JP7796443B2 - 調理システム - Google Patents
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Description
この発明は、食品の調理を自動的に行う調理システムに関する。
従来、調理システムとして、食品を油で揚げる作業を自動的に行うシステムが各種提案されている(特許文献1~3)。
しかしながら、従来、冷凍庫等の貯蔵機能と調理機能とが一体になったシステムがなかった。このため、貯蔵機能と調理機能とを別々に用意する必要があり、システム全体の設置に手間が掛かる問題があった。また、このようなシステムでは、貯蔵庫から取り出した食材を水平方向に搬送して調理機能に引き渡すので、システムの設置スペースが大きくなるという問題があった。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、貯蔵機能と調理機能とが一体化しており、設置スペースが小さくて済む調理システムを提供することを目的とする。
この発明の一態様である調理システムは、食品を貯蔵する貯蔵庫と、前記貯蔵庫に隣接して設けられ、前記貯蔵庫から排出された食品を第1受渡し位置まで上方へ搬送する搬送装置と、該搬送された食品を前記第1受渡し位置において調理用かごで受け取り、調理用液体が充填された槽に当該食品が投入されるように当該調理用かごを移動させ、所定時間経過後に当該槽から当該調理用かごから取り出された調理済みの食品を第2受渡し位置で前記調理用かごから排出するロボットアームとを有する。
ここで、「食品」とは、例えば冷凍のポテト、チキンナゲットやカツレツ、白身魚のフライ、から揚げ、フランクフルトなど、ころもをつける工程のない状態の食材で揚げ調理されるものである。また、「調理用液体」は、食用油等である。また、「貯蔵庫」は、食品の保管に関する機能を少なくとも有していればよく、冷蔵庫、冷凍庫といった温度や湿度等を調整する機能を有するものであってもよい。搬送装置による食品の搬送方向は、「上方」であればよく、垂直方向が好ましいが、斜め上方向であってもよい。ロボットアームが2本ある場合は、各アームに対応して第1受渡し位置を2つ設けてもよい。その場合、独立した搬送路が2つ設けられる。貯蔵庫から食品を排出する際の排出先は任意である。排出先は、バット、皿、包材などでもよい。
この態様によれば、貯蔵機能と調理機能とが一体化しており、効率的な調理システムを実現することができる。また、貯蔵庫から排出された食品を上方に搬送して、調理機能に引き渡すので、システム全体の設置スペースを小さくすることができる。
好ましい態様において、前記搬送装置は、前記貯蔵庫に設けられた開口部を介して排出される前記食品を受け取る容器と、当該容器を上方に移動させる移動機構と、前記容器が前記第1受渡し位置に到達すると当該容器を回転させることで当該容器内の食品を前記調理用かごへ移す回転機構とを有する。
好ましい態様において、前記搬送装置は、前記貯蔵庫に設けられた開口部を介して排出される前記食品を前記調理用かごで受け取って、前記第1受渡し位置まで搬送する移動機構を有し、前記ロボットアームは、前記第1の受渡し位置において受け取った、前記食品を収容した調理用かごを前記槽まで移動させる第1ロボットアームと、前記槽から取り出された前記調理用かごを前記第2受渡し位置まで移動させる第2ロボットアームとを有する。
好ましい態様において、調理システムは、包材を下方から上方へ搬送して第3受渡し位置にセットする包材供給装置と、前記第2受渡し位置において受渡された調理済みの食品を、前記セットされた包材に収容する盛付け装置とをさらに有する。
この態様によれば、盛付け装置が設けられているので、調理の効率をさらに改善することができる。また、包材を提供するために下方向の空間を活用するので、盛付け装置の省スペース化を実現することができる。
他の好ましい態様において、調理システムは、前記第2受渡し位置において前記調理済みの食品を受取る受渡口が設けられ、前記食品に調味料をまぶす味付け装置と、当該調味料がまぶされた食品を所定量だけ取分ける小分け装置と、前記包材に収容された食品を保温する保温装置とをさらに備え、前記包材は開口部を有し、前記包材供給装置は、折りたたまれた状態の包材を引き出して上方へ搬送し、前記第3受渡し位置において当該包材が上方に開口した状態で保持し、前記盛付け装置は、当該小分けされた食品を前記第3受渡し位置において前記袋体に収容する。
ここで、「調味料」は、塩、スパイス、たれなどであり、粉体、液体その他の物性は問わない。
この態様によれば、味付け装置、小分け装置が設けられているので、調理の効率をさらに改善することができる。また、保温装置が設けられているので、調理済み食品の品質を長時間維持することができる。
他の好ましい態様において、前記槽は、前記貯蔵庫に近いほうに設けられた第1槽と、当該第1槽よりも前記貯蔵庫から離れたところに設けられた第2槽とを含む。なお、槽の数は2に限定されず、1でも3以上であってもよい。
この態様によれば、第1槽と第2槽を調理に利用するので、調理の効率をさらに改善することができる。
この態様において、前記ロボットアームは、前記食品を前記第1槽を用いて調理する第1ロボットアームと、前記食品を前記第2槽を用いて調理する第2ロボットアームとを有することが好ましい。
この調理システムにおいて、前記調理用液体の典型例は、加熱された油である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態である調理システム1の概略構成を示す正面図である。図1において、冷凍庫10は、ポテト、ナゲット等の食品を規定温度で保管する貯蔵庫である。冷凍庫10の内部には、食品を一時貯蔵するホッパ11と、ホッパ11から排出される食品を搬送し、冷凍庫10に設けられた開口部を介して排出するコンベア12が設けられている。
搬送装置20は、冷凍庫10に隣接配置されている。搬送装置20は、計量カップ21を第1受渡し位置P1まで上方に移動させる装置である。ここで、計量カップ21は、冷凍庫10から排出される食品を受け取る容器である。搬送装置20は、計量カップ21を第1受渡し位置P1まで移動させる移動機構と、第1受渡し位置P1まで移動した計量カップ21を回転させる回転機構を有する。
フライヤ30は、搬送装置20における冷凍庫10の反対側に隣接配置されている。このフライヤ30は、規定温度に加熱された調理用液体である油が充填された槽32を有しており、調理用かご31に収容された食品を槽32において揚げ調理を行う。
盛付け装置40は、フライヤ30における搬送装置20の反対側に隣接配置されている。盛付け装置40は、調理済みの食品を収容するための包材である袋体41を内部に保持しており、袋体41を下方から上方へ搬送して第3受渡し位置P3にセットする包材供給装置42を内蔵している。さらに詳述すると、包材供給装置42は、袋体41の口を開けた状態で盛付け装置40の頂上面の第3受渡し位置P3にセットする。
盛付け装置40の頂上部には、ロボットアーム50が支持されている。このロボットアーム50は、第1受渡し位置P1において、搬送された食品を調理用かご31で受け取り、当該調理用かご31を調理用液体である油の槽32に沈め、予め指示された時間の経過後に、当該槽32から当該調理用かご31を引き上げて調理済みの食品を第2受渡し位置P2において調理用かご31から排出する。
盛付け装置40の上方には、攪拌ホッパ61、コンベア62および計量カップ63からなる小分け装置60が配置されている。第2受渡し位置P2において調理用かご31から排出された調理済み食品は、攪拌ホッパ61に設けられた受渡口によって受け取られる。攪拌ホッパ61は、この調理済み食品に調味料をまぶす味付け装置として機能する。調味料がまぶされた調理済み食品は攪拌ホッパ61から排出され、コンベア62により搬送され、計量カップ63により予め指定された量だけ取り分けられる。この取り分けられた調理済み食品は、第3受渡し位置P3にセットされた袋体41に収容される。盛付け装置40は、この袋体41に収容された調理済み食品を保温する保温装置を有している。
制御装置90は、調理システム1に与えられる注文に応じて調理システム1を構成する各部を制御する装置である。調理システム1における調理のための各種の作業は、この制御装置90による制御の下で進められる。
調理システム1の動作の概略は次の通りである。まず、冷凍庫10内のホッパ11およびコンベア12は、注文に従った量の食品を冷凍庫10の側面に設けられた開口部(図示省略)を介して外部へ排出する。このとき、搬送装置20は、計量カップ21をコンベア12の下方に位置させ、計量カップ21の開口が食品の排出方向を向くように計量カップ21を傾ける。搬送装置20は、このようにして計量カップ21により食品を受け取り、注文に従った量の食品を計量カップ21が受け取ったとき、冷凍庫10内のホッパ11およびコンベア12を停止させる(以上、ステップS1)。
次に搬送装置20は、計量カップ21を第1受渡し位置P1まで上方に移動させ、計量カップ21をフライヤ30側に回転させる。このとき、ロボットアーム50は、調理用かご31を計量カップ21の斜め下方に位置させている。このため、計量カップ21内の食品が調理用かご31内に投入される(ステップS2)。
ここで、例えば同一メニューについて複数食分の注文が発生した場合には、計量カップ21を利用した1回の搬送で、必要な全ての食品を搬送できない場合がある。そのような場合、複数回に亙ってステップS1およびS2が実行される。
次に、ロボットアーム50は、調理用かご31をフライヤ30の槽32内に沈め、フライヤ30で揚げ調理を行う(ステップS3)。次にロボットアーム50は、調理用かご31を槽32から取り出し、油きりを行う(ステップS4)。次にロボットアーム50は、調理用かご31を第2受渡し位置P2に移動させ、調理済み食品を調理用かご31から攪拌ホッパ61に排出する(ステップS5)。
次に、小分け装置60では、味付け装置としての攪拌ホッパ61が調味料を調理済み食品に振りかけ(ステップS6)、調理済み食品を攪拌して調理済み食品に調味料を混ぜる(ステップS7)。このようにすることで、調理済み食品に調味料の味を均一になじませることができる。
次に、小分け装置60では、攪拌ホッパ61から排出される調理済み食品をコンベア62が搬送し、計量カップ63が計量取り分けを行う(ステップS8)。調理システム1では、同一メニューについて1食分の注文が発生する場合の他、同一メニューについて複数食分の注文が発生する場合がある。前者の場合、小分け装置60では、計量カップ63により1食分の計量取り分けを行い、後者の場合は複数食分の計量取り分け(複数回の計量取り分け)を行う。
一方、盛付け装置40では、包材供給装置42が、注文されたメニューに対応した袋体41を、その口を開いた状態で第3受渡し位置P3にセットする(ステップS9)。ここで、同一メニューについて1食分の注文が発生している場合、包材供給装置42は、1食分の袋体41を第3受渡し位置P3にセットする。また、同一メニューについて複数食分の注文が発生している場合、包材供給装置42は、複数食分の袋体41を第3受渡し位置P3にセットする。
次に、小分け装置60は、1食分ごとに取り分けた調理済み食品を第3受渡し位置P3にセットされた袋体41内の1食分ずつ収容する(ステップS9)。この調理済み食品に収容された調理済み食品は、盛付け装置40に設けられた保温装置により保温される。
次に、図2~図13を参照し、調理システム1の各部の具体例を説明する。なお、図2~図13において、図1に示された各部と対応する部分には共通の符号が付されている。
図2は調理システム1の斜視図である。図3は同調理システム1の平面図である。図4は図3の調理システム1はA-A線断面図である。図5は図4における領域Bの拡大図である。また、図6は図4の断面図を拡大した断面図である。また、図7は図6におけるフライヤ30の上方の領域を拡大した断面図である。
この調理システム1では、フライヤ30および盛付け装置40が一体化されている。この一体化された装置は、4本の脚71により床上に浮いた状態で支持されている。
冷凍庫10の正面には、一般的な冷凍庫と同様に、作業員が食品を庫内に搬入するためのドアが設けられる一方、その側壁15には開口部16が設けられている。この開口部16には、冷凍庫10内のコンベア12の端部付近の部分が挿入されている。側壁15の外側には、開口部16を開閉する扉17と、この扉17を回転軸廻りに回転させて開口部16の開閉を行うモータ18が設けられている。扉17は、冷凍庫10内から食品を排出する期間のみ開き、それ以外の期間は閉じる。このようにすることで、冷凍庫10内の温度変化を抑制している。また、側壁15の外側には、冷凍庫10内のコンベア12を駆動するモータ19が設けられている。このようにモータ18および19が冷凍庫10外部に配置されるのは、モータへの結露を回避するためである。
冷凍庫10の外部には、計量センサ22と、計量カップ21を保持するカップホルダ23が設けられている。扉17が開いており、開口部16を介して食品が排出される期間、計量カップ21はカップホルダ23によって保持されず、計量センサ22により支持される。この間、計量センサ22は、計量カップ21内に排出される食品の計量を行う。そして、予め指定された食品の量が計量センサ22により計量されると、搬送装置20は、冷凍庫10に食品の排出を停止させる。これによりコンベア12が停止する。そして、搬送装置20は、計量カップ21を計量センサ22から切り離してカップホルダ23に保持させる。
図6に示すように、搬送装置20は、計量カップ21を保持したカップホルダ23を上方に移動させるロボシリンダ等で構成される移動機構25を有する。ロボシリンダに替えて、カップホルダ23を2つの側面で支持する駆動ベルト方式を採用してもよく、移動機構25の構造は任意である。また、図7に示すように、搬送装置20は、計量カップ21を保持したカップホルダ23を回転させる回転機構26を有している。本実施形態において、搬送装置20は、指示された量の食品が計量カップ21内に排出されると、計量カップ21をカップホルダ23に保持し、移動機構25により第1受渡し位置P1まで上方に移動させる。そして、計量カップ21が第1受渡し位置P1に到着すると、扉17が閉じ、搬送装置20は、回転機構26により計量カップ21を回転させ、計量カップ21内の食品を調理用かご31内に排出する。その後、カップホルダ23は、次の搬送に備えるべく、移動機構25によって所定の準備位置へ移動させられる。
図7に示すように、ロボットアーム50は、調理用かご31をフライヤ30の槽32内に沈め、調理用かご31内の食品の揚げ調理を行う。そして、ロボットアーム50は、調理用かご31を槽32から引き出して油きりをし、第2受渡し位置P2に移動させ、第2受渡し位置P2において、調理用かご31内の調理済み食品を小分け装置60の攪拌ホッパ61内に排出する。
図8は、図7における小分け装置60を拡大した断面図である。図8に示すように、小分け装置60は、調理用かご31から調理済み食品が排出される攪拌ホッパ61と、攪拌ホッパ61から排出される調理済み食品を搬送するコンベア62と、コンベア62により搬送される調理済み食品を1食分ごとに取り分ける計量カップ63とを有する。また、小分け装置60は、計量カップ63に取り分けられた食品の計量を行う計量センサ65を有する。また、小分け装置60は、食品の取り分け計量を終えた計量カップ63を、盛付け装置40の頂上面上において縦横に移動させ、計量カップ63を回転させる駆動機構(図示略)を有する。
図9は、小分け装置60における計量カップ63の近傍の領域の断面図である。図9に示すように、盛付け装置40の頂上面の第3受渡し位置P3には口の空いた袋体41がセットされる。調理済み食品を収容した計量カップ63は、回転軸63a廻りに回転し、調理済み食品を袋体41内に収容する。
図10は、盛付け装置40の内部に設けられた包材供給装置42の断面図である。包材供給装置42は、ストッカ401と、ピックアップローラ411と、フィードローラ421と、ゲートローラ431と、搬送ローラ422~424および432~434と、モータ440とを有する。
ストッカ401には、シート状の袋体41の束が収容される。これらの袋体41は口を上向きにしてストッカ401内に収容されている。ストッカ401内には、袋体41の束を図10における左側に向けて押圧する押圧板402が設けられている。モータ440は、袋体41の第3受渡し位置P3への供給時にピックアップローラ411およびフィードローラ421を回転駆動する。ストッカ401内の左端のシート状の袋体41は、ピックアップローラ411によって上方に搬送され、フィードローラ421とゲートローラ431の対、搬送ローラ422および432の対、搬送ローラ423および433の対、搬送ローラ424および434の対に順次案内され、盛付け装置40内を上方に移動する。
図11は、包材供給装置42の上部の断面図である。図11に示すように、搬送ローラ424の近くには、包材開き用フック450が配置されている。袋体41は、搬送ローラ423および433の対の間を通過した後、搬送ローラ424および434の対の間を通過する際、包材開き用フック450の先端が口に引っ掛かる。このため、袋体41の口が開けられる。
図12は、盛付け装置40の頂上面上に設けられた包材供給装置42の構成部材を示す正面図である。また、図13は盛付け装置40の頂上面上に設けられた包材供給装置42の構成部材を示す平面図である。
図12に示すように、盛付け装置40の頂上面では、袋体41が口を開けて上方に移動してくる。包材供給装置42では、フック441が袋体41を下方から保持し、袋体41を第3受渡し位置P3に移動する。このとき袋体41の開口部からスクーパー460が挿入される。
図13に示すように、包材供給装置42は、スクーパー460を図13における縦方向に移動させる機構を備えている。そして、調理システム1では、盛付け装置40の頂上面上、レーン変更ガイド461が袋体41を両側から保持して図13の横方向に移動させ、整列ガイド462が図13の縦方向に押して移動させる。これによりマトリックス上に口の開いた袋体41を整列させ、それらの袋体41に調理済み食品を収容することができる。
以上が本実施形態の詳細である。本実施形態によれば、貯蔵機能と調理機能とが一体になった調理システム1を提供できる。また、本実施形態では、冷凍庫10から排出された食品を第1受渡し位置P1まで上方に搬送し、調理機能に引き渡すので、上下の空間が有効に活用され、システム全体をコンパクトにすることができる。また、本実施形態では、盛付け装置40の頂上面の下方の空間を利用して包材である袋体41を提供するので、盛付け装置40の省スペース化を図ることができる。また、本実施形態では、注文単位で調理済み食品が個別容器(袋体41)に盛り付けられるので、従業員が注文に応じて計量・盛付をする必要がない。従って、調理の効率を高めることができる。また、本実施形態によれば、注文に応じて調理を行うので、作りすぎによる食材廃棄が減少する。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、本実施形態には以下のような変形例が考えられる。変形例に係る要素は適宜組み合わせることが可能である。
図14は、変形例である調理システム1Aの正面図である。上記実施形態による調理システム1は、調理用液体の充填された1つの槽32を有していたが、調理システム1Aにおける槽は、冷凍庫10に近いほうに設けられた第1槽32aと、当該第1槽よりも冷凍庫10から離れたところに設けられた第2槽32bとを含む。また、この変形例において、ロボットアーム50(図1参照)は、食品を第1槽32aを用いて調理する第1ロボットアーム50aと、食品を第2槽32bを用いて調理する第2ロボットアーム50bとを有する。
この場合において、搬送装置20は、図4の紙面手前側と奥側に、それぞれ第1ロボットアーム50aおよび第2ロボットアーム50bへ食品を供給するための、独立した移動機構25を含む搬送機構を2つ設けることが好ましい。すなわち、開口部16、扉17、計量カップ21はそれぞれ2セット設けられ、第1受渡し位置P1は各ロボットアーム50aおよび50bに対応して2つ存在することになる。
この変形例によれば、複数の槽を用いて食品の調理を行うので、調理の効率を改善することができる。
この場合において、搬送装置20は、図4の紙面手前側と奥側に、それぞれ第1ロボットアーム50aおよび第2ロボットアーム50bへ食品を供給するための、独立した移動機構25を含む搬送機構を2つ設けることが好ましい。すなわち、開口部16、扉17、計量カップ21はそれぞれ2セット設けられ、第1受渡し位置P1は各ロボットアーム50aおよび50bに対応して2つ存在することになる。
この変形例によれば、複数の槽を用いて食品の調理を行うので、調理の効率を改善することができる。
なお、この変形例では、槽の数に合わせて2つのロボットアームを用いたが、ロボットアームに関しては、1つのロボットアームのみを設けてもよい。すなわち、槽の数(あるいは一つの槽に同時に複数の調理用かごが投入できる場合はその同時投入できる数)は任意である。
また、上記実施例においては、搬送装置20には、調理用かごとは別に、食品を収容して21所定の位置まで搬送するための計量カップ21や計量カップ21を回転させて搬送するための機構が設けられていたが、そのような容器を省略してもよい。この場合、ロボットアーム50と調理用かご31とは別体ないし分離可能に設計する。また、上記実施例における、搬送装置からロボットアームへの食品を受け渡す際の回転機構は、必須でない。
図15はロボットアーム50に替えてロボットアーム70を設けるとともに、搬送装置20に替えて、搬送装置20aを設けた例である。
搬送装置20aは、モータやシャフトやワイヤ等からなる昇降機構である。具体的には、搬送装置20aは、貯蔵後の開口部から排出された食品を位置P0で(調理用かご31bとして図示)で受け取り、当該食品を第1受渡し位置P1まで搬送するとともに、ロボットアーム70によって第1受渡し位置P1に返却された空の調理用かご31aを下降させて位置P0まで移動させ、12から運ばれている次の食品の受渡しを準備する。
ロボットアーム70は、第1ロボットアーム70aと第2ロボットアーム70bとを備えている。第2ロボットアーム70bは、先端にある爪部701によって調理用かご31aを把持する機能および少なくとも調理用かごを垂直(上下)に移動させる機構を備える。第2ロボットアーム70bは、フライヤ30から上昇ののち、第1ロボットアーム70aを水平に移動させて槽32内の任意の位置に投入することができる機構を有する。ロボットアーム70は、第1受渡し位置P1において搬送装置20aによって搬送された食品が収容された調理用かご31を掴み、槽32内の所定位置に調理用かごを投入する。所定時間が経過して調理が完了すると、ロボットアーム70は槽32から調理用かご31を引き上げ、第2受渡し位置P2まで移動させて攪拌ホッパ61へ投入する。その後、ロボットアーム70は、空の調理用かごを第1受渡し位置P1まで移動させる。
搬送装置20aは、モータやシャフトやワイヤ等からなる昇降機構である。具体的には、搬送装置20aは、貯蔵後の開口部から排出された食品を位置P0で(調理用かご31bとして図示)で受け取り、当該食品を第1受渡し位置P1まで搬送するとともに、ロボットアーム70によって第1受渡し位置P1に返却された空の調理用かご31aを下降させて位置P0まで移動させ、12から運ばれている次の食品の受渡しを準備する。
ロボットアーム70は、第1ロボットアーム70aと第2ロボットアーム70bとを備えている。第2ロボットアーム70bは、先端にある爪部701によって調理用かご31aを把持する機能および少なくとも調理用かごを垂直(上下)に移動させる機構を備える。第2ロボットアーム70bは、フライヤ30から上昇ののち、第1ロボットアーム70aを水平に移動させて槽32内の任意の位置に投入することができる機構を有する。ロボットアーム70は、第1受渡し位置P1において搬送装置20aによって搬送された食品が収容された調理用かご31を掴み、槽32内の所定位置に調理用かごを投入する。所定時間が経過して調理が完了すると、ロボットアーム70は槽32から調理用かご31を引き上げ、第2受渡し位置P2まで移動させて攪拌ホッパ61へ投入する。その後、ロボットアーム70は、空の調理用かごを第1受渡し位置P1まで移動させる。
この例においては、貯蔵庫からの食品の受取り、調理、次のプロセス(この例では調味料との攪拌)への受渡しにおいて使用するのは調理用かごのみであるから、図1~13に示す実施例に比べて搬送装置の構造を簡略化することができる。また、調理用かご31はロボットアームと独立して移動することができるので、一つのロボットアームで複数の調理用かご31を取り扱うことができる。これにより、ある調理用かご31が槽32内にある間に、他の調理用かごを搬送装置20aから受け取ることや、調理済みの食品が入った他の調理用かごを第2受渡し位置P2まで移動させることが可能となる。すなわち、複数の調理用かごに係る処理を同時平行で行うことができるので、処理効率が向上する。
なお、一つの槽32内で複数の調理用かごを投入する代わりに、複数の槽32を設けてもよい。この場合、各層における調理の条件や内容を変えることで、一つの原材料の食品に対して複数種類の調理を同時に行うことができる。
また、調理用かごを槽32に沈めあるいは槽32から引き上げるための昇降機構やその他のロボットアーム70との調理用かごの受渡し機能が槽32に備わっている場合、ロボットアーム70食品が槽内の所定位置に投入されるように移動し、槽から引き上げられた食品を受け取って次の処理プロセスを行うための所定位置まで移動する機能を少なくとも有していればよい。
要するに、本発明に係る調理システムは、食品を貯蔵する貯蔵庫と、前記貯蔵庫に隣接して設けられ、前記貯蔵庫から排出された食品を第1受渡し位置まで上方へ搬送する搬送装置と、該搬送された食品を前記第1受渡し位置において調理用かごで受け取り、調理用液体が充填された槽に当該食品が投入されるように当該調理用かごを移動させ、所定時間経過後に当該槽から当該調理用かごから取り出された調理済みの食品を第2受渡し位置で前記調理用かごから排出するロボットアームとを有していればよい。
要するに、本発明に係る調理システムは、食品を貯蔵する貯蔵庫と、前記貯蔵庫に隣接して設けられ、前記貯蔵庫から排出された食品を第1受渡し位置まで上方へ搬送する搬送装置と、該搬送された食品を前記第1受渡し位置において調理用かごで受け取り、調理用液体が充填された槽に当該食品が投入されるように当該調理用かごを移動させ、所定時間経過後に当該槽から当該調理用かごから取り出された調理済みの食品を第2受渡し位置で前記調理用かごから排出するロボットアームとを有していればよい。
1,1A,1B……調理システム、10……冷凍庫、11……ホッパ、12,62……コンベア、20,20a……搬送装置、21,63……計量カップ、P1……第1受渡し位置、30……フライヤ、31,31a,31b,31c,31d,31e,31f,31g,31h……調理用かご、32……槽、50……ロボットアーム、60……小分け装置、61……攪拌ホッパ、42……包材供給装置、40……盛付け装置、41……袋体、71……脚、15……側壁、16……開口部、17……扉、18,19,440……モータ、23……カップホルダ、25……移動機構、26……回転機構、22,65……計量センサ、63a……回転軸、P2……第2受渡し位置、P3……第3受渡し位置、401……ストッカ、402……押圧板、411……ピックアップローラ、421……フィードローラ、431……ゲートローラ、422~424,432~434……搬送ローラ、441……フック、450……包材開き用フック、460……スクーパー、461……レーン変更ガイド、462……整列ガイド、32a……第1槽、32b……第2槽、50a……第1ロボットアーム、50b……第2ロボットアーム。70a……第1ロボットアーム、70b……第2ロボットアーム
Claims (8)
- 食品を貯蔵する貯蔵庫と、
前記貯蔵庫に隣接して設けられ、前記貯蔵庫から排出された食品を第1受渡し位置まで上方へ搬送する搬送装置と、
該搬送された食品を前記第1受渡し位置において調理用かごで受け取り、調理用液体が充填された槽に当該食品が投入されるように当該調理用かごを移動させ、所定時間経過後に当該槽から当該調理用かごから取り出された調理済みの食品を第2受渡し位置で前記調理用かごから排出するロボットアームと
を有する調理システム。 - 前記搬送装置は、
前記貯蔵庫に設けられた開口部を介して排出される前記食品を受け取る容器と、
当該容器を上方に移動させる移動機構と、前記容器が前記第1受渡し位置に到達すると当該容器を回転させることで当該容器内の食品を前記調理用かごへ移す回転機構と
を有する、
請求項1に記載の調理システム。 - 前記搬送装置は、前記貯蔵庫に設けられた開口部を介して排出される前記食品を前記調理用かごで受け取って、前記第1受渡し位置まで搬送する移動機構を有し、
前記ロボットアームは、
前記第1受渡し位置において受け取った、前記食品を収容した調理用かごを前記槽まで移動させる第1ロボットアームと、
前記槽から取り出された前記調理用かごを前記第2受渡し位置まで移動させる第2ロボットアームと
を有する
請求項1に記載の調理システム。 - 包材を下方から上方へ搬送して第3受渡し位置にセットする包材供給装置と、
前記第2受渡し位置において受渡された調理済みの食品を、前記セットされた包材に収容する盛付け装置と
をさらに有する
請求項1に記載の調理システム。 - 前記第2受渡し位置において前記調理済みの食品を受取る受渡口が設けられ、前記食品に調味料をまぶす味付け装置と、
当該調味料がまぶされた食品を所定量だけ取分ける小分け装置と、
前記包材に収容された食品を保温する保温装置と
をさらに備え、
前記包材は開口部を有し、
前記包材供給装置は、包材を引き出して上方へ搬送し、前記第3受渡し位置において当該包材が上方に開口した状態で保持し、
前記盛付け装置は、当該小分けされた食品を前記第3受渡し位置において前記包材に収容する、
請求項4に記載の調理システム。 - 前記槽は、前記貯蔵庫に近いほうに設けられた第1槽と、当該第1槽よりも前記貯蔵庫から離れたところに設けられた第2槽とを含む
請求項1に記載の調理システム。 - 前記ロボットアームは、
前記食品を前記第1槽を用いて調理する第1ロボットアームと、
前記食品を前記第2槽を用いて調理する第2ロボットアームと
を有する
請求項6に記載の調理システム。 - 前記調理用液体は、加熱された油である
請求項1に記載の調理システム。
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|---|---|---|---|
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| JP2022167582 | 2022-10-19 | ||
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Patent Citations (5)
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