JP7786892B2 - ディスプレイ材料用樹脂組成物およびディスプレイ材料用樹脂部品 - Google Patents
ディスプレイ材料用樹脂組成物およびディスプレイ材料用樹脂部品Info
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Description
ポリカーボネートブロック(A-1)とポリオルガノシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体(A)を含むディスプレイ材料用樹脂組成物であり、前記樹脂組成物中のポリオルガノシロキサンブロックの含有量が10.0~16.0重量%であり、かつ粘度平均分子量が14,500~19,000であるディスプレイ材料用樹脂組成物。
前記ポリカーボネートブロック(A-1)が、下記一般式[1]で表される、構成1に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~10のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群から選ばれる基を表し、複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、gは1~10の整数、hは4~7の整数である。)]
前記ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)が、下記一般式[3]で表される、構成1または2に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
一般式[3]における平均鎖長p+qが30~70である構成3に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成5)
一般式[3]で表されるポリオルガノシロキサンブロックが(2-アリルフェノール)末端ポリオルガノシロキサン、もしくは(2-メトキシ-4-アリルフェノール)末端ポリオルガノシロキサンより誘導された、構成3または4に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成6)
一般式[3]中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8がメチル基である、構成3~5のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
一般式[1]で表されるポリカーボネートブロックが2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンより誘導された、構成2に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成8)
前記樹脂組成物の粘度平均分子量が14,500~18,000である構成1~7のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成9)
前記樹脂組成物中のポリオルガノシロキサンブロックの含有量が11.0~15.0重量%である構成1~8のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成10)
前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた幅10mm、長さ80mm、全長150mm、厚み4mmのISOダンベル形引張試験片を100℃で90分間熱処理した後、3点曲げ治具に固定し、成形片中心部に任意の歪を印加し、印加部にさらし小片を被せ、芳香剤0.5mLを塗布し、60℃に保温した恒温槽内で10分間保持する耐薬品性試験において、薬液暴露部に3mm以上のクラックが発生しない歪の限界値が0.3%以上である構成1~9のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた厚み2mmの成形片におけるヘイズの値が、2.0以下である構成1~10のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成12)
前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた厚み2mmの成形片のISO6603に準拠して測定された高速面衝撃試験における最大衝撃エネルギーが15J以上で、かつ破壊形態が延性破壊である構成1~11のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成13)
前記樹脂組成物を用いて、溶融混練することにより得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、ISO11443(JIS K 7199)に準拠し、キャピラリー型レオメーター(東洋精機製作所(株)製 キャピログラフ1D)を使用し、キャピラリーとして東洋精機製作所(株)製 キャピラリー型式EF(径:1.0mm、長さ:10.0mm、L/D:10)を用いて、炉体温度300℃で、剪断速度が1220 sec-1の際の剪断粘度の値が280Pa・S以下である構成1~12のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
前記樹脂組成物を用いて、ISO178に準拠して測定された荷重たわみ温度の値が100℃以上である構成1~13のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物。
(構成15)
構成1~14のいずれか一項に記載のディスプレイ材料用樹脂組成物を成形して得られるディスプレイ材料用樹脂部品。
(構成16)
自動車に搭載されている構成15に記載のディスプレイ材料用樹脂部品。
本発明において、ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体(以下PC-P
OS共重合体と略することがある)(A)は、ポリカーボネートブロック(A-1)と、ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)とを含み、好ましくはポリカーボネートブロック(A-1)が下記式[1]で表され、ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)が下記式[3]で表される。
本発明において、ポリカーボネートブロック(A-1)は、PC-POS共重合体において含まれるポリカーボネート系の部分であり、特にその種類は限定されない。例えば、そのようなポリカーボネート系の部分は、芳香族ポリカーボネート系の部分であってもよい。
例えば、ポリカーボネートブロック(A-1)は、下記式[1]で表される。
本発明において、ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)は、PC-POS共重合体において含まれるポリオルガノシロキサン系の部分であり、特にその種類は限定されない。例えば、ポリオルガノシロキサンブロックは、下記式[3]で表される。
本発明のディスプレイ材料用樹脂組成物は、ポリカーボネートブロック(A-1)とポリオルガノシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体(A)を含む。
(ポリカーボネートブロック(A-1)のジヒドロキシ化合物成分)
ポリカーボネートブロック(A-1)の原料となるジヒドロキシ化合物は、主として下記一般式[4]で表される二価フェノール(I)から誘導されてもよい。
-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、4,4’-スルホニルジフェノール、2,2’-ジメチル-4,4’-スルホニルジフェノール、9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレン、1,3-ビス{2-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル}ベンゼン、1,4-ビス{2-(4-ヒドロキシフェニル)プロピル}ベンゼンが好ましく、殊に2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(BPZ)、4,4’-スルホニルジフェノール、9,9-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)フルオレンが好ましい。中でも強度に優れ、良好な耐久性を有する2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンが最も好適である。また、これらは単独または二種以上組み合わせて用いてもよい。
ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)の原料となるジヒドロキシ化合物は、特定の平均鎖長のポリオルガノシロキサンを原料として用いる。具体的には、下記一般式[5]で表されるヒドロキシアリール末端ポリオルガノシロキサン(II)で表される原料を用いる。
2)とを予め配合して得られるポリオルガノシロキサン(C)を用いることがより好ましく、この配合比は、上述した(B-1):(B-2)重量比と同様に、好ましくは重量比1:99~99:1であり、より好ましくは10:90~90:10である。
本発明におけるポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体は、下記の工程により製造することができる。
工程は、水に不溶性の有機溶媒とアルカリ水溶液との混合液中において、上記式[4]で表わされる二価フェノール(I)とホスゲンとを反応させ、末端クロロホーメート基を有するカーボネートオリゴマーを含有する溶液を調製する工程である。
(透明性)
本発明に用いる樹脂組成物は、射出成形で得られた厚み2mmの成形片におけるヘイズの値が、好ましくは2.0以下であり、より好ましくは1.5以下であり、さらに好ましくは1.0以下である。透明性が上記範囲内であれば、ディスプレイの視認性や加飾性が高くなる為、ディスプレイ材料用樹脂部品への適用が可能である。
本発明に用いる樹脂組成物は、射出成形で得られた厚み2mmの成形片のISO6603に準拠して測定された高速面衝撃試験における最大衝撃エネルギーが好ましくは15J以上、より好ましくは17J以上であり、かつ破壊形態が延性破壊である。耐衝撃性が上記範囲内であれば、落下の衝撃によって破損しにくい為、ディスプレイ材料用樹脂部品への適用が可能である。
本発明に用いる樹脂組成物は、溶融混練することにより得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、ISO11443(JIS K 7199)に準拠し、キャピラリー型レオメーター(東洋精機製作所(株)製 キャピログラフ1D)を使用し、キャピラリーとして東洋精機製作所(株)製 キャピラリー型式EF(径:1.0mm、長さ:10.0mm、L/D:10)を用いて、炉体温度300℃で、剪断速度が1220 sec-1の際の剪断粘度の値が、好ましくは280Pa・S以下であり、より好ましくは250Pa・S以下であり、さらに好ましくは200Pa・S以下であり、特に好ましくは160Pa・S以下ある。流動性が上記範囲内であれば、薄肉部品の成型が可能である為、ディスプレイ材料用樹脂部品へ適用が可能である。
本発明に用いる樹脂組成物は、ISO178に準拠して測定された荷重たわみ温度の値が、好ましくは100℃以上であり、より好ましくは102℃以上であり、さらに好ましくは104℃以上である。耐熱性が上記範囲内であれば、高温環境下でも使用可能である為、ディスプレイ材料用樹脂部品へ適用が可能である。
本発明に用いる樹脂組成物は、射出成形で得られた幅10mm、長さ80mm、全長150mm、厚み4mmのISOダンベル形引張試験片を100℃で90分間熱処理した後、3点曲げ治具に固定し、成形片中心部に任意の歪を印加し、印加部にさらし小片を被せ、芳香剤0.5mLを塗布し、60℃に保温した恒温槽内で10分間保持する耐薬品性試験において、薬液暴露部に3mm以上のクラックが発生しない歪の限界値が0.3%以上であることが好ましく、0.4%以上であることがより好ましく、0.5%以上であることがさらに好ましい。
芳香剤としては、クリアフォレスト クルマ エアコンルーバー用[エステー(株)製]、ファブリーズ クルマ プレミアムクリップ ウッディコンチェルト[P&G製]等が挙げられる。
次式にて算出される比粘度(ηSP)を20℃で塩化メチレン100mlにポリカーボネートペレット樹脂0.7gを溶解した溶液からオストワルド粘度計を用いて求め、
比粘度(ηSP)=(t-t0)/t0
[t0は塩化メチレンの落下秒数、tは試料溶液の落下秒数]
求められた比粘度(ηSP)から次の数式により粘度平均分子量Mvを算出する。
ηSP/c=[η]+0.45×[η]2 c (但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10-4Mv0.83
c=0.7
日本電子株式会社製NMR JNM-AL400を用い、ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の1H-NMRスペクトルを測定し、二価フェノール(I)由来のピークの積分比とヒドロキシアリール末端ポリオルガノシロキサン(II)由来のピークの積分比を比較することにより算出した。同様に、ヒドロキシアリール末端由来のピークの積分比とポリオルガノシロキサン由来のピークの積分比を比較することにより平均鎖長p+qを算出した。
得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、射出成形後(日本製鋼所(株)製、 JSW J-75EIII)を用いて、成形温度290℃、金型温度80℃、成形サイクル40秒にて3段型プレートを作成した。ISO17482n準拠して3段プレートの厚み2.0mm部におけるヘイズを、日本電色工業株式会社性のヘイズメーターNDH-2000を用いて測定した。
得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、射出成形後(日本製鋼所(株)製、 JSW J-75EIII)を用いて、成形温度290℃、金型温度80℃、成形サイクル40秒にて3段型プレートを作成した。ISO6603に準拠して試験片厚み2.0mm部にて、破壊形態と最大衝撃エネルギーを評価した。
得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、ISO11443(JIS K 7199)に準拠し、キャピラリー型レオメーター(東洋精機製作所(株)製 キャピログラフ1D)を使用し、キャピラリーとして東洋精機製作所(株)製 キャピラリー型式EF(径:1.0mm、長さ:10.0mm、L/D:10)を用いて、炉体温度300℃で、剪断速度が1220 sec-1の際の剪断粘度を測定した。
得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、射出成形後(日本製鋼所(株)製、 JSW J-75EIII)を用いて、成形温度290℃、金型温度80℃、成形サイクル40秒にて、長さ80mm、幅10mm、厚み4mmの試験片を作成した。ISO178に準拠して、荷重1.80MPaにて荷重たわみ温度を測定した。
得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、射出成形機(日本製鋼所(株)製,JSW J-75EIII)を用いて、成形温度290℃、金型温度80℃、成形サイクル50秒にて中央部の幅10mm、長さ80mm、全長150mm、厚み4mmのISOダンベル形引張試験片(タイプA)を成形した。得られた成形片を100℃で90分間熱処理したのち、図1記載の3点曲げ治具に固定し、成形片中心部に任意の歪を印加した。印加部にさらし小片を被せ、芳香剤0.5mLを塗布したのち、60℃に保温した恒温槽内で10分間保持した。取出した成形片の薬液暴露部の外観を観察し、3mm以上のクラックが存在しない歪の限界値を測定した。任意の歪は、0.1%、0.2%、0.3%と、0.1%刻みで印加し、例えば、0.3%の印加において、3mm以上のクラックが存在せず、0.4%の印加において、3mm以上のクラックが存在した場合、上記3mm以上のクラックが存在しない歪の限界値は0.3%となる。
[両末端フェノール変性ポリオルガノシロキサン]
実施例および比較例では、ポリオルガノシロキサン構造を有する二価フェノール(II)として下記構造のポリオルガノシロキサン化合物を使用した。
(II):p+q=37(信越化学工業(株)製 KF-2201)
上記、ジメチルシロキサン単位の平均繰返し数p+qの値は1H-NMR測定にて評価した。
(PC-POS-1の製造法)
温度計、撹拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水17890部、25%水酸化ナトリウム水溶液7003部を入れ、一般式[4]で表される二価フェノール(I)として2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)3812部、およびハイドロサルファイト7.5部を溶解した後、塩化メチレン14310部を加え、撹拌下22~30℃でホスゲン1900部を70分要して吹き込んだ。塩化メチレン7150部を加え25%水酸化ナトリウム水溶液1347部、p-tert-ブチルフェノール149部を塩化メチレン850部に溶解した溶液を加え、攪拌しながら一般式[5]で表される二価フェノール(II)として上記KF-2201 428部を塩化メチレン800部(二価フェノール総量に対して0.55モル当量)に溶解した溶液を二価フェノール(II)が二価フェノール(I)に対して0.0008モル当量/minとなる速度で加えて乳化状態とした後、再度激しく撹拌した。かかる攪拌下、反応液が26℃の状態でトリエチルアミン4.3部を加えて温度26~31℃において1時間撹拌を続けて反応を終了した。反応終了後有機相を分離し、塩化メチレンで希釈して水洗した後塩酸酸性にして水洗し、水相の導電率がイオン交換水と殆ど同じになったところで温水を張ったニーダーに投入して、攪拌しながら塩化メチレンを蒸発し、ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体のパウダーを得た。脱水後、熱風循環式乾燥機により100℃で12時間乾燥した。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は16,000、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は8.4重量%であった。
p-tert-ブチルフェノールの量を109部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は20,000、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は8.4重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3796部、p-tert-ブチルフェノールの量を149部、KF-2201の量を648部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は15,500、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は12.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3796部、p-tert-ブチルフェノールの量を121部、KF-2201の量を648部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は18,000、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は12.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3786部、p-tert-ブチルフェノールの量を149部、KF-2201の量を776部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は15,500、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は14.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3786部、p-tert-ブチルフェノールの量を121部、KF-2201の量を776部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は18,000、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は14.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3774部、p-tert-ブチルフェノールの量を149部、KF-2201の量を945部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は15,500、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は17.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)の量を3774部、p-tert-ブチルフェノールの量を121部、KF-2201の量を945部へ変更した以外は、PC-POS-1の製造法と同様にした。得られたポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体の粘度平均分子量は18,000、ポリオルガノシロキサンブロックの含有量は17.0重量%であった。
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンを繰返し骨格とする溶液粘度分子量17,000の直鎖状芳香族ポリカーボネート樹脂パウダー(帝人(株)製パンライト)
。
イルガノックス1076(BASF(株)製)
(安定剤-2)
ホスタノックスP-EPQ(オー・ジー(株)製)
(UV吸収剤)
チヌビン234(BASF(株)製)
(離型剤)
ロキシオールVPG861(BASF(株)製)
(防錆剤)
マープルーフG-0250SP(日油(株)製)
[実施例1~5および比較例1~5]
上記製造例で得られたPC-POS、PC、安定剤、UV吸収剤、離型剤、および防錆剤を表に示す割合でブレンドした後、ベント式二軸押出機(テクノベル(株)製,KZW15-25MG)を用いて、吐出量2.5kg/h、スクリュー回転数200rpmであり、押出温度は第1供給口からダイス部分まで270℃で溶融混練してペレット化した。そして、得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、射出成形機(日本製鋼所(株)製、JSW J-75EIII)、を用いて、各種評価用成形片を得た。該試験片のポリオルガノシロキサンブロックの含有量、粘度平均分子量Mv、ヘイズ、高速面衝撃試験の最大衝撃エネルギー・破壊挙動、剪断粘度、荷重たわみ温度、3点曲げ試験による限界歪を評価した。評価結果を表1に示す。
2 h:試験片厚み(4mm)
3 L:測定幅(150mm)
Claims (11)
- ポリカーボネートブロック(A-1)とポリオルガノシロキサンブロック(A-2)を含むポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体(A)を含むディスプレイ材料用樹脂組成物であり、前記ポリカーボネートブロック(A-1)が、下記一般式[1]で表され、前記ポリオルガノシロキサンブロック(A-2)が、下記一般式[3]で表され、前記樹脂組成物中のポリオルガノシロキサンブロックの含有量が10.0~16.0重量%であり、かつ粘度平均分子量が14,500~18,000であり、前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた厚み2mmの成形片におけるヘイズの値が、1.0以下であることを特徴とする、前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
(上記一般式[1]において、R1及びR2は夫々独立してハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~18のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~14のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群から選ばれる基を表し、それぞれ複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、e及びfは夫々0~4の整数であり、Wは単結合もしくは下記一般式[2]で表される基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基である。)
(上記一般式[2]においてR11,R12,R13,R14,R15,R16,R17及びR18は夫々独立して水素原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数6~14のアリール基及び炭素原子数7~20のアラルキル基からなる群から選ばれる基を表し、R19及びR20は夫々独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~18のアルキル基、炭素原子数1~10のアルコキシ基、炭素原子数6~20のシクロアルキル基、炭素原子数6~20のシクロアルコキシ基、炭素原子数2~10のアルケニル基、炭素原子数6~14のアリール基、炭素原子数6~10のアリールオキシ基、炭素原子数7~20のアラルキル基、炭素原子数7~20のアラルキルオキシ基、ニトロ基、アルデヒド基、シアノ基及びカルボキシル基からなる群から選ばれる基を表し、複数ある場合はそれらは同一でも異なっていても良く、gは1~10の整数、hは4~7の整数である。)
(上記一般式[3]において、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、夫々独立に水素原子、炭素数1~12のアルキル基又は炭素数6~12の置換若しくは無置換のアリール基であり、R9及びR10は夫々独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1~10のアルキル基、炭素原子数1~10のアルコキシ基であり、pは自然数であり、qは0又は自然数であり、平均鎖長p+qは30~70未満の自然数である。Xは炭素原子数2~8の二価脂肪族基である。) - 一般式[3]で表されるポリオルガノシロキサンブロックが(2-アリルフェノール)末端ポリオルガノシロキサン、もしくは(2-メトキシ-4-アリルフェノール)末端ポリオルガノシロキサンより誘導された、請求項1に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 一般式[3]中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8がメチル基である、請求項1または2に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 一般式[1]で表されるポリカーボネートブロックが2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンより誘導された、請求項1に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物中のポリオルガノシロキサンブロックの含有量が11.0~15.0重量%である請求項1~4のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた幅10mm、長さ80mm、全長150mm、厚み4mmのISOダンベル形引張試験片を100℃で90分間熱処理した後、3点曲げ治具に固定し、成形片中心部に任意の歪を印加し、印加部にさらし小片を被せ、芳香剤0.5mLを塗布し、60℃に保温した恒温槽内で10分間保持する耐薬品性試験において、薬液暴露部に3mm以上のクラックが発生しない歪の限界値が0.3%以上である請求項1~5のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物を用いて、射出成形で得られた厚み2mmの成形片のISO6603に準拠して測定された高速面衝撃試験における最大衝撃エネルギーが15J以上で、かつ破壊形態が延性破壊である請求項1~6のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物を用いて、溶融混練することにより得られたペレットを100℃で5時間熱風乾燥した後、ISO11443(JIS K 7199)に準拠し、キャピラリー型レオメーター(東洋精機製作所(株)製 キャピログラフ1D)を使用し、キャピラリーとして東洋精機製作所(株)製 キャピラリー型式EF(径:1.0mm、長さ:10.0mm、L/D:10)を用いて、炉体温度300℃で、剪断速度が1220sec-1の際の剪断粘度の値が280Pa・S以下である請求項1~7のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 前記樹脂組成物を用いて、ISO178に準拠して測定された荷重たわみ温度の値が100℃以上である請求項1~8のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物。
- 請求項1~9のいずれか一項に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂組成物を成形して得られる、前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂部品。
- 自動車に搭載されている請求項10に記載の前面板またはスクリーンであるディスプレイ材料用樹脂部品。
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