本開示は、少なくとも部分的に、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子の組成物ならびにその生産及び使用のため方法に関する。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は組織または細胞、例えば、CNS組織、CNS細胞、筋肉組織、または筋肉細胞に対して増強された指向性を有する。前記指向性は、障害、例えば、神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、または神経腫瘍性障害の治療のために、ペイロード、例えば、本明細書に記載されているペイロードを細胞または組織に送達するのに有用であることができる。
したがって、一態様では、本開示は、配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を提供する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列はループVIIIに存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位、588位、または589位の直後に存在する。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列を含む。
別の態様では、本開示は、挿入断片を有する親アミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を提供し、その際、挿入断片は、配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列、配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、親配列は、配列番号138のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;及び/または配列番号138のアミノ酸配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、挿入断片は親アミノ酸配列のループVIIIに存在する、例えば、挿入される。いくつかの実施形態では、挿入断片は親配列の586位、588位、または589位の直後に存在する、例えば、挿入される。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、親アミノ酸配列の587位での欠失及び/または588位での欠失を含む。
別の態様では、本開示は、少なくとも配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列、配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含むペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを提供する。いくつかの実施形態では、ペプチドは、配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を有する)核酸配列;または、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、ペプチドをコードするヌクレオチド配列は、配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を有する)核酸配列、または、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。
さらに別の態様では、本開示は、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドを提供し、その際、AAVカプシド変異型は、配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む。
さらに別の態様では、本開示は、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子を提供する。いくつかの実施形態では、AAV粒子はペイロードをコードする核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAV粒子はさらに、ペイロードをコードする核酸に操作可能に連結されるプロモーターを含むウイルスゲノムを含む。
さらに別の態様では、本開示は、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子を作製する方法を提供する。該方法は、ウイルスゲノムを含む宿主細胞を提供することと、ウイルスゲノムをAAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型に封入するのに好適な条件下で宿主細胞をインキュベートすることとを含み、それによってAAV粒子を作製する。
さらに別の態様では、本開示はペイロードを細胞または組織(例えば、CNS細胞、CNS組織、筋肉細胞、または筋肉組織)に送達する方法を提供する。本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含むAAV粒子の有効量を投与することを含む方法。
さらに別の態様では、本開示は神経障害、例えば、神経変性障害を有する、または有すると診断された対象を治療する方法を提供する。本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含むAAV粒子の有効量を投与することを含む方法。
さらに別の態様では、本開示は、筋肉障害、例えば、神経筋障害を有する、または有すると診断された対象を治療する方法を提供する。本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含むAAV粒子の有効量を投与することを含む方法。
さらに別の態様では、本開示は、神経腫瘍性障害を有する、または有すると診断された対象を治療する方法を提供する。本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含むAAV粒子の有効量を投与することを含む方法。
本開示は、配列番号1725~3622のいずれかのメンバーから選択される少なくとも1つのペプチドをそれに挿入していてもよい、配列番号1~1724のいずれかから選択される親アミノ酸配列を含むAAVカプシドタンパク質を提示する。
特定の実施形態では、挿入ペプチドは配列番号1725~3622から選択され、親アミノ酸配列に挿入される。
特定の実施形態では、ペプチドは親アミノ酸配列を含めて、アミノ酸586~592の間の任意のアミノ酸位置に挿入される。そのような実施形態では、ペプチドは親アミノ酸配列のアミノ酸588~589の間に挿入されてもよい。
いくつかの実施形態では、親アミノ酸配列は配列番号138または配列番号11であってもよい。
本開示はまた、配列番号1725~3622から成る群から選択されるアミノ酸配列を含むペプチドも提示する。
他の態様では、本開示は、本明細書で開示されているAAVカプシドタンパク質及びウイルスゲノムを含むAAV粒子を提示する。そのような態様では、ウイルスゲノムはペイロードをコードする核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードはdsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、miRNA前駆体、stRNA、lncRNA、piRNA、またはsnoRNAから成ってもよいRNAi剤であってもよい。
追加の態様では、ペイロードはペプチド、ポリペプチド、抗体または抗体断片であってもよい。
本開示はまた、AAV粒子と薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物、及び医薬組成物を対象に投与することによって前記対象における疾患を治療する方法を提示する。
当業者は、単なる日常的な実験を使用して、本明細書に記載されている本発明の特定の実施形態に対する多くの等価物を認識することになる、または確認することができることになる。そのような等価物は、以下の列挙された実施形態によって包含されることが意図される。
列挙された実施形態
1.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型であって、
(a)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;
(b)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸;または
(c)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む、前記AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
2.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型であって、
(a)配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;
(b)配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸;または
(c)配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む、前記AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
3.配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む、実施形態1または2に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
4.前記3つの連続したアミノ酸がPLNを含む、実施形態1~3のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
5.前記4つの連続したアミノ酸がPLNG(配列番号3678)を含む、実施形態1~4のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
6.前記5つの連続したアミノ酸がPLNGA(配列番号3679)を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
7.前記6つの連続したアミノ酸がPLNGAV(配列番号3680)を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
8.前記7つの連続したアミノ酸がPLNGAVH(配列番号3681)を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
9.前記8つの連続したアミノ酸がPLNGAVHL(配列番号3682)を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
10.前記9つの連続したアミノ酸がPLNGAVHLY(配列番号3648)を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
11.前記3つの連続したアミノ酸がYSTを含む、実施形態1~3のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
12.前記4つの連続したアミノ酸がYSTD(配列番号3690)を含む、実施形態1~3または11のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
13.前記5つの連続したアミノ酸がYSTDE(配列番号3691)またはYSTDV(配列番号3700)を含む、実施形態1~3または11~12のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
14.前記6つの連続したアミノ酸がYSTDER(配列番号3692)またはYSTDVR(配列番号3701)を含む、実施形態1~3または11~13のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
15.前記3つの連続したアミノ酸がIVMを含む、実施形態1~3のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
16.前記4つの連続したアミノ酸がIVMN(配列番号3693)を含む、実施形態1~3または15のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
17.前記5つの連続したアミノ酸がIVMNS(配列番号3694)を含む、実施形態1~3または15~16のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
18.前記6つの連続したアミノ酸がIVMNSL(配列番号3695)を含む、実施形態1~3または15~17のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
19.前記7つの連続したアミノ酸がIVMNSLK(配列番号3651)を含む、実施形態1~3または15~18のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
20.配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む、実施形態1~19のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
21.PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列、またはPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有し、任意で7位がHであるアミノ酸配列を含む、実施形態1~10または20のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
22.RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列、またはRDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む、実施形態1~3または20のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
23.IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列、またはIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む、実施形態1~3または15~20のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
24.YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列、またはYSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む、実施形態1~3、11~14または20のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
25.RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列、またはRESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有する配列を含む、実施形態1~3または20のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
26.配列番号3648~3659のいずれかの前記アミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
27.(i)配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列;または
(ii)配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~26のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
28.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が
(i)配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~27のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
29.(i)配列番号3660のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~10、20~21または26~28のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
30.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が、
(i)配列番号3660のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~10、20~21または26~29のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
31.(i)配列番号3661のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3661のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~3、20、22または26~28のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
32.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が、
(i)配列番号3661のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3661のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~3、20、22、26~28または31のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
33.(i)配列番号3662のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3662のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~3、11~14、20、24または26~28のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
34.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が、
(i)配列番号3662のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3662のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~3、11~14、20、24、26~28または33のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
35.(i)配列番号3663のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~3、15~20、23、または26~28のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
36.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が、
(i)配列番号3663のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~3、15~20、23、26~28または35のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
37.(i)配列番号3664のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3664のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態1~3、20、または25~28のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
38.前記AAVカプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が、
(i)配列番号3664のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3664のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態1~3、20、25~28または37のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
39.前記アミノ酸配列がループVIIIに存在する、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
40.前記アミノ酸配列が、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する、実施形態1~10、20~21、26~30または39のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
41.前記アミノ酸配列が、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36または39のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
42.前記アミノ酸配列が、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する、実施形態1~3、11~14、20、22、24~28、31~34、37~38または39のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
43.配列番号138に従って番号付けされた587位にて「A」以外のアミノ酸残基及び/または588位にて「Q」以外のアミノ酸残基を含む、実施形態1~42のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
44.PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含み、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列が配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する、実施形態1~10、20~21、26~30、39~40または43のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
45.GGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含み、GGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列が配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する、実施形態1~3、20、26~28、39~40または43のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
46.IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含み、IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列が配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39または41のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
47.配列番号3649、3650、3652、3653、または3655~3659のいずれかのアミノ酸配列を含み、前記配列のいずれかの前記アミノ酸配列が配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する、実施形態1~3、11~14、20、22、24~28、31~34、37~38、39または42のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
48.配列番号138に従って番号付けされたK449Rのアミノ酸置換をさらに含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
49.ループI、II、IV及び/またはVIにて修飾、例えば、挿入、置換、及び/または欠失をさらに含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
50.配列番号138のアミノ酸配列の少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾を有するアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
51.配列番号138のアミノ酸配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
52.配列番号138のアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
53.配列番号137のヌクレオチド配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性がある配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
54.前記カプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が配列番号137のヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性がある配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
55.VP1タンパク質、VP2タンパク質、VP3タンパク質、またはそれらの組み合わせを含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
56.配列番号3636~3647のいずれか1つの138~743位に対応するアミノ酸配列、例えば、VP2、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性がある配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
57.配列番号3636~3647のいずれか1つの203~743位に対応するアミノ酸配列、例えば、VP3、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性がある配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
58.配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
59.配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列の少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾を有するアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
60.配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
61.前記カプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
62.前記カプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が配列番号3623のヌクレオチド配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む、実施形態1~10、20~21、26~30、39~40、43~44または48~61のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
63.前記カプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列が配列番号3627のヌクレオチド配列またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39、41、46または48~61のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
64.前記カプシド変異型をコードする前記ヌクレオチド配列はコドンが最適化される、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
65.実施形態1~10、20~21、26~30、39~40、43~44、48~62、または64のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含み、且つさらに、配列番号3636と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
66.配列番号3636のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
67.実施形態1~3、20、22、26~28、31~32、39、42、47~61、または64のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含み、且つさらに、配列番号3637と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
68.配列番号3637のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
69.実施形態1~3、11~12、20、24、26~28、33~34、39、42、47~61、または64のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含み、且つさらに、配列番号3638と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
70.配列番号3638の前記アミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
71.実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39、41、46、48~61、または63~64のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含み、且つさらに、配列番号3639と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
72.配列番号3639のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
73.実施形態1~3、20、25~28、37~39、42、47~61、または64のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含み、且つさらに、配列番号3640と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
74.配列番号3640のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
75.配列番号3641のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
76.配列番号3642のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
77.配列番号3643のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
78.配列番号3644のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
79.配列番号3645のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
80.配列番号3646のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
81.配列番号3647のアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
82.配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも95%同一のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
83.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型であって、挿入断片、例えば、標的指向化ペプチドを有する親アミノ酸配列を含み、その際、前記挿入断片は:
(a)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;
(b)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸;または
(c)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む、前記AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
84.前記親配列が、
(i)配列番号138のアミノ酸配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列;及び/または
(ii)配列番号138のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む、実施形態83に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
85.前記親配列がさらに、K449位での置換、例えば、K449R置換を含む、実施形態83または84に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
86.前記親配列が配列番号137のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む、実施形態83~85のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
87.前記親配列をコードする前記ヌクレオチド配列が、配列番号137の前記ヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む、実施形態83~86のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
88.前記親配列が、
(i)配列番号11のアミノ酸配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列;及び/または
(ii)配列番号11のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含み、
任意で、配列番号11の449位がKではなく、例えばRであることを条件とする、実施形態83~87のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
89.前記挿入断片がPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含む、実施形態83~88のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
90.前記挿入断片がGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含む、実施形態83~88のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
91.前記挿入断片がIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含む、実施形態83~88のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
92.前記挿入断片が、RDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)から選択されるアミノ酸配列を含む、実施形態83~88のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
93.前記挿入断片が前記親アミノ酸配列のループVIIIに存在する、実施形態83~92のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
94.前記挿入断片が前記親アミノ酸配列における586位の直後に存在する、実施形態83~90または93のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
95.前記挿入断片がPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含み、前記親アミノ酸配列における586位の直後に挿入される、実施形態83~89または93~94のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
96.前記挿入断片がGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含み、前記親アミノ酸配列における586位の直後に挿入される、実施形態83~88、90または93~94のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
97.前記親配列の587位にて「A」以外のアミノ酸及び/または588位にて「Q」以外のアミノ酸を含む、実施形態83~90、93~96のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
98.さらに、前記親アミノ酸配列の587位にてアミノ酸「A」の欠失及び/または588位にてアミノ酸「Q」の欠失を含む、実施形態83~90、93~97のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
99.(i)前記親アミノ酸配列の586位の直後に挿入される、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含む挿入断片;と
(ii)前記親アミノ酸配列の587位及び588位でのアミノ酸「AQ」の欠失とを含む、実施形態83~89、93~95、または97~98のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
100.(i)前記親アミノ酸配列の586位の直後に挿入される、GGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含む挿入断片と;
(ii)前記親アミノ酸配列の587位及び588位でのアミノ酸「AQ」の欠失とを含む、実施形態83~88、90、93~94、または96~98のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
101.前記挿入断片が前記親アミノ酸配列における588位の直後に挿入される、実施形態83~88、91または93のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
102.前記挿入断片がIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含み、前記親アミノ酸配列における588位の直後に挿入される、実施形態83~88、91、93または101のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
103.前記挿入断片が前記親アミノ酸配列における589位の直後に挿入される、実施形態83~88、または92~93に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
104.前記挿入断片が、RDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)から選択されるアミノ酸配列を含み、前記親アミノ酸配列における589位の直後に挿入される、実施形態83~88、92~93または103のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
105.表6に記載されているような、配列番号1~1724のいずれかのうちの配列番号138に対して番号付けされた586位、588位または589位の直後に存在し、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する挿入断片配列を含まない、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
106.配列番号138に従って番号付けされた588位の直後に存在するTLAVPFK(配列番号1262)のアミノ酸配列を含まない、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
107.配列番号138のアミノ酸配列を含む参照配列の指向性と比べてCNSの細胞または組織、例えば、脳細胞、脳組織、脊髄細胞、または脊髄組織に対する指向性が増大している、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
108.例えば、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床及び被殻から選択される脳領域に形質導入し、任意でその際、例えば実施例5に記載されたようなアッセイ、例えば、免疫組織化学アッセイ、qRT-PCR、またはRT-ddPCRのアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて形質導入のレベルが少なくとも5、10、50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高い、実施形態1~12、15~44、46~74、82~89、91~95、97~99、101~107のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
109.例えば、実施例4に記載されたようなアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて脳において少なくとも約5、6、7、8、9、または10倍濃縮されている、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
110.例えば、実施例4に記載されたようなアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて脳において少なくとも約20、30、40、または50倍濃縮されている、実施形態1~14、20~22、24~34、39~40、42~44、47~62、64~70、79~80、82~89、92~95、97~99、または103~109のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
111.例えば、実施例4に記載されたようなアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて脳において少なくとも約100、200、300、または400倍濃縮されている、実施形態1~10、20~22、26~32、39~40、42~44、47~62、64~68、82~89、92~95、97~99、または103~110のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
112.高いレベルのウイルスゲノムを脳領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、ウイルスゲノムのレベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、20、30、40、または50倍増加している、実施形態1~10、20~21、26~30、39~40、43~44、48~62、64~66、82~89、93~95、97~99、または105~111のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
113.高いレベルのペイロードを脳領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍増加している、実施形態1~12、15~44、46~74、82~89、91~95、97~99、101~112のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
114.前記脳領域が、前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む、実施形態113に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
115.高いレベルのペイロードを脊髄領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも10、20、50、100、200、300、400、500、600、700、800、または900倍増加している、実施形態1~12、15~44、46~74、82~89、91~95、97~99、101~114のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
116.前記脊髄領域が頸部、胸部、及び/または腰部の領域を含む、実施形態115に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
117.後根神経節(DRG)での形質導入に比べて脳領域で優先的な形質導入を示す、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39、41、46、48~61、63~64、71~72、83~88、91、93、101~102、105~109、または113~116のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
118.前記カプシド変異型が、
(i)例えば、実施例4に記載されているようなアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて脳内にて少なくとも約300倍、または400倍濃縮され;
(ii)例えば、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床及び被殻から選択される脳領域に形質導入し、その際、例えば、実施例5に記載されたようなアッセイ、例えば、免疫組織化学アッセイ、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイによって測定した場合、形質導入のレベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高い;
(iii)高いレベルのペイロードを脳領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高く、任意で、前記脳領域が前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む;
(iv)高いレベルのペイロードを脊髄領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも50、100、200、300、400、500、600、700、800、または900倍高く、任意で前記脊髄領域が頸部、胸部、及び/または腰部の領域を含む;及び/または
(v)高いレベルのウイルスゲノムを脳領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、ウイルスゲノムのレベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、20、30、40または50倍増加し、任意でその際、前記脳領域が前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む、実施形態1~10、20~21、26~30、39~40、43~44、48~62、64~66、82~89、93~95、97~99または105~116のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
119.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型であって、(a)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列;(b)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または(c)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8または9つの連続したアミノ酸を含み;前記カプシド変異型が、
(i)例えば、実施例4に記載されているようなアッセイによって測定した場合、配列番号138の参照配列と比べて脳内にて少なくとも約300倍、または400倍濃縮され;
(ii)例えば、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床及び被殻から選択される脳領域に形質導入し、その際、例えば、実施例5に記載されたようなアッセイ、例えば、免疫組織化学アッセイ、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイによって測定した場合、形質導入のレベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高い;
(iii)高いレベルのペイロードを脳領域に送達し、その際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高く、任意で、前記脳領域が前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む;
(iv)高いレベルのペイロードを脊髄領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも50、100、200、300、400、500、600、700、800、または900倍高く、任意で前記脊髄領域が頸部、胸部、及び/または腰部の領域を含む;及び/または
(v)高いレベルのウイルスゲノムを脳領域に送達し、任意でその際、アッセイ、例えば、qRT-PCR、またはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、ウイルスゲノムのレベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、20、30、40または50倍増加し、任意で、前記脳領域が前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む、前記AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
120.前記AAVカプシド変異型が、配列番号138のアミノ酸配列を含む参照配列の指向性と比べて筋肉細胞または筋肉組織、例えば、心臓組織に対する高い指向性を有する、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39、41、46、48~61、63~64、71~72、83~88、91、93、101~102、105~109または113~117のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
121.高いレベルのペイロードを筋肉領域に送達し、任意でその際、例えば、アッセイ、例えば、IHCアッセイまたはRT-ddPCRアッセイ(例えば、実施例5に記載されたような)によって測定した場合、前記ペイロードの前記レベルが配列番号138の参照配列と比べて少なくとも10、15、20、30、または40倍増加している、実施形態1~3、15~20、23、26~28、35~36、39、41、46、48~61、63~64、71~72、83~88、91、93、101~102、105~109、113~117、または120のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
122.前記筋肉領域が、心筋、大腿四頭筋、及び/または横隔膜筋の領域を含む、実施形態120または121に記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
123.前記筋肉領域が、心筋領域、例えば、心房筋領域または心室筋領域を含む、実施形態120~122のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
124.単離されている、例えば、組換えである、先行実施形態のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
125.ポリペプチド、例えば、実施形態1~124のいずれか1つに記載のAAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチド。
126.(i)配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む、実施形態125に記載のポリヌクレオチド。
127.配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む、実施形態125または126に記載のポリヌクレオチド。
128.コドンが最適化されるヌクレオチド配列を含む、実施形態125~127のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド。
129.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(a)配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;
(b)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(c)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかの前記アミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
130.実施形態1~106のいずれか1つに記載のアミノ酸配列を含む、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
131.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列;
(ii)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
132.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)配列番号3660のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
133.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、前記ペプチドをコードするヌクレオチド配列が:
(i)配列番号3660のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
134.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列;
(ii)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
135.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)配列番号3663のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
136.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、前記ペプチドをコードするヌクレオチド配列が:
(i)配列番号3663のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
137.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列;
(ii)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
138.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)配列番号3661のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3661のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
139.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、前記ペプチドをコードするヌクレオチド配列が:
(i)配列番号3661のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3661のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
140.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列;
(ii)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
141.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)配列番号3662のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3662のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
142.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、前記ペプチドをコードするヌクレオチド配列が:
(i)配列番号3662のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3662のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
143.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列;
(ii)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
144.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、
(i)配列番号3664のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3664のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされる、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
145.ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドであって、前記ペプチドをコードするヌクレオチド配列が:
(i)配列番号3664のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3664のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、前記ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド。
146.実施形態129~145のいずれか1つに記載のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含む、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
147.実施形態129~145のいずれか1つに記載のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードするポリヌクレオチド。
148.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、
(a)配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかのアミノ酸配列;
(b)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(c)配列番号1725~3622もしくは3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(a)、(b)及び/または(c)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位、588位または589位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
149.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、前記AAVカプシド変異型が、
(i)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列;
(ii)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(i)、(ii)及び/または(iii)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
150.(i)配列番号3660のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態149に記載のポリヌクレオチド。
151.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、前記AAVカプシド変異型が
(i)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列;
(ii)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(i)、(ii)及び/または(iii)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
152.(i)配列番号3663のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態151に記載のポリヌクレオチド。
153.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、前記AAVカプシド変異型が
(i)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列;
(ii)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(i)、(ii)及び/または(iii)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
154.(i)配列番号3661のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3661のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態153に記載のポリヌクレオチド。
155.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、前記AAVカプシド変異型が
(i)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列;
(ii)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(i)、(ii)及び/または(iii)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
156.(i)配列番号3662のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3662のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態155に記載のポリヌクレオチド。
157.AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドであって、前記AAVカプシド変異型が
(i)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列;
(ii)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列;または
(iii)RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、もしくは9つの連続したアミノ酸を含み、
任意でその際、(i)、(ii)及び/または(iii)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する、前記ポリヌクレオチド。
158.(i)配列番号3664のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または
(ii)配列番号3664のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む、実施形態157に記載のポリヌクレオチド。
159.前記AAVカプシド変異型が:
(i)配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列;または
(ii)配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列の少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾を有するアミノ酸配列を含む、実施形態147~158のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド。
160.配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む、実施形態147~159のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド。
161.単離されている、例えば、組換えである、実施形態125~160のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド、ペプチド、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型。
162.実施形態1~124または146のいずれか1つに記載のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子。
163.ペイロードをコードするヌクレオチド配列を含む、実施形態162に記載のAAV粒子。
164.前記コードされたペイロードが治療用タンパク質またはその機能的変異型;抗体または抗体断片;酵素;遺伝子編集システムの構成要素;RNAi剤(例えば、dsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、stRNA、lncRNA、piRNA、またはsnoRNA);またはそれらの組み合わせを含む、実施形態163に記載のAAV粒子。
165.前記治療用タンパク質またはその機能的変異型、例えば組換えタンパク質が、神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、または神経腫瘍性障害に関連する(例えば、異常に発現する)、実施形態164に記載のAAV粒子。
166.前記治療用タンパク質またはその機能的変異型が、アポリポタンパク質E(APOE)(例えば、ApoE2、ApoE3及び/またはApoE4);運動ニューロン(SMN)1またはSMN2のヒトでの残存;グルコセレブロシダーゼ(GBA1);芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素(AADC);アスパルトアシラーゼ(ASPA);トリペプチジルペプチダーゼI(CLN2);ベータガラクトシダーゼ(GLB1);N-スルホグルコサミンスルホヒドロラーゼ(SGSH);N-アセチル-アルファ-グルコサミニダーゼ(NAGLU);イズロン酸2-スルファターゼ(IDS);細胞内コレステロール輸送体(NPC1);ギガキソニン(GAN);またはそれらの組み合わせから選択される、実施形態164または165に記載のAAV粒子。
167.前記抗体または抗体結合断片が、
(i)CNS関連標的、例えば、神経障害または神経変性障害に関連する抗原、例えば、β-アミロイド、APOE、タウ、SOD1、TDP-43、ハンチンチン(HTT)、及び/またはシヌクレイン;
(ii)筋肉もしくは神経筋に関連の標的、例えば、筋肉障害もしくは神経筋障害に関連する抗原;または
(iii)神経腫瘍関連の標的、例えば、神経腫瘍性障害に関連する抗原、例えば、HER2、またはEGFR(例えば、EGFRvIII)に結合する、実施形態164に記載のAAV粒子。
168.前記酵素が、メガヌクレアーゼ、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、TALEN、リコンビナーゼ、インテグラーゼ、塩基編集因子、Cas9、またはそれらの断片を含む、実施形態164に記載のAAV粒子。
169.前記遺伝子編集システムの構成要素がCRISPR-Casシステムの1以上の構成要素を含む、実施形態164に記載のAAV粒子。
170.前記CRISPR-Casシステムの前記1以上の構成要素が、Cas9、例えば、Cas9オルソログまたはCpf1、及び単一ガイドRNA(sgRNA)を含み、任意でその際、
(i)前記sgRNAは前記cas9酵素の上流(5’)に位置し;または
(ii)前記sgRNAは前記cas9酵素の下流(3’)に位置する、実施形態164または169に記載のAAV粒子。
171.前記RNAi剤(例えば、dsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、stRNA、lncRNA、piRNA、またはsnoRNA)が、CNS関連の遺伝子、mRNA、及び/またはタンパク質の発現を調節する、例えば、阻害する、実施形態164に記載のAAV粒子。
172.前記CNS関連の遺伝子が、SOD1、MAPT、APOE、HTT、C9ORF72、TDP-43、APP、BACE、SNCA、ATXN1、ATXN3、ATXN7、SCN1A-SCN5A、SCN8A-SCN11A、またはそれらの組み合わせから選択される、実施形態171に記載のAAV粒子。
173.前記ペイロードをコードする前記核酸配列に操作可能に連結されたプロモーターを含むウイルスゲノムを含む、実施形態162~172のいずれか1つに記載のAAV粒子。
174.前記プロモーターが、ヒト伸長因子1α-サブユニット(EF1α)、サイトメガロウイルス(CMV)前初期エンハンサー及び/またはプロモーター、ニワトリβアクチン(CBA)及びその誘導体CAG、βグルクロニダーゼ(GUSB)、またはユビキチンC(UBC)、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、血小板由来増殖因子(PDGF)、血小板由来増殖因子B鎖(PDGF-β)、細胞間接着分子2(ICAM-2)、シナプシン(Syn)、メチルCpG結合タンパク質2(MeCP2)、Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII(CaMKII)、代謝型グルタミン酸受容体2(mGluR2)、ニューロフィラメント軽鎖(NFL)または重鎖(NFH)、β-グロビンミニ遺伝子nβ2、プレプロエンケファリン(PPE)、エンケファリン(Enk)及び興奮性アミノ酸輸送体2(EAAT2)、グリア線維性酸性タンパク質(GFAP)、ミエリン塩基性タンパク質(MBP)、心血管プロモーター(例えば、αMHC、cTnT、及びCMV-MLC2k)、肝臓プロモーター(例えば、hAAT、TBG)、骨格筋プロモーター(例えば、デスミン、MCK、C512)、またはそれらの断片、例えば、切詰め型、または機能的変異型から選択される、実施形態173に記載のAAV粒子。
175.前記ウイルスゲノムがさらに、ポリAシグナル配列を含む、実施形態173または174のいずれか1つに記載のAAV粒子。
176.前記ウイルスゲノムがさらに、逆方向末端反復(ITR)配列を含む、実施形態173~175のいずれか1つに記載のAAV粒子。
177.前記ウイルスゲノムが、前記コードされたペイロードに対して5’に位置するITR配列を含む、実施形態173~176のいずれか1つに記載のAAV粒子。
178.前記ウイルスゲノムが、前記コードされたペイロードに対して3’に位置するITR配列を含む、実施形態173~177のいずれか1つに記載のAAV粒子。
179.前記ウイルスゲノムが、前記コードされたペイロードに対して5’に位置するITR配列及び前記コードされたペイロードに対して3’に位置するITR配列を含む、実施形態173~178のいずれか1つに記載のAAV粒子。
180.前記ウイルスゲノムがさらに、エンハンサー、コザック配列、イントロン領域、及び/またはエクソン領域を含む、実施形態173~179のいずれか1つに記載のAAV粒子。
181.前記ウイルスゲノムがさらに、miR結合部位を含む、例えば、対応するmiRNAが発現している細胞または組織にて前記ウイルスゲノムによってコードされる前記ペイロードの発現を調節する、例えば、減らすmiR結合部位を含む、実施形態173~180のいずれか1つに記載のAAV粒子。
182.前記ウイルスゲノムがmiR結合部位の少なくとも1~5コピー、例えば、少なくとも1、2、3、4、または5コピーを含む、実施形態173~181のいずれか1つに記載のAAV粒子。
183.前記ウイルスゲノムがmiR結合部位の少なくとも3つのコピーを含み、任意でその際、3つのコピーすべてが同じmiR結合部位を含む、または少なくとも1つ、2つ、またはすべてのコピーが異なるmiR結合部位を含む、実施形態173~182のいずれか1つに記載のAAV粒子。
184.前記ウイルスゲノムがmiR結合部位の少なくとも4つのコピーを含み、任意でその際、4つのコピーすべてが同じmiR結合部位を含む、または少なくとも1つ、2つ、3つまたはすべてのコピーが異なるmiR結合部位を含む、実施形態173~182のいずれか1つに記載のAAV粒子。
185.前記miR結合部位が、miR122結合部位、miR183結合部位、miR-142-3p、またはそれらの組み合わせを含み、任意でその際:
(i)前記miR122結合部位が、配列番号3672のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または配列番号3672の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を有するヌクレオチド配列を含む;
(ii)前記miR183結合部位が、配列番号3675のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または配列番号3675の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を有するヌクレオチド配列を含む;及び/または
(iii)前記miR-142-3p結合部位が、配列番号3674のヌクレオチド配列、もしくはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列;または配列番号3674の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を有するヌクレオチド配列を含む、実施形態181~184のいずれか1つに記載のAAV粒子。
186.前記ウイルスゲノムが一本鎖である、実施形態173~185のいずれか1つに記載のAAV粒子。
187.前記ウイルスゲノムがさらに、Repタンパク質、例えば、非構造タンパク質をコードするヌクレオチド配列を含み、前記Repタンパク質がRep78タンパク質、Rep68、Rep52タンパク質、及び/またはRep40タンパク質を含む、実施形態173~186のいずれか1つに記載のAAV粒子。
188.前記Rep78タンパク質、前記Rep68タンパク質、前記Rep52タンパク質、及び/または前記Rep40タンパク質が、少なくとも1つのRep遺伝子によってコードされる、実施形態187に記載のAAV粒子。
189.前記ウイルスゲノムがさらに、実施形態1~124または146のいずれか1つに記載のAAVカプシド変異型をコードする核酸配列を含む、実施形態173~188のいずれか1つに記載のAAV粒子。
190.単離されている、例えば、組換えである、実施形態162~189のいずれか1つに記載のAAV粒子。
191.配列番号1~1724のいずれかの親アミノ酸配列を含むポリペプチドであって、それに挿入された1以上の標的指向化ペプチド挿入断片を有し、前記標的指向化ペプチド挿入断片が配列番号1725~3622の標的指向化ペプチドのいずれかから選択される2~9のアミノ酸の連続したアミノ酸配列領域を個別に含む、前記ポリペプチド。
192.前記ポリペプチドが第1の標的指向化ペプチド挿入断片を有し、前記第1の標的指向化ペプチド挿入断片が、配列番号1725~3622の標的指向化ペプチドのいずれかから選択される少なくとも5つのアミノ酸の連続したアミノ酸領域を有する、実施形態191に記載のポリペプチド。
193.VP1、VP2、及びVP3タンパク質を含むAAVカプシドであって、前記VP1、VP2、及びVP3タンパク質のそれぞれが、実施形態191または192のもののうちのいずれかのポリペプチドを含む、前記AAVカプシド。
194.前記親アミノ酸配列が配列番号138である、実施形態191に記載のポリペプチド。
195.前記親アミノ酸配列が置換、K449Rを有する、実施形態194に記載のポリペプチド。
196.前記第1の標的指向化ペプチド挿入断片が、前記親アミノ酸配列のアミノ酸586の直後に挿入されるアミノ酸配列PLNGAVHLY(配列番号3648)を含む、実施形態194または195に記載のポリペプチド。
197.前記親アミノ酸配列の587位~588位にてアミノ酸「AQ」の欠失をさらに含む、実施形態196に記載のポリペプチド。
198.前記第1の標的指向化ペプチド挿入断片が、前記親アミノ酸配列のアミノ酸586の直後に挿入されるアミノ酸配列GGTLAVVSL(配列番号3654)を含む、実施形態194または195に記載のポリペプチド。
199.前記親アミノ酸配列の587位~588位にてアミノ酸「AQ」の欠失をさらに含む、実施形態198に記載のポリペプチド。
200.前記第1の標的指向化ペプチド挿入断片が、前記親アミノ酸配列のアミノ酸589の直後に挿入されるRDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)から選択される7アミノ酸配列を含む、実施形態194または195に記載のポリペプチド。
201.前記第1の標的指向化ペプチド挿入断片が、前記親アミノ酸配列のアミノ酸588の直後に挿入される7アミノ酸配列IVMNSLK(配列番号3651)を含む、実施形態194または195に記載のポリペプチド。
202.前記親アミノ酸配列が配列番号5である、実施形態191に記載のポリペプチド。
203.前記親アミノ酸配列が置換、K449Rを有する、実施形態202に記載のポリペプチド。
204.VP1、VP2、及びVP3タンパク質を含むAAVカプシドであって、前記VP1、VP2、及びVP3タンパク質のそれぞれが、実施形態194~203のもののうちのいずれかのポリペプチドを含む、前記AAVカプシド。
205.実施形態191~204のいずれかに記載のポリペプチドまたはカプシドタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
206.DNAであり、前記DNAの配列はコドンが最適化されている、実施形態205に記載のポリヌクレオチド。
207.実施形態193または205のいずれかに記載のカプシドと、治療用ペイロードをコードするベクターゲノムとを含むAAV粒子。
208.治療用ペイロードが目的の遺伝子である、実施形態207に記載のAAV粒子。
209.前記治療用ペイロードが治療用RNAをコードする、実施形態208に記載のAAV粒子。
210.配列番号3636~3647のいずれかから成る群から選択されるAAVのVP1カプシド。
211.実施形態210に記載のAAVのVP1カプシドタンパク質のいずれかをコードするポリヌクレオチド。
212.実施形態1~124または146のいずれか1つに記載のAAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチド、実施形態126~128、147~161、205~206、または211のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド、実施形態129~145または161のいずれか1つに記載のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードするポリヌクレオチド、あるいは実施形態191~192または194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むベクター。
213.実施形態1~124または146のいずれか1つに記載のAAVカプシド変異型、実施形態126~128、147~161、205~206,または211のいずれか1つに記載のポリヌクレオチド、実施形態129~145または161のいずれか1つに記載のペプチド、実施形態191~192または194~203のいずれか1つに記載のポリペプチド、実施形態162~190または207~209のいずれか1つに記載のAAV粒子、あるいは実施形態212に記載のベクターを含む細胞、例えば、宿主細胞。
214.前記細胞が哺乳類細胞または昆虫細胞である、実施形態213に記載の細胞。
215.前記細胞が脳領域または脊髄領域の細胞であり、任意で、前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、尾状核、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床、被殻、頸部脊髄領域、胸部脊髄領域、及び/または腰部脊髄領域の細胞である、実施形態213または214に記載の細胞。
216.前記細胞が、ニューロン、感覚ニューロン、運動ニューロン、星状細胞、または筋肉細胞(例えば、心臓、横隔膜、または大腿四頭筋の細胞)である、実施形態213または214に記載の細胞。
217.AAV粒子を作製する方法であって,
(i)ウイルスゲノムを含む宿主細胞を提供することと、
(ii)実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のAAVカプシド変異型、または実施形態125~128もしくは147~161のいずれか1つに記載のポリヌクレオチドによってコードされるAAVカプシド変異型に前記ウイルスゲノムを封入するのに好適な条件下で宿主細胞をインキュベートすることとを含み、
それによってAAV粒子を作製する、前記方法。
218.工程(i)の前に、前記ウイルスゲノムを含む第1の核酸分子を前記宿主細胞に導入することをさらに含む、実施形態217に記載の方法。
219.前記宿主細胞が前記カプシド変異型をコードする第2の核酸を含む、実施形態217または218に記載の方法。
220.前記第2の核酸分子が、前記第1の核酸分子の前に、と同時に、または後に前記宿主細胞に導入される、実施形態217~219のいずれか1つに記載の方法。
221.医薬組成物であって、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子と、薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物。
222.細胞または組織(例えば、CNS細胞、CNS組織、筋肉細胞,または筋肉組織)にペイロードを送達する方法であって、実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子の有効量を投与することを含む、前記方法。
223.前記細胞が脳領域または脊髄領域の細胞であり、任意で、前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、尾状核、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床、被殻、頸部脊髄領域、胸部脊髄領域、及び/または腰部脊髄領域の細胞である、実施形態222に記載の方法。
224.前記細胞が、ニューロン、感覚ニューロン、運動ニューロン、星状細胞、または筋肉細胞(例えば、心臓、横隔膜、または大腿四頭筋の細胞)である、実施形態222または223に記載の方法。
225.前記細胞または組織が対象内にある、実施形態222~224のいずれか1つに記載の方法。
226.前記対象が、神経障害、例えば、神経変性障害を有する、有すると診断されている、または有するリスクがある、実施形態225に記載の方法。
227.前記対象が、筋肉障害、例えば、神経筋障害を有する、有すると診断されている、または有するリスクがある、実施形態225に記載の方法。
228.前記対象が、神経腫瘍性障害を有する、有すると診断されている、または有するリスクがある、実施形態225に記載の方法。
229.神経障害、例えば、神経変性障害を有するまたは有すると診断されている対象を治療する方法であって、実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
230.筋肉障害または神経筋障害を有するまたは有すると診断されている対象を治療する方法であって、実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
231.神経腫瘍性障害を有するまたは有すると診断された対象を治療する方法であって、実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
232.治療することが前記対象における前記疾患または障害の進行の防止を含む、実施形態229~231のいずれか1つに記載の方法。
233.前記対象がヒトである、実施形態225~232に記載の方法。
234.前記AAV粒子が、筋肉内に、静脈内に、脳内に、髄腔内に、脳室内に、実質内投与を介して、または大槽内注射(ICM)を介して前記対象に投与される、実施形態225~233のいずれか1つに記載の方法。
235.前記AAV粒子が、集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せた集束超音波(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSを介して前記対象に投与される、実施形態225~233のいずれか1つに記載の方法。
236.前記AAV粒子が前記対象に静脈内で投与される、実施形態225~235のいずれか1つに記載の方法。
237.前記AAV粒子の投与が、遺伝子、mRNA、タンパク質、またはそれらの組み合わせの存在、レベル、及び/または活性の低下をもたらす、実施形態222~236のいずれか1つに記載の方法。
238.前記AAV粒子の投与が、遺伝子、mRNA、タンパク質、またはそれらの組み合わせの存在、レベル、及び/または活性の上昇をもたらす、実施形態222~148のいずれか1つに記載の方法。
239.細胞または組織にペイロードを送達する方法で使用するための、実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子。
240.神経障害、神経変性障害、筋肉障害、神経筋障害または神経腫瘍性障害を治療する方法で使用するための実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは196のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子。
241.薬物の製造で使用するための実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子。
242.神経障害、神経変性障害、筋肉障害、神経筋障害または神経腫瘍性障害を治療するための薬物の製造における実施形態221に記載の医薬組成物、実施形態162~190のいずれか1つに記載のAAV粒子、実施形態1~124もしくは146のいずれか1つに記載のカプシド変異型を含むAAV粒子、実施形態129~145もしくは161のいずれか1つに記載のペプチドを含むAAV粒子、または実施形態191~192もしくは194~203のいずれか1つに記載のポリペプチドを含むAAV粒子の使用。
上述した及び他の目的、特徴、及び利点は、付属の図面において図示されるように、本開示の特定の実施形態の以下の説明から明らかになる。図面は、必ずしも原寸に比例するとは限らず、代わりに、本開示の種々の実施形態の原理を示すことに重点が置かれている。
本開示の1以上の実施形態の詳細は添付の以下の説明において述べられている。本明細書に記載されている物質及び方法と同様もしくは同等の任意の物質及び方法を本開示の実践または試験において使用することができるが、好ましい物質及び方法はこれから説明される。本開示の他の特徴、目的、及び利点は説明から明らかになる。説明では、文脈が別途明確に指示しない限り、単数形態は複数形態も含む。他に定義されない限り、本明細書にて使用される技術用語及び科学用語はすべて、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。矛盾する場合は、現在の説明が優先されることになる。特定の用語は定義のセクションにて及び全体を通して定義されている。
本明細書に記載されているのは、とりわけ、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含む組成物、ならびにそれを作製する方法及び使用する方法である。一般に、AAVカプシド変異型は、細胞または組織、例えば、CNS組織、CNS細胞、筋肉細胞、または筋肉組織へのペイロードの送達のために前記細胞または組織に対する指向性を増強している。
以下の本明細書の実施例で実証されているように、本明細書に記載されている特定のAAVカプシド変異型は、野生型AAV9を超える、(i)静脈内投与後の血液脳関門を通る浸透度の上昇、(ii)複数の脳領域、例えば、前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬の全体にわたるさらに広い分布、及び/または(iii)複数の脳領域におけるペイロード発現の上昇を含む複数の利点を示す。理論に束縛されることを望まないで、これらの利点は、部分的には、脳血管系を介したAAVカプシド変異型の拡散によるものであってもよいと考えられている。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドは、例えば、前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む脳の複数の領域へのペイロードの送達を増強する。
本開示によれば、標的組織(例えば、CNS)に対する指向性が増強されたAAV粒子、ならびにそれらの標的指向化、調製、製剤化及び使用のための関連プロセスが提供される。ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、及びペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードする核酸配列も提供される。これらのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをAAVカプシドタンパク質配列に挿入して、生体内、生体外または試験管内で特定の細胞型、組織、臓器または生物に対する指向性を変更してもよい。
細胞または組織、例えばCNS細胞またはCNS組織に対する指向性が増強されたAAVカプシドを作り出すために、いくつかのアプローチが以前に使用されてきた。アプローチの1つは感染性AAVのDNAの指数関数的複製を誘発するために、アデノウイルスによる培養細胞(その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるGrimm et al.,2008)または原位置での動物組織(その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるLisowski et al.,2014)の同時感染を使用した。別のアプローチには、細胞特異的CREトランスジェニックマウス(その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれるDeverman et al.,2016)を使用して、星状細胞で特異的にウイルスDNA組換えを可能にし、続いてCRE組換えカプシド変異型を回収することが関与した。双方のアプローチの成功は限定的だった。
Deverman et al.(2016)によって使用されたトランスジェニックCREシステムは、他の動物種では取り扱いが制限されており、マウス組織で定向進化によって選択されたAAV変異型は大型動物では同様の特性を示さない。1)関心のある多くの組織(例えば、CNS)はアデノウイルスの同時感染には利用しにくい、2)特定のアデノウイルス指向性自体がライブラリーの分布にバイアスをかける、及び3)大型動物は通常、定義された細胞型でCREリコンビナーゼを発現させるための遺伝子組換えまたは遺伝子操作に適していないので、以前に説明した形質導入特異的アプローチは大型動物の研究には適していない。
これらの制限に対処するために、非トランスジェニック動物における細胞型特異的バイオパニングのための広く適用可能な機能的AAVカプシドライブラリーのスクリーニングプラットフォームが開発され、添付の実施例に記載されている。TRACER(RNAの細胞型特異的な発現によるAAVの指向性再指示(Tropism Redirection of AAV by Cell type specific Expression of RNA))プラットフォームシステムでは、カプシド遺伝子は細胞型特異的プロモーターの制御下に置かれ、ヘルパーウイルスの同時感染の非存在下でカプシドmRNAの発現を駆動する。理論に束縛されることを望まないで、このRNA主導の選別は、特定の細胞型に形質導入するカプシド変異型に有利な選択圧を増加させると考えられている。TRACERプラットフォームは、トランスジェニック動物またはヘルパーウイルスの同時感染を必要とせずにAAVカプシドライブラリーの生成を可能にし、それによって形質導入細胞で発現されたカプシドmRNAの特異的な回収及びサブクローニングを達成する。理論に束縛されることを望まないで、mRNA転写は完全な形質導入の特徴であるので、本明細書で開示されている方法は、完全に感染性のAAVカプシド突然変異型の同定を可能にし、そのさらに高い厳密性に加えて、この方法は、シナプシン-1プロモーター(ニューロン)、GFAPプロモーター(星状細胞)、TBGプロモーター(肝臓)、CAMKプロモーター(骨格筋)、MYH6プロモーター(心筋細胞)のような、しかし、これらに限定されない任意の細胞特異的プロモーターの制御下でCAP mRNAを発現するように設計されたライブラリーを使用して特定の細胞型に対する高い指向性を持つカプシドを特定するのを可能にすると考えられている。本明細書に記載されているのは、例えば、CNS細胞、CNS組織、筋肉細胞、または筋肉組織に対する指向性を増強することを示す、TRACER法を使用して生成された新規AAVカプシド変異型である。
本開示のAAV粒子及びペイロードは、1以上の標的の細胞、組織、臓器、または生物に送達されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、標的の細胞型、組織または臓器に対する増強された指向性を示す。非限定的な例として、AAV粒子は、中枢神経系または末梢神経系(それぞれCNS及びPNS)の細胞及び組織、または筋肉の細胞及び組織に対する増強された指向性を有してもよい。本開示のAAV粒子は、加えて、または代わりに、望ましくない標的の細胞型、組織または臓器に対する低下した指向性を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVは、Parvoviridae科の小さな非エンベロープ二十面体カプシドウイルスを含み、一本鎖DNAウイルスゲノムを特徴とする。Parvoviridae科のウイルスは、脊椎動物に感染するParvovirinaeと無脊椎動物に感染するDensovirinaeの2つのサブファミリーから成る。Parvoviridae科は、ヒト、霊長類、ウシ、イヌ、ウマ、及びヒツジの種を含むが、これらに限定されない脊椎動物宿主で複製可能なAAVを含むディペンドウイルス属を含む。
パルボウイルス及びParvoviridae科の他のメンバーは、Kenneth I.Berns,”Parvoviridae:The Viruses and Their Replication,”Chapter 69 in FIELDS VIROLOGY.(3d Ed.1996)にて一般的に記載されており、その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、AAVは、比較的単純な構造、宿主ゲノムへの組み込み及び複製なしに広範囲の細胞(静止細胞及び分裂細胞を含む)に感染する能力、ならびにそれらの比較的良性の免疫原性プロファイルのために、生物学的ツールとして使用される。ウイルスのゲノムは、特定の組織を標的とし、所望のペイロードを発現するまたは送達するように負荷されるまたは操作される、機能的組換えウイルスまたはウイルス粒子のアセンブリのための最小限の構成要素を含有するように操作されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVは天然に存在する(例えば、野生型)AAVまたは組換えAAVである。いくつかの実施形態では、野生型AAVベクターゲノムは、長さがおよそ5,000ヌクレオチド(nt)の線状一本鎖DNA(ssDNA)分子である。いくつかの実施形態では、逆方向末端反復(ITR)は、5’及び3’末端の双方でウイルスゲノムをキャップし、ウイルスゲノムの複製起点を提供する。いくつかの実施形態では、AAVウイルスゲノムは通常、2つのITR配列を含む。これらのITRは、エネルギー的に安定した二本鎖領域を形成するssDNAの5’末端と3’末端にある自己相補性領域(野生型AAVでは145nt)によって定義される特徴的なT字型ヘアピン構造を有する。二本鎖ヘアピン構造は、宿主ウイルス複製細胞の内在性DNAポリメラーゼ複合体のプライマーとして機能することによって、DNA複製の起点として作用することを含むが、これに限定されない複数の機能を含む。
いくつかの実施形態では、野生型AAVウイルスゲノムはさらに、2つのオープンリーディングフレームのヌクレオチド配列を含み、1つは4つの非構造Repタンパク質(Rep遺伝子によってコードされるRep78、Rep68、Rep52、Rep40)用であり、1つは3つのカプシドまたは構造タンパク質(カプシド遺伝子またはCap遺伝子によってコードされるVP1、VP2、VP3)用である。Repタンパク質は複製及びパッケージングに使用される一方で、カプシドタンパク質は組み立てられて、AAVのタンパク質シェル、またはAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を作り出す。選択的スプライシングと選択的開始コドン及びプロモーターは、1つのオープンリーディングフレームからの4つの異なるRepタンパク質の生成、及び1つのオープンリーディングフレームからの3つのカプシドタンパク質の生成をもたらす。AAV血清型によって異なるが、非限定的な例として、AAV9/hu.14(US7,906,111の配列番号123、その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)については、VP1はアミノ酸1~736を指し、VP2はアミノ酸138~736を指し、VP3はアミノ酸203~736を指す。いくつかの実施形態では、配列番号3636~3647のアミノ酸配列のいずれか1つについては、VP1はアミノ酸1~743を含み、VP2はアミノ酸138~743を含み、VP3はアミノ酸203~743を含む。言い換えれば、VP1は完全長のカプシド配列である一方で、VP2及びVP3は全体のさらに短い構成要素である。その結果、VP3領域の配列における変化はVP1とVP2の変化でもあるが、親配列と比較した差異パーセントは3つの配列の中で最も短い配列であるためVP3で最大になる。ここではアミノ酸配列に関して説明されているが、これらのタンパク質をコードする核酸配列も同様に説明することができる。一緒に、3つのカプシドタンパク質が集合してAAVカプシドタンパク質を作り出す。理論に束縛されることを望まないで、AAVカプシドタンパク質は通常、1:1:10のモル比のVP1:VP2:VP3を含む。
本開示のAAVベクターは、組換えにより産生されてもよく、アデノ随伴ウイルス(AAV)の親配列または参照配列に基づいてもよい。一本鎖AAVウイルスゲノム(例えば、ssAAV)に加えて、本開示は自己相補性AAV(scAAV)ウイルスゲノムも提供する。scAAVベクターゲノムは一緒にアニーリングして二本鎖DNAを形成するDNA鎖を含有する。第2の鎖の合成を省略することによって、scAAVは形質導入細胞での迅速な発現を可能にする。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子はscAAVである。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子はssAAVである。
AAV粒子を生成する及び/または改変する方法は、偽型AAVベクター(これらのそれぞれの内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれるPCT特許公開第WO200028004号;同第WO200123001号;同第WO2004112727号;同第WO2005005610号;及び同第WO2005072364号)のような当該技術分野で開示されている。
本明細書に記載されているように、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、及びウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子は、細胞型または組織、例えば、CNS細胞型、CNS領域、もしくはCNS組織、または筋肉細胞型もしくは筋肉組織に対する増強された指向性を有する。いくつかの実施形態では、挿入されたペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを伴うカプシド、及びウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子は、ヒトのCNSまたは筋肉の細胞型、領域、または組織に対する増強された指向性を有してもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド
本明細書で開示されているのは、標的組織(例えば、CNSまたはPNSの細胞)の強化されたまたは改善された形質導入のためのペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、及びペプチド、例えば、標的指向化ペプチド挿入断片を伴うAAVカプシドポリペプチド、例えばAAVカプシド変異型を含む関連するAAV粒子である。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、単離された、例えば組換えのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドである。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードする核酸は、単離された、例えば組換えの核酸である。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子をCNSの細胞、領域、または組織に向かわせてもよい。CNSの細胞は、ニューロン(例えば、興奮性、抑制性、運動、感覚、自律神経、交感神経、副交感神経、プルキンエ、ベッツなど)、グリア細胞(例えば、ミクログリア、星状細胞、オリゴデンドロサイト)及び/または免疫細胞(例えば、T細胞)のような脳の支持細胞であってもよいが、これらに限定されない。CNSの組織は、皮質(例えば、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉)、視床、視床下部、線条体、被殻、尾状核、海馬、嗅内皮質、大脳基底核、または深部小脳核であってもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子をPNSの細胞、領域、または組織に向かわせてもよい。PNSの細胞または組織は、後根神経節(DRG)であってもよいが、これに限定されない。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは静脈内投与後にAAV粒子をCNS(例えば、皮質)に向かわせてもよい。いくつかの実施形態では、集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せた集束超音波(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSに続いて、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子をCNS(例えば、皮質)に向かわせてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは静脈内投与後にAAV粒子をPNS(例えば、DRG)に向かわせてもよい。いくつかの実施形態では、集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せた集束超音波(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSに続いて、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子をPNS(例えば、DRG)に向かわせてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子を筋肉の細胞、領域、または組織に向かわせてもよい。いくつかの実施形態では、筋肉は心筋である。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは静脈内投与の後、AAV粒子を筋肉の細胞、領域、または組織に向かわせてもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは長さが異なってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは長さが約3~約20アミノ酸である。非限定的な例として、標的指向化ペプチドは、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または3~5、3~8、3~10、3~12、3~15、3~18、3~20、5~10、5~15、5~20、10~12、10~15、10~20、12~20、または15~20のアミノ酸の長さであってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチドは長さ約6~12アミノ酸、例えば、長さ約9アミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは長さ約5~10アミノ酸、例えば、長さ約7アミノ酸を含む。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、隣接(または連続)または非隣接(または連続ではない)であってもよく、または分断であってもよく、または長さが変化してもよいアミノ酸配列を介在させることによって2以上のアミノ酸配列にわたって分割されてもよい。隣接ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは長さが異なってもよい。非限定的な例として、隣接ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または3~5、3~8、3~10、3~12、3~15、3~18、3~20、5~10、5~15、5~20、10~12、10~15、10~20、12~20、または15~20のアミノ酸の長さであってもよい。非隣接ペプチドまたは分断ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは長さが異なってもよい。非限定的な例として、非隣接ペプチドまたは分断ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または3~5、3~8、3~10、3~12、3~15、3~18、3~20、5~10、5~15、5~20、10~12、10~15、10~20、12~20、または15~20のアミノ酸の長さであってもよい。介在アミノ酸配列は長さが異なってもよい。非限定的な例として、介在ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または3~5、3~8、3~10、3~12、3~15、3~18、3~20、5~10、5~15、5~20、10~12、10~15、10~20、12~20、または15~20のアミノ酸の長さであってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、当該技術分野で知られている任意のスライディングウィンドウアルゴリズムによって同定され、及び/または設計されてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、及び関連するAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のライブラリーから同定されてもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、5~10アミノ酸配列、例えば、6~10アミノ酸配列、6~9アミノ酸配列、7~10アミノ酸配列、7~9アミノ酸配列、8~10アミノ酸配列、7アミノ酸配列、8アミノ酸配列、または9アミノ酸配列であってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは5アミノ酸配列(5アミノ酸長)であってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは6アミノ酸配列(6アミノ酸長)であってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは7アミノ酸配列(7アミノ酸長)であってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは9アミノ酸配列(9アミノ酸長)であってもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはまた、それらの作成または設計の方法が異なってもよく、非限定的な例には、無作為ペプチド選択、部位飽和突然変異誘発、及び/またはペプチドの特定領域(例えば、フランキング領域または中央コア)の最適化が含まれる。
いくつかの実施形態では、ペプチドライブラリー、例えば、標的指向化ペプチドライブラリーは、PCRによって無作為に生成された長さ7アミノ酸(7アミノ酸長)の標的指向化ペプチドを含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドのライブラリーは3つの変異したアミノ酸を持つペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含む。いくつかの実施形態では、これらの3つの変異したアミノ酸は連続した、または隣接したアミノ酸である。別の実施形態では、これらの3つの変異したアミノ酸は連続しない、または隣接しない、または分断したアミノ酸である。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは5アミノ酸長である。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは6アミノ酸長である。いくつかの実施形態では、親ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは7アミノ酸長である。別の実施形態では、親ペプチドは9アミノ酸長である。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドのライブラリーは、7アミノ酸長のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含み、その際、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、及び/またはフランキング配列のアミノ酸は3の連続したアミノ酸の部位飽和変異誘発を介して発展させる。いくつかの実施形態では、NNK(N=任意の塩基;K=GまたはT)コドンを使用して部位飽和変異配列を生成する。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片(例えば、AAVカプシド変異型)を伴うカプシドタンパク質を含むAAV粒子が生成され、レポーター(例えばGFP)をコードするウイルスゲノムがその中に封入される。次いで、AAVカプシド変異型を含むこれらのAAV粒子(またはAAVカプシドライブラリー)を、尾静脈への静脈内送達によってトランスジェニック齧歯類(例えば、マウス)に投与する。これらのカプシドライブラリーをcre発現マウスに投与すると、Creの発現により、標的組織でレポーターペイロードが発現する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドmRNAの発現は、例えば、細胞型特異的プロモーターの制御下で調節されてもよく、またはそれによって駆動されてもよい。ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片、及びその中に封入されたレポーターをコードするウイルスゲノムを含んでもよいそのようなカプシドは、例えば、尾静脈への静脈内送達によって、例えば、C57BL/6マウス、BALB/Cマウス、及びラットのような、しかし、これらに限定されない非トランスジェニック齧歯類(例えば、マウス)に投与されてもよい。このようなカプシドライブラリーの非トランスジェニック齧歯類への投与は、細胞型特異的プロモーターにより、標的組織におけるレポーターペイロードの発現をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドmRNAの発現は、例えば、細胞型特異的プロモーターの制御下にあってもよく、またはそれによって駆動されてもよい。ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド挿入断片、及びその中に封入されたレポーターをコードするウイルスゲノムを含んでもよいそのようなカプシドは、例えば、伏在静脈への静脈内送達によって、例えば、カニクイザル及びアカゲザルのような、しかし、これらに限定されない非ヒト霊長類に投与されてもよい。このようなカプシドライブラリーの非ヒト霊長類への投与は、細胞型特異的プロモーターにより、標的組織におけるレポーターペイロードの発現をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を伴うカプシドタンパク質を含むAAV粒子は、以後、ペプチドディスプレイカプシドライブラリーと呼ばれてもよい。
AAV粒子及び/またはウイルスゲノムは、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの同定のために標的組織から回収されてもよく、濃縮されている関連AAV粒子は標的組織の増強された形質導入を示す。次世代シーケンシング(NGS)、ウイルスゲノム定量、生化学的アッセイ、免疫組織化学及び/または標的組織試料の画像化のような、しかし、これらに限定されない当該技術分野における標準的な方法を使用して、濃縮を判定してもよい。
標的組織は、対象の任意の細胞、組織または臓器であってもよい。非限定的な例として、試料は、脳、脊髄、後根神経節及び関連する根部、肝臓、心臓、腓腹筋、ヒラメ筋、膵臓、腎臓、脾臓、肺、副腎、胃、坐骨神経、伏在神経、甲状腺、目(視神経の有無にかかわらず)、脳下垂体、骨格筋(大腿直筋)、結腸、十二指腸、回腸、空腸、脚の皮膚、上頸神経節、膀胱、卵巣、子宮、前立腺、精巣、及び/または病変を有する、もしくは目的のものとして特定された任意の部位から採取されてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1に示される配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表2に示される配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、例えば、表2に記載されているようなペプチド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれか1つのアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは単離されている、例えば、組換えである。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む。
いくつかの実施形態では、3つの連続したアミノ酸はPLNを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はPLNG(配列番号3678)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はPLNGA(配列番号3679)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はPLNGAV(配列番号3680)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はPLNGAVH(配列番号3681)を含む。いくつかの実施形態では、連続した8つのアミノ酸はPLNGAVHL(配列番号3682)を含む。いくつかの実施形態では、連続する9つのアミノ酸はPLNGAVHLY(配列番号3648)を含む。
いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はNGAV(配列番号3683)を含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はGAVH(配列番号3684)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はNGAVH(配列番号3685)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はGAVHL(配列番号3686)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はAVHLY(配列番号3687)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はNGAVHL(配列番号3688)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はNGAVHLY(配列番号3689)を含む。
いくつかの実施形態では、連続した3つのアミノ酸はYSTを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はYSTD(配列番号3690)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はYSTDE(配列番号3691)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はYSTDV(配列番号3700)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はYSTDER(配列番号3692)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はYSTDVR(配列番号3701)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDERM(配列番号3657)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDERK(配列番号3658)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDVRM(配列番号3650)を含む。
いくつかの実施形態では、連続した3つのアミノ酸はIVMを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はIVMN(配列番号3693)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はIVMNS(配列番号3694)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はIVMNSL(配列番号3695)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はIVMNSLK(配列番号3651)を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列、またはPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有し、任意で7位がHであるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、RDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列、またはRDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列、またはIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、YSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列、またはYSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、RESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列、またはRESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有する配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、表1または表2に示す配列のいずれかと50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性があるアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3648のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3649のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3650のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3651のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3652のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3653のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3654のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3655のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3656のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3657のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3658のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3659のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1726を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1729を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1760を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1769を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3622を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1798を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1785を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1767を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1734を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1737を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1819を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、本明細書で開示されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチドのいずれかの4以上の連続したアミノ酸を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、表1または表2に示される配列のいずれかの4つの連続したアミノ酸を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1または表2に示される配列のいずれかの5つの連続したアミノ酸を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1または2に示される配列のいずれかの6つの連続したアミノ酸を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、本明細書に記載されているヌクレオチド配列、例えば、表2のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは、配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは、配列番号3660のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペプチドは、配列番号3663のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、例えば、ペプチド1~12をコードするヌクレオチド配列は、例えば、表2に記載されているような本明細書に記載されているヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチドをコードする核酸配列は、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性)ヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチドをコードする核酸配列は、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードするヌクレオチド配列は、単離されている、例えば、組換えである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチドをコードするヌクレオチド配列は、配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチドをコードする核酸配列は、配列番号3660のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含むヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチドをコードする核酸は、配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているペプチドをコードする核酸は、配列番号3663のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含むヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片(例えば、AAVカプシド変異型)を伴ったAAVカプシド、例えば、及びAAVカプシド変異型を含み、その際、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1または表2のいずれかに示されるアミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片(例えば、AAVカプシド変異型)を伴ったAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含み、その際、ペプチドは表1または表2のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸を有する。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片(例えば、AAVカプシド変異型)を伴ったAAVカプシドポリペプチド、例えば、及びAAVカプシド変異型を含み、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1または2のいずれかに示される配列のいずれかの少なくとも3、4、5、6、7、8、または9の連続するアミノ酸を含むアミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片(例えば、AAVカプシド変異型)を伴ったAAVカプシド、例えば、及びAAVカプシド変異型を含み、その際、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは表1または表2のいずれかに示される配列のいずれかに対して実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を有する。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から2位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から3位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から3位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から4位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から4位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から4位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から5位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から5位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から5位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の4位のアミノ酸から5位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から6位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から6位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から6位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の4位のアミノ酸から6位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の5位のアミノ酸から6位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の4位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の5位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の6位のアミノ酸から7位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の4位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の5位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の6位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の7位のアミノ酸から8位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の1位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の2位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の3位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の4位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の5位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の6位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の7位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622または3648~3659の8位のアミノ酸から9位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の1位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の2位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の3位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の4位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の5位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の6位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の7位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の8位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号1725~3622の9位のアミノ酸から10位のアミノ酸までを含んでもよい。
本開示はまた、上述のペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、及びAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のいずれかをコードする核酸またはポリヌクレオチド、それらを含むAAV粒子、ベクター、及び細胞も提供する。
いくつかの実施形態では、親AAVカプシド、例えば親配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの挿入は、親アミノ酸配列と比べて組み合わせの挿入/置換をもたらす。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドのアミノ酸すべてが親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの1つのアミノ酸が親AAVカプシド内の1つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの2つのアミノ酸が親AAVカプシド内の2つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの3つのアミノ酸が親AAVカプシド内の3つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの4つのアミノ酸が親AAVカプシド内の4つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの5つのアミノ酸が親AAVカプシド内の5つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの6つのアミノ酸が親AAVカプシド内の6つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの7つのアミノ酸が親AAVカプシド内の7つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの8つのアミノ酸が親AAVカプシド内の8つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの9つのアミノ酸が親AAVカプシド内の9つのアミノ酸を置換する一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列に挿入される。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの1つのアミノ酸が親AAVカプシド、例えば、親配列に挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの2つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの3つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの4つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの5つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの6つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの7つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの8つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの9つのアミノ酸が親AAVカプシドに挿入される一方で、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの残りのアミノ酸は親AAVカプシド配列の対応するアミノ酸を置換する。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの特定のアミノ酸は、元の親AAVカプシド配列、例えば、親配列にあるように係留され、及び/または保持されてもよい。特定の実施形態では、これらの係留されたアミノ酸は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドにて中心に位置して分割挿入-アンカー-挿入設計をもたらす。同様に、非限定的な例として、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの挿入は分割挿入-置換-挿入設計をもたらしてもよい。非限定的な例として、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの親AAVカプシド配列への挿入は分割置換-挿入-置換設計をもたらしてもよい。非限定的な例として、分割設計のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、図4(例えば、TNHQSXXXXAVXXXAQAQT(配列番号3699))に示される通りであってもよい。
いくつかの実施形態では、親AAVカプシド配列、例えば親配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの挿入は親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または突然変異をもたらしてもよい。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初のアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列のアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の2つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて2つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の3つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて3つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の4つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて4つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の5つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて5つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の6つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて6つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の7つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて7つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の8つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて8つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の9つのアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて9つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初の10のアミノ酸(N末端)は親AAVカプシド配列にて10のアミノ酸を置換する。
特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後のアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列のアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の2つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて2つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の3つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて3つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の4つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて4つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の5つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて5つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の6つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて6つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の7つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて7つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の8つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて8つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の9つのアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて9つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最後の10のアミノ酸(C末端)は親AAVカプシド配列にて10のアミノ酸を置換する。
特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初(N末端)の及び最後(C末端)のアミノ酸は親AAVカプシド配列、例えば、親配列にてアミノ酸を置換してもよい。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初(N末端)の2つ及び最後(C末端)の2つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にてアミノ酸を置換してもよい。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの最初(N末端)の3つ及び最後(C末端)の3つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にてアミノ酸を置換してもよい。特定の実施形態では、置換は、N末端置換及びC末端置換に関して非対称であり、上記のいずれかの任意の組み合わせであってもよい。
特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの1つのアミノ酸は親AAVカプシド配列、例えば、親配列にて1つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの2つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて2つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの3つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて3つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの4つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて4つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの5つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて5つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの6つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて6つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの7つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて7つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの8つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて8つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの9つのアミノ酸は親AAVカプシド配列にて9つのアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの10のアミノ酸は親AAVカプシド配列にて10のアミノ酸を置換する。特定の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドのアミノ酸すべては親AAVカプシド配列にて同じ数のアミノ酸を置換する。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドを含んでもよく、その際、前記ポリヌクレオチドはさらに、核酸挿入断片、例えば、標的指向化核酸挿入断片を含み、該核酸挿入断片は、Hanlon et al.,2019(Hanlon et al.,Mol.Ther.Methods Clin.Dev.2019,Oct.23;15:320-332、その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)に記載されているもののいずれかを実質的に含むヌクレオチド配列を有する。非限定的に、核酸挿入断片、例えば標的指向化核酸挿入断片は、AAV-Sを実質的に含むヌクレオチド配列を有する。非限定的な例として、標的指向化核酸挿入断片は、AAV-Fを実質的に含むヌクレオチド配列を有する。
核酸挿入断片、例えば、標的指向化核酸挿入断片を含む本開示のAAV粒子は、親カプシド配列と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%以上の同一性があるカプシドポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を有してもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を含む本開示のAAV粒子は、親カプシド配列と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%以上の同一性があるアミノ酸配列を有してもよい。
AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはポリペプチドに挿入され、包含され、または別の方法で組み込まれる。いくつかの実施形態では、そのようなポリペプチドは、「親ポリペプチド」または「出発ポリペプチド」または「親アミノ酸配列」と呼ばれてもよく、そのような挿入断片は、「標的指向化ペプチド挿入断片」、「ペプチド挿入断片」または「アミノ酸配列挿入断片」と呼ばれてもよい。いくつかの実施形態では、明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片、及びポリペプチド、例えば、本明細書に記載されているさらに大きなポリペプチドを含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は親AAVカプシドよりも長いアミノ酸配列を有する。他の実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は親AAVカプシドと同じ長さのアミノ酸配列を有する。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は親AAVカプシドよりも短いアミノ酸配列を有する。
5~50の連続したアミノ酸の配列を含むペプチド、例えば、標的指向化ペプチドが親ポリペプチドに挿入される場合、挿入は親ポリペプチドの2つのアミノ酸の間であってもよい。挿入は分割挿入であってもよく、それによって、ペプチド挿入断片の1つの隣接部分が親ポリペプチドの2つのアミノ酸の第1のセットの間に挿入され、ペプチドの第2の部分は親ポリペプチドの2つのアミノ酸の第2のセットの間、例えば、異なる部位に挿入される。この第1の部位と第2の部位との間に、親ポリペプチドの任意の数のアミノ酸が保持されてもよい。いくつかの実施形態では、親ポリペプチドにおける1、2、3、4、5、6、7、8、または9のアミノ酸が第1及び第2のペプチド挿入断片の間に保持されてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片は、全体的にまたは部分的に親ポリペプチドにて1以上のアミノ酸を置換してもよい。例えば、4アミノ酸のペプチド挿入断片を親ポリペプチドの586位の直後に挿入してもよく、ペプチド挿入断片の最後の2つのアミノ酸は親ポリペプチドの587位及び588位のアミノ酸を置換する。その結果、新たに形成されたポリペプチドは2アミノ酸だけ長さが増加し、例えば、2アミノ酸が挿入され、2アミノ酸が置換されることになる。いくつかの実施形態では、コンビナトリアル挿入断片/置換(i/s)変異型は、1以上のアミノ酸挿入断片及び1以上のアミノ酸置換、例えば、それぞれ長さが1~15アミノ酸、数が1~15のアミノ酸を含んでもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは独立型のペプチドであってもよいし、または親配列に挿入されてもよく、もしくは結合されてもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAV粒子のカプシドタンパク質に挿入される。
1以上のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを親AAVカプシド配列に挿入して本開示のAAV粒子を生成してもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、完全に機能的なAAV粒子、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子をもたらす任意の位置で親AAVカプシド配列に挿入されてもよい。ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはVP1、VP2及び/またはVP3に挿入されてもよい。アミノ酸残基の番号付けはAAV血清型によって異なってもよい。本明細書で使用されるとき、親AAVカプシド配列のアミノ酸位置は参照としてAAV9(配列番号138)を使用して記載されている。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAVカプシド配列の超可変領域に挿入される。そのような超可変領域の非限定的な例には親AAVカプシドのループI、ループII、ループIV、ループVI、及びループVIIIが挙げられる。理論によって束縛されることを望まないで、いくつかの実施形態では、以後、表面ループとも呼ばれてもよいこれらの表面に露出したループは通常、構造化されておらず、保存性が低く、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの挿入に好適な領域になっていると考えられている。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドがループIに挿入される。別の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを使用して、ループIの一部または全部を置換する。非限定的な例として、親AAVカプシド配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの付加は、親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または変異をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはループIIに挿入される。別の実施形態では、標的指向化ペプチドを使用してループIIの一部または全部を置換する。非限定的な例として、親AAVカプシド配列への標的指向化ペプチドの付加は親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または変異をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはループIVに挿入される。別の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを使用してループIVの一部または全部を置換する。非限定的な例として、親AAVカプシド配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの付加は親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または変異をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはループVIに挿入される。別の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを使用してループVIの一部または全部を置換する。非限定的な例として、親AAVカプシド配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの付加は親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または変異をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはループVIIIに挿入される。別の実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを使用してループVIIIの一部または全部を置換する。非限定的な例として、親AAVカプシド配列へのペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの付加は親AAVカプシドの少なくとも1つのアミノ酸の置換または変異をもたらしてもよい。
いくつかの実施形態では、1を超えるペプチド、例えば、標的指向化ペプチドが親AAVカプシド配列に挿入される。非限定的な例として、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは同じ親AAVカプシド配列のループIV及びループVIIIの双方に挿入されてもよい。
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、親AAVカプシド配列の任意のアミノ酸位置、例えば、限定されないが、586~592位、588~589位、586~589位、452~458位、262~269位、464~473位、491~495位、546~557位及び/または659~668位のようなアミノ酸間に挿入されてもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは588位と589位のアミノ酸の間(ループVIII)で親AAVカプシド配列に挿入される。いくつかの実施形態では、親AAVカプシドはAAV9(配列番号138)である。いくつかの実施形態では、親AAVカプシドはK449RのAAV9(配列番号11)である。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは454、455、457、458、459、460及び/または461位のアミノ酸の間(ループIV)で親AAVカプシド配列に挿入される。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは586、587、589、及び/または590位のアミノ酸の間(ループVIII)で親AAVカプシド配列に挿入される。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは親AAVカプシド配列ループIVに挿入される。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV5であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9hu.14(配列番号137または138)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9 K449R(配列番号11)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはPHP.B(配列番号5または6)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはPHP.N(配列番号4)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはVOY101(配列番号1または2)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはVOY201(配列番号3または1724)であってもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは親AAVカプシド配列ループVIIIに挿入される。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV5であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9hu.14(配列番号137または138)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはAAV9 K449R(配列番号11)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはPHP.B(配列番号5または6)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはPHP.N(配列番号4)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはVOY101(配列番号1または2)であってもよい。非限定的な例として、親AAVカプシドはVOY201(配列番号3または1724)であってもよい。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のループVIIIに存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型のペプチドは配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型のペプチドは配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型のペプチドは配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含み、その際、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含み、その際、GGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含み、その際、IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型のペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは配列番号3649、3650、3652、3653、または3655~3659のいずれかのアミノ酸配列を含み、前記配列のいずれかのアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する。
本明細書に記載されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の標的組織への形質導入を増加させてもよい。いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドはペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、200%、300%、400%、500%、またはそれ以上AAV粒子の標的組織への形質導入を増やす。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、200%、300%、400%、500%、またはそれ以上AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のCNSの細胞、領域または組織(例えば、脳細胞、脳組織、脳領域、脊髄細胞、脊髄領域または脊髄組織)への形質導入を増やす。いくつかの実施形態では、脳領域は前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む。いくつかの実施形態では、脊髄領域は、頸部、胸部、及び/または腰部の領域を含む。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、200%、300%、400%、500%、またはそれ以上AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のPNSの細胞または組織への形質導入を増やす。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、200%、300%、400%、500%、またはそれ以上AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のDRGの細胞または組織への形質導入を増やす。
いくつかの実施形態では、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドは、標的指向化ペプチド挿入断片を欠いている親AAV粒子と比べて、少なくとも約5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、200%、300%、400%、500%、またはそれ以上AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の筋肉の細胞、領域または組織への形質導入を増やす。いくつかの実施形態では、筋肉領域は、心筋、大腿四頭筋、及び/または横隔膜筋の領域を含んでもよい。いくつかの実施形態では、筋肉領域は心筋領域、例えば、心房筋領域または心室筋領域を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、表1または2に記載されているペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列はループVIIIに存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位、588位、または589位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、連続した3つのアミノ酸はPLNを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はPLNG(配列番号3678)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はPLNGA(配列番号3679)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はPLNGAV(配列番号3680)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はPLNGAVH(配列番号3681)を含む。いくつかの実施形態では、連続した8つのアミノ酸はPLNGAVHL(配列番号3682)を含む。いくつかの実施形態では、連続する9つのアミノ酸はPLNGAVHLY(配列番号3648)を含む。
いくつかの実施形態では、連続した3つのアミノ酸はYSTを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はYSTD(配列番号3690)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はYSTDE(配列番号3691)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はYSTDV(配列番号3700)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はYSTDER(配列番号3692)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はYSTDVR(配列番号3701)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDERM(配列番号3657)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDERK(配列番号3658)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はYSTDVRM(配列番号3650)を含む。
いくつかの実施形態では、連続した3つのアミノ酸はIVMを含む。いくつかの実施形態では、連続した4つのアミノ酸はIVMN(配列番号3693)を含む。いくつかの実施形態では、5つの連続したアミノ酸はIVMNS(配列番号3694)を含む。いくつかの実施形態では、連続した6つのアミノ酸はIVMNSL(配列番号3695)を含む。いくつかの実施形態では、連続した7つのアミノ酸はIVMNSLK(配列番号3651)を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列はループVIIIに存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位、588位、または589位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列、またはPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有し、任意で7位がHであるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はRDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列、またはRDSPKGW(配列番号3649)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列、またはIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はYSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列、またはYSTDVRM(配列番号3650)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はRESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列、またはRESPRGL(配列番号3652)のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を有する配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号1725~3622のいずれかのアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3648~3659のいずれかのアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は本明細書に記載されているAAVカプシド変異型のループVIIIに存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する。いくつかの実施形態では、アミノ酸配列は、配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型)は配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型)をコードするヌクレオチド配列は、配列番号3660~3671のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型をコードする核酸配列は、配列番号3660~3671のいずれかのヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型)をコードするヌクレオチド配列は、配列番号3660のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型をコードする核酸配列は、配列番号3660のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型)をコードするヌクレオチド配列は、配列番号3663のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型をコードする核酸配列は、配列番号3663のヌクレオチド配列の少なくとも1、2、3、4、5、6、または7の修飾、しかし、10以下の修飾を含むヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号138に従って番号付けされた587位にて「A」以外のアミノ酸残基及び/または588位にて「Q」以外のアミノ酸残基を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含み、その際、PLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、ポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含み、その際、GGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して586位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含み、その際、IVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して588位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3649、3650、3652、3653、または3655~3659のいずれかのアミノ酸配列を含み、前記配列のいずれかのアミノ酸配列は配列番号138のアミノ酸配列に従って番号付けされた参照配列に対して589位の直後に存在する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はさらに、配列番号138に従って番号付けされたK449位での置換、例えば、K449R置換を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、ループI、II、IV及び/またはVIにて修飾、例えば、挿入、置換、及び/または欠失を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はさらに、配列番号138のアミノ酸配列の少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾を有するアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、配列番号138のアミノ酸配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、配列番号137のヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性がある配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、挿入断片、例えばペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを有する親アミノ酸配列を含み、該挿入断片は、配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかのアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、挿入断片は配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかのアミノ酸配列由来の少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、挿入断片は、配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかのアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、4以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の親配列は、配列番号138のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列は配列番号138のアミノ酸配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列はさらに、K449位での置換、例えば、K449R置換を含む。いくつかの実施形態では、親配列は配列番号137のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されている親配列をコードするポリヌクレオチドは配列番号137のヌクレオチド配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)ヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の親配列は、例えば、配列番号11の449位がKではなく、例えば、Rであるという条件で配列番号11のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型の親配列は、例えば、配列番号11の449位がKではなく、例えば、Rであるという条件で配列番号11のアミノ酸配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型の挿入断片は、本明細書に記載されている親アミノ酸配列のループVIIIに挿入される。いくつかの実施形態では、挿入断片は、本明細書に記載されている親アミノ酸配列の586位、588位、または589位の直後に挿入される。
いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、本明細書に記載されている親配列の587位にて「A」以外のアミノ酸及び/または588位にて「Q」以外のアミノ酸を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、本明細書に記載されている親アミノ酸配列の587位での欠失及び/または588位での欠失を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、本明細書に記載されている親アミノ酸配列の587~588位にてアミノ酸「AQ」の欠失を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型の挿入断片はPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、PLNGAVHLY(配列番号3648)の挿入断片配列は親アミノ酸配列の586位の直後に挿入される。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、親アミノ酸配列の587~588位にてアミノ酸「AQ」の欠失を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、親アミノ酸配列の586位の直後に挿入されるPLNGAVHLY(配列番号3648)のアミノ酸配列を含む挿入断片と、親アミノ酸配列の587~588位でのアミノ酸「AQ」の欠失とを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の挿入断片はGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、GGTLAVVSL(配列番号3654)の挿入断片配列は親アミノ酸配列の586位の直後に挿入される。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型はさらに、親アミノ酸配列の587~588位にてアミノ酸「AQ」の欠失を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、親アミノ酸配列の586位の直後に挿入されるGGTLAVVSL(配列番号3654)のアミノ酸配列を含む挿入断片と、親アミノ酸配列の587~588位でのアミノ酸「AQ」の欠失とを含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の挿入断片はIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、IVMNSLK(配列番号3651)の挿入断片配列は親アミノ酸配列の588位の直後に挿入される。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、親アミノ酸配列の589位の直後に挿入されるIVMNSLK(配列番号3651)のアミノ酸配列を含む挿入断片を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の挿入断片はRDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、RDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)の挿入断片配列は親アミノ酸配列の589位の直後に挿入される。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は、親アミノ酸配列の589位の直後に挿入されるRDSPKGW(配列番号3649)、YSTDVRM(配列番号3650)、RESPRGL(配列番号3652)、SFNDTRA(配列番号3653)、YGLPKGP(配列番号3655)またはSTGTLRL(配列番号3656)のアミノ酸配列を含む挿入断片を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、本明細書に記載されているアミノ酸配列、例えば、表3及び4に記載されているような、例えば、TTD-001、TTD-002、TTD-003、TTD-004、TTD-005、TTD-006、TTD-007、TTD-008、TTD-009、TTD-010、TTD-011、またはTTD-012から選択されるAAVカプシド変異型のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、本明細書に記載されているアミノ酸配列、例えば、表3及び4に記載されているような、例えば、TTD-001、TTD-002、TTD-003、TTD-004、TTD-005、TTD-006、TTD-007、TTD-008、TTD-009、TTD-010、TTD-011、またはTTD-012から選択されるAAVカプシド変異型のアミノ酸配列を含むVP1、VP2及び/またはVP3のタンパク質を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、本明細書に記載されているようなヌクレオチド配列、例えば、表3及び5に記載されているような、例えば、TTD-001、TTD-002、TTD-003、TTD-004、TTD-005、TTD-006、TTD-007、TTD-008、TTD-009、TTD-010、TTD-011、またはTTD-012から選択されるAAVカプシド変異型のヌクレオチド配列によってコードされるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、本明細書に記載されているヌクレオチド配列、例えば、表3及び5に記載されているような、例えば、TTD-001、TTD-002、TTD-003、TTD-004、TTD-005、TTD-006、TTD-007、TTD-008、TTD-009、TTD-010、TTD-011、またはTTD-012から選択されるAAVカプシド変異型のヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、親AAV配列への核酸配列、標的指向化核酸配列、またはペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの挿入は、非限定的な例示的な完全長カプシド配列、例えば、表3、4、及び5に記載されているようなAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を生成する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれか1つのヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623のヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3627のヌクレオチド配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるヌクレオチド配列を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードする核酸配列はコドンが最適化されている。
いくつかの実施形態では、AAV粒子のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、本明細書に記載されているものまたは配列番号3623~3635のいずれかによって提供されるもののいずれかと50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性がある核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも90%の同一性を有する核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかと少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623~3635のいずれかによって与えられる核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも90%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3623と少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623と少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623を含む核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3623から成る核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも90%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは、配列番号3624または3625と少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3624または3625を含む核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3624または3625から成る核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも90%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626と少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626を含む核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3626から成る核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも90%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627と少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627を含む核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3627から成る核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも80%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも85%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも90%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも95%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも96%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも97%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも98%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628と少なくとも99%の同一性を有する核酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628を含む核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは配列番号3628から成る核酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3636~3647のいずれか1つの138~743位に対応するアミノ酸配列を含むVP2タンパク質、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性がある配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドは、配列番号3636~3647のいずれか1つの203~743位に対応するアミノ酸配列を含むVP3タンパク質、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性がある配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列、またはそれと少なくとも80%(例えば、少なくとも約85、90、95、96、97、98、または99%)の配列同一性があるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は配列番号3636~3647のいずれか1つのアミノ酸配列の少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾を有するアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAV粒子のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は、本明細書に記載されているものまたは配列番号3636~3647のいずれかとして提供されるもののいずれかと50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性があるアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかと少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかを含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、VP1)は配列番号3636~3647のいずれかから成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636と少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636を含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3636のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3636から成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、配列番号3636として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3623を含む核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、配列番号3636として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3623と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する、コドンが最適化された核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637と少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637を含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3637のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3637から成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、配列番号3637として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3624または3625を含む核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、配列番号3637として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3624または3625と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する、コドンが最適化された核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638と少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638を含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3638のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3638から成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、配列番号3638として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3626を含む核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、配列番号3638として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3626と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する、コドンが最適化された核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639と少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639を含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3639のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3639から成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、配列番号3639として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3627を含む核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、配列番号3639として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3627と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する、コドンが最適化された核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも80%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも85%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも90%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも96%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも97%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも98%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640と少なくとも99%の同一性を有するアミノ酸配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640を含むアミノ酸配列を有してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は配列番号3640のアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3640から成るアミノ酸配列を有してもよい。
いくつかの実施形態では、配列番号3640として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号3628を含む核酸配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、配列番号3640として与えられるアミノ酸配列を含むAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号3628と50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%の同一性を有する、コドンが最適化された核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号138のアミノ酸配列を含む参照配列の指向性と比べてCNSの細胞または組織、例えば、脳細胞、脳組織、脊髄細胞、または脊髄組織に対する高い指向性を有する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、例えば歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床及び被殻から選択される脳領域に形質導入する。いくつかの実施形態では、前記脳領域の形質導入のレベルは配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高い。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は配列番号138の参照配列と比べて脳にて少なくとも約5、6、7、8、9、または10倍濃縮される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は配列番号138の参照配列と比べて脳にて少なくとも約20、30、40、または50倍濃縮される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は配列番号138の参照配列と比べて脳にて少なくとも約100、200、300、または400倍濃縮される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は高いレベルのウイルスゲノムを脳領域に送達する。いくつかの実施形態では、ウイルスゲノムのレベルは配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、20、30、40、または50倍増加する。いくつかの実施形態では、脳領域は前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は高いレベルのペイロードを脳領域に送達する。いくつかの実施形態では、ペイロードのレベルは配列番号138の参照配列と比べて少なくとも5、10、50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、または10,000倍高い。いくつかの実施形態では、脳領域は前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、被殻、視床、小脳皮質、歯状核、尾状核、及び/または海馬を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は高いレベルのペイロードを脊髄領域に送達する。いくつかの実施形態では、ペイロードのレベルは配列番号138の参照配列と比べて少なくとも10、20、50、100、200、300、400、500、600、700、800、または900倍高い。いくつかの実施形態では、脊髄領域は頸部、胸部、及び/または腰部の領域を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は後根神経節(DRG)における形質導入と比べて脳領域にて優先的な形質導入を示す。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、配列番号138のアミノ酸配列を含む参照配列の指向性と比べて筋肉の細胞または組織、例えば、心臓の細胞または組織に対する高い指向性を有する。いくつかの実施形態では、AAVカプシド変異型は高いレベルのペイロードを筋肉領域に送達する。いくつかの実施形態では、ペイロードは配列番号138の参照配列と比べて少なくとも10、15、20、30、または40倍増加する。いくつかの実施形態では、筋肉領域は心筋、大腿四頭筋、及び/または横隔膜筋の領域を含む。いくつかの実施形態では、筋肉領域は心筋領域、例えば、心房筋領域または心室筋領域を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は単離されている、例えば、組換えである。いくつかの実施形態では、本開示のAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型をコードするポリヌクレオチドは単離されている、例えば、組換えである。
本明細書にて参照されている及び/または記載されているDNA及びRNAの配列のいずれにおいても、一文字記号は以下の説明を有する;アデニンのA;シトシンのC;グアニンのG;チミンのT;ウラシルのU;アデニンまたはチミンのような弱塩基の場合はW;シトシン及びグアニンのような強いヌクレオチドの場合はS;アデニン及びシトシンのようなアミノヌクレオチドの場合はM;グアニン及びチミンのようなケトヌクレオチドの場合はK;プリンのアデニン及びグアニンの場合はR;ピリミジンのシトシンとチミンの場合はY;Aではない任意の塩基(例えば、シトシン、グアニン、チミン)の場合はB;Cではない任意の塩基(例えば、アデニン、グアニン、チミン)の場合はD;Gではない任意の塩基(例えば、アデニン、シトシン、チミン)の場合はH;Tではない任意の塩基(例えば、アデニン、シトシン、グアニンの場合はV;任意のヌクレオチド(ギャップではない)の場合はN;及びZはゼロである。
本明細書にて参照されている及び/または記載されているアミノ酸配列のいずれにおいても、一文字記号は以下の説明を有する:グリシンのG(Gly);アラニンのA(Ala);ロイシンのL(Leu);メチオニンのM(Met);フェニルアラニンのF(Phe);トリプトファンのW(Trp);リジンのK(Lys);グルタミンのQ(Gln);グルタミン酸のE(Glu);セリンのS(Ser);プロリンのP(Pro);バリンのV(Val);イソロイシンのI(Ile);システインのC(Cys);チロシンのY(Tyr);ヒスチジンのH(His);アルギニンのR(Arg);アスパラギンのN(Asn);アスパラギン酸のD(Asp);スレオニンのT(Thr);アスパラギン酸またはアスパラギンの場合はB(Asx);ロイシンまたはイソロイシンの場合はJ(Xle);ピロリジンのO(Pyl);セレノシステインのU(Sec);任意のアミノ酸のX(Xaa);及びグルタミンまたはグルタミン酸の場合はZ(Glx)。
本明細書で提供されているのはまた、上記のAAVカプシド変異型のいずれかをコードするポリヌクレオチド配列、ならびにそれを含むAAV粒子、ベクター、及び細胞である。
AAV血清型及びカプシド
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、任意の天然のまたは組換えのAAV血清型を含んでもよく、またはそれに由来してもよい。AAV血清型は、パッケージング、指向性、形質導入、及び免疫原性プロファイルのような、しかし、これらに限定されない特性が異なってもよい。理論に束縛されることを望まないで、いくつかの実施形態では、AAVカプシドタンパク質、例えば、AAVカプシド変異型は、AAV粒子の指向性を調節することができる、例えば、AAV粒子の指向性を特定の組織に向けることができると考えられている。
いくつかの実施形態では、AAV粒子は、カプシドタンパク質、例えば、AAVカプシド変異型、及び同じ親血清型に由来するITR配列(例えば、AAV2カプシド及びAAV2のITR)を有してもよい。別の実施形態では、AAV粒子は、カプシドタンパク質及びITR配列が異なる親血清型(例えば、AAV9カプシド及びAAV2のITR;AAV2/9)に由来する偽型AAV粒子であってもよい。
本開示のAAV粒子は、親配列に挿入されたペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを伴うAAVカプシドタンパク質、例えば、AAVカプシド変異型を含んでもよい。親カプシドまたは親血清型は任意の天然のまたは組換えのAAV血清型を含んでもよく、またはそれに由来してもよい。本明細書で使用されるとき、「親」配列は、標的指向化配列が挿入されるヌクレオチド配列またはアミノ酸配列である(例えば、核酸配列へのヌクレオチド挿入またはアミノ酸配列へのアミノ酸配列挿入)。
特定の実施形態では、親AAVカプシドヌクレオチド配列、例えば、親核酸配列は配列番号137に示される通りである。いくつかの実施形態では、親AAVカプシドのヌクレオチド配列は、配列番号137の核酸配列、または少なくともそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも約70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親AAVカプシドのアミノ酸配列、例えば、親配列は、配列番号137の核酸配列、または少なくともそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも約70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)核酸配列によってコードされる。
いくつかの実施形態では、親AAVカプシドのヌクレオチド配列は配列番号137のK449R変異型であり、その際、アミノ酸配列における449位のリジン(ヌクレオチド1345~1347)をコードするコドン(例えば、AAAまたはAAG)がアルギニンをコードするコドン(CGT、CGC、CGA、CGG、AGA、AGG)と交換されている。いくつかの実施形態では、K449R変異型は野生型AAV9と同じ機能を有する。
いくつかの実施形態では、親AAVカプシドのアミノ酸配列、例えば、親アミノ酸配列は配列番号138に示されたとおりである。
MAADGYLPDWLEDNLSEGIREWWALKPGAPQPKANQQHQDNARGLVLPGYKYLGPGNGLDKGEPVNAADAAALEHDKAYDQQLKAGDNPYLKYNHADAEFQERLKEDTSFGGNLGRAVFQAKKRLLEPLGLVEEAAKTAPGKKRPVEQSPQEPDSSAGIGKSGAQPAKKRLNFGQTGDTESVPDPQPIGEPPAAPSGVGSLTMASGGGAPVADNNEGADGVGSSSGNWHCDSQWLGDRVITTSTRTWALPTYNNHLYKQISNSTSGGSSNDNAYFGYSTPWGYFDFNRFHCHFSPRDWQRLINNNWGFRPKRLNFKLFNIQVKEVTDNNGVKTIANNLTSTVQVFTDSDYQLPYVLGSAHEGCLPPFPADVFMIPQYGYLTLNDGSQAVGRSSFYCLEYFPSQMLRTGNNFQFSYEFENVPFHSSYAHSQSLDRLMNPLIDQYLYYLSKTINGSGQNQQTLKFSVAGPSNMAVQGRNYIPGPSYRQQRVSTTVTQNNNSEFAWPGASSWALNGRNSLMNPGPAMASHKEGEDRFFPLSGSLIFGKQGTGRDNVDADKVMITNEEEIKTTNPVATESYGQVATNHQSAQAQAQTGWVQNQGILPGMVWQDRDVYLQGPIWAKIPHTDGNFHPSPLMGGFGMKHPPPQILIKNTPVPADPPTAFNKDKLNSFITQYSTGQVSVEIEWELQKENSKRWNPEIQYTSNYYKSNNVEFAVNTEGVYSEPRPIGTRYLTRNL(配列番号138)
いくつかの実施形態では、親配列は配列番号138のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列は配列番号138のアミノ酸配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列はK449位での置換、例えば、K449R置換を含む。
いくつかの実施形態では、親AAVカプシドのアミノ酸配列、例えば、親アミノ酸配列は配列番号11に示されたとおりである。いくつかの実施形態では、親配列は配列番号11のアミノ酸配列に対して少なくとも1、2、または3の修飾、しかし、30、20、または10以下の修飾、例えば、置換を含むアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列は配列番号11のアミノ酸配列、またはそれと実質的に同一の(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%の配列同一性を有する)アミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるJackson et al(Frontiers in Molecular Neuroscience,9:154(2016))に記載されている通りであってもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されている親AAVカプシドのAAV血清型はPHP.BまたはAAV9である。いくつかの実施形態では、親AAVカプシドまたはAAVカプシド変異型のAAV血清型はシナプシンプロモーターと対になって、さらにユビキタスなプロモーター(例えば、CBAまたはCMV)が使用される場合と比べて、神経への形質導入を増強する。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAV9またはその変異型である。いくつかの実施形態では、AAV9カプシドは配列番号138のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAV9のアミノ酸配列は配列番号137を含むヌクレオチド配列によってコードされる。いくつかの実施形態では、AAV9カプシドは、例えば、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または99%を超えるような、少なくとも70%配列番号138と同一であるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAV9カプシドは、例えば、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または99%を超えるような、少なくとも70%配列番号137と同一であるヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAV9 K449Rまたはその変異型である。いくつかの実施形態では、AAV9 K449Rカプシドは配列番号11のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態では、AAV9 K449Rカプシドは、例えば、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または99%を超えるような、少なくとも70%配列番号11と同一であるアミノ酸配列を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVDJ配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVDJ8配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVrh10配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAV1配列を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVF7/HSC7(WO2016049230の配列番号8及び27)を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVF15/HSC15(WO2016049230の配列番号16及び33)を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAVF17/HSC17(WO2016049230の配列番号13及び35)を含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはAAV5配列を含む。非限定的な例として、AAV5配列は、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第6,984,517号の配列番号4である。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は静脈内投与後の血液脳関門の透過を可能にする。いくつかの実施形態では、AAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型は、集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せた集束超音波(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSに続いて血液脳関門の透過を可能にする。いくつかの実施形態では、AAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型は、脳領域への分布の増加を可能にする。いくつかの実施形態では、脳領域は前頭皮質、感覚皮質、運動皮質、尾状核、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床、被殻、またはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、AAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型は、後根神経節(DRG)における形質導入と比べて脳領域における優先的な形質導入を可能にする。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は脊髄領域への分布の増加を可能にする。いくつかの実施形態では、脊髄領域は頸部脊髄領域、胸部脊髄領域、及び/または腰部脊髄領域を含む。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は筋肉内投与及び/または筋線維の形質導入に好適である。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は筋肉領域への分布の増加を可能にする。いくつかの実施形態では、筋肉領域は心筋、大腿四頭筋、横隔膜筋領域、またはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、筋肉領域は心筋領域、例えば、心房筋領域または心室筋領域を含む。
いくつかの実施形態では、1以上の標的指向化配列が、親AAVカプシド配列またはAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型の配列に挿入される。非限定的な例として、1つの標的指向化配列を親AAVカプシド配列またはAAVカプシド変異型配列に挿入してもよい。非限定的な例として、2つの標的指向化配列を親AAVカプシド配列またはAAVカプシド変異型配列に挿入してもよい。非限定的な例として、3つの標的指向化配列を親AAVカプシド配列またはAAVカプシド変異型配列に挿入してもよい。非限定的な例として、3を超える標的指向化配列を親AAVカプシド配列またはAAVカプシド変異型配列に挿入してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型は、挿入断片、例えば、表1または2に記載されているようなアミノ酸配列を有する親AAVカプシド配列を含む。いくつかの実施形態では、親配列は少なくとも1つ、2つ、3つまたはそれ以上の挿入断片配列を含んでもよい。
理論に束縛されることを望まないで、親AAVカプシド配列またはAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型はVP1領域を含むことが理解される。いくつかの実施形態では、親AAVカプシド配列またはAAVカプシド変異型は、VP1領域、VP2領域及び/またはVP3領域、またはそれらの任意の組み合わせを含む。
いくつかの実施形態では、AAVのVP1カプシドタンパク質、例えばカプシド変異型の翻訳のための開始コドンは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US8163543号に記載されているようにCTG、TTG、またはGTGであってもよい。
本開示は、カプシド(Cap)遺伝子によってコードされる構造カプシドタンパク質(VP1、VP2及びVP3を含む)に言及する。これらのカプシドタンパク質は、AAVのようなウイルスベクターの外側のタンパク質構造シェル(例えば、カプシド)を形成する。Capポリヌクレオチドから合成されたVPカプシドタンパク質は一般に、対応するCapヌクレオチド配列の開始コドン(AUGまたはATG)に関連するペプチド配列の最初のアミノ酸としてメチオニン(Met1)を含む。しかしながら、Met-アミノペプチダーゼのようなタンパク質プロセシング酵素によるポリペプチド合成後または合成中に、最初のメチオニン(Met1)残基または一般に任意の最初のアミノ酸(AA1)が切断されるのが一般的である。この「Met/AA-クリッピング」プロセスは、ポリペプチド配列中の2番目のアミノ酸(例えば、アラニン、バリン、セリン、スレオニンなど)の対応するアセチル化と相関することが多い。Met-クリッピングは一般にVP1及びVP3のカプシドタンパク質で発生するが、VP2カプシドタンパク質でも発生することができる。
Met/AA-クリッピングが不完全な場合、ウイルスカプシドを構成する1以上(1、2、または3)のVPカプシドタンパク質の混合物が生成されてもよく、その一部にはMet1/AA1アミノ酸(Met+/AA+)が含まれてもよく、その一部はMet/AA-クリッピングの結果としてMet1/AA1アミノ酸を欠いてもよい(Met-/AA-)。カプシドタンパク質におけるMet/AA-クリッピングに関するさらなる議論については、その内容がそれぞれ参照によって全体として本明細書に組み込まれるJin,et al.Direct Liquid Chromatography/Mass Spectrometry Analysis for Complete Characterization of Recombinant Adeno-Associated Virus Capsid Proteins.Hum Gene Ther Methods.2017,Oct.28(5):255-267;Hwang,et al.N-Terminal Acetylation of Cellular Proteins Creates Specific Degradation Signals.Science.2010,February,19.327(5968):973-977を参照のこと。
本開示によれば、カプシドタンパク質、例えば、AAVカプシド変異型への言及は、クリップされた(Met-/AA-)またはクリップされていない(Met+/AA+)のいずれかに限定されず、文脈上、独立したカプシドタンパク質、カプシドタンパク質の混合物から構成されるウイルスカプシド、及び/または本開示のカプシドタンパク質をコードする、記述する、生成する、またはもたらすポリヌクレオチド配列(またはその断片)を指してもよい。カプシドタンパク質またはカプシドポリペプチド(例えば、VP1、VP2、またはVP2)への直接的な言及は、Met1/AA1アミノ酸(Met+/AA+)を含むVPカプシドタンパク質、及びMet/AA-クリッピングの結果としてMet1/AA1アミノ酸を欠く(Met-/AA-)対応するVPカプシドタンパク質も含んでもよい。
さらに本開示によれば、Met1/AA1アミノ酸を含む(Met+/AA+)1以上のカプシドタンパク質をそれぞれ含む、またはコードする特定の配列番号(タンパク質または核酸にかかわらず)への言及は、配列を検討すると最初に列挙されたアミノ酸を単に欠いている任意の配列が容易に明らかであるので(Met1/AA1であろうとなかろうと)、Met1/AA1アミノ酸を欠くVPカプシドタンパク質を教示すると理解されるべきである。
非限定的な例として、長さが736アミノ酸であり、AUG/ATG開始コドンによってコードされる「Met1」アミノ酸(Met+)を含むVP1ポリペプチド配列への言及もまた、長さが735アミノ酸であり、736アミノ酸のMet+配列の「Met1」アミノ酸を含まない(Met-)、VP1ポリペプチド配列を教示すると理解されてもよい。第2の非限定的な例として、長さ736アミノ酸であり、NNN開始コドンによってコードされる「AA1」アミノ酸(AA1+)を含むVP1ポリペプチド配列への言及もまた、長さが735アミノ酸であり、736アミノ酸のAA1+配列の「AA1」アミノ酸を含まない(AA1-)、VP1ポリペプチド配列を教示すると理解されてもよい。
VPカプシドタンパク質から形成されたウイルスカプシドへの言及(例えば、特定のAAVカプシド血清型への言及)は、Met1/AA1アミノ酸(Met+/AA1+)を含むVPカプシドタンパク質、Met/AA1-クリッピングの結果Met1/AA1アミノ酸を欠いている(Met-/AA1-)対応するVPカプシドタンパク質、及びその組み合わせ(Met+/AA1+及びMet-/AA1-)を組み込むことができる。
非限定的な例として、AAVカプシド血清型は、VP1(Met+/AA1+)、VP1(Met-/AA1-)、またはVP1(Met+/AA1+)とVP1(Met-/AA1-)の組み合わせを含むことができる。AAVカプシド血清型はまた、VP3(Met+/AA1+)、VP3(Met-/AA1-)、またはVP3(Met+/AA1+)とVP3(Met-/AA1-)の組み合わせを含むことができ、また、VP2(Met+/AA1)とVP2(Met-/AA1-)の同様の任意の組み合わせを含むこともできる。
追加のAAV配列
いくつかの実施形態では、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位、または589位の直後に、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドポリペプチドが、配列番号1725~3622または3648~3659のいずれかの少なくとも3、4、5、6、7、8、または9つの連続したアミノ酸を含むように、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型が構成され、または親AAVカプシドが修飾される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、表6に記載されているような、配列番号1~1724のいずれかのうちの配列番号138に対して番号付けされた586位、588位または589位の直後に存在する、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置で本明細書に記載されているもののいずれかと50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性があるアミノ酸配列を含んでもよい。
本明細書に記載されている実施形態のいずれかでは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置は、参照配列が配列番号138である参照配列及びクエリ配列の配列比較を提供することと、参照配列における586位~594位に対応するクエリ配列の位置に対応する残基を特定することとによって特定することができる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置で本明細書に記載されているもののいずれかと50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、または100%の同一性がある核酸配列によってコードされてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてAAV9であってもよい。いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてAAV9hu.14(配列番号137または138)であってもよい。いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてAAV9 K449R(配列番号11)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてPHP.B(配列番号5または6)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてPHP.N(配列番号4)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてVOY101(配列番号1または2)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてVOY201(配列番号3または1724)であってもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてAAV5であってもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて以下VOY101、VOY201、AAVPHP.B(PHP.B)、AAVPHP.A(PHP.A)、AAVG2B-26、AAVG2B-13、AAVTH1.1-32、AAVTH1.1-35、AAVPHP.B2(PHP.B2)、AAVPHP.B3(PHP.B3)、AAVPHP.N/PHP.B-DGT、AAVPHP.B-EST、AAVPHP.B-GGT、AAVPHP.B-ATP、AAVPHP.B-ATT-T、AAVPHP.B-DGT-T、AAVPHP.B-GGT-T、AAVPHP.B-SGS、AAVPHP.B-AQP、AAVPHP.B-QQP、AAVPHP.B-SNP(3)、AAVPHP.B-SNP、AAVPHP.B-QGT、AAVPHP.B-NQT、AAVPHP.B-EGS、AAVPHP.B-SGN、AAVPHP.B-EGT、AAVPHP.B-DST、AAVPHP.B-DST、AAVPHP.B-STP、AAVPHP.B-PQP、AAVPHP.B-SQP、AAVPHP.B-QLP、AAVPHP.B-TMP、AAVPHP.B-TTP、AAVPHP.S/G2A12、AAVG2A15/G2A3(G2A3)、AAVG2B4(G2B4)、AAVG2B5(G2B5)、PHP.S、AAV1、AAV2、AAV2G9、AAV3、AAV3a、AAV3b、AAV3-3、AAV4、AAV4-4、AAV5、AAV6、AAV6.1、AAV6.2、AAV6.1.2、AAV7、AAV7.2、AAV8、AAV9、AAV9 K449R、AAV9.11、AAV9.13、AAV9.16、AAV9.24、AAV9.45、AAV9.47、AAV9.61、AAV9.68、AAV9.84、AAV9.9、AAV10、AAV11、AAV12、AAV16.3、AAV24.1、AAV27.3、AAV42.12、AAV42-1b、AAV42-2、AAV42-3a、AAV42-3b、AAV42-4、AAV42-5a、AAV42-5b、AAV42-6b、AAV42-8、AAV42-10、AAV42-11、AAV42-12、AAV42-13、AAV42-15、AAV42-aa、AAV43-1、AAV43-12、AAV43-20、AAV43-21、AAV43-23、AAV43-25、AAV43-5、AAV44.1、AAV44.2、AAV44.5、AAV223.1、AAV223.2、AAV223.4、AAV223.5、AAV223.6、AAV223.7、AAV1-7/rh.48、AAV1-8/rh.49、AAV2-15/rh.62、AAV2-3/rh.61、AAV2-4/rh.50、AAV2-5/rh.51、AAV3.1/hu.6、AAV3.1/hu.9、AAV3-9/rh.52、AAV3-11/rh.53、AAV4-8/r11.64、AAV4-9/rh.54、AAV4-19/rh.55、AAV5-3/rh.57、AAV5-22/rh.58、AAV7.3/hu.7、AAV16.8/hu.10、AAV16.12/hu.11、AAV29.3/bb.1、AAV29.5/bb.2、AAV106.1/hu.37、AAV114.3/hu.40、AAV127.2/hu.41、AAV127.5/hu.42、AAV128.3/hu.44、AAV130.4/hu.48、AAV145.1/hu.53、AAV145.5/hu.54、AAV145.6/hu.55、AAV161.10/hu.60、AAV161.6/hu.61、AAV33.12/hu.17、AAV33.4/hu.15、AAV33.8/hu.16、AAV52/hu.19、AAV52.1/hu.20、AAV58.2/hu.25、AAVA3.3、AAVA3.4、AAVA3.5、AAVA3.7、AAVC1、AAVC2、AAVC5、AAV-DJ、AAV-DJ8、AAVF3、AAVF5、AAVH2、AAVrh.72、AAVhu.8、AAVrh.68、AAVrh.70、AAVpi.1、AAVpi.3、AAVpi.2、AAVrh.60、AAVrh.44、AAVrh.65、AAVrh.55、AAVrh.47、AAVrh.69、AAVrh.45、AAVrh.59、AAVhu.12、AAVH6、AAVLK03、AAVH-1/hu.1、AAVH-5/hu.3、AAVLG-10/rh.40、AAVLG-4/rh.38、AAVLG-9/hu.39、AAVN721-8/rh.43、AAVCh.5、AAVCh.5R1、AAVcy.2、AAVcy.3、AAVcy.4、AAVcy.5、AAVCy.5R1、AAVCy.5R2、AAVCy.5R3、AAVCy.5R4、AAVcy.6、AAVhu.1、AAVhu.2、AAVhu.3、AAVhu.4、AAVhu.5、AAVhu.6、AAVhu.7、AAVhu.9、AAVhu.10、AAVhu.11、AAVhu.13、AAVhu.15、AAVhu.16、AAVhu.17、AAVhu.18、AAVhu.20、AAVhu.21、AAVhu.22、AAVhu.23.2、AAVhu.24、AAVhu.25、AAVhu.27、AAVhu.28、AAVhu.29、AAVhu.29R、AAVhu.31、AAVhu.32、AAVhu.34、AAVhu.35、AAVhu.37、AAVhu.39、AAVhu.40、AAVhu.41、AAVhu.42、AAVhu.43、AAVhu.44、AAVhu.44R1、AAVhu.44R2、AAVhu.44R3、AAVhu.45、AAVhu.46、AAVhu.47、AAVhu.48、AAVhu.48R1、AAVhu.48R2、AAVhu.48R3、AAVhu.49、AAVhu.51、AAVhu.52、AAVhu.54、AAVhu.55、AAVhu.56、AAVhu.57、AAVhu.58、AAVhu.60、AAVhu.61、AAVhu.63、AAVhu.64、AAVhu.66、AAVhu.67、AAVhu.14/9、AAVhu.t19、AAVrh.2、AAVrh.2R、AAVrh.8、AAVrh.8R、AAVrh.10、AAVrh.12、AAVrh.13、AAVrh.13R、AAVrh.14、AAVrh.17、AAVrh.18、AAVrh.19、AAVrh.20、AAVrh.21、AAVrh.22、AAVrh.23、AAVrh.24、AAVrh.25、AAVrh.31、AAVrh.32、AAVrh.33、AAVrh.34、AAVrh.35、AAVrh.36、AAVrh.37、AAVrh.37R2、AAVrh.38、AAVrh.39、AAVrh.40、AAVrh.46、AAVrh.48、AAVrh.48.1、AAVrh.48.1.2、AAVrh.48.2、AAVrh.49、AAVrh.51、AAVrh.52、AAVrh.53、AAVrh.54、AAVrh.56、AAVrh.57、AAVrh.58、AAVrh.61、AAVrh.64、AAVrh.64R1、AAVrh.64R2、AAVrh.67、AAVrh.73、AAVrh.74、AAVrh8R、AAVrh8R A586R突然変異型、AAVrh8R R533A突然変異型、AAAV、BAAV、ヤギAAV、ウシAAV、AAVhE1.1、AAVhEr1.5、AAVhER1.14、AAVhEr1.8、AAVhEr1.16、AAVhEr1.18、AAVhEr1.35、AAVhEr1.7、AAVhEr1.36、AAVhEr2.29、AAVhEr2.4、AAVhEr2.16、AAVhEr2.30、AAVhEr2.31、AAVhEr2.36、AAVhER1.23、AAVhEr3.1、AAV2.5T、AAV-PAEC、AAV-LK01、AAV-LK02、AAV-LK03、AAV-LK04、AAV-LK05、AAV-LK06、AAV-LK07、AAV-LK08、AAV-LK09、AAV-LK10、AAV-LK11、AAV-LK12、AAV-LK13、AAV-LK14、AAV-LK15、AAV-LK16、AAV-LK17、AAV-LK18、AAV-LK19、AAV-PAEC2、AAV-PAEC4、AAV-PAEC6、AAV-PAEC7、AAV-PAEC8、AAV-PAEC11、AAV-PAEC12、AAV-2-pre-miRNA-101、AAV-8h、AAV-8b、AAV-h、AAV-b、AAV SM10-2、AAVシャッフル100-1、AAVシャッフル100-3、AAVシャッフル100-7、AAVシャッフル10-2、AAVシャッフル10-6、AAVシャッフル10-8、AAVシャッフル100-2、AAV SM10-1、AAV SM10-8、AAV SM100-3、AAV SM100-10、BNP61AAV、BNP62AAV、BNP63AAV、AAVrh.50、AAVrh.43、AAVrh.62、AAVrh.48、AAVhu.19、AAVhu.11、AAVhu.53、AAV4-8/rh.64、AAVLG-9/hu.39、AAV54.5/hu.23、AAV54.2/hu.22、AAV54.7/hu.24、AAV54.1/hu.21、AAV54.4R/hu.27、AAV46.2/hu.28、AAV46.6/hu.29、AAV128.1/hu.43、真型AAV(ttAAV)、UPENN AAV10、日本のAAV10血清型、AAV CBr-7.1、AAV CBr-7.10、AAV CBr-7.2、AAV CBr-7.3、AAV CBr-7.4、AAV CBr-7.5、AAV CBr-7.7、AAV CBr-7.8、AAV CBr-B7.3、AAV CBr-B7.4、AAV CBr-E1、AAV CBr-E2、AAV CBr-E3、AAV CBr-E4、AAV CBr-E5、AAV CBr-e5、AAV CBr-E6、AAV CBr-E7、AAV CBr-E8、AAV CHt-1、AAV CHt-2、AAV CHt-3、AAV CHt-6.1、AAV CHt-6.10、AAV CHt-6.5、AAV CHt-6.6、AAV CHt-6.7、AAV CHt-6.8、AAV CHt-P1、AAV CHt-P2、AAV CHt-P5、AAV CHt-P6、AAV CHt-P8、AAV CHt-P9、AAV CKd-1、AAV CKd-10、AAV CKd-2、AAV CKd-3、AAV CKd-4、AAV CKd-6、AAV CKd-7、AAV CKd-8、AAV CKd-B1、AAV CKd-B2、AAV CKd-B3、AAV CKd-B4、AAV CKd-B5、AAV CKd-B6、AAV CKd-B7、AAV CKd-B8、AAV CKd-H1、AAV CKd-H2、AAV CKd-H3、AAV CKd-H4、AAV CKd-H5、AAV CKd-H6、AAV CKd-N3、AAV CKd-N4、AAV CKd-N9、AAV CLg-F1、AAV CLg-F2、AAV CLg-F3、AAV CLg-F4、AAV CLg-F5、AAV CLg-F6、AAV CLg-F7、AAV CLg-F8、AAV CLv-1、AAV CLv1-1、AAV Clv1-10、AAV CLv1-2、AAV CLv-12、AAV CLv1-3、AAV CLv-13、AAV CLv1-4、AAV Clv1-7、AAV Clv1-8、AAV Clv1-9、AAV CLv-2、AAV CLv-3、AAV CLv-4、AAV CLv-6、AAV CLv-8、AAV CLv-D1、AAV CLv-D2、AAV CLv-D3、AAV CLv-D4、AAV CLv-D5、AAV CLv-D6、AAV CLv-D7、AAV CLv-D8、AAV CLv-E1、AAV CLv-K1、AA
V CLv-K3、AAV CLv-K6、AAV CLv-L4、AAV CLv-L5、AAV CLv-L6、AAV CLv-M1、AAV CLv-M11、AAV CLv-M2、AAV CLv-M5、AAV CLv-M6、AAV CLv-M7、AAV CLv-M8、AAV CLv-M9、AAV CLv-R1、AAV CLv-R2、AAV CLv-R3、AAV CLv-R4、AAV CLv-R5、AAV CLv-R6、AAV CLv-R7、AAV CLv-R8、AAV CLv-R9、AAV CSp-1、AAV CSp-10、AAV CSp-11、AAV CSp-2、AAV CSp-3、AAV CSp-4、AAV CSp-6、AAV CSp-7、AAV CSp-8、AAV CSp-8.10、AAV CSp-8.2、AAV CSp-8.4、AAV CSp-8.5、AAV CSp-8.6、AAV CSp-8.7、AAV CSp-8.8、AAV CSp-8.9、AAV CSp-9、AAV.hu.48R3、AAV.VR-355、AAV3B、AAV4、AAV5、AAVF1/HSC1、AAVF11/HSC11、AAVF12/HSC12、AAVF13/HSC13、AAVF14/HSC14、AAVF15/HSC15、AAVF16/HSC16、AAVF17/HSC17、AAVF2/HSC2、AAVF3/HSC3、AAVF4/HSC4、AAVF5/HSC5、AAVF6/HSC6、AAVF7/HSC7、AAVF8/HSC8、及び/またはAAVF9/HSC9ならびにその変異型のいずれかから選択されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV1(US20030138772の配列番号6及び64)、AAV2(US20030138772の配列番号7及び70)、AAV3(US20030138772の配列番号8及び71)、AAV4(US20030138772の配列番号63)、AAV5(US20030138772の配列番号114)、AAV6(US20030138772の配列番号65)、AAV7(US20030138772の配列番号1~3)、AAV8(US20030138772の配列番号4及び95)、AAV9(US20030138772の配列番号5及び100)、AAV10(US20030138772の配列番号117)、AAV11(US20030138772の配列番号118)、AAV12(US20030138772の配列番号119)、AAVrh10(US20030138772の配列番号81のアミノ酸1~738)、AAV16.3(US20030138772の配列番号10)、AAV29.3/bb.1(US20030138772の配列番号11)、AAV29.4(US20030138772の配列番号12)、AAV29.5/bb.2(US20030138772の配列番号13)、AAV1.3(US20030138772の配列番号14)、AAV13.3(US20030138772の配列番号15)、AAV24.1(US20030138772の配列番号16)、AAV27.3(US20030138772の配列番号17)、AAV7.2(US20030138772の配列番号18)、AAVC1(US20030138772の配列番号19)、AAVC3(US20030138772の配列番号20)、AAVC5(US20030138772の配列番号21)、AAVF1(US20030138772の配列番号22)、AAVF3(US20030138772の配列番号23)、AAVF5(US20030138772の配列番号24)、AAVH6(US20030138772の配列番号25)、AAVH2(US20030138772の配列番号26)、AAV42-8(US20030138772の配列番号27)、AAV42-15(US20030138772の配列番号28)、AAV42-5b(US20030138772の配列番号29)、AAV42-1b(US20030138772の配列番号30)、AAV42-13(US20030138772の配列番号31)、AAV42-3a(US20030138772の配列番号32)、AAV42-4(US20030138772の配列番号33)、AAV42-5a(US20030138772の配列番号34)、AAV42-10(US20030138772の配列番号35)、AAV42-3b(US20030138772の配列番号36)、AAV42-11(US20030138772の配列番号37)、AAV42-6b(US20030138772の配列番号38)、AAV43-1(US20030138772の配列番号39)、AAV43-5(US20030138772の配列番号40)、AAV43-12(US20030138772の配列番号41)、AAV43-20(US20030138772の配列番号42)、AAV43-21(US20030138772の配列番号43)、AAV43-23(US20030138772の配列番号44)、AAV43-25(US20030138772の配列番号45)、AAV44.1(US20030138772の配列番号46)、AAV44.5(US20030138772の配列番号47)、AAV223.1(US20030138772の配列番号48)、AAV223.2(US20030138772の配列番号49)、AAV223.4(US20030138772の配列番号50)、AAV223.5(US20030138772の配列番号51)、AAV223.6(US20030138772の配列番号52)、AAV223.7(US20030138772の配列番号53)、AAVA3.4(US20030138772の配列番号54)、AAVA3.5(US20030138772の配列番号55)、AAVA3.7(US20030138772の配列番号56)、AAVA3.3(US20030138772の配列番号57)、AAV42.12(US20030138772の配列番号58)、AAV44.2(US20030138772の配列番号59)、AAV42-2(US20030138772の配列番号9)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国公開第US20030138772号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、Cy5R1、Cy5R2、Cy5R3、Cy5R4、rh.13R、rh.37R2、rh.2R、rh.8R、rh.48.1、rh.48.2、rh.48.1.2、hu.44R1、hu.44R2、hu.44R3、hu.29R、ch.5R1、rh64R1、rh64R2、AAV6.2、AAV6.1、AAV6.12、hu.48R1、hu.48R2,及びhu.48R3を含むが、これらに限定されない、例えば、AAV2(US20150159173の配列番号7及び23)、rh20(US20150159173の配列番号1)、rh32/33(US20150159173の配列番号2)、rh39(US20150159173の配列番号3、20及び36)、rh46(US20150159173の配列番号4及び22)、rh73(US20150159173の配列番号5)、rh74(US20150159173の配列番号6)、AAV6.1(US20150159173の配列番号29)、rh.8(US20150159173の配列番号41)、rh.48.1(US20150159173の配列番号44)、hu.44(US20150159173の配列番号45)、hu.29(US20150159173の配列番号42)、hu.48(US20150159173の配列番号38)、rh54(US20150159173の配列番号49)、AAV2(US20150159173の配列番号7)、cy.5(US20150159173の配列番号8及び24)、rh.10(US20150159173の配列番号9及び25)、rh.13(US20150159173の配列番号10及び26)、AAV1(US20150159173の配列番号11及び27)、AAV3(US20150159173の配列番号12及び28)、AAV6(US20150159173の配列番号13及び29)、AAV7(US20150159173の配列番号14及び30)、AAV8(US20150159173の配列番号15及び31)、hu.13(US20150159173の配列番号16及び32)、hu.26(US20150159173の配列番号17及び33)、hu.37(US20150159173の配列番号18及び34)、hu.53(US20150159173の配列番号19及び35)、rh.43(US20150159173の配列番号21及び37)、rh2(US20150159173の配列番号39)、rh.37(US20150159173の配列番号40)、rh.64(US20150159173の配列番号43)、rh.48(US20150159173の配列番号44)、ch.5(US20150159173の配列番号46)、rh.67(US20150159173の配列番号47)、rh.58(US20150159173の配列番号48)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国公開第US20150159173号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV9(US7198951の配列番号1~3)、AAV2(US7198951の配列番号4)、AAV1(US7198951の配列番号5)、AAV3(US7198951の配列番号6)、及びAAV8(US7198951の配列番号7)のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US7198951号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV9.9、AAV9.11、AAV9.13、AAV9.16、AAV9.24、AAV9.45、AAV9.47、AAV9.61、AAV9.68、AAV9.84のような、しかし、これらに限定されない、N.Pulicherla et al.(Molecular Therapy 19(6):1070-1078(2011)、参照によって全体として本明細書に組み込まれる)によって記載されたAAV9配列における突然変異であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV3B(US6156303の配列番号1及び10)、AAV6(US6156303の配列番号2、7及び11)、AAV2(US6156303の配列番号3及び8)、AAV3A(US6156303の配列番号4及び9)、またはそれらの誘導体のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US6156303号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV8(US20140359799の配列番号1)、AAVDJ(US20140359799の配列番号2及び3)、またはその変異型のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国公開第US20140359799号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、Grimm et al.(参照によって全体として本明細書に組み込まれるJournal of Virology,82(12):5887-5911(2008))によって記載されたようなAAVDJまたはその変異型、例えば、AAVDJ8(またはAAV-DJ8)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAVDJ8のアミノ酸配列はヘパリン結合ドメイン(HBD)を除去するために2以上の突然変異を含んでもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第7,588,722号にて配列番号1として記載されたAAV-DJ配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV4(WO1998011244の配列番号1~20)のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO1998011244号にて記載されているようなAAV4の配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、国際公開第WO2014144229号にて記載されているような、且つ参照によって全体として本明細書に組み込まれるAAV2G9を生成するためのAAV2配列における突然変異であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、AAVcy.2、AAVcy.3、AAVcy.4、AAVcy.5、AAVcy.6、AAVrh.12、AAVrh.17、AAVrh.18、AAVrh.19、AAVrh.21、AAVrh.22、AAVrh.23、AAVrh.24、AAVrh.25、AAVrh.25/42 15、AAVrh.31、AAVrh.32、AAVrh.33、AAVrh.34、AAVrh.35、AAVrh.36、AAVrh.37、AAVrh14を含むが、これらに限定されない、例えば、AAV3-3(WO2005033321の配列番号217)、AAV1(WO2005033321の配列番号219及び202)、AAV106.1/hu.37(WO2005033321の配列番号10)、AAV114.3/hu.40(WO2005033321の配列番号11)、AAV127.2/hu.41(WO2005033321の配列番号6及び8)、AAV128.3/hu.44(WO2005033321の配列番号81)、AAV130.4/hu.48(WO2005033321の配列番号78)、AAV145.1/hu.53(WO2005033321の配列番号176及び177)、AAV145.6/hu.56(WO2005033321の配列番号168及び192)、AAV16.12/hu.11(WO2005033321の配列番号153及び57)、AAV16.8/hu.10(WO2005033321の配列番号156及び56)、AAV161.10/hu.60(WO2005033321の配列番号170)、AAV161.6/hu.61(WO2005033321の配列番号174)、AAV1-7/rh.48(WO2005033321の配列番号32)、AAV1-8/rh.49(WO2005033321の配列番号103及び25)、AAV2(WO2005033321の配列番号211及び221)、AAV2-15/rh.62(WO2005033321の配列番号33及び114)、AAV2-3/rh.61(WO2005033321の配列番号21)、AAV2-4/rh.50(WO2005033321の配列番号23及び108)、AAV2-5/rh.51(WO2005033321の配列番号104及び22)、AAV3.1/hu.6(WO2005033321の配列番号5及び84)、AAV3.1/hu.9(WO2005033321の配列番号155及び58)、AAV3-11/rh.53(WO2005033321の配列番号186及び176)、AAV3-3(WO2005033321の配列番号200)、AAV33.12/hu.17(WO2005033321の配列番号4)、AAV33.4/hu.15(WO2005033321の配列番号50)、AAV33.8/hu.16(WO2005033321の配列番号51)、AAV3-9/rh.52(WO2005033321の配列番号96及び18)、AAV4-19/rh.55(WO2005033321の配列番号117)、AAV4-4(WO2005033321の配列番号201及び218)、AAV4-9/rh.54(WO2005033321の配列番号116)、AAV5(WO2005033321の配列番号199及び216)、AAV52.1/hu.20(WO2005033321の配列番号63)、AAV52/hu.19(WO2005033321の配列番号133)、AAV5-22/rh.58(WO2005033321の配列番号27)、AAV5-3/rh.57(WO2005033321の配列番号105)、AAV5-3/rh.57(WO2005033321の配列番号26)、AAV58.2/hu.25(WO2005033321の配列番号49)、AAV6(WO2005033321の配列番号203及び220)、AAV7(WO2005033321の配列番号222及び213)、AAV7.3/hu.7(WO2005033321の配列番号55)、AAV8(WO2005033321の配列番号223及び214)、AAVH-1/hu.1(WO2005033321の配列番号46)、AAVH-5/hu.3(WO2005033321の配列番号44)、AAVhu.1(WO2005033321の配列番号144)、AAVhu.10(WO2005033321の配列番号156)、AAVhu.11(WO2005033321の配列番号153)、AAVhu.12(WO2005033321の配列番号59)、AAVhu.13(WO2005033321の配列番号129)、AAVhu.14/AAV9(WO2005033321の配列番号123及び3)、AAVhu.15(WO2005033321の配列番号147)、AAVhu.16(WO2005033321の配列番号148)、AAVhu.17(WO2005033321の配列番号83)、AAVhu.18(WO2005033321の配列番号149)、AAVhu.19(WO2005033321の配列番号133)、AAVhu.2(WO2005033321の配列番号143)、AAVhu.20(WO2005033321の配列番号134)、AAVhu.21(WO2005033321の配列番号135)、AAVhu.22(WO2005033321の配列番号138)、AAVhu.23.2(WO2005033321の配列番号137)、AAVhu.24(WO2005033321の配列番号136)、AAVhu.25(WO2005033321の配列番号146)、AAVhu.27(WO2005033321の配列番号140)、AAVhu.29(WO2005033321の配列番号132)、AAVhu.3(WO2005033321の配列番号145)、AAVhu.31(WO2005033321の配列番号121)、AAVhu.32(WO2005033321の配列番号122)、AAVhu.34(WO2005033321配列番号125)、AAVhu.35(WO2005033321の配列番号164)、AAVhu.37(WO2005033321の配列番号88)、AAVhu.39(WO2005033321の配列番号102)、AAVhu.4(WO2005033321の配列番号141)、AAVhu.40(WO2005033321の配列番号87)、AAVhu.41(WO2005033321の配列番号91)、AAVhu.42(WO2005033321の配列番号85)、AAVhu.43(WO2005033321の配列番号160)、AAVhu.44(WO2005033321の配列番号144)、AAVhu.45(WO2005033321の配列番号127)、AAVhu.46(WO2005033321の配列番号159)、AAVhu.47(WO2005033321の配列番号128)、AAVhu.48(WO2005033321の配列番号157)、AAVhu.49(WO2005033321の配列番号189)、AAVhu.51(WO2005033321の配列番号190)、AAVhu.52(WO2005033321の配列番号191)、AAVhu.53(WO2005033321の配列番号186)、AAVhu.54(WO2005033321の配列番号188)、AAVhu.55(WO2005033321の配列番号187)、AAVhu.56(WO2005033321の配列番号192)、AAVhu.57(WO2005033321の配列番号193)、AAVhu.58(WO2005033321の配列番号194)、AAVhu.6(WO2005033321の配列番号84)、AAVhu.60(WO2005033321の配列番号184)、AAVhu.61(WO2005033321の配列番号185)、AAVhu.63(WO2005033321の配列番号195)、AAVhu.64(WO2005033321の配列番号196)、AAVhu.66(WO2005033321の配列番号197)、AAVhu.67(WO2005033321の配列番号198)、AAVhu.7(WO2005033321の配列番号150)、AAVhu.8(WO2005033321の配列番号12)、AAVhu.9(WO2005033321の配列番号155)、AAVLG-10/rh.40(WO2005033321の配列番号14)、AAVLG-4/rh.38(WO2005033321の配列番号86)、AAVLG-4/rh.38(WO2005033321の配列番号7)、AAVN721-8/rh.43(WO2005033321の配列番号163)、AAVN721-8/rh.43(WO2005033321の配列番号43)、AAVpi.1(WO2005033321の配列番号28)、AAVpi.2(WO2005033321の配列番号30)、AAVpi.3(WO2005033321の配列番号29)、AAVrh.38(WO2005033321の配列番号86)、AAVrh.40(WO2005033321の配列番号92)、AAVrh.43(WO2005033321の配列番号163)、AAVrh.44(WO2005033321の配列番号34)、AAVrh.45(WO2005033321の配列番号41)、AAVrh.47(WO2005033321の配列番号38)、AAVrh.48(WO2005033321の配列番号115)、AAVrh.49(WO2005033321の配列番号103)、AAVrh.50(WO2005033321の配列番号108)、AAVrh.51(WO2005033321の配列番号104)、AAVrh.52(WO2005033321の配列番号96)、AAVrh.53(WO2005033321の配列番号97)、AAVrh.55(WO2005033321の配列番号37)、AAVrh.56(WO2005033321の配列番号152)、AAVrh.57(WO2005033321の配列番号105)、AAVrh.58(WO2005033321の配列番号106)、AAVrh.59(WO2005033321の配列番号42)、AAVrh.60(WO2005033321の配列番号31)、AAVrh.61(WO2005033321の配列番号107)、AAVrh.62(WO2005033321の配列番号114)、AAVrh.64(WO2005033321の配列番号99)、AAVrh.65(WO2005033321の配列番号35)、AAVrh.68(WO2005033321の配列番号16)、AAVrh.69(WO2005033321の配列番号39)、AAVrh.70(WO2005033321の配列番号20)、AAVrh.72(WO2005033321の配列番号9)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2005033321号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。変異型の非限定的な例には、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2005033321の配列番号13、15、17、19、24、36、40、45、47、48、51~54、60~62、64~77、79、80、82、89、90、93~95、98、100、101、109~113、118~120、124、126、131、139、142、151,154、158、161、162、165~183、202、204~212、215、219、224~236が挙げられる。
いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAVrh8R(WO2015168666の配列番号9)、AAVrh8RのA586R突然変異型(WO2015168666の配列番号10)、AAVrh8RのR533A突然変異型(WO2015168666の配列番号11)、またはその変異型のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2015168666号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAVhE1.1(US9233131の配列番号44)、AAVhEr1.5(US9233131の配列番号45)、AAVhER1.14(US9233131の配列番号46)、AAVhEr1.8(US9233131の配列番号47)、AAVhEr1.16(US9233131の配列番号48)、AAVhEr1.18(US9233131の配列番号49)、AAVhEr1.35(US9233131の配列番号50)、AAVhEr1.7(US9233131の配列番号51)、AAVhEr1.36(US9233131の配列番号52)、AAVhEr2.29(US9233131の配列番号53)、AAVhEr2.4(US9233131の配列番号54)、AAVhEr2.16(US9233131の配列番号55)、AAVhEr2.30(US9233131の配列番号56)、AAVhEr2.31(US9233131の配列番号58)、AAVhEr2.36(US9233131の配列番号57)、AAVhER1.23(US9233131の配列番号53)、AAVhEr3.1(US9233131の配列番号59)、AAV2.5T(US9233131の配列番号42)、またはその変異型のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9233131号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV-PAEC(US20150376607の配列番号1)、AAV-LK01(US20150376607の配列番号2)、AAV-LK02(US20150376607の配列番号3)、AAV-LK03(US20150376607の配列番号4)、AAV-LK04(US20150376607の配列番号5)、AAV-LK05(US20150376607の配列番号6)、AAV-LK06(US20150376607の配列番号7)、AAV-LK07(US20150376607の配列番号8)、AAV-LK08(US20150376607の配列番号9)、AAV-LK09(US20150376607の配列番号10)、AAV-LK10(US20150376607の配列番号11)、AAV-LK11(US20150376607の配列番号12)、AAV-LK12(US20150376607の配列番号13)、AAV-LK13(US20150376607の配列番号14)、AAV-LK14(US20150376607の配列番号15)、AAV-LK15(US20150376607の配列番号16)、AAV-LK16(US20150376607の配列番号17)、AAV-LK17(US20150376607の配列番号18)、AAV-LK18(US20150376607の配列番号19)、AAV-LK19(US20150376607の配列番号20)、AAV-PAEC2(US20150376607の配列番号21)、AAV-PAEC4(US20150376607の配列番号22)、AAV-PAEC6(US20150376607の配列番号23)、AAV-PAEC7(US20150376607の配列番号24)、AAV-PAEC8(US20150376607の配列番号25)、AAV-PAEC11(US20150376607の配列番号26)、AAV-PAEC12(US20150376607の配列番号27)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20150376607号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV-2-pre-miRNA-101(US9163261の配列番号1)またはその変異型のような、しかし、それに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9163261号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV-8h(US20150376240の配列番号6)、AAV-8b(US20150376240の配列番号5)、AAV-h(US20150376240の配列番号2)、AAV-b(US20150376240の配列番号1)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20150376240号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV SM10-2(US20160017295の配列番号22)、AAVシャッフル100-1(US20160017295の配列番号23)、AAVシャッフル100-3(US20160017295の配列番号24)、AAVシャッフル100-7(US20160017295の配列番号25)、AAVシャッフル10-2(US20160017295の配列番号34)、AAVシャッフル10-6(US20160017295の配列番号35)、AAVシャッフル10-8(US20160017295の配列番号36)、AAVシャッフル100-2(US20160017295の配列番号37)、AAV SM10-1(US20160017295の配列番号38)、AAV SM10-8(US20160017295の配列番号39)、AAV SM100-3(US20160017295の配列番号40)、AAV SM100-10(US20160017295の配列番号41)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20160017295号に記載されている配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、BNP61 AAV(US20150238550の配列番号1)、BNP62 AAV(US20150238550の配列番号3)、BNP63 AAV(US20150238550の配列番号4)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20150238550号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAVrh.50(US20150315612の配列番号108)、AAVrh.43(US20150315612の配列番号163)、AAVrh.62(US20150315612の配列番号114)、AAVrh.48(US20150315612の配列番号115)、AAVhu.19(US20150315612の配列番号133)、AAVhu.11(US20150315612の配列番号153)、AAVhu.53(US20150315612の配列番号186)、AAV4-8/rh.64(US20150315612の配列番号15)、AAVLG-9/hu.39(US20150315612の配列番号24)、AAV54.5/hu.23(US20150315612の配列番号60)、AAV54.2/hu.22(US20150315612の配列番号67)、AAV54.7/hu.24(US20150315612の配列番号66)、AAV54.1/hu.21(US20150315612の配列番号65)、AAV54.4R/hu.27(US20150315612の配列番号64)、AAV46.2/hu.28(US20150315612の配列番号68)、AAV46.6/hu.29(US20150315612の配列番号69)、AAV128.1/hu.43(US20150315612の配列番号80)、またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20150315612号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、真型AAV(ttAAV)(WO2015121501の配列番号2)、「UPenn AAV10」(WO2015121501の配列番号8)、「日本のAAV10」(WO2015121501の配列番号9)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2015121501号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
本開示によれば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは種々の種から選択されてもよく、またはそれに由来してもよい。いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて鳥類のAAV(AAAV)であってもよい。いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAAV(US9,238,800の配列番号1、2、4、6、8、10、12、及び14)またはその変異型のような、しかし、それに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9238800号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、BAAV(US9193769の配列番号1及び6)、またはその変異型のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9,193,769号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、BAAV(US7427396の配列番号5及び6)またはその変異型のような、しかし、それに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US7427396号に記載されているような配列を含むBAAV血清型であってもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはヤギのAAVであってもよい。いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、ヤギAAV(US7427396の配列番号3)またはその変異型のような、しかし、それに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US7427396号に記載されているような配列を含むヤギAAV血清型であってもよいし、またはそれを有してもよい。
他の実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、2以上の血清型、例えば親血清型からのハイブリッドAAVとして操作されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にてAAV2及びAAV9由来の配列を含むAAV2G9であってもよく、例えば、その際、AAV2G9 AAV血清型はその内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開第US20160017005号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい、
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるPulicherla et al.(Molecular Therapy,19(6):1070-1078(2011)によって記載されたようなアミノ酸390~627(VP1の番号付け)にて突然変異があるAAV9カプシドライブラリーによって生成される血清型であってもよい。血清型及び対応するヌクレオチド及びアミノ酸の置換は、AAV9.1(G1594C;D532H)、AAV6.2(T1418A及びT1436X;V473D及びI479K)、AAV9.3(T1238A;F413Y)、AAV9.4(T1250C及びA1617T;F417S)、AAV9.5(A1235G、A1314T、A1642G、C1760T;Q412R、T548A、A587V)、AAV9.6(T1231A;F411I)、AAV9.9(G1203A、G1785T;W595C)、AAV9.10(A1500G、T1676C;M559T)、AAV9.11(A1425T、A1702C、A1769T;T568P、Q590L)、AAV9.13(A1369C、A1720T;N457H、T574S)、AAV9.14(T1340A、T1362C、T1560C、G1713A;L447H)、AAV9.16(A1775T;Q592L)、AAV9.24(T1507C、T1521G;W503R)、AAV9.26(A1337G、A1769C;Y446C、Q590P)、AAV9.33(A1667C;D556A)、AAV9.34(A1534G、C1794T;N512D)、AAV9.35(A1289T、T1450A、C1494T、A1515T、C1794A、G1816A;Q430L、Y484N、N98K、V606I)、AAV9.40(A1694T、E565V)、AAV9.41(A1348T、T1362C;T450S)、AAV9.44(A1684C、A1701T、A1737G;N562H、K567N)、AAV9.45(A1492T、C1804T;N498Y、L602F)、AAV9.46(G1441C、T1525C、T1549G;G481R、W509R、L517V)、9.47(G1241A、G1358A、A1669G、C1745T;S414N、G453D、K557E、T582I)、AAV9.48(C1445T、A1736T;P482L、Q579L)、AAV9.50(A1638T、C1683T、T1805A;Q546H、L602H)、AAV9.53(G1301A、A1405C、C1664T、G1811T;R134Q、S469R、A555V、G604V)、AAV9.54(C1531A、T1609A;L511I、L537M)、AAV9.55(T1605A;F535L)、AAV9.58(C1475T、C1579A;T492I、H527N)、AAV.59(T1336C;Y446H)、AAV9.61(A1493T;N498I)、AAV9.64(C1531A、A1617T;L511I)、AAV9.65(C1335T、T1530C、C1568A;A523D)、AAV9.68(C1510A;P504T)、AAV9.80(G1441A,;G481R)、AAV9.83(C1402A、A1500T;P468T、E500D)、AAV9.87(T1464C、T1468C;S490P)、AAV9.90(A1196T;Y399F)、AAV9.91(T1316G、A1583T、C1782G、T1806C;L439R、K528I)、AAV9.93(A1273G、A1421G、A1638C、C1712T、G1732A、A1744T、A1832T;S425G、Q474R、Q546H、P571L、G578R、T582S、D611V)、AAV9.94(A1675T;M559L)及びAAV9.95(T1605A;F535L)であってもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAVF1/HSC1(WO2016049230の配列番号2及び20)、AAVF2/HSC2(WO2016049230の配列番号3及び21)、AAVF3/HSC3(WO2016049230の配列番号5及び22)、AAVF4/HSC4(WO2016049230の配列番号6及び23)、AAVF5/HSC5(WO2016049230の配列番号11及び25)、AAVF6/HSC6(WO2016049230の配列番号7及び24)、AAVF7/HSC7(WO2016049230の配列番号8及び27)、AAVF8/HSC8(WO2016049230の配列番号9及び28)、AAVF9/HSC9(WO2016049230の配列番号10及び29)、AAVF11/HSC11(WO2016049230の配列番号4及び26)、AAVF12/HSC12(WO2016049230の配列番号12及び30)、AAVF13/HSC13(WO2016049230の配列番号14及び31)、AAVF14/HSC14(WO2016049230の配列番号15及び32)、AAVF15/HSC15(WO2016049230の配列番号16及び33)、AAVF16/HSC16(WO2016049230の配列番号17及び34)、AAVF17/HSC17(WO2016049230の配列番号13及び35)、またはその変異型もしくは誘導体のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2016049230号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV CBr-E1(US8734809の配列番号13及び87)、AAV CBr-E2(US8734809の配列番号14及び88)、AAV CBr-E3(US8734809の配列番号15及び89)、AAV CBr-E4(US8734809の配列番号16及び90)、AAV CBr-E5(US8734809の配列番号17及び91)、AAV CBr-e5(US8734809の配列番号18及び92)、AAV CBr-E6(US8734809の配列番号19及び93)、AAV CBr-E7(US8734809の配列番号20及び94)、AAV CBr-E8(US8734809の配列番号21及び95)、AAV CLv-D1(US8734809の配列番号22及び96)、AAV CLv-D2(US8734809の配列番号23及び97)、AAV CLv-D3(US8734809の配列番号24及び98)、AAV CLv-D4(US8734809の配列番号25及び99)、AAV CLv-D5(US8734809の配列番号26及び100)、AAV CLv-D6(US8734809の配列番号27及び101)、AAV CLv-D7(US8734809の配列番号28及び102)、AAV CLv-D8(US8734809の配列番号29及び103)、AAV CLv-E1(US8734809の配列番号13及び87)、AAV CLv-R1(US8734809の配列番号30及び104)、AAV CLv-R2(US8734809の配列番号31及び105)、AAV CLv-R3(US8734809の配列番号32及び106)、AAV CLv-R4(US8734809の配列番号33及び107)、AAV CLv-R5(US8734809の配列番号34及び108)、AAV CLv-R6(US8734809の配列番号35及び109)、AAV CLv-R7(US8734809の配列番号36及び110)、AAV CLv-R8(US8734809の配列番号X及びX)、AAV CLv-R9(US8734809の配列番号X及びX)、AAV CLg-F1(US8734809の配列番号39及び113)、AAV CLg-F2(US8734809の配列番号40及び114)、AAV CLg-F3(US8734809の配列番号41及び115)、AAV CLg-F4(US8734809配列番号42及び116)、AAV CLg-F5(US8734809の配列番号43及び117)、AAV CLg-F6(US8734809の配列番号43及び117)、AAV CLg-F7(US8734809の配列番号44及び118)、AAV CLg-F8(US8734809の配列番号43及び117)、AAV CSp-1(US8734809の配列番号45及び119)、AAV CSp-10(US8734809の配列番号46及び120)、AAV CSp-11(US8734809の配列番号47及び121)、AAV CSp-2(US8734809の配列番号48及び122)、AAV CSp-3(US8734809の配列番号49及び123)、AAV CSp-4(US8734809の配列番号50及び124)、AAV CSp-6(US8734809の配列番号51及び125)、AAV CSp-7(US8734809の配列番号52及び126)、AAV CSp-8(US8734809の配列番号53及び127)、AAV CSp-9(US8734809の配列番号54及び128)、AAV CHt-2(US8734809の配列番号55及び129)、AAV CHt-3(US8734809の配列番号56及び130)、AAV CKd-1(US8734809の配列番号57及び131)、AAV CKd-10(US8734809の配列番号58及び132)、AAV CKd-2(US8734809の配列番号59及び133)、AAV CKd-3(US8734809の配列番号60及び134)、AAV CKd-4(US8734809の配列番号61及び135)、AAV CKd-6(US8734809の配列番号62及び136)、AAV CKd-7(US8734809の配列番号63及び137)、AAV CKd-8(US8734809の配列番号64及び138)、AAV CLv-1(US8734809の配列番号35及び139)、AAV CLv-12(US8734809の配列番号66及び140)、AAV CLv-13(US8734809の配列番号67及び141)、AAV CLv-2(US8734809の配列番号68及び142)、AAV CLv-3(US8734809の配列番号69及び143)、AAV CLv-4(US8734809の配列番号70及び144)、AAV CLv-6(US8734809の配列番号71及び145)、AAV CLv-8(US8734809の配列番号72及び146)、AAV CKd-B1(US8734809の配列番号73及び147)、AAV CKd-B2(US8734809の配列番号74及び148)、AAV CKd-B3(US8734809の配列番号75及び149)、AAV CKd-B4(US8734809の配列番号76及び150)、AAV CKd-B5(US8734809の配列番号77及び151)、AAV CKd-B6(US8734809の配列番号78及び152)、AAV CKd-B7(US8734809の配列番号79及び153)、AAV CKd-B8(US8734809の配列番号80及び154)、AAV CKd-H1(US8734809の配列番号81及び155)、AAV CKd-H2(US8734809の配列番号82及び156)、AAV CKd-H3(US8734809の配列番号83及び157)、AAV CKd-H4(US8734809の配列番号84及び158)、AAV CKd-H5(US8734809の配列番号85及び159)、AAV CKd-H6(US8734809の配列番号77及び151)、AAV CHt-1(US8734809の配列番号86及び160)、AAV CLv1-1(US8734809の配列番号171)、AAV CLv1-2(US8734809の配列番号172)、AAV CLv1-3(US8734809の配列番号173)、AAV CLv1-4(US8734809の配列番号174)、AAV Clv1-7(US8734809の配列番号175)、AAV Clv1-8(US8734809の配列番号176)、AAV Clv1-9(US8734809の配列番号177)、AAV Clv1-10(US8734809の配列番号178)、AAV.VR-355(US8734809の配列番号181)、AAV.hu.48R3(US8734809の配列番号183)、またはその変異型もしくは誘導体のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US8734809号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV CHt-P2(WO2016065001の配列番号1及び51)、AAV CHt-P5(WO2016065001の配列番号2及び52)、AAV CHt-P9(WO2016065001の配列番号3及び53)、AAV CBr-7.1(WO2016065001の配列番号4及び54)、AAV CBr-7.2(WO2016065001の配列番号5及び55)、AAV CBr-7.3(WO2016065001の配列番号6及び56)、AAV CBr-7.4(WO2016065001の配列番号7及び57)、AAV CBr-7.5(WO2016065001の配列番号8及び58)、AAV CBr-7.7(WO2016065001の配列番号9及び59)、AAV CBr-7.8(WO2016065001の配列番号10及び60)、AAV CBr-7.10(WO2016065001の配列番号11及び61)、AAV CKd-N3(WO2016065001の配列番号12及び62)、AAV CKd-N4(WO2016065001の配列番号13及び63)、AAV CKd-N9(WO2016065001の配列番号14及び64)、AAV CLv-L4(WO2016065001の配列番号15及び65)、AAV CLv-L5(WO2016065001の配列番号16及び66)、AAV CLv-L6(WO2016065001の配列番号17及び67)、AAV CLv-K1(WO2016065001の配列番号18及び68)、AAV CLv-K3(WO2016065001の配列番号19及び69)、AAV CLv-K6(WO2016065001の配列番号20及び70)、AAV CLv-M1(WO2016065001の配列番号21及び71)、AAV CLv-M11(WO2016065001の配列番号22及び72)、AAV CLv-M2(WO2016065001の配列番号23及び73)、AAV CLv-M5(WO2016065001の配列番号24及び74)、AAV CLv-M6(WO2016065001の配列番号25及び75)、AAV CLv-M7(WO2016065001の配列番号26及び76)、AAV CLv-M8(WO2016065001の配列番号27及び77)、AAV CLv-M9(WO2016065001の配列番号28及び78)、AAV CHt-P1(WO2016065001の配列番号29及び79)、AAV CHt-P6(WO2016065001の配列番号30及び80)、AAV CHt-P8(WO2016065001の配列番号31及び81)、AAV CHt-6.1(WO2016065001の配列番号32及び82)、AAV CHt-6.10(WO2016065001の配列番号33及び83)、AAV CHt-6.5(WO2016065001の配列番号34及び84)、AAV CHt-6.6(WO2016065001の配列番号35及び85)、AAV CHt-6.7(WO2016065001の配列番号36及び86)、AAV CHt-6.8(WO2016065001の配列番号37及び87)、AAV CSp-8.10(WO2016065001の配列番号38及び88)、AAV CSp-8.2(WO2016065001の配列番号39及び89)、AAV CSp-8.4(WO2016065001の配列番号40及び90)、AAV CSp-8.5(WO2016065001の配列番号41及び91)、AAV CSp-8.6(WO2016065001の配列番号42及び92)、AAV CSp-8.7(WO2016065001の配列番号43及び93)、AAV CSp-8.8(WO2016065001の配列番号44及び94)、AAV CSp-8.9(WO2016065001の配列番号45及び95)、AAV CBr-B7.3(WO2016065001の配列番号46及び96)、AAV CBr-B7.4(WO2016065001の配列番号47及び97)、AAV3B(WO2016065001の配列番号48及び98)、AAV4(WO2016065001の配列番号49及び99)、AAV5(WO2016065001の配列番号50及び100)、またはその変異型もしくは誘導体のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2016065001号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、表6にて見いだされるもののいずれかから選択される血清型であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、表6の配列のいずれかの配列、その断片もしくは変異型であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、表6に記載されているような配列、断片または変異型によってコードされてもよい。
表6に列挙されている特許、特許出願、及び/または刊行物のそれぞれは、参照によって全体として本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV9(WO2015038958の配列番号2及び11または本明細書におけるそれぞれ配列番号138及び137)、PHP.B(WO2015038958の配列番号8及び9、本明細書では配列番号5及び6)、G2B-13(WO2015038958配列番号12、本明細書では配列番号7)、G2B-26(WO2015038958の配列番号13、本明細書では配列番号5)、TH1.1-32(WO2015038958の配列番号14、本明細書では配列番号8)、TH1.1-35(WO2015038958の配列番号15、本明細書では配列番号9)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2015038958号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位、または589位の直後に存在し、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する、以下のアミノ酸配列、TLAVPFK(配列番号1262)、KFPVALT(配列番号1263)、LAVPFK(配列番号1264)、AVPFK(配列番号1265)、VPFK(配列番号1266)、TLAVPF(配列番号1267)、TLAVP(配列番号1268)、TLAV(配列番号1269)、SVSKPFL(配列番号1270)、FTLTTPK(配列番号1271)、MNATKNV(配列番号1272)、QSSQTPR(配列番号1273)、ILGTGTS(配列番号1274)、TRTNPEA(配列番号1275)、NGGTSSS(配列番号1276)、もしくはYTLSQGW(配列番号1277)のいずれかの挿入断片配列;または配列番号1278、配列番号1279、配列番号1280、配列番号1281、配列番号1282、配列番号1283、配列番号1284、配列番号1285、配列番号1286、もしくは配列番号1287のいずれかのヌクレオチド配列によってコードされる挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV9(配列番号11)、PHP.N(配列番号4)、PHP.S(配列番号10)またはその変異型のような、しかし、それらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際特許公開WO2017100671に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位または589位の直後に存在する、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する、WO2017100671に記載された標的指向化ペプチドまたはアミノ酸挿入断片の挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位、または589位の直後に存在し、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する、以下のアミノ酸配列、AQTLAVPFKAQ(配列番号1288)、AQSVSKPFLAQ(配列番号1289)、AQFTLTTPKAQ(配列番号1290)、DGTLAVPFKAQ(配列番号1291)、ESTLAVPFKAQ(配列番号1292)、GGTLAVPFKAQ(配列番号1293)、AQTLATPFKAQ(配列番号1294)、ATTLATPFKAQ(配列番号1295)、DGTLATPFKAQ(配列番号1296)、GGTLATPFKAQ(配列番号1297)、SGSLAVPFKAQ(配列番号1298)、AQTLAQPFKAQ(配列番号1299)、AQTLQQPFKAQ(配列番号1300)、AQTLSNPFKAQ(配列番号1301)、AQTLAVPFSNP(配列番号1302)、QGTLAVPFKAQ(配列番号1303)、NQTLAVPFKAQ(配列番号1304)、EGSLAVPFKAQ(配列番号1305)、SGNLAVPFKAQ(配列番号1306)、EGTLAVPFKAQ(配列番号1307)、DSTLAVPFKAQ(配列番号1308)、AVTLAVPFKAQ(配列番号1309)、AQTLSTPFKAQ(配列番号1310)、AQTLPQPFKAQ(配列番号1311)、AQTLSQPFKAQ(配列番号1312)、AQTLQLPFKAQ(配列番号1313)、AQTLTMPFKAQ(配列番号1314)、AQTLTTPFKAQ(配列番号1315)、AQYTLSQGWAQ(配列番号1316)、AQMNATKNVAQ(配列番号1317)、AQVSGGHHSAQ(配列番号1318)、AQTLTAPFKAQ(配列番号1319)、AQTLSKPFKAQ(配列番号1320)、QAVRTSL(配列番号1321)、YTLSQGW(配列番号1277)、LAKERLS(配列番号1322)、TLAVPFK(配列番号1262)、SVSKPFL(配列番号1270)、FTLTTPK(配列番号1271)、MNSTKNV(配列番号1323)、VSGGHHS(配列番号1324)、SAQTLAVPFKAQAQ(配列番号1325)、SXXXLAVPFKAQAQ(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1326)、SAQXXXVPFKAQAQ(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1327)、SAQTLXXXFKAQAQ(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1328)、SAQTLAVXXXAQAQ(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1329)、SAQTLAVPFXXXAQ(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1330)、TNHQSAQ(配列番号1331)、AQAQTGW(配列番号1332)、DGTLATPFK(配列番号1333)、DGTLATPFKXX(ここでXは任意のアミノ酸であってもよい;配列番号1334)、LAVPFKAQ(配列番号1335)、VPFKAQ(配列番号1336)、FKAQ(配列番号1337)、AQTLAV(配列番号1338)、AQTLAVPF(配列番号1339)、QAVR(配列番号1340)、AVRT(配列番号1341)、VRTS(配列番号1342)、RTSL(配列番号1343)、QAVRT(配列番号1344)、AVRTS(配列番号1345)、VRTSL(配列番号1346)、QAVRTS(配列番号1347)、もしくはAVRTSL(配列番号1348)のいずれかの挿入断片配列;または配列番号1349、配列番号1350、配列番号1351、配列番号1352、配列番号1353、配列番号1354、配列番号1355、配列番号1356、配列番号1357,配列番号1358(ここでNはA、C、T、もしくはGであってもよい)、配列番号1359(ここでNはA、C、T、もしくはGであってもよい)、配列番号1360(ここでNはA、C、T、もしくはGであってもよい)、配列番号1361(ここでNはA、C、T、もしくはGであってもよい)、配列番号1362(ここでNはA、C、T、もしくはGであってもよい)、配列番号1279、配列番号1280、配列番号1281、配列番号1287、もしくは配列番号1363のいずれかのヌクレオチド配列によってコードされる挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、AAV1(US9624274の配列番号181)、AAV6(US9624274の配列番号182)、AAV2(US9624274の配列番号183)、AAV3b(US9624274の配列番号184)、AAV7(US9624274の配列番号185)、AAV8(US9624274の配列番号186)、AAV10(US9624274の配列番号187)、AAV4(US9624274の配列番号188)、AAV11(US9624274の配列番号189)、bAAV(US9624274の配列番号190)、AAV5(US9624274の配列番号191)、GPV(US9624274の配列番号192;本明細書では配列番号879)、B19(US9624274の配列番号193;本明細書では配列番号880)、MVM(US9624274の配列番号194;本明細書では配列番号881)、FPV(US9624274の配列番号195;本明細書では配列番号882)、CPV(US9624274の配列番号196;本明細書では配列番号883)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9624274号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位、または589位の直後に存在し、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する、US9624274に記載された構造タンパク質挿入断片のいずれか、または以下のアミノ酸配列、VNLTWSRASG(配列番号1364)、EFCINHRGYWVCGD(配列番号1365)、EDGQVMDVDLS(配列番号1366)、EKQRNGTLT(配列番号1367)、TYQCRVTHPHLPRALMR(配列番号1368)、RHSTTQPRKTKGSG(配列番号1369)、DSNPRGVSAYLSR(配列番号1370)、TITCLWDLAPSK(配列番号1371)、KTKGSGFFVF(配列番号1372)、THPHLPRALMRS(配列番号1373)、GETYQCRVTHPHLPRALMRSTTK(配列番号1374)、LPRALMRS(配列番号1375)、INHRGYWV(配列番号1376)、CDAGSVRTNAPD(配列番号1377)、AKAVSNLTESRSESLQS(配列番号1378)、SLTGDEFKKVLET(配列番号1379)、REAVAYRFEED(配列番号1380)、INPEIITLDG(配列番号1381)、DISVTGAPVITATYL(配列番号1382)、DISVTGAPVITA(配列番号1383)、PKTVSNLTESSSESVQS(配列番号1384)、SLMGDEFKAVLET(配列番号1385)、QHSVAYTFEED(配列番号1386)、INPEIITRDG(配列番号1387)、DISLTGDPVITASYL(配列番号1388)、DISLTGDPVITA(配列番号1389)、DQSIDFEIDSA(配列番号1390)、KNVSEDLPLPTFSPTLLGDS(配列番号1391)、KNVSEDLPLPT(配列番号1392)、CDSGRVRTDAPD(配列番号1393)、FPEHLLVDFLQSLS(配列番号1394)、DAEFRHDSG(配列番号1395)、HYAAAQWDFGNTMCQL(配列番号1396)、YAAQWDFGNTMCQ(配列番号1397)、RSQKEGLHYT(配列番号1398)、SSRTPSDKPVAHWANPQAE(配列番号1399)、SRTPSDKPVAHWANP(配列番号1400)、SSRTPSDKP(配列番号1401)、NADGNVDYHMNSVP(配列番号1402)、DGNVDYHMNSV(配列番号1403)、RSFKEFLQSSLRALRQ(配列番号1404);FKEFLQSSLRA(配列番号1405)、もしくはQMWAPQWGPD(配列番号1406)のいずれかの挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、AAV血清型、親AAVカプシドポリペプチド、またはAAVカプシド変異型は、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US9475845号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位、588位、または589位の直後に存在し、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する少なくとも5つの連続したアミノ酸を有する、RGNRQA(配列番号1407)、SSSTDP(配列番号1408)、SSNTAP(配列番号1409)、SNSNLP(配列番号1410)、SSTTAP(配列番号1411)、AANTAA(配列番号1412)、QQNTAP(配列番号1413)、SAQAQA(n配列番号1414)、QANTGP(配列番号1415)、NATTAP(配列番号1416)、SSTAGP(配列番号1417)、QQNTAA(配列番号1418)、PSTAGP(配列番号1419)、NQNTAP(配列番号1420)、QAANAP(配列番号1421)、SIVGLP(配列番号1422)、AASTAA(配列番号1423)、SQNTTA(配列番号1424)、QQDTAP(配列番号1425)、QTNTGP(配列番号1426)、QTNGAP(配列番号1427)、QQNAAP(配列番号1428)、またはAANTQA(配列番号1429)のアミノ酸配列のいずれかの挿入断片配列を含まない。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、AAV2カプシドタンパク質に従って番号付けされたアミノ酸262位~265位にて、または標的指向化配列を持つ別のAAVのカプシドタンパク質の対応する位置にて、例えば、NGRAHA(配列番号1430)、QPEHSST(配列番号1431)、VNTANST(配列番号1432)、HGPMQKS(配列番号1433)、PHKPPLA(配列番号1434)、IKNNEMW(配列番号1435)、RNLDTPM(配列番号1436)、VDSHRQS(配列番号1437)、YDSKTKT(配列番号1438)、SQLPHQK(配列番号1439)、STMQQNT(配列番号1440)、TERYMTQ(配列番号1441)、DASLSTS(配列番号1442)、DLPNKKT(配列番号1443)、DLTAARL(配列番号1444)、EPHQFNY(配列番号1445)、EPQSNHT(配列番号1446)、MSSWPSQ(配列番号1447)、NPKHNAT(配列番号1448)、PDGMRTT(配列番号1449)、PNNNKTT(配列番号1450)、QSTTHDS(配列番号1451)、TGSKQKQ(配列番号1452)、SLKHQAL(配列番号1453)、SPIDGEQ(配列番号1454)、WIFPWIQL(配列番号1455)、CDCRGDCFC(配列番号1456)、CNGRC(配列番号1457)、CPRECES(配列番号1458)、CTTHWGFTLC(配列番号1459)、CGRRAGGSC(配列番号1460)、CKGGRAKDC(配列番号1461)、CVPELGHEC(配列番号1462)、CRRETAWAK(配列番号1463)、VSWFSHRYSPFAVS(配列番号1464)、GYRDGYAGPILYN(配列番号1465)、XXXYXXX(配列番号1466)、YXNW(配列番号1467)、RPLPPLP(配列番号1468)、APPLPPR(配列番号1469)、DVFYPYPYASGS(配列番号1470)、MYWYPY(配列番号1471)、DITWDQLWDLMK(配列番号1472)、CWDDXWLC(配列番号1473)、EWCEYLGGYLRCYA(配列番号1474)、YXCXXGPXTWXCXP(配列番号1475)、IEGPTLRQWLAARA(配列番号1476)、LWXXX(配列番号1477)、XFXXYLW(配列番号1478)、SSIISHFRWGLCD(配列番号1479)、MSRPACPPNDKYE(配列番号1480)、CLRSGRGC(配列番号1481)、CHWMFSPWC(配列番号1482)、WXXF(配列番号1483)、CSSRLDAC(配列番号1484)、CLPVASC(配列番号1485)、CGFECVRQCPERC(配列番号1486)、CVALCREACGEGC(配列番号1487)、SWCEPGWCR(配列番号1488)、YSGKWGW(配列番号1489)、GLSGGRS(配列番号1490)、LMLPRAD(配列番号1491)、CSCFRDVCC(配列番号1492)、CRDVVSVIC(配列番号1493)、MARSGL(配列番号1494)、MARAKE(配列番号1495)、MSRTMS(配列番号1496、KCCYSL(配列番号1497)、MYWGDSHWLQYWYE(配列番号1498)、MQLPLAT(配列番号1499)、EWLS(配列番号1500)、SNEW(配列番号1501)、TNYL(配列番号1502)、WDLAWMFRLPVG(配列番号1503)、CTVALPGGYVRVC(配列番号1504)、CVAYCIEHHCWTC(配列番号1505)、CVFAHNYDYLVC(配列番号1506)、CVFTSNYAFC(配列番号1507)、VHSPNKK(配列番号1508)、CRGDGWC(配列番号1509)、XRGCDX(配列番号1510)、PXXX(配列番号1511)、SGKGPRQITAL(配列番号1512)、AAAAAAAAAXXXXX(配列番号1513)、VYMSPF(配列番号1514)、ATWLPPR(配列番号1515)、HTMYYHHYQHHL(配列番号1516)、SEVGCRAGPLQWLCEKYFG(配列番号1517)、CGLLPVGRPDRNVWRWLC(配列番号1518)、CKGQCDRFKGLPWEC(配列番号1519)、SGRSA(配列番号1520)、WGFP(配列番号1521)、AEPMPHSLNFSQYLWYT(配列番号1522)、WAYXSP(配列番号1523)、IELLQAR(配列番号1524)、AYTKCSRQWRTCMTTH(配列番号1525)、PQNSKIPGPTFLDPH(配列番号1526)、SMEPALPDWWWKMFK(配列番号1527)、ANTPCGPYTHDCPVKR(配列番号1528)、TACHQHVRMVRP(配列番号1529)、VPWMEPAYQRFL(配列番号1530)、DPRATPGS(配列番号1531)、FRPNRAQDYNTN(配列番号1532)、CTKNSYLMC(配列番号1533)、CXXTXXXGXGC(配列番号1534)、CPIEDRPMC(配列番号1535)、HEWSYLAPYPWF(配列番号1536)、MCPKHPLGC(配列番号1537)、RMWPSSTVNLSAGRR(配列番号1538)、SAKTAVSQRVWLPSHRGGEP(配列番号1539)、KSREHVNNSACPSKRITAAL(配列番号1540)、EGFR(配列番号1541)、AGLGVR 配列番号1542)、GTRQGHTMRLGVSDG(配列番号1543)、IAGLATPGWSHWLAL(配列番号1544)、SMSIARL(配列番号1545)、HTFEPGV(配列番号1546)、NTSLKRISNKRIRRK(配列番号1547)、LRIKRKRRKRKKTRK(配列番号1548)、GGG、GFS、LWS、EGG、LLV、LSP、LBS、AGG、GRR、GGH及びGTVのアミノ酸配列のいずれかのアミノ酸の修飾、例えば、置換または挿入を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、配列番号138に対して番号付けされた586位~594位に対応する5つの連続したアミノ酸以外の位置にて、例えば、特異的な部位がVP1またはその断片の部位R447、G453、及び/またはS662から選択される少なくとも1つの部位である、AAV2の部位特異的な変異があるカプシドタンパク質(US20160369298の配列番号97;本明細書では配列番号1549)またはその変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国公開第US20160369298号に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、US20160369298に記載された変異した配列のいずれか、例えば、以下の配列、SDSGASN(配列番号1550)、SPSGASN(配列番号1551)、SHSGASN(配列番号1552)、SRSGASN(配列番号1553)、SKSGASN(配列番号1554)、SNSGASN(配列番号1555)、SGSGASN(配列番号1556)、SASGASN(配列番号1557)、SESGTSN(配列番号1558)、STTGGSN(配列番号1559)、SSAGSTN(配列番号1560)、NNDSQA(配列番号1561)、NNRNQA(配列番号1562)、NNNKQA(配列番号1563)、NAKRQA(配列番号1564)、NDEHQA(配列番号1565)、NTSQKA(配列番号1566)、YYLSRTNTPSGTDTQSRLVFSQAGA(配列番号1567)、YYLSRTNTDSGTETQSGLDFSQAGA(配列番号1568)、YYLSRTNTESGTPTQSALEFSQAGA(配列番号1569)、YYLSRTNTHSGTHTQSPLHFSQAGA(配列番号1570)、YYLSRTNTSSGTITISHLIFSQAGA(配列番号1571)、YYLSRTNTRSGIMTKSSLMFSQAGA(配列番号1572)、YYLSRTNTKSGRKTLSNLSFSQAGA(配列番号1573)、YYLSRTNDGSGPVTPSKLRFSQRGA(配列番号1574)、YYLSRTNAASGHATHSDLKFSQPGA(配列番号1575)、YYLSRTNGQAGSLTMSELGFSQVGA(配列番号1576)、YYLSRTNSTGGNQTTSQLLFSQLSA(配列番号1577)、YFLSRTNNNTGLNTNSTLNFSQGRA(配列番号1578)、SKTGADNNNSEYSWTG(配列番号1579)、SKTDADNNNSEYSWTG(配列番号1580)、SKTEADNNNSEYSWTG(配列番号1581)、SKTPADNNNSEYSWTG(配列番号1582)、SKTHADNNNSEYSWTG(配列番号1583)、SKTQADNNNSEYSWTG 配列番号1584)、SKTIADNNNSEYSWTG(配列番号1585)、SKTMADNNNSEYSWTG(配列番号1586)、SKTRADNNNSEYSWTG(配列番号1587)、SKTNADNNNSEYSWTG(配列番号1588)、SKTVGRNNNSEYSWTG(配列番号1589)、SKTADRNNNSEYSWTG(配列番号1590)、SKKLSQNNNSKYSWQG(配列番号1591)、SKPTTGNNNSDYSWPG(配列番号1592)、STQKNENNNSNYSWPG(配列番号1593)、HKDDEGKF(配列番号1594)、HKDDNRKF(配列番号1595)、HKDDTNKF(配列番号1596)、HEDSDKNF(配列番号1597)、HRDGADSF(配列番号1598)、HGDNKSRF(配列番号1599)、KQGSEKTNVDFEEV(配列番号1600)、KQGSEKTNVDSEEV(配列番号1601)、KQGSEKTNVDVEEV(配列番号1602)、KQGSDKTNVDDAGV(配列番号1603)、KQGSSKTNVDPREV(配列番号1604)、KQGSRKTNVDHKQV(配列番号1605)、KQGSKGGNVDTNRV(配列番号1606)、KQGSGEANVDNGDV(配列番号1607)、KQDAAADNIDYDHV(配列番号1608)、KQSGTRSNAAASSV(配列番号1609)、KENTNTNDTELTNV(配列番号1610)、QRGNNVAATADVNT(配列番号1611)、QRGNNEAATADVNT(配列番号1612)、QRGNNPAATADVNT(配列番号1613)、QRGNNHAATADVNT(配列番号1614)、QEENNIAATPGVNT(配列番号1615)、QPPNNMAATHEVNT(配列番号1616)、QHHNNSAATTIVNT(配列番号1617)、QTTNNRAAFNMVET(配列番号1618)、QKKNNNAASKKVAT(配列番号1619)、QGGNNKAADDAVKT(配列番号1620)、QAAKGGAADDAVKT(配列番号1621)、QDDRAAAANESVDT(配列番号1622)、QQQHDDAAYQRVHT(配列番号1623)、QSSSSLAAVSTVQT(配列番号1624)、QNNQTTAAIRNVTT(配列番号1625)、NYNKKSDNVDFT(配列番号1626)、NYNKKSENVDFT(配列番号1627)、NYNKKSLNVDFT(配列番号1628)、NYNKKSPNVDFT(配列番号1629)、NYSKKSHCVDFT(配列番号1630)、NYRKTIYVDFT(配列番号1631)、NYKEKKDVHFT(配列番号1632)、NYGHRAIVQFT(配列番号1633)、NYANHQFVVCT(配列番号1634)、NYDDDPTGVLLT(配列番号1635)、NYDDPTGVLLT(配列番号1636)、NFEQQNSVEWT(配列番号1637)、SQSGASN(配列番号1638)、NNGSQA(配列番号1639)、YYLSRTNTPSGTTTWSRLQFSQAGA(配列番号1640)、SKTSADNNNSEYSWTG(配列番号1641)、HKDDEEKF(配列番号1642)、KQGSEKTNVDIEEV(配列番号1643)、QRGNNQAATADVNT(配列番号1644)、NYNKKSVNVDFT(配列番号1645)、SQSGASNYNTPSGTTTQSRLQFSTSADNNNSEYSWTGATKYH(配列番号1646)、SASGASNFNSEGGSLTQSSLGFSTDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1647)、SQSGASNYNTPSGTTTQSRLQFSTDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1648)、SASGASNYNTPSGTTTQSRLQFSTSADNNNSEFSWPGATTYH(配列番号1649)、SQSGASNFNSEGGSLTQSSLGFSTDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1650)、SASGASNYNTPSGSLTQSSLGFSTDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1651)、SQSGASNYNTPSGTTTQSRLQFSTSADNNNSDFSWTGATKYH(配列番号1652)、SGAGASNFNSEGGSLTQSSLGFSTDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1653)、SGAGASN(配列番号1654)、NSEGGSLTQSSLGFS(配列番号1655)、TDGENNNSDFS(配列番号1656)、SEFSWPGATT(配列番号1657)、TSADNNNSDFSWT(配列番号1658)、SQSGASNY(配列番号1659)、NTPSGTTTQSRLQFS(配列番号1660)、TSADNNNSEYSWTGATKYH(配列番号1661)、SASGASNF(配列番号1662)、TDGENNNSDFSWTGATKYH(配列番号1663)、SASGASNY(配列番号1664)、TSADNNNSEFSWPGATTYH(配列番号1665)、NTPSGSLTQSSLGFS(配列番号1666)、TSADNNNSDFSWTGATKYH(配列番号1667)、SGAGASNF(配列番号1668)、CTCCAGVVSVVSMRSRVCVNSGCAGCTDHCVVSRNSGTCVMSACACAA(配列番号1669)、CTCCAGAGAGGCAACAGACAAGCAGCTACCGCAGATGTCAACACACAA(配列番号1670)、SAAGASN(配列番号1671)、YFLSRTNTESGSTTQSTLRFSQAG(配列番号1672)、SKTSADNNNSDFS(配列番号1673)、KQGSEKTDVDIDKV(配列番号1674)、STAGASN(配列番号1675)、YFLSRTNTTSGIETQSTLRFSQAG(配列番号1676)、SKTDGENNNSDFS(配列番号1677)、KQGAAADDVEIDGV(配列番号1678)、SEAGASN(配列番号1679)、YYLSRTNTPSGTTTQSRLQFSQAG(配列番号1680)、SKTSADNNNSEYS(配列番号1681)、KQGSEKTNVDIEKV(配列番号1682)、YFLSRTNDASGSDTKSTLLFSQAG(配列番号1683)、STTPSENNNSEYS(配列番号1684)、SAAGATN(配列番号1685)、YFLSRTNGEAGSATLSELRFSQAG(配列番号1686)、HGDDADRF(配列番号1687)、KQGAEKSDVEVDRV(配列番号1688)、KQDSGGDNIDIDQV(配列番号1689)、SDAGASN(配列番号1690)、YFLSRTNTEGGHDTQSTLRFSQAG(配列番号1691)、KEDGGGSDVAIDEV(配列番号1692)、SNAGASN(配列番号1693)、及びYFLSRTNGEAGSATLSELRFSQPG(配列番号1694)のいずれか;または以下の配列番号1695、配列番号1696、配列番号1697、配列番号1698、配列番号1699、配列番号1700、配列番号1701、配列番号1702、配列番号1703、配列番号1704、配列番号1705、配列番号1706、配列番号1707、配列番号1708、配列番号1709、配列番号1710、配列番号1711、配列番号1712、配列番号1713、配列番号1714、配列番号1715、配列番号1716、及び配列番号1717のいずれかのアミノ酸の変異した部位をコードしてもよいヌクレオチド配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、例えば、WO2016134375の配列番号9及び配列番号10のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際特許公開WO2016134375に記載されたような、眼細胞標的指向化ペプチドを含んでもよい。さらに、WO2016134375に記載された眼細胞標的指向化ペプチドまたはアミノ酸のいずれかを、例えば、AAV2(WO2016134375の配列番号8;本明細書では配列番号1718)またはAAV9(WO2016134375の配列番号11;本明細書では配列番号1719)のような、しかし、これらに限定されない任意の親AAVカプシド配列に挿入してもよい。眼細胞標的指向化ペプチドは、以下のアミノ酸配列、GSTPPPM(配列番号1720)、またはGETRAPL(配列番号1721)のいずれかであってもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国公開US20170145405に記載されたように修飾されてもよい。AAV血清型は、修飾されたAAV2(例えば、Y444F、Y500F、Y730F及び/またはS662Vでの修飾)、修飾されたAAV3(例えば、Y705F、Y731F及び/またはT492Vでの修飾)、ならびに修飾されたAAV6(例えば、S663V及び/またはT492Vでの修飾)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開WO2017083722に記載されたように修飾されてもよい。AAV血清型には、AAV1(Y705+731F+T492V)、AAV2(Y444+500+730F+T491V)、AAV3(Y705+731F)、AAV5、AAV5(Y436+693+719F)、AAV6(VP3の変異型Y705F/Y731F/T492V)、AAV8(Y733F)、AAV9、AAV9(VP3の変異型Y731F)、及びAAV10(Y733F)が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際特許公開WO2017015102に記載されたように、アミノ酸SPAKFA(WO2017015102の配列番号24;本明細書では配列番号1722)またはNKDKLN(WO2017015102の配列番号2;本明細書では配列番号1723)を含む操作されたエピトープを含んでもよい。エピトープは、AAV8(WO2017015102の配列番号3)のVP1カプシドの番号付けに基づいたアミノ酸665~670の領域及び/またはAAV3B(配列番号3)の残基664~668の領域に挿入されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、AAV1のアミノ酸残基262~268、370~379、451~459、472~473、493~500、528~534、547~552、709~710、716~722の1以上(例えば、2、3、4、5、6、または7)にて任意に組み合わせて、またはAAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、AAV12、AAVrh8、AAVrh10、AAVrh32.33、ウシAAVもしくは鳥類AAVにおける同等にアミノ酸残基にて置換を含んでもよいカプシドタンパク質を伴うAAV変異型のような、しかし、これらに限定されない、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際特許公開WO2017058892に記載されているような配列であってもよいし、またはそれを有してもよい。アミノ酸の置換はWO2017058892に記載されたアミノ酸配列のいずれかであってもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、AAVは、AAV1(WO2017058892の配列番号l)の任意の組み合わせでの残基256L、258K、259Q、261S、263A、264S、265T、266G、272H、385S、386Q、S472R、V473D、N500E、547S、709A、710N、716D、717N、718N、720L、A456T、Q457T、N458Q、K459S、T492S、K493A、S586R、S587G、S588N、T589R及び/または722T;AAV5(WO2017058892の配列番号5)の任意の組み合わせでの244N、246Q、248R、249E、250I、251K、252S、253G、254S、255V、256D、263Y、377E、378N、453L、456R、532Q、533P、535N、536P、537G、538T、539T、540A、541T、542Y、543L、546N、653V、654P、656S、697Q、698F、704D、705S、706T、707G、708E、709Y及び/または710R;AAV5(WO2017058892の配列番号5)の任意の組み合わせでの248R、316V、317Q、318D、319S、443N、530N、531S、532Q 533P、534A、535N、540A、541T、542Y、543L、545G、546N、697Q、704D、706T、708E、709Y及び/または710R;AAV6(WO2017058892の配列番号6)の任意の組み合わせでの264S、266G、269N、272H、及び/または457Q;AAV8(WO2017058892の配列番号8)の任意の組み合わせでの457T、459N、496G、499N、及び/または500N;AAV9(WO2017058892の配列番号9)の任意の組み合わせでの451I、452N、453G、454S、455G、456Q、457N及び/または458Qにてアミノ酸置換を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO2017066764号に記載されたようなVP1の155位、156位及び157位またはVP2の17位、18位、19位及び20位にてアミノ酸の配列を含んでもよい。アミノ酸の配列は、N-S-S、S-X-S、S-S-Y、N-X-S、N-S-Y、S-X-Y及びN-X-Yであってもよいが、これらに限定されず、その際、N、X及びYは独立して非セリンまたは非スレオニンのアミノ酸であるが、これらに限定されず、AAVはAAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11及びAAV12であってもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、AAVは、VP1の156位、157位、もしくは158位またはVP2の19位、20位、もしくは21位にて少なくとも1つのアミノ酸の欠失を含んでもよく、その際、AAVは、AAV1、AAV2、AAV3、AAV4、AAV5、AAV6、AAV7、AAV8、AAV9、AAV10、AAV11、及びAAV12であってもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、または親AAVカプシドはさらに、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるDeverman et al.,(Nature Biotechnology,34(2):204-209(2016))によって記載されたような、Cre組換えに基づくAAV標的進化(CREATE)によって生成される1以上の成分を含む。いくつかの実施形態では、このように生成されたAAV血清型は、他のAAV血清型と比べて、CNS形質導入及び/またはニューロン及び星状細胞への指向性が改善されている。
プロモーター
いくつかの実施形態では、以後、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子(例えば、TRACER AAV粒子)とも呼ばれてもよい本開示の新規カプシドを含むAAV粒子は、標的特異性及び発現を増強するための少なくとも1つの要素(例えば、Powell et al.Viral Expression Cassette Elements to Enhance Transgene Target Specificity and Expression in Gene Therapy,2015を参照のこと;その内容は全体として参照によって本明細書に組み込まれる)を含む。標的特異性及び発現を増強する要素の非限定的な例には、プロモーター、内在性miRNA、転写後調節要素(PRE)、ポリアデニル化(ポリA)シグナル配列及び上流エンハンサー(USE)、CMVのエンハンサー及びイントロンが挙げられる。
当業者は、標的細胞におけるポリペプチドの発現が、種特異的、誘導性、組織特異的、または細胞周期特異的であるプロモーター(Parr et al.,Nat.Med.3:1145-9(1997);その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる)を含むが、これらに限定されない特定のプロモーターを必要としてもよいことを認識してもよい。
いくつかの実施形態では、プロモーターは、本明細書に記載されているAAVカプシドmRNAによってコードされるポリペプチド(複数可)の発現を駆動する場合に有効であると見なされる。いくつかの実施形態では、プロモーターは、本明細書に記載されているカプシドに被包されたウイルスゲノムによってコードされるポリペプチド(複数可)の発現を駆動する場合に有効であると見なされる。
いくつかの実施形態では、プロモーターは標的とされる組織にて一定期間、ポリペプチド(例えば、AAVカプシドポリペプチド)の発現を駆動する。プロモーターによって駆動される発現は、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、1日、2日、3日、4日、5日、6日、1週間、8日、9日、10日、11日、12日、13日、2週間、15日、16日、17日、18日、19日、20日、3週間、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日、30日、31日、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月、6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、1年、13ヵ月、14ヵ月、15ヵ月、16ヵ月、17ヵ月、18ヵ月、19ヵ月、20ヵ月、21ヵ月、22ヵ月、23ヵ月、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年の期間であってもよく、または10年を超えてもよい。発現は、1~5時間、1~12時間、1~2日、1~5日、1~2週間、1~3週間、1~4週間、1~2ヵ月、1~4ヵ月、1~6ヵ月、2~6ヵ月、3~6ヵ月、3~9ヵ月、4~8ヵ月、6~12ヵ月、1~2年、1~5年、2~5年、3~6年、3~8年、4~8年、または5~10年であってもよい。
いくつかの実施形態では、プロモーターはポリペプチド(例えば、AAVカプシドポリペプチド)の発現を少なくとも1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月、6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年、11年、12年、13年、14年、15年、16年、17年、18年、19年、20年、21年、22年、23年、24年、25年、26年、27年、28年、29年、30年、31年、32年、33年、34年、35年、36年、37年、38年、39年、40年、41年、42年、43年、44年、45年、46年、47年、48年、49年、50年、55年、60年、65年、または65年を超えて駆動する。
プロモーターは天然に存在してもよいし、または天然には存在しなくてもよい。プロモーターの非限定的な例には、ウイルスプロモーター、植物プロモーター、及び哺乳類プロモーターが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロモーターはヒトプロモーターであってもよい。いくつかの実施形態では、プロモーターは切り詰められてもよい。
ほとんどの組織にて発現を駆動するまたは促進するプロモーターには、ヒト伸長因子1α-サブユニット(EF1α)、サイトメガロウイルス(CMV)前初期エンハンサー及び/またはプロモーター、ニワトリβ-アクチン(CBA;例えば、限定されないが、Miyazaki et al.(Gene.1989,Jul.15;79(2):269-77、その内容はその全体が参照によって本明細書に組み込まれる)に記載されたようなCBAプロモーター)及びその誘導体CAG、βグルクロニダーゼ(GUSB)、またはユビキチンC(UBC)が挙げられるが、これらに限定されない。例えば、筋肉特異的プロモーター、B細胞プロモーター、単球プロモーター、白血球プロモーター、マクロファージプロモーター、膵臓腺房細胞プロモーター、内皮細胞プロモーター、肺組織プロモーター、星状細胞プロモーター、または発現をニューロン、星状細胞またはオリゴデンドロサイトに制限するのに使用することができる神経系プロモーターのような、しかし、これらに限定されない組織特異的発現要素を使用して発現を特定の細胞型に制限することができる。
筋肉特異的プロモーターの非限定的な例には、哺乳類筋肉クレアチンキナーゼ(MCK)プロモーター、哺乳類デスミン(DES)プロモーター、哺乳類トロポニンI(TNNI2)プロモーター、及び哺乳類骨格アルファアクチン(ASKA)プロモーター(例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許公開US20110212529を参照のこと)が挙げられる。筋肉特異的プロモーターには、Mbプロモーター、ミオシンプロモーター、ジストロフィンプロモーター、dMCK及びtMCKも挙げられてもよい。非限定的な例として、筋肉特異的プロモーターを使用して、筋細胞及び筋肉幹細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
血液特異的プロモーターの非限定的な例には、B29プロモーター、免疫グロブリン重鎖プロモーター、CD45プロモーター、マウスINF-βプロモーター、CD45 SV40/CD45プロモーター、WASPプロモーター、CD43プロモーター、CD43 SV40/CD43プロモーター、CD68プロモーター、GPIIbプロモーター、CD14プロモーター、及びCD2プロモーターが挙げられる。非限定的な例として、血液特異的プロモーターを使用して、例えば、B細胞、造血細胞、白血球、血小板、マクロファージ、巨核球、単球及び/またはT細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
骨特異的プロモーターの非限定的な例には、オステオカルシン、骨シアロタンパク質、及びOG-2プロモーターが挙げられる。非限定的な例として、骨特異的プロモーターを使用して、例えば、骨芽細胞及び象牙芽細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
眼特異的プロモーターの非限定的な例には、Chx10、PrP、Dkk3、Math5、Ptf1a、Pcp2、Nefh、γ-シヌクレイン遺伝子(SNCG)、Grik4、Pdgfra、Chat、Thy1.2、hVmd2、Thy1、修飾αA-クリスタリン、hRgp、mMo、Opn4、RLBP1、Glast、Foxg1、hVmd2、Trp1、Six3、cx36、Grm6-SV40真核生物プロモーター、hVmd2、Dct、Rpc65、mRho、Irbp、hRho、Pcp2、ロドプシン、及びmSoが挙げられる。非限定的な例として、眼特異的プロモーターを使用して、例えば、網膜ニューロン、水平細胞、双極細胞、神経節細胞(GC)、ONLミュラー細胞、アマクリン細胞、水晶体細胞、S錐体細胞、M錐体細胞、メラノプシン発現GC、ニューロン、ON双極、視神経細胞、色素細胞、網膜色素上皮細胞、桿体細胞、桿体双極細胞、及び桿体光受容体のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよいし、または促進してもよい。
心臓特異的プロモーターの非限定的な例には、MLC2vプロモーター、αMHCプロモーター、ラットトロポニンT(Tnnt2)、Tie2、及びTcf21が挙げられる。非限定的な例として、心臓特異的プロモーターを使用して、例えば、心筋細胞、内皮細胞及び繊維芽細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
腎臓特異的プロモーターの非限定的な例には、ECAD、NKCC2、KSPC、NPHS1、及びSGLT2が挙げられる。非限定的な例として、腎臓特異的プロモーターを使用して、例えば、集合管細胞、ヘンレ係蹄細胞、ネフロン細胞、有足細胞及び近位尿細管細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
肝臓特異的プロモーターの非限定的な例には、SV40/bAlbプロモーター、SV40/hAlbプロモーター、B型肝炎ウイルスコアプロモーター、及びアルファフェトプロテインが挙げられる。非限定的な例として、肝臓特異的プロモーターを使用して、肝細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
肺特異的プロモーターの非限定的な例には、サーファクタントプロテインBプロモーター及びサーファクタントプロテインCプロモーターが挙げられる。非限定的な例として、肺特異的プロモーターを使用して、例えば、ATII細胞及びクララ細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
膵臓特異的プロモーターの非限定的な例には、エラスターゼ-1プロモーター、PDX1プロモーター、及びインスリンプロモーターが挙げられる。非限定的な例として、膵臓特異的プロモーターを使用して、例えば、腺房細胞、ベータ細胞及びランゲルハンス細胞のような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。
血管または脈管構造に特異的なプロモーターの非限定的な例には、Slco1c1、tie、カドヘリン、ICAM-2、クローディン1、Cldn5、Flt-1プロモーター、及びエンドグリンプロモーターが挙げられる。非限定的な例として、血管特異的プロモーターを使用して、内皮細胞のような特定の細胞型にて発現を駆動してもよく、または促進してもよい。非限定的な例として、内皮細胞は血液脳関門の内皮細胞である。
ニューロンのための組織特異的発現要素の非限定的な例には、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、血小板由来増殖因子(PDGF)、血小板由来増殖因子B鎖(PDGF-β)、シナプシン(SynまたはSyn1)、メチル-CpG結合タンパク質2(MeCP2)、Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII(CaMKII)、代謝型グルタミン酸受容体2(mGluR2)、ニューロフィラメント軽鎖(NFL)または重鎖(NFH)、β-グロビンミニ遺伝子nβ2、プレプロエンケファリン(PPE)、エンケファリン(Enk)、VGF、及び興奮性アミノ酸輸送体2(EAAT2)プロモーターが挙げられる。神経外胚葉幹細胞の組織特異的発現要素の非限定的な例はネスチンである。
星状細胞の組織特異的発現要素の非限定的な例には、グリア線維性酸性タンパク質(GFAP、GFabc1D)及びEAAT2プロモーターが挙げられる。オリゴデンドロサイトの組織特異的発現要素の非限定的な例には、ミエリン塩基性タンパク質(MBP)プロモーターが挙げられる。
いくつかの実施形態では、プロモーターは1kb未満であってもよい。プロモーターは、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490、500、510、520、530、540、550、560、570、580、590、600、610、620、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、770、780、790、800、または800を超えるヌクレオチドの長さを有してもよい。プロモーターは、200~300、200~400、200~500、200~600、200~700、200~800、300~400、300~500、300~600、300~700、300~800、400~500、400~600、400~700、400~800、500~600、500~700、500~800、600~700、600~800、または700~800の間の長さを有してもよい。
いくつかの実施形態では、プロモーターは、CMV及びCBAのような、しかし、これらに限定されない、同じまたは異なる開始プロモーターまたは親プロモーターの2以上の構成要素の組み合わせであってもよい。各構成要素は、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490、500、510、520、530、540、550、560、570、580、590、600、610、620、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、770、780、790、800の、または800を超える長さを有してもよい。各構成要素は、200~300、200~400、200~500、200~600、200~700、200~800、300~400、300~500、300~600、300~700、300~800、400~500、400~600、400~700、400~800、500~600、500~700、500~800、600~700、600~800、または700~800の間の長さを有してもよい。いくつかの実施形態では、プロモーターは、382ヌクレオチドのCMVエンハンサー配列と260ヌクレオチドのCBAプロモーター配列との組み合わせである。
いくつかの実施形態では、AAV粒子はユビキタスプロモーターを含む。ユビキタスプロモーターの非限定的な例には、CMV、CBA(誘導体CAG、CB6、CBhなどを含む)、EF-1α、PGK、UBC、GUSB(hGBp)、及びUCOE(HNRPA2B1-CBX3のプロモーター)が挙げられる。
Yu et al.(Molecular Pain 2011,7:63;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)は、レンチウイルスベクターを使用してラットDRG細胞及び初代DRG細胞にてCAG、EFIα、PGK、及びUBCのプロモーターのもとでのeGFPの発現を評価し、UBCは他の3つのプロモーターよりも弱い発現を示し、すべてのプロモーターで10~12%のグリア発現しか見られないことを見いだした。Soderblom et al.(E.Neuro 2015;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)は、運動皮質への注射後に、CMV及びUBCプロモーターを持つAAV8及びCMVプロモーターを持つAAV2におけるeGFPの発現を評価した。UBCまたはEFIαプロモーターを含有するプラスミドの鼻腔内投与は、CMVプロモーターによる発現よりも高い持続的な気道発現を示した(例えば、Gill et al.,Gene Therapy,2001,Vol.8,1539-1546を参照;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。Husain et al.(Gene Therapy,2009;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)は、hGUSBプロモーター、HSV-1LATプロモーター及びNSEプロモーターを持つHβH構築物を評価し、HβH構築物がマウス脳にてNSEより弱い発現を示すことを見いだした。Passini and Wolfe(J.Virol.2001,12382-12392,その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)は、新生仔マウスにおける脳室内注射後のHβHベクターの長期効果を評価し、少なくとも1年間の持続的な発現があることを見いだした。CMV-lacZ、CMV-luc、EF、GFAP、hENK、nAChR、PPE、PPE+wpre、NSE(0.3kb)、NSE(1.8kb)、及びNSE(1.8kb+wpre)と比べてNFL及びNFHプロモーターを使用した場合、すべての脳領域での低発現はXu et al.(Gene Therapy,2001,8,1323-1332;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)によって見いだされた。Xu et al.は、降順でのプロモーター活性はNSE(1.8kb)、EF、NSE(0.3kb)、GFAP、CMV、hENK、PPE、NFL、及びNFHであることを見いだした。NFLは650ヌクレオチドのプロモーターであり、NFHは920ヌクレオチドのプロモーターであり、双方とも肝臓には存在しないが、NFHは感覚固有受容ニューロン、脳、脊髄に豊富に存在し、NFHは心臓に存在する。Scn8aは470ヌクレオチドのプロモーターであり、DRG、脊髄、及び脳の全体にわたって発現し、海馬ニューロン及び小脳プルキンエ細胞、皮質、視床、及び視床下部で特に高い発現が見られる(例えば、Drews et al.Identification of evolutionary conserved,functional noncoding elements in the promoter region of the sodium channel gene SCN8A,Mamm.Genome,(2007),18:723-731;及びRaymond et al.Expression of Alternatively Spliced Sodium Channel α-subunit genes,Journal of Biological Chemistry,(2004),279(44)46234-46241を参照;それぞれの内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。
前述のYu、Soderblom、Gill、Husain、Passini、Xu、Drews、またはRaymondによって教示された任意のプロモーターは本開示にて使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、プロモーターはユビキタスである。いくつかの実施形態では、プロモーターは細胞特異的ではない。
いくつかの実施形態では、プロモーターはユビキチンc(UBC)プロモーターである。UBCプロモーターは300~350ヌクレオチドのサイズを有してもよい。非限定的な例として、UBCプロモーターは332ヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはβ-グルクロニダーゼ(GUSB)プロモーターである。GUSBプロモーターは350~400ヌクレオチドのサイズを有してもよい。非限定的な例として、GUSBプロモーターは378ヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはニューロフィラメント軽鎖(NFL)プロモーターである。NFLプロモーターは600~700ヌクレオチドのサイズを有してもよい。非限定的な例として、NFLプロモーターは650ヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはニューロフィラメント重鎖(NFH)プロモーターである。NFHプロモーターは900~950ヌクレオチドのサイズを有してもよい。非限定的な例として、NFHプロモーターは920ヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはscn8aプロモーターである。scn8aプロモーターは450~500ヌクレオチドのサイズを有してもよい。非限定的な例として、scn8aプロモーターは470ヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはホスホグリセリン酸キナーゼ1(PGK)プロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはニワトリβ-アクチン(CBA)プロモーターまたはその変異型である。
いくつかの実施形態では、プロモーターはCB6プロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターは最小CBプロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはP40プロモーターである。いくつかの実施形態では、P40プロモーターはAAVカプシドREP遺伝子の3’に位置する。
いくつかの実施形態では、プロモーターはサイトメガロウイルス(CMV)プロモーターである。
いくつかの実施形態では、CMVプロモーターは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるNiwa et al.1991によって記載されたようなCMVエンハンサー/ニワトリベータアクチンプロモーターのハイブリッド配列である。
いくつかの実施形態では、プロモーターはCAGプロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはGFAPプロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターはシナプシン(synまたはsyn1)プロモーターである。
いくつかの実施形態では、プロモーターは肝臓または骨格筋のプロモーターである。肝臓プロモーターの非限定的な例には、ヒトα-1-アンチトリプシン(hAAT)及びチロキシン結合グロブリン(TBG)が挙げられる。骨格筋プロモーターの非限定的な例には、デスミン、MCKまたは合成C5-12が挙げられる。
いくつかの実施形態では、プロモーターはRNA pol IIIプロモーターである。非限定的な例として、RNA pol IIIプロモーターはU6である。非限定的な例として、RNA pol IIIプロモーターはH1である。
いくつかの実施形態では、プロモーターは所望の指向性に応じて選択されてもよい。プロモーターの非限定的な例は、WO2020072683に記載されており、その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、プロモーターはヘルパーウイルスの同時感染の非存在下でカプシドmRNAの発現を駆動する。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は2つのプロモーターを含む。非限定的な例として、プロモーターはP40プロモーター及びCMVプロモーターである。別の非限定的な例として、プロモーターはP40プロモーター及び細胞型特異的プロモーター(例えば、シナプシン)である。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は操作されたプロモーターを含む。
別の実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は天然に発現されたタンパク質に由来するプロモーターを含む。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のREP遺伝子の一部を欠失させてプロモーターの挿入を収容する。プロモーターはAAV粒子のCAP遺伝子の上流または下流に挿入されてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は細胞型特異的プロモーターを含んでカプシドmRNAの発現を駆動する。非限定的な例として、プロモーターは細胞型特異的である。細胞型特異的プロモーターはシナプシンであってもよい。細胞型特異的プロモーターは、グリア線維性酸性タンパク質(GFAP)であってもよい。AAV粒子はP40プロモーター及び細胞型特異的プロモーターを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、図4に示されるような構造を含む。いくつかの実施形態では、代替の骨格はカプシドライブラリーの生成に使用されてもよい。代替の骨格では、順方向型が逆方向に変更され、これにより生体内進化の間にカプシドタンパク質の発現とこれらの外来カプシドタンパク質に対する免疫応答の可能性とを回避することができる。いくつかの実施形態では、ウイルスライブラリーRNA回収中のRNA収量を改善するために、1以上の追加のWPRE要素を骨格に追加してもよい。いくつかの実施形態では、TRACERアプローチの骨格は図5に示されるとおりである。
AAVの選択
本開示は、組織及び/または細胞型に特異的な形質導入のためのAAV選択の方法を提供し、それによって、組織(複数可)及び/または細胞型(複数可)に対する高い指向性を持つAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)が特定され、使用のために選択される。いくつかの実施形態では、AAVの選択は、当該技術分野で知られている標準的な方法(例えば、静脈内)による細胞及び/または対象へのAAV粒子の投与を含む。いくつかの実施形態では、AAVの選択は、特定の組織及び/または細胞型からの、AAV粒子によってコードされるポリヌクレオチド、例えばカプシドRNAの抽出を含んでもよい。いくつかの実施形態では、組織は、肝臓、脾臓、及び心臓のような、しかし、これらに限定されない非神経系組織であってもよい。細胞型は、例えば、肝細胞、ランゲルハンス島細胞、及び心筋細胞であってもよい。いくつかの実施形態では、組織は、脳組織、脊髄組織、及び後根神経節組織のような、しかし、これらに限定されない神経系組織であってもよい。細胞型は、例えば、ニューロン、星状細胞、またはオリゴデンドロサイトであってもよい。いくつかの実施形態では、抽出されたRNAは濃縮され、逆転写され、及び/または増幅される。いくつかの実施形態では、抽出されたRNAは、例えば逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)のような種々の製造方法を使用して特定の組織及び/または細胞型からの完全長カプシド「アンプリコン(複数可)」の回収を可能にする。本明細書で使用されるとき、アンプリコンは、増幅事象、例えばPCRの産物として形成されるRNAまたはDNAの任意の小片を指してもよい。いくつかの実施形態では、完全長カプシドのアンプリコンは、次世代シーケンシング(NGS)ライブラリー生成のための鋳型として使用されてもよい。完全長カプシドのアンプリコンは、上述のようなAAV選択の任意の数の追加回数のためのAAV TRACER粒子の生成のためにDNAライブラリーへのクローニングに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、AAVの選択は反復的に実施されてもよく、または任意に何回も、もしくは任意の回数繰り返されてもよい。AAV粒子の上述の選択は、本明細書ではさらに一般的にバイオパニングと呼ばれてもよい。
いくつかの実施形態では、AAVの選択は、当該技術分野で知られている標準的な方法(例えば、感染)による細胞へのAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与を含む。非限定的な例として、細胞はHEK293細胞である。別の非限定的な例として、細胞はニューロン及び/またはグリア細胞のような、しかし、これらに限定されない神経系細胞である。さらに別の非限定的な例として、細胞は脳微小血管内皮細胞(BMVEC)である。BMVECはヒトBMVEC(hBMVEC)であってもよい。BMVECは非ヒト霊長類(NHP)のBMVECであってもよい。
いくつかの実施形態では、AAVの選択は、当該技術分野で知られている標準的な方法(例えば、静脈内)による齧歯類へのAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与を含む。齧歯類はトランスジェニック齧歯類または非トランスジェニック(例えば、野生型)齧歯類であってもよい。非限定的な例として、齧歯類はラットまたはマウスである。ラットの非限定的な例にはスプラーグドーリー、ウイスターアルビノ、及びロングエバンスのラットが挙げられる。マウスの非限定的な例には、BALB/C、FVB及びC57BL/6のマウスが挙げられる。
いくつかの実施形態では、AAVの選択は、当該技術分野で知られている標準的な方法(例えば、静脈内)による非ヒト霊長類(NHP)へのAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与を含む。NHPの非限定的な例にはアカゲザル(Macaca mulatta)及びカニクイザル(Macaca fascicularis)が挙げられる。
いくつかの実施形態では、AAVの選択は、齧歯類、非ヒト霊長類及び/またはヒトの細胞へのAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与を含む。いくつかの実施形態では、AAVの選択は、齧歯類、非ヒト霊長類及び/またはヒトの対象へのAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与を含む。
いくつかの実施形態では、AAV選択は、単一の細胞型もしくは対象型の中で反復的に実施されてもよく、または任意に何回も、もしくは任意の回数繰り返されてもよく、その際、単一の細胞型または対象型はAAV選択の回数にわたって変更されないままであってもよく、または同じままであってもよい。細胞型は、例えば、HEK293細胞、hBMVEC、及びNHP BMVECであってもよい。対象型は、例えば、スプラーグドーリーラット、ウイスターアルビノラット、ロングエバンスラット、BALB/Cマウス、FVBマウス、C57BL/6マウス、アカゲザル、カニクイザル、及びヒトであってもよい。非限定的な例として、AAV選択はhBMVEC細胞における1回、2回及び/または3回以上のAAV選択の回数にわたって実施される。非限定的な例として、AAV選択は、BALB/Cマウスのような、しかし、これに限定されないマウスにて、1回、2回、及び/または3回以上にわたって実施される。非限定的な例として、AAV選択は図1A及び図1Bに表すように、カニクイザルのような、しかし、これに限定されないNHPにて1回、2回、及び/または3回以上にわたって実施される。
AAV選択は、任意の数の細胞型及び/または対象型の中で反復的に実施されてもよく、または任意に何回も、もしくは任意の回数繰り返されてもよく、その際、細胞型及び/または対象型はAAV選択の回数にわたって変化してもよく、または異なってもよい。非限定的な例として、AAV選択はアカゲザルで第1回目を行い、追加の、例えばその後の1、2、及び/または3またはそれ以上の回数をスプラーグドーリーラットにて行う。
AAV選択は、任意の数の細胞型及び/または対象型の中で、反復的に実施されてもよく、または任意に何回も、もしくは任意の回数繰り返されてもよく、さらに、任意のAAV選択の回数にて本明細書で開示されている任意のAAVカプシド血清型またはその変異型もしくは誘導体をAAV粒子プールと組み合わせること及び/または比較することを含んでもよい。非限定的な例として、AAVカプシド血清型はAAVF7/HSC7(WO2016049230の配列番号8及び27)を含む。別の非限定的な例として、AAVカプシド血清型はAAVF15/HSC15(WO2016049230の配列番号16及び33)を含む。さらに別の非限定的な例として、AAVカプシド血清型AAVF17/HSC17(WO2016049230の配列番号13及び35)。AAV選択の回数は第1、第2、第3、または第4のAAV選択の回数であってもよい。
直交進化
本開示のAAV選択の方法は直交進化を含んでもよい。いくつかの実施形態では、直交進化は、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって本明細書に記載されているようなAAV選択の第1回目のためにAAV粒子が投与され、且つ任意の数の追加の、例えばその後のAAV選択の回数が、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって、または図2に表されるような同じ種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって実施される方法である。細胞型は、例えば、HEK293細胞、hBMVEC、及びNHPのBMVECであってもよい。対象型は、例えば、スプラーグドーリーラット、ウイスターアルビノラット、ロングエバンスラット、BALB/Cマウス、FVBマウス、C57BL/6マウス、アカゲザル、カニクイザル、及びヒトであってもよい。
AAV粒子のウイルスゲノム
ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含み、及び/またはTRACER法によって選択される本明細書に記載されているようなAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型のようなAAVカプシドポリペプチドを含むAAV粒子)は、ウイルスゲノムを組織、例えば標的組織(例えば、CNS、DRG、及び/または筋肉)に送達するために使用されてもよい。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子は、組織または細胞、例えば、CNS、DRG、または筋肉の細胞もしくは組織へのウイルスゲノムの送達に使用することができる。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は組換えAAV粒子である。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は単離されたAAV粒子である。
ウイルスゲノムは、例えば、ポリペプチド(例えば、治療用ポリペプチド)、抗体、酵素、RNAi剤及び/または遺伝子編集システムの構成要素のような、しかし、これらに限定されない任意のペイロードをコードしてもよい。一実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は、静脈内送達後にペイロードをCNSの細胞に送達するために使用される。別の実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は、静脈内送達後にペイロードをDRGの細胞に送達するために使用される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は、静脈内送達後にペイロードを筋肉、例えば、心筋の細胞に送達するために使用される。
本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のウイルスゲノムは、ペイロードをコードする少なくとも1つのペイロード領域と、少なくとも1つのITRとを持つ核酸配列を含む。ウイルスゲノムは通常、5’末端と3’末端のそれぞれに1つずつ、2つのITR配列を含む。さらに、本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムは、例えば、増強された発現のための調節要素(例えば、プロモーター)、非翻訳領域(UTR)、ポリアデニル化配列(ポリA)、フィラー配列またはスタッファー配列、イントロン、及び/またはリンカー配列のような、しかし、これらに限定されない追加成分の核酸配列を含んでもよい。
これらのウイルスゲノム成分は、標的組織(例えば、CNS、筋肉、またはDRG)にて所与のペイロードの発現の特異性及び効率をさらに調整するために選択することができ、及び/または操作することができる。
ウイルスゲノムの成分:逆方向末端反復(ITR)
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子は少なくとも1つのITRとペイロード領域とを持つウイルスゲノムを含む。一実施形態では、ウイルスゲノムは2つのITRを有する。これら2つのITRは5’及び3’の末端でペイロード領域に隣接している。ITRは複製のための認識部位を含む複製起点として機能する。ITRは相補性で、且つ対称性に配置することができる配列領域を含む。本明細書に記載されているようなウイルスゲノムに組み込まれたITRは、天然に存在するポリヌクレオチド配列または組換え由来のポリヌクレオチド配列から構成されてもよい。
ITRは、既知の血清型のいずれかから選択されるカプシドポリペプチド、例えば、カプシド変異型と同じ血清型、またはその誘導体に由来してもよい。ITRはカプシドとは異なる血清型のものであってもよい。一実施形態では、AAV粒子は1を超えるITRを有する。非限定的な例では、AAV粒子は2つのITRを含むウイルスゲノムを有する。一実施形態では、ITRは互いに同じ血清型のものである。別の実施形態では、ITRは異なる血清型のものである。非限定的な例には、カプシドと同じ血清型を有するITRが含まれない、カプシドと同じ血清型を有するITRの一方、または双方が含まれる。一実施形態では、AAV粒子のウイルスゲノムの双方のITRはAAV2のITRである。
独立して、各ITRは長さが約100~約150ヌクレオチドであってもよい。ITRは、長さ約100~105ヌクレオチド、長さ106~110ヌクレオチド、長さ111~115ヌクレオチド、長さ116~120ヌクレオチド、長さ121~125ヌクレオチド、長さ126~130ヌクレオチド、長さ131~135ヌクレオチド、長さ136~140ヌクレオチド、長さ141~145ヌクレオチド、または長さ146~150ヌクレオチドであってもよい。一実施形態では、ITRは長さが140~142ヌクレオチドである。ITRの長さの非限定的な例は長さが102、105、130、140、141、142、145ヌクレオチドである。本開示に包含されるITRには、既知のAAV血清型のITR配列に対して少なくとも90%の同一性、少なくとも95%の同一性、少なくとも98%の同一性、または少なくとも99%の同一性があるものが含まれる。
ウイルスゲノムの成分:プロモーター
一実施形態では、ウイルスゲノムのペイロード領域は、ペイロードの標的特異性及び発現を増強するための少なくとも1つの要素を含む(例えば、Powell et al.Viral Expression Cassette Elements to Enhance Transgene Target Specificity and Expression in Gene Therapy,2015を参照;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。ペイロードの標的特異性及び発現を増強する要素の非限定的な例には、プロモーター、内在性miRNA、転写後調節要素(PRE)、ポリアデニル化(ポリA)シグナル配列及び上流エンハンサー(USE)、CMVのエンハンサー及びイントロンが挙げられる。
当業者は、標的細胞におけるペイロードの発現が、種特異的、誘導性、組織特異的、または細胞周期特異的であるプロモーター(Parr et al.,Nat.Med.3:1145-9(1997);その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる)を含むが、これらに限定されない特異的なプロモーターを必要としてもよいことを認識してもよい。
一実施形態では、プロモーターはAAV粒子のウイルスゲノムによってコードされるペイロードの発現を駆動する場合に効率的であると見なされる。
一実施形態では、プロモーターは標的とされる細胞にて発現を駆動する場合に効率的であると見なされるプロモーターである。
一実施形態では、プロモーターは標的とされる細胞に対する指向性を有するプロモーターである。
一実施形態では、プロモーターは標的組織にてある期間、ペイロードの発現を駆動する。プロモーターによって駆動される発現は、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、1日、2日、3日、4日、5日、6日、1週間、8日、9日、10日、11日、12日、13日、2週間、15日、16日、17日、18日、19日、20日、3週間、22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日、30日、31日、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、4ヵ月、5ヵ月、6ヵ月、7ヵ月、8ヵ月、9ヵ月、10ヵ月、11ヵ月、1年、13ヵ月、14ヵ月、15ヵ月、16ヵ月、17ヵ月、18ヵ月、19ヵ月、20ヵ月、21ヵ月、22ヵ月、23ヵ月、2年、3年、4年、5年、6年、7年、8年、9年、10年または10年を超える期間であってもよい。発現は、1~5時間、1~12時間、1~2日、1~5日、1~2週間、1~3週間、1~4週間、1~2ヵ月、1~4ヵ月、1~6ヵ月、2~6ヵ月、3~6ヵ月、3~9ヵ月、4~8ヵ月、6~12ヵ月、1~2年、1~5年、2~5年、3~6年、3~8年、4~8年、または5~10年であってもよい。非限定的な例として、プロモーターは、中枢神経系または末梢神経系の組織及び/または細胞におけるペイロードの持続的発現のために選択される。
プロモーターは天然に存在してもよいし、または天然には存在しなくてもよい。プロモーターの非限定的な例には、ウイルス、植物、哺乳類、またはヒトに由来するものが挙げられる。いくつかの実施形態では、プロモーターはヒトの細胞または系に由来するものであってもよい。いくつかの実施形態では、プロモーターは切り詰められてもよく、または変異させてもよい。
ほとんどの組織にて発現を駆動するまたは促進するプロモーターには、ヒト伸長因子1α-サブユニット(EF1α)プロモーター、サイトメガロウイルス(CMV)前初期エンハンサー及び/またはプロモーター、ニワトリβ-アクチン(CBA)プロモーター及びその誘導体CAG、βグルクロニダーゼ(GUSB)プロモーター、またはユビキチンC(UBC)プロモーターが挙げられるが、これらに限定されない。組織特異的プロモーターを使用して、中枢神経系もしくは末梢神経系の細胞、(例えば、前頭皮質)内の標的領域、及び/またはその中(例えば、興奮性ニューロン)の細胞のサブセットのような、しかし、これらに限定されない特定の細胞型に対する発現を制限することができる。非限定的な例として、細胞型特異的プロモーターを使用して、ペイロードの発現を興奮性ニューロン(例えば、グルタミン酸作動性)、抑制性ニューロン(例えば、GABA作動性)、交感神経系または副交感神経系のニューロン、感覚ニューロン、後根神経節のニューロン、運動ニューロン、またはミクログリア、星状細胞、オリゴデンドロサイト、及び/またはシュワン細胞のような神経系の支持細胞に制限してもよい。
細胞型特異的プロモーターは身体の他の組織にも存在し、非限定的な例には、肝臓プロモーター(例えば、hAAT、TBG)、骨格筋特異的プロモーター(例えば、デスミン、MCK、C512)、B細胞プロモーター、単球プロモーター、白血球プロモーター、マクロファージプロモーター、膵腺房細胞プロモーター、内皮細胞プロモーター、肺組織プロモーター、及び/または心臓または心血管プロモーター(例えば、αMHC、cTnT、及びCMV-MLC2k)が挙げられる。
ペイロード発現を中枢神経系の組織及び細胞に向けるための組織特異的プロモーターの非限定的な例には、シナプシン(Syn)、グルタミン酸小胞輸送体(VGLUT)、小胞GABA輸送体(VGAT)、パルブアルブミン(PV)、ナトリウムチャネルNav1.8、チロシンヒドロキシラーゼ(TH)、コリンアセチルトランスフェラーゼ(ChaT)、メチル-CpG結合タンパク質2(MeCP2)、Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII(CaMKII)、代謝型グルタミン酸受容体2(mGluR2)、ニューロフィラメント軽鎖(NFL)または重鎖(NFH)、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、β-グロビンミニ遺伝子nβ2、プレプロエンケファリン(PPE)、エンケファリン(Enk)、及び興奮性アミノ酸輸送体2(EAAT2)プロモーターが挙げられる。星状細胞の組織特異的発現要素の非限定的な例にはグリア線維性酸性タンパク質(GFAP)及びEAAT2プロモーターが挙げられる。オリゴデンドロサイトの組織特異的発現要素の非限定的な例にはミエリン塩基性タンパク質(MBP)プロモーターが挙げられる。
いくつかの実施形態では、標的組織にてペイロードの発現を駆動するために使用されるウイルスゲノムのプロモーターは、AAV粒子での使用について本明細書に記載されているもののいずれかであってもよい。
ウイルスゲノムの成分:非翻訳領域(UTR)
いくつかの実施形態では、遺伝子の野生型非翻訳領域(UTR)は転写されるが、翻訳されない。一般に、5’UTRは転写開始部位から始まり開始コドンで終了し、3’UTRは停止コドンの直後から始まり、転写の終結シグナルまで続く。
特定の標的臓器(例えば、CNS組織、筋肉、またはDRG)の豊富に発現された遺伝子に通常見られる特徴をUTRに組み込んで、安定性とタンパク質産生を強化してもよい。非限定的な例として、脳で通常発現されるmRNA(例えば、ハンチンチン)由来の5’UTRを本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムで使用して、神経細胞または中枢神経系の他の細胞での発現を増強してもよい。
理論に束縛されることを望まないで、野生型の5’非翻訳領域(UTR)には翻訳開始において役割を担う特徴が含まれる。リボソームが多くの遺伝子の翻訳を開始するプロセスに関与することが一般に知られているコザック配列は通常、5’UTRに含まれる。コザック配列はコンセンサスCCR(A/G)CCAUGGを有し、その際、Rは開始コドン(ATG)の3塩基上流のプリン(アデニンまたはグアニン)であり、その後に別の「G」が続く。
一実施形態では、ウイルスゲノムにおける5’UTRはコザック配列を含む。
一実施形態では、ウイルスゲノムにおける5’UTRはコザック配列を含まない。
理論に束縛されることを望まないで、野生型3’UTRは、その中に埋め込まれたアデノシン及びウリジンの区間を有することが知られている。これらのAUが豊富な特性は代謝回転率の高い遺伝子で特に一般的である。それらの配列の特徴と機能特性に基づいて、AUが豊富な要素(ARE)は3つのクラスに分けることができ(Chen et al,1995,その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる):c-Myc及びMyoDのような、しかし、これらに限定されないクラスIのAREはUが豊富な領域内にAUUUAモチーフのいくつかの分散コピーを含有する。GM-CSF及びTNF-αのような、しかし、これらに限定されないクラスIIのAREは、2以上の重複するUUAUUUA(U/A)(U/A)の九量体を持つ。c-Jun及びMyogeninのような、しかし、これらに限定されないクラスIIIAREはあまり明確に定義されていない。これらのUが豊富な領域はAUUUAモチーフを含有しない。AREに結合するほとんどのタンパク質はメッセンジャーを不安定化することが知られているのに対して、ELAVファミリーのメンバー、特にHuRはmRNAの安定性を高めることが報告されている。HuRは3つのクラスすべてのAREに結合する。核酸分子の3’UTRにHuR特異的結合部位を組み込むことはHuR結合をもたらすことになるので、生体内でのメッセージの安定化をもたらす。
3’UTRのAUが豊富な要素(ARE)の導入、除去、または修飾を使用して、ポリヌクレオチドの安定性を調節することができる。特定のポリヌクレオチド、例えばウイルスゲノムのペイロード領域を操作する場合、AREの1以上のコピーを導入してポリヌクレオチドの安定性を低下させ、それによって翻訳を抑制し、結果として得られるタンパク質の産生を減らすことができる。同様に、細胞内の安定性を高めるためにAREを特定し、除去し、または変異させて翻訳を増やし、結果として得られるタンパク質の産生を増やすことができる。
一実施形態では、ウイルスゲノムの3’UTRは、ポリAテールの鋳型付加のためのオリゴ(dT)配列を含んでもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは、少なくとも1つのmiRNAのシード、結合部位または完全配列を含んでもよい。マイクロRNA(またはmiRNAまたはmiR)は、核酸標的の部位に結合し、核酸分子の安定性を低下させることによって、または翻訳を抑制することによって遺伝子発現を下方調節する19~25ヌクレオチドの非コードRNAである。いくつかの実施形態では、マイクロRNA配列は、シード領域、例えば、核酸のmiRNA標的配列に対してワトソン-クリック配列の完全なまたは部分的な相補性を有する、成熟マイクロRNAの2~8位の領域内の配列を含む。
一実施形態では、ウイルスゲノムは、少なくとも1つのmiRNA結合部位、完全配列またはシード領域を含む、改変する、または除去するように操作されてもよい。
当該技術分野で知られている任意の遺伝子由来の任意のUTRをAAV粒子のウイルスゲノムに組み込んでもよい。これらのUTRまたはその一部は、それらが選択された遺伝子と同じ方向に配置されてもよいし、または方向もしくは位置が変更されてもよい。一実施形態では、AAV粒子のウイルスゲノムで使用されるUTRは、当該技術分野で知られている1以上の他の5’UTRまたは3’UTRで反転され、短縮され、延長され、作成されてもよい。本明細書で使用されるとき、UTRに関して「変更された」という用語は、UTRが参照配列に関して何らかの方法で変更されていることを意味する。例えば、3’UTRまたは5’UTRは、上記で教示された方向または位置の変化によって、野生型もしくは天然のUTRに対して改変されてもよく、または追加のヌクレオチドの包含、ヌクレオチドの欠失、ヌクレオチドの交換もしくは転位によって改変されてもよい。
一実施形態では、AAV粒子のウイルスゲノムは、野生型UTRの変異型ではない少なくとも1つの人工UTRを含む。
一実施形態では、AAV粒子のウイルスゲノムは、そのタンパク質が共通の機能、構造、特徴または特性を共有する転写物のファミリーから選択されたUTRを含む。
ウイルスゲノムの成分:ポリアデニル化配列
本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは、少なくとも1つのポリアデニル化配列を含んでもよい。一実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは、ペイロードのコード領域の3’末端と3’ITRの5’末端との間でポリアデニル化配列を含む。
一実施形態では、ポリアデニル化配列または「ポリA配列」は、長さが存在しないものから約500ヌクレオチドまでに及んでもよい。いくつかの実施形態では、ポリA配列は、約100~600ヌクレオチド、例えば、約100~500ヌクレオチド、約100~400ヌクレオチド、約100~300ヌクレオチド、約100~200ヌクレオチド、約200~600ヌクレオチド、約200~500ヌクレオチド、約200~400ヌクレオチド、約200~300ヌクレオチド、約300~600ヌクレオチド、約300~500ヌクレオチド、約300~400ヌクレオチド、約400~600ヌクレオチド、約400~500ヌクレオチド、または約500~600ヌクレオチドの長さを含む。いくつかの実施形態では、ポリAシグナル領域は約100~150ヌクレオチドの長さ、例えば、約127ヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、ポリA配列は約450~500ヌクレオチドの長さ、例えば、約477ヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、ポリA配列は約520~約560ヌクレオチドの長さ、例えば、約552ヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、ポリA配列は約127ヌクレオチドの長さを含む。
ウイルスゲノムの成分:イントロン
一実施形態では、本明細書に記載されているようなAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは、ペイロードの標的特異性及び発現を増強するために例えば、イントロンのような少なくとも1つの要素を含む(例えば、Powell et al.Viral Expression Cassette Elements to Enhance Transgene Target Specificity and Expression in Gene Therapy,Discov.Med,2015,19(102):49-57を参照;その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。イントロンの非限定的な例には、MVM(67~97bps)、F.IX切詰めイントロン1(300bps)、β-グロビンSD/免疫グロブリン重鎖スプライスアクセプター(250bps)、アデノウイルススプライスドナー/免疫グロブリンスプライスアクセプター(500bps)、SV40後期スプライスドナー/スプライスアクセプター(19S/16S)(180bps)、及びハイブリッドアデノウイルススプライスドナー/IgGスプライスアクセプター(230bps)が挙げられる。
一実施形態では、イントロンまたはイントロン部分は長さが100~500ヌクレオチドであってもよい。イントロンは、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、190、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490または500ヌクレオチドの長さを有してもよい。イントロンは、80~100、80~120、80~140、80~160、80~180、80~200、80~250、80~300、80~350、80~400、80~450、80~500、200~300、200~400、200~500、300~400、300~500、または400~500ヌクレオチドの長さを有してもよい。
ウイルスゲノムの成分:スタッファー配列
一実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは、パッケージングの効率及び発現を改善するためのスタッファー配列またはフィラー配列のような少なくとも1つの要素を含む。スタッファー配列の非限定的な例には、アルブミン及び/またはアルファ-1アンチトリプシンが挙げられる。スタッファー配列として使用するために、任意の既知のウイルス、哺乳類、または植物の配列が操作されてもよい。
一実施形態では、スタッファー配列またはフィラー配列は長さが約100~3500ヌクレオチドであってもよい。スタッファー配列は、約100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、2600、2700、2800、2900または3000ヌクレオチドの長さを有してもよい。
ウイルスゲノムの成分:miRNA
一実施形態では、ウイルスゲノムは「オフターゲット」組織にてペイロードの発現を低下させるためのmiRNAをコードする少なくとも1つの配列を含む。本明細書で使用されるとき、「オフターゲット」は、本明細書に記載されているAAV粒子によって意図せずに標的とされる組織または細胞型を示す。miRNA及びそれらの標的とされる組織は当該技術分野で周知である。例として、DRG(後根神経節)を標的とする場合の「オフターゲット」の組織または細胞は、交感神経系または副交感神経系のニューロンのような他の神経節のニューロンであってもよい。いくつかの実施形態では、miRNA、例えばmiR183、miR182、及び/またはmiR96はウイルスゲノムにコードされて、DRGニューロンにてウイルスゲノムの発現を調節してもよく、例えば、低下させてもよい。別の非限定的な例として、miR-122miRNAはウイルスゲノムにコードされて、肝臓にてウイルスゲノムの発現を調節してもよく、例えば、低下させてもよい。いくつかの実施形態では、例えばmiR-142-3pのようなmiRNAはウイルスゲノムにコードされて、例えば、免疫細胞(例えば、樹状細胞(DC)、マクロファージ、及びBリンパ球を含む抗原提示細胞またはAPC)を含む造血系列の細胞または組織にてウイルスゲノムの発現を調節してもよく、例えば、低下させてもよい。
ウイルスゲノムの成分:miR結合部位
本発明のAAVウイルス粒子の組織特異的または細胞特異的な発現は、組織特異的または細胞特異的な調節配列、例えばプロモーター、エンハンサー、マイクロRNA結合部位、例えば、標的解除部位を導入することによって増強することができる。理論によって束縛されるのを望まないで、miR結合部位は、組織または細胞、例えば、非標的指向化細胞または組織における対応する内在性マイクロRNA(miRNA)または対応する制御された外因性miRNAの発現に基づいて、本発明のウイルスゲノム上の目的の遺伝子の発現を調節する、例えば、防止する、抑制する、または別の方法で阻害することができると考えられている。いくつかの実施形態では、miR結合部位は、対応するmRNAが発現している細胞または組織にて本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムによってコードされるペイロードの発現を調節する、例えば、減らす。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムはマイクロRNA結合部位、例えば、標的解除部位を含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムは、miR結合部位、マイクロRNA結合部位シリーズ(miR BS)、またはその逆相補体のコード配列を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズまたはmiR結合部位は、ウイルスゲノムの3’UTR領域(例えば、ペイロードをコードする核酸配列に対して3’側)、例えば、ポリA配列の前、ウイルスゲノムの5’UTR領域(例えば、ペイロードをコードする核酸配列に対して5’側)、またはその双方に位置する。
いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズはmiR結合部位(miR BS)の少なくとも1~5コピー、例えば、少なくとも1~3、2~4、3~5、1、2、3、4、5またはそれ以上のコピーを含む。いくつかの実施形態では、すべてのコピーが同一であり、例えば、同じmiR結合部位を含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズ内のmiR結合部位は連続しており、スペーサーによって分離されていない。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズ内のmiR結合部位はスペーサー、例えば、非コード配列によって分離される。いくつかの実施形態では、スペーサーは長さが少なくとも約5~10ヌクレオチド、例えば、約7~8ヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、スペーサーは(i)GGAT;(ii)CACGTG;(iii)GCATGC;または(i)~(iii)の1以上の反復のうちの1以上を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、miR結合部位(miR BS)の少なくとも1~5コピー、例えば、少なくとも1~3、2~4、3~5、1、2、3、4、5またはそれ以上のコピーを含む。いくつかの実施形態では、コピーの少なくとも1、2、3、4、5、またはすべてが異なり、例えば、異なるmiR結合部位を含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズ内のmiR結合部位は連続しており、スペーサーによって分離されていない。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズ内のmiR結合部位はスペーサー、例えば、非コード配列によって分離される。いくつかの実施形態では、スペーサーは、長さが少なくとも約5~10ヌクレオチド、例えば、約7~8ヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、スペーサーは(i)GGAT;(ii)CACGTG;(iii)GCATGC ;または(i)~(iii)の1以上の反復のうちの1以上を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位は、宿主細胞におけるmiRと実質的に同一(例えば、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%または100%同一)である。いくつかの実施形態では、miR結合部位は宿主細胞におけるmiRに対して少なくとも1、2、3、4、または5のミスマッチ、または6、7、8、9、または10以下のミスマッチを含む。いくつかの実施形態では、ミスマッチのヌクレオチドは隣接している。いくつかの実施形態では、ミスマッチのヌクレオチドは隣接していない。いくつかの実施形態では、ミスマッチのヌクレオチドはmiR結合部位の一方または双方の末端のような、miR結合部位のシード領域結合配列の外側に生じる。いくつかの実施形態では、miR結合部位は宿主細胞におけるmiRと100%同一である。
いくつかの実施形態では、miR結合部位または配列領域は、長さが少なくとも約10~約125ヌクレオチド、例えば、長さが少なくとも約10~50ヌクレオチド、10~100ヌクレオチド、50~100ヌクレオチド、50~125ヌクレオチド、または100~125ヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、miR結合部位または配列領域は、長さが少なくとも約7~約28ヌクレオチド、例えば、長さが少なくとも約8~28ヌクレオチド、7~28ヌクレオチド、8~18ヌクレオチド、12~28ヌクレオチド、20~26ヌクレオチド、22ヌクレオチド、24ヌクレオチド、または26ヌクレオチドであり、任意でmiRNA(例えば、miR122、miR142、miR183)のシード配列に相補性の少なくとも1つの連続領域(例えば、7または8ヌクレオチド)を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位は、miR122のような、肝臓または肝細胞で発現されるmiRに相補性である。いくつかの実施形態では、miR結合部位またはmiR結合部位シリーズはmiR122結合部位配列を含む。いくつかの実施形態では、miR122結合部位は、ACAAACACCATTGTCACACTCCAのヌクレオチド配列(配列番号3672)、または配列番号3672に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有するヌクレオチド配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有するヌクレオチド配列を含み、例えば、修飾は、miR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、miR122結合部位はmiR122結合部位の少なくとも3、4または5のコピーを含み、任意で、ACAAACACCATTGTCACACTCCACACAAACACCATTGTCACACTCCACACAAACACCATTGTCACACTCCAのヌクレオチド配列(配列番号3673)、または配列番号3673に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有する配列を含み、例えば、修飾はmiR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、miR122結合部位のうちの少なくとも2つは、例えば、スペーサーなしで、直接接続される。他の実施形態では、miR122結合部位のうちの少なくとも2つは、2以上の連続したmiR122結合部位配列の間に位置するスペーサー、例えば、長さ1、2、3、4、5、6、7、8、9または10ヌクレオチドによって分離される。実施形態では、スペーサーは、長さが少なくとも約5~10ヌクレオチド、例えば、約7~8ヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、スペーサーは(i)GGAT;(ii)CACGTG;(iii)GCATGC;またはそれらの反復のうちの1以上を含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、スペーサーの有無にかかわらずmiR122結合部位の少なくとも3~5コピー、例えば、4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、miR結合部位は、免疫細胞(例えば、樹状細胞(DC)、マクロファージ、及びBリンパ球を含む抗原提示細胞またはAPC)を含む造血系列で発現されるmiRに相補性である。いくつかの実施形態では、造血系列で発現されるmiRに相補性のmiR結合部位は、例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるUS2018/0066279にて開示されているヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位またはmiR結合部位シリーズはmiR-142-3P結合部位配列を含む。いくつかの実施形態では、miR-142-3P結合部位はTCCATAAAGTAGGAAACACTACAのヌクレオチド配列(配列番号3674)、配列番号3674に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有する配列を含み、例えば、修飾はmiR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、miR-142-3p結合部位はmiR-142-3p結合部位の少なくとも3、4、または5コピーを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、スペーサーの有無にかかわらずmiR-142-3p結合部位の少なくとも3~5コピー、例えば4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、miR結合部位は、DRG(後根神経節)ニューロンにて発現されるmiR、例えば、miR183、miR182、及び/またはmiR96の結合部位に相補性である。いくつかの実施形態では、DRGニューロンで発現されるmiRに相補性のmiR結合部位は、例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020/132455にて開示されているヌクレオチド配列を含む。
いくつかの実施形態では、miR結合部位またはmiR結合部位シリーズはmiR183結合部位配列を含む。いくつかの実施形態では、miR183結合部位は、
または配列番号3675に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有する配列を含み、例えば、修飾はmiR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、シード配列に相補性の配列はmiR-183結合部位配列の二重下線に対応する。いくつかの実施形態では、miR183結合部位はmiR183結合部位の少なくとも3、4、または5コピーを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズはスペーサーの有無にかかわらずmiR183結合部位の少なくとも3~5コピー、例えば4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、miR結合部位またはmiR結合部位シリーズはmiR182結合部位配列を含む。いくつかの実施形態では、miR182結合部位は、AGTGTGAGTTCTACCATTGCCAAAのヌクレオチド配列(配列番号3676)、配列番号3676に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有する配列を含み、例えば、修飾はmiR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、miR182結合部位はmiR182結合部位の少なくとも3、4、または5コピーを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、スペーサーの有無にかかわらずmiR182結合部位の少なくとも3~5コピー、例えば4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
特定の実施形態では、miR結合部位またはmiR結合部位シリーズはmiR96結合部位配列を含む。いくつかの実施形態では、miR96結合部位は、AGCAAAAATGTGCTAGTGCCAAAのヌクレオチド配列(配列番号3677)、配列番号3677に対して少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、少なくとも95%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する配列、または少なくとも1、2、3、4、5、6、もしくは7の修飾、しかし、10以下の修飾を有する配列を含み、例えば、修飾はmiR結合部位と対応するmiRNAとの間のミスマッチをもたらすことができる。いくつかの実施形態では、miR96結合部位はmiR96結合部位の少なくとも3、4、または5コピーを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、スペーサーの有無にかかわらずmiR96結合部位の少なくとも3~5コピー、例えば4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズはmiR122結合部位、miR142結合部位、miR183結合部位、miR182結合部位、miR96結合部位、またはそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、miR122結合部位、miR142結合部位、miR183結合部位、miR182結合部位、miR96結合部位、またはそれらの組み合わせの少なくとも3、4または5コピーを含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位のうちの少なくとも2つは、例えば、スペーサーなしで、直接接続される。他の実施形態では、miR結合部位のうちの少なくとも2つは2以上の連続したmiR結合部位配列の間に位置するスペーサー、例えば、長さ1、2、3、4、5、6、7、8、9または10のヌクレオチドによって分離される。実施形態では、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、スペーサーは(i)GGAT;(ii)CACGTG;(iii)GCATGC;または(i)~(iii)の1以上の反復のうちの1以上を含む。いくつかの実施形態では、miR結合部位シリーズは、スペーサーの有無にかかわらずmiR122結合部位、miR142結合部位、miR183結合部位、miR182結合部位、miR96結合部位の少なくとも2、3、4、5またはすべての組み合わせの少なくとも3~5コピー、例えば、4コピーを含み、スペーサーは長さが少なくとも約5~10のヌクレオチド、例えば、長さ約7~8のヌクレオチドである。
ウイルスゲノムの成分:選択可能なマーカー
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは任意で選択可能なマーカーをコードする。選択可能なマーカーは、受容体、CDマーカー、レクチン、インテグリン、またはそれらの切詰め型を含むが、これらに限定されない、細胞の表面に発現する任意のタンパク質のような細胞表面マーカーを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、選択可能なマーカーのレポーター遺伝子は、そのそれぞれの内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際公開第WO1996023810号及び同第WO1996030540号;Heim et al.,Current Biology,2:178-182(1996);Heim et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,(1995);またはHeim et al.,Science,373:663-664(1995)に記載されている。
ゲノムのサイズ
一実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は一本鎖または二本鎖のウイルスゲノムを含んでもよい。ウイルスゲノムのサイズは、小、中、または大であってもよく、または最大サイズであってもよい。上述のように、ウイルスゲノムはプロモーター及びポリAテールを含んでもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは小さな一本鎖ウイルスゲノムであってもよい。小さな一本鎖ウイルスゲノムは、例えば、サイズが約2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4及び3.5kbのような、しかし、これらに限定されない2.1~3.5kbのサイズであってもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは小さな二本鎖ウイルスゲノムであってもよい。小さな二本鎖ウイルスゲノムは、サイズが約1.3、1.4、1.5、1.6、及び1.7kbのような、しかし、これらに限定されない、サイズが1.3~1.7kbであってもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは中程度の一本鎖ウイルスゲノムであってもよい。中程度の一本鎖ウイルスゲノムは、サイズが約3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2及び4.3kbのような、しかし、これらに限定されない、サイズが3.6~4.3kbであってもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは中程度の二本鎖ウイルスゲノムであってもよい。中程度の二本鎖ウイルスゲノムは、サイズが約1.8、1.9、2.0、及び2.1kbのような、しかし、これらに限定されない、サイズが1.8~2.1kbであってもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは大きな一本鎖ウイルスゲノムであってもよい。大きな一本鎖ウイルスゲノムは、サイズが約4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9及び6.0kbのような、しかし、これらに限定されない、サイズが4.4~6.0kbであってもよい。
一実施形態では、ウイルスゲノムは大きな二本鎖ウイルスゲノムであってもよい。大きな二本鎖ウイルスゲノムは、例えば、サイズが約2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、及び3.0kbのような、しかし、これらに限定されない2.2~3.0kbのサイズであってもよい。
ペイロード
本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、少なくとも1つのペイロード領域を持つウイルスゲノムを含む。いくつかの実施形態では、ペイロード領域は、ペイロードをコードする、本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノム内の核酸配列であってもよく、その際、ペイロードはRNAi剤またはポリペプチドである。本開示のペイロードは、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、RNAi剤などであってもよいが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、ペイロード領域はコード核酸配列及び非コード核酸配列の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ペイロード領域はコードRNAまたは非コードRNAをコードしてもよい。
一実施形態では、AAV粒子(本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は1を超える目的のペイロードをコードするペイロード領域を持つウイルスゲノムを含む。そのような実施形態では、1を超えるペイロードをコードするウイルスゲノムを複製し、ウイルス粒子にパッケージングしてもよい。1を超えるペイロードを含むウイルス粒子で形質導入された標的細胞は、単一の細胞にてペイロードのそれぞれを発現してもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子、例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子はペイロードをコードする核酸を含む。いくつかの実施形態では、コードされたペイロードは治療用タンパク質、抗体、酵素;遺伝子編集システムの1以上の構成要素、及び/またはRNAi剤(例えば、dsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、stRNA、lncRNA、piRNA、またはsnoRNA)を含む。いくつかの実施形態では、コードされたペイロードは、例えば細胞または組織における遺伝子、mRNA、タンパク質、またはそれらの組み合わせの存在、レベル、及び/または活性を調節する、例えば、増やすまたは減らす。
ポリペプチド
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のペイロードはポリペプチド、例えば、本明細書に記載されているポリペプチドを含む。ペイロード領域がポリペプチドをコードする場合、ポリペプチドはペプチドまたはタンパク質であってもよい。ペイロード領域は、任意の既知の遺伝子の産物及び/またはその組換え型をコードしてもよい。非限定的な例として、ペイロード領域は、例えば、ApoE2、ApoE3及び/またはApoE4のような、しかし、これらに限定されないアポリポタンパク質E(APOE)の少なくとも1つの対立遺伝子をコードしてもよい。一実施形態では、ペイロード領域はApoE2(cys112、cys158)をコードする。一実施形態では、ペイロード領域はApoE3(cys112、arg158)をコードする。一実施形態では、ペイロード領域はApoE4(arg112、arg158)をコードする。別の非限定的な例として、ペイロード領域は芳香族L-アミノ酸デカルボキシラーゼ(AADC)をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域は抗体またはその断片をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はヒト生存運動ニューロン(SMN)1もしくはSMN2、またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はグルコセレブロシダーゼ(GBA1)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はグラニュリン前駆体もしくはプログラニュリン(GRN)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はアスパルトアシラーゼ(ASPA)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はトリペプチジルペプチダーゼI(CLN2)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はベータ-ガラクトシダーゼ(GLB1)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はN-スルホグルコサミンスルホヒドロラーゼ(SGSH)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はN-アセチル-アルファ-グルコサミニダーゼ(NAGLU)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はイズロン酸2-スルファターゼ(IDS)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域は細胞内コレステロール輸送体(NPC1)またはその断片変異型をコードしてもよい。別の非限定的な例として、ペイロード領域はギガキソニン(GAN)またはその断片もしくは変異型をコードしてもよい。本明細書に記載されているポリペプチドをコードするAAVウイルスゲノムは、ヒトの疾患、ウイルスの分野、感染症の獣医学への適用、及び種々の生体内及び試験管内の設定で有用であってもよい。
本明細書に記載されているウイルスゲノムのペイロード領域によってコードされるアミノ酸配列は、ポリペプチド全体、複数のポリペプチド、またはポリペプチドの断片として翻訳されてもよく、これらは独立して、1以上の核酸、核酸の断片、または前述のいずれかの変異型によってコードされてもよい。
抗体及び抗体結合断片
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のペイロードは抗体または抗体結合断片を含む。ペイロード領域が抗体をコードする場合、「抗体」は所望の生物活性を示す「機能的抗体」を形成する完全な抗体、その断片、またはその任意の誘導体であってもよい。非限定的な例として、抗体は、天然抗体(例えば、2つの重鎖及び2つの軽鎖を持つ)、重鎖可変領域、軽鎖可変領域、重鎖定常領域、軽鎖定常領域、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、またはscFv断片、ダイアボディ、線状抗体、単鎖抗体、多重特異性抗体、イントラボディ、1以上の重鎖相補性決定領域(CDR)、1以上の軽鎖CDR、二重特異性抗体、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、ヒト化抗体、抗体模倣体、抗体変異型、小型化抗体、ユニボディ、マキシボディ、及び/またはキメラ抗原受容体であってもよい。
本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のペイロード領域は、当該技術分野で既知である抗体及び/または市販されている抗体を含む、任意の抗体として生じるまたは機能するポリペプチドをコードしてもよい。コードされた抗体または抗体結合断片は、治療目的、診断目的、または研究目的であってもよい。コードされた抗体または抗体結合断片は、神経疾患、神経変性障害、筋肉疾患、神経筋障害、神経腫瘍性障害、または中枢神経系及び/または末梢神経系に関連する任意の障害の治療に有用であってもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)のウイルスゲノムは抗体、またはその抗体結合断片の発現を可能にするまたは増強するように操作されている核酸を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のペイロードのコードされた抗体は少なくとも1つの免疫グロブリン可変ドメイン配列を含む。抗体には、例えば、完全長の成熟抗体及び抗体の抗原結合断片が含まれてもよい。例えば、抗体は重(H)鎖可変ドメイン配列(VH)、及び軽(L)鎖可変ドメイン配列(VL)を含むことができる。別の例では、抗体は、2つの重(H)鎖可変ドメイン配列及び2つの軽(L)鎖可変ドメイン配列を含み、それによって、2つの抗原結合部位、例えば、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fc、Fd、Fd’、Fv、単鎖抗体(例えば、scFv)、単一可変ドメイン抗体、ダイアボディ(Dab)(二価及び二重特異性)、及びキメラ(例えば、ヒト化)抗体を形成し、それらは、全抗体または組換えDNA技術を使用してデノボ合成した抗体の修飾によって作り出されてもよい。これらの機能的抗体断片、例えば、抗体結合断片はそれらそれぞれの抗原または受容体と選択的に結合する能力を保持している。
いくつかの実施形態では、抗体結合断片は、インタクトな抗体またはその組換え変異型の少なくとも一部を含み、抗原のような標的に対する抗体断片の認識及び特異的結合を付与するのに十分であるインタクトな抗体の抗原結合ドメイン、例えば、抗原決定可変領域を指す。抗原結合断片の例には、(i)Fab断片、VL、VH、CL及びCH1ドメインから成る一価の断片;(ii)F(ab’)2断片、ヒンジ領域でジスルフィド架橋によって連結された2つのFab断片を含む二価の断片;(iii)VH及びCH1ドメインから成るFd断片;(iv)抗体の単一アームのVLドメイン及びVHドメインから成るFv断片、(v)VHドメインから成るダイアボディ(dAb)断片;(vi)ラクダ科動物のまたはラクダ化された可変ドメイン;(vii)単鎖Fv(scFv)、例えば、Bird et al.(1988)Science,242:423-426;及びHuston et al.(1988)Proc.Natl.Acad.Sci.USA,85:5879-5883を参照のこと);ならびに(viii)単一ドメイン抗体が挙げられる。これらの抗体断片は、当業者に既知の従来の技術を使用して得られ、該断片は、インタクトな抗体と同じ様式で有用性についてスクリーニングされる。抗体断片はまた、単一ドメイン抗体、マキシボディ、ミニボディ、ナノボディ、イントラボディ、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、v-NAR及びビス-scFvに組み込むこともできる(例えば、Hollinger and Hudson,Nature Biotechnology,23:1126-1136,2005を参照のこと)。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子のペイロードのコード化された抗体は、多重特異性抗体を含み、例えば、それは複数の免疫グロブリン可変ドメイン配列を含み、その際、複数の免疫グロブリン可変ドメイン配列のうちの第1の免疫グロブリン可変ドメイン配列は、第1のエピトープに対する結合特異性を有し、複数のうちの第2の免疫グロブリン可変ドメイン配列は第2のエピトープに対する結合特異性を有する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは同じ抗原、例えば、同じタンパク質(または多量体タンパク質のサブユニット)の上にある。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは重複する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは重複しない。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは、異なる抗原、例えば、異なるタンパク質(または多量体タンパク質の異なるサブユニット)の上にある。いくつかの実施形態では、多重特異性抗体は、第3、第4または第5の免疫グロブリン可変ドメインを含む。いくつかの実施形態では、多重特異性抗体は二重特異性抗体、三重特異性抗体、または四重特異性抗体である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子のペイロードのコードされた多重特異性抗体はコードされた二重特異性抗体である。二重特異性抗体は2以下の抗原に対して特異性を有する。二重特異性抗体は、第1のエピトープに対して結合特異性を有する第1の免疫グロブリン可変ドメイン配列及び第2のエピトープに対して結合特異性を有する第2の免疫グロブリン可変ドメイン配列を特徴とする。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは、同じ抗原、例えば、同じタンパク質(または多量体タンパク質のサブユニット)の上にある。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは重複する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは重複しない。いくつかの実施形態では、第1及び第2のエピトープは、異なる抗原、例えば、異なるタンパク質(または多量体タンパク質の異なるサブユニット)の上にある。
本明細書に記載されているAAV粒子のペイロード領域にコードされる抗体または抗体結合断片は、β-アミロイド、APOE、タウ、SOD1、TDP-43、ハンチンチン、及び/またはシヌクレインに結合する抗体または抗体断片であってもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、コードされたペイロードは、神経腫瘍学関連の標的、例えば、HER2、EGFR(例えば、EGFRvIII)に結合する抗体または抗体断片を含む。
遺伝子編集システム
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のペイロードは遺伝子編集システムまたはその1以上の構成要素を含む。いくつかの実施形態では、遺伝子編集システムは、(i)DNAまたはRNAの配列にて二本鎖切断または一本鎖切断を選択的に誘導する、または(ii)DNAまたはRNAにおける二本鎖切断または一本鎖切断の非存在下、DNAまたはRNAの配列の特定の塩基または塩基のセットを置換する、挿入する、または欠失させる酵素活性を有するタンパク質をコードする核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、遺伝子編集システムには、CRISPR-Casシステム(異なるCasまたはCas関連ヌクレアーゼを含む)、ジンクフィンガーヌクレアーゼ、メガヌクレアーゼ、TALEN、または塩基編集因子が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、遺伝子編集システムは、例えば、外因性ヌクレアーゼまたは酵素実体の非存在下でパルボウイルスベクターによって導入される導入遺伝子の染色体組み込みを含む。
RNAi剤
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子のペイロードはRNAi剤、例えば、本明細書に記載されているRNAi剤を含む。RNAi(転写後遺伝子サイレンシング(PTGS)、抑圧、または共抑制としても知られている)は、RNA分子が通常、特定のmRNA分子の破壊を引き起こすことによって配列特異的な方法で遺伝子発現を阻害する転写後の遺伝子サイレンシングのプロセスである。RNAiが介在する遺伝子サイレンシングは標的とされる遺伝子の発現を特異的に阻害することができる。本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムのペイロード領域がRNAi剤をコードする場合、RNAi剤はdsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、stRNA、lncRNA、piRNA,またはsnoRNAであってもよいが、これらに限定されない。RNAi剤の標的遺伝子の非限定的な例には、SOD1、MAPT、APOE、HTT、C9ORF72、TDP-43、APP、BACE、SNCA、ATXN1、ATXN3、ATXN7、SCN1A-SCN5A、またはSCN8A-SCN11Aが挙げられる。
本明細書に記載されているAAV粒子はRNAi剤をコードするウイルスゲノムを含んでもよく、その際、RNAi剤は目的の遺伝子のmRNAを標的として遺伝子発現及び/またはタンパク質産生を妨害する。そのようなAAV粒子は治療目的、診断目的として、または研究目的のために使用されてもよい。
一実施形態では、RNAi剤は、それぞれのヌクレオチド配列の任意のセグメントに沿って目的の遺伝子を標的としてもよい。
一実施形態では、RNAi剤は、ヌクレオチド配列内の一塩基多型(SNP)または変異型の位置にて目的の遺伝子を標的としてもよい。
いくつかの実施形態では、RNAi剤またはRNAi剤の一本鎖をコードする核酸配列はAAV粒子のウイルスゲノムに挿入され、細胞、具体的には中枢神経系の細胞またはDRGの細胞に導入される。
RNAi剤はsiRNA二本鎖であってもよく、その際、siRNA二本鎖は一緒にハイブリッド形成して二本鎖構造を形成するアンチセンス鎖(ガイド鎖)とセンス鎖(パッセンジャー鎖)を含有し、アンチセンス鎖は標的とされる遺伝子の核酸配列に相補性であり、センス鎖は標的とされる遺伝子の核酸配列と相同である。いくつかの態様では、アンチセンス鎖の5’末端は5’リン酸基を有し、センス鎖の3’末端は3’ヒドロキシル基を含有する。他の態様では、各鎖の3’末端にはヌクレオチドのオーバーハングがない、1つまたは2つ存在する。
目的の遺伝子を標的とするsiRNA二本鎖の各鎖は、長さが約19~25、19~24、または19~21のヌクレオチド、好ましくは長さ約19ヌクレオチド、20ヌクレオチド、21ヌクレオチド、22ヌクレオチド、23ヌクレオチド、24ヌクレオチド、または25ヌクレオチドであってもよい。
一実施形態では、siRNAまたはdsRNAは互いに相補性である少なくとも2つの配列を含む。dsRNAは、第1の配列を有するセンス鎖及び第2の配列を有するアンチセンス鎖を含む。アンチセンス鎖は、標的遺伝子をコードするmRNAの少なくとも一部に実質的に相補性であるヌクレオチド配列を含み、相補性の領域は、長さ30ヌクレオチド以下であり、長さが少なくとも15ヌクレオチドである。一般に、dsRNAは長さが19~25、19~24、または19~21のヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、dsRNAは長さが約15~約25のヌクレオチドであり、他の実施形態では、dsRNAは長さが約25~約30のヌクレオチドである。いくつかの実施形態では、dsRNAは、長さ約15ヌクレオチド、長さ16ヌクレオチド、長さ17ヌクレオチド、長さ18ヌクレオチド、長さ19ヌクレオチド、20ヌクレオチド、21ヌクレオチド、22ヌクレオチド、23ヌクレオチド、24ヌクレオチド、長さ25ヌクレオチド、長さ26ヌクレオチド、長さ27ヌクレオチド、長さ28ヌクレオチド、長さ29ヌクレオチド、または長さ30ヌクレオチドである。
dsRNAは、直接投与されるか、AAV粒子中のウイルスゲノムにコードされるかにかかわらず、標的タンパク質を発現する細胞と接触すると、例えば、当該技術分野で既知の方法でアッセイした場合、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、または少なくとも40%以上、タンパク質の発現を阻害する。
一実施形態では、RNAi剤を使用して、標的タンパク質の発現を少なくとも約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%減らしてもよい。非限定的な例として、標的タンパク質の発現を50~90%減らしてもよい。
一実施形態では、RNAi剤を使用して、標的mRNAの発現を少なくとも約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%減らしてもよい。非限定的な例として、標的mRNAの発現を50~90%減らしてもよい。
一実施形態では、RNAi剤を使用して、CNSの少なくとも1つの領域における標的のタンパク質及び/またはmRNAの発現を低下させてもよい。CNSの少なくとも1つの領域にて標的のタンパク質及び/またはmRNAの発現を少なくとも約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%減らす。非限定的な例として、ニューロン(例えば、皮質ニューロン)における標的のタンパク質及びmRNAの発現を50~90%減らす。非限定的な例として、ニューロン(例えば、皮質ニューロン)における標的のタンパク質及びmRNAの発現を40~50%減らす。
いくつかの実施形態では、目的の遺伝子を標的とする少なくとも1つのRNAi剤をコードするウイルスゲノムを含む本明細書に記載されているAAV粒子は、疾患、例えば、中枢神経系または末梢神経系と関連する任意の疾患の神経障害を治療する、及び/または改善する必要がある対象に投与される。
一実施形態では、RNAi剤はsiRNAである。
siRNAの設計
本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、目的の遺伝子を標的とし、標的遺伝子の発現とタンパク質産生を抑制するように特異的に設計されている1以上のsiRNA分子(例えば、siRNA二本鎖またはコードされたdsRNA)をコードするウイルスゲノムを含んでもよい。いくつかの態様では、siRNA分子は細胞内の標的遺伝子変異型、例えば、神経疾患にて特定される転写物を選択的に「ノックアウト」するように設計され、使用される。いくつかの態様では、siRNA分子は細胞における標的遺伝子変異型を選択的に「ノックダウン」するように設計され、使用される。
いくつかの実施形態では、目的の遺伝子を標的とするsiRNA分子は、任意の利用可能な設計ツールを使用して設計されてもよい。
(本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムへの挿入のための)siRNAを設計するためのいくつかのガイドラインが当該技術分野で提案されている。これらのガイドラインは一般に、サイレンシングされる遺伝子内の領域を標的とする19―ヌクレオチドの二本鎖領域、対称的な2~3ヌクレオチドの3’オーバーハング、5-リン酸基及び3-ヒドロキシル基を生成することを推奨している。siRNA配列の優先性を支配してもよい他の規則には、(i)アンチセンス鎖の5’末端のA/U;(ii)センス鎖の5’末端のG/C;(iii)アンチセンス鎖の5’末端の1/3における少なくとも5つのA/U残基;及び(iv)長さが9ヌクレオチドを超えるGC区間の非存在が挙げられるが、これらに限定されない。そのような考察によれば、標的遺伝子の特定の配列とともに、哺乳類の標的遺伝子の発現を抑制するのに不可欠な非常に効果的なsiRNA分子が容易に設計されてもよい。
一実施形態では、センス鎖及び/またはアンチセンス鎖は、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる欧州特許公開第EP1752536号に概説されている方法及び規則に基づいて設計される。非限定的な例として、配列の3’末端塩基はアデニン、チミンまたはウラシルである。非限定的な例として、配列の5’末端塩基はグアニンまたはシトシンである。非限定的な例として、3’末端配列はアデニン、チミン及びウラシルの1以上の塩基に富む7塩基を含む。
一実施形態では、siRNA分子は、センス鎖及び相補性のアンチセンス鎖を含み、双方の鎖が一緒にハイブリッド形成して二本鎖構造を形成する。アンチセンス鎖は、標的特異的RNAiを指示するのに十分な標的mRNA配列に対する相補性を有し、例えば、siRNA分子は、RNAiの機構またはプロセスによる標的mRNAの破壊を引き起こすのに十分な配列を有する。
いくつかの実施形態では、アンチセンス鎖及び標的mRNA配列は100%の相補性を有する。アンチセンス鎖は標的mRNA配列の任意の部分に相補性であってもよい。センス配列の同一性もアンチセンス配列の相同性も標的に対して100%相補性である必要はない。
他の実施形態では、アンチセンス鎖及び標的mRNA配列は少なくとも1つのミスマッチを含む。非限定的な例として、アンチセンス鎖及び標的mRNA配列は少なくとも30%、40%、50%、60%、70%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~99%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~99%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~99%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~99%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~99%、70~80%、70~90%、70~95%、70~99%、80~90%、80~95%、80~99%、90~95%、90~99%または95~99%の相補性を有する。
siRNA分子は、約10~50またはそれ以上のヌクレオチドの長さを有してもよく、例えば、各鎖が10~50ヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)を含む長さを有してもよい。好ましくは、siRNA分子は、各鎖で約15~30、例えば、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、または30ヌクレオチドの長さを有し、その際、鎖の1つは標的領域に対して十分に相補性である。一実施形態では、siRNA分子は約19~25、19~24、または19~21のヌクレオチドの長さを有する。
いくつかの実施形態では、siRNA分子は約19ヌクレオチド~約25ヌクレオチド、及び3’末端に2つのオーバーハングヌクレオチドを含む合成RNA二本鎖であることができる。
siRNA分子は、アンチセンス配列及びセンス配列、またはその断片もしくは変異型を含んでもよい。非限定的な例として、アンチセンス配列及びセンス配列は少なくとも30%、40%、50%、60%、70%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~99%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~99%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~99%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~99%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~99%、70~80%、70~90%、70~95%、70~99%、80~90%、80~95%、80~99%、90~95%、90~99%または95~99%の相補性を有する。
センス配列及びアンチセンス配列は、それらの長さのかなりの部分にわたって完全に相補性であってもよい。他の実施形態では、センス配列及びアンチセンス配列は、鎖の長さの少なくとも50、60、70、80、85、90、95、または99%にわたって独立して少なくとも70、80、90、95、または99%相補性であってもよい。
いくつかの実施形態では、siRNA二本鎖のセンス鎖及びアンチセンス鎖は、短いヘアピンRNA(shRNA)と呼ばれるステムループ構造の発現をもたらす短いスペーサー配列によって連結される。ヘアピンはDicerによって認識され、切断され、こうして成熟したsiRNA分子を生成する。
いくつかの実施形態では、siRNA分子、ならびに設計された関連するスペーサー及び/またはフランキング領域は、細胞への送達のために本明細書に記載されているAAV粒子のウイルスゲノムによってコードされ得る。
分子足場
いくつかの実施形態では、siRNA分子は分子足場も含む調節ポリヌクレオチドにコードされてもよい。
いくつかの実施形態では、ペイロード(例えば、siRNA、miRNA、または本明細書に記載されている他のRNAi剤)を含む調節ポリヌクレオチドは、任意の長さであってもよく、完全にまたは部分的に野生型マイクロRNA配列に由来してもよく、または完全に人工的であってもよい少なくとも1つの5’フランキング配列を含む分子足場を含む。3’フランキング配列はサイズと起源で5’フランキング配列を反映してもよい。いずれのフランキング配列も存在しなくてもよい。一実施形態では、5’フランキング配列及び3’フランキング配列の双方が存在しない。3’フランキング配列は任意で、「N」が任意のヌクレオチドを表す場合、1以上のCNNCモチーフを含有してもよい。
いくつかの実施形態では、5’フランキング配列及び3’フランキング配列は同じ長さである。
いくつかの実施形態では、5’フランキング配列は、長さ1~10ヌクレオチド、長さ5~15ヌクレオチド、長さ10~30ヌクレオチド、長さ20~50ヌクレオチド、長さ40を超えるヌクレオチド、長さ50を超えるヌクレオチド、長さ100を超えるヌクレオチド、または長さ200を超えるヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、5’フランキング配列は長さ1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、480、481、482、483、484、485、486、487、488、489、490、491、492、493、494、495、496、497、498、499、または500のヌクレオチドであってもよい。
一実施形態では、分子足場は少なくとも1つの3’フランキング領域を含む。非限定的な例として、3’フランキング領域は、任意の長さであってもよく、完全にもしくは部分的に野生型マイクロRNA配列に由来してもよく、または完全に人工的な配列であってもよい3’フランキング配列を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、3’フランキング配列は、長さ1~10のヌクレオチド、長さ5~15のヌクレオチド、長さ10~30のヌクレオチド、長さ20~50のヌクレオチド、長さ40を超えるヌクレオチド、長さ50を超えるヌクレオチド、長さ100を超えるヌクレオチド、または長さ200を超えるヌクレオチドである。
いくつかの実施形態では、3’フランキング配列は長さ1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、480、481、482、483、484、485、486、487、488、489、490、491、492、493、494、495、496、497、498、499、または500のヌクレオチドであってもよい。
いくつかの実施形態では、5’フランキング配列及び3’フランキング配列は同じ配列である。いくつかの実施形態では、それらは互いに整列した場合、2%、3%、4%、5%、10%、20%異なり、または30%を超えて異なる。
ステムループ構造のステムを形成することは最少限、少なくとも1つのペイロード配列である。いくつかの実施形態では、ペイロード配列は標的配列に部分的に相補性である、またはそれとハイブリッド形成することになる少なくとも1つの核酸配列を含む。いくつかの実施形態では、ペイロードはsiRNA分子またはsiRNA分子の断片である。
いくつかの実施形態では、ステムループの5’アームはセンス配列を含む。
いくつかの実施形態では、ステムループの3’アームはアンチセンス配列を含む。アンチセンス配列は、場合によっては、最も5’末端に「G」ヌクレオチドを含む。
他の実施形態では、センス配列は3’アームに存在してもよい一方で、アンチセンス配列はステムループ構造のステムの5’アームに存在する。
ステムループ構造のセンス配列とアンチセンス配列を分けるのがループ(ループモチーフとも呼ばれる)である。ループは、4~30ヌクレオチドの間、4~20ヌクレオチドの間、4~15ヌクレオチドの間、5~15ヌクレオチドの間、6~12ヌクレオチドの間、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、及び/または12ヌクレオチドの任意の長さであってもよい。
いくつかの実施形態では、ループは少なくとも1つのUGUGモチーフを含む。いくつかの実施形態では、UGUGモチーフはループの5’末端に位置する。
1以上のモジュールを互いに分離するために、調節ポリヌクレオチドにスペーサー領域が存在してもよい。そのようなスペーサー領域は1以上存在してもよい。
一実施形態では、8~20の間、例えば、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20のヌクレオチドのスペーサー領域がセンス配列とフランキング配列の間に存在してもよい。
一実施形態では、スペーサーは13ヌクレオチドであり、センス配列の5’末端とフランキング配列との間に位置する。一実施形態では、スペーサーは、配列のほぼ1つのらせん回転を形成するのに十分な長さである。
一実施形態では、8~20の間、例えば、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、または20ヌクレオチドのスペーサー領域はアンチセンス配列とフランキング配列の間に存在してもよい。
一実施形態では、スペーサー配列は10~13の間、例えば、10、11、12または13のヌクレオチドであり、アンチセンス配列の3’末端とフランキング配列との間に位置する。一実施形態では、スペーサーは配列のほぼ1つのらせん回転を形成するのに十分な長さである。
一実施形態では、調節ポリヌクレオチドは5’から3’方向に、5’フランキング配列、5’アーム、ループモチーフ、3’アーム及び3’フランキング配列を含む。非限定的な例として、5’アームはセンス配列を含んでもよく、3’アームはアンチセンス配列を含む。別の非限定的な例として、5’アームはアンチセンス配列を含み、3’アームはセンス配列を含む。
一実施形態では、5’アーム、ペイロード(例えば、センス配列及び/またはアンチセンス配列)、ループモチーフ及び/または3’アーム配列を改変してもよい(例えば、1以上のヌクレオチドの置換、ヌクレオチドの付加及び/またはヌクレオチドの欠失)。改変は、構築物の機能に有益な変化(例えば、標的配列のノックダウンを増やす、構築物の分解を減らす、オフターゲット効果を減らす、ペイロードの効率を高める、及びペイロードの分解を減らす)をもたらしてもよい。
一実施形態では、調節ポリヌクレオチドの分子足場は、ガイド鎖またはアンチセンス鎖の切除率がパッセンジャー鎖またはセンス鎖の切除率よりも大きくなるように並べられる。ガイド鎖またはパッセンジャー鎖の切除率は独立して、1%、2%、3%、4%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%であってもよく、または99%を超えてもよい。非限定的な例として、ガイド鎖の切除率は少なくとも80%である。別の非限定的な例として、ガイド鎖の切除率は少なくとも90%である。
一実施形態では、ガイド鎖の切除率はパッセンジャー鎖の切除率よりも大きい。一態様では、ガイド鎖の切除率はパッセンジャー鎖よりも少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%大きく、または99%を超えて大きくてもよい。
一実施形態では、ガイド鎖の切除効率は少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%であり、または99%を超える。非限定的な例として、ガイド鎖の切除効率は80%を超える。
一実施形態では、ガイド鎖の切除効率は分子足場からのパッセンジャー鎖の切除よりも大きい。ガイド鎖の切除は分子足場からのパッセンジャー鎖の切除よりも2、3、4、5、6、7、8、9、10倍、または10倍を超えて効率性が高くてもよい。
一実施形態では、分子足場は二重機能の標的指向化調節ポリヌクレオチドを含む。
一実施形態では、分子足場は、当該技術分野で既知の1以上のリンカーを含んでもよい。リンカーは領域または1つの分子足場を別のものから分離してもよい。非限定的な例として、分子足場は多シストロン性であってもよい。
一実施形態では、調節ポリヌクレオチドは、以下の特性:ループ変異型、シードミスマッチ/バルジ/ゆらぎ変異型、ステムミスマッチ、ループ変異型及び基本ステムミスマッチ変異型、シードミスマッチ及び基本ステムミスマッチ変異型、ステムミスマッチ及び基本ステムミスマッチ変異型、シードゆらぎ及び基本ステムゆらぎ変異型、またはステム配列変異型の少なくとも1つを使用して設計される
AAVの生産
本明細書で開示されているウイルス産生は、AAV粒子(標的組織に対する指向性が増強、改善及び/または増加したもの)、例えば、標的細胞を接触させてペイロードを送達するのに使用されてもよいAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子を産生するためのプロセス及び方法を記載している。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示されているのは、本開示のAAV粒子、例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子を作製する方法であり、該方法は(i)本明細書に記載されているウイルスゲノムを含む宿主細胞を提供することと、(ii)ウイルスゲノムをAAVカプシド変異型、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型(例えば、表3、4、または5に列挙されているAAVカプシド変異型)に封入するのに好適な条件下で宿主細胞をインキュベートすることとを含み、それによってAAV粒子を作製する。いくつかの実施形態では、方法は、工程(i)の前に、ウイルスゲノムを含む第1の核酸を細胞に導入することを含む。いくつかの実施形態では、宿主細胞はAAVカプシド変異型をコードする第2の核酸を含む。いくつかの実施形態では、第2の核酸は第1の核酸分子の前に、それと同時に、またはその後に宿主細胞に導入される。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は単離されたAAV粒子である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子は組換えAAV粒子である。
本開示は、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含むAAV粒子(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の生成方法を提供する。いくつかの実施形態では、AAV粒子はウイルス複製細胞におけるウイルスゲノムの複製によって調製される。AAV粒子の調製には、当該技術分野で既知の任意の方法が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は哺乳類細胞(例えば、HEK293)で産生される。別の実施形態では、AAV粒子は昆虫細胞(例えば、Sf9)で産生される。
AAV粒子を作製する方法は当該技術分野で周知であり、例えば、そのそれぞれの内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる米国特許第US6204059号、同第US5756283号、同第、US6258595号、同第US6261551号、同第US6270996号、同第US6281010号、同第US6365394号、同第、US6475769号、同第US6482634号、同第US6485966号、同第US6943019号、同第US6953690号、同第US7022519号、同第US7238526号、同第US7291498号及び同第US7491508号、同第US5064764号、同第US6194191号、同第US6566118号、同第US8137948号;または国際公開第WO1996039530号、同第WO1998010088号、同第WO1999014354号、同第WO1999015685号、同第WO1999047691号、同第WO2000055342号、同第WO2000075353号及び同第WO2001023597号;Methods In Molecular Biology,ed.Richard,Humana Press,NJ(1995);O‘Reilly et al.,Baculovirus Expression Vectors,A Laboratory Manual,Oxford Univ.Press,(1994);Samulski et al.,J.Vir.63:3822-8(1989);Kajigaya et al.,Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA,88:4646-50(1991);Ruffing et al.,J.Vir.66:6922-30(1992);Kimbauer et al.,Vir.,219:37-44(1996);Zhao et al.,Vir.,272:382-93(2000)に記載されている。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれる国際特許公開WO2015191508に記載されている方法を使用して作製される。
治療への適用
本開示は、本明細書に記載されているAAV粒子、例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型(例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型)を含むAAV粒子を対象に投与すること、または本明細書に記載されている医薬組成物を含む記載されている組成物のいずれかを対象に投与することを含む、ヒト対象を含む哺乳類対象にて疾患、障害及び/または状態を治療する方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は疾患の発症を予防するために予防的に対象に投与される。別の実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、疾患またはその症状を治療する(影響を軽減する)ために投与される。さらに別の実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は疾患を治癒させる(取り除く)ために投与される。別の実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、疾患の進行を防止するまたは遅らせるために投与される。さらに別の実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、疾患の有害効果を無効にするために使用される。疾患の状態及び/または進行は当該技術分野で既知の標準的な方法によって決定されてもよいし、またはモニタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されているのは、有効量の本明細書に記載されている医薬組成物またはAAV粒子、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含む複数の粒子を対象に投与することを含む、対象にて神経障害及び/または神経変性障害を治療する方法である。いくつかの実施形態では、神経障害及び/または神経変性障害の治療は、前記神経障害及び/または神経障害の予防を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、神経疾患及び/または神経障害の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)はタウオパシーの治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、アルツハイマー病の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)はフリードライヒ運動失調症、またはフラタキシンタンパク質の喪失または部分的喪失に起因する任意の疾患の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)はパーキンソン病の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は筋萎縮性側索硬化症の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)はハンチントン病の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は慢性疼痛または神経疼痛の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、中枢神経系に関連する疾患の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は末梢神経系に関連する疾患の治療、予防、緩和または改善のための医療分野にて有用である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は本明細書に記載されている疾患または症状の少なくとも1つを有する対象に投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は本明細書に記載されている疾患または障害を有する、または有すると診断された対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されているのは、有効量の本明細書に記載されている医薬組成物またはAAV粒子、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含む複数の粒子を対象に投与することを含む、対象にて筋肉障害及び/または神経筋障害を治療する方法である。いくつかの実施形態では、筋肉障害及び/または神経筋障害の治療は前記筋肉障害及び/または神経筋障害の予防を含む。
いくつかの実施形態では、本明細書で提供されているのは、有効量の本明細書に記載されている医薬組成物またはAAV粒子、例えば、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型を含む複数の粒子を対象に投与することを含む、対象にて神経腫瘍性障害を治療する方法である。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害の治療は前記神経腫瘍性障害の予防を含む。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害は、原発性CNS起源(例えば、CNSの細胞、組織、もしくは領域)のがん、またはCNSの細胞、組織、もしくは領域における転移性がんを含む。
透明中隔欠損、酸性リパーゼ病、酸性マルターゼ欠乏症、後天性てんかん様失語症、急性播種性脳脊髄炎、注意欠陥多動性障害(ADHD)、アディ瞳孔緊張症、アディ症候群、副腎白質ジストロフィー、脳梁の発育不全、失認症、アイカルディ症候群、エカルディ-グティエール症候群障害、AIDS-神経合併症、アレキサンダー病、アルパー病、交代性片麻痺、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、無脳症、動脈瘤、アンジェルマン症候群、血管腫症、無酸素症、抗リン脂質症候群、失語症、失行症、くも膜嚢胞、くも膜炎、アーノルド-キアリ奇形、動静脈奇形、アスペルガー症候群、運動失調、毛細血管拡張性運動失調、運動失調及び小脳または脊髄小脳の変性、心房細動及び発作、注意欠陥多動性障害、自閉症スペクトラム障害、自律神経機能障害、背痛、バース症候群、バッテン病、ベッカーミオトニー、ベーチェット病、ベル麻痺、良性特発性眼瞼痙攣、良性限局性筋萎縮症、良性頭蓋内圧亢進症、ベルンハルト-ロート症候群、ビンスワンガー病、眼瞼痙攣、ブロッホ-サルツバーガー症候群、腕神経叢分娩外傷、上腕神経叢損傷、ブラッドバリー-エグルストン症候群、脳及び脊髄の腫瘍、脳動脈瘤、脳損傷、ブラウン-セカール症候群、延髄麻痺、球脊髄型筋萎縮症、皮質下梗塞及び白質脳症を伴う脳常染色体優性動脈症(CADASIL)、カナバン病、手根管症候群、灼熱痛、海綿腫、海綿状血管腫、海綿状奇形、中心頚髄症候群、中心性脊髄症候群、中枢性疼痛症候群、橋中心髄鞘崩壊、頭部障害、セラミダーゼ欠乏症、小脳変性、小脳形成不全、脳動脈瘤、脳動脈硬化症、脳萎縮症、脳性脚気、脳海綿状奇形、脳巨人症、脳低酸素症、脳性麻痺、脳眼顔骨格症候群(COFS)、シャルコー-マリー-トゥース病、キアリ奇形、コレステロールエステル蓄積症、コレラ、神経有棘赤血球症、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)、慢性起立不耐症、慢性疼痛、コケイン症候群II型、コフィン-ローリー症候群、側脳室後角拡大症、昏睡、複合性局所疼痛症候群、同心性硬化症(バロ硬化症)、先天性顔面両麻痺、先天性筋無力症、先天性筋疾患、先天性血管海綿状奇形、大脳皮質基底核変性症、頭部動脈炎、頭蓋骨癒合症、クリー脳炎、クロイツフェルト-ヤコブ病、慢性進行性外眼筋麻痺、蓄積外傷疾患、クッシング症候群、巨大細胞性封入体症、サイトメガロウイルス感染症、ダンシングアイズ-ダンシングフィート症候群、ダンディー-ウォーカー症候群、ドーソン病、ドモルシア症候群、デジェリン-クルンプケ麻痺、認知症、認知症-多重梗塞、意味性認知症、皮質下認知症、レビー小体型認知症、脱髄疾患、ミオクローヌス性小脳性協働収縮異常症、歯状核赤核萎縮症、皮膚筋炎、発達上の総合運動障害、デビック症候群、糖尿病性神経障害、広汎性硬化症、遠位遺伝性運動神経障害、ドラベ症候群、自律神経障害、書字障害、失読症、嚥下障害、総合運動障害、ミオクローヌス性小脳性共同運動障害、進行性小脳性共同運動障害、ジストニア、早期乳児てんかん性脳症、トルコ鞍空洞症候群、脳炎、嗜眠性脳炎、脳瘤、脳脊髄炎、脳症、脳症(家族性幼児)、脳三叉神経領域血管腫症、てんかん、てんかん性片麻痺、一過性運動失調、エルブ麻痺、エルブ-デュシェンヌ型麻痺及びデジェリン-クルンプケ麻痺、本態性振戦、橋外髄鞘崩壊症、ファブリー病(Faber’s disease)、ファブリー病(Fabry Disease)、ファール症候群、失神、家族性自律神経障害、家族性血管腫、家族性特発性基底核石灰化症、家族性周期性麻痺、家族性痙攣性麻痺、ファーバー病、熱性発作、線維筋性形成異常、フィッシャー症候群、フロッピー乳児症候群、下垂足、フリードライヒ運動失調症、前頭側頭型認知症、ゴーシェ病、全身性ガングリオシドーシス(GM1、GM2)、ゲルストマン症候群、ゲルストマン-ストロイスラー-シャインカー病、巨大軸索ニューロパシー、巨細胞動脈炎、巨細胞封入病、球様細胞白質萎縮症、舌咽神経痛、糖原病、ギラン-バレー症候群、ハラーフォルデン-シュパッツ病、頭部損傷、頭痛、持続性片側頭痛、片側顔面痙攣、交代性片麻痺、遺伝性神経障害、遺伝性痙性対麻痺、遺伝性多発神経炎性失調、帯状疱疹、耳帯状疱疹、ヒラヤマ症候群、ホルムズ-アディ症候群、全前脳症、HTLV-1関連ミエロパシー、ヒューズ症候群、ハンチントン病、ハーラー症候群、水無脳症、水頭症、正常圧水頭症、水脊髄症、副腎皮質機能亢進症、過眠症、筋緊張亢進、低血圧症、低酸素症、免疫が介在する脳脊髄炎、封入体筋炎、色素失調症、幼児低血圧症、幼児神経軸索ジストロフィー、幼児フィタン酸蓄積症、幼児レフサム病、幼児痙攣、炎症性ミオパシー、後頭孔脳脱出症、腸性リポジストロフィー、腸性嚢胞、頭蓋内圧亢進症、アイザックス症候群、ジュベール症候群、カーンズ-セイヤー症候群、ケネディ病、キングスボーン症候群、クライネ-レビン症候群、クリッペル-フェイル症候群、クリッペル-トレノネー症候群(KTS)、クリューバー-ビューシー症候群、コルサコフ記憶喪失症候群、クラッベ病、クーゲルベルグ-ウェランダー病、クル、ランバート-イートン筋無力性症候群、ランドー-クレフナー症候群、外側大腿皮神経エントラップメント、延髄外側症候群、学習障害、リー病、レノックス-ガストー症候群、レッシュ-ナイハン症候群、大脳白質萎縮症、レビン-クリチリー症候群、レビー小体型認知症、リヒトハイム病、脂質蓄積症、リポイドタンパク症、滑脳症、ロックドイン症候群、ルー-ゲーリック病、ループス-神経学的後遺症、ライム病-神経学的合併症、リソソーム蓄積症、マシャド-ジョセフ病、巨大脳症、巨大脳髄症、メルカーソン-ローゼンタール症候群、髄膜炎、髄膜炎及び脳炎、メンケス病、知覚異常性大腿神経痛、異染性白質ジストロフィー、小頭症、片頭痛、ミラー-フィッシャー症候群、小発作、ミトコンドリア性ミオパシー、ミトコンドリア性DNA枯渇症候群、メビウス症候群、単肢筋委縮症、モルバン症候群、運動ニューロン疾患、もやもや病、ムコ脂質症、ムコ多糖症、多重梗塞認知症、多巣性運動ニューロパシー、多発性硬化症、多系統萎縮症、起立性低血圧症を伴う多系統萎縮症、筋ジストロフィー症、筋無力症-先天性重症筋無力症、ミエリン破壊性びまん性硬化症、脊髄炎、幼児のミオクロニー脳症、ミオクローヌス、ミオクローヌスてんかん、ミオパシー、ミオパシー-先天性ミオパシー-甲状腺中毒症、筋緊張症、先天性筋緊張症、発作性睡眠、NARP(神経障害、運動失調及び網膜色素変性症)、神経有棘赤血球症、脳の鉄蓄積を伴う神経変性症、神経変性疾患、神経線維腫症、神経弛緩悪性症候群、AIDSの神経学的合併症、ライム病の神経学的合併症、サイトメガロウイルス感染症の神経学的予後、ポンペ病の神経学的兆候、ループスの神経学的後遺症、視神経脊髄炎、神経筋緊張症、神経セロイドリポフスチン症、神経細胞移動障害、神経障害性疼痛、神経障害-遺伝性神経障害、神経サルコイドーシス、神経梅毒、神経毒性、海綿状母斑、ニーマン-ピック病、オサリバン-マクラウド症候群、後頭神経痛、オオタハラ症候群、オリーブ橋小脳萎縮症、オプソクローヌス-ミオクローヌス、起立性低血圧症、過用症候群、慢性疼痛、パントテン酸キナーゼ関連神経変性症、腫瘍随伴症候群、知覚障害、パーキンソン病、発作性舞踏アテトーゼ、発作性片側頭痛、パリー-ロンバーグ、ペリツェウス-メルツバッハ病、ペナー-ショッカーII症候群、神経周囲嚢胞、腓骨筋萎縮、周期性四肢麻痺、末梢神経障害、脳室周囲白質軟化症、遷延性植物状態、広汎性発達障害、フィタン酸蓄積症、ピック病、圧迫神経、梨状筋症候群、下垂体腫瘍、多発性筋炎、ポンペ病、孔脳症、ポリオ後症候群、帯状疱疹後神経痛、感染後脳脊髄炎、起立性低血圧症、体位性起立性頻脈症候群、起立性頻脈症候群、初発性歯状核萎縮症、原発性側索硬化症、初発性進行性失語症、プリオン病、進行性延髄麻痺、進行性顔面半側萎縮症、進行性歩行運動失調症、進行性多巣性白質脳症、進行性筋萎縮症、進行性硬化性ポリジストロフィー、進行性核上性麻痺、相貌失認、仮性球麻痺、疑似トーチ症候群、偽性トキソプラズマ症候群、偽脳腫瘍、心因性運動障害、ラムゼイ-ハント症候群I、ラムゼイ-ハント症候群II、ラスムッセン脳炎、反射性交感神経性ジストロフィー症候群、レフサム病、乳児レフサム病、反復運動障害、反復ストレス損傷、むずむず脚症候群、レトロウイルス関連ミエロパシー、レット症候群、ライ症候群、リウマチ性脳炎、ライリー-デイ症候群、仙骨神経根嚢胞、舞踏病、唾液腺疾患、サンドホフ病、シルダー病、裂脳症、ザイテルバーガー病、発作性障害、意味性認知症、中隔-眼形成異常、乳児重症ミオクロニーてんかん(SMEI)、乳幼児揺さぶられ症候群、シングルス、シャイ-ドレーガー症候群、シェーグレン症候群、睡眠時無呼吸、睡眠病、ソトス症候群、痙性、脊椎披裂、脊髄梗塞、脊髄損傷、脊髄腫瘍、脊髄性筋萎縮症、脊髄小脳失調、脊髄小脳萎縮症、脊髄小脳変性症、散発性運動失調、スティール-リチャードソン-オルゼウスキー症候群、スティッフパーソン症候群、線条体黒質変性症、卒中、スタージ-ウェーバー症候群、亜急性硬化性全脳炎、皮質下動脈硬化性脳症、短期間の、片側性の、神経痛様の(SUNCT)頭痛、嚥下障害、シデナム舞踏病、失神、梅毒性脊髄硬化症、水脊髄空洞症、脊髄空洞症、全身性エリテマトーデス、脊髄癆、錐体外路性終末欠陥症候群、仙骨神経周囲嚢腫、テイ-サックス病、側頭動脈炎、脊髄係留症候群、トムセンミオトニー、胸郭出口症候群、甲状腺中毒性ミオパシー、疼痛性チック、トッド麻痺、トゥレット症候群、一過性脳虚血発作、伝達性海綿状脳症、横断性脊髄炎、外傷性脳損傷、震え、三叉神経痛、熱帯性痙性不全対麻痺、トロイヤー症候群、結節硬化症、血管海綿性腫瘍、中枢神経系及び末梢神経系の血管炎症候群、ビタミンB12欠乏症、フォン-エコノモ病、フォンヒッペル-リンドウ病(VHL)、フォン-レックリングハウゼン病、ワレンベルグ症候群、ウェルドニッヒ-ホフマン病、ウェルニッケ-コルサコフ症候群、ウエスト症候群、むち打ち、ホイップル病、ウイリアムズ症候群、ウイルソン病、ウォルマン病、X連鎖の脊髄及び延髄の筋萎縮症を含むが、これらに限定されない任意の神経疾患または神経障害、神経変性障害、筋肉障害、神経筋障害及び/または神経腫瘍性障害は本開示のAAV粒子またはその医薬組成物によって治療されてもよい。
医薬組成物及び製剤
本開示によれば、本明細書に記載されているAAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子は医薬組成物として調製されてもよい。いくつかの実施形態では、医薬組成物は少なくとも1つの有効成分を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は薬学的に許容される賦形剤を含む。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は:(1)安定性を高めるために;(2)細胞の形質移入または形質導入を増加させるために;(3)ペイロードの持続発現または遅延発現を可能にするために;(4)生体内分布を変える(例えば、ウイルス粒子を特定の組織または細胞型に差し向ける)ために;(5)コードされたタンパク質の翻訳を増加させるために;(6)コードされたタンパク質の放出プロファイルを変えるために;及び/または(7)ペイロードの調節可能な発現を可能にするために賦形剤を使用して製剤化することができる。本開示の製剤は、限定されないが、生理食塩水、リポソーム、脂質ナノ粒子、ポリマー、ペプチド、タンパク質、ウイルスベクターで形質移入された細胞(例えば、対象への移入または移植のために)、及びそれらの組み合わせを含むことができる。
いくつかの実施形態では、本発明に係る医薬組成物における有効成分(例えば、本明細書に記載されているAAV粒子)、薬学的に許容される賦形剤、及び/または追加成分の相対量は、治療される対象の独自性、サイズ、及び/または状態に応じて、且つさらに組成物が投与される経路に応じて変動してもよい。例えば、組成物は0.1%~99%(w/w)の間の有効成分を含んでもよい。例として、組成物は、0.1%~100%の間、例えば、0.5~50%の間、1~30%の間、5~80%の間、少なくとも80%(w/w)の有効成分を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子を含む医薬組成物は薬学的に許容される賦形剤の有無にかかわらず、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型、及びペイロード、例えば、本明細書に記載されているペイロードをコードするウイルスゲノムを含んでもよい。
本開示はまた、いくつかの実施形態では、対象、例えば、ヒトへの投与に好適な医薬組成物も提供する。いくつかの実施形態では、医薬組成物は対象、例えば、ヒトに投与される。
投与
いくつかの実施形態では、本明細書で開示されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、送達経路、例えば、局所送達経路または全身送達経路によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、治療上有効な転帰をもたらす送達経路によって対象に投与される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、血液脳関門、血管関門、または他の上皮関門を交差するような経路を介して投与されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、任意の好適な形態で、溶液または懸濁液として、溶液または溶液における懸濁に好適な固体形態として投与されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、任意の適切な且つ薬学的に許容される賦形剤とともに製剤化されてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、筋肉内に、静脈内に、脳内に、髄腔内に、脳室内に、実質内投与を介して、または大槽内注射(ICM)を介して投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は単一経路投与を介して対象に送達されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は多部位投与経路を介して対象に送達されてもよい。いくつかの実施形態では、対象は2、3、4、5の、または5を超える部位で投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)はボーラス注入を介して投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、数分、数時間、または数日の期間にわたる持続送達を介して投与される。いくつかの実施形態では、注入速度は、対象、分布、製剤、及び/または別の送達パラメータに応じて変更されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、制御された放出、例えば、治療転帰を達成する特定の放出パターンに適合する放出プロファイルを使用して投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は持続放出、例えば、特定の時間にわたる放出速度に適合する放出プロファイルを使用して投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は1を超える投与経路によって送達されてもよい。併用投与の非限定的な例として、AAV粒子は髄腔内及び脳室内の投与によって、または静脈内及び実質内の投与によって送達されてもよい。
静脈内投与
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は全身投与によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、全身投与は静脈内投与である。別の実施形態では、全身投与は動脈内投与である。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は静脈内投与によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、静脈内投与は皮下送達によって達成されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるTerstappen et al.(Nat.Rev.Drug.Discovery,https://doi.org/10.1038/s41573-021-00139-y(2021))に記載されたような集束超音波(FUS)、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せた集束超音波(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSを介して対象に投与される。いくつかの実施形態では、AAV粒子は対象に静脈内で投与される。いくつかの実施形態では、対象はヒトである。
CNSへの投与
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は脳への直接注入によって送達されてもよい。非限定的な例として、脳への送達は海馬内投与によるものでもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は実質内投与によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、実質内投与は中枢神経系の組織に対するものである。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、頭蓋内送達によって対象に投与されてもよい(例えば、米国特許第8119611号を参照;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子はCSF経路への注入によって送達されてもよい。CSF経路への送達の非限定的な例には髄腔内及び脳室内の投与が含まれる。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は全身送達によって脳に送達されてもよい。非限定的な例として、全身送達は血管内投与によってもよい。非限定的な例として、全身投与または血管内投与は静脈内によってもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は眼内送達経路によって送達されてもよい。眼内投与の非限定的な例には硝子体内注射が含まれる。
筋肉内投与
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は筋肉内投与によって送達されてもよい。理論に束縛されることを望まないで、いくつかの実施形態では、筋肉細胞の多核性がAAV送達後の遺伝子形質導入に利点を提供すると考えられている。いくつかの実施形態では、筋肉の細胞は適切な翻訳後修飾を伴う組換えタンパク質を発現することができる。理論に束縛されることを望まないで、いくつかの実施形態では、血管構造による筋肉組織の充実は血流への移送及び全身送達を可能にすると考えられている。筋肉内投与の例には、全身(例えば、静脈内)、皮下、または筋肉への直接投与が含まれる。いくつかの実施形態では、1回を超える注射が施行される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は筋肉内送達経路によって送達されてもよい。(例えば、米国特許第6506379号を参照のこと;その内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。筋肉内投与の非限定的な例には静脈内注射または皮下注射が含まれる。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は対象に投与され、対象の筋肉に形質導入する。非限定的な例として、AAV粒子は筋肉内投与によって投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は皮下投与によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、筋肉内投与は全身送達によるものである。いくつかの実施形態では、筋肉内投与は静脈内送達によるものである。いくつかの実施形態では、筋肉内投与は筋肉への直接注射によるものである。
いくつかの実施形態では、筋肉は投与、例えば筋肉内投与によって形質導入される。いくつかの実施形態では、筋肉内送達は1つの部位での投与を含む。いくつかの実施形態では、筋肉内送達は1を超える部位での投与を含む。いくつかの実施形態では、筋肉内送達は2、3、4、またはそれ以上の部位での投与を含む。いくつかの実施形態では、筋肉内送達を少なくとも1つの他の投与方法と組み合わせる。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は末梢注射によって対象に投与されてもよい。末梢注射の非限定的な例には、腹腔内、筋肉内、静脈内、結膜、または関節への注射が含まれる。AAVベクターの末梢投与は中枢神経系、例えば運動ニューロンに輸送され得ることが当該技術分野で開示された(例えば、米国特許公開第US20100240739号及び同第US20100130594号を参照のこと;そのそれぞれの内容は参照によって全体として本明細書に組み込まれる)。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は実質内投与によって対象に投与されてもよい。いくつかの実施形態では、実質内投与は筋肉組織に対するものである。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるBright et al.2015(Neurobiol Aging.36(2):693-709)に記載されているように送達される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は対象の腓腹筋に投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は対象の大腿二頭筋に投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は前脛骨筋に投与される。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子はヒラメ筋に投与される。
デポー投与
本明細書に記載されているように、いくつかの実施形態では、本開示の医薬組成物及び/またはAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、持続放出のためにデポーにて製剤化される。一般に、特定の臓器または組織が投与の対象となる。
いくつかの実施形態では、本開示の医薬組成物及び/またはAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は標的組織内でまたは標的組織の近傍で空間的に保持される。提供されているのは、組成物が標的組織にて実質的に保持される、例えば、少なくとも10、20、30、40、50、60、70、80、85、90、95、96、97、98、99、99.9、99.99の、または99.99%を超える組成物が標的組織にて保持されるような条件下で標的組織(1以上の標的細胞を含む)を医薬組成物及び/またはAAV粒子と接触させることによって哺乳類対象の標的組織に医薬組成物、AAV粒子を提供する方法である。いくつかの実施形態では、保持は、標的細胞または複数の標的細胞に入る医薬組成物及び/またはAAV粒子の量を測定することによって決定される。例えば、対象に投与された医薬組成物及び/またはAAV粒子の少なくとも1%、5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%、96%、97%、98%、99%、99.9%、99.99%が、または99.99%超が投与後のある期間に細胞内に存在する。例えば、対象への筋肉内注射は、本開示の医薬組成物及び/またはAAV粒子及び形質移入試薬を含む水性組成物を使用して実施されてもよく、保持は、筋肉細胞または複数の筋肉細胞に存在する医薬組成物及び/またはAAV粒子の量を測定することによって決定される。
いくつかの実施形態では、本明細書で開示されているのは、組織内に実質的に保持されるような条件下で、対象の組織(細胞、例えば、複数の細胞を含む)を本開示の医薬組成物及び/またはAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)に接触させることによって、組織に医薬組成物及び/またはAAV粒子を提供する方法である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されている医薬組成物及び/またはAAV粒子は、目的の効果が少なくとも1つの細胞で生じるように十分な量の有効成分を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物及び/またはAAV粒子は一般に1以上の細胞浸透剤を含む。いくつかの実施形態では、本開示は、薬学的に許容される担体の有無にかかわらず裸の製剤(例えば、細胞浸透剤または他の薬剤を含まないもの)を提供する。
治療の方法
タンパク質ペイロードをコードするAAV粒子
本開示で提供されているのは、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を細胞に導入する方法であり、該方法は、標的のmRNA及び/またはタンパク質の産生を調節する、例えば、増やすのに十分な量で任意のベクターを前記細胞に導入することを含む。いくつかの態様では、細胞は、運動ニューロン、海馬ニューロン、嗅内ニューロン、視床ニューロン、皮質ニューロン、感覚ニューロン、交感神経ニューロン、または副交感神経ニューロンのような、しかし、これらに限定されないニューロン、及び星状細胞、ミクログリア、及び/またはオリゴデンドロサイトのようなグリア細胞であってもよい。他の態様では、細胞は、筋肉細胞、例えば、横隔膜、大腿四頭筋、または心臓(例えば、心房または心室)の細胞であってもよい。
本開示で開示されているのは、治療が必要な対象にてタンパク質、例えば、標的タンパク質の異常な、例えば、不十分なまたは増加した機能/存在に関連する神経疾患/神経障害または神経変性障害、筋肉もしくは神経筋の障害、または神経腫瘍性障害を治療する方法である。該方法は、本開示のAAV粒子を含む組成物の治療有効量を対象に投与することを含む。非限定的な例として、AAV粒子は、標的遺伝子の発現を高め、標的タンパク質の産生を増やすので、対象が治療上処置されるように対象にて神経疾患の1以上の症状を軽減することができる。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子を含む組成物は全身投与を介して対象の中枢神経系に投与される。いくつかの実施形態では、全身投与は静脈内(IV)注射である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子または本明細書に記載されているAAV粒子を含む医薬組成物は、集束超音波(FUS)によって投与され、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せたFUS(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSによって投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は脳室内投与を介して対象の中枢神経系に投与される。いくつかの実施形態では、脳室内投与は大槽内注射(ICM)である。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は脳室内注射及び静脈内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物はICM注射及び静脈内注射を介して対象ごとに特定の用量で対象の中枢神経系に投与される。非限定的な例として、AAV粒子はICM注射を介して対象あたり1×104VGの用量で投与される。非限定的な例として、AAV粒子はIV注射を介して対象あたり2×1013VGの用量で投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は対象の中枢神経系に投与される。他の実施形態では、本開示のAAV粒子を含む組成物は、対象のCNS組織(例えば、対象の被殻、視床または皮質)に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は実質内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。実質内注射の非限定的な例には、被殻内、皮質内、視床内、線条体内、海馬内、または嗅内皮質への注射が挙げられる。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は実質内注射及び静脈内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は脳室内注射、実質内注射及び静脈内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示の複数の粒子のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は静脈内注射を介して対象の筋肉に投与される。いくつかの実施形態では、本開示の複数の粒子のAAV粒子を含む組成物は筋肉内注射を介して対象の筋肉に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、視床、海馬、嗅内、皮質、運動、感覚、興奮性、抑制性、交感神経、または副交感神経のニューロン;オリゴデンドロサイト、星状細胞、ミクログリアを含むグリア細胞;及び/またはT細胞のようなニューロンを取り囲む他の細胞を含むが、これらに限定されない特定の型の標的とされる細胞に送達されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、筋肉細胞、例えば、大腿四頭筋、横隔膜、肝臓、及び/または心臓の細胞に送達されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は被殻、視床及び/または皮質におけるニューロンに送達されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は神経疾患の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子はタウオパシーの治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子はアルツハイマー病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は筋萎縮性側索硬化症の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子はハンチントン病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子はパーキンソン病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子はフリードライヒ運動失調症の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は慢性疼痛または神経障害性疼痛の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は筋肉障害または神経筋障害の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、本開示の複数の粒子は神経腫瘍性障害の治療法として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害は原発性CNS起源のがん(例えば、CNS細胞及び/またはCNS組織のがん)である。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害はCNS細胞、CNS領域及び/またはCNS組織における転移性がんである。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への投与は対象にて標的タンパク質のレベルを高めてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的タンパク質のレベルを約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質のタンパク質レベルを少なくとも50%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質のタンパク質レベルを少なくとも40%高めてもよい。非限定的な例として、対象は標的タンパク質の10%の増加を有してもよい。非限定的な例として、AAV粒子はベースラインを超える倍数増加によって標的タンパク質のタンパク質レベルを高めてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は5~6倍高いレベルの標的タンパク質をもたらす。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への投与は対象にて標的タンパク質の発現を高めてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的タンパク質の発現を約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも50%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも40%高めてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への静脈内投与は対象にて標的タンパク質のCNSでの発現または筋肉での発現を高めてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的タンパク質の発現を約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子はCNSでの標的タンパク質の発現を少なくとも50%高めてもよい。非限定的な例として、AAV粒子はCNSでの標的タンパク質の発現を少なくとも40%高めてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は筋肉における標的タンパク質の発現を少なくとも50%高めてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は筋肉における標的タンパク質の発現を少なくとも50%高めてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して神経疾患を治療するために星状細胞における標的タンパク質の発現を高めてもよい。星状細胞における標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用してミクログリアにて標的タンパク質を増やしてもよい。ミクログリアにおける標的タンパク質の増加を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して皮質ニューロンにて標的タンパク質を増やしてもよい。皮質ニューロンにおける標的タンパク質の増加を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して海馬ニューロンにて標的タンパク質を増やしてもよい。海馬ニューロンにおける標的タンパク質の増加を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、AAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用してDRG及び/または交感神経のニューロンにて標的タンパク質を増やしてもよい。DRG及び/または交感神経のニューロンにおける標的タンパク質の増加を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して神経疾患を治療するために感覚ニューロンにて標的タンパク質を高めてもよい。感覚ニューロンにおける標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%増やしてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して対象にて標的タンパク質を増やし、且つ神経疾患の症状を軽減してもよい。標的タンパク質の増加及び/または神経疾患の症状の軽減は独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%変化(標的タンパク質の産生については増加及び神経疾患の症状については軽減)させてもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して、全機能(TFC)スケールのような、しかし、これに限定されない標準的な評価システムによって測定されるような日常生活の機能的能力及び動作の低下を軽減してもよい。
いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して神経疾患の症状を測定するのに使用される任意の評価における成績を改善してもよい。そのような評価には、ADAS-cog(アルツハイマー病評価尺度-認知)、MMSE(ミニ精神状態検査)、GDS(老年うつ病尺度)、FAQ(機能活動アンケート)、ADL(日常生活動作)、GPCOG(認知の一般開業医評価)、Mini-Cog、AMTS(簡略化されたメンタルテストスコア)、時計描画テスト、6-CIT(6項目の認知障害検査)、TYM(あなたの記憶力を試す)、MoCa(Montrealの認知評価)、ACE-R(Addenbrooksの認知評価)、MIS(記憶障害検査)、BADLS(日常生活尺度のBristol活動)、Barthel指標、機能的自立度評価法、日常生活の有益な動作、IQCODE(高齢者における認知機能低下に関する情報提供者アンケ-ト)、神経精神病学的目録、Cohen-Mansfieldの焦燥評価、BEHAVE-AD、EuroQol、短期間-36及び/またはMBR介護者緊張度指数、またはその内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるSheehan B(Ther Adv Neurol Disord.5(6):349-358(2012))に記載されるような他のテストのいずれかが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、本組成物は、神経疾患/神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、及び/または神経腫瘍性障害の治療のための単独治療薬または併用治療薬として投与される。
1以上の他の治療剤と併用して、標的タンパク質をコードするAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用してもよい。いくつかの実施形態では、組成物は1以上の他の所望の治療薬または医療処置と同時に、その前に、またはその後に投与することができる。一般に、各薬剤はその薬剤について決定された用量及び/または時間スケジュールで投与されることになる。
本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)と組み合わせて使用されてもよい治療剤は、抗酸化剤、抗炎症剤、抗アポトーシス剤、カルシウム調節剤、抗グルタミン酸作動薬、構造タンパク質阻害剤、筋肉機能に関与する化合物、及び金属イオン調節に関与する化合物である小分子化合物であることができる。非限定的な例として、併用療法は、運動ニューロン変性に対する神経保護効果について調べられている小分子化合物、成長因子、及びホルモンのような1以上の神経保護剤と組み合わせてもよい。
本明細書に記載されているAAV粒子と組み合わせて使用されてもよい神経疾患を治療するために調べられた化合物には、コリンエステラーゼ阻害剤(ドネペジル、リバスチグミン、ガランタミン)、メマンチンのようなNMDA受容体アンタゴニスト、抗精神病薬、抗うつ薬、抗けいれん薬(例えば、ミオクローヌスの場合はバルプロ酸ナトリウム及びレベチラセタム)、セクレターゼ阻害剤、アミロイド凝集阻害剤、銅または亜鉛調節剤、BACE阻害剤、タウ凝集阻害剤、例えば、メチレンブルー、フェノチアジン、アントラキノン、n-フェニルアミンまたはローダミン、NAP、タキソールまたはパクリタキセルのような微小管安定剤、GSK3β(リチウム)またはPP2Aを標的とするもののようなキナーゼまたはホスファターゼの阻害剤、Aβペプチドまたはタウリン酸化エピトープによる免疫化、抗タウまたは抗アミロイド抗体、ドーパミン枯渇剤(例えば、舞踏病の場合はテトラベナジン)、ベンゾジアゼピン(例えば、ミオクローヌス、舞踏病、ジストニア、硬直、及び/または痙縮の場合はクロナゼパム)、ドーパミンのアミノ酸前駆体(例えば、硬直の場合はレボドパ)、骨格筋弛緩薬(例えば、硬直及び/または痙縮の場合はバクロフェン、チザニジン)、筋麻痺を引き起こす神経筋接合部でのアセチルコリン放出の阻害剤(例えば、歯ぎしり及び/またはジストニアの場合はボツリヌス毒素)、非定型神経弛緩薬(例えば、精神病及び/または過敏性の場合はオランザピン及びクエチアピン、精神病、舞踏病及び/または過敏性の場合はリスペリドン、スルピリド及びハロペリドール、治療抵抗性精神病の場合はクロザピン、顕著な陰性症状を伴う精神病の場合はアリピプラゾール)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)(例えば、うつ病、不安、強迫行動及び/または過敏性の場合はシタロプラム、フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、ミルタザピン、ベンラファキシン)、睡眠薬(例えば、睡眠覚醒サイクルの変化の場合はゾピクロン及び/またはゾルピデム)、抗けいれん薬(例えば、躁病または軽躁病の場合はバルプロ酸ナトリウム及びカルバマゼピン)及び気分安定剤(躁病または軽躁病の場合はリチウム)が挙げられるが、これらに限定されない。
神経栄養因子は、神経疾患を治療するために本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)との併用療法で使用されてもよい。一般に、神経栄養因子は、ニューロンの生存、成長、分化、増殖及び/または成熟を促進する、またはニューロンの活動の増加を刺激する物質として定義されている。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、治療を必要とする対象への1以上の栄養因子の送達を含む。栄養因子には、IGF-I、GDNF、BDNF、CTNF、VEGF、コリベリン、ザリプロデン、チロトロフィン放出ホルモン及びADNF、ならびにその変異型が挙げられてもよいが、これらに限定されない。
一態様では、本明細書に記載されているAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、AAV-IGF-I(例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるVincent et al.,Neuromolecular medicine,2004,6,79-85を参照のこと)及びAAV-GDNF(例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWang et al.,J.Neurosci.,2002,22,6920-6928を参照のこと)のような神経栄養因子を発現するAAV粒子と同時投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、対象へのAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与は、対象における標的タンパク質の発現を調節する、例えば、増やすまたは減らすことになり、標的タンパク質の存在、レベル、活性、及び/または発現の調節、例えば、増加または減少は、対象における神経疾患/神経障害もしくは神経変性障害、筋肉障害もしくは神経筋障害、及び/または神経腫瘍性障害の影響及び/または症状を軽減することになる。
非限定的な例として、標的タンパク質は、治療用タンパク質もしくは機能的変異型、または抗体もしくはその抗体結合断片であってもよい。
RNAi剤または調節ポリヌクレオチドを含むAAV粒子
本開示で提供されているのは、siRNA分子を含むペイロードをコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を細胞に導入する方法であり、該方法は、標的mRNAの分解が発生するのに十分な量でベクターのいずれかを前記細胞に導入し、それによって標的特異的なRNAiを細胞にて活性化することを含む。いくつかの態様では、細胞は、運動ニューロン、海馬ニューロン、嗅内ニューロン、視床ニューロン、皮質ニューロン、感覚ニューロン、交感神経ニューロン、または副交感神経ニューロンのようなニューロン、及び星状細胞、ミクログリア、及び/またはオリゴデンドロサイトのようなグリア細胞であってもよいが、これらに限定されない。他の態様では、細胞は、筋肉細胞、例えば、横隔膜、大腿四頭筋、または心臓(例えば、心房または心室)の細胞であってもよい。
本開示で開示されているのは、治療が必要な対象にて標的タンパク質の機能障害及び/または異常な、例えば、上昇したもしくは低下した発現に関連する神経疾患/神経障害もしくは神経変性障害、筋肉もしくは神経筋の障害、または神経腫瘍性障害を治療する方法である。該方法は、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物の治療有効量を対象に投与することを含む。非限定的な例として、siRNA分子は、対象が治療上処置されるように対象にて標的遺伝子の発現をサイレンシングさせ、標的タンパク質の産生を抑制し、神経疾患の1以上の症状を軽減することができる。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードするウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は、静脈内投与後のCNS及び/またはPNSの細胞の形質導入の増強を可能にするAAVカプシドを含む。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのsiRNA分子をコードするウイルスゲノムを伴う本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は対象の中枢神経系に投与される。他の実施形態では、本開示のAAV粒子を含む組成物は対象の組織(例えば、対象の被殻、視床または皮質)に投与される。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は全身投与を介して対象の中枢神経系に投与される。いくつかの実施形態では、全身投与は静脈内投与である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAV粒子または本明細書に記載されているAAV粒子を含む医薬組成物は、集束超音波(FUS)によって投与され、例えば、マイクロバブルの静脈内投与と併せたFUS(FUS-MB)、または静脈内投与と併せたMRI誘導FUSによって投与される。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含む本開示のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は実質内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。実質内注射の非限定的な例には、被殻内、皮質内、視床内、線条体内、海馬内、または嗅内皮質への注射が挙げられる。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は実質内注射及び静脈内注射を介して対象の中枢神経系に投与される。
いくつかの実施形態では、本開示の複数の粒子のAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を含む組成物は静脈内注射を介して対象の筋肉に投与される。いくつかの実施形態では、本開示の複数の粒子のAAV粒子を含む組成物は筋肉内注射を介して対象の筋肉に投与される。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、視床、海馬、嗅内、皮質、運動、感覚、興奮性、抑制性、交感神経、または副交感神経のニューロン;オリゴデンドロサイト、星状細胞、ミクログリアを含むグリア細胞;及び/またはT細胞のようなニューロンを取り囲む他の細胞を含むが、これらに限定されない特定の型の標的とされる細胞に送達されてもよい。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、筋肉細胞、例えば、大腿四頭筋、横隔膜、肝臓、及び/または心臓の細胞に送達されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子は被殻、視床及び/または皮質にてニューロンに送達されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子は神経疾患の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子はタウオパシーの治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子はアルツハイマー病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子は筋萎縮性側索硬化症の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子はハンチントン病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子はパーキンソン病の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子はフリードライヒ運動失調症の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子は筋肉傷害または神経筋障害の治療法として使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)、例えば、複数の粒子は神経腫瘍性障害の治療法として使用されてもよい。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害は原発性CNS起源のがん(例えば、CNS細胞及び/またはCNS組織のがん)である。いくつかの実施形態では、神経腫瘍性障害はCNS細胞、CNS領域及び/またはCNS組織における転移性がんである。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への投与は対象にて標的タンパク質のレベルを下げてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的のタンパク質のレベルを約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質のタンパク質レベルを少なくとも50%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質のタンパク質レベルを少なくとも40%下げてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への投与は対象にて標的タンパク質の発現を下げてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的のタンパク質の発現を約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも50%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも40%下げてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の対象への投与は対象のCNSにて標的タンパク質の発現を下げてもよい。対象のCNS、CNSの領域、もしくはCNSの特定の細胞、または筋肉、筋肉の領域、もしくは筋肉の細胞のような、しかし、これらに限定されない対象にて、標的のタンパク質の発現を約30%、40%、50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%及び100%、または少なくとも20~30%、20~40%、20~50%、20~60%、20~70%、20~80%、20~90%、20~95%、20~100%、30~40%、30~50%、30~60%、30~70%、30~80%、30~90%、30~95%、30~100%、40~50%、40~60%、40~70%、40~80%、40~90%、40~95%、40~100%、50~60%、50~70%、50~80%、50~90%、50~95%、50~100%、60~70%、60~80%、60~90%、60~95%、60~100%、70~80%、70~90%、70~95%、70~100%、80~90%、80~95%、80~100%、90~95%、90~100%または95~100%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも50%下げてもよい。非限定的な例として、AAV粒子は標的タンパク質の発現を少なくとも40%下げてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して神経疾患を治療するために星状細胞にて標的タンパク質を抑制してもよい。星状細胞における標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。星状細胞における標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%減らしてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用してミクログリアにて標的タンパク質を抑制してもよい。ミクログリアにおける標的タンパク質の抑制を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。低下は5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超える、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%であってもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して皮質ニューロンにて標的タンパク質を抑制してもよい。皮質ニューロンにおける標的タンパク質の抑制を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。低下は5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超える、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%であってもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して海馬ニューロンにて標的タンパク質を抑制してもよい。海馬ニューロンにおける標的タンパク質の抑制を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。低下は5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超える、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%であってもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用してDRG及び/または交感神経のニューロンにて標的タンパク質を抑制してもよい。DRG及び/または交感神経のニューロンにおける標的タンパク質の抑制を独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。低下は5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超える、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%であってもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して神経疾患を治療するために感覚ニューロンにて標的タンパク質を抑制してもよい。感覚ニューロンにて標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%抑制してもよい。感覚ニューロンにて標的タンパク質を5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%減らしてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して対象にて標的タンパク質を抑制し、神経疾患の症状を減らしてもよい。標的タンパク質の抑制及び/または神経疾患の症状の減少は独立して5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または95%を超えて、5~15%、5~20%、5~25%、5~30%、5~35%、5~40%、5~45%、5~50%、5~55%、5~60%、5~65%、5~70%、5~75%、5~80%、5~85%、5~90%、5~95%、10~20%、10~25%、10~30%、10~35%、10~40%、10~45%、10~50%、10~55%、10~60%、10~65%、10~70%、10~75%、10~80%、10~85%、10~90%、10~95%、15~25%、15~30%、15~35%、15~40%、15~45%、15~50%、15~55%、15~60%、15~65%、15~70%、15~75%、15~80%、15~85%、15~90%、15~95%、20~30%、20~35%、20~40%、20~45%、20~50%、20~55%、20~60%、20~65%、20~70%、20~75%、20~80%、20~85%、20~90%、20~95%、25~35%、25~40%、25~45%、25~50%、25~55%、25~60%、25~65%、25~70%、25~75%、25~80%、25~85%、25~90%、25~95%、30~40%、30~45%、30~50%、30~55%、30~60%、30~65%、30~70%、30~75%、30~80%、30~85%、30~90%、30~95%、35~45%、35~50%、35~55%、35~60%、35~65%、35~70%、35~75%、35~80%、35~85%、35~90%、35~95%、40~50%、40~55%、40~60%、40~65%、40~70%、40~75%、40~80%、40~85%、40~90%、40~95%、45~55%、45~60%、45~65%、45~70%、45~75%、45~80%、45~85%、45~90%、45~95%、50~60%、50~65%、50~70%、50~75%、50~80%、50~85%、50~90%、50~95%、55~65%、55~70%、55~75%、55~80%、55~85%、55~90%、55~95%、60~70%、60~75%、60~80%、60~85%、60~90%、60~95%、65~75%、65~80%、65~85%、65~90%、65~95%、70~80%、70~85%、70~90%、70~95%、75~85%、75~90%、75~95%、80~90%、80~95%、または90~95%減らされてもよく、または抑制されてもよい。
いくつかの実施形態では、1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を使用して、全機能(TFC)スケールのような、しかし、これに限定されない標準的な評価システムによって測定されるような日常生活の機能的能力及び動作の低下を軽減してもよい。
いくつかの実施形態では、本組成物は、神経疾患/神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、及び/または神経腫瘍性障害の治療のための単独治療薬または併用治療薬として投与される。
1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)を1以上の他の治療剤と組み合わせて使用してもよい。いくつかの実施形態では、組成物は1以上の他の所望の治療薬または医療処置と同時に、その前に、またはその後に投与することができる。一般に、各薬剤はその薬剤について決定された用量及び/または時間スケジュールで投与されることになる。
1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)と組み合わせて使用されてもよい治療剤は、抗酸化剤、抗炎症剤、抗アポトーシス剤、カルシウム調節剤、抗グルタミン酸作動薬、構造タンパク質阻害剤、筋肉機能に関与する化合物、及び金属イオン調節に関与する化合物である小分子化合物であることができる。
1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子と組み合わせて使用されてもよい神経疾患を治療するために調べられた化合物には、コリンエステラーゼ阻害剤(ドネペジル、リバスチグミン、ガランタミン)、メマンチンのようなNMDA受容体アンタゴニスト、抗精神病薬、抗うつ薬、抗けいれん薬(例えば、バルプロ酸ナトリウム、及びミオクローヌスの場合はレベチラセタム)、セクレターゼ阻害剤、アミロイド凝集阻害剤、銅または亜鉛調節剤、BACE阻害剤、メチレンブルー、フェノチアジン、アントラキノン、n-フェニルアミンまたはローダミンのようなタウ凝集阻害剤、NAP、タキソールまたはパクリタキセルのような微小管安定剤、GSK3β(リチウム)またはPP2Aを標的とするもののようなキナーゼまたはホスファターゼの阻害剤、Aβペプチドまたはタウリン酸化エピトープによる免疫化、抗タウまたは抗アミロイド抗体、ドーパミン枯渇剤(例えば、舞踏病の場合はテトラベナジン)、ベンゾジアゼピン(例えば、ミオクローヌス、舞踏病、ジストニア、硬直、及び/または痙縮の場合はクロナゼパム)、ドーパミンのアミノ酸前駆体(例えば、硬直の場合はレボドパ)、骨格筋弛緩薬(例えば、硬直及び/または痙縮の場合はバクロフェン、チザニジン)、筋麻痺を引き起こす神経筋接合部でのアセチルコリン放出の阻害剤(例えば、歯ぎしり及び/またはジストニアの場合はボツリヌス毒素)、非定型神経弛緩薬(例えば、精神病及び/または過敏性の場合はオランザピン及びクエチアピン、精神病、舞踏病及び/または過敏性の場合はリスペリドン、スルピリド及びハロペリドール、治療抵抗性精神病の場合はクロザピン、顕著な陰性症状を伴う精神病の場合はアリピプラゾール)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)(例えば、うつ病、不安、強迫行動及び/または過敏性の場合はシタロプラム、フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、ミルタザピン、ベンラファキシン)、睡眠薬(例えば、睡眠覚醒サイクルの変化の場合はゾピクロン及び/またはゾルピデム)、抗けいれん薬(例えば、躁病または軽躁病の場合はバルプロ酸ナトリウム及びカルバマゼピン)及び気分安定剤(躁病または軽躁病の場合はリチウム)が挙げられるが、これらに限定されない。
神経栄養因子は、神経疾患を治療するために1以上のsiRNA分子をコードする核酸配列を伴うウイルスゲノムを含むAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)との併用療法で使用されてもよい。一般に、神経栄養因子はニューロンの生存、成長、分化、増殖及び/または成熟を促進する、またはニューロンの活動の増加を刺激する物質として定義されている。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、治療を必要とする対象への1以上の栄養因子の送達を含む。栄養因子には、IGF-I、GDNF、BDNF、CTNF、VEGF、コリベリン、ザリプロデン、チロトロフィン放出ホルモン及びADNF、ならびにその変異型が挙げられ得るが、これらに限定されない。
一態様では、目的の遺伝子を標的とする少なくとも1つのsiRNA二本鎖の核酸配列をコードするAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)は、AAV-IGF-I(例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるVincent et al.,Neuromolecular medicine,2004,6,79-85を参照のこと)及びAAV-GDNF(例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWang et al.,J.Neurosci.,2002,22,6920-6928を参照のこと)のような神経栄養因子を発現するAAV粒子と同時投与されてもよい。
いくつかの実施形態では、対象へのAAV粒子(例えば、AAVカプシドポリペプチド、例えば、AAVカプシド変異型を含むAAV粒子)の投与は、対象における標的の遺伝子、mRNA及び/またはタンパク質の存在、レベル、活性、及び/または発現を調節する、例えば、減らすことになるが、標的タンパク質の発現の減少は、対象における神経疾患/神経障害または神経変性障害、筋肉障害または神経筋障害、及び/または神経腫瘍性障害の影響及び/または症状を軽減ことになる。
定義
別段に定義されない限り、本明細書において使用される技術用語及び科学用語はすべて本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
「a」、「an」、及び「the」のような冠詞は、その反対が示されるか、または別途文脈から明白でない限り、1または1を超えるものを意味してもよい。群の1以上のメンバー間に「または」を含む請求項または記載は、その反対が示されるか、または別途文脈から明白でない限り、1、1を超える、またはすべての群メンバーが所与の製品またはプロセスに存在すれば、採用されれば、または別途関連していれば満たされると見なされる。本開示は、群の正確に1つのメンバーが所与の製品またはプロセスに存在する、採用される、または別途関連している実施形態を含む。本開示は、1を超える、またはすべての群メンバーが所与の製品またはプロセスに存在する、採用される、または別途関連している実施形態を含む。
「含むこと(comprising)」という用語は、制限がないことが意図され、追加の要素または工程の包含を可能にするが、必要とはしないことも知られている。したがって、「含むこと(comprising)」という用語が本明細書で使用されるとき、「から成ること(consisting of)」及び「本質的にそれから成ること(consisting essentially of)」という用語も包含され、開示される。
範囲が与えられている場合、終点が含まれる。さらに、別途示されるか、または別途文脈及び当業者の理解から明白でない限り、範囲として表される値は、文脈が別途明確に指示しない限り、本開示の異なる実施形態において規定された範囲内の任意の特定の値または部分範囲を範囲の下限の単位の10分の1まで想定することができることが理解されるべきである。
アデノ随伴ウイルス:本明細書で使用されるとき「アデノ随伴ウイルス」または「AAV」という用語は、ディペンドウイルス属のメンバーまたはその変異型、例えば、機能的変異型を指す。いくつかの実施形態では、AAVは野生型である、または天然に存在する。いくつかの実施形態では、AAVは組換えである。
AAV粒子:本明細書で使用されるとき「AAV粒子」は、AAVカプシド、例えば、AAVカプシド変異型、及びポリヌクレオチド、例えば、ウイルスゲノムまたはベクターゲノムを含む粒子またはビリオンを指す。いくつかの実施形態では、AAV粒子のウイルスゲノムは少なくとも1つのペイロード領域及び少なくとも1つのITRを含む。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は、AAVカプシドポリペプチド、例えば、少なくとも1つのペプチド、例えば、標的指向化ペプチド、挿入断片を伴う親カプシド配列を含むAAV粒子である。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、ペイロードをコードする核酸、例えばペイロード領域を細胞、通常、哺乳類細胞、例えばヒト細胞に送達することができる。いくつかの実施形態では、本開示のAAV粒子は組換えで生産されてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、血清型の組み合わせ(例えば、「偽型」AAV)を含む、本明細書に記載されている、もしくは当該技術分野で既知の任意の血清型に、または種々のゲノム(例えば、一本鎖または自己相補性)に由来してもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は複製欠陥であってもよく、及び/または標的にされてもよい。いくつかの実施形態では、AAV粒子は、所望の標的組織に対する指向性を増強するためにカプシドに存在する、例えば、挿入されるペプチド、例えば、標的指向化ペプチドを含んでもよい。明示的に列挙されていなくても、本開示のAAV粒子への言及は、その医薬組成物も含むことが理解されるべきである。
投与すること:本明細書で使用されるとき、「投与すること」という用語は、医薬剤または医薬組成物を対象に提供することを指す。
改善:本明細書で使用されるとき、「改善」または「改善すること」という用語は、状態または疾患の少なくとも1つの指標の重症度の軽減を指す。例えば、神経変性障害の文脈では、改善にはニューロン脱落の軽減が含まれる。
アンプリコン:本明細書で使用されるとき「アンプリコン」は増幅事象、例えばPCRの産物として形成されるRNAまたはDNAの任意の小片を指してもよい。いくつかの実施形態では、完全長カプシドのアンプリコンは次世代シーケンシング(NGS)ライブラリー生成のための鋳型として使用されてもよい。完全長カプシドのアンプリコンは、本明細書に記載されているようなAAV選択の任意の数の追加回数のためのDNAライブラリーへのクローニングに使用されてもよい。
動物:本明細書で使用されるとき「動物」という用語は動物界の任意のメンバーを指す。いくつかの実施形態では、「動物」は発達の任意の段階にあるヒトを指す。いくつかの実施形態では、「動物」は発達の任意の段階にある非ヒト動物を指す。特定の実施形態では、非ヒト動物は哺乳類(例えば、齧歯類、マウス、ラット、ウサギ、サル、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウシ、霊長類、またはブタ)である。いくつかの実施形態では、動物には、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、及び虫類が含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、動物は、トランスジェニック動物、遺伝子操作された動物、またはクローンである。
アンチセンス鎖:本明細書で使用されるとき、siRNA分子の「アンチセンス鎖」または「第1の鎖」または「ガイド鎖」という用語は、サイレンシングについて標的とされる遺伝子のmRNAの約10~50ヌクレオチド、例えば、約15~30、16~25、18~23または19~22のヌクレオチドの区分に実質的に相補性である鎖を指す。アンチセンス鎖または第1の鎖は、標的特異的サイレンシングを指示するために所望の標的mRNA配列に対して十分に相補性である配列を有し、例えば、RNAiの機構またはプロセスによる所望の標的mRNAの破壊を引き起こすのに十分な相補性を有する。
およそ:本明細書で使用されるとき、1以上の対象の値に適用されるような、「およそ」または「約」という用語は述べられた基準値と類似する値を指す。特定の実施形態では、「およそ」または「約」という用語は、別途記載のない限りまたは別途文脈から明らかでない限り(そのような数が可能な値の100%を超えると考えられる場合を除く)、述べられた基準値のいずれかの方向(上回るまたは下回る)にて25%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%以下の範囲内に入る値の範囲を指す。
バイオパニング:本明細書で使用されるとき、「バイオパニング」という用語は、組織及び/または細胞型特異的形質導入が増強されたAAV粒子を細胞及び/または対象に投与することと;組織及び/または細胞型特異的な前記形質導入由来の前記AAV粒子によってコードされるヌクレオチドを抽出することと;その後の回数のためのAAV粒子を生成するために抽出されたヌクレオチドをヌクレオチドライブラリーへのクローニングに使用することとを含むAAVカプシドライブラリーの選択プロセスを指す。
カプシド:本明細書で使用されるとき、「カプシド」という用語は、実質的に(例えば、>50%、>60%、>70%、>80%、>90%、>95%、>99%、または100%)タンパク質である、ウイルス粒子、例えばAAV粒子の外側、例えばタンパク質シェルを指す。いくつかの実施形態では、カプシドは、本明細書に記載されているAAVカプシドタンパク質、例えば、VP1、VP2、及び/またはVP3ポリペプチドを含むAAVカプシドである。AAVカプシドタンパク質は、野生型AAVカプシドタンパク質または変異型、例えば、野生型由来の構造的及び/または機能的変異型、または本明細書では「AAVカプシド変異型」と呼ばれる参照カプシドタンパク質であることができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は、ウイルスゲノムを封入する、例えば被包する能力を有し、及び/または細胞、例えば哺乳類細胞に侵入することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載されているAAVカプシド変異型は、野生型AAVカプシド、例えば、対応する野生型カプシドと比べて改変された指向性を有してもよい。
相補性及び実質的に相補性:本明細書で使用されるとき、「相補性」という用語は互いに塩基対を形成するポリヌクレオチドの能力を指す。塩基対は通常、逆平行ポリヌクレオチド鎖のヌクレオチド単位間の水素結合によって形成される。相補性のポリヌクレオチド鎖は、ワトソン-クリック様式(例えば、AからT、AからU、CからG)、または二本鎖の形成を可能にする任意の他の様式で塩基対を形成することができる。当業者が承知しているように、DNAではなくRNAを使用する場合、チミンではなくウラシルがアデニンに相補性であると考えられる塩基である。しかしながら、本開示の文脈においてUが示される場合、別段の記載がない限り、Tを置換する能力が暗示される。完全な相補性または100%の相補性は、1つのポリヌクレオチド鎖の各ヌクレオチド単位が第2のポリヌクレオチド鎖のヌクレオチド単位と水素結合を形成することができる状況を指す。完全ではない相補性とは、2本の鎖のすべてではないが一部のヌクレオチド単位が互いに水素結合を形成することができる状況を指す。例えば、2つの20塩基長については、各鎖の2つの塩基対のみが互いに水素結合を形成することができれば、ポリヌクレオチド鎖は10%の相補性を示す。同じ例で、各鎖の18の塩基対が互いに水素結合を形成することができれば、ポリヌクレオチド鎖は90%の相補性を示す。本明細書で使用されるとき「相補性」という用語は、完全に相補性、部分的に相補性、または実質的に相補性を包含することができる。本明細書で使用されるとき「実質的に相補性」という用語は、siRNAが、所望の標的mRNAに結合し、標的mRNAのRNAサイレンシングを誘発するのに十分な配列(例えば、アンチセンス鎖に)を有することを意味する。「完全に相補性」、「完璧な相補性」また「100%の相補性」は、1つのポリヌクレオチド鎖またはオリゴヌクレオチド鎖の各ヌクレオチド単位が第2のポリヌクレオチド鎖またはオリゴヌクレオチド鎖のヌクレオチド単位と塩基対合することができる状況を指す。
制御要素:本明細書で使用されるとき「制御要素」、「調節制御要素」または「調節配列」は、プロモーター領域、ポリアデニル化シグナル、転写終結配列、上流調節ドメイン、複製起点、内部リボソーム侵入部位(「IRES」)、エンハンサーなどを指し、それらは受容細胞におけるコード配列の複製、転写及び翻訳を提供する。選択されたコード配列が適切な宿主細胞にて複製、転写及び/または翻訳され得る限り、これらの制御要素のすべてが常に存在する必要があるわけではない。
送達:本明細書で使用されるとき、「送達」は、AAV粒子、化合物、物質、実体、部分、カーゴまたはペイロードを送達する行為または方法を指す。
要素:本明細書で使用されるとき「要素」という用語は実体の特徴的な部分を指す。いくつかの実施形態では、要素は、さらに長いポリヌクレオチド配列に組み込まれた、特定の目的を持つポリヌクレオチド配列であってもよい。
被包する:本明細書で使用されるとき「被包する」という用語は、封入する、包囲する、または包み込むことを意味する。一例として、カプシドタンパク質、例えば、AAVカプシド変異型はウイルスゲノムを被包することが多い。いくつかの実施形態では、カプシド、例えば、AAVカプシド変異型の中に被包することは、カプシドによる100%のカバー率、及び100%未満、例えば95%、90%、85%、80%、70%、60%以下のカバー率を包含する。例えば、ウイルスゲノムが、例えば、細胞内に侵入する前にカプシドに保持される限り、ギャップまたは不連続性がカプシドに存在してもよい。
操作された:本明細書で使用されるとき、本開示の実施形態は、それらが構造的または化学的であるかにかかわらず出発点、野生型または天然分子から変化している特徴または特性を有するように設計されている場合「操作されている」。
有効量:本明細書で使用されるとき、薬剤の「有効量」という用語は、有益な結果または望ましい結果、例えば、臨床結果を達成するのに十分な量であり、したがって、「有効量」はそれが適用されている文脈に左右される。例えば、がんを治療する薬剤を投与する文脈では、薬剤の有効量は、例えば、薬剤の投与なしで得られる応答と比べて、本明細書で定義されるように、がんの治療を達成するのに十分な量である。
発現:本明細書で使用されるとき、核酸配列の「発現」は、以下の事象:(1)DNA配列由来のRNA鋳型の作出(例えば、転写による);(2)RNA転写物のプロセシング(例えば、スプライシング、編集、5’キャップ形成、及び/または3’末端プロセシングによる);(3)ポリペプチドまたはタンパク質へのRNAの翻訳;及び(4)ポリペプチドまたはタンパク質の翻訳後修飾の1以上を指す。
製剤:本明細書で使用されるとき、「製剤」は、少なくとも1つのAAV粒子(有効成分)及び賦形剤、及び/または不活性成分を含む。
断片:本明細書で使用されるとき「断片」は部分を指す。例えば、抗体断片はCDR、または重鎖可変領域、またはscFvなどを含んでもよい。
機能的:本明細書で使用されるとき、「機能的」生体分子は特性及び/または活性を示す形態の生体分子である。
二重機能標的指向化:本明細書で使用されるとき「二重機能標的指向化」調節ポリヌクレオチドは、ガイド鎖とパッセンジャー鎖の双方が同じ標的をノックダウンするポリヌクレオチド、またはガイド鎖とパッセンジャー鎖が異なる標的をノックダウンするポリヌクレオチドである。
遺伝子発現:「遺伝子発現」という用語は、核酸配列が転写及び/または翻訳を受けてタンパク質またはペプチドを生成するプロセスを指す。明確にするために、「遺伝子発現」の測定に言及する場合、これは、測定が転写の核酸産物、例えばRNAまたはmRNA、または翻訳のアミノ酸産物、例えばポリペプチドまたはペプチドの測定であってもよいことを意味すると理解されるべきである。RNA、mRNA、ポリペプチド、及びペプチドの量またはレベルを測定する方法は当該技術分野で知られている。
相同性:本明細書で使用されるとき「相同性」という用語は、ポリマー分子間の、例えば、ポリヌクレオチド分子(例えば、DNA分子及び/またはRNA分子)間及び/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を指す。いくつかの実施形態では、ポリマー分子は、それらの配列が少なくとも25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%同一であれば、または類似していれば、互いに「相同」であると見なされる。「相同の」という用語は少なくとも2つの配列(ポリヌクレオチド配列またはポリペプチド配列)間の比較を必然的に指す。本開示によれば、2つのポリヌクレオチド配列は、それらがコードするポリペプチドが少なくとも約20のアミノ酸の少なくとも1つの区間について少なくとも約50%、60%、70%、80%、90%、95%、またはさらに99%である場合、相同であると見なされる。いくつかの実施形態では、相同なポリヌクレオチド配列は、少なくとも4~5の独自に特定されたアミノ酸の区間をコードする能力を特徴とする。長さが60ヌクレオチド未満のポリヌクレオチド配列については、相同性は少なくとも4~5の独自に特定されたアミノ酸の区間をコードする能力によって決定される。本開示によれば、2つのタンパク質配列は、タンパク質が少なくとも約20のアミノ酸の少なくとも1つの区間について少なくとも約50%、60%、70%、80%、または90%同一であれば相同であると見なされる。
同一性:本明細書で使用されるとき「同一性」という用語は、ポリマー分子間の、例えば、ポリヌクレオチド分子(例えば、DNA分子及び/またはRNA分子)間及び/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を指す。2つのポリヌクレオチド配列の同一性パーセントの計算は、例えば、2つの配列を最適な比較目的のために整列させることによって実施することができる(例えば、最適な整列のために第1及び第2の核酸配列の一方または双方にギャップを導入することができ、比較目的で非同一配列を無視することができる)。特定の実施形態では、比較目的で整列させた配列の長さは、参照配列の長さの少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%である。次に、対応するヌクレオチド位置にあるヌクレオチドを比較する。第1の配列における位置が、第2の配列における対応する位置と同じヌクレオチドによって占有される場合には、分子はその位置にて同一である。2つの配列間の同一性パーセントは、ギャップの数、及び2つの配列の最適な整列のために導入する必要がある各ギャップの長さを考慮した配列によって共有される同一の位置の数の関数である。配列の比較及び2つの配列間の同一性パーセントの決定は、数学的アルゴリズムを使用して達成することができる。例えば、2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは、その内容がそれぞれ参照によって全体として本明細書に組み込まれるComputational Molecular Biology,Lesk,A.M.,ed.,Oxford University Press,New York,1988;Biocomputing:Informatics and Genome Projects,Smith,D.W.,ed.,Academic Press,New York,1993;Sequence Analysis in Molecular Biology,von Heinje,G.,Academic Press,1987;Computer Analysis of Sequence Data,Part I,Griffin,A.M.,and Griffin,H.G.,eds.,Humana Press,New Jersey,1994;及びSequence Analysis Primer,Gribskov,M.and Devereux,J.,eds.,M.Stockton Press,New York,1991に記載されたもののような方法を使用して決定することができる。例えば、2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントはPAM120重み残基表、12のギャップ長ペナルティ及び4のギャップペナルティを使用してALIGNプログラム(バージョン2.0)に組み込まれているMeyers and Miller(CABIOS,1989,4:11-17)のアルゴリズムを使用して決定することができる。2つのヌクレオチド配列間の同一性パーセントは代わりに、NWSgapdna.CMPマトリックスを使用するGCGソフトウェアパッケージのGAPプログラムを使用して決定することができる。配列間の同一性パーセントを決定するのに一般的に採用される方法には、参照によって本明細書に組み込まれるCarillo,H.,and Lipman,D.,SIAM.J.Applied Math.,48:1073(1988)で開示されたものが挙げられるが、これらに限定されない。同一性を決定する技術は公的に入手可能なコンピュータープログラムに体系化されている。2つの配列間の相同性を決定するための例示的なコンピューターソフトウェアには、GCGプログラムパッケージ、Devereux,J.,et al.,Nucleic Acids Research,12(1),387(1984)),BLASTP,BLASTN,及びFASTA Altschul,S.F.et al.,J.Molec.Biol.,215,403(1990))が挙げられるが、これらに限定されない。
遺伝子の発現を阻害する:本明細書で使用されるとき、「遺伝子の発現を阻害する」という表現は、遺伝子の発現産物の量の減少を引き起こすことを意味する。発現産物は、遺伝子から転写されたRNA(例えば、mRNA)または遺伝子から転写されたmRNAから翻訳されたポリペプチドであることができる。通常、mRNAのレベルが低下すると、そこから翻訳されるポリペプチドのレベルが低下する。発現のレベルは、mRNAまたはタンパク質を測定するための標準的な技術を使用して決定されてもよい。
挿入断片:本明細書で使用されるとき「挿入断片」という用語は、ポリペプチドに言及する場合、1以上のアミノ酸、例えばペプチド、例えば標的指向化ペプチドの配列のアミノ酸配列、例えば、親AAVカプシド配列への付加を指す。いくつかの実施形態では、挿入は、アミノ酸配列、例えば、親AAVカプシド配列の1以上のアミノ酸の置換をもたらしてもよい。いくつかの実施形態では、挿入は、1以上のアミノ酸、例えば、ペプチド、例えば、標的指向化ペプチドの配列の付加を超える変化をアミノ酸配列、例えば、親AAVカプシド配列にもたらさなくてもよい。
逆方向末端反復:本明細書で使用されるとき「逆方向末端反復」または「ITR」という用語は、ポリヌクレオチド配列をウイルスカプシドにパッケージングするためのシス調節要素を指す。
単離された:本明細書で使用されるとき、「単離された」という用語は、天然の状態から改変されるまたは取り出される、例えば、天然の状態で関連する成分の少なくとも一部から改変されるまたは取り出される物質または実体を指す。例えば、生きている動物に自然に存在する核酸またはペプチドは「単離されて」いないが、その自然状態の共存物質から部分的または完全に分離された同じ核酸またはペプチドは「単離されて」いる。単離された核酸またはタンパク質は、実質的に精製された形態で存在することができ、または例えば、宿主細胞のような非天然環境に存在することができる。そのようなポリヌクレオチドはベクターの一部であってもよく、及び/またはそのようなポリヌクレオチドまたはポリペプチドは組成物の一部であってもよく、そのようなベクターまたは組成物が自然界で見られる環境の一部ではないという点で依然として単離されている。いくつかの実施形態では、単離された核酸は組換え型であり、例えば、ベクターに組み込まれる。
ライブラリー:本明細書で使用されるとき「ライブラリー」という用語は、線状ポリペプチド、ポリヌクレオチド、ウイルス粒子、またはウイルスベクターの多様な収集物を指す。例として、ライブラリーはDNAライブラリーまたはAAVカプシドライブラリーであってもよい。
分子足場:本明細書で使用されるとき、「分子足場」は、後続の分子を設計する、または作成するための配列または構造の基礎を形成するフレームワークまたは出発分子である。
神経疾患:本明細書で使用されるとき、「神経疾患」は、中枢神経系または末梢神経系及びその構成要素(例えば、ニューロン)に関連する任意の疾患である。
天然に存在する:本明細書で使用されるとき、「天然に存在する」または「野生型」は、天然の状態から改変されていない、例えば、構造的に改変されていない、または取り出されていない、例えば、天然の状態で関連する成分の少なくとも一部から取り出されていない物質または実体を指す。いくつかの実施形態では、配列に言及する場合、天然に存在するは野生型配列と同一の配列またはその天然に存在する変異型を指す。
直交進化:本明細書で使用されるとき、「直交進化」という用語は、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって、本明細書に記載されているようなAAV選択の第1回目のためにAAV粒子が投与され、且つ任意の数の追加の、すなわち、その後のAAV選択の回数が、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって、または同じ種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって実施される方法を指す。
オープンリーディングフレーム:本明細書で使用されるとき「オープンリーディングフレーム」または「ORF」は、所与のリーディングフレームに終止コドンを含有しない配列を指す。
親配列:本明細書で使用されるとき、「親配列」は変異型が由来する核酸配列またはアミノ酸配列である。いくつかの実施形態では、親配列は異種配列が挿入される配列である。換言すれば、親配列はアクセプター配列またはレシピエント配列と見なされてもよい。いくつかの実施形態では、親配列は標的指向化配列が挿入されるAAVカプシド配列である。
粒子:本明細書で使用されるとき、「粒子」は、タンパク質カプシド及びカプシド内に封入されたポリヌクレオチド配列の少なくとも2つの成分から構成されるウイルスである。
患者:本明細書で使用されるとき、「患者」は、治療を求めてもよい、もしくは治療を必要としてもよい、治療を必要とする、治療を受けている、治療を受ける予定である対象、または特定の疾患もしくは状態について訓練を受けた専門家によるケアを受けている対象を指す。
ペイロード領域:本明細書で使用されるとき、「ペイロード領域」は、本開示の1以上の「ペイロード」をコードする任意の核酸配列(例えば、ウイルスゲノム内の)である。非限定的な例として、ペイロード領域は、ペイロードをコードするAAV粒子のウイルスゲノム内の核酸配列であってもよく、その際、ペイロードはRNAi剤またはポリペプチドである。本開示のペイロードは、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、抗体、RNAi剤などであってもよいが、これらに限定されない。
ポリペプチド:本明細書で使用されるとき、「ポリペプチド」は、ペプチド結合によって一緒に連結されることが最も多いアミノ酸残基(天然または非天然)のポリマーを意味する。本明細書で使用されるような用語は、任意のサイズ、構造、または機能のタンパク質、ポリペプチド、及びペプチドを指す。場合によっては、コードされるポリペプチドは約50アミノ酸より小さく、そのときそのポリペプチドはペプチドと呼ばれる。ポリペプチドがペプチドである場合、それは少なくとも約2、3、4、または少なくとも5アミノ酸残基長となる。したがって、ポリペプチドには、遺伝子産物、天然に存在するポリペプチド、合成ポリペプチド、相同体、オルソログ、パラログ、断片及び他の同等物、変異型、ならびに前述のものの類似体が含まれる。ポリペプチドは、単一分子であってもよいし、または二量体、三量体、もしくは四量体のような多分子複合体であってもよい。それらはまた、単鎖もしくは多重鎖のポリペプチドを含んでもよく、会合されてもよく、または連結されてもよい。ポリペプチドという用語はまた、1以上のアミノ酸残基が対応する天然に存在するアミノ酸の人工的な化学的類似体であるアミノ酸ポリマーにも適用されてもよい。
ポリペプチド変異型:「ポリペプチド変異型」という用語は、天然配列または参照配列とはアミノ酸配列が異なる分子を指す。アミノ酸配列の変異型は、天然配列または参照配列と比べてアミノ酸配列内のある特定の位置に置換、欠失、及び/または挿入を持ってもよい。いくつかの実施形態では、変異型は、天然配列または参照配列と少なくとも約50%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%同一(相同)である配列を含む。
ペプチド:本明細書で使用されるとき、「ペプチド」は50アミノ酸長以下、例えば、約5、10、15、20、25、30、35、40、45、または50アミノ酸長である。
薬学的に許容される:「薬学的に許容される」という表現は、妥当な利益/リスク比に見合う、過度の毒性、刺激、アレルギー反応、または他の問題もしくは合併症がないヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに好適な、理にかなった医学的判断の範囲内にある化合物、材料、組成物及び/または剤形を指すのに本明細書で採用される。
予防すること:本明細書で使用されるとき「予防すること」または「予防」という用語は、感染症、疾患、障害及び/または状態の発症を部分的または完全に遅らせること;特定の感染症、疾患、障害、及び/または状態の1以上の症状、特徴、または臨床兆候の発症を部分的または完全に遅らせること;特定の感染症、疾患、障害、及び/または状態の1以上の症状、特徴、または兆候の発症を部分的または完全に遅らせること;感染症、特定の疾患、障害及び/または状態からの進行を部分的または完全に遅らせること;及び/または感染症、疾患、障害、及び/または状態に関連する病態を発症するリスクを減らすことを指す。
予防的:本明細書で使用されるとき、「予防的」は、疾患の蔓延を防止するために使用される治療行動または一連の行動を指す。
予防:本明細書で使用されるとき、「予防」とは、健康を維持し、疾患の蔓延を防ぐためにとられる措置を指す。
領域:本明細書で使用されるとき「領域」という用語はゾーンまたは一般的な区域を指す。いくつかの実施形態では、タンパク質またはタンパク質モジュールに言及する場合、領域は、タンパク質もしくはタンパク質モジュールに沿ったアミノ酸の線形配列を含んでもよく、または三次元領域、エピトープ及び/またはエピトープのクラスターを含んでもよい。いくつかの実施形態では、領域は末端領域を含む。本明細書で使用されるとき「末端領域」という用語は、所与の薬剤の端または末端に位置する領域を指す。タンパク質に言及する場合、末端領域はN末端及び/またはC末端を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドに言及する場合、領域はポリヌクレオチドに沿った核酸の線形配列を含んでもよく、または三次元領域、二次構造、もしくは三次構造を含んでもよい。いくつかの実施形態では、領域は末端領域を含む。本明細書で使用されるとき「末端領域」という用語は所与の薬剤の端または末端に位置する領域を指す。ポリヌクレオチドに言及する場合、末端領域は5’末端及び/または3’末端を含んでもよい。
RNAまたはRNA分子:本明細書で使用されるとき「RNA」または「RNA分子」または「リボ核酸分子」という用語は、リボヌクレオチドのポリマーを指し;「DNA」または「DNA分子」または「デオキシリボ核酸分子」という用語はデオキシリボヌクレオチドのポリマーを指す。DNA及びRNAは、例えば、それぞれDNAの複製及びDNAの転写によって当然合成することができ、または化学的に合成することができる。DNA及びRNAは、一本鎖(すなわち、それぞれssRNAまたはssDNA)または多重鎖(例えば、二本鎖、すなわち、それぞれdsRNA及びdsDNA)であることができる。本明細書で使用されるとき「mRNA」または「メッセンジャーRNA」という用語は、1以上のポリペプチド鎖のアミノ酸配列をコードする一本鎖RNAを指す。
RNA干渉またはRNAi:本明細書で使用されるとき「RNA干渉」または「RNAi」という用語は、対応するタンパク質をコードする遺伝子の発現の阻害または干渉または「サイレンシング」をもたらす、RNA分子が介在する配列特異的調節メカニズムを指す。RNAiは植物、動物、真菌を含む、多くの種類の生物で観察されている。RNAiは細胞内で自然に発生し、外来RNA(例えば、ウイルスRNA)を取り除く。天然のRNAiは遊離のdsRNAから切断された断片を介して進行し、分解メカニズムを他の類似のRNA配列に向ける。RNAiは、RNA誘導サイレンシング複合体(RISC)によって制御され、細胞の細胞質内の短い/小さいdsRNA分子によって惹起され、その際、RNAiはRISC触媒成分であるアルゴノートと相互作用する。dsRNA分子は外来性に細胞に導入することができる。外来性dsRNAは、リボヌクレアーゼタンパク質Dicerを活性化することによってRNAiを惹起し、DicerはdsRNAに結合して切断し、両端にいくつかの不対突出塩基を持つ21~25塩基対の二本鎖断片を生成する。これらの短い二本鎖断片は低分子干渉RNA(siRNA)と呼ばれる。
RNAi剤:本明細書で使用されるとき、「RNAi剤」という用語は、標的遺伝子及び/またはそのタンパク質産物の発現の阻害、干渉、または「サイレンシング」を誘導することができるRNA分子またはその誘導体を指す。RNAi剤は、発現をノックアウト(実質的に排除するまたは排除する)してもよく、または発現をノックダウン(減らすまたは低下させる)してもよい。RNAi剤は、dsRNA、siRNA、shRNA、pre-miRNA、pri-miRNA、miRNA、stRNA、lncRNA、piRNA、またはsnoRNAであってもよいが、これらに限定されない。
miR結合部位:本明細書で使用されるとき、「miR結合部位」は、完全なまたは部分的なハイブリッド形成を介して、マイクロRNA(miR)に全体的または部分的に結合することができる、または結合する核酸配列(例えば、RNAの「U」またはDNAの「T」によって異なるRNAまたはDNAのいずれでも)を含む。通常、そのような結合は逆補体配向でmiRとmiR結合部位との間で発生する。いくつかの実施形態では、miR結合部位はmiR結合部位をコードするAAVベクターゲノムから転写される。
いくつかの実施形態では、miR結合部位は順次コードされてもよく、または転写されてもよい。そのような「miR結合部位シリーズ」または「miR BS」は、同じまたは異なる核酸配列を有する2以上のmiR結合部位を含んでもよい。
スペーサー:本明細書で使用されるとき、「スペーサー」は一般に、例えば、長さが1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10ヌクレオチドの任意の選択された核酸配列であり、2以上の連続したmiR結合部位配列の間に位置する。スペーサーはまた、長さが10ヌクレオチドを超えてもよく、例えば、20、30、40、または50、または50ヌクレオチドを超えてもよい。
試料:本明細書で使用されるとき、「試料」または「生体試料」という用語は、その組織、細胞、核酸、または構成部分(例えば、血液、血清、粘液、リンパ液、滑液、脳脊髄液、唾液、羊水、羊膜臍帯血、尿、膣液、及び精液を含むが、これらに限定されない体液)のサブセットを指す。試料はさらに、例えば、血漿、血清、脊髄液、リンパ液、皮膚の外部区分、呼吸器、腸、及び泌尿生殖器、涙液、唾液、乳、血球、腫瘍、臓器を含むが、これらに限定されない、生物全体またはその組織、細胞もしくは構成部分のサブセット、またはそれらの画分もしくは部分から調製されたホモジネート、溶解物または抽出物を含んでもよい。試料はさらに、タンパク質または核酸分子のような細胞成分を含有してもよい栄養ブロスまたはゲルのような媒体を指す。
自己相補性ウイルス粒子:本明細書で使用されるとき、「自己相補性ウイルス粒子」は、タンパク質カプシド及びカプシド内に封入された自己相補性ウイルスゲノムの少なくとも2つの成分から構成される粒子である。
センス鎖:本明細書で使用されるとき、siRNA分子の「センス鎖」または「第2の鎖」または「パッセンジャー鎖」という用語は、アンチセンス鎖または第1の鎖に相補性である鎖を指す。siRNA分子のアンチセンス鎖とセンス鎖はハイブリッド形成して二本鎖構造を形成する。本明細書で使用されるとき、「siRNA二本鎖」は、サイレンシングの標的とされる遺伝子のmRNAの約10~50ヌクレオチドの区分に対して十分な相補性を有するsiRNA鎖、及び他のsiRNA鎖と二本鎖を形成するのに十分な相補性を有するsiRNA鎖を含む。
類似性:本明細書で使用されるとき「類似性」という用語は、ポリマー分子間の、例えば、ポリヌクレオチド分子間(例えば、DNA分子及び/またはRNA分子)及び/またはポリペプチド分子間の全体的な関連性を指す。ポリマー分子の相互の類似性パーセントの計算は、当該技術分野で理解されているように類似性パーセントの計算が保存的置換を考慮に入れることを除いて、同一性パーセントの計算と同じ方法で行うことができる。
短鎖干渉RNAまたはsiRNA:本明細書で使用されるとき、「短鎖干渉RNA」、「低分子干渉RNA」、または「siRNA」という用語は、RNAiを指示することができるまたはそれに介在することができる約5~60の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)を含むRNA分子(またはRNA類似体)を指す。好ましくは、siRNA分子は、約15~30の間のヌクレオチドまたはヌクレオチド類似体、例えば、約16~25の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)、約18~23の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)、約19~22の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)(例えば、19、20、21または22のヌクレオチドまたはヌクレオチド類似体)、約19~25の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)、及び約19~24の間のヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)を含む。「短い」siRNAという用語は、5~23ヌクレオチド、好ましくは21ヌクレオチド(またはヌクレオチド類似体)、例えば、19、20、21または22ヌクレオチドを含むsiRNAを指す。「長い」siRNAという用語は、24~60ヌクレオチド、好ましくは約24~25ヌクレオチド、例えば、23、24、25または26ヌクレオチドを含むsiRNAを指す。短いsiRNAは、場合によっては、さらに短いsiRNAがRNAiに介在する能力を保持するという条件で、19未満のヌクレオチド、例えば、16、17または18ヌクレオチド、またはわずか5ヌクレオチドを含んでもよい。同様に、長いsiRNAは、場合によっては、短いsiRNAへのさらなる処理、例えば、酵素処理がない限り、さらに長いsiRNAがRNAiまたは翻訳抑制に介在する能力を保持するという条件で26を超えるヌクレオチド、例えば、27、28、29、30、35、40、45、50、55、またはさらに60のヌクレオチドを含んでもよい。siRNAは、ハイブリッド形成してsiRNA二本鎖と呼ばれる二本鎖構造を形成するセンス鎖及びアンチセンス鎖を含む一本鎖RNA分子(ss-siRNA)または二本鎖RNA分子(ds-siRNA)であることができる。
対象:本明細書で使用されるとき、「対象」または「患者」という用語は、例えば、実験、診断、予防、及び/または治療の目的のために本開示に係る組成物が投与されてもよい任意の生物を指す。典型的な対象には、動物(例えば、マウス、ラット、ウサギ、非ヒト霊長類、及びヒトのような哺乳類)及び/または植物が含まれる。
実質的に:本明細書で使用されるとき、「実質的に」という用語は、目的とする特徴または特性の全体またはほぼ全体の範囲または程度を示す質的条件を指す。生物学分野の当業者は、生物学的及び化学的な現象が、たとえあったとしても、完了に至ること、及び/または完全に進行すること、または絶対的な結果を達成もしくは回避することはめったにないことを理解することになる。したがって、「実質的に」という用語は、多くの生物学的及び化学的な現象に固有の完全性の潜在的な欠如を捉えるために本明細書で使用される。
標的指向化ペプチド:本明細書で使用されるとき、「標的指向化ペプチド」は長さが3~20アミノ酸のペプチドを指す。これらの標的指向化ペプチドは、親タンパク質の特徴(例えば、指向性)を変更するために親アミノ酸配列に挿入されてもよく、または結合されてもよい。非限定的な例として、標的指向化ペプチドは、所望の細胞型、組織、臓器または生物への標的指向化を強化するためにAAVカプシド配列に挿入することができる。標的指向化ペプチドは、親ポリヌクレオチド配列に同様に挿入されてもよい標的指向化ポリヌクレオチドによってコードされることが理解されるべきである。したがって、「標的指向化配列」は、適切な親配列(それぞれアミノ酸またはポリヌクレオチド)への挿入のためのペプチド配列またはポリヌクレオチド配列を指す。
標的細胞:本明細書で使用されるとき、「標的細胞」または「標的組織」は目的のいずれか1以上の細胞を指す。細胞は試験管内、生体内、原位置にてまたは生物の組織もしくは臓器にて見いだされてもよい。生物は動物、好ましくは哺乳類、さらに好ましくはヒト、最も好ましくは患者であってもよい。
治療剤:「治療剤」という用語は、対象に投与された場合に、治療効果、診断効果、及び/または予防効果を有し、及び/または所望の生物学的及び/または薬理学的な効果を誘発する任意の薬剤を指す。
治療有効量:本明細書で使用されるとき、「治療有効量」という用語は、感染症、疾患、障害、及び/または状態に罹患している、またはそれらに罹りやすい対象に投与される場合、感染症、疾患、障害、及び/または状態を治療する、その症状を改善する、診断する、その発症を予防する、及び/または遅延させるのに十分である、送達される薬剤(例えば、核酸、薬物、治療薬、診断薬、予防薬など)の量を意味する。いくつかの実施形態では、治療有効量は単回用量で提供される。
治療上有効な転帰:本明細書で使用されるとき、「治療上有効な転帰」という用語は、感染症、疾患、障害、及び/または状態に罹患している、またはそれらに罹りやすい対象にて、感染症、疾患、障害、及び/または状態を治療する、その症状を改善する、診断する、その発症を予防する、及び/または遅延させるのに十分である転帰を意味する。
治療すること:本明細書で使用されるとき、「治療すること」という用語は、特定の感染症、疾患、障害、及び/または状態の1以上の症状または特徴を部分的にまたは完全に軽減する、改善する、改良する、緩和する、その発症を遅延させる、その進行を抑制する、その重症度を軽減する、及び/またはその発生を軽減することを指す。例えば、がんを「治療する」とは、腫瘍の生存、増殖、及び/または転移を抑制することを指してもよい。治療は疾患、障害、及び/または状態に関連する病態を発生するリスクを減らす目的で、疾患、障害、及び/または状態の兆候を示していない対象、及び/または疾患、障害、及び/または状態の初期の兆候しか示していない対象に対して施行されてもよい。
変異型:本明細書で使用されるとき、「変異型」という用語は、例えば、参照配列に対して少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%の配列同一性を有する実質的に同一のアミノ酸配列またはヌクレオチド配列を有するポリペプチドまたはポリヌクレオチドを指す。いくつかの実施形態では、変異型は機能的変異型である。
機能的変異型:本明細書で使用されるとき「機能的変異型」という用語は、参照配列の少なくとも1つの活性を有するポリペプチド変異型またはポリヌクレオチド変異型を指す。
挿入変異型:ポリペプチドに言及する場合の「挿入変異型」は、アミノ酸配列のある位置に、例えば、すぐ隣接してまたは直後に挿入された1以上のアミノ酸を伴うものである。アミノ酸に「すぐ隣接して」またはその「直後に」とは、アミノ酸のアルファ-カルボキシ官能基またはアルファ-アミノ官能基のいずれかに連結されることを意味する。
欠失変異型:ポリペプチドに言及する場合の「欠失変異型」は、参照タンパク質から欠失した1以上のアミノ酸があるものである。
ベクター:本明細書で使用されるとき、「ベクター」という用語は、異種分子の担体として輸送する、形質導入する、またはそうでなければ作用する任意の分子または部分を指す。いくつかの実施形態では、ベクターはプラスミドであってもよい。いくつかの実施形態では、ベクターはウイルスであってもよい。AAV粒子はベクターの一例である。本開示のベクターは、組換えにより産生されてもよく、アデノ随伴ウイルス(AAV)親配列または参照配列に基づいてもよく、及び/またはそれを含んでもよい。異種分子はポリヌクレオチド及び/またはポリペプチドであってもよい。
ウイルスゲノム:本明細書で使用されるとき「ウイルスゲノム」または「ベクターゲノム」という用語はAAV粒子に被包された核酸配列(複数可)を指す。ウイルスゲノムは、ペイロードをコードする少なくとも1つのペイロード領域と少なくとも1つのITRとを伴う核酸配列を含む。
等価物及び範囲
本明細書で引用されるそれぞれの及びあらゆる特許、特許出願、及び刊行物の開示は参照によって全体として本明細書に組み込まれる。当業者は、ほんの日常的な実験を使用して、本明細書に記載されている本開示に係る具体的な実施形態に対する多くの等価物を認識することになる、または確認することができるようになる。本開示の範囲は、上記説明に限定されることを意図するものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲に記載されるとおりである。
加えて、先行技術の範囲内に入る本開示の任意の特定の実施形態が、請求項のうちのいずれか1以上から明らかに除外されてもよいことが理解されるべきである。そのような実施形態は、当業者に既知であると見なされるので、除外が明らかに本明細書に記載されていない場合でも除外されてもよい。本開示の組成物のいずれの特定の実施形態(例えば、任意の抗生剤、治療剤または有効成分;任意の製造方法;任意の使用方法など)も、先行技術の存在に関連するかどうかに関わらず、何らかの理由でいずれか1以上の請求項から除外することができる。
使用されている単語は、限定ではなく説明の単語であり、さらに広い態様にて本開示の真の範囲及び趣旨から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が加えられてもよいことを理解すべきである。
本開示は、いくつかの説明された実施形態に関して、ある程度長く、いくつかの特殊性をもって説明されてきた一方で、そのような特殊性または実施形態または任意の特定の実施形態に限定されるべきであるという意図はないが、先行技術に鑑みてそのような請求項の最も広い可能な解釈を提供するように、したがって、本開示の意図する範囲を有効に包含するように添付の請求項の参照によって解釈されるべきである。
本開示はさらに、以下の非限定的な実施例によって説明される。
実施例1.ペプチドディスプレイカプシドライブラリーの構成
ペプチドディスプレイカプシドライブラリーは、5アミノ酸長、6アミノ酸長、7アミノ酸長、及び/または9アミノ酸長のアミノ酸のような、しかし、これらに限定されない無作為化されたnアミノ酸長のアミノ酸を、AAV5、AAV6、またはAAV-DJ8、及びAAV9カプシド、及び/またはその変異型を含む任意のAAVカプシド血清型の表面に露出した超可変のループI、ループIV、ループVI、及び/またはループVIIIの領域に挿入することによって構成される。ペプチドディスプレイカプシドライブラリーをコードする遺伝子は、所望の指向性に応じて任意のプロモーター、例えば、ニューロン特異的シナプシンプロモーター(SYNまたはSyn)、または星状細胞特異的GFAPプロモーターの制御下にある。
ペプチドディスプレイカプシドライブラリーはさらに、nアミノ酸長のペプチドの挿入(複数可)が隣接した(または連続の)設計及び/または非隣接の(または非連続の)設計、または分割設計、またはそれらの組み合わせに従い、挿入位置(複数可)がスライディングウィンドウアルゴリズムを使用してマッピングされるように構成される。非限定的な例として、ペプチド挿入は、任意のアミノ酸位置、例えば、アミノ酸454~461で始まるスライディングウィンドウを伴うAAV9の6アミノ酸長の隣接ペプチド挿入であってもよい。別の非限定的な例として、ペプチド挿入は、任意のアミノ酸位置、例えば、アミノ酸586~588で始まるスライディングウィンドウを伴うAAV9の3アミノ酸長のペプチド分割設計または隣接ペプチド挿入であってもよい。さらに別の非限定的な例として、ペプチド挿入は、任意のアミノ酸位置、例えば、アミノ酸585~590で始まるスライディングウィンドウを伴うAAV9の6アミノ酸長及び/または7アミノ酸長のペプチド隣接ペプチド挿入であってもよい。
任意の数のそのような構成されたペプチドディスプレイカプシドライブラリーは、非ヒト霊長類(NHP)の細胞及び/または対象を含む細胞及び/または対象にてプールされてもよく、任意のVG/細胞及び/またはVG/対象用量でのIV及び/またはICMの注射を含むが、これらに限定されない任意の経路を介して任意の組織(例えば、中枢神経系組織)に投与されてもよい。非限定的な例として、6つの構成されたペプチドディスプレイカプシドライブラリーがプールされ、1×1014VG/NHPの用量での静脈内投与を介してNHPの中枢神経系に投与される。別の非限定的な例として、6つのライブラリーがプールされ、例えば、2×1013VG/NHPの用量での大槽内注射(ICM)である脳室内投与のような、しかし、これに限定されない脳室内投与を介してNHPの中枢神経系に投与される。
実施例2.非ヒト霊長類AAVカプシドライブラリーの特定及び設計
非ヒト霊長類(NHP)における神経系組織形質導入の増加のためのTRACER RNA駆動型ライブラリーの選択を開発し、特にTRACER法に関連して、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683に記載されたものと類似するまたは同等の方法に従って実施する。
生成されたAAVライブラリー、例えばAAV9ライブラリーは任意の経路によって動物あたり所与のVG用量(複数可)でNHPに投与される。NHPのいくつかの群には、野生型AAV9フランキング配列に由来するプロモーター駆動型(例えば、SYN駆動型またはGFAP駆動型)ライブラリーが投与される一方で、他の群には野生型、PHP.eB由来、または他のAAV血清型配列を含有するプールしたライブラリーを与える。ある期間後、脊髄組織及び脳組織のような、しかし、これらに限定されない組織からRNAを抽出する。RNA調製物はmRNA濃縮に供される。濃縮されたmRNAをcDNAに逆転写する。cDNAを増幅する。この方法によって組織試料から豊富なアンプリコンを回収できる。
完全長カプシドアンプリコンをNGSライブラリー生成の鋳型として使用し、同様に、バイオパニングの次のまたは後続の回数(複数可)のためのDNAライブラリーへのクローニングにも使用する(図1A及び図1B)。AAV選択の任意の数の回数が実行されてもよい。独特なカプシド変異型の総数はAAV選択回数全体で倍量低下してもよい。カプシドライブラリーは、本明細書に記載されている任意の他のカプシドライブラリーと任意の工程でプールしてもよく、または組み合わせてもよい。
RNAの回収とPCR増幅に続いて、NGSによる体系的な濃縮分析を実行する。評価基準との比較及び配列収束を含むカプシド濃縮率を評価する。
本明細書に記載されている方法のいずれかを使用してペプチドライブラリー候補を評価し、且つ最適化し、例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683に記載されたもの、特に実施例8、9、及び10の主題に類似するまたはそれと同等の方法を使用して実施する。その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683、特に実施例10、12及び13の主題に記載されているように上位のペプチド変異型を生成し、形質導入効率を評価する。
実施例3.直交進化AAVカプシドライブラリーの特定及び設計
この試験には、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたってAAV選択の第1回目のためにAAV粒子が投与されてもよく、且つ任意の数の追加の、すなわち、その後のAAV選択の回数が、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって、または図2に表されるような同じ種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって実施される直交進化の使用が関与する。
神経系組織への形質導入を増加させるためのTRACERに基づくRNA駆動型ライブラリーの選択、異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットは、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683に記載されているもの、特に実施例7の主題に類似するまたはそれと同等の方法に従って開発され、実行される。生成されたAAVライブラリー、例えば、AAV9ライブラリーはAAV選択(バイオパニング)の第1回目について任意の経路によって対象及び/または細胞あたり所与のVG用量(複数可)で非ヒト霊長類(NHP)、齧歯類(例えば、ラット)、及び/または細胞(例えば、ヒト脳微小血管内皮細胞、またはhBMVEC)に投与される。NHP、齧歯類及び/または細胞のいくつかの群には、野生型AAV9配列に由来するプロモーター駆動型(例えば、SYN駆動型またはGFAP駆動型)ライブラリーが投与される一方で、他の群には野生型、PHP.eB由来、または他のAAV血清型の配列を含有するプールしたライブラリーを与える。ある期間後、脊髄組織及び脳組織のような、しかし、これらに限定されない組織からRNAを抽出する。RNA調製物はmRNA濃縮に供される。濃縮されたmRNAをcDNAに逆転写する。cDNAを増幅する。この方法によって組織試料から豊富なアンプリコンを回収できる。
完全長カプシドアンプリコンをNGSライブラリー生成の鋳型として使用し、同様に、バイオパニングの次のまたは後続の回数(複数可)のためのDNAライブラリーへのクローニングにも使用する。後続の回数のバイオパニングは、上述の第1回目で使用したものとは異なる種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって、または上述の第1回目で使用したものと同じ種及び/または系統に由来してもよい任意の数の細胞型及び/または対象型のセットにわたって実施される。選択の任意の数の回数が実行される。独特なカプシド変異型の総数はAAV選択回数全体で倍量低下してもよい。カプシドライブラリーは本明細書に記載されている任意の他のカプシドライブラリーと任意の工程でプールしてもよく、または組み合わせてもよい(図2)。
RNAの回収とPCR増幅に続いて、NGSによる体系的な濃縮分析を実行する。評価基準との比較及び配列収束を含むカプシド濃縮率を評価する。
本明細書に記載されている方法のいずれかを使用してペプチドライブラリー候補を評価し、且つ最適化し、例えば、その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683に記載されたものに類似するまたはそれと同等の方法を使用して実施する。WO2020072683のように、上位のペプチド変異型が生成され、形質導入の有効性が評価される。
実施例4.TRACER AAVライブラリーのNHPハイスループットスクリーニング
その内容が参照によって全体として本明細書に組み込まれるWO2020072683に記載されたようなTRACERに基づく方法を非ヒト霊長類(NHP)での使用に適応させた。図2(例えば、NHP及びBMVEC)に例示されているような直交進化アプローチを図3に示すようにNHPにおけるNGSによるハイスループットスクリーニングと組み合わせた。手短に言えば、反復して実行される生体内AAV選択(バイオパニング)のために図4に示されるようなシナプシンまたはGFAPプロモーターによって駆動されるAAV9/AAV5出発ライブラリーを非ヒト霊長類(NHP)に静脈内投与した。すべてのライブラリーは、動物あたり1e14VG(およそ3e13VG/kg)の用量で静脈内注射した。直交的に、同じ開始ライブラリーを使用してhBMVEC細胞でバイオパニングを実施した。NHPでのバイオパニングの第2回目では、シナプシンプロモーターによって駆動されるライブラリーのみを使用した。ある期間後(例えば、1ヵ月)、脳及び脊髄のような神経組織からRNAを抽出した。RNA回収とRT-PCR増幅に続いて、体系的なNSG濃縮分析を実施し、表1に示す標的指向化ペプチドを特定した。例えば、P2/P1読み取りの比を計算すること及び評価基準(例えば、AAV9)との比較を含むカプシド濃縮率を評価した。
評価基準AAV9を超える、表1の標的指向化ペプチドに対するP3 NHP脳における候補ライブラリーの濃縮データを表7に示す。データは濃縮倍率として提供されている。51の変異型はAAV9の10倍を超える濃縮を示した。AAV9よりも0.0濃縮された変異型は表7には含まれていない。
NHPバイオパニングからの標的指向化ペプチド変異型のサブセットはAAV9及びPHP.Bの対照よりも非常に強力で一貫した濃縮を示した。さらに、配列番号1725の標的指向化ペプチドは、脳においてAAV9よりも強力な濃縮を示しただけでなく、脊髄においてもAAV9よりも125.6倍の濃縮をもたらした。最も信頼性の低い変異型の除去に続いて、AAV9の7倍から>400倍の範囲の濃縮係数を持つ22の変異型のセットを特定した。これらを並行してスクリーニングされた非合成PCR増幅ライブラリーと相互参照し、12の候補が双方のアッセイで信頼性の高い濃縮と高い一貫性を示した。これらのうち、動物及び組織にわたって双方のアッセイで最も高い濃縮スコア及び最も高い一貫性を持つ5つの候補が、個々の評価のために保持された。候補カプシドを、上記の表3に示すようにTTD-001、TTD-002、TTD-003、TTD-004、及びTTD-005とラベル付けした。
NHPでのAAV9ペプチド挿入ライブラリーのスクリーニングを3回行った後、多くのカプシドが、血液脳関門(BBB)の透過にて親カプシドAAV9よりも優れていた。標的指向化ペプチドを含むカプシドのいくつかは、同じ動物の異なる脳組織試料と異なる動物の双方にわたって、高い濃縮スコアと高い一貫性を示した。NNK及びNNMの双方のコドンの一貫性も観察された。22のカプシド変異型は、脳組織にてAAV9の7倍から>400倍の濃縮係数を示した。これらの変異型の大部分はまた、脊髄にてAAV9の最大125倍の高い濃縮係数も示した。これらのうち、多様な挿入された配列を持つ5つの候補が、個々のカプシドとしてさらに評価するために選択された。
実施例5.個々のカプシドの特徴
これらの実験の目標は、NHP(カニクイザル)における血管内注入後のAAV9と比べて、実施例4に記載されている試験から選択された5つのカプシド候補のそれぞれの形質導入レベル及び空間分布を決定することであった。選択された5つのカプシド候補は、上記の表3に概説されているようなTTD-001(配列番号1725または3648の標的指向化ペプチドを含む配列番号3623及び3636)、TTD-002(配列番号1726または3649の標的指向化ペプチドを含む配列番号3623、3625及び3637)、TTD-003(配列番号1729または3650の標的指向化ペプチドを含む配列番号3626及び3638)、TTD-004(配列番号1760または3651の標的指向化ペプチドを含む配列番号3627及び3639)及びTTD-005(配列番号1769または3652の標的指向化ペプチド配列番号3629及び3641)であった。
AAV粒子は、HEK293T細胞での三重形質移入によるHAタグに融合されたペイロード(ペイロード-HA)をコードし、且つ完全長CMV/ニワトリベータアクチンプロモーターによって駆動される導入遺伝子を被包するこれら5つのカプシドのそれぞれで生成し、薬学的に許容される溶液にて製剤化した。
各試験カプシド及びAAV9対照は、2匹(2)のNHPメスにAAV粒子製剤を2e13VG/kgの用量で静脈内投与することによって調べた。生存期間は14日間であり、その後、導入遺伝子mRNA、導入遺伝子タンパク質、及びウイルスDNAの定量(生体内分布)のために一連のCNS組織及び末梢組織を採取した。免疫組織化学染色のためにも試料を採取し、固定し、パラフィン包埋した。
qRT-PCR及びRT-ddPCRによるRNA定量の初回通過スクリーニングでは、脳の種々の領域(皮質、線条体、海馬、小脳)、脊髄切片、肝臓、及び心臓からの3mmパンチ生検から全RNAを抽出し、合成CAGエクソン-エクソン連結に特異的な独自のTaqmanセットを使用してqRT-PCRによって分析した。カニクイザルTBP(TATAボックス結合タンパク質)をハウスキーピング遺伝子として使用した。データを図6A、図6B、及び図6Cに示す。
TRACERカプシドは、少なくとも1匹の動物でAAV9と比べて脳領域すべてにてRNA発現の増加を示した。脳の形質導入での最も高く且つ最も一貫した増加はカプシドTTD-003及びTTD-004で(種々の解剖学的位置に応じて8~200倍)観察された。この最初のスクリーニングでは、TTD-001は動物への投与がずらされたため評価されなかった。およそ10~12倍の増加が全脳切片で一貫して観察され(複数の領域の平均に相当)、これは次世代シーケンシング(NGS)アッセイで示された値と一致した。データの堅牢性を高めるために、液滴デジタルRT-PCR(ddPCR)をqRT-PCRと並行して実施し、図7に示すようにqPCRデータによって示される傾向を確認した。
興味深いことに、脊髄及び後根神経節で行われたRNAの定量はカプシド変異型間の重要な違いを示した。脊髄の形質導入プロファイルは脳と一致しており、TTD-003及びTTD-004カプシドで強力且つ一貫した増加があったが、興味深いことに、DRGの形質導入はTTD-004カプシドの実質的な標的解除を示唆していたのに対して、TTD-003カプシドは図8に示されるようにRNA発現の大幅増加を示した。
RNAと同じ脳組織から全DNAを抽出し、CMVプロモーター配列に特異的なTaqmanセットを使用してddPCRによって生体内分布を測定した。RNAseP遺伝子はコピー数の参照として使用した。細胞あたりのベクターゲノム(VG)値はqPCRとddPCRの双方によって決定した。ほとんどの脳領域でTTD-004カプシドの生体内分布の増加が観察されたが、驚くべきことに、他の候補はどれもAAV9と比べて有意な増加を示さなかった。RNA定量データとのこの明らかな矛盾は、一部のカプシドが、CNS実質における厳密なベクター転座ではなく、付着後のメカニズムにてAAV9よりも改善された特性を提示してもよいことを示唆してしてもよい。興味深いことに、DNA分析によってDRG由来のTTD-004カプシドの実質的な標的解除が確認された(図9A~9D)。
カプシド変異型TTD-004の挙動をさらに探索するために、心房、心室、大腿四頭筋、肝臓(左右)、及び横隔膜から採取した組織からウイルスゲノム(VG)の定量を完了させ、同じ組織内のAAV9によって送達されたときのベクターゲノムの存在と比較した。データを図10A及びBに示す。
TTD-003及びTTD-004については、最初の免疫組織化学分析は、歯状核を含む小脳組織でのAAV9送達で見られるよりも多くのペイロード-HAの存在を実証した。免疫組織化学は、TTD-003及びAAV9と比べてカプシド変異型TTD-004について後根神経節の標的解除を確認した。
それぞれ以下の表8及び図11A~11B及び図12A~12Bに示すように、各変異型のデータは、組織ごとのカプシド変異型あたりの平均のmRNA(TBPに対する倍率)またはDNA(細胞あたりのVG)の定量としてまとめた。
AAV9に対する倍率として計算すると、データは以下の表9及び図13A~13B及び図14A~14Bに示すとおりだった。
カプシド変異型TTD-001は、AAV9と比べ、qRT-PCRによって測定し、TBPに対して正規化したとき、脳に送達されるペイロード-HAレベルで5,000倍を超える増加を示した。測定されたすべてのCNS組織では、TTD-001はAAV9と比べてペイロード-HAの送達が劇的に増強されたことを示した。
表8及び9に概説した脊髄及び後根神経節の測定値のグラフ表示を図15A~15B、図15A~15B、図16A~16B、図17A~17B、及び図18A~18Bに示す。
固定された脳組織の免疫組織化学は、歯状核、小脳皮質、大脳皮質、脳幹、海馬、視床、及び被殻のTTD-001によって調べた双方のNHPにて劇的な形質導入を明らかにした。歯状核、小脳皮質、大脳皮質、海馬、視床及び被殻へのAAV9の形質導入は比較すると無視できるほどだと思われた。したがって、TTD-001はNHPにて静脈内投与した後、脳内で広く強力な発現及び分布を示した。後根神経節では、TTD-001とAAV9の双方が同様のIHCパターンを示した。これらの染色の画像を図19A~19Eに示す。
カプシド変異型TTD-004のDRGの標的解除の性質(上記のように)に対する免疫組織化学的裏付けを図20A~20Bに示す。
変異型カプシドまたはAAV9によって末梢組織に送達されたウイルスゲノムの生体内分布のグラフ表示を図21A~21Bに示す。
実施例6.心臓における個々のカプシドの特徴
この実施例は、心筋におけるTTD-001(配列番号1725または3648の標的指向化ペプチドを含む配列番号3623及び3636)及びTTD-004(配列番号1760または3651の標的指向化ペプチドを含む配列番号3627及び3639)のカプシド変異型の形質導入レベル及び空間分布を特徴付けた。
AAV粒子は、HAタグに融合されたペイロード(ペイロード-HA)をコードし、且つ完全長のCMV/ニワトリベータアクチンプロモーターによって駆動される導入遺伝子を被包するTTD-001及びTTD-004のカプシド変異型または野生型AAV9カプシドポリペプチド対照のそれぞれを使用して生成した。TTD-001またはTTD-004のカプシド変異型または野生型AAV9カプシド対照を含むAAV粒子を2e13VG/kgの用量で2匹のメスNHPに静脈内投与した。AAV粒子の投与後14日目に、心臓組織を採取し、固定し、免疫組織化学染色のためにパラフィン包埋した。調べたAAVカプシド変異型の形質導入及び分布を可視化するために抗HA抗体(Cell Signal Technology)を使用して心臓組織を染色した。左心室と右心室の双方の試料を採取し、分析した。
図22A~22Cに示すように、固定された心臓組織及び心筋細胞の免疫組織化学は、左心室(図22B)及び右心室(図22C)にてTTD-001及びTTD-004の双方による形質導入を実証した。しかしながら、TTD-001及び野生型AAV9対照と比べてTTD-004はIHC染色の増加によって証明されるように、心臓の左右の心室領域にて最大の形質導入をもたらした(図22B~22C)。TTD-001及び野生型AAV9対照は、類似のIHC染色パターンによって証明されるように、心臓の双方の領域で類似のレベルの形質導入を示した。これらのデータは、TTD-001及びTTD-004のカプシド変異型の双方を利用してペイロード、例えば、本明細書に記載されているペイロードを心筋に形質導入する及び/または送達することができることを実証している。