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JP7660427B2 - 検体採取ロボットシステムおよびロボットシステム - Google Patents
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JP7660427B2 - 検体採取ロボットシステムおよびロボットシステム - Google Patents

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Description

本開示は、検体採取ロボットシステムおよびロボットシステムに関し、特に、被検者から検体を採取するなどの処置を行う検体採取ロボットシステムおよびロボットシステムに関する。
従来、被検者から検体を採取するための検体採取用ボックスが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1には、検体採取用本体ボックスと、検体採取用本体ボックスに設けられた保護グローブと、を備える検体採取用ボックスが開示されている。この検体採取用ボックスでは、検体を採取する処置者が検体採取用本体ボックス内に入った状態で、保護グローブを介して、被検者から検体を採取する。
実用新案登録第3228999号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、処置者が検体採取用本体ボックス内に入った状態で保護グローブを介して被検者から検体を採取するため、処置者は被検者に対して近接して位置する必要がある。また、処置者が検体採取用本体ボックスの中に入るため、検体採取用本体ボックス内に空気を取り込む必要がある。したがって、被検者から検体を採取する際に、処置者が感染するリスクが高いという問題点がある。
この開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この開示の1つの目的は、被検者から処置者への感染リスクを低減しながら容易に被検者から検体を採取するなどの処置を行うことが可能な検体採取ロボットシステムおよびロボットシステムを提供することである。
上記目的を達成するために、この開示の第1の局面による検体採取ロボットシステムは、検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、スレーブロボットに設けられ、被検者に対して検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、被検者を撮影する第1撮影装置と、第1撮影装置により撮影された画像が表示される第1表示装置と、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、第1表示装置には、ガイド光が照射された被検者の画像が表示され、第1表示装置には、被検者に当接した検体採取部材からの力と、被検者に対する検体採取部材の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す標識が、被検者に対するガイド光の照射地点を中心として表示される
この開示の第1の局面による検体採取ロボットシステムは、上記のように、検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備える。これにより、処置者がマスタロボットによりスレーブロボットを遠隔操作することにより被検者から検体を採取することができるので、被検者から処置者への感染リスクを低減することができる。また、第1表示装置には、被検者に対して検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光が照射された被検者の画像が表示される。これにより、処置者(操作者)は、第1表示装置に表示されたガイド光を視認しながらマスタロボットを操作することができるので、被検者に対して検体採取部材を挿入するようにマスタロボットを容易に操作することができる。また、検体採取部材の挿入方向と第1撮影装置の撮影方向(光軸)とがずれている場合でも、第1表示装置に表示されたガイド光を視認しながら被検者に対して検体採取部材を挿入するようにマスタロボットを容易に操作することができる。これらにより、被検者から処置者への感染リスクを低減しながら容易に被検者から検体を採取するなどの処置を行うことができる。
この開示の第2の局面による検体採取ロボットシステムは、検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、スレーブロボットに設けられ、被検者に対して検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、被検者を撮影する撮影装置と、撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、表示装置には、ガイド光が照射された被検者の画像が表示され、スレーブロボットは、アームと、アームの先端に取り付けられるハンドとを含み、ハンドに設けられ、被検者までの距離を測定するための距離測定部をさらに備え、距離測定部により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボットと被検者との接触を回避する動作が行われる。
この開示の第3の局面による検体採取ロボットシステムは、検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、スレーブロボットに設けられ、被検者に対して検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、被検者を撮影する撮影装置と、撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、表示装置には、ガイド光が照射された被検者の画像が表示され、スレーブロボットは、アームと、アームの先端に取り付けられ、検体採取部材を把持するハンドとを含み、ハンド側に設けられる第1付勢部材と、第1付勢部材に接続される第2付勢部材とを含み、ハンドが傾いた場合でも、第1付勢部材と第2付勢部材との付勢力の差分が一定になることにより、ハンドに把持された検体採取部材に対する摺動力を一定に保持する摺動力保持機構をさらに備える。
この開示の第4の局面による検体採取ロボットシステムは、検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、スレーブロボットに設けられ、被検者に対して検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、被検者を撮影する第1撮影装置と、第1撮影装置により撮影された画像が表示される第1表示装置と、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、第1表示装置には、ガイド光が照射された被検者の画像が表示され、スレーブロボットは、第1アームと、第2アームとを含み、第1アームの先端には、検体採取部材を把持するハンドが設けられ、第2アームには、被検者を撮影する第2撮影装置が設けられており、第2撮影装置により撮影された画像が表示される第2表示装置をさらに備える。
この開示の第の局面によるロボットシステムは、医療用の検査器具を把持して、被検者に対して処置を行うスレーブロボットと、スレーブロボットに設けられ、被検者に対して検査器具を移動させる方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、被検者を撮影する撮影装置と、撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、表示装置には、ガイド光が照射された被検者の画像が表示され、表示装置には、被検者に当接した検査器具からの力と、被検者に対する検査器具の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す標識が、被検者に対するガイド光の照射地点を中心として表示される。ここで、本開示の「被検者に対して処置を行う」とは、被検者から検体を採取することのみならず、被検者に対して診察を行うなども含む広い概念である。また、「検査器具」とは、被検者の検査をするための器具に加えて、被検者の診察を行う器具も含む概念である。
この開示の第の局面によるロボットシステムでは、上記のように、医療用の検査器具を把持するスレーブロボットと、スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備える。これにより、処置者がマスタロボットによりスレーブロボットを遠隔操作することにより被検者に対する医療行為(検体を間接的に採取するなど)を行うことができるので、被検者から処置者への感染リスクを低減することができる。また、表示装置には、被検者に対して検査器具を挿入する方向をガイドするためのガイド光が照射された被検者の画像が表示される。これにより、処置者(操作者)は、表示装置に表示されたガイド光を視認しながらマスタロボットを操作することができるので、被検者に対して医療行為(検体採取部材を挿入するなど)を行うようにマスタロボットを容易に操作することができる。また、検査器具を移動させる方向と撮影装置の撮影方向(光軸)とがずれている場合でも、表示装置に表示されたガイド光を視認しながら被検者に対して検査器具を挿入するようにマスタロボットを容易に操作することができる。これらにより、被検者から処置者への感染リスクを低減しながら容易に被検者から検体を採取するなどの処置を行うことが可能なロボットシステムを提供することができる。
本開示によれば、上記のように、被検者から処置者への感染リスクを低減しながら容易に被検者から検体を採取するなどの処置を行うことができる。
第1実施形態による検体採取ロボットシステムを示す図である。 第1実施形態による検体採取ロボットシステムのブロック図である。 第1実施形態によるスレーブロボットの操作による検体の採取を示す図である。 第1実施形態によるマスタロボットを示す斜視図である。 第1表示装置に表示された検体採取中の被検者およびガイド光を示す図である。 第1表示装置に表示された、検体採取中の被検者と、検体採取部材からの力および挿入深さを示す円とを示す図である。 第2実施形態による検体採取ロボットシステム(ハンド)の斜視図である。 第2実施形態による検体採取ロボットシステムのブロック図である。 第2実施形態による検体採取ロボットシステムの制御フロー図である。 第3実施形態による検体採取ロボットシステムのハンドおよび摺動力保持機構を示す図である。 図10のハンドおよび摺動力保持機構が傾いた状態を示す図である。 第3実施形態による検体採取ロボットシステムを示す図である。 第3実施形態による検体採取ロボットシステムのブロック図である。 第1変形例による第1表示装置に表示された検体採取中の被検者およびガイド光を示す図(被検者とハンドとの距離が大きい場合)である。 第1変形例による第1表示装置に表示された検体採取中の被検者およびガイド光を示す図(被検者とハンドとの距離が小さい場合)である。 第2変形例による第1表示装置に表示された検体採取中の被検者およびガイド光を示す図である。 第3変形例による第1表示装置に表示された検体採取中の被検者およびガイド光を示す図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態としての検体採取ロボットシステム100は、スレーブロボット10と、マスタロボット20と、表示装置30と、を備えている。スレーブロボット10は、マスタロボット20および表示装置30が配置される空間1とは異なる空間2に配置されている。なお、検体採取ロボットシステム100は、特許請求の範囲の「ロボットシステム」の一例である。
また、図2に示すように、マスタロボット20は、制御部20aと、駆動部20b(サーボモータ)と、エンコーダ20cとを備えている。また、スレーブロボット10は、制御部10aと、駆動部10b(サーボモータ)と、エンコーダ10cとを備えている。また、検体採取ロボットシステム100は、制御装置40を備えている。そして、処置者(以下では、操作者Oという)がマスタロボット20の操作部21(図1参照)を操作することにより、制御装置40の制御ソフト41により操作指令が計算され、計算された操作指令がスレーブロボット10の制御部10aに入力される。これにより、スレーブロボット10の駆動部10bが駆動することにより、スレーブロボット10が駆動する。以下、検体採取ロボットシステム100の具体的な構成について説明する。
図1および図3に示すように、スレーブロボット10は、検体採取部材101によって被検者Sから検体を採取する。検体採取部材101は、たとえば、滅菌綿棒(スワブ)である。滅菌綿棒は、棒形状を有している。スレーブロボット10は、たとえば、被検者Sの鼻腔内に検体採取部材101を挿入し、挿入した検体採取部材101によって被検者Sの鼻咽頭から検体(鼻咽頭ぬぐい液)を採取する(図3の点線の検体採取部材101参照)。なお、スレーブロボット10は、被検者Sの口腔内に検体採取部材101を挿入して検体を採取してもよい。採取された検体に対しては、たとえば、PCR(Polymerase Chain Reaction)検査などのウイルス検査が行われる。なお、検体採取部材101は、特許請求の範囲の「検査器具」の一例である。
図1および図3に示すように、スレーブロボット10は、垂直多関節ロボットである。スレーブロボット10は、アーム11と、アーム11の先端に取り付けられたハンド12と、を含んでいる。アーム11は、複数の関節を有している。アーム11の複数の関節の各々には、駆動部10bと、エンコーダ10cとが設けられている。ハンド12は、検体採取部材101を保持する。ハンド12は、たとえば、チャック12a(一対の把持部材)を有し、チャック12aによって検体採取部材101を把持して保持する。また、チャック12aは、たとえば、空気により動作されるエアチャックである。
また、スレーブロボット10は、システム筐体102の内部に収容されている。また、スレーブロボット10と被検者Sとの間には、遮蔽板103が配置されている。遮蔽板103は、システム筐体102に設置されている。また、遮蔽板103は、ガラス板等の透明な部材であり、開口部103aが設けられている。なお、開口部103aは、被検者Sの鼻腔Saに対応する位置に設けられ、開口部103aの大きさは、被検者Sの鼻および口を含む大きさである。
図1および図4に示すように、マスタロボット20は、スレーブロボット10を遠隔操作する。具体的には、マスタロボット20は、処置者(医師)などの操作者Oによって操作されることによって、スレーブロボット10を遠隔操作する。マスタロボット20は、操作者Oの操作に基づいた操作指令を出力する。スレーブロボット10は、マスタロボット20の操作指令に基づいて、操作者Oの操作に対応する動作を行う。スレーブロボット10とマスタロボット20とは、有線または無線によって互いに通信可能に接続されている。
また、図1および図4に示すように、マスタロボット20は、操作部21およびアーム部22を含んでいる。操作部21は、検体採取部材101を保持するスレーブロボット10のハンド12を遠隔操作するために設けられている。具体的には、操作部21は、棒形状を有するグリップハンドルである。操作部21は、操作者Oが片手で把持して動かすことによって、操作者Oによるスレーブロボット10の操作を受け付ける。操作部21は、たとえば、操作者Oの右手によって操作される。アーム部22は、複数の関節を有しており、上下方向(Z方向)、左右方向(Y方向)および前後方向(X方向)に、操作部21を移動可能に支持する。
スレーブロボット10は、操作者Oが操作部21を動かした方向に対応する方向に動作される。たとえば、操作者Oが操作部21を上下方向(Z方向)に動かした場合、スレーブロボット10のハンド12(およびハンド12が保持する検体採取部材101)が上下方向に移動される。また、たとえば、操作者Oが操作部21を左右方向(Y方向)に動かした場合、スレーブロボット10のハンド12(およびハンド12が保持する検体採取部材101)が左右方向に移動される。また、たとえば、操作者Oが操作部21を前後方向(X方向)に動かした場合、スレーブロボット10のハンド12(およびハンド12が保持する検体採取部材101)が前後方向に移動される。なお、検体採取部材101によって被検者Sから検体を採取する際には、操作者Oが操作部21を前方向(X1方向)に動かしてスレーブロボット10のハンド12(およびハンド12が保持する検体採取部材101)を前方向(挿入方向)に移動させることによって、被検者Sの鼻腔内に検体採取部材101が挿入される。
また、図3に示すように、被検者Sを撮影する第1撮影装置13が設けられている。第1撮影装置13は、たとえば、2次元の画像を撮影するカメラである。なお、第1撮影装置13は、3次元の画像を撮影するカメラでもよい。また、第1撮影装置13は、鼻腔Saを含む被検者Sの顔全体を撮影する。また、第1撮影装置13は、ハンド12に把持された検体採取部材101を撮影する。また、第1撮影装置13は、ハンド12の下方に配置されている。なお、第1撮影装置13は、特許請求の範囲の「撮影装置」の一例である。
図5に示すように、表示装置30は、被検者Sの画像(映像)を表示する。表示装置30は、スレーブロボット10のハンド12に設けられた第1撮影装置13の映像を表示する。すなわち、表示装置30には、第1撮影装置13により撮影された被検者Sの鼻腔Sa、および、ハンド12に把持された検体採取部材101が映し出される。そして、操作者Oは、表示装置30に表示されたリアルタイムの被検者Sの映像を確認しながら、マスタロボット20を用いたスレーブロボット10の操作によって、検体採取部材101による被検者Sからの検体採取作業を行う。表示装置30は、たとえば、液晶モニタを含んでいる。なお、表示装置30は、特許請求の範囲の「第1表示装置」および「第2表示装置」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図3に示すように、スレーブロボット10には、被検者Sに対して検体採取部材101を挿入する方向をガイドするためのガイド光GLを照射する照射部14が設けられている。そして、表示装置30には、ガイド光GLが照射された被検者Sの画像が表示される(図5参照)。
具体的には、第1実施形態では、図5に示すように、照射部14は、検体採取部材101を被検者Sの鼻腔Saに挿入する方向をガイドするように、被検者Sの鼻腔Saの近傍にガイド光GLを照射する。すなわち、被検者Sの鼻腔Saの近傍に検体採取部材101が位置するようにスレーブロボット10が操作されることにより、ハンド12に設けられている照射部14からのガイド光GLが被検者Sの鼻腔Saの近傍に照射される。なお、「鼻腔Saの近傍」とは、鼻腔Saそのものの位置と、鼻腔Saの近くの位置とを含む概念である。
また、第1実施形態では、照射部14は、直線状のガイド光GLを被検者Sに対して照射する。これにより、被検者Sの鼻腔Saの近傍には、点状にガイド光GLが照射される。
また、第1実施形態では、照射部14は、ガイド光GLとしてのレーザ光を照射する。レーザ光の波長は、被検者Sに対するレーザ光の影響が大きくならないように、比較的長い波長が好ましい。
また、第1実施形態では、図3に示すように、照射部14は、スレーブロボット10のハンド12(チャック12aの根元側)に設けられている。たとえば、照射部14は、スレーブロボット10のハンド12の上方に設けられている。そして、照射部14は、棒形状の検体採取部材101の軸線上に沿って、ガイド光GLを照射するようにハンド12に取り付けられている。
また、第1実施形態では、図6に示すように、表示装置30には、被検者Sに当接した検体採取部材101からの力と、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入深さとのうちの少なくとも一方(第1実施形態では、両方)を示す円Cが、被検者Sに対するガイド光GLの照射地点を中心として表示される。なお、円Cは、特許請求の範囲の「標識」の一例である。
具体的には、ハンド12には、被検者Sに当接した検体採取部材101からの力を検知する力センサ15(力覚センサ、図3参照)が設けられている。また、スレーブロボット10のロボット座標から検体採取部材101の位置(姿勢、先端の位置など)を取得する。そして、取得された位置に基づいて、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入深さを取得する。
そして、力センサ15の検出結果と、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入深さとを示す円Cが表示装置30に表示される。また、力センサ15が検出した力の大きさに応じて円Cの色が変化する。また、検体採取部材101の挿入深さに応じて円Cの直径が変化する。なお、円Cには、90度間隔毎に、円Cの中心に向かう線C1が付加されている。また、円Cの中央には、中央を示す標識C2(4つの線)が配置されている。
詳細には、力センサ15が検出した力が大きくなるにしたがって、円Cの色が、青、黄、および赤の順に変化する。なお、色は、たとえば、連続的(グラデーション的)に変化される。また、ハンド12に把持された検体採取部材101の先端が被検者Sに近づくにつれて、円Cの半径が徐々に小さくなる。なお、ハンド12に把持された検体採取部材101の先端が、被検者Sの近傍(予め定められた距離)到達した後、円Cの半径が徐々に小さくなる。また、ハンド12の回転に対応するように円Cが回転する。
なお、照射部14からのガイド光GLのオン/オフ、および、円Cの表示/非表示は、マスタロボット20の近傍に配置されている操作スイッチボックス23(図1参照)が操作されることにより行われる。また、ガイド光GLのオン/オフ、および、円Cの表示/非表示の制御は、制御装置40(図2参照)により行われる。
また、第1実施形態では、図3に示すように、ハンド12には、被検者Sまでの距離を測定するための距離測定部16が設けられている。そして、距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボット10と被検者Sとの接触を回避する動作が行われる。距離測定部16は、たとえば、ハンド12のチャック12aの下方に設けられている。また、距離測定部16は、たとえば、反射型の距離センサ(非接触式の距離センサ)である。
そして、第1実施形態では、距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボット10の動作が停止される。具体的には、距離測定部16からの測定結果が制御装置40に入力される。制御装置40は、距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となったと判断した場合、スレーブロボット10の制御部10aにスレーブロボット10を停止させる指令を出力する。なお、距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボット10が被検者Sから退避するように動作されてもよい。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、検体採取部材101によって被検者Sから検体を採取するスレーブロボット10と、スレーブロボット10を遠隔操作するマスタロボット20とが設けられている。これにより、処置者(操作者O)がマスタロボット20によりスレーブロボット10を遠隔操作することにより被検者Sから検体を採取する(間接的に採取する)ことができるので、被検者Sから操作者Oへの感染リスクを低減することができる。また、表示装置30には、被検者Sに対して検体採取部材101を挿入する方向をガイドするためのガイド光GLが照射された被検者Sの画像が表示される。これにより、操作者Oは、表示装置30に表示されたガイド光GLを視認しながらマスタロボット20を操作することができるので、被検者Sに対して検体採取部材101を挿入するようにマスタロボット20を容易に操作することができる。また、検体採取部材101の挿入方向と第1撮影装置13の撮影方向(光軸)とがずれている場合でも、表示装置30に表示されたガイド光GLを視認しながら被検者Sに対して検体採取部材101を挿入するようにマスタロボット20を容易に操作することができる。これらにより、被検者Sから操作者Oへの感染リスクを低減しながら容易に被検者Sから検体を採取するなどの処置を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、検体採取部材101は、被検者Sの鼻腔Saから検体を採取する検体採取部材101を含み、照射部14は、検体採取部材101を被検者Sの鼻腔Saに挿入する方向をガイドするように、被検者Sの鼻腔Saの近傍にガイド光GLを照射する。これにより、被検者Sの鼻腔Saから検体を採取する検体採取ロボットシステム100において、被検者Sの鼻腔Saに対して検体採取部材101を挿入するようにマスタロボット20を容易に操作することができる。特に鼻腔Saの入口開口は小さく挿入しにくいため、本開示によるガイド光の照射は特に有効である。
また、第1実施形態では、上記のように、照射部14は、直線状のガイド光GLを被検者Sに対して照射する。これにより、被検者Sに点状の光が照射されるので、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入位置を明確に操作者Oに示すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、表示装置30には、被検者Sに当接した検体採取部材101からの力と、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す円Cが、被検者Sに対するガイド光GLの照射地点を中心として表示される。これにより、被検者Sに照射された光と、円Cと間の距離が比較的小さくなるので、被検者Sに照射された光と円Cとを視認するための操作者Oの視線の移動量を低減することができる。これにより、円Cの視認性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、照射部14は、ガイド光GLとしてのレーザ光を照射する。これにより、レーザ光は広がることなく直線状に進むので、レーザ光によって、検体採取部材101を挿入する方向(位置)を適切に示すことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、照射部14は、棒形状の検体採取部材101の軸線上に沿って、ガイド光GLを照射するようにハンド12に取り付けられている。これにより、棒形状の検体採取部材101の挿入方向とガイド光GLの進む方向とを揃えることができるので、ガイド光GLによって棒形状の検体採取部材101の挿入方向を適切にガイドすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ハンド12に設けられる距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボット10と被検者Sとの接触を回避する動作が行われる。これにより、スレーブロボット10と被検者Sとが接触するのを距離測定部16により容易に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、距離測定部16により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、スレーブロボット10の動作が停止される。これにより、所定の閾値に基づいて、スレーブロボット10と被検者Sとが接触するのを容易に抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、図7および図8を参照して、第2実施形態による検体採取ロボットシステム200の構成について説明する。検体採取ロボットシステム200は、ハンド112の把持力を調整する。なお、検体採取ロボットシステム200は、特許請求の範囲の「ロボットシステム」の一例である。
検体採取ロボットシステム200では、スレーブロボット110は、アーム111と、アーム111の先端に取り付けられ、検体採取部材101を把持する電磁式のハンド112とを含む。また、検体採取ロボットシステム200では、制御装置140は、検体採取部材101を把持する際に、検体採取部材101に対する把持力が所定の把持力になるように、電磁式のハンド112(チャック112a)の把持力の調整を行う。具体的には、ハンド112には、ハンド112の把持力を検出するための把持力検出部113が設けられている。把持力検出部113は、たとえば、感圧センサである。そして、制御装置140は、把持力検出部113により検出された把持力が、所定の把持力範囲を超えている場合、電磁式のハンド112の把持力の調整を行う。なお、制御装置140は、特許請求の範囲の「ハンド調整制御部」の一例である。
また、図8に示すように、把持力検出部113により検出された把持力(検出結果)は、制御装置140に入力される。制御装置140の制御ソフト141は、入力された把持力検出部113の検出結果に基づいて、スレーブロボット10を制御する。
次に、図9を参照して、ハンド112の把持力の調整を行う際の、検体採取ロボットシステム200の制御フローについて説明する。この制御は、制御装置140により行われる。
まず、ステップS1において、ハンド112による検体採取部材101を把持するための指令が受け付けられる。なお、この指令は、マスタロボット20が操作されることにより、スレーブロボット10に対して送信される。
次に、ステップS2において、ハンド112によって、検体採取部材101が把持される。
次に、ステップS3において、検体採取部材101に対するハンド112の把持力が把持力検出部113により検出される。
次に、ステップS4において、把持力検出部113により検出された把持力が、所定の把持力範囲内であるか否かが判定される。
ステップS4においてyesの場合、ステップS5に進んで、ハンド112による検体採取部材101の把持を終了するか否かが判定される。
ステップS5においてyesの場合、ハンド112の把持力の調整が終了する。ステップS5においてnoの場合、ステップS3に戻る。
ステップS4においてnoの場合、ステップS6に進んで、把持力検出部113により検出された把持力が、所定の把持力範囲内なるように、電磁式のハンド112(チャック112a)の把持力が調整される。その後、ステップS4に戻る。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、検体採取部材101を把持する際に、検体採取部材101に対する把持力が所定の把持力になるように、電磁式のハンド112の把持力の調整を行う制御装置140を設ける。これにより、検体採取部材101の形状などがばらついた場合でも、電磁式のハンド112の検体採取部材101に対する把持力を一定にすることができる。つまり、電磁式のハンド112に把持された検体採取部材101が被検者Sに当接した場合において、一定の力以上の力が検体採取部材101にかかった際、電磁式のハンド112に対して被検者Sとは反対側に検体採取部材101が摺動する。これにより、被検者Sに検体採取部材101から過度な力がかかるのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、制御装置140は、把持力検出部113により検出された把持力が、所定の把持力範囲を超えている場合、電磁式のハンド112の把持力の調整を行う。これにより、電磁式のハンド112の把持力が所定の把持力範囲を超えている状態で検体の採取が行われることを抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、図10および図11を参照して、第3実施形態による検体採取ロボットシステム300の構成について説明する。検体採取ロボットシステム300では、ハンド212の検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持する摺動力保持機構220が設けられている。なお、検体採取ロボットシステム300は、特許請求の範囲の「ロボットシステム」の一例である。
ハンド212は、検体採取部材101を把持するチャック212aと、チャック212aを開閉するエアシリンダ213とを含む。また、ハンド212は、検体採取部材101が延びる方向に摺動する。また、摺動するハンド212をガイドするガイド部214が設けられている。ガイド部214は、ハンド212を囲むように設けられている。
ここで、第3実施形態では、ハンド212の検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持する摺動力保持機構220が設けられている。摺動力保持機構220は、ハンド212側に設けられる第1付勢部材221と、第1付勢部材221に接続される第2付勢部材222とを含む。第1付勢部材221と第2付勢部材222とは、たとえばコイルばねである。
また、第3実施形態では、第1付勢部材221は、ハンド212に接続され、ハンド212を摺動させる。また、第2付勢部材222に接続されるとともに第2付勢部材222によって摺動される錘223が設けられている。なお、図示しないが、摺動する錘223をガイドするガイド部が設けられている。ハンド212と錘223とは、ワイヤ224とプーリ225とを介して接続されている。これにより、検体採取部材101の挿入方向(ハンド212が延びる方向)に沿って、ハンド212と錘223とが互いに引っ張り合っている。
また、ハンド212の重さと錘223の重さとは、略等しい。また、ハンド212および錘223は、筐体226に設けられている。筐体226は、アーム211の先端に取り付けられる。
また、第1付勢部材221のハンド212と接続される側と反対側は、固定端である。また、第2付勢部材222の錘223と接続される側と反対側は、固定端である。また、第1付勢部材221および第2付勢部材222の付勢力(反発力)は、ハンド212および錘223の重さに対して十分に大きい。また、ハンド212の検体採取部材101を挿入するための挿入力(摺動力)は、第1付勢部材221の付勢力と第2付勢部材222の付勢力との差分の力によって確保されている。
そして、第3実施形態では、摺動力保持機構220は、ハンド212が傾いた場合でも、第1付勢部材221と第2付勢部材222との付勢力の差分が一定になることにより、ハンド212に把持された検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持する。すなわち、図10に示すように、ハンド212が水平方向に沿うように配置されている場合、第1付勢部材221と第2付勢部材222とには、それぞれ、ハンド212および錘223に働く重力はかからない。一方、図11に示すように、ハンド212が水平方向に対して傾いた場合、第1付勢部材221には、ハンド212に働く重力の一成分がかかるとともに、第2付勢部材222には、錘223に働く重力の一成分がかかる。しかしながら、ハンド212の重さと錘223の重さとは略等しいので、ハンド212が水平方向に対して傾いた場合でも、第1付勢部材221にかかる重力の一成分の大きさと、第2付勢部材222にかかる重力の一成分の大きさとは略等しい。このため、ハンド212が水平方向に対して傾いた場合でも、第1付勢部材221と第2付勢部材222との付勢力の差分が一定になるので、ハンド212に把持された検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持することが可能になる。
[第3実施形態の効果]
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、ハンド212が傾いた場合でも、第1付勢部材221と第2付勢部材222との付勢力の差分が一定になることにより、ハンド212に把持された検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持する摺動力保持機構220を設ける。これにより、ハンド212が傾いた場合でも、ハンド212に把持された検体採取部材101に対する摺動力が一定に保持されるので、被検者Sに検体採取部材101から過度な力がかかるのを抑制することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、第1付勢部材221は、ハンド212に接続されるとともにハンド212を摺動させ、第2付勢部材222に接続されるとともに第2付勢部材222によって摺動される錘223を設ける。これにより、ハンド212が傾いてハンド212が摺動することにより第1付勢部材221の長さ(付勢力)が変化した場合でも、錘223が摺動することにより第2付勢部材222の長さ(付勢力)も変化するので、第1付勢部材221と第2付勢部材222との付勢力の差分を一定にすることができる。このため、ハンド212が傾いた場合でも、第1付勢部材221、第2付勢部材222および錘223により、ハンド212に把持された検体採取部材101に対する摺動力を一定に保持することができる。
[第4実施形態]
次に、図12および図13を参照して、第4実施形態による検体採取ロボットシステム400の構成について説明する。検体採取ロボットシステム400では、スレーブロボット310は、双腕ロボットである。また、スレーブロボット310は、水平多関節ロボットである。なお、検体採取ロボットシステム400は、特許請求の範囲の「ロボットシステム」の一例である。
スレーブロボット310は、第1アーム311aと、第2アーム311bとを含む。そして、第1アーム311aの先端には、検体採取部材101を把持するハンド312aが設けられている。また、第2アーム311bには、ハンド312bと、ハンド312bに設けられる被検者Sを撮影する第2撮影装置313bとが設けられている。そして、検体採取ロボットシステム400では、第2撮影装置313bにより撮影された画像は、表示装置30に表示される。なお、第1アーム311aのハンド312aには、第1撮影装置313aが設けられている。つまり、表示装置30は、第1撮影装置313aにより撮影された画像と、第2撮影装置313bにより撮影された画像との両方が表示される。なお、表示装置30は、特許請求の範囲の「第2表示装置」の一例である。また、第2撮影装置313bにより撮影された画像が表示される表示装置を、表示装置30とは別個に設けてもよい。
また、図13に示すように、検体採取ロボットシステム400では、マスタロボット320は、第1操作系321と第2操作系322とを含む。第1操作系321および第2操作系322は、たとえば、ジョイスティックである。第1操作系321は、制御部321aと、駆動部321b(サーボモータ)と、エンコーダ321cとを備えている。第2操作系322は、制御部322aと、駆動部322b(サーボモータ)と、エンコーダ322cとを備えている。
スレーブロボット310は、制御部310aと、第1アーム311a用の駆動部310b(サーボモータ)およびエンコーダ310cと、第2アーム311b用の駆動部310d(サーボモータ)およびエンコーダ310eと、を備えている。そして、操作者Oがマスタロボット320の第1操作系321と第2操作系322とのうちの少なくとも一方を操作することにより、制御装置340の制御ソフト341により操作指令が計算される。そして、計算された操作指令がスレーブロボット310の制御部310aに入力される。これにより、スレーブロボット310が駆動する。
[第4実施形態の効果]
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、第1アーム311aの先端には、検体採取部材101を把持するハンド312aが設けられ、第2アーム311bには、被検者Sを撮影する第2撮影装置313bが設けられており、表示装置30には、第2撮影装置313bにより撮影された画像が表示される。ここで、第1撮影装置313aを第1アーム311aのハンド312aに設けた場合、被検者Sの顔を正面から撮影することが可能である一方、被検者Sまでの距離感を把握することが困難である。そこで、上記のように、第2アーム311bに第2撮影装置313bを設けて被検者Sの顔を側方から撮影することにより、操作者Oは、被検者Sまでの距離感を容易に把握することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態(第2実施形態、および、第3実施形態も同様)では、スレーブロボット10が垂直多関節ロボットである例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、スレーブロボットが、第4実施形態のように、水平多関節ロボットなどの垂直多関節ロボット以外のロボットでもよい。
また、上記第1実施形態(第2~第4実施形態も同様)では、照射部14が、線状のガイド光GLを照射する例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、図14および図15に示すように、照射部が、円環状のガイド光GL1を照射していてもよい。これにより、照射部(スレーブロボット10)と被検者Sとの間の距離が大きい場合(図14参照)には、円環状のガイド光GL1の直径が大きくなる。また、照射部(スレーブロボット10)と被検者Sとの間の距離が小さい場合(図15参照)には、円環状のガイド光GL1の直径が小さくなる。すなわち、照射部(スレーブロボット10)と被検者Sとの間の距離に応じて円環状のガイド光GL1の直径が変化するので、操作者Oは、被検者Sまでの距離を直感的に認識することができる。
また、図16に示すように、照射部が、走査されるガイド光GL2を照射してもよい。すなわち、ガイド光GL2は、照射部から水平方向に線状に走査される。これにより、表示装置30において水平方向に操作されるガイド光GL2と、表示装置30において垂直方向に延びる検体採取部材101とが十字状に表示されるので、検体採取部材101の挿入方向および挿入位置を操作者Oに容易に認識させることができる。また、図17に示すように、照射部が、水平方向と垂直方向とに走査される十字状のガイド光GL3を照射してもよい。
また、上記第1~第4実施形態では、表示装置30には、被検者Sに当接した検体採取部材101からの力と、被検者Sに対する検体採取部材101の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す円Cが表示される例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、円Cの代わりに折れ線グラフなどにより力と挿入深さとを表示してもよい。
また、上記第1~第4実施形態では、照射部14がレーザ光を照射する例を示したが、本開示はこれに限られない。たとえば、照射部14がレーザ光以外のガイド光としての光を照射してもよい。
また、上記第1~第4実施形態では、検体採取部材101が棒形状を有する例を示したが、本開示はこれに限られない。検体採取部材101が棒形状以外の形状を有していてもよい。
また、上記第1実施形態(第2~第4実施形態も同様)では、スレーブロボット10が検体採取部材101を把持する例を示したが、本開示はこれに限られない。スレーブロボット10が、検体採取部材101以外の検査器具や診察器具を把持してもよい。
10 スレーブロボット
11 アーム
12、112、212、312a ハンド
13 第1撮影装置(撮影装置)
14 照射部
16 距離測定部
20 マスタロボット
30 表示装置(第1表示装置、第2表示装置)
100、200、300、400 検体採取ロボットシステム(ロボットシステム)
101 検体採取部材(検査器具)
113 把持力検出部
140 制御装置(ハンド調整制御部)
220 摺動力保持機構
221 第1付勢部材
222 第2付勢部材
223 錘
311a 第1アーム
311b 第2アーム
313a 第1撮影装置
313b 第2撮影装置
C 円(標識)
O 操作者(処置者)
S 被検者
Sa 鼻腔
GL、GL1、GL2、GL3 ガイド光

Claims (13)

  1. 検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、
    前記スレーブロボットに設けられ、前記被検者に対して前記検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、
    前記被検者を撮影する第1撮影装置と、
    前記第1撮影装置により撮影された画像が表示される第1表示装置と、
    前記スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、
    前記第1表示装置には、前記ガイド光が照射された前記被検者の画像が表示され
    前記第1表示装置には、前記被検者に当接した前記検体採取部材からの力と、前記被検者に対する前記検体採取部材の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す標識が、前記被検者に対する前記ガイド光の照射地点を中心として表示される、検体採取ロボットシステム。
  2. 前記検体採取部材は、前記被検者の鼻腔から検体を採取する検体採取部材を含み、
    前記照射部は、前記検体採取部材を前記被検者の前記鼻腔に挿入する方向をガイドするように、前記被検者の前記鼻腔の近傍に前記ガイド光を照射する、請求項1に記載の検体採取ロボットシステム。
  3. 前記照射部は、直線状のガイド光、円環状のガイド光、または、走査されるガイド光を前記被検者に対して照射する、請求項1または2に記載の検体採取ロボットシステム。
  4. 前記照射部は、前記ガイド光としてのレーザ光を照射する、請求項1~のいずれか1項に記載の検体採取ロボットシステム。
  5. 前記検体採取部材は、棒形状を有し、
    前記スレーブロボットは、アームと、前記アームの先端に取り付けられるハンドとを含み、
    前記第1撮影装置は、前記ハンドに取り付けられており、
    前記照射部は、前記棒形状の検体採取部材の軸線上に沿って、前記ガイド光を照射するように前記ハンドに取り付けられている、請求項1~のいずれか1項に記載の検体採取ロボットシステム。
  6. 検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、
    前記スレーブロボットに設けられ、前記被検者に対して前記検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、
    前記被検者を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、
    前記スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、
    前記表示装置には、前記ガイド光が照射された前記被検者の画像が表示され、
    前記スレーブロボットは、アームと、前記アームの先端に取り付けられるハンドとを含み、
    前記ハンドに設けられ、前記被検者までの距離を測定するための距離測定部をさらに備え、
    前記距離測定部により測定された距離が所定の閾値以下となった場合、前記スレーブロボットと前記被検者との接触を回避する動作が行われる検体採取ロボットシステム。
  7. 前記距離測定部により測定された距離が前記所定の閾値以下となった場合、前記スレーブロボットの動作が停止される、請求項に記載の検体採取ロボットシステム。
  8. 前記スレーブロボットは、アームと、前記アームの先端に取り付けられ、前記検体採取部材を把持する電磁式のハンドとを含み、
    前記検体採取部材を把持する際に、前記検体採取部材に対する把持力が所定の把持力になるように、前記電磁式のハンドの前記把持力の調整を行うハンド調整制御部をさらに備える、請求項1~のいずれか1項に記載の検体採取ロボットシステム。
  9. 前記ハンドに設けられ、前記ハンドの前記把持力を検出するための把持力検出部をさらに備え、
    前記ハンド調整制御部は、前記把持力検出部により検出された前記把持力が、所定の把持力範囲を超えている場合、前記電磁式のハンドの前記把持力の調整を行う、請求項に記載の検体採取ロボットシステム。
  10. 検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、
    前記スレーブロボットに設けられ、前記被検者に対して前記検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、
    前記被検者を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、
    前記スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、
    前記表示装置には、前記ガイド光が照射された前記被検者の画像が表示され、
    前記スレーブロボットは、アームと、前記アームの先端に取り付けられ、前記検体採取部材を把持するハンドとを含み、
    前記ハンド側に設けられる第1付勢部材と、前記第1付勢部材に接続される第2付勢部材とを含み、前記ハンドが傾いた場合でも、前記第1付勢部材と前記第2付勢部材との付勢力の差分が一定になることにより、前記ハンドに把持された前記検体採取部材に対する摺動力を一定に保持する摺動力保持機構をさらに備える検体採取ロボットシステム。
  11. 前記第1付勢部材は、前記ハンドに接続されるとともに前記ハンドを摺動させ、
    前記第2付勢部材に接続されるとともに前記第2付勢部材によって摺動される錘をさらに備える、請求項10に記載の検体採取ロボットシステム。
  12. 検体採取部材によって被検者から検体を採取するスレーブロボットと、
    前記スレーブロボットに設けられ、前記被検者に対して前記検体採取部材を挿入する方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、
    前記被検者を撮影する第1撮影装置と、
    前記第1撮影装置により撮影された画像が表示される第1表示装置と、
    前記スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、
    前記第1表示装置には、前記ガイド光が照射された前記被検者の画像が表示され、
    前記スレーブロボットは、
    第1アームと、
    第2アームとを含み、
    前記第1アームの先端には、前記検体採取部材を把持するハンドが設けられ、
    前記第2アームには、前記被検者を撮影する第2撮影装置が設けられており、
    前記第2撮影装置により撮影された画像が表示される第2表示装置をさらに備える、検体採取ロボットシステム。
  13. 医療用の検査器具を把持して、被検者に対して処置を行うスレーブロボットと、
    前記スレーブロボットに設けられ、前記被検者に対して前記検査器具を移動させる方向をガイドするためのガイド光を照射する照射部と、
    前記被検者を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された画像が表示される表示装置と、
    前記スレーブロボットを遠隔操作するマスタロボットと、を備え、
    前記表示装置には、前記ガイド光が照射された前記被検者の画像が表示され
    前記表示装置には、前記被検者に当接した前記検査器具からの力と、前記被検者に対する前記検査器具の挿入深さとのうちの少なくとも一方を示す標識が、前記被検者に対する前記ガイド光の照射地点を中心として表示される、ロボットシステム。
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