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JP7707868B2 - エンジン装置 - Google Patents
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JP7707868B2 - エンジン装置 - Google Patents

エンジン装置

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本発明は、エンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、筒内に燃料を噴射する筒内噴射弁を有するエンジンと、エンジンの排気系に取り付けられた触媒と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-079580号公報
こうしたエンジン装置では、エンジンの始動完了後に、粒子状物質の排出の抑制と触媒の暖機との両方が要求される場合があり、この場合にどのように対処するかが課題とされている。
本発明のエンジン装置は、エンジンからの粒子状物質の排出の抑制と触媒の暖機との両方が要求されている場合に、より適切に対処することを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
エンジンと、
前記エンジンの排気を浄化する触媒と、
前記エンジンを制御する制御装置と、
を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、
前記エンジンの始動完了後に、
前記触媒の暖機が要求されているときには、前記触媒の暖機が促進されるように前記エンジンを制御する触媒暖機制御を実行し、
前記触媒の暖機が要求されておらずに且つ前記粒子状物質の排出の抑制が要求されているときには、前記粒子状物質の排出が抑制されるように前記エンジンを制御する粒子状物質抑制制御を実行する、
ことを要旨とする。
本発明のエンジン装置では、エンジンの始動完了後に、触媒の暖機が要求されているときには、触媒の暖機が促進されるようにエンジンを制御する触媒暖機制御を実行し、触媒の暖機が要求されておらずに且つ粒子状物質の排出の抑制が要求されているときには、粒子状物質の排出が抑制されるようにエンジンを制御する粒子状物質抑制制御を実行する。即ち、触媒の暖機と粒子状物質の排出の抑制との両方が要求されているときには、触媒暖機制御を粒子状物質抑制制御よりも優先して実行するのである。これにより、触媒の活性化に要する時間が長くなるのを抑制することができる。
本発明のエンジン装置において、前記エンジンは、筒内に燃料を噴射する筒内噴射弁を有し、前記制御装置は、前記粒子状物質抑制制御では、吸気行程で2回に分けて前記筒内噴射弁から燃料噴射を行なうものとしてもよい。また、前記制御装置は、前記触媒暖機制御では、点火遅角を行なうものとしてもよい。
本発明のエンジン装置において、前記エンジンの始動完了後に、前記触媒の暖機が要求されていないときには、積算空気量が閾値未満であるときに、前記粒子状物質の排出の抑制が要求されているとして、前記粒子状物質抑制制御を実行するものとしてもよい。この場合、前記閾値は、前記エンジンの冷却水温が低いほど大きくなるように設定するものとしてもよい。
本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット70により実行される始動完了後制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 閾値設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン12の出力と筒内噴射弁26からの噴射方法と粒子状物質の排出量との関係の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。実施例のエンジン装置10は、図示するように、エンジン12と、燃料供給装置50と、電子制御ユニット70(制御装置)とを備える。このエンジン装置10は、例えば、エンジン12からの動力を用いて走行すると共にいわゆるアイドルストップが可能なエンジン車や、エンジン12に加えてモータを備えると共にエンジン12を間欠運転しながら走行可能なハイブリッド車などに搭載される。
エンジン12は、例えばガソリンやガソリンとアルコールとの混合燃料などを燃料として吸気・圧縮・膨張・排気の4行程により動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン12は、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射弁25と、筒内に燃料を噴射する筒内噴射弁26とを備える。エンジン12は、ポート噴射弁25と筒内噴射弁26とを備えることにより、ポート噴射モードと筒内噴射モードと共用噴射モードとのうちの何れかで運転が可能となっている。
ポート噴射モードでは、エアクリーナ22により清浄された空気を吸気管23に吸入してスロットルバルブ24を通過させると共にポート噴射弁25から燃料を噴射し、空気と燃料とを混合する。そして、この混合気を吸気バルブ28を介して燃焼室29に吸入し、点火プラグ30による電気火花により爆発燃焼させ、爆発燃焼によるエネルギによりシリンダボア31内で押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト14の回転運動に変換する。筒内噴射モードでは、ポート噴射モードと同様に空気を燃焼室29に吸入し、吸気行程や圧縮行程で筒内噴射弁26から燃料を噴射し、点火プラグ30による電気火花により爆発燃焼させてクランクシャフト14の回転運動を得る。共用噴射モードでは、空気を燃焼室29に吸入する際にポート噴射弁25から燃料を噴射すると共に吸気行程や圧縮行程で筒内噴射弁26から燃料を噴射し、点火プラグ30による電気火花により爆発燃焼させてクランクシャフト14の回転運動を得る。これらの噴射モードは、エンジン12の運転状態などに基づいて切り替えられる。燃焼室29から排気バルブ33を介して排気管34に排出される排気は、浄化装置35を介して外気に排出される。浄化装置35は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒(三元触媒)34aを有する。なお、触媒35aは、三元触媒の浄化機能と排気中の煤などの粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集する捕集機能とを組み合わせた四元触媒が用いられるものとしてもよい。
燃料供給装置50は、燃料タンク51内の燃料をエンジン12のポート噴射弁25や筒内噴射弁26に供給する装置として構成されている。燃料供給装置50は、燃料タンク51と、フィードポンプ52と、低圧供給管53と、逆止弁54と、リリーフ管55と、リリーフバルブ56と、高圧ポンプ57と、高圧供給管58とを備える。
フィードポンプ52は、図示しないバッテリからの電力の供給を受けて作動する電動ポンプとして構成されており、燃料タンク51内に配置されている。このフィードポンプ52は、燃料タンク51内の燃料を低圧供給管53に供給する。低圧供給管53は、ポート噴射弁25に接続されている。逆止弁54は、低圧供給管53に設けられており、フィードポンプ52側からポート噴射弁25側の方向の燃料の流れを許容すると共に逆方向の燃料の流れを規制する。
リリーフ管55は、低圧供給管53と燃料タンク51とに接続されている。リリーフバルブ56は、リリーフ管55に設けられ、低圧供給管53内の燃圧が閾値Pflolim未満のときには閉弁すると共に低圧供給管53内の燃圧が閾値Pflolim以上のときには開弁する。リリーフバルブ56が開弁すると、低圧供給管53内の燃料の一部がリリーフ管55を介して燃料タンク51に戻される。このようにして、低圧供給管53内の燃圧が過剰になるのを抑制する。
高圧ポンプ57は、エンジン12からの動力(実施例では、吸気バルブ28を開閉するインテークカムシャフトの回転)により駆動されると共に低圧供給管53の燃料を加圧して高圧供給管58に供給するポンプとして構成されている。高圧ポンプ57は、その吸入口に接続されて燃料を加圧する際に開閉する電磁バルブ57aと、その吐出口に接続されて燃料の逆流を規制すると共に高圧供給管58内の燃圧を保持するチェックバルブ57bと、エンジン12の回転(インテークカムシャフトの回転)により作動する(図1における上下方向に移動する)プランジャ57cとを有する。この高圧ポンプ57は、エンジン12の運転中に、電磁バルブ57aが開弁されたときに、低圧供給管53の燃料を吸入し、電磁バルブ57aが閉弁されたときに、プランジャ57cによって圧縮した燃料をチェックバルブ57bを介して高圧供給管58に断続的に送り込むことにより、高圧供給管58に供給する燃料を加圧する。
電子制御ユニット70は、CPU71やROM72、RAM73、フラッシュメモリ74、入出力ポートを有するマイクロコンピュータを備える。電子制御ユニット70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット70に入力される信号としては、例えば、エンジン12のクランクシャフト14の回転位置を検出するクランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrや、エンジン12の冷却水の温度を検出する水温センサ15からの冷却水温Twを挙げることができる。吸気バルブ28を開閉するインテークカムシャフトの回転位置や排気バルブ33を開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ16からのカム角θci,θcoも挙げることができる。スロットルバルブ24のポジションを検出するスロットルポジションセンサ24aからのスロットル開度THや、吸気管23のスロットルバルブ24よりも上流側に取り付けられたエアフローメータ23aからの吸入空気量Qa、吸気管23のスロットルバルブ24よりも上流側に取り付けられた温度センサ23tからの吸気温Taも挙げることができる。排気管34の浄化装置35よりも上流側に取り付けられたフロント空燃比センサ37からの空燃比AFfや、排気管34の浄化装置35よりも下流側に取り付けられたリヤ空燃比センサ38からのリヤ空燃比AFrも挙げることができる。燃料タンク51に取り付けられた燃温センサ51tからの燃温Tftnkや、フィードポンプ52に取り付けられた回転数センサ52aからのフィードポンプ52の回転数Np、低圧供給管53のポート噴射弁25付近(例えば、低圧デリバリパイプ)に取り付けられた燃圧センサ53pからの低圧燃圧(ポート噴射弁25に供給する燃料の圧力)PL、高圧供給管58の筒内噴射弁26付近(例えば、高圧デリバリパイプ)に取り付けられた燃圧センサ58pからの高圧燃圧(筒内噴射弁26に供給する燃料の圧力)PHも挙げることができる。
電子制御ユニット70からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット70から出力される信号としては、例えば、エンジン12のスロットルバルブ24への制御信号や、ポート噴射弁25への制御信号、筒内噴射弁26への制御信号、点火プラグ30への制御信号を挙げることができる。燃料供給装置50のフィードポンプ52への制御信号や、高圧ポンプ57の電磁バルブ57aへの制御信号も挙げることができる。
電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrに基づいてエンジン12の回転数Neを演算している。また、電子制御ユニット70は、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて、負荷率(エンジン12の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。さらに、電子制御ユニット70は、水温センサ15からの冷却水温Twや、エンジン12の回転数Neや負荷率KL、点火時期に基づいて、浄化装置35の触媒35aの温度Tcを推定している。
こうして構成された実施例のエンジン装置10では、電子制御ユニット70のCPU71は、エンジン12に要求される目標負荷率KL*に基づいて、エンジン12の吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御を行なうと共に、燃料供給装置50のフィードポンプ52や高圧ポンプ57(電磁バルブ57a)の制御を行なう。ここで、エンジン12の制御については、基本的には、燃費や燃料の希釈、エミッション、ドライバビリティなどを考慮して、ポート噴射モードと筒内噴射モードと共用噴射モードとのうちの何れかで燃料噴射制御を行なうと共に、最適点火時期で点火制御を行なう。以下、こうしたエンジン12の制御を「通常制御」という。
また、実施例のエンジン装置10では、エンジン12の始動条件が成立したときに、エンジン12を始動する。ここで、エンジン12の始動は、図示しないモータによりエンジン12をクランキングしてエンジン12の燃料噴射制御や点火制御を開始することにより行なわれる。エンジン12の始動完了判定は、エンジン12の各気筒に所定サイクル(例えば2サイクル)分ずつの燃料噴射を行なったときや、エンジン12の完爆を検知したとき、高圧ポンプ57の作動に伴って高圧燃圧PHが閾値PHref以上に至ったときなどに行なわれる。
次に、実施例のエンジン装置10の動作、特に、エンジン12における始動完了後の動作について説明する。図2は、電子制御ユニット70により実行される始動後制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、エンジン12の始動を完了したときに実行される。なお、実施例では、筒内噴射モードの場合について説明する。
図2の始動完了後制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70は、最初に、冷却水温Twや、積算空気量Qas、触媒暖機要求フラグFcを入力する(ステップS100)。ここで、冷却水温Twは、水温センサ15により検出される。積算空気量Qasは、エアフローメータ23aにより検出される吸入空気量Qaの、エンジン12の始動開始(クランキング開始)からの積算値として演算される。触媒暖機要求フラグFcは、触媒35aの暖機(触媒暖機)が要求されているときには値1が設定され、触媒暖機が要求されていない(完了している)ときには値0が設定される。触媒暖機の要求は、冷却水温Twや回転数Ne、負荷率KL、点火時期に基づいて推定される触媒35aの温度Tcが閾値Tcref未満である(触媒35aが未活性である)ときに行なわれる。
こうしてデータを入力すると、触媒暖機要求フラグFcの値を調べる(ステップS110)。触媒暖機要求フラグFcが値1であるときには、触媒暖機が要求されていると判断し、触媒暖機が促進されるようにエンジン12を制御する触媒暖機制御を実行して(ステップS120)、ステップS100に戻る。触媒暖機制御では、例えば、エンジン12の出力(吸入空気量Qa)が触媒暖機に適した出力Pe1(吸入空気量Qa1)となると共に空燃比がリーンとなるように設定した目標燃料噴射量の燃料を吸気行程および/または圧縮行程で筒内噴射弁26から噴射し、且つ、点火時期を最適点火時期よりも十分に遅くする。これにより、触媒35aの暖機の促進を図ることができる。
ステップS110で触媒暖機要求フラグFcが値0であるときには、触媒暖機が要求されていないと判断し、冷却水温Twに基づいて閾値Qasrefを設定すると共に(ステップS130)、積算空気量Qasを閾値Qasrefと比較する(ステップS140)。ここで、閾値Qasrefは、粒子状物質の排出の抑制が要求されているか否かを判定するのに用いられる閾値である。実施例では、冷却水温Twと閾値Qasrefとの関係を予め定めた閾値設定用マップに冷却水温Twを適用して閾値Qasrefを設定するものとした。図3は、閾値設定用マップの一例を示す説明図である。図示するように、閾値Qasrefは、冷却水温Twが低いほど大きくなるように設定される。これは、冷却水温Twが低いほど、ポート噴射弁25や筒内噴射弁26から噴射した燃料が気化しにくく、粒子状物質の排出量(粒子状物質数(PN:Particulate Number))が多くなりやすいためである。
ステップS140で積算空気量Qasが閾値Qasref未満であるときには、粒子状物質の排出の抑制が要求されていると判断し、粒子状物質の排出が抑制されるようにエンジン12を制御する粒子状物質抑制制御(PN抑制制御)を実行して(ステップS150)、ステップS100に戻る。PN抑制制御では、例えば、エンジン12の出力(吸入空気量Qa)が触媒暖機用の出力Pe1(吸入空気量Qa1)よりも若干大きい出力Pe2(吸入空気量Qa2)以下の範囲内となるように設定した目標燃料噴射量の燃料を吸気行程で2回(例えば、吸気行程の前半、後半で各1回)に分けて筒内噴射弁26から噴射する。これにより、筒内噴射弁26から噴射される燃料の噴射長を短くしてこの燃料がシリンダボア31やピストン32に当たるのを抑制することができると共に、この燃料の霧化時間を確保することができる。これらの結果、粒子状物質の排出量(粒子状物質数)を抑制することができる。図4は、エンジン12の出力と筒内噴射弁26からの噴射方法と粒子状物質の排出量との関係の一例を示す説明図である。発明者らは、解析などにより、図4の結果を得た。図4から、吸気行程で2回に分けて筒内噴射弁26から燃料を噴射する場合に、吸気行程で1回と圧縮行程で1回とに分けて筒内噴射弁26から燃料を噴射する場合に比して粒子状物質の排出量が少なくなることや、エンジン12の出力が大きいほど両者の差が顕著になることが解る。
ステップS140で積算空気量Qasが閾値Qasref以上であるときには、通常制御を開始して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。通常制御では、触媒暖機制御やPN抑制制御に比して、燃費や燃料の希釈、エミッション、ドライバビリティなどを優先することになる。
以上説明した実施例のエンジン装置10では、エンジン12の始動完了後に、触媒35aの暖機が要求されているときには、触媒暖機制御を実行し、触媒35aの暖機が要求されておらずに且つ粒子状物質の排出の抑制が要求されているときには、PN抑制制御を実行する。即ち、触媒35aの暖機と粒子状物質の排出の抑制との両方が要求されているときには、触媒暖機制御をPN抑制制御よりも優先して実行するのである。これにより、触媒35aの活性化に要する時間が長くなるのを抑制することができる。
実施例のエンジン装置10では、粒子状物質の排出の抑制が要求されているか否かの判定に用いる積算空気量Qasは、吸入空気量Qaの、エンジン12の始動開始(クランキング開始)からの積算値として演算されるものとした。しかし、積算空気量Qasは、エンジン12を始動する際にエンジン12の回転数Neが閾値Neref以上に至ってからの積算値として演算されるものとしてもよい。
実施例のエンジン装置10では、粒子状物質の排出の抑制が要求されているか否かの判定に用いる閾値Qasrefは、エンジン12の冷却水温Twに基づいて設定されるものとした。しかし、閾値Qasrefは、エンジン12の始動開始時の冷却水温Twである開始時水温Twstに基づいて設定されるものとしてもよい。この場合、図3の閾値設定用マップの冷却水温Twを始動時水温Twstに置き換えて用いるものとしてもよい。
実施例のエンジン装置10では、触媒暖機制御やPN抑制制御について、筒内噴射モードの場合について説明したが、共用噴射モードの場合も同様に考えることができる。共用噴射モードの場合、筒内噴射モードの場合に比して、筒内噴射弁26からの噴射量が少なくなるから、粒子状物質の排出量をより抑制することができる。この場合、ポート噴射弁25から1回でまとめて燃料を噴射するものとしてもよいし、複数回に分けて燃料を噴射するものとしてもよい。
実施例のエンジン装置10では、エンジン12は、ポート噴射弁25および筒内噴射弁26を備えるものとしたが、ポート噴射弁25および筒内噴射弁26のうちの何れかだけを備えるものとしてもよい。ポート噴射弁25だけを有する場合、PN抑制制御では、ポート噴射弁25から複数回に分けて燃料を噴射することが考えられる。また、この場合、エンジン12の始動が完了する前でも、粒子状物質の排出の抑制が要求されているときには、PN抑制制御を実行するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン12が「エンジン」に相当し、触媒35aが「触媒」に相当し、電子制御ユニット70が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
10 エンジン装置、12 エンジン、14 クランクシャフト、14a クランクポジションセンサ、15 水温センサ、16 カムポジションセンサ、22 エアクリーナ、23 吸気管、23a エアフローメータ、23t 温度センサ、24 スロットルバルブ、24a スロットルポジションセンサ、25 ポート噴射弁、26 筒内噴射弁、28 吸気バルブ、29 燃焼室、30 点火プラグ、31 シリンダボア、32 ピストン、33 排気バルブ、34 排気管、35 浄化装置、35a 触媒、37 フロント空燃比センサ、38 リヤ空燃比センサ、50 燃料供給装置、51 燃料タンク、51t 燃温センサ、52 フィードポンプ、52a 回転数センサ、53 低圧供給管、53p 燃圧センサ、54 逆止弁、55 リリーフ管、56 リリーフバルブ、57 高圧ポンプ、57a 電磁バルブ、57b チェックバルブ、57c プランジャ、58 高圧供給管、58p 燃圧センサ、70 電子制御ユニット、71 CPU、72 ROM、73 RAM、74 フラッシュメモリ。

Claims (1)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気を浄化する触媒と、
    前記エンジンを制御する制御装置と、
    を備えるエンジン装置であって、
    前記制御装置は、
    前記エンジンの始動完了後に、
    前記触媒の暖機が要求されているときには、前記触媒の暖機が促進されるように前記エンジンを制御する触媒暖機制御を実行し、
    前記触媒の暖機が要求されておらずに且つ粒子状物質の排出の抑制が要求されているときには、前記粒子状物質の排出が抑制されるように前記エンジンを制御する粒子状物質抑制制御を実行する、
    エンジン装置。
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