JP7746638B2 - 更生管の被覆構造に用いるカバー部材並びにそのカバー部材を用いる更生管の構築方法及び更生管 - Google Patents
更生管の被覆構造に用いるカバー部材並びにそのカバー部材を用いる更生管の構築方法及び更生管Info
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Description
そして、既設管と内面材との間隙(管口)を被覆するために、レジンパテ、モルタル等のシール剤を用いて手塗りで管口を塞ぐようにする方法(例えば、特許文献6参照。)や、板材、土嚢、ブロック、発泡樹脂材料等からなる汎用部材やモルタルバッグ等の膨張資材を用いて管口を塞ぐようにする方法(例えば、特許文献7参照。)が採用されていた。
このほか、特に、水量が多い状態や非常に速い流速状態での工事の場合、レジンパテ、モルタル等のシール剤を用いて手塗りで管口を塞ぐようにする方法は採用できず、汎用部材や膨張資材を用いる場合でも、流水下における各資材の確実な固定が難しかった。
既設管の内側に配置される内面材と、前記内面材と前記既設管の間隙に充填する充填材と、前記内面材の端部において前記既設管と前記内面材との前記間隙を被覆する被覆構造とを備えてなる更生管の前記被覆構造に用いるカバー部材であって、
前記カバー部材は、
前記既設管の内周面に接する第一のパネル部と、
前記第一のパネル部から前記更生管の管心側に立設する第二のパネル部と
を備え、
前記第一のパネル部が、前記既設管に固定するようにされ、
前記第二のパネル部が、前記間隙を被覆するようにしている
ことを特徴とする。
前記既設管の内周面に前記内面材を配置する工程と、
前記内面材の端部において、前記カバー部材を用いて前記既設管と前記内面材との前記間隙を被覆する工程と、
前記既設管と前記内面材との前記間隙に充填材を充填する工程と
を有することを特徴とする。
前記既設管の内側に配置される前記内面材と、
前記内面材と前記既設管の前記間隙に充填する充填材と、
前記内面材の端部において前記既設管と前記内面材との前記間隙を被覆する前記カバー部材と
を備えてなることを特徴とする。
既設管Pを補修するための更生管1は、図1に示すように、既設管Pの内側に配置される内面材2と、内面材2と既設管Pの間隙に充填する充填材3と、内面材2の端部において既設管Pと内面材2との間隙を被覆する被覆構造とを備えるようにしている。
なお、本実施例においては、カバー部材4を用いて既設管Pと内面材2との間隙を全周に亘って被覆しているが、例えば、流水下とならない当該間隙の一部の被覆(管口の側部等)は、レジンパテ、モルタル等のシール剤のみを用いる態様(例えば、特許文献6参照。)としたり、板材、土嚢、ブロック、発泡樹脂材料等からなる汎用部材やモルタルバッグ等の膨張資材を用いる態様(例えば、特許文献7参照。)としてもよい。
これにより、カバー部材4を既設管Pに確実に固定することができる。
あるいは、既設管Pにカバー部材4の第一のパネル部41を固定した後、第一のパネルの端部(第二のパネルの反対側)から既設管Pの表面にかけて、速乾モルタルでシーリング(目止め)を施したり、既設管Pの表面とカバー部材4の第一のパネル部41との間に、クロロプレンゴム製シート等のパッキン48を介在させるようにしたり、両者を併用したりすることもできる。
ちなみに、水量が多い状態や非常に速い流速状態での工事の場合においても、このようなシーリング(目止め)用途であれば速乾モルタル等を好適に用いることができる。
これにより、カバー部材4と更生管1との隙間から、未硬化の充填材3が漏出しにくくすることができる。それでもなお、第三のパネル部43と内面材2との隙間から、未硬化の充填材3が漏出する場合には、適宜、速乾モルタルでシーリング(目止め)を施すようにしたり、当該隙間を事前にクロロプレンゴム製シート等のパッキン49によって塞ぐようにしたり、両者を併用したりすることができる。
ソケット部材45aを取り付ける孔45の形成数及び形成位置は、充填材3の流動、充填性を考慮して決定することができ、本実施例においては、更生管1の上部及び側部位置においては、既設管Pの内周面の近い位置に、下部位置においては、既設管Pの内周面から遠い位置に形成するようにしている。
これにより、充填材3を効率的に内面材2と既設管Pの間隙に充填することができる。
なお、第二のパネル部42には孔45を形成しなくてもよい。この場合はホールソーなどを用いて、内面材2に既設管Pと内面材2との間隙内に通じる孔(充填材3を充填するための孔)を設けるなどして、充填材3を供給する。
この突起部46は、カバー部材4の第二のパネル部42に、内面材2と既設管Pの間隙
に充填、固化した充填材3による固着力を作用させるためのもので、これにより、更生管1とカバー部材4の一体性をさらに向上することができる。
パーツ4A~4Fは、本実施例の矩形断面の既設管Pの場合は、既設管Pの平面部に配置されるパーツ4A~4Bと、角部に配置されるパーツ4C~4Fとで構成するようにしているが、パーツの構成は、既設管Pの断面形状や内面材2の端部における既設管Pと内面材2との間隙の形状、カバー部材の搬入手段などに応じて、第一のパネル部円形の既設管にあわせ略円弧状としたり、分割せずに1つのパーツで管口の下部すべてを覆うようにしたり、軽量化のため1つのパーツを本実施例より短尺としたりすることができる。
これにより、既設管Pの断面形状や内面材2の端部における既設管Pと内面材2との間隙の形状、搬入手段に適合したカバー部材4を製作し、簡易に設置することができる。
連接用部材47は、カバー部材4のパーツ4A~4Fに沿う断面形状を有し、その略半分47aを隣接するパーツの一方のパーツの表面に溶接することによって一体化し、他の略半分47bを隣接するパーツの他方のパーツの表面にクロロプレンゴム製シート等のパッキンを介して接着するようにしている。
これにより、カバー部材4を構成するパーツ4A~4Fの隙間から未硬化の充填材3が漏出することを防止するようにしている。それでもなお、パーツ4A~4Fの隙間から未硬化の充填材3が漏出する場合には、適宜、速乾モルタルでシーリング(目止め)を施すようにすることができる。
この場合、連接用部材47を設けるよりもシーリング(目止め)を必要とする箇所が増えるが、カバー部材4を構成する部品点数を少なくし、製造コストを削減することができる。
これにより、内面材2と既設管Pの間隙に充填した充填材3の圧力を確実に支持する剛性を確保することができる。また、従来のモルタルのみの態様と比較し、耐腐食性、耐摩耗性に優れた品質の高い更生管の被覆構造を構築することができる。
なお、カバー部材4を構成するパーツ4A~4F及び連接用部材47は、内面材2と既設管Pの間隙に充填した充填材3の圧力を確実に支持する剛性と、耐腐食性、耐摩耗性とを確保できる材料であれば、ステンレス鋼板に限らない。例えば、アルミニウム製板材や、適切なメッキを施した鉄製板材、繊維強化プラスチック(炭素繊維強化プラスチックを含む)製板材、ポリ塩化ビニル樹脂製板材、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂製板材等を用いることもできる。また、同一のカバー部材4の中で、パーツ毎にこれらの材料を使い分けることもできる。
(1)既設管Pの内周面に内面材2を配置する工程
(2)内面材2の端部において、カバー部材4を用いて既設管Pと内面材2との間隙を被覆する工程
(3)既設管Pと内面材2との間隙に充填材3を充填する工程
を順に実施することにより更生管1を構築することができる。
なお、カバー部材4を用いて既設管Pと内面材2との間隙を被覆する場合、当該間隙の一部の被覆に、レジンパテ、モルタル等のシール剤を用いて手塗りで管口を塞ぐようにする方法(例えば、特許文献6参照。)や、板材、土嚢、ブロック、発泡樹脂材料等からなる汎用部材やモルタルバッグ等の膨張資材を用いて管口を塞ぐようにする方法(例えば、特許文献7参照。)を併用することもできる。
1 更生管
2 内面材
3 充填材
4 カバー部材(被覆構造)
4A~4F パーツ
41 第一のパネル部
42 第二のパネル部
43 第三のパネル部
44 小孔
44a アンカー部材
45 孔
45a ソケット部材
46 突起部
47 連接用部材
48 パッキン
49 パッキン
Claims (8)
- 下水道既設管の内側に配置される内面材と前記下水道既設管の間隙に充填材を充填して更生管を構築するために、前記内面材の端部に配設することによって前記下水道既設管と前記内面材との前記間隙を被覆するカバー部材であって、
前記カバー部材は、
前記下水道既設管の内周面に接する第一のパネル部と、
前記第一のパネル部から前記更生管の管心側に垂直に延設された第二のパネル部と
を備え、
前記第一のパネル部が、前記下水道既設管の内周面に固定され、
前記第二のパネル部が、前記間隙を被覆するようにする
ことを特徴とするカバー部材。 - 前記カバー部材は、前記第二のパネル部から前記更生管の管奥側に延び、前記内面材に接する第三のパネル部を備えることを特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
- 前記カバー部材が、前記更生管の管周方向に分割された複数のパーツで構成されてなることを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載のカバー部材。
- 前記パーツ同士が、連接用部材により接続されていることを特徴とする請求項3に記載のカバー部材。
- 前記第二のパネル部に、前記間隙内に通じる孔が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のカバー部材。
- 前記第二のパネル部に、前記間隙の前記更生管の管奥側に向けて突起部が設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のカバー部材。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載のカバー部材を用いた更生管の構築方法であって、
前記下水道既設管の内側に前記内面材を配置する工程と、
前記内面材の端部において、前記カバー部材を用いて前記下水道既設管と前記内面材との前記間隙を被覆する工程と、
前記下水道既設管と前記内面材との前記間隙に充填材を充填する工程と
を有することを特徴とする更生管の構築方法。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載のカバー部材を用いた更生管であって、
前記下水道既設管の内側に配置される前記内面材と、
前記内面材と前記下水道既設管の前記間隙に充填する充填材と、
前記内面材の端部において前記下水道既設管と前記内面材との前記間隙を被覆する前記カバー部材と
を備えてなることを特徴とする更生管。
Priority Applications (1)
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| JP2014196802A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-16 | タキロンエンジニアリング株式会社 | 更生管構成材及びそれを用いた既設管補修構造並びに既設管補修工法 |
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|---|---|---|---|---|
| JPH04249687A (ja) * | 1990-04-09 | 1992-09-04 | Osaka Kizai Kogyosho:Kk | 管水路のうち内挿管布設工法における間隙充填固結時の内挿管変形防止工法 |
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2021
- 2021-12-23 JP JP2021209240A patent/JP7746638B2/ja active Active
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