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JP7663954B2 - バンジョーボルトの製造方法 - Google Patents
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JP7663954B2 - バンジョーボルトの製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、バンジョーボルトの製造方法に関する。
特許文献1には、ユニオンボルトが開示されている。特許文献1のユニオンボルトは、頭部と、この頭部の下端に設けられてその外周面におねじ溝を設けた軸部とを備える。軸部は、その内部に設けられ軸心方向に略沿った方向に流体を流通する縦孔と、縦孔を外部と連通し得るように軸心方向に略直交して設けた横孔とを含む。
特開2001-289227号公報
特許文献1のユニオンボルトは、横穴がボルト外部からボルト内部に向かって加工されるため、ボルト内部の縦穴および横穴が交差する部分にバリまたはカエリが発生する場合がある。
本開示は、縦穴および横穴が交差する部分にバリおよびカエリが発生するのを防止できるバンジョーボルトの製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様の製造方法は、
第1方向に延びる縦穴が内部に設けられた軸部を備えるバンジョーボルトの製造方法であって、
前記第1方向に交差する第2方向の一方から前記軸部を加工して、前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続する第1横穴と、前記縦穴に対する前記第1横穴の反対側に位置し前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続すると共に、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第1横穴全体が重なる第2横穴とを形成し、
前記第2横穴を介して前記第2方向の他方から前記軸部の前記第1横穴が形成されている部分を加工して、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第2横穴に相似する第3横穴を形成する。
前記態様の製造方法によれば、縦穴および横穴が交差する部分に、バリおよびカエリを発生させることなく、バンジョーボルトを製造できる。
本開示の一実施形態の製造方法により製造されるバンジョーボルトの一例を示す斜視図。 図1のバンジョーボルトの部分断面図。 本開示の一実施形態の製造方法を説明するためのフローチャート。 図3のステップS2を説明するためのフローチャート。 図3のステップS3を説明するためのフローチャート。 図4のフローチャートを説明するための第1の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第2の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第3の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第4の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第5の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第6の断面模式図。 図4のフローチャートを説明するための第7の断面模式図。 図5のフローチャートを説明するための第1の断面模式図。 図5のフローチャートを説明するための第2の断面模式図。 図5のフローチャートを説明するための第3の断面模式図。 図5のフローチャートを説明するための第4の断面模式図。 図3の製造方法の変形例を説明するための第1の断面模式図。 図3の製造方法の変形例を説明するための第2の断面模式図。 図3の製造方法の変形例を説明するための第3の断面模式図。
以下、本開示の一例を添付図面に従って説明する。以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
本開示の一実施形態の製造方法により製造されるバンジョーボルト1の一例を図1および図2に示す。バンジョーボルト1は、頭部10と軸部20とを備え、金属材料で構成されている。軸部20は、例えば略円筒形状を有し、第1方向(例えば、Z方向)に沿って延びている。
図1に示すように、頭部10は、一例として、略六角柱状のねじ頭11と、フランジ12とを有し、軸部20の第1方向Zの一端に設けられている。ねじ頭11は、フランジ12よりも軸部20の第1方向Zの他端から離れて位置している。フランジ12は、例えば略円環状で、軸部20の第1方向Zに延びる中心線CL1まわりに位置している。
図2に示すように、軸部20は、第1方向Zに沿って延びる縦穴201と、第1方向Zに交差する第2方向(例えば、X方向)にそれぞれ延びる2つの横穴22、23とを有する。軸部20の第1方向Zの他端には開口204が設けられている。縦穴201は、例えば略円形状で、頭部10から軸部20の第1方向Zの他端まで延びて、開口204に接続されている。各横穴22、23は、例えば略円形状で、軸部20を第2方向Xに貫通して、軸部20の外部と縦穴201とを接続している。
一例として、バンジョーボルト1では、第2方向Xに沿って見た場合に、横穴22の中心C1と、横穴23の中心C2とが同一直線CL2上に位置し、横穴22は横穴23全体が重なるように構成されている。つまり、横穴22は、横穴23と同じかそれ以上の大きさを有している。横穴22は、第2横穴の一例であり、横穴23は、第3横穴の一例である。
軸部20の中心線CL1まわりの外面203には、雄ねじ部24が設けられている。雄ねじ部24は、第1方向Zにおける軸部20の第1方向Zの他端と横穴22、23との間に位置している。
図3~図16を参照して、バンジョーボルト1の製造方法の一例について説明する。以下に説明する製造方法は、全てのプロセスが製造者としてのコンピュータにより自動的に行われてもよいし、一部または全てのプロセスが手動で行われてもよい。
図3に示すように、製造方法が開始すると、製造者は、鍛造機械を用いて、線材を冷間鍛造により加工して、頭部10、軸部20および縦穴201が形成されたワーク100(図6参照)を成形する(ステップS1)。
ワーク100が成形されると、製造者は、加工機械を用いて、プレス加工によりワーク100を加工して、ワーク100に2つの横穴21、22(以下、第1横穴21および第2横穴22という。)が形成されたワーク101(図8参照)を成形する(ステップS2)。図8に示すように、第1横穴21および第2横穴22は、軸部20の外部と縦穴201とに接続されている。第2横穴22は、縦穴201に対する第1横穴21の反対側に位置し、第2方向Xに沿って見た場合に第1横穴21よりも大きく第1横穴全体が重なるように構成されている。ステップS2の詳細については後述する。
ワーク101が成形されると、製造者は、加工機械を用いて、プレス加工によりワーク101を加工して、ワーク101に第3横穴23が形成されたワーク102を成形する(ステップS3)。ステップS3の詳細については後述する。
ワーク102が成形されると、製造者は、転造機または旋削加工機を用いて、転造または旋削によりワーク102(図14参照)を加工して、軸部20の外面203に雄ねじ部24を形成し(ステップS4)、バンジョーボルト1を成形する。バンジョーボルト1が成形されると、製造方法が終了する。
図4および図6~図12を参照して、ステップS2を説明する。
図4に示すように、ステップS2が開始されると、製造者は、頭部10、軸部20および縦穴201が形成されたワーク100を第1ダイス3に収容する。このとき、ワーク100は、図6に示すように、縦穴201に第1マンドレル4が収容された状態で、第1ダイス3に収容される。
第1ダイス3は、ワーク100の軸部20が収容される収容部30と、第1ダイス3の外部および収容部30を接続する2つの貫通穴(以下、第1貫通穴31および第2貫通穴32という。)とを有する。収容部30は、第1ダイス3を第1方向Zに貫通しており、頭部10のフランジ12よりも径が小さい略円柱形状を有している。第1貫通穴31および第2貫通穴32は、それぞれ、第1ダイス3の外部と収容部30との間を第2方向Xに貫通しており、略円柱形状を有している。第1貫通穴31および第2貫通穴32の各々は、第2方向Xに延びる直線L1に沿って延びている。第2貫通穴32は、第2方向Xに沿って見た場合に第1貫通穴よりも大きく第1貫通穴31全体が重なるように構成されている。
第1貫通穴31には、第1パンチ6が、直線L1に沿って移動可能な状態で収容されている。第2貫通穴32には、第3パンチ7が、直線L1に沿って移動可能な状態で収容されている。第1パンチ6および第3パンチ7の各々は、例えば、略円柱形状を有している。第3パンチ7は、第1パンチ6よりも大きい直径を有している。
第1マンドレル4は、棒状で、縦穴201に収容される側の端部に第2方向Xに沿って延びて第1マンドレル4を貫通する略円形状の第3貫通穴41を有している。第3貫通穴41は、第1マンドレル4が縦穴201に収容された状態で、直線L1上に位置し、第2方向Xの一端が第1貫通穴31に対向し、第2方向Xの他端が第2貫通穴32に対向する。第3貫通穴41は、直径の異なる2つの略円柱形状の穴(以下、第1穴部411および第2穴部412と言う。)で構成されている。第1貫通穴31に近い第1穴部411の直径は、第1貫通穴31と略同じであり、第2貫通穴32に近い第2穴部412の直径は、第2貫通穴32の直径と略同じである。第1穴部411および第2穴部412の境界には、段部42が設けられている。
第1マンドレル4の第3貫通穴41には、加工部材5が収容されている。加工部材5は、直径の異なる2つの略円柱形状の第1部材51および第2部材52で構成されている。第1部材51は第1穴部411に収容され、第2部材52は第2穴部412に収容されている。第1部材51および第2部材52の境界には段部53が設けられている。加工部材5は、段部53により、第1マンドレル4の段部42から第1貫通穴31に向かう方向への移動が規制されている。加工部材5の第2方向Xの両端は、それぞれ第1マンドレル4の外面と略同一面上に位置している。
ワーク100が第1ダイス3の収容部30に収容されると、製造者は、第1パンチ6をワーク100に向かって移動させて、第2方向Xの一方から軸部20を加工して第1横穴21を形成し(ステップS22)、第2横穴22を形成する(ステップS23)。これにより、ワーク101が成形される。
図7および図8に示すように、第1横穴21は、軸部20の第1部分210に形成され、第2横穴22は、軸部20の第2部分220に形成される。第1部分210は、第2方向Xにおいて第1貫通穴31および第3貫通穴41の第1穴部411に対向する軸部20の一部である。第2部分220は、第2方向Xにおいて第2貫通穴32および第3貫通穴41の第2穴部412に対向する軸部20の一部である。
ステップS22では、例えば、第1貫通穴31に収容された第1パンチ6が、第2方向Xに沿って、第1貫通穴31から縦穴201に向かって移動する。第1貫通穴31に収容された第1パンチ6は、第1部分210の外部に位置し、第1部分210に対向している。これにより、第1部分210が第1パンチ6により加工され、第1横穴21が形成される。
ステップS23では、ステップS22の第1パンチ6の移動により、加工部材5が第1横穴21の抜きカス211を介して第2部分220に向かって押圧され、第2部分220に向かって移動する。これにより、第2部分220が加工部材5により加工され、第1横穴21を形成するのとほぼ同時に第2横穴22が形成される。言い換えると、第1横穴21が形成された以降に、第2横穴22が形成される。
ステップS23で第2横穴22が形成された時点では、図9に示すように、縦穴201の内面202における第2横穴22の開口縁の少なくとも一部には、抜きダレ221が生じる。つまり、第2横穴22の開口縁の少なくとも一部は、面取りされている。軸部20の外面203における第2横穴22の開口縁の少なくとも一部には、バリ状の突起222が形成される。突起222は、軸部20の外面203から第2方向Xに沿って第2貫通穴32に向かって延びる。
第2横穴22が形成されると、製造者は、図10に示すように、第3パンチ7を縦穴201に向かって移動させて、第1横穴21の抜きカス211を第1横穴21に位置させ、第2横穴22の抜きカス221を第2横穴22に位置させる(ステップS24)。抜きカス211が第1横穴21に位置し、抜きカス221が第2横穴22に位置すると、製造者は、図11に示すように、第1ダイス3の収容部30からワーク100を取り出し(ステップS25)、図12に示すように、抜きカス211、221を除去して(ステップS26)、ステップS3に進む。
図5および図13~図16を参照して、ステップS3を説明する。
図5に示すように、ステップS3が開始されると、製造者は、ステップS2で成形されたワーク101を第2ダイス8の収容部30に収容する(ステップS31)。このとき、ワーク101は、図13に示すように、縦穴201に第2マンドレル9が収容された状態で、第2ダイス8に収容される。
第2ダイス8は、ワーク101の軸部20が収容される収容部30と、第1ダイス3の外部および収容部30を接続する2つの貫通穴(以下、第4貫通穴81および第5貫通穴82という。)とを有する。第4貫通穴81および第5貫通穴82は、それぞれ、第2ダイス8の外部と収容部30との間を第2方向Xに貫通しており、略円柱形状を有している。第4貫通穴81および第5貫通穴82の各々は、第2方向Xに延びる直線L2に沿って延びており、第1ダイス3の第2貫通穴32と略同一の大きさを有している。
第5貫通穴82には、第2パンチ70が、直線L2に沿って移動可能な状態で収容されている。つまり、第2パンチ70は、第2横穴22の第2方向Xの外部に位置し第2横穴22に対向している。第2パンチ70は、ガイドピン71と、ガイドピン71を長手方向まわりに取り囲むスリーブ状パンチ72とで構成されている。第2パンチ70は、第1パンチ6よりも大きく第2横穴に挿入可能に構成されている。
第2マンドレル9は、棒状で、縦穴201に収容される側の端部に第2方向Xに沿って延びて第2マンドレル9を貫通する略円形状の第6貫通穴91を有している。第6貫通穴91は、第2マンドレル9が縦穴201に収容された状態で、直線L2上に位置し、第2方向Xの一端が第1貫通穴31に対向し、第2方向Xの他端が第2貫通穴32に対向する。第6貫通穴91は、第4貫通穴81および第5貫通穴82の大きさと略同じ直径を有している。
ワーク101が第2ダイス8の収容部30に収容されると、製造者は、第2横穴22を介して第2方向Xの他方から軸部20の第1横穴21が形成されている部分を加工して、第2方向Xに沿って見た場合に第1横穴21よりも大きく第2横穴22に相似する第3横穴23を形成する(ステップS32)。これにより、ワーク102が成形される。図14に示すように、第2パンチ70を第2方向Xに沿って第2横穴22を介して第1横穴21に向かって移動させることで、第2パンチ70により軸部20の第1横穴21まわりが破断する。これにより、第3横穴23が形成される。
図15に示すように、縦穴201の内面202における第3横穴23の開口縁の少なくとも一部には、抜きダレ231が生じる。つまり、第3横穴23の開口縁の少なくとも一部は、面取りされている。軸部20の外面203における第3横穴23の開口縁の少なくとも一部には、バリ状の突起232が形成される。突起232は、軸部20の外面203から第2方向Xに沿って第2貫通穴32に向かって延びる。
第3横穴23が形成されると、製造者は、第3横穴23の抜きカス231を取り除く(ステップS33)。抜きカス231が取り除かれると、製造者は、図16に示すように、第2パンチ70を第5貫通穴82に向かって移動させ、第2ダイス8の収容部30からワーク102を取り出して(ステップS34)、ステップS4に進む。
第2横穴22の開口縁の突起222と、第3横穴23の開口縁の突起232は、例えば、バレル加工によって除去される。突起222、232の除去は、例えば、図3のステップS3およびステップS4の間、または、ステップS4の後に行われる。
本開示の製造方法は、次のような効果を発揮できる。
製造方法が、次のステップを備える。このような構成により、縦穴201と第2横穴22および第3横穴23とが交差する部分にバリおよびカエリを発生させることなく、バンジョーボルト1を製造できる。
・第2方向Xの一方から軸部20を加工して、第2方向Xに延びて軸部20の外部および縦穴201を接続する第1横穴21と、縦穴201に対する第1横穴21の反対側に位置し第2方向Xに延びて軸部20の外部および縦穴201を接続する第2横穴22とを形成する。第2横穴22は、第2方向Xに沿って見た場合に第1横穴21よりも大きく第1横穴全体が重なるように形成される。
・第2横穴22を介して第2方向Xの他方から軸部20の第1横穴21が形成されている部分を加工して第3横穴23を形成する。第3横穴23は、第2方向Xに沿って見た場合に第1横穴21よりも大きく第2横穴22に相似するように形成される。
バンジョーボルト1の2つの横穴22、23が、例えば、バンジョーボルト1の外部から縦穴201に向かって加工されることで形成される場合、縦穴201と2つの横穴22、23のいずれかとの交差部に、バリおよびカエリが発生する可能性がある。バンジョーボルト1の内部に発生したバリおよびカエリを除去する場合、バリおよびカエリが発生したバンジョーボルト1の1つ1つに対して除去加工を施す必要があり、バンジョーボルト1の製造効率が大きく低下するおそれがある。つまり、本開示の製造方法により、製造効率の高いバンジョーボルト1の製造方法を実現できる。また、バンジョーボルト1の内部に発生したバリおよびカエリは、完全に除去することが難しい。つまり、本開示の製造方法により、品質の高いバンジョーボルト1を製造できる。
製造方法が、次のステップを備える。このような構成により、縦穴201と第2横穴22および第3横穴23とが交差する部分に、バリおよびカエリをより確実に発生させることなく、バンジョーボルト1を製造できる。
・軸部20の第1横穴21が形成される第1部分210の第2方向Xの外部に位置し第1部分210に対向する第1パンチ6を第2方向Xに沿って縦穴201に向かって移動させて、第1横穴21を形成する。
・第1パンチ6を第2方向Xに沿って軸部20の第2横穴22が形成される第2部分220に向かって移動させる。縦穴201の内部に位置し第2部分220に対向する加工部材5を第1パンチ6の移動により第2部分220に向かって移動させて、第1横穴21を形成するとほぼ同時に第2横穴22を形成する。
製造方法が、次のステップを備える。このような構成により、縦穴201と第2横穴22および第3横穴23とが交差する部分に、バリおよびカエリをより確実に発生させることなく、バンジョーボルト1を製造できる。
・第2横穴22が形成された以降、第2横穴22の第2方向Xの外部に位置し第2横穴22に対向すると共に第1パンチ6よりも大きく第2横穴22に挿入可能な第2パンチ70を第2方向Xに沿って第2横穴22を介して第1横穴21に向かって移動させて、第3横穴23を形成する。
本開示の製造方法は、次のように構成することができる。
第2横穴22は、加工部材5を用いて形成する場合に限らず、例えば、図17~図19に示すように形成することができる。このように、より簡単な構成で第2横穴22を形成できる。
・図17に示すように、第1横穴21が形成された以降、第1パンチ6を第2方向Xに沿って軸部20の第2横穴22が形成される第2部分220に向かって移動させる。このとき、第1横穴21の抜きカス211は、第1パンチ6と共に移動する。つまり、抜きカス211は、第1パンチ6の移動により第2部分220に向かって移動する。
・図18に示すように、第1パンチ6を第2方向Xに沿って第2貫通穴32の内部まで移動させる。第1パンチ6の移動により、第2部分220が抜きカス211により押圧されてせん断加工され、第2横穴22が形成される。
・図19に示すように、第1パンチ6を第2方向Xに沿って第1ダイス3の外部まで移動させて、第1横穴21の抜きカス211および第2横穴22の抜きカス221を除去する。
第1横穴21、第2横穴22および第3横穴23の各々は、略円形状に限らず、楕円形状等、任意の形状であってもよい。
以上、図面を参照して本開示における種々の実施形態を詳細に説明したが、最後に、本開示の種々の態様について説明する。
本開示の第1態様の製造方法は、
第1方向に延びる縦穴が内部に設けられた軸部を備えるバンジョーボルトの製造方法であって、
前記第1方向に交差する第2方向の一方から前記軸部を加工して、前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続する第1横穴と、前記縦穴に対する前記第1横穴の反対側に位置し前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続すると共に、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第1横穴全体が重なる第2横穴とを形成し、
前記第2横穴を介して前記第2方向の他方から前記軸部の前記第1横穴が形成されている部分を加工して、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第2横穴に相似する第3横穴を形成する。
本開示の第2態様の製造方法は、
前記軸部の前記第1横穴が形成される第1部分の前記第2方向の外部に位置し前記第1部分に対向する第1パンチを前記第2方向に沿って前記縦穴に向かって移動させて、前記第1横穴を形成し、
前記第1パンチを前記第2方向に沿って前記軸部の前記第2横穴が形成される第2部分に向かって移動させ、前記縦穴の内部に位置し前記第2部分に対向する加工部材を前記第1パンチの移動により前記第2部分に向かって移動させて、前記第1横穴を形成するとほぼ同時に前記第2横穴を形成する。
本開示の第3態様の製造方法は、
前記軸部の前記第1横穴が形成される第1部分の前記第2方向の外部に位置し前記第1部分に対向する第1パンチを前記第2方向に沿って前記縦穴に向かって移動させて、前記第1横穴を形成し、
前記第1横穴が形成された以降、前記第1パンチを前記第2方向に沿って前記軸部の前記第2横穴が形成される第2部分に向かって移動させ、前記第1横穴の抜きカスを前記第1パンチの移動により前記第2部分に向かって移動させて、前記第2横穴を形成する。
本開示の第4態様の製造方法は、
前記第2横穴が形成された以降、前記第2横穴の前記第2方向の外部に位置し前記第2横穴に対向すると共に前記第1パンチよりも大きく前記第2横穴に挿入可能な第2パンチを前記第2方向に沿って前記第2横穴を介して前記第1横穴に向かって移動させて、前記第3横穴を形成する。
1 バンジョーボルト
3 第1ダイス
4 第1マンドレル
5 加工部材
51 第1部材
52 第2部材
53 段部
6 第1パンチ
7 第3パンチ
8 第2ダイス
9 第2マンドレル
10 頭部
11 ねじ頭
12 フランジ
20 軸部
201 縦穴
202 内面
203 外面
204 開口
210 第1部分
211 抜きカス
220 第2部分
221 抜きカス
21 第1横穴
22 第2横穴
23 第3横穴
24 雄ねじ部
30 収容部
31 第1貫通穴
32 第2貫通穴
41 第3貫通穴
411 第1穴部
412 第2穴部
42 段部
70 第2パンチ
71 ガイドピン
72 スリーブ状パンチ
81 第4貫通穴
82 第5貫通穴
91 第6貫通穴
231 抜きカス

Claims (3)

  1. 第1方向に延びる縦穴が内部に設けられた軸部を備えるバンジョーボルトの製造方法であって、
    前記第1方向に交差する第2方向の一方から前記軸部を加工して、前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続する第1横穴と、前記縦穴に対する前記第1横穴の反対側に位置し前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続すると共に、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第1横穴全体が重なる第2横穴とを形成し、
    前記第2横穴を介して前記第2方向の他方から前記軸部の前記第1横穴が形成されている部分を加工して、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第2横穴に相似する第3横穴を形成すると共に、
    前記軸部の前記第1横穴が形成される第1部分の前記第2方向の外部に位置し前記第1部分に対向する第1パンチを前記第2方向に沿って前記縦穴に向かって移動させて、前記第1横穴を形成し、
    前記第1パンチを前記第2方向に沿って前記軸部の前記第2横穴が形成される第2部分に向かって移動させ、前記縦穴の内部に位置し前記第2部分に対向する加工部材を前記第1パンチの移動により前記第2部分に向かって移動させて、前記第1横穴を形成するとほぼ同時に前記第2横穴を形成する、製造方法。
  2. 第1方向に延びる縦穴が内部に設けられた軸部を備えるバンジョーボルトの製造方法であって、
    前記第1方向に交差する第2方向の一方から前記軸部を加工して、前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続する第1横穴と、前記縦穴に対する前記第1横穴の反対側に位置し前記第2方向に延びて前記軸部の外部および前記縦穴を接続すると共に、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第1横穴全体が重なる第2横穴とを形成し、
    前記第2横穴を介して前記第2方向の他方から前記軸部の前記第1横穴が形成されている部分を加工して、前記第2方向に沿って見た場合に前記第1横穴よりも大きく前記第2横穴に相似する第3横穴を形成すると共に、
    前記軸部の前記第1横穴が形成される第1部分の前記第2方向の外部に位置し前記第1部分に対向する第1パンチを前記第2方向に沿って前記縦穴に向かって移動させて、前記第1横穴を形成し、
    前記第1横穴が形成された以降、前記第1パンチを前記第2方向に沿って前記軸部の前記第2横穴が形成される第2部分に向かって移動させ、前記第1横穴の抜きカスを前記第1パンチの移動により前記第2部分に向かって移動させて、前記第2横穴を形成する、製造方法。
  3. 前記第2横穴が形成された以降、前記第2横穴の前記第2方向の外部に位置し前記第2横穴に対向すると共に前記第1パンチよりも大きく前記第2横穴に挿入可能な第2パンチを前記第2方向に沿って前記第2横穴を介して前記第1横穴に向かって移動させて、前記第3横穴を形成する、請求項またはの製造方法。
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