JP7727517B2 - 煙感知器 - Google Patents
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Description
煙感知器1は、前面に検煙部用の突出部分のない、全体として扁平な薄型の形状の筐体2を有し、煙とCOの検知が可能な複合型の住宅用火災警報器として用いられるものである。筐体2は、本体3と、その前面側に取り付けられる前面カバー4からなる。本体3は、基台部5と、その前面側に取り付けられる中板部6からなる。前面カバー4は、より詳細には、本体2の中板部6の前面側に取り付けられる。
煙感知器1は、煙流路11内に、中板部6の前面上に高さ方向に立設されるものとして、煙流路11内を外方に流れる煙の流れを流通口4aに向けて整流するか、煙流路11内を内方に流れる煙の流れを検煙部7に向けて整流する、高さ(頂部の高さ)が流路壁10よりも低い整流板12が設けられる。整流板12は、筐体2に対して偏心して設けられた検煙部7に対し周壁部4cに近い側の煙流路11に設けられる。
煙感知器1においては、整流板12が煙流路11内を外方に流れる煙の流れを流通口4aに向けて整流することになる際に、整流板12により、煙の流出側になる煙流路11内の、流通口4aへの煙の流れを良くして、流通口4aから煙を筐体2外部に流出し易くすることができる。そのため、煙の流れ全体を良くすることができ、煙の流入側になる煙流路11内の、検煙部7への煙の流れを良くすることができる。
整流板12は、検煙部7が偏心して設けられる側の、検煙部7と流通口4aの間の距離が短い側の煙流路11内に偏在して設けられる(図4参照)。図示の例の場合、その検煙部7と流通口4aの間の距離が短い側の煙流路11内にのみ整流板12が設けられている。煙感知器1のように検煙部7が偏心して設けられるものの場合、整流板12が設けられていなければ、検煙部7との距離が長い側の流通口4aから流入する煙の流れは、検煙部7との距離が短い側の流通口4aから流入する煙の流れに比べて煙流路11の距離が長い分、乱れやすく、良くない。そのため、煙の流入性能に流入方向による偏りが生じることになるが、整流板12が検煙部7への煙の流れが良い側(検煙部7と流通口4aの間の距離が短い側)の煙流路11内に設けられていれば、その整流板12により、前記の通り、検煙部7への煙の流れが良くない側(検煙部7と流通口4aの距離の長い側)の、検煙部7への煙の流れを良くすることができ、検煙部7への煙の流入性能の流入方向による偏りを低減することができる。
・・形状、配置等
整流板12は、煙の流れに対する抵抗を抑えつつ、煙の流れを流通口4a又は検煙部7に向けて整流するのに好適な形状、厚さ、高さ、長さ、数、配置等で設けられる。例えば、図示の例の場合、それぞれ厚さの薄い平板状の形状をなすものとし、煙流路11内に位置すると共に、平面視で、検煙部7に対して流路壁10等と共に放射状に並びつつ、検煙部7と流通口4aを結ぶ直線に沿って延びる向きで設けられるものとしている(図4参照)。整流板12の厚さは、流路壁10よりも薄い方がその効果をより得られるが、流路壁10と同程度の厚さでも十分に効果を得ることができる。高さ(頂部の高さ)は、流路壁10よりも低いものとしており、その高さの詳細については、後記でさらに説明するが、長さ(検煙部7側と流通口4a側の両端部間の長さ)についても、流路壁10の長さよりも短いものとしている。より詳細には、隣接する流路壁10の長さの1/2或いは1/3程度の短尺のものとしている(図4参照)。各煙流路11内における数は、各煙流路11の幅の大小等に応じて1個又は複数個設けられる。配置は、検煙部7と流通口4aの間の距離が短い側の煙流路11内に偏在しつつ、いずれも各煙流路11内の流通口4a近傍に位置するものとしている。これにより、整流板12が煙流路11内を外方に流れる煙の流れを流通口4aに向けて整流する際に、流通口4aから煙を筐体2外部により流出し易くすることができる。また、周方向において、隣り合う他の整流板12や流路壁10、後記で説明するアンテナ13の支持部材14等との間に一定の間隔を置いて並ぶものとしている(図4参照)。さらに、形状については、より詳細には、検煙部7側と流通口4a側にそれぞれ面して、煙の流れに対して対向する面となる長さ方向の両側端面がハ字状に僅かに傾斜するものとしている(図3参照)。これにより検煙部7方向に向かって煙の流れを作ることができる。なお、整流板12の形状、厚さ、高さ(後記で説明する流通口の横板の高さとの関係を含む)、長さ、数、配置等については、ここで例示のものに限られるわけではなく、適宜変更してもよいことはもちろんである。
図示の例において、流通口4aは、より詳細には、前面カバー4外周部の横板4eによって高さ方向中間位置で前後二段(図面上、上下二段)に仕切られている(図5参照)。整流板12は、高さ(頂部の高さ)が横板4eの設置高さと同程度になるものとしている(図5参照)。整流板12を流通口4a近傍の位置に設ける場合、流通口4aの部分における煙の流入が整流板12によって阻害される可能性がある。しかしながら、整流板12の高さを流路壁10よりも低くするだけでなく、横板4eの設置高さと同程度になるものとして、流通口4aの前段側の開口部分(天井面に取り付けられている状態で下段側となる開口部分であり、図5の上段側の開口部分)を内方近傍に整流板11が位置しないものとすれば、その前段側の開口部分を、整流板12によって煙の流入が阻害されない開口部分として確保することができる。
煙感知器1は、筐体2内に無線通信用のアンテナ13が設けられるものとしている(図3参照)。アンテナ13は、中板部6の前面上に立設される支持部材14によって、流通口4aを越える高さ位置に周方向に沿って架設される。支持部材14は、厚さの薄い平板状の形状をなすものとして、煙流路11内に位置しつつ、整流板12と同様の向きで設けられるものとしている(図4参照)。すなわち、煙の流れに対する流通口4aに向けてか、検煙部7に向けての整流効果を期待できるものとしている。
中板部6の背面側に設けられる回路基板9は、中板部6の前面側に頭部が位置する向きで中板部6の検煙部7近傍位置を貫通し、さらに回路基板9を貫通して基台部5に設けられるネジ穴16に螺挿される固定ネジ15によって固定されている(図6参照)。固定ネジ15の固定位置は、より詳細には、検煙部7と前面カバー4外周部との距離が長い側の検煙部7近傍位置に設けられている(図4参照)。検煙部7が偏心位置に設けられるものの場合、前面カバー4外周部との距離が長い側に広い空間が形成されるため、中板部6に経年等による変形(ゆがみ、たわみ等)が生じ易い。しかしながら、固定ネジ15の固定位置を、検煙部7と前面カバー4外周部との距離が長い側の検煙部7近傍位置としていれば、中板部6の広い空間が形成される側を固定ネジ15によって固定することができ、中板部6の経年等による変形を防ぎつつ、中板部6を回路基板9と共に基台部5に安定的に固定することができる。
以上、この発明の実施形態について、図1乃至6を参照しつつ説明したが、具体的な構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
4b:前壁部 4c:周壁部 4d:支柱部 4e:横板部
5:基台部 6:中板部 7:検煙部 8:CO検知部 9:回路基板
10:流路壁 11:煙流路 12:整流板 12a:頂部
13:アンテナ 14:支持部材 15:固定ネジ 16:ネジ穴
Claims (5)
- 外部から筐体内に流通口を介して流入する煙を検煙部によって検出する煙感知器であって、
前記筐体内に、前記流通口と前記検煙部の間に煙流路を形成する流路壁が設けられると共に、前記煙流路内に位置するものとして、前記煙流路内を外方に流れる煙の流れを前記流通口に向けて整流するか、前記煙流路内を内方に流れる煙の流れを前記検煙部に向けて整流する、前記流路壁よりも高さが低い整流板が設けられることを特徴とする煙感知器。 - 外部から筐体内に流通口を介して流入する煙を検煙部によって検出する煙感知器であって、
前記筐体内に、前記流通口と前記検煙部の間に煙流路を形成する流路壁が設けられると共に、前記煙流路内に位置するものとして、前記煙流路内を外方に流れる煙の流れを前記流通口に向けて整流するか、前記煙流路内を内方に流れる煙の流れを前記検煙部に向けて整流する、整流板が設けられ、
前記流通口は、前記筐体の外周部に設けられ、前記検煙部は、前記流通口の内方の位置であって、前記筐体の平面視中心に対して偏心した位置に設けられ、前記整流板は、前記検煙部と前記流通口の間の距離が短い側に偏在して設けられることを特徴とする煙感知器。 - 前記整流板は、前記流通口近傍の位置に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の煙感知器。
- 前記流通口には、前記流通口を高さ方向に分割する横板が設けられ、前記整流板の高さは、前記横板が設けられる高さと同程度であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の煙感知器。
- 前記筐体内には、前面側に前記検煙部と前記煙流路が配置されると共に、背面側に回路基板が配置される中板部が設けられ、前記回路基板は、前記中板部の前面側に頭部が位置する向きで前記中板部の前記検煙部近傍位置を貫通する固定ネジによって固定され、前記固定ネジの頭部は、前記流路壁と前記検煙部の間に位置するか、又は、前記煙流路内に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の煙感知器。
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