JP7696546B2 - インク供給装置、画像形成装置、および画像形成方法 - Google Patents
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Description
先ず、第1実施形態を、インク供給装置を有する画像形成装置、画像形成方法の順に説明する。
図1は、第1実施形態の画像形成装置1の構成図である。この図に示す画像形成装置1は、記録媒体[M]の主面上にインク画像を形成するための装置である。記録媒体[M]は、シート状のものであって、枚葉シートであっても連続シートであってもよい。また記録媒体[M]は、布帛のような布材、普通紙、厚紙、薄紙、和紙、特殊紙、段ボール紙、樹脂フィルム、建材等の様々な材質のものが用いられる。このような画像形成装置1は、記録媒体[M]の搬送装置10と、インク供給装置20と、制御装置30とを備えている。以下、画像形成装置1が有するこれらの構成要素の詳細を説明する。
搬送装置10は、記録媒体[M]を搬送する装置であって、例えば図示したようなベルト搬送方式のものである。ベルト搬送方式の搬送装置10は、ここでの図示を省略した複数のローラーに無端状のベルトを掛け回して構成されている。このような搬送装置10は、無端状のベルトの外周面を記録媒体[M]の載置面10aとし、ローラーの回転によって無端状のベルトを回動させることにより、載置面10aに吸着によって固定させたシート状の記録媒体[M]を、ベルトの回動方向に搬送する。図示した例においては、無端状のベルトの外周面のうちの上方に向く面を記録媒体[M]の載置面10aとしている。
インク供給装置20は、インクジェット方式のものであって、搬送装置10によって所定の搬送方向[x]に搬送される記録媒体[M]に対してインクを噴射することで、非接触でインクを供給する装置である。またこのインク供給装置20は、搬送幅方向[y]にわたって往復で移動し、搬送幅方向[y]の各位置において記録媒体[M]に対してインクを噴射するスキャン方式のものである。これにより、インク供給装置20によるインクの供給は、搬送装置10における載置面10aの搬送幅方向[y]にわたって実施可能である。ここで搬送幅方向[y]は、載置面10aと平行な面内であって、搬送装置10による記録媒体[M]の搬送方向[x]に対して垂直な方向である。この搬送幅方向[y]は、主走査方向とも称する。
図1に戻り、制御装置30は、搬送装置10およびインク供給装置20の駆動を制御する。制御装置30による搬送装置10の制御は、記録媒体[M]の搬送ピッチ[p]と搬送のタイミングである。また制御装置30によるインク供給装置20の制御は、インク供給装置20の搬送幅方向[y]の往復移動(スキャニング)のタイミングと、インクヘッド21および前処理ヘッド22の各ノズル開口201(図2参照)からのインクおよび前処理液の吐出のタイミングである。
図3は、第1実施形態の画像形成装置1による画像形成方法(その1)を説明するための工程図であり、一例として同一領域に2回のインク供給を実施する2パスのマルチパス方式での画像形成方法を示す。なお、説明を簡単にするため、インクヘッド21は1つのみ図示し、インクヘッド21および前処理ヘッド22は1列のノズル開口201のみを図示して簡略化している。この図を用いて説明する画像形成方法は、上述した制御装置30(図1参照)が有する画像形成プログラムによって実施される画像形成方法である。以下、先の図1を参照し、図3に基づいて画像形成装置1による画像形成方法の一例を説明する。
図4は、第1実施形態の画像形成装置による画像形成方法(その2)を説明するための工程図であり、図3を用いて説明した画像形成方法(その1)の変形例である。図4は、一例として同一領域に4回のインク供給を実施する4パスのマルチパス方式での画像形成方法を示している。なお、説明を簡単にするため、インクヘッド21は1つのみ図示し、インクヘッド21および前処理ヘッド22は1列のノズル開口201のみを図示して簡略化している。この図を用いて説明する画像形成方法は、上述した制御装置30(図1参照)が有する画像形成プログラムによって実施される画像形成方法である。以下、先の図1を参照し、図4に基づいて画像形成装置1による画像形成方法の一例を説明する。
図5および図6は、第1実施形態の画像形成装置による画像形成方法(その3)を説明するための工程図1,2であり、図4を用いて説明した画像形成方法(その2)の変形例である。図5および図6は、は、一例として同一領域に4回のインク供給を実施する4パスのマルチパス方式での画像形成方法を示している。なお、説明を簡単にするため、インクヘッド21は1つのみ図示し、インクヘッド21および前処理ヘッド22は1列のノズル開口201のみを図示して簡略化している。この図を用いて説明する画像形成方法は、上述した制御装置30(図1参照)が有する画像形成プログラムによって実施される画像形成方法である。以下、先の図1を参照し、図5および図6は、に基づいて画像形成装置1による画像形成方法の一例を説明する。
以上説明した第1実施形態によれば、インク供給装置20が、インクヘッド21と前処理ヘッド22とを、記録媒体[M]の搬送方向[x]に対して重なりを有してずらした構成である。これにより、インクヘッド21と前処理ヘッド22とを記録媒体[M]の搬送方向[x]に対して完全にずらした構成と比較して、インク供給装置20および画像形成装置1の小型化を図ることが可能となる。またこの構成により、記録媒体[M]に対する前処理液[L1]とインク[In]の着弾の時間間隔を小さできる。これにより、例えば着弾した前処理液[L1]が環境温湿度の影響を受け難くなり、画像品質の均一化を図ることが可能である。
図7は、第2実施形態の画像形成装置2の構成図である。この図に示す画像形成装置2が、第1実施形態の画像形成装置1(図1参照)と異なるところは、インク供給装置20’の構成にあり、他の構成は同様である。このため、以下においてはインク供給装置20’の構成を説明する。
インク供給装置20’が、第1実施形態のインク供給装置20(図1参照)と異なるところは、前処理ヘッド22に替えて後処理ヘッド23を有するところにある。
第2実施形態の画像形成装置2による画像形成方法は、第1実施形態の画像形成装置1による画像形成方法と同様である。ここで、先の第1実施形態の説明で用いた図3は、第2実施形態の画像形成装置2による画像形成方法(その1)を説明するための工程図でもある。この図3においては、図面内のかっこ書きが、第2実施形態の構成要素の符号を示す。以下、先の図7を参照し、図3に基づいて画像形成装置2による2パスのマルチパス方式での画像形成方法の一例を説明する。
以上説明した第2実施形態によれば、インク供給装置20’が、インクヘッド21と後処理ヘッド23とを、記録媒体[M]の搬送方向[x]に対して重なりを有してずらした構成である。これにより、インクヘッド21と後処理ヘッド23とを記録媒体[M]の搬送方向[x]に対して完全にずらした構成と比較して、インク供給装置20’および画像形成装置2の小型化を図ることが可能となる。またこの構成により、記録媒体[M]に対するインク[In]と後処理液[L2]との着弾の時間間隔を小さできる。これにより、例えば着弾したインク[In]が環境温湿度の影響を受け難くなり、画像品質の均一化を図ることが可能である。
図8は、第3実施形態の画像形成装置3の構成図である。この図に示す画像形成装置3は、第1実施形態の画像形成装置1(図1参照)と、第2実施形態の画像形成装置2(図7参照)とを組み合わせた構成のものであり、インク供給装置20”の構成のみが他の実施形態とは異なり、他の構成は同様である。このため、以下においてはインク供給装置20”の構成を説明する。
インク供給装置20”は、第1実施形態のインク供給装置20(図1参照)と第2実施形態のインク供給装置20’とを組み合わせた構成であって、インクヘッド21と、前処理ヘッド22と、および後処理ヘッド23とを備える。これらのインクヘッド21、前処理ヘッド22、および後処理ヘッド23は、第1実施形態および第2実施形態で説明した構成および配置状態で配置されている。
第3実施形態の画像形成装置3による画像形成方法は、第1実施形態および第2実施形態の画像形成装置1,2による画像形成方法と同様である。すなわち、制御装置30は、搬送装置10の駆動により、記録媒体[M]を搬送方向[x]に搬送ピッチ[p]で間欠搬送する。この搬送ピッチ[p]は、一例としてずれ幅[d]=[d’]に一致する。
以上のような第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態の効果を得ることが可能である。
10…搬送装置
10a…載置面
20,20’,20”…インク供給装置
20a…キャリッジ
21…インクヘッド
21c…インクヘッド
21k…インクヘッド
21m…インクヘッド
21y…インクヘッド
22…前処理ヘッド
23…後処理ヘッド
30…制御装置
200…ヘッド
200a…ノズル面
201…ノズル開口
[d],[d’]…ずれ幅
[In]…インク
[L1]…前処理液
[L2]…後処理液
[M]…記録媒体
[p]…搬送ピッチ
[x]…搬送方向
[y]…搬送幅方向
Claims (16)
- 搬送装置によって一方向に搬送される記録媒体に、インク供給によって画像形成するためのインク供給装置であって、
前記記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズル開口を有し各ノズル開口からインクを噴出するインクヘッドと、
前記記録媒体の搬送方向に沿って配列された複数のノズル開口を有し各ノズル開口から処理液を噴出する処理ヘッドと、
前記インクヘッドと前記処理ヘッドとを一体に保持し、前記記録媒体の表面に沿って前記搬送方向に対して垂直な搬送幅方向に往復で移動するキャリッジとを備え、
前記キャリッジは、
前記処理ヘッドとして、前記インクヘッドから供給されるインクの前処理液を供給する前処理ヘッドと、前記インクヘッドから供給されるインクの後処理液を供給する後処理ヘッドとを保持し、
前記インクヘッドに対して前記搬送方向の上流側に前記前処理ヘッドをずらして保持し
前記インクヘッドに対して前記搬送方向の下流側に前記後処理ヘッドをずらして保持し、
前記インクヘッドと前記前処理ヘッドとの前記搬送方向に対するずれ幅と、前記インクヘッドと前記後処理ヘッドとの前記搬送方向に対するずれ幅とは同一である
インク供給装置。 - 前記キャリッジは、前記搬送幅方向に配列された複数のインクヘッドを保持し、前記複数のインクヘッドの配列の外側に前記処理ヘッドを保持する
請求項1に記載のインク供給装置。 - 前記前処理液は、少なくとも凝集剤を含む
請求項1に記載のインク供給装置。 - 前記後処理液は、少なくとも樹脂分散剤を含む
請求項1に記載のインク供給装置。 - 前記インクヘッドと前記処理ヘッドは、前記搬送方向における前記ノズル開口の配置周期が同一である
請求項1~4のうちの何れか1項に記載のインク供給装置。 - 前記キャリッジは、前記搬送方向に対して前記ノズル開口の配置周期をずらして前記インクヘッドと前記処理ヘッドとを保持する
請求項5に記載のインク供給装置。 - 前記インクは、少なくとも顔料を含む
請求項1~6のうちの何れか1項に記載のインク供給装置。 - 前記記録媒体は布帛である
請求項1~7のうちの何れか1項に記載のインク供給装置。 - 請求項1~8のうちの何れか1項に記載のインク供給装置と、
前記インク供給装置によるインク供給によって画像を形成する記録媒体を、前記搬送方向に搬送するための搬送装置とを備えた
画像形成装置。 - 前記搬送装置は、所定の搬送ピッチで前記記録媒体を前記搬送方向に間欠搬送する
請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記インク供給装置は、前記搬送装置による前記記録媒体の間欠搬送の間に、前記搬送幅方向に前記キャリッジを移動させ、前記インクヘッドからインクを供給するとともに、前記処理ヘッドから処理液を供給する
請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記インク供給装置は、前記インクヘッドと前記処理ヘッドにおける前記ノズル開口の配列が、前記搬送ピッチに対応して前記搬送方向に複数の分割領域に分割され、前記分割領域毎に前記インクおよび前記処理液の供給を制御する
請求項10または11に記載の画像形成装置。 - 前記インク供給装置は、前記搬送装置によって搬送する記録媒体上の同一領域に対して、前記インクヘッドおよび前記処理ヘッドの前記複数の分割領域のうちの異なる分割領域から複数回にわたって前記インクおよび前記処理液を供給する
請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記インクヘッドと前記処理ヘッドとの前記搬送方向に対するずれ幅は、前記ノズル開口の配置周期と、前記記録媒体上の同一領域に対する前記インクおよび前記処理液の供給回数とを考慮した大きさである
請求項13に記載の画像形成装置。 - 前記ずれ幅と前記搬送ピッチとは同じ大きさである
請求項14に記載の画像形成装置。 - 請求項9~15のうちの何れか1項に記載の画像形成装置を用いた画像形成方法であって、
前記搬送装置が、前記インクヘッドと前記処理ヘッドとの前記搬送方向に対するずれ幅に一致する搬送ピッチで、前記記録媒体を前記搬送方向に間欠搬送し、
前記インク供給装置が、前記搬送装置による前記記録媒体の間欠搬送の間に、前記搬送幅方向に前記キャリッジを移動させ、前記インクヘッドからインクを供給するとともに、前記処理ヘッドから処理液を供給する
画像形成方法。
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