JP7679765B2 - Lubrication systems for internal combustion engines - Google Patents
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Description
この発明は、内燃機関の潤滑システムに関する。 This invention relates to a lubrication system for an internal combustion engine.
特許文献1に開示された内燃機関の潤滑システムは、所謂ドライサンプ式の潤滑方式を採用している。すなわち、潤滑システムは、内燃機関、オイルタンク、第1通路、第2通路、フィードポンプ、及びスカベンジングポンプを有する。オイルタンクは、内燃機関とは別体になっている。オイルタンクは、オイルを貯留している。第1通路は、オイルタンクと内燃機関とを接続している。第2通路も、オイルタンクと内燃機関とを接続している。フィードポンプは、第1通路の途中に位置している。フィードポンプは、オイルタンクの内部のオイルを内燃機関へと圧送する。一方、スカベンジングポンプは、第2通路の途中に位置している。スカベンジングポンプは、内燃機関の各種部位を潤滑した後のオイルをオイルタンクへと圧送する。この種の潤滑方式を採用した場合、内燃機関の底部におけるオイルの貯留容積を小さくできるため、内燃機関の小型化が可能になる。 The lubrication system of the internal combustion engine disclosed in Patent Document 1 employs a so-called dry sump lubrication method. That is, the lubrication system has an internal combustion engine, an oil tank, a first passage, a second passage, a feed pump, and a scavenging pump. The oil tank is separate from the internal combustion engine. The oil tank stores oil. The first passage connects the oil tank to the internal combustion engine. The second passage also connects the oil tank to the internal combustion engine. The feed pump is located in the middle of the first passage. The feed pump pumps oil inside the oil tank to the internal combustion engine. On the other hand, the scavenging pump is located in the middle of the second passage. The scavenging pump pumps oil to the oil tank after lubricating various parts of the internal combustion engine. When this type of lubrication method is adopted, the oil storage volume at the bottom of the internal combustion engine can be reduced, making it possible to miniaturize the internal combustion engine.
特許文献1のような内燃機関では、当該内燃機関が搭載されている車両の加速、旋回等の走行状況に応じて、内燃機関の底部に溜まっているオイルの油面が揺れたり傾いたりし得る。それに伴い、第2通路と内燃機関との接続箇所がオイルの油面から露出すると、第2通路を介してオイルタンクへオイルを戻すことができなくなる。この場合、オイルタンクの内部のオイルの量が少なくなるので、フィードポンプにおいてエア吸いなどの問題が生じやすくなる。 In an internal combustion engine such as that described in Patent Document 1, the level of the oil that has accumulated at the bottom of the internal combustion engine may fluctuate or tilt depending on the driving conditions of the vehicle on which the internal combustion engine is mounted, such as acceleration and cornering. If this occurs and the connection point between the second passage and the internal combustion engine becomes exposed above the oil level, it becomes impossible to return the oil to the oil tank via the second passage. In this case, the amount of oil inside the oil tank decreases, making it easier for problems such as air intake to occur in the feed pump.
上記課題を解決するための内燃機関の潤滑システムは、内燃機関と、前記内燃機関とは別体で設けられ、内部にオイルを貯留可能なオイルタンクと、前記内燃機関の内部及び前記オイルタンクの内部を接続している第1通路と、前記第1通路の途中に設けられ、前記オイルタンクから前記内燃機関へとオイルを圧送するフィードポンプと、前記内燃機関の内部及び前記オイルタンクの内部を接続している第2通路と、前記第2通路の途中に設けられ、前記内燃機関から前記オイルタンクへとオイルを圧送するスカベンジングポンプと、前記第1通路における、前記フィードポンプから視て前記内燃機関側の箇所、及び前記第2通路を接続している第3通路と、前記第3通路を開閉する切替弁と、前記オイルタンクの内部のオイルの量を検出するオイルレベルセンサと、前記切替弁を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記オイルタンクの内部のオイルの量が、予め定められた規定値未満に低下したときに、前記切替弁を閉状態から開状態に切り替える。 The lubrication system for an internal combustion engine to solve the above problem includes an internal combustion engine, an oil tank that is provided separately from the internal combustion engine and capable of storing oil therein, a first passage connecting the inside of the internal combustion engine and the inside of the oil tank, a feed pump that is provided in the middle of the first passage and pumps oil from the oil tank to the internal combustion engine, a second passage connecting the inside of the internal combustion engine and the inside of the oil tank, a scavenging pump that is provided in the middle of the second passage and pumps oil from the internal combustion engine to the oil tank, a third passage connecting a portion of the first passage that is on the internal combustion engine side as viewed from the feed pump and the second passage, a switching valve that opens and closes the third passage, an oil level sensor that detects the amount of oil inside the oil tank, and a control device that controls the switching valve, and the control device switches the switching valve from a closed state to an open state when the amount of oil inside the oil tank falls below a predetermined specified value.
上記構成において、制御装置は、オイルタンクの内部のオイルの量が低下してくると切替弁を開状態にする。切替弁を開状態にすると、フィードポンプから圧送したオイルの一部は内燃機関を経ることなく第3通路に流れる。つまり、内燃機関を迂回したオイルの循環経路ができる。この循環経路を通じてオイルタンクの内部のオイルの一部が再びオイルタンクに戻ることで、内燃機関の内部に留まってオイルタンクに回収できなくなるオイルの量を低減できる。この結果として、オイルタンクの内部のオイルの量が過度に低下することは抑制できる。 In the above configuration, the control device opens the switching valve when the amount of oil inside the oil tank decreases. When the switching valve is opened, some of the oil pumped from the feed pump flows into the third passage without passing through the internal combustion engine. In other words, a circulation path is created for the oil that bypasses the internal combustion engine. Some of the oil inside the oil tank returns to the oil tank through this circulation path, thereby reducing the amount of oil that remains inside the internal combustion engine and cannot be recovered in the oil tank. As a result, an excessive decrease in the amount of oil inside the oil tank can be prevented.
以下、内燃機関の潤滑システムの一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両100は、内燃機関20を有する。内燃機関20は、車両100の駆動源である。内燃機関20は、複数の気筒21、複数のピストン22、複数のコネクティングロッド23、クランクシャフト24、及びクランク室25を有する。なお、図1では、複数の気筒21のうちの1つのみを示している。ピストン22及びコネクティングロッド23についても同様である。
Hereinafter, an embodiment of a lubrication system for an internal combustion engine will be described with reference to the drawings.
As shown in Fig. 1, the
気筒21は、燃料を燃焼させるための空間である。図示は省略するが、気筒21は、吸気を導入する吸気通路、及び排気を排出する排気通路に繋がっている。クランク室25は、気筒21から視て下側に位置するとともに全ての気筒21に繋がる空間である。ピストン22及びコネクティングロッド23は、気筒21毎に設けられている。ピストン22は、気筒21に位置している。ピストン22は、気筒21での燃料の燃焼に応じて往復動する。ピストン22は、コネクティングロッド23を介してクランクシャフト24に連結している。クランクシャフト24は、クランク室25に位置している。クランクシャフト24は、ピストン22の動作に応じて回転する。なお、クランク室25には、気筒21からクランク室25に漏れ出たガスであるブローバイガスが存在している。
The
内燃機関20は、オイルが流通するオイル通路27を有する。オイル通路27は、内燃機関20において潤滑な必要な各種部位へと繋がっている。各種部位を潤滑した後のオイルは、クランク室25の底部に溜まる。なお、図1では、オイル通路27を、模式的に矢印で図示している。
The
車両100は、内燃機関20の潤滑システム10を有する。内燃機関20の潤滑システム10は、上記の内燃機関20を含んでいる。内燃機関20の潤滑システム10は、オイルタンク50、気液分離機構51、及びオイルレベルセンサ52を有する。
The
オイルタンク50は、内燃機関20とは別体となっている。オイルタンク50は、中空である。オイルタンク50の内部には、オイルが溜まっている。
気液分離機構51は、オイルタンク50の内部に位置している。気液分離機構51は、液体と気体とを分離する。気液分離機構51は、図示しない気体排出通路に繋がっている。気体排出通路は、オイルタンク50の内部から外部へと至っている。気体排出通路は、吸気通路に繋がっている。気体排出通路は、気液分離機構51で分離された気体を排出するための通路である。また、気液分離機構51の内部は、オイルタンク50の内部に繋がっている。気液分離機構51で分離された液体であるオイルは、オイルタンク50の内部へと流れる。
The
The gas-
オイルレベルセンサ52は、オイルタンク50の内部に位置している。オイルレベルセンサ52は、オイルの液面の位置LDを検出する。本実施形態において、オイルレベルセンサ52は、超音波式である。すなわち、オイルレベルセンサ52は、超音波を発してから当該超音波が戻ってくるまでの期間に基づいて液面の位置LDを検出する。
The
内燃機関20の潤滑システム10は、第1通路61、第2通路62、第3通路63、フィードポンプ71、スカベンジングポンプ72、及び切替弁73を有する。
第1通路61は、オイルタンク50から延びて内燃機関20へと至っている。第1通路61の第1端は、オイルタンク50の底部に設けられた開口に位置している。第1通路61の第2端は、内燃機関20の内部に位置しているとともに、内燃機関20のオイル通路27に繋がっている。これらの結果として、第1通路61は、オイルタンク50の内部と、内燃機関20の内部とを接続している。
The
The
フィードポンプ71は、第1通路61の途中に位置している。フィードポンプ71は、図示しない動力伝達機構を介してクランクシャフト24に連結している。フィードポンプ71は、クランクシャフト24の回転に連動して動作する。すなわち、フィードポンプ71は、クランクシャフト24で駆動される機械式のポンプである。フィードポンプ71は、オイルタンク50から内燃機関20へ向けてオイルを圧送する。
The
第2通路62は、内燃機関20から延びてオイルタンク50へと至っている。第2通路62の第1端は、内燃機関20の底部に設けられた開口に位置している。第2通路62の第2端は、オイルタンク50の上部に設けられた開口に位置している。これらの結果として、第2通路62は、内燃機関20のクランク室25と、オイルタンク50の内部とを接続している。
The
スカベンジングポンプ72は、第2通路62の途中に位置している。スカベンジングポンプ72は、図示しない動力伝達機構を介してクランクシャフト24に連結している。スカベンジングポンプ72は、クランクシャフト24の回転に連動して動作する。すなわち、スカベンジングポンプ72は、クランクシャフト24で駆動される機械式のポンプである。スカベンジングポンプ72は、内燃機関20からオイルタンク50へ向けてオイルを圧送する。なお、スカベンジングポンプ72は、内燃機関20からオイルを吸入する際、オイルに気泡として含まれるブローバイガスも吸入する。そして、スカベンジングポンプ72は、オイルと共にブローバイガスをオイルタンク50に圧送する。
The scavenging
第3通路63は、第1通路61から延びて第2通路62へと至っている。第3通路63は、第1通路61における、フィードポンプ71から視て内燃機関20側の箇所と、第2通路62における、スカベンジングポンプ72から視てオイルタンク50側の箇所とを接続している。
The
切替弁73は、第3通路63の途中に位置している。図示は省略するが、切替弁73は、ソレノイドと弁体とを有する。弁体は、ソレノイドに対する通電のオンオフに応じて第3通路63を開閉する。弁体が開状態であるとき、弁体はオイルの流通を許容する。弁体が閉状態であるときと、弁体はオイルの流れを遮断する。
The switching
内燃機関20の潤滑システム10は、第4通路64及び逆止弁74を有する。第4通路64は、内燃機関20から延びてオイルタンク50へと至っている。第4通路64の第1端は、内燃機関20の下寄りの部位に設けられた開口に位置している。第4通路64の第2端は、オイルタンク50の上部に設けられた開口に位置している。これらの結果として、第4通路64は、内燃機関20のクランク室25と、オイルタンク50の内部とを接続している。
The
逆止弁74は、第4通路64の途中に位置している。図示は省略するが、逆止弁74は、コイルスプリングと弁体とを有する。コイルスプリングは、オイルタンク50側から内燃機関20側に向けて弁体を付勢している。弁体は、内燃機関20側の圧力とオイルタンク50側の圧力との差圧に応じて第4通路64を開閉する。弁体は、内燃機関20側の圧力がオイルタンク50側の圧力に対して一定以上高い場合に、開状態になる。このとき、弁体は、ブローバイガスが内燃機関20のクランク室25からオイルタンク50に流れることを許容する。一方、弁体は、内燃機関20側の圧力とオイルタンク50側の圧力との関係が上記の開状態になる条件を満たさない場合に、閉状態になる。このとき、弁体は、クランク室25からオイルタンク50に向かうブローバイガスの流れを遮断する。なお、弁体は、オイルタンク50側から内燃機関20側に向かうガスが流れを常に遮断する。
The
ここで、弁体に作用する内燃機関20側からの圧力は、クランク室25の圧力と一致している。クランク室25の圧力は、ピストン22の動作に応じて脈動する。圧力の脈動の1周期よりも十分長い時間スケールを対象としたときの圧力の推移に関して、当該推移における圧力の平均値を平均圧力と呼称する。平均圧力は、例えば実験によって把握できる。一方、弁体に作用するオイルタンク50側からの圧力は、概ね大気圧程度である。本実施形態では、弁体に作用する内燃機関20側からの圧力が平均圧力になったときに逆止弁74の弁体が開状態になるように、逆止弁74のコイルスプリングのばね定数が定められている。
Here, the pressure acting on the valve body from the
内燃機関20の潤滑システム10は、制御装置90を有する。制御装置90は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサとして構成し得る。なお、制御装置90は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、またはそれらの組み合わせを含む回路(circuitry)として構成してもよい。プロセッサは、CPU及び、RAM並びにROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
The
制御装置90は、オイルレベルセンサ52が検出する液面の位置LDに関する信号を、所定の制御周期毎に繰り返し受信する。制御装置90は、液面の位置LDに関する信号を受信すると、当該液面の位置LDを、オイルタンク50の内部に存在しているオイルの量(以下、タンクオイル量と記す。)LSに換算する。すなわち、上記オイルレベルセンサ52は、実質的に、タンクオイル量LSを検出するセンサとして機能する。なお、制御装置90は、変換マップを予め記憶している。変換マップは、液面の位置LDとタンクオイル量LSとの関係性を表したものである。変換マップは、オイルタンク50の容積等に基づいて予め作成してある。制御装置90は、液面の位置LDをタンクオイル量LSに換算する際、この変換マップを参照する。
The
制御装置90は、切替弁73を制御対象とする。すなわち、制御装置90は、切替弁73のソレノイドに対する通電をオン又はオフにする。そのことによって、制御装置90は、切替弁73の弁体を開状態又は閉状態に切り替える。なお、以下では、切替弁73の弁体の開状態及び閉状態を、単に切替弁73の開状態及び閉状態と記す。
The
制御装置90は、内燃機関20の運転中、切替処理を実行する。制御装置90は、切替処理では、タンクオイル量LSが規定値Z未満に低下すると、切替弁73を閉状態から開状態に切り替える。一方、制御装置90は、切替処理では、タンクオイル量LSが規定値Z以上に増加すると、切替弁73を開状態から閉状態に切り替える。切替処理の具体的な態様として、制御装置90は、最新のタンクオイル量LSと、一つ前のタイミングのタンクオイル量LSと、規定値Zとを繰り返し参照する。そして、制御装置90は、最新のタンクオイル量LSが規定値Z未満であり、且つ一つ前のタイミングのタンクオイル量LSが規定値Z以上であるという第1条件が成立すると、切替弁73を開状態に切り替える。一方、制御装置90は、最新のタンクオイル量LSが規定値Z以上であり、且つ一つ前のタイミングのタンクオイル量LSが規定値Z未満であるという第2条件が成立すると、切替弁73を閉状態に切り替える。制御装置90は、規定値Zを予め記憶している。規定値Zの詳細は後述する。
The
<実施形態の作用>
(A)オイルの循環経路について
内燃機関20の運転中は、クランクシャフト24の回転に伴って、フィードポンプ71及びスカベンジングポンプ72の双方が駆動状態になる。これらのポンプが駆動状態にある場合、オイルタンク50から出て各通路を流通した後に再びオイルタンク50へと戻るオイルの循環経路ができる。この循環経路には、通常経路Mと迂回経路Nとの2つがある。通常経路Mは、切替弁73の開閉状態に拘わらず常時存在する経路である。具体的には、通常経路Mは、第1通路61を通じて内燃機関20へと至り、第2通路62を通じてオイルタンク50へと戻る経路である。迂回経路Nは、切替弁73を開状態としたときにのみできる経路である。具体的には、迂回経路Nは、第1通路61から第3通路63へと至り、第3通路63から第2通路62を経てオイルタンク50へと戻る経路である。すなわち、迂回経路Nは、内燃機関20を迂回する経路である。なお、迂回経路Nは、詳細には、次のような所定状況下において切替弁73が開状態であるときにできる経路である。
<Operation of the embodiment>
(A) Oil Circulation Path During operation of the
所定状況とは、スカベンジングポンプ72でエア吸いが生じる状況である。すなわち、車両100の加速、旋回等に伴って、内燃機関20のクランク室25に溜まっているオイルの油面Kが傾くことがある。なお、図1では、油面Kが傾いた状態を二点鎖線で示している。また、車両100の加速、旋回等に伴って、内燃機関20の各所に存在するオイルがクランク室25に戻らず、オイルの油面Kが低下することがある。このようにクランク室25のオイルの油面Kが傾いたり低下したりすると、それに伴って、第2通路62の第1端である吸入口の一部又は全体がオイルから露出する。この場合、スカベンジングポンプ72ではエア吸いが生じる。すると、スカベンジングポンプ72が圧送するオイルの量が少なくなる。その一方で、フィードポンプ71が圧送するオイルの量は変わらない。このようなオイルのこのような圧送量の大小関係が成立している場合、オイルタンク50内のオイルの量は少なくなっていく。
The specified situation is a situation in which air suction occurs in the scavenging
(B)規定値について
上記の所定状況が継続すると、タンクオイル量LSが過度に低下するおそれがある。規定値Zは、所定状況においてタンクオイル量LSが過度に低下するのを回避すべく切替弁73の開閉を切り替えるための閾値となっている。
(B) Regarding the specified value If the above-mentioned predetermined situation continues, there is a risk that the tank oil amount LS will decrease excessively. The specified value Z is a threshold value for switching between opening and closing the switching
ここで、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じていない状況下では、タンクオイル量LSは常に略一定値に維持される。この一定値を通常値と呼称する。車両100の加速又は旋回等に伴ってスカベンジングポンプ72がエア吸いを生じ始めると、タンクオイル量LSは通常値から低下する。規定値Zは、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じ始めたと判断できる値として、例えば実験又はシミュレーションで予め定められている。
When the scavenging
(C)切替処理に伴うオイルの流れについて
いま、車両100が平坦路を定速で直進しているものとする。このとき、内燃機関20のクランク室25の油面Kは略水平である。この場合、第2通路62の吸入口はオイルで満たされている。したがって、スカベンジングポンプ72はエア吸いを生じることなくクランク室25のオイルをオイルタンク50へと圧送する。この場合、内燃機関20を潤滑した後のオイルは、速やかにオイルタンク50へと戻る。この状況では、十分な量のオイルがオイルタンク50に回収されることから、タンクオイル量LSは規定値Z以上となる。タンクオイル量LSが規定値Z以上の状態が継続する間、制御装置90は、切替弁73を閉状態にする。すなわち、オイルは、迂回経路Nを経ることなく通常経路Mのみを通じて循環する。
(C) Oil flow accompanying switching process Now, assume that the
さて、定速走行していた車両100が加速したとする。それに伴い、内燃機関20のクランク室25のオイルの油面Kが傾いたり低下したりして、第2通路62の吸入口の一部がオイルから露出したとする。すなわち、スカベンジングポンプ72でエア吸いが生じる所定状況になったとする。この場合、オイルタンク50に戻ることなく内燃機関20の各所やクランク室25に留まるオイルが存在することから、オイルタンク50に戻るオイルの量が低下する。これに伴い、タンクオイル量LSが規定値Z未満になったとする。すると、制御装置90は、切替弁73を開状態に切り替える。この場合、フィードポンプ71が圧送するオイルの一部は、上記の迂回経路Nを通じてオイルタンク50に戻るようになる。迂回経路Nを通じたオイルの循環ができることで、内燃機関20の各所やクランク室25に留まってオイルタンク50に回収できなくなるオイルの量は少なくなる。
Now, suppose that the
この後、車両100が加速を終えて定速走行に戻ったとする。すると、内燃機関20の各所に留まっていたオイルがクランク室25へと流下する。また、クランク室25の油面Kは略水平に戻る。それとともに、第2通路62の吸入口は再びオイルで満たされる。すると、スカベンジングポンプ72のエア吸いがなくなり、クランク室25からオイルタンク50に戻されるオイルの量が回復する。やがてタンクオイル量LSが規定値Z以上に戻ると、制御装置90は、切替弁73を閉状態に切り替える。
After this, suppose the
(D)クランク室からのブローバイガスの排出について
クランク室25からブローバイガスを排出する経路は2つある。第1の排出経路は、第2通路62を通る経路である。具体的には、スカベンジングポンプ72は、吸引したブローバイガスを、オイルとともに第2通路62を通じてオイルタンク50に圧送する。オイルタンク50に流入したブローバイガスは、オイルとともに気液分離機構51に至る。気液分離機構51は、ブローバイガスとオイルとを分離する。気液分離機構51は、ブローバイガスとオイルのうち、オイルをオイルタンク50の内部に残し、ブローバイガスを、気体排出通路を介して吸気通路へと排出する。
(D) Discharge of blow-by gas from the crank chamber There are two paths for discharging blow-by gas from the
第2の排出経路は、第4通路64を通る経路である。ここで、内燃機関20のクランク室25では、圧力が脈動している。この圧力の脈動に応じて第4通路64では逆止弁74の弁体が開状態又は閉状態になる。すなわち、クランク室25の圧力の推移の中で当該圧力が比較的に低い場合、弁体は閉状態となる。一方、ガス圧が比較的に高い場合、弁体は開状態になる。弁体が開状態になると、ブローバイガスが第4通路64を通じてクランク室25からオイルタンク50へと流入する。オイルタンク50に流入したブローバイガスは、気液分離機構51に至る。気液分離機構51は、気体排出通路を介してブローバイガスを吸気通路へと排出する。
The second exhaust path is a path that passes through the
<実施形態の効果>
(1)本実施形態において、制御装置90は、タンクオイル量LSが低下してくると切替弁73を開状態に切り替える。切替弁73を開状態にすると、フィードポンプ71から圧送したオイルの一部は内燃機関20を迂回した経路である迂回経路Nを通じてオイルタンク50に戻る。この迂回経路Nを通じた循環があることで、内燃機関20の内部に留まってオイルタンク50に回収できなくなるオイルの量を低減できる。この結果として、タンクオイル量LSが過度に低下することを抑制できる。したがって、フィードポンプ71のエア吸い、さらには内燃機関20へ圧送するオイルの量の低下を防止できる。
Effects of the embodiment
(1) In this embodiment, the
(2)本実施形態では、ブローバイガスをクランク室25から排出するための専用の通路として、第4通路64を設けている。このように第4通路64を設けることで、仮にスカベンジングポンプ72によってブローバイガスを排出できない状況が生じても、ブローバイガスがクランク室25に過度に溜まる前に、ブローバイガスをクランク室25から排出できる。また、第4通路64に逆止弁74を設けている。したがって、クランク室25の圧力が低い状態でも、オイルタンク50側からガスが逆流することはない。
(2) In this embodiment, the
また、本実施形態のように、ブローバイガスをクランク室25から排出するための専用の通路及びそれに付随する逆止弁74を設けることで、スカベンジングポンプ72の吐出能力を下げても、ブローバイガスが過度に溜まることを防げる。すなわち体格の小さいスカベンジングポンプ72を採用できる。このことは、内燃機関20の潤滑システム10全体のコンパクト化、低コスト化に寄与する。
In addition, as in this embodiment, by providing a dedicated passage for discharging blow-by gas from the
<変更例>
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<Example of change>
This embodiment can be modified as follows: This embodiment and the following modifications can be combined with each other to the extent that no technical contradiction occurs.
・規定値Zの定め方は、上記実施形態の例に限定されない。規定値Zは、スカベンジングポンプ72のエア吸いに伴って一時的にオイルの回収量が低下する状況下でフィードポンプ71がエア吸いを生じないように、事前に切替弁73を開状態に切り替えることのできる値であればよい。ここで、上記実施形態では、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じる状況として車両100の加速時及び旋回時を例示した。しかし、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じる状況はこれに限らない。第2通路62の吸入口の配置によっては、車両100の減速時にスカベンジングポンプ72がエア吸いを生じることもあり得る。また、車両100が坂路を走行する際に、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じることもある。このように、スカベンジングポンプ72がエア吸いを生じる状況は様々である。これら様々な状況を踏まえ、スカベンジングポンプ72のエア吸いに伴うタンクオイル量LSの低減を回避できるように、規定値Zを定めればよい。
・The method of determining the specified value Z is not limited to the example of the above embodiment. The specified value Z may be a value that allows the switching
・フィードポンプ71の構成は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、フィードポンプ71は、電動式のものでもよい。フィードポンプ71は、オイルタンク50から内燃機関20へとオイルを圧送できればよい。同様のことは、スカベンジングポンプ72についてもいえる。すなわち、スカベンジングポンプ72は、内燃機関20からオイルタンク50へとオイルを圧送できる構成であればよい。
- The configuration of the
・第1通路61によってオイルタンク50の内部と内燃機関20の内部とを接続する態様は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、第1通路61の第1端は、オイルタンク50の内部に位置していてもよい。オイルタンク50の内部と内燃機関20の内部とを接続できるのであれば、接続の態様は問わない。同様のことは、第2通路62及び第4通路64についてもいえる。
The manner in which the
・第3通路63における、第2通路62との接続箇所は、上記実施形態の例に限定されない。すなわち、第3通路63は、第2通路62における、スカベンジングポンプ72から視て内燃機関20側の箇所に接続していてもよい。
The location where the
・切替弁73の構成は、上記実施形態の例に限定されない。すなわち、切替弁73は、電磁式のものでなくてもよい。例えば、切替弁73は、空気圧で弁体を動作させるものでもよい。切替弁73は、第3通路63を開閉できる構成であればよい。
The configuration of the switching
・オイルレベルセンサ52の構成は、上記実施形態の例に限定されない。例えば、オイルレベルセンサ52は、油面に浮かぶフロートの位置を検出するタイプのものでもよい。オイルレベルセンサ52は、オイルタンク50の内部のオイルの量を適切に検出できる構成であればよい。
The configuration of the
・気液分離機構51を設けることは必須ではない。例えば、スカベンジングポンプ72におけるブローバイガスの排出能との兼ね合いで、ブローバイガスの排出経路が主として第4通路64を通じた上記第2の排出経路となることもあり得る。この場合、第4通路64を吸気通路に直接繋げてもよい。それとともに、オイルタンク50から気液分離機構51を省略してもよい。
- It is not essential to provide the gas-
・逆止弁74におけるコイルスプリングのばね定数は、上記実施形態の例に限定されない。ばね定数は、クランク室25にブローバイガスが過度に溜まる前にクランク室25からブローバイガスを排出できる大きさであればよい。
The spring constant of the coil spring in the
・逆止弁74の構成は、上記実施形態の例に限定されない。すなわち、逆止弁74は、コイルスプリングによる弾性力を利用するものに限定されない。逆止弁74は、内燃機関20側からオイルタンク50側に向かうブローバイガスの流れを許容し、オイルタンク50側から内燃機関20側に向かうガスが流れを常に遮断する構成のものであればよい。
The configuration of the
・第4通路64及び逆止弁74を省略してもよい。この場合でも、スカベンジングポンプ72によって第2通路62を通じてブローバイガスをクランク室25から排出できる。
- The
10…潤滑システム
20…内燃機関
50…オイルタンク
52…オイルレベルセンサ
61…第1通路
62…第2通路
63…第3通路
71…フィードポンプ
72…スカベンジングポンプ
73…切替弁
90…制御装置
REFERENCE SIGNS
Claims (1)
前記内燃機関とは別体で設けられ、内部にオイルを貯留可能なオイルタンクと、
前記内燃機関の内部及び前記オイルタンクの内部を接続している第1通路と、
前記第1通路の途中に設けられ、前記オイルタンクから前記内燃機関へとオイルを圧送するフィードポンプと、
前記内燃機関の内部及び前記オイルタンクの内部を接続している第2通路と、
前記第2通路の途中に設けられ、前記内燃機関から前記オイルタンクへとオイルを圧送するスカベンジングポンプと、
前記第1通路における、前記フィードポンプから視て前記内燃機関側の箇所、及び前記第2通路を接続している第3通路と、
前記第3通路を開閉する切替弁と、
前記オイルタンクの内部のオイルの量を検出するオイルレベルセンサと、
前記内燃機関の内部及び前記オイルタンクの内部を接続している第4通路と、
前記第4通路の途中に設けられ、前記内燃機関側の圧力が前記オイルタンク側の圧力に対して高い場合に限って開状態になる逆止弁と、
前記オイルタンクの内部に位置しており、液体と気体とを分離する気液分離機構と、
前記切替弁を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記オイルタンクの内部のオイルの量が、予め定められた規定値未満に低下したときに、前記切替弁を閉状態から開状態に切り替える
内燃機関の潤滑システム。 An internal combustion engine;
an oil tank provided separately from the internal combustion engine and capable of storing oil therein;
a first passage connecting an interior of the internal combustion engine and an interior of the oil tank;
a feed pump provided in the first passage and configured to pump oil from the oil tank to the internal combustion engine;
a second passage connecting the inside of the internal combustion engine and the inside of the oil tank;
a scavenging pump provided in the second passage and configured to pump oil from the internal combustion engine to the oil tank;
a third passage connecting a portion of the first passage that is on the internal combustion engine side as viewed from the feed pump and the second passage;
A switching valve that opens and closes the third passage;
an oil level sensor for detecting an amount of oil inside the oil tank;
a fourth passage connecting the inside of the internal combustion engine and the inside of the oil tank;
a check valve provided in the fourth passage and opened only when the pressure on the internal combustion engine side is higher than the pressure on the oil tank side;
a gas-liquid separation mechanism located inside the oil tank and configured to separate liquid from gas;
A control device for controlling the switching valve,
The control device switches the switching valve from a closed state to an open state when the amount of oil inside the oil tank falls below a predetermined specified value.
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