JP7777981B2 - ラベル貼付装置及びその方法 - Google Patents
ラベル貼付装置及びその方法Info
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Description
外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付装置であって、
前記物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体を有し、この支持体が前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動するように構成された保持装置と、
前記保持装置により平坦形状に保持された前記ラベル貼付領域に、前記ラベルを貼付するラベラーと、
を備えたことを特徴とする、ラベル貼付装置。
本ラベル貼付装置では、保持装置によりフラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持した状態でラベルを貼付できるため、フラップが動いてラベル貼付に失敗するといった事態を防止でき、より確実なラベル貼付が可能となる。また、搬送コンベヤにより物品を移動しつつ、これと同方向に同速度で移動する保持装置の支持体によりフラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持できるため、ロボットを使用しない簡素な装置であるラベラーを用いてラベルを貼付することができる。
前記保持装置による保持位置は、前記搬送コンベヤに対して搬送方向と直交する高さ方向に移動可能であるか、前記搬送コンベヤに対して若しくは前記搬送コンベヤとともに搬送方向と直交する横方向に移動可能であるか、又はこれらの両方の移動が可能である、
第1の態様のラベル貼付装置。
多種多様な物品にラベルを貼付する場合等には、搬送コンベヤに対するフラップの位置が物品によって変化することがある。よって、本態様のように、フラップの位置に応じて保持装置による保持位置を自動又は手動で調整できるようになっていると好ましい。
前記支持体は、前記フラップの少なくとも前記ラベル貼付領域を前記搬送方向と平行な平坦形状に保持するものであり、
前記ラベラーは、前記フラップが前記支持体により保持されつつ前記支持体とともに前記搬送方向に移動するのに伴い、前記ラベルの粘着面の一端から他端まで順に前記フラップの表面に接するように、前記ラベルを斜め方向に沿って供給するものであり、
前記搬送コンベヤ及び前記保持装置により前記物品を搬送しつつ、前記ラベラーが前記ラベルを前記ラベル貼付領域に貼付する、
第1又は2の態様のラベル貼付装置。
本態様では、一般的なラベラーを用いてラベルを連続貼付することができるため好ましい。
前記保持装置は、吸気孔が形成されたエンドレスベルトを前記支持体として有する吸着ベルトコンベヤであり、
前記吸着ベルトコンベヤは、その搬送面が前記搬送コンベヤ上の前記物品の前記フラップの通過軌跡に沿う位置に配置され、
前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤは、搬送面がそれぞれ平坦であるとともに搬送方向がそれぞれ直線状かつ互いに平行である平行搬送部分を有し、
前記搬送コンベヤの搬送速度と、前記吸着ベルトコンベヤの搬送速度とが同じであり、
前記平行搬送部分で、前記物品が前記搬送コンベヤ上に位置し、かつ前記フラップの少なくとも前記ラベル貼付領域が前記吸着ベルトコンベヤの搬送面に吸着されて平坦形状に保持された状態で、前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤにより前記物品を搬送しつつ又はその搬送を一時停止しつつ、前記ラベラーが前記ラベルを前記ラベル貼付領域に貼付する、
第1~3のいずれか1つの態様のラベル貼付装置。
保持装置は、本態様のように吸着ベルトコンベヤを用いると、簡素な制御で安定してフラップを平坦形状に保持でき、かつそのままの状態で安定してラベル貼付位置まで移動させることができるため好ましい。
前記搬送コンベヤ上の前記物品は、搬送方向と直交する横方向の一方側に前記フラップが突出しており、
前記平行搬送部分では、前記搬送コンベヤの搬送面及び前記吸着ベルトコンベヤの搬送面はそれぞれ水平であり、
前記吸着ベルトコンベヤのヘッド部の搬送面近傍まで上り勾配で延びた傾斜面を有するガイド体が設けられた、
第4の態様のラベル貼付装置。
本態様のような物品搬送を行う場合、本態様のようなガイド体を有することにより、物品のフラップが自重で垂れ下がる等していてもガイド体によって持ち上げられつつ吸着ベルトコンベヤ上に円滑に案内され、吸着ベルトコンベヤに吸着されるため好ましい。
前記吸着ベルトコンベヤにおける前記ラベルの貼付位置よりも下流側に、前記吸着ベルトコンベヤの搬送面に対向する加圧ローラが設けられており、
前記ラベルが貼付された前記フラップが、前記吸着ベルトコンベヤと前記加圧ローラとの間に挟まれて押圧されるようになっている、
第4又は5の態様のラベル貼付装置。
このような加圧ローラを備えることにより、ラベラーによりフラップに貼付したラベルをしっかりとフラップに押し付けることができ、ラベルの不十分な貼付に基づく問題(例えばラベルが部分的にフラップから浮き上がり、作業員や設備に付着するといった問題等)を防止することができる。
前記ラベルは、電子タグである、
第1~6のいずれか1つの態様のラベル貼付装置。
周知のように、電子タグ(RFIDタグ、ICタグ、RFラベル等ともいわれる)は、情報の記憶及び読み出しを近距離無線通信により非接触で行うためにICチップとこれに接続されたアンテナとを有するものであり、物品管理のためのラベルにおいても広く採用されている。RFID(Radio frequency identification)は、このような電子タグを利用し、電子タグに対する対象物品の識別情報の書き込み、及び電子タグに記憶された対象物品の識別情報の読取りを、無線通信により行う自動認識システムである。
前記物品は、被包装物と、前記被包装物の前側、後側、左側、右側、上側及び下側を覆う包装シートとを有し、
前記包装シートは、前記被包装物の第1の側から前記被包装物の第1の側に隣接する第2の側に延び出た第1の部分と、前記被包装物の第1の側と反対の第3の側から前記第1の部分に重なり合うように延び出た第2の部分とを有し、
前記フラップは、前記第1の部分と前記第2の部分とが重なり合うとともに少なくとも一部がシールされた部分である、
第1~7のいずれか1つの態様のラベル貼付装置。
例えば、ピロータイプ包装、三方シール包装、四方シール包装、ストリップ包装では、被包装物の側方に本態様のようなフラップが残る。前述のラベル貼付装置はこのような物品のフラップにラベルを貼付するのに好適である。
なお、被包装物の第1の側は前側、後側、左側、右側、上側及び下側のいずれかであり、第1の側を上側とすると、第2の側は前側、後側、左側及び右側の少なくとも一方側(いずれか一方にフラップが形成されていてもよいし、複数方向にフラップが形成されていてもよい)となり、第3の側は下側となる。
前記フラップを有する前記物品を形成した後、前記搬送コンベヤに受け渡す包装装置を備え、
前記保持装置による保持位置又はその搬送方向の上流側に前記フラップが位置するように、前記包装装置から前記物品が前記搬送コンベヤに受け渡される、
第8の態様のラベル貼付装置。
本態様によれば、物品を包装装置から搬送コンベヤに受け渡すだけで、包装後のラベル貼付に際し、搬送コンベヤ上での位置調整を行うことなくラベル貼付を行うことができる。
包装コンベヤで被包装物を搬送しつつ、ロール状に巻かれたシートを二つ折り状で引き出し、二つ折り状態の前記シートの間に前記被包装物を入れ、平面視でL字状のL型シール部材によって前記シートの開口する三面を接合及び切断して袋状に形成する三方シール包装装置を備え、
前記L型シール部材は、前記被包装物の搬送方向に延在し、前記シートの片端を接合及び切断する第1シール部と、前記第1シール部と直交する横方向に延在し、前記シートの搬送方向の前後の部分を接合及び切断する第2シール部とを備え、
前記第1シール部は、前記シートを溶着する溶着部と、前記溶着部より前記シートの前記片端側に前記溶着部と平行に配置され、前記シートを溶断する溶断部と、を有し、
前記物品は、前記三方シール包装装置により前記被包装物が前記シートで包装されるとともに、前記第1シール部の前記溶着部による溶着部分と前記第1シール部の前記溶断部による溶断部分との間に位置する部分が前記フラップとして残されたものであり、
前記搬送コンベヤは前記包装コンベヤの下流側に直列接続され、前記第1シール部の搬送方向下流側に前記保持装置による保持位置が配置された、
第1~8のいずれか1つの態様のラベル貼付装置。
本態様の場合、包装コンベヤ、搬送コンベヤと保持装置による保持位置とが特定の位置関係を有することにより、物品を包装装置から搬送コンベヤに受け渡すだけで、包装後のラベル貼付に際し、搬送コンベヤ上での位置調整を行うことなくラベル貼付を行うことができる。
外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付方法であって、
前記物品を搬送コンベヤにより搬送するとともに、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を支持体により平坦形状に保持しつつ、前記支持体を前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動させ、前記フラップがラベラーによる貼付位置に達したときに、前記ラベラーにより前記フラップのラベル貼付領域に前記ラベルを貼付する、
ことを特徴とする、ラベル貼付方法。
本第11の態様は、第1の態様と同様の作用効果を奏する。
物品Jは、外方に突出する可撓性のフラップLを有するものであれば、特に限定されるものではない。フラップLは、商品陳列のためのフックに引っ掛ける孔を形成する部分や、持ち手として設けられていてもよいし、ラベル貼付専用として設けられていてもよい。一例としては、物品Jは、被包装物Wと、被包装物Wの六方(前側、後側、左側、右側、上側及び下側)を覆う包装シート(後述のフィルム12等)とを有し、包装シートは、被包装物Wの第1の側から被包装物Wの第1の側に隣接する第2の側に延び出た第1の部分L1と、被包装物Wの第1の側と反対の第3の側から第1の部分に重なり合うように延び出た第2の部分L2とを有し、フラップLは、第1の部分L1と第2の部分L2とが重なり合うとともに少なくとも一部がシールされた部分E,Fであってもよい。なお、被包装物Wの第1の側は前側、後側、左側、右側、上側及び下側のいずれかであり、第1の側を上側とすると、第2の側は前側、後側、左側及び右側の少なくとも一方側(いずれか一方にフラップLが形成されていてもよいし、後述するように複数方向にフラップLが形成されていてもよい)となり、第3の側は下側となる。例えば、図1等に示す例のような三方シール包装の他、図8及び図9に示すようなガセット袋包装、四方シール包装、ピロータイプ包装、ストリップ包装等では、被包装物Wを内包する本体Mの側方にこのようなフラップLが残る。他の例としては、図10に示すように、シートの一端部を本体Mの外面に固定し、反対側を物品Jの側方に突出させて非固定のフラップLを形成してもよい。
本ラベル貼付装置100は、対象物品Jを搬送する搬送コンベヤ34を有し、対象物品Jを搬送コンベヤ34により搬送する過程でラベル53を貼付するように構成されている。これにより、搬送コンベヤ34上に物品Jを次々に載せるだけで、ラベル53を自動貼付できるようになる。
物品Jの搬送姿勢は特に限定されない。図示例では、搬送コンベヤ34上の物品Jは、搬送方向と直交する横方向(X方向)の一方側にフラップLが突出する姿勢となっているが、図8等に示すようにフラップLが上方に突出する姿勢で搬送してもよいし、フラップLが斜め上方向に突出する姿勢となっていてもよい。フラップLは搬送方向に平行であることが望ましいが、平行でなくてもよい。
ラベル53は、物品Jに対する粘着面53tを有し、その粘着面53tの粘着により物品Jのフラップに貼付されるものであれば、粘着ラベル若しくはタックラベルと呼ばれるものや、ライナーレスラベルと呼ばれるもの等を特に限定なく用いることができる。ラベル53は、印刷前のブランクラベル、一部又は全部の情報が予め印刷されたラベル、任意に記入可能な記入部分以外が予め印刷された記入用ラベル等を適宜用いることができる。また、物品Jに貼付されるラベル53は電子タグでなくてよいが、電子タグであってもよく、その場合予め一部又は全部の情報が書き込まれていてもよいし、未書き込みであってもよい。この場合、電子タグは、粘着面53tと反対側の面が印刷面であってもよく、印刷面には何も印刷されていなくてもよいし、一部(例えば一次元コードや二次元コードで表現された識別情報等)又は全部が印刷されていてもよいし、全く印刷されていないものでもよい。図7は電子タグ110の一例を示している。電子タグ110は、角を丸めた長方形のものが一般的であるが、これに限定されるものではない。また、電子タグ110の代表的なものの一つは、インレット110a,110iとしてICチップ110iとこれに接続されたアンテナ110aとを有するパッシブタイプの電子タグ110であるが、これに限定されるものでもない。
保持装置70は、搬送コンベヤ34上の物品JにおけるフラップLの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体72,77,78を有し、この支持体72,77,78が搬送コンベヤ34の搬送方向と同方向に搬送コンベヤ34の搬送速度と同速度で移動するように構成されたものであれば、特に限定されるものではない。一つの好ましい例は、図1~図3に示すように、吸気孔73が形成されたエンドレスベルト72を有し、エンドレスベルト72の裏側から吸気孔73を通して吸気することにより、エンドレスベルト72の平坦な搬送面(キャリア側の表面)に搬送物品Jを吸着する吸着ベルトコンベヤ71である。この例では、吸着ベルトコンベヤ71はその搬送面が搬送コンベヤ34上の物品JのフラップLの通過軌跡に沿う位置に配置され、搬送コンベヤ34の搬送速度と、吸着ベルトコンベヤ71の搬送速度とが同じとされる。また、搬送コンベヤ34及び吸着ベルトコンベヤ71は、搬送面がそれぞれ平坦であるとともに搬送方向がそれぞれ直線状かつ互いに平行である平行搬送部分74を有しており、この平行搬送部分74で、物品Jが搬送コンベヤ34上に位置し、かつフラップLの少なくともラベル貼付領域が吸着ベルトコンベヤ71の搬送面に吸着されて平坦形状に保持された状態となる。そして、この平行搬送部分74で、搬送コンベヤ34及び吸着ベルトコンベヤ71により物品Jを搬送しつつ又はその搬送を一時停止した状態で、ラベラー50がラベル53をフラップLのラベル貼付領域に貼付されるようになっている。このように吸着ベルトコンベヤ71を用いると、簡素な制御で安定してフラップLを平坦形状に保持でき、かつそのままの状態で安定してラベル貼付位置まで移動させることができるため好ましい。
ラベラー50は、保持装置70により平坦形状に保持されたラベル貼付領域にラベル53を貼付しうる限り、特に限定されるものではない。一例として、支持体72,77,78は、フラップの少なくともラベル貼付領域を搬送方向と平行な平坦形状に保持するものである場合、図示例のように、ラベラーは、フラップが支持体により保持されつつ支持体とともに搬送方向に移動するのに伴い、ラベルの粘着面53tの一端から他端まで順にフラップの表面に接するように、ラベルを斜め方向に沿って供給するものであり、搬送コンベヤ及び吸着ベルトコンベヤにより物品を搬送しつつ、ラベラーがラベルをラベル貼付領域に貼付するようになっていると好ましい。
搬送コンベヤ34による物品Jの位置を検出するために、ラベラー50によるラベル貼付位置よりも上流側(より好ましくは保持装置70よりも上流側)に物品Jを検出するラインセンサや通過センサ等の位置検出センサ36を設け、この検出結果と搬送コンベヤ34の搬送速度や移送距離等とに基づいて、制御部60が搬送方向における物品Jの位置を算出し、これを各種の制御に用いることができる。例えば、制御部60はこの位置検出結果に基づいて、ラベル貼付位置に物品JのフラップLが位置するタイミングで、ラベラー50にラベル53の貼付動作を行うように制御することができる。また、これと同じタイミングで、制御部60は物品Jの搬送を一時停止(搬送コンベヤ34による搬送はもちろん、保持装置70が吸着ベルトコンベヤ71のようにフラップLの移送機能を有する場合には、その移送動作も一時停止)することができる。
制御部は、シーケンサ(PLC)やコンピュータ(PC、マイクロコントローラ)等の公知の産業用制御装置を単独で用いて、又は機能等に応じて複数組み合わせて構成することができる。例えばコンベヤ、センサやロボット等の基本制御及びインターフェースはシーケンサにより実現し、情報処理やそれに基づくシーケンサに対する指令(モード設定やパラメータ設定、動作開始の指示等)はコンピュータで実現する構成とすることができる。コンピュータは、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)、通信モジュール、補助記憶装置、などを含むことができる。コンピュータを用いる場合、制御部による制御はCPUやRAMなどに所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPUの制御のもとで各種ハードウェアを動作させるとともに、RAMにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現することができる。
図1及び図2に示すラベル貼付装置100の基本動作例について説明すると、先ず作業員等により対象となる物品Jが搬送コンベヤ34の上流側に供給される。この例では、物品Jは搬送方向(X方向)の全長にわたり搬送方向と直交する横方向(Y方向)に突出するフラップLを有しており、吸着ベルトコンベヤ71の搬送方向の上流側にフラップLが位置するように、搬送コンベヤ34上に載置される。物品Jは搬送コンベヤ34により搬送され、フラップLは吸着ベルトコンベヤ71のテール部に到達して吸着される。吸着ベルトコンベヤ71は搬送コンベヤ34と同速度で等速駆動されており、フラップLが吸着ベルトコンベヤ71上に吸着され、フラップL以外の部分が搬送コンベヤ34上に載置された状態で、物品Jの向きの変化無く、ラベル貼付位置まで搬送される。制御部は、ラベル貼付位置に物品Jが到達するタイミングで、ラベラー50によるラベル貼付動作を実行させる。すなわち、図6に示すラベラー50の場合、巻取軸23Wの駆動により、フラップの搬送速度と同じ供給速度でラベル53が下流側に向かって斜め下向きに供給され、ラベル53の粘着面53tが下流側の一端から順にフラップLの表面に貼付された後、加圧ローラにより加圧される。ラベラー50は、ラベル53に印刷を行う場合には予め物品Jに応じて指定された印刷情報を印刷したラベル53を供給し、電子タグに書き込みを行う場合には予め物品Jに応じて指定された書き込み情報を書き込んだ電子タグラベル53を供給する。ラベル53が貼付されたフラップLを有する物品Jは、搬送コンベヤ34により搬送され、排出又は搬送コンベヤ34の下流側に設置された設備に受け渡される。この搬送に伴い、物品JのフラップLは吸着ベルトコンベヤ71のヘッド部で剥がれるようにして放出される。
上述のラベル貼付装置100は、単独の装置とすることもできるが、他の装置と組み合わせた装置とすることもできる。一つの好ましい例は、図11に示すように、フラップLが形成される包装装置1と組み合わせたものである(包装装置1にラベル貼付装置100を組み込むことと同じ意味である)。すなわち、包装装置1により被包装物Wの前側、後側、左側、右側、上側及び下側を包装シート(図示例はフィルム12)で覆うにあたり、包装シートにより、被包装物Wの第1の側(図示例は上側)から被包装物Wの第1の側に隣接する第2の側(図示例は前側)に延び出た第1の部分L1(図1参照)と、被包装物Wの第1の側と反対の第3の側から第1の部分L1に重なり合うように延び出た第2の部分L2(図1参照)とを確保し、これら第1の部分L1と第2の部分L2とが重なり合うとともに少なくとも一部E,FがシールされたフラップLを形成した後、保持装置70による保持位置又はその搬送方向の上流側にフラップLが位置するように、包装装置1から搬送コンベヤ34に物品Jを受け渡すのは好ましい。これにより、物品Jを包装装置1から搬送コンベヤ34に受け渡すだけで、包装後のラベル53貼付に際し、搬送コンベヤ34上での位置調整を行うことなくラベル53を貼付できるようになる。
図12は、L型シール部材40の概略構成を示す斜視図である。L型シール部材40は、上方に配置される可動部40Aと、下方に配置される固定部40Bとを備える。固定部40Bは、包装コンベヤ33に搬送された被包装物Wを包囲するフィルム12の溶断部分を受ける。固定部40Bは上下方向の移動が規制されている。可動部40Aは、図12に矢印Aで示すように、固定部40Bに対して上下方向に相対移動可能であり、可動部40Aとの距離を任意に変更できる。
本装置ではフラップLはサイドシール41により形成されるため、搬送コンベヤ34は包装コンベヤ33の下流側に直列接続され、サイドシール41の搬送方向下流側に保持装置70による保持位置が配置されている(図示例の場合、サイドシール41の搬送方向下流側に吸着ベルトコンベヤ71が配置されている)と、搬送コンベヤ34は包装コンベヤ33から受け渡された物品Jを搬送するだけでフラップLが保持装置70による保持位置に到達し、搬送コンベヤ34上での物品Jの位置調整を行うことなくラベル53貼付を行うことができる。
図15は、サイドシール41の移動構造の一例を示す図である。図15に示すように、L型シール部材40の可動部40Aは、電動スライダ45と、スライドテーブル46と、基部47と、一対のアーム部48、49とを有する。基部47は、エンドシール42と同様にy方向に延在する部材であり、下方(z負方向)にエンドシール42が設置される。電動スライダ45は、基部47のx正方向側の面に設置され、スライドテーブル46をy方向に摺動可能に連結する。スライドテーブル46は、電動スライダ45が出力する駆動力によりy方向に移動できるよう構成されている。
図16は、本例の包装装置1による被包装物Wの包装制御のフローチャートである。図16のフローチャートの各処理の主体となる包装装置1の各要素の動作の制御や、各要素との情報の送受信は、制御部60が実行する。
Claims (11)
- 外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付装置であって、
前記物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体を有し、この支持体が前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動するように構成された保持装置と、
前記保持装置により平坦形状に保持された前記ラベル貼付領域に、前記ラベルを貼付するラベラーと、を備え、
前記保持装置は、吸気孔が形成されたエンドレスベルトを前記支持体として有する吸着ベルトコンベヤであり、
前記吸着ベルトコンベヤは、搬送面が前記搬送コンベヤ上の前記物品の前記フラップの通過軌跡に沿う位置に配置され、
前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤは、搬送面がそれぞれ平坦であるとともに搬送方向がそれぞれ直線状かつ互いに平行である平行搬送部分を有し、
前記搬送コンベヤの搬送速度と、前記吸着ベルトコンベヤの搬送速度とが同じであり、
前記平行搬送部分で、前記物品が前記搬送コンベヤ上に位置し、かつ前記フラップの少なくとも前記ラベル貼付領域が前記吸着ベルトコンベヤの搬送面に吸着されて平坦形状に保持された状態で、前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤにより前記物品を搬送しつつ又はその搬送を一時停止しつつ、前記ラベラーが前記ラベルを前記ラベル貼付領域に貼付する、ことを特徴とする、ラベル貼付装置。 - 前記保持装置による保持位置は、前記搬送コンベヤに対して搬送方向と直交する高さ方向に移動可能であるか、前記搬送コンベヤに対して若しくは前記搬送コンベヤとともに搬送方向と直交する横方向に移動可能であるか、又はこれらの両方の移動が可能である、
請求項1記載のラベル貼付装置。 - 前記ラベラーは、前記フラップが前記支持体により保持されつつ前記支持体とともに前記搬送方向に移動するのに伴い、前記ラベルの粘着面の一端から他端まで順に前記フラップの表面に接するように、前記ラベルを斜め方向に沿って供給するものであり、
前記搬送コンベヤ及び前記保持装置により前記物品を搬送しつつ、前記ラベラーが前記ラベルを前記ラベル貼付領域に貼付する、
請求項1又は2記載のラベル貼付装置。 - 前記搬送コンベヤ上の前記物品は、搬送方向と直交する横方向の一方側に前記フラップが突出しており、
前記平行搬送部分では、前記搬送コンベヤの搬送面及び前記吸着ベルトコンベヤの搬送面はそれぞれ水平であり、
前記吸着ベルトコンベヤのヘッド部の搬送面近傍まで上り勾配で延びた傾斜面を有するガイド体が設けられた、
請求項1~3のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。 - 前記吸着ベルトコンベヤにおける前記ラベルの貼付位置よりも下流側に、前記吸着ベルトコンベヤの搬送面に対向する加圧ローラが設けられており、
前記ラベルが貼付された前記フラップが、前記吸着ベルトコンベヤと前記加圧ローラとの間に挟まれて押圧されるようになっている、
請求項1~4のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。 - 前記ラベルは、電子タグである、
請求項1~5のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。 - 外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付装置であって、
前記物品は、被包装物と、前記被包装物の前側、後側、左側、右側、上側及び下側を覆う包装シートとを有し、
前記包装シートは、前記被包装物の第1の側から前記被包装物の第1の側に隣接する第2の側に延び出た第1の部分と、前記被包装物の第1の側と反対の第3の側から前記第1の部分に重なり合うように延び出た第2の部分とを有し、
前記フラップは、前記第1の部分と前記第2の部分とが重なり合うとともに少なくとも一部がシールされた部分であり、
前記物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体を有し、この支持体が前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動するように構成された保持装置と、
前記保持装置により平坦形状に保持された前記ラベル貼付領域に、前記ラベルを貼付するラベラーと、
を備えたことを特徴とする、ラベル貼付装置。 - 前記フラップを有する前記物品を形成した後、前記搬送コンベヤに受け渡す包装装置を備え、
前記保持装置による保持位置又はその搬送方向の上流側に前記フラップが位置するように、前記包装装置から前記物品が前記搬送コンベヤに受け渡される、
請求項7記載のラベル貼付装置。 - 外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付装置であって、
前記物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体を有し、この支持体が前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動するように構成された保持装置と、
前記保持装置により平坦形状に保持された前記ラベル貼付領域に、前記ラベルを貼付するラベラーと、
包装コンベヤで被包装物を搬送しつつ、ロール状に巻かれたシートを二つ折り状で引き出し、二つ折り状態の前記シートの間に前記被包装物を入れ、平面視でL字状のL型シール部材によって前記シートの開口する三面を接合及び切断して袋状に形成する三方シール包装装置と、を備え、
前記L型シール部材は、前記被包装物の搬送方向に延在し、前記シートの片端を接合及び切断する第1シール部と、前記第1シール部と直交する横方向に延在し、前記シートの搬送方向の前後の部分を接合及び切断する第2シール部とを備え、
前記第1シール部は、前記シートを溶着する溶着部と、前記溶着部より前記シートの前記片端側に前記溶着部と平行に配置され、前記シートを溶断する溶断部と、を有し、
前記物品は、前記三方シール包装装置により前記被包装物が前記シートで包装されるとともに、前記第1シール部の前記溶着部による溶着部分と前記第1シール部の前記溶断部による溶断部分との間に位置する部分が前記フラップとして残されたものであり、
前記搬送コンベヤは前記包装コンベヤの下流側に直列接続され、前記第1シール部の搬送方向下流側に前記保持装置による保持位置が配置された、
ことを特徴とするラベル貼付装置。 - 外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付方法であって、
前記物品を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を平坦形状に保持する支持体を有し、この支持体が前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動するように構成された保持装置と、
前記保持装置により平坦形状に保持された前記ラベル貼付領域に、前記ラベルを貼付するラベラーと、を備え、
前記保持装置は、吸気孔が形成されたエンドレスベルトを前記支持体として有する吸着ベルトコンベヤであり、
前記吸着ベルトコンベヤは、搬送面が前記搬送コンベヤ上の前記物品の前記フラップの通過軌跡に沿う位置に配置され、
前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤは、搬送面がそれぞれ平坦であるとともに搬送方向がそれぞれ直線状かつ互いに平行である平行搬送部分を有し、
前記搬送コンベヤの搬送速度と、前記吸着ベルトコンベヤの搬送速度とが同じである、ラベル貼付装置を用い、
前記平行搬送部分で、前記物品が前記搬送コンベヤ上に位置し、かつ前記フラップの少なくとも前記ラベル貼付領域が前記吸着ベルトコンベヤの搬送面に吸着されて平坦形状に保持された状態で、前記フラップが前記ラベラーによる貼付位置に達したときに、前記搬送コンベヤ及び前記吸着ベルトコンベヤにより前記物品を搬送しつつ又はその搬送を一時停止しつつ、前記ラベラーが前記ラベルを前記ラベル貼付領域に貼付する、
ことを特徴とする、ラベル貼付方法。 - 外方に突出する可撓性のフラップを有する物品に、粘着面を有するラベルを貼付する、ラベル貼付方法であって、
前記物品は、被包装物と、前記被包装物の前側、後側、左側、右側、上側及び下側を覆う包装シートとを有し、
前記包装シートは、前記被包装物の第1の側から前記被包装物の第1の側に隣接する第2の側に延び出た第1の部分と、前記被包装物の第1の側と反対の第3の側から前記第1の部分に重なり合うように延び出た第2の部分とを有し、
前記フラップは、前記第1の部分と前記第2の部分とが重なり合うとともに少なくとも一部がシールされた部分であり、
前記物品を搬送コンベヤにより搬送するとともに、
前記搬送コンベヤ上の前記物品における前記フラップの少なくともラベル貼付領域を支持体により平坦形状に保持しつつ、前記支持体を前記搬送コンベヤの搬送方向と同方向に前記搬送コンベヤの搬送速度と同速度で移動させ、前記フラップがラベラーによる貼付位置に達したときに、前記ラベラーにより前記フラップの前記ラベル貼付領域に前記ラベルを貼付する、
ことを特徴とする、ラベル貼付方法。
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