以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎず、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。
図1から図12を用いて管理システムの第1の例について説明する。第1の例としてゴルフ練習場で使用するボール貸出システムを説明し、図13から図16を用いて第2の例として、コインランドリーを管理するランドリーシステムを説明する。
自動サービス装置は、物品の販売やサービスの提供などの動作が自動的に行われる装置である。例えば、ゴルフ練習場には、ゴルフボールを貸し出すボール貸出装置が配置され、コインランドリーには、ランドリー装置が配置されている。サービス提供装置は、これら装置の他に、例えば、対価の決済に応じて自動的に動作するマッサージ機、ゲーム機などがある。また飲料や食料を販売する自動販売機などでも良い。
まず、ゴルフ練習場などでボールを施設の利用者に貸し出すボール貸出装置を用いたボール貸出システムの構成の例を図1から図4を用いて説明する。図1は、ゴルフ練習場システムの構成を説明するブロック図である。
ボール貸出システム1は、機器管理装置2、精算装置3、第1ボール貸出装置4、第2ボール貸出装置5、第3ボール貸出装置6を備える。
機器管理装置2と精算装置3は、データ通信可能に接続されている。機器管理装置2と、第1ボール貸出装置4、第2ボール貸出装置5、第3ボール貸出装置6は、データ通信可能に接続されている。精算装置3は、機器管理装置2を介して第1ボール貸出装置4、第2ボール貸出装置5、第3ボール貸出装置6とデータ通信可能に接続されている。機器管理装置2と精算装置3は一体となっていてもよい。例えば、第1ボール貸出装置4と第2ボール貸出装置5は、ユーザーの利便性を考え、別々のフロアに配置され、機器管理装置2、精算装置3は、施設に入出するエントランスなどに配置される。
図2は、ボール貸出装置の構成を説明するブロック図である。第1ボール貸出装置4と第2ボール貸出装置5と第3ボール貸出装置6は同様の構成なので、第1ボール貸出装置4を例に説明し、第2ボール貸出装置5と第3ボール貸出装置6は説明を省略する。カードリーダー14、通信手段15、入金手段16、機器端末制御手段13を備えた端末装置12と制御手段10が接続されている。制御手段10とボール排出手段11が接続されている。
制御手段10は、第1ボール貸出装置4の動作を制御する。制御手段10は、不図示のCPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。また、メモリーは、設定値が記憶され、また、CPUのワークエリアでもある。
ボール排出手段11は、制御手段10によって制御される。ボール排出手段11は、制御手段10の制御によって、ボール排出手段11の動作の開始や停止が制御される。例えば、制御手段10は、排出信号を出力する。ボール排出手段11は、排出信号を入力した場合、所定個数のボールを排出する。ユーザーは、排出されたボールを借り、ゴルフの練習を行うことができる。
端末装置12は、制御手段10に接続され、制御手段10によって制御される。端末装置12は、機器端末制御手段13、カードリーダー14、通信手段15、入金手段16を備える。機器端末制御手段13は、カードリーダー14、通信手段15、入金手段16の動作を制御する。制御手段10は、機器端末制御手段13を介して端末装置12の各種動作を制御することができる。
機器端末制御手段13は、不図示のCPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。また、メモリーは、設定値が記憶され、また、CPUのワークエリアでもある。また機器端末制御手段13は、制御手段10と接続され、制御手段10によって制御される。機器端末制御手段13によって制御する要素は、制御手段10によって機器端末制御手段13を介して間接的に制御することができる。
カードリーダー14は、機器端末制御手段13に接続され、機器端末制御手段13によって制御される。カードリーダー14は、情報が記録されている情報記録媒体であるカードに記録されている情報を読み取る。例えば、カードは、ICカードであり、個々のICカードに固有な番号である識別番号を含む識別情報が記憶され、識別情報はICカードと利用者の属性情報を含む。属性情報はICカードの使用可能期間、カードの種類、発行日時、使用日、使用開始日時、使用可能機器の条件、ユーザーの連絡先、金銭データなど、ICカードの使用条件やユーザーに関する情報である。ICカードの識別情報は、ICカードを所有者を特定でき、また所有者に関する情報を含むことができるので、ユーザー識別情報とも言える。カードは磁気カードやバーコードが記録されたカードであっても良く、カードリーダー14はそのカードを読めれば良い。使用可能期間は、使用可能となる日時と、使用できなくなる日時で表されても、使用可能となる日時と使用できる日数や時間で表されても良く、日数は、例えば0.5日など1日よりも短い概念も含み、使用可能期間が特定でいれば良い。例えば、使用可能となる日時が2000年12月1日0時00分であり、使用できなくなる日時が2000年12月10日23時59分である。例えば、使用可能となる日時が2000年12月1日0時00分であり、使用できる日数や時間が10日と12時間である。
カードリーダー14はICカードから識別番号や属性情報を読み取ることができ、また、機器端末制御手段13は読み取った識別番号や属性情報を取得することができる。カードリーダー14は、カードに情報を書き込むことのできるカードリーダーライターであっても良い。例えば、カードリーダーライターは、ICカードの金銭データを読み書き可能にすることができるので、電子マネー決済を可能にすることができる。
通信手段15は、機器端末制御手段13に接続され、機器端末制御手段13によって制御される。通信手段15は、外部装置とデータ通信を行う。例えば、外部装置は機器管理装置2である。機器管理装置2と第1ボール貸出装置4は、データ通信可能に接続される。
機器端末制御手段13は、カードリーダー14によって読み取ったICカードの識別情報が所定の条件を満たすか否か判断する。例えば、所定の条件は、ICカードの使用可能期間内にICカードが使用されることである。ICカードがカードリーダー14によって読み取られた日時と、ICカードの属性情報である使用可能期間とを比較し、ICカードの使用が期間内に行われるか否かを判断する。機器端末制御手段13には不図示のタイマーが備わり、日時情報を機器端末制御手段13が取得できる。機器端末制御手段13は、ICカードを読み取る情報記録媒体読取り装置とも言える。ICカードがカードリーダー14によって読み取られた日時は、カードリーダー14が備わる装置が使用された使用日時あるいは使用開始日時としても、サービスが提供されたサービスの提供日時としても制御に利用できる。
機器端末制御手段13は、識別情報が所定の条件を満たす場合、制御手段10に起動信号を出力する。制御手段10は起動信号を受信した場合、ボール排出手段11に排出信号を出力し、ボール排出手段11から所定数のボールを排出させる。制御手段10は第1ボール貸出装置4を稼働させることができる。
機器端末制御手段13は、識別情報が所定の条件を満たさない場合、制御手段10に非起動信号を出力する。制御手段10は非起動信号を受信した場合、ボール排出手段11に排出信号を出力せず、カードエラー処理を行う。例えば、カードエラー処理は、カードが不適合であることを報知する処理である。
識別情報が所定の条件を満たすか否かの判断は、識別情報を構成する種々の情報と、予め設定された比較情報とを比較することで、機器端末制御手段13の処理で判断される。
入金手段16は、機器端末制御手段13に接続され、機器端末制御手段13によって制御される。入金手段16は、貨幣を受け入れ、金種と真贋を識別し、金種に応じた信号を機器端末制御手段13に出力する。機器端末制御手段13は、予め決められた金額が入金手段16に入金されたか否かを判断し、入金された場合は、起動信号を制御手段10に出力する。機器端末制御手段13は、入金額を示す金額情報を生成し記憶しておき、例えば予め記憶されている料金額との比較などの制御に使用する。また、入金手段16は、入金された貨幣の入金額が所定の金額に達した場合に、起動信号を出力し、機器端末制御手段13を介して制御手段10に出力するようにしても良い。所定の対価を現金によって入金することで、第1ボール貸出装置4が動作し、所定数のボールを借りることができる。例えば、ユーザーは、入金手段に300円を入金することによって、40個のボールが第1ボール貸出装置4から排出され、借りることができる。
入金手段16は、制御手段10に接続されても良く、この場合、入金手段16に所定金額の入金がされた場合、制御手段10がボール排出手段11に排出信号を出力する。現金で動作する硬貨始動式自動サービス装置に端末装置12を取り付ける構成が可能となる。また、ICカードのみによって動作可能にさせる場合は、入金手段16は無くても良く、また入金手段16に関連する制御を実行しないようにしてもよい。
制御手段10は、起動信号を入力し、その信号の入力に応じてボール排出手段11にボールを排出させる制御を行った場合、通信手段15を介して外部装置と通信を行い、識別情報と、第1ボール貸出装置4を特定する機器IDと、使用日時と、起動信号を入力したことを示す情報とボール排出手段11にボールを排出させる制御をしたことを示す情報とを使用履歴情報として外部装置に出力する。機器IDは、第1ボール貸出装置4を識別する機器識別情報である。また、この使用履歴情報は、自動サービス装置である第1ボール貸出装置4の起動に関する起動情報とも言う。また、現金によって第1ボール貸出装置4を動作させた場合に、識別番号が取得されないので、識別番号を予め決められた値として、外部装置に使用履歴情報を出力することができる。
また、外部装置に使用履歴情報を出力すると共に、制御手段10または機器端末制御手段13を構成するメモリーに使用履歴情報を記憶する。通信手段15の通信が不調で外部装置に使用履歴情報が出力できない場合に、メモリーに記憶されている使用履歴情報を、通信が再開されたときに、外部装置に出力することができる。または、外部装置が定期的に第1ボール貸出装置4にアクセスし、定期的なアクセスの間に集積された使用履歴情報を、第1ボール貸出装置4から外部装置に出力する制御を行うようにしてもよい。ここで、機器IDは予めボール貸出装置毎に付与され、制御手段10が記憶している。また、機器IDは、制御手段10によって管理、記憶される以外に、第1ボール貸出装置4と一対一で接続されている端末装置12の機器端末制御手段13によって管理、記憶されていても良い。
制御手段10は、ボール排出手段11によってボールを排出しない非起動信号を端末装置12から入力した場合は、通信手段15を介して外部装置と通信を行い、識別情報と、第1ボール貸出装置4を特定する機器IDと、使用日時との内の取得できた情報と非起動信号を入力したことを示す情報とを使用履歴情報として外部装置に出力する。例えば、ICカードが使用可能期間外でる場合は、ボールを貸し出すことはできない。
機器端末制御手段13は不図示のタイマーを備え、現在の日時を取得し、制御に使用することができる。また制御手段10も同様に現在の日時を取得することができ制御に使用することができる。
図3は、ゴルフ練習場システムの機器管理装置の構成を説明するブロック図である。機器管理装置2は、制御手段17と通信手段18が接続され、制御手段17と記憶手段19が接続されている。
機器管理装置2は、接続されている第1~第3ボール貸出装置4、5、6を管理する。機器管理装置2は、第1~第3ボール貸出装置4、5、6の使用履歴を記憶するデータベースを備え、指定された条件に応じてデータベースから所望のデータの抽出し、また、データをICカードの識別番号に関連づけて記憶することができる。機器管理装置2は、通信機能を備えたコンピュータであり、パソコンやサーバー装置などである。
制御手段17は、不図示のCPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。また、メモリーは、設定値が記憶され、CPUのワークエリアでもある。また制御手段17は、機器管理装置2の各要素をプログラムに従って制御する。
通信手段18は、制御手段17に接続され、制御手段17によって制御される。通信手段18は、外部装置とデータ通信を行う。例えば、外部装置は精算装置3、第1ボール貸出装置4、第2ボール貸出装置5、第3ボール貸出装置6である。
記憶手段19は、制御手段17に接続され、制御手段17によって制御される。制御手段17は、第1~第3ボール貸出装置4、5、6から出力された使用履歴情報を入力し、記憶手段19にICカードの識別番号に関連づけて使用履歴情報を記憶する制御を行う。
制御手段17は、記憶手段19に記憶されている使用履歴情報を検索することができる。例えば、識別番号と期間とが指定された場合、制御手段17は、その識別番号のその期間に使用された使用履歴情報を取得することができる。また、使用履歴情報は使用された各装置と使用者と使用日時と使用料金が特定可能なリスト情報とも言える。制御手段17は、識別番号、使用された装置の識別情報、使用日時、使用料金を含むリストを生成し、また、このリストを1つのファイルにすることができる。所定期間は、予め決められた期間でも、予め決められた条件に従って決められる期間でも、請求者が指定する期間でも良い。また、リスト情報は、例えば毎月1日から月末までの期間など、予め決められた期間における、使用された全サービスの情報でも良い。この場合、リスト情報を取得した装置によって、所望の取引を抽出して利用することができる。リスト情報は識別番号毎に生成されてもよい。
使用履歴情報の例を、図12を用いて説明する。図12は、格納する情報の例を示す図である。識別番号はICカードを識別する固有番号である。ICカードを所有するユーザーを特定できる。記憶手段19には、識別番号に関連づけられ、ICカードの属性情報が記憶されている。更に識別番号に関連づけられ、装置の使用開始日時、使用終了日時、使用した装置を特定する機器ID、使用したモードの情報、提供されたサービスの対価である対価額が記憶手段19に記憶されている。識別番号と他の情報を関連づけて記憶することができる。
次に、精算装置3について説明する。精算装置3は、所定期間に使用された装置によって提供されたサービスの対価を、ユーザーが精算する装置である。図4は、ゴルフ練習場システムの精算装置の構成を説明するブロック図である。精算装置3は、制御手段20に通信手段26、記憶手段27、カード処理手段28、決済手段21、操作パネル24、印刷手段25が接続されている。
制御手段20は、不図示のCPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。また、メモリーは、設定値が記憶され、CPUのワークエリアでもある。また制御手段20は、精算装置3の各要素をプログラムに従って制御する。
通信手段26は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。通信手段26は、外部装置とデータ通信を行う。例えば、外部装置は機器管理装置2である。精算装置3は、機器管理装置2とデータ通信を行うことができる。
記憶手段27は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。記憶手段27は、機器管理装置2から取得した使用履歴情報や、発行されたICカードの識別情報、識別番号毎の精算情報などの情報が記憶される。
カード処理手段28は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。カード処理手段28は、ICカードを読み書きするカードリードライター29を備える。カード処理手段28は、ICカードの読み書きができる。また、カード処理手段28は、ICカードを複数枚格納する不図示のストッカーを備え、そこからICカードを繰り出し、発行することができる。
決済手段21は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。決済手段21は、入金手段22、出金手段23を備え、装置の使用の対価を決済できる。入金手段22によって入金し、釣がある場合は、出金手段23から払い出される。例えば、入金手段22は、貨幣を入金し、入金された貨幣の金種を識別し、制御手段に入金額を出力する。制御手段20は、入金額を取得し、制御に用いることができる。また制御手段20は、入金額から対価額を減算し、つり銭額を求め、出金手段23を制御して出金する。出金手段23は、指示された額のつり銭を出金する。現金による決済方法の他に、カード処理手段28を用いたクレジットカードでの決済、電子マネーによる決済、操作パネル24を用いた二次元コード決済ができる。
操作パネル24は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。操作パネル24は、入力手段と表示手段を備えたタッチパネルや、キーボードと液晶表示装置とを備える。操作パネル24は、制御手段20に制御され、文字や画像を表示する。操作パネル24は、制御手段20によって制御され、タッチした位置を取得でき、複数のボタンから選択された一つのボタンや、文字や数字を入力できる。操作パネル24は、操作するユーザーに請求する対価を表示することができる。また、ユーザーは精算装置3を操作し、決済方法を選択し、選択された決済方法で請求された対価を決済できる。
印刷手段25は、制御手段20に接続され、制御手段20によって制御される。印刷手段25は、制御手段20に制御され、記録紙に文字や図形を印刷する。感熱式、インクジェット式、電子写真式などのプリンターである。印刷手段25は、領収書、二次元コードが印刷されたクーポン券や割引券、広告などを印刷できる。
次に、システムの動作について図5から図11を用いて説明する。
図5は、自動サービス装置の動作を説明するフローチャートである。第1ボール貸出装置4を例にして、自動サービス装置の動作を説明する。第1ボール貸出装置4はICカードを読み取り、所定の条件を満たすか否かを判断し、満たせば動作を開始し、満たさなければ動作を開始しない。装置の動作が開始されても開始されなくても、第1ボール貸出装置4は、装置の起動に関する起動情報を生成する。生成された起動情報は、ICカードの識別番号または識別情報、第1ボール貸出装置4の機器ID、装置の動作が開始されたことを示す情報と使用開始日時の情報または装置の動作がされないことを示す情報と非起動信号を受信または送信した日時の情報が含まれる。
また、第1ボール貸出装置4は、ボールを排出することで動作が終了するが、所定時間動作し続ける自動サービス装置が使用される場合は、使用終了を待ち使用終了日時の情報または予め定められた使用時間を使用開始日時に加算した使用終了日時を起動情報に含めることができる。
また、第1ボール貸出装置4は、使用の対価が一定であるので、使用回数が分かれば使用の対価を計算できる。使用モードに応じて使用の対価が変わる自動サービス装置を使用する場合は、使用モードの情報または使用モードに応じた対価額を起動情報に含める。起動情報は、第1ボール貸出装置4の使用履歴情報でもあり、第1ボール貸出装置4を管理する機器管理装置2に起動情報を出力する。機器管理装置2は、第1ボール貸出装置4の使用履歴情報を入力し、データベースに記憶させる。機器管理装置2は、第1ボール貸出装置4を動作させたICカードの識別番号に関連づけて、起動情報をデータベースに記憶させる。機器管理装置2は、記憶されている複数の使用履歴情報から、識別番号や日時情報に基づいて起動情報の内容を検索、項目毎の抽出ができる。
第1ボール貸出装置4は、制御手段10によって動作が制御され、機器管理装置2は、制御手段17によって動作が制御される。
ステップS1では、第1ボール貸出装置4は、第1ボール貸出装置4に取り付けられている端末装置12のカードリーダー14によってICカードの識別情報を読み取る。すなわち、装置を使用するユーザーを特定するユーザー識別情報を読み取るとも言える。
次にステップS2では、第1ボール貸出装置4は、読み取ったICカードの識別情報を解析し、装置を動作させることができるか否か、すなわちICカードが有効であるか否かを判断する。例えば、識別情報に含まれる使用可能期間と、現在の日時を比較する。現在の日時が使用可能期間内であれば、ICカードは有効であり、期間外であれば無効であると判断される。ICカードが、有効であると判断された場合は、ステップS3に移行し、無効であると判断された場合は、ステップS4に移行する。
ここで、ICカードに記憶されている識別情報を読み取り、ICカードに記憶されている情報に基づいて第1ボール貸出装置4がカードの有効性を判断することのほか、第1ボール貸出装置4はICカードから識別番号を読み取り、機器管理装置2にアクセスし、機器管理装置2に記憶されている識別番号に関係づけられている属性情報を取得し、取得した属性情報を用いて判断してもよい。ICカード発行時に機器管理装置2に識別情報を記憶させ、その後の使用履歴に応じて情報の更新を機器管理装置2が実施する様にICカードの識別情報を管理すれば、ICカードに属性情報を記憶しておかなくても良い。ICカードは、少なくとも識別番号を記憶しておくことで、第1ボール貸出装置4を使用することができる。
ステップS3では、第1ボール貸出装置4は、動作を開始する。制御手段10から排出信号を出力し、排出信号を入力したボール排出手段11は所定個数のボールを排出する。ICカードが有効と判断された場合は、自動サービス装置が起動する制御がされる。
次にステップS4では、第1ボール貸出装置4は、起動情報を生成する。起動情報は、ICカードによって、動作させる第1ボール貸出装置4の使用履歴情報とも言える。起動情報は、ICカードの識別番号に、第1ボール貸出装置4の機器ID、動作モード、使用開始日時、対価等の動作履歴に関する情報が関連づけされた情報であり、属性情報を含めることができる。
次にステップS5では、第1ボール貸出装置4は、機器管理装置2にアクセスし、機器管理装置2に起動情報を出力する。
以降のステップは、機器管理装置2の動作である。
ステップS6では、機器管理装置2は、第1ボール貸出装置4からアクセスされ、起動情報を取得する。
次にステップS7では、機器管理装置2は、取得した起動情報を、機器管理装置2の記憶手段19に記憶する。取得した起動情報は、記憶手段19のデータベースに、入力した起動情報に含まれる識別番号に関連づけて記憶される。第1ボール貸出装置4の動作履歴は、記憶手段19に、データベースとして記憶され、検索可能に情報が格納される。
次に精算装置3の動作について説明する。精算装置3は、制御手段20によって動作が制御される。精算装置3は、ICカードの発行、ICカードへの金銭データのチャージ、チェックインの処理、対価の精算を含むチェックアウトの処理ができる。操作パネル24はタッチパネルであり、表示されるメニューボタンの中から所望の機能のボタンをタッチすることで、その機能が選択される。操作パネル24から入力された情報は制御手段20が取得し、各種制御が行われる。
図6は、精算装置の動作を説明するフローチャートである。
ステップS10では、精算装置3は、操作パネル24によって選択された機能がカード発行機能か否かを判断する。選択された機能がカード発行機能であれば、ステップS11へ移行し、否でればステップS12に移行する。
ステップS11では、精算装置3は、後述するカード発行処理を実行する。
ステップS12では、精算装置3は、操作パネル24によって選択された機能がチェックイン機能か否かを判断する。精算装置3は、選択された機能がチェックイン機能であれば、ステップS13へ移行し、否でればステップS14に移行する。
ステップS13では、精算装置3は、後述するチェックイン処理を実行する。
ステップS14では、精算装置3は、操作パネル24によって選択された機能がチェッアウト機能か否かを判断する。精算装置3は、選択された機能がチェックアウト機能であれば、ステップS15へ移行し、否でればステップS16に移行する。
ステップS15では、精算装置3は、後述するチェックアウト処理を実行する。
ステップS16では、精算装置3は、操作パネル24によって選択された機能が電子マネーへのチャージ機能か否かを判断する。選択された機能が電子マネーへのチャージ機能であれば、ステップS17へ移行し、否でればステップS18に移行する。
ステップS17では、精算装置3は、後述する電子マネーへのチャージ処理を実行する。
ステップS18では、精算装置3は、後述するICカードのカード情報の確認処理を実行する。
次に、図6のステップS11のカード発行処理について説明する。図7は、カード発行処理の動作を説明するフローチャートである。カードを発行する処理およびその処理を行う装置の各要素は、カードの発行手段とも言える。
ステップS20では、精算装置3は、操作パネル24によって、発行する記録媒体の媒体種類であるカード種類を選択する。例えば、選択されるカード種類は、会員カードかビジターカードであり、選択可能なカード種類のカードが発行可能である。会員カードは、所定の対価を支払うことで1年間有効なカードであり、施設を使用する前にチェックイン処理をすることで、有効なカードとなり、施設を使用後にチェックアウト処理をすることで使用した装置の使用の対価を精算するカードである。チェックインからチェックアウトの間に使用されたサービスの対価をチェックアウトのときに精算することができる。ビジターカードは、施設を利用する当日に発行され、発行当日だけ有効なカードであり、チェックイン処理は必要が無く、施設の使用後にチェックアウト処理をすることで使用した装置の使用の対価を精算するカードである。本フローチャートでは、会員カードを第1カード、ビジターカードを第2カードと称する。ICカードは、第1カードと第2カードの2種類が存在し、これを区別する情報がカード種類情報である。カードの種類によって装置の使用条件、使用機能が異なるように制御することができる。
ステップS21では、精算装置3は、操作パネル24に発行するカードに応じた対価が表示され、対価の支払いを促す表示がされる。決済手段21がユーザーによる決済を待つ。例えば、現金による決済、クレジットカードによる決済、二次元コード決済などの決済方法を操作パネル24から選択し、選択された方法によって対価の決済がされる。
次にステップS22では、精算装置3は、対価の決済が完了したか否かを判断し、決済された場合は次のステップに移行し、決済が完了していなければ決済が完了するまで待機する。また、このステップにタイムアウト処理を含ませることもでき、所定時間を計測し、所定時間以内に決済されない場合はタイムアウト処理を実行し、処理を終了させることもできる。
次にステップS23では、精算装置3は、レシートの印刷を行う。レシートには、発行したICカードの識別番号を記録する。また、レシートには二次元コードが記録され、この二次元コードの内容は、識別番号の位置を特定する記号を付加した識別番号の情報と、属性情報の位置を特定する記号を付加した属性情報の情報を含む。例えば、識別番号の位置を特定する記号は、「(」と「)」であり、「(」と「)」の間に識別番号を挿入し、識別番号を特定可能とする。同様に、属性情報を「[」と「]」で挟むことで属性情報の位置を特定可能とする。位置の特定の記号は、データの解析を容易にする。二次元コードをデコードした場合に、識別番号や属性情報の位置が容易特定できる。また、属性情報には、複数の異なる属性があるが、予めデータ長と順番を決めておくことで、デコード後の解析ができるようにしても良い。二次元コード化された情報は、目視で情報の内容を理解しにくいので、少なくとも識別番号は数字で記録され、カードの種類も文字で記録されることが好ましい。
次にステップS24では、精算装置3は、発行されるICカードが第1カードか第2カードかを判断する。精算装置3は、カードの種類に応じて処理の移行先が変わる。精算装置3では、第1カードが選択されている場合はステップS25に移行し、第2カードが選択されている場合はステップS26に移行する。カードの種類を2種類で説明しているが、3種類でも4種類でも、カードの種類は増やすことができる。
ステップS25では、精算装置3は、発行するICカードの種類に応じて、第1カード情報を書き込む。第1カード情報は、カードの種類を示す情報、発行日時、使用可能期間、ポイント情報、電子マネーの金銭データ等である。ポイントの値、金銭データは、必要が無ければ不要である。例えば、カードの種類を示す情報はカードの種類に応じた値であり、第1カードを示す値である”0”、または第2カードを示す値である”1”である。第1カード情報は、ポイント情報に決済された金額に応じたポイント、例えば10%分のポイントが加えられる。ユーザーにとってビジターカードより会員カードの方が得である。ユーザーが施設のリピーターになるように、オーナーは会員カードの特典をビジターカードより有利にするような施策が取れる。
ステップS26では、精算装置3は、発行するICカードに、第2カード情報を書き込む。第2カード情報は、カードの種類を示す情報、発行日時、使用可能日、電子マネーの金銭データ等である。金銭データは、必要が無ければ不要である。第2カード情報は、ポイント情報に決済された金額に応じたポイントは付加しない。
ステップS27では、精算装置3は、発行するICカードに書き込まれている情報であるカード発行情報を、機器管理装置2によって管理できるようにするために、機器管理装置2に出力する。カード発行情報は、カードの識別情報と、発行した精算装置3の機器ID、発行日時、対価、支払方法などの付加情報である。
ステップS28では、精算装置3は、ステップS25、またはステップS26で初期値が書き込まれたICカードを装置から排出し、ユーザーがそれを取得できるようにする。
ステップS29からの処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS27では、精算装置3から出力されたカード発行情報を機器管理装置2が入力する。
ステップS30では、機器管理装置2は、カード発行情報に含まれる識別番号に他の情報を関連づけ、さらに付加情報も関連づけ、データベースに履歴情報として記憶される。
また、電子マネーの金銭データが残っている第2カードであるビジターカードを所有している場合は、そのビジターカードを精算装置3に挿入し、金銭データを残し、それ以外の第2カード情報を書き換える処理をすることで、金銭データを引き継がせた状態の新たなビジターカードを発行できる。
精算装置3は、2種類の属性情報の異なるICカードを発行でき、属性情報の異なるICカードは、使用時に属性を判断され、夫夫のカードによって異なる処理がなされる。
次に、図6のステップS13のチェックイン処理について説明する。図8は、チェックイン処理の動作を説明するフローチャートである。チェックイン処理は、精算装置3の制御手段20がプログラムに従って動作することで処理され、これらは、チェックイン手段を構成しているとも言える。
精算装置3の操作パネル24に表示されるメニューからチェックインを選択するとチェックイン処理が開始され、ICカードをカード処理手段28によって読み取らせる。
ステップS40では、精算装置3は、精算装置3のカード処理手段28によってICカードを読み取り、記憶されている情報を取得する。
次に、ステップS41では、精算装置3は、ICカードが有効なものか否かを判断する。精算装置3は、ICカードが会員カードか否か、使用する日時が、会員カードの使用可能期間内であるか否か、会員カードがチェックイン済みであるか否か、を判断する。カードが有効でればステップS42へ移行し、無効ならばステップS43へ移行する。精算装置3は、ICカードが会員カードであり、使用日時が使用可能期間内であり、まだチェックインされていなければ、有効である判断をする。
次に、ステップS42では、精算装置3は、ICカードの属性情報に含まれるICカードが使用可能状態であるか否かを示す情報を非使用可能状態から使用可能状態に値を変える。例えば、非使用可能状態なら”0”、使用可能状態なら”1”が記憶される。さらに、精算装置3は、変更された情報と変更日時を、ICカードの識別番号と共に機器管理装置2に出力する。ICカードが使用可能状態であるか否かを示す情報は、チェックインされているか否かを示す情報でもある。精算装置3は、ICカードがチェックインされていれば、使用可能状態を示す値が記憶されており、チェックインされていなければ非使用可能状態を示す値が記憶されている。
次に、ステップS43では、精算装置3は、ICカードを精算装置3から排出し、ユーザーに戻す。
ステップS44からの処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS44では、機器管理装置2は、ステップS42で精算装置3から出力されたICカードの識別番号と変更された情報と変更日時を入力する。これら入力された情報は、ICカードの設定が変更された内容であり、設定変更履歴とも言える。ICカードの設定変更情報を機器管理装置2が入力するとも言える。
ステップS45では、機器管理装置2は、ICカードの識別番号に他の情報を関連づけ、データベースに履歴情報として記憶される。
精算装置3による会員カードのチェックイン処理後、ICカードは、機器管理装置2が管理している施設内の他装置で使用可能となる。
次に、図6のステップS15のチェックアウト処理について説明する。図9は、チェックアウト処理の動作を説明するフローチャートである。
精算装置3の操作パネル24に表示されるメニューからチェックアウトを選択するとチェックアウト処理が開始され、ICカードをカード処理手段28によって読み取らせる。
ステップS50では、精算装置3は、カード処理手段28によってICカードを読み取り、記憶されている情報を取得する。
次に、ステップS51では、精算装置3は、ICカードが有効なものか否かを判断する。精算装置3は、ICカードが会員カードか否か、使用する日時が、会員カードの使用可能期間内であるか否か、会員カードがチェックイン済みであるか否か、を判断する。さらに、精算装置3は、ICカードがビジターカードか否か、使用する日時が使用可能日であるか否かを判断する。精算装置3は、カードが有効でればステップS52へ移行し、無効ならばステップS53へ移行する。ICカードが会員カードであり、使用日時が使用可能期間内であり、まだチェックインされていれば、精算装置3は、ICカードが有効である判断をする。また、ICカードがビジターカードであり、使用日時が使用可能日であれば、精算装置3は、ICカードが有効であると判断する。それ以外は、ICカードが無効であると判断する。
ステップS53では、精算装置3は、ICカードが有効では無いと判断し、ICカードを排出し、ユーザーに返却する。このとき、精算装置3は、有効でない旨と、有効でない項目を表示しても良い。
次に、ステップS52では、精算装置3は、ICカードの識別番号と共に精算データの要求とその要求日時を機器管理装置2に出力する。そして、精算装置3は、機器管理装置2からの応答を入力する待機状態となる。
ステップS54からステップS56の処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS54では、機器管理装置2は、精算装置3から出力されたICカードの識別番号と精算データの要求と要求日時を入力する。
ステップS55では、機器管理装置2は、記憶手段19に記憶されている履歴情報から、ICカードのユーザーによって使用された装置の使用履歴を抽出する。ICカードの識別番号から識別情報を抽出し、カードの種類を特定する。カードの種類によって、精算データの演算処理が異なる。機器管理装置2は、抽出した結果から、精算する金額を演算する。機器管理装置2は、精算する金額を精算データとして生成する。精算データは、会員カードであれば、チェックインしたときからチェックアウトしたときまでのそのICカードで使用した第1~第3ボール貸出装置4~6の対価を合計した値と使用明細である。精算データは、ビジターカードであれば、そのカードのカード発行された日に使用した第1~第3ボール貸出装置4~6の対価の合計額と使用明細である。精算データは、ユーザーによって所定期間に使用された装置が提供したサービスに関するリスト情報とも言える。このリスト情報があれば、対価を一度に精算することができる。
機器管理装置2によって管理されている装置は、使用モードと対価の関係が予め記憶されている。使用された装置の機器IDと使用モードと使用回数から、対価を演算することができる。機器IDと使用モードと使用回数は、使用料金を演算するための提供されるサービスの対価情報ともいえる。対価情報はサービスの対価の金額でも良い。また使用モードの対価の単価は、カードの種別によって異なる値に設定にすることもできる。例えば会員カードよりビジターカードの使用時の料金を高く設定することができる。また、精算時に使用に応じたポイントを付加する制御を行うことができる。この場合も、カードの種別毎に重み付けを変えたポイントを設定し、精算時に使用に応じたポイント情報を精算データに付加することができる。会員カードの使用のポイントをビジターカードより有利に設定することができる。施設としては、時間当たりの売上が多い方が経営に有利なので、そのようになるようにユーザーを導くため、時間当たりの売上が多い方が付加するポイントを多くするように、ポイント付加条件を設定することができる。チェックインからチェックアウトまでの時間と、その間のサービスの対価の合計額から、1時間当たりのサービスの対価額を演算する。1時間当たりのサービスの対価額とその額に対応して付加するポイント数の計算式を予め設定するか、1時間当たりのサービスの対価額とその額に対応して付加するポイント数を定めたテーブルを設定して記憶しておく。付加するポイント数は、1時間当たりのサービスの対価額から演算することができる。会員カードがビジターカードより有利になるように設定することもできる。
次に、ステップS56では、機器管理装置2は、精算データを精算装置3に出力する。
次に、待機状態の精算装置3のチェックアウト処理に戻り、処理が継続する。ステップS57では、精算装置3が精算データを取得する。
次に、ステップS58では、精算装置3は、操作パネル24に取得した精算データが表示される。例えば、ICカードを使ってサービスを受けた対価の合算値とその使用明細が操作パネル24に表示される。そして、操作パネル24には、現金、クレジットカード、二次元コード決済、電子マネーなど、決済方法が表示される。ユーザーは、表示されている決済方法から所望決済方法の表示部分にタッチし、選択する。精算装置3は、ユーザーに選択された決済方法に応じて、決済手段21およびカード処理手段28を制御して決済の処理がされる。
次に、ステップS59では、精算装置3は、決済が完了するまで待機する。決済が完了した場合は、精算装置3は、次の処理に移行する。
次に、ステップS60では、精算装置3は、決済された対価の領収書を印刷する。精算装置3は、決済が完了したことに基づき、属性情報を更新する。ICカードが使用可能状態であるか否かを示す情報は、使用可能状態を示す値から非使用可能状態を示す値に書き変える。書き変えた情報は、機器管理装置2へ出力し、機器管理装置2は、この情報を入力し、ICカードの識別番号に応じた属性情報を更新する。
次に、精算装置3は、ユーザーに返却するカードか、回収するカードかを判断する。例えば、ステップS61では、精算装置3は、ICカードのカード種類を判断し、会員カードであればユーザーに返却するためステップS62へ移行し、ビジターカードであれば回収するか否かをステップS63に移行して判断する。ステップS63では、精算装置3は、ICカードがビジターカードであっても、例えば、電子マネーの残金があれば、回収せずにユーザーに返却するためステップS62に移行し、残金が無ければ回収するためにステップS64に移行する。
ステップS62では、精算装置3は、ICカードを排出し、ユーザーに返却する。
ステップS64では、精算装置3は、ICカードを精算装置3の内部に格納し、保証金を払い出す。保証金は、ビジターカードを発行するときに予め対価と共に支払われたものである。
次に、ステップS65では、精算装置3は、チェックアウト処理の履歴をICカードの識別番号と、チェックアウト処理の日時と共に機器管理装置2に出力する。精算装置3から出力される履歴情報には、決済手段と、決済額などの決済に関する情報が含まれる。
ステップS66の処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS66では、機器管理装置2は、入力されたチェックアウト処理の履歴情報をICカードの識別番号に関連づけてチェックアウト処理の日時と共に記憶手段19のデータベースに記憶する。識別番号に応じた属性情報に変更があれば、属性情報が更新される。また、データベースでは、精算された使用履歴情報に関連づけて精算が完了したことを示す情報とチェックアウト処理の日時とが付加されて記憶される。使用履歴情報は、再度検索されたときに、未精算か精算済みか判断可能となる。また、機器管理装置2は、管理システムにおいて電子マネーのチャージまたは使用によって増減した電子マネーの全体の残高を電子マネー全残高情報として記憶し、管理することができる。精算装置3から取得した履歴情報から、使用された電子マネーの額を抽出し、電子マネー全残高情報から減算し、新たな電子マネー全残高情報を生成する。管理システムのオーナーが操作するユーザー端末から機器管理装置2へアクセスし、この電子マネー全残高情報をオーナーのユーザー端末が取得すれば、そのユーザー端末によって電子マネー全残高情報を確認できる。また、オーナーのユーザー端末が、機器管理装置2へアクセスし、機器管理装置2が記憶している他の情報もオーナーのユーザー端末によって取得したり、内容確認をすることができる。カードの識別情報毎の管理ではなく、他の項目や、履歴情報から抽出した情報を基に加工した情報毎に、例えば一日の使用料金の合計や使用回数、使用されたモード毎の使用回数、料金の合計などの情報毎に、データを更新することが可能である。
次に、図6のステップS17の電子マネーのチャージ処理について説明する。図10は、電子マネーのチャージ処理の動作を説明するフローチャートである。
精算装置3は、操作パネル24に表示されるメニューから電子マネーのチャージを選択された場合チャージ処理が開始され、ICカードをカード処理手段28によって読み取らせる。
ステップS80では、精算装置3は、カード処理手段28によってICカードを読み取り、記憶されている情報を取得する。
次に、ステップS81では、精算装置3は、ICカードが有効なものか否かを判断する。精算装置3は、ICカードが会員カードか否か、使用する日時が、会員カードの使用可能期間内であるか否か、会員カードがチェックイン済みであるか否か、を判断する。さらに、精算装置3は、ICカードがビジターカードか否か、使用する日時が使用可能日であるか否かを判断する。精算装置3は、カードが有効でればステップS83へ移行し、無効ならばステップS82へ移行する。精算装置3は、ICカードが会員カードであり、使用日時が使用可能期間内であり、まだチェックインされていれば、ICカードが有効である判断をする。また、精算装置3は、ICカードがビジターカードであり、使用日時が使用可能日であればICカードが有効であると判断する。
ステップS82では、精算装置3は、ICカードが有効では無いと判断され、ICカードを排出し、ユーザーに返却される。このとき、精算装置3は、有効でない旨と、有効でない項目を表示しても良い。
次にステップS83では、精算装置3は、ICカードにチャージする電子マネーのチャージ金額が操作パネル24から指定される。例えば、操作パネル24には、1000円、2000円など予め決められたチャージ金額のボタンが表示され、ボタンに触れることでそのボタンに表示されているチャージ金額を指定できる。また、任意の金額を操作パネル24から入力しても良い。精算装置3は、チャージ金額の設定が終了したらステップS84に移行する。
次にステップS84では、精算装置3は、操作パネル24にチャージ金額とそのチャージ金額に対する決済金額と、決済方法が表示される。精算装置3は、ユーザーに、操作パネル24に表示された現金、クレジットカード、二次元コード決済などの決済方法を選択させ、決済手段21およびカード処理手段28を制御して選択に応じた決済の処理がされる。
次に、ステップS85では、精算装置3は、決済が完了するまで待機する。精算装置3は、決済が完了した場合次の処理に移行する。
次に、ステップS86では、精算装置3は、決済された対価の領収書が印刷される。
次に、ステップS87では、精算装置3は、ICカードの電子マネーの残金に、選択されたチャージ金額を加算する。
次に、ステップS88では、精算装置3は、チャージ処理に関する情報を機器管理装置2に出力する。例えば、チャージ処理に関する情報は、識別番号、チャージ金額、電子マネーの残金、チャージ対価、支払方法、チャージ日時などチャージ処理の履歴情報である。
次に、ステップS89では、精算装置3は、ICカードを排出し、ユーザーに返却する。
ステップS90、S91の処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS90は、例えば、識別番号、チャージ金額、電子マネーの残金、チャージ対価、支払方法、チャージ日時などチャージ処理に関する履歴情報が精算装置3から出力され、その情報を機器管理装置2が入力する。
次にステップS91は、機器管理装置2は、機器管理装置2に入力されたチャージ処理の履歴情報をICカードの識別番号に関連づけてチャージ処理の日時と共に記憶手段19のデータベースに記憶する。また、機器管理装置2は、管理システムにおいて電子マネーのチャージまたは使用によって増減した電子マネーの全体の残高を電子マネー全残高情報として記憶し、管理することができる。精算装置3から取得したチャージ情報からチャージ金額を抽出し、電子マネー全残高情報に加算し、新たな電子マネー全残高情報を生成する。管理システムのオーナーが操作するユーザー端末から機器管理装置2へアクセスし、この電子マネー全残高情報をオーナーのユーザー端末が取得すれば、そのユーザー端末によって電子マネー全残高情報を確認できる。オーナーは、遠隔地から、管理システムにおける各種情報を機器管理装置2から取得でき、確認することができる。例えば、機器管理装置2は、各種情報を含むハイパーテキスト形式のファイルを生成する手段を備えれば、例えばプログラムを追加することで可能である、ユーザー端末のウエブブラウザなどでそのファイルの表示が可能である。
次に、図6のステップS18のカード情報の確認処理について説明する。図11は、ICカードのカード情報の確認処理の動作を説明するフローチャートである。精算装置3は、操作パネル24にICカードの使用履歴を表示させることができる。操作パネルのメニューから、カード確認が選択された場合、ICカードのカード情報の確認処理が実行される。
ステップS70では、精算装置3は、カード処理手段28によってICカードを読み取り、記憶されている情報を取得する。
次に、ステップS71では、精算装置3は、ICカードが有効なものか否かを判断する。精算装置3は、ICカードが会員カードか否か、使用する日時が、会員カードの使用可能期間内であるか否かを判断する。さらに、精算装置3は、ICカードがビジターカードか否か、使用する日時が使用可能日であるか否かを判断する。精算装置3は、カードが有効でればステップS73へ移行し、無効ならばステップS72へ移行する。精算装置3は、ICカードが会員カードであり、使用日時が使用可能期間内であれば、ICカードが有効である判断をする。また、精算装置3は、ICカードがビジターカードであり、使用日時が使用可能日であればICカードが有効であると判断する。
ステップS72では、精算装置3は、ICカードが有効では無いと判断し、ICカードを排出し、ユーザーに返却される。このとき、精算装置3は、有効でない旨と、有効でない項目を表示しても良い。
次に、ステップS73では、精算装置3は、ICカードの識別番号と共にカード情報の要求とその要求日時を機器管理装置2に出力する。そして、精算装置3は、機器管理装置2からの応答を入力する待機状態となる。
ステップS74からステップS76の処理は、機器管理装置2によって実行される処理である。ステップS74では、機器管理装置2は、精算装置3から出力されたICカードの識別番号とカード情報の要求と要求日時を入力する。
ステップS75では、機器管理装置2は、記憶手段19に記憶されている情報から、ICカードの識別番号に対応するカード情報を抽出する。例えば、カード情報は、使用履歴とICカードの属性情報である。
次に、ステップS76では、機器管理装置2は、カード情報を精算装置3に出力する。
次に、待機状態の精算装置3のカード確認処理に戻り、処理が継続する。ステップS77では、精算装置3がカード情報を取得する。
次に、ステップS78では、精算装置3は、取得したカード情報を操作パネル24に表示する。操作パネル24には、識別番号、カードの種類などの属性情報、各種装置の使用履歴などを表示できる。
上述の様に、ICカードを用いて自動サービス装置を使用するユーザーは、複数の自動サービス装置を同時使用することもでき、自動サービス装置を連続して複数回使用することもできる。所定期間内にユーザーが使用したサービスの対価について、複数回の使用があったとしても、それらを合計した対価を集計する演算が行われる。会員カードを使用して精算する場合は、複数日分のユーザーが使用したサービスの対価を1回で決済することができる。であっても良いし、ユーザーは、演算結果の合計した対価について複数の支払方法の中から所望の支払方法を選択し、決済することができる。
次に、図13から図16を用いて、ランドリーシステムを例に管理システムの構成を説明する。まず、ランドリーシステムの全体の構成について図13を用いて説明する。図13は、ランドリーシステムの構成を説明するブロック図である。
ランドリーシステム50には、インターネットなどのネットワークを介してデータ通信可能に、ユーザー管理装置51、第1機器管理装置52、第2機器管理装置53が接続されている。第1機器管理装置52には、第1ランドリー装置54、第2ランドリー装置55、第3ランドリー装置56などの複数のランドリー装置がデータ通信可能に接続されている。第2機器管理装置53には、第4ランドリー装置57、第5ランドリー装置58、第6ランドリー装置59などの複数のランドリー装置がデータ通信可能に接続されている。1店舗に3台のランドリー装置が配置されている例で説明するが、ランドリー装置は、何台でもよい。一般に、コインランドリーには5から20台程度のランドリー装置が配置されている。
例えば、ユーザー管理装置51は、コインランドリーの各店舗から離れた管理事務所に配置され、コインランドリーの各店舗に配置された第1機器管理装置52と第2機器管理装置53を遠隔地から管理できる。またユーザー管理装置51は、第1機器管理装置52、第2機器管理装置53を介して、第1機器管理装置52、第2機器管理装置53に接続されている複数のランドリー装置を遠隔地から管理できる。
次に、ランドリー装置の構成について図14を用いて説明する。図14は、ランドリー装置の構成を説明するブロック図である。ランドリー装置の構成について第1ランドリー装置54を例にして説明し、他のランドリー装置については同様の構成なので説明を省略する。
第1ランドリー装置54は、衣類の洗濯を行う装置であり、また第1ランドリー装置54は、衣類の乾燥を行う乾燥機、衣類の洗濯後に乾燥を行う乾燥機能付き洗濯機などの装置であってもよい。衣類の洗濯を行うランドリー手段62は、制御手段61によって制御される。制御手段61は、外部装置とデータ通信を行う通信手段65を備える端末装置60の動作を制御し、端末装置60を介して外部装置と接続される。
制御手段61、端末装置60、機器端末制御手段63、カードリーダー64、通信手段65、入金手段66は、それぞれ、図2の制御手段10、端末装置12、機器端末制御手段13、カードリーダー14、通信手段15、入金手段16と同様の構成である。制御手段61によって端末装置60、ランドリー手段62が制御される。
第1ランドリー装置54は、カードリーダー64によって、稼働させることができる。第1ランドリー装置54は、端末装置60からの起動信号を制御手段61が入力し、制御手段61がランドリー手段62を起動する。
ランドリー手段62は、制御手段61に接続され、制御手段61によって制御される。ランドリー手段62は、制御手段61の制御によって、ランドリー手段62の動作の開始や停止、水の注入や排出、洗剤の投入などの各種動作が制御される。
制御手段61は、ランドリー手段62の使用モードの変更、ランドリー手段62の状態の取得ができる。例えば、制御手段61は、ランドリー手段62の異常、動作中、停止中などの状態の検出結果を取得し、各種制御に使用できる。制御手段61は、ランドリー手段62に取り付けられた不図示のセンサーからの信号に基づきランドリー手段62の動作を監視し、ランドリー手段62の状態を判断することができ、各種制御に使用できる。例えば、センサーは、運転中であるか否かなどを検出するセンサー、水温センサー、水位センサー、洗剤の残量を検出するセンサーなど、ランドリー手段62に関連するセンサーである。また制御手段61は、始動からの時間をカウントし、所定時間経過した場合に停止したと判断する演算や、動作の残り時間を演算することができ、各種制御に使用できる。また、制御手段61は、処理の段階に応じてランドリー手段62が状態を判断することができ、洗濯中、脱水中などの状態を判断でき、各種制御に使用する。
ランドリー手段62は、第1ランドリー装置54のサービス提供部である。例えばサービス提供部を変え制御手段61の制御も対応させて変えることで、全く機能の異なる様々なサービス提供装置となる。例えば、サービス提供部は、ボール貸出機、乾燥機、物品販売機、データ販売機、データ保存機、データ貸与機、遠隔操作機、物品販売機など様々な機能の機器を適用できる。
次に、機器管理装置の構成について図15を用いて説明する。図15は、機器管理装置の構成を説明するブロック図である。機器管理装置52は、図3の機器管理装置2と同様の構成であるので説明を省略する。
複数台の機器管理装置52、53は、夫々独立に制御され、動作する。また、複数台の機器管理装置52、53は、夫々ユーザー管理装置51に接続され、管理される。第1機器管理装置52、第2機器管理装置53、ユーザー管理装置51は、一体の装置であってもよい、また、ユーザー管理装置51は、各ランドリー装置とネットワークによって接続され、遠隔地におかれたサーバー装置であっても良い。
次に、ユーザー管理装置の構成について図16を用いて説明する。図16は、ユーザー管理装置の構成を説明するブロック図である。また、制御手段70、通信手段71、記憶手段72、決済手段73、操作パネル74、カード処理手段75は、夫々図4の制御手段20、通信手段26、記憶手段27、決済手段21、操作パネル24、カード処理手段28に相当する。ユーザー管理装置51は、図4の精算装置3と同様の構成とすることもできる。
ユーザー管理装置51は、複数台の機器管理装置52、53が個別に収集したICカードの使用履歴を、更に収集し、ユーザー管理装置51の記憶手段72に記憶する。記憶手段72にデータベースを構築し、ICカードの識別番号に関連付けてICカードの使用履歴を記憶する。このとき、機器管理装置52、53には、識別番号である機器管理装置IDが割り振られている。ユーザー管理装置51は、各機器管理装置52、53か収集したICカードの使用履歴に、機器管理装置IDを付加して記憶する。ユーザー管理装置51は、収集先の装置を容易に特定できる。
ユーザー管理装置51は、収集した使用履歴から、ICカードの識別番号と使用期間を指定して、その使用期間内にユーザーが使用した使用履歴が抽出できる。ユーザー管理装置51は、抽出した使用履歴から、サービスの対価の合計を演算することができる。例えば、会員カードで使用された1か月分のユーザーが使用したサービスの対価の合計額を、ユーザーへの請求額として、1度に請求することができる。また、ICカードの属性情報に記録されているユーザーの連絡先に、請求額を通知することができる。ユーザー管理装置51は、請求額に基づいて、クレジットカードの決済サーバーに決済依頼することができる。
ユーザー管理装置51の管理者は、ICカードの識別番号と、請求すべき期間を、操作パネル74から入力する。ユーザー管理装置51は、制御手段70の制御によって、入力された識別番号と請求すべき期間とに基づいて、記憶手段72に記憶されている使用履歴を抽出し、使用された対価の合計値の演算と明細を取得する。ユーザー管理装置51の管理者は、取得した対価の合計値を、使用したユーザーに請求し、決済させる。ユーザー管理装置51の管理者は、例えばコインランドリーの経営者である。ユーザーへの使用利用金の請求は、その請求用のEC決済サイトに案内するURLが記録された電子メールをユーザーに送信し、電子メールを受信したユーザーは、そのURLに基づいてその請求用のEC決済サイトにアクセスし、クレジットカードによって決済する。または、予めユーザーとの契約に基づいて、ユーザーの使用明細、請求額を電子メールによってユーザーに送信し、その請求額を金融機関によって口座振替で決済する。ユーザーは、金銭が不足している場合であっても、会員カードの有効期間内であれば、ランドリー機器を動作させることができる。その使用の対価は、所定の期間を区切って、その間の会員カードの使用の対価を、ユーザー管理装置51によって集計し、まとめてユーザーに請求し、決済することができる。ユーザー管理装置51の制御手段70がプログラムに従い動作することで、これらの処理が実施される。
ユーザーへの通知に電子メールを使用する場合は、ICカード発行時に、通知先の電子メールアドレスを属性情報の一として登録することで、ユーザーに、各種情報の送信が可能である。
また、自動サービス装置としてランドリー装置を例にして説明したが、マッサージ機や販売機などの他の自動サービス装置であっても同様に構成できる。