JP7797148B2 - 回転装置、及び動力伝達装置 - Google Patents
回転装置、及び動力伝達装置Info
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Description
以下、第1実施形態に係るトルク変動抑制装置について説明する。まずは、第1実施形態に係るトルク変動抑制装置が取り付けられたトルクコンバータについて説明する。
[全体構成]
図1は、トルクコンバータの模式図である。図1に示すように、トルクコンバータ100は、フロントカバー11、トルクコンバータ本体12と、ロックアップ装置13と、出力ハブ14(出力部材の一例)と、を有している。フロントカバー11にはエンジンからトルクが入力される。トルクコンバータ本体12は、フロントカバー11に連結されたインペラ121と、タービン122と、ステータ(図示せず)と、を有している。タービン122は出力ハブ14に連結されている。トランスミッションの入力軸(図示せず)が出力ハブ14にスプライン嵌合している。
ロックアップ装置13は、クラッチ部や、油圧等によって作動するピストン等を有し、ロックアップオン状態と、ロックアップオフ状態と、を取り得る。ロックアップオン状態では、フロントカバー11に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体12を介さずに、ロックアップ装置13を介して出力ハブ14に伝達される。一方、ロックアップオフ状態では、フロントカバー11に入力されたトルクは、トルクコンバータ本体12を介して出力ハブ14に伝達される。
図2はトルク変動抑制装置10の正面図、図3は図2のIII-III線断面図である。なお、図2では、第1プレート3aが取り外されている。また、図3では、出力ハブ14が取り付けられている。また、各図において、特に断りのない限り、トルク変動抑制装置10が回転中であり、遠心子4が径方向外側に移動している。
フランジプレート2は、回転可能に配置される。フランジプレート2は、入力側回転体131と軸方向に対向して配置されている。フランジプレート2は、入力側回転体131と相対回転可能である。フランジプレート2は、出力ハブ14に連結されている。すなわち、フランジプレート2は、出力ハブ14と一体的に回転する。なお、フランジプレート2は、出力ハブ14と一つの部材で構成されていてもよい。
図3及び図5に示すように、イナーシャリング3は、円環状に形成されている。イナーシャリング3は、環状に連続して延びている。イナーシャリング3は、トルク変動抑制装置10の質量体として機能する。イナーシャリング3は、フランジプレート2とともに回転可能で、かつフランジプレート2に対して相対回転可能である。イナーシャリング3の回転軸は、フランジプレート2の回転軸と同じである。
遠心子4は、フランジプレート2に対して径方向移動可能に支持されている。詳細には、遠心子4は、フランジプレート2の収容部24内に配置されている。遠心子4は、フランジプレート2の回転によって遠心力を受けるように構成されている。遠心子4は、収容部24内において径方向に移動可能である。なお、遠心子4は、径方向に移動する際に自転するように構成されている。本実施形態では、遠心子4の全体が自転する。遠心子4の軸方向の移動は、後述する倒れ防止機構9によって規制されている。
カム機構6は、遠心子4に作用する遠心力を受けて、その遠心力をフランジプレート2とイナーシャリング3との回転位相差が小さくなる方向の周方向力に変換するように構成されている。なお、カム機構6は、フランジプレート2とイナーシャリング3との間に回転位相差が生じたときに機能する。
図3に示すように、倒れ防止機構9は、遠心子4の倒れを防止するように構成されている。なお、遠心子4の倒れとは、回転軸Oに対して直交する面に対して遠心子4の面内方向が傾斜することを意味する。遠心子4が倒れていないとき、遠心子4の面内方向は、回転軸Oに対して直交する面と実質的に平行に延びている。
図4に示すように、トルク変動抑制装置10は、ストッパ機構8をさらに備えている。ストッパ機構8は、フランジプレート2とイナーシャリング3との相対回転角度範囲を規制する。ストッパ機構8は、凸部81と凹部82とを有する。
図8及び図9を用いて、トルク変動抑制装置10の作動について説明する。
図10は、トルク変動抑制装置10の特性の一例を示す図である。横軸は回転数、縦軸はトルク変動(回転速度変動)である。特性Q1はトルク変動を抑制するための装置が設けられていない場合、特性Q2はカム機構を有さない従来のダイナミックダンパ装置が設けられた場合、特性Q3は本実施形態のトルク変動抑制装置10が設けられた場合を示している。
次に、第2実施形態に係るトルク変動抑制装置10について説明する。なお、以下では第1実施形態に係るトルク変動抑制装置10と異なる部分を中心に説明をする。第1実施形態に係るトルク変動抑制装置10と同じ構成については、同じ符号を付すことでその説明を省略する。
本発明は以上のような各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
上記各実施形態では、回転装置の一例としてトルク変動抑制装置を説明したが、回転装置は、トルク変動抑制装置以外であってもよく、例えば、クラッチ装置又はダンパ装置等であってもよい。
上記実施形態では、第1回転体の一例としてフランジプレート2を例示しているが、第1回転体はこれに限定されない。例えば、トルク変動抑制装置を各実施形態のようにトルクコンバータに取り付ける場合、トルクコンバータ100のフロントカバー11又は入力側回転体131などを第1回転体とすることができる。
上記各実施形態では、トルク変動抑制装置10を、トルクコンバータ100に取り付けているが、クラッチ装置などの他の動力伝達装置にトルク変動抑制装置10を取り付けることもできる。
上記第2実施形態では、遠心子4に当接面91が形成され、カムフォロア62に案内面92が形成されていたが、倒れ防止機構9の構成はこれに限定されない。例えば、図20に示すように、当接面91は、カムフォロア62に形成されていてもよい。この場合、当接面91は、径方向内側を向いている。軸方向において、当接面91は、その中央部に向かって徐々に高くなっている。
倒れ防止機構9の構成は、上記各実施形態の構成に限定されない。例えば、図21に示すように、倒れ防止機構9は、遠心子4に設けられた第1当接面93及び第2当接面94によって構成することができる。なお、図21では、図解が容易になるように、イナーシャブロック38及びリベット35の記載を省略している。
倒れ防止機構9は、他の構成とすることもできる。例えば、図23に示すように、倒れ防止機構9は、第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bによって構成することができる。第1摺動部材99a及び第2摺動部材99bは、遠心子4とイナーシャリング3との間に配置されている。詳細には、第1摺動部材99aは、遠心子4と第1プレート3aとの間に配置されており、第2摺動部材99bは、遠心子4と第2プレート3bとの間に配置されている。
図24に示すように、倒れ防止機構9は、第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dによって構成してもよい。第1弾性部材99c及び第2弾性部材99dは、遠心子4とイナーシャリング3との間に配置されている。詳細には、第1弾性部材99cは、遠心子4と第1プレート3aとの間に配置されており、第2弾性部材99dは、遠心子4と第2プレート3bとの間に配置されている。
241 :第1ガイド面
242 :第2ガイド面
3 :イナーシャリング
3a :第1プレート
3b :第2プレート
36 :第2貫通孔
4 :遠心子
41 :第1貫通孔
5 :第1転動部材
6 :カム機構
61 :カム面
62 :カムフォロア
9 :倒れ防止機構
91 :当接面
92 :案内面
93 :第1当接面
94 :第2当接面
99c :第1弾性部材
99d :第2弾性部材
901 :溝
902 :突起
10 :トルク変動抑制装置
15 :摺動部材
100 :トルクコンバータ
141 :入力部材
142 :出力部材
Claims (26)
- 回転可能に配置された第1回転体と、
前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
前記遠心子に作用する遠心力を受けて、前記遠心力を前記第1回転体と前記第2回転体との回転位相差が小さくなる方向の周方向力に変換するカム機構と、
を備え、
前記カム機構は、
前記遠心子に形成されるカム面と、
前記カム面と当接し、前記遠心子と前記第2回転体との間で力を伝達するカムフォロアと、
を有する、
回転装置。
- 前記遠心子が径方向外側に移動したときに、前記遠心子を径方向外側から支持する支持部材をさらに備え、
前記倒れ防止機構は、前記支持部材に対する前記遠心子の軸方向移動を規制するように構成される、
請求項1に記載の回転装置。
- 前記倒れ防止機構は、前記支持部材及び前記遠心子の一方に形成される溝と、前記支持部材及び前記遠心子の他方に形成されて前記溝内に配置される突起と、を有する、
請求項2に記載の回転装置。
- 前記倒れ防止機構は、径方向外側を向く当接面と、径方向内側を向き前記当接面と対向する案内面と、を有し、
前記当接面は、前記遠心子に形成されており、
軸方向において、前記案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる、
請求項1に記載の回転装置。
- 軸方向において、前記当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している、
請求項4に記載の回転装置。
- 前記倒れ防止機構は、径方向内側を向く当接面と、径方向外側を向き前記当接面と対向する案内面と、を有し、
前記案内面は、前記遠心子に形成されており、
軸方向において、前記案内面は、その中央部に向かって徐々に深くなるように凹んでいる、
請求項1に記載の回転装置。
- 軸方向において、前記当接面は、その中央部に向かって徐々に高くなるように突出している、
請求項6に記載の回転装置。
- 前記遠心子は、軸方向において互いに間隔をあけて配置される第1当接面及び第2当接面を有し、
前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記第1回転体と当接し、
前記倒れ防止機構は、前記第1当接面及び前記第2当接面によって構成される、
請求項1に記載の回転装置。
- 前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される摺動部材を有する、
請求項1に記載の回転装置。
- 前記摺動部材は、周方向に延びる環状である、
請求項9に記載の回転装置。
- 前記摺動部材は、外周縁及び内周縁に向かって薄くなるように湾曲している、
請求項9又は10に記載の回転装置。
- 前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される弾性部材を有する、
請求項1に記載の回転装置。
- 前記第2回転体は、軸方向に間隔をあけて配置される第1プレートと第2プレートとを有し、
前記遠心子は、前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配置され、
前記弾性部材は、前記第1プレートと前記遠心子との間に配置される第1弾性部材と、前記第2プレートと前記遠心子との間に配置される第2弾性部材と、を有する、
請求項12に記載の回転装置。
- 前記カムフォロアは、前記カム面上を転動する、
請求項1から13のいずれかに記載の回転装置。
- 前記遠心子は、軸方向に貫通する第1貫通孔を有し、
前記カム面は、前記第1貫通孔の内壁面によって構成される、
請求項1から14のいずれかに記載の回転装置。
- 前記カムフォロアは、前記第2回転体に自転可能に取り付けられる、
請求項1から15のいずれかに記載の回転装置。
- 前記第2回転体は、第2貫通孔を有し、
前記カムフォロアは、前記第2貫通孔の内壁面上を転動する、
請求項1から16のいずれかに記載の回転装置。
- 前記カムフォロアは、前記第2貫通孔の内壁面と当接する小径部と、前記遠心子と当接する大径部とを有し、
前記大径部は、大径部の厚さ方向の中央に向かって徐々に大きくなる外径を有する、
請求項17に記載の回転装置。
- 前記遠心子は、径方向に移動する際に自転するように構成される、
請求項1から17のいずれかに記載の回転装置。
- 第1転動部材をさらに備え、
前記第1回転体は、周方向を向く第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、
前記第1転動部材は、前記第1ガイド面と前記遠心子との間に配置され、前記遠心子の自転によって前記第1ガイド面上を転動するように構成される、
請求項19に記載の回転装置。
- 前記遠心子は、前記第2ガイド面上を転動するように構成される、
請求項20に記載の回転装置。
- 入力部材と、
前記入力部材からトルクが伝達される出力部材と、
請求項1から21のいずれかに記載の回転装置と、
を備える、動力伝達装置。
- 回転可能に配置された第1回転体と、
前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
を備え、
前記遠心子は、軸方向において互いに間隔をあけて配置される第1当接面及び第2当接面を有し、
前記第1当接面及び前記第2当接面は、前記第1回転体と当接し、
前記倒れ防止機構は、前記第1当接面及び前記第2当接面によって構成される、
回転装置。
- 回転可能に配置された第1回転体と、
前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
を備え、
前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される摺動部材を有する、
回転装置。
- 回転可能に配置された第1回転体と、
前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
前記第1回転体とともに回転可能であり、且つ前記第1回転体と相対回転可能に配置される第2回転体と、
を備え
前記倒れ防止機構は、前記遠心子と前記第2回転体との間に配置される弾性部材を有する、
回転装置。
- 回転可能に配置された第1回転体と、
前記第1回転体に対して径方向移動可能に支持される遠心子と、
前記遠心子の倒れを防止する倒れ防止機構と、
第1転動部材と、
を備え、
前記遠心子は、径方向に移動する際に自転するように構成され、
前記第1回転体は、周方向を向く第1ガイド面及び第2ガイド面を有し、
前記第1転動部材は、前記第1ガイド面と前記遠心子との間に配置され、前記遠心子の自転によって前記第1ガイド面上を転動するように構成される、
回転装置。
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| US17/574,887 US11761523B2 (en) | 2021-02-15 | 2022-01-13 | Rotary device and power transmission device |
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