JP7753866B2 - カートン検査方法 - Google Patents
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Description
このように所定数のカートンが一つにまとめられた包装パック体は、各カートンの向きが予め設定された所定の向きに揃えられて包装される。具体的には、包装パック体において各カートンに設けられたティシュペーパの取出口が同じ向きとなる姿勢で全てのカートンが配置される(特許文献1参照)。
本方法は、搬送されている前記カートンにおいて裏返ったエラーカートンを検知するセンシング工程を備えている。
本実施形態では、ティシュペーパを収容した複数のカートンがまとめて一パックに包装された包装パック体の製造方法を説明する。この製法には、カートンの資材を準備する方法(資材準備方法),カートンを検査する方法(カートン検査方法),カートンを区分する方法(カートン区分方法),カートンを振り分ける方法(カートン振分方法)といった種々の方法が含まれる。
本実施形態では、説明で用いる方法をつぎのように定める。
重力の作用方向を下方とし、下方の反対方向を上方とする。包装パック体に製造されるさまざまな半製品が搬送される方向を搬送方向とし、搬送方向を基準に上流および下流を定める。また、水平方向において搬送方向に直交する方向を幅方向とする。なお、搬送方向はいわゆる「MD方向」であり、幅方向はいわゆる「CD方向」であり、搬送方向および幅方向の双方に直交する方向はいわゆる「TD方向」である。
下記の一実施形態では、包装パック体の製造方法に関する構成を項目[1]で述べ、項目[1]の構成による作用および効果を項目[2]で述べる。
[1.構成]
本項目[1]では、製造対象の包装パック体を小項目[1-1]で説明したうえで、包装パック体を製造する装置を小項目[1-2]で説明し、この製造装置で包装パック体を製造する方法を小項目[1-3]で説明する。
本項目では、包装パック体の一部をなすカートンを説明し、その後に包装パック体を説明する。
図1に示すように、カートン1は、内部空間にティシュペーパ3が収容された箱(いわゆる「ボックスティシュ」)である。内部空間には、ティシュペーパ3の積み重ねられた束が収容される。この束は、いわゆるポップアップ方式で取り出されるように折り重ねられている。
これらの壁部1U,1B,1X,1Yは、配置箇所および延在方向によって下記の四つに大別される。
・底壁部1B:カートン1の下方で延在する横壁部
・側壁部1X:天壁部1Uおよび底壁部1Bの間で対面する一対の立壁部
・端壁部1Y:天壁部1Uおよび底壁部1Bの間で対面する一対の立壁部
なお、一対の側壁部1Xが対面する方向と一対の端壁部1Yが対面する方向とは互いに直交する。
ここで例示するカートン1では、天壁部1Uおよび底壁部1Bが側壁部1Xや端壁部1Yよりも大きな領域に延在している。
この端壁部1Yには外フラップ部FUおよび内フラップ部FDが設けられ、内フラップ部FDの外側に外フラップ部FUが配置されている。
内フラップ部FDは、側壁部1Xから延在する一対のフラップで構成される。内フラップ部FDが内側に折り倒され、外フラップ部FUが内フラップ部FDを覆うように折り倒されることにより、端壁部1Yが形成される。
この取出口1Tには、天壁部1Uの内側に、取出口1Tを覆うようにプラスチック製のフィルム12が貼付されている。フィルム12には、前後方向に沿ってスリットが形成されており、スリットを介してティシュペーパ3を取り出せるようになっている。
このカートン1には、外観の大部分が着色されており、天壁部1Uに図柄が印刷され、底壁部1Bにバーコードが印刷されている。このバーコードは、他の壁部1U,1X,1Yには設けられておらず、底壁部1Bのみに設けられている。換言すれば、バーコードは、カートン1のウラ面に特有の外観をなす。
資材1′では、天壁部および底壁部だけでなく側壁部および端壁部のフラップも同一平面に沿うシート状をなす。
この資材1′は、カートン1の側壁部1Xと底壁部1Bとの間における一側(図1の左下側)で側壁部1Xが折り倒された状態かつ側壁部1Xと天壁部1Bとの間における他側(図1の右上側)で側壁部1Xが折り倒された状態をなす。このように折り倒された箇所を折り起こすことで、資材1′からカートン1の半製品が製造される。
ここでは、五つ(複数)のカートン1がラップ材19で一つにまとめられた包装パック体10を例示する。ただし、包装パック体に二つや四つといった五つ以外の複数のカートンが一パックに包装されていてもよい。
・マルチパターン:カートン1のそれぞれに設定される色が全て異なるパターン
・バイパターン :カートン1のそれぞれに設定される色が二色のパターン
・モノパターン :カートン1のそれぞれに設定される色が同色のパターン
なお、モノパターンでは、包装パック体10においてカートン群をなす各カートン1のなす色が共通しており、各カートン1の外観が同様またはほぼ同様である。
本実施形態では、「色A,色B,色C,色D,色E」のそれぞれに互いに異なる任意の色を紐付けた場合に、マルチパターンでは「色A,色B,色C,色D,色E」の順が並び順として予め設定され、バイパターンでは「色A,色B,色A,色B,色A」の順が並び順として予め設定された例を説明する。
・「色E,色A,色B,色C,色D」(一つズレた並び)
・「色A,色B,色B,色D,色E」(色Bの重複,色Cの抜け)
・「色A,色C,色B,色D,色E」(色B,色Cの順序違い)
・「色B,色A,色B,色A,色A」(一つズレた並び)
・「色A,色B,色A,色B,色B」(色Bの連続)
なお、二つのカートン1で一パックの包装パック体10では、マルチパターンをバイパターンと言うこともでき、バイパターンをマルチパターンと言うこともできる。
・図柄A:色Aをなすカートン1に施された図柄
・図柄B:色Bをなすカートン1に施された図柄
・図柄C:色Cをなすカートン1に施された図柄
・図柄D:色Dをなすカートン1に施された図柄
・図柄E:色Eをなすカートン1に施された図柄
つぎに、図3を参照して、包装パック体10を製造する装置を説明する。
本製造装置では、所定の並び順をなすカートン群を一パックの単位で包装するパートへ向けて、ティシュペーパ3の束を収容するカートン1(図3では一箇所のみに符合を付す)が連続的に搬送される。この製造装置には、以下に列挙する各種のパートP1~P6が設けられている。
・束搬送パートP1 :ティシュペーパ3の束を搬送するパート
・資材準備パートP2 :カートン1の資材1′を準備するパート
・カートナパートP3 :カートン1にティシュペーパ3の束を収容するパート
・検査パートP4 :カートン1を検査するパート
・パラレルパートP5 :並列的にカートン1を搬送するパート
・ラッピングパートP6:五つ(所定数)のカートン1ごとに包装するパート
カートナパートP3の後、搬送されるカートン1が検査パートP4で検査される。検査に適合したカートン1はパラレルパートP5へ振り分けられ、検査に適合しなかったカートン1は製造ラインから系外へ排出される。
束搬送パートP1では、多連機(「マルチスタンド式のインターフォルダ」とも称される)やロータリ式の折り機といった公知の機器で折り重ねられたティシュペーパ3の束が搬送される。この束は、カートン1に収容可能な製品サイズに裁断されており、つぎに説明する資材準備パートP2から搬送されるカートン1のそれぞれに対応する位置で並行して搬送される。
資材準備パートP2には、以下に列挙するパート21~24が設けられている。
・デポジットパート21:カートン1の資材1′を配置するパート
・スタックパート22 :配置された資材1′を重ね合わせるパート
・ストアパート23 :重ね合わせられた資材1′を一時的に貯蔵するパート
・フィードパート24 :貯蔵された資材1′を下流へ繰り出すパート
このデポジットパート21は、包装パック体10に包装されるカートン1の数に応じた複数の箇所(ここでは五箇所)に設けられている。各デポジットパート21では、カートン1の取出口1Tに対応する部位が資材1′において上方を向く姿勢で積重されていることが好ましい。このように取出口1Tが上向きのカートン1に組み立てられる資材1′を本実施形態では例示する。
・第一パート2A:色Aの資材1′を配置するデポジットパート21
・第二パート2B:色Bの資材1′を配置するデポジットパート21
・第三パート2C:色Cの資材1′を配置するデポジットパート21
・第四パート2D:色Dの資材1′を配置するデポジットパート21
・第五パート2E:色Eの資材1′を配置するデポジットパート21
なお、バイパターンの包装パック体10が製造される場合には、上記の第一パート2A,第二パート2B,第一パート2A,第二パート2B,第一パート2Aの順に五つのパート2A,2B,2A,2B,2Aが設けられる。
デポジットパート21のそれぞれでは、多数の資材1′が積み重ねられた状態とされており、下方に配置されたコンベア(図示省略)へ資材1′が一つずつ配置されるようになっている。図3には、下方が開放された容器2(コンテナ)の内部およびその下方に多数のカートン1が積み重ねられた例を示す。
具体的に言えば、第一パート2Aで配置された色Aの資材1′に対して上方に第二パート2Bで配置された色Bの資材1′が重ね合わせられる。このようにして重ね合わせられた色Aの資材1′および色Bの資材1′に対して、第三パート2Cで配置された色Cの資材1′が更に重ね合わせられる。同様に、第四パート2D,第五パート2Eで色D,色Eの二色の資材1′が順次重ね合わせられる。このようにして、所定の並び順に対応した順に五つの資材1′が重ね合わせられた資材組が製造される。
フィードパート24では、ストアパート23の下方から資材1′を一つずつ繰り出される。フィードパート24で繰り出された資材1′は、ラッピングパートP6(下流)へ向けて搬送される。
ストアパート23では、下方で資材1′が順次繰り出されるとともに上方で資材組が重ね合わせられることから、先入先出(First In First Out)方式が採用されている。このストアパート23では、資材組が重ね合わせられてから各資材1′が繰り出されるまでの一時的な期間だけ資材1′が貯蔵される。
カートナパートP3では、フィードパート24から繰り出された資材1′を用いて、ティシュペーパ3の束が収容されたカートン1を順次製造する。
このカートナパートP3には、以下に示すパート31~33が設けられている。
・折立パート31:フィードパート24からの資材1′を折り立てるパート
・収容パート32:折り立てられた資材1′にティシュペーパ3を収容するパート
・封緘パート33:ティシュペーパ3の収容された資材1′を封緘するパート
このようにして製造されたカートン1は、底壁部1B(図1参照)がコンベアに載置された状態であって天壁部1U(図1参照)を上方に向けた姿勢かつ搬送方向に沿って互いに間隔をあけた状態で、つぎに説明する検査パート4Pへ向けて搬送される。
検査パートP4では、カートン1の状態がインラインで検査される。
検査パートP4には、以下に示す入力系,制御系(検査系),出力系の構成が設けられている。
・入力系:検査に必要な情報を検出してその情報を制御系に入力するもの
・制御系:入力系から入力された情報に基づいて制御信号を生成するもの
・出力系:制御系で生成された制御信号によって作動するもの
センサ類40で検知された信号がコントローラ41に入力され、入力された検知信号に基づいてコントローラ41で生成された制御信号がサイドベルト43,スイッチ機構44,アラーム45に出力される。
以下、入力系,出力系,制御系に順に各構成を説明する。
センサ類40は、製造装置においてカートン1(図4,図5には一箇所のみに符合を付す)を上方から検知するように設けられており、搬送されるカートン1を順次検知する。ここでは、センサ類40として下記の三つを例示する。
・カラーセンサ4A:カートン1のなす色を検知するセンサ
・バーコードリーダ4B:カートン1の外観を走査するスキャナ
・カメラ4C:カートン1の画像を撮影(撮像)する光学機器(撮像装置)
ここでは、カラーセンサ4Aによって色が検知される領域(以下「色領域」と称する)と、カメラ4Cによって図柄が検知される領域(以下「図柄領域」と称する)とが異なる領域に設定されている。さらに、色領域のほうが図柄領域よりも大きく設定されている。
サイドベルト43は、搬送されるカートン1の一時停止(ポーズ)と一時停止されたカートン1の搬送再開(リリース)とを切り替える機構である。
このサイドベルト43は、カートン1の搬送経路に対して幅方向外側に一対が設けられ、幅方向外側から挟み込んでカートン1の搬送を一時的に停止させたり、この停止状態を解除してカートン1の搬送を再開させたりすることが可能になっている。サイドベルト43で搬送が一時的に停止されたカートン1は、搬送方向に並んで接触した状態とされる。
サイドベルト43の設けられたパートは、カートン1を一時的に停止させる機能に着目すればカートン1の搬送を停止するポーズパートとも言え、カートン1の搬送を再開させる機能に着目すればカートン1の搬送を停止するリリースパートとも言える。
このスイッチ機構44では、後述のコントローラ41によるカートン1の検査結果に応じて搬送経路が択一的に切り替えられる。
カートン1の検査結果が正常であれば(異常がなければ)、搬送経路が本経路R1に切り替えられる。カートン1の検査結果が異常であれば(正常でなければ)、搬送経路が傍経路R2に切り替えられる。
ただし、本経路および傍経路の切り替えるスイッチ機構と第一本経路および第二本経路に振り分ける振分機構とがそれぞれ別個に設けられていてもよい。この場合には、スイッチ機構よりも下流に振分機構が配置される。
傍経路R2は、製造ラインからカートン1を排出する搬送経路である。
スイッチ機構44の設けられたパートは、カートン1の搬送経路を本経路R1と傍経路R2とに切り替える機能に着目すればスイッチパートと言える。このパートには、本経路R1に切り替える機能に着目したOKスイッチパートと、傍経路R2に切り替える機能に着目したNGスイッチパートとが設けられたとも言える。
アラーム45は、カートン1の検査結果をオペレータに報知する機器である。たとえば、ブザー,モニタ,アラーム灯などの報知器がアラーム45に含まれる。
コントローラ41は、上記のセンサ類40から入力された信号に基づいて、所定のトリガー条件の成否を判定し、トリガー条件の成否に応じて出力系の構成に制御信号を出力する。
ここでは、以下に示す三種のトリガー条件を例説する。なお、第一トリガー条件および第二トリガー条件は、製造する包装パック体10のパターンに応じて何れか一方のみが採用される。
・第一トリガー条件:マルチパターンの包装パック体10を製造するときの条件
・第二トリガー条件:バイパターンの包装パック体10を製造するときの条件
・第三トリガー条件:裏返ったカートン1の混在を避けるための条件
第一トリガー条件あるいは第二トリガー条件の成否は、カートン1のなす色を検知するカラーセンサ4Aの検知色に基づいて判定される。図4には、後述する検査条件の成否判定に用いられるカラーセンサ4Aあるいはカメラ4C(黒点で示す五つのセンサ類40)と区別するために、サイドベルト43よりも下流を搬送されているカートン1のなす色を検知するカラーセンサ4Aあるいはカメラ4C(センサ類40)を便宜上図示している。
ただし、サイドベルト43よりも上流や下流を搬送されているカートン1を撮像するカラーセンサ4Aあるいはカメラ4Cの画像に基づいて、カートン1のなす色やカートン1の図柄から第一トリガー条件あるいは第二トリガー条件の成否が判定されてもよい。
また、第一トリガー条件あるいは第二トリガー条件の成否がカートン1の図柄に基づいて判定されるパートは、ターゲットカートンのなす図柄であるターゲットデザインに基づいて、このターゲットカートンを検知するデザインセンシングパート(センシングパート)とも言える。
なお、第三トリガー条件の成否判定の後に判定される検査条件は設定されていない。
また、検査条件の成否がカートン1の図柄に基づいて判定されるパートは、カートン1の図柄や画像に基づいて所定の並び順であるか否かを検査するデザインチェックパート(チェックパート)やイメージチェックパート(チェックパート)とも言える。
なお、図4では、検査対象の色を検知する箇所の一例を黒点で示し、検査条件の成否に用いられる色,図柄もしくは画像を検知するカラーセンサ4A,カメラ4Cの符合を黒点の一箇所のみから引き出して示す。
一方、第三トリガー条件の不成立が判定されると、検査条件の成立が判定されていればスイッチ機構44へ搬送経路を本経路R1に切り替える制御信号が出力される。
一方、第三トリガー条件は、成立すれば裏返ったカートン1(以下「エラーカートン」と称する)が混在しており異常であると判定され、不成立であれば裏返ったカートン1が混在しておらず正常であると判定される。
一方、第一トリガー条件もしくは第二トリガー条件の不成立または第三トリガー条件の成立(OR条件)が判定された場合には、予め設定された所定の並び順ではないかエラーカートンが混在しているかの何れかであり、検査パート4Pにおいてカートン1が適合していないもの(不適合)とされる。
上記の判定結果に応じてアラーム45に制御信号が出力される。たとえば、カートン1の異常が判定されたときにアラーム45としてのブザーやアラーム灯を作動させる制御信号が出力されたり、アラーム45としてのモニタにカートン1の判定結果を表示させる制御信号が出力されたりする。
第一トリガー条件の「ターゲットカートン」は、カートン群のうち予め設定された一つのカートン1である。ターゲットカートンの具体的な一例としては、カートン群においてカートン1のなす色A,色B,色C,色D,色Eのうち最も濃い色やはっきりした色などのようにカラーセンサ4Aによる検知精度の高い色をなすカートン1が挙げられる。ターゲットカートンの具体的なもう一例としては、カートン群のうち最も下流側のカートン1(色Aのカートン1,包装パック体10において最も上側に配置されるカートン1)を挙げることもできる。
ここで示す判定例では、サイドベルト43内のカートン1を検知対象とするカラーセンサ4Aでターゲットカートンが検知された場合に第一トリガー条件の成立が判定され、そうでない場合に第一トリガー条件の不成立が判定される。
ここでいう「所定の並び順」は、マルチパターンの並び順として予め設定されたパターンであり、「色A,色B,色C,色D,色E」の順に並ぶパターンである。
具体例を挙げれば、ターゲットカートンに色Aのカートン1が設定され、最も下流側に配置された色Aのカートン1およびこれよりも上流側の四つのカートン1が所定の並び順であるか否かが検査されることで、第一検査条件の成否が判定される。
第二トリガー条件は、「ターゲットカートン」は、搬送方向に並ぶ二つ(複数)のカートン1である。
すなわち、隣接するカートン1のなす外観の組み合わせとして予め設定された所定パターンをなす複数のカートンを第二トリガー条件の「ターゲットカートン」としている。ここでいう「所定パターン」には、バイパターンが連続した色の並び順において一つのカートン群には存在しないパターンが予め設定されている。
ただし、検査精度を向上させる観点から、二つ以上のカートン1が並んだパターンが「所定のパターン」に設定されていてもよい。このような設定例としては、三つのカートン1が「ターゲットカートン」に設定された例が挙げられ、これら三つのカートン1からなるターゲットカートンのなす所定のパターンとしては「色A,色A,色B」の順に並ぶパターンや「色B,色A,色A」の順に並ぶパターンなどが挙げられる。ただし、構成を簡素化するために、第二トリガー条件の成否判定に用いるターゲットカートンとして、色Aや色Bをなす一つのカートン1が設定されていてもよい。
ここでは、サイドベルト43内のカートン1を検知対象とするカラーセンサ4Aでターゲットカートンが検知された場合に第二トリガー条件の成立が判定され、そうでない場合に第二トリガー条件の不成立が判定される。
ここでいう「所定の並び順」は、バイパターンの並び順として予め設定されたパターンであり、「色A,色B,色A,色B,色A」の順に並ぶパターンである。
具体例を挙げれば、ターゲットカートンに色Aのカートン1が二つ並ぶパターンが設定され、これらのカートン1のうち下流側の一方とこれよりも下流側の四つのカートン1が所定の並び順であるか否かが検査されることで、第二検査条件の成否が判定される。あるいは、ターゲットカートンに色Aのカートン1が二つ並ぶパターンが設定され、これらのカートン1のうち上流側の一方とこれよりも上流側の四つのカートン1が所定の並び順であるか否かが検査されることで、第二検査条件の成否が判定される。
第三トリガー条件は、エラーカートンの混在が検知された場合に成立が判定され、そうでない場合に不成立が判定される条件である。
ここでは、エラーカートンでは底壁部1Bのバーコードがカートン1の上面に露出することから、バーコードリーダ4Bでバーコードが検知された場合に第三トリガー条件の成立が判定され、そうでない場合に第三トリガー条件の不成立が判定される。
ただし、カートン1の底壁部1Bに特有の外観を検知可能であれば、バーコードリーダ4Bに限らず、底壁部1Bに特有の色(外観)を検知するカラーセンサ4A,底壁部1Bに特有の図柄(外観)を検知するカメラ4Cまたはセンサなどのセンサ類40を用いてもよい。このように底壁部1Bを判別するためには、底壁部1Bには有るものの天壁部1B(底壁部1B以外の壁部)には無い色や図柄などの外観をセンサ類40によって検知してもよいし、底壁部1Bには無いものの天壁部1B(底壁部1B以外の壁部)には有る色や図柄などの外観をセンサ類40によって検知(すなわち底壁部1Bには無い外観を検知)してもよい。
第一トリガー条件または第二トリガー条件の成立が判定されてカートン1の並び順が正常とされる(第一検査条件または第二検査条件の成立が判定される)と、並び順の判定された複数のカートン1のみ(すなわち一パック分の包装パック体10にまとめられる個数分のカートン1だけ)の搬送を再開させる制御信号がサイドベルト43へ出力される。
あるいは、搬送を再開しているサイドベルト43の駆動時間(すなわちサイドベルト43からカートン1を下流側へ繰り出す時間)を予め所定期間に設定してもよい。ここでいう「所定期間」は、一パック分の包装パック体10にまとめられる個数分だけのカートン1を繰り出す期間やこの期間の整数倍の期間といった任意の個数分だけカートン1を繰り出す期間として予め設定された駆動時間が挙げられる。このように所定期間だけサイドベルト43の駆動をする場合には、搬送を再開するカートン1の個数を安定させるため、停止した五つ(複数)のカートン1のうち最も下流側(先頭)のカートン1の搬送方向位置を適宜のセンサ類によって検知することが好ましい。たとえば、搬送の停止させられたカートン1のうち最も下流側のカートン1が、所定位置よりもやや上流側に位置することが検知された際には所定期間をやや長めに設定することが好ましく、所定位置よりもやや下流側に位置することが検知された際には所定期間をやや短めに設定することが好ましい。
上記のようにカートン1の搬送を再開するパートは、一パック分の包装パック体10にまとめられる個数分やこの個数の整数倍といった複数(所定期間に応じた任意の個数)のカートン1を数えるカウントパートと言え、カウントパートで数えられた個数ごとにカートン1を区分する区分パートとも言える。
なお、第一トリガー条件または第二トリガー条件の成立が判定されたもののカートン1の並び順が異常と判定された(第一検査条件または第二検査条件の成立が判定された)際には、制御処理リソースを抑制するために、その後に実施される第三トリガー条件の成否判定を省略している。
パラレルパートP5では、搬送経路がスイッチ機構44で本経路R1に切り替えられたうえで、スイッチ機構44よりも下流側の本経路R1へ搬送が再開された五つのカートン1(所定数ごとに区分されたカートン)ごとに経路が交互に振り分けられた第一本経路R11および第二本経路R12で並列的に搬送される。パラレルパートP5の各本経路R11,R12で搬送されるカートン1は、ラッピングパートへ向けて連続的に搬送される。
ラッピングパートP6では、ティシュペーパ3の束を収容するカートン1が所定の並び順をなすカートン群が一パックの単位で包装される。このラッピングパートP6では、パラレルパートP5と同様に並列的に設けられており、五つのカートン1ごとのラップ材19による包装が実施される。
このようにして、包装パック体10が製造される。
つぎに、包装パック体10を製造する方法を説明する。この製造方法では、五つのカートン1が所定の並び順をなすカートン群を一パックの単位で包装するラッピング工程がラッピングパートP6で実施され、このラッピング工程へ向けて連続的にカートン1が搬送される。
たとえば、資材準備方法ではデポジットパート21でデポジット工程が実施されてからスタックパート22でスタック工程が実施され、カートン検査方法ではセンシングパートでセンシング工程が実施されてからチェックパートでチェック工程が実施される。
資材準備方法は、ラッピング工程へ向けて連続的に搬送されるカートン1の資材1′を準備する方法である。
この資材準備方法では、図6に示すように、デポジット工程(ステップA1),スタック工程(ステップA2),ストア工程(ステップA3),フィード工程(ステップA4)の順に各工程を実施する。これらの工程を実施した後には、カートナ工程が実施される。
スタック工程では、デポジット工程のそれぞれで積重された資材1′を搬送方向に一つずつ繰り出し、デポジット工程において上流側から繰り出された資材1′に下流側から繰り出す資材1′を重ね合わせる。
ストア工程では、スタック工程で重ね合わせられた資材1′である資材組を重ね合わせる。このストア工程では、資材組を上側に重ね合わせる。
フィード工程では、ストア工程で重ね合わせられた資材組をラッピング工程へ向けて繰り出す。このフィード工程では、各資材組をなす資材1′を一つずつ下側から繰り出す。
カートン検査方法は、ラッピング工程へ向けて連続的に搬送されるカートン1を検査する方法である。
このカートン検査方法では、図7に示すように、第一のセンシング工程(ステップB1)を実施してから、ポーズ工程(ステップB2),チェック工程(ステップB3),リリース工程(ステップB4,B5)の順に各工程を実施する。その後、カートン1の並び順の判定結果(検査結果)に応じて搬送経路を切り替えるスイッチ工程(ステップB8,B9)を実施する。カートン1の並び順が正常と判定された場合にはスイッチ工程(ステップB8)の前に第二のセンシング工程(ステップB6)を実施する。一方、カートン1の並び順が異常と判定された場合やカートン1の裏返りが検知された場合には、アラーム工程(ステップB7)やスイッチ工程(ステップB9)の後に再び第一のセンシング工程(ステップB10)を実施する。カートン1の並び順が正常と判定された後のスイッチ工程が実施されると、ラッピング工程へ向けて振分工程,パラレル工程が実施される。
マルチパターンの包装パック体10を製造する方法では、カートン群のうち予め設定された一つのカートン1がターゲットカートンに設定され、第一トリガー条件の成否が判定される。バイパターンの包装パック体10を製造する方法では、搬送されているカートン1において搬送方向に並ぶ二つ(複数)のカートン1がターゲットカートンに設定され、第二トリガー条件の成否が判定される。
カラーセンシング工程では、ターゲットカートンのなす色であるターゲットカラーに基づいて、ターゲットカートンを検知する。デザインセンシング工程では、ターゲットカートンのなす図柄であるターゲットデザインに基づいて、ターゲットカートンを検知する。
ポーズ工程では、上記のセンシング工程でターゲットカートンが検知される(トリガー条件の成立が判定される)と、カートン1の搬送を停止する。このポーズ工程では、ターゲットカートンの少なくとも一つを含む五つのカートン1の搬送が停止される。
マルチパターンの包装パック体10を製造する方法では、検査対象であるカートン1の並び順がマルチパターンに対応した並び順であるか否かが検査され、第一検査条件の成否が判定される。バイパターンの包装パック体10を製造する方法では、検査対象であるカートン1の並び順がバイパターンに対応した並び順であるか否かが検査され、第二検査条件の成否が判定される。
このリリース工程でカートン1の搬送が再開される際に、サイドベルト43を所定期間だけ駆動したり搬送の再開されたカートン1をセンサ類40によって検知した結果に基づいて数えたりすれば、複数のカートン1を数えるカウント工程が実施される。カウント工程が実施されると、カウント工程で数えられた個数ごとにカートン1を区分する区分工程も実施されうる。この区分工程は、カウント工程で数えた個数(ここでは五つ)ごとにカートン1の搬送を停止した後に停止したカートン1の搬送を再開し、カウント工程で数えた個数ごとのカートン1からなるカートン群どうしの間隔をあけて区分する。
第二のセンシング工程は、所定の並び順であると検査されてチェック工程で検査条件の成立が判定された後に、上記のリリース工程を経て実施される。
なお、チェック工程で検査条件の不成立が判定された後には、第二のセンシング工程は実施されず、つぎに説明するアラーム工程が実施される。
なお、チェック工程による検査条件の成否判定の後であって、第二のセンシング工程による第三トリガー条件の成否判定の後であれば、任意のタイミングでアラーム工程を実施することができる。
チェック工程でカートン1の並び順が所定の並び順であると検査された場合かつ第二のセンシング工程でエラーカートンが検知されなかった場合(すなわち検査に適合した場合)には、OKスイッチ工程を実施する。OKスイッチ工程では、搬送経路を本経路R1に切り替える。
NGスイッチ工程の後には、再びの第一のセンシング工程を実施して、ターゲットカートンを検知したか否かを判定する。
ターゲットカートンが検知されると(ステップB10の肯定判定)、再びポーズ工程(ステップB2)を実施してカートン1の搬送を停止する。すなわち、カートン1の並び順が異常と判定された後にターゲットカートンが検知されると、搬送を一時停止してカートン1の並び順やエラーカートンの混在を検査する。
本実施形態は上述のように構成されるため、下記のような作用および効果を得ることができる。
本項目[2]では、資材準備方法について小項目[2-1]で述べ、カートン区分方法およびカートン振分方法について小項目[2-2]で述べ、カートン検査方法について小項目[2-3]で述べる。
(1)資材準備方法によれば、デポジット工程において、包装パック体10の各カートン1に対応する資材1′が積重された状態で搬送方向に沿って所定の並び順に応じた配置とされる。そのうえで、スタック工程において、上流側から一つずつ繰り出された資材1′に下流側から繰り出す資材1′が一つずつ重ね合わせられる。そのため、所定の並び順に対応した順序でカートン1の資材1′を準備することができる。
よって、所定の並び順に対応した順序でカートン1の資材1′を効率よく準備することができる。
(3)ストア工程で上側に重ね合わせられた資材組は、ラッピング工程へ向けて繰り出すフィード工程で下側から資材1′が一つずつ繰り出される。このような先入先出方式によって、所定の並び順に対応した順序の資材1′を連続的に繰り出す(準備する)ことができる。延いては、包装パック体10の製造効率の向上に寄与する。
(1)カートン区分方法によれば、一パック分の包装パック体10にまとめられる五つ(所定数)のカートン1がカウント工程で数えられ、カウント工程で数えられたカートン1が区分工程で五つごとに区分される。具体的には、カウント工程で数えた五つごとにカートン1の搬送を停止した後に停止した五つのカートン1の搬送を再開し、五つごとのカートン1からなるカートン群どうしの間隔をあけて区分される。そのため、五つのカートン1ごとに区分されたカートン群がラッピング工程へ搬送され、振分工程によるカートン1の振り分け精度を高めることができる。
よって、五つのカートン1を一パックの単位で包装する効率を高めることができる。
よって、五つのカートン1を一パックの単位で包装する効率を高めることができる。この効率は、カートン振分方法に上記のカートン区分方法を併用することで、更に向上させることが可能である。
本項目[2-3]では、カートン1の並び順を検査する方法に関して述べ、その後にカートン1の裏返り(向き)を検査する方法に関して述べる。
<カートンの並び順>
(1)カートン1の並び順を検査するカートン検査方法によれば、ラッピング工程へ搬送されるカートン1の並び順が所定の並び順であるか否かがチェック工程において検査される。所定の並び順であると検査されるとOKスイッチ工程によってカートン1の搬送経路が本経路R1に切り替えられ、所定の並び順ではないと検査されるとNGスイッチ工程によってカートン1の搬送経路が傍経路R2に切り替えられる。
上記のようにNGスイッチ工程によって搬送経路が傍経路R2に切り替えられた際には、カートン1が傍経路R2を搬送されて排出される。そのため、製造ラインから打ち落とすようにしてカートンを製造ラインから除去(排出)する技術と比較して、排出されたカートン1の損傷を抑えることができる。延いては、排出されたカートン1を包装パック体10に用いることもできる。
よって、五つのカートン1ごとに区分されたカートン群をラッピング工程へ搬送して、五つのカートン1を一パックの単位で包装する効率を高めることもできる。
(2)チェック工程では、ポーズ工程によって搬送の停止させられた五つのカートン1の並び順が検査されるため、搬送されているカートン1の並び順を検査する技術と比較して、検査精度が向上する。
また、搬送方向に並ぶ二つのカートン1がターゲットカートンとして予め設定されていれば、バイパターンの包装パック体10に所定の並び順ではないカートン1が混在するのを抑制することができる。このようにカートン1の外観が組み合わされたパターンをターゲットカートンに設定することで、所定の並び順を検査する精度の向上に寄与する。
(5)ターゲットカートンの検知がターゲットカートンのなす図柄であるターゲットデザインに基づく場合や所定の並び順であるか否かの検査が五つのカートン1の図柄に基づく場合には、何れも同色のモノパターンの包装パック体をなす各カートンに異なる図柄の施された場合の検査が可能となる。
さらに、色領域と図柄領域とが異なる領域に設定されていることにより、カートン1の色に基づく検査の精度とカートン1の図柄に基づく検査の精度との双方を確保することができ、カートン1の並び順を検査する精度の更なる向上が可能となる。
色領域のほうが図柄領域よりも大きく設定されていることによっても、色に基づく検査精度と図柄に基づく検査精度との双方が確保され、検査精度をより高めることができる。
(1)カートン1の裏返りを検査するカートン検査方法によれば、センシング工程で裏返ったカートン1であるエラーカートンが検知されると、エラーカートンを含むカートン1の搬送経路がNGスイッチ工程で傍経路R2に切り替えられる。一方、センシング工程でエラーカートンが検知されなければ、OKスイッチ工程で搬送経路が本経路R1に切り替えられる。
そのため、裏返ったエラーカートンは製造ラインから排出することができ、裏返っていないカートン1のみをラッピング工程へ搬送することができる。このようにして、包装パック体10に向きの異なるカートン1が混在するのを抑制することにより、向きの揃ったカートン1を一パックで包装することができる。
カメラ4Cによる外観の検知よりもバーコードリーダ4Bによるバーコードの検出のほうが安定していたり精度が高かったりすれば、バーコードリーダ4Bをエラーカートンの検知に用いることによって、検知の精度および安定性を向上させることができる。一方、カメラ4Cをエラーカートンの検知に用いることによって、ウラ面にバーコードの存在しないカートン1の裏返りも検知することが可能となる。
本製造方法によれば、資材準備方法によって所定の並び順に対応した順序で資材1′が準備されるため、資材準備方法およびカートン検査方法を併用することにより、所定の並び順ではないカートン1の混在を一層抑制することができる。
資材準備方法によって効率よく資材1′が準備されるため、資材準備方法およびカートン区分方法を併用することにより、包装パック体10の製造効率を更に高めることができる。更にカートン振分方法を併用することによっても、包装パック体10の製造効率を一層高めることができる。
なお、本製造装置によっても上述の作用および効果を得ることができる。
上述の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
敷衍して言えば、包装パック体をなすカートン1の数を「X」(上記の例では「5」,所定数)とし「X」よりも小さい自然数を「Y」(上記の例では「4」)とすれば、並び順が異常と判定された「X」個のカートンのうち下流側の「X-Y」個のカートンを含む「X」個のカートンを改めて検査してもよい。このような検査手法では、配置の異常なカートンが混在した際にズレの連鎖を抑えるために、「X」が奇数の場合には「Y」も奇数であることが好ましく、「X」と「Y」とが互いに素であることも好ましい。
検査フローの一例では、下記のパターンX1で並ぶカートンを検査対象とする。このパターンX1は、二つのバイパターンの間に余計なカートン1(色B)が混在した検査対象である。
・パターンX1:下流側から上流側へ向けて
「色A,色B,色A,色B,色A,色B,
色A,色B,色A,色B,色A,」の順に並ぶパターン
パターンX1のカートンを検査する場合には、下流側の五カートンはバイパターンの並び順をなすため第二検査条件が成立し、それから第二トリガー条件の成立が判定(ここではパターンX1の最も下流側を含んで下流側から七個目のカートンが検知)されるまでカートンの搬送の再開が継続する。このとき、第二検査条件の成否判定で検査された五カートンだけでなく、パターンX1の最も下流側を含んで下流側から六個目のカートン(上述の余計なカートン)もサイドベルトで停止させられることなくサイドベルトよりも下流側に搬送されてしまう。そこで、第二検査条件の成立が判定されてから第二トリガー条件の成立が判定されるまでにサイドベルトから下流側に搬送の再開されたカートンについては、その個数を適宜のセンサ類で数え(カウントし)、カートン群をなす個数分(ここでは五個)のカートンのみを最も下流側から本経路へ搬送し、これよりも上流側のカートン(ここでは色Bの余計なカートン)は系外に排出することが好ましい。すなわち、サイドベルトから本経路に搬送するカートンは、適宜のセンサ類で数えたり搬送速度に基づいて演算したりして、個数をチェックすることが好ましい。このような検査フローにより、サイドベルトよりも下流側にパターンX1の最も下流側を含んで下流側から六個目のカートンが混在するのを防ぐことができる。
・パターンX2:下流側から上流側へ向けて
「色A,色B,色A,色B,色B,
色A,色B,色A,色B,色A,」の順に並ぶパターン
パターンX2のカートンを検査する場合には、下流側の五カートンがバイパターンの並び順をなしていないため第二検査条件が成立せず、それから第二トリガー条件の成立が判定されるまでカートンの搬送が再開する。このように第二検査条件が成立しないときには、第二検査条件の成否判定で検査された五カートンのうち最も上流側のカートン(ここではパターンX2の最も下流側を含んで下流側から五個目のカートン)が色Aか否かを判定することによって第二トリガー条件の成否を判定することが好ましい。このとき、色Aではない(第二トリガー条件が成立しない)と判定されると、直下流側のカートン(ここではパターンX2の最も下流側を含んで下流側から六個目のカートン)を順次ターゲットカットにして、第二トリガー条件の成否を判定することが好ましい。ここで挙げる例では、パターンX2の最も下流側を含んで下流側から五個目のカートンが検知されたときには第二トリガー条件は成立せず、パターンX2の最も下流側を含んで下流側から六個目のカートンが検知されると第二トリガー条件が成立する。本例においても、サイドベルトから下流側に搬送するカートンは、適宜のセンサ類で数えたり搬送速度に基づいて演算したりして、個数をチェックすることが好ましい。このような検査フローにより、一つのカートン群をなす最も下流側のカートンが欠損した際であっても系外に排出するカートン数を抑制することができ、検査効率の向上に資する。
そこで、第一検査条件あるいは第二検査条件の成立が判定された後には、第一トリガー条件あるいは第二トリガー条件の成立が改めて判定されるまでカートン群をなすカートンの個数分だけ本経路へ搬送し、これらのカートンよりも上流側のカートンは傍経路へ搬送して排出するようにスイッチ工程を実施する(スイッチパートを設ける)ことが好ましい。このようなスイッチ工程による搬送経路の切り替えは、搬送の再開されたカートンを検知するセンサ類による検知結果に基づいて実施することができる。具体的に言えば、サイドベルトから搬送の再開された各カートンをセンサ類で検知し、この検知結果からカートンの搬送速度を算出し、算出された搬送速度からカートン群をなすカートンの個数分だけ本経路に搬送する。そして、それ以降のカートンは傍経路に搬送するように経路を切り替える。
なお、カートンの搬送が一時的に停止される前にチェック工程の実施に先立って裏返ったカートンを検知することも可能である。この場合には、並び順を検査することなく裏返ったカートンを傍経路へ搬送して排出することができる。
あるいは、ターゲットカートンを検知することなくカートンの搬送を停止するポーズ工程を実施してから、カートンの並び順が所定の並び順であるか否かを検査するチェック工程やカートンの裏返りを検知する第二のセンシング工程を実施してもよい。この場合のチェック工程では、たとえばカラーチェック工程またはイメージチェック工程が実施され、これらの各工程で所定の並び順ではないと検査された際に報知するアラーム工程が実施される。このようにリリース工程を必須としない簡素なカートン検査方法は、検査結果に応じてオペレータが手動で対応する製造方法に適用するのが好適である。検査結果に応じてオペレータが手動で対応する製造方法への適用を考えれば、ターゲットカートンは検知するセンシング工程は実施するもののリリース工程やスイッチ工程の実施を省略してもよい。
カウント工程や区分工程において、搬送の停止された最下流のカートンを含んで所定数個目(たとえば五個目)のカートンあるいは所定数の整数倍個目(たとえば十個目)のカートンを検知するセンサやこのカートンに対してもう一つ上流側(たとえば六個目や十一個目)のカートンを検知するセンサを用いれば、区分やカウントの精度を高めることができる。
そのほか、振分工程およびパラレル工程を省略してもよい。
1B 底壁部
1T 取出口
1U 天壁部
1X 側壁部
1Y 端壁部
1′ 資材
3 ティシュペーパ
10 包装パック体
19 ラップ材
21 デポジットパート
22 スタックパート
23 ストアパート
24 フィードパート
31 折立パート
32 収容パート
33 封緘パート
40 センサ類
41 コントローラ(制御装置)
42 スイッチ機構
43 サイドベルト
44 スイッチ機構
45 アラーム
4A カラーセンサ
4B バーコードリーダ
4C カメラ(撮像装置)
P1 束搬送パート
P2 資材準備パート
P3 カートナパート
P4 検査パート
P5 パラレルパート
P6 ラッピングパート
R1 本経路
R11 第一本経路
R12 第二本経路
R2 傍経路
Claims (4)
- ティシュペーパを収容する所定数のカートンが所定の並び順をなすカートン群を一パックの単位で包装するラッピング工程へ向けて連続的に搬送される前記カートンを検査するカートン検査方法であって、
搬送されている前記カートンにおいて裏返ったエラーカートンを検知するセンシング工程と、
前記センシング工程による検知が実施された前記カートンの搬送経路を切り替えるスイッチ工程と、を備え、
前記スイッチ工程は、
前記センシング工程で検知された前記エラーカートンを含む前記所定数の前記カートンの並び順を検査することなく前記所定数の前記カートンを前記ラッピング工程へ向けて搬送する本経路から排出する傍経路に前記搬送経路を切り替えるNGスイッチ工程と、
前記NGスイッチ工程で前記エラーカートンを含む前記所定数の前記カートンが前記傍経路から排出されると、前記本経路に前記搬送経路を切り替えるOKスイッチ工程と、を有する
ことを特徴とするカートン検査方法。 - 前記センシング工程で前記エラーカートンが検知されると、前記エラーカートンを含む少なくとも前記所定数の前記カートンの搬送を停止するポーズ工程と、
前記ポーズ工程による搬送の停止を解除し、前記カートンの搬送を再開するリリース工程と、を備え、
前記スイッチ工程は、前記リリース工程で搬送の再開された前記カートンの搬送経路を切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載のカートン検査方法。 - 前記センシング工程は、前記カートンにおけるウラ面のなす外観が撮影された画像から前記エラーカートンを検知する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のカートン検査方法。 - 前記センシング工程は、前記カートンのウラ面に特有の外観を走査して前記エラーカートンを検知する
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のカートン検査方法。
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