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JP7764720B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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JP7764720B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置およびプログラム

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Description

本発明は、情報処理装置およびプログラムに関する。
情報処理装置によるデータ処理において、1つのジョブにおける処理の一部を外部装置で実行する場合がある。この場合、例えば、ジョブに含まれる個々の処理および各処理の実行主体が定義されたワークフロー等に従って、データや処理結果を装置間でやり取りしながら処理が実行される。
特許文献1には、複数の処理の順序、および、複数の処理のそれぞれの実行主体となる情報処理装置を定義するワークフロー情報が、複数の情報処理装置のうち選択された1つの情報処理装置を実行主体に定義し、ワークフロー情報に定義された複数の処理のそれぞれを、定義された順序で、実行主体として定義された情報処理装置が実行し、ワークフロー情報に実行主体が複数の情報処理装置のうち選択された1つの情報処理装置であると定義された処理を、予め定められた判定条件に従って選択された1つの情報処理装置が実行する情報処理システムが開示されている。
特許第6264800号公報
情報処理装置で実行される1つのジョブにおける処理の一部を外部装置により実行する場合、この情報処理装置においては、外部装置による処理が終わるまでこの処理に係るジョブが滞留するため、メモリなどの資源を無駄に消費してしまう。そこで、情報処理装置の動作のうち、外部装置による処理が開始される前の動作と、外部装置による処理が終了した後の動作とを別のジョブとして実行し、先のジョブの実行後に資源を解放することが考えられる。しかし、先のジョブの実行後、後のジョブの開始前に、情報処理装置において、これらのジョブで共用される情報が変更された場合、これらのジョブによる一連の動作において不整合が生じるおそれがある。
本発明は、情報処理装置において一連の処理の一部を外部装置に実行させる場合において、外部装置に実行させる処理の前後の動作を別のジョブとして実行し、これらのジョブにおいて共用される情報を各ジョブの実行時に設定されているものを使用する構成と比較して、先のジョブおよび後のジョブで共用される情報が先のジョブの実行後に変更された場合の不整合の発生を抑制することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、複数のジョブで共用可能な記憶装置に保持されている共用情報を指定して当該外部サーバに処理の実行を指示すると共に、指定された当該共用情報を一時記憶手段に保持させ、当該第1のジョブにおいて使用した資源を解放し、
前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバによる前記処理の結果を取得し、当該第1のジョブで指定され、前記一時記憶手段に保持されている前記共用情報を用いて処理を実行し、
前記第1のジョブの実行後であって前記第2のジョブの開始前に、前記共用情報を変更する操作が行われた場合、前記記憶装置に保持されている共用情報を変更し、前記一時記憶手段に保持されている共用情報は変更しないことを特徴とする、情報処理装置である。
請求項2に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記第1のジョブを実行する際および前記共用情報の変更操作を受け付ける際にユーザ認証を行い、当該第1のジョブおよび当該変更操作を行うユーザが同一である場合、前記記憶装置に保持されている共用情報と共に、前記一時記憶手段に保持されている共用情報を当該変更操作にしたがって変更することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記第1のジョブおよび前記共用情報の変更操作を行うユーザが同一である場合、前記一時記憶手段に保持されている共用情報を当該変更操作にしたがって変更するか否かをユーザに問い合わせ、変更する旨の指示を受け付けた場合に、当該一時記憶手段の共用情報を変更することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る本発明は、
前記プロセッサは、
前記第1のジョブにおいて、前記共用情報として前記外部サーバによる処理結果の送信先を特定する指示情報と共に処理対象のデータを当該外部サーバへ送信し、当該指示情報と当該指示情報により特定される送信先の情報とを前記一時記憶手段に保持させ、
前記第2のジョブにおいて、前記処理対象のデータに対する処理結果のデータと共に前記指示情報を前記外部サーバから受信し、当該指示情報に基づいて前記一時記憶手段から前記送信先の情報を取得し、取得した情報による送信先へ当該処理結果のデータを送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る本発明は、
前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記外部サーバから受信した処理結果のデータに、当該外部サーバにより作成された送信先の情報が付加されている場合、
前記指示情報に基づいて前記一時記憶手段から取得される前記送信先の情報と前記外部サーバにより作成された送信先の情報とが矛盾しない場合は、前記外部サーバにより作成された送信先の情報に基づいて前記処理結果のデータを送信し、
前記指示情報に基づいて前記一時記憶手段から取得される前記送信先の情報と前記外部サーバにより作成された送信先の情報とが矛盾する場合は、前記処理結果のデータの送信先をユーザに問い合わせることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に係る本発明は、
コンピュータに、
第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、複数のジョブで共用可能な記憶装置に保持されている共用情報を指定して当該外部サーバに処理の実行を指示すると共に、指定された当該共用情報を一時記憶手段に保持させ、当該第1のジョブにおいて使用した資源を解放する機能と、
前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバによる前記処理の結果を取得し、当該第1のジョブで指定され、前記一時記憶手段に保持されている前記共用情報を用いて処理を実行する機能と、
前記第1のジョブの実行後であって前記第2のジョブの開始前に、前記共用情報を変更する操作が行われた場合、前記記憶装置に保持されている共用情報を変更し、前記一時記憶手段に保持されている共用情報は変更しない機能と、
を実現させることを特徴とする、プログラムである。
請求項1の発明によれば、外部サーバに実行させる処理の前後の動作を別のジョブとして実行し、これらのジョブにおいて共用される情報を各ジョブの実行時に設定されているものを使用する構成と比較して、共用情報が変更された場合であっても、先のジョブで指定された変更前の共用情報を用いて後のジョブを実行することができる。
請求項2の発明によれば、ユーザに関わらず第1のジョブの実行時の共用情報を残す構成と比較して、第1のジョブを実行したユーザによる共用情報の変更を第2のジョブにおいて反映させることができる。
請求項3の発明によれば、一次記憶手段において同一ユーザによる共用情報の変更を常に受け付ける構成と比較して、ユーザの意思を反映させることができる。
請求項4の発明によれば、外部サーバに実行させる処理の前後の動作を別のジョブとして実行し、これらのジョブにおいて共用される情報を各ジョブの実行時に設定されているものを使用する構成と比較して、共用の送信先情報が書き換えられた場合であっても、変更前の送信先に処理結果を送信することができる。
請求項5の発明によれば、第1のジョブで指定された情報および一次記憶手段に保持されている情報にのみ従う構成と比較して、外部サーバによる処理により得られる情報を第2のジョブにおいて反映させることができる。
請求項6の発明によれば、本発明のプログラムをインストールしたコンピュータにおいて、外部サーバに実行させる処理の前後の動作を別のジョブとして実行し、これらのジョブにおいて共用される情報を各ジョブの実行時に設定されているものを使用する構成と比較して、共用情報が変更された場合であっても、先のジョブで指定された変更前の共用情報を用いて後のジョブを実行することができる。
本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。 画像処理装置の構成を示す図である。 第1のジョブにおける画像処理装置と処理実行サーバとの間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。 第2のジョブにおける画像処理装置と処理実行サーバとの間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。 情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 処理実行の動作を示すフローチャートである。 共用のアドレス帳と管理テーブルとの関係を示す図であり、図7(A)はアドレス帳の変更前の内容を示す図、図7(B)は変更後のアドレス帳の内容と管理テーブルとを示す図である。 第1のジョブの実行ユーザと同じユーザが共用のアドレス帳を変更した場合における共用のアドレス帳と管理テーブルとの関係を示す図であり、図8(A)はアドレス帳の変更前の内容を示す図、図8(B)は変更後のアドレス帳の内容と管理テーブルとを示す図である。 共用のアドレス帳が変更される際の画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 処理実行サーバから取得した情報を用いて管理テーブルの情報を更新した状態を示す図であり、図10(A)は管理テーブルの更新前の状態を示す図、図10(B)は更新後の状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態による情報処理システムの全体構成を示す図である。本実施形態の情報処理システムは、情報処理装置100と、処理実行サーバ200と、管理サーバ300とを備える。情報処理装置100は、データ処理を実行する装置である。情報処理装置100としては、パーソナルコンピュータの他、データを処理する機能とネットワークを介して外部装置である処理実行サーバ200および管理サーバ300に接続可能な種々の装置が該当し得る。
処理実行サーバ200は、情報処理装置100からデータを取得して処理を実行するサーバである。処理実行サーバ200は、ネットワーク上に設けられたサーバであり、単一のサーバマシンで構成しても良いし、処理実行サーバ200としての機能を複数のサーバにより実現する仮想サーバやクラウドサーバによって実現しても良い。処理実行サーバ200は、外部サーバの一例である。管理サーバ300は、データを格納して管理するストレージサーバである。管理サーバ300には、情報処理装置100や処理実行サーバ200による処理結果のデータが格納される。管理サーバ300は、外部装置の一例である。
情報処理装置100と処理実行サーバ200と管理サーバ300とは、ネットワークを介して接続されている。図1に示す構成において、情報処理装置100および管理サーバ300と処理実行サーバ200との間にはファイアウォール400が設定されており、このファイアウォール400により情報処理装置100および管理サーバ300が保護されている。このため、情報処理装置100から処理実行サーバ200に対してアクセスすることはできるが、処理実行サーバ200からファイアウォール400を越えて情報処理装置100や管理サーバ300に対してアクセスすることはできない。
上述したように、情報処理装置100は、データ処理を行う種々の装置を用いて実現し得る。一例として、情報処理装置100を画像処理装置により実現する場合を考える。以下、この情報処理装置100としての画像処理装置を、情報処理装置100の符号を付して「画像処理装置100」と記載する。図1に示すシステムにおいて、画像処理装置100は、処理対象である画像等のデータに対する処理の一部を処理実行サーバ200に依頼する。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から取得した画像に対する処理を行う。そして、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの要求を受け付けると、画像に対する処理結果を画像処理装置100に返す。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した処理結果のデータを管理サーバ300に送る。
具体的な画像処理装置100および処理実行サーバ200の利用態様の例を考える。例えば、画像処理装置100において請求書や領収書などの帳票の画像を読み取り、処理実行サーバ200に帳票の画像の解析を依頼する。また、画像処理装置100は、帳票の電子データを取得し、処理実行サーバ200に電子データに基づく帳票の解析を依頼しても良い。以下、この帳票の画像のデータや電子データをまとめて「帳票データ」と呼ぶ。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から取得した帳票データを解析し、解析結果に基づいて認識される帳票の内容に応じたデータ処理を行う。また、処理実行サーバ200は、帳票の内容に基づき、解析結果やデータ処理の結果の格納先を特定する。そして、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの要求に応じて、帳票データの解析結果および帳票の内容に応じたデータ処理の結果を返送する。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した解析結果およびデータ処理の結果を管理サーバ300に送り、格納する。
<情報処理装置100の構成>
図2は、画像処理装置100の構成を示す図である。ここでは、情報処理装置100の一例としての画像処理装置100の構成を説明する。画像処理装置100は、制御部110と、記憶部120と、操作部130と、表示部140と、画像読み取り部150と、画像形成部160と、通信部170と、画像処理部180とを備える。これらの各機能部は、バス101に接続され、このバス101を介してデータの授受を行う。
制御部110は、画像処理装置100における上記の各機能部を制御する。また、制御部110は、各種のデータ処理を実行する機能部である。制御部110は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)111と、記憶手段であるRAM(Random Access Memory)112およびROM(Read Only Memory)113とを備える。RAM112は、主記憶装置(メイン・メモリ)であり、CPU111が演算処理を行う際の作業用メモリとして用いられる。ROM113にはプログラムや予め用意された設定値等のデータが保持されており、CPU111はROM113から直接プログラムやデータを読み込んで処理を実行する。また、プログラムやデータは、記憶部120にも記憶される。CPU111は記憶部120に格納されたプログラムをRAM112に読み込んで実行する。後述する画像処理装置100における各種のデータ処理や制御を行う機能は、例えば、CPU111がプログラムを実行することにより実現される。
記憶部120は、上記のようにCPU111が実行するためのプログラムやデータを記憶する他、画像読み取り部150により読み取った画像のデータ等、各種の動作により生成された種々のデータを記憶する機能部である。記憶部120は、例えば、磁気ディスク装置やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により実現される。
操作部130は、ユーザの操作を受け付ける機能部である。操作部130は、例えば、ハードウェアキーや、指等で押圧または触れた位置に応じた制御信号を出力するタッチセンサ等により構成される。タッチセンサと表示部140を構成する液晶ディスプレイとを組み合わせたタッチパネルとして構成しても良い。
表示部140は、ユーザに各種の情報を提示する情報画像、読み取りや出力等の処理対象となる画像のプレビュー画像、ユーザが操作を行うための操作画像等を表示する機能部である。表示部140は、例えば、液晶ディスプレイにより構成される。上記の操作部130と表示部140とを組み合わせて、ユーザが画像処理装置100に対して情報の入出力を行うためのユーザインタフェース手段として用い得る。
画像読み取り部150は、原稿上の画像を光学的に読み取る機能部である。画像の読み取り方式としては、例えば、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED(Light Emitting Diode)光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式等が用いられる。
画像形成部160は、用紙等の記録材に対して、画像形成材を用いて画像データに基づく画像を形成する機能部である。記録材に画像を形成する方式としては、例えば、画像形成材としてトナーを用い、感光体に付着させたトナーを記録材に転写して像を形成する電子写真方式が用いられる。
通信部170は、外部装置との間で命令やデータを送受信する機能部である。通信部170としては、外部装置との通信方式に応じたインターフェイスが用いられる。外部装置との接続は、ネットワークを介して行っても良いし、直接接続により行っても良い。通信回線は、有線回線であっても無線回線であっても良い。
画像処理部180は、演算手段であるプロセッサと作業用メモリとを備え、画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施す機能部である。なお、プロセッサとして制御部110のCPU111を、作業用メモリとして制御部110のRAM112を、それぞれ兼用しても良い。
<データの転送および処理の手順>
次に、画像処理装置100と処理実行サーバ200との間でのデータの転送および処理の手順を説明する。なお、以下の説明では、上述した帳票データを処理対象のデータの例として説明する。
画像処理装置100は、処理実行サーバ200にアクセスし、処理対象の帳票データに対する解析等の処理の一部を処理実行サーバ200に実行させ、処理結果を取得する。ここで、画像処理装置100は、処理対象である帳票データを処理実行サーバ200に送る動作と、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作とを、別個のジョブとして実行する。以下、処理対象のデータを処理実行サーバ200に送る動作を第1のジョブ、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作を第2のジョブとする。
これらの動作を別個のジョブに分けたことにより、第1のジョブが終了した後、第2のジョブを開始するまでの間、画像処理装置100は、ジョブの実行に用いられたメモリ領域等の資源を解放し、他の処理を実行するために使用することが可能となる。一方、これらの動作を別個のジョブに分けたため、これらのジョブが同一の処理対象に関する関連するジョブであることを画像処理装置100および処理実行サーバ200が認識するための仕組みが必要となる。ここでは、一例として、関連するジョブを識別するために用いられる識別情報としてのジョブIDを設定する。
また、処理実行サーバ200は、ファイアウォール400を越えて画像処理装置100にアクセスすることができない。したがって、処理実行サーバ200が処理結果を画像処理装置100に送るためには、画像処理装置100から処理実行サーバ200へ処理結果の送信要求を行う必要がある。このため、処理実行サーバ200の処理が完了したことを画像処理装置100が認識するための仕組みが必要となる。ここでは、画像処理装置100から処理実行サーバ200へ、処理が完了したか否かを問い合わせる操作を行うこととする。
図3は、第1のジョブにおける画像処理装置100と処理実行サーバ200との間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。まず、画像処理装置100(図では「情報処理装置」と記載)は、処理実行サーバ200に対して接続要求を行う(a)。処理実行サーバ200は、この接続要求に応じて、ジョブIDを生成し、画像処理装置100へ送信する(b)。画像処理装置100は、処理実行サーバ200からジョブIDを取得すると、取得したジョブIDを処理対象の帳票データに付加して処理実行サーバ200へ送信する(c)。
処理実行サーバ200は、処理対象のデータとジョブIDとを受け取ると、受け取った帳票データに対する処理を実行する(d)。ここでは、処理実行サーバ200は、受け取った帳票データを解析し、帳票の内容を認識する。そして、処理実行サーバ200は、認識した帳票の内容に応じてデータ処理を実行する。また、処理実行サーバ200は、データ処理の内容によっては、データ処理を実行して得られた情報を付加情報として処理結果に付加する。例えば、画像処理装置100が処理実行サーバ200による処理結果を管理サーバ300に格納する場合であって、処理実行サーバ200による解析やデータ処理の結果から格納先の情報が得られた場合、この格納先の情報を処理結果に付加する。
図4は、第2のジョブにおける画像処理装置100と処理実行サーバ200との間のデータのやり取りを示すシーケンス図である。画像処理装置100(図では「情報処理装置」と記載)は、帳票データを処理実行サーバ200へ送信した後、処理実行サーバ200から処理完了の通知を受け取るために問い合わせを行う(e)。問い合わせは、例えばロングポーリングにより行われる。処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの問い合わせを受け付けると、データ処理(d)が完了した後、問い合わせに対する応答を行ってデータ処理が完了したことを画像処理装置100に通知する(f)。
画像処理装置100は、処理実行サーバ200からデータ処理が完了したことを示す通知を受け取ると、第1のジョブで取得したジョブIDと共に処理結果の送信要求を処理実行サーバ200へ送信する(g)。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から受け取った送信要求に応じて、ジョブIDに対応する処理結果を画像処理装置100へ返送する(h)。画像処理装置100は、処理実行サーバ200から取得した処理結果を管理サーバ300に送る(i)。このとき、処理結果に付加情報が付加されている場合、画像処理装置100は、取得した付加情報に基づいて、処理実行サーバ200から取得した処理結果に対する処理を実行しても良い。例えば、付加情報として、処理結果の格納先の情報が処理結果に付加されていた場合、画像処理装置100は、付加情報に基づく格納先へ処理結果を送信する。
以上のように、本実施形態では、画像処理装置100から処理実行サーバ200へのアクセスに対し、処理実行サーバ200がジョブIDを発行し、このジョブIDを画像処理装置100と処理実行サーバ200とで共有する。そして、画像処理装置100は、第1のジョブにおいて処理実行サーバ200へ送信するデータと、第2のジョブにおいて処理結果を取得するための送信要求とに、このジョブIDを付加する。これにより、処理実行サーバ200は、先に受信した処理対象のデータと、後に受信した処理結果の送信要求とが関連するジョブによるものであることを認識する。
また、画像処理装置100は、処理対象のデータを処理実行サーバ200に送信した後、処理実行サーバ200に対し、処理の完了に関する問い合わせを行う。処理実行サーバ200は、この問い合わせに応答することにより、ファイアウォール400を越えて、処理が完了したことを画像処理装置100に通知することができ、画像処理装置100は、処理実行サーバ200における処理が完了したことを認識し得る。この問い合わせは、処理実行サーバ200が応答することでファイアウォール400を通過可能となるものであれば、手法自体は特に限定しない。一例として、上記に挙げたようにロングポーリングを用いれば、通常のポーリング等のように、画像処理装置100が処理実行サーバ200から応答を受け取るまで何度も問い合わせを繰り返す煩雑さを抑制し得る。
<情報処理装置の動作>
図5は、情報処理装置100の動作を示すフローチャートである。なお、この動作例でも、上述した帳票データを処理対象のデータの例として説明する。情報処理装置100としての画像処理装置100は、まず、処理実行サーバ200に接続し、処理実行サーバ200からジョブIDを取得して保存する(S501)。取得したジョブIDは、例えば図2に示した記憶部120に格納される。次に、画像処理装置100は、処理対象の帳票データに、取得したジョブIDを付して処理実行サーバ200へ送信する(S502)。これにより、処理実行サーバ200においてデータ処理が開始される。以上の動作が、情報処理装置100による第1のジョブの動作に相当する。
次に、画像処理装置100は、処理実行サーバ200に対し、処理の完了に関する問い合わせを行う(S503)。問い合わせは、例えば、ロングポーリングにより行われる。処理実行サーバ200から問い合わせに対する応答を受け付けると(S504)、画像処理装置100は、処理結果の送信要求に、S501で取得したジョブIDを付して処理実行サーバ200へ送信する(S505)。そして、画像処理装置100は、処理実行サーバ200から処理結果を取得する(S506)。S505に示す処理結果の送信要求以降の動作が、情報処理装置100による第2のジョブの動作に相当する。
次に、画像処理装置100は、取得した処理結果に付加情報が付加されているか否かを判断する。ここでは、付加情報として処理結果の格納先を示す情報が付加され得るものとする。例えば、処理対象の帳票の種類に応じて格納先としての管理サーバ300のパスが特定される場合や、帳票の文書内に格納先が記録されている場合、処理実行サーバ200による帳票データの処理の結果において処理結果の格納先が特定される。このような場合に、データ処理によって特定された格納先の情報が、付加情報として処理結果に付加される。
処理結果に付加情報が付加されている場合(S507でYES)、次に画像処理装置100は、付加情報に基づき、処理実行サーバ200の処理結果に対して実行する処理におけるパラメータの変更を要するか否かを判断する。例えば、上記の格納先の情報が付加される例において、格納先に関して、予め管理サーバ300であることのみが決定されており、付加情報によって管理サーバ300のパスが特定される場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの追加を要する。また、格納先に関して、予め管理サーバ300のパスまで決定されているが、付加情報によって特定されたパスが予め定められたパスと異なる場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの変更を要する。一方、格納先に関して、予め管理サーバ300のパスまで決定されており、付加情報によって特定されたパスが予め定められたパスと同一である場合、格納先の情報におけるパラメータとしてのパスの変更を要しない。
パラメータの変更を要する場合(S508でYES)、画像処理装置100は、該当するパラメータを付加情報に基づいて変更する(S509)。そして、画像処理装置100は、変更したパラメータにしたがって、処理結果をストレージサーバである管理サーバ300へ送信し、格納する(S510)。また、処理実行サーバ200から取得した処理結果に付加情報が付加されていない場合(S507でNO)および付加情報に基づいてパラメータを変更する必要が無い場合(S508でNO)、画像処理装置100は、元の設定にしたがって、処理結果を管理サーバ300へ送信し、格納する(S510)。
<処理実行サーバの動作>
図6は、処理実行サーバ200の動作を示すフローチャートである。処理実行サーバ200は、画像処理装置100から接続要求を受け付けると、ジョブIDを生成して保存すると共に、生成したジョブIDを画像処理装置100へ送信する(S601)。この後、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からジョブIDが付加された処理対象の帳票データを受信する(S602)。また、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からの処理の完了に関する問い合わせを受け付ける(S603)。
処理実行サーバ200は、受信した帳票データに対する処理を実行し(S604)、処理が完了したならば、S603で受け付けた問い合わせに対する応答を画像処理装置100へ送信する(S605、S606)。この後、処理実行サーバ200は、画像処理装置100からS601で生成したジョブIDが付加された処理結果の取得要求を受信したならば(S607でYES)、受信したジョブIDに該当する処理結果を画像処理装置100へ送信する(S608)。
一方、処理結果を画像処理装置100へ送信する必要が無い場合、画像処理装置100から処理結果の送信要求は送信されないので(S607でNO)、処理実行サーバ200は処理を終了する。処理結果を画像処理装置100へ送信する必要が無い場合とは、処理実行サーバ200の処理結果に対して画像処理装置100が処理を行わない場合である。例えば、処理結果を画像処理装置100に戻さず、処理実行サーバ200に保持させる場合や、ファイアウォール400の外側(処理実行サーバ200と同じ側)に設けられたサーバに格納する場合等である。処理結果を画像処理装置100へ送信する必要があるか否かは、予め定められており、処理対象の帳票データを受信した際に指定されている場合もあり、データ処理を行った結果、特定される場合もある。
<共用情報の変更に対する対応>
本実施形態において、情報処理装置100は、処理対象のデータを処理実行サーバ200に送る動作を第1のジョブ、処理実行サーバ200から処理結果を取得する動作を第2のジョブとし、別個のジョブとして実行することとした。そして、第1のジョブが終了した後、画像処理装置100は、ジョブの実行に用いられたメモリ領域等の資源を解放し、他の処理を実行するために使用することが可能となった。ここで、第1のジョブが終了した後、第2のジョブを開始するまでの間に、画像処理装置100において共用情報(複数のユーザにより共用される情報)を変更する操作が行われる場合について考える。
画像処理装置100の記憶部120(図2参照)に共用情報が保存されているものとする。共用情報としては、例えば、共用のアドレス帳などがある。上記のように、第1のジョブの終了後は画像処理装置100の資源が解放されるため、ユーザは、編集が制限されているデータを除き、記憶部120にアクセスして記憶されているデータを変更することができる。以下では、共用情報の編集の一例として、共用のアドレス帳に記録されたアドレスの変更を例として説明する。
具体的な場面として、第1のジョブで処理実行サーバ200に送信されたデータに、第2のジョブで取得される処理結果の格納先の情報が付加されており、この格納先が共用のアドレス帳の情報により指定されている場合を考える。具体的には、例えば、処理結果の格納先に相当するアドレスが記録されたアドレス帳における登録番号が、送信データに付加されたものとする。そして、第1のジョブの終了後、送信データの付加情報に対応するアドレス帳の登録番号に登録されたアドレスが変更されたものとする。この場合、画像処理装置100は、第2のジョブにより処理結果を取得すると、付加情報に基づいてアドレス帳を検索して、該当する登録番号で登録されているアドレスを送信先として処理結果を送信する。しかし、アドレス帳における該当する登録番号のアドレスは変更されているため、処理結果は、第1のジョブの実行時に想定した送信先とは異なる送信先に送られてしまう。
上記の不都合を解消するため、画像処理装置100は、第1のジョブで使用した共用情報を一時的に管理テーブルに保存し、この管理テーブルに保存された情報を第2のジョブで用いる。管理テーブルは、一次記憶手段の一例である。上記のアドレス帳の例で説明すると、画像処理装置100は、第1のジョブで送信データに付加情報を付加した場合に、付加情報であるアドレス帳の登録番号とジョブの識別情報とを対応付けて管理テーブルに記録する。そして、アドレス帳が書き換えられた場合でも、書き換えられた情報に対応する管理テーブルの情報は書き換え前の内容で維持される。管理テーブルに記録されるジョブの識別情報は、第1のジョブに対して処理実行サーバ200から付与されたジョブIDであっても良いし、処理対象のデータのファイル名やユーザID等を用いても良い。
図7は、共用のアドレス帳と管理テーブルとの関係を示す図である。図7(A)はアドレス帳の変更前の内容を示す図、図7(B)は変更後のアドレス帳の内容と管理テーブルとを示す図である。ここでは、図2に示した記憶部120に共用のアドレス帳(図では、「共通アドレス帳」と記載)121および管理テーブル122が保持されているものとする。
図7(A)、(B)に示す例において、アドレス帳121には、レコードごとに「宛先番号」、「送信先」、「ファイルパス」の各項目の情報が記録されている。「宛先番号」には、アドレス帳におけるデータの登録番号が記録される。「送信先」には、処理対象のデータの送信先のサーバの情報が記録される。サーバの情報は、サーバを特定できれば良く、例えば、サーバ名やアドレス等が登録される。「ファイルパス」には、送信先のサーバにおけるデータファイルの格納場所の除法が記録される。なお、図7(A)、(B)では、簡単のためアドレス帳121に一つのレコードのみを記載しているが、実際には複数のレコードが登録され得る。
また、図7(B)に示す例では、管理テーブル122には、レコードごとに「宛先番号」、「送信先」、「ファイルパス」、「ジョブ」、「ユーザ」の各項目の情報が記録される。これらの項目のうち、「宛先番号」、「送信先」および「ファイルパス」は、アドレス帳121の対応する各項目と同じであり、管理テーブル122のレコードが作成された際に、アドレス帳121における該当する宛先番号に記録された情報が登録される。「ジョブ」には、管理テーブル122のレコードを作成する契機となった第1のジョブの情報が記録される。第1のジョブの情報は、ジョブを特定できれば良く、例えば、画像処理装置100が付与したローカルなIDであっても良いし、処理実行サーバ200により付与されたジョブの連携を保証するためのジョブIDを用いても良い。「ユーザ」には、画像処理装置100において管理テーブル122のレコードを作成する契機となった第1のジョブを実行したユーザの情報が記録される。ユーザの情報は、ユーザを特定できれば良く、例えば、ユーザ名やユーザID等が登録される。なお、図7(B)では、簡単のため管理テーブル122に一つのレコードのみを記載しているが、管理テーブル122には、第1のジョブが実行されるたびにレコードが作成され、情報が登録される。
アドレス帳121が図7(A)の状態にあるとき、画像処理装置100においてユーザAが第1のジョブを行い、これによって画像処理装置100が、処理対象のデータ(送信データ)に処理結果の格納先を示す付加情報としてアドレス帳121の宛先番号「1」を付加して、処理実行サーバ200へ送信したものとする。このとき、アドレス帳121において、宛先番号「1」のレコードには、送信先として「サーバA」、ファイルパスとして「フォルダA」と記録されている。したがって、ユーザAは、処理実行サーバ200による処理結果を、管理サーバ300であるサーバAのフォルダAに格納することを意図している。
画像処理装置100は、上記の第1のジョブの実行に伴い、管理テーブル122のレコードを作成し、送信データに付加された宛先番号「1」のレコードに記録されている情報を、作成したレコードに登録する。また、画像処理装置100は、作成した管理テーブル122のレコードに、上記の第1のジョブの識別情報と、ユーザAの情報とを記録する。図7(B)に示す管理テーブル122の宛先番号「1」のレコードには、送信先として「サーバA」、ファイルパスとして「フォルダA」が記録されると共に、ジョブの識別情報として「ジョブA」、ユーザの情報として「ユーザA」が記録されている。なお、第1のジョブは、ユーザ認証を経て行われ、認証結果により特定されたユーザAの情報が、管理テーブル122に記録される。
次に、上記の第1のジョブ(ジョブA)に関連する第2のジョブが実行される前に、ユーザAとは異なるユーザにより、アドレス帳121の宛先番号「1」のレコードの情報が書き換えられたものとする。図7(B)に示すアドレス帳121の宛先番号「1」のレコードは、送信先が「サーバC」、ファイルパスが「フォルダC」に書き換えられている。一方、管理テーブル122の宛先番号「1」のレコードの情報は、書き換え前の状態のままである。
この状態で、画像処理装置100において、ユーザAにより上記の第1のジョブ(ジョブA)に関連する第2のジョブが実行され、処理実行サーバ200による処理結果が取得されたものとする。この処理結果には、第1のジョブで送信データに付加された格納先を示す付加情報が付加されている。画像処理装置100は、取得した処理結果の付加情報から宛先番号「1」を抽出し、処理結果の送信先を検索する。このとき、画像処理装置100は、アドレス帳121ではなく管理テーブル122を検索する。そして、画像処理装置100は、検索された格納先へ処理結果を送る。これにより、処理実行サーバ200による処理結果のデータは、第1のジョブの実行時にユーザAが意図したサーバAのフォルダAに格納される。
上記の例では、管理テーブル122のレコードは、第1のジョブが実行されるたびに作成される。したがって、例えば、アドレス帳121の同一のレコードの宛先番号を付加情報として処理対象のデータに付加した第1のジョブが複数ある場合、各ジョブに対応するレコードが個別に作成される。具体例として、第1のジョブであるジョブA、ジョブB、ジョブCの各々に、処理結果の格納先を示す情報として、図7に示したアドレス帳121の宛先番号「1」を記録した付加情報が付加された場合を考える。この場合、各ジョブが行われた際に、管理テーブル122において、ジョブの項目に「ジョブA」が登録されたレコード、ジョブの項目に「ジョブB」が登録されたレコード、ジョブの項目に「ジョブC」が登録されたレコードがそれぞれ作成される。したがって、管理テーブル122に同一の宛先番号が記録されたレコードが複数ある場合であっても、ジョブの項目に登録されたジョブの情報を参照することにより、第2のジョブの格納先として参照すべきレコードが特定される。
また、上記のジョブA、ジョブB、ジョブCが実行される間に、アドレス帳121の変更が複数回行われた場合を考える。具体例として、アドレス帳121の宛先番号「1」のレコードが、初期的には図7(A)に示すように、送信先が「サーバA」であり、ファイルパスが「フォルダA」であるものとする。そして、ジョブAの実行後、宛先番号「1」のレコードにおいて、送信先が「サーバB」、ファイルパスが「フォルダB」に書き換えられたものとする。さらに、ジョブBの実行後、宛先番号「1」のレコードにおいて、送信先が「サーバC」、ファイルパスが「フォルダC」に書き換えられたものとする。
この場合、管理テーブル122において、ジョブの項目に「ジョブA」が登録されたレコードには、送信先に「サーバA」、ファイルパスに「フォルダA」と記録される。そして、一回目のアドレス帳121の変更後に作成された、ジョブの項目に「ジョブB」が登録されたレコードには、送信先に「サーバB」、ファイルパスに「フォルダB」と記録される。また、二回目のアドレス帳121の変更後に作成された、ジョブの項目に「ジョブC」が登録されたレコードには、送信先に「サーバC」、ファイルパスに「フォルダC」と記録される。したがって、ジョブAに対応する第2のジョブにおいて、処理結果のデータは、サーバAのフォルダAに格納される。また、ジョブBに対応する第2のジョブにおいて、処理結果のデータは、サーバBのフォルダBに格納される。また、ジョブCに対応する第2のジョブにおいて、処理結果のデータは、サーバCのフォルダCに格納される。
<同一ユーザによる共用情報の変更に対する対応>
上記の例では、第1のジョブおよび第2のジョブを実行するユーザAとは異なるユーザにより、アドレス帳121の書き換えが行われた。これに対し、ユーザA自身によりアドレス帳の該当するレコードが書き換えられた場合、ユーザAの意図により処理結果の格納先が変更されたものと言える。そこでこの場合は、上記の例とは異なり、管理テーブル122の該当する情報も変更することが考えられる。
ここで、ユーザの識別は、例えば、アドレス帳121の変更時のユーザ認証によって行っても良い。具体的には、まず、第1のジョブの実行時にユーザ認証が行われ、作成された管理テーブル122のレコードにユーザ情報が記録される。ここでは、ユーザAが第1のジョブを行ったものとする。次に、アドレス帳121を変更しようとするユーザがユーザ認証の操作を行い、認証結果がユーザAであった場合、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更がユーザA自身による操作であると認識する。一方、認証結果がユーザAでなかった場合、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更がユーザA以外のユーザによる操作であると認識する。アドレス帳121を変更しようとするユーザがユーザ認証の操作を行わなかった場合、言い換えれば、ユーザ認証を経ないユーザがアドレス帳121を変更しようとする場合、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更がユーザA以外のユーザによる操作であると認識する。
図8は、第1のジョブの実行ユーザと同じユーザが共用のアドレス帳を変更した場合における共用のアドレス帳と管理テーブルとの関係を示す図である。図8(A)はアドレス帳の変更前の内容を示す図、図8(B)は変更後のアドレス帳の内容と管理テーブルとを示す図である。図8に示す例において、第1のジョブの実行、アドレス帳121の書き換え、第2のジョブの実行は、図7を参照して説明した例と同様に行われたものとする。ただし、図7を参照して説明した例とは異なり、アドレス帳121の書き換えは、第1のジョブおよび第2のジョブを実行したユーザと同じユーザAが行ったものとする。
図8に示す例において、第1のジョブ(ジョブA)が実行された時点で、アドレス帳121の宛先番号「1」の登録情報は、図8(A)に示すように、送信先が「サーバA」、ファイルパスが「フォルダA」である。そして、アドレス帳121の書き換えにより、アドレス帳121の宛先番号「1」の登録情報は、図8(B)に示すように、送信先が「サーバC」、ファイルパスが「フォルダC」に変更された。
また、このアドレス帳121の書き換えは、第1のジョブ(ジョブA)を実行したユーザAによる書き換えなので、図8(B)に示すように、管理テーブル122の宛先番号1の登録情報も、送信先が「サーバC」、ファイルパスが「フォルダC」に変更された。
この状態で、画像処理装置100において、ユーザAにより第1のジョブ(ジョブA)に関連する第2のジョブが実行され、処理実行サーバ200による処理結果が取得されたものとする。そして、画像処理装置100は、取得した処理結果の付加情報から宛先番号「1」を抽出し、管理テーブル122から処理結果の送信先を検索し、検索された格納先へ処理結果を送る。これにより、処理実行サーバ200による処理結果のデータは、第1のジョブの実行後にユーザAにより変更された格納先であるサーバCのフォルダCに格納される。
なお、上記の例では、第1のジョブを実行したユーザによりアドレス帳121が変更された場合、画像処理装置100は、変更内容を直ちに管理テーブル122に反映させた。これに対し、第1のジョブを実行したユーザによりアドレス帳121が変更された場合には、画像処理装置100は、変更内容を管理テーブル122に反映させるか否かをユーザに問い合わせても良い。問い合わせは、例えば、図2に示した表示部140へのメッセージ表示により行われる。ユーザが変更内容を反映させる旨の指示を入力すると、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更内容を管理テーブル122に反映させる(図8(B)参照)。一方、ユーザが変更内容を反映させない旨の指示を入力すると、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更に関わらず、管理テーブル122の内容は保持される(図7(B)参照)。
図9は、共用のアドレス帳121が変更される際の画像処理装置100の動作を示すフローチャートである。この動作例では、第1のジョブを実行したユーザによりアドレス帳121が変更された場合、画像処理装置100は、変更内容を管理テーブル122に反映させるか否かをユーザに問い合わせるものとする。
第1のジョブが行われた後、画像処理装置100は、アドレス帳121(図では、「共通アドレス帳」と記載)の変更指示を受け付けると(S901)、管理テーブル122を参照し、該当するレコード(図では、「該当レコード」と記載)があるか否かを調べる(S902)。該当するレコードとは、管理テーブル122のレコードのうち、アドレス帳121における変更対象のレコードに記録された情報が登録されたレコードである。該当するレコードが無い場合(S903でNO)、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更対象のレコードを変更して処理を終了する(S908)。
一方、該当するレコードがある場合(S903でYES)、次に画像処理装置100は、アドレス帳121の変更操作を行ったユーザと、第1のジョブの実行ユーザとが同一か否かを判断する。異なるユーザである場合(S904でNO)、アドレス帳121の変更内容は管理テーブル122に反映されないため、画像処理装置100は、アドレス帳121の変更対象のレコードのみを変更して処理を終了する(S908)。
これに対し、同一のユーザである場合(S904でYES)、画像処理装置100は、管理テーブル122を変更するか否かをユーザに問い合わせる(S905)。ユーザによる変更する旨の指示を受け付けると(S906でYES)、画像処理装置100は、アドレス帳121を変更すると共に変更内容を反映させて管理テーブル122を変更する(S907)。一方、ユーザによる変更しない旨の指示を受け付けると(S906でNO)、画像処理装置100は、管理テーブル122を変更せず、アドレス帳121の変更対象のレコードのみを変更して処理を終了する(S908)。
<処理実行サーバの処理結果に基づく共用情報の変更の反映>
処理対象のデータに対する処理を処理実行サーバ200に依頼する場合、処理実行サーバ200が処理を実行した結果によって、処理結果の格納先が確定する場合がある。例えば、処理実行サーバ200による解析処理の結果により処理対象の文書データの種類が特定され、この種類に応じて文書の格納場所が確定する場合や、処理対象の文書データの文面に格納先が記載されており、処理実行サーバ200による解析によって読み取られた場合などである。このような場合、処理実行サーバ200の処理により処理対象のデータから得られた情報にしたがって処理結果の格納先が決定される。
ここで、第1のジョブで送信した処理対象のデータに処理結果の格納先の情報が付加されていると、この付加情報と、処理実行サーバ200の処理により確定した格納先の情報とが異なる場合がある。言い換えれば、管理テーブル122における該当するレコードに記録された情報と、処理実行サーバ200の処理により処理対象のデータから得られた情報とが異なる場合である。このような場合、原則として、処理対象のデータから得られた情報を優先させることが考えられる。
また、管理テーブル122の情報(以下、「第1情報」と呼ぶ)と、処理実行サーバ200の処理により処理対象のデータから得られた情報(以下、「第2情報」と呼ぶ)とが矛盾するか否かに応じて、画像処理装置100における対応を変えても良い。第1情報と第2情報とが矛盾する場合とは、例えば、処理結果の格納先を示す情報として、第1情報と第2情報とが異なるサーバやパスを指定している場合等である。一方、第1情報と第2情報とが矛盾しない場合とは、第1情報および第2情報の一方が、他方の情報の内容を包含する関係となっている場合等である。例えば、処理結果の格納先を示す情報として、一方が他方よりも下位のパスを指定している場合が該当する。具体的には、第1情報において図7(A)に示したようにサーバAのフォルダAが指定されており、第2情報ではサーバAのフォルダAに設けられたサブフォルダが指定されている場合等である。
第1情報と第2情報とが矛盾する場合、画像処理装置100は、例えば、どちらの情報を用いるかをユーザに問い合わせ、ユーザにより指定された情報を用いる。問い合わせは、例えば、図2に示した表示部140へのメッセージ表示により行われる。一方、第1情報と第2情報とが矛盾しない場合、画像処理装置100は、処理対象のデータから得られた情報である第2情報を優先させる。また、情報の種類に応じて優先する情報を特定しても良い。例えば、上記の格納先の情報の場合、より下位のパスを指定する情報を優先する等としても良い。
なお、第1情報と第2情報とが異なり、第2情報が優先される場合、画像処理装置100は、単に第1情報である管理テーブル122に記録された情報に関わらず、第2情報である処理実行サーバ200から取得した情報を優先させて用いることとしても良い。また、画像処理装置100は、第2情報に基づいて管理テーブル122の情報を更新し、更新された管理テーブル122の情報を用いることとしても良い。
図10は、処理実行サーバ200から取得した情報を用いて管理テーブル122の情報を更新した状態を示す図である。図10(A)は管理テーブル122の更新前の状態を示す図、図10(B)は更新後の状態を示す図である。第1のジョブの実行後にアドレス帳121が変更され、第2のジョブが実行される前の段階で、アドレス帳121および管理テーブル122が、図7(B)に示した状態であるものとする。そして、第2のジョブで処理実行サーバ200から取得した処理結果の情報に格納先の情報が付加されていたものとする。また、この付加情報には、格納先としてサーバAの記憶装置「Store」に設定されたフォルダ「請求書」が格納先として指定されているものとする。
図10に示す例では、画像処理装置100は、第2のジョブを実行し、処理実行サーバ200から上記の付加情報を取得すると、この付加情報に基づいて、管理テーブル122の該当するレコードにおいて、ファイルパスの項目を更新する。ここでは、ファイルパスの項目の情報は、記憶装置「Store」のフォルダ「請求書」を示す情報「Store/請求書」に変更される。この後、画像処理装置100は、管理テーブル122の更新されたレコードの情報により特定される格納先へ、処理実行サーバ200による処理結果を格納する。
<その他の適用例>
上記の実施形態では、第2のジョブとして、処理実行サーバ200による処理結果を管理サーバ300へ送信する例について説明したが、第2のジョブは上記の処理には限定されない。本実施の形態は、情報処理装置100による一連の処理の一部を処理実行サーバ200に依頼する場合において、処理対象のデータを処理実行サーバ200へ送信するまでの動作と、処理実行サーバ200による処理結果の取得以降の動作とを別個のジョブとして行う種々の処理に対して適用し得る。
一例として、情報処理装置100としての画像処理装置100において、処理実行サーバ200に画像を送って画像処理を実行させ、処理された画像を画像処理装置100に戻して印刷出力する場合を考える。画像処理装置100は、印刷媒体として異なるサイズの用紙を保持する複数のトレイを有し、印刷しようとする用紙のサイズに応じてトレイを選択できるものとする。各トレイと保持する用紙の種類の対応関係を示す設定情報は、共用情報として例えば記憶部120(図2参照)に保持されている。
第1のジョブにおいて、画像処理装置100は、処理対象の画像に付加情報を付加して処理実行サーバ200に送信し、画像処理を依頼する。付加情報には、処理結果の画像の印刷に用いる用紙を保持するトレイの識別情報が記録されているものとする。
具体例を挙げると、第1のジョブの実行時にトレイ1にはA4用紙、トレイ2にはA3用紙、トレイ3にはA5用紙が保持されており、第1のジョブにおいて、処理対象の画像に、トレイ1の識別情報が付加情報として付加されたものとする。
ここで、第1のジョブの実行後、共用情報のトレイ設定が変更され、各トレイに保持される用紙の種類が変更されたものとする。このとき、画像処理装置100は、一次記憶手段の一例としてのトレイ管理テーブル(図示せず)に、設定変更前後における各トレイと各トレイが保持する用紙のサイズとを対応付けた情報を登録する。
先の例では、トレイ1にはA5用紙、トレイ2にはA3用紙、トレイ3にはA4用紙が保持されるようにトレイ設定が変更されたものとする。この場合、トレイ1に関して変更前はA4用紙、変更後はA5用紙という情報、トレイ2に関して変更前はA3用紙、変更後はA3用紙という情報、トレイ3に関して変更前はA5用紙、変更後はA4用紙という情報がトレイ管理テーブルの各トレイに対応付けられたレコードに登録される。また、トレイ管理テーブルには、図7乃至図9を参照して説明したように、各レコードの情報を必要とするジョブを特定するためのジョブの情報およびユーザの情報が登録される。
次に、第2のジョブにおいて、画像処理装置100は、処理実行サーバ200から処理結果の画像を取得する。この処理結果には、第1のジョブで送信データに付加されたトレイを示す付加情報が付加されている。画像処理装置100は、この付加情報に基づき指定されたトレイを特定し、トレイ管理テーブルの該当するレコードを参照する。そして、画像処理装置100は、参照したレコードの情報から、第1のジョブの実行時に付加情報により特定されるトレイに保持されていた用紙が、設定変更後に何れのトレイに保持されているかを判断する。そして、画像処理装置100は、特定されたトレイの用紙を用いて、第2のジョブにおける印刷出力を実施する。
先の例では、処理結果の付加情報から得られるトレイの情報は「トレイ1」である。画像処理装置100は、トレイ管理テーブルを参照し、トレイ1に保持されていたA4の用紙が設定変更後はトレイ3に保持されていることを認識する。そこで、画像処理装置100は、トレイ3の用紙を用いて処理実行サーバ200による処理結果の画像を印刷出力する。
以上のように、本実施形態は、情報処理装置100による一連の処理の一部を処理実行サーバ200に依頼する場合において、第1のジョブおよび第2のジョブで行われる様々な処理に対して適用し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。例えば、図7乃至図9を参照して説明した実施形態では、第1のジョブの実行時に、付加情報に記録した共用情報を一次記憶手段に保持した。これに対し、上記の適用例で説明したように、共用情報の変更が行われた際に、変更対象となった共用情報を一次記憶手段に保持しても良い。
また、上記の実施形態では、情報処理装置100に設けられた記憶装置(記憶部120)に保持されている共用情報が変更された場合を想定し、一次記憶手段に変更前の情報を保持させた。これに対し、情報処理装置100の外部の記憶装置に記録された共用情報を利用する場合にも本実施形態を適用し得る。この場合も、第1のジョブの実行時や共用情報の変更時に、付加情報に記録された共用情報や変更対象となった共用情報を一次記憶手段に保持しておき、第2のジョブで利用すれば良い。このような態様において、一次記憶手段としては、情報処理装置100の記憶装置(記憶部120)を用いても良いし、外部の記憶装置を用いても良い。その他、本発明の技術思想の範囲から逸脱しない様々な変更や構成の代替は、本発明に含まれる。
100…情報処理装置(画像処理装置)、110…制御部、111…CPU、112…RAM、113…ROM、120…記憶部、121…アドレス帳、122…管理テーブル、130…操作部、140…表示部、150…画像読み取り部、160…画像形成部、170…通信部、180…画像処理部、200…処理実行サーバ、300…管理サーバ

Claims (6)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、複数のジョブで共用可能な記憶装置に保持されている共用情報を指定して当該外部サーバに処理の実行を指示すると共に、指定された当該共用情報を一時記憶手段に保持させ、当該第1のジョブにおいて使用した資源を解放し、
    前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバによる前記処理の結果を取得し、当該第1のジョブで指定され、前記一時記憶手段に保持されている前記共用情報を用いて処理を実行し、
    前記第1のジョブの実行後であって前記第2のジョブの開始前に、前記共用情報を変更する操作が行われた場合、前記記憶装置に保持されている共用情報を変更し、前記一時記憶手段に保持されている共用情報は変更しないことを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、前記第1のジョブを実行する際および前記共用情報の変更操作を受け付ける際にユーザ認証を行い、当該第1のジョブおよび当該変更操作を行うユーザが同一である場合、前記記憶装置に保持されている共用情報と共に、前記一時記憶手段に保持されている共用情報を当該変更操作にしたがって変更することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記第1のジョブおよび前記共用情報の変更操作を行うユーザが同一である場合、前記一時記憶手段に保持されている共用情報を当該変更操作にしたがって変更するか否かをユーザに問い合わせ、変更する旨の指示を受け付けた場合に、当該一時記憶手段の共用情報を変更することを特徴とする、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記第1のジョブにおいて、前記共用情報として前記外部サーバによる処理結果の送信先を特定する指示情報と共に処理対象のデータを当該外部サーバへ送信し、当該指示情報と当該指示情報により特定される送信先の情報とを前記一時記憶手段に保持させ、
    前記第2のジョブにおいて、前記処理対象のデータに対する処理結果のデータと共に前記指示情報を前記外部サーバから受信し、当該指示情報に基づいて前記一時記憶手段から前記送信先の情報を取得し、取得した情報による送信先へ当該処理結果のデータを送信することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記第2のジョブにおいて、前記外部サーバから受信した処理結果のデータに、当該外部サーバにより作成された送信先の情報が付加されている場合、
    前記指示情報に基づいて前記一時記憶手段から取得される前記送信先の情報と前記外部サーバにより作成された送信先の情報とが矛盾しない場合は、前記外部サーバにより作成された送信先の情報に基づいて前記処理結果のデータを送信し、
    前記指示情報に基づいて前記一時記憶手段から取得される前記送信先の情報と前記外部サーバにより作成された送信先の情報とが矛盾する場合は、前記処理結果のデータの送信先をユーザに問い合わせることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータに、
    第1のジョブとして、自装置から接続可能な外部サーバに接続して、複数のジョブで共用可能な記憶装置に保持されている共用情報を指定して当該外部サーバに処理の実行を指示すると共に、指定された当該共用情報を一時記憶手段に保持させ、当該第1のジョブにおいて使用した資源を解放する機能と、
    前記第1のジョブとは別の第2のジョブとして、前記外部サーバによる前記処理の結果を取得し、当該第1のジョブで指定され、前記一時記憶手段に保持されている前記共用情報を用いて処理を実行する機能と、
    前記第1のジョブの実行後であって前記第2のジョブの開始前に、前記共用情報を変更する操作が行われた場合、前記記憶装置に保持されている共用情報を変更し、前記一時記憶手段に保持されている共用情報は変更しない機能と、
    を実現させることを特徴とする、プログラム。
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