実施形態1に係る液体噴射装置を示す概略図である。
ヘッドユニットを示す分解斜視図である。
ヘッドユニットの噴射面を示す底面図である。
ベース部材、可撓性部材、及び固定部材を示す平面図である。
共通流路部材及び固定部材を示す平面図である。
ベース部材、液体噴射ヘッド、可撓性部材、及び固定部材を示す平面図である。
共通流路部材、可撓性部材、及び流路接続部を示す断面図である。
装着前の可撓性部材のシール部を示す断面図である。
複数の液体噴射ヘッド間に位置する固定部材の配置を示す底面図である。
共通流路における迂回部、及び固定部材を示す平面図である。
実施形態2に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
実施形態3に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
実施形態4に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
実施形態5に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
実施形態6に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
実施形態7に係るヘッドユニットを示す概略平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
以下の説明において、互いに交差する3方向をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向として説明する場合がある。X軸方向は、互いに反対の方向であるX1方向及びX2方向を含む。X軸方向は、第1方向の一例である。Y軸方向は、互いに反対の方向であるY1方向及びY2方向を含む。Y軸方向は、第2方向の一例である。Z軸方向は、互いに反対の方向であるZ1方向及びZ2方向を含む。Z軸方向は、積層方向の一例である。X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、直交している。
図1は、実施形態1に係る液体噴射装置1を示す概略図である。液体噴射装置1は、「液体」の一例であるインクを液滴として媒体PAに噴射するインクジェット方式の印刷装置である。本実施形態の液体噴射装置1は、インクを噴射する複数のノズルが媒体PAの幅方向での全範囲にわたり分布する、いわゆるライン方式の印刷装置である。媒体PAは、典型的には印刷用紙である。なお、媒体PAは、印刷用紙に限定されず、例えば、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の印刷対象でもよい。
図1に示されるように、液体噴射装置1は、液体容器2、制御ユニット3、媒体搬送機構4、循環機構5、及びヘッドユニット20を備える。ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10を有する。複数の液体噴射ヘッド10は、複数のヘッドの一例である。
液体容器2は、インクを貯留する。液体容器2の具体的な態様としては、例えば、液体噴射装置1に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、及び、インクを補充可能なインクタンクが挙げられる。なお、液体容器2に貯留されるインクの種類は任意である。液体容器2は、液体貯留部の一例である。ヘッドユニット20は、インクの種類に応じた複数の液体容器2を備える。ヘッドユニット20は、1つの液体容器2を備える構成でもよい。
制御ユニット3は、液体噴射装置1の各要素の動作を制御する。制御ユニット3は、例えば、CPU又はFPGA等の処理回路と、半導体メモリー等の記憶回路とを含む。当該記憶回路には、各種プログラムおよび各種データが記憶される。当該処理回路は、当該プログラムを実行するとともに当該データを適宜使用することにより各種制御を実現する。CPUは、Central Processing Unitの略称である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
媒体搬送機構4は、制御ユニット3によって制御され、媒体PAを搬送方向DMに搬送する。媒体搬送機構4は、媒体PAの幅方向に沿って長尺な搬送ローラーと、当該搬送ローラーを回転させるモーターと、を含む。なお、媒体搬送機構4は、搬送ローラーを用いる構成に限定されず、例えば、媒体PAを外周面に静電力等により吸着させた状態で搬送するドラム又は無端ベルトを用いる構成でもよい。
液体噴射ヘッド10は、制御ユニット3によって制御され、液体容器2から循環機構5を介して供給されるインクを複数のノズルのそれぞれから媒体PAに噴射する。複数の液体噴射ヘッド10は、搬送方向DMと交差する方向に並べられてラインヘッド6を構成する。
液体容器2に貯留されたインクは循環機構5を介して、液体噴射ヘッド10に供給される。循環機構5は、液体噴射ヘッド10にインクを供給するとともに、液体噴射ヘッド10から排出されるインクを回収する。循環機構5は、回収されたインクを再度、液体噴射ヘッド10に供給する。循環機構5は、液体噴射ヘッド10にインクを供給するための供給流路7、液体噴射ヘッド10から排出されたインクを回収するための排出流路8、回収されたインクを貯留するためのサブタンク、及びインクを移送するためのポンプ等を含む。供給流路7及び排出流路8は、例えば、配管、チューブなどである。供給流路7及び排出流路8は、液体が流れる溝、凹部などが形成された構造体でもよい。
次に、図2~図8を参照してヘッドユニット20について説明する。図2は、ヘッドユニット20を示す分解斜視図である。ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10、ベース部材22、共通流路部材30、回路基板部40、及びカバー21を備える。
ベース部材22は、複数の液体噴射ヘッド10、及び共通流路部材30を支持する。回路基板部40及びカバー21は、ベース部材22に対して固定される。液体噴射ヘッド10の大部分は、ベース部材22内に収容される。液体噴射ヘッド10の噴射面F1を含むZ1方向の部分は、ベース部材22の外部に配置される。噴射面F1は、図3に図示されている。噴射面F1は、外部に対して露出している。共通流路部材30は、ベース部材22内に収容される。
ベース部材22は枠部23を備える。枠部23は、Z軸方向に見て矩形状を成す。枠部23は、側壁24~27を有する。側壁24,25は、Y軸方向に離間する。側壁24は、第1側壁の一例である。側壁25は、第2側壁の一例である。側壁24,25の厚さ方向は、Y軸方向に沿う。側壁25は、側壁24に対してY2方向に位置する。側壁26,27は、X軸方向に離間する。側壁26,27の厚さ方向は、X軸方向に沿う。側壁27は、側壁26に対してX2方向に位置する。なお、図2では、後述する連結部28及び支持部29の図示が省略されている。連結部28及び支持部29は、図4に示されている。
共通流路部材30は、例えば複数の共通流路基板31、32を有する。共通流路基板31、32の板厚方向は、Z軸方向に沿う。共通流路基板31、32は、Z軸方向に積層されている。共通流路基板31、32には、溝及び貫通孔の少なくとも一方が形成されている。共通流路基板32には、Z2方向に突出する複数の流路管35が設けられている。これらの溝及び貫通孔は、インクが流れる流路を構成する。共通流路部材30は、複数の液体噴射ヘッド10に対してZ2方向に位置する。共通流路部材30は、Z軸方向において、回路基板部40と、液体噴射ヘッド10との間に位置する。共通流路基板31は、Z軸方向において、共通流路基板32よりも液体噴射ヘッド10に近い方に配置される。共通流路基板32は、共通流路基板31に対してZ2方向に位置する。なお、本実施形態の共通流路部材30は、2つの共通流路基板31、32で構成されているが、3つ以上の共通流路基板を積層することで共通流路部材30を構成してもよい。
共通流路部材30の流路は、流路管35を介して、図1に示される供給流路7及び排出流路8に接続されている。供給流路7内を流れたインクは、共通流路部材30内の流路を流れて複数の液体噴射ヘッド10に供給される。複数の液体噴射ヘッド10から排出されたインクは、共通流路部材30内の流路を流れて、排出流路8に流入する。排出流路8を流れたインクは、サブタンク2bに回収される。なお、共通流路50が形成された共通流路部材30については、図5を参照しながら後述する。また、共通流路部材30内の共通流路50と、液体噴射ヘッド10内の流路60との接続部については、図7及び図8を参照しながら後述する。
回路基板部40は、中継基板41及び制御基板42を含む。中継基板41は、共通流路部材30に対してZ2方向に位置する。制御基板42は、中継基板41に対してZ2方向に位置する。中継基板41及び制御基板42は、Z軸方向に離間している。中継基板41は、例えば、ベース部材22のZ2方向の端部に固定されている。中継基板41は、ベース部材22に対してねじ止めされている。制御基板42は、ベース部材22に対してねじ止めされている。中継基板41と制御基板42とは、不図示の配線によって電気的に接続されている。中継基板41は、X軸方向において、複数の液体噴射ヘッド10にわたって延在している。中継基板41は、Z軸方向に見て、複数の液体噴射ヘッド10に重なるように配置されている。
中継基板41は、フレキシブル配線基板43を介して、液体噴射ヘッド10のコネクター19と電気的に接続されている。中継基板41は、例えばリジッド基板である。フレキシブル配線基板43は、例えばFFCでもよい。中継基板41には、フレキシブル配線基板43に接続されるコネクター44が設けられている。中継基板41のコネクター44は、中継基板41のZ1方向を向く面に配置されている。
制御基板42には、1以上のICチップ及びヒートシンク45が設けられている。制御基板42は、例えばリジッド基板である。ICチップは、駆動信号生成回路を含む。駆動信号生成回路は、液体噴射ヘッド10の圧電素子190を駆動するための駆動信号を生成できる。また、ICチップは、液体噴射ヘッド10からインクが吐出される場合の基準電位となる基準電圧信号を生成できる降圧回路又は昇圧回路とを含んでもよい。圧電素子190は、駆動素子の一例である。圧電素子190は、図6に図示されている。中継基板41及び制御基板42は、配線、コネクター及びその他の電気部品を含む。中継基板41には、ヘッドユニット20の外部の電気配線と接続するためのコネクター46が設けられている。
カバー21は、ベース部材22に対して固定されている。カバー21は、ベース部材22に対してねじ止めされている。カバー21は、中継基板41、制御基板42、及びヒートシンク45を覆うように配置される。なお、図2において、カバー21の一部の図示を省略している。
複数の液体噴射ヘッド10は、液体噴射ヘッド10A~10Dを含む。液体噴射ヘッド10Bは、液体噴射ヘッド10Aに対してX1方向に位置する。液体噴射ヘッド10Cは、液体噴射ヘッド10Bに対してX1方向に位置する。液体噴射ヘッド10Dは、液体噴射ヘッド10Cに対してX1方向に位置する。液体噴射ヘッド10A~10Dは、位置が異なるだけであり、同じ構成である。液体噴射ヘッド10A~10Dを区別しない場合には、液体噴射ヘッド10と記載する場合がある。液体噴射ヘッド10は、ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Aは、第1ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Bは、第2ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Cは、第3ヘッドの一例である。
液体噴射ヘッド10Aの天面には、複数の流路接続部161が設けられている。液体噴射ヘッド10Aの天面は、Z軸方向において、共通流路部材30に近い方の面である。流路接続部161は、Z2方向に突出する。流路接続部161の内部には、インクが流れる流路が形成されている。複数の流路接続部161は、供給用の流路接続部161と、排出用の流路接続部161とを含む。共通流路部材30内を流れたインクは、供給用の流路接続部161を介して、液体噴射ヘッド10Aに供給される。液体噴射ヘッド10Aから排出されるインクは、排出用の流路接続部161を介して、共通流路部材30内に流入する。
液体噴射ヘッド10Bの天面には、複数の流路接続部162が設けられている。液体噴射ヘッド10Cの天面には、複数の流路接続部163が設けられている。液体噴射ヘッド10Dの天面には、複数の流路接続部164が設けられている。これらの流路接続部162~164は、流路接続部161と同様の構成であるので、説明を省略する。流路接続部161は、第1流路接続部の一例である。流路接続部162は、第2流路接続部の一例である。
図3は、ヘッドユニット20の噴射面F1を示す底面図である。液体噴射ヘッド10は、複数のヘッドチップ12を有する。ヘッドチップ12は、図9に示されている。ヘッドチップ12は、インクを噴射する複数のノズルNを有する。ノズルNは、V軸方向に並ぶノズル列NLを構成する。V軸方向は、X軸方向に対して所定の角度αで傾斜する。液体噴射ヘッド10は、複数のヘッドチップ12を覆う固定板11を有する。固定板11には、複数の開口11aが形成されている。開口11aは、ヘッドチップ12のノズルNを露出させる。開口11aは、ノズル列NLと同様に、V軸方向に延在する。固定板11のZ1方向を向く面は、噴射面F1を構成する。なお、図3では、固定部材81~83の配置が破線で図示されている。固定部材81~83は、後述するように、ベース部材22に対して固定されるものであり、噴射面F1に設けられていない。
次に、図4を参照して、ヘッドユニット20について説明する。図4は、ヘッドユニット20、及び可撓性部材70を示す平面図である。複数の可撓性部材70は、可撓性部材70A~70Dを含む。ヘッドユニット20は、複数の連結部28A~28Cを有する。連結部28A~28Cは、側壁24と側壁25とに連結される。連結部28A~28Cは、側壁26と側壁27との間で、V軸方向に延在する。連結部28Aは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Aと液体噴射ヘッド10Bとの間の隙間G1に対応して配置されている。隙間G1~G3は、図3に示されている。図6では、隙間G1,G2が示されている。連結部28Aは、隙間G1に対してZ2方向に位置する。同様に、連結部28Bは、液体噴射ヘッド10Bと液体噴射ヘッド10Cとの間の隙間G2に対応して配置されている。連結部28Bは、隙間G2に対してZ2方向に位置する。連結部28Cは、液体噴射ヘッド10Cと液体噴射ヘッド10Dとの間の隙間G3に対応して配置されている。連結部28Cは、隙間G3に対してZ2方向に位置する。なお、連結部28A~28Cを区別しない場合には、連結部28と記載する場合がある。複数の連結部28は、複数の液体噴射ヘッド10よりもZ2方向に位置する。連結部28は、Z軸方向に所定の厚みを有する。
ヘッドユニット20は、複数の支持部29A~29Dを有する。支持部29Aは、第1支持部の一例である。支持部29Bは、第2支持部の一例である。なお、複数の支持部29A~29Dを区別しない場合には、支持部29と記載する場合がある。支持部29A~29Dは、液体噴射ヘッド10に対してZ2方向に配置され、複数の可撓性部材70A~70Dをそれぞれ支持する。支持部29Aは、液体噴射ヘッド10Aに対してZ2方向に位置し、可撓性部材70Aを支持する。支持部29Aは、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10Aと可撓性部材70Aとの間に位置する。支持部29Aは、ベース部材22の側壁27と連結部28Aとに連結されている。支持部29Aには、図2に示される流路接続部161を挿通させる開口が形成されている。流路接続部161は、Z軸方向において、支持部29Aを貫通し、支持部29AよりもZ2方向に突出する。
支持部29Bは、液体噴射ヘッド10Bに対してZ2方向に位置し、可撓性部材70Bを支持する。支持部29Bは、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10Bと可撓性部材70Bとの間に位置する。支持部29Bは、連結部28Aと連結部28Bとに連結されている。支持部29Bには、流路接続部162を挿通させる開口が形成されている。
支持部29Cは、液体噴射ヘッド10Cに対してZ2方向に位置し、可撓性部材70Cを支持する。支持部29Cは、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10Cと可撓性部材70Cとの間に位置する。支持部29Cは、連結部28Bと連結部28Cとに連結されている。支持部29Cには、流路接続部163を挿通させる開口が形成されている。
支持部29Dは、液体噴射ヘッド10Dに対してZ2方向に位置し、可撓性部材70Dを支持する。支持部29Dは、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10Dと可撓性部材70Dとの間に位置する。支持部29Dは、連結部28Cと側壁26とに連結されている。支持部29Dには、流路接続部164を挿通させる開口が形成されている。
また、Y軸方向において、支持部29と側壁25との間には、液体噴射ヘッド10のコネクター19を露出させる開口が形成されている。液体噴射ヘッド10のコネクター19は、図6に図示されている。Y軸方向において、支持部29と側壁24との間には、液体噴射ヘッド10のコネクター19を露出させる開口が形成されている。液体噴射ヘッド10は、Y軸方向に離間する複数のコネクター19を有する。複数のコネクター19のうち、側壁25に近い方のコネクター19は、Z軸方向に見て、支持部29と側壁25との間の開口に重なるように配置される。複数のコネクター19のうち、側壁24に近い方のコネクター19は、Z軸方向に見て、支持部29と側壁24との間の開口に重なるように配置される。
液体噴射ヘッド10A~10Dに形成された流路接続部161~164は、支持部29を貫通して、Z2方向に突出する。流路接続部161~164は、共通流路部材30の共通流路50に連通される。
図5は、共通流路部材30及び固定部材80を示す平面図である。なお、図5では、説明の便宜上、可撓性部材70及び共通流路50を透過した平面図としている。共通流路部材30は、Z軸方向に見て、略矩形状を成している。図5では、複数の可撓性部材70が破線で示されている。複数の可撓性部材70は、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間に位置する。可撓性部材70は、共通流路基板31に対してZ1方向に位置する。
共通流路部材30には、複数の共通流路50が形成されている。複数の共通流路50は、共通流路50A及び共通流路50Bを有する。なお、共通流路50A,50Bを区別しない場合には、共通流路50と記載する場合がある。
詳しくは後述する図7には、共通流路基板31の、Z軸方向において液体噴射ヘッド10と反対側の面31aが図示されている。共通流路基板31の面31aには、共通流路50A,50Bを画定するための溝が形成されており、この溝が共通流路基板32によって覆われることで共通流路50は画定される。なお、共通流路基板32の、共通流路基板31の面31aに対向する面に、共通流路50を画定するための溝が形成され、当該溝を共通流路基板31で覆うことで共通流路50を画定してもよい。更に、共通流路基板31,32の双方に溝が設けられることで、共通流路50が画定されていてもよい。共通流路50A,50Bは、Z軸方向に見て、X軸方向に沿うように形成されている。「X軸方向に沿うように」とは、X軸方向に平行であるものに限定されず、X軸方向に対して傾斜するものを含む。共通流路50A,50Bは、全体として、X軸方向に流れを形成するものを含む。共通流路50A,50Bは、直線的に形成されている部分、湾曲する部分を含む。共通流路50Aは、第1共通流路の一例である。共通流路50Bは、第2共通流路の一例である。
共通流路50A,50Bは、液体噴射ヘッド10内の流路60A~60Dに連通する流路51~54を含む。流路60A~60Dは、図7に示されている。流路51~54は、共通流路基板31をZ軸方向に貫通するように形成されている。流路51は、液体噴射ヘッド10Aの流路接続部161に対応する位置に設けられている。流路51は、液体噴射ヘッド10A内の流路60Aに連通する。流路52は、液体噴射ヘッド10Bの流路接続部162に対応する位置に設けられている。流路52は、液体噴射ヘッド10B内の流路60Bに連通する。流路53は、液体噴射ヘッド10Cの流路接続部163に対応する位置に設けられている。流路53は、液体噴射ヘッド10C内の流路60Cに連通する。流路54は、液体噴射ヘッド10Dの流路接続部164に対応する位置に設けられている。流路54は、液体噴射ヘッド10D内の流路60Dに連通する。流路60Aは、第1流路の一例である。流路60Bは、第2流路の一例である。流路60Cは、第3流路の一例である。なお、流路60A~60Dを区別しない場合には、流路60と記載する場合がある。
図6は、ベース部材22、液体噴射ヘッド10、可撓性部材70、及び固定部材80を示す平面図である。図4~図6に示されるように、ヘッドユニット20は、複数の可撓性部材70を備える。複数の可撓性部材70は、上述したように、可撓性部材70A~70Dを含む。複数の可撓性部材70は、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間に位置する。可撓性部材70は、液体噴射ヘッド10の流路60と、共通流路部材30の共通流路50との間を液密に連通させる。可撓性部材70は、液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間のシールを確保する。可撓性部材70Aは、第1可撓性部材の一例である。可撓性部材70Bは、第2可撓性部材の一例である。可撓性部材70Cは、第3可撓性部材の一例である。
図6に示されるように、可撓性部材70Aは、液体噴射ヘッド10Aに対してZ2方向に位置し、Z軸方向において液体噴射ヘッド10Aと共通流路部材30との間に位置する。可撓性部材70Bは、液体噴射ヘッド10Bに対してZ2方向に位置し、Z軸方向において液体噴射ヘッド10Bと共通流路部材30との間に位置する。可撓性部材70Cは、液体噴射ヘッド10Cに対してZ2方向に位置し、Z軸方向において液体噴射ヘッド10Cと共通流路部材30との間に位置する。図4に示される可撓性部材70Dは、液体噴射ヘッド10Dと共通流路部材30との間に位置し、Z軸方向において液体噴射ヘッド10Dと共通流路部材30との間に位置する。
次に、図7及び図8を参照して、可撓性部材70のシール部71について説明する。図7は、共通流路部材30、可撓性部材70、及び流路接続部160を示す断面図である。図8は、装着前の可撓性部材70のシール部71を示す断面図である。可撓性部材70は、複数のシール部71と、板状部72とを有する。シール部71は、液体噴射ヘッド10の流路接続部160に対応する位置に設けられている。
また、共通流路基板31には、Z1方向を向く面31bから突出する複数の流路接続部31cが設けられている。流路接続部31cは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10の流路接続部160に対応する位置に設けられている。シール部71は、Z軸方向において、共通流路基板31の流路接続部31cと、液体噴射ヘッド10の流路接続部160との間に配置される。
シール部71は、円盤状を成す。シール部71の中央部には、流路71aが形成されている。流路71aは、共通流路部材30の共通流路50と、液体噴射ヘッド10の流路60とを連通させる。シール部71は、Z軸方向に所定の厚さを有する。可撓性部材70は、例えば樹脂から形成されている。可撓性部材70は、弾性を有し、Z軸方向に圧縮される。シール部71は、流路接続部31cと流路接続部160とによって挟まれて、Z軸方向に圧縮される。これにより、共通流路50と流路60とを液密に連通する。
板状部72は、複数のシール部71同士を連結する。板状部72の厚さ方向は、Z軸方向に沿う。シール部71は、例えば、板状部72の厚さより厚い。シール部71は、板状部72よりもZ1方向に位置する。シール部71は、板状部72よりもZ2方向に張り出していてもよい。
次に、固定部材80について説明する。図3~図6に示されるように、ヘッドユニット20は、複数の固定部材80を備える。複数の固定部材80は、固定部材81~88を含む。固定部材81は、第1固定部材の一例である。固定部材82は、第2固定部材の一例である。複数の固定部材80は、ベース部材22に対して固定される。固定部材80は、図5に示される共通流路部材30をベース部材22に対して固定することで、可撓性部材70を液体噴射ヘッド10に対して固定できる。Z軸方向において、液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間に位置する可撓性部材70は、共通流路部材30によってZ1方向に押し付けられる。これにより、図7に示されるように、可撓性部材70のシール部71がZ軸方向に圧縮され、共通流路部材30と液体噴射ヘッド10との間の流路が液密に連通される。液密とは、流路のシール性が維持され、インク漏れが抑制されることを含む。
固定部材80は、例えばネジである。固定部材80の固定先であるベース部材22には、ネジが取り付けられる雌ネジ部が設けられている。固定部材80は、ネジに限定されず、その他のナット、ピン、ばね、クランプ部材等を含んでもよい。
図4を参照して、固定部材80とベース部材22との位置関係について説明する。固定部材81は、連結部28Aに対して固定される。固定部材82は、連結部28Bに対して固定される。固定部材83は、連結部28Cに対して固定される。固定部材84,85は、側壁27に対して固定される。固定部材86,87は、支持部29Dに対して固定される。固定部材88は、連結部28Aに対して固定される。
固定部材81~83は、Y軸方向において、連結部28の中央部に配置される。固定部材81~83は、Y軸方向において、同じ位置に配置されている。固定部材88は、固定部材81~83よりもY2方向に位置する。固定部材88は、固定部材81よりも側壁25に近く、固定部材81よりも側壁27に近い位置に配置される。
固定部材84,85は、X軸方向において、同じ位置に配置されている。固定部材84は、固定部材85よりも側壁25に近い位置に配置される。固定部材84は、Y軸方向において、固定部材81~83よりもY2方向に位置する。固定部材85は、Y軸方向において、固定部材81~83よりもY1方向に位置する。固定部材85は、Y軸方向において、側壁24と同じ位置に配置されていてもよい。
固定部材86,87は、Y軸方向において、側壁24と側壁25との間に位置する。固定部材86は、Y軸方向において、固定部材83よりも側壁25に近い位置に配置される。固定部材87は、Y軸方向において、固定部材83よりも側壁24に近い位置に配置される。固定部材86,87は、X軸方向において、固定部材83よりも側壁26に近い位置に配置される。固定部材87は、X軸方向において、固定部材86よりも側壁27に近い位置される。固定部材86,87は、側壁26に対してX2方向に位置する。
次に、図5を参照して、固定部材80と共通流路部材30との位置関係について説明する。Z軸方向に見て、共通流路部材30は略矩形状を成している。共通流路部材30の長手方向は、X軸方向に沿う。共通流路部材30は、外形を成す辺301~304を有する。辺301,302は、X軸方向に延在する。辺303,304は、Y軸方向に延在する。
辺301,302は、Y軸方向に互いに離間する。辺302は、辺301に対してY2方向に位置する。辺303,304は、X軸方向に互いに離間する。辺303は、辺304に対してX1方向に位置する。
複数の固定部材81~83は、Y軸方向において、辺301と辺302との間に位置する。固定部材81~83は、Y軸方向において、辺301と辺302との間の中間位置に配置されていてもよい。固定部材81~83は、X軸方向において、辺303と辺304との間に位置する。固定部材82は、X軸方向において、辺303と辺304との間の中間位置に配置されていてもよい。
固定部材84は、辺302のX2方向の端部に位置する。固定部材84は、辺304のY2方向の端部に位置する。固定部材85は、辺301のX2方向の端部に位置する。固定部材85は、辺304のY1方向の端部に位置する。
固定部材86は、共通流路部材30の、辺302と辺303との交点よりも内側に位置する。具体的には、固定部材86は、辺302よりもY1方向に位置し、辺303よりもX2方向に位置する。固定部材87は、Z軸方向に見て辺303に重なる位置に配置されている。
共通流路部材30には、Y軸方向に例えば8本の共通流路50が形成されている。辺302に近い方に4本の共通流路50Aが形成され、辺301に近い方に4本の共通流路50Bが形成されている。固定部材81~83は、Y軸方向において、共通流路50Aと共通流路50Bとの間に位置する。
図10は、共通流路50における迂回部55A,55B、及び固定部材81を示す平面図である。図10に示されるように、共通流路50Aと共通流路50Bとの間には、固定孔91が形成されている。固定孔91は、Z軸方向に共通流路部材30を貫通する。固定部材81は、固定孔91に挿入されて、ベース部材22に固定される。
共通流路50Aは、固定孔91を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。迂回部55Aは、固定孔91に対してY2方向の位置で屈曲する。迂回部55Aは、固定孔91の円弧に沿うように湾曲してもよい。迂回部55Aは、曲率が異なる複数の部分を含んでもよい。迂回部55Aは、第1迂回部の一例である。図10において、インクの流れ方向を矢印で示している。なお、インクが流れる方向は、矢印によって示される方向に限定されない。インクが流れる方向は、適宜、変更してもよい。共通流路50Aにおいて、迂回部55Aに対してX2方向に位置する直線部分の長さと、迂回部55Aに対してX1方向に位置する直線部分の長さとは異なっていてもよい。
共通流路50Bは、固定孔91を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有する。迂回部55Bは、固定孔91に対してY1方向の位置で屈曲する。迂回部55Bは、固定孔91の円弧に沿うように湾曲してもよい。迂回部55Bは、曲率が異なる複数の部分を含んでもよい。迂回部55Bは、第2迂回部の一例である。共通流路50において、迂回部55Bに対してX1方向に位置する直線部分の長さと、迂回部55Bに対してX2方向に位置する直線部分の長さとは異なっていてもよい。
同様に、共通流路部材30には、固定部材82が挿入される固定孔92が形成されている。共通流路50Aは、固定孔92を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。共通流路50Bは、固定孔92を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有する。共通流路部材30には、固定部材83が挿入される固定孔93が形成されている。共通流路50Aは、固定孔93を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。共通流路50Bは、固定孔93を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有する。固定部材81に対応する迂回部55A,55Bと、固定部材82に対応する迂回部55A,55Bと、固定部材83に対応する迂回部55A,55Bとは、ほぼ同じ構成である。そのため、図10では説明の便宜上、固定部材82、83および固定孔92、93の符号を付している。
共通流路50Aと共通流路50Bとの間には、領域Rが形成されている。領域Rには、固定孔91が形成されるとともに、固定部材81が配置される。「領域R」は、「固定部材81が配置されるとともに隣り合う複数の共通流路50A,50Bに囲まれた領域」の一例である。
領域RのX軸方向に沿う寸法L1は、領域RのY軸方向に沿う寸法L2より大きい。寸法L1は、X軸方向における領域Rの端部P1と端部P2との距離である。端部P1は、領域RのX1方向の端部である。端部P2は、領域RのX2方向の端部である。端部P1と端部P2との間において、共通流路50Aと共通流路50BとがY軸方向において離間する。寸法L2は、Y軸方向における領域Rの端部P3と端部P4との距離である。端部P3は、領域RのY1方向の端部である。端部P4は、領域RのY2方向の端部である。寸法L1は、寸法L2の2倍以上の長さであることが好ましく、寸法L2の3倍以上であることがより好ましい。なお、寸法L1は、寸法L2と同じでもよく、短くてもよい。
固定部材82が配置される領域についても、固定部材81が配置される領域Rと同様に形成することができる。また、固定部材83が配置される領域についても、固定部材81が配置される領域Rと同様に形成してもよい。なお、固定部材83が配置される領域は、共通流路基板31のX1方向の辺303まで連続するように形成されていてもよい。換言すると、固定部材83よりもX1方向の位置において、共通流路50Aと共通流路50Bとの間に隙間が形成されていてもよい。
次に、図4~図6を参照して、固定部材80と可撓性部材70との位置関係について説明する。固定部材81は、X軸方向において、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間に位置する。固定部材81は、Y軸方向において、可撓性部材70A,70Bが配置されている領域内に位置する。固定部材81は、X軸方向に見て、可撓性部材70A,70Bに重なるように配置されている。つまり、固定部材81は、X軸方向に見て、可撓性部材70A,70Bの外側に配置されていない。
固定部材82は、X軸方向において、可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間に位置する。固定部材82は、Y軸方向において、可撓性部材70B,70Cが配置されている領域内に位置する。固定部材82は、X軸方向に見て、可撓性部材70B,70Cに重なるように配置されている。つまり、固定部材82は、X軸方向に見て、可撓性部材70B,70Cの外側に配置されていない。
固定部材83は、X軸方向において、可撓性部材70Cと可撓性部材70Dとの間に位置する。固定部材83、Y軸方向において、可撓性部材70C,70Dが配置されている領域内に位置する。固定部材83は、X軸方向に見て、可撓性部材70C,70Dに重なるように配置されている。つまり、固定部材83は、X軸方向に見て、可撓性部材70C,70Dの外側に配置されていない。
固定部材84,85は、可撓性部材70Aに対してX2方向に位置する。固定部材84は、可撓性部材70Aに対してY2方向に位置する。固定部材85は、可撓性部材70Aに対してY1方向に位置する。
固定部材86,87は、X軸方向において、可撓性部材70Dと側壁27との間に位置する。固定部材86,87は、X軸方向に見て、可撓性部材70Dに重なる位置に配置されている。固定部材86,87は、Y軸方向に見て、可撓性部材70Dに重なる位置に配置されている。
固定部材88は、X軸方向に見て、可撓性部材70AよりもY2方向に位置する。固定部材88は、Y軸方向に見て、可撓性部材70Aが配置されている領域内に位置する。
次に、図3、図6、及び図9を参照して、固定部材81~83と液体噴射ヘッド10との位置関係について説明する。図9は、複数の液体噴射ヘッド10間に位置する固定部材80の配置を示す底面図である。固定部材81は、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Aと液体噴射ヘッド10Bとの間の隙間G1に重なる位置に配置されている。固定部材82は、液体噴射ヘッド10Bと液体噴射ヘッド10Cとの間の隙間G2に重なる位置に配置されている。固定部材83は、液体噴射ヘッド10Cと液体噴射ヘッド10Dとの間の隙間G3に重なる位置に配置されている。
次に、図4及び図6を参照して、固定部材80と領域171~174との位置関係について説明する。領域171は、第1領域の一例である。領域172は、第2領域の一例である。領域171は、液体噴射ヘッド10Aの複数の流路接続部161を囲む領域である。領域171内に全ての流路接続部161が配置されている。領域171は、全ての流路接続部161を囲む領域であり、最も面積が小さくなるような領域でもよい。領域171は、複数の流路接続部161のうち、X軸方向及びY軸方向において最も外側の流路接続部161を囲む領域である。また、領域171は、複数の流路接続部161の全てを内包する最小の凸多角形と換言できる。同様に、領域172は、液体噴射ヘッド10Bの複数の流路接続部162を囲む領域である。領域172内に全ての流路接続部162が配置されている。領域173は、液体噴射ヘッド10Cの複数の流路接続部163を囲む領域である。領域173内に全ての流路接続部163が配置されている。領域174は、液体噴射ヘッド10Dの複数の流路接続部164を囲む領域である。領域174内に全ての流路接続部164が配置されている。
固定部材81は、Z軸方向に見て、領域171と領域172との間に位置する。固定部材82は、Z軸方向に見て、領域172と領域173との間に位置する。固定部材83は、Z軸方向に見て、領域173と領域174との間に位置する。固定部材81~83は、X軸方向に見て、領域171~173に重なるように配置されている。
固定部材84,85は、領域171に対してX2方向に位置する。固定部材84,85は、X軸方向に見て、領域171の外側に位置する。
固定部材86,87は、X軸方向に見て、領域174と重なる位置に配置されている。固定部材86,87は、Y軸方向に見て、領域174と重なる位置に配置されている。
以上、説明したように、実施形態1に係るヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10を備える。複数の液体噴射ヘッド10は、流路60Aを有する液体噴射ヘッド10Aと、液体噴射ヘッド10Aと隣り合い流路60Bを有する液体噴射ヘッド10Bとを含む。
ヘッドユニット20は、共通流路部材30を備える。共通流路部材30は、複数の液体噴射ヘッド10に積層される。共通流路部材30は、流路60A,60Bに連通する共通流路50Aを含む複数の共通流路50を有する。ヘッドユニット20は、複数の可撓性部材70を備える。複数の可撓性部材70は、液体噴射ヘッド10Aと共通流路部材30との間に配置された可撓性部材70Aと、液体噴射ヘッド10Bと共通流路部材30との間に配置された可撓性部材70Bとを含む。ヘッドユニット20は、複数の固定部材80を備える。複数の固定部材80は、共通流路部材30と液体噴射ヘッド10A,10Bと可撓性部材70A,70Bとを固定する。可撓性部材70Aは、複数の液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との積層方向に沿うZ軸方向に圧縮されることで、流路60Aと共通流路50Aとの間を液密に連通させ、可撓性部材70Bは、Z軸方向に圧縮されることで、流路60Bと共通流路50Aとの間を液密に連通させ、複数の固定部材80は、Z軸方向に見た平面視において、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間に配置された固定部材81を含む。
このようなヘッドユニット20によれば、固定部材81が、Z軸方向に見て、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間に配置されている。つまり、可撓性部材70A,70Bに反力が生じる位置の近くに固定部材81が配置されているので、可撓性部材70A,70B間に固定部材81が配置されていない構成と比較して、可撓性部材70A,70Bに反力が生じたとしても、可撓性部材70A,70Bを液体噴射ヘッド10A,10Bに押しつけてインクが漏れるおそれが低減される。
複数の液体噴射ヘッド10は、液体噴射ヘッド10Bと隣り合い流路60Cを有する液体噴射ヘッド10Cを含む。複数の可撓性部材70は、可撓性部材70Cを含む。可撓性部材70Cは、液体噴射ヘッド10Cと共通流路部材30との間に配置され、Z軸方向に圧縮されることで、流路60Cと共通流路50との間を液密に連通させる。複数の固定部材80は、固定部材82を含む。固定部材82は、平面視において、可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間に配置される。ヘッドユニット20では、Z軸方向に見て、可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間に固定部材82が配置されている。これにより、ヘッドユニット20では、可撓性部材70B,70Cに反力が生じたとしても、可撓性部材70B,70Cを液体噴射ヘッド10B,10Cに押しつけてインク漏れのおそれを低減できる。
同様に、複数の液体噴射ヘッド10は、液体噴射ヘッド10Cと隣り合い流路60Dを有する液体噴射ヘッド10Dを含む。複数の可撓性部材70は、可撓性部材70Dを含む。可撓性部材70Dは、液体噴射ヘッド10Dと共通流路部材30との間に配置され、Z軸方向に圧縮されることで、流路60Dと共通流路50との間を液密に連通させる。複数の固定部材80は、固定部材83を含む。固定部材83は、平面視において、可撓性部材70Cと可撓性部材70Dとの間に配置される。
固定部材81は、平面視において、液体噴射ヘッド10Aと液体噴射ヘッド10Bとの間の隙間G1に重なる。このような構成のヘッドユニット20によれば、固定部材81の両側に配置された液体噴射ヘッド10A,10Bに対して、均等に固定部材81による締結力を作用させることができる。可撓性部材70A,70Bを液体噴射ヘッド10A,10Bに対して、均等に押し当てることができる。そのため、複数の液体噴射ヘッド10A,10Bに対する締結力のばらつきを軽減できる。
同様に、固定部材82は、平面視において、液体噴射ヘッド10Bと液体噴射ヘッド10Cとの間の隙間G2に重なる。
同様に、固定部材83は、平面視において、液体噴射ヘッド10Cと液体噴射ヘッド10Dとの間の隙間G3に重なる。
液体噴射ヘッド10A,10Bは、X軸方向に沿って並んで配置され、共通流路50Aは、X軸方向に沿って延在し、共通流路部材30は、固定部材81が挿入される固定孔91を有し、共通流路50Aは、平面視において、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間で固定孔91を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。共通流路50Aのうち固定孔91に隣接する部分が迂回部55Aである。迂回部55Aを設けることで、固定部材81を隣り合う可撓性部材70A,70Bの間に配置することができる。
同様に、液体噴射ヘッド10B,10Cは、X軸方向に沿って並んで配置され、共通流路50Aは、X軸方向に沿って延在し、共通流路部材30は、固定部材82が挿入される固定孔92を有し、共通流路50Aは、平面視において、可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間で固定孔92を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。
同様に、液体噴射ヘッド10C,10Dは、X軸方向に沿って並んで配置され、共通流路50Aは、X軸方向に沿って延在し、共通流路部材30は、固定部材83が挿入される固定孔93を有し、共通流路50Aは、平面視において、可撓性部材70Cと可撓性部材70Dとの間で固定孔93を迂回するように屈曲する迂回部55Aを有する。
複数の共通流路50は、共通流路50Aとは異なり、X軸方向に沿って延在する共通流路50Bを有し、共通流路50Bは、平面視において、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間で固定孔91を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有し、固定孔91は、平面視において、迂回部55Aと迂回部55Bとの間に挟まれている。共通流路50Bのうち固定孔91に隣接する部分が迂回部55Bである。このように、Y軸方向において互いに反対側に迂回する迂回部55A及び迂回部55Bを設けることで、共通流路部材30に固定孔91を配置するためのスペースが確保される。これにより、可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間に、固定部材81を配置することができる。また、共通流路50Aおよび共通流路50Bのうち一方だけに迂回部を設けた構成での迂回部の屈曲度合いに比べて、共通流路50A、50Bのそれぞれに迂回部55A、55Bを設けた構成での各迂回部55A,55Bの屈曲度合いを低減させることができる。そのため、迂回部55A,55Bのそれぞれが設けられた共通流路50A、50B内のインクの流れが阻害されにくく、インク中の気泡の排出性能の低下が回避される。
同様に、共通流路50Bは、平面視において、可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間で固定孔92を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有し、固定孔92は、平面視において、迂回部55Aと迂回部55Bとの間に挟まれている。
同様に、共通流路50Bは、平面視において、可撓性部材70Cと可撓性部材70Dとの間で固定孔93を迂回するように屈曲する迂回部55Bを有し、固定孔93は、平面視において、迂回部55Aと迂回部55Bとの間に挟まれている。
固定部材81~83が配置されるとともに隣り合う複数の共通流路50A,50Bに囲まれた領域R1の、X軸方向に沿う寸法L1は、Y軸方向に沿う寸法L2よりも大きい。
このような領域Rを囲むように共通流路50A,50Bを形成することで、共通流路50A,50Bを緩やかに湾曲させて、共通流路50A,50B内のインクの流れが阻害されないようにすることができる。そのため、共通流路50A,50B内を流れるインク中の気泡の排出性能の低下が回避される。
ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10A,10Bを保持するベース部材22を備え、平面視において、可撓性部材70Aの外形は、液体噴射ヘッド10Aの外形よりも小さく、可撓性部材70Bの外形は、液体噴射ヘッド10Bの外形よりも小さく、ベース部材22は、互いに離間した側壁24と側壁25とを含む枠部23と、側壁24と側壁25とを接続するように可撓性部材70Aと可撓性部材70Bとの間で延在する連結部28Aと、を有し、固定部材81は、連結部28と共通流路部材30とを直接的に固定する。このようなヘッドユニット20によれば、可撓性部材70A,70B同士の間に、連結部28Aを設け、この連結部28Aに対して、固定部材81を取り付けることができる。これにより、可撓性部材70A,70B間に、固定部材81を固定して、共通流路部材30を介して、可撓性部材70A,70Bを固定できる。
同様に、ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10B,10Cを保持するベース部材22を備え、平面視において、可撓性部材70Bの外形は、液体噴射ヘッド10Cの外形よりも小さく、可撓性部材70Cの外形は、液体噴射ヘッド10Cの外形よりも小さく、ベース部材22は、互いに離間した側壁24と側壁25とを含む枠部23と、側壁24と側壁25とを接続するように可撓性部材70Bと可撓性部材70Cとの間で延在する連結部28Bと、を有し、固定部材82は、連結部28Bと共通流路部材30とを直接的に固定する。
同様に、ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10C,10Dを保持するベース部材22を備え、平面視において、可撓性部材70Cの外形は、液体噴射ヘッド10Cの外形よりも小さく、可撓性部材70Dの外形は、液体噴射ヘッド10Dの外形よりも小さく、ベース部材22は、互いに離間した側壁24と側壁25とを含む枠部23と、側壁24と側壁25とを接続するように可撓性部材70Cと可撓性部材70Dとの間で延在する連結部28Cと、を有し、固定部材83は、連結部28Cと共通流路部材30とを直接的に固定する。
ベース部材22は、可撓性部材70Aが載置される支持部29Aと、可撓性部材70Bが載置される支持部29Bと、を含む。このようなヘッドユニット20によれば、支持部29Aによって可撓性部材70Aを支持することができ、支持部29Bによって可撓性部材70Bを支持することができる。また、ベース部材22は、支持部29A,29Bを有するので、剛性を高めることができ、ベース部材22の変形を抑制できる。その結果、ベース部材22の変形に起因する可撓性部材70A,70Bの変形を低減して、インク漏れのおそれを更に低減できる。
同様に、ベース部材22は、可撓性部材70Cが載置される支持部29Cと、可撓性部材70Dが載置される支持部29Dと、を含む。
ヘッドユニット20は、複数の液体噴射ヘッド10がX軸方向に沿って並んで配置されることで構成されたラインヘッドである。このようなヘッドユニット20を構成するためには複数の液体噴射ヘッド10を設ける必要があり、複数の液体噴射ヘッド10に対応して、可撓性部材70の数量も増える。可撓性部材70の数量が増えると、複数の可撓性部材70による反力が大きくなり、共通流路部材30が変形する可能性が高まる。しかしながら、実施形態1に係るヘッドユニット20によれば、複数の液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間に可撓性部材70を配置しても、可撓性部材70によるシールが解除されることを抑制して、インク漏れのおそれを低減できる。
複数の固定部材80は、平面視において、複数の可撓性部材70よりも外側に配置された固定部材84~87を含み、平面視において、固定部材81~83は、固定部材84~87よりも小さい。固定部材84~87は、第3固定部材の一例である。なお、複数の可撓性部材70よりも外側とは、平面視において、複数の可撓性部材70と重ならない位置であり、複数の可撓性部材間の位置をいう。「固定部材が小さい」とは、例えば、ねじの頭の外径が小さいこと、及び、ねじのシャフトの外径が小さいことを含む。このようなヘッドユニット20では、小さい方の固定部材81~83が、複数の可撓性部材70間に配置される。ヘッドユニット20によれば、複数の可撓性部材70間のスペースを有効に活用し、固定部材81~83を配置して可撓性部材70を固定することで、インク漏れのおそれを低減できる。なお、固定部材81~83は、固定部材84~87よりも小さいものに限定されず、固定部材84~87と同じサイズのものでもよく、固定部材84~87よりも大きいものでもよい。
液体噴射ヘッド10Aは、複数の共通流路50と接続するための複数の流路接続部161を有し、液体噴射ヘッド10Bは、複数の共通流路50と接続するための複数の流路接続部162を有し、固定部材81は、Z軸方向に見て、複数の流路接続部161を囲む領域171と、複数の流路接続部162を囲む領域172との間に配置される。このようなヘッドユニット20によれば、領域171と領域172との間に固定部材81が配置される。また、固定部材81は、Y軸方向において、領域171,172よりも外側に配置されていない。このように、X軸方向において、領域171,172間の位置であり、Y軸方向において、領域171,172から外れていない位置に固定部材81が配置されているので、固定部材81による締め付け力を可撓性部材70A,70Bに対して確実に作用させることができる。その結果、シール性が向上され、インク漏れのおそれが低減される。
液体噴射ヘッド10Cは、複数の共通流路50と接続するための複数の流路接続部163を有し、固定部材82は、Z軸方向に見て、複数の流路接続部162を囲む領域172と、複数の流路接続部163を囲む領域173との間に配置される。このようなヘッドユニット20によれば、領域172と領域173との間に固定部材82が配置される。また、固定部材82は、Y軸方向において、領域172,173よりも外側に配置されていない。
液体噴射ヘッド10Dは、複数の共通流路50と接続するための複数の流路接続部164を有し、固定部材83は、Z軸方向に見て、複数の流路接続部163を囲む領域173と、複数の流路接続部164を囲む領域174との間に配置される。このようなヘッドユニット20によれば、領域173と領域174との間に固定部材83が配置される。また、固定部材83は、Y軸方向において、領域173,174よりも外側に配置されていない。
次に図11を参照して、実施形態2に係るヘッドユニット20Bについて説明する。図11は、実施形態2に係るヘッドユニット20Bを示す概略平面図である。図11に示されるヘッドユニット20Bが、実施形態1のヘッドユニット20と違う点は、固定部材80Bの配置が異なる点である。具体的には、固定部材81B~83Bは、Y軸方向において異なる位置に配置されている。なお、実施形態2のヘッドユニット20Bの説明において、実施形態1の液体噴射ヘッド10と同様の説明は省略する。
ヘッドユニット20Bは、複数の液体噴射ヘッド10E~10H、ベース部材22B、複数の可撓性部材70E~70H、及び固定部材81B~87Bを備える。複数の液体噴射ヘッド10E~10Hを区別しない場合には、液体噴射ヘッド10と記載する場合がある。複数の可撓性部材70E~70Hを区別しない場合には、可撓性部材70と記載する場合がある。複数の固定部材81B~87Bを区別しない場合には、固定部材80Bと記載する場合がある。液体噴射ヘッド10Eは、第1ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Fは、第2ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Gは、第3ヘッドの一例である。可撓性部材70Eは、第1可撓性部材の一例である。可撓性部材70Fは、第2可撓性部材の一例である。可撓性部材70Gは、第3可撓性部材の一例である。固定部材81Bは、第1固定部材の一例である。固定部材82Bは、第2固定部材の一例である。
ベース部材22Bは、X軸方向に並ぶ複数の液体噴射ヘッド10を保持する。固定部材80Bは、図示しない共通流路部材30をベース部材22Bに固定する。複数の可撓性部材70は、Z軸方向において、液体噴射ヘッド10と共通流路部材30との間に位置する。
可撓性部材70Eは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Eと重なる位置に配置される。可撓性部材70Fは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Fと重なる位置に配置される。可撓性部材70Gは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Gと重なる位置に配置される。可撓性部材70Hは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Hと重なる位置に配置される。
固定部材81Bは、液体噴射ヘッド10Eと液体噴射ヘッド10Fとの間の隙間G4に重なる位置に配置される。固定部材82Bは、液体噴射ヘッド10Fと液体噴射ヘッド10Gとの間の隙間G5に重なる位置に配置される。固定部材83Bは、液体噴射ヘッド10Gと液体噴射ヘッド10Hとの間の隙間G6に重なる位置に配置される。
固定部材81B,82B,83Bは、X軸方向に見て、複数の可撓性部材70と重なる位置に配置されている。固定部材82Bは、固定部材81B,83BよりもY2方向に位置する。固定部材81B,83Bは、ベース部材22Bの側壁25に近い位置に配置され、固定部材82Bは、側壁24に近い位置に配置される。
固定部材84Bは、側壁24と側壁27とが交差する角部に位置する。固定部材85Bは、側壁25と側壁27とが交差する角部に位置する。固定部材86Bは、側壁24と側壁26とが交差する角部に位置する。固定部材87Bは、側壁25と側壁26とが交差する角部に位置する。
固定部材81B,82B,83Bは、固定部材84B,86BよりもY1方向に位置し、固定部材85B,87BよりもY2方向に位置する。固定部材81B,82B,83Bは、固定部材84B,85BよりもX1方向に位置し、固定部材86B,87BよりもX2方向に位置する。
実施形態2に係るヘッドユニット20Bでは、液体噴射ヘッド10E~10Hは、X軸方向に沿って並んで配置され、固定部材81B,83Bと固定部材82Bとは、Y軸方向に関して、異なる位置に配置されている。このような実施形態2に係るヘッドユニット20Bにおいても、上記の実施形態1に係るヘッドユニット20と同様の作用効果を奏する。液体噴射装置1は、ヘッドユニット20に代えて、ヘッドユニット20Bを備える構成でもよい。ヘッドユニット20Bでは、複数の可撓性部材70E~70Hが配置されている領域内に複数の固定部材81B,82B,83Bが配置されているので、可撓性部材70E~70Hの変形を抑制することができ、インク漏れのおそれが低減される。
図12は、実施形態3に係るヘッドユニット20Cを示す概略平面図である。図12に示されるヘッドユニット20Cが、実施形態2のヘッドユニット20Bと違う点は、固定部材84B,85B,86B,87Bを備えていない点である。
このような実施形態3に係るヘッドユニット20Cにおいても、上記の実施形態2に係るヘッドユニット20Bと同様の作用効果を奏する。液体噴射装置1は、ヘッドユニット20に代えて、ヘッドユニット20Cを備える構成でもよい。ヘッドユニット20Cでは、ヘッドユニット20Bと比較して固定部材80Bの数量を減らしながら均一に固定部材80Bの締結力を液体噴射ヘッド10に作用させることができる。
図13は、実施形態4に係るヘッドユニット20Dを示す概略平面図である。図13に示されるヘッドユニット20Dが、実施形態2のヘッドユニット20Bと違う点は、固定部材81D,82D,83Dが、Y軸方向において同じ位置に配置されている点、固定部材84D、85D,86D,87Dが、固定部材81D,82D,83Dよりも小さい点である。固定部材81Dは、第1固定部材の一例である。固定部材82Dは、第2固定部材の一例である。固定部材84D~87Dは、第3固定部材の一例である。
ヘッドユニット20Dでは、複数の固定部材80Dは、平面視において、複数の可撓性部材70E~70Hよりも外側に配置された固定部材84D、85D,86D,87Dを含み、平面視において、固定部材84D、85D,86D,87Dは、固定部材81D、82D,83Dよりも小さい。このような実施形態4に係るヘッドユニット20Dにおいても、上記の実施形態2に係るヘッドユニット20Bと同様の作用効果を奏する。液体噴射装置1は、ヘッドユニット20に代えて、ヘッドユニット20Dを備える構成でもよい。
ヘッドユニット20Dでは、可撓性部材70E~70Hより外側に配置された固定部材84D、85D,86D,87Dが、固定部材81D、82D,83Dよりも小さいので、ベース部材22Dの枠部23の大きさを小さくできる。例えば、X軸方向において、側壁24,25の長さを短くできる。これにより、ヘッドユニット20Dの小型化を図ることができる。
図14は、実施形態5に係るヘッドユニット20Eを示す概略平面図である。図14に示されるヘッドユニット20Eが、実施形態1のヘッドユニット20と違う点は、一つの液体噴射ヘッド10に対して、複数の可撓性部材70が設けられている点である。
ヘッドユニット20Eは、複数の液体噴射ヘッド10、複数の可撓性部材70、及び複数の固定部材80を備える。複数の液体噴射ヘッド10は、液体噴射ヘッド10I~10Kを含む。複数の可撓性部材70は、可撓性部材70I~70Kを含む。液体噴射ヘッド10Iは、第1ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Jは、第2ヘッドの一例である。
液体噴射ヘッド10Kは、第3ヘッドの一例である。可撓性部材70Iは、第1可撓性部材の一例である。可撓性部材70Jは、第2可撓性部材の一例である。可撓性部材70Kは、第3可撓性部材の一例である。
液体噴射ヘッド10Iに対して、複数の可撓性部材70Iが設けられている。液体噴射ヘッド10Jに対して、複数の可撓性部材70Jが設けられている。液体噴射ヘッド10Kに対して、複数の可撓性部材70Kが設けられている。
固定部材81は、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Iと液体噴射ヘッド10Jとの間に位置する。固定部材81は、Y軸方向において、可撓性部材70間に位置する。固定部材82は、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Jと液体噴射ヘッド10Kとの間に位置する。固定部材82は、Y軸方向において、可撓性部材70間に位置する。固定部材81,82は、複数の可撓性部材70が配置されている領域内に位置する。
このように、ヘッドユニット20Eは、1つの液体噴射ヘッド10に対して、複数の可撓性部材70が設けられていてもよい。ヘッドユニット20Eでは、1つの液体噴射ヘッド10に対して、4つの可撓性部材70が設けられている。
図15は、実施形態6に係るヘッドユニット20Fを示す概略平面図である。ヘッドユニット20Fは、複数のヘッド210、複数の可撓性部材270、及び複数の固定部材280を備える。複数のヘッド210は、ヘッド210A~210Dを含む。複数の可撓性部材270は、可撓性部材270A~270Dを含む。複数の固定部材280は、複数の固定部材281~283を含む。
ヘッド210A~210Dは、Y軸方向に長尺である。ヘッド210A~210Dは、複数のノズルNを有する。ヘッド210A,210Cは、Y軸方向に互いに離間し、X軸方向に同じ位置に配置されている。ヘッド210B,210Dは、Y軸方向に互いに離間し、X軸方向に同じ位置に配置されている。ヘッド210B,210Dは、ヘッド210A,210Cに対してX1方向に位置する。ヘッド210A,210Cは、第1ヘッドの一例である。ヘッド210B,210Dは、第2ヘッドの一例である。可撓性部材270A,270Cは、第1可撓性部材の一例である。可撓性部材270B,270Dは、第2可撓性部材の一例である。固定部材281~283は、第1固定部材の一例である。
X軸方向に見て、ヘッド210AのY2方向の端部は、ヘッド210BのY1方向の端部に重なるように配置されている。X軸方向に見て、ヘッド210BのY2方向の端部は、ヘッド210CのY1方向の端部に重なるように配置されている。X軸方向に見て、ヘッド210CのY2方向の端部は、ヘッド210DのY1方向の端部に重なるように配置されている。
固定部材281は、Z軸方向に見て、ヘッド210Aとヘッド210Bとの間に位置する。固定部材281は、X軸方向に見て、ヘッド210A及びヘッド210Bに重なるように配置されている。固定部材282は、Z軸方向に見て、ヘッド210Bとヘッド210Cとの間に位置する。固定部材282は、X軸方向に見て、ヘッド210B及びヘッド210Cに重なるように配置されている。固定部材283は、Z軸方向に見て、ヘッド210Cとヘッド210Dとの間に位置する。固定部材283は、X軸方向に見て、ヘッド210C及びヘッド210Dに重なるように配置されている。
このように、ヘッドユニット20Fは、千鳥状に配置された複数のヘッド210を備える構成でもよい。ヘッドユニット20Fによれば、Z軸方向に見て、複数のヘッド210間に、複数の固定部材280が配置されている。これにより、可撓性部材270の浮き上がりを抑制して、シール性を維持し、インク漏れを抑制できる。
図16は、実施形態7に係るヘッドユニット20Gを示す概略平面図である。ヘッドユニット20Gは、複数の液体噴射ヘッド10、複数の可撓性部材70、及び複数の固定部材80Gを備える。複数の液体噴射ヘッド10は、液体噴射ヘッド10L~10Oを含む。複数の可撓性部材70は、可撓性部材70L~70Oを含む。複数の固定部材80Gは、複数の固定部材81G~83Gを含む。液体噴射ヘッド10Lは、第1ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Mは、第2ヘッドの一例である。液体噴射ヘッド10Nは、第3ヘッドの一例である。可撓性部材70Lは、第1可撓性部材の一例である。可撓性部材70Mは、第2可撓性部材の一例である。可撓性部材70Nは、第3可撓性部材の一例である。固定部材81Gは、第1固定部材の一例である。固定部材82Gは、第2固定部材の一例である。
液体噴射ヘッド10L~10Oは、Z軸方向に見て台形状を成している。液体噴射ヘッド10L~10Oのノズル列NLは、X軸方向に沿って延在する。液体噴射ヘッド10L~10Oは、X軸方向に並ぶ。液体噴射ヘッド10L,10Nは、X軸方向に離間し、Y軸方向に同じ位置に配置される。液体噴射ヘッド10M,10Oは、X軸方向に離間し、Y軸方向に同じ位置に配置される。液体噴射ヘッド10M,10Oは、液体噴射ヘッド10L,10Nに対して、Y2方向にずれて配置されている。
可撓性部材70Lは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Lに重なるように配置されている。可撓性部材70Mは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Mに重なるように配置されている。可撓性部材70Nは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Nに重なるように配置されている。可撓性部材70Lは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Lに重なるように配置されている。
固定部材81Gは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Lと液体噴射ヘッド10Mとの間に位置する。固定部材82Gは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Mと液体噴射ヘッド10Nとの間に位置する。固定部材83Gは、Z軸方向に見て、液体噴射ヘッド10Nと液体噴射ヘッド10Oとの間に位置する。固定部材81G~83Gは、X軸方向に見て、複数の可撓性部材70L~70Oに重なるように配置されている。
このようなヘッドユニット20Gによれば、複数の液体噴射ヘッド10間に、固定部材80Gが配置されているので、可撓性部材70の浮き上がりを抑制できる。これにより、シール性を維持し、インク漏れを抑制できる。
なお、前述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
[変形例1]
上記の実施形態1に係るヘッドユニット20では、図5に示す共通流路部材30を備えることについて例示しているが、共通流路部材30に形成される共通流路50はこれに限定されない。例えば、共通流路50はX軸方向に沿って直線的に形成されていてもよい。共通流路50は、迂回部55A,55Bを備えていないものでもよい。例えば、Y軸方向に共通流路50A,50Bが離間していてもよい。固定部材80は、Y軸方向に離間する共通流路50A,50B間の隙間に配置されていてもよい。
[変形例2]
上記の実施形態1に係るヘッドユニット20では、固定部材80(81、82、83)に対してY1方向に配置された共通流路50の数と、固定部材80(81、82、83)に対してY2方向に配置された共通流路50の数とが同じであったが、それらの数は一致していなくてもよい。
[変形例3]
上記の実施形態1に係るヘッドユニット20では、液体噴射ヘッド10を保持するベース部材22に対して、固定部材80を固定する場合について説明しているが、固定部材80は、これに限定されない。例えば、固定部材80は、液体噴射ヘッド10に対して直接固定されるものでもよい。また、固定部材80は、液体噴射ヘッド10に対して、取り付けられた他の部品に対して、固定されるものでもよい。固定部材80は、液体噴射ヘッド10に直接固定されるものでもよく、液体噴射ヘッド10に対して間接的に固定されるものでもよい。
[変形例4]
実施形態1に係るヘッドユニット20では、固定部材80は、ベース部材22の連結部28に対して固定される場合について説明しているが、固定部材80は、ベース部材22のその他の部分に対して固定されていてもよい。例えば、ベース部材22は、可撓性部材70が配置されている領域内に向かって張り出す張出部を有し、固定部材80が張出部に対して固定されるものでもよい。
[変形例5]
実施形態1のヘッドユニット20では、複数の可撓性部材70間の全ての隙間に対応して、複数の固定部材80が配置されている場合について説明しているが、固定部材80は、全ての可撓性部材70間の隙間に配置されていなくてもよい。例えば、複数の当該隙間のうち少なくとも1つの隙間に対応して固定部材80が設けられていてもよい。また、複数の可撓性部材70間の隙間に対して、複数の固定部材80が配置されていてもよい。
[変形例6]
実施形態1のヘッドユニット20では、複数の液体噴射ヘッド10間の全ての隙間G1~G3に対応して、複数の固定部材80が配置されている場合について説明しているが、固定部材80は、全ての隙間G1~G3に配置されていなくてもよい。例えば、隙間G1,G3に対して固定部材80が配置され、隙間G2に対して固定部材80が配置されていない構成でもよい。また、隙間G1~G3に対して、複数の固定部材80が配置されていてもよい。例えば、隙間G1に対して2つの固定部材80が配置されていてもよい。
[変形例7]
実施形態1のヘッドユニット20では、Z軸方向に見て、複数の液体噴射ヘッド10間の隙間G1に重なる位置に、固定部材80が配置されている場合について例示しているが、固定部材80は、これに限定されない。固定部材80は、隙間G1に重なる位置ではなく、液体噴射ヘッド10に重なる位置に配置されていてもよい。
[変形例8]
実施形態1のヘッドユニット20では、固定部材80は、共通流路部材30を貫通するように設けられている場合に説明しているが、固定部材80は、複数の共通流路基板31、32の何れかを貫通するものでよい。また、固定部材80は、共通流路部材30と共に、その他の部材を固定してもよい。例えば、固定部材80は、共通流路部材30上に積層される中継基板41を貫通するものでもよい。固定部材80は、中継基板41及び共通流路部材30をベース部材22に固定すると共に、共通流路部材30を液体噴射ヘッド10に押し当てて、可撓性部材70を固定してもよい。
[変形例9]
実施形態1のヘッドユニット20では、ベース部材22に支持部29が設けられ、支持部29上に可撓性部材70が配置される場合について例示しているが、ベース部材22は、支持部29を備えていないものでもよい。例えば、可撓性部材70は、液体噴射ヘッド10上に配置されるものでもよい。
[変形例10]
実施形態1では、共通流路部材30には、4個の供給流路7と接続される4個の流路管35と4個の排出流路8と接続される4個の流路管35との計8個の流路管35が設けられていたが、流路管35の数は7個以下でもよいし、9個以上でもよい。つまり、共通流路50の数は、7個以下でもよいし、9個以上でもよい。また、流路管35の代わりに、ヘッドユニット20の外部の流路部材である供給流路7や排出流路8が挿入される流路孔が共通流路部材30に設けられていてもよい。さらに、共通流路部材30に設けられた流路管35の全てが、供給流路7に接続される構成でもよい。つまり、ヘッドユニット20内でインクが循環する構成でなくてもよい。
上記の実施形態に係るヘッドユニット20では、複数の液体噴射ヘッド10を備える場合について例示しているが、ヘッドユニット20は、少なくとも2つの液体噴射ヘッド10を備えていればよい。ヘッドユニット20は、例えば5つ以上の液体噴射ヘッド10を備えるものでもよい。
前述の実施形態では、ラインヘッド6を備えたライン方式の液体噴射装置1について例示しているが、液体噴射ヘッド10を搭載したキャリッジを媒体PAの幅方向に往復させるシリアル方式の液体噴射装置にも本発明を適用してもよい。
前述の実施形態で例示した液体噴射装置1は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を吐出する液体噴射装置は、液晶表示パネル等の表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を吐出する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。また、生体に関する有機物の溶液を吐出する液体噴射装置は、例えばバイオチップを製造する製造装置として利用される。