JP7685966B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
-作業機械-
本発明は油圧ショベルに限らずクレーン等の他種の作業機械にも適用可能であるが、以下においては油圧ショベルに本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。
図2は図1の油圧ショベルの油圧システムの一部の油圧回路図、図3は後述する方向切換弁の断面図である。図2では、ブームシリンダ24及びアタッチメントシリンダ26を駆動する油圧回路を抜き出して表しているが、旋回モータやアームシリンダ25の油圧回路にも同様の回路が適用できる。
なお、タンクTKにはその上面に空気の出入口となるエアブリーザ回路(図示せず)が設けられており、タンクTKの内部が一定の範囲内の圧力(例えば大気圧)に保たれるように構成されている(一定以上の圧力にならないようにするとともに、ポンプがタンクTKから作動油を吸入した際に、負圧になることを防いでいる)。タンク圧P0は、このエアブリーザ回路の設定圧力に対応する圧力であり、所定の幅をもったわずかな圧力である。
図5は方向切換弁34,35のパイロット圧に対する動作特性を表す図である。図5のP0は図4のP0と同じタンク圧である。ここでは、方向切換弁34を例に挙げて説明するが、方向切換弁35でも動作特性は同様である。図5の横軸は、例えば方向切換弁34のパイロット室34aに作用するパイロット圧を表しており、反対側のパイロット室34bに作用するパイロット圧はP0(例えば0MPa)で一定であるとする。
図6はコントローラ50の機能ブロック図である。図6のP0,P1,P4は図5のP0,P1,P4と同値であり、図6のA0は図4のA0と同値である。コントローラ50は、ROMやRAM、HDD、SSD等の記憶装置の他、CPU等の制御演算装置、入出力インタフェースを含んで構成された車載コンピュータであり、記憶装置に格納されたプログラムを実行することで、様々な制御や演算の処理を実行する。
目標パイロット圧設定処理F1は、方向切換弁(ここでは方向切換弁34を例に挙げる)を駆動する目標パイロット圧を電気レバー16の操作量に基づき設定する処理である。本実施形態において、コントローラ50は、操作量に対する目標パイロット圧の関係について予め設定した特性線を記憶装置に格納している。この特性線は、方向切換弁毎に最適化したものを用意しても良いし、全ての方向切換弁で共通であっても良い。目標パイロット圧設定処理F1の機能ブロックに示したのが、方向切換弁34についての特性線である。図6において、実線はパイロット室35aに対する目標パイロット圧の特性線を、破線はパイロット室35bに対する目標パイロット圧の特性線を表している。コントローラ50は、この特性線を用い、ブーム動作についての電気レバー16の操作量に基づき、方向切換弁34の両側のパイロット室34a,34bに対する目標パイロット圧を演算する。
電磁弁制御処理F2a,F2bは、目標パイロット圧設定処理F1で設定したパイロット室34a,34bに対する各目標パイロット圧に応じ、対応する電磁弁36,37をそれぞれ制御する処理である。本実施形態において、コントローラ50は、目標パイロット圧に対する電磁弁への指令信号の関係について予め設定した特性線を記憶装置に格納している。この特性線は、電磁弁毎に最適化したものを用意しても良いし、全ての電磁弁で共通であっても良い。電磁弁制御処理F2a,F2bの機能ブロックに示したのが、電磁弁36,37についての特性線である。コントローラ50は、これら特性線を用いて目標パイロット圧設定処理F1で設定した2つの目標パイロット圧からそれぞれ電磁弁36,37に対する指令信号を演算する。
ここでは、ブーム下げ操作を例に挙げ、コントローラ50による電磁弁36,36への指令信号の出力動作を説明する。
(1)本実施形態によれば、操作量が不感帯の範囲である場合、方向切換弁(例えば方向切換弁34)の双方のパイロット室(例えばパイロット室34a,34b)にP1(例えば0.7MPa)の待機圧をかけて相殺する。そして、操作量が不感帯を超える際に、操作方向に対応するパイロット室(例えばパイロット室34a)に操作量に応じた指令圧Pxをかける一方で、反対側のパイロット室(例えばパイロット室34b)の圧力をタンク圧P0(例えば0MPa)に降圧させる。
図7は本発明の第2実施形態に係る作業機械に備わったコントローラ50の機能ブロック図である。図7は第1実施形態の図6に対応している。
図8は本発明の第3実施形態に係る作業機械に備わったコントローラ50の機能ブロック図である。図8は第1実施形態の図6に対応している。
以上に代表的な実施形態を説明したが、発明の技術的思想を逸脱しない範囲で実施形態は適宜変更可能である。第1又は第3実施形態において、不感帯で例えばブーム下げ方向に電気レバー16が傾斜する場合に、目標パイロット圧がP0からP1又はP1’に到達する操作量を、パイロット室34a,34bの双方について等しく設定する例を説明した。この点に関し、図9に示したように、例えばレバー操作方向と反対側のパイロット室のパイロット圧をP1又はP1’に到達させるタイミングをΔだけ遅らせる(操作量を大きく設定する)ことも考えられる。つまり、例えばブーム下げ操作をする場合、不感帯においてパイロット室34aに対する目標パイロット圧がP1に到達し、僅かに遅れて(Δだけ大きな操作量で)パイロット室34bに対する目標パイロット圧がP1又はP1’に到達する構成である。この場合、第1実施形態と比較して、操作性への影響はほとんどなく、レバー操作方向と反対側のパイロット室34bの目標パイロット圧を上げるタイミングが遅れる分だけ、電磁弁37に対する指令時間が短縮されて省エネ効果が期待される。
Claims (4)
- 油圧ポンプと、
パイロットポンプと、
前記油圧ポンプから吐出された圧油で駆動される油圧アクチュエータと、
第1パイロット室及び第2パイロット室を有し、前記第1パイロット室及び前記第2パイロット室に作用するパイロット圧で駆動されて前記油圧アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向切換弁と、
前記パイロットポンプの吐出油を減圧し、前記方向切換弁の第1パイロット室に作用させるパイロット圧を生成する第1電磁弁と、
前記パイロットポンプの吐出油を減圧し、前記方向切換弁の第2パイロット室に作用させるパイロット圧を生成する第2電磁弁と、
前記油圧アクチュエータを操作する電気レバーと、
前記電気レバーの操作量に基づき目標パイロット圧を設定し、前記目標パイロット圧に応じて前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁を制御するコントローラと
を備えた作業機械において、
前記コントローラは、
前記電気レバーの操作量が既定の不感帯の範囲である場合、前記方向切換弁を駆動するのに要する所要圧力以下の予め設定された待機圧を前記目標パイロット圧として演算し、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁の双方に前記待機圧に応じた指令信号を出力し、
前記電気レバーの操作量が前記不感帯を超える場合、前記操作量に応じた指令圧及びタンク圧に対応する圧力を前記目標パイロット圧として演算し、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁のうちレバー操作方向に対応する一方の電磁弁に前記指令圧に応じた指令信号を出力すると共に、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁のうち他方の電磁弁に前記タンク圧に対応する圧力に応じた指令信号を出力する
ことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記電気レバーの操作量が0である場合、前記タンク圧に対応する圧力を前記目標パイロット圧として演算し、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁の双方に前記タンク圧に対応する圧力に応じた指令信号を出力することを特徴とする作業機械。 - 請求項2に記載の作業機械において、
前記電気レバーに感圧センサが備わっており、
前記コントローラは、前記感圧センサの出力が設定値を超える場合、前記電気レバーの操作量が0であっても、前記待機圧を前記目標パイロット圧として演算し、前記第1電磁弁及び前記第2電磁弁の双方に前記待機圧に応じた指令信号を出力する
ことを特徴とする作業機械。 - 請求項1に記載の作業機械において、
前記電気レバーが前記不感帯の範囲で傾斜する場合、前記電気レバーの傾斜方向に対応して演算される前記待機圧が、他方側の待機圧に対して大きく設定されることを特徴とする作業機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022049150A JP7685966B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | 作業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2022049150A JP7685966B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | 作業機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023142310A JP2023142310A (ja) | 2023-10-05 |
| JP7685966B2 true JP7685966B2 (ja) | 2025-05-30 |
Family
ID=88205868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022049150A Active JP7685966B2 (ja) | 2022-03-24 | 2022-03-24 | 作業機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7685966B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017218790A (ja) | 2016-06-07 | 2017-12-14 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| JP2019215009A (ja) | 2018-06-11 | 2019-12-19 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
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2022
- 2022-03-24 JP JP2022049150A patent/JP7685966B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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|---|---|
| JP2023142310A (ja) | 2023-10-05 |
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