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JP7797148B2 - 回転装置、及び動力伝達装置 - Google Patents
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JP7797148B2 - 回転装置、及び動力伝達装置 - Google Patents

回転装置、及び動力伝達装置

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JP7797148B2 JP2021149640A JP2021149640A JP7797148B2 JP 7797148 B2 JP7797148 B2 JP 7797148B2 JP 2021149640 A JP2021149640 A JP 2021149640A JP 2021149640 A JP2021149640 A JP 2021149640A JP 7797148 B2 JP7797148 B2 JP 7797148B2
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Description

本発明は、回転装置、及び動力伝達装置に関するものである。
回転可能な第1回転体に遠心子が取り付けられた回転装置が知られている。この回転装置は、遠心子が径方向にスムーズに移動することによって、その機能を発揮する。このような回転装置の一例として、トルク変動抑制装置がある。
例えば、特許文献1に記載のトルク変動抑制装置では、フランジプレートと質量体とが相対回転可能に設けられている。このフランジプレートに遠心子が取り付けられている。遠心子が遠心力の作用で径方向に移動することによって、フランジプレートと質量体との回転位相差が小さくなる。この結果、トルク変動が抑制される。
特開2018-132161号公報
上述したトルク変動抑制装置において、その機能の低下を防止するために、遠心子がスムーズに移動することが望まれている。
そこで、本願発明では、遠心子がスムーズに径方向に移動することができる回転装置を提供することを課題とする。
本発明の第1側面に係る回転装置は、第1回転体と、遠心子と、倒れ防止機構とを備える。第1回転体は、回転可能に配置される。遠心子は、第1回転体に対して径方向移動可能に支持される。倒れ防止機構は、遠心子の倒れを防止する。
この構成によれば、倒れ防止機構によって遠心子が倒れることを防止することができる。このため、遠心子が倒れて遠心子と隣り合う部材に干渉することを防止することができ、その結果、遠心子がスムーズに径方向に移動することができる。
好ましくは、回転装置は、支持部材をさらに備える。支持部材は、遠心子が径方向外側に移動したときに、遠心子を径方向外側から支持する。倒れ防止機構は、支持部材に対する遠心子の軸方向移動を規制するように構成される。この構成によれば、支持部材が遠心子を安定的に支持することができるため、不安定な支持が原因となり遠心子が倒れてしまうことを防止することができる。
好ましくは、倒れ防止機構は、溝と、突起とを有する。溝は、支持部材及び遠心子の一方に形成される。突起は、支持部材及び遠心子の他方に形成される。突起は、溝内に配置される。
好ましくは、倒れ防止機構は、当接面と案内面とを有する。当接面は、径方向外側を向く。案内面は、径方向内側を向き当接面と対向する。当接面は、遠心子に形成されている。軸方向において、案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる。この構成によれば、遠心子は、その案内面によって安定した姿勢を維持することができる。このため、遠心子が倒れることが防止される。
好ましくは、軸方向において、当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している。
好ましくは、倒れ防止機構は、当接面と案内面とを有する。当接面は、径方向内側を向く。案内面は、径方向外側を向き当接面と対向する。案内面は、遠心子に形成されている。軸方向において、案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる。この構成によれば、遠心子は、その案内面によって安定した姿勢を維持することができる。このため、遠心子が倒れることが防止される。
好ましくは、軸方向において、当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している。
好ましくは、遠心子は、第1当接面及び第2当接面を有する。第1当接面と第2当接面とは、軸方向において互いに間隔をあけて配置される。第1当接面及び第2当接面は、第1回転体と当接する。倒れ防止機構は、第1当接面及び第2当接面によって構成される。この構成によれば、遠心子は第1当接面と第2当接面との2カ所において第1回転体と当接しているため、遠心子の姿勢が安定し、遠心子の倒れを防止することができる。
好ましくは、回転装置は、第2回転体をさらに備える。第2回転体は、第1回転体とともに回転可能であり、且つ第1回転体と相対回転可能に配置される
好ましくは、回転装置は、第2回転体をさらに備える。第2回転体は、第1回転体とともに回転可能であり、且つ第1回転体と相対回転可能に配置される。倒れ防止機構は、遠心子と第2回転体との間に配置される摺動部材を有する。
好ましくは、摺動部材は、周方向に延びる環状である。
好ましくは、摺動部材は、外周縁及び内周縁に向かって薄くなるように湾曲している。
好ましくは、回転装置は、第2回転体をさらに備える。第2回転体は、第1回転体とともに回転可能であり、且つ第1回転体と相対回転可能に配置される。倒れ防止機構は、遠心子と第2回転体との間に配置される弾性部材を有する。
好ましくは、第2回転体は、軸方向に間隔をあけて配置される第1プレートと第2プレートとを有する。遠心子は、第1プレートと第2プレートとの間に配置される。弾性部材は、第1弾性部材と第2弾性部材とを有する。第1弾性部材は、第1プレートと遠心子との間に配置される。第2弾性部材は、第2プレートと遠心子との間に配置される。
好ましくは、回転装置は、カム機構をさらに備える。カム機構は、遠心子に作用する遠心力を受けて、遠心力を第1回転体と第2回転体との回転位相差が小さくなる方向の周方向力に変換する。
好ましくは、カム機構は、カム面と、カムフォロアとを有する。カム面は、遠心子に形成される。カムフォロアは、カム面と当接し、遠心子と第2回転体との間で力を伝達する。
好ましくは、カムフォロアは、カム面上を転動する。
好ましくは、遠心子は、軸方向に貫通する第1貫通孔を有する。カム面は、第1貫通孔の内壁面によって構成される。
好ましくは、カムフォロアは、第2回転体に自転可能に取り付けられる。
好ましくは、第2回転は、第2貫通孔を有する。カムフォロアは、第2貫通孔の内壁面上を転動する。
好ましくは、カムフォロアは、小径部と大径部とを有する。小径部は、第2貫通孔の内壁面と当接する。大径部は、遠心子と当接する。大径部は、大径部の厚さ方向の中央に向かって徐々に大きくなる外径を有する。この構成によれば、カムフォロアが傾いた場合であっても、カムフォロアと遠心子との接触状態は大きく変わらない。
好ましくは、遠心子は、径方向に移動する際に自転するように構成される。
好ましくは、回転装置は、第1転動部材をさらに備える。第1回転体は、周方向を向く第1ガイド面及び第2ガイド面を有する。第1転動部材は、第1ガイド面と遠心子との間に配置される。第1転動部材は、遠心子の自転によって第1ガイド面上を転動するように構成される。
好ましくは、遠心子は、第2ガイド面上を転動するように構成される。
本発明の第2側面に係る動力伝達装置は、入力部材と、出力部材と、上記いずれかの回転装置とを備える。出力部材は、入力部材からトルクが伝達される。
本発明によれば、遠心子がスムーズに径方向に移動することができる。
トルクコンバータの模式図。 第1プレートが取り外された状態の第1実施形態に係るトルク変動抑制装置の正面図。 図2のIII-III線断面図。 第1実施形態に係るトルク変動抑制装置の拡大正面図。 第1実施形態に係るトルク変動抑制装置の正面図。 第1実施形態に係る倒れ防止機構を示す拡大断面図。 第1実施形態に係る倒れ防止機構を示す拡大断面図。 トルク変動が入力されていない状態の遠心子、カムフォロア、及びイナーシャリングの位置関係を示す概略図。 トルク変動が入力された状態の遠心子、カムフォロア、及びイナーシャリングの位置関係を示す概略図。 トルク変動抑制装置の特性の一例を示すグラフ。 第1プレートが取り外された状態の第2実施形態に係るトルク変動抑制装置の正面図。 図11のXII-XII線断面図。 第2実施形態に係るトルク変動抑制装置の正面図。 第2実施形態に係るトルク変動抑制装置の拡大正面図。 第2実施形態に係るトルク変動抑制装置の拡大正面図。 トルク変動が入力されていない状態の遠心子、カムフォロア、イナーシャリング、及び第1転動部材の位置関係を示す概略図。 トルク変動が入力された状態の遠心子、カムフォロア、イナーシャリング、及び第1転動部材の位置関係を示す概略図。 第2実施形態に係る倒れ防止機構を示す拡大断面図。 ダンパ装置の模式図。 変形例に係るトルク変動抑制装置の拡大断面図。 変形例に係るトルク変動抑制装置の上面図。 変形例に係るトルク変動抑制装置の拡大断面図。 変形例に係るトルク変動抑制装置の拡大断面図。 変形例に係るトルク変動抑制装置の拡大断面図。
以下、各実施形態に係るトルク変動抑制装置(回転装置の一例)及びトルクコンバータ(動力伝達装置の一例)について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、軸方向とはトルク変動抑制装置の回転軸Oが延びる方向である。また、周方向とは、回転軸Oを中心とした円の周方向であり、径方向とは、回転軸Oを中心とした円の径方向である。なお、周方向とは、回転軸Oを中心とした円の周方向に完全に一致している必要はなく、例えば、図4において、遠心子を基準とした左右方向も含む概念である。また、径方向とは、回転軸Oを中心とした円の直径方向に完全に一致している必要はなく、例えば、図4において、遠心子を基準とした上下方向も含む概念である。
第1実施形態
以下、第1実施形態に係るトルク変動抑制装置について説明する。まずは、第1実施形態に係るトルク変動抑制装置が取り付けられたトルクコンバータについて説明する。
[全体構成]
図1は、トルクコンバータの模式図である。図1に示すように、トルクコンバータ100は、フロントカバー11、トルクコンバータ本体12と、ロックアップ装置13と、出力ハブ14(出力部材の一例)と、を有している。フロントカバー11にはエンジンからトルクが入力される。トルクコンバータ本体12は、フロントカバー11に連結されたインペラ121と、タービン122と、ステータ(図示せず)と、を有している。タービン122は出力ハブ14に連結されている。トランスミッションの入力軸(図示せず)が出力ハブ14にスプライン嵌合している。
[ロックアップ装置13]
ロックアップ装置13は、クラッチ部や、油圧等によって作動するピストン等を有し、ロックアップオン状態と、ロックアップオフ状態と、を取り得る。ロックアップオン状態では、フロントカバー11に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体12を介さずに、ロックアップ装置13を介して出力ハブ14に伝達される。一方、ロックアップオフ状態では、フロントカバー11に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体12を介して出力ハブ14に伝達される。
ロックアップ装置13は、入力側回転体131(入力部材の一例)と、ダンパ132と、トルク変動抑制装置10と、を有している。
入力側回転体131は、軸方向に移動自在なピストンを含み、フロントカバー11側の側面に摩擦部材133が固定されている。この摩擦部材133がフロントカバー11に押し付けられることによって、フロントカバー11から入力側回転体131にトルクが伝達される。
ダンパ132は、入力側回転体131と、後述するフランジプレート2との間に配置されている。ダンパ132は、複数のトーションスプリングを有しており、入力側回転体131とフランジプレート2とを周方向に弾性的に連結している。このダンパ132によって、入力側回転体131からフランジプレート2にトルクが伝達されるとともに、トルク変動が吸収、減衰される。
[トルク変動抑制装置10]
図2はトルク変動抑制装置10の正面図、図3は図2のIII-III線断面図である。なお、図2では、第1プレート3aが取り外されている。また、図3では、出力ハブ14が取り付けられている。また、各図において、特に断りのない限り、トルク変動抑制装置10が回転中であり、遠心子4が径方向外側に移動している。
図2及び図3に示すように、トルク変動抑制装置10は、フランジプレート2(第1回転体の一例)、イナーシャリング3(第2回転体の一例)、遠心子4、カム機構6、及び倒れ防止機構9を有している。
<フランジプレート2>
フランジプレート2は、回転可能に配置される。フランジプレート2は、入力側回転体131と軸方向に対向して配置されている。フランジプレート2は、入力側回転体131と相対回転可能である。フランジプレート2は、出力ハブ14に連結されている。すなわち、フランジプレート2は、出力ハブ14と一体的に回転する。なお、フランジプレート2は、出力ハブ14と一つの部材で構成されていてもよい。
フランジプレート2は、環状のプレートである。フランジプレート2は、後述する第1プレート3aや第2プレート3bよりも厚くすることができる。フランジプレート2は、その内周端部において、複数の取付孔211を有している。この取付孔211を利用して、フランジプレート2が出力ハブ14に取り付けられている。
フランジプレート2は、複数の収容部24を有している。本実施形態では、フランジプレート2は6個の収容部24を有している。複数の収容部24は、周方向において互いに間隔をあけて配置されている。各収容部24は、径方向外側に向かって開口する。収容部24は、所定の深さを有している。
図4は、トルク変動抑制装置10の拡大図である。図4に示すように、収容部24は、第1ガイド面241、第2ガイド面242、及び底面243を有している。第1ガイド面241、第2ガイド面242、及び底面243は、収容部24の内壁面を構成している。
第1ガイド面241及び第2ガイド面242は、周方向(図4の左右方向)を向いている。第1ガイド面241及び第2ガイド面242は、遠心子4を向いている。遠心子4がない場合、第1ガイド面241及び第2ガイド面242は、対向する。第1ガイド面241と第2ガイド面242とは、互いに略平行に延びている。第1及び第2ガイド面241,242は、平面である。
底面243は、第1ガイド面241と第2ガイド面242とを連結している。底面243は、正面視(軸方向視)において、略円弧状である。底面243は、径方向外側を向いている。底面243は、遠心子4の外周面と対向している。
<イナーシャリング3>
図3及び図5に示すように、イナーシャリング3は、円環状に形成されている。イナーシャリング3は、環状に連続して延びている。イナーシャリング3は、トルク変動抑制装置10の質量体として機能する。イナーシャリング3は、フランジプレート2とともに回転可能で、かつフランジプレート2に対して相対回転可能である。イナーシャリング3の回転軸は、フランジプレート2の回転軸と同じである。
イナーシャリング3は、軸方向において、フランジプレート2に対して間隔をあけて配置されている。また、イナーシャリング3は、軸方向において、遠心子4に対して間隔をあけて配置されている。
イナーシャリング3は、第1プレート3aと第2プレート3bとを有している。第1プレート3aと第2プレート3bとは、軸方向においてフランジプレート2を挟むように配置されている。
第1プレート3a及び第2プレート3bは、軸方向においてフランジプレート2に対して所定の隙間をあけて配置されている。なお、第1プレート3a及び第2プレート3bの内周端部は、フランジプレート2と接している。この第1プレート3a及び第2プレート3bの内周端部と、フランジプレート2との間に、摺動プレートを介在させてもよい。摺動プレートは、第1プレート3a及び第2プレート3b、並びにフランジプレート2よりも摩擦係数が小さい。
第2プレート3bの内周面は、出力ハブ14のフランジ部14aの外周面と当接可能に配置されている。このように、イナーシャリング3は、径方向において、出力ハブ14によって支持されている。
第1プレート3aと第2プレート3bとは、複数のリベット35によって互いに固定されている。したがって、第1プレート3aと第2プレート3bとは、互いに、軸方向、径方向、及び周方向に移動不能である。すなわち、第1プレート3aと第2プレート3bとは、互いに一体的に回転する。
図5に示すように、第1プレート3aは、複数の第2貫通孔36を有している。各第2貫通孔36は、周方向に配列されている。第2貫通孔36は、軸方向に延びている。第2貫通孔36は、第1プレート3aを軸方向に貫通している。第2貫通孔36の径は、後述するカムフォロア62の小径部622の径よりも大きい。また、第2貫通孔36の径は、カムフォロア62の大径部621よりも小さい。
第2プレート3bは、第1プレート3aと同様に、複数の第2貫通孔36を有している。第1プレート3aに形成された第2貫通孔36と、第2プレート3bに形成された第2貫通孔36とは、周方向及び径方向において同じ位置に形成されている。
図2に示すように、第1プレート3aと第2プレート3bとの間には、複数のイナーシャブロック38が配置されている。複数のイナーシャブロック38は、周方向において、互いに間隔をあけて配置されている。例えば、周方向において、イナーシャブロック38と遠心子4とが交互に配置されている。イナーシャブロック38は、第1プレート3a及び第2プレート3bに固定されている。具体的には、イナーシャブロック38は、リベット35によって第1プレート3a及び第2プレート3bに固定されている。なお、イナーシャブロック38は、遠心子4よりも厚い。
<遠心子4>
遠心子4は、フランジプレート2に対して径方向移動可能に支持されている。詳細には、遠心子4は、フランジプレート2の収容部24内に配置されている。遠心子4は、フランジプレート2の回転によって遠心力を受けるように構成されている。遠心子4は、収容部24内において径方向に移動可能である。なお、遠心子4は、径方向に移動する際に自転するように構成されている。本実施形態では、遠心子4の全体が自転する。遠心子4の軸方向の移動は、後述する倒れ防止機構9によって規制されている。
図4に示すように、遠心子4は、円板状であり、中央部に第1貫通孔41を有する。すなわち、遠心子4は円筒状である。遠心子4は、フランジプレート2よりも厚い。遠心子4は、一つの部材によって構成することができる。
遠心子4は、収容部24の内壁面上を転動するように構成されている。詳細には、遠心子4は、径方向に移動する際、収容部24の内壁面上を転動する。なお、遠心子4は、内壁面のうち、第1及び第2ガイド面241、242上を転動する。
例えば、イナーシャリング3が、フランジプレート2に対して時計回りに相対回転すると、遠心子4は、第1ガイド面241上を転動する。逆に、イナーシャリング3が、フランジプレート2に対して反時計回りに相対回転すると、遠心子4は、第2ガイド面242上を転動する。
遠心子4の外周面のうち、遠心子4が転動したときに第1ガイド面241と転がり接触する面を第1接触面42aとする。また、遠心子4の外周面のうち、遠心子4が転動したときに第2ガイド面242と転がり接触する面を第2接触面42bとする。この第1及び第2接触面42a、42bは、軸方向視において円弧状である。
第1ガイド面241と第2ガイド面242との距離は、遠心子4の直径と同じか、遠心子4の直径よりもわずかに大きいことが好ましい。第1ガイド面241と第2ガイド面242との距離が遠心子4の直径よりもわずかに大きい場合、第1接触面42aが第1ガイド面241上を転動するときに、第2接触面42bは第2ガイド面242とすべり接触しない。また、第2接触面42bが第2ガイド面242上を転動するときに、第1接触面42aは第1ガイド面241とすべり接触しない。
第1貫通孔41は、軸方向に延びている。第1貫通孔41は、遠心子4を軸方向に貫通している。第1貫通孔41の径は、カムフォロア62の径よりも大きい。詳細には、第1貫通孔41の径は、カムフォロア62の大径部621の径よりも大きい。この第1貫通孔41を画定する内壁面の一部は、カム面61を構成する。
<カム機構6>
カム機構6は、遠心子4に作用する遠心力を受けて、その遠心力をフランジプレート2とイナーシャリング3との回転位相差が小さくなる方向の周方向力に変換するように構成されている。なお、カム機構6は、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差が生じたときに機能する。
カム機構6は、カム面61とカムフォロア(支持部材の一例)62とを有している。カム面61は、遠心子4に形成されている。詳細には、カム面61は、遠心子4の第1貫通孔41の内壁面の一部である。カム面61は、カムフォロア62が当接する面であり、軸方向視において円弧状である。カム面61は、径方向外側を向いている。
カムフォロア62は、カム面61と当接している。カムフォロア62は、遠心子4とイナーシャリング3との間で力を伝達するように構成されている。詳細には、カムフォロア62は、第1貫通孔41内と各第2貫通孔36内を延びている。カムフォロア62は、自転可能に、イナーシャリング3に取り付けられている。
カムフォロア62は、第1貫通孔41のカム面61上を転動する。また、カムフォロア62は、第2貫通孔36の内壁面上を転動する。なお、カムフォロア62は、第2貫通孔36の内壁面のうち、径方向内側を向く面と当接している。すなわち、カムフォロア62は、カム面61と、第2貫通孔36の内壁面とによって挟まれている。
詳細には、カムフォロア62は、径方向内側においてカム面61と当接し、径方向外側において第2貫通孔36の内壁面と当接している。これによって、カムフォロア62は、位置決めされている。また、このようにカムフォロア62がカム面61と第2貫通孔36の内壁面とによって挟まれているため、カムフォロア62は、遠心子4とイナーシャリング3との間で力を伝達する。
カムフォロア62は、円柱状のコロとして構成されている。すなわち、カムフォロア62はベアリングではない。カムフォロア62は、大径部621と、一対の小径部622とを有している。大径部621と小径部622とは、互いの中心が一致している。大径部621は、小径部622よりも径が大きい。大径部621は、第1貫通孔41よりも径が小さく、第2貫通孔36よりも径が大きい。大径部621は、カム面61上を転動する。
各小径部622は、大径部621から軸方向の両側に突出している。小径部622は、第2貫通孔36の内壁面上を転動する。小径部622は、第2貫通孔36よりも径が小さい。カムフォロア62は、一つの部材によって構成することができる。すなわち、カムフォロア62の大径部621と一対の小径部622とは一つの部材によって構成されている。なお、カムフォロア62は、径が一定の円柱状であってもよい。また、カムフォロア62は、円筒状であってもよい。
カムフォロア62とカム面61との接触、及びカムフォロア62と第2貫通孔36の内壁面との接触によって、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差が生じたときに、遠心子4に生じた遠心力は、回転位相差が小さくなるような周方向の力に変換される。
カムフォロア62は、遠心子4が径方向外側に移動したときに、遠心子4を径方向外側から支持する機能も有する。
<倒れ防止機構>
図3に示すように、倒れ防止機構9は、遠心子4の倒れを防止するように構成されている。なお、遠心子4の倒れとは、回転軸Oに対して直交する面に対して遠心子4の面内方向が傾斜することを意味する。遠心子4が倒れていないとき、遠心子4の面内方向は、回転軸Oに対して直交する面と実質的に平行に延びている。
倒れ防止機構9は、遠心子4がカムフォロア62に対して軸方向に移動することを規制するように構成されている。具体的には、図6に示すように、倒れ防止機構9は、溝901と、突起902とを有している。なお、図6は、倒れ防止機構9に関する部分のみを抜き出した拡大断面図である。
溝901は、遠心子4の第1貫通孔41の内壁面上に形成されている。詳細には、溝901は、遠心子4のカム面61上に形成されている。溝901は、カム面61上において、軸方向の中央部に配置されている。溝901は、第1貫通孔41の内壁面に沿って環状に延びている。
突起902は、カムフォロア62の外周面に形成されている。詳細には、突起902は、カムフォロア62の大径部621の外周面に形成されている。突起902は、大径部621の外周面上において、軸方向の中央部に配置されている。突起902は、大径部621の外周面に沿って環状に延びている。
突起902は、溝901内に配置される。なお。突起902の先端面は、溝901の底面と接触していないが、接触していてもよい。このように、カムフォロア62に形成された突起902と、遠心子4に形成された溝901とが係合しているため、遠心子4は、カムフォロア62に対して軸方向に移動しない。このため、遠心子4は、安定した状態でカムフォロア62に支持される。この結果、遠心子4の倒れを防止することができる。
なお、図7に示すように、溝901がカムフォロア62に形成され、突起902が遠心子4に形成されていてもよい。この図7の突起902のように軸方向寸法が大きい場合、突起902の先端面が、溝901と接触していてもよい。そして、突起902の先端面によって、カム面61を構成してもよい。
<ストッパ機構>
図4に示すように、トルク変動抑制装置10は、ストッパ機構8をさらに備えている。ストッパ機構8は、フランジプレート2とイナーシャリング3との相対回転角度範囲を規制する。ストッパ機構8は、凸部81と凹部82とを有する。
凸部81は、イナーシャブロック38から径方向内側に突出している。凹部82は、フランジプレート2の外周面に形成されている。凸部81は、凹部82内に配置されている。この凸部81が凹部82の端面に当接することによって、フランジプレート2とイナーシャリング3との相対回転角度範囲が規制される。
[トルク変動抑制装置10の作動]
図8及び図9を用いて、トルク変動抑制装置10の作動について説明する。
ロックアップオン時には、フロントカバー11に伝達されたトルクは、入力側回転体131及びダンパ132を介してフランジプレート2に伝達される。
トルク伝達時にトルク変動がない場合は、図8に示すような状態で、フランジプレート2及びイナーシャリング3は回転する。この状態では、カム機構6のカムフォロア62はカム面61のもっとも径方向内側の位置(周方向の中央位置)に当接する。また、この状態では、フランジプレート2とイナーシャリング3との回転位相差は「0」である。
前述のように、フランジプレート2とイナーシャリング3との間の周方向の相対変位量を、「回転位相差」と称しているが、これらは、図8及び図9では、遠心子4及びカム面61の周方向の中央位置と、第2貫通孔36の中心位置と、のずれを示すものである。
ここで、トルクの伝達時にトルク変動が存在すると、図9に示すように、フランジプレート2とイナーシャリング3との間には、回転位相差θが生じる。
図9に示すように、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差θが生じた場合、カム機構6のカムフォロア62は、図8に示す位置から図9に示す位置まで移動する。このとき、カムフォロア62は、カム面61上を転動しながら相対的に左側に移動する。また、カムフォロア62は、第2貫通孔36の内壁面上も転動している。詳細には、カムフォロア62の大径部621がカム面61上を転動し、カムフォロア62の小径部622が第2貫通孔36の内壁面上を転動する。なお、カムフォロア62は、反時計回りに自転している。
このカムフォロア62が左側に移動することによって、カムフォロア62がカム面61を介して遠心子4を径方向内側(図8及び図9の下側)に押圧し、遠心子4を径方向内側に移動させる。この結果、遠心子4は、図8に示す位置から図9に示す位置まで移動する。このとき、遠心子4は、第2ガイド面242上を転動する。遠心子4は、時計回りに自転している。
このように図9の位置に移動した遠心子4には遠心力が作用しているので、遠心子4は径方向外側(図9の上側)に移動する。詳細には、遠心子4は、第2ガイド面242上を転動して、径方向外側に移動する。なお、遠心子4は、反時計周りに自転する。
また、遠心子4に形成されたカム面61がカムフォロア62を介して、イナーシャリング3を図9の右側に押圧し、イナーシャリング3を図9の右側に移動させる。このとき、カムフォロア62の大径部621はカム面61上を転動し、カムフォロア62の小径部622は第2貫通孔36の内壁面上を転動する。なお、カムフォロア62は、時計回りに自転している。この結果、図8の状態に戻る。
なお、逆方向に回転位相差が生じた場合は、カムフォロア62がカム面61に沿って相対的に図9の右側に移動するが、作動原理は同じである。このとき、遠心子4は、第1ガイド面241上を転動する。
以上のように、トルク変動によってフランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差が生じると、遠心子4に作用する遠心力及びカム機構6の作用によって、フランジプレート2は、両者の回転位相差を小さくする周方向の力を受ける。この力によって、トルク変動が抑制される。なお、カムフォロア62を介して、遠心子4とイナーシャリング3との間で力が伝達される。
以上のトルク変動を抑制する力は、遠心力、すなわちフランジプレート2の回転数によって変化するし、回転位相差及びカム面61の形状によっても変化する。したがって、カム面61の形状を適宜設定することによって、トルク変動抑制装置10の特性を、エンジン仕様等に応じた最適な特性にすることができる。
また、遠心子4は、第1ガイド面241又は第2ガイド面242上を転動することによって径方向に移動する。このため、遠心子4は、第1ガイド面241、又は第2ガイド面242上を摺動するものに比べて、スムーズに径方向に移動することができる。また、カムフォロア62は、カム面61上及び第2貫通孔36の内壁面上を転動している。このため、よりスムーズに遠心子4とイナーシャリング3との間で力を伝達することができる。
[特性の例]
図10は、トルク変動抑制装置10の特性の一例を示す図である。横軸は回転数、縦軸はトルク変動(回転速度変動)である。特性Q1はトルク変動を抑制するための装置が設けられていない場合、特性Q2はカム機構を有さない従来のダイナミックダンパ装置が設けられた場合、特性Q3は本実施形態のトルク変動抑制装置10が設けられた場合を示している。
この図10から明らかなように、カム機構を有さないダイナミックダンパ装置が設けられた装置(特性Q2)では、特定の回転数域のみについてトルク変動を抑制することができる。一方、カム機構6を有する本実施形態(特性Q3)では、すべての回転数域においてトルク変動を抑制することができる。
第2実施形態
次に、第2実施形態に係るトルク変動抑制装置10について説明する。なお、以下では第1実施形態に係るトルク変動抑制装置10と異なる部分を中心に説明をする。第1実施形態に係るトルク変動抑制装置10と同じ構成については、同じ符号を付すことでその説明を省略する。
図11はトルク変動抑制装置10の正面図、図12は図11のXII-XII線断面図である。なお、図11では、第1プレート3aが取り外されている。
図11及び図12に示すように、第2実施形態に係るトルク変動抑制装置10は、第1実施形態に係るトルク変動抑制装置10にはない第1転動部材5、摺動部材15、及び一対のスペーサ16を有している。
フランジプレート2は、内周部21と、外周部22と、連結部23とを有する。内周部21は、複数の取付孔211を有している。この取付孔211を利用して、フランジプレート2の内周部21が出力ハブ14に取り付けられている。なお、内周部21は、後述する収容空間の外部に配置されている。
図12に示すように、外周部22は、後述する収容空間内に収容されている。外周部22は、内周部21と軸方向の位置が異なる。詳細には、外周部22は、内周部21に対して、軸方向の第1側(図12の左側)に配置されている。
連結部23は、外周部22と内周部21とを連結している。詳細には、連結部23は、内周部21の外周端部と、外周部22の内周端部とを連結している。連結部23は、軸方向に延びている。連結部23は、円筒状である。
フランジプレート2は、第1支持面25を有している。詳細には、連結部23が第1支持面25を有している。連結部23の内周面が第1支持面25を構成している。第1支持面25は、径方向内側を向いている。第1支持面25は、環状である。軸方向視において、第1支持面25は円形状である。
第1プレート3aは、第1環状部31aと、第1円筒部32aとを有する。第1環状部31aは、円環状である。第1環状部31aは、フランジプレート2に対して、軸方向の第1側に配置されている。第1環状部31aは、軸方向において、フランジプレート2に対して間隔をあけて配置されている。
第1円筒部32aは、第1環状部31aの内周端部から第2プレート3bに向かって軸方向に延びている。すなわち、第1円筒部32aは、第1環状部31aの内周端部から軸方向の第2側に延びている。
第1円筒部32aは、連結部23に対して、径方向の内側に配置されている。第1円筒部32aは、第2支持面33を有している。具体的には、第1円筒部32aの外周面が第2支持面33を構成している。
第2支持面33は、径方向外側を向いている。第2支持面33は、第1支持面25に支持されるように構成されている。詳細には、第2支持面33は、摺動部材15を介して第1支持面25に支持されるように、構成されている。本実施形態では、第2支持面33と摺動部材15との間には隙間が形成されている。イナーシャリング3が径方向に移動すると、第2支持面33が摺動部材15に当接する。なお、第2支持面33と摺動部材15との間には隙間が無くてもよい。
第2プレート3bは、第2環状部31bと、第2円筒部32bとを有する。第2環状部31bは、円環状である。第2環状部31bは、フランジプレート2に対して、軸方向の第2側に配置されている。第2環状部31bは、軸方向において、フランジプレート2に対して間隔をあけて配置されている。
第2環状部31bは、軸方向において第1環状部31aと間隔をあけて配置されている。第2環状部31bは、第1環状部31aに対して、軸方向の第2側に配置されている。軸方向において、第1環状部31aと第2環状部31bとの間に、フランジプレート2の外周部22が配置されている。
第2円筒部32bは、第2環状部31bの外周端部から第1プレート3aに向かって軸方向に延びている。すなわち、第2円筒部32bは、第2環状部31bの外周端部から軸方向の第1側に延びている。
第2円筒部32bは、フランジプレート2の外周部22に対して、径方向の外側に配置されている。第2円筒部32bの内周面は、フランジプレート2の外周部22の外周面と対向している。径方向において、第1円筒部32aと第2円筒部32bとの間に、フランジプレート2の外周部22が配置されている。なお、フランジプレート2の外周部22は、軸方向において、第1環状部31aと第2環状部31bとの間に配置されている。このように、第1プレート3aと第2プレート3bは、フランジプレート2の外周部22を収容する収容空間を形成している。
第1環状部31aの外周端部と、第2円筒部32bの先端部との間には、第1隙間G1が形成されている。すなわち、第1環状部31aの外周面は、第2円筒部32bの内周面と接触しておらず、間隔をあけている。この第1隙間G1は、全周に亘って形成されていてもよいし、一部のみに形成されていてもよい。なお、第1環状部31aの外周面が第2円筒部32bの内周面と当接しており、第1隙間G1が形成されていなくてもよい。
第2環状部31bの内周端部と、第1円筒部32aの先端部との間には、第2隙間G2が形成されている。すなわち、第2環状部31bの内周面は、第1円筒部32aの外周面と接触しておらず、間隔をあけている。この第2隙間G2は、全周に亘って形成されているが、一部のみに形成されていてもよい。この第2隙間G2を介して、フランジプレート2の連結部23は、内周部21と外周部22とを連結している。
図13に示すように、第1プレート3aは、複数の規制溝37を有している。詳細には、第1環状部31aは、複数の規制溝37を有している。各規制溝37は、周方向に配列されている。規制溝37は、径方向外側に膨らむ円弧状に形成されている。
第2プレート3bは、第1プレート3aと同様に、複数の規制溝37を有している。また、第1プレート3aに形成された規制溝37と、第2プレート3bに形成された規制溝37とは、周方向及び径方向において同じ位置に形成されている。
図11及び図12に示すように、摺動部材15は、第1支持面25と第2支持面33との間に配置されている。詳細には、摺動部材15は、第1支持面25に取り付けられている。摺動部材15は、環状に形成されている。摺動部材15は、連結部23内に圧入されている。なお、第1プレート3aや第2プレート3bよりも、フランジプレート2の方が板厚が厚い。
摺動部材15は、フランジプレート2よりも摩擦係数の低い材料で構成されている。また、摺動部材15は、イナーシャリング3よりも摩擦係数の低い材料で構成されている。例えば、摺動部材15は、樹脂によって構成することができ、より具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、又は熱可塑性ポリイミド(TPI)などによって構成することができる。
第2支持面33は、この摺動部材15を介して、第1支持面25に支持されるように構成されている。
イナーシャリング3の重心は、径方向視において、第1支持面25と重複するとともに第2支持面33とも重複する。なお、本実施形態のように、第2支持面33が摺動部材15を介して第1支持面25に支持される場合は、イナーシャリング3の重心は、径方向視において、第1支持面25、第2支持面33、及び摺動部材15の全てと重複している。
一対のスペーサ16は、軸方向において、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に配置されている。詳細には、一方のスペーサ16は、外周部22と第1プレート3aとの間に配置され、他方のスペーサ16は、外周部22と第2プレート3bとの間に配置される。
スペーサ16は、円環状である。スペーサ16は、フランジプレート2に固定されていてもよいし、イナーシャリング3に固定されていてもよい。スペーサ16は、フランジプレート2やイナーシャリング3よりも摩擦係数の低い材料で構成されている。具体的には、スペーサ16は、樹脂によって構成することができ、より具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、又は熱可塑性ポリイミド(TPI)などによって構成することができる。
図14に示すように、遠心子4は、第2ガイド面242と第1転動部材5とに接触している。このため、遠心子4は、周方向への移動が規制される。一方、遠心子4は径方向に移動可能である。遠心子4は、径方向に移動する際、収容部24の第2ガイド面242上を転動する。また、遠心子4は、径方向に移動する際、第1転動部材5を介して第1ガイド面241上を転動する。すなわち、遠心子4は、第1転動部材5の外周面上を転動する。
遠心子4の外周面のうち、遠心子4が転動したときに第1転動部材5の外周面と転がり接触する面を第1接触面42aとする。
第1転動部材5は、第1ガイド面241と遠心子4との間に配置されている。詳細には、第1転動部材5は、第1ガイド面241と遠心子4とによって挟まれている。第1転動部材5は、第1ガイド面241と遠心子4とに接触している。
第1転動部材5の中心は、遠心子4の中心よりも径方向内側に位置している。第1転動部材5は、円柱状のコロとして構成されている。すなわち、第1転動部材5は、ベアリングではない。
第1転動部材5は、大径部51と、一対の小径部52とを有している。大径部51と小径部52とは、互いの中心が一致している。大径部51は、小径部52よりも径が大きい。大径部51の直径は、規制溝37の幅よりも大きい。このため、第1転動部材5は、第1プレート3a及び第2プレート3bによって軸方向に支持されている。
各小径部52は、大径部51から軸方向の両側に突出している。小径部52の直径は、規制溝37の幅よりも小さい。小径部52は、イナーシャリング3の規制溝37内に配置されている。小径部52と規制溝37の内壁面との間には所定の隙間が設けられており、小径部52は規制溝37内をスムーズに移動することが可能である。このように小径部52が規制溝37内に配置されているため、停止時における第1転動部材5の径方向の移動を規制することができる。すなわち、第1転動部材5は、規制溝37によって支持されている。
第1転動部材5は、一つの部材によって構成することができる。すなわち、第1転動部材5の大径部51と一対の小径部52とは一つの部材によって構成されている。なお、第1転動部材5は、直径が一定の円柱状であってもよい。また、第1転動部材5は、円筒状であってもよい。
第1転動部材5は、遠心子4の自転によって第1ガイド面241上を転動するように構成されている。すなわち、遠心子4が自転することによって、第1転動部材5も自転する。なお、遠心子4の回転方向と第1転動部材5の回転方向とは逆となる。そして、第1転動部材5は、自転することによって、第1ガイド面241上を転動する。詳細には、第1転動部材5の大径部51が第1ガイド面241上を転動する。
フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転方向の相対変位(回転位相差)がない状態では、図13に示すように、小径部52は規制溝37の長手方向(周方向)の略中央に位置している。そして、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差が生じた場合は、小径部52は規制溝37に沿って移動する。
図15に示すように、第1ガイド面241と第2ガイド面242との距離Hは、遠心子4の直径D1と第1転動部材5の直径D2との合計よりも小さい。すなわち、H<D1+D2の式が成り立つ。これにより、トルク変動抑制装置10の動作中において、遠心子4は常時、第2ガイド面242と第1転動部材5とに接触している。
第1転動部材5の直径D2は、遠心子4の外周面と第1ガイド面241との隙間よりも大きいため、第1転動部材5が径方向外側に飛び出すことが規制される。
カム機構6のカムフォロア62が図16に示す位置から図17に示す位置まで移動したとき、遠心子4が時計回りに自転することによって、第1転動部材5は反時計回りに自転する。そして、第1転動部材5は、第1ガイド面241上を転動して径方向内側に移動する。
また、カムフォロア62が図17に示す位置から図16に示す位置に戻ったとき、遠心子4が反時計回りに自転することによって、第1転動部材5は時計回りに自転する。そして、第1ガイド面241上を転動して径方向外側に移動する。
図18に示すように、本実施形態では、倒れ防止機構9は、溝901及び突起902の代わりに、当接面91及び案内面92を有している。当接面91は、遠心子4に形成されている。なお、本実施形態では、当接面91は、遠心子4のカム面61によって構成されている。当接面91は、径方向外側を向いている。
当接面91は、径方向外側に向かって突出している。軸方向において、当接面91は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している。当接面91は、断面が円弧状となっている。当接面91は、径方向外側に向かって膨らむ。
遠心子4の厚さ方向の中央において遠心子4の内径が最も小さくなるように、遠心子4は構成されている。遠心子4の内径は、遠心子4の厚さ方向の中央に向かって徐々に小さくなっている。
案内面92は、径方向内側を向いている。案内面92は、当接面91と対向している。なお、トルク変動抑制装置10の作動時は、案内面92は、遠心子4のカム面61と当接している。案内面92は、カムフォロア62に形成されている。詳細には、案内面92は、カムフォロア62の外周面によって構成されている。より詳細には、案内面92は、カムフォロア62の大径部621の外周面によって構成されている。
案内面92は、径方向外側に凹んでいる。軸方向において、案内面92は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる。案内面92は、断面が円弧状である。案内面92は、径方向外側に向かって凹んでいる。この案内面92の曲率半径は、当接面91の曲率半径よりも大きい。
カムフォロア62の大径部621の厚さ方向の中央において大径部621の外径が最も小さくくなるように、大径部621は構成されている。大径部621の外径は、大径部621の厚さ方向の中央に向かって徐々に小さくなっている。
このように案内面92が形成されているため、当接面91を介して案内面92と当接する遠心子4は、遠心子4の姿勢が維持される。このため、遠心子4が倒れることが防止される。
[変形例]
本発明は以上のような各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
<変形例1>
上記各実施形態では、回転装置の一例としてトルク変動抑制装置を説明したが、回転装置は、トルク変動抑制装置以外であってもよく、例えば、クラッチ装置又はダンパ装置等であってもよい。
<変形例2>
上記実施形態では、第1回転体の一例としてフランジプレート2を例示しているが、第1回転体はこれに限定されない。例えば、トルク変動抑制装置を各実施形態のようにトルクコンバータに取り付ける場合、トルクコンバータ100のフロントカバー11又は入力側回転体131などを第1回転体とすることができる。
<変形例3>
上記各実施形態では、トルク変動抑制装置10を、トルクコンバータ100に取り付けているが、クラッチ装置などの他の動力伝達装置にトルク変動抑制装置10を取り付けることもできる。
例えば、図19に示すように、ダンパ装置101にトルク変動抑制装置10を取り付けることができる。このダンパ装置101は、例えば、ハイブリッド車に搭載される。ダンパ装置101は、入力部材141と、出力部材142と、ダンパ143と、トルク変動抑制装置10と、を備えている。入力部材141には駆動源からのトルクが入力される。ダンパ143は、入力部材141と出力部材142との間に配置されている。出力部材142は、ダンパ143を介して入力部材141からのトルクが伝達される。トルク変動抑制装置10は、例えば出力部材142に取り付けられている。
<変形例4>
上記第2実施形態では、遠心子4に当接面91が形成され、カムフォロア62に案内面92が形成されていたが、倒れ防止機構9の構成はこれに限定されない。例えば、図20に示すように、当接面91は、カムフォロア62に形成されていてもよい。この場合、当接面91は、径方向内側を向いている。軸方向において、当接面91は、その中央部に向かって徐々に高くなっている。
また、案内面92は、遠心子4に形成されていてもよい。案内面92は、径方向外側を向いている。軸方向において、案内面92は、その中央部にむかって徐々に深くなるように凹んでいる。
<変形例5>
倒れ防止機構9の構成は、上記各実施形態の構成に限定されない。例えば、図21に示すように、倒れ防止機構9は、遠心子4に設けられた第1当接面93及び第2当接面94によって構成することができる。なお、図21では、図解が容易になるように、イナーシャブロック38及びリベット35の記載を省略している。
第1当接面93及び第2当接面94は、遠心子4の外周面によって構成されている。第1当接面93及び第2当接面94とは、互いに軸方向において間隔をあけて配置されている。なお、遠心子4の外周面には、溝43が形成されている。溝43は、遠心子4の厚さ方向の中央部に形成されている。溝43は、遠心子4の外周面に沿って環状に延びている。第1当接面93と第2当接面94とは、軸方向において溝43を挟むように配置されている。
第1当接面93及び第2当接面94は、フランジプレート2と当接している。フランジプレート2は、本体部26と、複数の当接部27とを有している。当接部27は、プレート状であって、本体部26から軸方向及び径方向に延びている。この当接部27に、第1当接面93及び第2当接面94が当接している。なお、軸方向において、当接部27の寸法は、遠心子4の寸法よりも大きい。当接部27に、第2ガイド面242が形成されている。すなわち、第1当接面93及び第2当接面94は、第2ガイド面242に当接している。
また、第1転動部材5は、第3当接面95及び第4当接面96を有する。第3当接面95及び第4当接面96は、第1転動部材5の外周面によって構成されている。第3当接面95及び第4当接面96とは、互いに軸方向において間隔をあけて配置されている。なお、第1転動部材5の外周面には、溝53が形成されている。溝53は、第1転動部材5の厚さ方向の中央部に形成されている。溝53は、第1転動部材5の外周面に沿って環状に延びている。第3当接面95と第4当接面96とは、軸方向において溝53を挟むように配置されている。
第3当接面95及び第4当接面96は、当接部27に当接している。なお、この第3当接面95及び第4当接面96が当接する当接部27には、第1ガイド面241が形成されている。すなわち、第3当接面95及び第4当接面96は、第1ガイド面241と当接している。
また、第3当接面95及び第4当接面96は、遠心子4にも当接している。詳細には、第3当接面95は、第1当接面93と当接している。そして、第4当接面96は、第2当接面94と当接している。
図22に示すように、カムフォロア62の大径部621の外径は、大径部621の厚さ方向の中央に向かって徐々に大きくなっていてもよい。
<変形例6>
倒れ防止機構9は、他の構成とすることもできる。例えば、図23に示すように、倒れ防止機構9は、第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bによって構成することができる。第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bは、遠心子4とイナーシャリング3との間に配置されている。詳細には、第1摺動部材99aは、遠心子4と第1プレート3aとの間に配置されており、第2摺動部材99bは、遠心子4と第2プレート3bとの間に配置されている。
第1摺動部材99aは第1プレート3aに固定されており、第2摺動部材99bは、第2プレート3bに固定されている。第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bは、周方向に延びる環状である。第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bは、外周縁及び内周縁に向かって薄くなるように湾曲している。
第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bは、樹脂によって構成することができ、より具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、又は熱可塑性ポリイミド(TPI)などによって構成することができる。
<変形例7>
図24に示すように、倒れ防止機構9は、第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dによって構成してもよい。第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dは、遠心子4とイナーシャリング3との間に配置されている。詳細には、第1弾性部材99cは、遠心子4と第1プレート3aとの間に配置されており、第2弾性部材99dは、遠心子4と第2プレート3bとの間に配置されている。
第1弾性部材99cは第1プレート3aに固定されており、第2弾性部材99dは、第2プレート3bに固定されている。第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dは、周方向に延びる環状である。第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dは、遠心子4が近づくように倒れた場合に、遠心子4を付勢して元の姿勢に戻すように構成されている。第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dは、例えばウェーブスプリングなどとすることができる。
2 :フランジプレート
241 :第1ガイド面
242 :第2ガイド面
3 :イナーシャリング
3a :第1プレート
3b :第2プレート
36 :第2貫通孔
4 :遠心子
41 :第1貫通孔
5 :第1転動部材
6 :カム機構
61 :カム面
62 :カムフォロア
9 :倒れ防止機構
91 :当接面
92 :案内面
93 :第1当接面
94 :第2当接面
99c :第1弾性部材
99d :第2弾性部材
901 :溝
902 :突起
10 :トルク変動抑制装置
15 :摺動部材
100 :トルクコンバータ
141 :入力部材
142 :出力部材

Claims (26)

  1. 回転可能に配置された第1回転体と、
    前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
    前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
    前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
    前記遠心子に作用する遠心力を受けて、前記遠心力を前記第1回転体と前記第2回転体との回転位相差が小さくなる方向の周方向力に変換するカム機構と、
    を備え、
    前記カム機構は、
    前記遠心子に形成されるカム面と、
    前記カム面と当接し、前記遠心子と前記第2回転体との間で力を伝達するカムフォロアと、
    を有する、
    回転装置。
  2. 前記遠心子が径方向外側に移動したときに、前記遠心子を径方向外側から支持する支持部材をさらに備え、
    前記倒れ防止機構は、前記支持部材に対する前記遠心子の軸方向移動を規制するように構成される、
    請求項1に記載の回転装置。
  3. 前記倒れ防止機構は、前記支持部材及び前記遠心子の一方に形成される溝と、前記支持部材及び前記遠心子の他方に形成されて前記溝内に配置される突起と、を有する、
    請求項2に記載の回転装置。
  4. 前記倒れ防止機構は、径方向外側を向く当接面と、径方向内側を向き前記当接面と対向する案内面と、を有し、
    前記当接面は、前記遠心子に形成されており、
    軸方向において、前記案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる、
    請求項1に記載の回転装置。
  5. 軸方向において、前記当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している、
    請求項4に記載の回転装置。
  6. 前記倒れ防止機構は、径方向内側を向く当接面と、径方向外側を向き前記当接面と対向する案内面と、を有し、
    前記案内面は、前記遠心子に形成されており、
    軸方向において、前記案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる、
    請求項1に記載の回転装置。
  7. 軸方向において、前記当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している、
    請求項6に記載の回転装置。
  8. 前記遠心子は、軸方向において互いに間隔をあけて配置される第1当接面及び第2当接面を有し、
    前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記第1回転体と当接し、
    前記倒れ防止機構は、前記第1当接面及び前記第2当接面によって構成される、
    請求項1に記載の回転装置。
  9. 記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される摺動部材を有する、
    請求項1に記載の回転装置。
  10. 前記摺動部材は、周方向に延びる環状である、
    請求項に記載の回転装置。
  11. 前記摺動部材は、外周縁及び内周縁に向かって薄くなるように湾曲している、
    請求項又は10に記載の回転装置。
  12. 記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される弾性部材を有する、
    請求項1に記載の回転装置。
  13. 前記第2回転体は、軸方向に間隔をあけて配置される第1プレートと第2プレートとを有し、
    前記遠心子は、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置され、
    前記弾性部材は、前記第1プレートと前記遠心子との間に配置される第1弾性部材と、前記第2プレートと前記遠心子との間に配置される第2弾性部材と、を有する、
    請求項12に記載の回転装置。

  14. 前記カムフォロアは、前記カム面上を転動する、
    請求項1から13のいずれかに記載の回転装置。
  15. 前記遠心子は、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、
    前記カム面は、前記第1貫通孔の内壁面によって構成される、
    請求項1から14のいずれかに記載の回転装置。
  16. 前記カムフォロアは、前記第2回転体に自転可能に取り付けられる、
    請求項から15のいずれかに記載の回転装置。
  17. 前記第2回転は、第2貫通孔を有し、
    前記カムフォロアは、前記第2貫通孔の内壁面上を転動する、
    請求項から16のいずれかに記載の回転装置。
  18. 前記カムフォロアは、前記第2貫通孔の内壁面と当接する小径部と、前記遠心子と当接する大径部とを有し、
    前記大径部は、大径部の厚さ方向の中央に向かって徐々に大きくなる外径を有する、
    請求項17に記載の回転装置。
  19. 前記遠心子は、径方向に移動する際に自転するように構成される、
    請求項1から17のいずれかに記載の回転装置。
  20. 第1転動部材をさらに備え、
    前記第1回転体は、周方向を向く第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、
    前記第1転動部材は、前記第1ガイド面と前記遠心子との間に配置され、前記遠心子の自転によって前記第1ガイド面上を転動するように構成される、
    請求項19に記載の回転装置。
  21. 前記遠心子は、前記第2ガイド面上を転動するように構成される、
    請求項20に記載の回転装置。
  22. 入力部材と、
    前記入力部材からトルクが伝達される出力部材と、
    請求項1から21のいずれかに記載の回転装置と、
    を備える、動力伝達装置。
  23. 回転可能に配置された第1回転体と、
    前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
    前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
    を備え、
    前記遠心子は、軸方向において互いに間隔をあけて配置される第1当接面及び第2当接面を有し、
    前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記第1回転体と当接し、
    前記倒れ防止機構は、前記第1当接面及び前記第2当接面によって構成される、
    回転装置。
  24. 回転可能に配置された第1回転体と、
    前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
    前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
    前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
    を備え、
    前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される摺動部材を有する、
    回転装置。
  25. 回転可能に配置された第1回転体と、
    前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
    前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
    前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
    を備え
    前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される弾性部材を有する、
    回転装置。
  26. 回転可能に配置された第1回転体と、
    前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
    前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
    第1転動部材と、
    を備え、
    前記遠心子は、径方向に移動する際に自転するように構成され、
    前記第1回転体は、周方向を向く第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、
    前記第1転動部材は、前記第1ガイド面と前記遠心子との間に配置され、前記遠心子の自転によって前記第1ガイド面上を転動するように構成される、
    回転装置。
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