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JP7666342B2 - 制御装置、システム、車両、及び健康診断支援方法 - Google Patents
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JP7666342B2 - 制御装置、システム、車両、及び健康診断支援方法 - Google Patents

制御装置、システム、車両、及び健康診断支援方法 Download PDF

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Description

本開示は、制御装置、システム、車両、及び健康診断支援方法に関する。
特許文献1には、車内で健康診断を実施可能な車両が開示されている。
特開2021-022332号公報
病院内で健康診断を実施する場合、病院が混雑していて、健康診断が終わるまでに長い時間がかかるおそれがある。車両内で健康診断を実施する場合、診断項目によっては病院内で実施する場合よりも手間がかかり、健康診断が終わるまでに長い時間がかかるおそれがある。
本開示の目的は、健康診断にかかる時間を短縮することである。
本開示に係る制御装置は、
車内で健康診断を実施可能であり、前記健康診断を受けるユーザを病院まで輸送する車両内のスタッフに対する指示データを、前記車両内の機器から出力する制御を行う制御部であって、前記健康診断に含まれる複数の診断項目を、前記車両の到着前に前記車両内で実施する1つ以上の第1診断項目と、前記車両の到着後に前記病院内で実施する1つ以上の第2診断項目とに分類し、前記指示データとして、前記1つ以上の第1診断項目の実施を前記車両内のスタッフに指示するデータを生成する制御部を備える。
本開示に係る健康診断支援方法は、
車内で健康診断を実施可能であり、前記健康診断を受けるユーザを病院まで輸送する車両内のスタッフに対する指示データを、前記車両内の機器から出力する制御を行う健康診断支援方法であって、
制御部により、前記健康診断に含まれる複数の診断項目を、前記車両の到着前に前記車両内で実施する1つ以上の第1診断項目と、前記車両の到着後に前記病院内で実施する1つ以上の第2診断項目とに分類することと、
前記制御部により、前記指示データとして、前記1つ以上の第1診断項目の実施を前記車両内のスタッフに指示するデータを生成することと
を含む。
本開示によれば、健康診断にかかる時間を短縮することができる。
本開示の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 ステップS1の処理の追加的手順を示すフローチャートである。 ステップS1の処理の別の追加的手順を示すフローチャートである。
以下、本開示の一実施形態について、図を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1を参照して、本実施形態に係るシステム10の構成を説明する。
本実施形態に係るシステム10は、制御装置20と、車内で健康診断を実施可能であり、健康診断を受けるユーザ11を病院50まで輸送する車両30とを備える。制御装置20は、ネットワーク40を介して、車両30と通信可能である。
制御装置20は、データセンタなどの施設に設置される。制御装置20は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバなどのコンピュータである。
車両30には、車両30内で健康診断を実施できるように、健康診断用の設備が搭載されている。健康診断は、1つ以上の診断項目として、身長測定、体重測定、腹囲測定、視力検査、聴力検査、血圧検査、採尿検査、採血検査、胸部レントゲン撮影、胃部レントゲン撮影、超音波検査、心電図検査、CT検査、MRI検査、マンモグラフィ検査、骨粗鬆症検査、問診、又はこれらの任意の組合せを含む。「CT」は、computed tomographyの略語である。「MRI」は、magnetic resonance imagingの略語である。健康診断用の設備としては、各診断項目に対応する設備が搭載される。すなわち、身長計、体重計、視力検査機器、聴力検査機器、血圧計、尿検査機器、血液検査機器、X線画像診断機器、超音波検査機器、心電計、CT検査機器、MRI検査機器、又はこれらの任意の組合せが搭載される。付属設備として、ユーザ11が横たわるベッド、又はユーザ11が腰掛ける椅子が更に搭載されてもよい。車両30は、例えば、ガソリン車、ディーゼル車、水素車、HEV、PHEV、BEV、又はFCEVなどの任意の種類の自動車である。「HEV」は、hybrid electric vehicleの略語である。「PHEV」は、plug-in hybrid electric vehicleの略語である。「BEV」は、battery electric vehicleの略語である。「FCEV」は、fuel cell electric vehicleの略語である。車両30は、本実施形態ではAVであるが、運転手によって運転されてもよいし、又は任意のレベルで運転が自動化されていてもよい。「AV」は、autonomous vehicleの略語である。自動化のレベルは、例えば、SAEのレベル分けにおけるレベル1からレベル5のいずれかである。「SAE」は、Society of Automotive Engineersの略称である。車両30は、MaaS専用車両でもよい。「MaaS」は、Mobility as a Serviceの略語である。
ネットワーク40は、インターネット、少なくとも1つのWAN、少なくとも1つのMAN、又はこれらの任意の組合せを含む。「WAN」は、wide area networkの略語である。「MAN」は、metropolitan area networkの略語である。ネットワーク40は、少なくとも1つの無線ネットワーク、少なくとも1つの光ネットワーク、又はこれらの任意の組合せを含んでもよい。無線ネットワークは、例えば、アドホックネットワーク、セルラーネットワーク、無線LAN、衛星通信ネットワーク、又は地上マイクロ波ネットワークである。「LAN」は、local area networkの略語である。
図1を参照して、本実施形態の概要を説明する。
制御装置20は、車両30内のスタッフに対する第1指示データDi1を、車両30内の機器から出力する制御を行う。制御装置20は、車両30内で実施される健康診断に含まれる複数の診断項目を、車両30の到着前に車両30内で実施する1つ以上の第1診断項目X1と、車両30の到着後に病院50内で実施する1つ以上の第2診断項目X2とに分類する。制御装置20は、第1指示データDi1として、当該1つ以上の第1診断項目X1の実施を車両30内のスタッフに指示するデータを生成する。
本実施形態によれば、健康診断を車両30での診断と病院50での診断との組合せとして実施することができる。よって、車両30が病院50に到着する前に車両30内で1つ又は幾つかの診断項目を済ませておくことで、健康診断にかかる時間を短縮することができる。病院50の混雑も解消し得る。
図2を参照して、本実施形態に係る制御装置20の構成を説明する。
制御装置20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21は、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのプログラマブル回路、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの任意の組合せを含む。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。「CPU」は、central processing unitの略語である。「GPU」は、graphics processing unitの略語である。プログラマブル回路は、例えば、FPGAである。「FPGA」は、field-programmable gate arrayの略語である。専用回路は、例えば、ASICである。「ASIC」は、application specific integrated circuitの略語である。制御部21は、制御装置20の各部を制御しながら、制御装置20の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22は、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらの任意の組合せを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。「RAM」は、random access memoryの略語である。「ROM」は、read only memoryの略語である。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。「SRAM」は、static random access memoryの略語である。「DRAM」は、dynamic random access memoryの略語である。ROMは、例えば、EEPROMである。「EEPROM」は、electrically erasable programmable read only memoryの略語である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、制御装置20の動作に用いられるデータと、制御装置20の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部23は、少なくとも1つの通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部23は、車両30と通信を行う。通信部23は、車両30内のスタッフの端末機器と通信を行ってもよい。車両30内のスタッフの端末機器は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、若しくはタブレットなどのモバイル機器、又はPCである。「PC」は、personal computerの略語である。通信部23は、病院50内のスタッフの端末機器と通信を行ってもよい。病院50内のスタッフの端末機器は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、若しくはタブレットなどのモバイル機器、又はPCである。通信部23は、制御装置20の動作に用いられるデータを受信し、また制御装置20の動作によって得られるデータを送信する。
制御装置20の機能は、本実施形態に係るプログラムを、制御部21としてのプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、制御装置20の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、制御装置20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを制御装置20として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従って制御装置20の動作を実行することにより制御装置20として機能する。
プログラムは、非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体に記憶しておくことができる。非一時的なコンピュータ読取り可能な媒体は、例えば、フラッシュメモリ、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又はROMである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記憶したSDカード、DVD、又はCD-ROMなどの可搬型媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。「SD」は、Secure Digitalの略語である。「DVD」は、digital versatile discの略語である。「CD-ROM」は、compact disc read only memoryの略語である。プログラムをサーバのストレージに格納しておき、サーバから他のコンピュータにプログラムを転送することにより、プログラムを流通させてもよい。プログラムをプログラムプロダクトとして提供してもよい。
コンピュータは、例えば、可搬型媒体に記憶されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、コンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。サーバからコンピュータへのプログラムの転送は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP型のサービスによって処理を実行してもよい。「ASP」は、application service providerの略語である。プログラムは、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものを含む。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
制御装置20の一部又は全ての機能が、制御部21としてのプログラマブル回路又は専用回路により実現されてもよい。すなわち、制御装置20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図3を参照して、本実施形態に係る制御装置20の動作を説明する。この動作は、本実施形態に係る健康診断支援方法に相当する。
制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、ユーザ11を送迎する指令C1を車両30に送信することで、車両30にユーザ11を自宅から病院50まで輸送させる。車両30は、本実施形態では、指令C1に従って自動的に運転することでユーザ11を自宅から病院50まで輸送するが、指令C1を運転手に通知し、指令C1に従って運転手により手動で運転されることでユーザ11を自宅から病院50まで輸送してもよい。ステップS1からステップS5の処理のうち、少なくともステップS3の処理は、車両30がユーザ11を自宅から病院50まで輸送している間に実行される。少なくともステップS5の処理は、車両30がユーザ11を自宅から病院50まで輸送した後に実行される。
ステップS1において、制御装置20の制御部21は、車両30内で実施される健康診断に含まれる複数の診断項目を、車両30の到着前に車両30内で実施する1つ以上の第1診断項目X1と、車両30の到着後に病院50内で実施する1つ以上の第2診断項目X2とに分類する。複数の診断項目は、具体的には以下の手順で分類される。
車両30は、LTE、4G規格、又は5G規格などの移動通信規格に対応した車両30の通信部を介して、車両30に搭載されたGNSS受信機で得られた測位結果を位置データDpとして制御装置20に送信する。「LTE」は、Long Term Evolutionの略語である。「4G」は、4th generationの略語である。「5G」は、5th generationの略語である。「GNSS」は、global navigation satellite systemの略語である。GNSSは、例えば、GPS、QZSS、BDS、GLONASS、又はGalileoである。「GPS」は、Global Positioning Systemの略語である。「QZSS」は、Quasi-Zenith Satellite Systemの略語である。QZSSの衛星は、準天頂衛星と呼ばれる。「BDS」は、BeiDou Navigation Satellite Systemの略語である。「GLONASS」は、Global Navigation Satellite Systemの略語である。制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、位置データDpを車両30から受信する。制御部21は、地図データDmを参照して、受信した位置データDpで示される位置から病院50までの所要時間を算出する。地図データDmは、制御装置20の記憶部22に予め記憶されていてもよいし、又はインターネット上のGISなど、外部のシステムに蓄積されていてもよい。「GIS」は、geographic information systemの略語である。制御部21は、独自に所要時間を算出してもよいし、又はインターネット上のGISなど、外部のシステムを利用して所要時間を算出してもよい。制御部21は、算出した所要時間を現在時刻に加算することで、到着時刻を予測する。制御部21は、記憶部22に予め記憶されている複数の診断項目のリストL1を参照して、複数の診断項目のうち、予測した到着時刻までに車両30内で実施可能な診断項目を第1診断項目X1に含める。制御部21は、残りの診断項目を第2診断項目X2に含める。リストL1には、少なくとも各診断項目の所要時間が載っている。
リストL1には、診断項目ごとに、必要な設備又は必要なスタッフなどの情報が更に載っていてもよい。制御装置20の制御部21は、記憶部22に予め記憶されている、車両30に搭載されている健康診断用の設備のリストL2を参照して、リストL1に載っている、対応する設備が車両30に搭載されている診断項目のみを第1診断項目X1に含めてもよい。あるいは、制御部21は、記憶部22に予め記憶されている車両30内のスタッフのリストL3を参照して、リストL1に載っている、対応するスタッフが車両30内にいる診断項目のみを第1診断項目X1に含めてもよい。
本実施形態では、制御装置20の制御部21は、複数の診断項目を、複数の第1診断項目X1と、1つ以上の第2診断項目X2とに分類する。制御部21は、複数の第1診断項目X1を、車両30の移動中に車両30内で実施する1つ以上の診断項目X1aと、車両30の停止中に車両30内で実施する1つ以上の診断項目X1bとに更に分類する。例えば、制御部21は、問診など、車両30の移動中に車両30内で実施しても危険を伴うおそれがない診断項目を診断項目X1aに含める。制御部21は、採血検査又はその他の注射針を用いる検査など、車両30の移動中に車両30内で実施すると危険を伴うおそれがある診断項目を診断項目X1bに含める。制御部21は、胃部レントゲン撮影、CT検査、MRI検査、又はその他の大掛かりな設備が必要な検査など、車両30内で実施しにくい診断項目を第2診断項目X2に含める。
図4に示すような手順がステップS1の処理に追加されてもよい。この手順において、制御装置20の制御部21は、病院50の混雑状況を示す病院データDhを取得する。制御部21は、取得した病院データDhで示される混雑状況に応じて、第1診断項目X1に含める診断項目数を調整する。制御部21は、第1診断項目X1に含める診断項目数に応じて、車両30が病院50まで移動する経路を調整する。
具体的には、ステップS101において、制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、病院50内のスタッフの端末機器に病院データDhとして入力されたデータを当該端末機器から受信することで、病院データDhを取得する。ステップS102において、制御部21は、ステップS101で取得した病院データDhを参照して、病院50が混雑しているかどうかを判定する。病院50が混雑していると判定された場合は、ステップS103の処理が実行される。病院50が混雑していないと判定された場合は、ステップS105の処理が実行される。ステップS103において、制御部21は、リストL1を参照して、複数の診断項目のうち、予測した到着時刻のN分後までに車両30内で追加実施可能な診断項目を第2診断項目X2から第1診断項目X1に変更することで、第1診断項目X1に含める診断項目数を増やす。Nは、固定値でもよいし、又は病院50の混雑の度合いに応じて設定される可変値でもよい。ステップS104において、制御部21は、通信部23を介して、車両30が病院50まで移動する経路を、所要時間がN分長くなる経路に変更する指令C2を車両30に送信することで、車両30に遠回りさせる。車両30は、本実施形態では、指令C2に従って自動的に運転することで遠回りするが、指令C2を運転手に通知し、指令C2に従って運転手により手動で運転されることで遠回りしてもよい。ステップS105において、制御部21は、リストL1を参照して、複数の診断項目のうち、予測した到着時刻のN分前までに車両30内で実施可能な診断項目以外の診断項目を第1診断項目X1から第2診断項目X2に変更することで、第1診断項目X1に含める診断項目数を減らす。ステップS106において、制御部21は、通信部23を介して、車両30が病院50まで移動する経路を、所要時間がN分短くなる経路に変更する指令C3を車両30に送信することで、車両30に近道させる。車両30は、本実施形態では、指令C3に従って自動的に運転することで近道するが、指令C3を運転手に通知し、指令C3に従って運転手により手動で運転されることで近道してもよい。
図5に示すような手順がステップS1の処理に追加されてもよい。ステップS111において、制御装置20の制御部21は、ユーザ11の特性を示すユーザデータDuを取得する。具体的には、制御部21は、通信部23を介して、車両30内のスタッフの端末機器にユーザデータDuとして入力されたデータを当該端末機器から受信することで、ユーザデータDuを取得する。ステップS112において、制御部21は、ステップS111で取得したユーザデータDuで示される特性に応じて、第1診断項目X1に含める診断項目を変更する。具体的には、制御部21は、ユーザデータDuを参照して、ユーザ11が敏感な人であるかどうかを判定する。制御部21は、心電図検査が第1診断項目X1に含まれているときに、ユーザ11が敏感な人であると判定した場合は、心電図検査を第1診断項目X1から第2診断項目X2に変更し、心電図検査と所要時間が同程度の別の検査を第2診断項目X2から第1診断項目X1に変更する。これは、敏感な人が車両30内で心電図検査を受けると、心電図検査の結果に何らかの影響が出るおそれがあるからである。
ユーザデータDuは、外部の機器から取得される代わりに、制御装置20により独自に取得されてもよい。そのような変形例において、制御装置20の制御部21は、心電図検査を第1診断項目X1及び第2診断項目X2のそれぞれに含める。制御部21は、車両30内で実施された心電図検査の結果を示す第1結果データDr1と、病院50内で実施された心電図検査の結果を示す第2結果データDr2とを取得する。具体的には、制御部21は、通信部23を介して、車両30内のスタッフの端末機器に第1結果データDr1として入力されたデータを当該端末機器から受信することで、第1結果データDr1を取得する。制御部21は、通信部23を介して、病院50内のスタッフの端末機器に第2結果データDr2として入力されたデータを当該端末機器から受信することで、第2結果データDr2を取得する。制御部21は、取得した第1結果データDr1及び第2結果データDr2を比較することで、ユーザ11の特性を判定する。具体的には、制御部21は、第1結果データDr1で示される結果と、第2結果データDr2で示される結果との差に応じて、ユーザ11が敏感な人であるかどうかを判定する。制御部21は、得られた判定結果を健康診断の次回実施時にユーザデータDuとして利用する。
ステップS2において、制御装置20の制御部21は、車両30内のスタッフに対する第1指示データDi1として、第1診断項目X1の実施を車両30内のスタッフに指示するデータを生成する。本実施形態では、制御部21は、車両30が移動中か停止中かによって、第1指示データDi1の内容を変更する。
具体的には、制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、車両30の速度を示すデータを車両30から受信し、受信したデータを参照して、車両30が移動中か停止中かを判定する。あるいは、制御部21は、通信部23を介して、車両30に搭載されたGNSS受信機で得られた測位結果を車両30から2回以上受信し、受信した測位結果の変化を分析して、車両30が移動中か停止中かを判定してもよい。あるいは、制御部21は、通信部23を介して、車両30に搭載されたカメラ、LiDAR、又はレーダなどのセンサで得られたセンシング結果を車両30から受信し、受信したセンシング結果を分析して、車両30が移動中か停止中かを判定してもよい。「LiDAR」は、light detection and rangingの略語である。制御部21は、車両30が移動中であると判定した場合は、第1指示データDi1として、問診などの診断項目X1aの実施を車両30内のスタッフに指示するデータを生成する。制御部21は、車両30が停止中であると判定した場合は、第1指示データDi1として、注射針を用いる検査などの診断項目X1bの実施を車両30内のスタッフに指示するデータを生成する。
ステップS3において、制御装置20の制御部21は、ステップS2で生成した第1指示データDi1を、車両30内の機器から出力する制御を行う。本実施形態では、制御部21は、通信部23を介して、第1指示データDi1を車両30に送信して、車両30に第1指示データDi1を、車両30に搭載された出力機器から出力させることで、第1指示データDi1を車両30内の機器から出力する制御を行う。車両30は、第1指示データDi1を出力機器としてのディスプレイに表示してもよいし、又は出力機器としてのスピーカから音声で出力してもよい。本実施形態の一変形例として、制御部21は、通信部23を介して、第1指示データDi1を車両30内のスタッフの端末機器に送信して、当該端末機器に第1指示データDi1を当該端末機器から出力させることで、第1指示データDi1を車両30内の機器から出力する制御を行ってもよい。車両30内のスタッフの端末機器は、第1指示データDi1を当該端末機器のディスプレイに表示してもよいし、又は当該端末機器のスピーカから音声で出力してもよい。
ステップS4において、制御装置20の制御部21は、病院50内のスタッフに対する第2指示データDi2として、大掛かりな設備が必要な検査などの第2診断項目X2の実施を病院50内のスタッフに指示するデータを生成する。
ステップS5において、制御装置20の制御部21は、ステップS4で生成した第2指示データDi2を、病院50内の機器から出力する制御を行う。本実施形態では、制御部21は、通信部23を介して、第2指示データDi2を病院50内のスタッフの端末機器に送信して、当該端末機器に第2指示データDi2を当該端末機器から出力させることで、第2指示データDi2を病院50内の機器から出力する制御を行う。病院50内のスタッフの端末機器は、第2指示データDi2を当該端末機器のディスプレイに表示してもよいし、又は当該端末機器のスピーカから音声で出力してもよい。
本実施形態の一変形例として、制御装置20の制御部21は、通信部23を介して、ユーザ11を送迎する別の指令C4を車両30に送信することで、車両30にユーザ11を病院50から自宅まで更に輸送させてもよい。車両30は、この変形例では、指令C4に従って自動的に運転することでユーザ11を病院50から自宅まで輸送するが、指令C4を運転手に通知し、指令C4に従って運転手により手動で運転されることでユーザ11を病院50から自宅まで輸送してもよい。ステップS3の処理と同様の処理が、車両30がユーザ11を病院50から自宅まで輸送している間に実行されてもよい。この変形例によれば、車両30がユーザ11を自宅から病院50まで輸送している間に全ての第1診断項目X1が完了しなかったとしても、車両30がユーザ11を病院50から自宅まで輸送している間に残りの第1診断項目X1を実施することができる。
本実施形態の一変形例として、ユーザ11が車両30に乗る前、自宅にいる間に問診がリモートで実施されてもよい。この変形例によれば、車両30がユーザ11の自宅を出発する前にリモートで少なくとも1つの診断項目を済ませておくことで、健康診断にかかる時間を更に短縮することができる。
本実施形態の一変形例として、ステップS1において、制御装置20の制御部21は、車両30の単なる停止中ではなく、車両30の充電中又は燃料補給中に実施する診断項目のみを診断項目X1bに含めてもよい。ステップS2において、制御部21は、車両30が移動中か充電中又は燃料補給中かによって、第1指示データDi1の内容を変更してもよい。この変形例によれば、健康診断スケジュールと充電スケジュール又は燃料補給スケジュールとの両立が可能になる。輸送サービスにおいて、輸送ニーズと充電ニーズ又は燃料補給ニーズとに基づき、予め充電又は燃料補給を計画することで、最小限の車両台数及び充電設備台数又は燃料補給設備台数での運用が可能になる。
本開示は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、ブロック図に記載の2つ以上のブロックを統合してもよいし、又は1つのブロックを分割してもよい。フローチャートに記載の2つ以上のステップを記述に従って時系列に実行する代わりに、各ステップを実行する装置の処理能力に応じて、又は必要に応じて、並列的に又は異なる順序で実行してもよい。その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。
例えば、制御装置20は、車両30に備えられてもよい。
10 システム
11 ユーザ
20 制御装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
30 車両
40 ネットワーク
50 病院

Claims (20)

  1. 車内で健康診断を実施可能であり、前記健康診断を受けるユーザを病院まで輸送する車両内のスタッフに対する指示データを、前記車両内の機器から出力する制御を行う制御部であって、前記健康診断に含まれる複数の診断項目を、前記車両の到着前に前記車両内で実施する1つ以上の第1診断項目と、前記車両の到着後に前記病院内で実施する1つ以上の第2診断項目とに分類し、前記指示データとして、前記1つ以上の第1診断項目の実施を前記車両内のスタッフに指示するデータを生成する制御部を備える制御装置。
  2. 前記1つ以上の第1診断項目は、複数の第1診断項目を含み、
    前記制御部は、前記複数の第1診断項目を、前記車両の移動中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目と、前記車両の停止中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目とに更に分類し、前記車両が移動中か停止中かによって、前記指示データの内容を変更する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御部は、注射針を用いる検査を、前記車両の停止中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目に含める請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記制御部は、問診を、前記車両の移動中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目に含める請求項2又は請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、胃部レントゲン撮影、CT検査、又はMRI検査を前記1つ以上の第2診断項目に含める請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記病院の混雑状況を示す病院データを取得し、取得した病院データで示される混雑状況に応じて、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目数を調整する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目数に応じて、前記車両が前記病院まで移動する経路を調整する請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記ユーザの特性を示すユーザデータを取得し、取得したユーザデータで示される特性に応じて、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目を変更する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記制御部は、心電図検査を前記1つ以上の第1診断項目及び前記1つ以上の第2診断項目のそれぞれに含め、前記車両内で実施された心電図検査の結果を示す第1結果データと、前記病院内で実施された心電図検査の結果を示す第2結果データとを取得し、取得した第1結果データ及び第2結果データを比較することで、前記ユーザの特性を判定し、得られた判定結果を前記健康診断の次回実施時に前記ユーザデータとして利用する請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記1つ以上の第2診断項目の実施を前記病院内のスタッフに指示するデータを、前記病院内の機器から出力する制御を更に行う請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記制御部は、前記車両に前記ユーザを自宅から前記病院まで輸送させる請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記車両と通信を行う通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して、前記指示データを前記車両に送信して、前記車両に前記指示データを、前記車両に搭載された出力機器から出力させることで、前記指示データを前記車両内の機器から出力する制御を行う請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記車両内のスタッフの端末機器と通信を行う通信部を更に備え、
    前記制御部は、前記通信部を介して、前記指示データを前記端末機器に送信して、前記端末機器に前記指示データを前記端末機器から出力させることで、前記指示データを前記車両内の機器から出力する制御を行う請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記車両と
    を備えるシステム。
  15. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の制御装置を備える車両。
  16. 車内で健康診断を実施可能であり、前記健康診断を受けるユーザを病院まで輸送する車両内のスタッフに対する指示データを、前記車両内の機器から出力する制御を行う健康診断支援方法であって、
    制御部、前記健康診断に含まれる複数の診断項目を、前記車両の到着前に前記車両内で実施する1つ以上の第1診断項目と、前記車両の到着後に前記病院内で実施する1つ以上の第2診断項目とに分類することと、
    前記制御部、前記指示データとして、前記1つ以上の第1診断項目の実施を前記車両内のスタッフに指示するデータを生成することと
    を含む健康診断支援方法。
  17. 前記1つ以上の第1診断項目は、複数の第1診断項目を含み、
    前記分類することは、前記複数の第1診断項目を、前記車両の移動中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目と、前記車両の停止中に前記車両内で実施する1つ以上の診断項目とに分類することを更に含み、
    前記生成することは、前記車両が移動中か停止中かによって、前記指示データの内容を変更することを含む請求項16に記載の健康診断支援方法。
  18. 前記分類することは、前記病院の混雑状況に応じて、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目数を調整することを含む請求項16又は請求項17に記載の健康診断支援方法。
  19. 前記制御部、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目数に応じて、前記車両が前記病院まで移動する経路を調整することを更に含む請求項18に記載の健康診断支援方法。
  20. 前記分類することは、前記ユーザの特性に応じて、前記1つ以上の第1診断項目に含める診断項目を変更することを含む請求項16から請求項19のいずれか1項に記載の健康診断支援方法。
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