JP7706973B2 - 記録装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
図1(a)は、本実施形態における記録媒体108上の手動走査式のハンドヘルド記録装置100の外観斜視図である。この記録装置は、ハンディプリンタ、ポータブルプリンタ等とも呼ばれる。この記録装置をユーザーが手動で動かすことで、印刷が行われる。
図2は、記録装置100のハードウェア構成を示す図である。記録装置100は、制御部200を有する。制御部200は、CPU201と、画像処理アクセラレータ202と、データ転送I/F203と、RAM204と、ROM205と、ヘッドコントローラ206と、を有する。
図3は、記録装置100における画像処理の流れを示す、画像処理アクセラレータ202のソフトウェア構成を示すブロック図である。画像処理アクセラレータ202の入力部301は、入力データとして、データ転送I/F203を介して受信された画像データ及び印刷設定情報を受け取る。変倍部302は、入力部301に入力された画像データに対し、ユーザーが設定した印刷サイズに基づく変倍処理を実行する。尚、「印刷サイズ」とは、記録媒体上に記録される画像のサイズを意味する。
図4(a)~図4(c)は夫々、記録ヘッドの全ノズルを使用して2回の走査で紙面上に画像を形成する例を示す。本例で形成する画像は、画像データの各画素の値が単一の固定値である画像データに基づいて記録される画像(つまり、一色で塗りつぶされる画像)であり、図中では、1回目の走査の印刷領域と2回目の走査の印刷領域とは分けて図示している。「印刷領域」とは、記録ヘッドで走査する領域において印刷データに対応して紙面上に印刷される領域を意味する。尚、以降では、「1回目の走査~n回目の走査」を「第1走査~第n走査」と記載する。
以下、本実施形態に係る改行誤差に起因するスジの補正処理について、図7及び図8を用いて説明する。かかる改行誤差は、1回のX方向の走査が完了する毎に、記録ヘッドを改行方向(+Y方向)に沿って所定の予定量だけ移動する際に発生し得る。図7は、改行誤差に起因するスジを補正する処理のフローチャートである。図8は、各走査における印刷領域、並びに、各走査で使用するノズル位置及びノズル数を説明するための図である。
以上説明したように、本実施形態では、ノズル列におけるノズルの配列方向に沿って所定の予定量で記録装置を移動させる場合に、各走査で使用するノズル位置と、ノズル数とを適切に制御する。これにより、複数回走査を連続で行う場合であっても、走査間で連続した画像を記録可能となる。よって、走査間で発生するスジを抑制することが可能となる。
第1実施形態では、位置検出用センサ103を用いて取得される実際の移動量D´に基づく補正を実行する。しかし、実際の移動量D´にセンサに起因する誤差(以降、センサ誤差と記載)が含まれる場合がある。その結果、センサ誤差に起因して走査間で記録できない領域が発生することで白スジが発生し、画質を劣化させる場合があった。
以下、本実施形態に係る、センサ誤差に起因する白スジの補正処理について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、センサ誤差に起因する白スジを補正する処理のフローチャートである。図10は、本実施形態に係る、各走査における印刷領域、並びに、各走査で使用するノズル位置及びノズル数を説明するための図である。
以上説明したように、改行誤差がなく次走査に移行したときに走査間でノズルが重複する領域に対応する印刷データおいて、画像を形成しないラインがある場合には、そのラインに隣接し当該ラインに至るまでの印刷データを、本走査にて印刷する。詳しくは、図10(d)に示すように、空白ラインの位置に隣接する印刷データを本走査たる第2走査で印刷する。このように印刷すると、走査間の印刷領域のうち少なくとも一方の端部が空白ラインとなり、本例では、第3走査の印刷領域の改行方向上流側端部が空白ラインとなっている。その結果、空白ラインとセンサ誤差により発生する白スジとが一体となるため、白スジの影響が軽減される。
第2実施形態では、空白ラインに隣接する印刷データまでを本走査で印刷する。これにより、センサ誤差に起因する白スジの影響は低減する。しかし、想定される最大改行誤差が小さくなる結果、この最大改行誤差より大きな改行誤差が発生した場合には画像が途切れるという課題がある。また、第1実施形態で、想定よりも大きな改行誤差が発生した場合も同様である。特に、ポータブルプリンタ等の人が操作するものは、想定しない大きな改行誤差が発生する場合がある。
本実施形態によれば、改行誤差が想定より大きい場合であっても、画像の一部が欠落することなく印刷することが可能となる。
上述の形態では、ノズル列の伸長方向と交差する走査方向として、当該伸長方向と垂直な方向を採用する例を示した。しかし、走査方向はノズル列の伸長方向と交差する方向であれば、必ずしも当該伸長方向と垂直でなくてもよい。垂直から少しずれていても、人間の視覚特性上その傾きが知覚できないのであれば全く問題ない。また、人間が知覚できるほど垂直方向からずれる場合は、例えばノズル列を有する記録ヘッド101が傾いて記録装置100本体に取り付けられている場合が考えられる。この場合、走査して印刷する印刷領域を形成できるように、ノズル列に含まれるノズル毎の吐出タイミングをずらす等の補正を実施すればよい。また、ノズル列の傾きに応じて、ノズルの配列方向への固定の移動量を調整し、使用ノズルの位置及び数を導出するためのノズル間の距離を変更することで、走査間の印刷領域が連続するように記録することが可能である。
Claims (11)
- 複数の吐出口が第1方向に沿って配列された吐出口列を有する記録ヘッドを当該第1方向と交差する第2方向に沿って走査しつつ、当該複数の吐出口の少なくとも一部からインクを吐出すること、及び、当該第2方向に沿った走査の完了後に、当該吐出口列を当該第1方向に所定の移動量だけ移動することを繰り返すことで、画像を記録していく記録装置であって、
前記第1方向に移動したときの誤差として、実際の移動量と、前記所定の移動量との差分を導出する導出手段と、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の位置を決定する第1決定手段と、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の数を決定する第2決定手段と、
を有し、
第1走査と第2走査との間で、前記第1方向における前記吐出口が重複する範囲がある場合に、前記重複する範囲に対応する印刷データの空白ラインを検出する検出手段を更に有し、
前記空白ラインが検出された場合に、前記第1走査にて、前記第1方向における前記空白ラインまでの印刷データに基づく記録が行われる、
ことを特徴とする記録装置。 - 第1走査から第2走査に移行する場合、当該第1走査にて、少なくとも、当該第2走査における前記使用吐出口の位置に到るまでの印刷データに基づく記録が行われる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。 - 第1決定手段により決定される前記位置は、前記使用吐出口のうち前記第1方向において最も上流側の使用吐出口の位置である、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の記録装置。 - 第2決定手段により決定される前記数は、前記最も上流側の使用吐出口から前記第1方向に沿って連続して配列される吐出口であって、本走査でインクを吐出する可能性がある吐出口の数を意味する、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 第1走査と第2走査との間で、前記第1方向における前記吐出口が重複する範囲がある場合に、前記重複する範囲に対応する印刷データの空白ラインを検出する検出手段を更に有し、
前記空白ラインが検出された場合に、前記第2走査にて、前記第1方向における前記空白ラインより下流側の印刷データに基づく記録が行われる、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記記録装置の位置情報を取得する取得手段を更に有し、
前記導出手段は、前記位置情報を用いることで前記差分を導出する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の記録装置。 - 第1走査に移行する際の前記誤差が、該第1走査から第2走査に移行する際の前記誤差より大きい場合、前記第1走査における前記使用吐出口の数は、前記第2走査における前記使用吐出口の数より大きい、
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の記録装置。 - 複数の吐出口が第1方向に沿って配列された吐出口列を有する記録ヘッドを当該第1方向と交差する第2方向に沿って走査しつつ、当該複数の吐出口の少なくとも一部からインクを吐出すること、及び、当該第2方向に沿った走査の完了後に、当該吐出口列を当該第1方向に所定の移動量だけ移動することを繰り返すことで、画像を記録していく記録装置であって、
前記第1方向に移動したときの誤差として、実際の移動量と、前記所定の移動量との差分を導出する導出手段と、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の位置を決定する第1決定手段と、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の数を決定する第2決定手段と、
を有し、
第1走査と第2走査との間で、前記第1方向における前記吐出口が重複する範囲がある場合に、前記重複する範囲に対応する印刷データの空白ラインを検出する検出手段を更に有し、
前記空白ラインが検出された場合に、前記第2走査にて、前記第1方向における前記空白ラインより下流側の印刷データに基づく記録が行われる、
ことを特徴とする記録装置。 - 複数の吐出口が第1方向に沿って配列された吐出口列を有する記録ヘッドを当該第1方向と交差する第2方向に沿って走査しつつ、当該複数の吐出口の少なくとも一部からインクを吐出すること、及び、当該第2方向に沿った走査の完了後に、当該吐出口列を当該第1方向に所定の移動量だけ移動することを繰り返すことで、画像を記録していく記録装置の制御方法であって、
前記第1方向に移動したときの誤差として、実際の移動量と、前記所定の移動量との差分を導出するステップと、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の位置を決定するステップと、
前記誤差に基づいて、前記吐出口列における使用吐出口の数を決定するステップと、
を有し、
第1走査と第2走査との間で、前記第1方向における前記吐出口が重複する範囲がある場合に、前記重複する範囲に対応する印刷データの空白ラインを検出する検出ステップを更に有し、
前記空白ラインが検出された場合に、前記第1走査にて、前記第1方向における前記空白ラインまでの印刷データに基づく記録が行われる、
ことを特徴とする制御方法。 - コンピュータに請求項10に記載の方法を実行させるためのプログラム。
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| JP2021125325A JP7706973B2 (ja) | 2021-07-30 | 2021-07-30 | 記録装置、制御方法、及びプログラム |
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