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JP7662482B2 - ユニット式住宅 - Google Patents
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本発明は、複数の建物ユニットが互いに組み合わされることにより構成されるユニット式住宅に関するものである。
ユニット式住宅の間取りをプランニングする際、住宅の南側にLDKを配置し、北側に浴室やトイレ等の水回り空間を配置するゾーニングが行われることがある(例えば特許文献1参照)。この場合、住宅の南側がLDKを有する居室ゾーンとされ、北側が複数の水回り空間を有する水回りゾーンとされる。
特開2017-110470号公報
ところで、ユニット式住宅において、上記のようなゾーニングを行う場合、建物ユニットとして、通常の大きさのメインユニットに加え、妻寸法がメインユニットの半分とされたハーフユニットが用いられることがある。この場合、例えば複数のメインユニットをその桁方向を東西方向に向けて同方向に並べることによりメインユニット群を形成し、複数のハーフユニットをその桁方向を東西方向に向けて同方向に並べることによりハーフユニット群を形成するようにする。この際、メインユニット群は一対形成し、それら一対のメインユニット群とハーフユニット群とを南北方向に並べて設ける。具体的には、北側から南側に向けて、メインユニット群、ハーフユニット群、メインユニット群の順となるように、それら各メインユニット群を互いに隣接配置する。そして、北側のメインユニット群により水回りゾーンを形成し、南側のメインユニット群及びハーフユニット群により居室ゾーンを形成するようにする。
ここで、上記のように、水回りゾーン及び居室ゾーンを形成する場合、これら各ゾーンの寸法関係上、各ゾーンの境界部に余剰スペースが発生することが想定される。そこで、かかる余剰スペースを利用して収納やパントリー等の小空間を設け、それによりユニット式住宅において新たな空間提案を行うことが考えられる。
しかしながら、上記の余剰スペースは、人の出入りができるほどの広さを有していないと考えられ、空間提案を行うにしても顧客の望む提案を行うのは難しいと考えられる。
また、ハーフユニット群をメインユニット群に置き換えることにより、余剰スペースを拡張することも考えられるが、その場合、余剰スペースがハーフユニットの妻寸法分、拡張されることになり、余剰スペースが逆に大きくなり過ぎてしまうおそれがある。その場合、適度な広さを有する小空間を形成することが困難となり、好適な空間提案を行うのが難しくなると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、居室ゾーンと水回りゾーンとの境界部に生じる余剰スペースを拡張させることにより、それら各ゾーンの間に適度な広さを有する小空間を形成することで、新たな空間提案を行うことができるユニット式住宅を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明のユニット式住宅は、直方体状をなす複数の建物ユニットが互いに組み合わされることにより構成され、前記複数の建物ユニットには、メインユニットと、妻方向の寸法が前記メインユニットの略半分とされたハーフユニットとが含まれており、複数の前記メインユニットが桁方向を所定の第1方向に向けた状態で前記第1方向に並べて設けられたメインユニット群を一対備えるとともに、複数の前記ハーフユニットが桁方向を前記第1方向に向けた状態で前記第1方向に並べて設けられたハーフユニット群を備え、前記一対のメインユニット群のうち、一方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とは、前記第1方向と直交する第2方向に並んで互いに隣接しており、前記一対のメインユニット群のうち、他方のメインユニット群は、前記ハーフユニット群を挟んで前記一方のメインユニット群とは反対側に配置され、前記一方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とによりLDK空間を有する居室ゾーンが形成され、前記他方のメインユニット群により複数の水回り空間を有する水回りゾーンが形成されたユニット式住宅であって、前記他方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とは前記第2方向に離間して配置され、その離間寸法が前記ハーフユニットの妻方向の寸法よりも小さくなっており、前記他方のメインユニット群と前記ハーフユニット群との間は前記建物ユニットの存在しない非ユニット領域となっており、前記居室ゾーンと前記水回りゾーンとの間の中間ゾーンは、前記非ユニット領域を含んで形成されており、前記中間ゾーンには、前記第1方向に並ぶ複数の小空間が形成されている。
第1の発明によれば、一方のメインユニット群とハーフユニット群とが第2方向に並んで互いに隣接しており、それら各ユニット群によりLDK空間を有する居室ゾーンが形成されている。また、他方のメインユニット群は、ハーフユニット群を挟んで一方のメインユニット群とは反対側に配置され、その他方のメインユニット群により複数の水回り空間を有する水回りゾーンが形成されている。
他方のメインユニット群とハーフユニット群とは第2方向に離間して配置されており、それにより、他方のメインユニット群とハーフユニット群との間が建物ユニットの存在しない非ユニット領域となっている。居室ゾーンと水回りゾーンとの間の中間ゾーンは、非ユニット領域を含んで形成されている。この場合、居室ゾーンと水回りゾーンとの間にもともと存在していた余剰スペースを非ユニット領域を用いて拡張させて、それを中間ゾーンとすることができる。また、他方のメインユニット群とハーフユニット群とが離間する離間寸法、換言すると非ユニット領域の第2方向の寸法は、ハーフユニットの妻方向の寸法よりも小さくなっているため、この場合、余剰スペースを適度に拡張させて中間ゾーンとすることができる。そして、その中間ゾーンに第1方向に並ぶ複数の小空間が形成されているため、これらの小空間を適度な広さで形成することができる。これにより、ユニット式住宅において新たな空間提案を行うことが可能となる。
第2の発明のユニット式住宅は、第1の発明において、前記複数の小空間は、人の出入りが可能なウォークイン空間である。
第2の発明によれば、居室ゾーンと水回りゾーンとの間に人の出入りが可能な小空間(ウォークイン空間)が形成されている。これにより、居室ゾーンと水回りゾーンとの間にウォークイン式の小空間を有する新たな空間提案を実現することができる。
第3の発明のユニット式住宅は、第2の発明において、前記LDK空間は、前記第1方向に並ぶリビング、ダイニング及びキッチンを有しており、前記複数の小空間には、前記キッチンに隣接し前記キッチンから出入り可能なパントリーと、前記ダイニングに隣接し前記ダイニングから出入り可能な収納室と、前記リビングに隣接し前記リビングから出入り可能な仕事室と、が含まれている。
第3の発明によれば、居室ゾーンと水回りゾーンとの間に、小空間として、キッチンから出入り可能なパントリーと、ダイニングから出入り可能な収納室と、リビングから出入り可能な仕事室とが設けられている。この場合、居室ゾーンと水回りゾーンとの間に異なる機能を有する複数の小空間が並んでいるため、多機能な空間提案を実現することができる。
第4の発明のユニット式住宅は、第3の発明において、前記複数の水回り空間には、前記第1方向に並ぶ浴室、洗面室及びトイレが含まれており、前記収納室は、前記洗面室に隣接し前記洗面室から出入り可能となっている。
第4の発明によれば、収納室にダイニング及び洗面室のいずれからも出入りが可能となっている。この場合、収納室を通じてダイニングと洗面室との間を行き来することができるため、家事動線の短縮化を図ることができる。
第5の発明のユニット式住宅は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記複数の小空間はいずれも、平面視にて前記第1方向に長い長方形状をなしており、前記第1方向の長さが前記第2方向の長さの2倍以上とされている。
第5の発明によれば、居室ゾーンと水回りゾーンとの間に適度な広さを有する複数の小空間を形成する上で好適な構成であるといえる。
ユニット式住宅の一階部分における建物ユニットの配置構成を示す平面図。 ユニット式住宅の一階部分の間取りを示す平面図。 建物ユニットを示す斜視図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず、ユニット式住宅10を構成する建物ユニット20の構成について図3に基づき説明する。図3は建物ユニット20を示す斜視図である。
図3に示すように、建物ユニット20は、直方体状に形成され、その四隅に配設される4本の柱21と、各柱21の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁22及び床大梁23とを備えている。それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の枠体が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。また、天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部を水平方向の内側に向けて配置されている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。また、建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。例えば、天井小梁25はリップ溝形鋼よりなり、床小梁26は角形鋼よりなる。図示は省略するが、天井小梁25によって天井面材が支持され、床小梁26によって床面材が支持されている。
続いて、ユニット式住宅10について説明する。ユニット式住宅10は、複数の建物ユニット20が互いに組み合わせられることにより構成されている。各建物ユニット20は、予めユニット製造工場において製造され、トラックにより施工現場に搬送される。施工現場では、搬送された各建物ユニット20が所定位置に設置されるとともに互いに連結される。これにより、ユニット式住宅10が構築されるようになっている。
ユニット式住宅10は、一階部分と二階部分とを有する二階建てとなっている。一階部分及び二階部分はいずれも、横並びに設けられた複数の建物ユニット20を有して構成されている。図1は、ユニット式住宅の一階部分における建物ユニット20の配置構成を示す平面図である。以下、図1に基づいて、一階部分における建物ユニット20の配置構成について説明する。
図1に示すように、一階部分を構成する複数の建物ユニット20には、メインユニット20Aと、ハーフユニット20Bとが含まれている。ハーフユニット20Bの妻方向(平面視における短手方向)の寸法L2は、メインユニット20Aの妻方向の寸法L1の略半分とされている。
ユニット式住宅10の一階部分は、複数(具体的には2つ)のメインユニット20Aが桁方向(平面視における長手方向)を東西方向に向けた状態で同方向に並べて設けられた一対のメインユニット群11,12と、複数(具体的には2つ)のハーフユニット20Bが桁方向を東西方向に向けた状態で同方向に並べて設けられたハーフユニット群13とを備えている。一対のメインユニット群11,12のうち、一方のメインユニット群11とハーフユニット群13とは南北方向に並んで互いに隣接している。この場合、メインユニット群11が南側、ハーフユニット群13が北側に位置している。なお、東西方向が第1方向に相当し、南北方向が第2方向に相当する。
一対のメインユニット群11,12のうち、他方のメインユニット群12は、ハーフユニット群13を挟んでメインユニット群11とは反対側に位置している。メインユニット群12とハーフユニット群13とは南北方向に並んでおり、その南北方向において互いに離間して配置されている。この場合、その離間寸法L3、つまりメインユニット群12とハーフユニット群13との間隔は、ハーフユニット20Bの妻方向の寸法L2よりも小さくされている。
メインユニット群12とハーフユニット群13との間は、建物ユニット20が存在しない非ユニット領域15となっている。図示は省略するが、非ユニット領域15には、床パネルや天井パネル、壁パネル等がメインユニット群12とハーフユニット群13との間に架け渡されることにより設置されている。
上記のように、ユニット式住宅10の一階部分では、メインユニット群12、非ユニット領域15、ハーフユニット群13及びメインユニット群11が、北側から南側に向けてこの順に並んでいる。各ユニット群11~13と非ユニット領域15とはいずれも東西方向の長さが同じとされている。これにより、一階部分では、南北方向に並ぶ各ユニット群11~13及び非ユニット領域15により平面視矩形の住宅部分が構成されている。
一階部分において、メインユニット群12及びハーフユニット群13の東側には、一のメインユニット20Aが桁方向を南北方向に向けて配設されている。メインユニット20Aは、メインユニット群12とハーフユニット群13とに跨って配置され、これらのユニット群12,13にそれぞれ隣接している。
ユニット式住宅10の一階部分では、メインユニット群11とハーフユニット群13とにより居室ゾーン17が形成され、メインユニット群12により水回りゾーン18が形成されている。居室ゾーン17は一階部分の南側に形成され、水回りゾーン18は北側に形成されている。居室ゾーン17は、メインユニット群11を構成する各メインユニット20Aのすべてと、ハーフユニット群13を構成する各ハーフユニット20Bのすべてとに跨がって形成されている。また、水回りゾーン18は、メインユニット群12を構成する各メインユニット20Aのすべてに跨がって形成されている。なお、図1では、居室ゾーン17及び水回りゾーン18の外縁を点線で示している(後述の図2も同様)。
一階部分において、居室ゾーン17と水回りゾーン18との間は中間ゾーン19となっている。中間ゾーン19は、非ユニット領域15を含んで形成されている。詳しくは、中間ゾーン19は、非ユニット領域15を挟んだ両側のメインユニット群12及びハーフユニット群13のうち少なくともいずれかに若干跨がる状態で形成されている。このように、一階部分では、水回りゾーン18と中間ゾーン19と居室ゾーン17とが、北側から南側に向けてこの順に並んでいる。また、これら各ゾーン17~19はいずれも平面視にて矩形形状をなす領域となっており、東西方向の長さがいずれも同じ長さとなっている。なお、図1では、中間ゾーン19の外縁を点線で示している(後述の図2も同様)。
続いて、ユニット式住宅10の一階部分の間取りについて図2に基づき説明する。図2は、ユニット式住宅10の一階部分の間取りを示す平面図である。また、ここでは、一階部分における各ゾーン17~19ごとに間取りの説明を行う。
まず、居室ゾーン17について説明すると、居室ゾーン17は、LDK31(LDK空間に相当)を備えている。LDK31は、リビング31aとダイニング31bとキッチン31cとを有しており、それらリビング31a、ダイニング31b及びキッチン31cが連続する連続空間となっている。リビング31a、ダイニング31b及びキッチン31cは東西方向に並んでおり、詳しくはリビング31a、ダイニング31b、キッチン31cの順に東側から西側に向けて並んでいる。
水回りゾーン18は、複数(具体的には3つ)の水回り空間35~37を有している。これらの水回り空間35~37はそれぞれ、浴室35、洗面室36、トイレ37となっている。浴室35、洗面室36及びトイレ37は東西方向に並んでおり、詳しくは浴室35、洗面室36、トイレ37の順に西側から東側に向けて並んでいる。また、水回りゾーン18には、水回り空間35~37に加え、二階部分に通じる階段39が設けられている。階段39は、トイレ37の北側に隣接している。
中間ゾーン19は、複数の小空間41~43を有している。これらの小空間41~43はそれぞれ、パントリー41、クローゼット42、仕事室43となっている。パントリー41、クローゼット42及び仕事室43は東西方向に並んでおり、詳しくはパントリー41、クローゼット42、仕事室43の順に西側から東側に向けて並んでいる。また、各小空間41~43はいずれも、平面視にて東西方向に長い長方形状をなしており、東西方向の長さが南北方向の長さの2倍以上となっている。
パントリー41は、キッチン31cの北側に隣接しており、キッチン31cから出入口47を介して出入り可能となっている。パントリー41には、食品や食器等を収納可能な収納棚48が設けられている。
クローゼット42は、ダイニング31bの北側に隣接しており、ダイニング31bから出入口51を介して出入り可能となっている。また、クローゼット42は、洗面室36の南側に隣接しており、洗面室36から出入口52を介して出入り可能となっている。クローゼット42の各出入口51,52は南北方向に対向している。この場合、これら各出入口51,52とクローゼット42とを通じてダイニング31bと洗面室36との間を行き来することが可能となっている。そのため、クローゼット42は、いわゆるウォークスルークローゼットとなっている。また、各出入口51,52のうち、出入口51にはドア56が設けられている。但し、出入口51に代えて又は加えて、出入口52にドアを設けてもよい。
クローゼット42には、収納棚53a,53bが設けられている。これらの収納棚53a,53bには、衣類等を収納可能となっている。各収納棚53a,53bは、東西方向に向き合って配置され、東西方向において各出入口51,52を挟んだ両側にそれぞれ配置されている。なお、クローゼット42が収納室に相当する。
仕事室43は、居住者が仕事を行うための小部屋となっている。仕事室43はリビング31aの北側に隣接しており、出入口54を介してリビング31aから出入り可能となっている。仕事室43には、デスク55が据え付けられており、そのデスク55上でデスクワークを行うことが可能となっている。
パントリー41とクローゼット42とは東西方向に隣接している一方、クローゼット42と仕事室43とは東西方向に離間している。クローゼット42と仕事室43との間には廊下61が通っている。廊下61は、南北方向に延びており、リビング31aと洗面室36、トイレ37及び階段39とを繋いでいる。
ユニット式住宅10の一階部分における各ゾーン17~19以外の間取りについて説明すると、リビング31aの東側には玄関63と玄関ホール64とが設けられている。玄関63と玄関ホール64は南北方向に隣接しており、玄関63が北側、玄関ホール64が南側に位置している。玄関ホール64はリビング31aと隣接しており、玄関ホール64からリビング31aに出入り可能となっている。また、玄関63と玄関ホール64とは、メインユニット群11及びハーフユニット群13の東側に配置されたメインユニット20Aにより形成されている(図1参照)。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
一方のメインユニット群11とハーフユニット群13とが南北方向に並んで互いに隣接しており、それら各ユニット群11,13によりLDK31を有する居室ゾーン17が形成されている。また、他方のメインユニット群12は、ハーフユニット群13を挟んで一方のメインユニット群11とは反対側に配置され、その他方のメインユニット群12により複数の水回り空間35~37を有する水回りゾーン18が形成されている。
他方のメインユニット群12とハーフユニット群13とは南北方向に離間して配置されており、それにより、他方のメインユニット群12とハーフユニット群13との間が建物ユニット20の存在しない非ユニット領域15となっている。居室ゾーン17と水回りゾーン18との間の中間ゾーン19は、非ユニット領域15を含んで形成されている。この場合、居室ゾーン17と水回りゾーン18との間にもともと存在していた余剰スペースを非ユニット領域15を用いて拡張させて、それを中間ゾーン19とすることができる。また、他方のメインユニット群12とハーフユニット群13とが離間する離間寸法L3、換言すると非ユニット領域15の南北方向の寸法は、ハーフユニット20Bの妻方向の寸法L2よりも小さくなっているため、この場合、余剰スペースを適度に拡張させて中間ゾーン19とすることができる。そして、その中間ゾーン19に東西方向に並ぶ複数の小空間41~43が形成されているため、これらの小空間41~43を適度な広さで形成することができる。これにより、ユニット式住宅10において新たな空間提案を行うことが可能となる。
居室ゾーン17と水回りゾーン18との間に人の出入りが可能な小空間41~43(ウォークイン空間)が形成されている。これにより、居室ゾーン17と水回りゾーン18との間にウォークイン式の小空間41~43を有する新たな空間提案を実現することができる。
居室ゾーン17と水回りゾーン18との間に、小空間として、キッチン31cから出入り可能なパントリー41と、ダイニング31bから出入り可能なクローゼット42と、リビング31aから出入り可能な仕事室43とが設けられている。この場合、居室ゾーン17と水回りゾーン18との間に異なる機能を有する複数の小空間41~43が並んでいるため、多機能な空間提案を実現することができる。
クローゼット42にダイニング31b及び洗面室36のいずれからも出入りが可能となっている。この場合、クローゼット42を通じてダイニング31bと洗面室36との間を行き来することができるため、家事動線の短縮化を図ることができる。
複数の小空間41~43はいずれも、平面視にて東西方向に長い長方形状をなしており、東西方向の長さが南北方向の長さの2倍以上とされている。この場合、居室ゾーン17と水回りゾーン18との間に適度な広さを有する複数の小空間41~43を形成する上で好適な構成であるといえる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、水回りゾーン18が、水回り空間として、浴室35、洗面室36及びトイレ37を有していたが、水回りゾーン18が、これらの水回り空間35~37のうちいずれか二つだけ有していてもよい。また、水回りゾーン18が、洗濯室(ランドリールーム)等、浴室35、洗面室36、トイレ37以外の水回り空間を有していてもよい。
・上記実施形態では、中間ゾーン19が、小空間として、パントリー41、クローゼット42及び仕事室43を有していたが、中間ゾーン19にこれら以外の小空間を設けてもよい。例えば、中間ゾーン19に、小空間として、空調装置を設置する空調機械室を設けてもよい。
・中間ゾーン19に設ける小空間41~43は必ずしもウォークイン式である必要はなく、例えば人の出入りが不能な収納室等であってもよい。
・上記実施形態では、各小空間41~43を平面視にて東西方向に長い長方形状とし、東西方向の長さを南方方向の長さの2倍以上としたが、これを変更してもよい。例えば、各小空間41~43のうち少なくともいずれかについては、東西方向の長さを南北方向の長さの2倍より小さくしたり、又は平面視にて南北方向に長い長方形状としたりしてもよい。
・上記実施形態では、中間ゾーン19に3つの小空間41~43を設けたが、中間ゾーン19に2つだけ小空間を設けてもよいし、4つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、メインユニット群11,12を2つのメインユニット20Aにより構成したが、メインユニット群11,12を3つ以上のメインユニット20Aにより構成してもよい。同様に、ハーフユニット群13についても、3つ以上のハーフユニット20Bにより構成してもよい。
・上記実施形態では、ユニット式住宅10の一階部分に本発明を適用したが、二階部分に適用してもよい。
10…ユニット式住宅、11…メインユニット群、12…メインユニット群、13…ハーフユニット群、15…非ユニット領域、17…居室ゾーン、18…水回りゾーン、19…中間ゾーン、20…建物ユニット、20A…メインユニット、20B…ハーフユニット、35…水回り空間としての浴室、36…水回り空間としての洗面室、37…水回り空間としてのトイレ、41…小空間としてのパントリー、42…小空間としてのクローゼット、43…小空間としての仕事室。

Claims (5)

  1. 直方体状をなす複数の建物ユニットが互いに組み合わされることにより構成され、
    前記複数の建物ユニットには、メインユニットと、妻方向の寸法が前記メインユニットの略半分とされたハーフユニットとが含まれており、
    複数の前記メインユニットが桁方向を所定の第1方向に向けた状態で前記第1方向に並べて設けられたメインユニット群を一対備えるとともに、
    複数の前記ハーフユニットが桁方向を前記第1方向に向けた状態で前記第1方向に並べて設けられたハーフユニット群を備え、
    前記一対のメインユニット群のうち、一方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とは、前記第1方向と直交する第2方向に並んで互いに隣接しており、
    前記一対のメインユニット群のうち、他方のメインユニット群は、前記ハーフユニット群を挟んで前記一方のメインユニット群とは反対側に配置され、
    前記一方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とによりLDK空間を有する居室ゾーンが形成され、
    前記他方のメインユニット群により複数の水回り空間を有する水回りゾーンが形成されたユニット式住宅であって、
    前記他方のメインユニット群と前記ハーフユニット群とは前記第2方向に離間して配置され、その離間寸法が前記ハーフユニットの妻方向の寸法よりも小さくなっており、
    前記他方のメインユニット群と前記ハーフユニット群との間は前記建物ユニットの存在しない非ユニット領域となっており、
    前記居室ゾーンと前記水回りゾーンとの間の中間ゾーンは、前記非ユニット領域を含んで形成されており、
    前記中間ゾーンには、前記第1方向に並ぶ複数の小空間が形成されている、ユニット式住宅。
  2. 前記複数の小空間は、人の出入りが可能なウォークイン空間である、請求項1に記載のユニット式住宅。
  3. 前記LDK空間は、前記第1方向に並ぶリビング、ダイニング及びキッチンを有しており、
    前記複数の小空間には、
    前記キッチンに隣接し前記キッチンから出入り可能なパントリーと、
    前記ダイニングに隣接し前記ダイニングから出入り可能な収納室と、
    前記リビングに隣接し前記リビングから出入り可能な仕事室と、が含まれている、請求項2に記載のユニット式住宅。
  4. 前記複数の水回り空間には、前記第1方向に並ぶ浴室、洗面室及びトイレが含まれており、
    前記収納室は、前記洗面室に隣接し前記洗面室から出入り可能となっている、請求項3に記載のユニット式住宅。
  5. 前記複数の小空間はいずれも、平面視にて前記第1方向に長い長方形状をなしており、前記第1方向の長さが前記第2方向の長さの2倍以上とされている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のユニット式住宅。
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