JP7769366B2 - 青汁用組成物入りスティック容器 - Google Patents
青汁用組成物入りスティック容器Info
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Description
ここで、食品等に用いるスティック容器としては、種々の形態のものが知られている。青汁用組成物に係るものではないが、文献1では長尺のフィルムの長辺方向の両側端部を融着により背貼りして筒状に形成し、少なくとも一端部を逆L字形に融着した融着部により封じて袋部を形成し、上記逆L字形の融着部の2辺の先端を結ぶ切裂線を形成した容器が記載されている。文献2では、2つの開封封鎖部操作部を有し、用途に応じた開封操作部を選定できることが記載されている。また文献2では、融着部に段差部を設け、容器本体の側縁は、部分幅収容部の側方に第1開封操作部を備え、全幅収容部の側方に第2開封操作部を備え、第1開封操作部から切り裂かれる位置での収容部の軸直交方向断面積を、第2開封操作部から切り裂かれる位置での収容部の軸直交方向断面積より小さくした容器が記載されている。
しかしながら、所定の嵩比重以下の青汁用組成物は、従来のスティック容器に収容した場合、ペットボトルの開口内に青汁用組成物を注ぎ入れようとしたときに内容物である青汁用組成物粉末が開口に入らずに飛散してしまう。また飛散を避けるためにスティックの開口全体をペットボトルの開口内に入れ込んで青汁用組成物をペットボトル内に注ごうとしても容器先端が絞られて青汁用組成物が容器外に出てこない。
これに対し、特許文献1及び2のような従来のスティック容器は、嵩比重が所定以下の青汁用組成物をペットボトルに注ぐ課題を検討したものではない。
<1>可撓性材料からなる筒状体の軸方向の一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域と第2封止領域とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向を有する容器本体と、該容器本体内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器であって、
第1封止領域は容器の幅方向に沿って配置された第1封止部と第2封止部とを有し、第1封止部は第2封止部よりも前記長手方向の封止長さが長く、容器本体は、第2封止部の第2封止領域側であって、且つ、第1封止部に対し幅方向横側に位置する非封止部に、前記幅方向に沿って該非封止部を切り裂き可能な切り裂き案内部を有し、
前記切り裂き案内部により前記非封止部を切り裂くことにより開口部が形成され、且つ当該開口部の開口幅が、容器の全幅の5分の2以上となるようになされており、
収容部に嵩比重が0.25g/cm3以下の青汁用組成物が収容されている、青汁用組成物入りスティック容器。
図1に示すように、本実施形態は、可撓性材料からなる筒状体の軸方向Xの一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域10と第2封止領域20とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向Xを有する容器本体1と、該容器本体1内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器8である。以下では容器本体1という場合、封止領域10、20及び後述する封止部30を含め、可撓性材料から形成される部分を指す。スティック容器8は容器本体1と収容部13とからなる。
体積累積粒径は、例えばレーザー回折・散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置により測定することができる。
また、青汁用組成物が造粒物の場合、青汁用組成物の粒度分布としては、電動篩振動機(MICRO VIBRO SIFTER M-2;筒井理化学器機株式会社 )を用いて測定した場合、粒径300μm以下の粒度分布は全体の50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上であることが特に好ましい。
図1及び図3に示すように、スティックタイプの包装容器である容器8は、筒状体の軸方向Xの一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域10と第2封止領域20とによって封止されてなることにより、前記軸方向に長手方向Xを有する容器本体1を有し、これにより内部に収容部13が形成されている。前記の筒状体は可撓性材料から形成される。可撓性材料とは、破壊することなく容易に曲げることができる材料である。可撓性材料は厚さ1μm~1000μmであることが好ましく、10μm~500μmであることがより好ましい。可撓性材料は、ポリマーフィルム材料であってもよく、単層材料又は2層以上を含む積層体、例えばポリマー材料フィルムで作製することができる。可撓性材料は、少なくとも収容部13に露出する内面として熱可塑性を有するポリマーフィルム材料の1以上の層を含むことがヒートシールで封止部を形成する点で好ましい。ポリマーフィルム材料は、滅菌可能でなければならず、またガンマ線に耐える、すなわちガンマ線照射後にその特性を実質的に維持することが望ましい。好適な材料は、包装業界で使用されている従来のフィルム材料であってもよく、例えば単層もしくは多層PE(ポリエチレン)、ULDPE(超低密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、EVOH(エチレンビニルアルコール)、PA(ポリアミド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)が挙げられ、これら1又は2種以上の材料とアルミニウム箔とのラミネートフィルムであってもよい。
このような段差形状は、例えば傾斜部17aが端縁8bまで延出している場合に比べて、シール強度を増しながら、溜まりを生じさせずにスムーズに青汁用組成物をペットボトル内等に注入できる利点を有する。
パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社を使用し、下記手順a~dにより求めた。
a.パウダテスタ付属の容量100cm3のカップの重量を測定した。
b.パウダテスタに粉体をセットし、振動時間30秒、振幅1.5mm、粉体を落下させ、容量100cm3のカップへ充填させ、粉体がカップから溢れた所で粉体の落下を止めた。
c.bでカップから溢れた粉体を擦り切り、全体の重量を測定した。
d.cで測定した重量とaで測定した重量の差より、カップに充填された粉体の質量を計算し、1cm3あたりの粉体の重量を求めて嵩比重とした。
青汁用組成物の平均粒子径は、青汁用組成物が乾燥粉砕末である場合、レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置:(株)セイシン企業社製レーザーマイクロンサイザー LMS-3000を使用して以下条件にて測定した。分散媒はエタノールとした。
粒子屈折率:1.330
分散媒屈折率:1.360
粒度分布は、受け皿に200メッシュ(目開き:75μm)、150メッシュ(目開き:106μm)、60メッシュ(目開き:250μm)、32メッシュ(目開き:470μm)の篩を順に下から積み重ね、最上段の篩にサンプル10gを載せて蓋をした後、ミクロ形電磁振動ふるい振とう器(型番:M-2型、筒井理化学機器株式会社)を用いて5分間振動させた。次いで、各篩に残った造粒物の重量を測定し、全体量の割合で示した。
パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社を使用し測定した。試料粉体を、開口部(上部75mm、下部7mmの径の漏斗を用いて、0.5mmの振幅で、高さ7.5cmから直径8cmの円形テーブルの上に検体(粉)を堆積させた。このとき、テーブルの端部から堆積物があふれる程度に検体を堆積させた。テーブル上に堆積した堆積物(検体)の円錐の稜線と円形テーブル面との間に形成された角度をレーザー光で測定した値を、該粉体の安息角とした。
背丈が約30cmで刈り取った、大麦の茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、次いで2~10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、80~100℃の熱湯で90秒間~180秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間~180分間、80℃~135℃の温風にて乾燥させた。
乾燥した茎葉を、ミキサーを用いて約1mmの大きさに粗粉砕処理し、次いでジェットミル粉砕機を用いて微粉砕処理することにより、大麦の緑色茎葉粉末(乾燥粉砕末)を製造した。嵩比重は0.205g/cm3、平均粒子径は21μm、(D90-D10)/D50の値は1.5以上4以下、粒度分布は106μmパス98質量%、安息角は56°であった。水分は3.7質量%であった。
図1~図5に示すスティック容器8において、第2封止部12の幅W2を17mm、第2封止部12の封止長さL2を9mm、第1封止部11における上記傾斜部17aよりも端縁8b側の部分の幅W1を5mm、第1封止部11の封止長さL1を17mm、スティック容器8の長手方向X長さLを140mm、スティック容器8の全幅Wを35mm、第2封止領域20の長手方向X長さL3を9mmとした。上方端縁から切り裂き案内部15までのX方向長さL4は約9mm(詳細には9mm超9.2mm以下)であった。スティック容器8の容器本体は、PETフィルム/PEフィルム/アルミニウム箔/PEフィルムのラミネートフィルムであり、ラミネートフィルムの厚さは79μmであった。
上記スティック容器8は、収容部に製造例1で製造した大麦の茎葉粉末3gが含まれていた。
図1~図5に示すスティック容器において、第2封止部12の幅W2を10mmとした以外は実施例1と同様とした。
図1~図5に示すスティック容器において、第2封止部12の幅W2を5mmとした以外は実施例1と同様とした。
図1~図5に示すスティック容器に換えて、X方向の封止長さの異なる第1封止部及び第2封止部を有さない図6の形状の分包を用意した。スティック容器8’の長手方向X長さLは140mm、スティック容器8’の全幅Wを35mmであり、第1封止領域10の長手方向長さL5は9mmであり、上方端縁から切り裂き案内部15までのX方向長さL4は約9mm(詳細には9mm超9.2mm以下)であった。実施例1と同じ大麦の緑色茎葉粉末3gが封入されていた。
青汁用組成物である製造例1の代わりに、澱粉を用い、スティック容器8に封入した。澱粉の嵩比重は0.59g/cm3、平均粒子径は28μm、粒度分布は106μmパス99質量%、安息角は52°であった。水分は15.5質量%であった。
実施例、比較例の容器について、切り裂き案内部15に沿って幅方向に容器全幅を切り裂くことで、開口部を形成した。開口部長さW4と容器全幅Wとの比を表1に示す。
また、実施例、比較例の容器について、図4の要領で、そのままペットボトル(開口部内径21mm)に容器移し替えを実施した。その際の青汁用組成物の飛散結果及び内容物全量の移し替えにかかった時間(秒)を表1に示す。
8 スティック容器
10 第1封止領域
10a 収容部側の端縁
11 第1封止部
12 第2封止部
13 収容部
14 非封止部
15 切り裂き案内部
16 開口部
17a 傾斜部
20 第2封止領域
Claims (8)
- 可撓性材料からなる筒状体の軸方向の一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域と第2封止領域とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向を有する容器本体と、該容器本体内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器であって、
第1封止領域は容器の幅方向に沿って配置された第1封止部と第2封止部とを有し、第1封止部は第2封止部よりも前記長手方向の封止長さが長く、
容器本体は、第2封止部の第2封止領域側であって、且つ、第1封止部に対し幅方向横側に位置する非封止部に、前記幅方向に沿って該非封止部を切り裂き可能な切り裂き案内部を有し、
前記切り裂き案内部により前記非封止部を切り裂くことにより開口部が形成され、且つ当該開口部の開口幅が、容器の全幅の5分の2以上となるようになされており、
第1封止領域の収容部側の端縁は、容器の幅方向において第1封止部側から第2封止部側に向けて第1封止領域の長手方向の封止長さが小さくなるように傾斜した直線状の傾斜部を有しており、
第1封止領域は、その収容部側の端縁が、前記傾斜部の両端からそれぞれ幅方向外側に延びる段差形状を有しており、第1封止領域は、前記傾斜部よりも第1封止部側に位置する部分の幅が、前記傾斜部よりも第2封止部側に位置する部分の幅に比べて小さくなるように形成されており、
収容部に嵩比重が0.25g/cm3以下の青汁用組成物が収容されている、青汁用組成物入りスティック容器。 - 前記傾斜部の前記幅方向に対する角度αが15°以上60°以下である、請求項1に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
- 第1封止領域は、傾斜部よりも第1封止部側に位置する部分の幅W1が、前記傾斜部よりも第2封止部側に位置する部分の幅W2との比率(W1/W2)が、0.1以上0.8以下である、請求項1又は2に記載の青汁用組成物入りスティック容器
- 開口部の開口幅が15mm以上20mm以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
- 青汁用組成物の嵩比重が0.10g/cm3以上であり、開口部の開口幅が、容器の全幅の90%以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
- 青汁用組成物の平均粒子径が5μm以上300μm以下である、請求項1~5の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
- 青汁用組成物における緑色の茎及び/又は葉の割合が20質量%以上である、請求項1~6の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
- 緑色の茎及び/又は葉が大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉砕末である、請求項7に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
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