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JP7797457B2 - 熱検知器 - Google Patents
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JP7797457B2 - 熱検知器 - Google Patents

熱検知器

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JP7797457B2 JP2023194887A JP2023194887A JP7797457B2 JP 7797457 B2 JP7797457 B2 JP 7797457B2 JP 2023194887 A JP2023194887 A JP 2023194887A JP 2023194887 A JP2023194887 A JP 2023194887A JP 7797457 B2 JP7797457 B2 JP 7797457B2
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Description

この発明は、火災報知用の熱検知器に関する。
従来、例えば、自動火災報知機設備における熱感知器(以下、単に「熱感知器」ともい
う。)や熱検知式の住宅用火災警報器(以下、単に「火災警報器」ともいう。)等として
、熱検知器が用いられている。
この種の火災報知用の熱検知器は、熱感知器、火災警報器のいずれの場合も、感熱部を
有するサーミスタ等の熱検知部を備えており、火災発生時、火災によって生じる熱気流の
熱が感熱部に伝わり、熱検知部の出力値が一定の値以上になったときに火災を感知する。
火災感知後は、熱感知器の場合には、受信機に火災信号を出力して、火災発生を報知させ
、火災警報器の場合には、機器自体が備えるスピーカ等の音声出力手段から音声やブザー
音によって火災発生の警報を発する。そして、熱検知部は、熱感知器、火災警報器のいず
れにおいても、本体に設けられる回路基板に取り付けられつつ、本体を覆うカバーから外
側に突出するように設けられており、周囲に空間を設けて高効率に受熱できるようにする
ために、先端の感熱部がカバーの外側に配置されている(熱感知器の一例として、例えば
、特許文献1参照。火災警報器の一例として、例えば、特許文献2参照。)。
特開平8-287374号公報 特開2015-141568号公報
しかしながら、従来の火災報知用の熱検知器は、熱感知器、火災警報器のいずれも、感
熱部を保護するプロテクタをカバーの外側に設ける必要があるため、機器全体の厚みが厚
くなっている。感熱部をカバーの内側に配置して機器を薄型化しようとすれば、機器内部
の部材等により熱気流の熱が吸収されるため、感熱部の周囲を通過するときの熱気流の温
度が低下することになる。その結果、感熱部をカバーの外側に配置してプロテクタを設け
たものに比べ、受熱特性が悪化してしまうことがある。
なお、火災警報器の場合、機器内部には電池やスピーカ等の熱感知器には設けられない
部品も設けられるため、熱感知器の場合に比べ、機器内部の部材等により吸収される熱が
より多くなり、感熱部の受熱特性がより悪化してしまう可能性がある。
この発明は、上記の事情に鑑み、機器を薄型化しつつ、良好な受熱特性が得られる熱検
知器を提供することを目的とする。
ここで、受熱特性とは、熱気流の実際の温度と熱検知部が検知した温度との差をいい、
受熱特性が悪化するとは、実際の温度と検知した温度との差が大きくなることをいい、良
好な受熱特性を得るとは、その差を小さくできることをいう。
この発明の第1のものは、本体と、前記本体に取り付けられるカバーと、前記本体と前
記カバーとの間に位置する回路基板と、前記回路基板に取り付けられる熱検知部とを備え
る熱検知器であって、前記熱検知部は、前記カバーに向けて前記回路基板に取り付けられ
るリード部と、そのリード部の先端側に設けられて前記カバーの内側に位置する感熱部を
有するものであり、前記カバーには、前記熱検知部の感熱部と対向する位置に貫通孔が形
成され、前記回路基板には、前記熱検知部の取り付け位置の周囲の位置に貫通孔及び/又
は切欠きが形成されることを特徴とする熱検知器である。
第1の発明において、前記カバーは、周面部を有するものであり、その周面部に、前記
本体と前記回路基板との間に形成される空間の外周側の位置に貫通孔が形成されるものと
することができる。
また、この発明の第2のものは、前記回路基板として、前記貫通孔及び/又は切欠きが
形成されるものを備えるのに代えて、外縁部に細幅の形状で外周側に突出して形成されて
、前記熱検知部のリード部が取り付けられる突出取付部が設けられるものを備えることを
特徴とする熱検知器である。
第2の発明においては、前記回路基板は、前記突出取付部が少なくとも2つ、互いに反
対側の外縁部のそれぞれの側に位置して設けられており、前記熱検知部は、それら突出取
付部のそれぞれに取り付けられて少なくとも2つ、設けられるものとすることができる。
さらに、この発明の第3のものは、前記熱検知部として、前記リード部を有するタイプ
のものを備えるのに代えて、前記回路基板に表面実装される、感熱部内蔵のチップタイプ
のものを備えると共に、前記回路基板として、前記貫通孔及び/又は切欠きが形成される
ものを備えるのに代えて、前記チップタイプの熱検知部が表面実装されて取り付けられる
、細幅で薄厚の形状のフレキシブル基板部を有するものを備え、前記カバーの貫通孔は、
前記フレキシブル基板部に取り付けられる前記チップタイプの熱検知部と対向する位置に
設けられることを特徴とする熱検知器である。
第3の発明において、前記回路基板のフレキシブル基板部は、リジッド基板部の外縁部
に外周側に突出して設けられるものとすることができる。また、前記回路基板のフレキシ
ブル基板部は、リジッド基板部の外縁部に側方に細幅の形状で突出して形成される突出部
に接続されて設けられるものとすることができる。また、前記回路基板は、前記フレキシ
ブル基板部が少なくとも2つ、互いに反対側の外縁部のそれぞれの側に位置して設けられ
ており、前記チップタイプの熱検知部は、それらフレキシブル基板部のそれぞれに取り付
けられて少なくとも2つ、設けられるものとすることができる。また、前記回路基板のフ
レキシブル基板部は、前記カバーの貫通孔に向けて折り曲げられて延在する延在部として
形成され、その延在部に前記チップタイプの熱検知部が取り付けられるものとすることが
できる。
第1乃至3の発明のいずれにおいても、熱検知部の感熱部をカバーの内側に位置するも
のとしていることで、機器の薄型化をすることができる。
そして、第1の発明においては、回路基板を、熱検知部の取り付け位置の周囲の位置に
貫通孔及び/又は切り欠きかが設けられるものとしていることで、第2の発明においては
、外縁部に細幅の形状の、熱検知部が取り付けられる突出取付部が設けられるものとして
いることで、第3の発明においては、回路基板を、熱検知部が取り付けられる、細幅で薄
厚のフレキシブル基板部を有するものとしていることで、それら発明のいずれにおいても
、機器の内部に流入して熱検知部の感熱部の周囲を流れる熱気流の流れを良くすることが
でき、良好な受熱特性が得られるようにすることができる。
したがって、この発明によれば、機器全体を薄型化しつつも、良好な受熱特性が得られ
る熱検知器を提供することができる。
第1の実施形態の機器全体の断面図である。なお、図面上、カバー側を上、ベース側を下に示しているが、例えば、天井面に設置される状態では、その上下は反転する。 同上の実施形態の機器全体の上面図である。 同上の実施形態の回路基板の部分の上面図である。 第2の実施形態の図1に相当する図である。 同上の実施形態の図2に相当する図である。 第3の実施形態の図1に相当する図である。 同上の実施形態の図3に相当する図である。 第4の実施形態の図1に相当する図である。 同上の実施形態の図2に相当する図である。 第5の実施形態の図1に相当する図である。 同上の実施形態の回路基板の部分の、(a)が上面図、(b)が側面図である。 第6の実施形態の図1に相当する図である。 同上の実施形態の図2に相当する図である。 同上の実施形態の図11に相当する図である。
以下、この発明の実施形態について、熱検知式の住宅用火災警報器に適用する場合を例
として、図面を参照しつつ説明する。ただし、この発明は、そのような火災警報器に限ら
ず、自動火災報知機設備における熱感知器等、他の熱検知器にも適用することができるも
のである。なお、以下の説明において、「上」、「下」等の位置や方向を示す語は、図面
上の位置や方向に従って用いているものである。
[第1の実施形態(第1の発明に対応)]
まず、第1の実施形態に係る火災警報器1-1について、図1乃至3を参照しつつ説明
する。
・基本構成
図1及び2に示したように、火災警報器1-1は、本体2と、本体2に取り付けられる
カバー3と、本体2とカバー3との間に位置する回路基板41と、回路基板41に取り付
けられる熱検知部5と、を備える。なお、この火災警報器1-1は、取り付け用のベース
6をさらに備える。図示は省略するが、ベース6は天井面等の設置面にネジ止め等により
固定されるものであり、そのベース6に本体2が取り付けられて、火災警報器1-1は天
井面等の設置面に設置されるものである。
・本体
本体2は、円板状の中板2aを有する。回路基板41は、中板2a上に支持されて設け
られる。中板2a上には、詳細は後記で説明するが、電池収納部やスピーカ等の各種部品
がさらに設けられる。
・カバー
カバー3は、円板状の上面部3aと、その周縁に連続する筒状の周面部3bを有し、有
蓋円筒状の形状をなす。このカバー3は、本体2に取り付けられて本体2と共に、回路基
板41等の各種部品が内蔵される筐体を形成する。
上面部3aには、後記で説明する熱検知部5の感熱部5aに対向する位置に、垂直方向
の貫通孔として形成される垂直孔3cが設けられる。また、周面部3bには、回路基板4
1上方の内部空間に対応する位置に、周方向にスリット状をなしつつ、水平方向の貫通孔
として形成される上段スリット3dと、回路基板41下方の内部空間に対応する位置に、
周方向にスリット状をなしつつ、水平方向の貫通孔として形成される下段スリット3eが
設けられる。これら垂直孔3c、上段スリット3d、下段スリット3eはいずれも、火災
発生時の熱気流の流通部として機能する。
ここで、本実施形態において、垂直孔3cには、その孔縁より中心側に向けて先細の形
状で突出するように形成され、後記で説明する熱検知部5の感熱部5aのプロテクタとし
て機能する突出片部3caが複数設けられている。これにより、例えば、熱気流を流通を
良くするために垂直孔3cの直径を大きく形成したとしても、突出部3caによって熱検
知部5の感熱部5aを保護することができる。さらに、垂直孔3cは、熱検知部5の感熱
部5aが対向する位置を中心として形成されるものとしている。それにより、垂直孔3a
から流入する熱気流が、突出片部3caによって中心側に誘導されて、熱検知部5の感熱
部5aに向けて流れるようにすることができる。
なお、図示は省略するが、上段スリット3dと下段スリット3eは、高さ方向の柱状の
部材により仕切られて、周方向に複数、全周にわたって設けられるものとしており、さら
に、上段スリット3dは、周方向の羽板状の部材により仕切られて、高さ方向に複数(図
示の例の場合、上下二段)設けられるものとしている。これらスリットの数等については
、適宜変更することができる。
・熱検知部(リードタイプ)
熱検知部5は、リード部5bと、その先端側に設けられる感熱部5aを有する熱検出素
子である。熱検知部5としては、例えば、リードタイプのサーミスタ等の熱検出素子を用
いることができる。本実施形態においては、この熱検知部5が1つ、リード部5bがカバ
ー3に向けて垂直に縦立すると共に、感熱部5aがカバー3の内側に位置する状態で、リ
ード部5bの基端側が回路基板4に電気的に接続されつつ、取り付けられるものとしてい
る。
ここで、感熱部5aは、前記の通り、カバー3の内側に位置する。そのため、カバー3
の上面部3aから外側(前面側)に突出させてプロテクタを設ける必要がなく、カバー3
の上面部3aをフラットなものとすることができる。それにより、火災警報器1-1は、
機器の薄型化をすることができる。
なお、本実施形態において、熱検知部5のリード部5bは、回路基板41に垂直に縦立
して取り付けられるものとしているが、斜めに取り付けられるものとしてもよい。
・回路基板
回路基板41は、長方形の平板状の形状を有し、前記の通り、本体2とカバー3の間に
位置する状態で、本体2の中板2a上に支持されて設けられる。この回路基板41には、
その中央位置に熱検知部5が取り付けられる。なお、本実施形態において、熱検知部5の
取り付け位置は、カバー3の上面部3aの中央位置に対応する。すなわち、熱検知部5の
感熱部5aが対向する垂直孔3cは、カバー3の上面部3aの中央位置に設けられる。
・切り欠き/貫通孔
そして、回路基板41には、図3に示したように、熱検知部5の取り付け位置の周囲の
位置に、切り欠き部41aと貫通孔41bが設けられる。
なお、本実施形態の場合、回路基板41に切り欠き部41aと貫通孔41bの両方が設
けられるものとしているが、いずれか一方が設けられるものとしてもよい。また、熱検知
部5の取り付け位置の周囲四方に、切り欠き部41aと貫通孔41bが設けられるものと
しているが、その周囲の少なくとも一方に設けられるものとしてもよい。
ここで、火災警報器1-1においては、前記のような切り欠き部41aや、貫通孔41
bが設けられていることで、後記でも説明するが、筐体内部に流入して、熱検知部5の感
熱部5aに当たって、その周囲を流れる熱気流の流れを良くすることができ、良好な受熱
特性が得られるようにすることができる。
本実施形態の場合、切り欠き部41aは、回路基板41の外縁から中心の熱検知部5の
取り付け位置の近くに至るまでの切り欠きとして、回路基板41の対向する長辺側のそれ
ぞれに1つずつの2つ、互いに短辺方向に沿って延在して熱検知部5の取り付け位置側の
端部が対向する配置で設けられるものとしている。互いの形状は同一で、熱検知部5の取
り付け位置側の端部が円弧状の、直線状の細長の形状を有する。また、貫通孔41bは、
熱検知部5の取り付け位置を間に2つ、長辺方向に並ぶ配置で設けられるものとしており
、互いの形状は同一で、円形の形状を有する。なお、これら切り欠き部41a、貫通孔4
1bの数や形状等については、適宜変更することができる。
・熱気流の流れ
火災発生時、火源が火災警報器1-1の直下にある場合、火源から上昇する熱気流は、
図1中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aの中央位置に設けられる垂直孔3c
から筐体内部に流入する(矢印A1)。その際、熱気流は、熱検知部5の感熱部5aに当
たって、その側方を下方に流れる(同A1)ことになるが、その進行方向前方には、切り
欠き部41aと貫通孔41bが位置しているので、切り欠き部41aと貫通孔41bに向
けて円滑に流れて、切り欠き部41aと貫通孔41bを円滑に通過する(矢印A2)。
つまり、火災警報器1-1においては、回路基板41に切り欠き部41aか、貫通孔4
1bが設けられていることで、垂直孔3cから筐体内部に流入して、熱検知部5の感熱部
5aに当たって、その側方を下方に流れる熱気流の流れ(矢印A1)を良くすることがで
き、良好な受熱特性が得られるようにすることができる。
さらに、本実施形態においては、カバー3の周面部3bの、回路基板41下方の内部空
間に対応する位置に、熱気流の流通部として機能する下段スリット3eが設けられており
、切り欠き部41aと貫通孔41bを通過した熱気流は、その下段スリット3eに向けて
円滑に流れて、筐体外部に円滑に流出する(矢印A3)。これによっても、火災警報器1
-1においては、垂直孔3cから筐体内部に流入して、熱検知部5の感熱部5aに当たっ
て、その側方を下方に流れる熱気流の流れ(矢印A1)を良くすることができ、良好な受
熱特性が得られるようにすることができる。
なお、火災警報器1-1においては、熱検知部5のリード部5bを回路基板41に垂直
に縦立して取り付けられるものとしているが、前記の通り、斜めに取り付けられるものと
することができる。その場合、図示は省略するが、回路基板41に設けられる切欠き部4
1a及び/又は貫通孔41bの位置を、平面視で熱検知部5の感熱部5aと重なる位置と
することができる。そのようにすることによっても、垂直孔3cから筐体内部に流入して
、熱検知部5の感熱部5aに当たって、その側方を下方に流れる熱気流の流れを良くする
ことができ、良好な受熱特性が得られるようにすることができる。
[第2の実施形態(第2の発明に対応)]
次に、第2の実施形態に係る火災警報器1-2について、図4及び5を参照しつつ説明
する。
この火災警報器1-2において、前記の火災警報器1-1と異なるところは、回路基板
の外縁部に、熱検知部が取り付けられる突出取付部が設けられるものとしている点である
。なお、前記の火災警報器1-1と同一の構成部分については、同一図面符号を付して説
明を省略する。
・突出取付部
すなわち、火災警報器1-2は、図4及び5に示したように、回路基板42に、その外
縁部から細幅の形状で外周側に突出して形成されて、熱検知部5のリード部5bが取り付
けられる突出取付部42cが設けられる。本実施形態の場合、突出取付部42cが、互い
に反対側の外縁部のそれぞれの側に位置して1つずつの2つ、設けられるものとしており
、熱検知部5は、それら突出取付部42cのそれぞれに1つずつの2つ、取り付けられる
ものとしている。
カバー3の上面部3aには、突出取付部42cのそれぞれに取り付けられる熱検知部5
の感熱部5aに対応し、その感熱部5aが対向する外周側の位置に、垂直孔3fが設けら
れる。垂直孔3fは、具体的には、両端部が円弧状の細長で、僅かに湾曲した形状を有し
、平面視で突出取付部42cと交差する方向に配置されて設けられるものとしている。
なお、本実施形態において、熱検知部5のリード部5bは、回路基板42の突出取付部
42cに垂直に縦立して取り付けられるものとしているが、斜めに取り付けられるものと
してもよい。また、2つの突出取付部42cは、径方向に対称の位置に設けられるものと
しているが、互いにずれた位置に設けられるものとしてもよい。
・熱気流の流れ
この火災警報器1-2においては、火源が直下にある場合、火源から上昇する熱気流は
、図4中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aの外周側に設けられる垂直孔3f
から筐体内部に流入する(矢印A4)。その際、熱気流は、熱検知部5の感熱部5aに当
たって、その側方を下方に流れる(同A4)ことになるが、その進行方向前方には、突出
取付部42cがあるものの、突出取付部42cが細幅の形状であるので、突出取付部42
cの側方の空間を下方に円滑に流れる(矢印A5)ことになる。
つまり、火災警報器1-2においては、突出取付部42cが設けられていることで、垂
直孔3fから筐体内部に流入して、熱検知部5の感熱部5aに当たって、その側方を下方
に流れる熱気流の流れ(矢印A4)を良くすることができ、良好な受熱特性が得られるよ
うにすることができる。
・他の内蔵部品との関係
本体2とカバー3によって形成される筐体内には、回路基板42の他にも、スピーカ7
、電池収納部8、スイッチ部9等の部品も、内蔵部品として収納される。それら他の内蔵
部品は、筐体内に流入する熱気流の流れを悪くしたり、熱を奪ったりすることがあり得る
ものであるが、前記の通り、突出取付部42cを回路基板42の外縁部から外周側に突出
して設けられるものとしていることで、それら他の内蔵部品から離れた位置に突出取付部
42cを設けることができる。すなわち、それら他の内蔵部品から離れた位置に熱検知部
5を取り付けることができる。さらに、前記の通り、突出取付部42cを互いに反対側の
外縁部のそれぞれの側に設けられるものとして、少なくとも2つが設けられるものとして
いることで、少なくとも2つの熱検知部5が設けられるものとすることができる。
これらによっても、火災警報器1-2においては、良好な受熱特性が得られるようにす
ることができる。
[第3の実施形態(第3の発明に対応)]
次に、第3の実施形態に係る火災警報器1-3について、図6及び7を参照しつつ説明
する。
この火災警報器1-3において、前記の火災警報器1-1乃至2と異なるところは、チ
ップタイプの熱検知部が回路基板のフレキシブル基板部に取り付けられるものとしている
点である。全体の配置構造は、前記の火災警報器1-1と類似するものとしている。なお
、前記の火災警報器1-1乃至2と同一の構成部分については、同一図面符号を付して説
明を省略する。
・熱検知部(チップタイプ)
すなわち、火災警報器1-3は、図6及び7に示したように、熱検知部5’として、回
路基板上に表面実装される、感熱部内蔵のチップタイプの熱検出素子を備える。この熱検
知部5’としては、チップタイプのサーミスタ等の熱検出素子を用いることができる。
そして、熱検知部5’は、後記で説明する回路基板43のフレキシブル基板部43dに
取り付けられて、カバー3の上面部3aの中央に対応する位置に設けられる。カバー3の
上面部3aには、熱検知部5’が対向する位置に、前記の火災警報器1-1と同様、垂直
孔3cが設けられる。
なお、この熱検知部5’は、環境による劣化を防ぐために、コーティング材の塗布や、
フィルム材の貼付等により覆われるものとすることができる。その場合、コーティング材
やフィルム材は、熱伝導率の高い材料を用いるのが好ましい。
・フレキシブル基板部
さらに、火災警報器1-3は、図6及び図7に示したように、回路基板43として、チ
ップタイプの熱検知部5’が表面実装される、幅細で薄厚のフレキシブル基板部43dを
有するものを備える。
具体的には、回路基板43は、2つのリジッド基板部43eを有するものとしており、
2つのリジッド基板部43eの間の中央部に位置しつつ、両者を連結するものとして、前
記のフレキシブル基板部43dを有するものとしている。また、回路基板43は、2つの
リジッド基板43eが左右に離間して並置されつつ、それらの間にフレキシブル基板部4
3dが伸長して位置する状態で、本体2の中板2a上に支持されて設けられるものとして
いる。
そして、回路基板43は、2つのリジッド基板部43eの間に、前記の火災警報器1-
1における回路基板41の切り欠き部41aのような空間部43fが設けられるものとし
ていると共に、2つのリジッド基板部43eに、前記の火災警報器1-1における回路基
板41の貫通孔41bのような貫通孔43gが設けられるものとしている。つまり、回路
基板43は、フレキシブル基板部43dに取り付けられる熱検知部5’の周囲に、前記の
火災警報器1-1における回路基板41の切り欠き部41aと貫通孔41bのような空間
部43fと貫通孔43gが設けられるものとしている。
・熱気流の流れ
この火災警報器1-3においては、火源が直下にある場合、火源から上昇する熱気流は
、図6中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aに設けられる垂直孔3cから筐体
内部に流入する(矢印A5)。その進行方向前方には、チップタイプの熱検知部5’が取
り付けられるフレキシブル基板部43dが設けられており、熱気流は、チップタイプの熱
検知部5’とフレキシブル基板部43dに当たった上で、その側方を下方に流れることに
なる(矢印A6)。その際、フレキシブル基板部43dが細幅で薄厚のものであることで
、また、その側方に空間部43fや、貫通孔43gが設けられるものであることで、いず
れによっても、熱気流から奪われる熱の量を少なくすることができる。
これにより、火災警報器1-3においても、良好な受熱特性が得られるようにすること
ができる。
[第4の実施形態(同前)]
次に、第4の実施形態に係る火災警報器1-4について、図8及び9を参照しつつ説明
する。
この火災警報器1-4は、前記の火災警報器1-3と同様、チップタイプの熱検知部が
回路基板のフレキシブル基板部に取り付けられるものとしているが、全体の配置構造は、
前記の火災警報器1-2と類似のものとして、その突出取付部をフレキシブル基板部とす
るものである。なお、前記の火災警報器1-1乃至3と同一の構成部分については、同一
図面符号を付して説明を省略する。
・突出取付部(フレキシブル基板部)
すなわち、火災警報器1-4は、図8及び9に示したように、回路基板44に、その外
縁部から外周側に突出する、細幅で薄厚のフレキシブル基板部として形成されて、チップ
タイプの熱検知部5’が表面実装される突出取付部44cが設けられる。この突出取付部
44cは、火災警報器1-2における回路基板42の突出取付部42cと同様、互いに反
対側の外縁部のそれぞれの側に位置して1つずつの2つ、設けられるものとしており、熱
検知部5’も、それら突出取付部44cのそれぞれに1つずつの2つ、取り付けられるも
のとしている。これら突出取付部44c、熱検知部5’の数については、適宜変更するこ
とができ、より多くしてもよい。なお、回路基板44において、突出取付部44c以外の
部分はリジッド基板部として形成される。
・熱気流の流れ
この火災警報器1-4においては、火源が直下にある場合、火源から上昇する熱気流は
、図8中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aの外周側に設けられる垂直孔3f
から筐体内部に流入する(矢印A7)。その進行方向前方には、チップタイプの熱検知部
5’が取り付けられるフレキシブル基板部である突出取付部44cが位置しており、熱気
流は、チップタイプの熱検知部5’と突出取付部44cに当たって、その側方を下方に流
れることになる(矢印A8)。その際、突出取付部44cが細幅で薄厚のフレキシブル基
板部であることで、熱気流から奪われる熱の量を少なくすることができる。
これにより、火災警報器1-4においても、良好な受熱特性が得られるようにすること
ができる。
[第5の実施形態(同前)]
次に、第5の実施形態に係る火災警報器1-5について、図10及び11を参照しつつ
説明する。
この火災警報器1-5は、前記の火災警報器1-3乃至4と同様、チップタイプの熱検
知部が回路基板のフレキシブル基板部に取り付けられるものとしているが、全体の配置構
造は、前記の火災警報器1-3に類似のものとしつつ、そのフレキシブル基板部として、
カバーの垂直孔に向けて折り曲げられて延在する延在部が設けられるものとしている。な
お、前記の火災警報器1-1乃至4と同一の構成部分については、同一図面符号を付して
説明を省略する。
・延在部(フレキシブル基板部)
すなわち、火災警報器1-5は、図10及び11に示したように、回路基板45として
、カバー3の上面部3aの中央位置に設けられる垂直孔3cに向けて折り曲げられて延在
し、細幅で薄厚のフレキシブル基板部として形成されて、チップタイプの熱検知部5’が
表面実装される延在部45dを有するものを備える。
具体的には、回路基板45は、左右に離間して並置されつつ、本体2の中板2a上に支
持されて設けられる、2つのリジッド基板部45eを有するものとしている。2つのリジ
ッド基板部45eの間には、空間部45fが形成される。そして、2つのリジッド基板部
45eの間の外縁側に位置して両者を連結する連結部45cと一体のものとしつつ、その
連結部45cから基端側が折り曲げられて、全体が直線状に傾斜した状態で先端側が垂直
孔3cの中央位置直下に位置するように延在し、その先端側にチップタイプの熱検知部5
’が表面実装されるものとして、前記の延在部45dを有するものとしている。
・熱気流の流れ
この火災警報器1-5においては、火源が直下にある場合、火源から上昇する熱気流は
、図10中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aの中央位置に設けられる垂直孔
3cから筐体内部に流入する(矢印A9)。その際、熱気流は、チップタイプの熱検知部
5’とフレキシブル基板部である延在部45dに当たって、その側方を下方に流れる(同
A9)ことになるが、その進行方向前方には、空間部45fが位置しているので、その空
間部45fに向けて円滑に流れて、その空間部45fを円滑に通過する(矢印A10)。
また、延在部45dに当たる際には、その延在部45dが細幅で薄厚のフレキシブル基板
部であることで、熱気流から奪われる熱の量を少なくすることができる。
つまり、火災警報器1-5においては、延在部45dが設けられていることで、垂直孔
3cから筐体内部に流入して、チップタイプの熱検知部5’に当たって、その側方を下方
に流れる熱気流の流れ(矢印A9)を良くすることができ、それによって、良好な受熱特
性が得られるようにすることができる。また、延在部45dが細幅で薄厚のフレキシブル
基板部であることで、熱気流から奪われる熱の量を少なくすることができ、それによって
も、良好な受熱特性が得られるようにすることができる。
[第6の実施形態(同前)]
次に、第6の実施形態に係る火災警報器1-6について、図12乃至14を参照しつつ
説明する。
この火災警報器1-6は、前記の火災警報器1-5と同様、回路基板をフレキシブル基
板として形成される延在部を有するものとしているが、全体の配置構造は、前記の火災警
報器1-2と類似のものとして、回路基板の外縁に設けられる突出部に、その延在部が設
けられるものとしている。なお、前記の火災警報器1-1乃至5と同一の構成部分につい
ては、同一図面符号を付して説明を省略する。
・突出部/延在部(フレキシブル基板部)
すなわち、火災警報器1-6は、図12乃至14に示したように、回路基板46として
、その外縁部から外周側に突出して設けられる突出部46cを有すると共に、その突出部
46c先端側に接続されて、その先端側から、カバー3の上面部3aの外周側の位置に設
けられる垂直孔3fに向けて折り曲げられて延在し、細幅で薄厚のフレキシブル基板部と
して形成されて、チップタイプの熱検知部5’が表面実装される延在部46dを有するも
のを備える。
この突出部46cも、火災警報器1-2における回路基板42の突出取付部42cと同
様、互いに反対側の外縁部のそれぞれの側に位置して1つずつの2つ、設けられるものと
しており、延在部46dも、それら突出部46cのそれぞれに1つずつの2つ、接続され
るものとしていると共に、チップタイプの熱検知部5’も、それら延在部46dのそれぞ
れに1つずつの2つ、表面実装されるものとしている。これら突出部46c、延在部46
d、熱検知部5’の数については、適宜変更することができ、より多くしてもよい。なお
、この回路基板46において、延在部46d以外の部分はリジッド基板部として形成され
る。
・熱気流の流れ
この火災警報器1-6においては、火源が直下にある場合、火源から上昇する熱気流は
、図12中に矢印で示したように、カバー3の上面部3aの外周側の位置に設けられる垂
直孔3fから筐体内部に流入する(矢印A11)。その際、熱気流は、チップタイプの熱
検知部5’とフレキシブル基板部である延在部46dに当たって、その側方を下方に流れ
る(同A11)ことになるが、その進行方向前方は、空間になっているので、その空間に
向けて円滑に流れる(矢印A12)。また、延在部46dに当たる際には、その延在部4
6dが細幅で薄厚のフレキシブル基板部であることで、熱気流から奪われる熱の量を少な
くすることができる。
つまり、火災警報器1-6においても、延在部46dが設けられていることで、垂直孔
3fから筐体内部に流入して、チップタイプの熱検知部5’に当たって、その側方を下方
に流れる熱気流の流れ(矢印A11)を良くすることができ、それによって、良好な受熱
特性が得られるようにすることができる。また、延在部46dが細幅で薄厚のフレキシブ
ル基板部であることで、熱気流から奪われる熱の量を少なくすることができ、それによっ
ても、良好な受熱特性が得られるようにすることができる。
[実施形態の変更等]
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨の範囲内で種々の変更等が可能である。
例えば、上記の全ての実施形態において、カバー3の上面部3aには、熱検知部5又は
熱検知部5’と対向する位置に、垂直孔3c又は3fを設けてなくてもよい。また、回路
基板41乃至46が位置する場所は、本体2とカバー3の間に限られず、例えば本体2と
ベースの間としてもよい。
なお、以上のように本発明においては、熱検知部が取り付けられた回路基板において、
その熱検知部の取り付け位置周囲の位置に、熱気流を回路基板裏面側(熱検知部のない側
)への流れを推進する熱気流推進部(貫通孔、切り欠き、突出取付部が相当)を設けた。
このため、カバーに形成した貫通孔から、垂直方向に流れる熱気流が本体内に流れると、
その熱気流は、感熱部を暖めた後、熱気流推進部を通過して回路基板の裏面側へと流れる
ので、本体内における熱気流の流れがスムーズとなり、良好な受熱特性を得ることができ
る。
1-1乃至6:火災警報器(第1乃至6の実施形態)
2:本体 2a:中板 3:カバー 3a:上面部 3b:周面部
3c:垂直孔 3ca:突出部 3d:上段スリット 3e:下段スリット
3f:垂直孔
41:回路基板(第1の実施形態) 41a:切り欠き部 41b:貫通孔
42:回路基板(第2の実施形態) 42c:突出取付部
43:回路基板(第3の実施形態) 43d:フレキシブル基板部
43e:リジッド基板部 43f:空間部 43g:貫通孔
44:回路基板(第4の実施形態) 44c:突出取付部
45:回路基板(第5の実施形態) 45c:連結部 45d:延在部
45e:リジッド基板部 46:回路基板(第6の実施形態)
46c:突出部 46d:延在部 5:熱検知部(リードタイプ)
5a:感熱部 5b:リード部 5’:熱検知部(チップタイプ)
6:ベース 7:スピーカ 8:電池収納部 9:スイッチ

Claims (2)

  1. 本体と、前記本体に取り付けられる上面部がフラットなカバーと、前記本体と前記カバーとの間に位置する回路基板と、前記回路基板に取り付けられる熱検知部とを備える熱検知器であって、
    前記熱検知部は、前記カバーの内側に位置する感熱部内蔵のチップタイプのものであり、
    前記カバーには、前記チップタイプの熱検知部と対向する位置に貫通孔が設けられ、
    前記回路基板は、前記チップタイプの熱検知部が表面実装されて取り付けられて、前記貫通孔を介して流入する熱気流が当たる細幅で薄厚の形状のフレキシブル基板部を有することを特徴とする熱検知器。
  2. 本体と、前記本体に取り付けられるカバーと、前記本体と前記カバーとの間に位置する回路基板と、前記回路基板に取り付けられる熱検知部とを備える熱検知器であって、
    前記熱検知部は、前記カバーの内側に位置する感熱部内蔵のチップタイプのものであり、
    前記カバーには、前記チップタイプの熱検知部と対向する位置に貫通孔が設けられ、
    前記回路基板は、前記チップタイプの熱検知部が表面実装されて取り付けられる細幅で薄厚の形状のフレキシブル基板部を有するとともに、離間して並置される2つのリジッド基板部を有し
    記フレキシブル基板部は、前記2つのリジッド基板部の間に位置して設けられることを特徴とする熱検知器。
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