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JP3390465B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
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JP3390465B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物

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JP3390465B2
JP3390465B2 JP12704792A JP12704792A JP3390465B2 JP 3390465 B2 JP3390465 B2 JP 3390465B2 JP 12704792 A JP12704792 A JP 12704792A JP 12704792 A JP12704792 A JP 12704792A JP 3390465 B2 JP3390465 B2 JP 3390465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート樹脂
組成物に関し、詳しくは耐衝撃性,剛性等の機械的物
性、光学的特性等が安定しているとともに、反射率特性
に優れ、白色顔料の配合量低減に伴う軽量化及びポリカ
ーボネートの分子量を低減することが可能なポリカーボ
ネート樹脂組成物に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
カーボネート樹脂は機械的強度,電気的特性,透明性な
どに優れ、エンジニアリングプラスチックとして、電気
・電子機器分野,自動車分野等様々な分野において幅広
く利用されている。このような特性を有するポリカーボ
ネート樹脂を液晶表示盤の反射板やLEDの表示板等の
部品の成形に応用する場合、得られる成形品は、明るさ
を保持するために高反射率でなければならない。ポリカ
ーボネート樹脂を用いて反射率の高い成形品を得るに
は、光を吸収しにくい白色顔料を配合することが好まし
い。例えば、白色顔料の中で最も優れている酸化チタン
の場合、高反射率にするには、酸化チタンの配合量を多
くする必要があり、その結果として、比重が大きくなる
問題がある。また、酸化チタンを多量に配合すると、ポ
リカーボネートの分子量低下が大きくなり、機械的強度
の低下は避けられない。一方、例えば、特開昭53−3
7758号公報には、ポリカーボネート樹脂及び顔料
(酸化チタンを含む)からなる系で着色防止を目的に、
ポリカーボネート重合体,顔料及びシラノール含有ラン
ダムシロキサン共重合体からなる樹脂組成物が開示され
ている。ここに開示されている技術は、ポリカーボネー
ト樹脂の熱安定性を改良することを目的にしており、顔
料として、酸化チタンを添加することによって比重が大
きくなってしまう。そして、反射率については、何も言
及されていない。 【0003】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記状況に鑑み、従来法の欠点を解消して、耐衝撃性,
剛性等の機械的物性、光学的特性等が安定しているとと
もに、反射率特性に優れ、白色顔料の配合量低減に伴う
軽量化及びポリカーボネートの分子量を低減することが
可能なポリカーボネート樹脂組成物を開発すべく鋭意研
究を重ねた。その結果、ポリカーボネート−ポリオルガ
ノシロキサン共重合体に、通常のポリカーボネート樹脂
に配合するよりも少量の白色顔料を配合することによっ
て、目的とする性状の成形品を得ることができるポリカ
ーボネート樹脂組成物を見出した。本発明は、かかる知
見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明
は、(A)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン
共重合体5〜100重量%及び(B)ポリカーボネート
樹脂95〜0重量%からなるとともに、(A)成分及び
(B)成分の合計100重量部に対して、(C)白色顔
料1〜30重量部を配合し、かつ(A)ポリカーボネー
ト−ポリオルガノシロキサン共重合体中のポリオルガノ
シロキサン部の割合が、(A)成分及び(B)成分の合
計量に対して0.1〜40重量%であることを特徴とする
ポリカーボネート樹脂組成物を提供するものである。 【0004】本発明の(A)成分であるポリカーボネー
ト−ポリオルガノシロキサン共重合体(PC−PDM
S)は、様々なものがあるが、好ましくは一般式(I) 【0005】 【化1】 【0006】〔式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素
原子,ハロゲン原子(例えば塩素,臭素,フッ素,沃
素)又は炭素数1〜8のアルキル基であり、それらは同
一であってもよいし、異なっていてもよく、mおよびn
は、それぞれ1〜4の整数であって、mが2〜4の場合
はR1 は互いに同一であっても異なるものであってもよ
いし、nが2〜4の場合は互いに同一であっても異なる
ものであってもよい。そして、Zは、炭素数1〜8のア
ルキレン基,炭素数2〜8のアルキリデン基,炭素数5
〜15のシクロアルキレン基,炭素数5〜15のシクロ
アルキリデン基又は−SO2 −,−SO−,−S−,−
O−,−CO−結合,単結合もしくは一般式(II) 【0007】 【化2】 【0008】で表わされる結合を示す。〕で表わされる
構造を有する繰返し単位を有するポリカーボネート部
と、一般式(III) 【0009】 【化3】 【0010】〔式中、R3 ,R4 およびR5 は、それぞ
れ水素原子,炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル
基であり、それぞれ同じであっても異なるものであって
もよい。また、pおよびqは、それぞれ0または1以上
の整数である。〕で表わされる繰返し単位を有するポリ
オルガノシロキサン部とからなるものである。このポリ
オルガノシロキサン部の重合度は5以上が好ましく、よ
り好ましくは60以上である。上記のポリカーボネート
−ポリオルガノシロキサン共重合体は、上記一般式
(I)で表わされる繰返し単位を有するポリカーボネー
ト部と、上記一般式(III)で表わされる繰返し単位を有
するポリオルガノシロキサン部とからなるブロック共重
合体であって、粘度平均分子量10,000〜50,00
0、好ましくは15,000〜35,000のものである。
また、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体のn−ヘキサン可溶分が1.0重量%以下であること
が好ましい。 【0011】このポリカーボネート−ポリオルガノシロ
キサン共重合体は、例えば、予め製造されたポリカーボ
ネート部を構成するポリカーボネートオリゴマー(PC
オリゴマー)と、ポリオルガノシロキサン部を構成す
る、末端に反応性基を有するポリオルガノシロキサン
(例えばポリジメチルシロキサン(PDMS),ポリジ
エチルシロキサン等のポリジアルキルシロキサンあるい
はポリメチルフェニルシロキサン等)とを、塩化メチレ
ン,クロロベンゼン,クロロホルム等の溶媒に溶解さ
せ、ビスフェノールの水酸化ナトリウム水溶液を加え、
触媒としてトリエチルアミンやトリメチルベンジルアン
モニウムクロライド等を用い、界面反応することにより
製造することができる。また、特公昭44−30108
号公報や特公昭45−20510号公報に記載された方
法によって製造されたポリカーボネート−ポリオルガノ
シロキサン共重合体を用いることもできる。ここで、一
般式(I)で表わされる繰返し単位を有するポリカーボ
ネートオリゴマーは、溶剤法、すなわち塩化メチレンな
どの溶剤中で公知の酸受容体、分子量調節剤の存在下、
一般式(IV) 【0012】 【化4】 【0013】〔式中、R1 ,R2 ,Z,mおよびnは、
前記と同じである。〕で表わされる二価フェノールとホ
スゲンのようなカーボネート前駆体との反応又は二価フ
ェノールとジフェニルカーボネートのようなカーボネー
ト前駆体とのエステル交換反応によって製造することが
できる。この上記一般式(IV)で表わされる二価フェノー
ルとしては様々なものがあるが、特に2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン〔所謂ビスフェノール
A〕が好ましい。また、ビスフェノールAの一部又は全
部を他の二価フェノールで置換したものであってもよ
い。ビスフェノールA以外の二価フェノールとしては、
ビスフェノールA以外のビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アルカン,ハイドロキノン;4,4’−ジヒドロキ
シジフェニル;ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
アルカン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド;ビス(4−
ヒドロキシフェニル)エーテル;ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ケトンのような化合物又はビス(3,5−ジ
ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンのようなハロゲン化ビスフェノール類等を挙げること
ができる。 【0014】本発明において、ポリカーボネート−ポリ
オルガノシロキサン共重合体の製造に供されるポリカー
ボネートオリゴマーは、これらの二価フェノール1種を
用いたホモポリマーであってもよく、また2種以上を用
いたコポリマーであってもよい。さらに、多官能性芳香
族化合物を上記二価フェノールと併用して得られる熱可
塑性ランダム分岐ポリカーボネートであってもよい。な
お、n−ヘキサン可溶分が1.0重量%以下のポリカーボ
ネート−ポリオルガノシロキサン共重合体を製造するに
は、例えば共重合体中のポリオルガノシロキサン含有率
を10重量%以下にするとともに、一般式(III) で表わ
される繰返し単位の数が100以上のものを用い、かつ
第3級アミン等の触媒を5.3×10-3モル/(kg・オ
リゴマー)以上用いて上記共重合を行うことが好まし
い。また、上記(A),(B)成分合計量に対するポリ
オルガノシロキサン部の割合は、0.1〜40重量%、好
ましくは0.5〜35重量%である。ここで、0.1重量%
未満の場合は反射率の向上効果が小さく、一方、40重
量%を超えると分子量の充分な共重合体が得られない。 【0015】次に、本発明の(B)成分であるポリカー
ボネート樹脂(PC)は、二価フェノールとホスゲンま
たは炭酸エステル化合物とを反応させることにより容易
に製造することができる。すなわち、例えば、塩化メチ
レンなどの溶媒中において、公知の酸受容体や分子量調
節剤の存在下、二価フェノールとホスゲンのようなカー
ボネート前駆体との反応により、あるいは二価フェノー
ルとジフェニルカーボネートのようなカーボネート前駆
体とのエステル交換反応などによって製造される。ここ
で、二価フェノールとしては、前述した一般式(IV)で表
わされる化合物と同じものでもよく、また異なるもので
もよい。そして、炭酸エステル化合物としては、ジフェ
ニルカーボネート等のジアリールカーボネートやジメチ
ルカーボネート,ジエチルカーボネート等のジアルキル
カーボネートが挙げられる。 【0016】一方、(A)成分のポリカーボネート−ポ
リオルガノシロキサン共重合体及び(B)成分のポリカ
ーボネート樹脂と共に用いられる(C)成分の白色顔料
としては、様々なものを用いることができる。具体的に
は例えば、酸化チタン,酸化亜鉛,リトポン,硫化亜
鉛,鉛白等が挙げられる。これらの中では、着色力が優
れている酸化チタンが好ましい。この酸化チタンとして
は、ルチル型及びアナターゼ型のいずれであってもよい
が、熱安定性,耐候性に優れるルチル型を用いるのが好
ましい。そして、酸化チタンは、各種表面処理剤で処理
し、その表面を被覆すると効果的である。その処理剤と
しては、水和アルミ,シリカ,亜鉛等が通常用いられて
いる。その他、酸化チタンの樹脂中での分散性を向上さ
せるために、シリコーンオイルやポリオール等を用いる
こともできる。 【0017】本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A),(B)及び(C)からなるものであるが、それ
らの配合割合は、(A)成分であるポリカーボネート−
ポリオルガノシロキサン共重合体5〜100重量%、好
ましくは10〜90重量%及び(B)成分であるポリカ
ーボネート樹脂95〜0重量%、好ましくは90〜10
重量%からなるとともに、(A)成分及び(B)成分の
合計100重量部に対して、(C)成分の白色顔料が1
〜30重量部、好ましくは2〜20重量部配合される。
この配合量が1重量部未満では、十分な反射率を得るこ
とができず反射率特性が劣る。また、30重量部を超え
ると、配合率の割りには反射率特性の向上が見られず、
また比重も大きくなるためこれを超えてまで配合する必
要はない。 【0018】なお、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて、本発明の目的を阻害しない範囲で、(D)成分と
して、各種の添加剤を配合することができる。例えば、
各種の添加剤としては、ヒンダードフェノール系,亜リ
ン酸エステル系,リン酸エステル系,アミン系等の酸化
防止剤、ベンゾトリアゾール系やベンゾフェノン系等の
紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系などの光安定剤、脂
肪族カルボン酸エステルやパラフィン,シリコーンオイ
ル,ポリエチレンワックス等の内部滑剤、常用の難燃
剤、難燃助剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。 【0019】本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A),(B)及び(C)と、必要に応じて(D)を配
合し、混練するもので、かくすることによって所望の樹
脂組成物を得ることができる。そして、該配合及び混練
には、通常用いられている方法、例えば、リボンブレン
ダー,ヘンシェルミキサー,バンバリーミキサー,ドラ
ムタンブラー,単軸スクリュー押出機,2軸スクリュー
押出機,コニーダ,多軸スクリュー押出機等を用いて行
うことができる。なお、混練に際しての加熱温度は、通
常250〜300℃の範囲で選ばれる。かくして得られ
たポリカーボネート樹脂組成物は、既知の種々の成形方
法、例えば、射出成形,中空成形,押出成形,圧縮成
形,カレンダー成形,回転成形等を適用することがで
き、OA機器分野(特に、液晶表示反射板,LEDハウ
ジング等),電気・電子機器分野,自動車分野等様々な
分野の成形品を製造するのに供することができる。 【0020】 【実施例】次に、本発明を製造例,実施例および比較例
により、さらに詳しく説明する。 製造例1 (PCオリゴマーの製造)400リットルの5%水酸化
ナトリウム水溶液に、60kgのビスフェノールAを溶
解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を調
製した。次いで、室温に保持したビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を138リットル/時間の流量
で、また塩化メチレンを69リットル/時間の流量で内
径10mm,管長10mの管型反応器にオリフィス板を
通して導入し、これにホスゲンを並流して10.7kg/
時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反応させた。こ
こで用いた管型反応器は二重管となっており、ジャケッ
ト部分には冷却水を通して反応液の排出温度を25℃に
保った。また、排出液のpHは10〜11を示すように
調製した。このようにして得られた反応液を静置するこ
とにより、水相を分離除去し、塩化メチレン相(220
リットル)を採取した。塩化メチレンを蒸発により除き
フレーク状のポリカーボネートオリゴマーを得た。ここ
で得られたポリカーボネートオリゴマーの重合度は3〜
4であった。 【0021】製造例2−1 (反応性PDMSの合成)オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン1483g、1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン18.1gおよび86%硫酸35gを混合し、
室温で17時間攪拌した。その後、オイル相を分離し、
炭酸水素ナトリウム25gを加え1時間攪拌した。濾過
した後、150℃,3torrで真空蒸留し、低沸点物
を除いた。2−アリルフェノール60gと塩化白金−ア
ルコラート錯体としてのプラチナ0.0014gとの混合
物に、上記で得られたオイル294gを90℃の温度で
添加した。この混合物を90〜115℃の温度に保ちな
がら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで抽出し、
80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の2−アリ
ルフェノールを除いた。その生成物を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、真空中で115℃の温度まで溶剤を留去し
た。得られた末端フェノールPDMSはNMRの測定に
より、ジメチルシラノオキシ単位の繰り返し数は150
であった。 【0022】製造例2−2 (反応性PDMSの合成)製造例2−1において、1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサンの量を7.72g
に変えた以外は、製造例2−1と同様に操作した。得ら
れた末端フェノールPDMSはNMRの測定により、ジ
メチルシラノオキシ単位の繰り返し数は350であっ
た。 製造例2−3 (反応性PDMSの合成)製造例2−1において、1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサンの量を137g
に変えた以外は、製造例2−1と同様に操作した。得ら
れた末端フェノールPDMSはNMRの測定により、ジ
メチルシラノオキシ単位の繰り返し数は20であった。 製造例2−4 (反応性PDMSの合成)製造例2−1において、1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサンの量を33.5g
に変えた以外は、製造例2−1と同様に操作した。得ら
れた末端フェノールPDMSはNMRの測定により、ジ
メチルシラノオキシ単位の繰り返し数は80であった。 【0023】製造例3−1〜12 製造例2−1〜4で得た反応性PDMSagを塩化メチ
レン2リットルに溶解させ、製造例1で得たPCオリゴ
マー10リットルと混合した。そこへ、水酸化ナトリウ
ム26gを水1リットルに溶解させたものとトリエチル
アミンdccを加え500rpmで室温にて1時間攪拌
した。その後、5.2重量%の水酸化ナトリウム水溶液5
リットルにビスフェノールA600gを溶解させたも
の、塩化メチレン8リットルおよびp−tert−ブチ
ルフェノールbgを加え500rpmで室温にて2時間
攪拌した。しかる後、塩化メチレン5リットルを加え、
さらに水5リットルで水洗、0.01規定水酸化ナトリウ
ム水溶液5リットルでアルカリ洗浄、0.1規定塩酸5リ
ットルで酸洗浄および水5リットルで水洗を順次行い、
最後に塩化メチレンを除去し、チップ状のPC−PDM
S共重合体を得た。製造例3−1〜12のa,b,dの
使用量を第1表に示す。 【0024】 【表1】 【0025】そして、得られたPC−PDMS共重合体
のMv(粘度平均分子量),PDMS鎖長(n:ジメチ
ルシラノオキシ単位),PDMS含有率およびn−ヘキ
サン可溶分を第2表に示す。 【0026】 【表2】【0027】なお、PDMS鎖長(n:ジメチルシラノ
オキシ単位),PDMS含有率およびn−ヘキサン可溶
分の測定は以下の方法で行った。 〔PDMS鎖長(n:ジメチルシラノオキシ単位),P
DMS含有率の測定〕PDMS鎖長は、 1H−NMRで
0.2ppmに見られるジメチルシロキサンのメチル基の
ピークと2.6ppmに見られるPC−PDMS結合部の
メチレン基のピークの強度比で求めた。また、PDMS
含有率は 1H−NMRで1.7ppmに見られるビスフェ
ノールAのイソプロピルのメチル基のピークと0.2pp
mに見られるジメチルシロキサンのメチル基のピークの
強度比で求めた。 【0028】(n−ヘキサン可溶分の測定)n−ヘキサ
ンを溶媒としてソックスレー抽出された成分である。即
ち、試料であるチップ状の共重合体15gを円筒濾紙 N
o.84(28×100mm)に採取し、これを300ミ
リリットルのn−ヘキサンを用いて、3〜4分に1回
(20ミリリットル/回)の還流量で8時間還流させて
抽出した。その後、300ミリリットルのn−ヘキサン
を蒸発させた後、残渣物を秤量し、これをn−ヘキサン
可溶分とした。 【0029】実施例1〜15および比較例1〜5 ベースポリマーとして製造例3−1〜12で得られたP
C−PDMS共重合体、ポリカーボネート樹脂として、
(E)タフロンA−2200〔商品名:Mv=21,00
0;出光石油化学(株)製〕および(G)ユーピロンH
4000〔商品名:Mv=15,000;三菱瓦斯化学
(株)製〕を、そして白色顔料として、石原産業(株)
製の酸化チタン「CR−60−2」(ルチル型,粒径0.
21μm)を用い、第3表に示す割合でドライブレンド
した後、ベント付単軸押出機〔中谷機械(株)製,NV
C−50〕を用い、260℃で混練し、ペレットを作製
した。作製したペレットを用い、成形温度280℃で射
出成形して成形品を得た。 【0030】 【表3】【0031】実施例および比較例で得られた成形品につ
いては、性能評価として、反射率,比重およびアイゾッ
ト衝撃強度を測定した。その結果を第4表に示す。 【0032】 【表4】【0033】なお、各測定法は、次にしたがった。 反射率:HR−100型反射率計(村上色彩研究所製)
で測定した。 比重:JIS K−7112に準拠した。 アイゾット衝撃強度:JIS K−7110に準拠し
た。 サンプル10本のアイゾット衝撃試験を行い、その内の
延性破壊本数を示す。他は脆性破壊した。サンプルはノ
ッチ付き厚さ3mmのものを使用した。 粘度平均分子量(Mv):粉砕した成形品を塩化メチレ
ン溶液に溶解して、不溶分をフィルターにて取り除き、
蒸発させてフィルムを作り、そのフィルムを再度塩化メ
チレンに溶解させ、20℃でウベローデ粘度管にて測定
した。 【0034】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、本来の
ポリカーボネートが有する耐衝撃性,剛性等の機械的特
性が安定しているとともに、反射率特性の優れた成形品
を得ることができ、しかも白色顔料の配合量低減に伴う
軽量化及びポリカーボネートの分子量を低減することが
可能なポリカーボネート樹脂組成物を得ることができ
る。それ故、本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、
OA機器分野(特に、液晶表示反射板,LEDハウジン
グ等),電気・電子機器分野,自動車分野等様々な分野
において、幅広く使用されている各種の成形品の素材と
して有効に利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−98142(JP,A) 特開 平5−255595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/10 C08K 3/22 C08L 69/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)n−ヘキサン可溶分が1.0重量
    %以下であるポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
    ン共重合体5〜100重量%及び(B)ポリカーボネー
    ト樹脂95〜0重量%からなるとともに、(A)成分及
    び(B)成分の合計100重量部に対して、(C)白色
    顔料2〜20重量部を配合し、(A)ポリカーボネート
    −ポリオルガノシロキサン共重合体中のポリオルガノシ
    ロキサン部の割合が、(A)成分に対して10重量%以
    下、(A)成分及び(B)成分の合計量に対して0.1
    10重量%であり、かつ反射率が90%以上であるこ
    とを特徴とするポリカーボネート樹脂組成物。
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