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JP7783153B2 - 半導体装置 - Google Patents
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JP7783153B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP7783153B2 JP2022154052A JP2022154052A JP7783153B2 JP 7783153 B2 JP7783153 B2 JP 7783153B2 JP 2022154052 A JP2022154052 A JP 2022154052A JP 2022154052 A JP2022154052 A JP 2022154052A JP 7783153 B2 JP7783153 B2 JP 7783153B2
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Description

本明細書に開示の技術は、半導体装置に関する。
特許文献1には、上面に複数のトレンチが設けられている素子領域を有する半導体基板と、各トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、各トレンチ内に配置されたゲート電極と、素子領域内で半導体基板の上面を覆っている上部電極と、を備える半導体装置が開示されている。この半導体装置では、半導体基板が、n型のソース領域と、p型のコンタクト領域と、p型のボディ領域と、n型のドリフト領域と、p型の複数の底部領域(すなわち、電界ブロック層)と、p型の複数の接続領域(すなわち、連結層)を有している。ソース領域は、上部電極に接しており、ゲート絶縁膜に接している。ボディ領域は、ソース領域の下側でゲート絶縁膜に接している。ドリフト領域は、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接している。各底部領域は、トレンチの底面から間隔を空けてトレンチの下側に配置されており、トレンチと平行に伸びており、トレンチに対して直交する方向に間隔を空けて配列されている。各接続領域は、上部電極に接する位置から底部領域まで延びており、トレンチに対して直交する方向に延びており、トレンチと平行な方向に間隔を空けて配列されている。
特許文献1の半導体装置がオフするときには、底部領域からドリフト領域内に空乏層が伸びる。底部領域からドリフト領域内の伸びる空乏層によって、ゲート絶縁膜周辺の電界集中が抑制される。
特開2019-16775号公報
特許文献1の半導体装置がオフしている状態で、半導体基板内部のpn接合(例えば、底部領域とドリフト領域の間のpn接合)へ逆方向バイアスの高電圧が印加されると、アバランシェ電流が流れる。アバランシェ電流は、ドリフト領域から底部領域及び接続領域を介して上部電極に流れる。このとき、アバランシェ電流が流れることにより、各接続領域が発熱する。各接続領域は上部電極に接しているため、接続領域で生じた熱が上部電極に伝わる。このため、各接続領域の上部で上部電極が高温となり、各接続領域から離れた位置ほど上部電極の温度が低くなる。このように、上部電極において温度勾配が生じる。
この種の半導体装置では、素子領域の外周部において上部電極を保護膜によって覆うことがある。上部電極のうち保護膜に覆われた部分では、熱が拡散し難く、温度が均一化され難い。したがって、アバランシェ電流が流れる場合に、保護膜に覆われた部分では、保護膜に覆われていない部分よりも、上部電極で温度勾配が生じ易い。このため、繰り返しアバランシェ電流が流れると、保護膜に覆われた部分の上部電極に悪影響を及ぼし得る。本明細書では、半導体装置においてアバランシェ電流による上部電極への影響を低減する技術を提案する。
本明細書が開示する半導体装置(10、100、200、300)は、上面(12a)に複数のトレンチ(22)が設けられている素子領域(14)を有する半導体基板(12)と、前記各トレンチの内面を覆っているゲート絶縁膜(24)と、前記各トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されているゲート電極(26)と、前記素子領域内で前記半導体基板の前記上面を覆っている上部電極(70)と、保護膜(40)と、を備えている。前記素子領域が、前記上部電極に接しており、前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しているn型のソース領域(30)と、前記ソース領域の下側で前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しているp型のボディ領域(32)と、前記ボディ領域の下側で前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域によって前記ソース領域から分離されているn型のドリフト領域(34)と、それぞれが前記トレンチの底面から間隔を空けて前記トレンチの下側に配置されており、それぞれの周囲が前記ドリフト領域に囲まれており、それぞれが前記半導体基板を上から見たときに第1方向に延びており、前記半導体基板を上から見たときに前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて配列されているp型の複数の底部領域(36、136)と、それぞれが前記上部電極に接する位置から前記底部領域まで延びており、それぞれが前記半導体基板を上から見たときに前記第1方向と交差する第3方向に延びており、前記半導体基板を上から見たときに前記第3方向と直交する第4方向に間隔を空けて配列されているp型の複数の接続領域(38、138、238、338)と、を備えている。前記素子領域の外周部(14b)に前記上部電極の上面が前記保護膜に覆われた被覆部(60)が設けられており、前記素子領域の中央部(14a)に前記上部電極の前記上面が前記保護膜から露出している露出部(62)が設けられている。前記被覆部における前記接続領域の前記第4方向の間隔の平均値が、前記露出部における前記接続領域の前記第4方向の間隔の平均値よりも小さい。
上記の半導体装置では、半導体基板が、素子領域の外周部において上部電極の上面が保護膜に覆われた被覆部と、素子領域の中央部において上部電極の上面が保護膜から露出している露出部と、を有している。被覆部における接続領域の間隔の平均値が、中央部における接続領域の間隔の平均値よりも小さい。すなわち、被覆部では、露出部と比較して、接続領域が密に配置されている。このため、被覆部では、アバランシェ電流が、密に配置された複数の接続領域に分散して流れ、各接続領域に流れるアバランシェ電流の密度が小さくなる。その結果、被覆部では、各接続領域の発熱の程度が小さくなり、上部電極に生じる温度勾配も小さくなる。このように、上記の半導体装置では、アバランシェ電流による上部電極への影響を低減することができる。
実施例1の半導体装置の平面図。 実施例1の半導体装置の部分拡大平面図。 図2のIII-III線における断面図。 図2のIV-IV線における断面図。 図2のV-V線における断面図。 図2のVI-VI線における断面図。 実施例2の半導体装置の部分拡大平面図。 図7のVIII-VIII線における断面図。 図7のIX-IX線における断面図。 実施例3の半導体装置の部分拡大平面図。 実施例4の半導体装置の部分拡大平面図。
本明細書が開示する一例の半導体装置では、半導体基板が、SiCにより構成されていてもよい。
本明細書が開示する一例の半導体装置では、素子領域の露出部内の上部電極の上面が、はんだ層を介して導体板に接続されていてもよい。露出部では、接続領域から上部電極に伝わった熱がはんだ層を介して好適に拡散する。このため、上記の構成では、露出部における接続領域の第4方向の間隔の平均値が比較的大きくても、上部電極の温度が均一化され易い。
(実施例1)
図1は、実施例1の半導体装置10を示している。半導体装置10は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)であり、半導体基板12と、電極、絶縁膜等を有している。半導体基板12は、SiC(炭化シリコン)により構成されている。ただし、半導体基板12を構成する材料は特に限定されず、例えば、Si(シリコン)やGaN(窒化ガリウム)等、他の半導体材料であってもよい。図1に示すように、半導体基板12は、素子領域14と周辺領域16を有している。素子領域14は、後述する複数のトレンチ22が形成されている領域である。素子領域14には、トレンチ型のMOSFET構造が形成されている。素子領域14は、半導体基板12の中央側に配置されている。周辺領域16は、素子領域14の周囲に配置されている。周辺領域16には、周辺耐圧構造が形成されている。また、周辺領域16に対応する半導体基板12上には、複数の小信号パッド18が設けられている。小信号パッド18は、例えば、ゲート信号を入力するためのゲートパッド、温度センス信号を出力するための温度センスパッド、及び電流センス信号を出力するための電流センスパッド等である。以下では、半導体基板12の上面12aに平行な一方向をx方向といい、半導体基板12に平行でx方向に直交する方向をy方向といい、半導体基板12の厚み方向をz方向という。
図2は、図1に破線で示す領域Aを上から見たときの拡大図である。図2に示すように、素子領域14内には、半導体基板12の上面12aに複数のトレンチ22が設けられている。各トレンチ22は、y方向に沿って長く延びている。各トレンチ22は、互いに平行に延びている。各トレンチ22は、x方向に間隔を空けて配列されている。なお、図2では、半導体基板12の上面12a上の構成(絶縁膜、電極等)の図示を省略している。図3、図4、及び図6に示すように、各トレンチ22内には、ゲート絶縁膜24とゲート電極26が配置されている。ゲート絶縁膜24は、各トレンチ22の内面を覆っている。ゲート電極26は、各トレンチ22の内部に配置されている。各ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24によって半導体基板12から絶縁されている。
各ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。半導体基板12の上面12aには、上部電極70が配置されている。上部電極70は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で、素子領域14内の半導体基板12の上面12aに接している。層間絶縁膜28は、周辺領域16の外周端から素子領域14の一部に跨る範囲の半導体基板12の上面12aにも設けられている。上部電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。半導体基板12の下面12bには、下部電極72が配置されている。下部電極72は、半導体基板12の下面12bの略全域に接している。
図1、2等に示すように、素子領域14は、中央部14aと外周部14bを有している。中央部14aは、素子領域14の中央側に位置している。外周部14bは、中央部14aの周囲に位置している。外周部14bは、素子領域14の中央部14aと周辺領域16との間の範囲に位置している。
図3~図6に示すように、素子領域14の外周部14bから周辺領域16に跨る範囲には、保護膜40が設けられている。保護膜40は、素子領域14の外周部14bの上部電極70の上面70aから、周辺領域16内の層間絶縁膜28の上面に跨る範囲を覆っている。保護膜40は、例えばポリイミドにより構成されている。素子領域14の中央部14aでは、上部電極70が保護膜40から露出しており、上面70aにはんだ層42が設けられている。はんだ層42の上部には、導体板44が設けられている。導体板44は、例えば銅により構成されている。中央部14aでは、上部電極70の上面70aと導体板44が、はんだ層42によって接合されている。以下では、素子領域14のうち、上部電極70の上面70aが保護膜40によって覆われた範囲を被覆部60といい、上部電極70の上面70aが保護膜から露出している範囲を露出部62という。本実施例では、図3~図6に示すように、半導体基板12を上から見たときに、中央部14aと外周部14bの境界と、露出部62と被覆部60の境界とが略一致している。
素子領域14には、複数のソース領域30、複数のボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35、複数の底部領域36、及び複数の接続領域38が設けられている。
各ソース領域30は、n型領域である。図2、図3~図5に示すように、各ソース領域30は、半導体基板12の上面12aに露出する位置に設けられている。各ソース領域30は、上部電極70にオーミック接触している。各ソース領域30は、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。
各ボディ領域32は、p型領域である。図3~図5に示すように、各ボディ領域32は、ソース領域30に対して下側から接している。各ボディ領域32は、ソース領域30の下側でゲート絶縁膜24に接している。
ドリフト領域34は、n型領域である。図3~図5に示すように、ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されている。ドリフト領域34は、ボディ領域32に対して下側から接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側でゲート絶縁膜24に接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32によって各ソース領域30から分離されている。ドリフト領域34は、素子領域14から周辺領域16内に跨って配置されている。
ドレイン領域35は、n型領域である。ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、ドリフト領域34に対して下側から接している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bに露出している。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bにおいて、下部電極72にオーミック接触している。ドレイン領域35は、素子領域14から周辺領域16内に跨って配置されている。
各底部領域36は、p型領域である。図3、図4、及び図6に示すように、各底部領域36は、トレンチ22に平行な方向(y方向)に延びている。底部領域36は、x方向に間隔を空けて配列されている。各底部領域36は、トレンチ22の底面から間隔を空けてトレンチ22の下側に配置されている。各底部領域36は、その周囲がドリフト領域34に囲まれている。
各接続領域38は、p型領域である。図4~図6に示すように、各接続領域38は、底部領域36に直交する方向(x方向)に延びている。接続領域38は、y方向に間隔を空けて配列されている。図2に示すように、各接続領域38は、半導体基板12を上から見たときに、2つのソース領域30の間の範囲に配置されている。すなわち、半導体基板12を上から見たときに、ソース領域30と接続領域38が、y方向に沿って交互に配置されている。
図4及び図5に示すように、各接続領域38は、高濃度領域38aと低濃度領域38bを有している。高濃度領域38aは、半導体基板12の上面12aに露出する位置に設けられている。高濃度領域38aは、上部電極70にオーミック接触している。高濃度領域38aは、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜に接している。図5に示すように、高濃度領域38aの下端は、ソース領域30の下端よりも上側に位置している。低濃度領域38bは、高濃度領域38aよりも低く、ボディ領域32よりも高いp型不純物濃度を有している。低濃度領域38bは、高濃度領域38aの下側に設けられている。低濃度領域38bは、高濃度領域38aの下端から底部領域36まで延びている。すなわち、各接続領域38は、半導体基板12の上面12aに露出する位置から底部領域36まで延びている。したがって、各底部領域36は、各接続領域38を介して上部電極70に接続されている。このため、各底部領域36の電位は、上部電極70の電位と略等しい。
図2及び図5に示すように、被覆部60においてy方向に隣り合う接続領域38の間隔d1は、露出部62においてy方向に隣り合う接続領域38の間隔d2よりも狭い。換言すると、被覆部60では、露出部62よりも接続領域38が密に配置されている。
図2~図6に示すように、周辺領域16には、p型の複数のガードリング50が設けられている。各ガードリング50は、半導体基板12の上面12aに露出する位置に設けられている。図2では一部のみが示されているが、各ガードリングは、素子領域14の周囲を一巡している。
半導体装置10の使用時には、下部電極72に上部電極70よりも高い電位が印加される。ゲート電極26にゲート閾値以上の電圧を印加すると、ゲート絶縁膜24に接する範囲のボディ領域32にチャネルが形成され、半導体装置10がオンする。ゲート電極26に印加する電圧をゲート閾値未満まで低下させると、チャネルが消失し、半導体装置10がオフする。
半導体装置10がオフしている状態では、下部電極72の電位が上部電極70の電位よりも遥かに高い。この状態では、ドリフト領域34は、下部電極72に近い電位を有する。また、上述したように、底部領域36は、上部電極70と略等しい電位を有する。このため、ドリフト領域34と底部領域36の界面のpn接合に高い逆電圧が印加される。したがって、各底部領域36からドリフト領域34内に、空乏層が広範囲に広がる。これにより、トレンチ22の下端近傍での電界集中が抑制され、半導体装置10の耐圧が確保される。また、接続領域38とドリフト領域34の界面のpn接合にも逆電圧が印加される。このため、接続領域38からも、ドリフト領域34内に空乏層が広がる。
半導体装置10がオフすると、ボディ領域32、接続領域38、及び底部領域36から広がる空乏層により、ドリフト領域34の略全域が空乏化される。半導体装置10がオフしている状態で下部電極72に高電圧が印加されると、半導体基板12内でアバランシェ降伏が生じ、ドリフト領域34から底部領域36及び接続領域38を介して上部電極70へアバランシェ電流が流れる。アバランシェ電流が流れると、各接続領域38が発熱する。複数の接続領域38が間隔を空けて配列されているため、半導体基板12の内部には、当該間隔に応じた温度勾配が生じる。すなわち、接続領域38が高温となり、接続領域38から離れた位置で低温となる温度勾配が生じる。また、各接続領域38は上部電極70に接しているため、接続領域38で生じた熱が上部電極70に伝わり、上部電極70においても、半導体基板12内部と同様の温度勾配が生じる。すなわち、接続領域38の上部が高温となり、接続領域38の上部から離れた位置で低温となる温度勾配が生じる。
本実施例の半導体装置10では、半導体基板12が、素子領域14の外周部14bにおいて上部電極70が保護膜40によって覆われた被覆部60を有している。被覆部60では、保護膜40の存在により上部電極70の熱が拡散し難く、上部電極70の温度が均一化され難い。このため、繰り返しアバランシェ電流が流れると、保護膜40に覆われた部分の上部電極70に悪影響を及ぼし得る。しかしながら、本実施例では、被覆部60における接続領域38の間隔d1が、露出部62における接続領域38の間隔d2よりも狭くなっている。すなわち、被覆部60では、露出部62と比較して、接続領域38が密に配置されている。このため、被覆部60では、アバランシェ電流が、密に配置された複数の接続領域38に分散して流れ、各接続領域38に流れるアバランシェ電流の密度が小さくなる。その結果、被覆部60では、各接続領域38の発熱の程度が小さくなり、半導体基板12内部の温度勾配が小さくなる。したがって、被覆部60では、上部電極70に生じる温度勾配も小さくなる。このように、本実施例の半導体装置10では、上部電極70の熱が拡散し難い範囲の直下に位置する接続領域38を密に配置することによって、上部電極70に生じる温度勾配の程度を低減することで、アバランシェ電流による上部電極70への影響を低減することができる。
また、本実施例では、素子領域14の露出部62では、上部電極70の上面70aが、はんだ層42を介して導体板44に接続されている。はんだ層42は、熱伝導率が高いので、露出部62では、接続領域38から上部電極70に伝わった熱がはんだ層42を介して好適に拡散する。このため、露出部62では、接続領域38の間隔d2を比較的広くしても、上部電極70の温度が均一化され易い。接続領域38の間隔d2を比較的広くすることにより、ソース領域30を広範囲に配置することができる。このため、通電経路として機能するアクティブ領域を広く確保することができる。
また、本実施例では、底部領域36が延びる方向(y方向)と接続領域38が延びる方向(x方向)とが交差するため、例えば、底部領域36と接続領域38とが互いに平行に延びている構成と比較して、底部領域36と接続領域38とをより確実に接続することができる。
なお、上述した実施例では、被覆部60において隣り合う接続領域38の間隔d1が、任意の位置で略等しく、露出部62において隣り合う接続領域38の間隔d2が、任意の位置で略等しい構成であった。しかしながら、被覆部60内の接続領域38の間隔d1は位置によって異なっていてもよく、露出部62内の接続領域38の間隔d2についても同様である。この場合、間隔d1の平均値が、間隔d2の平均値よりも小さければよい。換言すると、半導体基板12を上から見たときに、被覆部60内の接続領域38の密度が、露出部62内の接続領域38の密度よりも大きければよい。後述する他の実施例においても同様である。
y方向が、「第1方向」及び「第4方向」の一例であり、x方向が、「第2方向」及び「第3方向」の一例である。
(実施例2)
実施例2の半導体装置100では、実施例1と比較して底部領域36及び接続領域38の構成が異なっている。実施例2では、図7及び図9に示すように、各接続領域138は、トレンチ22に平行な方向(y方向)に延びている。図7及び図8に示すように、各接続領域138は、x方向に間隔を空けて配列されている。また、図7及び図8に示すように、各底部領域136は、接続領域138に直交する方向(x方向)に延びている。図7及び図9に示すように、底部領域136は、y方向に間隔を空けて配列されている。なお、図7では、半導体基板12の内部に位置する底部領域136が併せて示されている。
図7及び図8に示すように、被覆部60においてx方向に隣り合う接続領域138の間隔d3は、露出部62においてx方向に隣り合う接続領域138の間隔d4よりも狭い。換言すると、被覆部60では、露出部62よりも接続領域138が密に配置されている。
実施例2の半導体装置100では、被覆部60における接続領域138の間隔d3が、露出部62における接続領域138の間隔d4よりも狭くなっている。このため、実施例2の半導体装置100においても、被覆部60では、アバランシェ電流に起因する上部電極70の温度勾配が小さくなり、アバランシェ電流による上部電極70への影響を低減することができる。
x方向が、「第1方向」及び「第4方向」の一例であり、y方向が、「第2方向」及び「第3方向」の一例である。
(実施例3)
実施例3の半導体装置200は、実施例2と比較して接続領域138の構成が異なっている。実施例3では、図10に示すように、各接続領域238が、2つの隣り合うトレンチ22の間の範囲において、トレンチ22に平行な方向(y方向)に沿って断続的に配置されている。接続領域238は、x方向に間隔を空けて配列されている。換言すると、実施例3では、半導体基板12を上から見たときに、接続領域238が千鳥状に配置されている。被覆部60においてx方向に隣り合う接続領域238の間隔d5は、露出部62においてx方向に隣り合う接続領域238の間隔d6よりも狭い。換言すると、被覆部60では、露出部62よりも接続領域238が密に配置されている。このため、実施例3の半導体装置200においても、被覆部60では、アバランシェ電流に起因する上部電極70の温度勾配が小さくなり、アバランシェ電流による上部電極70への影響を低減することができる。また、実施例3では、半導体基板12を上から見たときに、実施例2よりも素子領域14内にソース領域30を広範囲に配置することができるため、より広いアクティブ領域を確保することができる。なお、図10では、周辺領域16の図示を省略している。図11についても同様である。
x方向が、「第1方向」及び「第4方向」の一例であり、y方向が、「第2方向」及び「第3方向」の一例である。
(実施例4)
実施例4の半導体装置300は、実施例2と比較して接続領域138の構成が異なっている。実施例4では、図11に示すように、各接続領域338が、トレンチ22が延びる方向(y方向)及び底部領域136が延びる方向(x方向)の両方に対して傾斜する方向に沿って延びている。接続領域338は、自身が延びる方向に直交する方向(以下、間隔方向という。)に間隔を空けて配列されている。被覆部60において間隔方向に隣り合う接続領域338の間隔d7は、露出部62において間隔方向に隣り合う接続領域338の間隔d8よりも狭い。換言すると、被覆部60では、露出部62よりも接続領域338が密に配置されている。このため、実施例4の半導体装置300においても、被覆部60では、アバランシェ電流に起因する上部電極70の温度勾配が小さくなり、アバランシェ電流による上部電極70への影響を低減することができる。
x方向が、「第1方向」の一例であり、y方向が、「第2方向」の一例である。y方向及びx方向の両方に対して傾斜する方向が、「第3方向」の一例であり、当該傾斜する方向に直交する方向が、「第4方向」の一例である。
なお、上述した実施例1において、各接続領域38が、底部領域36の下端まで延びていてもよい。換言すると、各接続領域38の下側に、x方向に隣り合う底部領域36同士を接続するp型の領域をさらに設けてもよい。このように構成すると、底部領域36と接続領域38とをより確実に接続することができる。他の実施例においても同様である。
また、上述した各実施例では、半導体基板12を上から見たときに、中央部14aと外周部14bの境界と、露出部62と被覆部60の境界とが略一致していた。しかしながら、例えば、露出部62と被覆部60の境界が、中央部14aと外周部14bの境界よりも半導体基板12の外周側に位置していてもよい。換言すると、中央部14aの一部に、接続領域の間隔が狭い領域が存在していてもよい。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10:半導体装置、12:半導体基板、12a:上面、12b:下面、14:素子領域、14a:中央部、14b:外周部、16:周辺領域、22:トレンチ、24:ゲート絶縁膜、26:ゲート電極、28:層間絶縁膜、30:ソース領域、32:ボディ領域、34:ドリフト領域、35:ドレイン領域、36:底部領域、38:接続領域、40:保護膜、42:はんだ層、44:導体板、60:被覆部、62:露出部、70:上部電極、72:下部電極

Claims (3)

  1. 半導体装置(10、100、200、300)であって、
    上面(12a)に複数のトレンチ(22)が設けられている素子領域(14)を有する半導体基板(12)と、
    前記各トレンチの内面を覆っているゲート絶縁膜(24)と、
    前記各トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体基板から絶縁されているゲート電極(26)と、
    前記素子領域内で前記半導体基板の前記上面を覆っている上部電極(70)と、
    保護膜(40)と、
    を備えており、
    前記素子領域が、
    前記上部電極に接しており、前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しているn型のソース領域(30)と、
    前記ソース領域の下側で前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しているp型のボディ領域(32)と、
    前記ボディ領域の下側で前記各トレンチ内の前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域によって前記ソース領域から分離されているn型のドリフト領域(34)と、
    それぞれが前記トレンチの底面から間隔を空けて前記トレンチの下側に配置されており、それぞれの周囲が前記ドリフト領域に囲まれており、それぞれが前記半導体基板を上から見たときに第1方向に延びており、前記半導体基板を上から見たときに前記第1方向と直交する第2方向に間隔を空けて配列されているp型の複数の底部領域(36、136)と、
    それぞれが前記上部電極に接する位置から前記底部領域まで延びており、それぞれが前記半導体基板を上から見たときに前記第1方向と交差する第3方向に延びており、前記半導体基板を上から見たときに前記第3方向と直交する第4方向に間隔を空けて配列されているp型の複数の接続領域(38、138、238、338)と、
    を備えており、
    前記素子領域の外周部(14b)に前記上部電極の上面が前記保護膜に覆われた被覆部(60)が設けられており、前記素子領域の中央部(14a)に前記上部電極の前記上面が前記保護膜から露出している露出部(62)が設けられており、
    前記被覆部における前記接続領域の前記第4方向の間隔の平均値が、前記露出部における前記接続領域の前記第4方向の間隔の平均値よりも小さい、
    半導体装置。
  2. 前記半導体基板が、SiCにより構成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記素子領域の前記露出部内の前記上部電極の前記上面が、はんだ層(42)を介して導体板(44)に接続されている、請求項1又は2に記載の半導体装置。
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