JP7777378B2 - 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 - Google Patents
洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液Info
- Publication number
- JP7777378B2 JP7777378B2 JP2025132326A JP2025132326A JP7777378B2 JP 7777378 B2 JP7777378 B2 JP 7777378B2 JP 2025132326 A JP2025132326 A JP 2025132326A JP 2025132326 A JP2025132326 A JP 2025132326A JP 7777378 B2 JP7777378 B2 JP 7777378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ether
- compound
- mass
- acid
- hydrophilic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
Description
該第1化合物は、親水性含窒素有機化合物及び/又は親水性第4級アンモニウム塩であり、
該水の含有率は、20質量%以上であり、
該有機酸に対する該第1化合物のモル比は、1以上35以下である。
該親水性グリコールエーテル化合物の含有率は、40質量%以上98.8質量%以下であり、
該有機酸の含有率は、0.1質量%以上20質量%以下であり、
該第1化合物の含有率は、1.1質量%以上40質量%以下であり、
水で1.1倍以上20倍以下に希釈して用いられる。
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示の洗浄剤組成物は、
親水性グリコールエーテル化合物と、有機酸と、第1化合物と、水とを含む洗浄剤組成物であって、
前記第1化合物は、親水性含窒素有機化合物及び/又は親水性第4級アンモニウム塩であり、
前記水の含有率は、20質量%以上であり、
前記有機酸に対する前記第1化合物のモル比は、1以上35以下である。
前記第1化合物の含有率は、1質量%以上20質量%以下であることが好ましい。これによって、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響及び揮発性有機化合物(VOC)が更に低減された洗浄剤組成物を提供することが可能になる。
(式(1)中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に水素原子、メチル基、又はエチル基を示し、R4は、炭素数1~11の鎖状及び/又は環状の炭化水素基を示し、前記炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-に置き換わっていてもよく、式(2)中、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子又はメトキシ基を示し、前記R5及び前記R6のいずれかはメトキシ基であり、R7は水素原子又はメチル基を示す。)これによって、取り扱い性に更に優れた洗浄剤組成物を提供することが可能になる。
前記親水性酸は、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、グリコール酸、プロピオン酸、2-ホスホノブタン-1,2,4-トリカルボン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸、グリシン、フィチン酸、1H-ベンゾトリアゾール-4-カルボン酸、1H-ベンゾトリアゾール-5-カルボン酸、及びp-トルエンスルホン酸からなる群より選択される少なくとも1種の親水性酸であり、
前記疎水性酸は、ジエチレントリアミン五酢酸、ビシン、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ア
レンドロン酸、及び1-アミノ-2-ナフトール-4-スルホン酸からなる群より選択される少なくとも1種の疎水性酸であることが好ましい。これによって、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響及び揮発性有機化合物(VOC)が更に低減された洗浄剤組成物を提供することが可能になる。
前記親水性含窒素有機化合物は、式(3)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物、又は式(4)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物であり、
前記親水性第4級アンモニウム塩は、式(5)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物であることが好ましい。
(式(3)中、R8は、-CH2CH2OH基、-CH2CH(OH)CH3基、-CH2CH2CH2NH2基、又は炭素数1~4の鎖状炭化水素基を示し、R9は、水素原子、-CH2CH2OH基、-CH2CH2CH2NH2基、又は-CH2CH(OH)CH3基を示し、R10は、水素原子、-CH2CH2OH基、又はメチル基を示し、式(4)中、R15、R16、R17は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を示し、式(5)中、R11、R12、R13、R14は、それぞれ独立に炭素数1~2の炭化水素基を示す。)これによって、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響及び揮発性有機化合物(VOC)が更に低減された洗浄剤組成物を提供することが可能になる。
含窒素有機化合物であり、
前記親水性第4級アンモニウム塩は、水酸化テトラエチルアンモニウムであることが好ましい。これによって、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響及び揮発性有機化合物(VOC)が更に低減された洗浄剤組成物を提供することが可能になる。
前記親水性グリコールエーテル化合物の含有率は、40質量%以上98.8質量%以下であり、
前記有機酸の含有率は、0.1質量%以上20質量%以下であり、
前記第1化合物の含有率は、1.1質量%以上40質量%以下であり、
水で1.1倍以上20倍以下に希釈して用いられる。
本開示の一実施形態(以下、「本実施形態」とも記す。)について説明する。ただし、本実施形態はこれに限定されるものではない。本明細書において「A~Z」という形式の表記は、範囲の上限下限(すなわちA以上Z以下)を意味する。Aにおいて単位の記載がなく、Zにおいてのみ単位が記載されている場合、Aの単位とZの単位とは同じである。
本開示の一実施形態に係る洗浄剤組成物について説明する。
本開示の一実施形態(以下、「本実施形態」とも記す。)の洗浄剤組成物は、
親水性グリコールエーテル化合物と、有機酸と、第1化合物と、水とを含む洗浄剤組成物であって、
該第1化合物は、親水性含窒素有機化合物及び/又は親水性第4級アンモニウム塩であり、
該水の含有率は、20質量%以上であり、
該有機酸に対する該第1化合物のモル比は、1以上35以下である。
ム塩)との組合せによって、該第1化合物と有機酸とによって塩が形成され、該第1化合物の親水性が更に向上する。その為、該洗浄剤組成物に疎水性化合物が添加された場合であっても、該洗浄剤組成物全体が均一になり易く、該洗浄剤組成物は取り扱い性に優れる。なお本願において、分離に起因する撹拌等の追加作業を要しない場合や、洗浄剤組成物の安全性が低いことに起因する使用の制限が生じない場合に、洗浄剤組成物の「取り扱い性」が優れていることを示す。
<親水性グリコールエーテル化合物>
上記洗浄剤組成物は、親水性グリコールエーテル化合物を含む。これによって、上記洗浄剤組成物において水との分離を抑制することができる。なお、本実施形態において「グリコールエーテル化合物」とは、二価アルコールのエーテル化合物を意味する。本実施形態において、「親水性」とは、20℃の環境下において、対象の化合物に対する水の溶解度が50質量%を超える性質を意味する。ちなみに「疎水性」とは、20℃の環境下において、対象の化合物に対する水の溶解度が50質量%以下である性質を意味する。上記親水性のグリコールエーテル化合物は、公知の出発物質から公知の方法によって合成してもよい。上記親水性のグリコールエーテル化合物は、市販品をそのまま用いてもよい。
(式(1)中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立に水素原子、メチル基、又はエチル基を示し、R4は、炭素数1~11の鎖状及び/又は環状の炭化水素基を示し、該炭化水素基に含まれる-CH2-は、-O-に置き換わっていてもよく、式(2)中、R5及びR6は、それぞれ独立に水素原子又はメトキシ基を示し、該R5及び該R6のいずれかはメトキシ基であり、R7は水素原子又はメチル基を示す。)
(分析の条件)
装置:ガスクロマトグラフ GC-14B(株式会社島津製作所製)
検出器:熱伝導度型検出器(TCD)
カラム:Thermon-3000(信和化工株式会社製)
気化室温度:160℃
検出器温度:160℃
上記洗浄剤組成物は、有機酸を含む。本実施形態において「有機酸」とは、カルボキシ基、ホスホン酸基、スルホ基等を含む酸性の有機化合物を意味する。上記有機酸は、公知の出発物質から公知の方法によって合成してもよい。上記有機酸は、市販品をそのまま用いてもよい。
つ以上のホスホン酸基を有する有機酸であることが好ましい。これによって、フラックス残渣中の金属塩にキレート効果を発揮し、かつ第1化合物と安定的な塩を形成する為、本実施形態に係る洗浄剤組成物は、フラックス洗浄性及び取り扱い性に優れ、且つ金属影響を低減することができる。
(条件)
装置:電位差自動滴定装置 Model AT-710M(京都電子工業株式会社製)
測定温度:20℃
上記洗浄剤組成物は、第1化合物を含み、該第1化合物は、親水性含窒素有機化合物及
び/又は親水性第4級アンモニウム塩である。親水性含窒素有機化合物及び親水性第4級アンモニウム塩の鹸化作用によって、フラックスを構成する樹脂の分子構造が切断される結果、該樹脂が溶け易くなる。その為、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響を更に低減することができる。なお、該「第1化合物」は、公知の出発物質から公知の方法によって合成してもよい。該「第1化合物」は、市販品をそのまま用いてもよい。
(式(3)中、R8は、-CH2CH2OH基、-CH2CH(OH)CH3基、-CH2CH2CH2NH2基、又は炭素数1~4の鎖状炭化水素基を示し、R9は、水素原子、-CH2CH2OH基、-CH2CH2CH2NH2基、又は-CH2CH(OH)CH3基を示し、R10は、水素原子、-CH2CH2OH基、又はメチル基を示し、式(4)中、R15、R16、R17は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を示す。)
(式(5)中、R11、R12、R13、R14は、それぞれ独立に炭素数1~2の炭化水素基を示す。)
上記洗浄剤組成物は、水を含む。上記水は、各種工業製品の原料として用いられる水、水道水等であれば特に制限はない。上記水は、蒸留水であってもよいし、イオン交換水であってもよい。本実施形態の一側面において、上記水は、その電気伝導率が1~300μS/cmであってもよいし、1~100μS/cmであってもよい。
ルフィッシャー水分計による分析の条件は以下の通りである。
(カールフィッシャー水分計の分析条件)
装置:カールフィッシャー水分計 MKS-500(京都電子工業株式会社製)
測定方法:容量滴定法
測定温度:20℃
本実施形態に係る洗浄剤組成物は、本発明の効果が奏される限り、その他の成分を更に含んでいてもよい。該その他の成分としては、例えば、界面活性剤、防錆剤、pH調整剤、キレート剤、増粘剤、湿潤剤、蒸発遅延剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、香料及び防腐剤等が挙げられる。
<pH>
上記洗浄剤組成物のpHは8.0以上12.0以下であることが好ましい。該pHが8.0未満の場合、該洗浄剤組成物において洗浄性の低下及び金属影響が認められ易くなる傾向があり、該pHが12.0超の場合、作業者の安全性が損なわれ易くなる傾向がある。その為、上記洗浄剤組成物のpHを上記範囲に調整することで、フラックス洗浄性及び取り扱い性に更に優れ、且つ金属影響を更に低減することができる。上記洗浄剤組成物のpHの下限値は、8.0以上であることが好ましく、8.5以上であることがより好ましく、9.0以上であることが更に好ましい。上記洗浄剤組成物のpHの上限値は、12.0以下であることが好ましく、11.0以下であることがより好ましく、10.0以下であることが更に好ましい。上記洗浄剤組成物のpHは、8.0以上12.0以下であることが好ましく、8.5以上11.0以下であることがより好ましく、9.0以上10.0以下であることが更に好ましい。
前記洗浄剤組成物は、25℃及び50℃の条件下で外観上均一であることが好ましい。これによって、保管、運送、使用時に撹拌等の特別な制限なく運用し易くなる為、取り扱い性に更に優れる。ここで「外観上均一である」とは、静置時に上記洗浄剤組成物が外観上2層以上に分離しないことを意味する。「静置時」とは、上記洗浄剤組成物が、重力以外の外力を受けていない状態を4時間維持した時を意味する。より具体的には、上記「静置時」は上記洗浄剤組成物が、振動、回転及び撹拌されていない状態を4時間維持した時と把握することもできる。本実施形態の一側面において、上記洗浄剤組成物は、25℃及び50℃以外の温度において、外観上均一であってもよいし、外観上2層以上に分離していてもよい。
本実施形態に係る洗浄剤組成物の製造方法は、上記親水性グリコールエーテル化合物と、上記有機酸と、上記第1化合物と、上記水とを準備する工程と、該親水性グリコールエーテル化合物と、該有機酸と、該第1化合物とを、該水に添加する工程を含む。当該添加する工程は、どのような手法を用いてもよい。添加する工程としては、例えば、フラスコに該親水性グリコールエーテル化合物、該有機酸、該第1化合物、及び該水を加えること、及び化学プラント等において、工業的規模で該親水性グリコールエーテル化合物、該有機酸、該第1化合物、及び該水を加えること等が挙げられる。
本実施形態に係る洗浄対象物の洗浄方法は、
洗浄対象物の洗浄方法であって、上記洗浄剤組成物を上記洗浄対象物の表面又は隙間に接触させることを含む。
本開示の一実施形態に係る洗浄剤組成物用の原液について説明する。
本開示の一実施形態(以下、「本実施形態」とも記す。)の洗浄剤組成物用の原液は、
本実施形態1に係る洗浄剤組成物用の原液であって、
該親水性グリコールエーテル化合物の含有率は、40質量%以上98.8質量%以下であり、
該有機酸の含有率は、0.1質量%以上20質量%以下であり、
該第1化合物の含有率は、1.1質量%以上40質量%以下であり、
水で1.1倍以上20倍以下に希釈して用いられる。
以下のようにして、試料1~試料31、試料33~試料54、及び試料101~試料106、試料110、及び試料111に係る洗浄剤組成物を作製した。
試料1~試料31、試料33~試料54、及び試料101~試料106、試料110、及び試料111に係る洗浄剤組成物を作製する為の原料として、以下の親水性グリコールエーテル化合物と、以下の有機酸と、以下の親水性含窒素有機化合物と、以下の第4級アンモニウム塩と、以下の水とを準備した。
(親水性グリコールエーテル化合物)
プロピルセロソルブ:ダウ・ケミカル日本株式会社製
3-メトキシ-3-メチルブタノール:株式会社クラレ製
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
トリエチレングリコールモノブチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
(有機酸)
ニトリロトリスメチレンホスホン酸(親水性酸):キレスト株式会社製
クエン酸(親水性酸):富士フイルム和光純薬株式会社製
リンゴ酸(親水性酸):富士フイルム和光純薬株式会社製
グリコール酸(親水性酸):ケマーズ株式会社製
プロピオン酸(親水性酸):富士フイルム和光純薬株式会社製
2-ホスホノブタン-1,2,4-トリカルボン酸:キレスト株式会社製
HEDP(親水性酸):キレスト株式会社製
グリシン(親水性酸):富士フイルム和光純薬株式会社製
p-トルエンスルホン酸一水和物(親水性酸):富士フイルム和光純薬株式会社製
DTPA:キレスト株式会社製
DHEG:キレスト株式会社製
EDTMP:キレスト株式会社製
ラウリン酸:富士フイルム和光純薬株式会社製
アレンドロン酸:東京化成工業株式会社製
1-アミノ-2-ナフトール-4-スルホン酸:富士フイルム和光純薬株式会社製
(親水性含窒素有機化合物)
モノイソプロパノールアミン(第一級アミン):東京化成工業株式会社製
3,3’-ジアミノ-N-メチルジプロピルアミン(第一級アミン):東京化成工業株式会社製
N-エチルエタノールアミン(第二級アミン):日本乳化剤株式会社製
2-メチルイミダゾール:東京化成工業株式会社製
N-n-ブチルジエタノールアミン(第三級アミン):日本乳化剤株式会社製
トリエタノールアミン(第三級アミン):東京化成工業株式会社製
(第4級アンモニウム塩)
TEAH:東京化成工業株式会社製
(疎水性含窒素有機化合物)
ジメチルステアリルアミン:富士フイルム和光純薬株式会社製
n-ドデシルアミン:富士フイルム和光純薬株式会社製
ジ-n-ブチルアミン:富士フイルム和光純薬株式会社製
1,2,3-ベンゾトリアゾール:東京化成工業株式会社製
(疎水性溶剤)
プロピレングリコールモノブチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
ジプロピレングリコールジメチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
ジプロピレングリコールモノブチルエーテル:日本乳化剤株式会社製
ベンジルアルコール:東京応化工業株式会社製
(水)
蒸留水
次いで、上記原料のうち該蒸留水(水)以外の原料を、表1~表4に記載された組成で、該蒸留水(水)に添加した。なお、表1~表4の「配合組成[質量%]」の欄において、「-」で示されている成分は、試料に含まれていないことを意味する。
各試料に係る洗浄剤組成物について、「pH」を測定し、「外観」、「洗浄性」、「金属影響」、及び「取り扱い性」を評価した。
各試料に係る洗浄剤組成物について、pHを上記実施形態1に記載の方法により求めた。得られた結果をそれぞれ表1~表4の「pH(水で100倍に希釈された場合)」の欄に記す。
各試料に係る洗浄剤組成物について、外観を上記実施形態1に記載の方法により求めた。なお、各試料に係る洗浄剤組成物に関し、試料作製直後と、該試料作製から1週間後との両方において、外観を評価した。得られた結果をそれぞれ表1~表4の「外観」の欄に記す。
各試料に係る洗浄剤組成物について、以下の手順で洗浄性を評価した。
以下の手順で洗浄性を評価するためのテストピースを準備した。まず、20mm×40mmの銅板(株式会社スタンダードテストピース製)を用意した。該銅板に対し、評価ペ
ーストとして「MB-T100」(千住金属工業株式会社製)を印刷した。その後、該銅板を250℃で3分間ホットプレート上で静置することでリフローを行った。以上の手順で、テストピースを作製した。
以下の手順で、各試料に係る洗浄剤組成物の洗浄性を評価した。まず、ビーカー(500ml)に上記洗浄剤組成物を400ml加えて、50℃になるまで加温した。次に加温された洗浄剤組成物を500rpmで撹拌して水相と有機相とが分散するようにした。上述の分散した状態を維持しながら上記洗浄剤組成物に上記テストピースを浸漬した。上記テストピースを上記洗浄剤組成物に浸漬してから所定時間経過後に上記テストピースを取り出し、水洗及び乾燥を行った後、実体顕微鏡(倍率40倍)を用いて表面観察し、フラックス残渣が完全に除去することが可能な時間を測定するとともに、以下の基準に照らして、洗浄性評価を行った。なお、洗浄性の評価がA又はBであることは、洗浄剤組成物の洗浄性が高いことを意味する。得られた結果を表1~表4の「洗浄性」の欄に記す。但し、フラックスの焦げ付き箇所は該評価の対象外とした。
(評価の基準)
A:洗浄時間が10分未満である。
B:洗浄時間が10分以上15分未満である。
C:洗浄時間が15分以上20分未満である。
D:洗浄時間が20分以上25分以下である。
E:洗浄時間が25分以上である。
各試料に係る洗浄剤組成物について、以下の手順で金属影響を評価した。
(鉄(Fe)への影響)
冷間圧延鋼板SPCC(JIS G 3141:2017)をアセトンに20分間浸漬させて脱脂を行った。脱脂後のSPCCを各試料に係る洗浄剤組成物に50℃で30分間浸漬させた。その後、SPCCを水でリンスした後、該SPCCの外観変化を目視にて確認し、以下の「金属影響の評価の基準」に照らして鉄(Fe)への影響を評価した。
(亜鉛(Zn)への影響)
純亜鉛板を各試料に係る洗浄剤組成物に50℃で30分間浸漬させた。次いで、水でリンスした後、外観変化を実体顕微鏡(倍率:40倍)にて確認し、以下の「金属影響の評価の基準」に照らして亜鉛(Zn)への影響を評価した。
(金属影響の評価の基準)
A:60分以上変化が認められない。
B:45分以上60分未満で変化が認められる。
C:30分以上45分未満で変化が認められる。
D:15分以上30分未満で変化が認められる。
E:15分未満で変化が認められる。
洗浄剤組成物の外観が均一であることは、該洗浄剤組成物の「取り扱い性」が優れていることを意味する。ここで、該「取り扱い性」が優れていることとは、特に分離に起因する撹拌等の追加作業を要しないことを意味する。試料1~試料31、及び試料33~試料54に係る洗浄剤組成物(実施例)は外観が均一である一方で、試料102に係る洗浄剤組成物(比較例)は外観が均一でない(言い換えれば、分離が生じている)ことが分かった。よって、試料1~試料31、及び試料33~試料54に係る洗浄剤組成物(実施例)は、試料102に係る洗浄剤組成物(比較例)に比して、優れた「取り扱い性」を有することが分かった。
洗浄剤組成物において、水の含有率が20質量%以上であることは、水の含有率が高いことを意味し、且つ揮発性有機化合物(VOC)が低減されていることを意味する。試料1~試料31、及び試料33~試料54に係る洗浄剤組成物(実施例)において、水の含有率は20質量%以上である為、VOCが低減されていることが分かった。
Claims (1)
- 親水性グリコールエーテル化合物と、有機酸と、第1化合物と、水とを含む洗浄剤組成物であって、
前記第1化合物は、親水性含窒素有機化合物であり、
前記水の含有率は、20質量%以上であり、
前記有機酸に対する前記第1化合物のモル比は、1以上35以下であり、
前記親水性グリコールエーテル化合物は、式(1)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物、又は式(2)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物であり、
前記親水性グリコールエーテル化合物は、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノ-tert-ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールイソプロピルメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、及びプロピルセロソルブからなる群より選択される少なくとも1種の化合物であり、
前記有機酸は、1分子中に1つ以上のカルボキシ基を有する有機酸であり、
前記親水性含窒素有機化合物は、式(4)で表され、且つ20℃の環境下において、水の溶解度が50質量%を超える化合物である、フラックス残渣除去用の洗浄剤組成物。
(式(1)中、R 1 、R 2 及びR 3 は、それぞれ独立に水素原子、メチル基、又はエチル基を示し、R 4 は、炭素数1~11の鎖状及び/又は環状の炭化水素基を示し、前記炭化水素基に含まれる-CH 2 -は、-O-に置き換わっていてもよく、式(2)中、R 5 及びR 6 は、それぞれ独立に水素原子又はメトキシ基を示し、前記R 5 及び前記R 6 のいずれかはメトキシ基であり、R 7 は水素原子又はメチル基を示す。)
(式(4)中、R 15 、R 16 、R 17 は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基を示す。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2025132326A JP7777378B2 (ja) | 2022-10-19 | 2025-08-07 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022167315A JP2024060151A (ja) | 2022-10-19 | 2022-10-19 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
| JP2025132326A JP7777378B2 (ja) | 2022-10-19 | 2025-08-07 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022167315A Division JP2024060151A (ja) | 2022-10-19 | 2022-10-19 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2025169311A JP2025169311A (ja) | 2025-11-12 |
| JP7777378B2 true JP7777378B2 (ja) | 2025-11-28 |
Family
ID=90828733
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022167315A Pending JP2024060151A (ja) | 2022-10-19 | 2022-10-19 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
| JP2025132326A Active JP7777378B2 (ja) | 2022-10-19 | 2025-08-07 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022167315A Pending JP2024060151A (ja) | 2022-10-19 | 2022-10-19 | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JP2024060151A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7692108B1 (ja) * | 2023-12-28 | 2025-06-12 | 花王株式会社 | フラックス残渣除去用洗浄剤組成物 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015216275A (ja) | 2014-05-12 | 2015-12-03 | マイクロン テクノロジー, インク. | 半導体装置の製造方法 |
| JP2017116871A (ja) | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 花王株式会社 | 樹脂マスク剥離用洗浄剤組成物 |
| WO2017110493A1 (ja) | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 花王株式会社 | フラックス用洗浄剤組成物 |
| JP7006826B1 (ja) | 2021-07-27 | 2022-01-24 | 荒川化学工業株式会社 | 鉛フリーはんだフラックス用洗浄剤組成物、鉛フリーはんだフラックスの洗浄方法 |
| WO2022050382A1 (ja) | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 花王株式会社 | フラックス用洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20090042762A1 (en) * | 2006-03-17 | 2009-02-12 | Arakawa Chemical Industries, Ltd. | Cleaner composition for removal of lead-free soldering flux, rinsing agent for removal of lead-free soldering flux, and method for removal of lead-free soldering flux |
| CN102482625A (zh) * | 2009-09-03 | 2012-05-30 | 荒川化学工业株式会社 | 水溶性无铅助焊剂除去用清洁剂、除去方法和清洁方法 |
| CN110225667B (zh) * | 2013-09-11 | 2023-01-10 | 花王株式会社 | 树脂掩模层用洗涤剂组合物及电路基板的制造方法 |
| CN114008539B (zh) * | 2019-06-27 | 2025-08-05 | 花王株式会社 | 清洗方法 |
| CN120311189A (zh) * | 2020-08-24 | 2025-07-15 | 富士胶片株式会社 | 处理液、基板的处理方法 |
-
2022
- 2022-10-19 JP JP2022167315A patent/JP2024060151A/ja active Pending
-
2025
- 2025-08-07 JP JP2025132326A patent/JP7777378B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015216275A (ja) | 2014-05-12 | 2015-12-03 | マイクロン テクノロジー, インク. | 半導体装置の製造方法 |
| WO2017110493A1 (ja) | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 花王株式会社 | フラックス用洗浄剤組成物 |
| JP2017116871A (ja) | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 花王株式会社 | 樹脂マスク剥離用洗浄剤組成物 |
| WO2022050382A1 (ja) | 2020-09-04 | 2022-03-10 | 花王株式会社 | フラックス用洗浄剤組成物 |
| JP7006826B1 (ja) | 2021-07-27 | 2022-01-24 | 荒川化学工業株式会社 | 鉛フリーはんだフラックス用洗浄剤組成物、鉛フリーはんだフラックスの洗浄方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2024060151A (ja) | 2024-05-02 |
| JP2025169311A (ja) | 2025-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102176804B1 (ko) | 스크린판용 세정제 조성물 | |
| JP5452020B2 (ja) | 鉛フリーハンダフラックス除去用洗浄剤組成物、鉛フリーハンダフラックス除去用すすぎ剤、及び鉛フリーハンダフラックスの除去方法 | |
| JP5442436B2 (ja) | 表面上の残留物を除去するための洗浄調合物 | |
| KR101729612B1 (ko) | 무연 땜납 수용성 플럭스 제거용 세정제, 제거 방법 및 세정 방법 | |
| JP7777378B2 (ja) | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 | |
| JPWO2009020199A1 (ja) | 鉛フリーハンダフラックス除去用洗浄剤組成物、および鉛フリーハンダフラックスの除去方法 | |
| JP7512238B2 (ja) | フラックス用洗浄剤組成物 | |
| WO2020116534A1 (ja) | フラックス残渣の洗浄 | |
| KR20180096659A (ko) | 플럭스용 세정제 조성물 | |
| KR101847208B1 (ko) | 평판표시장치용 세정제 조성물 | |
| JP7320839B2 (ja) | リンス剤及びリンス剤の使用方法 | |
| JP7670310B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液 | |
| KR20180129663A (ko) | 무연 납땜 용제용 세정제 조성물, 무연 납땜 용제의 세정 방법 | |
| KR20110083689A (ko) | 다중-금속 소자 처리를 위한 글루콘산 함유 포토레지스트 세정 조성물 | |
| JP4399709B2 (ja) | スズ含有合金製部品用洗浄剤組成物および洗浄方法 | |
| JP7372662B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液 | |
| JP7576300B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び洗浄剤組成物用原液 | |
| JP2022104315A (ja) | フラックス用洗浄剤組成物 | |
| KR20110042124A (ko) | 반도체 드라이 프로세스 후의 잔사 제거액 및 그것을 이용한 잔사 제거 방법 | |
| JP2024115058A (ja) | 洗浄剤組成物、及び洗浄剤組成物用の原液 | |
| JP7810845B2 (ja) | フラックス用洗浄剤組成物 | |
| JP5203637B2 (ja) | レジスト、エッチング残渣、及び金属酸化物をアルミニウム及びアルミニウム銅合金を有する基板から除去する方法及び組成物 | |
| KR101880297B1 (ko) | 평판표시장치용 세정제 조성물 | |
| CN117282709B (zh) | 清洗方法 | |
| JP7692108B1 (ja) | フラックス残渣除去用洗浄剤組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250808 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20250808 |
|
| A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20250808 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250924 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20251104 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20251110 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7777378 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |