JP7708294B2 - ロール資材,包装方法および貼合構造 - Google Patents
ロール資材,包装方法および貼合構造Info
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Description
たとえば、図12に示すように、帯状に延在する紙資材2がロール状に巻回され、この紙資材に対して予め接着剤や粘着剤といったシール材が予め積層されたロール資材1が知られている(特許文献1,2参照)。また、図13に示すように、紙資材2Aに積層されるシール材4の配置として、帯幅方向の一方における端縁S1には連続して設けられるものの、帯幅方向の他方における端縁S2には設けられていないパターンも知られている(特許文献3参照)。
よって、ロール資材の品質を確保するうえで改善の余地がある。
本実施形態では、二つの実施形態を例説する。各実施形態のロール資材は、製品を製造する製造ラインの下流部において、適宜の長さに切断された包装用の枚葉紙(シート)が製品などの内容物を包装するために用いられる。また、各実施形態では、包装する内容物として複数のトイレットロールの集合体を例示する。
下記の説明で用いる紙資材のオモテ面およびウラ面については、オモテ面が包装後に外側を向く面を意味し、ウラ面が包装後に内側(内容物の側)を向く面を意味する。換言すれば、紙資材におけるロール径方向の内側および外側の一方がオモテ面およびウラ面の何れか一方を意味し、紙資材におけるロール径方向の内側および外側の他方がオモテ面およびウラ面の何れか他方を意味する。
そのほか、以下の実施形態で記載の包装形態には、合わせ包み型の包装(キャラメル包装)が挙げられる。
[I-I.構成]
図1に示すように、本実施形態のロール資材11は、帯状をなす紙資材12がロール状に巻回された包装用資材である。ロール資材11から繰り出された紙資材12を長手方向(ロール状の形態ではロールの周方向)D1に所要長さに切断することにより、図3に示すような枚葉状のシート13を形成する。このシート13は、図5に示すように、内容物(ここではトイレットロールの集合体)10を包装するために用いられる。
けられたシール材層14aが予め積層されている。ここで例示するシール材層14aは、紙資材12よりもロール軸方向の寸法が小さい帯状に延びた領域に配設されている。
シール材層14aは、紙資材12のロール径方向に厚みを付加する部位(第一付加部)である。ここでは、シール材層14aが所定の厚さt1に形成された例を挙げる。なお、紙資材12におけるオモテ面F1の一端縁S1は、紙資材12における他端縁S2のウラ面F2に対面した状態で重ね合わされて接合される部分である(図5参照)。
なお、シール材層14aの厚さt1と積層材層15aの厚さt2とが相違する場合であってもこれらの厚さt1,t2の差分(「t1-t2」の絶対値)は、紙資材12の厚さよりも小さいものとする。
なお、シール材層14a,積層材層15aは、それぞれシール材14,積層材15を紙資材22のオモテ面F1に塗布や印刷などの公知手法で予め積層することが可能である。
本実施形態にかかるロール資材11は、紙資材12のロール軸方向D2において、一端縁S1にシール材層14aが予め積層されるだけでなくロール軸方向D2の他端縁S2に積層材層15aが予め積層されている。そのため、紙資材においてロール軸方向の一端縁のみにシール材が予め積層されることで形状の歪んだロール資材(図14の実線参照)と比較して、ロール軸方向D2の一方と他方とで外径dが相違するのを抑えることができる。このようにしてロール資材11の形状の歪みが抑えられることで、紙資材12に皺やヨ
レが生じることも抑えられ、紙資材の繰出不良も抑えることができる。よって、ロール資材1の品質を確保することができる。
本実施形態で例示するロール資材11では、シール材層14aおよび積層材層15aが何れも紙資材12のオモテ面F1のみに配置されているため、これらの層14a,15aをオモテ面(片面)側から積層するだけで設けられ、製造コストの低減に資する。
なお、積層材層15aの積層材15にシール材が用いられる場合には、紙資材のウラ面F2に積層材層が予め積層された場合と比較して、ロール資材11から繰り出された紙資材12におけるシール材層14aおよび積層材層15aが周辺の設備などに接触したり汚損したりするのを抑えることができる。
なお、シール材14に感圧シール材が用いられた場合も同様に、ロール状に巻回されたロール資材11におけるシール材14の接着が抑えられ、包装時に加圧するだけで接着機能を発揮させて包装時の貼合が可能となる。
上述の第一実施形態では、シール材層14aおよび積層材層15aが何れもオモテ面F1に配置された例を説明した。このような構成に限らず、シール材層14aを紙資材12においてオモテ面F1およびウラ面F2の一方に配置し、積層材層15aを紙資材12においてオモテ面F1およびウラ面F2の他方に配置してもよい。
なお、図2(b)に例示する積層配置とは表裏反対に、一端縁S1のウラ面F2にシール材層14aを設け、他端縁S2のオモテ面F1に積層材層15aを設けてもよい。
[II-I.構成]
図6に示すように、本実施形態のロール資材21も、紙資材22がロール状に巻回されている。ロール資材21から繰り出された紙資材22を長手方向(ロール状の時にはロールの周方向)D1に所要長さに切断することにより、図8に示すような枚葉状のシート23を形成し、このシート23で内容物10であるトイレットロールの集合体を包装する。
本実施形態のロール資材21には、ロール軸方向D2に連続して設けられたシール材層26a,27aも設けられている。
上記のシール材層24a,25a,26a,27aのそれぞれは、シール材24,25,26,27を紙資材22のウラ面F2に均一またはほぼ均一の厚さに塗布または印刷することで形成することができる。
なお、シール材層24a,25a,26a,27aを形成するシール材24,25,26,27は、第一実施形態と同様に、感熱シール材あるいは感圧シール材が適用可能である。ただし、シール材層24a,25aのうち包装用の貼合に寄与しない一方には、シール材24,25に限らず、第一実施形態で例に挙げた印刷材といった、紙資材22のロール径方向に厚みを付加する任意の積層材を用いることができる。
第一実施形態のロール資材11では、シール材層14aと積層材層15aとの間にシール材や積層材が設けられていないため、これらの層14a,15aどうしの間の部位がこの部位に対してロール軸方向外側の部位よりも小さい外径をなす鼓型となりうる。
これに対し、本実施形態にかかるロール資材21には、紙資材22のうちロール軸方向
D2の一端縁S1および他端縁S2にシール材層24a,25aが設けられているうえに、ロール軸方向D2に連続して設けられたシール材層26a,27aも設けられている。そのため、ロール資材21においてシール材層24a,25aどうしの間に位置する部位の外径がシール材層26a,27aによって底上げされ、この部位とこの部位に対してロール軸方向外側の部位との外径の相違を抑えることができる。
そのほか、第二実施形態の構成のうち第一実施形態と同様の構成からは、第一実施形態で上述の作用および効果が得られる。
上述の第二実施形態では、シール材層24a,25a,26a,27aが何れも紙資材22のウラ面F2に設けられた例を説明した。このような構成に限らず、シール材層24a,25a,26a,27aの少なくとも一部をオモテ面F1に設けてもよい。
たとえば、枚葉状のシート23に切り分けられた図9~図11に示すように、紙資材22のオモテ面F1にコの字状のシール材層24a,26a,27aを設けるとともに、紙資材22のウラ面F2にコの字状のシール材層25a,26a,27aを設けてもよい。この場合には、図11(a)に示すようにシール材層24a,26a,27aは正面視で四辺のうち他端縁S2を除く三辺の縁部にコの字状に配置される。また、図11(b)に示すようにシール材層25a,26a,27aは正面視で四辺のうち一端縁S1を除く三辺の縁部にコの字状に配置される。
そのほか、第二実施形態(図8)およびその変形例(図11)において、シール材層24a,25a,26a,27aのうち包装用の貼合に寄与しないものやその一部については、第一実施形態で例に挙げた印刷材といった、紙資材22のロール径方向に厚みを付加する任意の積層材を用いることができる。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態の構成を適宜変形して実施することができる。
たとえば、第二実施形態で上述のシール材層26a,27aは、必要な領域のみに部分的に設けられていてもよい。また、シール材層26a,27aの厚み(両面装備の場合は合計厚み)は、シール材層24a,25aの厚み(両面装備の場合は合計厚み)と同等かそれ以下であることが好ましい。
なお、図9~図11を参照して説明した第二実施形態の変形例にかかるロール資材は、
オモテ面F1のシール材層24aによるシール材24(第一付加部)とウラ面F2のシール材層25aによるシール材25(第二付加部)とを対面した状態で胴貼り可能であることから、キャラメル包装用に好適である。このようなキャラメル包装用のロール資材におけるシール材層24a,25aの感熱シール材は、感熱シール材の接着機能を発揮させる熱源と内容物10との間において熱源から熱を印加されつつ圧着されることで胴貼りに用いられる。この胴貼り手法が採用される場合に、インラインでの包装速度を高めるほど熱源から感熱シール材に印加される熱量が低減する傾向にある。そのため、シール材層24a,25aどうしが対面した状態で胴貼りされるシール材24,25を用いることで、抑えられた熱量であっても胴貼りの接着力を確保することができ、包装効率(生産性)を高めることができる。
そのほか、包装する内容物としてトイレットロールの集合体を例示したが、本件のロール資材の紙資材を用いて包装する内容物はこれに限らず種々の内容物に適用可能である。
12,22 紙資材
13,23 枚葉状シート(シート)
14,24,25,26,27 シール材
14a,24a,25a,26a,27a シール材層
15 積層材
15a 積層材層
2 紙資材
D1 長手方向(ロール周方向)
d ロール資材21の外径(巻取り径)
D2 ロール軸方向
F1 紙資材12(シート13)のオモテ面
F2 紙資材12(シート13)のウラ面
S1 ロール軸方向D2の一端縁
S2 ロール軸方向D2の他端縁
t1 シール材層14aの厚さ
t2 積層材層15aの厚さ
Claims (4)
- 帯状をなす一枚の紙資材がロール状に巻回され、前記紙資材に対して部分的にシール材が予め積層された包装用のロール資材であって、
前記紙資材におけるロール軸方向の一端縁に沿ってロール周方向に連続して設けられ、前記紙資材に対して厚み方向に予め積層された前記シール材の少なくとも一部である一端シール材によって前記紙資材のロール径方向に厚みを付加する第一付加部と、
前記紙資材におけるロール軸方向の他端縁に沿ってロール周方向に連続して設けられ、前記紙資材に対して厚み方向に予め積層された積層材によって前記紙資材のロール径方向に厚みを付加する第二付加部と、
前記紙資材におけるロール軸方向に沿って連続するとともにロール周方向に断続して設けられ、前記紙資材に対して厚み方向に予め積層された前記シール材のうち前記一端シール材を除いた少なくとも一部である断続シール材によって前記紙資材のロール径方向に厚みを付加する第三付加部と、を備え、
前記第一付加部は、前記紙資材におけるロール径方向の内側および外側の一方に配置され、
前記第二付加部は、前記シール材のうち前記一端シール材を除いた少なくとも一部である他端シール材のみからなる前記積層材によって前記紙資材のロール径方向に厚みを付加し、前記紙資材におけるロール径方向の内側および外側の他方に配置された
ことを特徴とするロール資材。 - 前記シール材は、熱または圧力が印加されると接着機能を発揮する感熱シール材または感圧シール材である
ことを特徴とする請求項1に記載のロール資材。 - 請求項1または2に記載のロール資材を用いて、前記第一付加部および前記第二付加部どうしを重ね合わせて合わせ包み型に内容物を包装する
ことを特徴とする包装方法。 - 請求項1または2に記載のロール資材が合わせ包み型に包装され、前記第一付加部および前記第二付加部どうしが重ね合わせられて貼合された
ことを特徴とする貼合構造。
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