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JP7690908B2 - 制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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JP7690908B2 - 制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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本技術は、ワークを加工する為の制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、回転テーブルと、二つのワーク保持装置とを備える工作機械がある。ワーク保持装置は回転テーブルに設けてある。回転テーブルの回転によって、ワーク保持装置は主軸に接近した加工領域、即ち加工室と、主軸から離れた非加工領域、即ち段取り室との間を移動する。一方のワーク保持装置が加工室内に位置する場合、他方のワーク保持装置は段取り室内に位置する。工作機械は加工室における加工と、段取り室におけるワークの段取りとを並行的に実行できる(特許文献1参照)。
特開2015-131365号公報
工作機械は駆動機構を有し、駆動機構はブレーキ機構を備えているものもある。ブレーキ機構を備えた駆動機構について、工作機械はブレーキ機構が正常に作動するかを確認する必要がある。このため、工作機械は適宜ブレーキ試験を実施する。ブレーキ試験は加工室に位置するブレーキ機構に対して実施していた。ワーク保持装置はブレーキ機構を備えている。このため、工作機械は加工室内に位置するワーク保持装置のブレーキ試験を実施し、加工室外に位置するワーク保持装置のブレーキ試験を実施していない。工作機械は作業者の安全の為、ブレーキ試験が未実施の場合、段取り室の扉は開かない。故に段取り室にてワークの段取りができないことがある。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ブレーキ試験後に、非加工領域におけるワークの段取りを可能とする制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る制御装置は、ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御装置において、前記第一保持部及び第二保持部は夫々ブレーキを有し、前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する試験実施部を備える。
本開示においては、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
本開示の一実施形態に係る制御装置は、前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したか否かを判定する完了判定部を備え、前記完了判定部にて前記段取りが完了したと判定した場合、前記試験実施部は前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキ試験を実施する。
本開示においては、ワークの段取りが完了した場合、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
本開示の一実施形態に係る制御装置は、前記工作機械は、前記加工領域に位置する加工室と、前記非加工領域に位置する段取り室とを備え、前記段取り室におけるワークの段取りの完了を通知する為の第一スイッチが前記段取り室に設けてあり、前記加工室における加工の開始を通知する為の第二スイッチが前記加工室に設けてあり、前記完了判定部は、前記第一スイッチの操作時に前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したと判定する。
本開示においては、第一スイッチの操作時に第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。第一スイッチと第二スイッチとは異なる位置に設けてある。第一スイッチの操作時に、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対しブレーキ試験を実施する。第二スイッチの操作時に、第一ブレーキのみに対しブレーキ試験を行う。即ち、第一スイッチ又は第二スイッチを選択することで、作業者は二つのブレーキ試験を容易に区別して実行できる。
本開示の一実施形態に係る制御装置は、前記移動部は回転テーブルである。
本開示においては、回転テーブルが加工領域及び非加工領域の間を移動する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械において、前記第一保持部及び第二保持部は夫々ブレーキを有し、前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する試験実施部を備える。
本開示においては、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
本開示の一実施形態に係る制御方法は、ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御方法において、前記第一保持部及び第二保持部は夫々ブレーキを有し、前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する。
本開示においては、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
本開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、前記第一保持部及び第二保持部は夫々ブレーキを有し、前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、前記制御装置に、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する処理を実行させる。
本開示においては、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
本開示の一実施形態に係る制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。故にブレーキ試験後に、非加工領域におけるワークの段取りが可能となる。
工作機械を略示する斜視図である。 回転テーブル、加工室及び段取り室の略示平面透視図である。 制御装置付近の構成を略示するブロック図である。 第一スイッチをオンした場合におけるブレーキ試験実行処理を説明するフローチャートである。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図中の上下前後左右を使用する。図1は工作機械を略示する斜視図である。なお、図1においては、交換用の工具を収容する工具マガジン、後述する加工室、段取り室及び隔壁等(図2参照)の図示を省略してある。工具マガジンはマガジンモータ82(図3参照)の回転によって駆動する。マガジンモータ82は電磁ブレーキ82eを有する。
工作機械は平面視四角形の基台1を備える。立柱2が基台1上に設けてある。立柱2はX軸方向(左右方向)及びY軸方向(前後方向)に移動する。立柱2の前面に沿って上下に移動可能に主軸ヘッド4が設けてある。主軸ヘッド4は主軸(図示略)を備える。主軸の下端部は工具を装着する。立柱2にZ軸モータ81(図3参照)が設けてある。Z軸モータ81は電磁ブレーキ81e(図3参照)を有する。Z軸モータ81の回転によって主軸ヘッド4はZ軸方向(上下方向)に移動する。主軸は、主軸ヘッド4の上下移動によって上方の交換位置と下方の加工位置との間を移動する。
主軸ヘッド4の上部に主軸を回転する為の主軸モータ6が設けてある。主軸モータ6の回転によって主軸及び工具が回転する。
基台1上且つ主軸ヘッド4の下側に回転テーブル8が設けてある。回転テーブル8は移動部を構成する。回転テーブル8は、テーブルモータ83(図3参照)の回転によって鉛直軸(上下軸)回りに回転する。テーブルモータ83はエンコーダ83eを有する。回転テーブル8に、ワークを保持する第一保持装置11及び第二保持装置12が前後に並設してある。第一保持装置11及び第二保持装置12は第一保持部及び第二保持部を構成する。
図2は回転テーブル8、加工室51及び段取り室52の略示平面透視図である。回転テーブル8は中心8a回りに回転する。図2のLは回転テーブル8が停止した状態において、中心8aを通る左右に延びる境界線である。境界線Lよりも後側(図2において上方)の領域は、ワークを加工する加工領域であり、前側(図2において下方)の領域は、加工領域から離隔した非加工領域である。
加工領域側に加工室51が設けてある。加工室51の左側に側面扉51aが設けてある。非加工領域側に段取り室52が設けてある。段取り室52の前側に正面扉52aが設けてあり、左側に側面扉52bが設けてある。側面扉51a、52bは右側に設けてもよい。二つの側面扉51a、52b及び正面扉52a夫々にロック機構(図示略)が設けてある。加工室51及び段取り室52は隔壁53を介して隣接する。隔壁53は境界線Lに沿って設けてあり、隔壁53は上下に移動可能である。回転テーブル8は加工室51及び段取り室52の内側に位置する。隔壁53が上昇し、回転テーブル8は回転する。回転終了後、隔壁53は降下する。
図1及び図2において、第一保持装置11は回転テーブル8の後部に位置し、加工領域に位置する。第二保持装置12は回転テーブル8の前部に位置し、非加工領域に位置する。回転テーブル8の回転によって、第一保持装置11及び第二保持装置12の一方は加工室51から段取り室52へ移動し、他方は段取り室52から加工室51へ移動する。段取り室52におけるワークの段取りの完了を通知する為の第一スイッチ54が段取り室52に設けてある。加工室51における加工の開始を通知する為の第二スイッチ55が前記加工室51に設けてある。段取り室52を使用し、回転テーブル8を回転させて、第一保持装置11及び第二保持装置12が保持するワークを加工する場合、作業者は第一スイッチ54を操作する。段取り室52を使用せず、回転テーブル8を回転させずに、加工室51に位置する第一保持装置11又は第二保持装置12が保持するワークを加工する場合、作業者は第二スイッチ55を操作する。
第一保持装置11は、A軸モータ11a、支持部11b、回転支持台11c、及びクランプ部11dを備える。A軸モータ11a及び支持部11bは左右に離隔する。回転支持台11cは左右に長い板状をなす。A軸モータ11a及び支持部11bは、回転支持台11cの左右端部をA軸(左右方向を軸方向とした軸)回りに回転可能に支持する。A軸モータ11aの回転によって回転支持台11cは回転する。クランプ部11dは、圧縮機(図示略)から送出する圧縮空気によってワークを固定する。クランプ部11dは回転支持台11cの上面に設けてある。クランプ部11dは、手動又は自動でワークを固定し、またワークの固定を解除する。A軸モータ11aは電磁ブレーキ11e(図3参照)を有する。
第二保持装置12は、A軸モータ12a、支持部12b、回転支持台12c、及びクランプ部12dを備える。A軸モータ12a及び支持部12bは左右に離隔する。回転支持台12cは左右に長い板状をなす。A軸モータ12a及び支持部12bは回転支持台12cの左右端部をA軸回りに回転可能に支持する。A軸モータ12aの回転によって回転支持台12cは回転する。クランプ部12dは、圧縮機(図示略)から送出する圧縮空気によってワークを固定する。クランプ部12dは回転支持台12cの上面に設けてある。クランプ部12dは、手動又は自動でワークを固定し、またワークの固定を解除する。A軸モータ12aは電磁ブレーキ12e(図3参照)を有する。
立柱2の背面に制御装置60が設けてある。図3は制御装置60付近の構成を略示するブロック図である。制御装置60は、制御部61、RAM62、記憶部63、入力インタフェース64及び出力インタフェース65等を備える。制御部61は、CPU、MPU又はロジック回路等を有する。制御部61はタイマ(図示略)を有する。記憶部63は、書き換え可能な記憶媒体、例えばEPROM、EEPROM、ハードディスク等を有する。
記憶部63は、制御プログラム、ワークを加工する第一加工プログラム、第二加工プログラム(プログラム製品)等を記憶する。制御プログラムは工作機械全体を制御する為のプログラムである。第一加工プログラムは第一保持装置11が保持したワークを加工する為のプログラムである。第二加工プログラムは第二保持装置12が保持したワークを加工する為のプログラムである。
光ディスク又はUSBメモリ等の記録媒体66に制御プログラム及び各加工プログラムを記憶し、記録媒体から記憶部63にダウンロードしてもよい。また制御装置をネットワークに接続し、ネットワーク上のサーバから制御プログラム及び各加工プログラムを記憶部63にダウンロードしてもよい。
記憶部63はテーブルモータ83の位置、即ち第一位置と第一加工プログラムとを紐づけて記憶し、テーブルモータ83の位置、即ち第二位置と第二加工プログラムとを紐づけて記憶する。テーブルモータ83の位置が第一位置である場合、第一保持装置11は加工室51内に位置し、第二保持装置12は段取り室52に位置する。テーブルモータ83の位置が第二位置である場合、第二保持装置12は加工室51内に位置し、第一保持装置11は段取り室52に位置する。制御部61はテーブルモータ83の位置が第一位置であるか又はテーブルモータ83が第一位置に向けて移動する場合、第一加工プログラムを実行し、テーブルモータ83の位置が第二位置であるか又はテーブルモータ83が第二位置に向けて移動する場合、第二加工プログラムを実行する。
制御部61は、記憶部63に記憶した制御プログラム、各加工プログラムをRAM62に読み出して実行する。RAM62は、記憶部63から読み出した制御プログラム、各加工プログラム及び処理過程で発生した種々のデータ等を一時的に記憶する。
入力装置71は入力インタフェース64に信号を出力する。入力装置71はキーボード又はタッチパネル等を備え、作業者の操作を受け付ける。作業者は入力装置71を操作し、例えばブレーキ試験の実施時刻を入力する。記憶部63はブレーキ試験の実施時刻を記憶する。なお加工プログラムがブレーキ試験の実施時刻を有してもよい。第一スイッチ54をオンした場合、ブレーキ試験の対象は、加工時の安全の為に試験をする電磁ブレーキつまり、加工時に加工領域内にある電磁ブレーキ(以下、加工領域内電磁ブレーキ)と、段取り室52に搬送される電磁ブレーキつまり、加工時に非加工領域にある電磁ブレーキ(以下、段取り用電磁ブレーキ)である。
例えば、第一保持装置11が段取り室52にあり、第二保持装置12が加工室51にある場合であって、第一スイッチ54がオンになったとき、加工領域内電磁ブレーキは、三つの電磁ブレーキ81e、82e、11eである。電磁ブレーキ11eは第一ブレーキに対応する。段取り用電磁ブレーキは、電磁ブレーキ12eである。電磁ブレーキ12eは第二ブレーキに対応する。
第二保持装置12が段取り室52にあり、第一保持装置11が加工室51にある場合であって、第一スイッチ54がオンになったとき、加工領域内電磁ブレーキは、三つの電磁ブレーキ81e、82e、12eである。電磁ブレーキ12eは第一ブレーキに対応する。段取り用電磁ブレーキは、電磁ブレーキ11eである。電磁ブレーキ11eは第二ブレーキに対応する。即ち、第一スイッチ54がオンになった場合、電磁ブレーキ11e及び12eの両者がブレーキ試験の対象である。
一方、第二スイッチ55をオンした場合、ブレーキ試験の対象は加工領域内電磁ブレーキのみである。段取り用電磁ブレーキはブレーキ試験の対象でない。尚、第二スイッチ55をオンした場合、回転テーブル8は回転しない。作業者は、加工室51の側面扉51aを開けてワークを交換する。即ち、作業者は段取り室52内に位置する第一保持装置11又は第二保持装置12を使用しない。例えば第一保持装置11又は第二保持装置12に不具合が生じた場合、作業者は、不具合が生じた保持装置を段取り室52に設け、不具合が生じていない保持装置を加工室51に設けて、加工を継続することができる。
第一スイッチ54は段取り室52に設けてあるので、段取り後、速やかに作業者は第一スイッチ54を操作できる。第二スイッチ55は加工室51に設けてあるので、加工室51にワークを設置後、速やかに作業者は第二スイッチ55を操作できる。段取り室52を使用する場合も、使用しない場合も、作業者は円滑に作業を実施できる。
記憶部63は、電磁ブレーキ81e、82e、11e、12eに対してブレーキ試験を実施した場合、ブレーキ試験を実施した電磁ブレーキ81e、82e、11e、12eに紐づけて、実施済みフラグを記憶する。ブレーキ試験完了後、所定時間経過した時、制御部61は記憶部63から実施済みフラグを削除する。予め設定したブレーキ試験の実施時刻に到達したときに、実施済フラグを削除してもよい。実施済みフラグを記憶してない電磁ブレーキはブレーキ試験未実施の電磁ブレーキである。実施済みフラグの有無はブレーキ試験の実施/未実施に対応する。
制御部61は、Z軸モータ81、マガジンモータ82、A軸モータ11a、A軸モータ12a、テーブルモータ83、主軸モータ6に出力インタフェース65を介して駆動又は停止信号を出力する。制御部61は、各電磁ブレーキ81e、82e、11e、12eに出力インタフェース65を介して駆動又は停止信号を出力する。エンコーダ83eは入力インタフェース64に検出信号を出力する。制御部61は、エンコーダ83eの検出信号に基づきテーブルモータ83の位置を取得する。
図4は、第一スイッチ54をオンした場合におけるブレーキ試験実行処理を説明するフローチャートであり、入力装置71から操作が有った場合、起動する。作業者は、段取り室52に位置する第一保持装置11又は第二保持装置12にワークを取り付ける。即ちワークの段取りを行う。ワークの段取りが完了した場合、作業者は第一スイッチ54を操作し、オンにする。
制御部61は、第一スイッチ54がオンであるか否か、即ち段取り室52でのワークの段取りが完了したか否か判定する(S1)。第一スイッチ54がオンでない場合(S1:NO)、制御部61はステップS1に処理を戻す。第一スイッチ54がオンである場合(S1:YES)、制御部61はタイマを参照し、ブレーキ試験の実施時刻であるか否か判定する(S2)。なお、実施時刻で判断するのではなく、第一スイッチが押された回数が所定回数に到達したか否かで判断してもよい。S1を実行する制御部61は完了判定部に相当する。S2の処理はなくてもよい。
ブレーキ試験の実施時刻である場合(S2:YES)、制御部61は、実施済みフラグの有無を参照し、加工領域内電磁ブレーキに、試験未実施の電磁ブレーキが有るか否か判定する(S3)。試験未実施の加工領域内電磁ブレーキが有る場合(S3:YES)、制御部61は、ブレーキ試験が未実施の加工領域内電磁ブレーキに対してブレーキ試験を実施し(S4)、ブレーキ試験を実施した加工領域内電磁ブレーキに紐づけて実施済みフラグを記憶部63に記憶する(S5)。
制御部61は、全ての加工領域内電磁ブレーキについて、ブレーキ試験を実施済みであるか否か判定する(S6)。全ての加工領域内電磁ブレーキについてブレーキ試験を実施済みでない場合(S6:NO)、制御部61はステップS4に処理を戻す。全ての加工領域内電磁ブレーキについてブレーキ試験を実施済みである場合(S6:YES)、制御部61は、段取り用電磁ブレーキに対して試験が未実施であるか否か判定する(S7)。
段取り用電磁ブレーキに対して試験が未実施である場合(S7:YES)、制御部61は段取り用ブレーキに対してブレーキ試験を実施し(S8)、段取り用ブレーキに紐づけて実施済みフラグを記憶し、即ち設定し(S9)、回転テーブル8を回転させ(S10)、回転完了後、制御部61は加工室51にて加工を開始する(S11)。作業者は、加工中に段取り室52の正面扉52a又は側面扉52bを開き、ワークの段取りを行うことができる。
ステップS3において、試験未実施の加工領域内電磁ブレーキがない場合(S3:NO)、制御部61はステップS7に処理を進める。
ステップS2において、ブレーキ試験の実施時刻でない場合(S2:NO)、ステップS7において、段取り用電磁ブレーキに対して試験が実施済みである場合(S7:NO)、制御部61はステップS10に処理を進める。
実施の形態1に係る工作機械にあっては、電磁ブレーキ11e及び電磁ブレーキ12e即ち、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。故にブレーキ試験後に、段取り室52の扉が開き、非加工領域におけるワークの段取りが可能となる。
またワークの段取りが完了した場合、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。
また第一スイッチ54の操作時に第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施する。第一スイッチ54と第二スイッチ55とは異なる位置に設けてある。第一スイッチ54の操作時に、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対しブレーキ試験を実施する。第二スイッチ55の操作時に、第一ブレーキのみに対しブレーキ試験を行う。即ち、第一スイッチ54又は第二スイッチ55を選択することで、作業者は二つのブレーキ試験を容易に区別して実行できる。
また回転テーブル8は加工領域及び非加工領域の間を移動するので、加工と段取りの並行的な実行を実現できる。
上述の実施形態においては、第一スイッチ54の操作時に実施するブレーキ試験と、第二スイッチ55の操作時に実施するブレーキ試験とは異なるが、第一スイッチ54及び第二スイッチ55のいずれを操作した場合も、第一ブレーキ及び第二ブレーキの両者に対してブレーキ試験を実施してもよい。
回転テーブル8は移動部の一例である。回転テーブル8に代えて、加工領域及び非加工領域を直線的に移動する第一スライドテーブル及び第二スライドテーブルを設け、第一保持装置11及び第二保持装置12を夫々二つのスライドテーブルに設けてもよい。第一スライドテーブルが加工領域にある場合、第二スライドテーブルは非加工領域にある。第一スライドテーブルが非加工領域にある場合、第二スライドテーブルは加工領域にある。第一スライドテーブルが加工領域から非加工領域に移動する場合、第二スライドテーブルは非加工領域から加工領域に移動する。第一スライドテーブルが非加工領域から加工領域に移動する場合、第二スライドテーブルは加工領域から非加工領域に移動する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
8 回転テーブル
11 第一保持装置(保持部)
12 第二保持装置(保持部)
51 加工室
52 段取り室
54 第一スイッチ
55 第二スイッチ
60 制御装置
61 制御部
62 RAM
63 記憶部
81e 電磁ブレーキ(第一ブレーキ、第二ブレーキ)
82e 電磁ブレーキ(第一ブレーキ、第二ブレーキ)

Claims (6)

  1. ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御装置において、
    前記第一保持部及び第二保持部夫々は、保持されたワークを回転させる為のモータと、前記モータの回転を制動する為のブレーキを有し、
    前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、
    前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する試験実施部を備え
    前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したか否かを判定する完了判定部を備え、
    前記完了判定部にて前記段取りが完了したと判定した場合、前記試験実施部は前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキ試験を実施す
    制御装置。
  2. 前記工作機械は、前記加工領域に位置する加工室と、前記非加工領域に位置する段取り室とを備え、
    前記段取り室におけるワークの段取りの完了を通知する為の第一スイッチが前記段取り室に設けてあり、
    前記加工室における加工の開始を通知する為の第二スイッチが前記加工室に設けてあり、
    前記完了判定部は、前記第一スイッチの操作時に前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したと判定する
    請求項に記載の制御装置。
  3. 前記移動部は回転テーブルである
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械において、
    前記第一保持部及び第二保持部夫々は、保持されたワークを回転させる為のモータと、前記モータの回転を制動する為のブレーキを有し、
    前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、
    前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施する試験実施部を備え
    前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したか否かを判定する完了判定部を備え、
    前記完了判定部にて前記段取りが完了したと判定した場合、前記試験実施部は前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキ試験を実施す
    工作機械。
  5. ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御方法において、
    前記第一保持部及び第二保持部夫々は、保持されたワークを回転させる為のモータと、前記モータの回転を制動する為のブレーキを有し、
    前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、
    前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施し、
    前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したか否かを判定し、
    前記段取りが完了したと判定した場合、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキ試験を実施する
    制御方法。
  6. ワークを加工する加工領域及び前記加工領域から離隔した非加工領域の間を移動可能な移動部と、前記移動部に移動可能に設けてあり、ワークを保持する第一保持部及び第二保持部とを備える工作機械の制御装置にて実行可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記第一保持部及び第二保持部夫々は、保持されたワークを回転させる為のモータと、前記モータの回転を制動する為のブレーキを有し、
    前記第一保持部及び第二保持部のブレーキは、前記加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の一方が有するブレーキである第一ブレーキと、前記非加工領域に搬送された前記第一保持部及び前記第二保持部の他方が有するブレーキである第二ブレーキとを含み、
    前記制御装置に、
    前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキの動作試験であるブレーキ試験を実施し、
    前記非加工領域におけるワークの段取りが完了したか否かを判定し、
    前記段取りが完了したと判定した場合、前記第一ブレーキ及び第二ブレーキに対してブレーキ試験を実施する
    処理を実行させるコンピュータプログラム。
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