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JP7770271B2 - 火災報知システム - Google Patents
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JP7770271B2 - 火災報知システム - Google Patents

火災報知システム

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本開示は、火災受信機および複数の火災感知器を備えた火災報知システムに関し、特に火災感知器の作動試験に適した火災報知システムに関するものである。
自火報設備の定期点検、消防訓練などでは、火災感知器を加煙、加熱試験器などを使って作動させ、火災感知器の作動試験を行うことで、性能確認を行っている。このような火災感知器の作動試験を行うに当たって、効率よく作業を進めることを可能にするシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、点検員が携帯端末を利用して作動試験を行う火災感知器を選択し、試験治具を用いて実施した作動試験の結果が携帯端末に送信されてくる構成を備えている。この結果、特許文献1は、サーバおよび受信機側に点検員が付く必要をなくし、試験治具を用いて作動試験を行う点検員1名のみで、感知器発報試験を効率よく進めることができる。
特開2018-112951号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に開示されたシステムは、火災感知器と受信機とサーバとがネットワークを介して接続された構成が必須である。さらに、点検員は、専用のソフトウェアがインストールされた携帯端末を利用して作動試験を行う火災感知器を選択して作動試験を実施し、サーバから試験発報の結果を受ける必要がある。
従って、点検員1名での作動試験が可能であるものの、システム構成は複雑である。
さらに、特許文献1では、試験治具を用いて実際に作動試験を行う際に、携帯端末を用いて選択を行った火災感知器と、実際に作動試験を行うべき火災感知器とが一致しているか否かを確認することはできない。この結果、選択した火災感知器とは異なる火災感知器に対して作動試験を行ってしまうおそれがあり、作業効率が必ずしも向上しない場合も考えられる。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、火災受信機と複数の火災感知器とを備えた構成において、選択した火災感知器の作動試験を効率よく実施することのできる火災報知システムを得ることを目的とする。
本開示に係る火災報知システムは、火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機とを備えた火災報知システムであって、火災受信機は、火災監視を行う火災監視モードと、複数の火災感知器の作動試験を行う作動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、作動試験モード中において作動試験を行う際に、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1以上の火災感知器を選択可能とし、作動試験対象として選択された1以上の火災感知器に対して作動試験対象であることを示す作動試験対象信号を送信する第1の選択機能とを有し、複数の火災感知器のそれぞれは、火災受信機から作動試験対象信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象であることを示す識別表示を行う識別表示機能を有し、火災受信機は、作動試験対象として選択されていない火災感知器から感知結果を受信した場合には、誤操作が行われたと判断し、誤操作が行われたと判断した火災感知器に対して作動試験対象として選択されていない火災感知器であることを示す誤操作信号を送信し、複数の火災感知器のそれぞれは、火災受信機から誤操作信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象として選択されていない火災感知器であることを示す識別表示を行う誤操作識別表示機能をさらに有するものである。
また、本開示に係る火災報知システムは、火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機とを備えた火災報知システムであって、火災受信機は、複数の火災感知器の作動試験を行うモードとして、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、連動試験モード中において、複数の火災感知器のそれぞれの感知結果と連動して動作する複数の端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備を選択可能にするとともに、連動試験対象として選択された1つの端末設備の連動元となる火災感知器を抽出する第1の抽出機能と、第1の抽出機能により抽出された連動元となる火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能とし、作動試験対象として選択された1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第2の選択機能と、作動試験対象信号を受信した1つの火災感知器から連動試験モード中における感知結果を受信することで、連動試験対象となる1つの端末設備に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力し、作動試験対象となる1つの火災感知器と連動試験対象となる1つの端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行する第1の連動作動試験機能とを有するものである。
また、本開示に係る火災報知システムは、火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機とを備えた火災報知システムであって、火災受信機は、複数の火災感知器の作動試験を行うモードとして、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、連動試験モード中において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能にするとともに、作動試験対象として選択された1つの火災感知器の連動先となる端末設備を抽出する第2の抽出機能と、第2の抽出機能により抽出された連動先となる端末設備の中から連動試験対象となる1以上の端末設備を選択可能とし、作動試験対象として選択された1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第3の選択機能と、作動試験対象信号を受信した1つの火災感知器から連動試験モード中における感知結果を受信することで、連動試験対象となる1以上の端末設備に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力し、作動試験対象となる1つの火災感知器と連動試験対象となる1以上の端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行する第2の連動作動試験機能とを有するものである。
本開示によれば、火災受信機と複数の火災感知器とを備えた構成において、選択した火災感知器の作動試験を効率よく実施することのできる火災報知システムを得ることができる。
本開示の実施の形態1における火災受信機および複数の火災感知器を含む火災報知システムの全体構成図である。 本開示の実施の形態1において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1以上の火災感知器を選択可能とするために、タッチパネル上に表示された画面例を示した図である。 本開示の実施の形態1において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後の画面例を示した図である。 本開示の実施の形態2において、連動試験モードが選択された際にタッチパネル上に表示される画面例を示した図である。 本開示の実施の形態2において、複数の端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備が選択された後の画面例を示した図である。 本開示の実施の形態2において、連動試験対象となる1つの端末設備が選択された後に、連動元の1つの火災感知器が選択された状態の画面例を示した図である。 本開示の実施の形態3において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後の画面例を示した図である。 本開示の実施の形態3において、作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後に、連動先の端末設備の中から1つの端末設備が選択された状態の画面例を示した図である。
以下、本開示の火災報知システムの好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
本開示に係る火災報知システムは、作動試験対象として選択された火災感知器に関して、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象であることを示す識別表示を行うことを技術的特徴とするものである。この結果、点検員は、識別表示結果に基づいて作動試験対象である火災感知器を容易に視認確認した上で作動試験を実施することができる。
実施の形態1.
まず始めに、システムの全体像について説明する。
図1は、本開示の実施の形態1における火災受信機および複数の火災感知器を含む火災報知システムの全体構成図である。火災受信機10は、信号線SGを介して、アドレッサブル発信機20、火災感知器31、32、感知器用中継器40、および防排煙制御用中継器50と接続されている。
感知器用中継器40には、火災感知器が、複数台接続されている。図1では、4台の火災感知器41~44を例示している。また、防排煙制御用中継器50には、防火戸51、排煙機52、シャッタ53、およびたれ壁54が接続されている。
ここで、火災感知器31、32、および火災感知器41~44は、あらかじめ設定されたそれぞれの火災監視エリアにおいて火災の発生を感知する複数の火災感知器に相当する。複数の火災感知器により感知器群が構成される。
また、防火戸51、排煙機52、シャッタ53、およびたれ壁54は、複数の火災感知器のそれぞれの感知結果と連動して動作し、火災、煙等の拡散を防止するために機能する複数の端末設備に相当する。複数の端末設備により、端末設備群が構成される。
複数の火災感知器のそれぞれは、個々の火災感知器を識別するためのアドレス情報があらかじめ割り付けられている。そして、複数の火災感知器のそれぞれは、自身に割り付けられたアドレス情報を含めた情報として、火災関連情報を火災受信機10に対して送信することができる。一方、火災受信機10は、アドレス情報を付加して情報伝送を行うことで、所望の火災感知器に対して必要な情報を送信することができる。
また、複数の端末設備のそれぞれにも。個々の端末設備を識別するためのアドレス情報があらかじめ割り付けられている。従って、火災受信機10は、アドレス情報を付加して情報伝送を行うことで、所望の端末設備を稼働させる指令を送信することができる。
このような構成により、火災受信機10は、あらかじめ決められた種々の火災監視エリアに設置されている複数の火災感知器、およびアドレッサブル発信機20から火災関連情報を収集する。そして、火災受信機10は、収集した火災関連情報い基づいて、火災警報を行い、端末設備群を作動させることができる。
なお、端末設備群に含まれているそれぞれの端末設備は、どの火災感知器の感知結果と連動して動作するかがあらかじめ規定されている。例えば、複数の火災感知器と複数の端末設備との連動動作の対応関係を連動表としてあらかじめ設定しておくことで、火災受信機10は、複数の火災感知器のそれぞれの感知結果に基づいて、連動表から適切な端末設備を特定し、連動動作させることができる。
また、図示は省略しているが、火災受信機10は、収集した火災関連情報に基づいて、移報信号を出力し、消火設備を起動して消火作業を開始したり、非常放送装置により火災報知あるいは避難誘導を行ったり、ネットワークを介して上位装置に対して火災関連情報を伝送したりすることができる。
次に、本実施の形態1に係る火災報知システムが備える技術的特徴について説明する。本実施の形態1に係る火災報知システムは、火災受信機がモード設定機能および第1の選択機能を有しており、複数の火災感知器のそれぞれが識別表示機能を有していることを技術的特徴としている。そこで、各機能について詳細に説明する。
<モード設定機能について>
感知器群および端末設備群を集中制御する火災受信機10は、火災監視を行うための火災監視モードと、複数の火災感知器の作動試験を行うための作動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能を有している。このモード設定機能は、一例として、火災受信機10に設けられたタッチパネルによって実現することができる。
タッチパネルを用いる場合には、点検員は、火災感知器の作動試験を行う前に、火災受信機10に設けられたタッチパネルを操作することで、火災監視モードから作動試験モードへの切り換えを行うこととなる。
<第1の選択機能について>
火災受信機10は、作動試験モード中において、作動試験を行う際に、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1以上の火災感知器を選択可能とし、さらに、作動試験対象として選択された1以上の火災感知器に対して作動試験対象であることを示す作動試験対象信号を送信する第1の選択機能を有している。
図2は、本開示の実施の形態1において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1以上の火災感知器を選択可能とするために、タッチパネル上に表示された画面例を示した図である。
図2では、図1の構成に対応して、6つの火災感知器31、32、41~44のそれぞれが、対応するウィンドウW11~W16として表示されている場合を例示している。さらに、作動試験対象として選択された火災感知器に関する単体試験を開始するための「単体試験スタート」ボタンがウィンドウW31として表示されている。
従って、点検員は、タッチパネルに対するタッチ入力を行うことにより、作動試験対象とすべき所望の火災感知器を選択することができるとともに、選択後に単体試験を開始することができる。
図3は、本開示の実施の形態1において、複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後の画面例を示した図である。図3では、感知器群の中から「火災感知器41」が選択されることで、「火災感知器41」が反転表示された状態を例示している。このような選択操作が行われた後に、「単体試験スタート」が押された場合には、火災受信機10は、信号線SGを介して火災感知器41のアドレス情報を含む作動試験対象信号を送信する。
<識別表示機能について>
複数の火災感知器のそれぞれは、火災受信機10から作動試験対象信号を受信した場合に、作動試験対象であることを示す識別表示を行う識別表示機能を有している。
例えば、火災感知器41は、自身のアドレス情報を含む作動試験対象信号を送信した場合には、感知器本体に設けられた表示器を用いて、あらかじめ決められた点灯パターン、点灯色等によって、作動試験対象であることを示す識別表示を行う。従って、点検員は、火災感知器の設置現場において、どの火災感知器が作動試験対象であるかを容易に視認することができる。表示器は、火災感知器が火災を検知したときに点灯する火災確認灯を使用してもよい。
なお、火災受信機10は、作動試験モードが設定されている場合には、火災感知器単体での作動試験のみを可能とし、感知結果に基づいて関連する端末設備を稼働させる連動動作を禁止させることができる。すなわち、火災受信機10は、作動試験対象信号を送信した火災感知器から、作動試験を実施したことに伴う感知結果を受信した場合には、連動動作を行わない制御を実施する。また、消火設備や非常放送装置への移報信号出力を行わない制御を実施する。
以上のように、実施の形態1によれば、作動試験対象として選択された火災感知器は、作動試験対象であることを示す識別表示を行うことができる。この結果、点検員は、識別表示結果に基づいて作動試験対象である火災感知器を容易に視認確認した上で、作動試験を実施することができ、作業効率を改善することができる。
なお、図3では、1つの火災感知器を作動試験対象として選択した場合を説明したが、2以上の火災感知器を作動試験対象として選択することも可能である。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、火災感知器単体での作動試験を実施する場合における作業効率の改善策について説明した。これに対して、本実施の形態2では、識別表示機能を活用するとともに、火災感知器の感知結果に基づいて端末設備を連動させる連動作動試験を実施する場合における作業効率の改善策について説明する。
本実施の形態2に係る火災報知システムは、火災受信機が第1の抽出機能、第2の選択機能、および第1の連動作動試験機能をさらに有するとともに、モード設定機能において単体試験モードと連動試験モードの切り換え制御機能を付加したことを技術的特徴としている。そこで、各機能について詳細に説明する。
<モード設定機能の改良について>
本実施の形態2では、火災感知器の感知結果に基づいて端末設備を連動させる連動作動試験を実施可能とする。そこで、本実施の形態2に係る火災受信機10は、モード設定機能において、作動試験モードが選択された際に、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御をさらに行う。
従って、点検員は、火災感知器の作動試験を行う前に、火災受信機10に設けられたタッチパネルを操作することで、火災感知器単体の作動試験を実施するか、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施するかを容易に設定切り換えできる。
<第1の抽出機能について>
火災受信機10は、連動試験モードが選択されている際には、複数の火災感知器のそれぞれの感知結果と連動して動作する複数の端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備を選択可能にするとともに、連動試験対象として選択された1つの端末設備の連動元となる火災感知器を抽出する第1の抽出機能を有している。
<第2の選択機能について>
火災受信機10は、連動試験モード中において、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を行う際に、抽出機能により抽出された連動元となる火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能とし、作動試験対象として選択された1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第2の選択機能を有している。
図4は、本開示の実施の形態2において、連動試験モードが選択された際にタッチパネル上に表示される画面例を示した図である。図4では、図1の構成に対応して、6つの火災感知器31、32、41~44のそれぞれが、対応するウィンドウW11~W16として表示され、4つの端末設備である防火戸51、排煙機52、シャッタ53、たれ壁54のそれぞれが、対応するウィンドウW21~W24として表示されている場合を例示している。
さらに、図4では、連動試験対象として選択された端末設備と、連動元である作動試験対象として選択された火災感知器との連動試験を開始するための「連動試験スタート」ボタンがウィンドウW32として表示されている。
なお、ウィンドウW11~W16のそれぞれには、サブウィンドウW111~W116が設けられており、ウィンドウW21~W24のそれぞれには、サブウィンドウW121~W124が設けられている。サブウィンドウの役割については、図5A、図5Bを用いて後述する。
点検員は、図4に示したタッチパネル上の画面に対するタッチ入力を行うことにより、作動試験対象とすべき所望の火災感知器、および連動試験対象とすべき端末設備を選択することができるとともに、選択後に連動試験を開始することができる。
図5Aは、本開示の実施の形態2において、複数の端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備が選択された後の画面例を示した図である。本実施の形態2では、火災感知器と端末設備との連動動作を実施させる際に、連動先である端末設備をまず初めに選択する。
図5Aでは、端末設備群の中から「防火戸51」が選択されることで、「防火戸51」が反転表示されるとともに、「防火戸51」の連動元が「火災感知器31」および「火災感知器41」である状態を例示している。
具体的には、火災受信機10は、複数の火災感知器と複数の端末設備との連動動作の対応関係があらかじめ設定された連動表を参照し、「防火戸51」の連動元が「火災感知器31」および「火災感知器41」であると判断した場合には、「火災感知器31」に対応するサブウィンドウW111、および「火災感知器41」に対応するサブウィンドウW113を識別表示させる。
従って、点検員は、選択した「防火戸51」の連動元となる火災感知器がどれであるかを、連動表をチェックすることなしに、タッチパネル上の識別表示を視認することで容易に判断できる。
図5Bは、本開示の実施の形態2において、連動試験対象となる1つの端末設備が選択された後に、連動元の1つの火災感知器が選択された状態の画面例を示した図である。具体的には、図5Bでは、連動試験対象となる1つの端末設備として「防火戸51」が選択された後に、連動元の「火災感知器31」および「火災感知器41」の中から「火災感知器41」が選択されることで、「火災感知器41」が反転表示された状態の画面例を示している。
具体的には、点検員は、サブウィンドウW111が点灯している「火災感知器31」、およびサブウィンドウW113が点灯している「火災感知器41」が、「防火戸51」の連動元となる火災感知器であることを識別する。その後、点検員は、所望の作動試験対象として、「火災感知器41」を選択することができるとともに、選択後に「連動試験スタート」ボタンを押すことで連動試験を開始することができる。
このような一連の選択操作および開始操作が行われた場合には、火災受信機10は、信号線SGを介して火災感知器41のアドレス情報を含む作動試験対象信号を送信する。一方、火災感知器41は、火災受信機10から作動試験対象信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により、作動試験対象であることを示す識別表示を行い、識別表示機能を実行することとなる。
<第1の連動作動試験機能について>
火災受信機10は、連動試験モード中において、作動試験対象信号を受信した火災感知器41から感知結果を受信することで、連動試験対象となる1つの端末設備である防火戸51に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力する連動動作試験機能を備えている。
この結果、火災受信機10は、点検員による選択結果に基づいて、作動試験対象となる1つの火災感知器と連動試験対象となる1つの端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行することができる。換言すると、火災受信機10は、火災感知器41と連動する端末設備が、防火戸51以外に存在している場合にも、防火戸51のみを連動させ、火災感知器41と防火戸51に関して1対1での連動試験を行うことができる。
以上のように、実施の形態2によれば、作動試験対象として選択された火災感知器は、先の実施の形態1と同様に、作動試験対象であることを示す識別表示を行うことができる。
さらに、実施の形態2によれば、連動試験対象として選択された端末設備と、連動元の作動試験対象として選択された火災感知器との連動試験を、連動表をチェックすることなしに、タッチパネルを用いた選択操作、開始操作により容易に実行することができる。
実施の形態3.
先の実施の形態2では、火災感知器単体での作動試験を実施する場合における作業効率の改善策について説明した。これに対して、本実施の形態3では、識別表示機能を活用するとともに、火災感知器の感知結果に基づいて端末設備を連動させる連動作動試験を実施する場合における作業効率の改善策について、先の実施の形態2とは異なる改善策を説明する。
本実施の形態3に係る火災報知システムは、火災受信機が第2の抽出機能、第3の選択機能、および第2の連動作動試験機能をさらに有するとともに、モード設定機能において単体試験モードと連動試験モードの切り換え制御機能を付加したことを技術的特徴としている。そこで、各機能について詳細に説明する。
なお、先の実施の形態2では、連動試験を行うに当たって、端末機器を選択した後に連動元となる火災感知器を選択していた。これに対して、本実施の形態3では、連動試験を行うに当たって、火災感知器を選択した後に連動先となる端末設備を選択しており、選択順序が異なっている。
<モード設定機能の改良について>
本実施の形態3では、先の実施の形態2と同様に、火災感知器の感知結果に基づいて端末設備を連動させる連動作動試験を実施可能とする。そこで、本実施の形態3に係る火災受信機10は、先の実施の形態2と同様に、モード設定機能において、作動試験モードが選択された際に、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御をさらに行う。
従って、点検員は、火災感知器の作動試験を行う前に、火災受信機10に設けられたタッチパネルを操作することで、火災感知器単体の作動試験を実施するか、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施するかを容易に設定切り換えできる。
<第2の抽出機能について>
火災受信機10は、連動試験モードが選択されている際には、複数の火災感知器の中から連動元としての作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能にするとともに、作動試験対象として選択された1つの火災感知器の連動先となる端末設備を抽出する第2の抽出機能を有している。
<第3の選択機能について>
火災受信機10は、連動試験モード中において、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を行う際に、抽出機能により抽出された連動先となる端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備を選択可能とし、作動試験対象として選択された1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第3の選択機能を有している。
点検員は、先の実施の形態2で説明した図4に示したタッチパネル上の画面に対するタッチ入力を行うことにより、作動試験対象とすべき所望の火災感知器、および連動試験対象とすべき端末設備を選択することができるとともに、選択後に連動試験を開始することができる。
図6Aは、本開示の実施の形態3において、複数の火災感知器の中から連動元としての作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後の画面例を示した図である。本実施の形態3では、火災感知器と端末設備との連動動作を実施させる際に、連動元である火災感知器をまず初めに選択する。
図6Aでは、火災感知器群の中から「火災感知器41」が選択されることで、「火災感知器41」が反転表示されるとともに、「火災感知器41」の連動先が「防火戸51」および「シャッタ53」である状態を例示している。
具体的には、火災受信機10は、複数の火災感知器と複数の端末設備との連動動作の対応関係があらかじめ設定された連動表を参照し、「火災感知器41」の連動先が「防火戸51」および「シャッタ53」であると判断した場合には、「防火戸51」に対応するサブウィンドウW121、および「シャッタ53」に対応するサブウィンドウW123を識別表示させる。
従って、点検員は、選択した「火災感知器41」の連動先となる端末設備がどれであるかを、連動表をチェックすることなしに、タッチパネル上の識別表示を視認することで容易に判断できる。
図6Bは、本開示の実施の形態3において、作動試験対象となる1つの火災感知器が選択された後に、連動先の端末設備の中から1つの端末設備が選択された状態の画面例を示した図である。具体的には、図6Bでは、作動試験対象となる1つの火災感知器として「火災感知器41」が選択された後に、連動先の「防火戸51」および「シャッタ53」の中から「シャッタ53」が選択されることで、「シャッタ53」が反転表示された状態を例示している。
具体的には、点検員は、サブウィンドウW121が点灯している「防火戸51」、およびサブウィンドウW123が点灯している「シャッタ53」が、「火災感知器41」の連動先となる端末設備であることを識別する。その後、点検員は、所望の連動試験対象として、「シャッタ53」を選択することができるとともに、選択後に「連動試験スタート」ボタンを押すことで連動試験を開始することができる。
このような一連の選択操作および開始操作が行われた場合には、火災受信機10は、信号線SGを介して火災感知器41のアドレス情報を含む作動試験対象信号を送信する。一方、火災感知器41は、火災受信機10から作動試験対象信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により、作動試験対象であることを示す識別表示を行い、識別表示機能を実行することとなる。
<第2の連動作動試験機能について>
火災受信機10は、連動試験モード中において、作動試験対象信号を受信した火災感知器41から感知結果を受信することで、連動試験対象となる1つの端末設備であるシャッタ53に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力する連動動作試験機能を備えている。
この結果、火災受信機10は、点検員による選択結果に基づいて、作動試験対象となる1つの火災感知器と連動試験対象となる1つの端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行することができる。換言すると、火災受信機10は、火災感知器41と連動する端末設備が、シャッタ53以外に存在している場合にも、シャッタ53のみを連動させ、火災感知器41とシャッタ53に関して1対1での連動試験を行うことができる。
以上のように、実施の形態3によれば、作動試験対象として選択された火災感知器は、先の実施の形態1、2と同様に、作動試験対象であることを示す識別表示を行うことができる。
さらに、本実施の形態3によれば、作動試験対象として選択された火災感知器と、連動先の連動試験対象として選択された端末設備との連動試験を、連動表をチェックすることなしに、タッチパネルを用いた選択操作、開始操作により容易に実行することができる。
なお、上述した実施の形態1~3において示した図2~図6Bの画面例は一例であり、本開示の火災報知システムが有する各機能を実現できれば、その他の画面を用いることも可能である。
また、火災受信機は、単体試験モードにおいて送信する作動試験対象信号と、連動試験モードにおいて送信する作動試験対象信号とを、火災感知器側で識別可能とするような異なる信号とすることができる。この場合には、火災感知器は、単体試験モードでの作動試験対象であることを示す識別表示と、連動試験モードでの作動試験対象であることを示す識別表示とで、点灯パターン、点灯色等を異ならせることができる。
この結果、点検員は、識別表示結果に基づいて作動試験対象である火災感知器を容易に視認確認できるとともに、火災感知器と連動して端末設備が動作する連動試験が行われるか否かを容易に視認確認でき、連動試験の作業効率を改善することができる。
また、上述した実施の形態2、3では、火災感知器と端末設備との間で1対1の連動試験を行う場合について説明したが、1対N(Nは2以上の整数)として、1つの火災感知器に対して複数の端末設備が連動する状態の連動試験を行うことも可能である。
また、上述した実施の形態1では、作動試験モードが設定されている場合には、連動制御や移報信号出力を行わない制御を行う場合について説明したが、これらの制御を手動で設定するようにし、作動試験モードが選択され、図2または図3が表示された状態において、連動動作を一括して禁止するための「連動動作一括遮断」ボタンや、移報信号出力を一括して禁止するための「移報信号一括遮断」ボタンや、連動動作と移報信号出力の両方を一括して禁止するための「一括遮断」ボタンを新たなウィンドウとして設けることも可能である。
点検員が、「連動動作一括遮断」ボタン、「移報信号一括遮断」ボタン、または「一括遮断」ボタンを押すタッチ入力を行うごとに、「連動動作一括遮断」、「移報信号一括遮断」および「一括遮断」が、点灯状態または消灯状態に交互に切り替わる。これにより連動動作や移報信号出力を行うか行わないかの制御をすることができる。
また、上述した実施の形態2、3では、火災感知器と端末設備との間で1対1の連動試験を行う場合について説明したが、連動モードが選択され、図4~図6Bが表示された状態において、連動動作を一括して禁止するための「連動動作一括遮断」ボタンを新たなウィンドウとして設けることも可能である。
点検員が「連動動作一括遮断」ボタンを押すタッチ入力を行うごとに、「連動動作一括遮断」が、点灯状態または消灯状態に交互に切り替わる。点検員は、連動モードが選択された場合であっても、「連動動作一括遮断」を点灯状態とすることで連動動作を一括して禁止することができ、先の実施の形態1で説明した「単体試験モード」と同様に、選択した火災感知器のみの作動試験を実施することができる。
また、実施の形態1~3における図2~図6Bの画面例では、図示を省略しているが、作動試験モードから火災監視モードへ復帰させるための復帰ボタンを画面中に設けることができる。点検員は、この復帰ボタンをタッチ入力することで、作動試験モードから火災監視モードへ復帰させることができる。
さらに、復帰ボタンが選択されて火災監視モードへ復帰した際には、火災受信機10は、実施の形態1~3において選択された状態をすべてリセットすることができる。すなわち、火災受信機10は、火災監視モードへ復帰した際にこのようなリセット処理を自動的に行うことで、火災監視時には、連動表に従った初期状態に戻すことができる。
この結果、例えば、「連動動作一括遮断」、「移報信号一括遮断」、または「一括遮断」を消灯状態に切り換える操作を行わずに火災監視モードへ復帰した場合にも、火災監視モードで火災が感知された際に、連動動作が遮断されてしまう人的ミスを確実に防止することができる。
また、実施の形態1~3では、火災受信機10に設けられたタッチパネルを用いて各種機能を実現する場合について説明したが、このような構成には限定されない。実施の形態1~3におけるタッチパネルにおいて実現した各種機能を、火災受信機10と通信可能な総合操作盤、外部機器などにおいて実施するような構成を採用した場合にも、同様の効果を実現できる。ここで、外部機器には、点検員が所持する携帯端末のような端末機器が含まれる。
また、実施の形態1~3において、作動試験対象として選択された火災感知器は、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象であることを示す識別表示を行うが、点検員が識別表示されていない火災感知器に対して作動試験を行ってしまう場合も考えられる。
このような誤操作が行われた際にも、本開示に係る火災受信機10は、作動試験モードが選択されている状態で、作動試験対象として選択されていない火災感知器から感知結果を受信した場合には、誤操作が行われたと判断し、連動表に従った連動動作を行わないように制御することができる。
さらに、火災受信機10は、誤操作が行われたと判断した場合には、誤操作が行われた火災感知器の本体に設けられた表示器を利用して、作動試験対象として選択されていない火災感知器であることを示す識別表示を行うことができる。
この結果、点検員が作動試験対象でない火災感知器の作動試験を誤って実施してしまった場合にも、連動動作を確実に防止するとともに、誤操作が行われたことを点検員に対して迅速に視覚的に知らせることができる。
10 火災受信機、20 アドレッサブル発信機、31、32 火災感知器、40 感知器用中継器、41~44 火災感知器、50 防排煙制御用中継器、51 防火戸、52 排煙機、53 シャッタ、54 壁、SG 信号線。

Claims (3)

  1. 火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、
    前記複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機と
    を備えた火災報知システムであって、
    前記火災受信機は、
    火災監視を行う火災監視モードと、前記複数の火災感知器の作動試験を行う作動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、
    前記作動試験モード中において作動試験を行う際に、前記複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1以上の火災感知器を選択可能とし、作動試験対象として選択された前記1以上の火災感知器に対して作動試験対象であることを示す作動試験対象信号を送信する第1の選択機能と
    を有し、
    前記複数の火災感知器のそれぞれは、前記火災受信機から前記作動試験対象信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象であることを示す識別表示を行う識別表示機能を有し、
    前記火災受信機は、前記作動試験対象として選択されていない火災感知器から感知結果を受信した場合には、誤操作が行われたと判断し、誤操作が行われたと判断した火災感知器に対して作動試験対象として選択されていない火災感知器であることを示す誤操作信号を送信し、
    前記複数の火災感知器のそれぞれは、前記火災受信機から前記誤操作信号を受信した場合には、感知器本体に設けられた表示器により作動試験対象として選択されていない火災感知器であることを示す識別表示を行う誤操作識別表示機能をさらに有する
    火災報知システム。
  2. 火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、
    前記複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機と
    を備えた火災報知システムであって、
    前記火災受信機は、
    前記複数の火災感知器の作動試験を行うモードとして、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、
    前記連動試験モード中において、
    前記複数の火災感知器のそれぞれの感知結果と連動して動作する複数の端末設備の中から連動試験対象となる1つの端末設備を選択可能にするとともに、連動試験対象として選択された前記1つの端末設備の連動元となる火災感知器を抽出する第1の抽出機能と、
    前記第1の抽出機能により抽出された前記連動元となる火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能とし、作動試験対象として選択された前記1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第2の選択機能と、
    前記作動試験対象信号を受信した1つの火災感知器から連動試験モード中における感知結果を受信することで、連動試験対象となる前記1つの端末設備に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力し、前記作動試験対象となる前記1つの火災感知器と前記連動試験対象となる前記1つの端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行する第1の連動作動試験機能と
    有する火災報知システム。
  3. 火災監視エリアに設けられ、火災の発生を感知する複数の火災感知器と、
    前記複数の火災感知器によるそれぞれの感知結果に基づいて火災警報を行う火災受信機と
    を備えた火災報知システムであって、
    前記火災受信機は、
    前記複数の火災感知器の作動試験を行うモードとして、火災感知器単体の作動試験を実施する単体試験モードと、火災感知器と端末設備との連動動作を伴う作動試験を実施する連動試験モードとの設定切り換え制御を行うモード設定機能と、
    前記連動試験モード中において、
    前記複数の火災感知器の中から作動試験対象となる1つの火災感知器を選択可能にするとともに、作動試験対象として選択された1つの火災感知器の連動先となる端末設備を抽出する第2の抽出機能と、
    前記第2の抽出機能により抽出された前記連動先となる端末設備の中から連動試験対象となる1以上の端末設備を選択可能とし、作動試験対象として選択された前記1つの火災感知器に対して作動試験対象信号を送信する第3の選択機能と、
    前記作動試験対象信号を受信した前記1つの火災感知器から連動試験モード中における感知結果を受信することで、前記連動試験対象となる前記1以上の端末設備に対して連動動作を実施させるための連動動作指令を出力し、前記作動試験対象となる前記1つの火災感知器と前記連動試験対象となる前記1以上の端末設備との連動動作を伴う作動試験を実行する第2の連動作動試験機能と
    有する火災報知システム。
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