JP7760893B2 - 冷却装置の製造方法及び冷却装置 - Google Patents
冷却装置の製造方法及び冷却装置Info
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Description
本発明は、複数の冷却器を備える冷却装置の製造を容易にすることを目的とする。
ここで、前記第1の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、前記第1の連結部材は前記第1の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第2の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、前記第2の連結部材は前記第2の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第1積載工程及び前記第2積載工程は、それぞれ、前記第1の方向の両端部に設けられた前記第1の連結部材間及び前記第2の連結部材間に、前記被冷却部材が当該第1の連結部材及び当該第2の連結部材に対して前記第1の方向に隣接して配置されるように、各部材を積載し、前記溶接工程は、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との前記対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位に、レーザ光を、前記第1の冷却器及び前記第2の冷却器における短手方向である前記第2の方向に照射しても良い。
また、前記第1の冷却器は、それぞれの前記第1の連結部材が、前記被冷却部材に最も近い部位に、当該被冷却部材に向けて突出する第1の角部を有し、前記第2の冷却器は、それぞれの前記第2の連結部材が、前記被冷却部材に最も近い部位に、当該被冷却部材に向けて突出する第2の角部を有し、前記第2積載工程は、前記第1の角部と前記第2の角部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せ、前記溶接工程は、前記第1の角部と前記第2の角部とが対向する部位に、レーザ光を前記第2の方向に照射しても良い。
また、前記第2積載工程は、30°以上120°以下の前記第1の角部と30°以上120°以下の前記第2の角部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せても良い。
また、前記第1の冷却器は、それぞれの前記第1の連結部材が、前記被冷却部材から離れる方向に、前記第1の角部から直線状に延びる第1の直線部を有し、前記第2の冷却器は、それぞれの前記第2の連結部材が、前記被冷却部材から離れる方向に、前記第2の角部から直線状に延びる第2の直線部を有し、前記第2積載工程では、前記第1の直線部と前記第2の直線部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せても良い。
また、前記第1の冷却器の前記第1の連結部材および前記第2の冷却器の前記第2の連結部材が、外周に前記第2の方向に沿って延びる面を有しておらず、前記溶接工程は、前記第1の連結部材と、前記第2の連結部材とを、前記外周に沿って前記第2の方向にレーザ光を照射することで接合しても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、内部に冷媒を流通させることが可能な冷却器本体と、当該冷却器本体に接合された連結部材とを有する冷却器を複数積層し、複数の冷却器の内の第1の冷却器の前記連結部材である第1の連結部材と第2の冷却器の当該連結部材である第2の連結部材とが接合されるとともに当該第1の冷却器と当該第2の冷却器との間に配置された被冷却部材を冷却する冷却装置であって、前記被冷却部材が前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材に対して第1の方向に隣接して配置され、前記第1の連結部材と、前記第2の連結部材とは、当該第1の連結部材と当該第2の連結部材との対向部位に対し積層方向に交差する方向にレーザ光が照射されることによって接合され、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位に対し、前記第1の方向に交差する第2の方向にレーザ光が照射されている、冷却装置である。
ここで、前記第1の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、前記第1の連結部材は前記第1の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第2の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、前記第2の連結部材は前記第2の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられた前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材間に、前記被冷却部材が当該第1の連結部材及び当該第2の連結部材に対して前記第1の方向に隣接して配置され、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との前記対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位には、前記第1の冷却器及び前記第2の冷却器における短手方向である前記第2の方向にレーザ光が照射されることによって形成された溶融部が設けられていてもよい。
図1は、本実施形態に係る冷却装置1の外観の一例を示す図である。
図2は、本実施形態に係る冷却装置1を構成する部品を分解した図の一例である。
図3は、本実施形態に係る冷却装置1の断面の一例を示す図である。図3は、図1のIII-III部の断面図である。
図4は、本実施形態に係る冷却装置1の断面の一例を示す図である。図4は、図3のIV-IV部の断面図である。なお、図4では、後述する支持部材60を省略している。
本実施形態に係る冷却装置1は、内部に冷媒を流通させることが可能な冷却器である第1冷却器10と、第2冷却器20と、を備えている。また、冷却装置1は、第1冷却器10と第2冷却器20とを支持する支持部材60を備えている。また、冷却装置1は、第1冷却器10と支持部材60との間に配置された接続部材80を備えている。
なお、冷却装置1は、第2冷却器20の上に、第1冷却器10及び第2冷却器20を支持部材60側へ押さえ付ける押付部材を有していても良い。
第1冷却器10、第2冷却器20、支持部材60、及び接続部材80の材質は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム材であることを例示することができる。
発熱体100は、カード型パワーモジュールであることを例示することができる。
第1冷却器10は、概形が長尺状、より具体的には概形が長尺の直方体状の部材であり内部に冷媒を流通させることが可能な空間S1が形成された冷却器本体11を備えている。以下の説明において、冷却器本体11の長手方向を単に「長手方向」、冷却器本体11の短手方向を単に「短手方向」と称する場合がある。
また、第1冷却器10は、冷却器本体11に収容されるヒートシンク12を備えている。
さらに、第1冷却器10は、冷却器本体11の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる連結部材30を備えている。
第1部材13は、長尺状の底面13aと、底面13aの外周部から底面13aと直交する方向に伸びた側壁13bと、側壁13bの先端部から底面13aと平行な方向に外側に突出したフランジ13cとを有している。なお、側壁13bは、底面13aの外周部から底面13aと直交する方向に伸びていなくてもよく、直交する方向に対して傾斜した方向に伸びていてもよい。
第2部材14には、第1部材13の第1連通孔13dに対向する位置に、空間S1と冷却器本体11の外部とを連通させる第1連通孔14dが形成され、第1部材13の第2連通孔13eに対向する位置に、空間S1と冷却器本体11の外部とを連通させる第2連通孔14eが形成されている。
第2部材14には、外面14bに、連結部材30が接合されている。付言すると、第2部材14には、外面14bにおける第1連通孔14d及び第2連通孔14eが形成されている位置に、それぞれ、連結部材30が接合されている。
また、第2部材14には、外面14bにおける連結部材30の間の領域に、発熱体100が積載される。
なお、第1部材13と第2部材14とは、レーザ溶接ではなく、例えばろう付けによって接合されていてもよい。
それぞれのフィン12bは、平板状部12aの板面に直交し且つ長手方向に沿って延びる板状の形状を有している。付言すると、それぞれのフィン12bは、空間S1を流通する冷媒の流通方向に平行な板状の形状を有している。複数のフィン12bは、短手方向に所定の間隙を介して等間隔に並んで配置されている。また、それぞれのフィン12bの上下方向に沿った高さは、第1部材13における側壁13bの上下方向に沿った高さと略等しくなっている。
なお、フィン12bは、空間S1を流通する冷媒の流通方向に対して傾斜する部位を有する波型の板状であってもよい。また、フィン12bの形状は、板状に限られず、例えば、平板状部12aの板面に直交する方向を柱方向とする複数の柱状であってもよい。フィン12bが柱状である場合、フィン12bを突出方向に見た場合の断面形状は、円、楕円、四角形であることを例示することができる。
連結部材30は、外形が上下方向を柱方向とする六角柱状である。連結部材30は、上下方向に沿って見た形状が六角形である外周面32を有している。連結部材30の外周面32は、上下方向に沿って見た場合に連結部材30の外側に突出する6個の角部32aと、隣接する角部32a同士を接続し上下方向に沿って見た形状が直線状である6個の直線部32bとを有する。
また、連結部材30は、全ての直線部32bが、短手方向に対して傾斜するように、配置されている。付言すると、連結部材30は、外周面32が、短手方向に沿って延びる面を有していない。
第2冷却器20は、概形が長尺状、より具体的には概形が長尺の直方体状の部材であり、内部に冷媒を流通させることが可能な空間S2が形成された冷却器本体21を備えている。
また、第2冷却器20は、冷却器本体21に収容されるヒートシンク22を備えている。
さらに、第2冷却器20は、冷却器本体21の長手方向の両端部にそれぞれ設けられる連結部材40を備えている。
第1部材23は、長尺状の底面23aと、底面23aの外周部から底面23aと直交する方向に伸びた側壁23bと、側壁23bの先端部から底面23aと平行な方向に外側に突出したフランジ23cとを有している。なお、側壁23bは、底面23aの外周部から底面23aと直交する方向に伸びていなくてもよく、直交する方向に対して傾斜した方向に伸びていてもよい。なお、第1部材23の底面23aには、冷却器本体11の第1部材13とは異なり、空間S2と冷却器本体21の外部とを連通させる連通孔は形成されていない。
第2部材24には、第1冷却器10の連結部材30に対向する位置に、空間S2と冷却器本体21の外部とを連通させる第1連通孔24d及び第2連通孔24eが形成されている。
第2部材24には、外面24bに、連結部材40が接合されている。付言すると、第2部材24には、外面24bにおける第1連通孔24d及び第2連通孔24eが形成されている位置に、それぞれ、連結部材40が接合されている。
なお、第1部材23と第2部材24とは、レーザ溶接ではなく、例えばろう付けによって接合されていてもよい。
ヒートシンク22は、第2部材24の内面24aに対して平板状部22aが接合されることで、第2部材24に取り付けられている。ヒートシンク22の平板状部22aと第2部材24の内面24aとを接合する手法としては、レーザ溶接、ろう付け等を例示することができる。
連結部材40は、外形が上下方向を柱方向とする六角柱状である。連結部材40は、上下方向に沿って見た形状が六角形である外周面42を有している。連結部材40の外周面42は、上下方向に沿って見た場合に連結部材40の外側に突出する6個の角部42aと、隣接する角部42a同士を接続し上下方向に沿って見た形状が直線状である6個の直線部42bとを有する。
また、連結部材40は、全ての直線部42bが、短手方向に対して傾斜するように、配置されている。付言すると、連結部材40は、外周面42が、短手方向に沿って延びる面を有していない。
この例では、連結部材40のそれぞれの角部42aは、対向する連結部材30のそれぞれの角部32aと、上下方向から見た角度が等しくなっている。
支持部材60には、長手方向の一方の端部に上面から凹んだ第1空間61と、長手方向の他方の端部に上面から凹んだ第2空間62とが形成されている。第1空間61における上面側の開口部61aは、第1部材13の第1連通孔13dと同じ形状である。第2空間62における上面側の開口部62aは、第1部材13の第2連通孔13eと同じ形状である。支持部材60における開口部61aの周囲には、Oリング65が嵌め込まれる溝(不図示)が形成されている。支持部材60における開口部62aの周囲には、Oリング66が嵌め込まれる溝(不図示)が形成されている。また、支持部材60には、開口部61aに対して短手方向の両側に隣接する位置に雌ネジ61cが形成されている。また、支持部材60には、開口部62aに対して短手方向の両側に隣接する位置に雌ネジ62cが形成されている。
接続部材80は、第1冷却器10の冷却器本体11の長手方向が短軸方向、冷却器本体11の短手方向が長軸方向となる楕円形状の部材である。接続部材80の長軸方向の中央部には、第1冷却器10の第1部材13に形成された第1連通孔13d及び第2連通孔13eと同じ形状の貫通孔81が形成されている。また、接続部材80の長軸方向の両側それぞれに、ボルト90が通される円柱状の貫通孔82が形成されている。
以上のように構成された冷却装置1は、以下のようにして製造される。
図5は、第1冷却器10の冷却器本体11における第1部材13と接続部材80との接合部位の拡大図である。
第1冷却器10の冷却器本体11における第1部材13と接続部材80とを、レーザ溶接にて接合する。レーザ溶接する際には、接続部材80の貫通孔81と第1部材13の第1連通孔13dとが一致するように、接続部材80と第1部材13とを重ね合わせる。そして、重ね合わせ部位における第1部材13に向けて、レーザ装置150のレーザヘッド151からレーザ光Lを照射し、レーザヘッド151を第1連通孔13dの形状に沿って移動させることで、第1連通孔13dの周囲にレーザ光Lを連続的に照射する。なお、レーザ装置150のレーザ源は特に限定されない。YAGレーザ、CO2レーザ、ファイバレーザ、ディスクレーザ、半導体レーザであることを例示することができる。また、レーザ光Lの照射方向は、重ね合わせ部位の第1部材13の底面13aに対して直交する方向でも良いし、直交方向に対して傾斜した方向であっても良い。
なお、図5には、長手方向の一方の端部を示しているが、長手方向の他方の端部においても、同様に、第1部材13と接続部材80とをレーザ溶接により接合する。
また、この例では、第1部材13と接続部材80とをレーザ溶接により接合しているが、接合方法はレーザ溶接に限定されず、例えば、第1部材13と接続部材80とをろう付により接合してもよい。
予めヒートシンク12が接合された第2部材14と連結部材30とを、レーザ溶接にて接合する。レーザ溶接する際には、第2部材14の第1連通孔14dと連結部材30の貫通孔31とが一致するように、第2部材14と連結部材30とを重ね合わせる。そして、重ね合わせ部位における第2部材14に向けて、レーザ装置150のレーザヘッド151からレーザ光Lを照射し、レーザヘッド151を第1連通孔14dの周囲に連続的に照射する。なお、レーザ光Lの照射方向は、重ね合わせ部位の第2部材14の板面に対して直交する方向でも良いし、直交方向に対して傾斜した方向であっても良い。
なお、図6には、長手方向の一方の端部を示しているが、長手方向の他方の端部においても、同様に、第2部材14と連結部材30とをレーザ溶接により接合する。
また、この例では、第2部材14と連結部材30とをレーザ溶接により接合しているが、接合方法はレーザ溶接に限定されず、例えば、第2部材14と連結部材30とをろう付により接合してもよい。
次に、第1部材13と連結部材30が接合された第2部材14とを、レーザ溶接により接合する。まず、第1部材13と第2部材14とを、第1部材13のフランジ13cの上に第2部材14の外周が載るように、フランジ13cと第2部材14とを重ね合わせる。次いで、第2部材14の外側から、第2部材14と第1部材13のフランジ13cとの重ね合わせ部位に向けて、レーザ装置150のレーザヘッド151からレーザ光Lを照射しながらレーザヘッド151を第2部材14の外周形状に沿って移動させることで、レーザ光Lを連続的に照射する。
このようにして、第1部材13と第2部材14とをレーザ溶接にて接合する。以上により、内部に冷媒を流通させることが可能な空間S1が形成された冷却器本体11と、冷却器本体11に接合された連結部材30とを有する第1冷却器10が得られる。
また、この例では、第1部材13と第2部材14とをレーザ溶接により接合しているが、接合方法はレーザ溶接に限定されず、例えば、第1部材13と第2部材14とをろう付により接合してもよい。
その後、図7に示したのと同様な方法で第1部材23と連結部材40が接合された第2部材24とを、レーザ溶接にて接合する。
以上により、内部に冷媒を流通させることが可能な空間S2が形成された冷却器本体21と、冷却器本体21に接合された連結部材40とを有する第2冷却器20が得られる。
また、この例では、第2部材24と連結部材40とをレーザ溶接により接合し、第1部材23と第2部材24とをレーザ溶接により接合しているが、接合方法はレーザ溶接に限定されず、例えば、これらをろう付により接合してもよい。
その後、図8(a)に示すように、第1冷却器10の上に、この第1冷却器10にて冷却される被冷却部材の一例である発熱体100を載せる。具体的には、第1冷却器10の長手方向の両端部に設けられた連結部材30の間に発熱体100が配置されるように、第1冷却器10の上に発熱体100を載せる。付言すると、第1冷却器10の冷却器本体11の第2部材14における外面14bの上であって、外面14bに接合される連結部材30の間に、3つの発熱体100を載せる。この際、第1冷却器10の第2部材14の外面14b、または発熱体100の表面に、熱伝導性グリス160を塗布した後に、第2部材14の外面14bに熱伝導性グリス160を介して3つの発熱体100を載せる。
この際、第1冷却器10に載せられた発熱体100の表面に、熱伝導性グリス160を塗布した後に、第1冷却器10の上に第2冷却器20を載せる。これにより、発熱体100の上に熱伝導性グリス160を介して第2冷却器20の第2部材24が積載される。
次に、第1冷却器10の連結部材30と第2冷却器20の連結部材40とをレーザ溶接により接合する。具体的には、連結部材30と連結部材40とを、積層方向(上下方向)に交差する方向にレーザ光を照射することによって接合する。付言すると、連結部材30と連結部材40とが対向する部位(以下、連結部材30と連結部材40との対向部位と表記する。)に向けて、レーザ装置150のレーザヘッド151からレーザ光Lを照射しながらレーザヘッド151を連結部材30の外周面32及び連結部材40の外周面42に沿って移動させることで、レーザ光Lを連続的に照射する。
連結部材30と連結部材40との対向部位のうち、発熱体100に近い部位に対しては、発熱体100によってレーザ光Lの進行が妨げられて、短手方向に交差する方向からレーザ光Lを照射することが難しい場合がある。連結部材30と連結部材40との対向部位のうち、少なくとも発熱体100に最も近い部位に対して、レーザ光Lを短手方向に照射することで、発熱体100に最も近い部位においても、レーザ光Lの進行が妨げられることが抑制される。この結果、連結部材30と連結部材40とを確度高く接合することができる。
次いで、連結部材30及び連結部材40に対するレーザヘッド151の向きを変えて、連結部材30と連結部材40との対向部位のうち、短手方向の他方の端部側(図10(a)の下側)に位置する部位に対して、レーザヘッド151から短手方向にレーザ光Lを照射しながら、図10(a)にて矢印A2で示すように、レーザヘッド151を外周面32及び外周面42に沿って移動させる。
このようにして、連結部材30と連結部材40との対向部位に対し、外周面32及び外周面42の全周に亘ってレーザ光Lを照射して、連結部材30と連結部材40とをレーザ溶接により接合する。連結部材30及び連結部材40には、レーザ光Lが照射された部位において連結部材30及び連結部材40を構成する材料が溶融し、溶融部50が形成される。
この際、短手方向の一方の端部側から形成される溶融部51の先端と、短手方向の他方の端部側から形成される溶融部52の先端とが重なるように、連結部材30と連結部材40との対向部位にレーザ光Lを照射することが好ましい。付言すると、連結部材30及び連結部材40の大きさや材質等によっても異なるが、溶融部51の先端と溶融部52の先端との重なりが、例えば0.5mm以上1.5mm以下の範囲となるようにレーザ光Lを照射することが好ましい。
図11(a)~(f)は、連結部材30及び連結部材40の形状を説明するための図であって、連結部材30における発熱体100の最も近くに位置する角部32a、及び連結部材40における発熱体100の最も近くに位置する角部42aを上下方向に沿って見た形状を示した図である。図11(a)~(f)は、それぞれ、発熱体100の最も近くに位置する角部32a及び角部42aの角度が、150°、120°、100°、90°、60°、30°となっている。
一方、図11(f)に示すように、発熱体100の最も近くに位置する角部32a及び角部42aの角度が小さすぎると、連結部材30及び連結部材40の長手方向に沿った長さが長くなり、冷却装置1(図1参照)が大型化しやすい。
発熱体100の最も近くに位置する角部32a及び角部42aの角度を30°以上120°以下の範囲、より好ましくは60°以上100°以下の範囲とすることで、冷却装置1の大型化を抑制しながら、連結部材30と連結部材40とをより確度高く接合することができる。
上述したように、連結部材30と連結部材40との対向部位のうち、発熱体100に最も近い部位に対して、レーザ光Lを短手方向に照射する観点からは、連結部材30の外周面32及び連結部材40の外周面42が、それぞれ、発熱体100に最も近い部位に角部32a及び角部42aを有していることが好ましい。
また、連結部材30と連結部材40との対向部位のうち、発熱体100に近い部位にレーザ光Lを照射しやすくする観点からは、連結部材30及び連結部材40が、それぞれ、発熱体100から離れる方向に、角部32a及び角部42aから直線状に延びる第1の直線部の一例としての直線部32b及び第2の直線部の一例としての直線部42bを有することが好ましい。
さらにまた、連結部材30の外周面32及び連結部材40の外周面42は、短手方向に沿って延びる面を有していないことが好ましい。連結部材30の外周面32及び連結部材40の外周面42が短手方向に沿って延びる面を有していないことで、短手方向の一方の端部側と他方の端部側とから短手方向にレーザ光Lを照射して連結部材30と連結部材40とを接合することができる。付言すると、連結部材30と連結部材40とを接合するために、短手方向に交差する方向にレーザ光Lを照射する必要がなくなり、連結部材30と連結部材40との対向部位に対するレーザヘッド151の向きを変える頻度が少なくなる。
連結部材30と連結部材40との接合に用いるレーザ装置150のレーザ源は特に限定されない。YAGレーザ、CO2レーザ、ファイバレーザ、ディスクレーザ、半導体レーザであることを例示することができる。
以上の製造方法により、図1に示した冷却装置1が得られる。
また、第1の冷却器の第1の連結部材と第2の冷却器の第2の連結部材とをレーザ光を照射することによって接合しているので、例えば第1の冷却器と第2の冷却器との間にOリングを設けなくても、第1の冷却器と第2の冷却器との間から外部に冷媒が漏れることを抑制できる。これにより、冷却装置の低コスト化及び信頼性向上を図ることができる。
Claims (8)
- 内部に冷媒を流通させることが可能な冷却器本体と、当該冷却器本体に接合された連結部材とをそれぞれが有する複数の冷却器の内の第1の冷却器の上に、当該第1の冷却器にて冷却される被冷却部材を載せる第1積載工程と、
前記第1の冷却器の前記連結部材である第1の連結部材と、複数の冷却器の内の第2の冷却器の当該連結部材である第2の連結部材とが対向するように当該第1の冷却器の上に当該第2の冷却器を載せる第2積載工程と、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との対向部位に対し、積層方向に交差する方向にレーザ光を照射することによって、当該第1の連結部材と当該第2の連結部材とを接合する溶接工程と、
を備え、
前記第1積載工程及び前記第2積載工程は、前記被冷却部材が前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材に対して第1の方向に隣接して配置されるように、各部材を積載し、
前記溶接工程は、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位に対し、前記第1の方向に交差する第2の方向にレーザ光を照射する
冷却装置の製造方法。 - 前記第1の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、
前記第1の連結部材は前記第1の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、
前記第2の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、
前記第2の連結部材は前記第2の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、
前記第1積載工程及び前記第2積載工程は、それぞれ、前記第1の方向の両端部に設けられた前記第1の連結部材間及び前記第2の連結部材間に、前記被冷却部材が当該第1の連結部材及び当該第2の連結部材に対して前記第1の方向に隣接して配置されるように、各部材を積載し、
前記溶接工程は、前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との前記対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位に、レーザ光を、前記第1の冷却器及び前記第2の冷却器における短手方向である前記第2の方向に照射する、
請求項1に記載の冷却装置の製造方法。 - 前記第1の冷却器は、それぞれの前記第1の連結部材が、前記被冷却部材に最も近い部位に、当該被冷却部材に向けて突出する第1の角部を有し、
前記第2の冷却器は、それぞれの前記第2の連結部材が、前記被冷却部材に最も近い部位に、当該被冷却部材に向けて突出する第2の角部を有し、
前記第2積載工程は、前記第1の角部と前記第2の角部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せ、
前記溶接工程は、前記第1の角部と前記第2の角部とが対向する部位に、レーザ光を前記第2の方向に照射する、
請求項2に記載の冷却装置の製造方法。 - 前記第2積載工程は、30°以上120°以下の前記第1の角部と30°以上120°以下の前記第2の角部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せる、
請求項3に記載の冷却装置の製造方法。 - 前記第1の冷却器は、それぞれの前記第1の連結部材が、前記被冷却部材から離れる方向に、前記第1の角部から直線状に延びる第1の直線部を有し、
前記第2の冷却器は、それぞれの前記第2の連結部材が、前記被冷却部材から離れる方向に、前記第2の角部から直線状に延びる第2の直線部を有し、
前記第2積載工程では、前記第1の直線部と前記第2の直線部とが対向するように、前記第2の冷却器を前記第1の冷却器の上に載せる、
請求項3または4に記載の冷却装置の製造方法。 - 前記第1の冷却器の前記第1の連結部材および前記第2の冷却器の前記第2の連結部材が、外周に前記第2の方向に沿って延びる面を有しておらず、
前記溶接工程は、前記第1の連結部材と、前記第2の連結部材とを、前記外周に沿って前記第2の方向にレーザ光を照射することで接合する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の冷却装置の製造方法。 - 内部に冷媒を流通させることが可能な冷却器本体と、当該冷却器本体に接合された連結部材とを有する冷却器を複数積層し、複数の冷却器の内の第1の冷却器の前記連結部材である第1の連結部材と第2の冷却器の当該連結部材である第2の連結部材とが接合されるとともに当該第1の冷却器と当該第2の冷却器との間に配置された被冷却部材を冷却する冷却装置であって、
前記被冷却部材が前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材に対して第1の方向に隣接して配置され、
前記第1の連結部材と、前記第2の連結部材とは、当該第1の連結部材と当該第2の連結部材との対向部位に対し積層方向に交差する方向にレーザ光が照射されることによって接合され、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位に対し、前記第1の方向に交差する第2の方向にレーザ光が照射されている、
冷却装置。 - 前記第1の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、
前記第1の連結部材は前記第1の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、
前記第2の冷却器は前記第1の方向に長い長尺状であり、
前記第2の連結部材は前記第2の冷却器における長手方向である前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられ、
前記第1の方向の両端部にそれぞれ設けられた前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材間に、前記被冷却部材が当該第1の連結部材及び当該第2の連結部材に対して前記第1の方向に隣接して配置され、
前記第1の連結部材と前記第2の連結部材との前記対向部位における前記被冷却部材に最も近い部位には、前記第1の冷却器及び前記第2の冷却器における短手方向である前記第2の方向にレーザ光が照射されることによって形成された溶融部が設けられている、請求項7に記載の冷却装置。
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