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JP7730182B2 - タブ形成体及びタブ形成体を備えた衣服 - Google Patents
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JP7730182B2 - タブ形成体及びタブ形成体を備えた衣服 - Google Patents

タブ形成体及びタブ形成体を備えた衣服

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JP7730182B2 JP2023173543A JP2023173543A JP7730182B2 JP 7730182 B2 JP7730182 B2 JP 7730182B2 JP 2023173543 A JP2023173543 A JP 2023173543A JP 2023173543 A JP2023173543 A JP 2023173543A JP 7730182 B2 JP7730182 B2 JP 7730182B2
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Description

本発明は、タブ形成体及びタブ形成体を備えた衣服に関する。
衣服、例えば医療従事者用のユニフォームにおいて、ストラップを首の周りに保持するタブを備えたユニフォームが開示されている(例えば、特許文献1)。上記特許文献1は、後身頃の首周りに設けられたタブを備え、タブは、業務用ユニフォームの丈方向において首周り側に位置するとともに業務用ユニフォームの肩幅方向に延びるように構成された上縁部を含み、タブは、後身頃に重なるようにして上縁部が首周りに固定されている、ユニフォームを開示している。
特開2021-1417号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、縫い代を含めると生地を少なくとも3枚以上重ねた状態のタブを襟と衣服本体との接合箇所である襟ぐりに固定するので、襟ぐりは、襟、衣服本体及び2枚重ねのタブが合わさり、襟ぐりの生地の厚みが増すことで、衣服の襟ぐりが硬くなり、着用感が低下する、という問題があった。
本発明は、着用感の低下を抑制するタブ形成体及びタブ形成体を備えた衣服を提供することを目的とする。
本発明の一態様のタブ形成体は、衣服に設けられる、タブを備えるタブ形成体であって、第1基部と前記第1基部に設けられた第1タブ形成部と、第2基部と前記第2基部に設けられた第2タブ形成部と、を有し、前記第1タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に接続されており、前記第2タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に対向する前記第2基部の一側に接続されており、前記タブは、前記第1タブ形成部と前記第2タブ形成部とを、厚み方向に重ねた状態で互いに接合されており、前記第2基部と前記第2タブ形成部との境界が谷折りされており、前記第1基部の前記一側の端部と前記第2基部の前記一側の端部とが厚み方向に重ねて接合されている、タブ形成体である。
本発明によれば、着用感の低下を抑制することができる。
本実施形態に係る衣服の正面図である。 本実施形態に係る衣服の背面図である。 本実施形態に係る衣服の背面側部分拡大図である。 本実施形態に係るタブ形成体の展開図である。 図3におけるV-V線に沿った部分断面を模式的に示す断面斜視図である。 図3におけるVI-VI線に沿った部分断面を模式的に示す断面斜視図である。 本実施形態に係る衣服の使用状態(1)を説明する背面側の部分拡大図である。 本実施形態に係る衣服の使用状態(2)を説明する背面側の部分拡大図である。 本実施形態の変形例に係るタブ形成体の展開図である。 本実施形態の別の変形例に係るタブ形成体の展開図である。 本実施形態のさらに別の変形例に係るタブ形成体の展開図である。
本発明の実施形態は、以下の態様に関する。
[態様1]
衣服に設けられる、タブを備えるタブ形成体であって、
第1基部と前記第1基部に設けられた第1タブ形成部と、第2基部と前記第2基部に設けられた第2タブ形成部と、を有し、
前記第1タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に接続されており、
前記第2タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に対向する前記第2基部の一側に接続されており、
前記タブは、前記第1タブ形成部と前記第2タブ形成部とを、厚み方向に重ねた状態で互いに接合されており、
前記第2基部と前記第2タブ形成部との境界が谷折りされており、
前記第1基部の前記一側の端部と前記第2基部の前記一側の端部とが厚み方向に重ねて接合されている、タブ形成体。
タブ形成体の第1基部と第2基部とは、互いに対向する一側の端部のみで重なり、互いに接合されている。すなわち第1基部と第2基部とが重なる範囲が一側の端部に限られ第1基部及び第2基部の他側の端部を互いに重ねずに衣服に設けることができるので、タブ形成体は、衣服との接合箇所の厚みの増加を抑制しつつタブを衣服本体に形成することができる。したがって、タブ形成体は、衣服に設けられた場合、衣服本体の厚みの増加を抑制しつつ、タブを設けることができるので、着用感の低下を抑制できる。
[態様2]
前記第1タブ形成部と、前記第2タブ形成部とは、先端同士が一体に形成されている、態様1に記載のタブ形成体。
第1基部と第2基部とは、第1タブ形成部の先端と第2タブ形成部の先端とが一体であるので、部品点数を削減できるとともに、製造工数を削減することができる。
[態様3]
態様1又は2に記載のタブ形成体と、前記タブ形成体が設けられた衣服本体と、を備えた、衣服。
タブ形成体の第1基部及び第2基部を、衣服本体の切替し部分に接合することによって、衣服本体との接合箇所の厚みの増加を抑制しつつ衣服本体にタブを設けることができる。したがって、衣服は、着用感の低下を抑制しつつ、衣服本体にタブを設けることができる。
[態様4]
前記タブと前記衣服本体とは、互いに締結可能な締結部をそれぞれ有する、態様3に記載の衣服。
タブを衣服本体に固定することにより、例えばタブに通したストラップがタブから脱落することを防止できる。
[態様5]
前記衣服本体が、背面部と、前記背面部の襟ぐりに設けられた襟とを有し、
前記襟は表布と裏布とを有し、
前記表布の少なくとも一部が前記第1基部と前記第2基部とで形成されている、態様3に記載の衣服。
襟の表布の少なくとも一部を第1基部と第2基部とで形成し、第1基部の他側の端部を襟の裏布の上端部に接合し、第2基部の他側の端部を背面部の襟ぐりに接合することにより、襟ぐりの厚みを変えずに襟にタブを設けることができる。したがって、衣服は、襟ぐりが硬くなりにくいので、着用感の低下を抑制できる。
[態様6]
前記第2基部の他側端部が、前記背面部の前記襟ぐりに接合されており、互いに接合された前記第1基部の一側の端部と前記第2基部の一側の端部とが、前記襟ぐりより上方に配置されている、態様5に記載の衣服。
互いに接合された第1基部の一側の端部と第2基部の一側の端部とが、襟ぐりより上方に配置されていることにより、タブが襟ぐりより上方に固定される。タブが襟ぐりより上方に固定されていることにより、ストラップを首に掛ける際、襟ぐりにストラップを掛ける動作によって自然にストラップがタブに掛かりやすい。したがって、衣服は、当該衣服を着用した着用者がストラップを容易にタブに掛けやすい。
[態様7]
前記タブは、前記衣服の丈方向における長さが前記衣服の左右方向の長さより長い、態様3に記載の衣服。
タブは、衣服の丈方向における長さが衣服の左右方向の長さより長いことによって、めくれ上がる方向に変形しにくい。したがって、タブと衣服本体との間にストラップが掛かった状態において、ストラップがタブを超えて着用者の首に触れることを抑制することができる。
以下、本実施形態に係る衣服について図面を参照して説明する。なお、各図は衣服及び各構成を模式的に示しており、寸法及び縮尺は各図に表された図に限定されない。本実施形態の衣服は、主に医療用の作業着に適用可能であり、本発明の主題の範囲を逸脱しない限り、種々の仕事(例えば、医療業、看護業、介護業及びサービス業)を行う際に使用される衣服に対して適用可能である。
以下図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1に示す衣服10は、互いに直交する丈方向L、左右方向H及び前後方向を有する。丈方向Lは、衣服10を着用者が着用したときの、着用者の丈の方向を意味し、鉛直方向と同義である。左右方向H及び前後方向は、丈方向Lと直交する方向であり、水平方向と同義である。衣服10では、着用者の頭部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの上向き及び上側とし、着用者の脚部に向かう向き及び側をそれぞれ丈方向Lの下向き及び下側とする。また、着用者から見て右へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの右向き及び右側とし、着用者から見て左へ向かう向き及び側をそれぞれ左右方向Hの左向き及び左側とする。また、着用者から見て前へ向かう向き及び側をそれぞれ前後方向の前向き及び前側とし、着用者から見て後へ向かう向き及び側をそれぞれ前後方向の後ろ向き及び後側とする。さらに、衣服10では、着用者の身体に近い側を内側とし、着用者の身体に遠い側を外側とする。前面と腹(腹側)、及び背面と背(背側)は、着用者を基準とする。
本明細書において接合とは、縫合である場合に限らず、接着剤を用いる場合、及び熱融着による場合を含み、生地の材料に合わせて適宜選択される。また、ある基準に「沿う」とは、ある基準に対して±45°未満の範囲の方向に沿うことを含むものとする。ある部材等のある方向の端部とは、その部材のその方向の端縁から、その部材等のその方向での全体の長さの1/5(好ましくは1/10)以下の長さの範囲をいう。
衣服10は、生地で形成されている。生地を構成する繊維は、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド繊維のような合成繊維、アセテート繊維のような半合成繊維、綿、麻及び羊毛のような天然繊維を単独で、又は2種以上を混合して使用できる。本実施形態における生地の形態としては特に限定されず、織物、編物、不織布等、目的に応じていずれの形態でも使用できる。
衣服10は、衣服本体12を備える。衣服本体12は、着用者の上半身を覆うことができれば、形状等は特に限定されない。衣服本体12は、襟ぐり14、一対の袖口16、裾口18が形成されている。衣服本体12は、襟ぐり14に対し左右方向Hの両側にそれぞれ肩合わせ部20が設けられている。衣服本体12は、着用者の臀部を覆うように、裾口18の高さを設定することが好ましい。
衣服本体12は、前身頃22と、背面部としての後身頃24と、右袖部26と、左袖部28と、襟32とを有する。
前身頃22は、着用者の腹側を覆う。前身頃22は、右半部34と、左半部36と、連結部38とを備えている。すなわち、右半部34は、右脇から左右方向Hの略中央まで延在している。左半部36は、衣服本体12の左右方向Hの中央と右脇との間の領域において、連結部38によって右半部34の外表面に着脱自在に締結されている。図1に示す左半部36は、左脇から右半部34の左右方向の略中央まで延在している。
連結部38は、右半部34と、左半部36とを着脱自在に連結する。連結部38は、スナップボタンを適用できる。連結部38は、スナップボタンに限らず、スライドファスナーを適用してもよい。連結部38は、スナップボタンとスライドファスナーとを併用してもよい。前身頃22は、胸ポケット40と腰ポケット42とを有している。胸ポケット40及び腰ポケット42は、それぞれ上部開口44を有し、当該上部開口44に沿って縁部46を有している。
後身頃24は、図2に示すように、着用者の背側を覆う。後身頃24は、肩合わせ部20において前身頃22に接合されている。肩合わせ部20は、後身頃24の上端部の縫い代と、前身頃22の上端部の縫い代とを重ねて接合することによって、形成してもよい。
後身頃24は、左右方向Hの左端に配置された左脇部48において左半部36と接合されており、左右方向Hの右端に配置された右脇部50において右半部34と接合されている。左脇部48及び右脇部50は、それぞれ、左半部36の左の端部の縫い代と後身頃24の左の端部の縫い代、及び右半部34の右の端部の縫い代と後身頃24の右の端部の縫い代を、重ねて接合することによって形成してもよい。
右袖部26と左袖部28とは、それぞれ筒状であって、先端にそれぞれ袖口16が設けられている。右袖部26及び左袖部28は、先端と反対側の基端において前身頃22及び後身頃24に接合されている。図1及び図2に示す右袖部26及び左袖部28は、半袖である。
襟ぐり14は、衣服本体12の上部であって、左右方向の中央に設けられている。衣服本体12は、襟ぐり14に襟32が設けられている。襟32は、襟ぐり14に沿って接合されている。襟32は、帯状の生地で形成されており、下端において前身頃22及び後身頃24に接合された立襟である。
襟32は、衣服本体12の外側に配置された表布52(図1)と、内側に配置された裏布54とを有する。表布52は、左襟部56(図2)と、右襟部58と、左襟部56と右襟部58との間に配置されたタブ形成体60とを有する。左襟部56と右襟部58とは、それぞれ帯状の生地である。裏布54は、左襟部56、タブ形成体60、右襟部58に対応した部位を一体に有する帯状の形状を有する。左襟部56と右襟部58との上端縁部62(図1)は、裏布54の上端縁部64に接合されている。左襟部56と右襟部58との下端縁部66は、裏布54の下端縁部68との間に前身頃22と後身頃24とを挟んで、裏布54と前身頃22と後身頃24と接合されている。
図3に示すように、タブ形成体60は、後身頃24側の襟32と一体化されている。タブ形成体60は、タブ70を有する。タブ70は、衣服本体12の左右方向Hの中央に配置されている。タブ70は、襟32の丈方向Lの中央から、丈方向Lの下向きに突出し、後身頃24の襟ぐり14より下方まで延在している。タブ70は、丈方向Lにおける長さが左右方向Hの長さより長い。タブ70は、下方に向かうにしたがって左右方向Hの長さが漸次狭くなる略台形状である。タブ70は、タブ70と襟32及び後身頃24の外表面との間に、例えば携帯電話を取り付けたストラップを挟むことができる。タブ70及び後身頃24は、タブ70を後身頃24に着脱自在に締結する締結部72を有する。締結部72は、例えばスナップボタンを適用できる。
図4は、タブ形成体60の展開図である。タブ形成体60は、第1基部74と、第1タブ形成部76と、第2基部78と、第2タブ形成部80とを有する。タブ形成体60は、略I字形の生地で形成されている。第1基部74は、略横長矩形状である。第1基部74の一対の長辺の一側である一端73に第1タブ形成部76が設けられている。第1タブ形成部76は、下方に向かうにしたがって左右方向Hの長さが漸次狭くなる略台形状である。第1タブ形成部76は、基端77が第1基部74の一端73に一体に形成されている。
第2基部78は、略横長矩形状である。第2基部78の短手方向の長さは、第1基部74の短手方向の長さより短くてもよい。第1基部74の一端73に対向する第2基部78の一対の長辺の一側である一端83に、第2タブ形成部80が設けられている。第2タブ形成部80は、上方に向かうにしたがって左右方向Hの長さが漸次広くなる略台形状である。第2タブ形成部80は、第1タブ形成部76と同じ大きさである。第2タブ形成部80は、基端81が第2基部78の一端83に一体に形成されている。
タブ形成体60は、第1タブ形成部76の先端75と第2タブ形成部80の先端79とが一体に形成されている。すなわち、タブ形成体60は、一枚の生地で形成されており、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とが、先端75,79を通じて連続している。タブ形成体60は、第1タブ形成部76及び第2タブ形成部80のそれぞれの先端75,79において、山折りされ、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とが重なる。さらに、タブ形成体60は、第2タブ形成部80の基端81と第2基部78との境界86において谷折りされる。第1基部74と第2基部78とは厚さ方向に重ならない。
タブ形成体60は、第1基部74、第1タブ形成部76、第2基部78、及び第2タブ形成部80の周囲にそれぞれ、折り返し線FLを介して折り返し部を有する。折り返し部は、接合する場合の接合代であり、縫合により接合する場合の縫い代である。折り返し部は、それぞれ、適所に切込みを有し、図3の紙面に対し、折り返し線FLにおいて山折りされることによって、折り返される。第1基部74及び第2基部78は、それぞれ、折り返し部として、一側端部82,84、他側端部90,91、左側端部92,93及び右側端部94,95を有する。
第1基部74は、一端73に沿って延在する折り返し線FLを介して一側端部82を有する。第1基部74は、一端73と反対側の他端に沿って延在する折り返し線FLを介して他側端部90を有する。第1基部74は、左右方向Hの左端に沿って延在する折り返し線FLを介して左側端部92を有する。第1基部74は、左右方向Hの右端に沿って延在する折り返し線FLを介して右側端部94を有する。
第2基部78は、一端83に沿って延在する折り返し線FLを介して一側端部84を有する。第2基部78は、一端83と反対側の他端に沿って延在する折り返し線FLを介して他側端部91を有する。第2基部78は、左右方向Hの左端に沿って延在する折り返し線FLを介して左側端部93を有する。第2基部78は、左右方向Hの右端に沿って延在する折り返し線FLを介して右側端部95を有する。
第1タブ形成部76及び第2タブ形成部80は、それぞれ、折り返し部として、左側端部96,97及び右側端部98,99を有する。第1タブ形成部76は、左右方向Hの左端に沿って延在する折り返し線FLを介して左側端部96を有する。第1タブ形成部76は、左右方向Hの右端に沿って延在する折り返し線FLを介して右側端部98を有する。第2タブ形成部80は、左右方向Hの左端に沿って延在する折り返し線FLを介して左側端部97を有する。第2タブ形成部80は、左右方向Hの右端に沿って延在する折り返し線FLを介して右側端部99を有する。
図5に示すように、互いに対向する、第1基部74の一側端部82と第2基部78の一側端部84とは、厚み方向に重ねた状態で接合される。第1基部74の他側端部90は、裏布54の上端縁部64に接合される。第2基部78の他側端部91は、裏布54の下端縁部68との間に後身頃24を挟んで、裏布54と後身頃24とに接合される。
図6に示すように、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とは、先端75,79を山折りして接合することによって、タブ70になる。本実施形態の場合、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とは、左側端部96,97同士、右側端部98,99同士を互いに厚み方向に重ねた状態で接合されている。
第1基部74及び第2基部78の左右方向Hの左側端部92,93は、左襟部56に接合される(図3)。第1基部74及び第2基部78の左右方向Hの右側端部94,95は、右襟部58に接合される。
上記のように、タブ形成体60は、左側端部92,93、右側端部94,95、第1基部74の他側端部90及び第2基部78の他側端部91において、衣服本体12に接合されている。またタブ形成体60は、第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84から先端75,79までの範囲において衣服本体12に接合されていない。第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84は、襟ぐり14より丈方向Lの上側に配置されている。第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84と襟ぐり14との間の長さNLは、第2基部78の短手方向長さSL(図4)に相当する。タブ70は、襟ぐり14より丈方向Lの上側から、襟ぐり14を挟んで丈方向Lの下向きに後身頃24まで延在している。長さNLは、襟32の丈方向Lの長さの10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上でもよく、90%以下、80%以下、70%以下でもよい。長さNLが上記範囲内であることによって、後述するストラップを首に掛けやすく、かつ、ストラップが襟32を超えて着用者の首に触れることを抑制できる。
図7に示すように、タブ70は締結部72の締結を解除することによって、先端75,79から第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84までの範囲で衣服本体12から分離し得る。この状態で、タブ70と後身頃24との間にストラップ100を挟むことができる(図8)。したがって、衣服10を着用した着用者に対し、ストラップ100が移動しても、タブ70と衣服本体12にストラップ100が掛かるので、ストラップ100が襟32を超えて着用者の肌に触れることを抑制できる。
第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84は、襟ぐり14より丈方向Lの上側に配置されていることによって、ストラップ100を首に掛ける際、締結部72の締結を解除されたタブ70を持ち上げなくとも、着用者が襟ぐり14にストラップ100を掛ける動作によって自然にストラップ100がタブ70に掛かりやすい。したがって、衣服10は、当該衣服10を着用した着用者がストラップ100を容易にタブ70に掛けやすい。
さらに、ストラップ100は、通常、襟ぐり14を中心に安定して配置され、仮に携帯電話が下方へ引っ張られるなどストラップ100に対し丈方向Lの上向きに力が作用しても、ストラップ100が襟ぐり14と第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84との間で移動し得るので、ストラップ100がタブ70を変形させにくい。したがって、タブ形成体60は、ストラップ100が襟32を超えて着用者の肌に触れることを抑制できる。
タブ形成体60は、襟32の表布52である左襟部56と右襟部58との間に配置される。すなわち、タブ形成体60は、襟32の表布52でもあり、丈方向Lの上端では裏布54と接合され、丈方向Lの下端では裏布54及び後身頃24と接合されている。そうするとタブ形成体60は、従来のように襟32の下端においてタブの分だけ生地の重なりが増加する場合に比べ、襟32の下端における生地の重なりが増加しない。すなわち、衣服10は、襟32と後身頃24との間における生地の重なりを増加させずにタブ形成体60を設けることができる。したがって、タブ形成体60は、襟32と後身頃24との間における生地の重なりを増加させないので、襟ぐり14が硬くなることを抑制し、着用感の低下を抑制することができる。
タブ形成体60は、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とが一体に形成されていることによって、部品点数を削減でき、部品管理が容易で、製造工数を削減することができる。
タブ形成体60は、締結部72でタブ70を後身頃24に固定することによって、より確実にストラップ100をタブ70に掛かった状態で保持できる。
タブ70は、丈方向Lにおける長さが左右方向Hの長さより長いことによって、めくれ上がる方向に変形しにくい。したがって、タブ70と衣服本体12との間にストラップ100が掛かった状態において、ストラップ100がタブ70を超えて着用者の首に触れることを抑制することができる。しかも、第1基部74及び第2基部78の一側端部82,84が、襟ぐり14より丈方向Lの上側に配置されている分だけ、襟ぐり14からタブ70の先端までの距離が短い。したがって衣服10は、着用者が襟ぐり14にストラップ100を掛ける動作によって自然にストラップ100がタブ70に掛かりやすい。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することができる。例えば、上記実施形態の場合、右半部34は、右脇から左右方向Hの略中央まで延在しており、左半部36は、左脇から右半部34の左右方向Hの略中央まで延在している場合について、説明したが、本発明はこれに限らない。例えば右半部34は、右脇から左半部36の左右方向Hの略中央まで延在し、左半部36は、左脇から左右方向Hの略中央まで延在してもよい。また、右半部34及び左半部36は、それぞれ左右方向Hの中央で互いに連結するように形成してもよい。
上記実施形態の場合、前身頃22は、右半部34と左半部36とを互いに連結するように形成する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、右半部34と左半部36とを一体に形成してもよい。
上記実施形態の場合、タブ形成体60は、背面側の襟32に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、前身頃22に設けられた胸ポケット40や腰ポケット42に設けてもよい。この場合、タブ形成体60は、胸ポケット40及び腰ポケット42の上部開口44に沿う縁部46として設けてもよい。また、タブ形成体60は、右袖部26、左袖部28、又は肩合わせ部20に設けてもよい。
上記実施形態の場合、肩合わせ部20と左脇部48と右脇部50とは、それぞれ前身頃22と後身頃24とを接合することによって形成する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、前身頃22と後身頃24とは、一枚の生地で一体に形成されていてもよい。この場合、前身頃22と後身頃24とは明確に区画されないが、衣服10を着用者が着用した場合、着用者の脇の下から前側を前身頃22、後側を後身頃24としてもよい。
上記実施形態の場合、タブ70と後身頃24に締結部72を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、締結部72を設けていなくともよい。
上記実施形態の場合、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とは、先端75,79同士が一体に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らない。すなわち、タブ形成体60は、第1基部74と第1タブ形成部76とからなる組立体、及び第2基部78と第2タブ形成部80とからなる組立体を、それぞれ形成し、第1タブ形成部76と第2タブ形成部80とを厚み方向に重ねて接合することによって一体化してもよい。
上記実施形態の場合、タブ形成体60は、衣服として医療用ユニフォームに設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、携帯電話やカードキーなどを取り付けたストラップを首回りに掛ける必要がある、業務用のユニフォーム、又はユニフォームに限定されない衣服に適用することができる。
タブ70は、衣服本体12の左右方向Hの中央に設けられる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば中央から左側の肩合わせ部20までの間、又は中央から右側の肩合わせ部20までの間に設けてもよい。
タブ70は、丈方向Lにおける長さが左右方向Hの長さより長い場合について説明したが、本発明はこれに限らない。すなわちタブ70は、丈方向Lの長さと左右方向Hの長さが同じでもよいし、丈方向Lにおける長さが左右方向Hの長さより短くてもよい。
タブ70は、台形状である場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、タブ70は、縦長長方形状、横長長方形状、逆三角形状および半円形状でもよい。
襟32は、表布52と裏布54とを有する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、襟32は、左襟部56と右襟部58とから構成されてもよい。この場合、タブ形成体60は、左襟部56と右襟部58との間に配置され、左襟部56に左側端部92,93が接合され、右襟部58に右側端部94,95が接合されることにより、襟32に一体化される。
上記実施形態の場合、タブ形成体60は、表布52の一部である場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、図9に示すように、タブ形成体60Aは、表布の一部と裏布の一部とを有してもよい。図9は、変形例に係るタブ形成体60Aと左襟部56Aと右襟部58Aとの展開図である。この場合、第1基部74Aは、第1表基部102と第1裏基部104とを有する。第1表基部102と第1裏基部104とは、左右方向Hに延在する折り返し線FLを介して一体に形成されている。第1基部74Aは、折り返し線FLにおいて山折りすることによって第1表基部102と第1裏基部104とが厚み方向に重ねられる。左襟部56Aと右襟部58Aとは、それぞれ表布部106と裏布部108とを有する。表布部106と裏布部108とは左右方向Hに延在する折り返し線FLを介して一体に形成されている。左襟部56Aと右襟部58Aとは、それぞれ折り返し線FLにおいて山折りすることによって表布部106と裏布部108とが厚み方向に重ねられる。互いに対向する、第1基部74Aの一側端部82と第2基部78の一側端部84とは、厚み方向に重ねた状態で接合される。第1基部74A及び第2基部78の左右方向Hの左側端部92、93は、左襟部56Aに接合される。第1基部74A及び第2基部78の左右方向Hの右側端部94、95は、右襟部58Aに接合される。このとき、第1基部74Aの折り返し線FLと、左襟部56A及び右襟部58Aの折り返し線FLとは左右方向Hにおいて重ねられる。第1基部74Aの他側端部90と第2基部78の他側端部91は、後身頃24を間に挟んで接合される。左襟部56A及び右襟部58Aは、丈方向Lのそれぞれの端部110同士が、後身頃24又は前身頃22を間に挟んで、互いに接合される。このようにして左襟部56Aとタブ形成体60Aと右襟部58Aとは、丈方向Lの下端において襟ぐり14に接合される。上記のように形成されたタブ形成体60Aは、丈方向Lの上端において折り返し線FLを介して第1表基部102と第1裏基部104とが一体に接続されており、丈方向Lの下端では、後身頃24を間に挟んで第1基部74Aと第2基部78とが接合されている。図9に示す変形例に係るタブ形成体60Aは、襟32と後身頃24との間における生地の重なりを増加させずにタブ形成体60Aを設けることができるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
タブ形成体は、左襟部と右襟部とを一体に形成されていてもよい。図10は別の変形例に係るタブ形成体60Bの展開図である。図10に示す第1基部74Bは、左右方向Hの左側に左襟部56Bと、左右方向Hの右側に右襟部58Bとを、それぞれ一体に有する。互いに対向する、第1基部74Bの一側端部82と第2基部78の一側端部84とは、厚み方向に重ねた状態で接合される。第1基部74Bの他側端部90は、裏布54の上端縁部に接合される。第2基部78の他側端部91は、後身頃24又は前身頃22を間に挟んで裏布54の下端縁部に接合される。このようにして一体である左襟部56Bとタブ形成体60Bと右襟部58Bとは、丈方向Lの下端において襟ぐり14に接合される。図10に示す変形例に係るタブ形成体60Bは、襟32と後身頃24との間における生地の重なりを増加させずにタブ形成体60Bを設けることができるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11に示すように、タブ形成体60Cは、左襟部56Cと右襟部58Cとを一体に有するとともに、表布と裏布とを一体に有してもよい。第1基部74Cは、左右方向Hに延在する折り返し線FLを間に挟んで第1表基部102Aと第1裏基部104Aとを有する。第1表基部102Aと第1裏基部104Aとは、左右方向Hの左側に左襟部56Cをそれぞれ一体に有する。第1表基部102Aと第1裏基部104Aとは、左右方向Hの右側に右襟部58Cをそれぞれ一体に有する。互いに対向する、第1基部74Cの一側端部82と第2基部78の一側端部84とは、厚み方向に重ねた状態で接合される。第1基部74Cは、折り返し線FLにおいて山折りすることによって、第1表基部102A及び第2基部78と、第1裏基部104Aとが厚み方向に重ねられる。第1基部74Cの他側端部90と第2基部78の他側端部91は、後身頃24又は前身頃22を間に挟んで接合される。このようにして一体である左襟部56Cとタブ形成体60Cと右襟部58Cとは、丈方向Lの下端において襟ぐり14に接合される。上記のように形成されたタブ形成体60Cは、丈方向Lの上端において折り返し線FLを介して第1表基部102Aと第1裏基部104Aとが一体に接続されており、丈方向Lの下端では、後身頃24を間に挟んで第1基部74Cと第2基部78とが接合されている。図11に示す変形例に係るタブ形成体60Cは、襟32と後身頃24との間における生地の重なりを増加させずにタブ形成体60Cを設けることができるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
衣服本体12は、着用者の臀部を覆うように、裾口18の高さを設定する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、裾口18の高さは着用者の臀部より上方となる位置に設定してもよい。
右袖部26及び左袖部28は、半袖である場合について説明したが、長袖であってもよい。
連結部38は、スナップボタン及びスライドファスナーである場合について説明したが、面ファスナーであってもよい。
上記実施形態の場合、背面部が後身頃である場合について説明したが、背面部は後右半部と後左半部とを一体化した後身頃であってもよい。
10 衣服
12 衣服本体
14 襟ぐり
16 袖口
18 裾口
20 肩合わせ部
22 前身頃
24 後身頃
26 右袖部
28 左袖部
32 襟
34 右半部
36 左半部
38 連結部
40 胸ポケット
42 腰ポケット
44 上部開口
46 縁部
48 左脇部
50 右脇部
52 表布
54 裏布
56、56A、56B、56C 左襟部
58、58A、58B、58C 右襟部
60、60A、60B、60C タブ形成体
62 上端縁部(左襟部、右襟部)
64 上端縁部(表布)
66 下端縁部(左襟部、右襟部)
68 下端縁部(表布)
70 タブ
72 締結部
73 一端(第1基部)
74、74A、74B、74C 第1基部
75 先端
76 第1タブ形成部
77 基端
78 第2基部
79 先端
80 第2タブ形成部
81 基端
82 一側端部(第1基部)
83 一端(第2基部)
84 一側端部(第2基部)
86 境界
90 他側端部(第1基部)
91 他側端部(第2基部)
92 左側端部(第1基部)
93 左側端部(第2基部)
94 右側端部(第1基部)
95 右側端部(第2基部)
96 左側端部(第1タブ形成部)
97 左側端部(第2タブ形成部)
98 右側端部(第1タブ形成部)
99 右側端部(第2タブ形成部)
100 ストラップ
102、102A 第1表基部
104、104A 第1裏基部
106 表布部
108 裏布部
H 左右方向
L 丈方向
FL 折り返し線
NL 一側端部と襟ぐりとの間の長さ
SL 第2基部の短手方向長さ

Claims (8)

  1. 衣服に設けられる、タブを備えるタブ形成体であって、
    第1基部と前記第1基部に設けられた第1タブ形成部と、第2基部と前記第2基部に設けられた第2タブ形成部と、を有し、
    前記第1タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に接続されており、
    前記第2タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に対向する前記第2基部の一側に接続されており、
    前記タブは、前記第1タブ形成部と前記第2タブ形成部とを、厚み方向に重ねた状態で互いに接合されており、
    前記第2基部と前記第2タブ形成部との境界が谷折りされて前記第2基部と前記第2タブ形成部とは重ねられており、
    前記第1基部と前記第2基部とは、互いに対向する前記第1基部の前記一側の端部と前記第2基部の前記一側の端部とのみで厚み方向に重ねて接合されている、タブ形成体。
  2. 衣服に設けられる、タブを備えるタブ形成体であって、
    第1基部と前記第1基部に設けられた第1タブ形成部と、第2基部と前記第2基部に設けられた第2タブ形成部と、を有し、
    前記第1タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に接続されており、
    前記第2タブ形成部の基端は、前記第1基部の一側に対向する前記第2基部の一側に接続されており、
    前記タブは、前記第1タブ形成部と前記第2タブ形成部とを、厚み方向に重ねた状態で互いに接合されており、
    前記第2基部と前記第2タブ形成部との境界が谷折りされて前記第2基部と前記第2タブ形成部とは重ねられており、
    前記第1基部は、第1表基部と、折り返し線を介して前記第1表基部と一体に形成された第裏基部とを有し、
    前記折り返し線において山折りすることによって前記第1表基部と前記第1裏基部とが厚み方向に重ねられており、
    前記第1基部と前記第2基部とは、互いに対向する前記第1表基部の一側の端部と前記第2基部の前記一側の端部とのみで厚み方向に重ねて接合されており、
    前記第1基部の前記折り返し線と逆側の他側端部と、前記第2基部の一側の端部と逆側の他側端部と、が互いに接合される、タブ形成体。
  3. 前記第1タブ形成部と、前記第2タブ形成部とは、先端同士が一体に形成されている、請求項1又は2に記載のタブ形成体。
  4. 請求項1又は2に記載のタブ形成体と、前記タブ形成体が設けられた衣服本体と、を備えた、衣服。
  5. 前記タブと前記衣服本体とは、互いに締結可能な締結部をそれぞれ有する、請求項4に記載の衣服。
  6. 前記衣服本体が、背面部と、前記背面部の襟ぐりに設けられた襟とを有し、
    前記襟は表布と裏布とを有し、
    前記表布の少なくとも一部が前記第1基部と前記第2基部とで形成されている、請求項4に記載の衣服。
  7. 前記第2基部の他側端部が、前記背面部の前記襟ぐりに接合されており、互いに接合された前記第1基部の一側の端部と前記第2基部の一側の端部とが、前記襟ぐりより上方に配置されている、請求項6に記載の衣服。
  8. 前記タブは、前記衣服の丈方向における長さが前記衣服の左右方向の長さより長い、請求項4に記載の衣服。
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