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JP7708735B2 - 無人店舗運営支援装置及び無人店舗運営支援方法 - Google Patents
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JP7708735B2 - 無人店舗運営支援装置及び無人店舗運営支援方法 - Google Patents

無人店舗運営支援装置及び無人店舗運営支援方法

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Description

本発明は、無人店舗運営支援装置及び無人店舗運営支援方法に関するものである。
店舗利用者に対して新たな購買体験を提供するとともに、店舗運営のスマート化や効率化を図るべく、いわゆる無人店舗が提案されてきた。無人店舗では、店舗出入口のゲートでの利用者の認証制御から始まり、当該利用者による商品の選択、決済装置への持込と決済処理を経て、上記ゲートでの利用者の退場制御に至る、一連の購買行動を監視し、コントロールしている。
こうした無人店舗に関連する従来技術としては、無人店鋪システム、その制御方法及びそのコンピュータプログラム、並びに無人レジ装置(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、ユーザの身体一部から個人情報を獲得し、前記個人情報を第1サーバに伝送し、前記第1サーバから、前記個人情報の認証を受信する認証装置と、前記認証装置が認証を受信すれば、前記ユーザが店鋪に入場したり退場したりすることができるようにゲートを開くゲート制御装置と、前記ユーザの身体一部から個人情報を獲得し、前記個人情報を第2サーバに伝送し、前記第2サーバから、前記個人情報の認証を受信すれば、商品金額を決済する無人レジ装置と、を含む無人店鋪システムにかかるものである。
また、店舗での顔認証において、商品を購入した利用者の入れ替わりを避けると共に、商品を購入せずに退店した利用者を適切に把握できるようにする技術(特許文献2参照)なども提案されている。
この技術は、予め登録された利用者による無人店舗の利用状況を顔認証により管理する無人店舗システムであって、利用者の入店時の顔画像を第1のカメラにより取得して、入店時の前記顔画像に基づいて、利用者の入店を許可するための顔認証に関する処理を行う第1の顔認証機と、利用者の決済時の顔画像を第2のカメラにより取得して、決済時の前記顔画像に基づいて、利用者の決済を許可するための顔認証に関する処理を行う第2の顔認証機と、利用者の退店時の顔画像を第3のカメラにより取得して、退店時の前記顔画像に基づいて、利用者の退店を確認するための顔認証に関する処理を行う第3の顔認証機と、を備えたことを特徴とする無人店舗システムにかかるものである。
特開2019-21283号公報 特開2020-166638号公報
ところが、上述のような無人店舗を運営するためには、ゲート設置のために施設内において相応のスペースを用意する必要があった。また、ゲート自体の導入費用が高額で、無人店舗の設置コスト増につながるといった課題もある。
他方、安易にゲートレスで無人店舗を設置、運営しようとしても、そうした無人店舗を訪れる利用者としては、どのように入店して購買動作を行い、またどのように退店してよいのか直感的には理解し難しくなる可能性が高い。その結果、当該利用者は錯綜した動線で店内をさまようこととなり、利用者満足度や店舗売上げ効率の低下を招来する課題も生
まれてくる。
そこで本発明の目的は、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験を適切なものとする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の無人店舗運営支援装置は、無人店舗に配置された認証ユニット、距離センサ、及び商品棚の重量センサと通信する通信装置と、前記認証ユニットより店舗利用者に関して認証用データを取得する処理、前記認証用データに基づく利用者認証の処理、前記店舗利用者に関して、前記距離センサによる位置監視結果に基づき、当該店舗利用者が所在する前記商品棚を特定する処理、前記商品棚での前記店舗利用者による所定商品の取り出し動作について、前記距離センサ及び前記重量センサでの観測値に基づき特定する処理、前記店舗利用者が前記無人店舗における所定エリアから離れる事態を前記距離センサの監視結果に基づき特定した場合、当該店舗利用者に関して前記取り出し動作を特定している前記所定商品についての決済手順を実行する処理、を実行する演算装置とを備え、店舗利用者における購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報を保持し、 所定の店舗利用者における購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を、前記パターンに照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力を実行する、ことを特徴とする
また、本発明の無人店舗運営支援方法は、情報処理装置が、無人店舗に配置された認証ユニット、距離センサ、及び商品棚の重量センサと通信する通信装置を備えて、前記認証ユニットより店舗利用者に関して認証用データを取得する処理、前記認証用データに基づく利用者認証の処理、前記店舗利用者に関して、前記距離センサによる位置監視結果に基づき、当該店舗利用者が所在する前記商品棚を特定する処理、前記商品棚での前記店舗利用者による所定商品の取り出し動作について、前記距離センサ及び前記重量センサでの観測値に基づき特定する処理、前記店舗利用者が前記無人店舗における所定エリアから離れる事態を前記距離センサの監視結果に基づき特定した場合、当該店舗利用者に関して前記取り出し動作を特定している前記所定商品についての決済手順を実行する処理と、予め保持する、店舗利用者における購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報に、 所定の店舗利用者における購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力する処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験を適切なものとすることが可能となる。
本実施形態の無人店舗運営支援装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態の無人店舗運営支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ管理DBの構成例を示す図である。 本実施形態における商品管理DBの構成例を示す図である。 本実施形態におけるバスケット管理DBの構成例を示す図である。 本実施形態における音声案内決定テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態における無人店舗運営支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における無人店舗運営支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態におけるエリア区分の概念例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における無人店舗運営支援必要のフロー例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の
無人店舗運営支援装置100を含むネットワーク構成図である。図1に示す無人店舗運営支援装置100は、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験を適切なものとするコンピュータである。
本実施形態の無人店舗運営支援装置100は、図1で示すように、ネットワーク1を介して、少なくとも、認証ディスプレイ150、光学式レーダー160、重量センサ175、及びモニタ180と通信可能に接続されている。よって、これらを総称して無人店舗運営システム10としてもよい。また、図示するように、無人店舗運営支援装置100は、他にも、ユーザ端末200、認証基盤300、及び決済基盤400とネットワーク1で通信可能に接続されている。
本実施形態の無人店舗運営支援装置100は、無人店舗の運営企業そのもの、または当該運営企業から無人店舗運営の委託を受けた事業者によるサービス提供装置と言える。
一方、認証ディスプレイ150は、無人店舗を構成する空間のうち、予め領域を定めた入店エリアに設置された装置であり、ネットワーク1に対応した通信装置の他、カメラ155及びタッチパネル156を具備している。
このうちカメラ155は、入店エリアを訪れた店舗利用者の生体部位、例えば、顔を撮影するデジタルカメラであって、当該店舗利用者の顔画像データないしその特徴量データを取得、生成するものである。
また、タッチパネル156は、上述のカメラ155で顔画像の撮影対象となった店舗利用者から、そのIDの入力を受け付けるものとなる。
なお、無人店舗の店舗利用者それぞれは、無人店舗運営支援装置100(またはユーザ端末200)を介して、認証基盤300との間で、予めユーザ登録処理を実行しているものとする。
この場合、無人店舗運営支援装置100は、当該店舗利用者の顔画像撮影をカメラ155で実行し、また、予め保持するIDをタッチパネル156にて入力する。無人店舗運営支援装置100は、こうして得た顔画像データ(またはその特徴量データ)とIDをセットにして、認証基盤300での利用者登録処理を遂行する。こうした、生体情報とIDをセットにした利用者登録処理自体は、既存手法を適宜に採用すればよい。
よって、上述の利用者登録が完了している店舗利用者は、認証ディスプレイ150を前にして、カメラ155による顔撮影及びタッチパネル156によるID入力を行うことで、無人店舗運用支援装置100を介した、認証基盤300での利用者認証の手順を進めることになる。
なお、上述の入店エリアを規定する情報としては、当該エリアの形状を構成する各頂点の座標値を含むものとする。また、当該座標値を含む座標系の原点座標は、例えば、無人店舗を構成する空間におけるいずれかの箇所(予め規定したもの)の点を示すものとなる。
続いて、光学式レーダー160は、具体的には、3D LiDARであって、3次元状に赤外線レーザー光を照射し、照射対象領域やそこに存在する物体の形状やそこまでの距離を計測可能なセンサである。
本実施形態における光学式レーダー160は、無人店舗を構成する空間と、当該空間に
おける入店エリアや購買エリアの把握、店舗利用者の所在位置や、商品棚での手伸ばし対象位置(すなわち当該位置に所在する商品)の特定処理を担うこととなる。光学式レーダー160による観測値は、ネットワーク1を介して無人店舗運営支援装置100に配信される。
また、重量センサ175は、商品棚170の商品収容位置ごとに設置されたものであり、その計測結果を、ネットワーク1を介して無人店舗運営支援装置100に配信するものとなる。なお、無人店舗運営支援装置100は、こうした商品棚170の各区画にて収容すなわち陳列される商品それぞれの重量に関する情報を、商品管理DB126で保持、管理しているものとする。
また、モニタ180は、上述の商品棚170の周囲すなわち購買エリアに設置されたディスプレイ装置であり、適宜なスピーカーも具備している。モニタ180は、無人店舗運営支援装置100から配信される情報を画面出力し、或いは、音声出力する。
画面出力する情報としては、店舗利用者向けの広告の他、当該店舗利用者における購買行動のステータス(入店中、購買中、及び決済中のいずれか)を含みうるものとする。
また、音声出力する情報としては、店舗利用者に関して分類した購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の商品取り出し動作とに応じて、当該店舗利用者の行動を適切化する、行動誘導用のメッセージを含むものとする。
また、ユーザ端末200は、無人店舗の店舗利用者が、サービスを利用する際に使用する端末である。具体的には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
また、認証基盤300は、特に限定はしないものの、本実施形態では、出願人が開発し既に提供中のPBI(Public Biometric Infrastructure:公開型生体認証基盤)を一例として想定する。このPBIは、認証対象者の生体情報を復元不可能な形にデータ変換し、これを公開鍵として利用することで、プライバシーの保護と高度なセキュリティを両立する認証基盤技術である。なお、認証基盤300は、API(Application Programming Interface)を通じて、無人店舗運営支援装置100からの利用者認証の要求を受け付けて、その認証結果を応答する。
また、決済基盤400は、例えば、クレジットカード決済のプラットフォームであって、やはりAPI(Application Programming Interface)を通じて、無人店舗運営支援装置100からの決済要求(店舗利用者が商品棚170から取り出し購買エリアから持ち出した商品に関するもの)を受け付けて、その決済結果を応答する。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態の無人店舗運営支援装置100のハードウェア構成は、図2に以下の如くとなる。
すなわち無人店舗運営支援装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105、を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAM(Random Access Memory)など揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPU(Central processing Unit)である。
また、通信装置105は、ネットワーク1と接続して、認証ディスプレイ150、光学式レーダー160、重量センサ175、モニタ180、ユーザ端末200、認証基盤300、及び決済基盤400との間の通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の無人店舗運営支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、ユーザ管理DB125、商品管理DB126、バスケット管理DB127、及び音声案内決定テーブル128が少なくとも記憶されている。ただし、これらデータベースやテーブルについての詳細は後述する。
また、無人店舗運営支援装置100は、上述の構成の他、認証ディスプレイ150、カメラ155、タッチパネル156、光学式レーダー160、商品棚170、重量センサ175、及びモニタ180の少なくともいずれかをさらに備えるとしてもよい。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の無人店舗運営支援装置100が用いる各種情報について説明する。図3に、本実施形態におけるユーザ管理DB125の一例を示す。
本実施形態のユーザ管理DB125は、店舗利用者の情報を格納したデータベースである。このユーザ管理DB125は、例えば、各店舗利用者のIDをキーとして、当該店舗利用者に関する、利用者認証の結果、所在位置、無人店舗の購買行動のステータスとその観測時刻、対象商品、といったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図4に、本実施形態における商品管理DB126の一例を示す。本実施形態の商品管理DB126は、無人店舗の商品棚170で陳列、販売される商品の情報を格納したデータベースである。
この商品管理DB126は、例えば、商品を一意に特定する商品IDをキーとして、当該商品の名称、価格、重量、収容中の商品棚170、当該商品棚170での収容区画、収容状況、などといったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図5に、本実施形態におけるバスケット管理DB127の一例を示す。本実施形態のバスケット管理DB127は、店舗利用者による、商品棚170からの商品取り出しの事象に応じて生成したレコード、すなわち当該店舗利用者による購買対象となった商品に関する情報を購買機会ごとに格納したデータベースである。
このバスケット管理DB127は、例えば、店舗利用者のIDをキーとして、対象商品のID、商品名、価格、個数、商品棚170からの取り出し日時、といったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
続いて図6に、本実施形態における音声案内決定テーブル128の構成例を示す。本実施形態の音声案内決定テーブル128は、店舗利用者に関して分類した購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の商品
取り出し動作との組み合わせパターンに応じて、当該店舗利用者の行動を適切化する、行動誘導用のメッセージを規定したものとなる。
具体的には、購買行動のステータスをキーに、ケース分類、状況、及び音声の内容、といった情報を紐付けたレコードの集合体となっている。
このうちケース分類は、例えば、利用者認証に成功した場合、「正常」、利用者未登録、失敗、及び未済のいずれかの場合、「異常」、利用者認証が未済のまま購買エリアに入った又は商品取り出しを行った場合、「異常」といった分類になる。また、状況は、そうしたケース分類それぞれの場合の具体的な状況を場合分けした内容となっている。
<フロー例:商品購入と決済>
以下、本実施形態における無人店舗運営支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する無人店舗運営支援方法に対応する各種動作は、無人店舗運営支援装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7及び図8は、それぞれ本実施形態における無人店舗運営支援方法のフロー例を示す図である。なお、ここでは、予め利用登録済みの店舗利用者が無人店舗の運営施設(例:商業ビルやオフィスビル、公共交通機関の駅構内など)を訪れ、当該無人店舗での商品の閲覧や購入を行おうとしている状況を想定する。そして、その店舗利用者は、無人店舗の周辺等に配置された誘導看板等に誘われ、認証ディスプレイ150の前で操作を行おうとしているものとする。
この場合、認証ディスプレイ150は、上述の店舗利用者の接近感知ないし所定操作を受けて、カメラ155による店舗利用者の顔画像撮影と、タッチパネル156によるID入力受け付けを実行する(s10)。
また、認証ディスプレイ150は、s10で得た顔画像データ(またはその特徴量データ)とIDを含む利用者認証要求を、ネットワーク1を通じて無人店舗運営支援装置100に通知する(s11)。
一方、無人店舗運営支援装置100は、認証ディスプレイ150から受信した利用者認証の要求を認証基盤300に送信し、そこでの認証処理結果を取得して認証ディスプレイ150に応答する(s12)。
認証ディスプレイ150は、s12での無人店舗運営支援装置100からの応答を得て、利用者認証の結果としてタッチパネル156に表示(図9参照)する(s13)。
なお、こうした処理の間に、光学式レーダー160が、上述の店舗利用者に対するセンシングを実行しており、無人店舗内における当該店舗利用者の所在位置を感知しているものとする。また、光学式レーダー160で感知した所在位置の情報は、ネットワーク1を介して無人店舗運営支援装置100に随時または一定時間ごとに通知されている(s1)。
そこで無人店舗運営支援装置100は、光学式レーダー160から通知された店舗利用者の所在位置の情報を、無人店舗を構成する空間(座標系として、当該空間の領域境界を示す各所の座標値で規定された閉空間)のうち、入店エリア、購買エリア、及びそれ以外の各エリア(図10の概念参照)の範囲情報に照合し、当該店舗利用者がどのエリアに所在しているのか判定する(s2)。
また、無人店舗運営支援装置100は、s2の判定で特定したエリアに応じて、当該店舗利用者の購買行動のステータスを、「入店中」、「購買中」、及び「決済中」のいずれかに分類し(s3)。その結果を所在位置や観測日時とともに、ユーザ管理DB125に格納する。
所在位置が入店エリアである場合、当該店舗利用者の購買行動のステータスは「入店中」である。また、所在位置が購買エリアである場合、当該店舗利用者の購買行動のステータスは「購買中」である。また、所在位置が入店エリアでも購買エリアでもない場合、当該店舗利用者の購買行動のステータスは「決済中」となる。
ただし、こうした分類に際しては、所在位置のみならず、当該店舗利用者による商品の持ち出し有無(後述)も考慮対象となるものとする。すなわち、「決済中」と分類する場合、当該店舗利用者が、それまでに無人店舗の商品棚170から商品を持ち出して保持している状況で、購買エリアから離れた時点で「決済中」と判定される。
また、無人店舗運営支援装置100は、s3での分類の結果を、当該店舗利用者のIDや或いは所定のアイコン等と紐付けて、モニタ180に表示(図11参照)する(s4)。
なお、こうした表示をモニタ180ではなく、予め連絡先等が登録された店舗利用者のユーザ端末200に情報配信して行うケースも想定可能であるが、店舗利用者がスマートフォン等のユーザ端末200を所持していない状況にも対応可能とする場合、モニタ180での表示で対応する運用が好適である。
店舗利用者としては、特段の端末等を携行しておらずとも、自身の購買行動のステータスや無人店舗中での所在位置を、随時客観的に俯瞰することが可能となり、店舗内での行動に関して錯誤等が生じにくくなる。
他方、認証ディスプレイ150で利用者認証の成功の結果通知(s13)を認識した店舗利用者は、無人店舗に配置されている商品棚170に移動し、そこで陳列されている各商品を手に取って眺めるなどして確認し、購入判断を行う。
この時、光学式レーダー160は、店舗利用者による、上述の商品に対する手伸ばしの動作を観測しており、手伸ばしの対象となった、商品棚170における収容区画の情報を、無人店舗運営支援装置100に通知する(s14)。
また、この時、商品棚170の各収容区画に設置されている重量センサ175も、店舗利用者により商品が手に取られたことによる重量変化を観測しており、当該重量変化の情報、すなわち計測中の収容物の重量がゼロになった旨の情報を無人店舗運営支援装置100に通知する(s15)。勿論、一旦は手に取られた商品が、元の収容区画に戻された場合、重量センサ175は、当該収容物の重量がゼロから商品重量に復帰した事象を観測し、旨の情報を無人店舗運営支援装置100に通知することとなる。
無人店舗運営支援装置100は、s14、s15で受けた各通知を総合し、商品棚170の或る収容区画に手伸ばしの動作がなされ、かつ、当該収容区画で収容されていた商品の重量がゼロになった、すなわち持ち出された、ことを感知する(s16)。
この時、無人店舗運営支援装置100は、商品管理DB126にて、当該商品棚170及び収容区画の情報をキーにして持ち出し対象の商品を特定し、当該商品の情報を、ユーザ管理DB125における当該店舗利用者のレコードの「対象商品」欄に設定する(s1
7)。
以後、無人店舗運営支援装置100は、上述のs14~s17の各処理を、店舗利用者の動向に応じて繰り返し、当該店舗利用者の購買行動のステータス等を更新していくこととなる。
その際、無人店舗運営支援装置100は、ユーザ管理DB125における当該店舗利用者の購買行動のステータスが、「購買中」から「決済中」に変化したタイミングを感知したならば(s18:Y)、当該店舗利用者に関してバスケット管理DB127で管理している商品、すなわち商品棚170から持ち出されている商品であって、購買エリアから離れた状態となった商品について、その価格と個数の値に基づく精算額を集計する(s19)。
なお、無人店舗運営支援装置100は、無人店舗を構成する空間のうち、入店エリア及び購買エリアの情報に基づいて、商品を持ち出した状態の店舗利用者が購買エリアから離れたこと、すなわち購買中から決済中へと購買行動のステータスが変化した旨を、光学式レーダー160による監視結果に基づき特定することとする。
また、無人店舗運営支援装置100は、そうした店舗利用者の購買行動のステータスの変化に伴い、当該変化後の購買行動のステータスを、当該店舗利用者の識別情報に対応付けて、図11と同様の形態にてモニタ180に表示するものとする。
ここで元の説明に戻る。s19で集計を行った無人店舗運営支援装置100は、s19で集計した精算額の情報を含む精算依頼を、決済基盤400に送信する(s20)。
この場合、決済基盤400では、当該精算依頼に基づき、精算主となる上述の店舗利用者の登録情報、すなわちクレジットカード等の精算手段の情報を参照し、予め定めた決済処理を実行し、その結果を無人店舗運営支援装置100に応答する。
無人店舗運営支援装置100は、決済基盤400からの応答を受信し、これを決済処理の結果(図12参照)として出力し(s21)、処理を終了する。
この場合の出力は、例えば、店舗利用者に関して予め登録されているメールアドレスや携帯電話宛てへのメッセージ送信であるケースを想定できる。店舗利用者は、ユーザ端末200など適宜な端末にて当該メッセージを閲覧し、自身が無人店舗で商品を購入した件の情報を認識することとなる。
<フロー例:音声出力>
続いて、本実施形態の無人店舗運営支援方法における、店舗利用者に向けた音声出力の処理について説明する。図13は、本実施形態における無人店舗運営支援方法のフロー例を示す図である。
ここでは、上述の店舗利用者の購買行動のステータスと、利用者認証の未済または成否と、商品取り出し状況とを踏まえて、当該店舗利用者に向けた適宜な音声メッセージを、認証ディスプレイ150やモニタ180、或いはユーザ端末200から出力させる処理について説明する。
既に述べたように、いわゆるゲートレスの無人店舗を運営する場合、すぐに認識できるアイコンとしての構造物が存在しないため、その店舗利用者にとって、無人店舗内での行動に迷いが生じる恐れがあった。
一方、本実施形態の無人店舗運営支援装置100は、その時々に店舗利用者が置かれた状況に応じて、適切な誘導用の音声メッセージを出力することで、誤った行動の修正や不足している行動の実行といった行動変容を、その場で店舗利用者に促すことができる。
この場合、無人店舗運営支援装置100は、ユーザ管理DB125における「認証結果」欄、「購買行動のステータス」欄、及び「対象商品」欄をそれぞれ参照し、利用者認証の未済または成否の状況、購買行動のステータス、商品の取り出し動作の状況について特定する(s30)。
続いて、無人店舗運営支援装置100は、s30で特定した値を、音声案内決定テーブル128(図6)に照合し、購買行動の「ステータス」が一致し、かつ「状況」が利用者認証の未済や成否及び商品の取り出し状況に合致するレコードを特定する(s31)。
例えば、ある店舗利用者の購買行動のステータスが「購買」中、すなわち購買エリアに所在しているものの、利用者認証が未実行であった場合、図6の例ではNo.7の「認証なしで購買エリアに入った場合」に該当するレコードを特定することになる。
続いて、無人店舗運営支援装置100は、s31で特定したレコードの「音声の内容」欄のテキストデータを取得し、これの発話指示を、認証ディスプレイ150やモニタ180、或いはユーザ端末200に出力し(s32)、処理を終了する。上述の図6におけるNo.7のレコードの例であれば、「認証されていません。」という音声が出力されることになる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験を適切なものとすることが可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の無人店舗運営支援装置において、前記演算装置は、前記無人店舗を構成する空間のうち、少なくとも、前記商品棚の配置位置を含む購買エリアの情報を予め保持し、前記店舗利用者に関して前記決済手順を実行する際、当該店舗利用者が、前記無人店舗の前記購買エリアから離れたことを、前記距離センサによる前記監視結果に基づき特定するものである、としてもよい。
これによれば、店舗利用者が、商品棚から商品を取り出して保持したまま無人店舗外に向け移動した状況を、当該店舗利用者による購買および精算の意思として的確に把握し、特段の手続きや動作を要せずに決済処理を済ませることができる。ひいては、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験をより適切なものできる。
また、本実施形態における無人店舗運営支援装置において、前記演算装置は、前記無人店舗を構成する空間のうち、前記認証ユニットの配置位置を含む入店エリアの情報をさらに保持し、前記店舗利用者の所在に関する、前記距離センサの監視結果に基づき、前記無人店舗における前記店舗利用者の購買行動のステータスを、前記入店エリアに対応した入店中、前記購買エリアに対応した購買中、及び前記購買エリアを離れた際の決済中、のいずれかに分類し、当該分類の結果を当該店舗利用者の識別情報に対応付けて、前記無人店舗における所定モニタに表示する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、店舗利用者が何か特定の情報処理端末等でステータス確認を行うことなく、無人店舗内に設置されているモニタにて自身のステータス確認を容易に行うことができる。ひいては、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験をより適切なものできる。
また、本実施形態における無人店舗運営支援装置において、前記演算装置は、前記店舗利用者における前記購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、前記店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報を保持し、前記店舗利用者に関して分類した前記購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を、前記パターンに照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力を実行するものである、としてもよい。
これによれば、例えば、店舗利用者の行動の適切性に応じて、システム側から適宜な音声アナウンスを行うことで、当該店舗利用者の行動を適宜な購買行動へと誘導可能となる。ひいては、ゲートレスでの無人店舗の構成、運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗における利用者の購入体験をより適切なものできる。
また、本実施形態における無人店舗運営支援方法において、前記情報処理装置が、前記無人店舗を構成する空間のうち、少なくとも、前記商品棚の配置位置を含む購買エリアの情報を予め保持し、前記店舗利用者に関して前記決済手順を実行する際、当該店舗利用者が、前記無人店舗の前記購買エリアから離れたことを、前記距離センサによる前記監視結果に基づき特定する、としてもよい。
また、本実施形態における無人店舗運営支援方法において、前記情報処理装置が、前記無人店舗を構成する空間のうち、前記認証ユニットの配置位置を含む入店エリアの情報をさらに保持し、前記店舗利用者の所在に関する、前記距離センサの監視結果に基づき、前記無人店舗における前記店舗利用者の購買行動のステータスを、前記入店エリアに対応した入店中、前記購買エリアに対応した購買中、及び前記購買エリアを離れた際の決済中、のいずれかに分類し、当該分類の結果を当該店舗利用者の識別情報に対応付けて、前記無人店舗における所定モニタに表示する処理をさらに実行する、としてもよい。
また、本実施形態における無人店舗運営支援方法において、前記情報処理装置が、前記店舗利用者における前記購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、前記店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報を保持し、前記店舗利用者に関して分類した前記購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を、前記パターンに照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力を実行する、としてもよい。
1 ネットワーク
10 無人店舗運営システム
100 無人店舗運営支援装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 ユーザ管理DB
126 商品管理DB
127 バスケット管理DB
128 音声案内決定テーブル
150 認証ユニット
155 カメラ
156 タッチパネル
160 光学式レーダー
170 商品棚
175 重量センサ
180 モニタ
200 ユーザ端末
300 認証基盤
400 決済基盤

Claims (6)

  1. 無人店舗に配置された認証ユニット、距離センサ、及び商品棚の重量センサと通信する通信装置と、
    前記認証ユニットより店舗利用者に関して認証用データを取得する処理、前記認証用データに基づく利用者認証の処理、前記店舗利用者に関して、前記距離センサによる位置監視結果に基づき、当該店舗利用者が所在する前記商品棚を特定する処理、前記商品棚での前記店舗利用者による所定商品の取り出し動作について、前記距離センサ及び前記重量センサでの観測値に基づき特定する処理、前記店舗利用者が前記無人店舗における所定エリアから離れる事態を前記距離センサの監視結果に基づき特定した場合、当該店舗利用者に関して前記取り出し動作を特定している前記所定商品についての決済手順を実行する処理、を実行する演算装置とを備え、
    店舗利用者における購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報を保持し、
    所定の店舗利用者における購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を、前記パターンに照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力を実行する、
    ことを特徴とする無人店舗運営支援装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記無人店舗を構成する空間のうち、少なくとも、前記商品棚の配置位置を含む購買エリアの情報を予め保持し、
    前記店舗利用者に関して前記決済手順を実行する際、当該店舗利用者が、前記無人店舗の前記購買エリアから離れたことを、前記距離センサによる前記監視結果に基づき特定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人店舗運営支援装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記無人店舗を構成する空間のうち、前記認証ユニットの配置位置を含む入店エリアの情報をさらに保持し、
    前記店舗利用者の所在に関する、前記距離センサの監視結果に基づき、前記無人店舗における前記店舗利用者の購買行動のステータスを、前記入店エリアに対応した入店中、前記購買エリアに対応した購買中、及び前記購買エリアを離れた際の決済中、のいずれかに分類し、当該分類の結果を当該店舗利用者の識別情報に対応付けて、前記無人店舗における所定モニタに表示する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無人店舗運営支援装置。
  4. 情報処理装置が、
    無人店舗に配置された認証ユニット、距離センサ、及び商品棚の重量センサと通信する通信装置を備えて、
    前記認証ユニットより店舗利用者に関して認証用データを取得する処理、前記認証用データに基づく利用者認証の処理、前記店舗利用者に関して、前記距離センサによる位置監視結果に基づき、当該店舗利用者が所在する前記商品棚を特定する処理、前記商品棚での前記店舗利用者による所定商品の取り出し動作について、前記距離センサ及び前記重量センサでの観測値に基づき特定する処理、前記店舗利用者が前記無人店舗における所定エリアから離れる事態を前記距離センサの監視結果に基づき特定した場合、当該店舗利用者に関して前記取り出し動作を特定している前記所定商品についての決済手順を実行する処理と、予め保持する、店舗利用者における購買行動のステータスと、前記利用者認証の未済または成否の条件と、店舗利用者の前記取り出し動作の条件とを組み合わせたパターンごとに、予め定めた音声出力内容の情報に、 所定の店舗利用者における購買行動のステータスと、当該店舗利用者に関する利用者認証の未済または成否と、当該店舗利用者の前記取り出し動作の各情報を照合し、適合したパターンに応じた音声出力内容の情報に基づき、所定の出力装置にて音声出力する処理と、
    を実行することを特徴とする無人店舗運営支援方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記無人店舗を構成する空間のうち、少なくとも、前記商品棚の配置位置を含む購買エリアの情報を予め保持し、
    前記店舗利用者に関して前記決済手順を実行する際、当該店舗利用者が、前記無人店舗の前記購買エリアから離れたことを、前記距離センサによる前記監視結果に基づき特定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無人店舗運営支援方法。
  6. 前記情報処理装置が、
    前記無人店舗を構成する空間のうち、前記認証ユニットの配置位置を含む入店エリアの情報をさらに保持し、
    前記店舗利用者の所在に関する、前記距離センサの監視結果に基づき、前記無人店舗における前記店舗利用者の購買行動のステータスを、前記入店エリアに対応した入店中、前記購買エリアに対応した購買中、及び前記購買エリアを離れた際の決済中、のいずれかに分類し、当該分類の結果を当該店舗利用者の識別情報に対応付けて、前記無人店舗における所定モニタに表示する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無人店舗運営支援方法。
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