行した比率および電力を用いて走行した比率である。経路における燃料/電力走行比率は、その経路の平均車速および勾配などの影響因子によって経路ごとに異なる。PHEVの車両1においては、HV走行モードとEV走行モードとを切替えながら走行する。HV走行モードにおいては、車両1は、エンジン143およびモータジェネレータ151,152による動力を切替えながら走行するため、燃料および電力の両方を消費する。EV走行モードにおいては、車両1は、エンジン143による動力は用いず、モータジェネレータ151,152による動力のみを用いて走行するため、燃料は消費せず、電力のみ消費する。
また、燃料/電力走行比率ならびに電費および燃費が過去の走行データから得られていない経路については、他の同様の経路のデータから推測したり、勾配、信号数、および、距離などの情報を用いて推測したりするようにしてもよい。
また、この実施の形態では、スタンドの位置情報は、車両1のECU10のメモリ102に予め記憶されているため、ステップS312においては、スタンドの位置情報は、送信しない。しかし、これに限定されず、ステップS312において、スタンドの位置情報などの他の情報を送信するようにしてもよい。
車両側処理において、車両1のプロセッサ101は、サーバ2から送信されてきたデータを受信し(ステップS513)、受信したデータを用いて、目的地までの複数の経路の燃料および電力の合計の走行コストを算出する(ステップS514)。
ここで、走行コストの算出の例について説明する。図5は、この実施の形態における現在地から目的地までの複数の経路の例を示す図である。図6は、この実施の形態における車両1のバッテリ11の電力の残量および燃料タンク142の燃料の残量の例を示す図である。
図5および図6を参照して、ステップS312で送信される、給油施設80A,80Bの燃料(ここではガソリン)の単価がいずれも140円/Lであり、充電施設70A,70Bの電力の単価がいずれも20円/kWhであることとする。なお、各給油施設80A,80Bおよび各充電施設70A,70Bの単価が異なっていてもよい。また、ステップS312で送信される、各経路R1~R4における、燃費がいずれも20km/Lであり、電費がいずれも10km/kWhであることとする。なお、各経路R1~R4の電費が異なっていてもよい。また、ステップS312で送信される、経路R1,R2の燃料/電力走行比率は、30%/70%であり、経路R3,R4の燃料/電力走行比率は、70%/30%であることとする。
図6(A)で示すように、現在地におけるバッテリ11の電力の残量は、前々回の充電分の残りの2kWh(×単価20円/kWh=20円相当)と、前回の充電分の残りの4kWh(×単価30円/kWh=120円相当)とを合わせた6kWhである。また、図6(B)で示すように、現在地における燃料タンク142の燃料の残量は、前回の給油分の残りの3L(×単価150円/L=450円相当)である。
まず、経路R1について、プロセッサ101は、メモリ102に記憶された地図データから経路R1の距離を90kmと算出する。経路R1の燃料/電力走行比率は、30%/70%である。このため、燃料で走行する距離は、90km×30%=27kmである。電力で走行する距離は、90km×70%=63kmである。燃費は20km/Lであるので、27km/20km/L=1.35Lの燃料が必要である。燃料の残量は3Lであるので、燃料は足りる。電費は10km/kWhであるので、63km/10km/kWh=6.3kWhの電力が必要である。電力の残量は、6kWhであるので、電力は不足する。しかし、経路R1には、電力の充電施設が無い。このため、プロセッサ101は、経路R1を経路の候補から除外する。なお、電力が不足する場合は、燃料/電力走行比率に関係なく、燃料を用いて走行可能であるが、この実施の形態においては、そのような経路は、経路の候補から除外するようにする。しかし、これに限定されず、電力が不足する場合は、燃料を用いて走行することとして、走行コストを算出するようにしてもよい。
次に、経路R2について、プロセッサ101は、メモリ102に記憶された地図データから経路R2の距離を100kmと算出する。経路R2の燃料/電力走行比率は、30%/70%である。このため、燃料で走行する距離は、100km×30%=30kmである。電力で走行する距離は、100km×70%=70kmである。燃費は20km/Lであるので、30km/20km/L=1.5Lの燃料が必要である。燃料の残量は3Lであるので、燃料は足りる。電費は10km/kWhであるので、70km/10km/kWh=7kWhの電力が必要である。電力の残量は、6kWhであるので、電力は不足する。このため、経路R2の途中で充電する必要がある。経路R2の途中には、充電施設70Aがある。ここでは、充電施設70Aは、残りの電力で到達可能な距離以内にあることとする。なお、残りの電力で到達可能な距離以内に充電施設70がない場合、当該経路は、経路の候補から除外される。この充電施設70Aで不足する電力7kWh-6kWh=1kWhを充電すると考える。
走行コストのうち燃料分は、前回給油分:1.5L×150円/L=225円である。走行コストのうち電力分は、前々回充電分:2kWh×20円/kWh+前回充電分:4kWh×30円/kWh+今回充電分:1kWh×20円/kWh=180円である。このため、プロセッサ101は、経路R2の合計の走行コストを、225円+180円=405円と算出する。
次に、経路R3について、プロセッサ101は、メモリ102に記憶された地図データから経路R3の距離を100kmと算出する。経路R3の燃料/電力走行比率は、70%/30%である。このため、燃料で走行する距離は、100km×70%=70kmである。電力で走行する距離は、100km×30%=30kmである。燃費は20km/Lであるので、70km/20km/L=3.5Lの燃料が必要である。燃料の残量は3Lであるので、燃料は不足する。電費は10km/kWhであるので、30km/10km/kWh=3kWhの電力が必要である。電力の残量は、6kWhであるので、電力は足りる。このため、経路R3の途中で燃料を補給する必要がある。経路R3の途中には、給油施設80Aがある。ここでは、給油施設80Aは、残りの燃料で到達可能な距離以内にあることとする。なお、残りの燃料で到達可能な距離以内に給油施設80がない場合、当該経路は、経路の候補から除外される。この給油施設80Aで不足する燃料3.5L-3L=0.5Lを補給すると考える。
走行コストのうち燃料分は、前回給油分:3L×150円/L+今回給油分:0.5L×140円/L=520円である。走行コストのうち電力分は、前々回充電分:2kWh×20円/kWh+前回充電分:1kWh×30円/kWh=70円である。なお、電力は、先に充電した分から使う、いわゆる先入れ先出し方式で使うこととする。このため、プロセッサ101は、経路R3の合計の走行コストを、520円+70円=590円と算出する。
次に、経路R4について、プロセッサ101は、メモリ102に記憶された地図データから経路R4の距離を120kmと算出する。経路R4の燃料/電力走行比率は、70%/30%である。このため、燃料で走行する距離は、120km×70%=84kmである。電力で走行する距離は、120km×30%=36kmである。燃費は20km/Lであるので、84km/20km/L=4.2Lの燃料が必要である。燃料の残量は3Lであるので、燃料は不足する。電費は10km/kWhであるので、36km/10km/kWh=3.6kWhの電力が必要である。電力の残量は、6kWhであるので、電力は足りる。このため、経路R4の途中で燃料を補給する必要がある。経路R4の途中には、給油施設80Bがある。ここでは、給油施設80Bは、残りの燃料で到達可能な距離以内にあることとする。なお、残りの燃料で到達可能な距離以内に給油施設80がない場合、当該経路は、経路の候補から除外される。この給油施設80Bで不足する燃料4.2L-3L=1.2Lを補給すると考える。
走行コストのうち燃料分は、前回給油分:3L×150円/L+今回給油分:1.2L×140円/L=618円である。走行コストのうち電力分は、前々回充電分:2kWh×20円/kWh+前回充電分:1.6kWh×30円/kWh=96円である。なお、燃料は、先に補給した分から使う、いわゆる先入れ先出し方式で使うこととする。このため、プロセッサ101は、経路R4の合計の走行コストを、618円+96円=714円と算出する。
図4に戻って、車両側処理において、車両1のECU10のプロセッサ101は、ステップS514で算出された走行コストの安い順に、経路と走行コストとの組合せを、HMI193のタッチパネルディスプレイに表示されているナビ画面で提示する(ステップS515)。具体的には、走行コストの安い順に、経路R2:405円、経路R3:590円、経路R4:714円と表示する。同時にナビ画面の地図上に経路R2、経路R3、および経路R4が示される。なお、合わせて、各経路の目的地までの走行に要する時間および給油/充電に要する時間が、ナビ画面で提示されるようにしてもよい。
次に、プロセッサ101は、HMI193のタッチパネルディスプレイで、いずれかの経路が選択されたか否かを判断する(ステップS516)。いずれかの経路が選択された(ステップS516でYES)と判断した場合、プロセッサ101は、選択された経路のナビゲーションの案内を開始する(ステップS517)。
プロセッサ101は、GPS受信器192からの位置情報を用いて、車両1が目的地に到着したか否かを判断する(ステップS518)。目的地に到着した(ステップS518でYES)と判断した場合、プロセッサ101は、選択した経路での当該車両1の型式の電費、燃費、燃料/電力走行比率のデータをサーバ2に送信する(ステップS519)。
サーバ側処理において、サーバ2のプロセッサ21は、車両1から走行した経路のデータを受信したか否かを判断する(ステップS313)。経路のデータを受信した(ステップS313でYES)と判断した場合、プロセッサ21は、受信データに含まれる、電費、燃費、および、燃料/電力走行比率のデータを、それぞれのデータベースに、当該経路と当該車両1の型式と対応づけて蓄積する(ステップS314)。
[変形例]
(1) 前述した実施の形態においては、充電施設70の充電設備71から車両1のインレット171を経由して、車両1に充電されることとした。しかし、これに限定されず、車両1に受電装置を設けるようにして、非接触充電で送電装置から充電するようにしてもよい。この場合、送電装置は、充電施設70に設けられることに限定されず、経路の路面の下に、所定距離に亘って複数、設けられるようにしてもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、図4のステップS514、図5および図6で示したように、先に経路を検索するようにした。しかし、これに限定されず、現在地と目的地との間で到達する可能性の高い、充電施設70、給油施設80および路面下に送電装置が埋められた走行レーンを推定して検索し、充電または給油が必要となる見込みである場合は、これらの充電施設70、給油施設80および路面下に送電装置が埋められた走行レーンを通る経路について、走行コストを算出するようにしてもよい。
(3) 前述した実施の形態においては、図5で示したように、経路上に充電施設70が複数あったり、給油施設80が複数あったりする場合は考えなかった。しかし、これに限定されず、経路上に複数の充電施設70がある場合、および、複数の給油施設80がある場合は、走行コストの算出において、これらの複数の充電施設70の電力の単価の平均値、および、これらの複数の給油施設80の燃料の単価の平均値を用いるようにしてもよい。
また、複数の充電施設70のいずれかで充電することとし、充電施設70ごとに別々の経路として走行コストを算出するようにしてもよい。この場合は、充電する充電施設70の電力の単価を用いるようにする。同様に、複数の給油施設80のいずれかで給油することとし、給油施設80ごとに別々の経路として走行コストを算出するようにしてもよい。この場合は、給油する給油施設80の燃料の単価を用いるようにする。
(4) 前述した実施の形態においては、図4のステップS514で示したように、渋滞および路面状況は考慮しなかった。しかし、これに限定されず、通常時よりも渋滞している場合、および、路面状況が悪くなっている場合など、経路の状況に合わせて、燃費、電費、および、燃料/電力走行比率を変更するようにしてもよい。
(5) 前述した実施の形態を、車両1のようなハイブリッド車両の開示と捉えることができるし、車両1およびサーバ2を含む情報処理システム1000のような経路提示システムの開示と捉えることができるし、ハイブリッド車両の制御装置、制御方法または制御プログラムの開示と捉えることができるし、経路提示システムにおける経路提示方法の開示と捉えることができる。
[まとめ]
(1) 図1および図3で示したように、車両1は、燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両であって、燃料を燃焼させることで車両1の走行動力を発生するエンジン143と、電力により車両1の走行動力を発生するモータジェネレータ151,152と、エンジン143およびモータジェネレータ151,152を制御するECU10とを備える。図4で示したように、ECU10は、目的地までの複数の経路を検索し(たとえば、ステップS514)、検索された複数の経路においてそれぞれエンジン143およびモータジェネレータ151,152で消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し(たとえば、ステップS514)、算出したコストのうち安いコストの経路を案内する(たとえば、ユーザに報知してもよいし、ナビで案内してもよい)(ステップS515)。
これにより、目的地までの複数の経路が検索され、検索された複数の経路においてそれぞれエンジン143およびモータジェネレータ151,152で消費される見込みの燃料および電力の合計のコストが算出され、算出されたコストのうち安いコストの経路が案内される。その結果、コストを抑えた走行を可能とすることができる。
(2) 図3で示したように、車両1は、エンジン143に供給する燃料を蓄える燃料タンク142と、燃料タンク142に燃料を供給するための給油口141と、モータジェネレータ151,152に供給する電力を蓄えるバッテリ11と、バッテリ11に給電するためのインレット171とをさらに備える。図4から図6で示したように、ECU10は、コストを算出するときに、給油口141から燃料タンク142に供給された燃料の単価およびインレット171からバッテリ11に供給された電力の単価を用いて算出する(たとえば、ステップS514)。
これにより、給油口141から燃料タンク142に供給された燃料の単価およびインレット171からバッテリ11に供給された電力の単価が用いられて走行のためのコストが算出される。その結果、走行のためのコストを正確に算出することができる。
(3) 図4から図6で示したように、ECU10は、検索された複数の経路のそれぞれにおいて、燃料タンク142の燃料またはバッテリ11の電力の残量が所定の下限(たとえば、完全に0であってもよいし、メータパネルの残量の表示は0であるが所定量の燃料または電力が残っている状態であってもよい。)に到達する見込みである場合、当該経路の途中の燃料または電力の補給設備を検索し、検索の結果、補給設備が当該経路の途中に無い場合、当該経路は、コストの算出対象から除外し、検索の結果、補給設備が当該経路の途中に有る場合、コストを算出するときに、当該補給設備で補給する燃料または電力の単価をさらに用いて算出する(たとえば、ステップS514)。
これにより、燃料または電力の残量が下限に到達する見込みである場合、経路の途中の補給設備で補給する燃料または電力の単価がさらに用いられて走行のためのコストが算出される。その結果、補給設備で燃料または電力を補給する場合であっても、走行のためのコストを正確に算出することができる。
なお、上記した実施の形態は、その全部または一部を適宜組み合わせて実施してもよい。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B,1C 車両、2 サーバ、7 充電コネクタ、8 給油ノズル、9 ネットワーク、10 ECU、11 バッテリ、12 SMR、13 PCU、16 電力変換器、21,101 プロセッサ、22,102 メモリ、23 入力装置、24 ディスプレイ、70,70A,70B 充電施設、71 充電設備、80,80A,80B 給油施設、81 給油設備、110 監視ユニット、131 コンバータ、132,133 インバータ、141 給油口、142 燃料タンク、143 エンジン、144 燃料残量計、151,152 モータジェネレータ、153 動力分割機構、154 駆動輪、171 インレット、172 リレー、191 通信モジュール、192 GPS受信機、193 HMI、221 ROM、222 RAM、1000 情報処理システム。

Claims (3)

  1. 燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両であって、
    燃料を燃焼させることで前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、
    電力により前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するモータと、
    前記エンジンおよび前記モータを制御する制御装置と
    前記エンジンに供給する燃料を蓄えるタンクと、
    前記タンクに燃料を供給するための供給口と、
    前記モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、
    前記バッテリに給電するための給電口とを備え、
    前記制御装置は、
    目的地までの複数の経路を検索し、
    検索された複数の経路のそれぞれにおいて、前記タンクの燃料または前記バッテリの電力の残量が所定の下限に到達する見込みである場合、当該経路の途中の燃料または電力の補給設備を検索し、
    検索された複数の経路においてそれぞれ前記エンジンおよび前記モータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し、
    コストを算出するときに、前記供給口から前記タンクに供給された燃料の単価および前記給電口から前記バッテリに供給された電力の単価を用いて算出し、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に無い場合、当該経路は、コストの算出対象から除外し、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に有る場合、コストを算出するときに、当該補給設備で補給する燃料または電力の単価をさらに用いて算出し、
    算出したコストのうち安いコストの経路を案内する、ハイブリッド車両。
  2. 燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両は、
    燃料を燃焼させることで前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、
    電力により前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するモータと
    前記エンジンに供給する燃料を蓄えるタンクと、
    前記タンクに燃料を供給するための供給口と、
    前記モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、
    前記バッテリに給電するための給電口とを備え、
    前記制御装置は、
    前記エンジンおよび前記モータを制御し、
    目的地までの複数の経路を検索し、
    検索された複数の経路のそれぞれにおいて、前記タンクの燃料または前記バッテリの電力の残量が所定の下限に到達する見込みである場合、当該経路の途中の燃料または電力の補給設備を検索し、
    検索された複数の経路においてそれぞれ前記エンジンおよび前記モータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出し、
    コストを算出するときに、前記供給口から前記タンクに供給された燃料の単価および前記給電口から前記バッテリに供給された電力の単価を用いて算出し、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に無い場合、当該経路は、コストの算出対象から除外し、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に有る場合、コストを算出するときに、当該補給設備で補給する燃料または電力の単価をさらに用いて算出し、
    算出したコストのうち安いコストの経路を案内する、ハイブリッド車両の制御装置。
  3. 燃料および電力による動力を組合わせて走行可能で外部充電が可能であるハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記ハイブリッド車両は、
    燃料を燃焼させることで前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するエンジンと、
    電力により前記ハイブリッド車両の走行動力を発生するモータと、
    前記エンジンおよび前記モータを制御する制御装置と
    前記エンジンに供給する燃料を蓄えるタンクと、
    前記タンクに燃料を供給するための供給口と、
    前記モータに供給する電力を蓄えるバッテリと、
    前記バッテリに給電するための給電口とを備え、
    前記制御方法は、前記制御装置が、
    的地までの複数の経路を検索するステップと
    検索された複数の経路のそれぞれにおいて、前記タンクの燃料または前記バッテリの電力の残量が所定の下限に到達する見込みである場合、当該経路の途中の燃料または電力の補給設備を検索するステップと、
    索された複数の経路においてそれぞれ前記エンジンおよび前記モータで消費される見込みの燃料および電力の合計のコストを算出するステップと、
    コストを算出するときに、前記供給口から前記タンクに供給された燃料の単価および前記給電口から前記バッテリに供給された電力の単価を用いて算出するステップと、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に無い場合、当該経路は、コストの算出対象から除外するステップと、
    検索の結果、前記補給設備が当該経路の途中に有る場合、コストを算出するときに、当該補給設備で補給する燃料または電力の単価をさらに用いて算出するステップと、
    出したコストのうち安いコストの経路を案内するステップとを含む、ハイブリッド車両の制御方法。
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