JP7809939B2 - コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システム - Google Patents
コイル部品、送電装置、受電装置、及び電力伝送システムInfo
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Description
また、一実施の形態に係る受電装置は、前記のコイル部品を備える。
また、一実施の形態に係る電力伝送システムは、送電装置と、受電装置とを備え、前記送電装置及び前記受電装置のうちの少なくともいずれかが、前記のコイル部品を備える。
図1は、第1の実施の形態に係るコイル部品10が適用されるワイヤレス電力伝送システムSを概略的に示す。まず、ワイヤレス電力伝送システムS(以下、電力伝送システムSと略す。)について図1を参照しつつ説明する。
電力伝送システムSは、送電装置1と、受電装置2とを備える。送電装置1は、コイル部品10と、高周波電流供給部1Aとを含む。送電装置1におけるコイル部品10は、送電コイルとして機能する。高周波電流供給部1Aは、送電コイルとしてのコイル部品10に高周波電流を供給する。
図2は、コイル部品10の平面図である。図3は、図2のIII-III線に沿うコイル部品10の断面図である。図4は、図2のIV-IV線に沿うコイル部品10の断面図である。
なお、第1のコイル111において隣り合う或る巻回部分の間の隙間のサイズは、他の巻回部分の間の隙間のサイズと異なってもよい。また、隣り合う或る巻回部分の間の隙間のサイズは、部分的に異なってもよい。また、第1のコイル111の内周側端部111Aから外周側端部111Bまでの幅は、一定でなくてもよい。
なお、第2のコイル112において隣り合う或る巻回部分の間の隙間のサイズは、他の巻回部分の間の隙間のサイズと異なってもよい。また、隣り合う或る巻回部分の間の隙間のサイズは、部分的に異なってもよい。また、第2のコイル112の内周側端部112Aから外周側端部112Bまでの幅は、一定でなくてもよい。
本実施の形態に係るコイル部品10は、上述したように例えばワイヤレス電力伝送システムSの送電装置1における送電コイルとして用いることができ、受電装置2における受電コイルとして用いることができる。
次に、第2の実施の形態に係るコイル部品10’ついて説明する。図5は、図2のIII-III線に対応するコイル部品10’の断面図である。図6は、図2のIV-IV線に対応するコイル部品10’の断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
次に、第3の実施の形態に係るコイル部品10’’ついて説明する。図7は、図2のIII-III線に対応するコイル部品10’’の断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1及び第2の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
次に、第4の実施の形態に係るコイル部品10’’’ついて説明する。図8は、図2のIII-III線に対応するコイル部品10’’’の断面図である。本実施の形態における構成部分のうちの第1乃至第3の実施の形態の構成部分と同じものには同一の符号が付され、重複する説明は省略する。
次に、上記実施の形態のコイル性能をシミュレーションにて評価した結果を説明する。シミュレーションは、コイル部品の各部の寸法、材質、供給する高周波電流の周波数などの諸条件を設定した後、有限要素法により磁場を解析することで行った。そして、シミュレーションした磁場に基づいて、Q値、インダクタンス(L)、インピーダンス(Z)、損失(LOSS)等を導いた。
まず、シミュレーションパターン1では、第1の実施の形態に係るコイル部品10について、磁場のシミュレーションを行い、比較例1~5と比較した。
シミュレーションパターン1では、5パターンの実施の形態に係るコイル部品10について、磁場のシミュレーション(シミュレーション例1~5)を行った。
シミュレーション例1~5に共通する条件として、実施の形態に係るコイル部品10に対して以下を設定した。
第1のコイル111及び第2のコイル112の形状は、同一の渦巻形状である。
第1のコイル111及び第2のコイル112の平面視における最大長さLDは、600mmであり、最大長さSDは500mmである(図2参照)。
渦巻形状は、図2に示した形態であり、9回転周回する形状である。
第1のコイル111の線幅及び第2のコイル112の線幅は、9mmである。渦巻形状の隣り合う巻回部分の間の距離は、9mmである。
第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における隙間は、0.1mmである。
供給する高周波電流は、40Aであり、周波数は、85KHzである。
第1のコイル111の材質は銅であり、電気伝導率は、6.45×107[S/m]である。
第2のコイル112の材質はアルミニウムであり、電気伝導率は3.83×107[S/m]である。
磁気シールド部材40は、フェライト板であり、電気伝導率は、1.67×10-1[S/m]であり、比透磁率は、3000である。
コイルおよび空気層併せて、30~50万メッシュに分割してシミュレーションを実施した。
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。
・シミュレーション例2(SIM-2)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.4mmである。
・シミュレーション例3(SIM-3)
第1のコイル111の厚さが、0.3mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.3mmである。
・シミュレーション例4(SIM-4)
第1のコイル111の厚さが、0.4mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.4mmである。
・シミュレーション例5(SIM-5)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。
比較例1~2では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状のアルミニウムのコイルについて、磁場のシミュレーションを行った。
アルミニウムコイルの平面視での寸法は、シミュレーション例1~5と同じである。
アルミニウムの電気伝導率は、実施の形態に対するシミュレーションで設定した値と同じである。
また、アルミニウムコイルは、実施の形態に対するシミュレーションで設定したフェライト板で構成される磁気シールド部材40上に配置される。
アルミニウムコイルの厚さが、0.8mmである。
・比較例2
アルミニウムコイルの厚さが、1.0mmである。
比較例3~8では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状の銅のコイルについて、磁場のシミュレーションを行った。
銅コイルの平面視での寸法は、シミュレーション例1~5と同じである。
銅の電気伝導率は、実施の形態に対するシミュレーションで設定した値と同じである。
また、銅コイルは、実施の形態に対するシミュレーションで設定したフェライト板で構成される磁気シールド部材40上に配置される。
銅コイルの厚さは、0.2mmである。
・比較例4
銅コイルの厚さは、0.3mmである。
・比較例5
銅コイルの厚さは、0.4mmである。
・比較例6
銅コイルの厚さは、0.5mmである。
・比較例7
銅コイルの厚さは、0.6mmである。
・比較例8
銅コイルの厚さは、0.8mmである。
比較例9~12では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状の銅のコイルを2層で重ねた場合について、磁場のシミュレーションを行った。
銅コイルの平面視での寸法は、シミュレーション例1~5と同じである。
銅の電気伝導率は、実施の形態に対するシミュレーションで設定した値と同じである。
また、銅コイルは、実施の形態に対するシミュレーションで設定したフェライト板で構成される磁気シールド部材40上に配置される。
1つの銅コイルの厚さは、0.4mmであり、全体の厚さは、0.8mmである。
・比較例10
1つの銅コイルの厚さは、0.3mmであり、全体の厚さは、0.6mmである。
・比較例11
1つの銅コイルの厚さは、0.2mmであり、全体の厚さは、0.4mmである。
・比較例12
1つの銅コイルの厚さは、0.14mmであり、全体の厚さは、0.28mmである。
シミュレーションパターン2では、第1の実施の形態に係るコイル部品10において第1のコイル111と第2のコイル112との位置を入れ替えた変形例について、磁場のシミュレーション(変形例シミュレーション1~3)を行った。そして、シミュレーションパターン1におけるシミュレーション例1~5と比較した。
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。
・変形例シミュレーション2
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。
・変形例シミュレーション3
第1のコイル111の厚さが、0.3mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.3mmである。
シミュレーションパターン3では、第3の実施の形態に係るコイル部品10’’及び第4の実施の形態に係るコイル部品10’’’について、磁場のシミュレーション(シミュレーション例6~15)を行い、比較例13~17と比較した。
そして、シミュレーション例6~15では、銅の第1のコイル111の厚さ及びアルミニウムの第2のコイル112の厚さを以下のように変更し、Q値、インダクタンスL、インピーダンスZ、LOSSを、シミュレーションした磁場の解析から導いた。
・シミュレーション例6(SIM-6)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.5mmである。
・シミュレーション例7(SIM-7)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.1mmである。
・シミュレーション例8(SIM-8)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0mmである。
・シミュレーション例9(SIM-9)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0mmである。
・シミュレーション例10(SIM-10)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.02mmである。
・シミュレーション例11(SIM-11)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.1mmである。
・シミュレーション例12(SIM-12)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.2mmである。
・シミュレーション例13(SIM-13)
第1のコイル111の厚さが、0.5mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.2mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.5mmである。
・シミュレーション例14(SIM-14)
第1のコイル111の厚さが、0.3mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.3mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.2mmである。
・シミュレーション例15(SIM-15)
第1のコイル111の厚さが、0.3mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.3mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.5mmである。
比較例13~14では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状の銅のコイル(フェライト無し)について、磁場のシミュレーションを行った。
銅コイルの平面視での寸法は、シミュレーション例6~15と同じである。
銅の電気伝導率は、シミュレーション例6~15で設定した値と同じである。
銅コイルの厚さが、0.5mmである。
・比較例2
銅コイルの厚さが、0.7mmである。
比較例15では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状のアルミニウムのコイルを2層で重ねた場合に生じる磁場のシミュレーションを行った。
アルミニウムコイルの平面視での寸法は、シミュレーション例6~15と同じである。
アルミニウムの電気伝導率は、シミュレーション例6~15で設定した値と同じである。
2つのアルミニウムコイルのうちの一方の厚さは、0.2mmであり、他方の厚さは、0.5mmである。アルミニウムコイルの間の軸方向における距離は、0.5mmである。
比較例16では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状のアルミニウムのコイル(フェライト無し)について、磁場のシミュレーションを行った。
アルミニウムコイルの平面視での寸法は、シミュレーション例6~15と同じである。
アルミニウムの電気伝導率は、シミュレーション例6~15で設定した値と同じである。
アルミニウムコイルの厚さが、0.7mmである。
比較例17では、第1のコイル111及び第2のコイル112と同一の渦巻形状の銅のコイルを2層で重ねた場合に生じる磁場のシミュレーションを行った。
銅コイルの平面視での寸法は、シミュレーション例6~15と同じである。
銅の電気伝導率は、シミュレーション例6~15で設定した値と同じである。
2つの銅コイルのうちの一方の厚さは、0.5mmであり、他方の厚さは、0.2mmである。銅コイルの間の軸方向における距離は、0.5mmである。
シミュレーションパターン4では、磁気シールド部材40による性能向上を検証するために、第1の実施の形態に係るコイル部品10について、磁場のシミュレーション(シミュレーション例16~19)を行った。そして、シミュレーションパターン3の数例と比較した。
・シミュレーション例16(SIM-16)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0mmである。
・シミュレーション例17(SIM-17)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.02mmである。
・シミュレーション例18(SIM-18)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.1mmである。
・シミュレーション例19(SIM-19)
第1のコイル111の厚さが、0.2mmであり、第2のコイル112の厚さが、0.5mmである。第1のコイル111と第2のコイル112との間の軸方向における距離は、0.5mmである。
1…送電装置
1A…高周波電流供給部
2…受電装置
2A…変換部
10,10’,10’’,10’’’…コイル部品
111…第1のコイル
111E…第1導電体
111A…内周側端部
111B…外周側端部
111Ea…底面
111Eb…第1側面
111Ec…第2側面
111Ed…頂面
112…第2のコイル
112E…第2導電体
112A…内周側端部
112B…外周側端部
112C…桟
112Ea…底面
112Eb…第1側面
112Ec…第2側面
112Ed…頂面
121…基材層
131…中間被覆層
131A…第1通し孔
131B…第2通し孔
141…表面被覆層
141A…第1通し孔
141B…第2通し孔
20…支持部材
22…底板部
23…側板部
40…磁気シールド部材
51…第1接続端子
52…第2接続端子
Claims (11)
- 第1のコイルと、
前記第1のコイルと重ねられた第2のコイルと、
磁性体を含む磁性部材と、を備え、
前記第1のコイルの比重は、前記第2のコイルの比重と異なり、
前記第2のコイルの導電性は、前記第1のコイルの導電性よりも小さく、
前記第1のコイルは、銅又は銅合金で形成され、
前記第2のコイルは、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成され、
前記磁性部材、前記第2のコイル、及び第1のコイルがこの順に配置される、コイル部品。 - 前記第2のコイルの比重は、前記第1のコイルの比重よりも小さい、請求項1に記載のコイル部品。
- 前記磁性体は、フェライトである、請求項1又は2に記載のコイル部品。
- 前記第1のコイルは、前記第2のコイルとの間に隙間を空けて前記第2のコイルと重なり、
前記第1のコイルは、第1端部及び第2端部を有し、前記第2のコイルは、第1端部及び第2端部を有し、
前記第1のコイルの第1端部及び第2端部のうちの一方が、前記第2のコイルの第1端部及び第2端部のうちの一方に電気的に接続され、前記第1のコイルの第1端部及び第2端部のうちの他方が、前記第2のコイルの第1端部及び第2端部のうちの他方に電気的に接続されている、請求項1乃至3のいずれかに記載のコイル部品。 - 前記第1のコイルは、前記隙間に配置される絶縁層を介して前記第2のコイルと重なる、請求項4に記載のコイル部品。
- 前記第1のコイルは、渦巻形状であり、
前記第2のコイルは、渦巻形状であり、
前記第1のコイルの内周側端部としての前記第1端部が、前記第2のコイルの内周側端部としての前記第1端部に電気的に接続され、前記第1のコイルの外周側端部としての前記第2端部が、前記第2のコイルの外周側端部としての前記第2端部に電気的に接続され、
前記第1のコイルの前記第1端部は、前記第2のコイルの前記第1端部に、前記絶縁層に設けられた孔を通して接続されている、請求項5に記載のコイル部品。 - 前記第1のコイルは、渦巻形状であり、
前記第2のコイルは、渦巻形状であり、
前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、互いの渦巻形状が整合するように重なり且つ接する、請求項1乃至4のいずれかに記載のコイル部品。 - 前記第1のコイルは板状であり、
前記第2のコイルは板状である、請求項1乃至7のいずれかに記載のコイル部品。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載のコイル部品を備える、送電装置。
- 請求項1乃至8のいずれかに記載のコイル部品を備える、受電装置。
- 送電装置と、受電装置とを備え、
前記送電装置及び前記受電装置のうちの少なくともいずれかが、請求項1乃至8のいずれかに記載のコイル部品を備える、電力伝送システム。
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