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JP7705651B2 - 移動体衛星通信用の模擬信号出力装置 - Google Patents
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JP7705651B2 - 移動体衛星通信用の模擬信号出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置に関する。
衛星通信分野において、特にKa(K-above)帯衛星通信システムとして、ESIM(Earth Station in Motion)について世界無線通信会議において固定衛星通信に割り当てられていた19.7-20.2GHz及び29.5-30.0GHzがESIM用の周波数帯として認められた。さらにその後、17.7-19.7GHz及び27.5-29.5GHzがESIM用の周波数帯として追加して認められた。これらのことから、Ka帯移動体衛星通信の注目が高まっている。このため、非特許文献1に開示されているような衛星回線向け輻輳制御アルゴリズムが注目されている。
非特許文献1の開示技術では、長い遅延時間、ビット誤りによるパケットロス等の衛星回線特有の性質に対応可能な衛星回線向け輻輳制御アルゴリズムが開示されている。
Qi Zhao, Huanren Zhou, and Hongwei Deng, " An enhanced Vegas congestion control algorithmbased on BeiDou navigation system", IEICE Communications Express, Vol.1, No.7, pp.275-281,December 2012.
一方、移動体衛星通信システム、特に陸上移動体衛星通信システムは、移動しながら衛星通信を行う。このため、人工物、建物等のような遮蔽物等の影響を受け、通信断が頻繁に発生する。このような現象は避けることが出来ずデータ通信に悪影響を及ぼすという問題点がある。また、与えられた物理回線帯域が広くても、TCP(Transmission Control Protocol)のスループットが速くならない問題点がある。これらの問題点を解決するためには、移動中の移動体衛星通信システムを模擬するエミュレーターやシミュレーター等を用いてデータ通信の効率化を図る必要がある。
しかしながら、非特許文献1では、移動体衛星通信システムが移動する際発生する遮蔽による通信断が考慮されておらず、VSAT(Very Small Aperture Terminal)のような固定地球局が前提となる。移動体衛星通信システムにおいて、遮蔽物が全く存在しない道路等を走ることは非常に困難であり、非特許文献1等の衛星回線向け輻輳制御アルゴリズム、TCPアクセラレーター、また、衛星通信ネットワークのシミュレーション結果による回線の最適化の効果は、遮蔽による通信断が考慮されていないため限定的となることが問題点となる。また、移動体衛星通信システムの移動速度の変化、遮蔽物の種類による通信断の継続時間のばらつきやその都度発生するインターロック制御の複雑さも問題点となる。
本発明は、上述した問題点を解決するために導出されたものであり、移動体が移動しなくても、移動体衛星通信システムにおいて移動体が受信し得る受信信号を模擬することが可能な移動体衛星通信用の模擬信号出力装置を提供することが目的である。
第1発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を参照し、新たに受信した第1評価用信号を減衰させる減衰手段を備えることを特徴とする。
第2発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1発明において、上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の位置に関する位置情報と、上記第1の移動速度とに基づいて、上記模擬信号を生成する模擬信号生成手段を更に備えることを特徴とする。
第3発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を出力する出力手段を備え、遮蔽物の種類及び/又は幅に関する遮蔽物情報と、上記遮蔽物による信号の減衰のパターンに関する減衰パターンとが互いに関連付けられ、入力を上記遮蔽物情報とし、出力を上記減衰パターンとする減衰モデルを記憶する記憶手段と、上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の上記遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、上記記憶手段により記憶された減衰モデルに、上記遮蔽物情報取得手段により取得された遮蔽物情報を入力することにより出力される上記減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段とを更に備えることを特徴とする。
第4発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を出力する出力手段を備え、上記第1の移動経路上の各位置に対する上記減衰のパターンに関する減衰パターンが互いに紐付けられたデータテーブルを記憶する記憶手段と、上記移動体の走行時間を取得する走行時間取得手段と、上記走行時間取得手段により取得された走行時間と、上記第1の移動速度とに基づいて、第1の移動経路上における仮想的な現在位置を求める現在位置算出手段と、上記記憶手段により記憶されたデータテーブルを参照し、上記現在位置算出手段により算出された仮想的な現在位置に応じた位置に対する上記減衰パターンを選択する減衰パターン選択手段と、上記減衰パターン選択手段により、選択された減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段を更に備えることを特徴とする。
第5発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1発明において、遮蔽物の種類及び/又は幅に関する遮蔽物情報と、上記遮蔽物による信号の減衰のパターンに関する減衰パターンとが互いに関連付けられ、入力を上記遮蔽物情報とし、出力を上記減衰パターンとする減衰モデルを記憶する記憶手段と、上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の上記遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、上記記憶手段により記憶された減衰モデルに、上記遮蔽物情報取得手段により取得された遮蔽物情報を入力することにより出力される上記減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段とを更に備えることを特徴とする。
第6発明に係る移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰とが反映された時系列的な模擬信号を参照し、新たに送信すべき第2評価用信号を減衰させる第2減衰手段と、上記第2減衰手段により減衰された第2評価用信号を送信する送信アンテナとを備えることを特徴とする。
第1発明~第6発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、第1の移動速度と、第1の移動経路を移動する上で衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を出力する。これにより、移動体衛星通信システムにおいて、遮蔽物により減衰された受信信号を模擬し、出力することが可能となる。このため、移動体衛星通信システムにおける遮蔽物による減衰を、移動体を移動させずに模擬することができる。また、移動体衛星通信システムにおける遮蔽物による減衰を実験室内で模擬することができ、移動体衛星通信システムが移動中に発生する遮蔽物による通信断の影響の検討及びそれに合わせた輻輳制御アルゴリズムの検討が可能となる。また、第1発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、模擬信号を参照し、新たに受信した第1評価用信号を減衰させる。これにより、模擬信号における減衰量を第1評価用信号に反映させることが可能となる。このため、移動体衛星通信システムにおける減衰量が反映された評価用信号を出力することが可能となる。
特に、第2発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、位置情報と、第1の移動速度とに基づいて、模擬信号を生成する。これにより、遮蔽物の位置と、移動体の速度とに基づく模擬信号を模擬的に生成することが可能となる。このため、より多様なパターンの移動体衛星通信システムの受信信号を模擬することが可能となる。
特に、第3発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、減衰モデルに、遮蔽物情報を入力することにより出力される減衰パターンから模擬信号を生成する。これにより、遮蔽物の種類及び大きさにより変化する減衰を反映した模擬信号を生成することが可能となる。このため、より多様なパターンの移動体衛星通信システムの受信信号を模擬することが可能となる。
特に、第4発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、データテーブルを参照し、仮想的な現在位置に応じた位置に対する減衰パターンを選択し、選択された減衰パターンから模擬信号を生成する。これにより、仮想的な位置に応じて、模擬信号を生成することができる。このため、仮想的な位置の環境に適した模擬信号を生成することが可能となり、移動体衛星通信システムにおける受信信号のより精度の高い模擬が可能となる。
特に、第5発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、減衰モデルに、遮蔽物情報を入力することにより出力される減衰パターンから模擬信号を生成する。これにより、遮蔽物の種類及び大きさにより変化する減衰を反映した模擬信号を生成することが可能となる。このため、より多様なパターンの移動体衛星通信システムの受信信号を模擬することが可能となる。
特に、第6発明によれば、移動体衛星通信用の模擬信号出力装置は、模擬信号を参照し、新たに送信すべき第2評価用信号を減衰させ、減衰された第2評価用信号を送信する。これにより、送信すべき評価用信号を減衰させることが可能となり、ODU(Out Door Unit)とIDU(In Door Unit)でそれぞれ個別に送受信すべき評価用信号を減衰させることが可能となる。これにより、例えば通信断が発生する場合に、送信を中止する機能であるインターロックによるデータ通信への影響を検討することが可能となる。
図1は、移動体衛星通信システムの一例を示す模式図である。 図2は、移動経路を移動する移動体の一例を示す模式図である。 図3は、受信信号と模擬信号との一例を示す図である。 図4は、本発明を適用した第1実施形態の模擬信号出力装置の全体概略図である。 図5は、本発明を適用した第2実施形態の模擬信号出力装置の全体概略図である。 図6は、移動体が受信した電柱により減衰した信号の実測値と計算値の一例を示す図である。 図7は、各位置における遮蔽物情報と減衰パターンの一例を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態の模擬信号出力装置1について、図面を参照しながら詳細に説明をする。
模擬信号出力装置1は、例えば図1に示すような、移動体衛星通信システム100において、移動体53が衛星52から受信し得る受信信号を模擬する。
移動体衛星通信システム100は、例えばゲートウェイ局51と、ゲートウェイ局51と信号の送受信をする衛星52と、衛星52と信号を送受信する移動体53とを備える通信システムである。
ゲートウェイ局51は、いわゆる基地局としての役割を担うものであり、無線通信ネットワーク内のデバイスとの間において無線アクセスポイントとしての役割を果たし、インターネット等を始めとした公衆通信網との間においてインターフェースとしての役割を果たすものである。即ち、ゲートウェイ局51は、これを介してデバイスがインターネット等を始めとした公衆通信網との間で信号の送受信を行うことを可能とするための中継手段を担うものである。
衛星52は、地球の自転周期と一致する軌道周期をもつ地球周回軌道としての対地同期軌道である静止軌道(GEO:Geostationary Earth Orbit)を周回し、或いは地球の自転周期とは無関係に回る地球低軌道(LEO: Low Earth Orbit)や中軌道(MEO: Medium Earth Orbit)、さらには深宇宙等を飛翔する人工衛星である。この衛星52は、いかなる用途に基づいて打ち上げられたものであってもよい。また、この衛星52は、GEO、LEO、MEOを周回するものに限定されるものではなく、宇宙空間を飛翔する他のいかなる衛星も含む概念である。
移動体53は、衛星52と通信が可能な移動する物体である。例えば移動体53は、アンテナを搭載した車、バス、飛行機、船等である。移動体衛星通信システム100において、移動体53は、衛星52と移動体53との間で通信し、遮蔽物54により減衰される信号を送受信する。
遮蔽物54は、移動体衛星通信システム100において、衛星52と移動体53との通信の信号を遮蔽し、減衰させる家屋、ビルディング、電柱、水銀灯等の建築物、又は樹木、山等の自然物である。
図2は、移動体衛星通信システム100において、移動体53が設定された移動速度で、移動経路60を移動するときに、移動体53が受信する受信信号と、移動経路60上の水銀灯61と電柱62との位置の対応関係を示す図である。図2の下段に示すグラフは、時間(s)に対する移動体53が受信する受信信号のデータ転送レート(Bits/s)を示す。移動体衛星通信システム100において、移動経路60を移動する移動体53が衛星52から受信する信号は、例えば移動経路60上の水銀灯61や電柱62により、通信断が発生し、減衰される。これにより、移動体53が衛星52から受信する受信信号の受信電力が減衰する。この受信電力の減衰に伴い、受信信号のデータ転送レートも減衰する。この受信信号のデータ転送レートの減衰を時間軸に変換した図2の下段に示すグラフでは、移動経路60上の水銀灯61や電柱62の位置を通過する時に、移動体53が受信する受信信号のデータ転送レートが減衰していることが示されている。これは、移動体53が衛星52から受信する受信信号の受信電力が移動経路60上の水銀灯61や電柱62により減衰したためである。また、移動体53が受信する受信信号の減衰パターンは、例えば遮蔽物54(水銀灯61、電柱62等)の種類や幅によって異なる。例えば、移動体53が水銀灯61を通過するときの減衰パターンと、移動体53が電柱62を通過するときの減衰パターンとは、それぞれ異なる。
ここでいう減衰パターンは、遮蔽物54の影響により減衰した場合における移動体53が受信した受信信号の減衰のパターンを示す。減衰パターンは、信号が減衰した大きさを示す減衰量を含む。また、減衰パターンは、信号が減衰し始めた距離と、信号が減衰し終えた距離との差である減衰幅を含む。
本発明を適用した第1実施形態の模擬信号出力装置1は、この移動体衛星通信システム100において、任意に設定可能な第1の移動速度で、同じく任意に設定可能な第1の移動経路を移動する移動体53が衛星52から受信し、実際に遮蔽物54による影響を受けて減衰した受信信号を模擬する模擬信号を出力する。
図3のグラフは、距離(m)に対する、第1の移動速度で、第1の移動経路を移動する移動体53が衛星52から受信した実際の受信信号の減衰量(dB)と、この受信信号を模擬した模擬信号の減衰量(dB)とを示すグラフの一例である。模擬信号は、第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体53が衛星52から受信した受信信号に基づいて、これを模擬的に生成した信号である。模擬信号は、第1の移動速度と、第1の移動経路を移動する上で衛星52からの信号を遮蔽する遮蔽物54による減衰とが反映された時系列的な信号である。また、模擬信号は、第1の移動経路上の各位置に対してそれぞれ対応付けられた信号であってもよい。また模擬信号は、上述した遮蔽物による減衰と、移動体53の移動速度と、回線マージンとによる減衰が反映された信号であってもよい。
図4(a)は、本発明を適用した第1実施形態の模擬信号出力装置1の全体概略図である。模擬信号出力装置1は、例えば移動体53に搭載されるが、この限りではなく、室内に静止した状態で設置されてもよい。
模擬信号出力装置1は、例えばODU11と、IDU14とに接続される。模擬信号出力装置1は、IDU14とODU11とに接続される第1無段階減衰器13と第2無段階減衰器15と、第1無段階減衰器13と第2無段階減衰器15とに接続される減衰制御部17とを備える。
ODU11は、第1評価用信号を受信するための受信アンテナと、第2評価用信号を送信するための送信アンテナとを備える。ODU11は、例えば衛星52から第1評価用信号を受信してもよいが、この限りではなく、衛星52から第1評価用信号を受信してもよい。また、ODU11は、例えば衛星52に第2評価用信号を送信してもよいが、この限りではなく、衛星52に第2評価用信号を送信してもよい。ODU11は、例えば受信アンテナにより受信した第1評価用信号を第1無段階減衰器13に出力する。評価用信号は、減衰させる対象となる時系列的な信号である。第1評価用信号は、ODU11により受信される評価用信号である。第2評価用信号は、ODU11により送信される評価用信号である。
IDU14は、例えば評価装置19と送受信する信号を変調及び復調するためのモデムである。IDU14は、例えば第1無段階減衰器13により減衰された第1評価用信号を復調したものから取り出したデータを評価装置19に出力する。また、IDU14は、例えば第2評価用信号を生成し、生成した第2評価用信号を第2無段階減衰器15に出力する。
第1無段階減衰器13は、減衰制御部17から出力された減衰制御信号に基づいて、ODU11から入力された第1評価用信号を減衰させる減衰器である。第1無段階減衰器13は、減衰させた第1評価用信号をIDU14に出力する。
第2無段階減衰器15は、減衰制御部17から出力された減衰制御信号に基づいて、IDU14から出力された第2評価用信号を減衰させる減衰器である。第2無段階減衰器15は、第2評価用信号をODU11に出力する。
減衰制御部17は、第1無段階減衰器13と第2無段階減衰器15における減衰を制御する。例えば、減衰制御部17は、減衰制御信号を生成し、生成した減衰制御信号を第1無段階減衰器13と第2無段階減衰器15とに出力する。
評価装置19は、模擬信号出力装置1により減衰された評価用信号を評価する装置である。評価装置19は、例えば移動体衛星通信システム100において、実際に移動体53が受信した受信信号と、減衰制御部17による制御の下で減衰制御された評価用信号とを比較し、評価してもよい。
減衰制御部17は、図4(b)に示すように、互いに接続された取得部171と、生成部172と、出力部173と、記憶部174とを備える。これら減衰制御部17における各機能は、ソフトウェアにより実現されてもよい。
取得部171は、キーボード等によりユーザから入力された各種情報を取得する。
生成部172は、模擬信号、減衰制御信号等の各種情報を生成する。
記憶部174は、取得部171により取得した各種情報及び生成部172により生成した各種情報を記憶する。
出力部173は、記憶部174に記憶された模擬信号を第1無段階減衰器13及び第2無段階減衰器15に出力する。
次に、本実施形態における模擬信号を出力する動作について説明する。
先ずODU11は、衛星52から第1評価用信号を受信する。ODU11は、受信した第1評価用信号を、第1無段階減衰器13に出力する。
減衰制御部17における生成部172は、模擬信号を参照し、減衰制御信号を生成する。出力部173は、生成した減衰制御信号を第1無段階減衰器13に出力する。
次に、第1無段階減衰器13は、減衰制御信号に基づいて、第1評価用信号を減衰させる。かかる場合、第1無段階減衰器13は、遮蔽物による減衰を反映させることにより、第1評価用信号を減衰させることができる。これにより、模擬信号における減衰量を第1評価用信号に反映させることが可能となる。第1無段階減衰器13は、減衰させた第1評価用信号をIDU14に出力する。
IDU14は、第1無段階減衰器13から送られてくる第1評価用信号を復調したものから取り出したデータを評価装置19に出力する。IDU14から第1評価用信号を復調したものから取り出したデータが出力された評価装置19は、第1評価用信号を評価する。
またIDU14は、第1評価用信号とは異なる第2評価用信号を生成するようにしてもよい。かかる場合、IDU14は、第2無段階減衰器15に生成した第2評価用信号を出力する。
次に、第2無段階減衰器15は、減衰制御部17から入力された減衰制御信号に基づいて、IDU14から入力された第2評価用信号を減衰させる。
次に、第2無段階減衰器15は、ODU11に第2評価用信号を出力し、ODU11は、第2評価用信号を衛星52に送信する。これにより、送信すべき第2評価用信号と受信した第1評価用信号を、送信用と受信用に個別に減衰させることができる。これにより、例えば通信断が発生する場合に、送信を中止する機能であるインターロックによるデータ通信への影響を検討することも可能となる。
これにより、移動体衛星通信システム100において、遮蔽物54により減衰された受信信号を模擬し、出力することが可能となる。このため、移動体衛星通信システム100における遮蔽物54による減衰を、移動体53を移動させずに模擬することができる。また、移動体衛星通信システム100における遮蔽物54による減衰を実験室内で模擬することができ、移動体衛星通信システム100が移動中に発生する遮蔽物54による通信断の影響の検討及びそれに合わせた輻輳制御アルゴリズムの検討が可能となる。
(第2実施形態)
以下、本発明を適用した第2実施形態の模擬信号出力装置1について、詳細に説明をする。
図5は、本発明を適用した第2実施形態の模擬信号出力装置1の全体概略図である。模擬信号出力装置1は、模擬信号を出力する。模擬信号出力装置1は、例えば実験室等の屋内に設けられてもよい。模擬信号出力装置1は、移動体模擬部4と、移動体模擬部4に接続される衛星模擬部3と、衛星模擬部3に接続されるゲートウェイ局模擬部2とを備える。
移動体模擬部4は、移動体衛星通信システム100において、衛星52と通信する移動体53を模擬する。移動体模擬部4は、移動体53が衛星52から受信し得る模擬的な模擬信号を衛星模擬部3や評価装置19aに出力する。
評価装置19aは、移動体模擬部4から出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価する。
移動体模擬部4は、減衰制御部17と、減衰制御部17に接続されるモデム41とモデム43とを備える。
減衰制御部17は、模擬信号をモデム41とモデム43とに出力する。
モデム41は、衛星模擬部3と送受信する信号を変調及び復調する。モデム41は、減衰制御部17から出力された模擬信号を衛星模擬部3に出力する。
モデム43は、評価装置19aと送受信する信号を変調及び復調する。モデム43は、減衰制御部17から出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価装置19aに出力する。
衛星模擬部3は、例えば移動体衛星通信システム100において、ゲートウェイ局51及び移動体53と通信する衛星52を模擬する。衛星模擬部3は、例えば移動体模擬部4から出力された模擬信号を遅延させ、遅延させた模擬信号をゲートウェイ局模擬部2に出力する。衛星模擬部3は、信号を遅延させるための遅延装置部31を備える。
遅延装置部31は、信号を遅延させる遅延回路である。遅延装置部31は、例えばモデム41から出力された模擬信号を遅延させる。遅延装置部31は、遅延させた模擬信号をゲートウェイ局模擬部2に出力する。
ゲートウェイ局模擬部2は、移動体衛星通信システム100において、衛星52と通信するゲートウェイ局51を模擬する。ゲートウェイ局模擬部2は、衛星模擬部3から模擬信号が出力される。また、ゲートウェイ局模擬部2は、モデム21と、モデム21に接続されるモデム22とを備える。
モデム22は、衛星模擬部3と送受信する信号を変調及び復調する。モデム22は、例えば衛星模擬部3から出力された模擬信号をモデム21に出力する。
モデム21は、評価装置19bと送受信する信号を変調及び復調するための送受信装置である。モデム21は、モデム22から出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価装置19bに出力する。
評価装置外部装置19bは、ゲートウェイ局模擬部2から出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価する。
次に、本実施形態における模擬信号を評価装置19a及び評価装置19bに出力する動作について説明する。
まず、減衰制御部17は、模擬信号をモデム41、又はモデム43に出力する。かかる場合、減衰制御部17は、記憶部174に記憶された模擬信号そのものを出力してもよい。これにより、移動体衛星通信システム100における遮蔽物54による減衰を、移動体53を移動させずに模擬することができる。
次に、模擬信号出力装置1は、模擬信号を評価装置19a及び評価装置19bに出力する。減衰制御部17から模擬信号を出力されたモデム41は、模擬信号を遅延装置部31に出力する。模擬信号を出力された遅延装置部31は、模擬信号を遅延させる。これにより、移動体衛星通信システム100において、移動体53から衛星52を介してゲートウェイ局51に信号を送信するときに発生する遅延を模擬することができる。
次に、遅延装置部31は、遅延された模擬信号をモデム22に出力する。模擬信号を出力されたモデム22は、モデム21を介して評価装置19bに模擬信号を復調したものから取り出したデータを出力する。これにより、移動体衛星通信システム100において、移動体53から、衛星52を介して、ゲートウェイ局51に送信した信号を模擬することができる。
また、モデム43は、出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価装置19aに出力する。これにより、評価装置19aは、移動体模擬部4により出力された模擬信号を復調したものから取り出したデータを評価することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を適用した第3実施形態の模擬信号出力装置1について、詳細に説明をする。第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態において、生成部172により、模擬信号を生成する点において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
本実施形態における模擬信号を生成する動作の一例について説明する。本実施形態における模擬信号を生成する動作は、まず位置情報と第1の移動速度とを取得する。次に位置情報と、第1の移動速度とに基づいて、模擬信号を生成する。以下に各処理について詳細に説明する。
まず、減衰制御部17は、移動体53が第1の移動経路を移動する上で衛星52からの信号を遮蔽する遮蔽物54の位置に関する位置情報と、移動体53の第1の移動速度とを取得する。かかる場合、取得部171は、評価用信号の評価を求めるユーザから入力された遮蔽物54の位置情報と第1の移動速度とを取得してもよい。
遮蔽物54の位置情報は、移動体53が第1の移動経路を移動する上で衛星52からの信号を遮蔽する遮蔽物54の位置に関する情報である。遮蔽物54の位置情報及び第1の移動速度は、上述したユーザが任意に設定したパラメータであってもよい。また、遮蔽物54の位置情報及び第1の移動速度は、移動体衛星通信システム100において、実際に取得されたパラメータを用いてもよい。
次に、生成部172は、取得部171により取得した遮蔽物54の位置情報と、第1の移動速度とに基づいて、模擬信号を生成する。かかる場合には、各位置情報と第1移動速度に基づいて時系列的な信号に変換する。生成部172は、遮蔽物54の位置情報と第1の移動速度から、移動体53が各遮蔽物54を通過する時点を算出する。そして、各遮蔽物54に予め設定された減衰パターンを読み出し、時系列的な信号にその減衰パターンを反映させた模擬信号を生成する。
(第4実施形態)
以下、本発明を適用した第4実施形態の模擬信号出力装置1について、詳細に説明をする。第4実施形態は、減衰モデルに、遮蔽物54に関する遮蔽物情報を入力することにより出力される減衰パターンから模擬信号を生成する点で第3実施形態と異なる。
次に、本実施形態における模擬信号を生成する動作の一例について説明する。本実施形態における模擬信号を生成する動作は、予め減衰モデルを準備しておき、この減衰モデルに、新たに取得した遮蔽物情報を入力することにより減衰パターンを探索解として出力し、この探索解として得られた減衰パターンから模擬信号を生成する。
遮蔽物情報は、遮蔽物54の種類及び/又は幅に関する情報である。また、遮蔽物情報は、例えば遮蔽物54の種類や型番、遮蔽物の幅、回線マージン、遮蔽物によるインターロック等に関する情報であってもよい。
減衰モデルは、遮蔽物情報と、減衰パターンとが互いに関連付けられた複数のデータからなる、入力を遮蔽物情報とし、出力を探索解としての減衰パターンとするモデルである。減衰モデルは、表1に示すような、遮蔽物情報と、減衰パターンとが互いに一義的に関連付けられたテーブルであってもよい。以下に模擬信号を生成する動作について詳細に説明する。
まず、遮蔽物54の種類及び/又は幅に関する遮蔽物情報と、減衰パターンとが互いに関連付けられ、入力を遮蔽物情報とし、出力を探索解としての減衰パターンとする減衰モデルを準備し、記憶部174に予め記憶させる。かかる場合、移動体衛星通信システム100において、実際に移動経路上の遮蔽物54の遮蔽物情報と、移動経路を移動する移動体53が受信した受信信号の減衰パターンとをそれぞれ減衰モデルの入力と出力として取得してもよい。
図6は、移動体衛星通信システム100において、開口径65cmの車載局アンテナを搭載した移動体53が、衛星52を追尾しながら直径350mmの電柱62を通過したとき、移動体53のアンテナの中心から電柱62までの距離(mm)に対する移動体53が受信する周波数18.9GHzの信号の減衰量(dB)の実測値(Measured)と、計算値(Calculated)を示すグラフである。ここでいう計算値は、実測値に近似させた式により算出した減衰量(dB)の値である。図6に示すように、実際に取得した移動経路を移動する移動体53が受信した信号の実測値に応じた計算値を減衰モデルの出力の減衰パターンとして記憶してもよい。かかる場合、電柱62の遮蔽物情報を減衰モデルの入力とし、計算値を減衰パターンの出力としてもよい。
このようにして、減衰モデルを準備した後、取得部171により、遮蔽物情報を取得する。取得部171は、実際に評価装置19を利用して解析を行うユーザにより遮蔽物情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
次に、生成部172は、記憶部174により記憶された減衰モデルに、取得部171により取得した遮蔽物情報を入力することにより減衰パターンを出力する。かかる場合、取得部171により、遮蔽物情報Bを取得したとき、表1の減衰モデルにおける入力に相当する遮蔽物情報Bに関連付けられた減衰パターンBを出力してもよい。
次に、生成部172は、出力した減衰パターンから模擬信号を生成する。これにより、遮蔽物54の種類及び大きさにより変化する減衰を反映した模擬信号を生成することが可能となる。このため、より多様なパターンの移動体衛星通信システムの受信信号を模擬することが可能となる。
(第5実施形態)
以下、本発明の第5実施形態を適用した模擬信号出力装置1について、詳細に説明をする。第5実施形態は、データテーブルを参照し、仮想的な現在位置に応じた位置に対する模擬信号を生成する点で第4実施形態と異なる。
本実施形態における模擬信号を生成する動作について説明する。記憶部174は、第1の移動経路上の各位置に対する減衰パターンが互いに紐付けられたデータテーブルを予め記憶しておく。表2は、データテーブルの例を示しており、第1の移動経路上の各位置に対する減衰パターンが互いに紐付けられたテーブルである。データテーブルは、始点から1m毎に割り当てられた各位置と、遮蔽物情報と、減衰パターンとが互いに一義的に関連付けられたテーブルとされている。但し、このデータテーブルは、遮蔽物情報が紐付けられることは必須ではなく、位置と減衰パターンのみが互いに紐付けられたテーブルであってもよい。
このようなデータテーブルを準備した後、取得部171は、移動体53の第1の移動速度と走行時間を取得する。このとき、取得部171は、走行時間と、第1の移動速度とに基づいて、第1の移動経路上における仮想的な現在位置を求める。生成部172は、記憶部174に記憶させたデータテーブルを参照し、仮想的な現在位置に応じた位置に対する減衰パターンを選択し、選択された減衰パターンから模擬信号を生成する。例えば、仮想的な現在位置が「始点から2m」であれば、これに紐付けられた減衰パターンBが探索解となる。
データテーブルの他の例としては、図7に示すような、移動経路上の距離における遮蔽物情報と、距離における上述した移動経路を移動する移動体53が受信する受信信号の減衰パターンを準備するようにしてもよい。図7の下段は、始点からの位置(距離)に対する、信号の減衰量(dB)を示すグラフである。
図7において、始点からの位置(距離)が1mにおいて電柱62aの遮蔽物情報が紐づけられ、始点からの位置(距離)が3mにおいて、電柱62bの遮蔽物情報が紐づけられている。
このデータテーブルを作成する過程では、新たに遮蔽物情報と、受信信号の減衰量を取得した場合に、これを互いに紐付ける。例えば、図7に示すように始点からの位置(距離)が1mにおいて、電柱62aの遮蔽物情報と、受信信号の減衰パターンを取得した場合には、互いにこれらを紐付け、始点からの位置(距離)が3mにおいて、電柱62bの遮蔽物情報と、受信信号の減衰パターンを取得した場合には、互いにこれらを紐付けることにより、データテーブルを作成する。
次に、取得部171は、移動体53の走行時間を取得する。
次に、取得部171は、取得した走行時間と、第1の移動速度とに基づいて、第1の移動経路上における仮想的な現在位置を求める。かかる場合、取得部171は、例えば走行時間と第1の移動速度の積から第1の移動経路上における仮想的な現在位置を求めてもよい。
次に、生成部172は、記憶部174により記憶されたデータテーブルを参照し、取得部171により求められた仮想的な現在位置に応じた位置に対する減衰パターンを選択する。かかる場合、例えば取得部171により、仮想的な現在位置に応じた位置が、始点から3mである場合、図7のデータテーブルを参照し、始点から3mの現在位置に対する模擬信号の減衰パターンを選択する。
次に、生成部172は、選択した減衰パターンに応じて、模擬信号を生成する。これにより、仮想的な位置に応じて、模擬信号を生成することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。このような新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 模擬信号出力装置
2 ゲートウェイ局模擬部
3 衛星模擬部
4 移動体模擬部
11 ODU
13 第1無段階減衰器
14 IDU
15 第2無段階減衰器
17 減衰制御部
19 評価装置
21 モデム
22 モデム
31 遅延装置部
41 モデム
43 モデム
100 移動体衛星通信システム

51 ゲートウェイ局
52 衛星
53 移動体
54 遮蔽物
60 移動経路
61 水銀灯
62 電柱
171 取得部
172 生成部
173 出力部
174 記憶部

Claims (6)

  1. 第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、
    上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を参照し、新たに受信した第1評価用信号を減衰させる減衰手段を備えること
    を特徴とする移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
  2. 上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の位置に関する位置情報と、上記第1の移動速度とに基づいて、上記模擬信号を生成する模擬信号生成手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
  3. 第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、
    上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を出力する出力手段を備え
    遮蔽物の種類及び/又は幅に関する遮蔽物情報と、上記遮蔽物による信号の減衰のパターンに関する減衰パターンとが互いに関連付けられ、入力を上記遮蔽物情報とし、出力を上記減衰パターンとする減衰モデルを記憶する記憶手段と、
    上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の上記遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、
    上記記憶手段により記憶された減衰モデルに、上記遮蔽物情報取得手段により取得された遮蔽物情報を入力することにより出力される上記減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段とを更に備えること
    を特徴とする移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
  4. 第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、
    上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰と、が反映された時系列的な模擬信号を出力する出力手段を備え
    上記第1の移動経路上の各位置に対する上記減衰のパターンに関する減衰パターンが互いに紐付けられたデータテーブルを記憶する記憶手段と、
    上記移動体の走行時間を取得する走行時間取得手段と、
    上記走行時間取得手段により取得された走行時間と、上記第1の移動速度とに基づいて、第1の移動経路上における仮想的な現在位置を求める現在位置算出手段と、
    上記記憶手段により記憶されたデータテーブルを参照し、上記現在位置算出手段により算出された仮想的な現在位置に応じた位置に対する上記減衰パターンを選択する減衰パターン選択手段と、
    上記減衰パターン選択手段により、選択された減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段を更に備えること
    を特徴とする移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
  5. 遮蔽物の種類及び/又は幅に関する遮蔽物情報と、上記遮蔽物による信号の減衰のパターンに関する減衰パターンとが互いに関連付けられ、入力を上記遮蔽物情報とし、出力を上記減衰パターンとする減衰モデルを記憶する記憶手段と、
    上記移動体が上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物の上記遮蔽物情報を取得する遮蔽物情報取得手段と、
    上記記憶手段により記憶された減衰モデルに、上記遮蔽物情報取得手段により取得された遮蔽物情報を入力することにより出力される上記減衰パターンから模擬信号を生成する模擬信号生成手段とを更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
  6. 第1の移動速度で第1の移動経路を移動する移動体が衛星から受信し得る模擬的な模擬信号を出力する移動体衛星通信システムを模擬するための模擬信号出力装置において、
    上記第1の移動速度と、上記第1の移動経路を移動する上で上記衛星からの信号を遮蔽する遮蔽物による減衰とが反映された時系列的な模擬信号を参照し、新たに送信すべき第2評価用信号を減衰させる第2減衰手段と、
    上記第2減衰手段により減衰された第2評価用信号を送信する送信アンテナとを備えること
    を特徴とする移動体衛星通信用の模擬信号出力装置。
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