JP7748715B2 - 線維芽細胞増殖因子21誘導剤、及びアルコール嗜好性又は単純糖質嗜好性を抑制するための組成物 - Google Patents
線維芽細胞増殖因子21誘導剤、及びアルコール嗜好性又は単純糖質嗜好性を抑制するための組成物Info
- Publication number
- JP7748715B2 JP7748715B2 JP2021574140A JP2021574140A JP7748715B2 JP 7748715 B2 JP7748715 B2 JP 7748715B2 JP 2021574140 A JP2021574140 A JP 2021574140A JP 2021574140 A JP2021574140 A JP 2021574140A JP 7748715 B2 JP7748715 B2 JP 7748715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fgf21
- preference
- sorbitol
- carbohydrate
- tagatose
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/045—Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates
- A61K31/047—Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates having two or more hydroxy groups, e.g. sorbitol
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/7004—Monosaccharides having only carbon, hydrogen and oxygen atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/30—Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
- A61P25/32—Alcohol-abuse
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/04—Anorexiants; Antiobesity agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/475—Growth factors; Growth regulators
- C07K14/50—Fibroblast growth factor [FGF]
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Addiction (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Obesity (AREA)
- Neurology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
[項1] D-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖質、及び/又はD-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖残基を含むオリゴ糖を含有する、FGF21誘導剤。
[項2] 前記少なくとも1種の糖質が、D-ソルビトール又はD-タガトースを含む、項1に記載のFGF21誘導剤。
[項3] 前記少なくとも1種の糖質が、D-ソルビトールである、項1に記載のFGF21誘導剤。
[項4] 前記少なくとも1種の糖質が、D-タガトースである、項1に記載のFGF21誘導剤。
[項5] D-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも2種の糖質が、糖質及び/又は糖残基として含まれる、項1に記載のFGF21誘導剤。
[項6] 項1~5のいずれかに記載のFGF21誘導剤を含む、哺乳動物におけるアルコール嗜好性を抑制するための組成物。
[項7] 項1~5のいずれかに記載のFGF21誘導剤を含む、哺乳動物における単純糖質嗜好性を抑制するための組成物。
[項8] サプリメントである、項6又は項7に記載の組成物。
[項9] アルコール依存症を処置するための、項6に記載の医薬組成物。
[項10] 肥満症を処置するための、項7に記載の医薬組成物。
D-ソルビトールは、スクロースと比べてカロリーが75%程度と低いため、低カロリー食品の甘味料として用いられる。D-ソルビトールは、公知の方法に従って製造することができ、また商業的に入手することもできる。そのような公知の製造方法としては、限定するものではないが、D-グルコースを酵素 アルドースレダクターゼにより還元する方法が挙げられる。D-ソルビトールは、例えば、東京化学工業(株)から商業的に入手できる。
D-プシコースは、アルロースとも呼ばれ、スクロースのわずか0.3%のカロリーしかエネルギーとして利用されない。D-プシコースは、公知の方法に従って製造することができ、また商業的に入手することができる。そのような公知の製造方法としては、限定するものではないが、フルクトースから酵素 D-タガトース3-エピメラーゼを用いて製造する方法、又はズイナ属の植物から抽出する方法が挙げられる。D-プシコースは、例えば、東京化学工業(株)から商業的に入手できる。
D-タガトースは、スクロースの92%の甘味を有するが、38%のカロリーしかエネルギーとして利用されない。D-タガトースは、公知の方法に従って製造することができ、また商業的に入手することもできる。公知の製造方法としては、限定するものではないが、ラクトースを加水分解して、グルコースから分離させたガラクトースをアルカリ環境下で水酸化カルシウムを作用させ、異性化させる方法が挙げられる。前記方法で得られたタガトース混合物を精製し、結晶化することで固体のD-タガトースを得ることもできる。D-タガトースは、例えば、東京化学工業(株)から商業的に入手できる。
(マウス)
9週齢の雄β-Klotho Floxマウスをコントロール群として用いた。Oxt神経特異的にFGF21受容体を欠損した9週齢の雄オキシトシン(Oxt)神経特異的β-Klothoノックアウトマウス(Cell Metab. 2012 Sep 5;16(3):387-93)を実験群として用いた。
(飼育条件)
マウスは、ポリカーボネートのケージ(日本クレア(株))にて個別に飼育した。各マウスに、固形餌(CE-2;日本クレア(株))を自由摂取させた。飼育室および試験溶液の温度は25±1℃にて維持した。飼育室の明暗サイクルは、明期12時間、暗期12時間(06:00と18:00に切り替えた)に維持した。
4%エタノール水溶液、8%エタノール水溶液、及び16%エタノール水溶液を試験溶液として用いた。
(2瓶選択試験)
・第1期間(実験条件への馴化): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、4日間提示して、2本の微量飲水量測定用給水瓶からの飲水を学習させた。
・第2期間(ベースラインの試験溶液に対する嗜好性の測定): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶と試験溶液を入れた微量飲水量測定用給水瓶の2本を24時間、4日間提示した。場所に対する嗜好性の影響を排除するために、2本の微量飲水量測定用給水瓶は、24時間ごとに位置を交換した。
マウスが摂取した溶液量は、マウス・ラット用微量飲水量測定用給水瓶(Drink-O-Measurer、シンファクトリー社製)を用いて測定した。
(嗜好性の計算)
試験溶液に対する嗜好性は、以下の式を用いて計算した。
嗜好性 = (4日間の試験溶液の総飲水量)/(4日間の滅菌水の総飲水量 + 4日間の試験溶液の総飲水量)×100
各試験溶液に対する嗜好性について、コントロール群と実験群との間に有意差があるかをStudent’s t-testを用いて検定した。各試験溶液について得られた結果を、図1にまとめた。図1(a)~(c)は、β-Klotho Floxマウス(白抜き)と比較して、オキシトシン(Oxt)神経特異的β-Klothoノックアウトマウス(灰色)においてアルコールに対する嗜好性が増加したことを示す。これらの結果は、FGF21の共受容体であるβ-Klothoを介したFGF21による作用が、マウスにおけるアルコール嗜好性の抑制に必要であることを示唆する。
(マウス)
9週齢の雄C57BL/6JJclマウス(日本クレア(株))を用いた。
(飼育条件)
固形餌(CE-2)を粉末餌(CE-2)に変えたことを除いて、基本的に実施例1と同じ条件でマウスを個別に飼育した。下記試験期間において、餌は新しい餌に適宜交換した。下記第4期間では、粉末餌(CE-2)及び高ショ糖粉末餌(高ショ糖食;(株)オリエンタルバイオサービス)を対応する群にそれぞれ与えた。
(試験溶液)
実施例1と同じ濃度のエタノール水溶液を用いた。
(摂取溶液量の測定及び嗜好性の計算)
実施例1と同じ方法を用いた。
・第1期間(実験条件への馴化): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、4日間提示して、2本の微量飲水量測定用給水瓶からの飲水を学習させた。
・第2期間(ベースラインの試験溶液に対する嗜好性を測定): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶と、試験溶液を入れた微量飲水量測定用給水瓶との2本を24時間、4日間提示した。場所に対する嗜好性の影響を排除するために、2本の微量飲水量測定用給水瓶は、24時間ごとに位置を交換した。
・第3期間(第2期間のアルコールの影響を排除するためのクールオフ期間): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、7日間提示した。
・第5期間(採血): 第4期間の後、滅菌水を入れた給水瓶1本を24時間提示した後、麻酔下で心臓から採血を行った。血液はヘパリン(最終濃度が10μg/ml;富士フイルム和光純薬(株))で処理後、4℃、2000rpm、20分間の遠心分離を行い、血漿を採取した。血漿中のFGF21濃度は、Fibroblast Growth Factor 21 Mouse/Rat ELISA(BioVendor社)を用い、添付の指示書に従って測定した。
第4期間における各試験溶液に対する嗜好性について、コントロール群(CE-2摂取群)と実験群(高ショ糖食摂取群)との間に有意差があるかをStudent’s t-testを用いて検定した(*:p<0.05)。各試験溶液について得られた結果を、図2(a)~(c)にまとめた。図2(a)及び(b)は、普通の餌(CE-2)を摂取したコントロール群(白抜き)と比較して、高ショ糖食を摂取した実験群(灰色)においてアルコールに対する嗜好性が有意に低下したことを示す。
(マウス)
9週齢の雄β-Klotho Floxマウスをコントロール群として用いた(n=9)。9週齢の雄オキシトシン(Oxt)神経特異的β-Klothoノックアウトマウスを実験群として用いた(n=9)。
(飼育条件)
実施例1と同じ飼育条件を用いた。
滅菌水を用いて所定の濃度に調整した0.2%サッカリン(富士フイルム和光純薬(株))、100mMスクロース(富士フイルム和光純薬(株))、及び2%デキストリン(富士フイルム和光純薬(株))を試験溶液として用いた。
(2瓶選択試験)
・第1期間(実験条件への馴化): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、4日間提示して、2本の微量飲水量測定用給水瓶からの飲水を学習させた。
・第2期間(試験溶液に対する嗜好性を測定): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶と試験溶液を入れた微量飲水量測定用給水瓶の2本を24時間、3日間提示した。場所に対する嗜好性の影響を排除するために、2本の微量飲水量測定用給水瓶は、24時間ごとに位置を交換した。
実施例1と実質的に同じ方法で、摂取溶液量を測定し、嗜好性を計算した。
各試験溶液に対する嗜好性について、コントロール群と実験群との間に有意差があるかをWelch’s t testを用いて検定した(*:p<0.05)。各試験溶液について得られた結果を、図3にまとめた。図3(a)は、β-Klotho Floxマウス(白抜き)と比較して、オキシトシン(Oxt)神経特異的β-Klothoノックアウトマウス(灰色)において、単純糖類であるスクロースに対する嗜好性が有意に増加したことを示す。一方、図3(b)及び(c)はそれぞれ、β-Klotho Floxマウス(白抜き)と比較して、オキシトシン(Oxt)神経特異的β-Klothoノックアウトマウス(灰色)において、合成甘味料であるサッカリン又は多糖であるデキストリンに対する嗜好性には有意な増加も低下も見られないことを示す。これらの結果は、β-Klothoを介したFGF21による作用が、マウスにおける単純糖質に特異的な単純糖質嗜好性の抑制に必要であることを示唆する。
(初代培養肝細胞の作製)
9週齢の雄C57BL/6JJclマウス(日本クレア(株))を用い、以下の手順に従って、初代培養肝細胞を作製した。麻酔下でマウスの門脈にシリコンチューブを挿入し、腹部下大動脈を切断した。大動脈の切断と同時に、門脈に挿入したシリコンチューブを介してEGTA液(37℃)を流し入れ、その後、コラゲナーゼ液(37℃)を流し入れた。次に肝臓を切離し、シャーレに移した。切離した肝臓からピッペッティングによって肝細胞を遊離させた。遊離した肝細胞にHanks液(4℃)を加え、回収した肝細胞を含む懸濁液を100μmセルストレーナー(コーニングファルコン)で濾過し、得られた濾液を低速遠心(50g、3分間)した。その沈渣をHanks液(4℃)に再び分散させて、低速遠心した。この再分散及び遠心処理を3回繰り返した。得られた沈渣を培養液(37℃)に分散し、1×105cells/wellでコラーゲンTypeIコートマイクロプレート24wellに播種した。播種後3時間で新たな培養液に交換し、24時間培養した後、得られた肝細胞を初代培養肝細胞とした。
培養液は、Williams’ medium E(シグマアルドリッチ)にウシ胎児血清(10%;ThermoFischer)、ITS-Gサプリメント(x100)(1μM;富士フイルム和光純薬(株))、デキサメサゾン(1μM;富士フイルム和光純薬(株))を添加して作製したものを用いた。
作製した初代培養肝細胞を、25mMとなるように以下の表に示す各糖質1~6の試験溶液を添加した培養液又は同容量のVehicle(蒸留水)を添加した培養液中で、24時間培養した。
培養肝細胞におけるFGF21のmRNA量について、Vehicleを添加した培養液中で培養した肝細胞群と、各糖質1~6の試験溶液を添加した培養液中で培養した肝細胞群との間に有意差があるかをTukey’s testで検定した(n=3~4)(#:p<0.01)。各肝細胞群について得られた結果を図4にまとめた。図4は、Fgf21遺伝子の発現量が、D-Glucose及びD-Tagatoseにおいて有意に増加したことを示す。また、Fgf21遺伝子の発現増加の程度は、D-Glucose添加による遺伝子発現増加よりも、D-Tagatose添加による遺伝子発現増加の方が大きいことを示す。
(D-Tagatose添加によるFGF21分泌量の測定)
添加するD-Tagatoseの濃度を5mM、10mM、15mM及び25mMの一連の濃度としたことを除き、実施例4と同様にして、初代培養肝細胞を24時間培養し、培養上清を採取した(n=4)。採取した培養上清中のFGF21量は、実施例2と同様、Fibroblast Growth Factor 21 Mouse/Rat ELISAを用いて測定した。
培養上清中のFGF21の測定結果を図5にまとめた。Tukey’s testを用いて、統計的解析を行った。図5は、Vehicleと25mM D-Mannitolとが群aに分類され、群bに分類された25mM D-Glucose又は5mM D-TagatoseによるFGF21分泌量と有意に異なることを示す。また、図5は、D-Tagatose添加によるFGF21分泌量が、その用量に依存して有意に増加することを示す。実施例4と同様にして、Fgf21遺伝子の発現の程度を調べた結果、Fgf21遺伝子の発現量も、D-Tagatoseの用量依存的に増加していた。これらの結果は、D-TagatoseによるFgf21遺伝子の発現量の増加とFGF21の分泌量の増加との間には、正の相関関係があることを示唆する。
(初代培養肝細胞への糖又は糖アルコール添加実験及びFGF21分泌量の測定)
実施例4と同様にして作製した初代肝細胞を、25mMとなるように以下の表に示す各糖又は糖アルコール1~48の試験溶液を添加した培養液又は同容量のVehicle(蒸留水)を添加した培養液中で、24時間培養した。
各試験溶液を添加した培養上清中のFGF21量の結果を図6にまとめた。糖質を添加してないVehicle(蒸留水)を添加した培養液を用いた試験を陰性対照とし、単糖類D-グルコースを添加した培養液を用いた試験を陽性対照(positive control)とした。図6において、陽性対照の平均値をダッシュラインで示す。図6は、D-Fructose、D-Sorbitol、D-Xylitol、D-Arabitol、D-Psicose、及びD-Tagatoseを培養液に添加した場合に、陽性対照によるFGF21発現量を超えたことを示す。ここで、D-Xylitolは、Fgf21遺伝子発現を増加させることが知られている(Uebanso T et al.PLoS One.2011;6(8):e22976.)。本試験結果のうち、D-XylitolによるFGF21発現量を超える発現量を示した糖又は糖アルコールは、D-Sorbitol、D-Psicose、及びD-Tagatoseの3種類であった。
実施例4で用いた糖質(表1)に代えて、以下の表に示す糖又は糖アルコール1~4の試験溶液を25mMとなるように添加したことを除き、実施例4と同様にして、FGF21のmRNA量を測定した。FGF21のmRNA量の測定は、糖又は糖アルコールの添加後、4時間、8時間、12時間及び24時間に実施した。
培養幹細胞におけるFGF21のmRNAについて、Vehicle(蒸留水)を添加した培養液中で培養した肝細胞群と、糖又は糖アルコール1~4の各試験溶液を添加した培養液中で培養した肝細胞群との間に有意差があるかをTukey’s testで検定した(n=4)(*:p<0.05、**:p<0.01)。各肝細胞群について得られた結果を図8にまとめた。図8は、D-Sorbitolの添加後4~24時間で、Fgf21遺伝子の発現量が有意に増加したこと、及び前記発現量は添加後12時間でピークに達したことを示す。
実施例4で用いた糖質(表1)に代えて、以下の表に示す糖又は糖アルコール1~5の試験溶液を25mMとなるように添加したことを除き、実施例4と同様にして、FGF21のmRNA量を測定した。FGF21のmRNA量の測定は、糖又は糖アルコールの添加後、4時間、8時間、12時間及び24時間に実施した。
培養幹細胞におけるFGF21のmRNAについて、Vehicle(蒸留水)を添加した培養液中で培養した肝細胞群と、糖又は糖アルコール1~5の各試験溶液を添加した培養液中で培養した肝細胞群との間に有意差があるかをTukey’s testで検定した(n=4)(*:p<0.05、**:p<0.01)。各肝細胞群について得られた結果を図9にまとめた。図9は、D-Psicoseの添加後4~12時間で、Fgf21遺伝子の発現量が有意に増加したことを示す。図9は、前記発現量は、D-Psicoseの添加後4又は8時間でピークに達し、24時間でVehicleと同じレベルまで低下したことを示す。
実施例4で用いた糖質(表1)に代えて、以下の表に示す糖又は糖アルコール若しくはそれらの組合せの試験溶液を用いたことを除き、実施例4と同様にして、初代培養肝細胞を24時間培養し、培養上清を採取した(n=3)。採取した培養上清中のFGF21量は、実施例2と同様、Fibroblast Growth Factor 21 Mouse/Rat ELISAを用いて測定した。
培養上清中のFGF21の測定結果を図10にまとめた。Tukey’s testを用いて、統計的解析を行った。図10は、実施例9で用いた糖質の組合せのすべて、D-Fructose、D-Tagatose、D-Sorbitol及びD-Xylitolの糖質単独を用いた場合に、Fgf21遺伝子の発現量が有意(P<0.01)に増加したことを示す。Fgf21遺伝子の発現量は、D-TagatoseとD-Sorbitolとの組合せを用いた場合が一番大きかった。各糖質を用いた場合のFgf21遺伝子の発現量の合計値からの増加量は、D-TagatoseとD-Psicoseとの組合せを用いた場合が一番大きかった。
(マウス)
9週齢の雄C57BL/6JJclマウス(日本クレア)を用いた。
(飼育条件)
実施例1と同じ飼育条件を用いた。
マウスに、5g/体重kgの蒸留水、又は各種糖質D-Glucose、D-Tagatose、D-Psicose若しくはD-Sorbitolを経口投与した。経口投与の4時間、6時間、8時間、12時間及び24時間後に、80μLの血液をマウスの尾静脈からヘマトクリット毛細管(ヘパリン処理;アズワン)を用いて採取した。採取した血液を2,000g×20分、4℃の遠心分離を行い、血漿を採取して分析まで-30℃で保存した。
(血漿中のFGF21量の測定)
採取した血漿中のFGF21量は、実施例2と同様、Fibroblast Growth Factor 21 Mouse/Rat ELISAを用いて測定した。
血漿中のFGF21量について、蒸留水を投与したマウス群と各種糖質を投与したマウス群との間に有意差があるかを、Tukey’s multiple comparison testで検定した(n=4)(*:p<0.05、**:p<0.01)。D-Psicoseを投与した群では、血漿中のFGF21量は投与後4時間でピークに達した(図11a、△)。D-Tagatoseを投与した群では、血漿中のFGF21量は投与後6時間でピークに達した(図11a、□)。D-Sorbitolを投与した群では、血漿中のFGF21量は投与後8時間でピークに達した(図11a、◇)。これらの結果は、投与する糖又は糖アルコールの種類又は組合せによって、血液中のFGF21量を増加させるタイミングを調整可能であることを示唆する。例えば、D-PsicoseとD-Sorbitolとの組合せは、比較的速やかに血中のFGF21濃度を上昇させ、長期間にわたってその濃度を維持し得ることが示唆される。
(マウス)
9週齢の雄C57BL/6JJclマウス(日本クレア)を用いた。
(飼育条件)
実施例1と同じ飼育条件を用いた。
(試験溶液)
50mMスクロース水溶液を試験溶液として用いた。
・第1期間(実験条件への馴化): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、4日間提示して、2本の微量飲水量測定用給水瓶からの飲水を学習させた。
・第2期間(ベースラインの測定): 5g/体重kgの蒸留水を経口投与したマウスに、滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶と50mMスクロース水溶液を入れた微量飲水量測定用給水瓶の2本を24時間、2日間提示した。場所に対する嗜好性の影響を排除するために、2本の微量飲水量測定用給水瓶は、24時間ごとに位置を交換した。
・第3期間(投与実験): 5g/体重kgのvehicle(蒸留水)、又は各種糖質D-Tagatose、D-Psicose若しくはD-Sorbitolを経口投与したマウスに、第2期間と同様の試験を行った。
(摂取溶液量の測定)
マウスが摂取した溶液量は、マウス・ラット用微量飲水量測定用給水瓶(Drink-O-Measurer、シンファクトリー社製)を用いて測定した。
50mMスクロース水溶液を飲水した量について、第2期間(Pretrial)と第3期間(Posttrial)との間に有意差があるかを、Student’s t-testを用いて検定した(n=6)。得られた結果を図12にまとめた。図12は、D-Sorbitol又はD-Tagatoseを投与したマウス群で、50mMスクロース水溶液を飲水した量が有意に減少したことを示す(*:p<0.05)。図12は、D-Psicoseを投与したマウス群で、50mMスクロース水溶液を飲水した量が減少する傾向があることを示す(p=0.068)。これらの結果は、D-Sorbitol、D-Tagatose又はD-Psicoseが、単純糖質嗜好性を抑制する作用を有することを示唆する。
(マウス)
9週齢のC57BL/6JJcl雄マウス(日本クレア)を用いた。
(飼育条件)
実施例1と同じ飼育条件を用いた。
(試験溶液)
8%エタノールを試験溶液として用いた。エタノール濃度は滅菌水を用いて調整した。
・第1期間(実験条件への馴化): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶2本を24時間、2日間提示して、2本の微量飲水量測定用給水瓶からの飲水を学習させた。
・第2期間(ベースラインの試験溶液に対する嗜好性を測定): 滅菌水を入れた微量飲水量測定用給水瓶と試験溶液を入れた微量飲水量測定用給水瓶の2本を24時間、6~7日間提示した。場所に対する嗜好性の影響を排除するために、2本の微量飲水量測定用給水瓶は、24時間ごとに位置を交換した。
マウスが摂取した溶液量は、マウス・ラット用微量飲水量測定用給水瓶(Drink-O-Measurer、シンファクトリー社製)を用いて測定した。
試験溶液に対する嗜好性は、以下の式を用いて計算した。
嗜好性 = (最後の2日間の試験溶液の総飲水量)/(最後の2日間の滅菌水の総飲水量 + 最後の2日間の試験溶液の総飲水量)×100
試験溶液に対する嗜好性は、以下の式を用いて計算した。
嗜好性 = (2日間の試験溶液の総飲水量)/(2日間の滅菌水の総飲水量 + 2日間の試験溶液の総飲水量)×100
試験液に対する嗜好性について、蒸留水を投与したマウス群と各種糖質を投与したマウス群との間に有意差があるかをPaired T testを用いて検定した(n=5~7)。得られた結果を図13にまとめた。図13は、D-Tagatose又はD-Psicoseを投与したマウス群で、8%エタノール水溶液に対する嗜好性が有意に減少したことを示す(*:p<0.05)。D-Sorbitolを投与したマウス群では、個々のマウスについてのデータのばらつきが大きく、推定される平均値に有意な減少は観察されなかった。当該群では、8%エタノール水溶液に対する嗜好性が抑制されたマウスが観察された。これは、D-Sorbitolが、8%エタノール嗜好性を示すマウスのその嗜好性を抑制したことを示す。これらの結果は、D-Sorbitol、D-Tagatose又はD-Psicoseが、アルコール嗜好性を抑制する作用を有することを示唆する。
Claims (9)
- D-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖質、及び/又はD-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖残基を含むオリゴ糖を含有する、線維芽細胞増殖因子21(以下「FGF21」という)誘導剤。
- 前記少なくとも1種の糖質が、D-ソルビトール又はD-タガトースを含む、請求項1に記載のFGF21誘導剤。
- 前記少なくとも1種の糖質が、D-プシコースである、請求項1に記載のFGF21誘導剤。
- 前記少なくとも1種の糖質が、D-ソルビトールである、請求項1に記載のFGF21誘導剤。
- 前記少なくとも1種の糖質が、D-タガトースである、請求項1に記載のFGF21誘導剤。
- D-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも2種の糖質が、糖質及び/又は糖残基として含まれる、請求項1に記載のFGF21誘導剤。
- FGF21誘導剤を含む、哺乳動物におけるアルコール嗜好性を抑制するための組成物であって、
前記FGF21誘導剤が、D-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖質、及び/又はD-ソルビトール、D-プシコース及びD-タガトースからなる群より選択される少なくとも1種の糖残基を含むオリゴ糖を含有し、
前記FGF21誘導剤のみが、アルコール嗜好性を抑制するための有効成分である、組成物。 - サプリメントである、請求項7に記載の組成物。
- アルコール依存症を処置するための、請求項7に記載の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020015325 | 2020-01-31 | ||
| JP2020015325 | 2020-01-31 | ||
| PCT/JP2021/003182 WO2021153718A1 (ja) | 2020-01-31 | 2021-01-29 | 線維芽細胞増殖因子21誘導剤、及びアルコール嗜好性又は単純糖質嗜好性を抑制するための組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2021153718A1 JPWO2021153718A1 (ja) | 2021-08-05 |
| JP7748715B2 true JP7748715B2 (ja) | 2025-10-03 |
Family
ID=77079412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021574140A Active JP7748715B2 (ja) | 2020-01-31 | 2021-01-29 | 線維芽細胞増殖因子21誘導剤、及びアルコール嗜好性又は単純糖質嗜好性を抑制するための組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7748715B2 (ja) |
| WO (1) | WO2021153718A1 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040101563A1 (en) | 2002-07-18 | 2004-05-27 | Kundu Subhas C. | Storage stable antihistaminic syrup formulations |
| WO2008059625A1 (fr) | 2006-11-17 | 2008-05-22 | National University Corporation Kagawa University | Utilisation de la fonction de sucre rare en tant que promoteur de la migration de glucokinase depuis le noyau jusqu'au cytoplasme |
| WO2008120813A1 (ja) | 2007-04-03 | 2008-10-09 | Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation | ジペプチジルペプチダーゼ4阻害化合物と甘味料との併用 |
| JP2009286703A (ja) | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Matsutani Chem Ind Ltd | D−タガトースを有効成分とする体脂肪蓄積改善剤およびメタボリックシンドローム改善剤 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6071918A (en) * | 1999-07-21 | 2000-06-06 | Dupont Pharmaceuticals Company | Combination of an opioid antagonist and a selective serotonin reuptake inhibitor for treatment of alcoholism and alcohol dependence |
-
2021
- 2021-01-29 JP JP2021574140A patent/JP7748715B2/ja active Active
- 2021-01-29 WO PCT/JP2021/003182 patent/WO2021153718A1/ja not_active Ceased
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040101563A1 (en) | 2002-07-18 | 2004-05-27 | Kundu Subhas C. | Storage stable antihistaminic syrup formulations |
| WO2008059625A1 (fr) | 2006-11-17 | 2008-05-22 | National University Corporation Kagawa University | Utilisation de la fonction de sucre rare en tant que promoteur de la migration de glucokinase depuis le noyau jusqu'au cytoplasme |
| WO2008120813A1 (ja) | 2007-04-03 | 2008-10-09 | Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation | ジペプチジルペプチダーゼ4阻害化合物と甘味料との併用 |
| JP2009286703A (ja) | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Matsutani Chem Ind Ltd | D−タガトースを有効成分とする体脂肪蓄積改善剤およびメタボリックシンドローム改善剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2021153718A1 (ja) | 2021-08-05 |
| JPWO2021153718A1 (ja) | 2021-08-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5633952B2 (ja) | D−プシコースを有効成分とするグルコキナーゼの核から細胞質への移行の促進剤 | |
| KR100868529B1 (ko) | 희소당의 생리활성 작용의 이용방법 및 희소당을 배합한조성물 | |
| AU2009283171B2 (en) | Hydroxybutyrate ester and medical use thereof | |
| US20100150890A1 (en) | Medicinal composition, food or drink having effect of enhancing sympathetic nervous activity | |
| EP2143719A1 (en) | Pharmaceutical composition, food or beverage capable of enhancing sympathetic nerve activity | |
| JP5705898B2 (ja) | 肝機能改善剤 | |
| JP5545692B2 (ja) | キサンチンオキシダーゼ阻害剤及び血漿中尿酸値低下剤 | |
| US20160279156A1 (en) | Composition for preventing or treating colon cancer, containing 3,6-anhydrol-galactose | |
| JP7748715B2 (ja) | 線維芽細胞増殖因子21誘導剤、及びアルコール嗜好性又は単純糖質嗜好性を抑制するための組成物 | |
| JP2000217546A (ja) | マンノース含有ヘテロオリゴ糖からなる甘味剤、病原菌感染抑制剤、整腸剤又は澱粉の老化抑制剤及び該剤からなる飲食品、医薬品又は飼料。 | |
| JP2016190801A (ja) | 難消化性グルカンを含有する血中中性脂肪上昇抑制剤および血中レムナント様リポ蛋白コレステロール上昇抑制剤 | |
| JP2020188689A (ja) | Toxic AGEs生成抑制剤 | |
| JP2023154540A (ja) | 加齢性難聴の予防又は改善のための組成物 | |
| JP2007051135A (ja) | D−アロースの血糖上昇抑制効果の利用 | |
| JP2010059105A (ja) | 炎症性腸疾患の予防又は治療剤 | |
| KR102588274B1 (ko) | D-리모넨을 유효성분으로 포함하는 뇌전증 또는 발작 관련 질환의 예방 또는 치료용 약제학적 조성물 | |
| WO2021177335A1 (ja) | 脳機能改善用組成物 | |
| JP6711539B2 (ja) | 難消化性グルカンを含有する血糖上昇抑制剤およびその用途 | |
| JP2004269374A (ja) | 血糖降下組成物 | |
| KR102415692B1 (ko) | 시냅스 불균형 조절에 의한 발달장애 예방, 개선 또는 치료용 조성물 | |
| JP2019172614A (ja) | 遺伝子発現制御剤及び筋委縮の抑制剤、予防剤又は改善剤 | |
| WO2024075625A1 (ja) | 視野欠損障害、光誘発眼組織障害およびその関連障害の予防剤、進行防止剤、改善剤、並びに食品 | |
| CA2590369A1 (en) | Compositions comprising sclareol or derivatives thereof and uses thereof | |
| JP2024109822A (ja) | アトロジン-1発現抑制剤 | |
| CN119792322A (zh) | 没食子儿茶素没食子酸酯和异槲皮苷的用途 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250204 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250325 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250603 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250627 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250902 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250912 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7748715 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |