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JP7769366B2 - 青汁用組成物入りスティック容器 - Google Patents
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JP7769366B2 - 青汁用組成物入りスティック容器 - Google Patents

青汁用組成物入りスティック容器

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Description

本発明は、青汁用組成物入りスティック容器に関する。
青汁用組成物は、大麦等の緑色茎葉粉末を含む粉末状であり、通常、水などの液体に溶解又は分散させることで青汁として喫食される。青汁用組成物は食物繊維、ミネラル、ビタミンなどが豊富であることから、健康食品として知られている。
青汁用組成物の中には、1回の使用量ごとにスティック容器に封入されるものがある。
ここで、食品等に用いるスティック容器としては、種々の形態のものが知られている。青汁用組成物に係るものではないが、文献1では長尺のフィルムの長辺方向の両側端部を融着により背貼りして筒状に形成し、少なくとも一端部を逆L字形に融着した融着部により封じて袋部を形成し、上記逆L字形の融着部の2辺の先端を結ぶ切裂線を形成した容器が記載されている。文献2では、2つの開封封鎖部操作部を有し、用途に応じた開封操作部を選定できることが記載されている。また文献2では、融着部に段差部を設け、容器本体の側縁は、部分幅収容部の側方に第1開封操作部を備え、全幅収容部の側方に第2開封操作部を備え、第1開封操作部から切り裂かれる位置での収容部の軸直交方向断面積を、第2開封操作部から切り裂かれる位置での収容部の軸直交方向断面積より小さくした容器が記載されている。
実用新案登録第003135179号公報 実用新案登録第003137430号公報
近年、スティック容器入りの青汁用組成物についても種々のニーズが存在し、その中で、開封後、ペットボトルに注ぎ、ペットボトル入りの青汁飲料として持ち運びたいというニーズが存在する。
しかしながら、所定の嵩比重以下の青汁用組成物は、従来のスティック容器に収容した場合、ペットボトルの開口内に青汁用組成物を注ぎ入れようとしたときに内容物である青汁用組成物粉末が開口に入らずに飛散してしまう。また飛散を避けるためにスティックの開口全体をペットボトルの開口内に入れ込んで青汁用組成物をペットボトル内に注ごうとしても容器先端が絞られて青汁用組成物が容器外に出てこない。
これに対し、特許文献1及び2のような従来のスティック容器は、嵩比重が所定以下の青汁用組成物をペットボトルに注ぐ課題を検討したものではない。
本発明は以下の構成を提供するものである。
<1>可撓性材料からなる筒状体の軸方向の一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域と第2封止領域とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向を有する容器本体と、該容器本体内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器であって、
第1封止領域は容器の幅方向に沿って配置された第1封止部と第2封止部とを有し、第1封止部は第2封止部よりも前記長手方向の封止長さが長く、容器本体は、第2封止部の第2封止領域側であって、且つ、第1封止部に対し幅方向横側に位置する非封止部に、前記幅方向に沿って該非封止部を切り裂き可能な切り裂き案内部を有し、
前記切り裂き案内部により前記非封止部を切り裂くことにより開口部が形成され、且つ当該開口部の開口幅が、容器の全幅の5分の2以上となるようになされており、
収容部に嵩比重が0.25g/cm以下の青汁用組成物が収容されている、青汁用組成物入りスティック容器。
<2>第1封止領域の収容部側の端縁は、容器の幅方向において第1封止部側から第2封止部側に向けて第1封止領域の長手方向の封止長さが小さくなるように傾斜した傾斜部を有している、<1>に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
<3>第1封止領域は、その収容部側の端縁が、前記傾斜部の両端からそれぞれ幅方向外側に延びる段差形状を有しており、第1封止領域は、前記傾斜部よりも第1封止部側に位置する部分の幅が、前記傾斜部よりも第2封止部側に位置する部分の幅に比べて小さくなるように形成されている、<2>記載の青汁用組成物入りスティック容器。
<4>、開口部の開口幅が15mm以上20mm以下である、<1>~<3>の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
<5>青汁用組成物の嵩比重が0.10g/cm以上であり、開口部の開口幅が、容器の全幅の90%以下である、<1>~<4>の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
<6>青汁用組成物の平均粒子径が5μm以上300μm以下である、<1>~<5>の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
<7>青汁用組成物における緑色の茎及び/又は葉の割合が20質量%以上である、<1>~<6>の何れか1項に経口組成物。
<8>緑色の茎及び/又は葉が大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉砕末である、<7>に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
本発明によれば、内容物である青汁用組成物を飛散せず、短時間でペットボトルの開口部に注ぎ入れることができる青汁用組成物入りスティック容器を提供できる。
図1は、本発明のスティック容器の正面図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、本発明のスティック容器の裏面図である。 図4は、本発明のスティック容器を開封操作した状態を示す斜視図である。 図5は、本発明のスティック容器を開封操作した後、内容物である青汁用組成物をペットボトルに注入する状態を表す模式図である。 図6は、比較例3及び4のスティック容器の正面図である。 図7は、図2において端縁部10の角部C1及びC2に丸みを帯びさせた場合の図である。
以下本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の青汁用組成物入りスティック容器8(以下「容器8」ともいう。)を図1~図5に示す。
図1に示すように、本実施形態は、可撓性材料からなる筒状体の軸方向Xの一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域10と第2封止領域20とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向Xを有する容器本体1と、該容器本体1内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器8である。以下では容器本体1という場合、封止領域10、20及び後述する封止部30を含め、可撓性材料から形成される部分を指す。スティック容器8は容器本体1と収容部13とからなる。
まず、収容部13に収容される青汁用組成物について説明する。青汁用組成物は粉末状である。本発明において、粉末状とは顆粒状を含む。
青汁用組成物は嵩比重が0.25g/cm以下である。嵩比重が0.25g/cm以下である青汁用組成物は飛散しやすい。本発明はこのように飛散しやすい嵩比重の青汁用組成物について特定形状のスティック容器8を用いることにより飛散防止を図るという技術的意義を有するものである。また青汁用組成物がスティック容器8に封入される量は、一回の飲用分であり通常一定範囲内であるところ、嵩比重が0.25g/cm以下である青汁用組成物は比較的体積が大きく、それを収容するためのスティック容器8も収容部13の体積を確保するために一定の幅W(図1参照)を必要とすることとなる。これらのことから、本発明者が検討したところ、嵩比重が0.25g/cm以下である青汁用組成物を入れたスティック容器8において、開口部16の開口幅W4(図2参照、図2のような二枚折状態における開口部16(図4参照)のY方向長さ)を容器の全幅Wの5分の2以上としながら、容器全幅Wよりも狭めることで、青汁用組成物をペットボトルの開口部に飛散させずに短時間で注入できることが判明した。これらの観点から、青汁用組成物の嵩比重は0.24g/cm以下であることが好ましく、0.23g/cm以下であることがより好ましい。嵩比重の下限としては、例えば0.10g/cm以上であることが飛散を抑制する点や移し替えが容易となる点で好ましい。上記の青汁用組成物の嵩比重を得るためには青汁用組成物に含まれる緑色の茎及び/又は葉の調製方法やその他材料の選定、水分量等により調製することができる。
本発明における嵩比重は、例えば、粉体特性評価装置(パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社)を用いて測定することができる。
一つのスティック容器8に収容される青汁用組成物の量は0.1~10gであることが、1回の使用量として喫食に適している点で好ましく、1~5gであることがより好ましい。
青汁用組成物は青汁素材として緑色の茎及び/又は葉の粉末を含有する。以下、茎及び/又は葉を単に「茎葉」ともいう。青汁素材である緑色の茎葉としては、大麦、ケール、明日葉、桑、甘藷、クマザサ、ヨモギ、長命草、モリンガ等が挙げられ、それらを一種又は二種以上組み合わせて含有することができる。緑色の茎葉としては、大麦の茎及び/又は葉であることが食物繊維やミネラル、ビタミンに優れるほか嗜好性の点で望ましい。
青汁素材である緑色の茎葉粉末は、緑色の茎及び/又は茎を乾燥及び粉砕処理してなる乾燥粉末(以下、「乾燥粉砕末」ともいう。)又はその造粒物であることが、嵩比重が小さく、本発明の特定形状の容器を用いる技術的意義が大きい点で好ましく、とりわけ、乾燥粉砕末であることが飛散しやすく、本発明の特定形状の容器を用いる技術的意義が大きい点で好ましい。また、乾燥粉砕末は、搾汁粉末やエキス粉末に比して食物繊維やミネラル、ビタミンに優れる点でも好ましい。
緑色茎葉の乾燥粉砕末を得るには従来公知の方法を用いることができる。そのような方法としては、緑色茎葉に対して、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせた方法を用いることができる。乾燥処理及び粉砕処理はいずれを先に行ってもよいが、乾燥処理を先に行うことが製造効率上、好ましい。乾燥粉砕末化の工程は、乾燥処理及び粉砕処理を組み合わせる方法に、更に必要に応じブランチング処理、殺菌処理などの処理から選ばれる1種又は2種以上の処理を組み合わせてもよい。また、粉砕処理を行う回数は1回でも、2回以上の処理を組合せてもよいが、粗粉砕処理を行った後に、より細かく粉砕する微粉砕処理を組合せることが製造効率上、好ましい。
ブランチング処理とは、茎葉の緑色を鮮やかに保つための処理であり、ブランチング処理の方法としては、熱水処理や蒸煮処理などが挙げられる。
また、乾燥処理としては、特に限定されないが、例えば、緑色の茎葉の水分含量が10質量%以下、特に5質量%以下となるように乾燥する処理であることが好ましい。この乾燥処理は、例えば、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの当業者に公知の任意の方法により行われ得る。
また、粉砕処理としては、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼、ジェットミルなどの粉砕用の機器や器具を用いて、当業者が通常使用する任意の方法により粉砕する処理が挙げられる。粉砕された緑色の茎葉は必要に応じて篩にかけられる。
上記で得られた緑色の茎葉粉末の造粒工程としては、上記のようにして粉砕した緑色の茎葉粉末を流動層造粒法、押出造粒法、転動造粒法、撹拌造粒法等で造粒する方法が挙げられる。
青汁用組成物は、通常、緑色の茎及び/又は葉の割合が20質量%以上である。青汁用組成物において緑色の茎及び/又は葉の割合は高いことが、ペットボトル等への注入時、従来容器において一層飛散しやすく本発明において特定形状の容器を用いる技術意義が高い点や、嗜好性が高く、栄養機能に優れる点で好ましい。この観点から、青汁用組成物において緑色の茎及び/又は葉の割合は25質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましく、100質量%であってもよい。
青汁用組成物が緑色の茎及び/又は葉以外のその他の成分を含有する場合、当該その他の成分としては、例えば、タンパク質、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維等の食物繊維、ビタミン類、ミネラル類、植物又は植物加工品、藻類、乳酸菌、酵母等の微生物等を配合することができる。更に必要に応じて通常食品分野で用いられる、デキストリン、でんぷん等の糖類、オリゴ糖類、甘味料、酸味料、着色料、増粘剤、光沢剤、賦形剤、栄養補助剤、結合剤、滑沢剤、安定剤、希釈剤、増量剤、乳化剤、食品添加物、調味料等が挙げられる。
青汁用組成物の粒度は、飛散防止を図りながらペットボトルへの短時間での移し替えを可能にする点から、累積体積50%における体積累積粒径(以下、「平均粒子径」ともいう。)が3μm以上であることが好ましく、5μm以上がより好ましく、7μm以上が特に好ましい。また累積体積50%における体積累積粒径は、水等の液体への分散性の点から300μm以下が好ましく、280μm以下がより好ましく、250μm以下が特に好ましい。
また、青汁用組成物が乾燥粉砕末である場合、青汁用組成物の粒度分布としては、レーザー回折式粒度分布法で測定した累積体積10%での粒径をD10とし、累積体積50%での粒径をD50とし、累積体積90%での粒径をD90とした場合、(D90-D10)/D50の値が1以上5以下であることが好ましく、1.5以上4以下であることがより好ましい。このような粒度分布がシャープな青汁用組成物は、より一層流れやすいものとなり、ペットボトル等に注入しやすいものとなる。
体積累積粒径は、例えばレーザー回折・散乱法を測定原理とする粒度分布測定装置により測定することができる。
青汁用組成物が造粒物ではない場合、青汁用組成物の粒度分布としては、上記とは別にミクロ形電磁振動ふるい振とう器(型番:M-2型、筒井理化学機器株式会社)を用いて測定した場合、粒径106μm以下の粒度分布は全体の50質量%以上も好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上であることが特に好ましい。
また、青汁用組成物が造粒物の場合、青汁用組成物の粒度分布としては、電動篩振動機(MICRO VIBRO SIFTER M-2;筒井理化学器機株式会社 )を用いて測定した場合、粒径300μm以下の粒度分布は全体の50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上であることが特に好ましい。
また青汁用組成物は安息角が、35°以上であることがペットボトル等への青汁用組成物を短時間で注入しやすい点で好ましく、40°以上であることがより好ましい。安息角は後述する実施例に記載の方法にて測定できる。
上記の平均粒子径、安息角、粒度分布、嵩比重を有する青汁用組成物は、緑色茎葉粉末やそれを用いた顆粒の製造方法、例えば乾燥粉砕末であればジェットミル等の微粉砕条件を調整することで得ることができる。
スティック容器8について、更に詳細に説明する。
図1及び図3に示すように、スティックタイプの包装容器である容器8は、筒状体の軸方向Xの一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域10と第2封止領域20とによって封止されてなることにより、前記軸方向に長手方向Xを有する容器本体1を有し、これにより内部に収容部13が形成されている。前記の筒状体は可撓性材料から形成される。可撓性材料とは、破壊することなく容易に曲げることができる材料である。可撓性材料は厚さ1μm~1000μmであることが好ましく、10μm~500μmであることがより好ましい。可撓性材料は、ポリマーフィルム材料であってもよく、単層材料又は2層以上を含む積層体、例えばポリマー材料フィルムで作製することができる。可撓性材料は、少なくとも収容部13に露出する内面として熱可塑性を有するポリマーフィルム材料の1以上の層を含むことがヒートシールで封止部を形成する点で好ましい。ポリマーフィルム材料は、滅菌可能でなければならず、またガンマ線に耐える、すなわちガンマ線照射後にその特性を実質的に維持することが望ましい。好適な材料は、包装業界で使用されている従来のフィルム材料であってもよく、例えば単層もしくは多層PE(ポリエチレン)、ULDPE(超低密度ポリエチレン)、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、EVOH(エチレンビニルアルコール)、PA(ポリアミド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)が挙げられ、これら1又は2種以上の材料とアルミニウム箔とのラミネートフィルムであってもよい。
図3に示すように、容器本体1は一枚の可撓性フィルムの両側部を合掌状に接合してなる筒状体からなる。図3に示す例では、スティック容器8の裏面側の幅方向Yの中心に、の可撓性フィルムの両側部を合掌状に重ね合わせてヒートシールした裏面側封止部30が位置している。また第1封止領域10及び第2封止領域20もヒートシール等で形成することができる。
特定の嵩比重の青汁用組成物を収容する点や製造時点での青汁用組成物の容器に封入しやすさから、容器全幅W(図1)は5mm以上100mm以下であることが好ましく、10mm以上50mm以下であることがより好ましい。
容器8の使用しやすさや美観、収容部の大きさ等から、容器8の全長L(図1)は50mm以上300mm以下であることが好ましく、100mm以上200mm以下であることがより好ましい。
例えば全長Lと容器全幅Wの比率(L/W)は限定されるものではないが、青汁用組成物を十分量収容しつつ望ましい開口幅を設定容易とする点等から例えば2以上、特に3以上が好適に挙げられる。
図1及び図3に示すように、筒状の容器本体1は、可撓性フィルムからなる筒状体を軸方向(長手方向Xと同方向)と平行な平面に二枚折りして、そのX方向両端域を第1封止領域10及び第2封止領域20にて封止された状態となっている。第1封止領域10及び第2封止領域20はそれぞれ容器8の幅方向Yの略全体に亘り形成されている。第1封止領域10及び第2封止領域20はそれぞれ収容部13側の端縁10a、端縁20aからそれぞれ容器8の長手方向Xの端縁8c、端縁8dにまで長手方向Xにおいて連続的に形成されている(図1)。
図2に示す通り、第1封止領域10は容器8の幅方向Yに沿って配置された第1封止部11と第2封止部12とを有し、第1封止部11は第2封止部12よりも長手方向Xの封止長さが長い。第1封止部11及び第2封止部12は容器の幅方向Yにおいて連続して存在していることが好ましい。本実施形態において、容器本体1は長手方向Xにおける第1封止領域10と第2封止領域20との間の位置に、2枚折された筒状の容器本体1の表面1A及び裏面1B間を接着又は融着する他の封止部を有しない。
図2に示す通り、容器本体1において、第1封止部11は第2封止部12よりもX方向の封止長さが長いことに起因して、第2封止部12の第2封止領域20側に位置し、且つ、第1封止部11に対し幅方向Y横側に位置する非封止部14を有する。非封止部14は第1封止部11における収容部13側の一部と幅方向Yに向き合う位置に存在している。ここで、非封止部14の、“第2封止部12の第2封止領域20側”には、第2封止部12の第2封止領域20側の端縁(図2の例では符号12aで示す端縁)と長手方向Xにおける略同位置で接する部分も含まれる。
図1及び図2に示すように、スティック容器8は、前記幅方向Yに沿って非封止部14を切り裂き可能な切り裂き案内部15を有する。切り裂き案内部15は、容器8の幅方向Yにおける第2封止部12側端縁8aから第1封止部11側端縁8bに向けて幅方向Yに延びた線状である。切り裂き案内部15は筒状体に所定の加工を施して易切り裂き性が付与された部分である。本実施形態においては、切り裂き案内部15は容器8の第2封止部12側端縁8aから第1封止部11側端縁8bに亘って延びる易切り裂き部であり、非封止部14及びそれと幅方向横側に隣接する第1封止部11を切り裂き可能に形成されている。切り裂き案内部15は、例えば切り口線であってもよく、あるいはV字形などノッチ状の切り口溝であってもよいし、青汁用組成物の粉体が通過しない小さな穴が容器8の幅方向Yに沿って多数あけられているのでもよい。好ましくは、前記の小さな穴が多数あけられている形式であると、切り裂き容易である点で好ましい。図1等では切り裂き案内部15の切り裂き位置を誘導する矢印が表面に印字されている。
スティック容器8の容器本体1は、幅方向Yに沿って非封止部14を切り裂き可能な切り裂き案内部15を有し、切り裂き案内部15により非封止部14を切り裂くことにより、図4のように開口部16が形成される。
図2に示すように、第1封止領域10は、幅方向Yに沿って第1封止部11側から第2封止部12側、別の言い方をすると、第1封止部側端縁8b側から第2封止部側端縁8a側に向かうにつれて漸次的に第1封止領域10の長手方向Xの封止長さが小さくなるように収容部13側の端縁10aが幅方向Yに対して傾斜した傾斜部17aを有している。このように第1封止領域10の収容部13側の端縁10aが傾斜部17aを有することで、青汁用組成物を、溜まりを作らずにスムーズに開口部16から排出することが可能となるため好ましい。
傾斜部17aは、幅方向Yに対して斜めに延びる直線状であることが、青汁用組成物が排出しやすい点で好ましい。図2に示す例では、第2封止部12は傾斜部17aよりも端縁8a側における幅W2を有する部分であり、第1封止部11は、傾斜部17aに対応する幅W5を有する部分、及び、傾斜部17aよりも端縁8b側における、幅W1を有する部分である、とみなすことができる。
図2に示す通り、第1封止領域10の収容部13側の端縁10aは、前記傾斜部17aと、その両端からそれぞれ幅方向外側に延びる線状部11a,12aを有する。これにより図2に示すように、第1封止領域10は、その収容部13側の端縁10aが、段差形状を有している。線状部11a,12aは傾斜部17aの両端からそれぞれ幅方向外側に直線状に延びている。詳細に言うと、第1封止領域10の収容部側の端縁10aは、容器の長手方向Xの端縁8cと平行に且つ互いと近づくように延びる2本の直線11a,12aと、該2本の直線の互いに近い端部同士を結び、2本の直線と鈍角をなす斜めの直線部である傾斜部17aとからなる段差形状となっている。第1封止領域10の収容部側の端縁10aが、傾斜部17aの両端からそれぞれ幅方向Yの外側に延びる段差形状を有している場合、この傾斜部17aが線状部11a及び12aとなす角部C1、C2(図2参照)は丸みを帯びていてもよい。その場合、線状部11aから傾斜部17a、線状部12aに至る段差形状の端縁部10aは、丸みを帯びた流線状であってもよい。そのような流線状としては、例えば図7の端縁部10aが挙げられる。
このような段差形状は、例えば傾斜部17aが端縁8bまで延出している場合に比べて、シール強度を増しながら、溜まりを生じさせずにスムーズに青汁用組成物をペットボトル内等に注入できる利点を有する。
傾斜部17aの幅方向Yに対する角度α(図2)は10°以上80°以下であることが溜まりをつくらずに青汁用組成物を排出しやすい点で好ましい。この点から、角度αは15°以上60°以下であることが好ましく、20°以上45°以下であることがより好ましい。
第1封止領域10は、その収容部13側の端縁10aが、前記傾斜部7aの両端からそれぞれ幅方向外側に延びる段差形状を有している場合、第1封止領域は、傾斜部17aよりも第1封止部側,つまり端縁8b側に位置する部分の幅W1が、前記傾斜部17aよりも第2封止部側,つまり端縁8a側に位置する部分の幅W2に比べて小さくなるように形成されている。このようにすることで、所定の嵩比重以下の青汁用組成物を排出しやすくしながら、収容部の容積を最大限にし、且つ第1封止領域の面積を高めシール強度も維持することができる。
容器幅Wに対し、傾斜部17aの幅W5の割合W5/Wは0.1以上0.5以下であることが収容部を広げつつシール部の強度を維持する点から好ましい。
第1封止部のうち傾斜部以外の部分の幅W1の、第2封止部12の幅W2に対する割合W1/W2の比率は0.1以上0.8以下であることが開口部の開口幅W4と全幅Wとの比率をシール強度と収容部の容量とのバランスを取りながら上記範囲にしやすい点から好ましく、0.15以上0.7以下であることがより好ましい。
図2及び図4に示すように、スティック容器8の容器本体1は、幅方向Yに沿って非封止部14を切り裂き可能な切り裂き案内部15を有する。図4に示す通り、容器8は切り裂き案内部15により非封止部14を切り裂くことにより、開口部16が形成され、且つ当該開口部16の開口幅W4(図2参照)が、容器8の全幅の5分の2以上となるようになされている。図2に示す例では、切り裂き案内部15は、傾斜部17aと交差する高さ位置に形成されている。切り裂き案内部15は例えば第2封止部12の第2封止領域20側の端縁(図2の例では符号12aで示す端縁)と長手方向Xにおける略同位置で接する部分に位置していてもよい。開口幅W4は、図2に示すように切り裂き前に容器8を正面視した状態での、非封止部14のX方向位置における切り裂き案内部15の幅(Y方向長さ)である。
図5に示すように、上記の構成を有するスティック容器8では、図5(1)のように切り裂き案内部15により非封止部14を切り裂き、図5(2)のようにペットボトル50の開口部52における開口内縁51の内側に容器8の開口部16の下端が位置する状態で、図5(3)のように、容器8の開口部16がペットボトル50の開口部52を向き且つ該開口部52に近づくように容器8を傾ける。開口幅W4が容器全幅Wの5分の2以上であってペットボトルの開口幅に適していることで、容器内の青汁用組成物60は嵩比重が特定値以下であっても飛散することなく、ペットボトル50内に短時間で注入させることができる。この観点から、開口幅W4が容器全幅Wの0.43以上であることが更に一層好ましく、0.46以上であることが特に好ましい。図5に示す例では、容器端縁8aの端部が開口部16の下端に位置している。
容器全幅Wに対する開口幅W4の比率W4/Wは0.9以下であることがより確実に飛散を防止する点で好ましく、0.7以下であることがより好ましい。開口部16の開口幅W4は15mm以上20mm以下であることがペットボトルへ青汁用組成物を注入する際の飛散防止と注入に係る時間短縮を図る点で好ましい。
第2封止部12の幅W2に対する開口幅W4の比率W4/W2は1以上1.7以下であることがより確実に飛散を防止する点で好ましく、1以上1.5以下であることがより好ましい。W4/W2が1とは切り裂き案内部15が第2封止部12の第2封止領域20側の端縁(図2の例では符号12aで示す端縁)と長手方向Xにおける略同位置で接している状態を指す。
更に、図2に示す通り、第1封止部11の封止長さL1と第2封止部12の封止長さの比率はL2/L1が0.2以上0.8以下であることが、シール強度と収容部13の体積を両立しやすい点や開封し易さの点で好ましく、0.3以上0.7以下であることがより好ましい。
また、第1封止領域10の上側端縁8cから切り裂き案内部15高さまでの長さL4は第1封止部11の封止長さL1に対する割合L4/L1が0.3以上0.9以下であることが開口幅の設定が容易な点等から好ましく、0.4以上0.8以下であることがより好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。しかし本発明の範囲はかかる実施例に限定されない。以下、特に断らない場合「%」は質量%、「部」は質量部を表す。
(嵩比重の測定方法)
パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社を使用し、下記手順a~dにより求めた。
a.パウダテスタ付属の容量100cmのカップの重量を測定した。
b.パウダテスタに粉体をセットし、振動時間30秒、振幅1.5mm、粉体を落下させ、容量100cmのカップへ充填させ、粉体がカップから溢れた所で粉体の落下を止めた。
c.bでカップから溢れた粉体を擦り切り、全体の重量を測定した。
d.cで測定した重量とaで測定した重量の差より、カップに充填された粉体の質量を計算し、1cmあたりの粉体の重量を求めて嵩比重とした。
(粒度の測定方法)
青汁用組成物の平均粒子径は、青汁用組成物が乾燥粉砕末である場合、レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置:(株)セイシン企業社製レーザーマイクロンサイザー LMS-3000を使用して以下条件にて測定した。分散媒はエタノールとした。
粒子屈折率:1.330
分散媒屈折率:1.360
(粒度分布の測定方法)
粒度分布は、受け皿に200メッシュ(目開き:75μm)、150メッシュ(目開き:106μm)、60メッシュ(目開き:250μm)、32メッシュ(目開き:470μm)の篩を順に下から積み重ね、最上段の篩にサンプル10gを載せて蓋をした後、ミクロ形電磁振動ふるい振とう器(型番:M-2型、筒井理化学機器株式会社)を用いて5分間振動させた。次いで、各篩に残った造粒物の重量を測定し、全体量の割合で示した。
(安息角の測定方法)
パウダテスタ(R)PT-X;ホソカワミクロン株式会社を使用し測定した。試料粉体を、開口部(上部75mm、下部7mmの径の漏斗を用いて、0.5mmの振幅で、高さ7.5cmから直径8cmの円形テーブルの上に検体(粉)を堆積させた。このとき、テーブルの端部から堆積物があふれる程度に検体を堆積させた。テーブル上に堆積した堆積物(検体)の円錐の稜線と円形テーブル面との間に形成された角度をレーザー光で測定した値を、該粉体の安息角とした。
(製造例1)
背丈が約30cmで刈り取った、大麦の茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、次いで2~10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、80~100℃の熱湯で90秒間~180秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間~180分間、80℃~135℃の温風にて乾燥させた。
乾燥した茎葉を、ミキサーを用いて約1mmの大きさに粗粉砕処理し、次いでジェットミル粉砕機を用いて微粉砕処理することにより、大麦の緑色茎葉粉末(乾燥粉砕末)を製造した。嵩比重は0.205g/cm、平均粒子径は21μm、(D90-D10)/D50の値は1.5以上4以下、粒度分布は106μmパス98質量%、安息角は56°であった。水分は3.7質量%であった。
(実施例1)
図1~図5に示すスティック容器8において、第2封止部12の幅W2を17mm、第2封止部12の封止長さL2を9mm、第1封止部11における上記傾斜部17aよりも端縁8b側の部分の幅W1を5mm、第1封止部11の封止長さL1を17mm、スティック容器8の長手方向X長さLを140mm、スティック容器8の全幅Wを35mm、第2封止領域20の長手方向X長さL3を9mmとした。上方端縁から切り裂き案内部15までのX方向長さL4は約9mm(詳細には9mm超9.2mm以下)であった。スティック容器8の容器本体は、PETフィルム/PEフィルム/アルミニウム箔/PEフィルムのラミネートフィルムであり、ラミネートフィルムの厚さは79μmであった。
上記スティック容器8は、収容部に製造例1で製造した大麦の茎葉粉末3gが含まれていた。
(比較例1)
図1~図5に示すスティック容器において、第2封止部12の幅W2を10mmとした以外は実施例1と同様とした。
(比較例2)
図1~図5に示すスティック容器において、第2封止部12の幅W2を5mmとした以外は実施例1と同様とした。
(比較例3)
図1~図5に示すスティック容器に換えて、X方向の封止長さの異なる第1封止部及び第2封止部を有さない図6の形状の分包を用意した。スティック容器8’の長手方向X長さLは140mm、スティック容器8’の全幅Wを35mmであり、第1封止領域10の長手方向長さL5は9mmであり、上方端縁から切り裂き案内部15までのX方向長さL4は約9mm(詳細には9mm超9.2mm以下)であった。実施例1と同じ大麦の緑色茎葉粉末3gが封入されていた。
(比較例4)
青汁用組成物である製造例1の代わりに、澱粉を用い、スティック容器8に封入した。澱粉の嵩比重は0.59g/cm、平均粒子径は28μm、粒度分布は106μmパス99質量%、安息角は52°であった。水分は15.5質量%であった。
<評価>
実施例、比較例の容器について、切り裂き案内部15に沿って幅方向に容器全幅を切り裂くことで、開口部を形成した。開口部長さW4と容器全幅Wとの比を表1に示す。
また、実施例、比較例の容器について、図4の要領で、そのままペットボトル(開口部内径21mm)に容器移し替えを実施した。その際の青汁用組成物の飛散結果及び内容物全量の移し替えにかかった時間(秒)を表1に示す。
表1に示す実施例1の評価結果の通り、嵩比重が0.25g/cm以下の青汁用組成物については、実施例1である本発明のスティック容器により、短時間で飛散なくペットボトルへの大麦緑色茎葉粉末の移し替えが可能であることが判る。これに対し、本発明に比して開口幅の小さな比較例1では青汁用組成物の注入に時間がかかり、比較例2では、スティック容器8’の開口部の全体をペットボトルの開口部内に入れ込むとスティック容器8’の開口部が狭まり、青汁用組成物を容器8’外に出すことができなかった。容器全幅を開口部とした比較例3では内容物を注入する際に青汁用組成物がペットボトルの開口部外に飛散した。また、青汁用組成物である大麦若葉末の代わりに澱粉を使用した比較例4では、ペットボトルへの移し替えができなかった。以上の結果より、本発明のスティック容器は青汁用組成物を短時間で飛散なくペットボトルへの移し替えが可能であることがわかる。
本発明は、嵩比重が0.25g/cm以下の青汁用組成物について、幅方向の位置により長手方向の封止長さが異なる封止部により開口幅を制限しつつ、開口幅の容器全幅に対する比を5分の2以上とした、スティック容器により、短時間で飛散なくペットボトルへの大麦緑色茎葉粉末の移し替えが可能である。
1 容器本体
8 スティック容器
10 第1封止領域
10a 収容部側の端縁
11 第1封止部
12 第2封止部
13 収容部
14 非封止部
15 切り裂き案内部
16 開口部
17a 傾斜部
20 第2封止領域

Claims (8)

  1. 可撓性材料からなる筒状体の軸方向の一端域及び他端域がそれぞれ第1封止領域と第2封止領域とによって封止されてなり、前記軸方向に長手方向を有する容器本体と、該容器本体内に収容されている青汁用組成物とを有する青汁用組成物入りスティック容器であって、
    第1封止領域は容器の幅方向に沿って配置された第1封止部と第2封止部とを有し、第1封止部は第2封止部よりも前記長手方向の封止長さが長く、
    容器本体は、第2封止部の第2封止領域側であって、且つ、第1封止部に対し幅方向横側に位置する非封止部に、前記幅方向に沿って該非封止部を切り裂き可能な切り裂き案内部を有し、
    前記切り裂き案内部により前記非封止部を切り裂くことにより開口部が形成され、且つ当該開口部の開口幅が、容器の全幅の5分の2以上となるようになされており、
    第1封止領域の収容部側の端縁は、容器の幅方向において第1封止部側から第2封止部側に向けて第1封止領域の長手方向の封止長さが小さくなるように傾斜した直線状の傾斜部を有しており、
    第1封止領域は、その収容部側の端縁が、前記傾斜部の両端からそれぞれ幅方向外側に延びる段差形状を有しており、第1封止領域は、前記傾斜部よりも第1封止部側に位置する部分の幅が、前記傾斜部よりも第2封止部側に位置する部分の幅に比べて小さくなるように形成されており、
    収容部に嵩比重が0.25g/cm以下の青汁用組成物が収容されている、青汁用組成物入りスティック容器。
  2. 前記傾斜部の前記幅方向に対する角度αが15°以上60°以下である、請求項1に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
  3. 第1封止領域は、傾斜部よりも第1封止部側に位置する部分の幅W1が、前記傾斜部よりも第2封止部側に位置する部分の幅W2との比率(W1/W2)が、0.1以上0.8以下である、請求項1又は2に記載の青汁用組成物入りスティック容器
  4. 開口部の開口幅が15mm以上20mm以下である、請求項1~3の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
  5. 青汁用組成物の嵩比重が0.10g/cm以上であり、開口部の開口幅が、容器の全幅の90%以下である、請求項1~4の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
  6. 青汁用組成物の平均粒子径が5μm以上300μm以下である、請求項1~5の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
  7. 青汁用組成物における緑色の茎及び/又は葉の割合が20質量%以上である、請求項1~6の何れか1項に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
  8. 緑色の茎及び/又は葉が大麦の茎及び/又は葉の乾燥粉砕末である、請求項7に記載の青汁用組成物入りスティック容器。
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