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JP7725045B2 - 自動排泄処理装置 - Google Patents
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JP7725045B2 - 自動排泄処理装置 - Google Patents

自動排泄処理装置

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JP7725045B2 JP2021014382A JP2021014382A JP7725045B2 JP 7725045 B2 JP7725045 B2 JP 7725045B2 JP 2021014382 A JP2021014382 A JP 2021014382A JP 2021014382 A JP2021014382 A JP 2021014382A JP 7725045 B2 JP7725045 B2 JP 7725045B2
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Description

本発明は、要介護者の排泄物を自動的に処理するための自動排泄処理装置用カップ及び自動排泄処理装置に関する。
近年、排泄処理に介助が必要な高齢者や身体障害者等の要介護者が年々増加している。要介護者が増加する一方で、介護に従事する人材は、慢性的に不足している。この傾向は、将来的に更に顕著になることが予想されている。介護従事者にとって要介護者の排泄処理は、最も負担となるものである。このような要介護者の排泄を介助し、介護従事者の負担を軽減するために自動排泄処理装置が提案されている。
出願人は、既に要介護者の排泄物を処理する自動排泄処理装置及び自動排泄処理装置用カップを提案している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。自動排泄処理装置は、要介護者の身体に取り付けられるカップと、カップ内の排泄物を吸引して下水管に排出する排水装置と、洗浄水を上水道から供給しカップ内及び身体を洗浄する洗浄装置とを備えている。特許文献1に記載された自動排泄処理装置によれば、排泄処理時に自動的に給水し要介護者の身体を洗浄すると共に、排泄物を自動的に下水道に排出することができる。
特許第6635456号公報 特開2017-153950号公報
要介護者は、寝た姿勢の状態、寝返りを行った状態、ベッドをチルトして上半身を起こした姿勢の状態等の、様々な姿勢で1日を過ごしている。要介護者が上記の様な姿勢の状態である場合に、排泄物を受けるカップと要介護者の身体との間に隙間が生じ、排泄処理時に排泄物や臭気の漏れが発生する虞がある。特許文献1に記載された技術によれば、カップと身体との間に隙間が生じても隙間から空気が吸引されるように構成することで、排泄処理時の漏れ対策を行っていた。発明者らは、鋭意研究の下、排泄処理時においてより確実な漏れ対策を行うため、更なる改良を行ってきた。
本発明は、排泄処理時の漏れを低減することができる自動排泄処理装置用カップ及び自動排泄処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、要介護者の排泄処理を自動的に行う自動排泄処理装置に設けられた自動排泄処理装置用カップであって、前記要介護者の身体に取り付けられ、排泄物を受けるカップ本体と、前記カップ本体と前記身体との間に設けられ、作動流体が供給されて膨張し、前記身体に密着する膨張体と、を備える。
本発明によれば、カップ本体と要介護者の身体との間に膨張体が設けられていることにより、膨張体が膨張することでカップ本体と身体との間の隙間が無くなり排泄処理時の洗浄水及び排泄物の漏れを確実に防止することができる。
また、本発明の前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体に供給されるものであってもよい。
本発明によれば、特別な装置を別途設けることなく、排泄処理時に用いられる空気や洗浄水を用いることで、装置構成を簡略化することができる。
また、本発明の前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体内部に空気を供給するエア供給装置から供給される空気であってもよい。
本発明によれば、排泄処理時においてカップ本体内部の乾燥用に供給される空気の一部を利用することにより膨張体を膨張させ、装置構成を簡略化することができる。
また、本発明の前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体内部に洗浄水を供給する洗浄装置から供給される前記洗浄水であってもよい。
本発明によれば、排泄処理時においてカップ本体内部の洗浄用に供給される洗浄水の一部を利用することにより膨張体を膨張させ、装置構成を簡略化することができる。
また、本発明の前記膨張体は、前記身体に接触する位置に応じて分割された複数の膨張室を備えていてもよい。
本発明によれば、膨張体に複数の膨張室が設けられていることにより、膨張体の形状を身体へ馴染み易くすることができる。
また、本発明は、前記複数の膨張室のそれぞれの圧力を検出する複数の圧力センサと、前記複数の圧力センサの検出値に基づいて前記複数の膨張室における膨張度を個別に変更する制御装置を備えていてもよい。
本発明によれば、複数の膨張室の膨張度を個別に変更することにより、膨張体の形状を身体へより馴染み易くすることができる。
また、本発明は、前記膨張体と前記身体との間に設けられ、前記膨張体と前記身体とを粘着させる粘着層を備えていてもよい。
本発明によれば、膨張体と身体との間を粘着層により密着させることにより、排泄処理における漏れを確実に防止することができる。
また、本発明は、前記カップ本体の内壁に形成され、処理対象物と前記内壁との剥離を促す付着防止層を備えていてもよい。
本発明によれば、付着防止層がカップ本体の内壁に形成されていることにより、排泄処理時に処理対象物が内壁から剥離しやすくなり、処理時間が短縮され排泄処理における漏れが発生する確率を低下させることができる。
また、本発明に係る自動排泄処理装置は、上記の自動排泄処理装置用カップを備えていてもよい。
本発明によれば、膨張体が設けられた自動排泄処理装置用カップが自動排泄処理装置に設けられていることにより、排泄処理における漏れを確実に低減させることができる。
本発明によれば、自動排泄処理装置を用いた排泄処理時の漏れを低減することができる。
本発明の実施形態に係る自動排泄処理装置の構成を示すブロック図である。 自動排泄処理装置用カップの構成を示す斜視図である。 自動排泄処理装置用カップの構成の一部を示す斜視図である。 袋体の構成を示す平面図である。 膨張前の袋体の構成を示す断面図である。 膨張後の袋体の構成を示す断面図である。 変形例1に係る袋体の構成を示す平面図である。 変形例2に係る付着防止層の構成を示す図である。 付着防止層の作用を概略的に示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る自動排泄処理装置の実施形態について説明する。自動排泄処理装置は、要介護者の排泄処理を自動的に行うものである。
図1に示されるように、自動排泄処理装置1は、要介護者の身体に取り付けられるカップ2(自動排泄処理装置用カップ)と、カップ内を洗浄するための本体装置20とを備える。自動排泄処理装置1は、特許文献1に記載された自動排泄処理装置に準じて構成されている。自動排泄処理装置1は、これに限定されず他の装置構成を有していてもよい。
本体装置20は、上水道から給水されカップ2内及び要介護者の身体を洗浄する洗浄装置24と、カップ2内から排出された洗浄水及び排泄物を含む汚水を下水管に排出する排水装置26と、カップ2内に空気を流通させるエア供給装置28と、各装置の動作を制御する制御装置22と、を備える。
カップ2は、排泄物を検出する検出部3と、要介護者の股間周辺に取り付けられるカップ本体6と、カップ本体6と要介護者の身体との間に設けられた膨張体10とを備える。
制御装置22は、カップ2に設けられた後述の検出部3に電気的に接続されている。制御装置22は、検出部3の検出値に基づいて、洗浄装置24と、排水装置26と、エア供給装置28とを制御して、カップ2の内部を排水し、洗浄し、乾燥させる。
制御装置22は、洗浄装置24と、排水装置26と、エア供給装置28を総合的に制御し、排泄処理のサイクルを実行する。制御装置22は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。これらの各機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
洗浄装置24は、カップ本体6と給水管Qにより接続されている。洗浄装置24は、検出値に基づいて制御され、給水管Qを介してカップ2の内部に上水道から供給される洗浄水を供給する。洗浄装置24は、検出値に基づいて設定された水量の洗浄水をカップ2に供給する。
排水装置26は、カップ本体6と排水管Dを介して接続されている。排水装置26は、検出値に基づいて制御され、排水管Dを介してカップ2の内部から洗浄水及び排泄物を吸引してカップ2の外部に排出すると共に、洗浄水及び排泄物を下水道に排出する。
エア供給装置28は、カップ本体6とエア供給管A1により接続されている。エア供給装置28は、検出値に基づいて制御され、排泄処理時にカップ本体6内部に空気を供給する。エア供給装置28は、カップ2から排泄物が排出され、洗浄された後、カップ2内部にエア供給管A1を介して空気を供給し、カップ2内部と要介護者の身体を乾燥する。また、エア供給装置28は、膨張体10とエア供給管A2により接続されている。エア供給装置28は、検出値に基づいて制御され、膨張体10内部に空気を供給する。エア供給管A2は、カップ2内部においてエア供給管A1から分岐されて設けられていてもよい。エア供給管A1とエア供給管A2との間には、バルブ(不図示)が設けられていてもよい。バルブは、例えば、制御装置22により開閉が制御されエアの供給量を調整する電磁弁である。バルブは、開閉量が任意に調整される比例電磁弁であってもよい。
上記構成により、カップ2において、排泄物が内部に一時的に受け止められ、洗浄装置24により上水道から洗浄水が供給され、要介護者の身体及びカップ2の内部が洗浄される。カップ2において、排水装置26により洗浄水及び排泄物が下水道に排出される。カップ2において、洗浄後にエア供給装置28により空気が供給され、洗浄された要介護者の身体及びカップ2の内部が乾燥される。
カップ2は、要介護者の身体に取り付けられ、排泄物を受けるカップ本体6を備える。カップ本体6の内部には、例えば、排泄物を検出する検出部3が設けられている。検出部3は、排泄物が固形であるか液体であるかを電気的に検知する静電容量センサである。検出部3の検出値は、制御装置22に出力される。検出部3の検出結果に基づいて、自動排泄処理装置1の排泄処理のサイクルが開始される。
カップ本体6と要介護者の身体との間には、膨張体10が設けられている。膨張体10は、検出値に基づいて制御され、カップ本体6の内部に排泄物が検出された場合に、作動流体が供給されて膨張し、要介護者の身体に密着する。作動流体は、例えば、エア供給装置28が供給する空気である。膨張体10により、排泄物の処理時において要介護者の身体とカップ2との間隙間を無くし、排泄物の漏れが大幅に低減される。
次に、カップ2の具体的な形状について説明する。以下の説明においてカップ2の上下方向は、要介護者が寝た姿勢において装着される状態において定義される。
図2及び図3に示されるように、カップ2は、要介護者の股間及び肛門周辺を覆うように外方に向かって膨出し、内部空間が形成されたカップ本体6を備える。カップ本体6には、例えば、要介護者の肛門周辺を覆うように形成された第1容器6Aと、要介護者の股間の周囲を覆うように形成された第2容器6Bと、第1容器6Aと第2容器6Bとを連結すると共に、要介護者の鼠径部を覆うように形成された第3容器6Cとが形成されている。カップ本体6は、例えば、樹脂により一体に形成されている。
カップ本体6は、排泄物を受け止め、洗浄装置から供給される洗浄水と排泄物とを外部に排出するように形成されている。第1容器6Aと、第2容器6Bと、第3容器6Cとの連続した縁には、湾曲した断面の弾性部材6Dが延在して形成されている。弾性部材6Dは、例えば、シリコンゴムにより形成されている。弾性部材6Dは、身体に接触して弾性変形し、第1容器6Aと、第2容器6Bと、第3容器6Cの縁と身体との間に生じる隙間を低減させる。
第1容器6Aは、下方に膨出すると共に、第3容器6Cとの連結部において上方に湾曲して形成されている。第1容器6Aの内部には、例えば、検出部3が設けられている。第1容器6Aの周囲には、要介護者の臀部を支持するパッド部5が設けられている。パッド部5は、板状に形成されている。パッド部5は、表面が防水シートに覆われたスポンジゴム等の弾性部材により形成されている。パッド部5は、臀部より広い適度の大きさに形成されている。パッド部5は、第1容器6Aを収容する切欠きが形成されている。パッド部5は、第1容器6Aに着脱自在に形成されている。パッド部5は、第1容器6Aから着脱され、適宜洗浄される。
パッド部5には、パッド部5の底面から要介護者の腹部まで巻回する装着固定部材7が設けられている。装着固定部材7は、帯状に形成されている。装着固定部材7の両端部には、両端部同士を互いに固定する固定部7A,7Bが設けられている。固定部7A,7Bは、例えば、面ファスナにより形成されている。
第3容器6Cは、上下方向に起立して鼠径部を覆うように膨出して形成されている。第3容器6Cには、給水管Qの連結部Q1と、排水管Dの連結部D1と、エア供給管A1の連結部A3と、検出部3の接続部3Cが設けられている。連結部A3と、連結部Q1と、連結部D1とには、第3容器6Cの内部空間と連通する貫通孔が形成されている。
第2容器6Bは、上方に膨出すると共に、第3容器6Cとの連結部において下方に湾曲して形成されている。第2容器6Bの外部には、連結部A3の内部のエアの流路に連通するエア流路6B1が形成されている。エア流路6B1は、第2容器6Bと第3容器6Cとの接続部から第2容器6Bの先端部まで延在して形成されている。エア流路6B1は、第2容器6Bの先端部において閉塞している。エア流路6B1の途中には、第2容器6Bの内側に連通した複数のエア吐出口(不図示)が形成されている。連結部A3にエア供給管A1が接続された状態においてエア供給管A1からエアが供給されると、エア流路6B1にエアが流通し、複数の吐出口から第2容器6Bの内部にエアが供給される。第2容器6Bの周囲には板状に形成された蓋部8が設けられている。
蓋部8は、第2容器6Bの周囲にて平板状に形成されると共に、第2容器6Bと第3容器6Cとの連結部において下方に湾曲して形成されている。蓋部8は、第2容器6Bが要介護者に取り付けられた状態において第2容器6Bの周囲の所定領域を覆い、第2容器6B周囲からの洗浄水及び排泄物の漏れを低減する。蓋部8は、例えば、要介護者の身体の形状に馴染むようにシリコン樹脂等の弾性部材により形成されている。蓋部8の下面側には、膨張自在に形成された膨張体10が設けられている。
膨張体10は、作動流体の流入により膨張する袋体11と、要介護者の身体に接触する接触層9とを備える。接触層9は、蓋部8と同一の弾性部材により略同一形状に形成されている。即ち、袋体11は、蓋部8と接触層9との間に挟まれて形成されている。接触層9の下面側は、例えば、シリコン樹脂により人体表面に装着時に接触した場合において所定の粘着性を発揮し、取り外し時には人体表面に負担を掛けない程度に離脱可能な粘着力を有する。接触層9により、カップ2と要介護者の身体との間の密着性が向上する。膨張体10は、蓋部8と接触層9とにより形成されていてもよい。即ち、膨張体10は、蓋部8と一体に形成されていてもよい。
膨張体10と身体との間には、膨張体と身体とを粘着させる粘着層を備えていてもよい。即ち、接触層9の下面側は、シリコン樹脂の粘着力に比して強い粘着力を有する粘着層が形成されていてもよい。粘着層は、例えば、粘着テープ程度の粘着力を有していてもよい。粘着層は、両面テープ等を用いて構成されていてもよい。
図4に示されるように、袋体11は、非膨張時においてシート状の状態に形成されている。袋体11の上面側は、蓋部8の下面側に貼付されている。袋体11の下面側は、接触層9の上面側に貼付されている。袋体11には、中央部に第2容器6Bを収容する切欠き部12が形成されている。袋体11は、例えば、ポリエチレン等の熱可塑性を有する一対の樹脂のシート体13により形成されている。
袋体11は、上面側と下面側との一対のシート体13により形成されている。2枚のシート体13の外縁は、溶着により所定幅に形成された溶着部13Aがされている。2枚のシート体13の外縁の一部には、溶着されていない流路Rが形成されている。流路Rには、作動流体を供給するためのバルブ部13Bが連続して形成されている。バルブ部13Bには、例えば、エア供給管A2が接続され、作動流体として空気が供給される。上記構成により、袋体11の内部には、膨張室が形成されている。
図5に示されるように、袋体11は、非膨張時においてシート状である。図6に示されるように、袋体11は、排泄処理時において作動流体が供給されると膨張するように形成されている。
上記構成により、カップ2は、要介護者の身体にされた状態において、排泄処理時に膨張体10にエア供給装置28からエア供給管A2を介して空気が供給され、袋体11が膨張する。袋体11が膨張することにより、接触層9が要介護者の身体に押し付けられる。膨張した袋体11は、柔軟性を有し要介護者の身体の状態に応じて変形するため、接触層9が隙間なく要介護者の身体に密着する。
膨張体10が膨張した状態においてカップ本体6の内部において排泄物が処理され、洗浄水及び排泄物、更にはカップ本体6の内部の臭気が外部に漏れることが防止される。また、膨張体10は、排泄処理時においてカップ本体6内部から排泄物が排水管Dに吸引される際にカップ本体6内部に生じる陰圧によりさらに膨張する。この際、膨張体10と要介護者の身体との間の密着度が更に高められ、隙間が生じることが防止される。膨張体10は膨張時においても要介護者の身体の形状に追従して弾性変形するため、要介護者の身体の姿勢が変化していても膨張体10の膨張によりカップ本体6と要介護者の身体との間に隙間が生じることが防止される。袋体11又は、エア供給管A2には、エア供給装置28から供給される空気の圧力を調整するレギュレータが設けられていてもよい。
膨張体10は、排泄処理が終了し、エア供給装置28の稼働が停止した後、空気がエア供給管A2を逆流して抜けて萎む。即ち膨張体10は、排泄処理時に膨張するように構成されているため、要介護者の身体に掛かる負担が軽減される。
上記実施形態においては、膨張体10は、蓋部8に設けられている事例を示したが、膨張体10は、要介護者の身体の臀部側にも設けられていてもよい。即ち、膨張体10は、パッド部5の上面側にも設けられていてもよい。
袋体11に供給される作動流体は、洗浄装置24から供給される洗浄水であってもよい。この場合、カップ本体6には、給水管Qと別途に他の給水管が洗浄装置24から接続されていてもよいし、カップ本体6において給水管Qから分岐した膨張用給水管が接続されていてもよい。給水管Qと膨張用給水管との間には電磁弁等が設けられていてもよく、袋体11への洗浄水の供給量が制御装置22により調整されてもよい。袋体11は、洗浄水を袋体11からカップ本体6内部に吐出する吐出口が設けられていてもよい。吐出口は、袋体11の内部の水圧を所定範囲に保持しつつ、洗浄水を吐出する口径に形成された孔や、レギュレータにより形成されていてもよい。
[変形例1]
図7に示されるように、膨張体10は、身体に接触する位置に応じて分割された複数の膨張室13Rを備えていてもよい。複数の膨張室13Rは、それぞれ溶着により形成された仕切部13Cにより仕切られている。各膨張室13Rには、内部の圧力を検出する圧力センサ13Sが設けられている。各膨張室13Rには、個別にエア供給管A4が接続されている。複数のエア供給管A4には、エア供給装置28から個別に供給される。エア供給装置28は、制御装置22により制御される。複数のエア供給管A4は、エア供給管A1から分岐して設けられていてもよい。この場合、複数のエア供給管A4とエア供給管A1との間には、複数のバルブ(不図示)が設けられていてもよい。各バルブは、例えば、制御装置22により開閉が制御されエアの供給量を調整する電磁弁である。各バルブは、開閉量が任意に調整される比例電磁弁であってもよい。
制御装置22は、圧力センサ13Sの検出値に基づいてエア供給装置28を制御して複数の膨張室における膨張度を個別に変更する。上記構成により、制御装置22は、要介護者の身体の状態に応じて複数の膨張室13Rにおける膨張度を個別に変更することができる。即ち、制御装置22は、圧力センサ13Sの検出値に基づいて、要介護者の身体に一部に過度な負担が生じないように複数の膨張室13Rにおける膨張度を個別に調整することができる。また、制御装置22は、排泄処理中に要介護者の身体が動いて膨張体10の密着度に変化が生じても、圧力センサ13Sの検出値に基づいて複数の膨張室13Rの膨張度を個別に調整し、膨張体10と身体との密着度を保持し、排泄処理中の漏れを確実に防止することができる。
[変形例2]
カップ本体6からの漏れを防止するためには、カップ本体6の形状を排泄処理に要する時間を短縮するように形成することも有効である。
図8に示されるように、カップ本体6の第1容器6Aの内壁には、複数のディンプル状の突起物S1を有するエンボス加工された付着防止層Sが形成されている。付着防止層Sは、第1容器6Aだけでなく、第2容器6B、第3容器6Cの内壁にも形成されていてもよい。
図9に示されるように、付着防止層Sが形成されていることにより、固形状態や半固形状態の排泄物X(処理対象物)と第1容器6Aの内壁との間に隙間を増加させ、排泄物Xと第1容器6Aの内壁との間の付着が防止される。付着防止層Sが形成されていることにより、排泄物Xと第1容器6Aの内壁との間に洗浄水やエアが流通しやくすなり、排泄物と第1容器6Aの内壁との剥離を促し、排泄物をカップ本体6外に排出しやくすることができる。
排泄物をカップ本体6外に排出しやすくすることにより、排泄処理に要する時間を短縮し、それに伴ってカップ本体6からの処理水や排泄物の漏れが生じる確率を低下させることができる。付着防止層Sは、エンボス加工の他、凹状のディンプルによるデボス加工により形成されていてもよいし、フッ素樹脂加工等の付着を防止する化学的物質の層により形成されていてもよい。
上述したように、自動排泄処理装置1によれば、カップ2に膨張体10が設けられていることにより、要介護者の身体とカップ2との間の密着度を向上させ、排泄物の処理中における漏れを確実に防止することができる。自動排泄処理装置1によれば、膨張体10が有する袋体11は、膨張時に柔軟性を有し、要介護者の身体の状態に応じて変形し、身体とカップ2との間の隙間を確実に低減することができる。自動排泄処理装置1によれば、膨張体10は、排泄処理時に膨張し、通常時は萎んでいるため、要介護者の身体への負担を防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、膨張体10は、カップ本体6と一体又は分離可能なオムツ型に形成されていてもよく、より密着度を高めるものであってもよい。膨張体10に複数の膨張室13Rが設けられている場合、制御装置22は、圧力センサ13Sの検出値に基づいてディープラーニングを用いた機械学習を行い、要介護者の身体の状態に応じて最適に複数の膨張室13Rの膨張度を個別に調整するようにしてもよい。病院、介護施設等において多数の要介護者から圧力センサ13Sの検出値をサーバに集約し、制御装置22は、集約されたデータに基づいてディープラーニングを用いた機械学習を行ってもよい。
1 自動排泄処理装置、2 カップ、3 検出部、3C 接続部、5 パッド部、6 カップ本体、6A 第1容器、6B 第2容器、6B1 エア流路、6C 第3容器、6D 弾性部材、7 装着固定部材、7A、7B 固定部、8 蓋部、9 接触層、10 膨張体、11 袋体、12 切欠き部、13 シート体、13A 溶着部、13B バルブ部、13C 仕切部、13R 膨張室、13S 圧力センサ、20 本体装置、22 制御装置、24 洗浄装置、26 排水装置、28 エア供給装置、A1、A2、A4 エア供給管、A3 連結部、D 排水管、D1 連結部、Q 給水管、Q1 連結部、R 流路

Claims (6)

  1. 要介護者の排泄処理を自動的に行う自動排泄処理装置であって、
    自動排泄処理装置用カップと、
    制御装置と、
    を備え、
    前記自動排泄処理装置用カップは、
    前記要介護者の身体に取り付けられ、排泄物を受けるカップ本体と、
    前記カップ本体と前記身体との間に設けられ、作動流体が供給されて膨張し、前記身体に密着する膨張体と、
    を備え、
    前記膨張体は、前記身体に接触する位置に応じて分割された複数の膨張室を備え、
    前記制御装置は、前記複数の膨張室のそれぞれの圧力を検出する複数の圧力センサの検出値に基づく機械学習を行い、前記複数の圧力センサの検出値に基づいて前記要介護者の前記身体の状態に応じて前記複数の膨張室における膨張度を個別に調整する、自動排泄処理装置。
  2. 前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体に供給されるものである、請求項1に記載の自動排泄処理装置。
  3. 前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体内部に空気を供給するエア供給装置から供給される空気である、
    請求項1または2に記載の自動排泄処理装置。
  4. 前記作動流体は、排泄処理時に前記カップ本体内部に洗浄水を供給する洗浄装置から供給される前記洗浄水である、
    請求項1または2に記載の自動排泄処理装置。
  5. 前記膨張体と前記身体との間に設けられ、前記膨張体と前記身体とを粘着させる粘着層を備える、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の自動排泄処理装置。
  6. 前記カップ本体の内壁に形成され、処理対象物と前記内壁との剥離を促す付着防止層を備える、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の自動排泄処理装置。
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